連装砲くん「いいえ、うちのご主人が一番に決まってるわ!」
連装砲ちゃん「おうっ!」
連装砲くん「なによ、ちゃんと話しなさいな」
長10㎝砲ちゃん「落ち着いてください。喧嘩はダメですよ」
連装砲ちゃん「新入りは黙っててよね!」
連装砲くん「そうよ!」
長10㎝砲ちゃん「どちらが上でも良いじゃないですか。どのみちうちのご主人より下なんですから」
連装砲ちゃん「おうっ!?」
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連装砲くん「だいたい何なのよあんたのご主人は。バカみたいに速い速い言っちゃって」
連装砲ちゃん「速さこそパワーなんですー!」
連装砲くん「その速さでもうちのご主人に競争で負けてたじゃない」
連装砲ちゃん「そっちがタービンガン積みしてたのはバレてんですけど!」
長10㎝砲ちゃん「2人とも喧嘩は止めてください。どうでも良いじゃないですか、競争なんてあなた達しかしてないんですから」
連装砲ちゃん「そっちだってしょっちゅう良い風きてる良い風きてるってバッカじゃないんですかー?」
連装砲くん「風の流れも考えずに走り回ってるあなた達に言われたくないわね。風の良さも分からないのかしら?」
連装砲ちゃん「でもこの前トイレのジェットタオルで手乾かしながら良い風きてるーとか言ってたよねー。ぶーくすくす」
連装砲くん「い、良い風が来てたんだから仕方ないでしょ!」
長10㎝砲ちゃん「確かに雨風が強い日はスーパーの値引きも早まるから大切ですよね」
長10㎝砲ちゃん「そういう意味では風も速さも大事ですよ」
連装砲ちゃん「まあぶっちゃけ年季が違うよね。うちのご主人なんて駆逐艦の皮を被った何かとか言われてたし」
連装砲くん「それって昔の話でしょ。今は改二も沢山いてあなたのご主人は出番も無くなってるみたいじゃない?」
連装砲ちゃん「は、はぁー?ありますー」
連装砲くん「ああ。一軍から姿を消すのもはっやぁーい♪ってギャグ?クスクス」
長10㎝砲ちゃん「2人とも止めてください!時代は防空駆逐艦なのにみっともないですよ」
連装砲くん「だいたいあなたのご主人は何でお尻を出してるの?恥ずかしくないの?」
連装砲ちゃん「そっちに言われたくないですー。あんなバンドみたいなので胸隠してて恥ずかしくないんですかー?」
連装砲くん「あれはファッションよ。オシャレなの。そんな事もわからないの?呆れたわね」
連装砲ちゃん「ない胸をオシャレで強調されてもねー」
連装砲くん「む、胸の大きさなんて変わらないでしょ!」
長10㎝砲ちゃん「まぁまぁ2人とも」
照月「あっ、長10㎝砲ちゃん。連装砲ちゃん達と仲良く遊んでるの?」たゆん
長10㎝砲ちゃん「あなた達のご主人なんてうちのご主人から見ればどんぐりのせ比べですよ」
連装砲くん「あなたのご主人はボッチで有名よね?人望が無いんじゃない?」
連装砲ちゃん「ぼ、ぼぼ、ぼっちじゃありませんー!」
連装砲くん「その点うちのご主人には時津風っていう仲の良い妹がいるんだけどね」
連装砲ちゃん「だったらうちにも雪風って言う仲の良い艦娘がいますー!」
連装砲くん「フフッ、その雪風も私達が着任してからはうちのご主人達と仲良く遊んでるみたいだけどね」
連装砲ちゃん「ぐぬぬ……」
長10㎝砲ちゃん「え?雪風と時津風はいつも仲良く遊んでるけど、天津風はいつも2人を探し回ってるだけだよね?」
連装砲くん「!」
連装砲ちゃん「そうだ!うちのご主人は会話が出来るんだ!」
連装砲くん「会話?私達の声なんてせいぜいきゅっきゅっ言ってるようにしか聞こえてないわよ」
連装砲ちゃん「できますー。いつも仲良くお話ししてますー!」
連装砲くん「あなた達の会話って一方通行じゃない」
初月「なんだ、こんな所で井戸端会議か?」
連装砲ちゃん「きゅっきゅっ!」
連装砲くん「きゅっ!」
初月「何を必死に訴えているんだ?ぼくには理解できないんだが」
長10㎝砲ちゃん「フタリ、トモ…………ジブン……ガ、タダシイ……ト、イッテル……」
連装砲ちゃん「きゅ!?」
島風「連装砲ちゃーん。あそぼー」
連装砲くん「ほら、ぼっちのご主人が迎えに来たわよ」
天津風「連装砲くん、時津風と雪風見なかった?」
連装砲ちゃん「そっちこそぼっちのご主人が迎えに来たよ」
島風「あー、天津風ちゃんだー。ねー、あそぼー」
天津風「嫌よ。どうせまた走り回るんでしょ。私は雪風と時津風と3人でお散歩に行く約束をしているの」
島風「えー、でも2人なら1時間くらい前にお出かけしたよー?」
天津風「!!」
島風「ねーねー、かけっこしよーよー」
天津風「いーやーよ!」
連装砲ちゃん「ご主人、やめましょうよ!こんな奴らと遊ぶのなんて反対です!」
島風「ほらぁ、連装砲ちゃんも天津風達と一緒に遊びたいって言ってるよー」
連装砲ちゃん「!?」
天津風「いいかげんなこと言わないでよ」
島風「いいかげんじゃないもーん。島風は連装砲ちゃんとお話し出来るんだから。ねー」
連装砲ちゃん「きゅっ!きゅ!」
天津風「そんなに仲がいいなら連装砲ちゃんと遊んでればいいでしょ」
島風「えー、だって連装砲ちゃんかけっこ遅いんだもん」
天津風「とにかく他の子をあたってちょうだい。まったく、どうしていつも私ばっかり……」
島風「だって天津風ちゃんは私のお姉ちゃんなんだもん」
天津風「は、はあ!?島風は陽炎型じゃないでしょ?」
島風「うん。でもお姉ちゃんみたいでしょ?私には本当の姉妹はいないけど天津風ちゃんはお姉ちゃんだと思ってるから」
天津風「うー……もう、分かったわよ!そんな事言われたら断れないじゃない」
島風「にしし♪ありがとー、おねーちゃん♪」
連装砲ちゃん「なんか……いつもこうやって天津風はご主人の相手をしてくれるよね。その、ありがとう」
連装砲くん「こっちこそ。ご主人の事をお姉ちゃんって慕ってくれる島風をぼっちとか言って悪かったわね」
連装砲ちゃん「ご主人達が姉妹みたいなもんなら私達も姉妹みたいなものだね」
連装砲くん「そうね。仲良くしなくちゃ。さぁかけっこしましょ」
連装砲ちゃん「うん!」
島風「今日は200メートル走で勝負だよ!」
天津風「タービン積んで来ようかしら」
連装砲ちゃん「今日は勝たせてもらうから」
連装砲くん「残念。勝つのは姉である私達よ」
長10㎝砲ちゃん「仲直り出来たみたいで良かった……」ポツン…
連装砲ちゃん「なにボーッとしてるの?長10㎝砲ちゃんは私達の妹みたいな物なんだから」
連装砲くん「しっかりついてこないと置いてっちゃうわよ?」
長10㎝砲ちゃん「2人とも……」
連装砲くん「さぁいらっしゃい」
長10㎝砲ちゃん「いえ、私はそっちサイドには行きたくないんでお断りします。姉妹なら3人いますし」
連装砲ちゃん「おうっ!?」
おわり。
この後運動場に行く途中、島風は仲の良い長波を見つけて抱きついたが
長波は全身性感帯になっていた為その場で絶頂した。
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