男「なんで使えるんだろうな俺たち」
友「さあなぁ」
男「お互いには効かないけどな」
友「おまえには俺が見えちゃうし、おまえが時間止めても俺は動けるしな」
男「いろいろやってきたよな。いい事も悪い事も」
友「つっても盗みとかはしてないがな」
男「だいたいエロい事か、人助けだよな」
友「でっかい事になんて使う気はおきないな」
男「よくも悪くも普通の人間なんだよな俺ら」
友「だな」
男「ん?」
幼女 パタパタ
トラック キキィッー!
男「よ」
ピタッ
男「んじゃ助けてくる」
友「ういー」
男「まったく気をつけろよっと」ヒョイ
男 スタスタ
友「おかえりー」
男「うん」
男「はい、もどれ」
パチンッ
幼女「あれー?」パタパタ
トラック運「あ、あれ?ひいてない……」
男「遅刻ギリギリかな」
友「まあ関係ないだろ」
男「うん」
ピタッ
男 スタスタ
友 スタスタ
男「間に合ったな」
友「当然だが」
男「全校朝会にはノートとペン忘れるなよ」
友「わかってるよ」
校長「えー全校生徒のみなさん、おはようございま」
ピタッ
男「よし」
友「サンキュー」
男友「「最初はぐー!じゃんけんぽい!」」
男「ぐあー負けた」
友「ふふふ」
男「今日は俺が上かー」
友「俺が下だな。ほら、けっこう大変な作業なんだからちゃっちゃとやるぞ」
男「ういー」
ピラッ
友「ふむふむ、今日は女ちゃんは白に黒水玉のパンツと」メモメモ
プチプチ
男「女友はピンクの花柄ブラジャー、と」メモメモ ピラッ
友「てめー結局ついでみてーにスカートめくってパンツ見てんじゃねーよww」
男「てめーだってメモった後ブラウスの隙間からブラ見てんだろww」
友「バレてたかww」
男「まあ焦らなくてもいいけど早く終えようぜ。この作業大変だし」プチプチ
友「全校女子ぶんだからなぁ。あ、ちょっとスパッツ失礼しますよ」ズルリ
男「俺が見てから戻しとくからスパッツそのままでいいよ」メモメモ
友「わかったー。お、このコ新しいパンツ買ったんだな。データにないやつだ」メモメモ
男「元気娘はスポーツブラか。らしいけど色気ねえなあ」メモメモ
昼休み
女子達 デネー アハハ
男子達 アノナカダトダレガイイ? ソウダナーオレハ
友 スクッ
男「どうした?」
友「ちょっとあいつらにサービスしてやろうと思って」
男「ふーん」
友 スウウー
男子達 アレ、トモイナカッタッケ?トイレカナ?
女子達 デネー ダヨネー
友(よく見てろよ男子達!)
友(スカートめくり10連発!)
パパパパパパパパパパッ!
女子達 キャーーーーー!?
男子達 オオーーーーー!?
女子達 ナニイマノー?カゼ?
男子達 ウヒョー10パンチラゲットー! キロクオオハバコウシンー!
友「ただいま」
男「おつかれ」
友「当然だがみんな朝見たのと同じパンツだったな」
男「だな」
翌日
男「おう」
友「おはよう」
男「今日は時間に余裕あるな」
友「おまえに頼らなくてすむな」
ばあちゃん ヨイショヨイショ
男「あのおばあちゃん荷物重そうだな」
友「ちょっと助けてくるわ。あれはおまえじゃ無理だし」
男「頼むぜ」
友「あーい」
男「遅刻一分前になったら時間止めとくから」
友「サンキュー」
友 スウウー
友 ヒョイ
おばあちゃん オヤキュウニカルクナッタ
男(がんばれー友よ)
友「よ」
男「間に合ったか」
友「あのおばあちゃんの目的地がそんな遠くなかったからな」
男「おつかれー」
全校朝会
男「お嬢様は相変わらず高そうなパンツはいてんなー」メモメモ
友「たいがいの女子は金なくて綿パンツだってのにシルクだからなー」プチプチ
男「お、このコこりゃあ今日彼氏とお楽しみするつもりだな」ピラッ
友「見せて見せて……うわ、もうこれヒモじゃんヒモ」
男「じゃあ戻すぞー」
友「うん」
パチンッ
校長「す」
全校 オハヨーゴザイマース
校長「非常に優秀な成績を生徒を表彰します。生意気さん」
生意気「はい」
友(あいつ成績いいけどえらそーだからなー)
友「先生ちょっとトイレに」
男(なにかする気だな)
校長「非常に優秀な成績をうんたら」
友 コソコソ
友(慎重に慎重に)
男(あーなるほど)
生意気 ストンッパサ
生意気「……え?」
全校 ザワザワッ
生意気「な、なんで……スカート……ホック……外れっ……?」カアアープルプル
全校男子 ウオォオオー!!!
生意気「…………っっっ!!!」
生意気「いやーーーー!!!」ダダダダダッ
体育後
友「疲れたなー」
男「癒されにいくか」
ピタッ
女子更衣室
男「おじゃましまーす」
友「やっぱパンツ見たりブラ見るのと下着姿見るのとじゃ全然違うな」
男「うん」
男「もう堪能したしいくかー」
友「いってらー」
男「おまえはまだ見てるの?」
友「うん。時間は戻しとけよ。俺は『胸大きいね。やだー揉まないでよー。』って光景を見るんだから」
男「くそう、おまえはそういうの見れるんだもんな」
友「おまえだって好きなだけじっくり見れるじゃねーか。俺は一人ではそれができないからな」
男「最初は下着も脱がして見てたけどさ」
友「何回も見ると下着と違って変わるもんじゃないから飽きるんだよな」
男「その気になればむりやりセクロスだってできるけど」
友「そんな根性ねーもんな」
男「二人とも童貞のチキンだからな」
休日の男家
友「おじゃましまーす」
男「おーう」
友「大分下着データたまったな」
男「やっぱ8割の女子は白かそれを基調とした色だな」
友「マンガのjkみたいなパンツは少ないよな」
男「高いからだろああいうのは。金持ってるお嬢様はああいうの多いし」
友「柄は水玉が多いな」
男「マンガでよくあるパンツより安くて、それでいて極端に子供っぽくはないからな」
ニュース「この町の交通事故の件数は、全国平均を大きく下回っており……」
友「おまえの手柄だぞ」
男「サンキュ。おまえだって目立たないだけで相当人助けてるがな」
友「へへへ」
ニュース「次のニュースです。○○時ごろ○○さんの家から火の手があがり、全焼。一人の遺体が発見されており……」
男「…………」
友「…………」
男「俺もおまえもさ」
友「うん」
男「死んだ人間は助けれないんだよな」
友「うん……」
男「まあこれからもさ」
男「今まで通りやっていこうぜ」
男「人助けたり、エロい事したり」
男「つまりいい事も悪い事もしてさ」
友「つまり普通の人間、って事か」
男「そうそう」
友「それがいいな」
男「普通が一番さ」
おわり
短いけどおわり
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