ごくごくありふれた剣と魔法のファンタジー世界
その世界には多種多様のダンジョンが存在します
あなたは様々な理由によりそこへ踏み入る事となりました
与えられた能力と知恵を駆使し、攻略を目指しましょう
情報まとめ http://seesaawiki.jp/dungeon_attack/
前スレ 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その11【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457362220/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458746578
いかにあなたが鈍いと言えど、手を伸ばせばすぐに届く首筋の事である。
蛇の体を掴むのは容易い。
……しかし、そんな常識に反して、蛇はあなたの手をすり抜けた。
そのままグルリと首に纏わり付き、口を開く。
仲間達があなたに駆け寄るも、それよりも速く、あなたへと毒牙が突き立てられる。
>>↓1 コンマ判定 【物理的被害の軽減】
耐久 7
防具 3
目標値 10
【物理的被害の軽減】
目標値 10 出目 7
差 3
ガチン、と。
虚しい音が森に響いた。
……蛇の牙は、どうやら鉄を貫く程の強度は持たないらしい。
蛇は己の牙が通らないにも関わらず、何度も何度も口を閉じようと必死に食らいついている。
間抜けな姿は、どこか愛嬌すら感じさせる程だ。
あなたはそれを、落ち着いて引き剥がして足元に投げ捨てた。
少女が放った風の刃が、蛇を正確に切り裂き、首を割り開く。
夥しい血液を撒き散らしながら僅かな時間だけのたうち、やがて痙攣するだけと成り果てた。
どうやら耐久性にも劣るようだ。
一時驚愕はしたが、どうやらあなたにとってはそう大きな脅威では無い。
危機はこうして、あっさりと過ぎ去った。
■ 不確定名 : 樹皮の毒蛇
【筋力】 2
【耐久】 2
といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。
ぶっちゃけあなたか戦士に飛び掛った時点で蛇の運命は終了してた感。
テンプレは明日か明後日にどうにかする事にして今日は寝ます。
■ 能力値に関して
【筋力】 物理的攻撃の威力、力技による障害物の除去、などに影響
【耐久】 身体的被害の大きさ、死ににくさ、などに影響
【敏捷】 攻撃などの回避、敵からの逃走成功率、などに影響
【感覚】 気配の察知、直感による危険の予知、五感の鋭さ、などに影響
【知識】 ダンジョン内で発見したアイテム、モンスターの正体の看破などに影響、また魔法の初期習得数が変動する
【意志】 精神的被害の大きさ、発狂に対する耐性、などに影響
【魔力】 魔法及びマジックアイテムの使用などに影響、また、一定値以上で魔法を習得する可能性がある
【幸運】 様々な被害の軽減、取得アイテムの質、などに影響
■ 勝利条件
◆ 探索目的を達成する。
◆ 迷宮の主(ボスモンスター)を撃破する。
上記のいずれかを達成するとプレイヤーの勝利となります。
■ 敗北条件
コンティニュー回数を使い切った状態で死亡、あるいは死亡と同等の状態に陥る。
1)
HP・MPといった物は 【数値化されません】
現在あなたがどれ程弱っているかは描写から想像して下さい。
2)
様々な判定は所謂 【下方ロール】 にて行われます。
コンマ下一桁が対象の能力値を基準とした目標値を下回った場合、成功として扱われます。
目標値は周囲の環境、現在負っている身体的・精神的被害の度合い、などで補正がかかる場合があります。
目標値と出目が同値の場合は 【かろうじて成功】 した扱いとなり、判定が連続する場合は次回判定にマイナス補正がかかります。
また、出目が0の場合は 【ファンブル】 1の場合は 【クリティカル】 になり、結果が極端化します。
かろうじて成功とファンブル・クリティカルが重複した場合は、かろうじて成功が優先されます。
3)
あなたには 【3回】 のコンティニュー回数が与えられています。
コンティニュー地点は任意では選択できず 【死因となった出来事を確実に回避できる時点】 まで自動で巻き戻ります。
コンティニューによって発生する判定や展開でのデメリットは存在しませんのでご安心下さい。
また、コンティニュー後は 【無限ループ発生防止】 のため、死亡前と同じ行動は制限されます。
4)
様々な行動の際 【常識的に考えて当然行われるべき行動】 は自動的に実行されます。
例えば、一切明かりの存在しない暗闇を調べる場合、ランタン等を所持していれば自動的に使用します。
これらの自動使用は行動時の宣言であえて制限する事も出来ます(例:明かりを使わずに闇の中を調べる)
5)
明確に 【自殺以外の何物でもない行動】 は行えません。
その手の行動が指定された場合は無効化され、安価下として扱われます。
例:切腹する、固定したロープを首にかけて段差を飛び降りる、など。
ただし、特定の状態異常中においては可能となる場合があります。
6)
明確に 【常識的に考えてまず有り得ない行動】 は行えません。
その手の行動が指定された場合は、スレ主による何らかの裁定が発生し、無効化される場合もあります。
7)
安価で 【作戦会議】 が宣言された場合、最長15分間、安価が停止されます。
参加者で自由に意見交換を行って下さい。
8)
その他、ルールに関する質問がある場合は、スレ内で質問して頂ければ極力回答します。
■ 現在のあなたのステータス
【女性 / 19歳】
【筋力】 9 【耐久】 7
【敏捷】 1 【感覚】 7
【知識】 1 【意志】 3
【魔力】 8 【幸運】 9
【魔法剣士】
低難度の魔力行使が確実に成功する
物理攻撃時、魔力を消費する事で威力を増加させるコマンドを任意で使用可能
【探索目的】
迷宮の主の撃破
■ 現在攻略中のダンジョン
【白の森】
古い言葉で 【豊かな森】 を意味する名を持つ、とある小国の一都市。
その近くに存在した大森林が変異して形成された迷宮。
内部には魔力を帯びた霧が立ち込める。
■ 現在のあなたの仲間
■ 異端の少年
【筋力】 5 【耐久】 5
【敏捷】 4 【感覚】 3
【知識】 5 【意思】 8
【魔力】 4 【幸運】 1
◆ 職業
【異端者】
NPC専用職業
迷宮外で24時間以上を過ごすと死亡する
【侍祭】
低難度の魔力行使が確実に成功する
魔力による治療行為が可能になる
◆ 特殊能力
【ライト・キュア・ウーンズ】
このキャラクターは魔法による軽症の治癒を行える。
回復量は使用者の魔力と対象者の耐久を用いた判定によって決定される。
この判定は失敗しない。
【コンティニュアル・ライト】
このキャラクターは魔力による光源を用意できる。
【フィジカル・ブースト】
このキャラクターは魔力により自身の能力を強化できる。
【リモート・ビューイング】
このキャラクターは事前に基点となるアイテムを設置しておく事で遠隔視が行える。
【異端の焼印】
一日と置かず迷宮に潜り続けねばならない、神殿製の特大の呪い。
このキャラクターは白の森に関する膨大な経験と知識を持つ。
白の森での生存判定に有利な補正を受け、知識判定に自動成功する。
ただし、このキャラクターが知り得ない事に関しては語られない。
■ エルフの少女
【筋力】 4 【耐久】 3
【敏捷】 8 【感覚】 9
【知識】 4 【意思】 5
【魔力】 6 【幸運】 2
◆ 職業
【エルフの狩人】
NPC専用職業
一部の魔法を自動習得する
一部感知判定が有利になり、敵を発見できた場合の先制判定が確実に成功する
◆特殊能力
【エア・カッター】
このキャラクターは風の刃による遠距離攻撃を行える。
【エア・バースト】
このキャラクターは局地的な暴風を発生させられる。
【マナ・エクスチェンジ / 刀剣】
このキャラクターは魔力を刀剣に変換して運用できる。
この能力を使用している間、このキャラクターは一切の魔力行使を行えない。
【鋭敏な聴覚】
このキャラクターは敏感な聴覚を持つ。
聞き耳判定に常に+1の補正。
また、一定距離内の音を絶対に聞き逃さない。
■ 精悍な戦士
【筋力】 6 【耐久】 7
【敏捷】 4 【感覚】 3
【知識】 5 【意思】 5
【魔力】 1 【幸運】 4
◆ 職業
【出奔貴族】
NPC専用職業。
装備品が高品質化する。
◆ 特殊能力
【テレポーテーション】
このキャラクターは、事前に設置した基点へと空間転移出来る。
この能力は迷宮の内部でのみ、一日に一度だけ使用可能。
魔晶石を用いて習得したものであり、他の魔法を習得する素養は無い。
【戦闘経験 : 剣腕熊】
このキャラクターは、豪腕熊の変異種との膨大な戦闘経験を持つ。
対象の魔物との戦闘に限り、物理的戦闘に有利な補正を得る。
【大英雄の弟子】
このキャラクターは、双剣相手の戦闘に慣れている。
双剣、もしくは双剣状の武器を操る敵対者との戦闘に有利な補正を得る。
また、敵対者による双剣の追撃判定をキャンセルする。
【純情一途】
このキャラクターは、決して曲がらない想いを持つ。
極めて強力な魔法や薬品を用いない限り、心変わりを発生させる事が出来ない。
■ 所持品一覧
【ゴースト・スライサー】
【魔鉄製の剣】
【魔鉄製の槍】
【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E
【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
【大蜘蛛の面頬】 E
【鉄製のネックガード +1】 E
【熊革の鎧】 E
【使い慣れた皮鎧】
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【?腕輪】
【ブーツ・オブ・ライトニング】 E
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x24】
【堅焼きビスケット x9】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
■ パーティーの共有品
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 0%】
【木製の投石器 x2】
【木製の投槍器】
【木製の背負子】
【ポーション x4】
【熊肝の丸薬 x3】
【熊骨の精力剤 x11】
【消炎鎮痛剤 x3】
【鹿脂の塗り薬 x2】
【発汗剤 x2】
■ 預かり中
【使い慣れたガントレット】
【使い慣れたブーツ】
【ボトル・オブ・メモリーコレクト】
■ 所持金 657 Kootz
■ 所持品詳細
■ ゴースト・スライサー
斬撃 / 刺突
攻撃補正 : 0
防御補正 : 0
命中補正 : 4
【霊体切断】
このアイテムは、霊体に対する高い攻撃能力を持つ。
幽霊や精霊などに攻撃を加えた際、ダメージ軽減能力を無効化し、最終ダメージが20%加算される。
【非実体】
このアイテムは、物質的な刀身を持たない。
物質に対する攻撃は行えず、防御にも使用出来ない。
■ 魔鉄製の剣
攻撃補正 : 2
防御補正 : 2
命中補正 : 3
■ 魔鉄製の槍
攻撃補正 : 3
防御補正 : 2
命中補正 : 2
■ 蜘蛛甲のスパイクシールド
攻撃補正 : 2
防御補正 : 5
命中補正 : 0
回避補正 : 0
■ 蜘蛛甲と鹿革の兜 +1
防御補正 5
回避補正 1
■ 大蜘蛛の面頬
防御補正 : 4
回避補正 : 0
■ 鉄製のネックガード +1
防御補正 3
回避補正 0
■ 熊革の鎧
防御補正 : 3
回避補正 : 0
【耐性 : 万能】
このアイテムは、あらゆる種類の最終的なダメージを50%軽減する。
■ 使い慣れた皮鎧
防御補正 1
回避補正 0
■ 鹿革製のリュック
防御補正 1
回避補正 0
このアイテムで防御を行うと、所持アイテムに破壊判定が発生する。
■ 大蜘蛛のガントレット
攻撃補正 : 3
防御補正 : 4
命中補正 : 0
回避補正 : 0
■ 異形の手袋
防御補正 0
回避補正 1
【魔力遮断】
この防具は外部からの、手への魔力の影響を完全に無効化できる。
■ ?腕輪
未鑑定により詳細不明
■ ブーツ・オブ・ライトニング
攻撃補正 1
防御補正 1
命中補正 2
回避補正 2
アーティファクト。
人の手で生み出す事は不可能とされる、最高品質のマジックアイテム。
風の精霊の加護が宿っている。
【雷速】
このアイテムはあなたの肉体を雷の速度で運ぶ事ができる。
雷速での移動により、回避・命中・移動判定を確定成功させる。
また、あなたの考えうる他のあらゆる行為に応用できる。
この能力は一日に一度だけ使用可能。
■ 大型ウェストバッグ
防御補正 1
回避補正 0
内部に収納されたアイテムを無判定で即座に使用できる。
このアイテムで防御を行うと、所持アイテムに破壊判定が発生する。
■ 投石用の石
投擲属性
攻撃補正 0
命中補正 0
あなたの手にピタリとフィットする、投げつけて攻撃するための石。
目標との距離によって、命中率と攻撃力が変動する。
■ 堅焼きビスケット
穀物を練り固めて焼いた食料。
味はそこそこ程度であるが食感が良く、冒険者の間では割合人気。
一つで半日は腹持ちするだろう。
消費期限なし。
■ 干し肉
乾燥させた肉。
塩気がややきついが、肉食系冒険者に人気がある。
食事の際、水を多く消費する。
一つで半日は腹持ちするだろう。
消費期限なし。
■ 竹製の水筒
竹、という植物で作られた水筒。
東方の国では一般的な物であるらしい。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。
■ 水袋
水を持ち運ぶための、革製の袋。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。
■ 方位磁石
常に北の方向を指し示す磁石。
白の森では必須の物であるらしい。
■ 携帯用調理器具一式
最低限の調理が出来るだろう道具の詰め合わせ。
■ 植物油
液状の油。
一般的なランタンを三時間ほど灯せるだろう。
■ 地図用羊皮紙
地図を描くのに丁度良い大きさと形の羊皮紙。
■ 大英雄の剣片
大英雄の愛用した双剣の内一本、その折れた刃先。
血に塗れたまま放置されていても錆びすら浮かない希少金属で作られている。
このアイテムは、一度溶かして斬撃属性を持つ武器の強化に用いる事で、以下の性能を武器に加算する。
攻撃補正 : 2
命中補正 : 1
【貫通 : 魔】
このアイテムを用いた攻撃は魔力による防御を無効化する。
■ 木製の投石器
投擲補助武器
攻撃補正 1
命中補正 1
このアイテムを用いて投擲を行った時、距離による攻撃力補正を無効化する。
このアイテムは 【投石用の石】 にしか使用できない。
■ 木製の投槍器
投擲補助武器
攻撃補正 2
命中補正 1
このアイテムを用いて投擲を行った時、距離による攻撃力補正を無効化する。
このアイテムは 【投擲槍】 にしか使用できない。
■ 使い慣れたガントレット
攻撃補正 1
防御補正 1
命中補正 0
回避補正 0
あなたの体によく馴染む、使い慣れたガントレット。
一般的な素材を使っており、特別な能力は持たない。
■使い慣れたブーツ
攻撃補正 0
防御補正 1
回避補正 1
あなたの体によく馴染む、使い慣れた皮製のブーツ。
一般的な素材を使っており、特別な能力は持たない。
■ 熊骨の精力剤
6時間だけ、状態異常 【朦朧】 【疲労】 【衰弱】 に耐性を与える。
また、服用者が男性の場合、追加効果が発生する。
■ 熊肝の丸薬
1時間だけ、服用者の視力を劇的に引き上げる。
目視判定にプラス補正を与え、更に 【暗闇】 【距離】 などのマイナス補正を無効化する。
ただし、物理的な障害物によるマイナス補正は打ち消す事が出来ない。
■ 消炎鎮痛剤
薬草から作られる塗り薬。
三時間だけ、痛みによる補正を無効化できる。
ただし、激痛の場合はこの薬では効果がない。
■ ポーション
良質の薬草と少量の魔力を用いて作られる薬品。
傷にかければ消毒、血止め、治癒促進の効果がある。
また、飲み込む事で疲労を回復する事も出来る。
■ 鹿脂の塗り薬
緋色鹿の脂と薬草を用いて作られた塗り薬。
火傷に対して効果が高い。
また、消炎鎮痛剤と同等の効果も持つ。
■ 発汗剤
体温を上昇させ、発汗を促す効果がある薬品。
■ ボトル・オブ・メモリーコレクト
紫色の小瓶。
高品質のマジックアイテム。
【記憶搾取】
このアイテムは、任意の対象の記憶を収集出来る。
ただし、高難度の意思判定に成功する必要があるため、意識の無い人間相手でもなければ実用は困難。
また、この小瓶が割れた場合は即座に全ての記憶が返還される。
この能力は三日に一度のみ使用可能。
【19:00】
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org311278.jpg
◆ = 現在位置
19:30位から開始したく。
よろしくお願いします。
少女があなたの首を確認し、傷は無いかと尋ねた。
あなた自身手を這わせて確認するも、僅かな血も付着しない。
また、ネックガードにも損傷は無さそうだ。
一切の被害は無かったと断言して良いだろう。
強いて言えば、あなたが受けた驚愕だけが蛇が上げた成果だった。
仲間達は安心した様子で、周囲の警戒に戻った。
足元には、既に痙攣すら止めた毒蛇。
その首はパックリと割り開かれ、完全に息絶えている事は明白だ。
>>↓1 どうする?
あなたはそっと、蛇の頭を掴んで持ち上げた。
蛇毒の採取方法は、魔術師から教授されている。
空の水筒の飲み口に牙を引っ掛け、圧迫するように力を籠めれば良い。
蛇の牙からポタリポタリと、黄色く濁った毒液が搾り出される。
しかし、蛇は小さく、毒袋もまた極小であった。
必然的に採取できる毒の量も多くは無い。
強力な毒であるために、僅かであっても利用法はあるだろうが、無駄遣いは出来ないだろう。
全てを搾り終えても、水筒の底に薄く液体が溜まっているだけ。
恐らく、武器に塗って使うにしても一度が限度だと思われた。
残りの部分を厳重に布に包んで荷の中に入れ、回収は完了した。
【19:30】
回収の間、特に何事も起こらなかったようだ。
警戒に当たっていた少女は、近くで音はしないと頷いている。
>>↓1 どうする?
戦利品の回収が終わった以上、立ち止まっている理由は無い。
あなた達は先へ進む事とした。
蛇に奇襲を許した事を反省し、互いの距離を詰め、一塊となる。
もしも再び降ってきたとしても、すぐに仲間が援護出来るようにである。
また、最も目の良い少女は、自発的に上方に警戒を向けているようだ。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org311290.jpg
通路は、すぐに二方向に分かれていた。
北と西。
地図を見る限り、北の道は最奥部入り口側とも繋がっていそうだ。
ただし、濃すぎる霧のために先は見通せず、実際に踏み入るまで確証は持てない。
>>↓1 コンマ判定 【???????】
感覚 7
?? -2
目標値 5
【???????】
目標値 5 出目 10
グワーッ!(ファンブル)
どちらの道も、見通す事は出来ない。
霧は酷く濃く、更に闇も深い。
少年の光球があると言えど、霧に阻まれて全てを照らし出す事は出来ないのだ。
こうなっては少女の耳だけが頼りである。
あなたが目を向ければ、少女は西を指差して答えた。
どうやら、何者かの足音が聞こえるそうだ。
軽い体の四足獣が二体程確認出来るという。
>>↓1 どうする?
>> 【20:26】 以降が有効です。
軽い足音で、四足歩行。
考えられるのは闇色の狼だろう。
光さえ絶やさなければ、そう大きな脅威ではない。
ただし勿論、実際に姿を目にした訳では無いのだ。
狼だと思い込んで近付いた結果、未知の魔物が待ち構えている可能性も考えられる。
まずは遠隔視によって姿を確認しようと、あなたは仲間に提案した。
この三叉路に基点を設置し、一旦東へ戻って息を潜める。
運良く音の主がこちらにやって来たならば、安全に正体を看破できるという寸法だ。
およそ考え得る限りデメリットの存在しないその案に、仲間達は賛成した。
魔力を籠めた石を三叉路の中心に設置し、あなた達は―――。
>>↓1 コンマ判定 【??抵抗 / あなた】
基準値 5
意思 3
聖印 2
意思 -7 (????)
目標値 3
>>↓2 コンマ判定 【??抵抗 / 少女】
基準値 5
意思 5
聖印 2
意思 -7 (????)
目標値 5
>>↓3 コンマ判定 【??抵抗 / 戦士】
基準値 5
意思 5
聖印 2
意思 -7 (????)
目標値 5
>>↓4 コンマ判定 【??抵抗 / 少年】
基準値 5
意思 8
焼印 2
聖印 2
意思 -7 (????)
目標値 10 (クリティカルでのみ結果変動)
コンマ連投ありだっけ
こんな数の判定出したくなかったけど状況的にやるしかないという悲しみ。
>>64
問題ありません。
【あなた】
成功
【少女】
成功
【戦士】
失敗
【少年】
成功
―――あなた達は東へと引き返す。
その途中、僅かな立ちくらみをあなたは感じた。
とはいえ、一時だけの事である。
疲れでも溜まっているのだろうか。
そんな心配が沸き起こりかけたが、体に他の異変は無い。
少なくとも当面は問題無さそうだと、あなたは歩を進めた。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org311312.jpg
そうして、三叉路から十分な距離を取り、あなた達は息を潜めた。
後は、音の主が近付いてくれるよう祈るのみ。
あなたは戦闘に備え、盾と剣を構えた。
少女は短剣を腰から抜き、耳と目を働かせている。
少年は発見される事を避けるためだろう、光球を手で覆って隠し、遠隔視の発動に備えた。
そこで、ようやくあなたは気付いた。
戦士の姿が、どこにも無い。
慌てて二人に確認すれば、その表情は即座に驚愕に彩られた。
二人は後方を歩いていたはずだ。
だというのに、彼が居なくなった瞬間を全く知覚していなかったらしい。
今や、彼はこの未知の最奥部で一人はぐれてしまっている。
高品質の装備があると言えど、放置すれば命の保証は全く出来ないだろう。
>>↓1 どうする?
>> 【21:23】 以降が有効です。
移動の前後で隊形はどうなっていましたか?
貴女ー戦士ー少女ー少年って感じかな?
>>73
↑ 進行方向
戦士 あなた
少年 少女
おおよそこんな感じです。
そこで、あなたは思い出した。
魔術師によれば、最奥部には変異した精霊が存在するという。
そして、あなたは実際に歪められた精霊である、レーシーを目撃しても居る。
地下の塒に導いてくれた者は友好的であったが、全ての個体がそうであるとは限らない。
戦士は精霊の力により、歩むべき道を惑わされたのではないだろうか。
仲間に確認してみれば、彼らもあなたと同じく立ち眩みを感じていたという。
恐らく、その瞬間に能力を使われたのだろう。
後方で見ていたはずの二人も気付かず、
単独ではぐれた戦士自身違和感を抱いていなかったとすれば、相当に厄介な性質である。
■ ルナティック・レーシー
◆ 特殊能力
【レーシーの道標】
この存在は、他者の進行方向を操作出来る。
抵抗に失敗した場合、本人も気付かないままに移動先が強制的に変更される。
抵抗判定は意思により行われる。
戦士を放置しておく事は出来ない。
あなた達は即座に彼の行方を探った。
少女は耳で、少年は遠隔視で、それぞれ神経を研ぎ澄ませる。
結果分かった事は、捉えられる範囲には音は無く、三叉路に人影は無いという事だった。
戦士を追うならば、やはりまずは三叉路に向かう他無いようだ。
また、あなたは二人に意見を聞きもした。
『相手に殺意があるなら、西でしょうね。
魔物が居る方向に誘導するのが自然よ』
『彼には転移の魔法があります。
恐らく、最悪の事態だけは免れるでしょう。
合流できなくても、僕達三人が便利な撤退手段を失う、というだけで済むはずです』
>>↓1 どうする?
あなた達は西へと移動した。
少年の言葉で幾らか冷静さを取り戻したが、結論は変わりはしない。
仲間を助けずにいるような理由は無いのだ。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org311290.jpg
三叉路まで辿り着けば、少女は鋭く反応した。
西からの音を捉えたようだ。
金属鎧が立てる独特の音と、その周囲を駆け回る魔物の足音。
どうやら、既に戦闘が始まっているらしい。
あなた達は光源を少年に頼っていた。
勿論、戦士は荷の中にランタンを持ってはいるだろう。
しかし、はぐれてから戦闘までの間に取り出せたかどうかは不明である。
もし闇の中で戦っているのだとすれば、そして相手が闇色の狼だとすれば、
幾ら高品質の装備に身を包もうと苦戦は必至であるに違いない。
>>↓1 どうする?
あなた達は当然、音の元へと向かった。
魔物の数に変化は無いか、増援の気配は無いかと探りながらだ。
少女の耳には、初めと同様二体であると感じられるようだ。
また、足音が突如消え去り、別の箇所に発生する事があるという。
どうやら、やはり狼である可能性が高い。
現在戦闘中であるなら、戦士以外への警戒は薄れているかも知れない。
隠密状態からの奇襲が良いだろう。
あなた達はそう判断し、音を殺し、光を消して、慎重に進む。
その途中、あなたは自身の肉体を強化した。
何が起こっても対応出来るよう、全身に万遍無く魔力を通わせる。
◆ フィジカル・ブースト
筋力 9 → 13
耐久 7 → 11
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org311404.jpg
西へ進んだ先は、すぐに部屋となっていた。
誰の耳にも捉えられる程に戦闘音が聞こえ、ここに戦士が居る事を明確に伝えている。
あなた達は気配を消し、内部の様子を静かに探った。
>>↓1 コンマ判定 【戦士の状態】
耐久 7
装備 4 (平均値)
影渡 -2
目標値 9
>>↓2 コンマ判定 【隠密】
敏捷 1
装備 2
補助 2
嗅覚 -5 (戦闘中により半減)
目標値 0
◆ 確定失敗判定 ファンブルでのみ結果変動
音を聞く限り、戦士の動きは然程大きく鈍ってはいないようだ。
全身を重い防具で覆った動きの鈍い戦士と、神出鬼没で素早い狼では、相性が悪い。
一方的に嬲られるだけであっただろうが、どうやら耐えてくれていたらしい。
そう僅かに安堵するあなただったが、しかし猶予は与えられなかった。
突如、森に咆哮が響く。
発生源はすぐ近く、部屋の中だ。
それは戦士に対してではなく、新たな侵入者であるあなた達へと真っ直ぐに向けられている。
発見されたのだと確信すると同時に、少年の魔力が光を放った。
通常の物よりもやや光量を強めた光球が生まれ、周囲を照らし出す。
勿論、戦士がそれに気付かない訳が無い。
戦士の声で一言謝罪が告げられ、次いで重い金属音が部屋の中央からあなたへと近付いてくる。
二体の狼は素早く距離を取り、唸り声を上げながら北西へ向けて後退している。
光を警戒しているだろう事は容易に窺い知れた。
>>↓1 どうする?
>> 【00:01】 以降が有効です。
すみません、寝落ちてました。
申し訳ないですが、今日はここまでで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。
遅くなりました、すみません。
こんな時間ですが少しだけやります。
流石に短すぎるので、多分明日もこちらです。
よろしくお願いします。
後退する狼を見逃し、後から奇襲を受けてはたまらない。
投石を用いてでもここで仕留めるべきだと、あなたは考えた。
あなたは荷から数個の石と二つの投石器を取り出し、素早く仲間達に渡した。
少年と少女は即座に意図を理解し、投擲の姿勢を取る。
勿論あなたも両手に石を持ち、備えた。
更に、体内の魔力の流れを制御し、両腕の強度を引き上げる。
◆ フィジカル・ブースト / 切り替え
筋力 13 → 17
耐久 11 → 7
数瞬後、重厚な鎧に身を包んだ戦士が霧を裂いて現れた。
これで同士討ちの危険は無くなった。
あなた達の腕から、四つの石が解き放たれた。
>>↓1-2 コンマ判定 【投石の狙い / あなた】
筋力 17
敏捷 1
複合 -9 (平均化)
距離 -2
濃霧 -4
目標値 3
>>↓3 コンマ判定 【投石の狙い / 少年】
筋力 9 (フィジカル・ブースト自発使用)
敏捷 4
武器 1
複合 -6
距離 -2
濃霧 -4
目標値 2
>>↓4 コンマ判定 【投石の狙い / 少女】
筋力 4
敏捷 8
武器 1
複合 -6
距離 -2
濃霧 -4
目標値 1
【あなた一投目】
ファンブル!!
【あなた二投目】
命中!
【少年】
失敗……
【少女】
失敗……
全力を籠めた投擲。
その一投目で、自身の脚があなたを裏切った。
威力を乗せるために強く踏み込んだそれは、濡れた地面の上で滑ってしまったのだ。
あなたの体勢は大きく崩れ、石はまるで見当違いの方向へと飛んでいく。
幸いなのは、戦士が既に戻っていた事だろう。
もしも未だ霧の向こうに居れば、彼に命中してしまった可能性も否めない。
だが、人外の筋力であなたは何とか転倒だけは回避した。
無理矢理に地面に足先を押し込んで固定し、もう片方の石を投げ付ける。
>>↓1 コンマ判定 【投石の威力】
筋力 17
距離 -2
体勢 -4 (ファンブル+かろうじて)
目標値 11
【投石の威力】
目標値 11 出目 6
差 5
霧の向こうから、硬い物が砕ける音が響いた。
それは同時に、甲高い獣の悲鳴も伴っている。
自身の投げた石が命中したのだと、あなたは確信した。
更に何かが倒れる音までが続き、狼の昏倒までも知らせる。
だが、どうやら仕留められたのは一体だけのようだ。
光を浴び、仲間を失い、不利を悟ったのだろう。
足音を隠す事もせず、残った狼は素早く北西へ逃走を始めた。
>>↓1 どうする?
【19:30】
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org311404.jpg
◆ = 現在位置
※ 修正
足音を隠す事もせず、残った狼は素早く北西へ逃走を始めた。
↓
足音を隠す事もせず、残った狼は素早く北西の通路へ逃走を始めた。
>> 【22:18】 以降が有効です。
ここで見逃しては、後から奇襲を受ける可能性もある。
あるが、しかし今はそれより優先すべき事があった。
また、この霧の中、素早い狼を追って良い結果になるとも思えない。
敵対的なレーシーによる妨害も考えれば尚更だ。
あなた達はまず、戦士の状態を確認した。
幾らか血を流してはいるものの、大きな傷はどうやら無い。
鎧に覆われていない関節部に爪や牙を受けたようだが、深く裂かれる事は無かったようだ。
少年はすぐさま治療を開始した。
そう時間もかからず治るだろうと、少年は保証している。
一先ず安堵したあなた達は、昏倒した狼の首を落とし、周囲を探った。
>>↓1 コンマ判定 【??看破】
感覚 7
目標値 7
【??看破 → 同化看破】
目標値 7 出目 5
成功!
その時、あなたは自身の背中側、部屋の東側の壁から違和感を感じた。
何かが、身動き一つせず、木々の隙間から見つめている。
既に一度、あなたは近しい感覚を感じた事がある。
地下の塒の存在を教えたレーシーの視線と、余りにも似ている。
迷宮の魔力により狂った精霊がそこに居るのだと、あなたは看破した。
■ ルナティック・レーシー
【精霊権限 : 同化】
この存在は、自然物と同化して身を隠す事が出来る。
発見判定に極めて大きな補正を与える。
この能力は、精霊との高い親和性を持つか、精霊との交戦経験で打ち消す事が出来る。
彼我の距離はおよそ十歩程度。
視線は、僅かなブレも無くあなたの背に向けられ続けている。
>>↓1 どうする?
>> 【23:06】 以降が有効です。
あなたは剣を鞘に戻し、柄だけの剣をそっと抜いた。
旅人から購入した、実体を持たない刃である。
霊体に対する強力な攻撃能力を有するこれならば、精霊には効果が高いはずだ。
相手が動いたならば即座に反応が出来るよう備え、あなたは振り向き、口を開いた。
そこに居るのは分かっている、動くな。
そう警告し、意思を視線に乗せて、睨む。
>>↓1 コンマ判定 【魔物の行動変化】
基準値 5
意思 3 (あなた)
意思 -7 (ルナティック・レーシー)
目標値 1
【魔物の行動変化】
目標値 1 出目 5
失敗……
しかし、精霊はあなたの言葉には従わなかった。
発見されるとは思っていなかったのだろう。
大きく枝を揺らす音を立て、一瞬の驚愕を示す。
その次の瞬間には、細い体を壁の木々の間に滑り込ませて、真っ直ぐに東へ逃走を開始した。
身構えていたあなたは、即座に対応を選ぶ事が出来る。
追うも見送るも、あなたの自由だ。
>>↓1 どうする?
質問
塒の時のレーシーと今のレーシーは見た目同じですかね?安価↓
>>187
濃霧+木々の壁。
これらが邪魔になって完全な確認は出来ていません。
ここで捕えようと、あなたは考えた。
全力を籠めて足を踏み出し、ブーツが持つ異能を起動する。
次の瞬間、あなたは雷に等しい速度で駆けた。
追いつける者も、逃げ切れる者も、およそ存在しないであろう。
……障害物さえ無ければ、の話ではあるが。
精霊は木々の間をすり抜けていったのだ。
その隙間はあなたが追うには余りにも狭く、強引に打ち破る他に手段は無い。
勿論、そのままの速度で壁に体当たりでもしようものなら、あなたが無事でいられるとは思えない。
止むを得ず直前で立ち止まり、あなたは盾を振るい、木々の突破を試みた。
>>↓1 コンマ判定 【壁の破壊】
筋力 17
装備 2
目標値 19
【壁の破壊】
目標値 19 出目 7
差 12
あなたの一撃は、木々を容易く打ち砕いた。
枝どころか幹そのものがへし折れ、無残な姿を晒す。
……が、しかし。
木々は砕けた次の瞬間、水へと変じた。
あなたが期待した破壊の連鎖は起こらず、周囲の木を濡らすだけで終わった。
結局、破壊できたのはあなたの手が届く範囲のみ。
障害の大部分は残されたままだった。
この間に、精霊は逃げおおせてしまった。
既に気配は遠く、ブーツの力も使ってしまった以上、捕える手段は存在しない。
少なくとも、こうして逃走したのだから、しばらくは道を惑わされる事は無いだろう。
また、あなた達を警戒して近寄ってこない可能性もあるかも知れない。
あなたが得た成果は、これだけであった。
>>↓1 どうする?
短いですが、今日はここまでで。
お付き合いありがとうございました。
また明日。
■ 所持品一覧
【ゴースト・スライサー】
【魔鉄製の剣】
【魔鉄製の槍】
【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E
【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
【大蜘蛛の面頬】 E
【鉄製のネックガード +1】 E
【熊革の鎧】 E
【使い慣れた皮鎧】
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【?腕輪】
【ブーツ・オブ・ライトニング】 E
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x20】 ← USED
【堅焼きビスケット x9】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
■ パーティーの共有品
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 0%】
【木製の投石器 x2】
【木製の投槍器】
【木製の背負子】
【ポーション x4】
【熊肝の丸薬 x3】
【熊骨の精力剤 x11】
【消炎鎮痛剤 x3】
【鹿脂の塗り薬 x2】
【発汗剤 x2】
■ 預かり中
【使い慣れたガントレット】
【使い慣れたブーツ】
【ボトル・オブ・メモリーコレクト】
■ 所持金 657 Kootz
【19:45】
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org312333.jpg
◆ = 現在位置
19時30分位から開始していきます。
よろしくお願いします。
※ 修正しました。
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【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
■ パーティーの共有品
【樹皮の毒蛇の死骸】 ← NEW
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 蛇の出血毒】 ← NEW
【木製の投石器 x2】
【木製の投槍器】
【木製の背負子】
【ポーション x4】
【熊肝の丸薬 x3】
【熊骨の精力剤 x11】
【消炎鎮痛剤 x3】
【鹿脂の塗り薬 x2】
【発汗剤 x2】
■ 預かり中
【使い慣れたガントレット】
【使い慣れたブーツ】
【ボトル・オブ・メモリーコレクト】
■ 所持金 657 Kootz
木々の破壊には、当然ながら盛大な音が伴った。
同じ部屋に居てそれを聞き逃す理由は無く、仲間達はすぐにあなたの下へ集まった。
どうやら、戦士の傷は本当に極軽い物であったようだ。
既に大半の治療は終わっている。
話の一つでもしている間に、完治するだろう。
ちょうど相談しておくべき事もある。
あなたが今取り逃がしたレーシーについてだ。
再び道を狂わされてはたまらない。
今回は防御に優れる戦士だったために大きな問題は起こらなかった。
しかし、少女や少年が一人はぐれたならばどうなるか。
考えただけで背筋が凍るような感覚を、あなたは覚えたかも知れない。
仲間達から出た対策案は、二つ。
一つは、密集し、互いに体や荷物、または衣服の一部を掴んでおくという物だ。
レーシーの持つ異能は、あなた達の視覚すらも惑わせた。
ならば目だけではなく、物理的に繋がる事で互いの存在を強く感じておくのは良いかも知れない。
二つ目は、あなたの感覚に頼る物だ。
隠れ潜んだ精霊すら発見出来るあなたが気配を探り、見つけ次第追い払う。
もしくは斬り殺しても良いだろう。
既に敵対は明確なのだ。
あなたを姉の下に案内した個体とは切り離して考えるべきだと、少女は強く忠告した。
>>↓1 他に案があれば伝える事が出来ます。
実際にはぐれてしまった場合、合流には手間がかかるだろう。
これを短縮出来る工夫が何かあれば、あなた達の命を救う一助になるに違いない。
だが、その手段は限られる。
濃霧により視覚に訴える物は難しく、大きな音を立てては魔物を呼び寄せる可能性もある。
どのように自身の位置を仲間に伝えるか、あなた達は話し合った。
>>↓1 具体案を提案出来ます (判定に身を委ねる事も出来ます)
>> 【20:22】 以降が有効です。
指笛を使おうと、あなたは提案した。
吹く回数によって、居場所だけで無く自身の状況を伝達する方法も伝える。
三度ならば、はぐれては居るが緊急性は無し。
二度ならば、敵襲を受けている。
五度ならば、愛してるのサイン、なんてどうか。
あなたがそうおどけると、戦士と少年は苦笑し、少女は深く溜め息を吐いた。
ともあれ、これで合流方法は決定された。
もしも誰かがはぐれても、指笛の音を追えば辿り着けるだろう。
【20:00】
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org312333.jpg
話し合いが終わり、少女は周囲の音を探った。
どうやら、音は無いらしい。
逃げた狼は、少なくとも今は近くに居ないようだ。
>>↓1 どうする?
最低限の安全は確保されている。
今ならば、狼の解体を行っても問題無いだろう。
あなたはそう判断し、少女が生み出した短剣を手に作業に取り掛かった。
眼球、心臓、それに毛皮。
換金を考えるならば、この辺りが良いはずだ。
眼球は薬品に、心臓は魔道具に、それぞれ加工する事が出来る。
毛皮も、闇に溶け込むその性質を鑑みれば利用法は何かしらあるかも知れない。
狼を解体した経験が豊富なのだろう。
慣れた手付きの少年に指示を受けながら、あなた達の作業は手早く進む。
◆ 【闇色の狼の眼球 x2】 【闇色の狼の心臓】 【闇色の狼の毛皮 / 100%】 を獲得しました。
素材の状態はそれなりに良い物であり、毛皮に至っては最上級と言って良い。
頭部に直撃した石の一撃で昏倒させた後、即座に首を落としたためだ。
胴部に余計な傷が一切存在しないそれは、恐らくは貴重なのではないだろうか。
【20:30】
作業は滞り無く終わった。
あなた達は適当な木を傷付け、流れ出した水で血を洗い流す。
湿った体は少々の不快感があるが、血臭を纏って動くよりはマシだろう。
>>↓1 どうする?
警戒しつつ北からの道で安全地帯を目指す
アーティファクトであるブーツの異能は、あなたの切り札と言える物である。
日に一度しか使えないそれを使ってしまった以上、今は休むのが良いかも知れない。
そう考え、一度安全な場所まで戻る事を、あなたは提案した。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org312366.jpg
◆ = 現在位置
仲間に異論は無く、移動はすぐに開始される。
来た道をそのまま戻るのではなく、地図を見る限り入り口へと伸びていそうな北の道を選んでだ。
地図の空白を埋めておく事は、今後の探索においても有利に働く事だろう。
そちらは、部屋を出てすぐに北と東に分かれていた。
北は更に森の奥へ。
東は、あなたが歩んできた南側の道ともすぐに繋がっている。
>>↓1 コンマ判定 【目視】
感覚 7
目標値 7
【目視】
目標値 7 出目 9
失敗……
特に異常は見当たらない。
少女の耳もまた、何も捉えていないようだ。
地面が少々ぬかるんでいるようだが、それも今までと比較してほんの僅かな差異である。
大きな意味は無いだろう。
あなた達は一塊のまま、慎重に進んだ。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org312375.jpg
北側の道は、やはり真っ直ぐに長く続いていた。
あなた達の眼前には、遠隔視の基点を設置した三叉路がある。
ここを抜ければ、最奥部からの脱出は達成したも同然だ。
>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】
幸運 9
目標値 9
【不運の回避】
目標値 9 出目 7
成功!
【20:45】
三叉路にも生物の気配は感じられない。
一度奇襲を許した経験から頭上にも警戒を払っているが、何かが降ってくる事も無かった。
問題無くあなた達は歩を進め、最奥部からの脱出に成功する。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org312378.jpg
やはり、ここまで戻っても霧の濃度は変わらない。
森の中部と奥部に、視界という点では大きな違いは無さそうだ。
ただ、中部には通路が少なく、部屋が大きいという特徴がある。
霧に遮られた部屋の全貌を見通す事は難しい。
あなた達が今踏み入ったこの場所にも、先客が居ないとは限らない。
>>↓1 どうする?
熊と鳥の死体が隠してある部屋へ警戒しつつ行く
あなた達は、その場に遠隔視の基点を設置した。
また一つ、目が増えた事となる。
魔力を含んだ霧のために広範囲を見渡す事は出来ないが、何かの役にはきっと立つだろう。
>>↓1 どうする?
あなた達は慎重に索敵を行った。
少女は音を探り、あなたは周囲に違和感を感じる箇所は無いかと視線を巡らせる。
>>↓1 コンマ判定 【違和感の感知】
感覚 7
目標値 7
【違和感の感知】
目標値 7 出目 6
成功!
少女は、首を横に振った
どうやら何の収穫も無かったようだ。
付近に音を発するようなものは存在しないらしい。
ただ、あなたは地面に目を向けた時に、一つの違和感を見つけていた。
地面の草が、僅かではあるが倒されているのだ。
それは細い道を形作り、部屋の中へと続いている。
更に細かく観察してみれば、草を掻き分けた先には極小の足跡が存在した。
その形に、あなたは心当たりがあった。
指の形と大きさから察するに、六つ足の鼠達だろう。
どうやら、少し前に群れが一つ、ここを通ったらしい。
>>↓1 どうする?
その事実に、あなたは安堵した。
足跡からして、鼠の群れが部屋に踏み入ったのは間違い無い。
肉を貪る音は全く聞こえていない事からして、それらは無事なのだろう。
だとすれば、部屋の中に脅威は存在しないのではないだろうか。
今の内に安全地帯まで走るべきだと、あなたは判断した。
その判断と根拠を仲間に伝え、あなた達は音を殺しながらも森の中を駆け抜ける。
【20:45】
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org312438.jpg
◆ = 現在位置
あなたの考えは、どうやら正しかったようだ。
何に邪魔される事も無く、変異種の塒に繋がる通路へと辿り着く。
この場が絶対の安全圏である事は、戦士が二年の経験をもって証明してくれている。
あなた達は、自由に休憩が行えるだろう。
>>↓1 どうする?
とりあえず今日は寝ておきますので、誰か安価取っておいてください。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。
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【熊革の鎧】 E
【使い慣れた皮鎧】
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【?腕輪】
【ブーツ・オブ・ライトニング】 E
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x20】
【堅焼きビスケット x9】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
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【闇色の狼の心臓】 ← NEW
【闇色の狼の毛皮 / 100%】 ← NEW
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 蛇の出血毒】
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【木製の投槍器】
【木製の背負子】
【ポーション x4】
【熊肝の丸薬 x3】
【熊骨の精力剤 x11】
【消炎鎮痛剤 x3】
【鹿脂の塗り薬 x2】
【発汗剤 x2】
■ 預かり中
【使い慣れたガントレット】
【使い慣れたブーツ】
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【20:45】
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org312438.jpg
◆ = 現在位置
あなたはふと、以前隠しておいた魔物の死骸について思い出した。
木々によって偽装し、誰にも見つからないようにしておいたそれは、今も無事であるはずだ。
時間経過により肉は駄目になっているだろうが、使える部分もあるに違いない。
これを回収しに向かわないかと、あなたは仲間へ提案する。
異論は、少年から発せられた。
素材を回収するならば、移動は明け方を待つのが良くは無いか、という物だ。
魔物と遭遇する可能性を避け、安全な時間に移動し、以前と同様に部屋の入り口を塞ぐ。
その後ゆっくりと作業をするのはどうかと、彼は言った。
とはいえ、そう強い意見でも無い。
あなたが意見を翻さなければ、何のしこりも無く少年はあなたの案に従うだろう。
>>↓1 どうする?
あなたは少年の意見に従う事とした。
迷宮で安全を得る方法は、既におおよそ知れている。
利用しないという手は無かった。
一夜を過ごすために、あなた達は早速準備を始めた。
特に戦士など手馴れた物だ。
定位置らしい場所に座り、木に背を預けて早々に寛ごうとしている。
>>↓1 朝までにしておきたい事があれば指定できます (特に指定が無い場合、睡眠と食事は自動的に実行されます)
時間に余裕があるのだから、魔法を覚えてみるのはどうだろうか。
あなたはそう考え、魔法を扱える少年と少女に相談した。
無論、親しい仲間である二人が断る理由は無い。
あなたが会得出来る魔法は、以下の二つだ。
魔力による物質を生み出す、マナ・エクスチェンジ。
設置した基点の周囲を覗き見る、リモート・ビューイング。
さて、どちらを習得するべきか。
あなたは唸り、考えた。
>>↓1 選択して下さい。
遠隔視の魔法が良いだろうと、あなたは判断した。
そうなると、教師役は再び少年という事になる。
彼の教え方の上手さは、既に灯火の魔法で証明されている。
快諾してくれた少年に感謝を伝え、あなた達は早速修練に取り掛かった。
◆ 時間が自動経過し、睡眠と食事を行います。
【5:00】
そうして夜が明けた。
一夜を過ごす間には、当然睡眠と食事も行わなければならない。
これらを抜かし、体を休めつつ修練に充てられたのは、およそ鐘一つ分程度の時間だろう。
習得まではまだ遠い。
しかし、僅かではあるが確かに感じられた手応えに、あなたは満足の息を吐いた。
◆ 【堅焼きビスケット x1】 【水 / 15%】 を消費しました。
◆ 【リモート・ビューイング】 習得まで残り 【9:00】
移動を開始したあなた達は、何に遭遇する事も無かった。
明け方の森では当たり前の事である。
無人の野を歩き、一切の危険を伴わず、あなた達は熊と梟を隠した部屋に入る。
まず真っ先にすべき事は、通路の封鎖だ。
放置しておけば魔物が侵入するだろう。
特に昼間ともなれば、豪腕熊が闊歩する時間帯。
ブーツの魔力が戻っている以上、一体ならばそう問題にはならない。
しかし、あなた達に都合良く単独で動いてくれるという保証は無かった。
分担は以前と同じように。
あなたが木々を切り倒し、少年と少女が組み上げる。
戦士はその両方を補佐し、作業は進んでいく。
【時間短縮 / 伐採】
筋力 9
武器 4
戦士 3
目標値 16 (自動成功)
>>↓1 コンマ判定 【偽装壁の形成 / 筋力感覚複合判定】
筋力 2 (二人の平均 / 2)
感覚 3 (二人の平均 / 2)
手本 3
経験 1
目標値 9
【偽装壁の形成 / 筋力感覚複合判定】
目標値 9 出目 1
クリティカル!!
【5:45】
『どうよこれ、見てみなさい。
我ながら完璧な仕上がりだわ』
少女はそう言って、胸を張った。
言葉に従い通路を確認したあなたは、驚愕に息を呑んだ事だろう。
自信満々に言うだけはある。
最早、そこに通路が伸びていた痕跡など欠片も見当たらない。
あなた自身、己の記憶の方を疑った程だ。
これならば、何者も部屋に踏み入る事は無いだろう。
二人の尽力により、今ここに万全の隔壁が生み出されたのだ。
あなたと戦士が一頻り二人に賞賛を贈った後、部屋の北東隅に隠した骸は暴かれた。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org313062.jpg
……途端、酷い悪臭があなた達を襲った。
腐敗臭である。
たかが数日、されど数日。
迷宮の魔物は、死んだ後の足が早い。
瞬く間に腐り果てたそれらは、不快な色の汁を漏らし、形を崩していた。
肉と内臓、更に毛皮。
この辺りはもう使い物にならないだろう。
街に持ち帰ったとしても、銅貨一枚にもなりはしない。
むしろ処理費用を請求される可能性すら有り得る。
>>↓1 どうする?
あなたは魔物達の骨を確認する事とした。
肉はともかく、骨がそうそう腐るとも思えない。
取り出せたならば使える可能性は十分にあるだろう。
……あなた達は、じっと顔を見合わせた。
◆ 意思比較……あなた敗北
少年と少女は、ひたすらにあなたの目を見つめていた。
無言で語る内容は単純な物である。
言いだしっぺがやるべきだ、と。
助けを求めるように戦士を見るも、視線はそっと外された。
どうやら、今この場において、あなたの味方は存在しない。
深い深い溜め息を吐き、あなたは借りた短剣を手に、腐乱死体に向き合った。
【6:15】
飛び散る汁に顔を顰めながら、あなたは解体を終えた。
熊も梟も、腐敗により防御能力は尽く失われている。
酷く不快な事を覗けば、作業の障害となる物は無かった。
結果として、骨は無事であった。
ただし、梟の骨は利用法があるかどうかが疑わしい。
骨としては相当に脆い部類であり、道具の素材には向かないだろう。
また、熊の物のように何か薬効は無いかと少年に確認しても、聞いた事は無いそうだ。
有用と言える物は、やはり熊の骨だろう。
高値が付く事は既に証明されている。
特に高値が付くのは背骨。
他の部位はどれも大きな差は無かったはずだ。
>>↓1 何を獲得しますか?
既に荷の中には、狼の素材もある。
熊の骨は太く重い。
嵩張る以上、回収するのは背骨だけで良いだろう。
◆ 【豪腕熊の背骨 x3】 を獲得しました。
解体を終えて戻ったあなたを、鼻をつまんだ少女が出迎えた。
その手には水の入った皮袋。
差し出されたそれをあなたは無言で受け取り、頭から被るようにして腐敗汁を洗い流す。
無論、これだけで全ての臭いが消える訳でも無いだろう。
だが、やらないよりは遥かにマシである事は、当然明白であった。
【6:45】
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org313062.jpg
◆ = 現在位置
空になった少女の水袋は、傷付けた木から漏れ出る水によって再び満たされた。
素材の回収も終わっているために、ここでやるべき事は特に無いだろう。
>>↓1 どうする?
あなた達は、この部屋を出る事とした。
偽装壁の一部を取り払い、通り道を開け、進む。
通路には、何も居なかった。
南側の部屋の入り口までは容易に辿り着き、あなた達は覗き込む。
そこで、あなたは一つの事に気が付いた。
臭いが全く感じ取れないのだ。
途方も無い悪臭の只中で作業を行ったあなたの嗅覚は、一時的な麻痺状態に陥っている。
索敵に用いる事は、どうやら不可能だ。
幸い、頼れる索敵手段を持つ仲間があなたには存在する。
音を出さない魔物が昼には出歩かない以上、大きな問題にまではならないだろう。
>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】
幸運 9
目標値 9
【不運の回避】
目標値 9 出目 5
成功!
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org313084.jpg
目を閉じて耳を澄ませていた少女は、あなたへ振り向いて口を開いた。
どうやら、特に妙な音はしないようだ。
昼の魔物に隠密能力を持ったものは、今の所確認出来ていない。
だが勿論、昼寝などをして動きを止めていれば、音は立たないだろう。
>>↓1 どうする?
あなた達は部屋へと踏み込んだ。
万一奇襲を受けても対応出来るよう、一塊となってじりじりと移動する。
当然、警戒は全方位に向けながらだ。
そのまま、ぐるりと部屋を一周する。
この後どうするにしても、安全の確保は第一に考えるべきだろう。
部屋の中に何かが居ないか、まず確認しなければどうにもならない。
結果として、部屋の中は蛻の殻だった。
あなた達の他に動くものは無く、ただ霧だけが漂っている。
少なくとも、今すぐ襲われるような事は無さそうだ。
>>↓1 コンマ判定 【感知】
感覚 7
目標値 7
【感知というか目視でした】
目標値 7 出目 7
かろうじて成功
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org313108.jpg
ただし、あなたは一つの足跡を発見していた。
それは西から東へと、部屋の中を横断している。
大きさと形から見て、熊の物であるのは間違い無い。
どうやら隣の部屋、入り口側のエリアに繋がるそこに、熊が立ち塞がっているらしい。
歩いて帰ろうとするならば、大きな障害となるだろう。
>>↓1 どうする?
そろそろ、一度街に戻っても良いのでは無いだろうか。
そう考えたあなたは、少年の状態を確認した。
少年は小さく頷いて返した。
どうやら、焼印の色は落ち着いているらしい。
最奥部を歩き回り、戦闘まで行ったのだ。
当然、十分な探索と言えるだろう。
戦利品も、狼と熊で十分な量がある。
退路を塞ぐ熊と戦う必要は無く、戦士の転移によってあなた達は瞬時に移動した。
>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】
幸運 9
目標値 9
【不運の回避】
目標値 9 出目 6
成功!
転移直後、あなた達は武器を構えて周囲を警戒した。
どうやら、何も居ない。
もし居たとしても、時間帯を考えるに鹿程度ではあろうが、あなた達は安堵の息を吐いて、出口へと駆けた。
>>↓1 戦利品を自動売却しますか? (何かを残して残りを売却、なども可能です)
◆ 一応戦利品一覧
【樹皮の毒蛇の死骸】
【闇色の狼の眼球 x2】
【闇色の狼の心臓】
【闇色の狼の毛皮 / 100%】
【蛇の出血毒】
【豪腕熊の背骨 x3】
◆ 持ち帰り鑑定が一部成功しました、情報が開示されます。
■ 流れ水の腕輪
防御補正 : 1
◆ 特殊能力
【???? : 流水】
このアイテムは、水に流れを生み出す力を持つ。
中量の魔力を消費する事で、限定的な水の操作が可能になる。
といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。
戦利品の処分を終え、あなた達は酒場へと戻った。
そこで、あなた達を出迎えた物は……。
『やっほー、おかえり皆。
何だか記憶が消えちゃってるけど私は今日も元気です』
なんと、あなたの姉であった。
動かせなくなった足の代わりに、鉄製の八本足で元気に店の中を歩いている。
なんと、彼女は適当なノリで習得してしまったマナ・エクスチェンジの魔法で、自身の障害を克服してしまったのだ。
足の構造は壁を這っていた蜘蛛を参考にしたという。
とりあえず目が覚めたならやるべき事は感動の再会である。
あなたと姉は泣いたり抱き合ったりして姉妹の絆を深めあったり乳繰り合ったりした。
なお、姉の中では優先順位は低いらしく、戦士は放置されていた。
哀れである。
その後の大活躍は流石の大英雄であった。
意味不明な直感と機転と閃きと、この妹にしてこの姉あり的な力押しで、白の森は解放された。
なんという巻き展開。
本編でも見習いたいものである。
その後、あなたと姉は大陸をわちゃわちゃ旅して楽しんだそうな。
あ、それと少年少女は結婚し、戦士は鎧の重さのせいであなた達に置き去りにされましたとさ。
GOOD END
エイプリルフールノルマを達成した所で書いてきます。
よろしくお願いします。
◆ 樹皮の毒蛇の死骸 500 Kootz (毒を抜いたため、売値---)
◆ 闇色の狼の眼球 500 x2 = 1000 Kootz
◆ 闇色の狼の心臓 1200 Kootz
◆ 闇色の狼の毛皮 1500 Kootz (無傷の毛皮のため、売値++)
◆ 豪腕熊の背骨 2400 x3 = 7200 Kootz
【13日目 8:45】
『丸ごと持ってきたのは正解ね。
こいつの解体は難しいから、こっちに任せて貰えるのが一番楽で良いわ。
荷物を減らしたいからだと思うけど、自分でバラして駄目にする連中が多くて困ってるのよ』
薬草臭い薬師の女性は、そう語った。
蛇をそのまま持ち帰ったあなたの判断はどうやら正しかったようだ。
店主は満足げに頷き、蛇の死骸に 【2500 Kootz】 の値を付けた。
それなりの高値である。
何でも、この蛇の毒を加工した薬は、ある種の病に対する強力な特効薬となるらしい。
他の治療法もあるため、富裕層が使う程度ではあるようだが。
しかし、毒は確保しておきたいと告げると、その値は一気に下がった。
店主はあからさまにガッカリとした顔をし、抜いた毒を小瓶に移し、あなたに手渡す。
もし毒が不要になったらいつでも買い取る。
店主のそんな言葉を背に、あなた達は店を出た。
◆ 【蛇の出血毒 x2】 を獲得しました (合計所持数 3)
次に、あなた達は防具屋に毛皮を持ち込んだ。
出迎えたのは……いつもの少年では無かった。
いつだったか彼を囃していた、中年の職人である。
『お、あんたか。
……なぁ、あいつと何かあったのか?
毎日泣いてばっかで調子崩してるみたいでよ……今日も休んでるんだ』
心当たりがあるあなただったが、上手く答える事も難しいだろう。
職人の少年の事は一先ず置き、商談を開始する。
一切の傷が無い見事な毛皮は、本職の人間から見ても素晴らしい物であったようだ。
とはいえ、驚く程の高値という訳でも無い。
というのも、白の森において、闇色の毛皮は効果が薄いのだ。
闇色の毛皮が最も効果を発揮するのは、夜闇の中で灯りを付けずに行動する時である。
そんな事をしていれば、たちまち本物の闇色狼の餌食となるのは想像に難くない。
狼の居ないエルフ達の縄張りに踏み込むならば有用であろうが、侵入自体が自殺行為だというのは広く知られているらしい。
結論として、処理した後は余所の迷宮街へ回されるのが主だという。
間に何人もの商人が挟まる以上、防具の適性価格との兼ね合いから、初めの段階ではそうそう高値は付けられないそうだ。
【13日目 9:30】
【所持金】
657 → 12057 Kootz
こうして、戦利品の売却は完了した。
ずっしりと頼もしい重みを感じさせる財布に、あなた達の頬も綻んだ事だろう。
何か不測の事態が起こったとしても、今ならば十分に対応出来るはずだ。
>>↓1 どうする?
あなたは、新しく手に入れた腕輪の力を試してみようと考えた。
鑑定士によれば、この腕輪には水の流れを操る力があるという。
ただし同時に、それは限定的な物であるとも。
果たしてどの程度の力なのか、知っておく事は重要であるはずだ。
【13日目 10:00】
酒場に戻ったあなたは、老店主が用意してくれた小さな水桶の前で唸っていた。
何度か試してはみたが、水に流れを生む以外には大きな効果は無いようだ。
水を持ち上げる、水を打ち出す、そういった現象は幾ら試しても僅かにしか起こせない。
片手で掬い上げる方がまだマシであろう。
それは少年や少女でも同様であった。
満足に出来たのは、水桶の中で波を起こしたり渦を巻かせる程度の事。
一見して、大した効果の無いガラクタとも思える。
しかし、あなたは既に枯れた川を再び流そうという発想に至っている。
その時には恐らく、幾らかの助けにはなるはずだ。
また、実験を眺めていた少年は、一つの閃きを得たようだ。
霧も水の一形態である以上、押し流す事が出来るかも知れないという。
もし可能なのであれば、奥部でも一時的な視界の確保が出来るだろう。
>>↓1 どうする?
・魔法習得の続き
・防具屋の少年と密会(時期尚早?)
・少年と少女の防具の新調(ネックガード等)
・街の探索
こんなところか?
安価下
あなたは、仲間達に尋ねた。
街中でやりたい事はあるだろうか。
それに対し、すぐに返答があった。
少年と少女は、防具の新調を行いたいようだ。
今回、あなた達は蛇による奇襲を受けた。
幸運にも首元を鉄で覆っていたあなたが標的であったために被害は無かったが、彼らならばそうも行かない。
対策として、厚手のフードとネックガードの購入を希望している。
二人に 【2000 Kootz】 程を渡しておけば、彼らは防具屋に向かうだろう。
>>↓1 どうする?
共有資産の中から必要分を渡すと、二人は席を立った。
すぐに防具屋に向かうという。
調整に時間を取られる可能性もあるが、出来る限り早めに戻る。
そう言って、彼らは酒場の扉を潜った。
残ったのは戦士とあなた。
戦士はあなたの姉についていようと考えているようだ。
あなたは自由に行動が可能だ。
二人を追い、防具を見るも良し。
戦士と共に、姉に付き添うも良し。
あるいは、一人で出歩いてみるのも良いだろう。
>>↓1 どうする?
■ 所持品一覧
【ゴースト・スライサー】
【魔鉄製の剣】
【魔鉄製の槍】
【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E
【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
【大蜘蛛の面頬】 E
【鉄製のネックガード +1】 E
【熊革の鎧】 E
【使い慣れた皮鎧】
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【流れ水の腕輪】
【ブーツ・オブ・ライトニング】 E
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x20】
【堅焼きビスケット x9】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
昨晩は寝落ち失礼しました。
モチベーション自体に大きな変動は無いのですが、仕事が繁忙期を迎えてて若干疲れてる感は否めません。
四月下旬まで行けば多分楽になるはず。
無理はせずに続けていこうと思います。
よろしくお願いします。
では、試験的に↓2でやってみます。
それでも問題がありそうでしたら、追加で考える形で。
■ 所持品一覧
【ゴースト・スライサー】
【魔鉄製の剣】
【魔鉄製の槍】
【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E
【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
【大蜘蛛の面頬】 E
【鉄製のネックガード +1】 E
【熊革の鎧】 E
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【流れ水の腕輪】
【ブーツ・オブ・ライトニング】 E
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x20】
【堅焼きビスケット x8】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
■ パーティーの共有品
【蛇の出血毒 x3】 ← NEW
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 0%】
【木製の投石器 x2】
【木製の投槍器】
【木製の背負子】
【ポーション x4】
【熊肝の丸薬 x3】
【熊骨の精力剤 x11】
【消炎鎮痛剤 x3】
【鹿脂の塗り薬 x2】
【発汗剤 x2】
■ 預かり中
【使い慣れたガントレット】
【使い慣れたブーツ】
【使い慣れた皮鎧】
【ボトル・オブ・メモリーコレクト】
■ 所持金 10057 Kootz
【13日目 10:30】
あなたは、姉の看護を戦士に任せ、薬師の店へ向かった。
以前に店で見つけていた鎮静薬を購入するためだ。
その薬には、精神的な攻撃による被害を抑える効果があるという。
森の主と対する時には、多少の効果は見込めるだろう。
■ 吸魔蕾の鎮静薬
価格 : 500 Kootz
マナ・イーターの蕾に含まれる毒を薄めに薄めて作られる薬品。
三時間だけ、精神的なダメージを軽減し、精神的な状態異常への抵抗に補正を与える。
過剰摂取すると強い眠気が発生するので注意が必要。
店には、以前見た通りに鎮静薬が陳列されていた。
あなたはそれを手に取り、店主へと尋ねる。
過剰摂取した時に発生する強い眠気。
これを抑制する方法は何か無いだろうか。
それに対する返答は、残念な物であった。
眠気を消す薬は、鎮静薬と効果を打ち消し合うらしい。
あなたが所持している精力剤を飲めば眠気は消えるだろうが、同時に、両方の薬効が失われるようだ。
>>↓1 いくつ購入する?
◆ 【吸魔蕾の鎮静薬 x5】 を獲得しました。
◆ 所持金 【10057 → 7557 Kootz】
購入した薬品を、あなたは荷に仕舞い込んだ。
店主が言うには、短時間に何度も摂取しない限り、特に危険は無いようだ。
【13日目 10:45】
>>↓1 どうする?
折角だからと、あなたは同じ通りに存在する雑貨屋へと足を伸ばした。
あなたが扱える魔力撃には、一定以上の魔力を籠める事で雷を発生させる事も出来る。
雷の性質を利用した一撃を行う事も出来るのだが、それには凄まじい轟音が伴い、現状では運用は困難だ。
その解決策として、耳栓を購入するのはどうかと考えたのだ。
雑貨屋には丁度良さそうな品が並んでいた。
しかも驚く程の安価である。
あなたはこれ幸いと仲間達の分も纏めて購入した。
◆ 【耳栓 x4】 を獲得しました。
◆ こちらの設定ミスが原因のため、以降デメリット無く轟音が無効化されます。
【13日目 11:15】
買い物を終え、あなたは雑貨屋を後にした。
空を見れば、太陽は中天にかかりつつある。
>>↓1 どうする?
>>1に質問
黒雷の轟音が出なかった事にされるのか?
それとも轟音が出ても敵にしか適用されなくなるのか?
>>388
好きな時に全力魔力撃で強制範囲気絶とか相当まずいので……前者でお願いします。
買い物はそろそろ良いだろう。
あなたはそう判断した。
残りの時間は酒場で姉の様子を見ているのが良いかも知れない。
あなたは道を引き返し、酒場へ向かう。
思えば、森から戻って未だに姉の顔を見ていない。
自然とあなたの足は速まり、人並みを掻き分けるように進んだ。
【13日目 11:45】
酒場の入り口には、店主都合による当分の休業を知らせる板が掲げられていた。
それを見て老店主に感謝しつつ、扉を潜る。
酒場の奥の一室、そのベッドの上には、あなたの姉が今も眠っていた。
隣に座る戦士の言によれば、あなた達が森に入っていた時間も含めて、未だ一度も覚醒に至っていないらしい。
姉は酷く衰弱し、顔色は悪い。
老店主が用意してくれたスープがあるとは言え、それで全てが補える訳も無い。
このまま意識が無い状態が長く続けば、命を落とす可能性もあるだろう。
あなたはそっと、姉の手を握った。
どうか一日でも早く目を覚まして欲しいと願いを籠めて。
>>↓1 コンマ判定 【崩壊抵抗】
意思 1
姉妹 2
崩壊 0 (記憶簒奪による一時的無効化)
目標値 3
【崩壊抵抗】
目標値 3 出目 5
失敗……
しかし、思いは届かない。
眠り続ける姉は、か細い呼吸を繰り返すのみ。
痩せ細ってしまった手に力は無く、あなたの手を握り返す奇跡は起こらない。
>>↓1 どうする?
ここまでの自身の冒険譚を姉に向かって話してみるとか
あ、すみません、>>395で取れてます。
街パートだと管理しなければならないデータ量が異常に膨れ上がるもので手間取ってます。
申し訳ないです。
あなたは、手を握ったまま、ベッドへ腰掛けた。
過去に、姉があなたへと冒険譚を語る時、彼女はこうしたものだった。
砂漠のオアシスを呑み込んだ、異形の砂上森林。
荒野に突如出現し交易路を押し潰した、人の体内を模したような岩塊城砦。
大河が逆巻き立ち上り生み出された、螺旋を描く氷の塔。
それに彼女がどのように巻き込まれ、どのように挑み、どのように落としたか。
あなたは勿論、全てを明確に覚えていた。
自室のベッドの上だけが世界の全てだった頃、あなたの最大の楽しみはそれだったのだ。
だからだろうか。
あなたの口は自然と開き、これまでの道程を語っていた。
姉の訃報が届き、光を失った家族。
憧れ続けた大英雄に倣い、立ち上がった己の決意。
訪れた迷宮の街での、人々との出会い。
初めての仲間と、そして友人。
いつしか、部屋の中にはあなたと姉の二人だけとなっていた。
姉妹の語らいを眺めている程、彼は無粋では無い。
しかし、あなたはそれすら気付かず、なお話し続ける。
迷宮での日々。
それは常に危険と隣り合わせで、一つの油断で友人の命が失われかけた事もあった。
だが、それでも決して暗い物では有り得ない。
何もかもが、あなたにとって初めての事である。
街の人々とのささやかな触れ合いも。
己の両腕が何かを為す事も。
命を賭す程に誰かを救いたいと思った事も。
辛く苦しい事も多くあったが、確かに輝ける日々であった。
……そこに足りない物は、たった一つ。
掠れきり、震える懇願が、あなたの喉から零れ落ちた。
>>↓1 コンマ判定 【崩壊抵抗】
意思 1 (あなたの姉)
姉妹 2
呼声 5
崩壊 0
目標値 8
【崩壊抵抗】
目標値 8 出目 1
クリティカル!!
……しかし、その懇願に応えは返らない。
声は、そこで途切れた。
あなたにはもう、何を語れば良いのか分からない。
砕けた心は戻らない。
深く落ち窪んだ瞳は開かれず。
繋がれた手に力は篭らない。
当たり前の事だ。
彼女の過ごした闇は余りにも深く、心を覆う絶望は重い。
家族が呼びかけた程度で目覚めるなど、有り得るはずも無い。
あなたは静かに立ち上がった。
姉への思慕に揺らぎは無い。
あなたは生ある限り、彼女を救う手立てを求め続けるだろう。
だが、今この時だけは、あなたの心にこそ休息が必要だった。
―――ところで、あなたは覚えているだろうか?
当たり前の事。
有り得るはずも無い。
……そのような文言を正面から打ち破る者を、何と呼ぶのかを。
そして、あなたの眼前に居る者が、何であったかを。
『―――』
聞こえるはずの無い声に、あなたの足は縫い止められた。
有り得ない。
きっと幻聴だ。
期待などするな。
もし裏切られれば、二度と自分は立ち直れない。
心の片隅から沸き立つそんな考えも、何の意味も持たない。
ゆっくりと振り返るその動きは、あなたの生において最も無様で、最も情けない動作であっただろう。
だが勿論、それは致し方の無い事だ。
何せ、あなたがその心に逆らえる理由は、この世のどこにも存在しない。
滲む視界の中でも、それは強い輝きを放っていた。
衰弱如きが、その光を遮る事など出来はしない。
『―――よかった。
あるけるように、なったんだ』
苦しげに搾り出され、歪んだ声には。
そして、あなたを見つめる瞳には。
どこまでも深い愛が、満ち満ちていた。
【事前の予定】
姉は目覚めなかったが、あなたは姉への想いを再確認した。
更に強固となった決意は、今後の探索においてあなたを強く助ける事だろう。
【現実】
(白目)
といった所で今日はお開きで。
途中の長考申し訳無いです。
また明後日。
明確にルール化します。
◆ セーブポイントについて
コンティニュー回数を 【 1 】 消費して、セーブポイントを作る事が出来ます。
セーブポイントは一つしか作る事が出来ず、上書きや取り消しは不可とします。
このセーブポイントとは、コンティニューの際に戻る場所ではなく、
残りコンティニュー回数が残っていない状態で死亡した場合に、セーブした状態でエンディングを行うだけの物です。
■ 所持品一覧
【ゴースト・スライサー】
【魔鉄製の剣】
【魔鉄製の槍】
【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E
【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
【大蜘蛛の面頬】 E
【鉄製のネックガード +1】 E
【熊革の鎧】 E
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【流れ水の腕輪】
【ブーツ・オブ・ライトニング】 E
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x20】
【堅焼きビスケット x8】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
■ パーティーの共有品
【蛇の出血毒 x3】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 0%】
【木製の投石器 x2】
【木製の投槍器】
【木製の背負子】
【ポーション x4】
【熊肝の丸薬 x3】
【熊骨の精力剤 x11】
【消炎鎮痛剤 x3】
【鹿脂の塗り薬 x2】
【発汗剤 x2】
【吸魔蕾の鎮静薬 x5】 ← NEW
■ 預かり中
【使い慣れたガントレット】
【使い慣れたブーツ】
【使い慣れた皮鎧】
【ボトル・オブ・メモリーコレクト】
■ 所持金 7557 Kootz
【13日目 19:00】
その後の混乱は、実に騒がしい物だった。
まず響き渡ったのは、あなたの号泣であった。
訃報を聞いて以来、ずっと待ち焦がれ続けていた瞬間を迎えられたのだ。
致し方の無い事であろう。
縋り付きろくに言葉も紡げない様子のあなたの頭を、姉は片腕だけで静かに撫でていた。
その次に、戦士。
あなたの声を聞きつけたのだろう。
何かあったのかと慌てて駆け込んだ彼は、これまた大慌てで口の堅い医者を呼びに行った。
その途中、老店主を呼ぶ大声と、廊下に置かれていた物が薙ぎ倒される音が部屋にも届いた。
勿論あなたの耳にも入ったはずだが、それを認識する事もろくに出来てはいない。
最後に、帰ってきた少女の怒鳴り声。
衰弱しきった人間に縋り付いて何をしているのかと、強引にあなたを引き剥がす。
それで冷静さを取り戻したあなたが姉の顔を見れば、顔色はやや悪化していた。
自身の行いを後悔しての謝罪と、あなたを宥める少年の声もまた、決して小さな物では無い。
結局、全てが落ち着く頃には既に日も落ちきっていた。
最低限の情報、白の森に挑んで敗北した事だけを聞いたあなたの姉は、再び眠りについている。
今度は、いつ目を覚ますかも分からない、暗い眠りではない。
明日の朝にはきっと、言葉を交わす事も出来るだろう。
姉が眠る部屋の中には、仲間達が全員集まっている。
真っ赤に腫れ上がった目元を冷やすあなたの背を少女が擦り、
少年は僅かにでも効果があればと治癒の魔力を送り、
戦士は医者が置いていった薬香の調整を細かく行っている。
意識を取り戻した以上、少しずつではあろうが状態は回復に向かうだろう。
最早、彼女の命を心配する必要は存在しない。
あなた達が迷宮から帰ったのは、朝方であった。
少年の事情を考えても、まだ余裕はある。
このまま朝までを休憩に当てても良いだろう。
>>↓1 どうする?
仲間達と話をしようと、あなたは口を開いた。
未だ震えを止めきれない声が、喉から漏れる。
>>↓1 会話の内容を指定出来ます。
>> 【20:01】 以降が有効です。
>>1に聞きたいがボトルオブメモリコネクトの記憶を姉に[任意範囲]で戻す事は可能ですか?
無理なら壊す以外で戻す方法は有りますか?
>>445
作成者が記憶を戻す事を前提として作っていないので、ありえません。
ちなみに、このアイテムは幼い少年に恋をした魔女による品です。
少年を拉致した魔女は、彼に隷属を強制する首輪を付け、
小瓶により家族の記憶を奪い、
行方を常に追う宝玉で管理し続けました。
姉の意識は戻った。
ならば次は何か。
決まっている。
姉の足を取り戻すのだ。
あなたが救われたように、姉を救わなければならないと、あなたは強く決意する。
その旨を、あなたは仲間達にも伝えた。
希望があるとすれば、それは黄金の果実だけだろう。
そして果実は、過去にエルフの縄張りのどこかに生っていたとあなたは既に知っている。
縄張りに侵入し探索を行うため、準備をしたい。
そう告げると、仲間達は頷いた。
……ただ、少女だけはその顔は暗い。
『果実は、そうそう見つかる物じゃない。
同じ所で二度取れた、なんて話は全然無いの。
あんまり期待しすぎない方がきっと良いわ』
しかし、だからと言って諦めきれる物では無い。
果実が無くとも、その残滓程度でもあれば幾らかは治療の足しになるかも知れないのだ。
少女も、北部の探索自体には反対はしていない。
必要そうな装備に関して、あなた達は話し合った。
出た案は幾つかある。
実際に一度利用した、森の木々を利用した迷彩。
闇に溶け込む毛皮を用いた隠密。
そして発見される恐れのある灯りを使わずに探るための、視力を強化する丸薬。
これらを準備出来れば、北部の調査は随分と容易くなるだろう。
縄張りの乱れにより、エルフ達が数を減らしている事も追い風であるはずだ。
迷彩については、何の問題も無い。
切り取っても水に変わらない、入り口に近い木々を使えば作る事が出来る。
闇色の毛皮と熊の肝臓については魔物を狩るか、購入か。
前者の場合は、二種共に血臭によって誘引出来るだろう。
危険はあるが効率を重視するならば家畜の血でも持っていくのが良いと、少年が助言した。
後者の場合は、毛皮ならばそう時間はかからず集められるだろう。
だが、肝臓に関しては絶望的だ。
丸薬を求めるならば豪腕熊との対決は回避出来る物では無い。
【13日目 19:30】
どちらにしろ、準備を万全にするならば熊との戦闘を行う必要がある。
ならば勿論、森に挑まなければならない。
明日の朝、再び森に入るのが良いだろうと、仲間達は結論した。
>>↓1 どうする?
更にあなたは提案を続けた。
エルフ達の索敵手段は聴覚に重きが置かれている。
となれば、足音を消す手段の一つも用意してはどうかと。
そこであなたが考えたのが無音で飛ぶ梟だ。
あの魔物の羽毛を使って靴を作れば、足音の軽減が出来るのでは無いだろうか。
『良い案だと思います。
ただ、それでしたら他の鳥の羽毛や、羊毛などで代用出来るかも知れません』
少年の反応はそういった物であった。
最大限の効果に拘るならば、確かに梟の羽毛が良いだろう。
しかし、防具屋に相談すれば、安価で購入する事も出来るのではないだろうか。
どちらにするにしろ、既に今日は日も沈んでいる。
実際の行動は明日になるだろう。
誰か一人を街に残し防具屋への相談を任せ、残った人員で熊に挑む。
そういった事も可能であり、また無難なのでは無いだろうかと戦士は言う。
>>↓1 どうする?
仲間達の中で最大の攻撃力を持つのは、言うまでも無くあなただ。
アーティファクトの力を用いた、回避不能の魔力撃こそがあなた達の切り札。
この一撃を使えない状態での豪腕熊との対決は容易な物ではない。
しかし、それを承知していながらも街に残る事をあなたは希望した。
当然の事である。
数年振りに言葉を交わす事が出来る姉の傍に残りたいというのは、人として自然な感情だ。
勿論、あなたの事情を知る仲間が異論を唱える訳も無い。
『大丈夫よ。
あんた無しでも十分やれるってとこ、見せてやるわ。
……あぁいや、街に残るんだから見れないんだけどさ』
少女は力強く請け負い、胸を張る。
こうして、あなたは明日、街に残る事となった。
仲間達は三人で熊に挑む。
容易な事では無いだろうが、少年の治癒と戦士の転移に、少女の暴風もある。
大きく遅れを取る事は、そうそう無いのではないだろうか。
【13日目 20:00】
そうと決まればと、三人は休息を開始するようだ。
戦士が食事を頼みに部屋を出て、二人は寝床の準備を整える。
あなたもまた、明日に備えるべきだろう。
>>↓1 休息前にやるべき事があれば指定できます (何もせず休んでも構いません)
特に今晩やる事は無い。
となれば、後は静かに休んでおくべきだろう。
あなたはそう判断し、姉の隣に運んだベッドで休む事とした。
勿論睡眠は最低限に。
姉に異変が起こった場合に備えながらではあるが。
【14日目 4:00】
特に何事も起こらず、夜明けは近付く。
仲間は既に森への出立準備を始めていた。
あなたの持ち物を何か渡すとすれば今の内にすると良い。
>>↓1 どうする?
街に居る限り、アーティファクトの力など使う機会は無いだろう。
ならば、仲間の誰かに使って貰うのが良いはずだ。
勿論、ブーツはあなたの脚に合わせて作られている。
サイズが合わなければ、当然として使う事は出来ないが……。
【幸運な出来事 / 少年】
幸運 1
性差 -3
目標値 -2 (自動失敗)
>>↓1 コンマ判定 【幸運な出来事 / 戦士】
幸運 4 (戦士)
性差 -3
目標値 1
【幸運な出来事 / 戦士】
目標値 1 出目 1
成功…………成功!?
最高峰のマジックアイテムである、精霊の力が宿ったブーツ。
それを、あなたの仲間達は順に試していく。
まずは少女。
同性である彼女は、大きな問題は無かった。
行動に支障が出るような事も無く、十全に活用できるだろう。
次に少年。
こちらは、残念ながらサイズが合わないようだ。
無理に足を入れる前に早々に諦める。
そして最後に戦士。
誰もが無理だろうと確信しつつも試してみれば……。
『……その、なんだ。
入ってしまったんだが』
あなた達の誰もが口をぽかんと開けた。
ややキツく、締め付け感があるという事だったが、しっかりと足は収まってしまっている。
どういう事かと良く良く見れば、戦士の体は意外に細い。
重厚な鎧のイメージによる思い込みだろう。
彼は長身であるが、同時に細身でもあったのだ。
思い返せば彼はそもそも貴族である。
分厚い筋肉を身に付けるような環境では育たなかった、という事なのだろうか。
とはいえ、流石に完全にフィットする、などという事は有り得ない。
もし戦士がブーツを使う場合、特殊能力を使わない通常時は動作に支障が出るだろう。
結局、少女に使用させるのが無難であると思われるが……。
>>↓1 どうする?
当然の選択として、あなたは少女にブーツを渡した。
これから強敵に挑むというのに、行動が制限されてしまってはどうしようも無い。
戦士に使用させるのは余りにも危険だった。
【14日目 4:30】
そうして、仲間達は出立した。
どの程度の収穫があるかは未知数だが、あなたに出来る事は行ったはずだ。
後は吉報を待つしか無いだろう。
【14日目 8:00】
姉が目を覚ましたのは、日が完全に昇りきってからであった。
あなたと僅かな会話を交わし、やはりスープでの食事を取る。
彼女は現状、一人で体を起こす事も困難だ。
これからは回復に向かうだろうが、その道程は決して楽な物では無い。
食事を終え、姉は再びベッドに横になった。
意識はハッキリとし、十分な対話も可能だろう。
勿論、昨夜の話にあった通り防具屋に向かう事も当然出来る。
>>↓1 どうする?
出かける前にやっておくべき事がある。
あなたは口を開き、姉に尋ねた。
何かして欲しい事や知りたい事は無いだろうかと。
それに対し、姉はしばし考え込んだ。
両親の話は既に終え、あなたもこうして目の前で元気を見せている。
彼女の弟子である戦士もまた顔を合わせていた。
そして、片腕や下半身の麻痺についても最低限の話は終わっている。
勿論、詳細に何が起こったかを伝えては記憶を抜いた意味が無い。
伝聞のようにして、敗北した時の怪我のようだと伝えたのみだ。
結果、どうにもすぐに思いつく事は無いようだ。
本当は果物が山ほど食べたいけど、まだ難しそう。
姉は掠れた声でそう言い、残念そうに眉を下げた。
また、あなたがこうして元気でいるだけで十分だ、とも。
ただ最後に、心配をかけた両親に手紙を出したいと、彼女は希望した。
>>↓1 どうする?
あなたは老店主に話を通し、便箋を譲り受けた。
代価を支払おうとしても、それは静かに断られる。
以前渡した狼の心臓分がまだ残っているようだ。
あなたは店主に頭を下げ、部屋に戻る。
姉の手は力無く震え、満足に筆を取る事は出来ない。
止むを得ず大半をあなたが代筆し、最後の一文のみを姉が綴る形となった。
しばしの時間の後、問題無く手紙は書き上がった。
……姉の言葉と共に、あなたは自身の謝罪も併記していた。
両親に相談する事も無く、書置きだけを残して飛び出してきたのだ。
この手紙が届けば、両親はすぐさま飛んで来る事だろう。
顔を合わせた時どうすれば良いのか。
あなたは今更に頭を抱え、流石は私の妹だと姉は笑った。
【14日目 9:00】
姉の希望は、これで達成された。
後は街に詳しい老店主に頼めば信用のおける者に託してくれるだろう。
あなたは自由に行動出来る。
>>↓1 どうする?
といった所でお開きとしておきます。
安価は踏んでおいて下さい。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。
■ 所持品一覧
【ゴースト・スライサー】
【魔鉄製の剣】
【魔鉄製の槍】
【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E
【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
【大蜘蛛の面頬】 E
【鉄製のネックガード +1】 E
【熊革の鎧】 E
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【流れ水の腕輪】
【ブーツ・オブ・ライトニング】 ← 貸し出し中
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x20】
【堅焼きビスケット x8】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
■ パーティーの共有品
【蛇の出血毒 x3】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 0%】
【木製の投石器 x2】
【木製の投槍器】
【木製の背負子】
【ポーション x4】
【熊肝の丸薬 x3】
【熊骨の精力剤 x11】
【消炎鎮痛剤 x3】
【鹿脂の塗り薬 x2】
【発汗剤 x2】
【吸魔蕾の鎮静薬 x5】
■ 預かり中
【使い慣れたガントレット】
【使い慣れたブーツ】
【使い慣れた皮鎧】
【ボトル・オブ・メモリーコレクト】
■ 所持金 7557 Kootz
【14日目 9:00】
◆ 安価内容
姉の武術・剣術の片鱗を口頭にだけでも聞きたい。
勿論、無理はさせないで。
夕飯と風呂の後、19時30分位の開始になります。
よろしくお願いします。
あなたは、姉に話を聞こうと考えた。
あなたの姉は、二本の剣を頼りに数多の迷宮を駆け抜けた大英雄である。
当然の事として、その身に宿した武の術理は常人が並び得る物ではない。
無理をさせられない以上口頭のみでの伝授となるが、あなたの助けとなる可能性もあるだろう。
姉の体調は無論良くない。
が、だからといってあなたの頼みが断られる事は有り得なかった。
幾分苦しげにしながらも、彼女は口を開く。
これこそが最も重要な部分。
基礎にして奥義なのだと、前置きをして、だ。
『まずジッと見て、ピシッとしたら、グワッ、ザッと行ってね。
スパッとやったらシュタッとして、クルッ、ズバッよ』
>>↓1 コンマ判定 【言語翻訳】
意思 3
目標値 3
【言語翻訳】
目標値 3 出目 4
失敗……
>>1に質問なんだが姉の職業って魔法剣士なのか軽戦士なのかどちらなん?
あなたは曖昧に頷いた。
何が何だか分からない。
姉の言語は擬音が多すぎ、その意味を理解する事は容易では無い。
勿論彼女の中ではしっかりとした何かがあるのだろうが、あなたには掴めなかった。
分かっていないあなたの様子を見て言葉は重ねられたが、難解さは更に増すばかり。
ここまでの人生で聞いた事も無いような音が飛び出るに至り、あなたは静かに顔を覆った。
冒険譚を聞いていた時はこうでは無かった。
……恐らく、姉にとって戦闘とは、感覚に頼る部分が多いのだろう。
言語に翻訳するのは難しいようだ。
そういえば姉はなんで貴女が歩けることを不思議に思わないんだろう?
>>540
特に隠しておく必要が無く、あなたは極めて親しい血縁者です。
知っていて構いません。
全盛期の姉の能力は以下の通りです。
■双剣の大英雄
【筋力】 .20 【耐久】 .18
【敏捷】 .26 【感覚】 .21
【知識】 9 【意志】 .12
【魔力】 9 【幸運】 7
◆職業
【英雄】
初期装備が最高品質化し、アーティファクトを保有できる。
ダンジョン探索中に三度だけ、ファンブルをクリティカルに変更できる。
専用の固有技能を一つ獲得できる。
攻略した迷宮の数によって自由に割り振る事が出来るステータスボーナスを獲得する。
【軽戦士】
物理的戦闘において回避判定が有利になる。
回避成功時に反撃判定が自動発生する。
物理的戦闘に関する専門知識を獲得する。
>>543
その辺りは既に話した扱いです。
【14日目 10:00】
あなたに理解を促そうと姉は努力したが、それは結局無駄に終わった。
やがて話し疲れたのだろう。
拗ねたように唇を尖らせて、ベッドへと横になった。
>>↓1 どうする?
あなたは姉に断って部屋を出た。
そろそろ日も随分と高い。
店を回るには良い頃合だろう。
出掛けに老店主に声をかけるも、彼には特に用は無いようだ。
自由に行動して問題無いだろう。
逆に、姉の手紙を店主に託し、あなたは街へ向かった。
【14日目 10:45】
あなたが訪れたのは、まずは武器屋であった。
いかにも頑固という印象の無愛想な店主が、あなたを歓迎して口を開く。
『おう、ようやくアレを使う気になったか。
いいぞ、さっさと出せ』
恐らく、彼が言っているのは剣片の事だろう。
以前見せた時に、随分と執着を見せていた事をあなたは覚えている。
だが、残念ながら今回はそちらの用事では無い。
憮然とした店主に、あなたは相談する。
『マサカリだと?
そりゃあ、あるっちゃあるけどよ……』
彼の言によれば、そもそもこの辺りでは樵のような職業は少ないらしい。
豊かな森が近くにあるというのに意外な事ではあるが、考えてみれば当然の事だ。
精霊が宿る森の木々を、誰が進んで切り倒そうと言うのか。
そういった事情により需要は少なく、品揃えも乏しい。
純粋な伐採用の物は、鉄製しか無いようだ。
他の素材を求めるならば、特注となってしまうだろう。
■ 鉄製の鉞
価格 : 800 Kootz
攻撃補正 : 2
防御補正 : 1
命中補正 : 0
伐採補正 : 3
>>↓1 どうする?
品を見た後、あなたは気が変わった。
良く考えてみれば、これまでに木々の破壊に困った事は無い。
魔力を用いた力押しで何とかなってしまうのではないだろうか。
あなたは鉞の購入を取り止め、代わりに剣に目を移した。
■ 蜘蛛爪の剣
価格 : 3200 Kootz
攻撃補正 : 3
防御補正 : 3
命中補正 : 2
■ 異形の剣
価格 : 4000 Kootz
攻撃補正 : 5
防御補正 : 0
命中補正 : 2
【脆弱 : 物理】
このアイテムに、敵の攻撃による物理的ダメージが与えられた場合、武器破壊判定が発生する。
判定難度は繰り返す毎に上昇していく。
■ 蜘蛛爪の双剣
価格 : 3200 Kootz
攻撃補正 : 3
防御補正 : 3
命中補正 : 1
■ 異形の双剣
価格 : 4000 Kootz
攻撃補正 : 5
防御補正 : 0
命中補正 : 1
【脆弱 : 物理】
このアイテムに、敵の攻撃による物理的ダメージが与えられた場合、武器破壊判定が発生する。
判定難度は繰り返す毎に上昇していく。
■ 魔鉄製の大剣
価格 : 1700 Kootz
攻撃補正 : 5
防御補正 : 4
命中補正 : -2
■ 蜘蛛爪の大剣
価格 : 3200 Kootz
攻撃補正 : 6
防御補正 : 5
命中補正 : -3
『……今の所はこんなもんだな。
山向こうの鉄の町が息を吹き返したらしいから、あと二月もすりゃあもう少しマシな物も出来るだろうけどよ』
店主はそう言い、不機嫌そうに腕を組んだ。
>>↓1 どうする?
あなたは思索に耽る。
何かこう、この場に無い、近中距離で変幻自在に扱える武器はないものだろうか……?
>>↓1 コンマ判定 【武器知識 / 打根】
知識 1
目標値 1
【武器知識 / 打根】
目標値 1 出目 5
失敗……
【14日目 11:15】
しかし、あなたはそういった武器に心当たりは無かった。
残念ながら、今ある物で満足するしか無いだろう。
>>↓1 どうする?
あなたは結局、投げ槍を二本購入した。
正確には、槍を投擲用に加工して貰った、という形である。
何故か異様に不機嫌な店主は舌打ちをしながらも、あなたの注文にしっかりと応えた。
■ 魔鉄製の投擲槍
価格 : 1700 Kootz
投擲 / 刺突
攻撃補正 : 3
命中補正 : 1
◆ 所持金 【 7557 → 4157 Kootz 】
【14日目 13:00】
加工が終わり、あなたは二本の槍を背負う。
ちらりと外を見れば、どうやら既に太陽は中天を過ぎていた。
>>↓1 どうする?
買い物はこの程度で良いだろう。
残りの時間は姉の看護を行いながら仲間を待つべきだ。
あなたはそう判断し、酒場への道を急いだ。
【14日目 13:45】
酒場に戻れば、姉は昼寝の最中であった。
老店主によれば、昼食を終えて薬香を焚くと、静かに眠ったらしい。
>>↓1 どうする? (やる事が無ければ、仲間が戻るまで時間を飛ばす事が出来ます)
あなたは一走り市場へ向かい、花を購入した。
姉は状態が状態である。
部屋から出る事は難しい。
彩の一つもあれば、幾らかの慰めにはなるはずだ。
◆ 所持金 【 7557 → 4140 Kootz 】
花を売り歩いていた少女に選んで貰った十数本を抱え、あなたは酒場へと戻る。
【14日目 15:00】
あなたが戻っても、未だ姉は眠っていた。
その枕元、チェストの上に花瓶を飾り、花を挿す、
僅かだけではあるが、部屋の寂しさは取り払われたと、あなたは感じただろう。
コピペミスひぎぃ
※ 修正
◆ 所持金 【 4157 → 4140 Kootz 】
それから、あなたは姉の看護を始めた。
本人が眠っている間はやれる事は限られるが、あなたは甲斐甲斐しく働いた。
そうして、時間は過ぎていく。
>>↓1 コンマ判定 【物理的被害の軽減 / 戦士】
耐久 7
装備 5 (平均値)
目標値 12
>>↓2 コンマ判定 【短剣の一撃 / 少女 / マナ・エクスチェンジ / 雷速】
筋力 4
急所 3
魔撃 3
目標値 10
【物理的被害の軽減 / 戦士】
目標値 12 出目 10
差 2
【短剣の一撃 / 少女 / マナ・エクスチェンジ / 雷速】
筋力 4
武器 5 ← 補正忘れ
急所 3
魔撃 3
目標値 15 出目 6
差 9
>>↓1 コンマ判定 【装備破壊 / 大剣】
耐久 7
装備 6
威力 -15
耐性 11
目標値 9
◆ ラスト判定です、描写も無く長々と申し訳無く。
>>↓1 コンマ判定 【??】
?? 7
?? 4
?? -5
目標値 6
【??】
目標値 6 出目 9
失敗……
その後も、あなたは部屋から出る事無く姉に寄り添い続けた。
夕飯を手伝い、痩せ細った体を拭き、薬香を調整し。
また、時間を持て余す事の無いようにと、この街に来てからの詳細な話もした。
……そうして、時間は過ぎていく。
日が沈み切り、深夜を越えて、そして。
【15日目 6:30】
昇った太陽を見つめて、あなたは強い焦燥を抱いた。
仲間達が森に入ったのは、昨日の明け方の事である。
そこから熊と一戦するだけならば、夜の間に帰ってくるべきなのだ。
ついでとばかりに狼と戦ったとしても、明らかにおかしい。
>>↓1 どうする?
>>1へ
貴女の体調は大丈夫ですか?
睡眠不足とかじゃないよね?
>> 【23:33】 以降が有効です。
>>616
食事と睡眠は適度に取った状態です。
何かあった事は、恐らく間違いない。
熊を仕留められなかったから言伝も無しに次の日に持ち越した、などというのは考え難い。
そんな素人じみた失敗をするような仲間では無いはずなのだ。
あなたは急ぎ、森に入る準備を整えた。
同時に、姉に事情を説明する。
彼女の経験は、森の記憶が失われた事が些細と言える程に膨大だ。
森の様相、仲間の能力や特技を手早く伝え、助言を求めた。
そんな期待に、姉は応えた。
あなたの仲間は、魔物達の死体を隠し、二度の封鎖を行った大部屋に居る可能性が高いという。
解体中の安全を確保する手段。
極めて好戦的な熊の性質。
濃霧により塞がれた視界。
そしてその状態でも確実に先制発見が可能な少女の耳。
これらを合わせて考えれば、仲間達の作戦は以下の通りとなる。
まず大部屋に向かう。
ここで熊が居れば狩り、居なければ探した上で誘導しての戦闘を行う。
そして部屋を封鎖して安全に素材を獲得し、転移で帰る。
未だ帰らないという事は、転移を扱える戦士が魔法を使える状態に無いという事になる。
恐らく、封鎖された部屋の中で治療を行っているはずだと、姉は語った。
勿論、これはただの予想でしかない。
確実に正しいと断言出来る物ではないだろう。
姉の意見に従うかどうかは、あなたの自由だ。
あなたは姉に感謝し、酒場を飛び出した。
もしも入れ違いになったとしても、姉が伝えてくれるだろう。
最低限、その面の心配は無い。
あなたが向かったのは防具屋である。
アーティファクトであるブーツは少女に貸しており、脚部の防御が心許ない。
新たな防具を買い、調整を待つような余裕はあなたの心には無いが、職人の少年に預けた物があれば時間はかからない。
>>↓1 コンマ判定 【幸運な出来事】
幸運 9
目標値 9
【幸運な出来事】
目標値 9 出目 8
成功!
防具屋に辿り着いたあなたは、店内を素早く見渡した。
しかし、少年の姿はどこにも無い。
止むを得ず、巨躯の店主へと半ば叫ぶように迫った。
職人の少年に預けていたブーツが必要になった。
彼の家がどこにあるか教えて欲しい、と。
しかし、どうやら少年の家へと走る必要は無い。
幸運な事に、預けていた装備は今ここにあるらしい。
あなたが来たら渡して欲しいと、店主に頼んでいたようだ。
◆ 【使い慣れたブーツ】 を回収しました。
【15日目 8:00】
こうして、準備は整った。
差し当たって不足している物は何も無い。
問題無く森に入り探索する事が出来るだろう。
>>↓1 森に向かいますか?
■ 所持品一覧
【ゴースト・スライサー】
【魔鉄製の剣】
【魔鉄製の槍】
【魔鉄製の投擲槍 x2】
【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E
【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
【大蜘蛛の面頬】 E
【鉄製のネックガード +1】 E
【熊革の鎧】 E
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【流れ水の腕輪】
【使い慣れたブーツ】 E
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x20】
【堅焼きビスケット x8】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
■ パーティーの共有品 / ※ 現在仲間達が所持 ※
【蛇の出血毒 x3】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 100%】
【竹製の水筒 / 0%】
【木製の投石器 x2】
【木製の投槍器】
【木製の背負子】
【ポーション x4】
【熊肝の丸薬 x3】
【熊骨の精力剤 x11】
【消炎鎮痛剤 x3】
【鹿脂の塗り薬 x2】
【発汗剤 x2】
【吸魔蕾の鎮静薬 x5】
■ 預かり中
【使い慣れたガントレット】
【使い慣れた皮鎧】
【ボトル・オブ・メモリーコレクト】
■ 所持金 4140 Kootz
>>↓1 森に向かいますか?
といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。
■ 所持品一覧
【ゴースト・スライサー】
【魔鉄製の剣】
【魔鉄製の槍】
【魔鉄製の投擲槍 x2】
【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E
【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
【大蜘蛛の面頬】 E
【鉄製のネックガード +1】 E
【熊革の鎧】 E
【鹿革製のリュック】 E
【大蜘蛛のガントレット】 E
【異形の手袋】 E
【流れ水の腕輪】
【使い慣れたブーツ】 E
【大型ウェストバッグ】 E
【投石用の石 x20】
【堅焼きビスケット x8】
【干し肉 x10】
【竹製の水筒 / 100%】
【水袋 / 100%】
【方位磁石 x2】
【携帯用調理器具一式】
【植物油 x2】
【地図用羊皮紙】
【大英雄の剣片】
■ 使用可能魔法
【コンティニュアル・ライト】
少量の魔力を消費して、光球を発生させる。
特に指定しない限り、光量は大型のランタン程度、持続時間は六時間。
光量と持続時間は、片方を犠牲に片方を増幅する事が出来る。
また、必要があれば自由なタイミングで光を消す事が出来る。
【フィジカル・ブースト】
魔力によって一時的に筋力・耐久・敏捷のいずれかを強化する。
最大強化値は自身の魔力の能力値と等しい。
強化値が大きい程、時間当たりの魔力消費が大きくなる。
昨夜は失礼しました。
薬による眠気に逆らえず、気付けば朝という……。
今晩は大丈夫だと思います。
19:30位の開始になります。
よろしくお願いします。
◆ 前回のあらすじ
豪腕熊を狩るため迷宮へ向かう仲間達を見送り、あなたは街に残った。
しかし、夜が明け切っても彼らは戻らない。
何事かあったに違いない。
そう考えたあなたは急ぎ準備を整え、単独で森へ向かうのだった。
あんた身体大丈夫か?
春風邪拗らせるとタチ悪いよ。
>>659
インフル自体はもう大丈夫です。
ただ薬がちょっと思ったより強かったもので。
ありがとうございます。
【15日目 9:30】
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org318354.jpg
◆ = 現在位置
準備を整えたあなたは道を急ぎ、森へと踏み入った。
勿論、入り口前の広場で呼吸は整えてから、である。
疲労を残したままで探索など行えば、その先に何が待つかなど想像に難くない。
森は、いつも通りの静寂の中にあった。
白い霧も、何の異常も無い。
だが、あなたは己の心を苛む不安と焦燥を消しきれない。
あなたにとって、単独行など随分と久しぶりの事だ。
道を開く少女の耳は無く、少年の治癒も無い。
絶対的な撤退手段である戦士の転移も有り得ない。
隣を歩く者も、背を守る者も、当然どこにも居ない。
これまで分担出来ていた何もかもをあなただけでこなさねばならない。
思えば途方も無い贅沢だったのだと、あなたは気付いた事だろう。
あなたは道の先を睨む。
霧に隠された通路は相変わらず長くは見通せない。
既に日は昇り切り、安全な明け方はとうに過ぎ去った。
迷宮の中には、当然の事として魔物達で溢れているはずである。
>>↓1 どうする?
一人の心細さを振り切り、あなたは歩を進めた。
仲間達がどうなっているか、一切の情報をあなたは持たない。
ただ休んでいるだけなら良いが、重傷により身動きが取れない可能性もある。
とてもではないが、じっとしている事など出来ない。
いつもよりも慎重に、感覚を研ぎ澄ませて周囲を探る。
霧のために、視覚は殆ど頼りにならない。
頼るべきは、己の耳と鼻である。
>>↓1 コンマ判定 【感知】
感覚 7
目標値 7
【感知】
目標値 7 出目 3
成功!
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org318380.jpg
一歩ずつを確かめるように歩むあなたは、曲りくねる道を進み、まず最初の小部屋に入った。
勿論、通路からじっくりと内部を観察してからだ。
十分な警戒の結果、どうやら部屋の中には何も居ないとあなたは確信した。
実際に踏み入ってみても、何の脅威も見当たらない。
ただし、あなたは一つの臭いを嗅ぎ取った。
獣臭である。
今は確かに何も居ない。
しかし、つい先程まで魔物が居た事は、あなたにとっては明白だった。
足元を調べれば、そこには草が踏み倒された跡がある。
蹄の形をしている事から、恐らくは緋色の鹿、それも群れの物だろう。
足跡は、西の通路へと続いている。
>>↓1 どうする?
あなたの仲間達は豪腕熊の狩猟に向かった。
熊は霧の濃いエリアにしか居ない事を考えれば、奥部を目指すべきである。
しかし、あなたは今一人である。
背を守る者が居ない状況で、群れの相手は避けたい所だ。
止むを得ず、あなたは北から迂回する事とした。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org318384.jpg
小部屋を出た通路にも、少なくとも視界内には何も居ない。
霧によって制限された視界、での話ではあるが。
ともあれ、進むべきは西。
あなたは周囲を警戒しつつも、部屋の入り口に目を向けた。
>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】
幸運 9
目標値 9
【不運の回避】
目標値 9 出目 8
成功!
そこに、新たな巣がかけられている、などという事は無かった。
部屋の入り口は綺麗な状態で、何の異常も無くあなたを出迎えている。
あなたはホッと息を吐き、内部に進入した。
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org318388.jpg
大部屋の中にも、やはり獣の気配は無い。
それなりに日が経っている以上、魔物を退ける効果は既に無いだろう。
この結果は、単なる運による物だと考えて良いはずだ。
また、この場から見渡した限りでは部屋に張り巡らされていた蜘蛛の糸は無い。
邪魔だと感じたどこかの冒険者が焼き払いでもしたのだろう。
>>↓1 どうする?
>> 【20:37】 以降が有効です。
あなたは十分に警戒を払いながら、部屋を横切った。
この部屋には用は無いのだ。
一刻も早く奥部に踏み込み、仲間達との合流を果たさなければならない。
その途中、何かが襲い掛かってくる事は無かった。
やはり、部屋の中には何も居ないらしい。
西の部屋を目指して、あなたは歩を進める。
>>↓1 コンマ判定 【感知】
感覚 7
?? -2
目標値 5
部屋と部屋とを繋ぐ、短い通路に踏み込んだ、その時だ。
あなたの歩みが止まった。
意図しての事では無い。
体の前面に構えていた盾が、突如全く動かなくなったのだ。
何故、と考えてすぐに思い至る。
慌てて両目に魔力を纏わせれば、それは即座に浮かび上がった。
絡み合う、数本の蜘蛛の糸だ。
盾を正面から受け止めたそれは、異常な強固さと粘着性を発揮して盾の動きを封じている。
【感知】
感覚 7
?? -2 → 透明 -2
目標値 5
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org318410.jpg
あなたは大蜘蛛について素早く思い返した。
この魔物は、糸に触れた物の詳細を完全に感知するという。
つまり、あなたの存在は既に知られ、今まさに糸を伝って無音で向かって来ているはずだ。
幸いにも、絡め取られたのは盾だけ。
諦めて手を放せば、逃走も問題無く選べるだろう。
>>↓1 どうする?
分かりにくかったと思われるので>>689の一部修正
【感知】
感覚 7
?? -2 → 透明 -2
目標値 5
↓↓↓
【感知】
感覚 7
?? -2 → 透明 -2
目標値 5 出目 7
失敗……
ぼけっとしてました、すみません。
>> 【21:38】 以降が有効になります(=ここから有効)
あなたはまず、糸に囚われた盾に魔法の光を灯した。
前面部の中心に眩い光が発生し、周囲を白く染め上げる。
ランタン程度では比較にならない、強烈な物だ。
閃光とまでは呼べないが、幾らかの目晦ましにもなるかも知れない。
そして次。
盾から手を離して後退し、投げ槍を構えた。
同時に投槍器はどこかと探す。
……が、それは見つからない。
考えてみれば、迷宮に潜る仲間達が持っていったのだ。
当然、あなたの手元にあるはずも無い。
無駄な時間を費やしてしまった事に唇を噛みながらも、あなたは行動を止めない。
槍の投擲をより確実な物にするため、魔力を励起させて体の各部へと流し始める。
>>↓1 コンマ判定 【敏捷対抗】
基準値 5
敏捷 1
敏捷 -5 (ジャイアント・スパイダー)
目標値 1
【敏捷対抗】
目標値 1 出目 7
失敗……
しかし、魔法の完成を待ってくれる程、大蜘蛛は優しくは無かったようだ。
霧に霞む通路の上部。
そこに、大きな脚とその先の爪が差し出された。
狙いが盾である事は明白だ。
一拍の間すら無く爪は振り下ろされ、盾は無防備にその攻撃に晒されるだろう。
受け流す事も出来ない一撃は不可逆の傷を盾に刻むに違いない。
今攻撃すべきか。
盾を犠牲に魔法を完成させ、確実を期すべきか。
あなたは素早く考えた。
>>↓1 どうする?
すまんな 投槍器預けたのすっかり忘れてた
しかし投げ槍や槍は貴女持ってるのに投槍器だけ預けたのか・・・
>>705
魔鉄製の投げ槍は仲間の出発後に作成されました。
また、通常の槍は投げ槍と形状が異なり、投槍器での射出は出来ません。
結果、木を加工して投げ槍を作れば利用出来る投槍器のみが預けられています。
質問なんだがライトで蜘蛛の姿見えないか?それとも足しか見えない位霧って濃いのか?
>>706
魔鉄の槍は投槍器使えた筈だが
◆ 魔鉄製の槍への投槍器使用
【悩みましたが、可にしておきます。】
……との回答が確認できました、申し訳ありません。
投槍器を預けた以上、槍も渡しているのが自然ですが、こちらのミスですので所持品はそのままにしておきます。
魔鉄製の槍はあなたが持っていて構いません。
>> 【22:25】 以降が有効です。
盾はもう諦めるべきだと、あなたは判断した。
魔力の流れを止めず、そのまま肉体の内側で渦を巻かせる。
巻き起こった嵐は、あなたの体を人外の域に押し上げた。
◆ フィジカル・ブースト
筋力 9 → 14
耐久 7 → 10
それと同時に、鋭利過ぎる爪が轟音を伴って振り下ろされる。
張り巡らされた糸を分断する事も無く通り抜けたそれは、獲物へとあっけなく届く。
衝撃を受け流す事も出来ず直撃を受けた盾は、半ば近くまでが裂けて大きく拉げていた。
最早、盾として用いる事はまず不可能だ。
だが、囮としては十二分に機能した。
あなたの投擲姿勢は完全に整っている。
更に、地に落ちた盾を引き寄せようと脚を動かす現状は、まるで隙だらけだ。
白い霧の向こうには、薄らとだが蜘蛛の巨体が見えている。
通路を埋め尽くすような威容は脅威だが、好都合でもある。
これならば、外す事など有り得ない。
槍を放れば、少なくとも体のどこかには命中するだろう。
>>↓1 どうする?
あなたは、霧の中の影を明確に捉えるべく、今までに見た大蜘蛛の姿を思い浮かべた。
それは現実の影に覆い被さり、狙うべき部位をあなたに示す。
急所、と呼べるだろう箇所は、頭と臓器だろう。
後者は巨岩のような甲殻の鎧に守られている。
必然的に、あなたは頭部に狙いを定めた。
引き絞られた腕が、その力を解き放つ。
砲撃じみた威力で放たれた槍は大気を引き裂き、八つの目が宿る頭部へと突き進む。
>>↓1 コンマ判定 【急所への命中】
敏捷 1
筋力 14
装備 1
距離 -1
白霧 -2
複合 -7 (敏捷筋力平均化)
目標値 6
>>↓1 コンマ判定 【投槍の威力】
筋力 14
武器 3
目標値 17
【急所への命中】
目標値 6 出目 8
失敗……
【投槍の威力】
目標値 17 出目 9
差 8
響き渡ったのは、まるで岩と岩と打ち合わせたような轟音だった。
あなたの槍は、まさしく砲撃じみた威力を発揮した。
鋼鉄と比較すべき硬度を誇る、大蜘蛛の甲殻。
それを見事に貫通し、確かな重傷を負わせていた。
槍は半ば以上が埋まり、臓器にダメージを与えた可能性もある。
残念ながら頭部には当たらなかったが、十分な成果だ。
それでも油断せずに剣を抜き構えるあなたの前で、大蜘蛛は明らかに狼狽え、後退した。
その動きは止まらず、あなたを警戒しながらも撤退に移ろうとしている。
過去に対峙した際の凶暴性からは考え難いが、この魔物は本来狡猾な性質を持つと、あなたは既に聞いている。
不利を悟れば逃げる、というのは十分に考え得る事であった。
>>↓1 どうする?
蜘蛛との距離はどのくらいですか?
あと部屋入り口の糸はどうなったでしょう?
>>736
一行動での接近は難しく、投擲に負の補正が与えられる程度です。
数値的には十数メートルという所でしょう。
とりあえず日付変わってしまったので、今日はここまでで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。
安価はそのままにしておきますので、どうぞ踏んでおいて下さい。
脳梗塞と診断され、入院中です
幸い倒れる前に発見出来たので命に別状はありません
ただ、精神的に更新無理です
ごめんなさい
脳梗塞と診断され、入院中です
幸い倒れる前に発見出来たので命に別状はありません
ただ、精神的に更新無理です
ごめんなさい
現況報告です。
命に別状はありませんでした。
が、左半身に麻痺と感覚異常が出ています。
特に脚に出ていまして、歩行には杖を必要とする感じです。
発見は早かったのですが、症状が重くなりやすい脳幹部の梗塞だったのが不運だった、との事です。
かつ、私の職場ではまともに歩けない人間に回ってくる仕事なんてありません。
事務方に回る事でどうにかできないかと上司が上に掛け合ってくれていますが、どうにも期待薄です。
結論として、絶望的な就職活動が待っているようです。
とても更新の余裕は捻出できそうに無いというのが現状です。
更新再開はまず不可能と思われます。
本当に申し訳ありません。
残ってた。
元上司のお陰で再就職は成功しました。
持つべき物はコネ(断言)
ちょいと暇な時間が多いのが玉に瑕ですが、何とか生活の目処が立った感じです。
ただ、このスレを再開するにはちょっと色々問題があるので、このまま閉めます。
(主にシステム的にゴチャゴチャしい所と、グランドクエスト的な物の達成がどう考えても数年単位でかかりそうな所)
これまでの探索を加筆修正し纏めた物+グランドクエスト達成までの追加探索を小説的に整えてどこかに上げますので御容赦下さい。
代わりと言っては何ですが、同一世界の別大陸を舞台とした安価スレを近々予定しています。
もし良ければそちらに御参加頂ければ幸いです。
それでは、御参加御愛読ありがとうございました。
それは、後世に黄金と呼び伝えられる、遠い時代。
正しく澄んだ大海に、正しき形を保った五つの大陸が浮かび、正しい昼夜が日毎に巡る。
奇跡の如き千年の平穏が約された、そんな時代。
カダスティア、と呼ばれる陸地があった。
広大なる湖には、人の形をした水達が都市を築き。
恵みに彩られた深い森の中で、木々の精達が命を育み。
火を噴く山脈では、赤き鱗の竜人達が雄叫びを上げ。
侵す者無き大空を、鳥と人との相の子達が翼を以って翔け巡る。
戦火を知らず。
飢餓を知らず。
数多の神々に祝された、奇跡の中ですら奇跡と呼べる、最たる平和を湛える地。
そんな中ですら、いや、そんな中だからだろうか。
未知を求め、危険を愛し、世界を巡る。
そういった者達は、確かに存在していた。
あなたも、その一人である。
平穏の尊さも、神々の祝福も、五体を満たす安らぎも。
あなたの足を留めるには、余りにも不足が過ぎるだろう。
さぁ、旅に出ると良い。
あなたには、その権利があるのだ。
【安価コンマ】 平穏難度のファンタジーライフ 【オリジナル】
多分、7月上旬位に開始予定(宣伝)
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