提督「もう春か」 (14)

提督「もう、春か~」

電「春なのです~」

提督「こうも暖かくなると働く気もなくなるな~」

電「ゴッホ……そうですね~」

提督「クションッ……ズーッ¥……でも春となると花粉が酷くなる季節なんだよな~」

電「花粉症になったこと無いから分からなのですけどゴホ……ゴホ……大変そうですね」

提督「良いよな~兵器には花粉症なんてなくて」

電「ブェックショッン……ズー……そもそも艦娘が花粉症になんてなったらズッ……不良品なのです」

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提督「それもそうだな~」

電「……そうなのです」

提督「でもお前風邪引いているよな……」

電「ブァックション……ハーハー……そうなんですよね……」

提督「お前が不良品なのは知ってたけど、体調には気を使えよ……」

電「これでも気を使ったつもりなのです……」

提督「たっく……どうせ暖かくなったから腹を出して寝てたんだろ」

電「そんな貴方じゃないんですからそんなことないのです、ゴッホ……それに風邪を引いたのは寝相が悪い貴方の

せいですよ」

提督「裸で寝たお前が悪い」

電「貴方も裸だったじゃないですか」

提督「う~寒い寒い」

電「おい、春はどうしたのです」

提督「そもそも、風邪を引くお前が悪い」

電「……そうかもしれませんね」

提督「そうだそうだ、何で風邪引くんだよお前がいないと仕事が進まないじゃないか」

電「……すみません」

提督「……おい、いつもの減らず口はどうした」

電「ちょっと……ゴッホ………本当に……調子が悪いみたいですね……貴方がかっこ良く見えるのです」

提督「それはいつもの事だ」

電「ゴホォ……ふふふ、そうでしたね」

提督「……本当に大丈夫か? なんかして欲しいことあるか?」

電「……一緒にいてください」

提督「っはは……いつも一緒だろうが」

電「ふふふ、そうでしたね」

提督「…………」

電「…………ケホ」

提督「今更咳直しても仕方ないと思うぞ」

電「そこでそれ言うのですか……」

提督「は~、お前がその様子だと、調子が狂うな」

電「それは精進が足りないですね、提督とあろうものなら一人、一隻の体調が悪いくらいで取り乱さないでくだ

さい」

提督「…………」

電「……ケホ……ケホ」

提督「は~、ちょっと間宮のところに行ってくるから欲しいものあるか?」

電「提t」

提督「それ以外な」

電「……飲み物お願いします」

提督「了解」

電「…………」

電「……ふふふ、慌て過ぎなのです」

電「電が本気出したらこんな風邪なんてケホ」

電「……司令官さん」

電「…………」






提督「おい、帰ったぞ飲み物ポカリで良かったか」

電「……すー……すー」

提督「……寝てるのか」

提督「たっく……季節外れの風邪なんて引きやがって……」

提督「……悪かったな」

提督「……いつもありがとうな」




叢雲「電~あんたか風引いたんだってね、バカでも風邪引くn……って寝てるのね……」

叢雲「ったく……二人して寝るなんて風引いても知らないわよ」

叢雲「仲良く手なんて繋いじゃって……ハァ~……」

叢雲「薬と水入れ替えないとね……あと、ついでに追加の毛布あったかしら」






電「治ったのです」

叢雲「良かったわ……ったく、風邪なんて引くんじゃないわよ! お陰で仕事が多くて大変だったわ!!」

電「バカは風引かなくていいですね、それに叢雲の所に仕事が舞い込むのはいつものことなのです!!」

叢雲「あぁ? ふざけんじゃないわよっ!!!」

電「はわわ、図星つかれて怒ったのですか? カルシウムとった方がいいですよ?」

叢雲「あんたって奴は……まぁ……元気になったのならそれでいいわ」

電「……ありがとうなのです」

叢雲「ふふふ、……それにしても、あいつに風邪が移るとかいい加減仕事して欲しいわ」

電「風邪が移ると治るって本当だったのです」

叢雲「はぁ~……」

電「溜息つくと数少ない幸せが逃げますよ」

叢雲「……もう一回風邪を引くと良いわ」

電「ふふふ、それじゃアレのお見舞いにでも行ってくるのです」

叢雲「そう、あ、それならついでにこれ持って行って」

電「はい? あー……」

叢雲「なによ」

電「あの人、ポカリ派ですよ」

終わり

いつの間に投稿スレオチたん?

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