P「素晴らしき哉、765プロ!」 (157)
ある日の風景(短編)をのんびり不定期に書いていきたいと思います
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458720141
【テストの見直し】
― 765プロ事務所 ―
雪歩「はい真ちゃん。お茶淹れたよ」コトッ
真「ありがとう雪歩」
雪歩「ふふっ。どういたしまして」
真「……」ゴクゴク
雪歩「そういえば。真ちゃんの方はテスト期間ってもう終わった?」
真「うん。ボクの方は先週だったからもう終わったよ」
雪歩「私も今日終わったんだけど、全然ダメダメだったよ……」
真「あはは。ボクも……」
真「はぁ。今回の結果も父さんには絶対に見せられないなぁ」
雪歩「もう答案が帰って来たんだ。何点だったの?」
真「えっ!? いやその……///」
雪歩「私が解る所だったら教えてあげられるかもしれないよ?」
真「うぅ…」
真「だ、誰にも言わない?///」ウルッ
雪歩「もちろん誰にも言わないよッ!」
真「伊織にバレたら絶対バカにされるから……」ガサガサ
雪歩(弱気な真ちゃんも可愛い)ニコッ
真「はい。これが今日帰ってきた物理のテスト」サッ
雪歩「はぅ…。物理はちょっと教えてあげらr」
真「笑いたければ笑えばいいよ……」
雪歩「えっ!? わ、笑わないよッ!」
雪歩(見事に全滅ですぅ)
真「たぶん雪歩も一度はあると思うけど」
真「時間が合わない時、クラスメートとは別に1人でテストを受ける事があるでしょ?」
雪歩「うん」
真「その時、試験監督をしてくれた物理の先生が……」
真『物理はみんなとは別に、お前には特別優しい問題にしてやったぞ! がははっ』
真「って。アイドル活動で忙しいボクの事をわざわざ考慮してくれたんだ」
雪歩「優しい先生だね」
真「うん」
真「でも答案を返す時の先生の顔がもの凄く切なそうだった」
雪歩「……」
真「……」
雪歩「で、でも次だよ!」
雪歩「次のテストで良い点数を取ればきっと先生も喜んでくれるよ!」
真「そ、そうだよね!」
雪歩「うん! だから今から一緒に見直ししよう!」
真「よーし! やるぞー!」
雪歩(何とかして真ちゃんの信頼を取り戻してあげたいッ!)
【問1】
滑らかな床上に物体A(質量はm)と物体B(質量はM)を接して置き、
物体Aを一定の力Fで押す。
このとき、加速度とAがBを押す力を求めよ。
雪歩「うーん」
雪歩(とは言ったものの、さっぱりわからないよぉ。でも……)
雪歩「何かの公式を使って解くのかな?」
真「そう! これはね、運動方程式?っていうのを使って解く問題なんだ」
雪歩「へぇ」
雪歩(わかっているってことは、もしかして計算ミスしちゃったのかな?)チラッ
A.気合い
雪歩「違う」
真「えっ」
雪歩「そういうことじゃないよ真ちゃん!」
雪歩「答えがこんなアバウトなわけないじゃん!」
真「で、でも教科書のどこかにそう書いてあった気がするんだよなぁ」
雪歩「……」
雪歩「真ちゃん」ガシッ
真「えっ」
雪歩「大丈夫。真ちゃんには素敵な魅力がいっぱいあるから……」ニコッ
真「うぅ…」
真(物理の先生と同じ顔してるよ、ゆきほぉ)
真(この後、雪歩に言われるがまま律子に相談したら……)
真(みっちり指導されました)
以後も、ゆるい感じで書いていこうと思います
雪歩は文系っぽいけど、真はどっちなのかなぁ
【ねこ吉と自分】
― 公園 ―
猫『俺様は猫である』
猫『名前など、とうの昔に捨てちまったぜ』フッ..
響「そっかぁ。それじゃ今日からお前はねこ吉だ!」
猫『へっ?』
響「よろしくね! ねこ吉!」ニコッ
猫『あ、いやちょっt』
響「よしよし。今から自分の家族を紹介してあげるかr」ガシッ
猫『いやぁぁぁぁぁぁぁ!! はなしてぇぇぇぇぇぇ!!』ジタバタ
響「うがぁ!?」ビクッ
猫『えっなにッ!? なんなのッ!?』
響「自分か? 自分は我那覇響っていうんだ! よろしk」ニコッ
猫『違う違うそうじゃなくて』
響「えっ」キョトン
猫『自覚無しとか怖いわぁこの子』
猫『あのね。アンタが今やろうとしていたことわかるッ!? 誘拐だよゆ・う・か・いッ!!』
響「……」
猫『あー怖ッ。まさか自分が誘拐されそうになるなんて夢にも思わなかったわぁ』
響「……」
猫『てかさ。そもそもなんで言葉が通じているわけ? この時点で既に怖いんですけど』
響「……」
猫『もしもーし? 聞こえてまs』
響「毎朝晩2食付き」
猫『ふぇ?』
響「……」
猫『な、なんだよッ』
響「……」
猫『ま、まさかこの俺様を懐柔するつもりかッ!?』
響「……」
猫『こここここの野良猫キングの俺様が飯なんかでなびくわけがないd』
響「冷暖房設備完備」
猫『なっ!』
猫『……』
響「……」
猫『……』
響「……」
猫『いやでもやっぱr』
響「その他要望等は応相談可」
猫『!?!?!』
響「……」
猫『……』
響「……」
猫『あのー』
響「……」
猫『こたつはありますか?』
響「……」
響「もちろんだぞ!」ニコッ
ねこ吉『よろしくお願いしますご主人様ぁ!!』ゴロゴロ
――――
――
― 765プロ事務所 ―
春香「っていう話をさっき亜美から聞いたんだけど、ねこ吉って面白いk」ニコッ
響「うがぁぁぁ!!」
春香「!?」ビクッ
響「どこにいるんだ亜美ぃぃぃ!! こんなデタラメ言いふらすなんて酷いぞッ!!」タタタッ
春香「えぇ!? あ、あのちょっと響ちゃんッ!? 亜美はさっk」
ガチャ バタンッ!!
春香「竜宮の仕事に行っちゃったから此処にはいないよぉ…」
春香(この後、事務所へ帰ってきた亜美は……)
春香(あの響ちゃんにこっぴどく叱られました)
今回はエイプリルフールネタでした
【すたんどばいみー】
― 公園(夜)桜祭り ―
ワイワイ ガヤガヤ
響「おぉ! まだ出店やってるみたいだぞ!」
響「やったね、たk……って、あれ? いない?」
響「もう…。さっきまで自分の後ろにいt」
???「響」
響「えっ?」チラッ
狐面「こん」
響「ひゃ!?」ビクッ
狐面「ふふっ」スッ
貴音「私ですよ、響」ニコッ
響「た、貴音ッ!? もう、1人で勝手にドコ行ってたんだよぉ…」
貴音「そこの露店で狐面を購入していました」
響「周りに人がたくさんいるんだからあんまり目立つ行為はダメだぞ!」
貴音「はて?」
響「いやいや。はて?じゃなくて」
響「自分たちの正体がばれたら大変でしょ?」
貴音「ですから私は、これがぴったりだと思ったのですが……」スッ
狐面「いかがでしょうか?」
響「いかがでしょうか、って言われても……」
幼女「わぁ! みてみてママ! あそこにきれーなきつねのおねーさんがいる!」
母親「ほんとね」ニコッ
響(なんだか一段と貴音オーラが増している気がするぞ…)
狐面「こんこん♪」
――――――
――――
――
― 公園の一角 ―
響「うわぁ…」
響「桜がライトアップされててすっごいキレイだぞ!」
響「ねぇ!? 貴音もそう思うy」チラッ
貴音「……」モグモグ
響「って、たーかーねー。まだ食べるのか?」
貴音「にゃにほほっひゃいひゃふは」
響「ごめん。なに言ってるか全っ然わからないぞ」
貴音「……んっ。何を仰いますか響」
貴音「此処にある露店全てを制覇せずに帰るつもりですかッ!?」
響「もちろんそのつもりだったけど」
貴音「なんとッ!」
響「えぇ…」
響「でも、まーいっか」
貴音「?」
響「こうして誰かと二人っきりでのんびり桜を見るのは久しぶりだし。えへへ」ニコッ
貴音「……」
貴音「えぇ。私もそうです」ニコッ
響「けどさ。貴音は花より団子ってカンジだよね? あはは」
貴音「むぅ…」
貴音「響。今の発言には〝少し″語弊があります」
響「へっ? 少し?」
貴音『願はくば 花の下にて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ』
貴音「かの西行法師が詠うように、私も天寿を全うする時は桜舞い散る満月のよr」
響「あ、ほっぺたにソース付いてるぞ貴音」ゴシゴシ
貴音「むぅ…///」
響「あはは」
響「まったくもー。これじゃいぬ美たちの面倒を見ているのと何も」チラッ
幼女「わぁ! たかいたかい♪」
父親「どうだ。パパの肩車は凄いだろ?」
響「変わら……ない…」
幼女「うん! ねぇみて! さくらとれそー!」
父親「あ、こら! 取っちゃダメだぞ!」
ワイワイ ガヤガヤ
響「……」
さまざまの 事おもひ出す 桜かな
響「えっ」
貴音「……」
貴音「こうして桜を見上げていると……」
貴音「古都で過ごした幼き日々の思い出が、ふと蘇るものです」
響「……」
貴音「その想いが、強ければ強いほど……」ニコッ
響「……」
響「うん。そだね…」ニコッ
響「あっ! そ、そういえば貴音って昔はどんな子だったんだッ!?」
響「小さい頃の貴音とか、なんだか想像できないけど」
響「もしかして昔から〝面妖な″とか言ってたりして! あはは」
貴音「ふふっ」
貴音「そうですね。幼き頃の私は……」
響「うんうん」
貴音「それは……」スッ
狐面「とっぷしーくれっと、です」
響「うがぁ! またそうやってはぐらk」
狐面「しかし、これだけははっきりと申し上げることができます」スッ
響「えっ」
貴音「響とこうして過ごすひと時は、心がとても落ち着きますよ」ニコッ
響「はぁ?///」
貴音「さぁ響。私はまだ夜桜の下で焼きそばを食べていません」ギュッ
響「うわぁ! ち、ちょっといきなり手を引っ張っt」
貴音「残りの露店を巡りましょう」
響「嘘でしょ!? 本気で全ての出店を回るつもりなのかッ!?」
貴音「勿論です。まだ半分以上も残っているではありませんか!」
響「無理無理ッ! 自分はもうお腹いっぱいだってばぁ~!」
貴音「ふふっ。ならば私が食べ終わるまで……」
この夜桜の下に……
居てくれませんか?
以上です
今回は花見ネタでした
多くは語らずとも、傍で温かく見守ってくれる人がいること=プライスレス
【亜美たちに明日はない】
― 765プロ事務所 ―
真美「……」
亜美「……」
真美「……」
亜美「……」
真美「……」
亜美「……」
真美「えーと」
亜美「……」
真美「ま、真美は知―らないっと」
亜美「えぇぇぇぇ!!」
亜美「いやいやいや! 今のはどう考えても真美のせいっしょ!?」
真美「えぇぇぇぇ!!」
亜美「だって真美がドンッ!って強く押したから律っちゃんの机にぶつかっちゃったんだよ!?」
真美「ま、真美はそんなに強く押しt」
亜美「もうどーしてくれるのさッ!? 早くしないと律っちゃん戻ってきちゃうよッ!?」
真美「…ッ!」イラッ
真美「てか亜美が真美のセーブデータを上書きしなければこんなことにはならなかったんだよッ!?」
亜美「だーかーら!! それはごめんねごめんねーって散々謝ったじゃんかッ!!」
真美「なんで逆ギレしてるのさッ!?」
亜美「キレてないしッ!! 亜美がキレたらこんなもんじゃないよッ!?」
真美「うぁぁぁもうッ!! そうやってふざけてばっかじゃんッ!!」
亜美「ふざけてなんかないってばッ!!」
真美「絶対ふざけてるよッ!!」
ギャーギャー ギャーギャー
――――――
――――
――
― 事件発生から10分後 ―
真美「……」
亜美「……」
真美「……」
亜美「……」
真美「で?」
亜美「……」
真美「とりあえず机の上と床にこぼれちゃったコーヒーは拭いたけど」
亜美「……」
真美「この割れちゃった律っちゃんのマグカップはどうしよぉ…」
亜美「うあうあ~」
亜美「これをどうにかしないと亜美たちに明日はないよぉ…」
真美「真美はまだ生きたいよぉ…」
亜美「亜美もだよぉ…」
真美「神様へるぷみぃ…」
亜美「……」
亜美「ねぇ真美」
真美「なーにぃ…」
亜美「真美はインスタントコーヒーって飲める?」
真美「えっ」
真美「ムリムリ」
真美「前に兄ちゃんの飲みかけをこっそり飲んだことあるけど、あんなの飲めないよー」
亜美「そっか。んじゃコーヒーは亜美が作ってみるよ!」
真美「えぇ!? 亜美はインスタントコーヒー作れるの!?」
亜美「まっかせて! 前に律っちゃんが作ってる所を見たことあるから!」
真美「おー」パチパチパチ
亜美「だから真美はとりあえずこのマグカップを接着剤でなんかあーしてこーしてよ~」
真美「オーケー! なんかあーしてこーしてみるよ!」
亜美「うむ、頼んだぞ真美隊員! この作戦は我々2人に命運が託されている!」ビシッ
真美「ぶ、らじゃー!」ビシッ
亜美「って、あれ? さっき兄ちゃんの飲みかけって言わなかった?」
真美「あっ///」
亜美「しかもこっそり飲んだの?」
真美「うぇ!?/// あーいやそれはそのえーとねッ!///」
亜美「んっふっふ~」ニヤリッ
真美「あぁぁぁぁぁそうだッ!/// あ、あれは確か兄ちゃんのじゃなくt」
亜美「真美にはまだ、コーヒー1杯のイマージュは早いんじゃな~い?」
真美「言ってる意味が全然わからないよッ!///」
亜美「またまた~。ほんとはわかってるくせに~」
真美「だーかーらー! 誤解だってばぁー!///」
ギャーギャー ギャーギャー
――――――
――――
――
― 事件発生から30分後 ―
ガチャ
律子「ふぅ…。やっと解放された」
律子(あの番組ディレクターの長電話は困りものね…)
律子「って、ぼやいている場合じゃない続き続きっと」
律子(今日中に竜宮定例ライブの企画書をノートPCでまとめないt)
律子「って、あら? 亜美と真美は帰ったのかしら?」
律子(まぁとりあえずコーヒーをのm)チラッ
律子「!?」
律子「……」
真美「あれ? 律っちゃんフリーズしちゃった」コソコソ
亜美「あったりまえだってばッ!! なんでセロハンテープでくっ付けちゃったのッ!?」コソコソ
真美「だって接着剤が見当たらなかったんだもん、しょうがないじゃん」
亜美「うあうあ~。あれをよく見てよぉ…」
亜美「隙間からちょっとコーヒー漏れちゃってるじゃんかぁ…」
律子「……」スッ
亜美「あっ! 律っちゃんがコーヒーを飲むよ!」
真美「……てか、亜美だってちゃんとコーヒー作れたの?」ジトー
亜美「んっふっふ~。もちのロン」ニヤリッ
亜美「ちゃんと飲みやすいように砂糖をたくさん入れといたよん♪」
真美「えっ」
律子「げほっげほっ! げほっ!!」
亜美「あれ? 律っちゃん思いっきり咽ちった」
真美「あったりまえだってばッ!! なんで砂糖をたくさん入れたのッ!?」
亜美「だって味見してみたら美味しくなかったんだもん、あたりまえじゃん」
真美「うあうあ~。そこは亜美基準で作っちゃダメっしょ…」
真美「おかげで律っちゃんのHPゼロになっちゃったじゃんかぁ…」
亜美「あ、亜美のせいじゃないもんッ!! 真美のせいだよきっとッ!!」
真美「えぇぇぇぇおかしいでしょ!? なんで真美のせいになるんd」
律子「2人とも見~つけた」ニコッ
亜美真美「 」
律子「……」
亜美真美「……」
律子「……」
亜美真美「……」
律子「で?」
亜美真美「……」
律子「2人とも、私に何か言うべきことがあるんじゃないかしら?」
亜美真美「……」
亜美真美「こ゛め゛ん゛な゛さ゛い゛り゛っ゛ち゛ゃ゛~ん゛!!」
律子「はぁ…」
真美「あのね! これは真美が最初に亜美の事をドンッ! って押しty」
亜美「違うよ! これは亜美が最初に真美のセーブデータを上書きしty」
律子「はいはいわかったわかった」
律子「それより2人とも怪我はしなかった?」
亜美「うん…」
真美「大丈夫…」
律子「そう。ならよかった」ニコッ
亜美真美「……」
真美「ほんとごめんね律っちゃん…」
律子「最初からそうやって素直に謝れば済むことでしょ」
亜美「だって、亜美たち罰としてきょーせーろーどーさせられると思ったから…」
律子「こーら。人を何だと思っているの」バシッ
亜美「あたっ」
律子「まったく。別にこれくらいで私は目くじら立てたりなんk」カタカタ
律子「!?」
律子「……」
亜美「あれ? どうしたの律っちゃん?」
真美「あ、もしかして亜美が作ったコーヒーの味を思い出してまたフリーズしちった?」
亜美「ほほ~う」
亜美「それはいったいどういう意味かね? 兄ちゃんの飲みかけ大好き真美隊員」ニヤリッ
真美「うあうあ~タイムタイムッ!/// それはほんと言い間違えただk」
律子「あなたたち」
亜美真美「えっ」
律子「いったいどの辺りにコーヒーこぼしたの?」
亜美「えーとね。たしか…」
真美「最初は律っちゃんの机の上にびしゃー!ってなって」
亜美「あーそうそう!」
亜美「それから床にマグカップが落ちてそこでまたびしゃー!ってなったカンジ」
律子「……」
亜美真美「?」
律子「私のノートパソコン、壊れてる」ニコッ
亜美真美「え゛っ゛」
今回は以上です
亜美真美はわんぱくだから書いていてほんと楽しいです
このスレ用のネタはまだいくつか書いています
今後も細々と上げていきますのでよろしくお願いします
おつおつ
失踪しないならマイペースに書いておくれ。気長に待ってるから
>>77 ありがとう!
今回も短編を一つ投稿していきます
【美希との遭遇】
― CDショップ ―
千早「……」
千早「…ふぅ」スッ
千早(いろいろと視聴してみたけれど、やっぱりこの人の歌声は素敵だわ)
千早「今日はこの人の新作を買っt」
???「あれ? 千早さん?」
千早「えっ」チラッ
美希「あーやっぱり千早さんなの! あはっ☆」ニコッ
千早「美希!」
美希「千早さんはもしかして、お仕事お休みなの?」
千早「えぇ。今日はオフだから久しぶりにCDを買いに来ていた所よ」
美希「へぇ。千早さんらしいの」
千早「美希もお買い物かしら?」
美希「うぇ!? あーえっとミキはその…」
千早「?」
美希「そう! そうなの!」
美希「このCD屋さんには日ごろからお世話になっているからお礼参り?しにきたの!」
千早「くっ…ッ!」プルプル
美希「?」
千早「そ、そう…。それはきっと店員さんも驚くと思うわよ」ニコッ
美希「でしょ!」
千早「だけどいきなり美希が現れたら店内がパニックになると思うし、またの機会にした方がいいんじゃないかしら?」
美希「えっとぉ…」
美希「そ、それもそうなの! お礼参りはまた今度にするの!」
千早「えぇ。その方がいいと思うわ」ニコッ
※2人はちゃんと変装をしています
千早「それじゃ、私はこのCDを購入してくるからこの辺りで」
美希「あっ! ねぇねぇ千早さん!」
千早「何かしら?」
美希「この後は何か予定とかある?」
千早「えっ? いえ、特にこれといった予定はないけれど…」
美希「それはよかったの! それじゃミキと2人でデートしようよ!」ニコッ
千早「へっ?///」
――――――
――――
――
― スターバッ○ス ―
店員「いらっしゃいませ。お並びの間、こちらのメニューをご覧になって下さい」サッ
美希「ありがとうございますなの」
千早「……」
美希「千早さんはなに飲む?」
千早「そ、そうね」チラッ
千早(これは……な、何をどう頼めばいいのかしら?)
美希「決めた! ミキはこの○×△□の××の×○にするの!」
千早「!?」
千早(えっ? い、いま美希はなんて言ったの?)
店員「お待たせ致しました。お次でお待ちのお客様どうぞ」
美希「はーい。千早さん行k」チラッ
千早「……」ジー
千早(そもそも種類が多すぎるわ…)
美希「……」
店員「お決まりでしたらご注文をどうぞ」
美希「あっ。えーと○×△□の××の×○を1つくださいなの」
店員「かしこまりました。お連れのお客様はどうなさいますか?」
千早「あ、あの…ッ!」
千早(よくわからないからここは美希と同じものを注文すれb)
美希「千早さんは甘い方がいい? それともちょっぴり苦い方がいい?」コソコソ
千早「えっ? わ、私はあまり甘くない方が…」コソコソ
美希「……」ニコッ
美希「それじゃもう1つは△△○×の○□の○○をくださいなの」
千早「あっ」
店員「かしこまりました。お会計は××円になります」
美希「はいなの」サッ
千早「ち、ちょっと待って美希ッ!」
美希「どーしたの千早さん? あ、もしかして違う飲み物の方がよかった?」
千早「の、飲み物はその…。いえ、そういう事じゃなくて!///」
千早「さすがに代金は私に払わせてちょうだい」
美希「どーして?」
千早「どうしてって。だって美希は私より年しt」
美希「今日はミキが千早さんをデートに誘ったんだからミキが払うのは当然なの」
千早「こ、こら! 誤解を招くような言い方はやめて!///」
美希「うーんもう…」
美希「それじゃ‶今回″はミキが払うから‶次回″は千早さんが払ってほしいの」
千早「まぁ、そういうことだったら…」
美希「あはっ☆ やったの!」ニコッ
千早「?」
――――――
――――
――
千早「……」ゴクゴク
美希「どうかな千早さん? おいしい?」
千早「えぇ。ほどよい甘さでとても美味しいわ」
美希「えへへ。ミキが選んだモノにハズレはないの!」ニコッ
千早「……」
美希「あれ? どうしたの千早さん? もしかしてミキの顔に何か付いてる?」
千早「いえ、ごめんなさい。そういう事じゃなくて……」
千早「美希はやっぱり凄いと思う。私なんか到底、美希には敵わないわ」
美希「ふぇ?」
千早「その、なんていうのかしら?」
千早「女の子の‶らしさ″を兼ね備えているのはもちろんの事だけど…」
千早「でも、それだけじゃない」
千早「しっかりと周りを見渡していて、それでいて‶さり気なく″相手の気持ちを察することができる」
千早「こんなこと私には到底できないわ」
美希「うーん」
美希「ミキはそんな難しいこと考えてないよ?」
美希「それに千早さんにだって、ミキに持っていないモノがたくさんたーーーくさんあるの」
美希「ううん。春香だってデコちゃんだって真クンだって。みんなみーーんなそうだよ?」
美希「ミキには真似したくても真似できない素敵な魅力がいっぱいあってホント困るの」
美希「正直、悔しいって思う時もあるよ?」
美希「でもね、ミキはそれ以上に『凄いでしょ!』ってファンのみーんなに自慢したいって思っちゃうの!」ニコッ
千早「……」
千早「えぇ。そうね」ニコッ
美希「だけど、カモ先生はもう聞き飽きたって言うんだよ?」
千早「えっ? カ、カモ先生?」
美希「うん。ほんと酷いの。だからこないだ久しぶりにケンカしちゃったの」
千早「も、もしかして我那覇さんからレクチャーを受けたのかしら?」
美希「えっ? ミキは動物さんとお話しなんてデキないよ?」
千早「……」
美希「……」
千早「ふ、ふふっ…」
美希「あ、あはは…」
千早「くっ…ふふっ…ッ!」ニコッ
美希「もう! 千早さんったら笑いすぎなの!」ニコッ
――――――
――――
――
― 街頭 ―
美希「ミキ、今日はうまく千早さんをエスコートできたかな?」
千早「えぇ。短い時間だったけど本当に楽しかったわ」
美希「ホント!? ミキもとっても楽しかったの!」
千早「ふふっ。それじゃ今日はこの辺りで」
美希「あーそうだ! 千早さん」
千早「くっ…ッ!」ニコッ
美希「むぅ…」
美希「まだ何も言ってないのに千早さんったらまた笑ってるの」
千早「だってさっきと同じ流れだから」ニコッ
美希「?」
千早「いえ、なんでもないわ。それで?」
美希「えーとね。千早さんが今日買ったCDを今度ミキにも聴かせてほしいの」
千早「えっ? そ、それは別に構わないけれども…」
千早「恐らく美希にはこのアーティストは合わないと思うわよ?」
美希「合う合わないはミキが決める事だよ? 聴いてみなきゃわからないの」キョトン
千早「……えぇそうよね」
千早「それじゃまた今度‶お茶″した時にでも」ニコッ
美希「わーい! やたー!」ニコッ
???「あぁぁぁ!! こんな所にいた!!」
真「もう! なにやってるんだよ美希!」
千早「えっ」
真「って、あれ? 千早じゃないか」
美希「あ、真クン!」
真「あ、真クン!じゃないよ! レッスンはもうとっくに始まってるんだぞ!?」
千早「えっ」
美希「うん。知ってるよ?」
千早「えっ!?」
真「じゃなんでスタジオに来ないんだよぉぉぉぉ!!」
美希「だってミキ、今日はそういう気分じゃないんだもん」
千早「えぇ!?」
真「あ~あ。ボクは知らないからね…」チラッ
美希「えっ」チラッ
律子「み~き~」ニコッ
美希「えぇぇぇぇ!?」
美希「どどどどどうして律子……さんがこんな所に!?」
律子「ちょうど隣のスタジオで竜宮の指導をしていたのよ」
美希「!?」
律子「真。悪いけどトレーナーの方に電話して今から美希を引きずって行きますからと伝えてくれる?」ガシッ
美希「!?!?!」
真「お、おっけーわかった」
美希「待って! 待ってなの! さすがに首根っこ掴まれながr」
律子「それじゃ千早。オフなのに邪魔したわね」ズルズル
千早「い、いえ。別に私は…」
美希「えっウソでしょ!? ホントにこのままで行くのッ!?」ズルズル
真「それじゃ千早。また明日…」ニコッ
千早「え、えぇまた明日…」
美希「ちーはーやーさぁぁぁぁぁぁぁん!!」ズルズル
千早「……」
千早「ふふっ。やっぱり私には到底敵わないわ」ニコッ
今回は以上です
ありがとうございました
おつおつ
>>105、106
レスありがとうございます!
第一話以外は全て映画の邦題を意識して付けています
今回も短編を一つ投稿していきます
【バッド ガールズ】
― 765プロ事務所 ―
亜美「おうおうおう! そこのお嬢ちゃん!」
伊織「……」
真美「ワテらにぶつかっといて謝りもしないったぁイイ度胸じゃんYO!」
伊織「ちょっと。なによその恰好?」
亜美「兄貴ッ!? まさかこいつカチコミじゃ!?」
真美「なんやてぇぇぇぇぇ!?」
伊織「はぁ…」
伊織「帰って来て早々なんなのよッ!? こっちは疲れt」
真美「ドコの組の鉄砲者じゃけんのぉぉ!!」
伊織「7・6・5プロダクションよッ!! ていうか真美はさっきからキャラぶれ過ぎなn」
???「そ、それくらいにしとかんかいッ!!」
亜美真美「アネさんッ!?」
伊織「はぁ? いったい誰が姉さんなわk」チラッ
やよい「あぅ…///」モジモジ
伊織「ぶふぅッ!?」
やよい「え、えっと…ッ!」オロオロ
伊織「ななななんて恰好をしていr」
やよい「かてぎ……あれ? か、かたた…」
亜美「堅気のひと…」コソコソ
やよい「そうだった! え、えーと! 堅気のひと相手になにさが…なに、され?」
真美「‶なにさらしとんじゃい″だよ!」コソコソ
やよい「か、堅気のひと相手に…な、なにさ、さ、さ…ッ!」
やよい「さがしとんじゃい!!」
亜美真美「うあうあ~!」
亜美「だから探しちゃダメだって何度も言ってるじゃんか! やよいっち!」
やよい「あぅ…。だって言ってる意味がよくわからないんだもん…」
真美「まぁまぁ失敗は誰にでもあるさ♪ それじゃ今のカンジでもう一回、いってみy」
伊織「や か ま し い わ ッ !!」バシッ
亜美真美「アウチッ!」
――――――
――――
――
やよい「どうかな伊織ちゃん? お化粧キレイに落ちたかな?」
伊織「えぇ大丈夫。キレイに落ちているわよ」
やよい「えへへ。お化粧なんて普段やらないからちょっと楽しかったかも」ニコッ
伊織「……」
伊織「で?」ギロッ
亜美真美「え、えーとぉ…」
亜美「やよいっちはね、良い子過ぎるからダメだよ!っていう話になってね」
伊織「今すぐ土下座しなさい。やよいのファン全員にッ!!」
真美「だから今後の為にも新境地を開拓する必要があr」
伊織「いらないわよそんな開拓ッ!! よりにもよってなんちゅうコト企てているわけッ!?」
亜美「えー! でもさぁこのままじゃやよいっち、世間の粗塩にもまれちゃうよ!?」
伊織「粗塩にもまれて堪るかッ!!」
やよい「あ、あの…」
真美「ていうか、いおりんはいおりんでやよいっちにゲキ甘過ぎだよー」
伊織「はぁぁぁ!?///」
亜美「そうだそうだー! 亜美は待遇の改善をよーきゅーするー!」
真美「あー! 真美もストライクやるやる!」
伊織「勝手に2人で三振でもしてなさいよッ!!」
やよい「わ、私だって悪いコトくらいしたことあるよッ!?」
3人「へっ?」
やよい「ふ、二人にからかわれた時からずっと言わなきゃと思っt」
亜美「またまたぁ~」
やよい「えっ?」
亜美「そんなムキにならなくてもいいんだよやよいっち?」
やよい「べ、別にムキになってなんかないもんッ!」
真美「どうせトイレットペーパーで鼻をかみましたぁ、とかそーいうのっしょ? ね? ね?」
やよい「そーいう事じゃくて。も、もっとその…あの……」
伊織「えっ? う、うそでしょ?」
やよい「……」
3人「……」
やよい「ほ、他のみんなには内緒にしてねッ?」ウルッ
3人「!?!?!」
やよい「ま、前にね。その……」
やよい「商店街でお姉さんが配ってるティッシュをたくさん貰うために……」
やよい「その場を何度も行ったり来たりしたことあるのッ!!」
3人「……」
やよい「あぁでもッ!!」
やよい「その後やっぱりこれはイケない事かも…って思ってお姉さんにはちゃんと謝ったよッ!?」
やよい「そしたらお姉さんはなぜかティッシュをもっとくr」
亜美真美「そっかぁ…」ガシッ
やよい「ふぇ?」
亜美「やよいっちにとってはソレがイケない事なんだねぇ…」ニコッ
真美「安心しておくれお嬢さん。君の悪事は今ここで許された…」ニコッ
やよい「それって、どーいうこと?」
伊織「……」
亜美「うんもー。いおりんもホっとしすぎだってばぁ~」
伊織「はぁ!? べ、別にホッとなんk」
真美「ちなみにいおりんはどうなの?」
伊織「なにがよッ!?///」
真美「いやほら。いおりんクラスにもなると…」
真美「人に言えない秘密がたーくさんあるんじゃない?」ニヤリッ
亜美「んっふっふ~。あーんな事やこーんな事とか」ニヤリッ
伊織「はぁ…」
伊織「あ・の・ね!」
伊織「この私が人様に言えないようなやましい事なんてするわけがないでしょ?」
真美「またまたぁ~」
亜美「天下の水瀬財閥なんだから、人には言えないようなふかぁ~い闇が1つや2t」
伊織「あぁ。そういう話?」
亜美真美「うん?」
伊織「私の事はさておき。水瀬財閥に関して言えば……」
伊織「もちろんないわよ? 不祥事だなんて」
伊織「だって……」
伊織「テレビでそんなニュース見たことある? ないでしょ?」ニコッ
亜美真美「へっ?」
伊織「つまりはそういう事」
亜美「えぇぇぇ!? ちょ、ちょっと待ってよいおりんッ!!」
真美「そ、そーいう事ってどーいう事なのさッ!? そこが一番大事な所だよッ!?」
伊織「えっ? いやだから」
伊織「水瀬財閥が不祥事を起こした、なんていう話聞いたことないでしょ?」
伊織「それはつまり、そういう事でしょ? あんだすたーん?」
亜美真美「……」
伊織「……」
伊織「返事が聞こえないわよ?」ニコッ
亜美真美「イ、イエスマームッ!!」ガクブル
伊織「うむ。よろしい」
やよい「伊織ちゃん。今の話を聞いてどうして二人はあんなに慌ててるの?」
伊織「さぁ? 私はただ本当の事を言っただけなのに……」
伊織「可笑しな二人よねぇ…」チラッ
亜美真美「どどどどうかお命だけはご勘弁を~ッ!」ガクブル
伊織「ふふっ」ニコッ
伊織(これくらいのお灸は据えておかないとね。にひひっ♪)
今回は以上です
ありがとうございました
本日プラチナスターズを購入してきました
PS4まだ持ってないのに…
来月の頭にはPS4買いたいです(切実)
おつおつ
プラチナスターズに呑まれたか…
>>129 >>130
レスありがとうございます
PS4買ったのに今月は『副業』が忙しくて全然プロデュースが出来てません…
投稿の方も来月の中旬以降には載せたいと思います。すみません…
そしてまこりん誕生日おめでとうマジおめでとうホントおめでとう!
【ゴxxxバスターズ】
― ダンスレッスンスタジオ ―
真「うぅ…いやだぁぁ……」
春香「じゅ、準備はいい? 真」
真「う、うん…」
雪歩「がんばって真ちゃんッ! 春香ちゃんッ!」
真「くそぅ…。どうしてホウキと塵取りしかないんだよぉ…」
春香「仕方がないよぉ…。さすがにスタジオには殺ty」ツルッ
真・雪歩「あっ」
ドンガラガッシャ~ン!!
G『チャオ☆』カサカサ
3人「ひぃッ!?」
G『怪我はないかい? エンジェルちゃん?』カサカサ
春香「あわわわわッ!?」
真「うわぁぁぁぁ!??! こっちへ来ないでぇぇぇぇ!!?!」
春香「おおお落ち着いて真ッ! 目をつぶりながらホウキを振り回したらあぶn」チラッ
雪歩「 」
春香「って、えぇぇぇ!? ち、ちょっと雪歩ッ!?」ユサユサ
春香「た、たいへん真ッ!!」
真「えっ!?」ビクッ
春香「雪歩がショックで気絶しt……あっ」
真「な、なにッ!? どうしたの春香ッ!?」
真「って、雪歩ッ!? うわぁぁぁちょっとダメだよこんな時に気絶しちゃ!!」ユサユサ
春香「……真」
真「ちょっと待って春香ッ! 今は雪歩を何とかしないとッ!」
春香「いなくなっちゃった」
真「えっ」
春香「ゴキブリがいなくなっちゃったよぉ…」
真「うそっ!?」
真「やったぁぁぁ! い、今の内に帰ろッ!?」
春香「い、いやでも…」
真「もうレッスンを再開する状況じゃないよッ! 雪歩も倒れちゃったしッ!」
春香「それはそうなんだけど…」
真「プロデューサーにはちゃんと事情を説明すればわかってもらえるよ、きっとッ!」バッ
春香「ま、待ってッ! ダメッ!」ガシッ
真「な、何するんだよ春香ッ!? 早くボクたちの荷物をまとめt」
春香「入り口のドアも窓もぜーーーんぶ閉まっているんだよッ!?」
春香「それなのに…」
真「それがどうしたって言うんだよッ!?」
春香「いやだから、ね…」チラッ
真「うん?」チラッ
【床に置いてある春香たちのカバン】
真「……」
真「あはは。またまたぁ」ニコッ
真「もーそんなわけないだろ春香? 考えすぎだって」
春香「だ、だったらいいんだけど…」
真「あーホントおかしい! あははは!」
春香「……」
真「あはははは、あはは……ははっ…」
春香「……」
真「……」
春香「ま、まこと?」
真「ごめん春香」
春香「えっ」
真「ボクにはもうムリだよぉ…っ…ッ!」ポロポロ
真「だってこれ、ホウキとか殺虫剤とかもうそういう話じゃないもん…ッ!」
春香「で、でもッ!」
真「ムリムリムリムリ絶っっっ対ムリッ!」
真「春香はゴキブリが飛び出してくるビックリ箱だと承知で、その箱を開けられるのッ!?」
真「あぁ…ダメだッ! 想像しただけでこんなに鳥肌が…ッ!」
真「こ、ここはやっぱりプロデューサーに頼んで退治してもらおうよぉ…」
真「ね? そうしよ? ね? ね!?」ウルッ
春香「……」
春香「真はそれでいいの?」
真「えっ」
春香「プロデューサーさんが来るのを待っていたら、逃げられちゃうかもしれないよ?」
真「そ、それは…」
春香「もし逃げられちゃったら、これから先ずっとあのゴキブリの陰に怯える事になるかもしれないんだよ?」
真「うぐっ…ッ!」
春香「真はそんな状況でこれから先、レッスンに集中できるの?」
真「そんなこと言われても…」
春香「……」
春香「だ、大丈夫! 私たち2人で力を合わせればきっと何とかなるよ!」ニコッ
真「はるか…」
春香「カ、カバンをひっくり返す役目は私がやるから!」
春香「だから真は少し離れた所で私のサポートしてくれないかな? ねっ?」ニコッ
真「……」
真(春香の手、震えてる…)
真「……」
真「うぉぉぉぉぉぉ!!」バチーン!
春香「!?」ビクッ
真「よし!」
春香「ま、まこと?」
真「ごめん春香。情けない事ばかり言っちゃって」
春香「えっ」
真「でも、もう大丈夫。頬を思いっきり叩いて気合いを入れ直したから」
真「ボクも逃げずに春香と一緒に最後まで立ち向かうよ」
春香「まこと…」
真「へへっ」ニコッ
真「それにしても、また春香に勇気付けられちゃったなぁ」
春香「えー! 私は別にそんな大したことしてないよ?」
真「ううん。ボクたちはいつも春香に助けられてばかりだよ」
真「だから、春香1人に辛い思いをさせるわけにはいかない」
春香「……」
真「それに雪歩の仇も取らないといけないからね」
春香「ふふっ。今の真、本当に王子様みたいでカッコよかったよ?」
真「こんな時にからかわないでよッ!///」
春香「あはは」ニコッ
真「まったくもう…」
春香「……」
真「……」
真「それじゃ行こうか、春香」
春香「うん」
スタスタ
真「……」
春香「……」
真「……」
春香「……」
真「って、あれ? 春香。背中に何かくっついてるよ?」
春香「ふぇ?」
――――――
――――
――
P「思いのほか早くこっちへ戻って来られたなぁ」
P(予定よりも早くスタジオに現れたら春香たちビックリかな? あはは)
P「どれどれ、ドア越しにこっそりと覗いt」チラッ
春香『~~~ッ!!』
真『!?!?!』
P「……」
P「なんでホウキ振り回しているんだよ」
P「あんな振り付けなんてあったかぁ…?」
ガチャ
P「おーい。2人ともなにやっt」
ピタッ
P「うん? いま顔に何かついた気が…」
春香「あわわッ!? プ、プロデューサーさん危ないッ!!」
P「はい?」
真「くらえぇぇぇぇぇッ!!」ブン!
P「へっ?」キョトン
春香(2人の負傷(?)者を出したこの忌々しい事件は…)
春香(笑い種としてしばらくの間、事務所内を賑わすトピックになりましたぁ…)
今回は以上です
ありがとうございました
残り、まだ登場していないあずささんと小鳥さんの話と
最後に総括とした小話を描いてこのスレもそろそろ終わりにしようと思います
今週は連休がプラチナやりまくってたくさんSS描くぞー!(願望)
コメントありがとうございます
思いっきり誤字かましていますね、これ(汗
2か月以上投稿が空いてしまいました。すみません…
今週中には投稿できると思いますのでよろしくお願いします
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