P「髪」 (55)
真美「あっ、まこちん!もう終わったの?痛くなかった?」
真「うん!全然平気だよ」
P「真美は中学生にもなって注射が怖いのかー?」
真美「うぐ…こ、怖くないもんね!」
P「ふーん、じゃあ泣かなかったらなんか買ってやるよ」
真美「よっしゃ!真美絶対泣かないもんね!」
真「頑張れ!真美!」
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ーーーーーーー
ーーーー
真美「うあぁ……チョ→痛かったYO…」
P「これで俺の財布が薄くなるのは避けられたわけだ」
真美「む、真美まだ泣いてないもん」
P「泣いてただろ。目の回りも赤いぞ」
真美「もう!兄ちゃんなんか知らないもんね!」
P「はっはっはー。ほらもう事務所着くぞ」
真「真美、事務所着いたら準備しないとね」
真美「分かってるよまこちん!」
P「あれ?お前ら何かあるのか?」
真「竜宮小町のイベントにゲストで呼ばれてて」
真美「明日は2時間バスの旅だよ」
P「ふーん。ほら、事務所着いたぞ」
真「ただいま帰りました!」
真美「たっだいまー!!」
P「ただいま戻りましたー」
小鳥「あら、3人とも、お疲れ様」
P「ん?音無さん、それなんです?」
小鳥「去年のアルバムですよ。まだプロデューサーさんがいない時の」
P「へぇ…」
P「あれ?これ、真美ですか?」
小鳥「そうですよ。この時は髪の長さが亜美ちゃんと同じでしたね」
P「これは真ですね。真も髪長くしてたんですね」
小鳥「可愛くなりましたよね」
P「一年でこんなに伸びるもんなんですね」
小鳥「褒めて伸ばしたみたいです」
P「それ大スクープ!!」
翌日
【765プロ 双海真美と菊地真に衝撃の事実!】
<褒めると髪の毛が伸びる!?>
記者「菊地さん、ちょっとお話いいですか?」
記者「双海さん!お話を!」
P「すみません!通してください!」
真美「真美たちこれから仕事なんだよー!もう!」
真「すみません、話はまた今度で…」
記者「あっ、菊地さん!双海さん!」
真美「ふぅー危なかったね」
真「ホント、あんなのガセネタなのにね」
真美「また961プロかな?」
真「たぶんね」
P「それじゃ、律子。後は頼んだぞ」
律子「任せてください」
P「みんな、気を付けてな」
「「「はい!!」」」
ーーーーーーー
ーーーー
律子「お疲れ様。今日の動きを忘れないで、また次に生かすのよ」
伊織「真美、真、ラストの動きよかったわよ」
亜美「うんうん!真美は亜美と練習したとこよく出来てたね!」
あずさ「やっぱり真ちゃんはダンスが上手ねぇ~」
真・真美「ありがとう!」
ザ…ザザ…
真・真美「ん?」
真「あれ?真美も?」
真美「うん…。なんか…褒められるとくすぐったいね!」
真「そうだね」
ーーーーーーー
ーーーー
律子「二人は…寝ちゃったかしら?」
あずさ「はい~、ぐっすりです~」
伊織「真も、こうして寝顔だけ見てると可愛いわね!にひひっ」
亜美「今のうちにラクガキしちゃおっかー?寝顔の写メとってみんなに見せちゃう?」
伊織「修学旅行か!」
律子「二人は…まだあんなに大きなステージ慣れなかったかしら」
伊織「すぐに慣れるわよ。私たちを追い抜く勢いでね。みんな凄いんだから」
律子「じゃあ抜かされないように私たちもしっかりしないとね」
ザ…ザザ…
律子「ただいま戻りましたー」
小鳥「おかえりなさい。お疲れ様」
P「おー、お疲れ!二人は帰り寝てたな?」
真美「なんでわかるのぉぉ?」
P「真はともかく真美までアホ毛がついてるぞ。あれ?ちょっと髪伸びたか?」
真美「ただの寝癖っしょ…ふあぁ……」
翌日
「おはようございます!!」
P「おはよう。あれ?誰だ?」
「え、ボクですよ!真です!」
P「は?真の髪はもうちょい短かっただろ」
真「ボクもびっくりしましたよ。まさか一晩でこんなに伸びるなんて」
P「呪われてたりしてな」
真「やめてくださいよ!」
真「昨日のこと母さんに話したらすごく褒めてくれたんですよ!父さんは相変わらずアイドル活動に反対してますけどね…」
P「ふーん。よかったな」
真「褒められると…こう、髪の毛の辺りがくすぐったくなるんですよね。昨日それを実感して…」
P「俺にはそういう感覚分からないなぁ」
真美「おっはよー!」
P「おはよう真美。ってお前もか」
真「おはよう、真美」
P「お前もまた随分髪伸びたな」
真美「真美もまさか一晩でこんなに伸びるとは思わなかったよ…」
P「それさっきも聞いた」
真美「あれ?まこちんも髪伸びてない?」
真「昨日いっぱい動いたからだよ!きっと」
真美「そうかもねー」
春香「おはようございます!」
真美「あ、はるるんおはよー」
真「おはよう、春香」
春香「あれ?二人ともちょっと髪伸びた?もっと可愛くなったね」
春香「あ、真美のその服、私のお下がりのやつだよね!よく似合ってるよ!」
春香「真は靴変えた?カッコいいね!」
真・真美「あ、あははは…」
ザザ…ザザザ……
「菊地さん、今のキレよかったわよ」
「真美ちゃん、歌上手になったわね!」
「やっぱり真は足が速いわね」
「なんだか真美が頼もしいかも!うっうー!」
「真ちゃんかっこよすぎいいいいぃぃぃぃぃ!!」
「ハム蔵見つけてくれてありがとう!真美は名探偵だな!」
ザザザザザザザ
真「おかしい」
真美「うん、おかしい」
真「真美、髪伸びたね」
真美「まこちんこそ」
真「おかしいよね」
真美「おかしいね」
真「ボクたち、褒められる度に髪が…」
真美「怖いよぉ…まこちん…」
真「大丈夫だよ。とりあえず切りに行こう」
ーーーーーーー
ーーーー
真「ふぅ…スッキリしたね」
真美「うん!前が見える!」
真「なんか…昔みたいな髪になっちゃったね…」
真美「うん…。でも、兄ちゃんの知らなかった真美達を見てもらえるじゃん」
真「そうだね!また伸びる前に見せてあげよう」
真美「たっだいまー!」
真「ただいま帰りました!」
小鳥「あら、二人とも、おかえりなさい」
真美「兄ちゃんは?」
小鳥「兄ちゃん?」
真「え?プロデューサー、まだ帰ってこないんですか?」
小鳥「何言ってるの?ウチにプロデューサーさんはいないじゃない」
真・真美「え…?」
真「えっ…と…冗談ですよね?」
小鳥「冗談じゃないわよー。人員不足で私も大変なんだから」
真美「お、お仕事の邪魔しちゃ悪いし…行こっかまこちん」
真「う、うん…」
真美「なんかみんな変じゃなかった?」
真「確かに…ドッキリか何かかも」
真美「そうじゃなくて…なんか雰囲気が変というか…」
真「どういうこと?」
真美「昔みたいになった?兄ちゃんが来る前みたいな…」
真「確かに…律子もこーーんな頭だったしね」
真美「うん…」
真「ちょっと様子を見てみようか」
真美「うん」
ーレッスン場ー
真・真美「お邪魔しまーす」
トレーナー「あら二人とも、今日は休みじゃなかった?」
真「ちょっと見学したくて」
トレーナー「そう。それならレッスンの手伝いをしてくれないかしら?」
真「え、ボクですか?」
トレーナー「ほら、菊地さんはダンスが上手だし。新人の子に教えてあげてくれない?」
真「いいですよ」
トレーナー「それじゃあ…こういう動きなんだけど…」
真「こうですか…?」
トレーナー「そう!流石ね!」
ザザ…
真「!」
真美「まこちん!ダメ!まこちんを褒めないで!」
真「真美…」
真美「帰ろう……?まこちん…」
真「うん…そうだね…」
真「すみません、用事を思い出したので帰りますね」
トレーナー「そう?残念だわ。また機会があったら手伝ってね」
真「考えておきますね…」
真美「大丈夫だった?」
真「うん、なんとか。どれくらい伸びた?」
真美「そんなに目立つ程じゃないよ」
真「そっか、よかった」
真美「でもこの状態が続くと…」
真「そうだね…さすがにキツいよね」
「あ、真!真美!」
「おーい!真ー!真美ー!」
真美「あ、はるるん…ってそんなに走ったら!」
春香「うわぁっ!?」
真「危ない!」
真「大丈夫?怪我とかしてない?」
春香「真ナイス!大丈夫だよ、ありがとう!」
ザザザ
真「!」
真「っイタ!」
春香「大丈夫!?」
真「あはは、ボクが怪我したみたい」
春香「だ、大丈夫!?病院送ってこうか!?」
真美「真美が行く!」
春香「へっ…?で、でも!」
真美「真美に任せて!」
春香「う、うん…?それじゃあ…よろしく?」
真「危ないところだった…」
真美「怪我は大丈夫なの?」
真「あれは嘘。春香と一緒にいたらまた褒められちゃう!って思って…」
真美「あ~、なるほど~」
真「分かっててついて来たんじゃないの?」
真美「うん…。まこちんと離れたら不安だなぁって思って」
真「そっか。また…伸びてる?」
真美「うん。ちょっと違和感があるくらいかな?」
真「早いとこ切らないと…」
「あー!真さん!」
真「やよい?どうしたの?そんなに慌てて」
やよい「春香さんから、真さんが怪我したって聞いてたんですけど…」
真「ああ、それならもう大丈夫だよ」
やよい「もう治ったんですか!?流石、真さんは強いですー!」
ザザザザ
真「あ…」
やよい「あれ?今、髪が…」
真「か、紙!?ペーパー!?ペーパーがどうしたの!?」
やよい「いえ…なんでもありません…」
真「ごめんね、やよい。ボクたちこれから買い物に…」
やよい「私も今日のお仕事が終わったのでついて行っても…」
真「デート!そう、デートなんだよ!ボクたち実は付き合ってたんだ!ね、真美!?」
真美「うぅえぇ!?うん!!も、もち!当たり前じゃん!」
やよい「そ、そうだったんですか!?」
真美「そう!やよいっちは恋人同士の仲に水指したりしないよねぇ~」
やよい「デートなら仕方ないですね!行ってらっしゃい!」
真「危なかった…」
真美「言い訳もだんだん危ない方向になってきたよ…」
真「仕方ないよ…」
真美「これからどうするの?」
真「とりあえず買い物に行こう」
真美「え、本当に行くの?」
真「ハサミを買いに行こう」
真美「あ~、なるほどね」
ーーーーーーー
ーーーー
真「このハサミなんか可愛いなぁ!ねぇ真美、どうかな!?」
真美「ハサミなんかどれも一緒だよ…。真美はこれにしよう」
真「よし!じゃあボクもこれに決めた!」
真美「あれ?あれ、ミキミキじゃない?」
真「本当だ…。あ、向こうも気づいたみたい」
マコトクーン! マミー!
真「奇遇だね」
美希「うん。二人は何買いに来たの?」
真「ちょっとハサミをね」
美希「なんでハサミ…?」
美希「あれ?真クン髪伸びた?」
真「えぇ!?やっぱり分かっちゃう?」
美希「うん、昨日と比べて増えすぎなの。アデランス?」
真「ちがうよ!ちょっと伸びるのが早くてね。目立つのがイヤなんだよなぁ…」
美希「伸びるのが早いってレベルじゃないの。そんなにイヤなら帽子被ればいいって思うな!」
真「なるほど…。美希、見かけによらず頭いいね!」
美希「今爽やかに失礼なこと言われたの」
美希「髪がはみ出さない帽子ならこういうのがいいと思うな」
真「ありがとう美希!この恩は一生忘れないよ!」
美希「そこまでのことをした覚えはないの」
真「それじゃあね!ありがとう!」
真美「ありがとうミキミキ!」
美希「バイバイなのー」
美希「ミキに出来ることはこのくらいなの……ごめんね…」
真「真美、今度はどこに…おっと」フラッ
真美「大丈夫!?」
真「ちょっと目眩が…」
真美「大丈夫…?髪の毛に養分が取られてるとか…」
真「そんな怖いこと言わないでよ!眠れなくなるじゃないか!」
真美「ご、ごめん!」
真美「じゃあ…今度はご飯でも行こうか!」
真「うん…。真美の言うことが本当ならボク死んじゃうしね…」
真美「ごめんってば…」
ーーーーーーー
ーーーー
真美「結構空いてるね」
真「うん。他にお客さんもいないから…ここで知り合いにでもあったら…」
真美「すぐ見つかっちゃうね」
真「見つかると何言われるか分からないからなぁ…」
「あら~、真美ちゃんに真ちゃん?隣いいかしら~?」
真「ひぃっ!?あ、あずささん!?(こ、断りづらい!)」
真美「(ここは腹を括るしかないよ!)」
真「(そうだね…)どうぞ!ボク達も今来たところなので」
あずさ「ありがとう~」
真美「あれ?あずさお姉ちゃん…髪が昔みたいに…」
あずさ「そうかしら?いつもこうよ~」
あずさ「そういえば真ちゃんは食事中なのにどうして帽子を被ってるのかしら~?」
真「え!?こ、これですか…?えーっと……仕方ないなぁ…」
あずさ「あら~、髪が伸びたのね~。もしかして…」
真美「あずさお姉ちゃん?どうかした?」
あずさ「なんでもないのよ~。もしかしたらそれを隠すためなのかな~って思って」
真「はい…そうなんです。伸びるのが早くて…中途半端に伸びた髪が恥ずかしくて…」
あずさ「そう…。真ちゃんは嘘が下手ね~」
真「えっ…」
真美「どういうこと?」
あずさ「私…あの時は知らなかったのよ…。ごめんなさい」
真美「あの時って!?」
真「どういうことですか!」
あずさ「いい?真ちゃん、真美ちゃん。褒められたら全部お世辞だと思うのよ」
真「あずささん!あずささんは…やっぱり…知ってるんですね…」
真美「なんで……」
あずさ「いい?褒め言葉はお世辞よ」
真「あずささん…」
あずさ「お行きなさい…。絶対に負けちゃダメよ」
真美「…… あずさお姉ちゃん…」
真「行こう!真美!!」
あずさ「せめてもの罪滅ぼしにはなったかしら~?」
それからボク達は褒められ続けた。その度に髪を切った。
今では二人とも、先日、竜宮小町のイベントに行った時くらいの長さだ。
…物語でいえば振り出しに戻ったのだ。
しかし振り出しに戻ったのは長さだけだ。何度も何度も生え変わった髪は既に、90%が褒められて伸びた髪になっていた。
真「真美の言ったこと…ホントだったかも…体力が……」
ガッ
「おや、こりゃ失礼」
真「いえ…こちらこそ…」
「こんな可愛いお嬢さんにぶつかるたぁ、重罪だなぁこりゃ」
「いやいや、よく見ると本当に可愛い。いやー、そちらのお嬢さんも可愛いねぇ」
真美「や、やめて!やめて…ください…」
「んー?可愛いもんを可愛いと言っちゃあマズイのかい?」
「更によく見りゃ俺好みの長い髪。あれ、でもさっきぶつかった時はもうちぃっと…」
「あれ?もしかして可愛いって言うと伸びるのかぁ!?そんな漫画みたいな…」
「黒髪のお嬢さん、ホント可愛いなぁ!可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」
真美「イヤあァァァ!!やめて!!やめてやめてやめてやめて!!!!」
真美「待っててまこちん!今切ってあげるから!」
「おいおい!切るだなんてもったいねぇことすんなよ!」バキィ
真美「そんな…は…ハサミが…ハサミがぁあああ!!」
「ひゃっはは!さーて、どのくらいの長さになったかなぁと…」
「うわぁ…こりゃひでぇや。バケモンだな。興が冷ーめたっとぉ」
「じゃあな。アンタもなかなか可愛いぜ」
男はそう言って去っていった。
真美はあの男の顔を忘れない。例えどんなに時が移ろうと…。
世界が変わっても忘れない…。
真「ま……み…。ボクは……もう……ダメ……みたいだ…」
真美「そんな…!まこちんが居なくなったら真美は!」
真「ボクの…ハサミ……つか……って……。せめ…て…まみ…だけでも…」
真美「そんな!まこちん!!まこちん!!!」
まこちんは深い深い眠りについた。
真美はあの男を絶対に許さない。
あずさお姉ちゃん…ごめんね…。約束、守れなかった。
だって無理だよ…。あずさお姉ちゃんみたいに大人じゃないもん…。お世辞だと思うのって難しいね。
あずさお姉ちゃんは真美たちを助けてくれようとしたのに…ごめんね…。
ミキミキも…。だから二人とも髪を切ったんだね。ミキミキはまたすぐ伸ばしたけどね
もう真美にも力が残ってなくて動けないや…。
まこちんにもらったハサミがあるけど…真美には使えない。
だって……だって………これ……
右利き用なんだもん
真美「う……ん…?夢?」
P「起きたか。二人とも随分うなされてたぞ。そんなに怖い夢だったのか?」
真美「うん…。褒め言葉って怖いね」
真「え、真美も!?ボクもそんな夢だったよ…」
P「二人一緒に同じ夢見るとか…お前らは双子か」
真美「双子でもそれはないよ…」
P「お前が言うと説得力が違うな…。さあ、着いたぞ」
ーーーーーーー
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真美「あっ、まこちん!もう終わったの?痛くなかった?」
真「うん!全然平気だよ」
P「真美は中学生にもなって注射が怖いのかー?」
真美「(あれ、この光景…デジャブ?)怖くないってば!」
P「じゃあ泣かなかったらなんか買ってやるよー」
真美「ホントに!?真美、絶対泣かないかんね!」
真美「お願いしまーす」
医者「はーい、座ってー」
真美「はー…あ…?」
真美「あぁぁぁぁああああああ!!!」
P「どうした真美!?そんなに怖いのか!?」
真美「こいつ…!こいつがまこちんを!!」
P「はぁ?」
真「え?ボク?」
真美「あの注射は変なクスリだよ!」
P「ただのインフルエンザの注射だろ?」
P「ほら、すぐ済むから」
ーーーーーーー
ーーーー
真「ただいま帰りましたー!」
真美「ただいま…」
P「ただいま戻りましたー」
小鳥「おかえりなさい」
P「あれ?音無さん、それなんです?」
小鳥「去年の765プロのアルバムですよ」
P「へぇ…皆可愛く写ってるなぁ」
P「あれ?これ、真美ですか?」
小鳥「はい。この時はまだ髪の長さが亜美ちゃんと同じでしたね」
P「双子で髪型も一緒だと本当にそっくりだなぁ」
P「俺にも双子の弟がいるんですよ。俺とそっくりの」
小鳥「へぇー。それは意外ですね!イケメンですか!?」
P「だから俺と一緒ですって」
小鳥「Pヘッドだから分からないんですもん…」
P「そうですねぇ…。真美に聞けば分かるんじゃないです?」
小鳥「え、真美ちゃんは見たことあるの?」
P「いや、冗談です。俺がまだPヘッドじゃなかった頃、今の真美にそっくりな子に会って」
真美「そっか……。そういうことだったんだ……」
P「ようお嬢さん。そんなに怒ったら可愛い顔が台無しだぜ」
P「いや、それにしても…昔はこんなに短かったのな。どうやってこんなに伸ばしたんだ?」
真美「褒めてのばしたんだよ……」
P「違うな……。違う……」
いいえ
高い技術力で伸ばしました
完
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