後輩「先輩の上履き…クンクン」(17)

id 腹筋

少しくらい本文という名の慈悲があってもいいと思いました

えっ

後輩「……まったく、ホントに臭いですね先輩の上履き」クンクン

後輩「確かにずっと足に触れている物なんですから多少臭くなるのは当たり前ですけど……先輩のは異常です」クンカクンカ

後輩「鼻をツンと刺すような、きっつい、でもどこか甘いような……そんな匂い」スーハークンカクンカ

後輩「こんな不思議な匂いの上履きなんておかしいですよ、まったく……んッ」クンカクンカハァハァ

後輩「れろ……ん、味まで最悪じゃないですか。どこまで先輩は不潔なんですか」ペロペロ

後輩「先輩の足の指の間の汗なんかがムレて熟成された、とっても濃い先輩の味……異常です、おかしいです」ペロペロペロペロハァハァ

後輩「これはあれですね、もう犯罪クラスです。こんな匂いと味させてたら……もう、ノータイムで逮捕ですよ」クンカクンカペロペロハァハァ

後輩「私がそうならないようにちょくちょくチェックしてあげてるんですよ、分かってるんですかね先輩は」クンカクンカスーハーレロレロクチュクチュ

後輩「少しは感謝の気持ちとかを表現してくれてもいいと思うんですよ、例えば使用済みの服をくれるとか」スーッハーッペロレロハァハァ

後輩「いえ、それはアレですよ。先輩の匂いに包まれて生活したいとかそんなのじゃなくて、どれだけ臭いのか知りたいだけです」クンカクンカペロペロレロレロ

後輩「きっと不潔な先輩の事だから、もうすっごい汗の匂いが染み付いてるんでしょうね、むわぁって。……あぁ、想像しただけで濡れ……いや、吐きそうです」ハァハァハァハァ

後輩「これは先輩の家に行って先輩の服の匂いも全部ちゃんとチェックしないとダメですね、まったく後輩も楽じゃないです」ハァハァハァハァ

後輩「先輩をほっとくと匂いのせいで周りの人に引かれちゃうかもしれませんしね。後輩になった以上、ちゃんと私が管理してあげないと」ハァハァクンクンペロペロ


先輩「いつ話しかければいいかな?」

先友「早めにしてやれ、周りの奴らに凄い目で見られてるぞ」

男「おーい、おはよー後輩」

後輩「あ、先輩……と男友さん、おはようございます。遅いじゃないですか」

男友「(私を見てあからさまに嫌な顔したな)……おはよう。でも遅いって、いつもと同じぐらいの時間じゃ……」

後輩「いえ、遅いですよ。平均より2分47秒も遅刻です」

男友「(秒刻みで登校時間を把握しているだと……?)」

男「へえ、そうなんだ。ごめんね、今度から気を付けるよ」

後輩「はい、先輩が遅刻したら私も恥ずかしいですからね……まったく、先輩みたいな人の後輩になると苦労が絶えませんね、なっちゃった以上仕方ないですがっ」

先輩「はは、ごめんね」

男友「(その顔はどう見ても仕方ないというより嬉々としてやってるようにしか見えないが)……ま、本当に遅刻したら困るし。行こうか、男」

男「ん、そうだね。……それじゃ後輩、上履きちょうだい」

後輩「はい、どうぞ」サッ

男「ありがと。毎日ありがとね」

後輩「いえ、先輩を管理するのが後輩の務めですので」

男「はは、助かるよ。……それじゃまたね、後輩」

後輩「はい。それでは良い一日を、先輩……と男友さん」スタスタ

ほう

男友「(今度は睨みつけて来たなあの子……そんなに私が男と登校するのが嫌か)」

男「いやぁ、ホントにいい子だよね、後輩ちゃん」

男友「ん、まあね……そうだね、先輩の上履きを秀吉よろしく懐で暖めておくなんてすごいね」

男「暖めるために上履きに口を付けるのはどうかと思うんだけどなぁ。普通なのかな、アレ」

男友「(普通なわけないだろ……つーか懐で暖めにゃならんほど寒くないだろうに)」

先輩「まあ、そういうのも俺がしっかりしてないからだもんね。もっと先輩である自覚を持って、後輩ちゃんに負担掛けないようにしないと」

男友「そうだね……頑張れ」ハァ

先輩「あれ、元気ないね男友。どうしたの、何かあった?」

男友「いや、」

男友「(…………何かあったもクソも……決まってるだろう。
何なんだあの後輩とか言う女は。)」

男友「(今度は睨みつけて来たなあの子……そんなに私が男と登校するのが嫌か)」

男「いやぁ、ホントにいい子だよね、後輩ちゃん」

男友「ん、まあね……そうだね、先輩の上履きを秀吉よろしく懐で暖めておくなんてすごいね」

男「暖めるために上履きに口を付けるのはどうかと思うんだけどなぁ。普通なのかな、アレ」

男友「(普通なわけないだろ……つーか懐で暖めにゃならんほど寒くないだろうに)」

男「まあ、そういうのも俺がしっかりしてないからだもんね。もっと先輩である自覚を持って、後輩ちゃんに負担掛けないようにしないと」

男友「そうだね……頑張れ」ハァ

男「あれ、元気ないね男友。どうしたの、何かあった?」

男友「いや、何もないよ……はは」

男「そう?なにかあったらすぐ言いなよ?男友は溜めこむ癖があるんだから」

男友「……ありがとう。やさしいな、男は」

男「そんなことないよ、当たり前の事を言ってるだけ」

男友「そういうところが優しいんだよ……」

いいね!

男友「(…………何かあった、だって?男、君は今日、ここに来るまでに何もなかったと思うのか。
……何なんだあの後輩とかいう女は。上履きを懐で暖めるとか言って、やってることはスーハークンカクンカペロペロじゃないか、変態が。
しかもなんだ、男を管理するだと?ふざけるな。ただの後輩であるお前に、そんな権利があると思うのか。
何より……男を管理するのは、昔からの友人であるこの私だ。
お前がいない時は、私が男の上履きを出してやってたんだ。体操服とかその類も、私が洗ったりしてやってたんだ。
ちゃんと体とかも洗ってやってたんだ。いや最近は流石にしてないけど。くそっ。
それがなんだ、いきなりポッと出の女が私の役割を奪うなんて。許せるかそんなの。
しかもあいつはただの変態じゃないか。男の匂いを嗅いで感じてるだけの、ニオイフェチじゃないか。
今日もただ男の上履きの匂いを嗅ぎながら、靴底を舐めてただけじゃないか、羨ましい。いや違う、汚らわしい。
私は違う。私なら男をちゃんと管理してやれる、守ってやれる。お前みたいなただの変態とは違うんだ。
……いやまあ匂いを嗅いだりするのは不可抗力だよね、うん、それは仕方ない。
あと、舐めるのもまあ、仕方ないよね。だって勝手に体が動くんだもん。仕方ないよそれは。どうしようもない。
あとは……うん。それで、その、自慰とかしちゃっても。しかたないよ。うん。勝手に濡れちゃうし。
それで男の物に潮とかぶちまけちゃってもしかたないよ。うん。出ちゃうんだもん、しょうがないよ。
……そんなことより今日も男はいい匂いだなぁ。あ、臭いってわけじゃないよ男。大丈夫、男は臭くなんて無いよ、むしろいい匂いだよ。
その、男独特のふいんき(←なぜか変換できない)というか、匂いというか……そう、フェロモンだ。そう言う言い方がしっくりくる。
このなんとも言い難い甘い香りと、ちょっと朝焦って走ったからかいた汗の匂いが混ざって…………ああ、ホントいい匂い。
男の隣にいるだけなのに、すごい感じる。男に全身抱きしめられてるみたい……えへへ。
……この男そのものの匂いは、私だけの物。あんたなんかに、あげるもんですか。へへ。あんたは物に移った紛い物の匂いで我慢してなさい。
そうだよ、男。あなたの匂いは、あなたは……私だけの物。へへ、えへ、へへへっ!)」ニコニコ

男「……男友?どうしたの、こんどは凄く嬉しそうだけど。なにかいいことあったの?」

男友「……っへへ、ちょっとね。えへへ……」

登場人物はいまんとこ3人でいいの?

今のところ三人(男、後輩、男友)だけど、増やした方がええのん?

男友「あ……男。首のあたりに汗かいてるぞ。拭いてやるから立ち止まれ」

男「あ、本当?まあでも、別に汗ぐらい服が吸ってくれるって」

男友「いや駄目だ。そういう小さい所から人間は堕落していくんだぞ」

男「いやそんな汗を拭かなかった程度で……まあいいや、お願い」

男友「最初から素直にそう言えばいいんだ、まったく……んッ」チュゥッ

男「ん……ありがと」

男友「どういたしまして」ペロリ

男「……いつも思うけどさ、汗を舐めるのって嫌じゃないの?」

男友「別に、男のだからな。それに、ハンカチで拭いたらハンカチが汗で汚れるだろう?」

男「そっか。そうだね」

男友「そうだよ(へへ、今日の男の汗も美味しいなぁ……♪)」

モブ1「このバカップルが」
モブ2「爆発しろマジで」
モブ3「まあ毎日の恒例行事だし、もう慣れたけどさ……」


後輩「……………………」ギリッ

男友って女なの?

女なら字体の印象的に男友より友のほうがいい気がする
どっちでもいいけど

男友達に首舐められてバカップルと呼ばれたいならそれで脳内補完を
まあ設定は女だが

男「キング・クリムゾン……『結果』だけだ!この世には『結果』だけが残る!」ボソボソ

男友「何ボソボソ言ってる、学食行くぞ」

男「あー、ごめん。今日は俺学食いけないや」

男友「何、金がないのか?仕方ない、今日だけ貸してやる」

男「いや、そうじゃなくてね。後輩ちゃんが、一緒に食べようって」

男友「後輩ちゃん……?」ピクッ

男「そう、なんか管理の一環が云々だってさ。あ、そうだ。男友も一緒に食べようか?」

男友「…………いや、遠慮しておくよ」

男「そっか、じゃあまた後でね」

男友「ああ、後でな…………」

ガラッ バタン

友にしちゃうと後輩の友達とか出しづらいかなぁ、とか思ったがそうでもないか?

男友「……」

男友「……ふふ、今日は一人でごはん、か」

男友「…………男とご飯を食べるの、たのしみだったんだけど、な」

男友「…………男と一緒にご飯を食べるのも、私がずっと独占してたんだけど、な」

男友「…………へへ、とられちゃったか。へへへ…………くやしいなぁ」

男友「…………私、だけだったのに」ボソ


男友「……………………あの、女ァ」ギリィッ


モブ1「あ、男友さん男と一緒じゃないんだ。なんかあったの?」
モブ2「ば、バカかお前は!あのオーラを見て何があったか把握できないのか!?」
モブ3「これはいい修羅場ですね」

男友wwwホモ.....

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月10日 (火) 22:49:08   ID: sx_kVvza

『ふいんき』ではなく、『ふんいき(雰囲気)』です。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom