メイド「坊ちゃま♪今日は一緒に寝ないんですか?」 少年「も、もう僕大人だよ!」 (7)

はい

メイド「そんなこと言ってェ、一緒に寝たいんでしょ♪またご本読んであげますよ」

少年「一人で寝られるよ!ホントだって!」

メイド「うふふ、かぁいいですね、坊ちゃまは」

少年「男にかわいいっていうな!」

メイド「だってかわいらしいんですもの、言いたくなっちゃいますわ♪」

少年「とにかく!もう金輪際僕の部屋には来ないこと!いいね!?」

メイド「はいはい」

少年「…」

少年「…」

少年「…」

少年「寝付けないな」

ガチャ

メイド「坊ちゃま、ただいま参りました」

少年「い…いいって!自分の部屋に戻りなよ!」

メイド「あらあらいいんですの?それじゃあ…」

少年「あ…ま…待って…その、ほ、本だけ!本読むだけでいいから!」

メイド「フフフ、そう言うと思ってました」

メイド「…時計が二つ目をチーンと打った…おしまい」

少年「不思議な話だったね」

メイド「さ、もう寝る時間ですわ。今日はベッドで一緒に眠らなくていいんでしたよね?」

少年「…うん」

メイド「ではおやすみなさい…」

ギイ…バタン

少年「…」

少年「…」

少年「…」

少年「やっぱり寝付けない」

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