男「パンツノート?」(96)

男「なんだこりゃ」

男「あ、科学のノート使いきったんだっけな」

男「道ばたに落ちてたノートのわりにきれいだし……」

男「表紙隠せば使えるか」

男「ただいまー」

男「ふう」ドサッ

男「さっきのノート、1ページも使われてねえじゃん」パラパラ

男「ん?なんだこれ」

男「使い方……?」

パンツノートの使い方


1 パンツノートに名前を書かれた人間はパンツが見える

2 名前を書かれた人間の顔が頭に入っていないと、効果は得られない。よって、同姓同名の人物には効果が及ばない

3 書いた名前が本名でなければ効果は得られない

4 名前を書かれた人間は、名前を書いた人間に会ってから40秒後にパンツが見える

5 名前を書いた後に40秒間、パンツが見える要因を書く時間が与えられる(何も記入しない場合は自動的に風チラになる)

名前を書いた人が、書かれた人のパンツが見れるとな?
透視系じゃなくて?

6 パンツが見える要因を書いた後、6分40秒間、詳しいパンツが見えた状況を書く時間が与えられる

7 6分40秒間の間にどんなパンツが見えたかを書く事もできる(ただし、名前を書かれた人間がその瞬間に所有しているパンツに限る。所有していないパンツを書いた場合、名前を書かれた人間が所有しているパンツの中からランダムでパンツが選ばれる)

>>5透視系ではない

8 パンツノートはいくら書き込んでもページかなくならない



男「……つまりかすかにチラッとさせる事も、派手にパンモロさせる事もできるって事か」

男「くだらねー。確かに本物なら魅力的だけど」

男「……でも試さずにいられないのが男」カキカキ


幼なじみ
スカートが鞄に引っ掛かる
○月×日 8時15分 スカートが鞄に引っ掛かって白と水色の縞パンの下半分が見える


男「よしっと」

男「幼なじみのこのパンツはいてる時パンチラしたの見たから、間違いないよな」

男「まあどうせ嘘だけどな」

翌日

母「男ー!幼なじみちゃん迎えに来てるわよー!」

男「ああー」

ガチャ バタン

幼なじみ「もー、また寝坊して……結構時間ピンチだよ」

男「あー」ボー

幼なじみ「ぼーっとしてないでいくよ!」クルッ

男「!?」

幼なじみ「ん?なにしてんの早く!」

男(白と水色の縞パン……!)

男(鞄にスカートが引っ掛かって……はっ!)バッ

男(8時15分……)

男(まさか……)

幼なじみ「もーどうしたの?なんか今日変だよ?」

男「あ、ああごめん、それより幼なじみ、スカート」

幼なじみ「え?きゃあ!?」バッ

数時間後

先生「えーつまりここに入る動詞は」

男(まさか……いや、でもかなり少ない確率だけど偶然って事も……)

男「…………」カキカキ


委員長
スカートめくり
○月×日 13時30分 校内に迷いこんだ幼稚園児にスカートめくりされてパンモロ

男「よし」

男(委員長はスカートが長く、そのうえ短パンでいつもガードしてる)

男(それに幼稚園自体がこの学校からは遠い。とてもじゃないが幼稚園児の足では来れない)

男(すべては昼休みになってからだ)

キーンコーン

友「おーい男、教頭が呼んでたぜ」

男「はあ?飯くいたかったのに……」ガタッ


中庭

男 スタスタ

男「ん?あれは委員長」

男「!!」バッ

男「13時29分……」ゴクッ

幼稚園児「きゃっきゃっ」

男「そんな……ありえない」

委員長「ん?ぼくー、どうしてこんなところに?幼稚園は?」

男(しかしいくら幼稚園児がいてもいくらめくろうとも委員長には短パンというガードがあるはず!!)

男(やっぱりこれは偶然なんだ!)

幼稚園児「きゃっきゃっ」

委員長「んーどうしたんだろうこのこ」

幼稚園児「えーーーい♪」バサァ

委員長「きゃあ!?」

男「!?」

男「シルクの純白パンツ……短パンじゃない……」

保母「あー!いたいた!」

男(ま……)

委員長「あ、この子の幼稚園の保母さんですか?」

保母「はい。すみません遠足の途中でいなくなってしまって」

男(間違いない……)

保母「ありがとうございます」

男(パンツノート……)

委員長「いえいえ」

男(本物だっ!!)

委員長「いやー昨日短パン汚れちゃったから今日ガード薄いんだよね」

委員長友「そのスカートの長さなら充分ガード厚いでしょwww」

男(とんでもないものを手に入れた……)

男(これがあれば、学校の全女子の全パンツを見れる……)

ブス女「あー腹へった」

男(いや、見なくてもいいやつはいるが)

男(そして見たパンツを普通のノートにでもメモしておけば、好きな日に好きなパンツを見れる……)

男(よし、俺はやるぞ!)

男(ん?なんだこれ?)

男(汚れて見つけられなかったけどもう1つ使い方が……)


パンツノートの使い方

9 パンツノートによって操れる行動は、名前を書かれた人間本人を含めた生きている人間に肉体的な被害、過度な精神的被害を受けさせない程度に制限される 書き忘れスマソ

男(…………)

男(つまり『○○を殴った後転んでパンチラ』とかいうのは叶わないわけか。多分普通に転んでパンチラするんだろう)

男(過度な精神的被害ってことは、セクロスとか直接的なエロい事もダメか)

男(まあどっちもやる気すらないが)

友「おーい男ー」

男「ん?」

友「おまえこの前数学休んだろ。そん時のノート」パサッ

男「おお!!サンキュー!助かるわ親友」

友「やめろよ気持ち悪いなwww」

男(ちょっとお礼してやるか)カキカキ


美少女
m字パンモロ
○月×日 16時30分


男「よし」

友「ん?なにしてんだ?」

男「いやなんでもない。帰ろうぜ」

友「わりい、図書館の本返さなきゃなんだ」

男「今日が返却日?」

友「いや明日だけど忘れそうでさ」

男「大丈夫だよ。今日は帰ろうぜ」

男(いいもん見れるからよw)

友「あ、ああ。なんか強引だな」

校門

男(16時28分……)

友「どうしたんだ?帰るんだろ?」

男「あ、ああごめんちょっと夕陽が見たくてさ、あと二分くらい」

友「はあ?」

美少女「じ、塾遅れちゃう」パタパタ

男(きた!)

友「あ、美少女さんだ。相変わらずかわいいなー」

男(喜べ友よ。そのかわいいコのパンツが見れるぞww)

美少女「きゃっ」ドタッ

友「あ」

男「」ジー

ノートに書いたら、男の前でパンチラ?

美少女「あ……」

友「うおお……」

男「」ジー

男(ピンク花柄パンツか……)

美少女「や、やだもう」カアア

美少女「急がないと」パタパタ

>>26ノートに名前を書いた人の前でパンチラorパンモロ(ある程度時間指定可能)
幼なじみの名前を書いたのが男なら男の前で、友なら友の前で幼なじみがパンチラorパンモロ


友「うおおいいもん見たー!」

男「そうだな」

友「美少女さんのパンツだぜ!?あの人気があるゆえにガードかたい美少女さんの!」

友「あーもーぜってー忘れねー。他のやつらに自慢しよー」

男(ふふ、ほんのお礼だよ)



男(これはいい!すごくいい!)

男(明日から俺の学校生活はパンツで埋めつくされる!)

男「おっと、今後見たくなった時のためにメモメモと」


幼なじみ→白と水色の縞パン
委員長→純白シルクパンツ
美少女→ピンク花柄

翌日

幼なじみ「おはよー!」

男「おはよー」

幼なじみ「今日は早いね」

男「ああ、やる気がみなぎってきてな」

幼なじみ「?まあ行こうよ」

男「おう」

男(手始めに……)コソコソカキカキ

幼なじみ

男「よし」

幼なじみ「今日もいい天気だねー」

男「そうだな」

男(38……39)

ビュウッ

幼なじみ「きゃっ!?」ピラッ

男(白にピンクのハートがたくさん……か)

幼なじみ「み、見た?」

男「あ、ああ」

幼なじみ「ふええ」ウルウル

男(まず1パンツ)

委員長「いやー昨日見たらさ、短パンほつれてたの。だからもうスカートの中に短パンはかなくていいかなーって。暑かったし充分スカート長いしね」

委員長友「そうだよー今までがガードかたすぎだって」

男「…………」

男(これもパンツノートの効果か。せっかくだから)カキカキ

委員長
転んでパンモロ
椅子につまづいて転んでパンモロ


男(ついでに)カキカキ

委員長友
転んでパンモロ
すぐ近くにいた人が転び、それに巻き込まれて転んでパンモロ


男(よし)

委員長「あ、次移動教室だよね」

委員長友「そだね。行こっか」

男「…………」ジー

委員長「あ、きゃっ」ガタッ

委員長友「え?うわ!!」ドサッ

男「…………」ジー

男(委員長は白にピンクのレース、委員長友は無地の黄色か)

男(これで3パンツゲット)

昼休み

ツンデレ「ねえ、ちょっとあんた」

男「ん?なにツンデレさん」

ツンデレ「なにじゃない。文化祭のアンケート、まだ出してないでしょあんた」

男「あ、ごめん明日渡すよ」

ツンデレ「期限ギリギリなんだから早くしてよね。実行委員のあたしに責任がくるんだから」スタスタ

男(申し訳ないのは本心だけど……)カキカキ


ツンデレ
風パンモロ

男「よし」

ツンデレ「全く」スタスタ

男(38……39)

ブワァッ

ツンデレ「やっ!?」バッ

男(水色青水玉パンツか)

男(それにしてもほんとにパンモロだな。腰まで見えたぞww)

ツンデレ「うー……っ!」ハッ

男「やべ!」

ツンデレ「やべ!って事は見たでしょ?」

男「い、いやあくまで偶然」

ツンデレ「ふん!」ドゴォ!

男「ぐはあ!」

ツンデレ「サイテー!」スタスタ

男「ぐ…しかし4パンツ目だ」

放課後

男「友ー帰ろうぜー」

友「いやだから本返さなきゃなんだよ」

男「あ、そっか。なら俺も付いてくよ」

友「わかったー」

スタスタ

図書室

友「じゃあ俺これ返してくるから」

男「んー」

男(お、あれは……文学ちゃんか)

男「こんにちは」

文学「あ……こんにちは……」

男「そういえば文学ちゃん図書委員だったよね」

文学「あ……はい。本が好きなので……」

男「俺も本は好きだよ」

男(てきとーに本をとってそれでノートを隠して……)カキカキ


文学
転んでパンチラ


男「よし」

男(31……32)

ギシッギイ

男(ん?)

男「文学ちゃん、椅子からなんか軋むような音が」

ガタアン!

文学「きゃあ!?」ドサッ

男「だ、大丈夫!?文学ちゃ……あ」

文学「あ……」

男(白に赤いリボンつき)

文学「み、見ないでください……」ササッ

男「ご、ごめん!」

男(5パンツ目ゲットか……)

校門

友「いやーここで昨日美少女さんのパンツ見えたんだよなーww」

男「ああ」

男(転んだ委員長、委員長友、文学ちゃん全員全くケガはしてなかった)

男(ほんとにひどく人を傷つける事はできないようになってるんだな、このノート)

男(そう考えるとかわいいいたずら道具みたいだ)

友「あいつらすげー羨ましがってたぜ!『俺も美少女さんのパンツ見てぇえ!!』って!」

男「まあレア物だしな」

男(そういえばこのノート……)

男(男性にも効くのか?)

男「あ、やべ!忘れ物したかも」ガサガサ

男(鞄を漁るふりをして)カキカキ




男(よし)

男(37……38)

友「だからな、俺は美少女さんのパンツの花の名前まで調べて」ガキッパサッズル

男「あ」

友「うわベルト壊れたよ。最悪だー」

男(男性にも効くんだな)

男家

男(まあ好奇心から検証してみたが)

男(もう二度と男性の名前を書く事はない。今回の友が最初で最後だ)

男(しかしスカートじゃないとさすがに風では見えないのか)

男(まあ学校なら制服で女子はスカートだからあんま関係ないだろう)

男「さて、今日のまとめ……と」


幼なじみ→白にハートたくさん
委員長→白にピンクのレース
委員長友→黄色無地
ツンデレ→水色青水玉
文学→白に赤いリボン

翌日

幼なじみ「おはよー……」

男「おはよ……どうしたスカート手で押さえて」

幼なじみ「2日も連続で見られたし……」

男「ああ……」

男(あの状態じゃ風ではムリだな)

男(いや、ムリなら……どうなるんだ?)

男「…………」カキカキ


幼なじみ
風パンモロ
30秒間パンモロ


男(よし)

男(35……36……さあどうなる?)

幼なじみ(今日は見られないよね……)シッカリガード

ゴオォッ!

男「!?」

幼なじみ「きゃ!?」

男「なんだ!?すげー風っ……!?」

幼なじみ「あっ、やっ、やっ」バサバサ!

男「!」

男(あまりの風の強さに前を押さえれば後ろがパンモロ、後ろを押さえれば前がパンモロ、片手ずつで前後同時に押さえると押さえる面積足りなくて前と後ろと横が……)

男(しかし紫レースか。大人っぽい下着持ってるんだな幼なじみは)

幼なじみ「う、うう……」バサバサ!

幼なじみ「もうやだーーー!」バサ、バサ


ヒュウウウ

男(突風はジャスト30秒。パンツノートにくるいなし)

昼休み

男「お、あれは後輩ちゃん」

男(最近話してなかったな。部活忙しいのかな)

男「…………」カキカキ


後輩
m字パンモロ
自分がパンツ見えてる事に気づかず10分の間パンモロ


男「よし」

後輩「あ、せんぱーい」パタパタ

男「おう後輩。最近部活頑張ってるみたいだな」

後輩「えへへ。ありがとうございます。久しぶりにご飯一緒に食べませんか?」

男「おう」

後輩「えへへーよいしょっと」スッ

男(おお……)

後輩「いただきまーす」

男「いただきます」ジー

後輩「あたしここの購買のチョココロネ大好きなんです」

男「ああ、前も言ってたな」ジー

男(かすかに見えるフロントのあれは……キティか?後輩らしいな)

後輩「それで、やっぱりこのままじゃ地区予選止まりで」

男「ふーん」ジー

後輩「ごちそうさまでした」

男「ごちそうさまでした」

後輩「ふーお腹いっぱいに……ハッ」ササッ

男「ん?」

後輩「もしかして先輩……ずっと見えてました?」

男「あ、ああうん、悪い。注意すると余計恥ずかしいかと」

後輩「見られ続けたほうが恥ずかしいですよぅ……」カアア

廊下

男「あ、先輩……」

先輩 タユンタユン

男(……先輩の場合はおっぱいノートが欲しいとこだな……いや贅沢すぎるか)

男「…………」カキカキ


先輩
風パンチラ


男「よし」

男(38……39)

ビュウ

先輩「きゃっ!!」ピラッ

男(黒のtバックとは……)

男(さすが先輩、大人の女だ)

放課後

男「お、ギャルだ」

友「だな」

ギャル「やべーマジやべーww」

友「あいつのパンツって一番希少価値低いよな……」

男「スカートの1センチ上パンツだもんなぁ」

男(ノート使わなくても見えてるし……オレンジの綿パンツ)

ギャル「やべーマジやべーww」

帰り道

ツンデレ スタスタ

友「お、ツンデレがいるぜ」

男「本当だ」

友「あいつっていつも刺々しいよな。見た目はかわいいのに」

男「だな」コソコソカキカキ


ツンデレ
普通にパンチラ
靴ひもを結ぶためにかがんでパンチラ


男「よし」

ツンデレ「あ、靴ひもが」シュル

ツンデレ「んしょ」スッ

友「おお!」

ツンデレ「!?」

男「ばか!声出すな!」

友「やべ!」

ツンデレ「あ、あんた達いつから後ろに……」ゴゴゴゴ

男「いや!なんも見てないよ!」

友「そうそう!いちごなんて見てない!」

男「大ばかやろおぉお!」

ツンデレ「やっぱり見たんじゃない……!」ゴゴゴゴ

ツンデレ「特にあんたは一度ならず二度までも……!」ゴゴゴゴ

男「だ、だから二回とも事故」

ツンデレ「しね」ゴッ、ドガッ

男「ぐはっ!」

友「ぎゃあ!」

ドサッドサッ

ツンデレ「変態」スタスタ

友「ぶ、無事か男?」

男「ああ、なんとか」

友「しかしツンデレがあんなパンツをはいてるとは予想外だったな……」

男「ああ……」

男家


男「ふむ、順調に進んでるな」

男「このままいけばあっという間に全パンツコンプリート……」

男「しかも美少女さんはもちろん委員長も幼なじみもツンデレも、ここ最近パンツノートを利用してパンツ見たやつはみんなかわいいからな」

男「よし、明日に備えてねるか」カキカキ


幼なじみ→紫レース
後輩→キティプリント
先輩→黒のtバック
ギャル→オレンジ綿パンツ
ツンデレ→いちごパンツ

それから一ヶ月間、俺はパンツノートを使ってパンツを見まくった

幼なじみ
スカートめくり
通学中に子供にスカートめくりされてパンモロ


子供「とりゃあwww」バサアッ

幼なじみ「きゃあああ!!」


ターゲットはもちろん、学校のかわいいどころだ


委員長友
風パンチラ
あわてて転んだ際、近くにいる人のスカートをつかんでずり下ろしてしまう

委員長
スカート下ろしパンモロ
近くにいた人に誤ってスカートをずり下ろされ、パンモロ



ビュウ

委員長友「わ、わわ!?」ガタッズル

委員長「きゃあああ!!」

かわいいコのパンツほど嬉しい、という当然の理由だ


ツンデレ
風パンモロ
クラスの男子の前で1分間パンモロ


ビュウウウウ

ツンデレ「あ、や、いや、見るな変態!」

男子sオオ!ツンデレノパンツ!マルミエ!

ツンデレ「見るなってばあ……もう……」カアア グスン

見たくなったパンツも自由に見れた


後輩
転んでパンモロ
転んでキティのプリントパンツが見える


後輩「せんぱーい!きゃっ!」ドテッ

男(ふむ、きちんとキティのプリントパンツだな)

後輩「ま、また見られたぁ……うう……」

時間指定してじっくりと見る事もできた


文学
ハプニングパンモロ
崩れてきた本に埋まって身動きできない状態でパンモロ



文学「あ、み、見ないでください……や、隠せない……やぁ……」カアア

想像すらしてなかったパンツもたくさん見た


先輩
風パンモロ


ビュウ

先輩「きゃっ!?」

男「!!」

男(ひ、ひも……)

レア物がレア物でなくなるほど見た


美少女
四つん這いパンチラ


美少女「あれー?届かないっ!んしょ!」

男「…………」ジー

友「生きててよかった……生きててよかった……!」ポロポロ

ある日

男(ふふふ……)

男(次は誰のパンツをコンプリートしようか……)

先生「あの、すみません、どちらさまでしょうか?」

男(そうだな。先生もいいな)

男「ん?」

先生「困ります。関係者以外は許可をとっていただかないと……」

?「…………」

男(なんだ?あのおっさん……)

ドギュウウン!!

女子sキャアアアア!!

?「静かにしろ!」

友「お、おい男あれ……マジもんの銃だ……」ガタガタ

男(そうだ!あいつ……)

男(最近脱獄したってニュースで出てた……!)

ギャル「やべーマジやべー」

脱獄犯「おまえらは人質だからな」

脱獄犯「なぁに向こうがちゃんと要求聞いてくれたら何もしねえよ」

脱獄犯「まあ妙な事したりしたり時間内に要求聞いてもらえなかったらわからんがな」ニヤニヤ

男(中学の時の妄想みたいだ……)

ギャル「やべーマジやべー」

脱獄犯「まあしばらくは静かにしててくれや」

ギャル「やべーマジやべー」

脱獄犯「静かにしろっつってんだろ!」

男(くそ……)

男(どうせなら、ほんとに妄想みたいになれよ!)

男(妄想みたいに特殊能力でもなんでも使って、みんなを助けてみろよ!)

男(特殊な……)ハッ

男(このノートを上手く使えば……)

ギャル「やべーマジやべー」

脱獄犯「いい加減にしろてめえ!!うつぞ!?」

男(頼む!うまくいってくれよ!)カキカキ!

男(おまえ、人が傷つくのいやなんだろ!?)カキカキ!

男(委員長たちがこけた時も、文学ちゃんが本に埋もれた時も、かすり傷ひとつなかったもんな!)カキカキ!

男(だったらみんなを助けてくれ!頼む!)カキカキ!

男(後輩と先輩はこの学年じゃないから……あとは……)カキカキ!

脱獄犯「おい!おまえ何してる!」

男「!?」

男(ギリギリで書き終わった……)

脱獄犯「おい……俺言ったよな?」

男(14……15)

脱獄犯「妙な真似したら……」

男(19……20)

脱獄犯「ころす……ってよ」

男(28……29……くそっ間に合わない!)

ギャル「やべー!マジやべー!」

脱獄犯「いい加減うるせえんだよてめえ!!」

男(!!35……36)

脱獄犯「まあこのガキが先だ」

男(38!……39!)

脱獄犯「しね……ッ!?」

ゴオオオォッ!!

幼なじみ「きゃっ!」

委員長「やっ!?」

委員長友「やん!?」

ツンデレ「いやっ!!」

文学「ひゃっ!?」

美少女「きゃあ!!」

脱獄犯「な、なんだこりゃ」

男「だよな……見ちゃうよな……男ならどうしても!!」ドンッ

脱獄犯「ぐっ!?」ドサッ

男「おらお前ら何してる取り押さえろ!」

男子sウオオオ!

一ヶ月後

幼なじみ「あれからもう一ヶ月かー」

男「だなー」

幼なじみ「大変な事件だったよね」

男「ああ」

幼なじみ「でも誰も怪我人がいなかったんだからよかったよね」

男「そうだな」

男(…………)

男(パンツノートは使えなくなった)

男(取り押さえられる直前に脱獄犯がうった弾が、パンツノートに当たったのだ)

男(ノートに風穴があき、それからは誰の名前を書いてもパンツが見える事はなかった)

男(デスノートとは違って、切れ端だけでは効果がないらしい)

男(残念だ。非常に残念)

男(でも、あの日以来……)


ビュウウウウ

幼なじみ「きゃっ!?」ピラッ

男「おお!」

男(俺はパンツノートを手に入れる前より少しだけ、パンツを見る事が多くなった気がする)

男(それはただの偶然なんだろうけど)

男(でも、たまらなく嬉しかった)

男(いや、単純にパンツ見れるからってだけじゃないけど)

男「ピンクに蝶の模様か」

幼なじみ「う、うう�・�・�・!」カアア

男(それに)

男(コンプリートしたパンツをメモってあるノートは残ってるしね)

男「ふふふww」

幼なじみ「ちょっ!何人のパンツ見て笑ってんの!?男の変態!」


おわり

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