結婚式会場
男「クソッ、何でこんな事に.....」
許婚「あーら、私じゃ不服なの?この美貌と財力を自分の物に出来ると言うのに?」
男「何でこんな性格の悪そうな奴と....女さん」
許婚「フィアンセの前で他の女の名前を出すなんて、これはお仕置きですわねぇ」
許婚「それに人の結婚式に乗り込んでくる人なんt」バッターン
女「男君っ、来たよっ」
男「女さん」パアアア
許婚「へっ?」
女「男君、私と一緒に愛の逃避行をしよう」
男「うん、行こう」
許婚「ちょっと待ちなさい」
男「何?」
許婚「何?、じゃありませんわ、私との結婚はどうする気ですの?」
男「あれは、家が勝手に決めた事だろ、僕は女さんと結婚するんだ」ダッ
許婚「ストーーーップ」ピョンピョン
女「これは、許婚さんが凄い速さの反復横跳びで私たちの行く手を遮っている!?」
男「退いてくれよ....」
許婚「こんなことが許されると思ってらっしゃるの?」ピョンピョン
男「もう止めていいよ、疲れるだろうし」
許婚「あら、お優しいのね、ますます好きになるわ」ゼエゼエ
男「そんなキャラじゃなかっただろ.....キミ」
許婚「そりゃあ、こんな事になったら素直にもなりますわ」
男「うわぁ、ぶっちゃけちゃったよこの子.....」
許婚「兎にも角にも、こんな事絶対に許しませんわ」
男「許すも何も、許婚さんだってこんな冴えない僕は嫌だって言っていたじゃないか」
許婚「あら、男さんはツンデレという物を知らないんですの?そんなオタクの方々見たいな顔してらっしゃるのに?プッ」
男「女さーん話し終わったってー」
女「はーい分かったよー、それじゃあ、さようならー」
許婚「ストップ、ストップ、冗談ですわ、冗談ですわ」ズルズル
男「ちょっ、ズボンの裾引き摺らないでよ」
男「汚いなぁ」ゲシゲシ
許婚「この足は何があっても離しませんわ」グググ
男「痛い、痛いよ、分かったから、帰らないから離してよ」
許婚「流石男さんですわ、話しが分かる」パッパッ
女「男君まだー?」
男「ごめんね、女さん、少し時間を潰してきてくれないかな?」
女「うん、分かったー」テクテク
許婚「それで、話は戻りますけど」ボロボロ
男「よくそんなボロボロの服で話す気になれるな」
男「この服あげるからきなよ、汚れてるし」
許婚「あら、お優しいでもその服今からの式で着るタキシードですわ」
男「まあ、もう逃げちゃうし....」
許婚「まあ、それは面白い冗談ですこと」ニコニコ
男「コイツ、今までの事かき消す作戦に出やがったな!?」
女「それで、男さんがー」
おっさん「ふむふむ」
許婚「あら、この作戦も失敗?」
男「そりゃあ、穴だらけだもんね、失敗もするよ」
許婚「まあ、男さんったら穴だらけだなんて///」
男「ごめん、僕下ネタ嫌いなんだよ、女さーn「すみません、乙女の恥じらいがありませんでしたわ」
男「モガモガ」
許婚「ゼエ.....ゼエ...」
女「その時にー」
おっさん「ほうほう」
許婚「もう、こうなったら、お父様ー」
男「おいこらっ、汚いぞ」
許婚「ふっふっふ、私は欲しい物は何でも手に入れるたちですの」ニヤニヤ
男「くそっ、凄い悪い顔をしている」
許婚「お父様ー、お父様ー、あれ?」
おっさん「どうしたんだい?許婚?」
女「だからその時に好きになってー」
許婚「な、何でそんな女と仲良くなってるんですの?」
おっさん「ああ、そこってパッタリ」
許婚「バッタリじゃ、ありませんわー」
おっさん「それで、結婚の事なんだが」
許婚「そうですわ、お父様からも何か言って「二人を応援してあげようと思っているんだ」
許婚「はい?」
おっさん「女さんから話しを聞いてみたら二人は相思相愛だったそうじゃないか」
女「えへへ///」
男「う、うん///」
おっさん「だから、やっぱり「認めませんわ―」
許婚「二人がどれだけ愛し合ってたとしても」
許婚「私が男さんに贈る愛は誰にも負けませんわー」ガオー
男「うわー、引くわー」
許婚「どうしてお父様もそんな事を言うんですのー!?」
おっさん「まあ、その」
許婚「こんな結婚言語道断「お父さんとお母さんも....」
おっさん「実は愛の逃避行をして結婚したんだよ」
許婚「」
女「私達と一緒だね」
男「ああ、そうだね」
許婚「なぜ、このタイミングー!?」
おっさん「いや、なかなか言い出せなくて」
ワーワー ヒューヒュー
許婚「ちょっと、勝手に盛り上がらないでくださる!?」
許婚「絶対に、私は絶対に許しませんわ」ガシッ
男「汚いから触らないでくれないかな」
許婚「ああ、この視線もいつのまにか快感になってきましたわ///」ゾクゾク
男「すいませーん、入刀用の包丁持って来てくださーい」
許婚「あら、もうケーキが食べたいんですの?しょうがないですわねー」
男「どれだけポジティブなんだよキミは」
許婚「そこの女と結婚しても何が手に入るというんですの?」
男「愛だね」
許婚「私と結婚すれば富、権力、そして私の美貌までも手に入れる事が出来ますわ」
男「愛はプライスレスだから」
許婚「それじゃあ、私の愛も、ただですわよ?」
男「ごめんなさい、あまり重い物は旅にはいらないので」
許婚「旅なら自家用ジェットで」
男「それもうハネムーンじゃないか」
許婚「だいたいあの女のどこが良いんですの?」
男「性格とか」
許婚「私はこの美貌が」
男「女さんも可愛いと思うよ」
許婚「この胸が」
男「女さんって着痩せするタイプなんだよね」
許婚「このくびれ」
男「あまり細するとちょっと...」
許婚「この不屈の精神」
男「ごめんなさい、お腹いっぱいです」
許婚「それじゃあ、男さん、あなたの夢は?その夢を何でも叶えて差し上げるわ」
男「うーんと、それじゃあ」
男「早く諦めてくれ」
許婚「無理ですわね」
男「そこを退いて」
許婚「無理ですわね」
男「それじゃあ、少し寝てて」
許婚「もう、男さんたら。エッチ///」
男「全然夢が叶う気配がないよ」
男「それじゃあ、どんな願いなら叶うんだよ」
許婚「えーと」
許婚「私のパンティとか?」
許婚「キャー///男さんのエッチー///」バタバタ
男「早く石になって飛び散ってくれないかな?」
男「くそっ、こうなったらとなったら力技で」
許婚「あら、この反復横跳びから逃げられるとでも?」ピョンピョン
男「・・・」
許婚「・・・」ピョンピョン
男「・・・」
許婚「・・・」ピョンピョン
男「・・・」
許婚「・・・」コケッ
男「つっ」ダッ
許婚「くっ」ガシッ
男「最後はやっぱりそれかよ!?」
許婚「絶対....逃がしませんわ.....」ゼエゼエ
男「よし、それじゃあ妥協点を見つけようか」
許婚「妥協点?」ゼエゼエ
男「何処に落ち着くのが一番いいのか考えるんだよ」
許婚「それはやっぱり本妻ですわね」
男「絶対に嫌だ」
許婚「それなら、仕方ありませんわね、雌豚で良いですわ」
男「いきなりめっちゃ下がったな!?」
許婚「ふっふっふ、男と一緒に居れればそれだけで」
男「最初のツンはどこ行ったんだよ!?」
女「男君」
男「どうしたの?」
女「そろそろ、お腹減ったよ」グー
男「あー、そろそろそんな時間か」
女「ごめんね、朝ごはん抜いてきちゃって」
男「僕の為にしてくれたことだからね、仕方ないよ」ナデナデ
女「えへへへ///」
許婚「あら、私もこのドレスを着るために朝は抜いてきましたわ」
男「ふーん、で?」
許婚「あら、頭を撫でて欲しいと言ってるのを気付かないんですのね」
男「ごめん、上から目線でのけ反ってるから分からなかった」
許婚「もう、おっちょこちょいですわねえ」
男「分かっててもやらないけどね」
男「まず先週まで知らなかった人と結婚できるわけないだろ」
許婚「あら、昔私たちは会ってますわよ」
男「嘘だろ?いつ?」
許婚「まだ五歳の時でしたから覚えてないと思いますけど」
男「ああ、一緒に遊んでたのか?」
許婚「はい、一度だけ」
男「うん?」
許婚「その時会った時に私は恋に」
男「一度会っただけの奴を幼馴染扱いしたくねーよ」
許婚「あら、幼馴染フェチですのね」
男「うん」
許婚「男さんはDQ5ではどっちを選んだんですの?」
男「フローラ」
許婚「あら、なら私の方が良いじゃなんですの?」
男「違うよ、俺はただ」
男「あれしか思い出が無いビアンカを幼馴染って認めたくないんだ」
許婚「これは、結構なフェチですわねぇ」
男「だから、そんな少ない思い出で幼馴染を語らないで欲しいんだよ!!」
許婚「ますます反感を買ってしまいましたわ」
許婚「それじゃあ、どうすれば良いんですの?」
男「ごめん、それはこっちが聞きたい」
許婚「私は、やっぱりけっこn「それ以外」
許婚「うーんこれは難しいですわねぇ」
許婚「それでは逆にどこまでなら良いんですの?」
男「国の法に触れない程度で」
許婚「少し国会に行ってきますわ」ダッ
男「キミなら本当にやってしまいそうだから一応止めとくよ」ガシッ
許婚「それじゃあ、女さんにも意見を聞いときましょうか?」
男「まあ、一応」
女「もう終わったの?」
男「いや、まだ終ってないけど」
許婚「それより、女さん」
女「なーに?」
許婚「女さんは他に家族が増えるなら何がいいんですの?」
女「えーと、犬が欲しいかな?」
許婚「よし、私の得意分野ですわ」
男「いや待て、それはおかしい」
男「取り敢えず僕のどこがいいの?許婚さんなら他にいい人がいそうだけど」
許婚「えーと、色々あり過ぎて困りますわ」
男「ありがとう、でも一つだけなら」
許婚「まあ、一つ上げるのなら」
許婚「少しSっぽいところですかねぇ」
男「なぜそこをチョイスしたのか」
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おい
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