穂乃果「前世の記憶?」 (36)
『もしも本当に、生まれ変わりがあるのなら』
『また、あなたと――――』
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穂乃果「ん……」
穂乃果(…また、この夢)
穂乃果(昔からよく、こんな夢を見る。 夢なのに、どこかリアルで…まるで遠い昔にあったことのような…)
「お姉ちゃーん!いい加減起きないと遅刻するよー!」
穂乃果「…今起きた~」
「ご飯出来てるからねー!」
穂乃果「は~い…」
穂乃果「……」
穂乃果「ん、んん~…!」ノビー
穂乃果「よし! 今日も一日頑張ろっと!」
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放課後 廊下
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穂乃果「もうみんな屋上いるって」
希「あら…ウチらが最後かぁ
ウチは日直やったからだけど…穂乃果ちゃんは職員室でなにしてたん?」
穂乃果「えへへ…授業中に寝てしまいまして」
希「あー、それはアカンね。 ダメよ? 授業は真面目に受けなきゃ」
穂乃果「はーい」
穂乃果「でも、なんていうのかな…最近眠りが浅いっていうか…頻繁に夢を見ちゃって」
希「どんな夢を見るん?」
穂乃果「なんか…ふぁんたじー?
お姫様とか、騎士とか…魔法とか、色々。
でも、どこか懐かしいような…そんな夢?」
希「ふぅん…それ、前世の記憶とか、そういうのやったりして」
穂乃果「前世の記憶?」
希「そう。 例えば、穂乃果ちゃんは魔法がある世界のお姫様の生まれ変わりだったとか?
ふふ、スピリチュアルやね」
穂乃果「あはは、穂乃果がお姫様? それいいね! 毎日パンが食べ放題っ!」
希「姫、お手をどうぞ!」スッ
穂乃果「うむ、くるしゅうない」ギュ
希「…」
穂乃果「…」
「「…くすくす♪」」
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…ニャー!?
チョ、チョットウミ!
ウミチャアン!
ダ、ダレカタスケテー!
希「ん? なんか屋上、騒がしいね」
穂乃果「どうしたのかな?」
希「凛ちゃんが海未ちゃんに怒られてるだけかも」
穂乃果「あー…」
穂乃果「みんな、どうし――」
凛「海未ちゃん、海未ちゃん…っ!」ユサユサ
真姫「ちょっと! 揺らしちゃ駄目よ!」
ことり「きゅ、救急車…救急車…!」
絵里「そ、そうね! えっと…1、1、0」
花陽「そ、それ違うよぉ…!」
海未「」
穂乃果「海未ちゃん!?」
希「な、なにがあったん!?」
にこ「穂乃果、希! 大変…海未が頭を打ったのっ!」
凛「凛が…凛が悪ふざけして…海未ちゃんが怒って…ヒッ、逃げた凛のこと追っかけて…うああああん!」ボロボロ
花陽「り、凛ちゃん…それで、海未ちゃん昨日の雨でできた水溜まりに足を滑らして…」
希「それで頭…」
花陽「うん…凛ちゃん、泣かないで」
凛「海未ちゃん死んぢゃうぅうう…っ!」ボロボロ
にこ「ちょっと! 縁起でもないこと言うんじゃないわよ!」
穂乃果「海未ちゃん! 海未ちゃんっ!」
ことり「海未ちゃあん…!」
真姫「血は出てないけど…とにかく病院に」
海未「…ぅ」
真姫「! 海未っ! 聞こえる? 私の言ってることわかる!?」
海未「…真姫?」
真姫「そうよ…とりあえず意識が戻ってよかった…」
海未「……私は」
穂乃果「――海未ちゃん! 大丈夫!?」
海未「……っ!」
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『この命にかえても、私が貴女をお護り致します』
『…ありがとう』
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海未「―――姫ッ!」ガバッ
穂乃果「…え?」
海未「あぁ…姫! 姫様…! またこうしてお会いできるなんて…っ!」
穂乃果「ちょ、海未ちゃん? なに言って…」
真姫「頭打っておかしくなっちゃったのかしら…」
海未「! 無礼者! 姫から離れろッ!」ドン
真姫「きゃっ!?」ドサ
海未「…あ」
真姫「な、何すんのよ、海未」
海未「あ、いえ…その」
切り悪いけど頭いたくてなにも思いつかないのでここで切ります
ほ
このSSまとめへのコメント
面白い内容でした。
次回が読みたいです。
続き待ってます!