電車「＾＾」つガタンゴトン　ガタンゴトン

未央「しぶりんと二人で野球観戦か～楽しみだなぁ」

未央「あ、しぶりんは野球観戦とかよく行ったりするの？」

凛「ああ、うん……たまにね！」

未央「あ、そうなんだ～上級者じゃん！」

凛「上級者って……ただ試合見てるだけだよ」

未央「それはそうだけど色々選手とか詳しかったりするんでしょ？」

凛「うん、少しだけだけど……未央にも教えてあげるね」ﾆｺｯ

未央「ししょー！お願いします！」ｳｽｯ!

凛「ちょ、ちょっと！電車の中で大声ださないでよ」

未央「あはは～ごめんごめん」

横浜スタジアム

凛「ついたね！」

未央「うん！」

凛「この潮の風があたる感じ……すごくいい」ｳｯﾄﾘ

未央「ねえ」

凛「ん？どうしたの？」

未央「東京にも球場あるよね？」

凛「うん？」

未央「なんでわざわざ横浜まで来たの？」

凛「なんでって……やっぱり自分の応援してる球団の球場がいいじゃん」

未央「あ、なるほど！ここのチームがしぶりんの応援してるチームなんだね！」

凛「そう！横浜DeNaベイスターズっていうんだ！」

未央「ほほー」

凛「東京にも神宮球場っていうのがあるけどやっぱり横浜のほうが良いよファンとしては」

凛「あ、でも……機会があれば未央と一緒に神宮にも行ってみたいね」ﾆｺｯ

未央「いいじゃん、いいじゃん行こう行こう」

凛「うん！」

未央「あ、そうそう」

凛「ん？どうしたの？未央？」

未央「東京ドームってあるじゃん？あそこはどうなの？」

凛「は？」ｷﾞﾛｯ

未央「え…………」

凛「あそこは駄目だよ」

凛「ドームだから空気が悪いし」

凛「…………………………ｯﾁ」

未央「」ﾋﾞｸｯ

未央（な、なんかマズいこと聞いたかなぁ……）

凛「私や未央は15歳でしょ？」

未央「う、うん……」

凛「東京ドームはチームにお金を賭けたりするところだから」

凛「20歳以下は入れないんだよ」

未央「え、ああ！そうなんだ！それなら行けないね」

未央「この球場は大丈夫なの？」

凛「横浜スタジアムは小さい子供でも入れるから大丈夫だよ」

凛「それじゃあ早速球場に入ろうか！」つチケット

未央「うん！」

未央「～♪」ﾃｸﾃｸ

凛「えーと……席はここだね！」

未央「おー結構開放感があっていいね、人も多いけど」

凛「うん♪」


三嶋『』ﾋﾞｼｭｯ!!!!


未央「うわ！球速い！！！すごい！」

凛「三嶋の球は150キロ超えるからね、並みの打者じゃ打てないよ」ﾎﾟｼﾞ*

未央「150キロ！？」

凛「たしかMAXが153だったかな？新人王候補にもなったことあるよ」ﾎﾟｼﾞ**

未央「すごい投手なんだ！」

未央「今日の試合は貰ったかな？」

凛「ふふっ♪」

凛「ところでどうして急に未央は野球を見に行きたいと思ったの？」

未央「ああ、ユッキーがさ！いつも楽しそうに見てるから行ってみたいなって！」

凛「………………………………」

未央「？」

フォアボール

凛「ふーん……そうなんだ」

凛「友紀とはあんまり話さないほうがいいよ」

未央「え？」

凛「オレンジのユニフォーム着た人間はクズしかいないからね」

凛「仕事以外では……」

凛「かかわらないほうがいいよ」ｷﾞﾛｯ

カキーーーン！！！

未央「い、いや……そんなことないんじゃ」

凛「…………そのうち未央もわかるから」

凛「オレンジはカスだよ」

未央「う、うん」

掲示板「＾＾」つ　402
　　　　　　　　　000


未央「…………………………」

未央「打たれたね……三嶋」

凛「今日はたまたま調子が悪かっただけなんだ！」

凛「投手は繊細だからね！」

未央「う、うん……」


加賀『』ﾋﾞｼｭｯ!!!!


未央「あ！新しい投手が出てきたよ！」

凛「加賀、サイドスローから繰り出されるスライダーに定評があるよ！」ﾎﾟｼﾞ

凛「右打者はまず打てないだろうね！」ﾎﾟｼﾞﾎﾟｼﾞ

未央「そ、そうなんだ……右打者には強いんだね」

未央（も、もうなんとなくわかってきたよ…………）

カキーン！　カキーーーン！！！

未央「………………………………」

凛「………………………………」

未央（ううっ……こんな一方的な展開になるなんて）

未央（絶対しぶりん落ち込んでるよ）ﾁﾗｯ

凛「」

凛「」

凛「(*^◯^*)」

未央「ひっ………………」ｶﾀｶﾀ

凛「(*^◯^*)次は国吉投手も見れるんだ！」

未央「ど、どんな投手なの？」

凛「150キロオーバーの豪速球でねじ伏せるんだ！」

未央「ふーん150キロ……」


凛『三嶋の球は150キロ超えるからね、並みの打者じゃ打てないよ』


未央「……………………」

未央「あれ？」

石川『』ﾎﾟﾛｰ