花陽「実はね……このメガネ>>3なんだ」 (700)

凛「え、えぇぇ!?」

花陽「ごめんね、今まで秘密にしてて……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390538966

花陽「お母さんの遺骨なんだ……」

凛「かよちんの……お母さんの?」

花陽「うん…レンズ以外の部分は全部ね。お母さんが死んじゃった時ね、頭が真っ白になっちゃったの。だから…せめて代わりになるような物が欲しくて、思わずお葬式の日にこっそり遺骨を持ち出しちゃったんだ。これをかけていればお母さんが側に居てくれるような気がして……」

凛「かよちん……」

花陽「えへへ、ごめんね凛ちゃん。急にこんな重い話しちゃって。でも……なんでだろ…凛ちゃんには知っておいて欲しかったんだ」

凛「……」フルフル

凛「ありがと、かよちん。凛に大事なこと打ち明けてくれて。誰にも言えなかったんだよね…苦しかったよね」

花陽「……ほんとはね、こんなことしても意味なんかないって分かってるの。お母さんは……ぐすっ…もう、いないんだから……」ポロポロ

凛「かよちん」ギュッ

花陽「り、凛ちゃん…?」

凛「>>10

凛が代わりにかよちんとずっと一緒にいてあげる

凛「凛が代わりにかよちんとずっと一緒にいてあげる」

花陽「凛ちゃん……ほんと…?」

凛「うん。かよちんが笑ってる時も泣いてる時も怒ってる時も、ずっとずっと側にいるから。かよちんの一番近くでいつもかよちんのこと見守ってるから……だから、もう泣かないで?」

花陽「でも……無理だよ。ずっと一緒なんて。私のお母さんだって急にいなくなっちゃって…凛ちゃんだっていつかは私の前からいなくなっちゃうよ……きっと……」

凛「……ならさ、かよちんはどう思ってるの?」

花陽「え、私……?」

凛「うん。凛はかよちんといつまでも一緒にいたいって言ったよ。でも…ずっと一緒にいるには凛だけがそう思ってるんじゃダメだと思うの。かよちんが凛と同じ気持ちなら……きっとどんな時も凛たちは側にいられると思うんだ」

花陽「凛ちゃん……」

花陽(私の気持ちは……)

凛「さ、聞かせて? かよちんの気持ち」

花陽「>>12

他の皆もそう言っていなくなっていったよ……

花陽「他の皆もそう言っていなくなっていったよ……」

凛「え……?」

花陽「お互いの気持ちが同じなら離れることなんてあり得ないって言っておいてね……みんな私の側から離れていっちゃうの。お母さんも……お父さんも……」

凛「嘘……かよちん、お父さんも…?」

花陽「お母さんが死んじゃった時に蒸発したよ……もう何年も前の話だけどね」

凛「な、何で教えてくれなかったの!? 話してくれれば凛だってかよちんの力に……」

花陽「そういうのが嫌なの!!」

凛「!」ビクッ

花陽「お母さんもお父さんもいなくなってから周りの人が私にかける言葉はいつもおんなじ…『辛いのは分かるけど落ち込んでいても天国のお母さんは喜ばない』…『私をお母さんだと思って』…『気持ちはよく分かる』……耳当たりのいい言葉だけ並べてすぐにいなくなるの」

凛「か、かよち……」

花陽「もううんざりなの……そういうの……」

凛「……」

花陽「……凛ちゃんに話したのは気まぐれだよ。この人はどう答えるのかなって思っただけ…結局何も変わらなかったけどね」

凛「かよ……ちん」

花陽「じゃあね、凛ちゃん」

凛「ま、待ってよ! どこに……」

花陽「もう、疲れちゃったの、私。周りに気を遣われることも、遣うことも」

凛「やだ……待ってよ…かよちん……」

花陽「……ばいばい、凛ちゃん」

凛「>>16

こんな感じの劇でどうかな海未ちゃん?

凛「そして凛はかよちんにかける言葉が見つからず数日後かよちんは……」

凛「……っと、こんな感じの劇でどうかな海未ちゃん?」

海未「却下です」

凛「え~!? 何で!?」

海未「何でも何もありません。高校の文化祭でこんな重い劇ををやれると思いますか?」

希「凛ちゃん昼ドラにでもはまってるん?」

凛「うん、最近よく見てるんだ」

海未「色々とつっこみたいところがありますが…まずメガネに母親の遺骨を使っているなんて出だしの時点で見ている人はドン引きでしょうね」

希「そもそもキャストがおかしいやん? 何で脚本係りの凛ちゃんが花陽ちゃんと共演してるん?」

凛「かよちんのパートナーは凛しかいないもん!」

海未「あのですね…私達lily whiteは裏方ですよ? 主演を演じるのは花陽と>>19じゃないですか」

穂乃果

海未「花陽と穂乃果じゃないですか」

凛「むむむ……そうだけど…」

希「花陽ちゃんと幼馴染の凛ちゃんが悔しがるのも仕方ないけど決まった以上はしかたないやん? Printempsはメイン、BiBiは脇役、lily whiteは裏方って」

海未「そうですよ。穂乃果と花陽とことりを中心に据えた脚本を私達が考えなければなりません」

凛「うぅ~、凛もかよちんと一緒に劇に出たかったにゃ……」

希「まぁまぁ、裏方でも劇の練習に付き合うことはできるだろうから、そう気を落としちゃダメやで?」

海未「ええ。私達は私達のやるべきことをやらなければ」

凛「分かったにゃ……」

海未「では、引き続き脚本を考えましょうか」

希「海未ちゃん、提案なんだけど」

海未「なんですか?」

希「まずはジャンルというか…方向性を決めない? 恋愛物とかサスペンスとか、そっちの方が脚本書きやすいと思うんよ」

海未「なるほど……では私達が一つずつ大まかな脚本の方向性をあげて、他のメンバーに投票してもらう形にするのはどうでしょう?」

凛「おぉ、いいと思うにゃー」

希「じゃ、言い出しっぺからいくね。ウチは>>23かな」

海未「私は>>24がいいと思います」

凛「凛は>>25!」

SF(スピリチュアルで不思議)

時代劇

官能

希「ウチはSF物がいいかなぁ、こう……スピリチュアルで不思議な感じの」

海未「私は時代劇がいいと思いますね。穂乃果が流浪のお侍、花陽が貧乏一家を支える町娘みたいな設定で」

凛「凛は官能芝居がいいと思うなー」

希「凛ちゃん……」

海未「凛……話聞いてましたか? 高校の文化祭で上演できる物と言ったはずですが」

凛「えー、大丈夫だと思うにゃ。シルエットだけ映して実際は何もしてないですー、って感じにすれば」

希(むしろそっちの方がエロそうやね……)

凛(これなら練習を手伝う時にかよちんとちちくりあえるにゃ!)

海未「はぁ…ま、投票制ですから大丈夫だとは思いますが、一応これで他のメンバーにアンケートをとってみましょうか」


━━


絵里「では、音ノ木坂学院文化祭で我がアイドル研究部が上演する劇の内容について、アンケートをとるわよ」

真姫「なるほど、多数決なら脚本についての文句は出なさそうね」

にこ「にこが脇役ってのがまだ納得いかないけど……この際脇役ながら輝いているとこを見せてやるわ!」

穂乃果「楽しみだね~、花陽ちゃん」

花陽「う、うん…でも私が主演なんていいのかな……」

ことり「かよちゃんなら平気だよ、私もサポートするからがんばろ!」

穂乃果「うんうん、同じユニットの仲間同士支え合っていこう!」

花陽「二人とも…えへへ、ありがとう」

凛「……」ムゥ…

希「やっぱりまだ吹っ切れてないみたいやね」ボソボソ

海未「ええ。ですが今から主演を変えるのはちょっと……穂乃果も乗り気ですから…」ボソボソ

絵里「じゃ、これがいいと思うジャンルを選んでね。投票する人数が六人だと票が同数になってしまうかもしれないから…端役として協力してくれるこの子達にも三人で一票ってことで投票してもらいましょうか」

神モブ「了解でーす」

下1~7(三つのうち一つを選択)

1.SF
2.時代劇
3.官能芝居

絵里「えーっと、結果は……SFに二票、時代劇に一票、官能芝居に四票ね」

海未「嘘でしょう!?」

絵里「いや本当よ。みんな好きねぇ……」

真姫「ちょっと! 官能芝居なんて上演できるわけないでしょ!」

にこ「そ……そうよそうよ!」

希(にこっち……)

花陽「か、官能芝居……? あ、あわわわ……///」プシュー

穂乃果「花陽ちゃん! 大丈夫!?」

穂乃果(時代劇とかSFとか難しそうだから入れたけど…官能芝居ってなんだろう?)

ことり(僥倖・・・! 圧倒的僥倖・・・! ダメもとで入れた官能芝居がまさかの四票・・・! 二人のイチャイチャシーンを間近で見れるとは・・・!)

神モブ(冗談で入れたのに……)

凛(や、やったにゃ! これでかよちんと……!)

絵里「じゃ、引き続きリリホワ組は脚本よろしくね」

海未「はぁ……決まった以上は仕方ない…のでしょうか?」

絵里「他のメンバーは脚本が出来上がるまでの間、>>37でもしてましょうか」

官能小説の読み漁り

絵里「官能小説の読み漁りでもしてましょうか」

真姫「はぁ!? なにいってんの!?」

絵里「まずは文章で慣れてから、その経験を劇に活かせるようになりましょう」

にこ「な、なるほどね……」

真姫「なに納得してんのよ!」

花陽「官能小説…って……///」

穂乃果「どういう小説なの?」

ことり「初心者にはこの辺がオススメかな」ドン!

絵里「あら、ことりがたくさん持ってるみたいね」

真姫「何で持ってんのよ!」

絵里「じゃ、さっそく読み始めるわよ!」

「「「おおー!」」」

真姫「エリー!! あんたがストップかけなくてどうすんのよ!」



海未「……何やら真姫が大変そうですが、私達は私達で脚本を書かなければいけませんね」

希「官能小説の脚本かぁ……凛ちゃん、何か考えてあるん?」

凛「え? うーん…特には……」

海未「あなたが言いだしたんですよ!?」

希「だ、大丈夫なん?」

凛「うーん……あっ、>>40すればいい脚本が書けるんじゃないかな?」

レズセックス

凛「レズセックスすればいい脚本が書けるんじゃないかな?」

海未「れ、レズセ……!?///」

希「り、凛ちゃん……意味分かって言ってるの?」

凛「えっ、もちろんだよ。>>42でしょ?」

ちゅー

凛「ちゅーのことでしょ?」

海未「お、おや……?」

希(まぁ…確かに前段階で必要な過程の一つともいえる…かな?)

凛「えぇ~、レズセックスって他の意味があるの? それなら教えて欲しいにゃー」

海未「し、知りません!///」

希「というか何でレズセ…ちゅーすればいい脚本が書けると思ったん?」

凛「官能芝居書くのに重要なのはそういう大人な経験だもん。みんなまだしたことないでしょ?」

海未「と、当然です! そういうことは互いに好き合っている仲でないといけないはずです!」

希「ウチも…わしわしはしとるけどちゅーはまだやなぁ……」

凛「じゃあさっそく実践してみるにゃ! >>45と!」

海未ちゃん

凛「海未ちゃんと!」

海未「え、えぇ!? で、ですから私はそういうことは好き合っていないとダメだと……」

希「……」ガシッ

海未「の、希!?」

希「情けないけど…他に手は浮かびそうにないし…」

海未「あなたはそういうシーンが見たいだけなんじゃないですか!?」

凛「問答無用にゃ! ではさっそく……」スッ

海未「り、凛! 本当に怒りますよ!」

凛(んー、どこにちゅーしよう?)

>>47

へそ

凛(唇とかにすると海未ちゃん怒りそうだし…ここは予想外のところを狙おう!)

凛「…」スッ

海未「? な、何故急に屈むんですか凛?」

凛「おりゃー!」ガバッ

海未「!?!? いやあああぁぁぁぁ!?」

凛「おー、海未ちゃんのおへそとっても綺麗にゃ」

海未「ななななな、何するんですかーーーー!!///」

凛「海未ちゃん、唇とかほっぺは嫌そうだったから…抵抗の少なそうなおへそにすることにしたの!」

海未「意味が分かりません! の、希! 離してくださいー!」

希「ここでウチが海未ちゃんを離したら官能芝居は完成しない…ウチは心を鬼にするで」

海未「顔がにやけてるんですよ! ただ面白がってるだけでしょう!?」

凛「もー、海未ちゃんうるさいからささっとやっちゃうにゃ。……ちゅっ」

海未「ひゃっ!?///」ビクンッ

凛(むむ……! 海未ちゃんの反応がすごく可愛いにゃ……ここは)

下1コンマ

00~32 おへそぺろぺろ
33~65 おむねわしわし
66~99 海未が怒った!

凛(ここは胸をわしわしっと……!)

海未「いい加減にしなさい!!」クワッ

凛「ひいぃ!!」

海未「私達の目的は何ですか!? 脚本を書くことでしょう!? なのに人の服をたくし上げてへそに接吻など…破廉恥です!」

希「で、でもこれも脚本を書くために仕方なく……」

海未「あなたは遊び半分だったでしょう、希!!」

希「……はい」

海未「いいですか? チームとして共に脚本を作る以上一人一人の意見を尊重してですね……仲間が嫌がることはしないように気遣いを持って……」クドクドクドクド

凛「うぅ…海未ちゃんを怒らせちゃったにゃ…」

希「仕方ないね。真面目に脚本作りしようか」


━━


絵里「こ、これが官能小説なのね…は、ハラショー……///」ペラッ

にこ「……///」ペラペラ

真姫「顔真っ赤にしてまで読み進めてんじゃないわよ!」

花陽「あ、あわわわわわ……そ、そんなところまで…?///」

穂乃果「ん~? 漢字が難しくて内容が全然頭に入ってこないや……」

ことり「穂乃果ちゃん、分からないところは私が教えてあげるよ」

穂乃果「ほんと? じゃあさっそくなんだけど……ここの部分はどういう意味なの?」

『彼女は恐る恐る、といった様子で私の秘部に手を伸ばした。陶器のような肌をしたその真っ白な手が細かく震えつつもゆっくりと距離を縮め、やがて濡れそぼったそこへと触れる。手の震えは収まらないようであったが彼女の右手は小さく上下し私に緩やかな快感の波をもたらした。私がわずかに嬌声を漏らした瞬間、彼女は水を得た魚のように私を━━』

ことり「ここはね……」ゴニョゴニョ

穂乃果「うんうん…………うえぇぇぇぇぇ!?///」

ことり「で、この後彼女と『私』は……」

穂乃果「い、いいよ言わなくて! わ、私と花陽ちゃんてこういう劇の主演やるの!?」

絵里「今更ね……」

穂乃果「だって知らなかったんだもん!」

にこ「決まったんだからもう逃げ場はないわよ」

穂乃果「うっ…は、花陽ちゃんはどう思う? こんな劇無理だよね?」

花陽「わ、私は>>51

頑張りたい

花陽「が、頑張りたい……かな」

穂乃果「え、えええぇぇぇ!?」

絵里「ほら、花陽だってこう言ってるんだから。穂乃果も頑張ってみなさいよ」

にこ「そうね。主演になれなかった脇役の気持ちも考えなさい」

真姫(私は脇役で良かったと思ってるけど……)

ことり「穂乃果ちゃん…ファイトだよ!」

穂乃果「ま、待って待って! そもそも何で花陽ちゃんは頑張りたいって思うの? 普段なら絶対やりたくないって言うと思うんだけど……」

花陽「それは…>>53

下1

書いてる俺もものすごいデジャヴを感じてる

花陽「穂乃果ちゃんとならいいかなって……思って///」

穂乃果「え」

ことり「うひょ」

「「「ええぇぇぇぇぇ!?」」」

絵里「は、花陽……それはいったいどういう意味なの? 場合によっては部内恋愛ということに…」

真姫「ひ、飛躍しすぎよエリー! 花陽は穂乃果と一緒なら頑張れるって意味で言ったんじゃないの?」

にこ「今の発言から考えてその線はないでしょ、穂乃果とならいいかなって言ったのよ? これはもうほぼ確定といってもいいレベルよ!」

ことり「ほのぱな……そういうのもあるのか……」

神モブ(私達はいったい何のためにここにいるのだろうか……)


穂乃果「も、もーーーー!! みんなうるさい! 一回花陽ちゃんと二人で話すから出てってよーーー!!///」

ギャーギャーギャー…バタン!

穂乃果「はぁ……やっと静かになった。そ、それで花陽ちゃん。今のってどういう意味、なのかな……///」

花陽「え、えっと……>>57

そのままの意味だけど…

花陽「そ、そのままの意味だけど……///」

穂乃果「そ、そのままの意味かぁ……」

花陽「う、うん……///」

穂乃果「……」

穂乃果(どういう意味なの!? 私こういうの疎いから花陽ちゃんがどんな気持ちなのか全然分からないよー!)

穂乃果(でもこれ以上聞くのもなんか悪いし…とりあえず>>59ってことにしておこう)

ほのキチ

穂乃果(ほのキチってことにしておこう)

穂乃果(海未ちゃん達から聞いたことがある…私が好きすぎるあまりトチ狂った行動をとってしまう者たちの総称だって……花陽ちゃんもそうだったんだね)

穂乃果(そうだとすればこれは危険だよ……劇の練習中にいったい何をされるか分かったもんじゃない。唇を奪われたり胸を揉まれたり…うぅ、想像するだけで恐ろしい!)

穂乃果「わ、分かったよ。花陽ちゃんの気持ちはバッチリ伝わったからね!」スス…

花陽「う、うん……?」

花陽(ほ、穂乃果ちゃんどうしたんだろう……若干私から距離をとったような…>>61な意味で言ったことがそんなにおかしかったのかなぁ……?)

もっともっと仲良くなりたい

花陽(もっともっと仲良くなりたいって意味で言ったことがそんなにおかしかったのかなぁ?)

花陽(ちょっと恥ずかしいけど……///穂乃果ちゃんと劇をやるなんて機会そうそうないだろうし、一緒に主演として頑張ればもっと仲良くなれると思ったんだけど……)

花陽(私はただ仲良くなりたいって思った…だけ……あれ?)

花陽(仲良くなりたいと思った→穂乃果ちゃんが引いた→これってつまり……)

花陽(私……穂乃果ちゃんに嫌われてるの!?)ガガーン!

花陽(そ、そんな……でもそう考えると辻褄が合う……)

花陽(……そ、そうだよね。こんな鈍くさくてうじうじしてる子なんかと仲良くなりたくないよね……)

花陽「……」ジワ…

穂乃果(は、花陽ちゃんが涙目に!? え、どういうこと? まさか…私が引いたことに気づいたの?)

穂乃果(そんな…そりゃ引くよ! い、いくら私のこと好きになってくれたからって限度ってものがあるよ! ほのキチは私のパンツを盗むとか聞くし……/// 引くのも当然だよ!)

穂乃果(……で、でも花陽ちゃんは大事な可愛い後輩だし…このまま放っておくわけにもいかない…どうしよう?)

>>63

助けて真姫ちゃん凛ちゃん

穂乃果(こ、こういう時は同じ一年生組の子に助けを乞おう!)

穂乃果「……」ススッスススッ


『宛先:真姫ちゃん、凛ちゃん

 差出人:穂乃果だよ!

 件名:ヘルプ!

 本文:花陽ちゃんが急に泣き出しちゃったよー! こんな時はどうすればいいの!?』


ブーブー

穂乃果(返信はやっ! どれどれ……)

真姫『>>65

凛『>>66

ほのきちは治る病気よ!”海未もことりもなおったじゃない

しらねーにゃ

真姫『ほのきちは治る病気よ!”海未もことりもなおったじゃない』

凛『しらねーにゃ』

穂乃果(ま、真姫ちゃん…今のメールで私の頭の中を読んだの!? すごすぎる…! 確かに海未ちゃんもことりちゃんも酷かった…でも今ではすっかり元通りになって……そっか、もしかして花陽ちゃんは治したいのに治らないほのキチに苦しんでいたのかな……)

穂乃果(そして凛ちゃん…これ、怒ってる? な、何でだろ…もしかして私が泣かせたって思ってるのかな。あれ? でもそれが正しいのかな……と、とにかく!)

穂乃果「花陽ちゃん!」

花陽「ぐすっ……な、なに?」

穂乃果「ほのキチは治る病気だよ! 海未ちゃんやことりちゃんも治ったんだから、きっと花陽ちゃんだって大丈夫だよ!」

花陽「……>>69

本当に、海未ちゃん達は治ったのかな?

花陽(穂乃果ちゃん…急にどうしたんだろう……私別にほのキチじゃないのに……で、でも穂乃果ちゃんが話しかけてきてくれたんだから…できるだけ会話を広げなきゃ…)

花陽「ほ、本当に、海未ちゃん達は治ったのかな?」

穂乃果「え……?」

穂乃果(よ、予想外の質問…! 確かに二人とも表立ってアレな行動はしてないけど裏では何をしているか分からない……! 花陽ちゃんは慎重だね……ほのキチを治すためには他の例をよく知る必要があるもんね……)

穂乃果(やっぱり…花陽ちゃんはほのキチを治したかっただけなんだね……)

穂乃果「花陽ちゃん、大丈夫。海未ちゃん達はきっと完全に治ってるよ。私も協力するから二人で頑張ろう」

花陽「ほ、穂乃果ちゃん……!」

花陽(よ、よく分からないけど一緒に劇を頑張るってことでいいのかな?)

花陽「うん! ありがとう、穂乃果ちゃん!」

穂乃果(ほのキチを治すには>>72が一番と聞いたことがある……さっそくやってみよう!)

キス

穂乃果(し、正直恥ずかしいけど……/// 花陽ちゃんのためだもん!)

穂乃果「は、花陽ちゃん! いくよ!」

花陽「え……?」

穂乃果(キス…そしてほのキチを治すのに一番効く場所は……ここだ!)

>>77

>>75なんかIDエロイな///

穂乃果「んっ!」チュッ

花陽「!? ほ、穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「ちゅる……ぺろっ…んむっ……」ペロペロ

花陽「な、何するの穂乃果ちゃーん!///」

穂乃果「チュッ……ふふ、心配しなくても大丈夫だよ花陽ちゃん。私が花陽ちゃんのほのキチを治してあげるからね……」ペロッ

花陽「い、言ってる意味が全然分からないよー!!///」

穂乃果「ぺろぺろ……んっ、花陽ちゃんの足おいしい……」

花陽「く、くすぐったいよぉ…/// 恥ずかしいよぉ……///」


━━部室の外

凛「か、かよちんが泣いてるっていうから来てみたら……あの二人は何をやってるの!? 今すぐやめさせ……」

真姫「待ちなさい凛!」

凛「真姫ちゃん、何で止めるの!?」

真姫「あれは花陽のほのキチを治すための治療の一環なのよ」

凛「ほの……キチ? そんな…かよちんが……」

真姫「……ほのキチは溢れ出してしまった穂乃果への愛情がおかしな行動をとらせてしまうというもの。つまり…花陽は……」

凛「嘘だよ……そんなの…かよちんは……」

真姫「潜在的に穂乃果のことが好きなら誰でも起きうる病……治療を終わらせないと花陽にも穂乃果にも迷惑がかかるから…黙って見ていなさい」

凛「かよちんは……穂乃果ちゃんのことが好きだったんだね……」

真姫「…あんたには辛いかもしれないけど、そういうことになるわね」

凛「……」トボトボ

真姫「……」


━━


花陽「ほ、穂乃果ちゃん! もうやめてえぇぇぇぇぇ!///」

穂乃果「まだまだー! それー!」ペロペロペロペロ

花陽「いやあぁぁぁぁぁぁ!!///」



━━1週間後

希「……よし。これで大まかな流れは完成したね」

海未「ええ。最初はどうなることかと思いましたが……やればできるものなんですね」

希「海未ちゃんの恥ずかしがりっぷりはなかなかのもんやったね」

海未「あれが正しい反応です!/// 希のノリノリっぷりがおかしいんです!」

希「いやぁ…みんなに言わせたいセリフとかやらせたいポージングとか考え出したら湯水のごとくアイディアが湧いてきて……」

海未「はぁ……あなたはまったく…」

希「でも思ったより早く完成してよかったよね、ねぇ凛ちゃん?」

凛「……そうだね」

海未・希「……」


海未「先週から元気がありませんが…何かあったんでしょうか?」ボソボソ

希「うーん、脚本作りにも全然集中できてなかったし…それは間違いないね」ボソボソ

海未「……あまりにも意気消沈しているので聞けませんでしたが、そろそろ元気を出してもらわないといけませんね」ボソボソ

希「そうやね。まずは事情を確かめないと」ボソボソ


海未「凛、ここ最近元気がないようですが…何かあったんですか?」

凛「>>82

かよちんはもう、大人の階段上っちゃったんだよね……?

凛「かよちんはもう、大人の階段上っちゃったんだよね……?」

海未・希「……」


海未「どうしましょう希。凛が何を言っているのか私にはさっぱり分かりません」

希「う、うーん……大人の階段上っちゃったということをそのままの意味なら……」

海未「言わなくていいです!///」

希「お、おおう……とにかく花陽ちゃんに何かあったならあんなに元気をなくしてるってことかな?」

海未「花陽になにか…ですか。心当たりがありませんね」

希「ウチらは他のメンバーとは完全に別で活動してたから…花陽ちゃんに何があったのかなんて分からないよね」

海未「…そういえば先週凛が一度だけ抜けましたよね。穂乃果からメールが来た後に」

希「あー、あったね。あの時に何か…?」

海未「穂乃果と花陽が関係しているんでしょうか…?」

希「…よし。次はウチが聞いてみる」


希「凛ちゃん、先週穂乃果ちゃん達と何かあったん?」

凛「>>84

あのあと滅茶苦茶セックスした

凛「あのあと滅茶苦茶セックスした」

海未「!?」ブホォッ!

凛「……んだろうなぁ、穂乃果ちゃん達」ハァ…

海未・希「……」



海未「これは何だか大変な事態のようですね……」

希「そうやね…話の輪郭が今だに掴めないし、とりあえず穂乃果ちゃんと花陽ちゃんが関係しているのは確定のようやね」

海未「し、しかしセ…///…っ……くすとはいったい…」

希「んー…本来の意味ではないかもね。レズセックスをちゅーのことだと思ってた凛ちゃんのことだし」

海未「あなたは恥じらいとかないんですか……?」

希「海未ちゃんがウブ過ぎるんよ。今日び女子高生ならこのぐらいは普通やん」

海未「ひ、人によるとおもいます!///」

希「まぁそれはともかく、凛ちゃんが思ってる意味のセックスの方だった場合にしろそうでないにしろ、凛ちゃんは穂乃果ちゃんと花陽ちゃんがよろしくやってるシーンを目撃したってことかな?」

海未「……探偵みたいですね、希」

希「これは穂乃果ちゃん達にも話を聞く必要があるね。海未ちゃん、凛ちゃんは任せたよ!」ダッ!

海未「ちょ、希!?」


凛「……」ハァ…

海未(こ、この凛と一緒だと間が持ちません……ここは>>87をして場を和ませましょう!)

うっみうっみう~

海未「うっみうっみう?、あなたのハートにうみうみう~。笑顔を届ける園田うみうみ~、うみう~って覚えてラブうみ!」

海未(に、にこ直伝の秘技…! これならどうですか…!?)

凛「……>>89

ちょっと寒くないかにゃ…

凛「……ちょっと寒くないかにゃ…」

海未「……」


シーン…

海未(のぞみいぃぃぃぃぃ!! 早く戻ってきて下さいぃぃぃ!)


━━


穂乃果「は、花陽ちゃん。そろそろ機嫌なおしてよー、勘違いしただけなんだし……」

花陽「……」プイッ

穂乃果「だってしょうがないじゃん……私そんなに察しよくないし…」

花陽「それでもあんな行動とるなんて…穂乃果ちゃんはどうかしてるよ。……すっごく恥ずかしかったんだから///」

穂乃果「うぅ…/// 私も思い返すだけで悶え死にそうだけど…お互い様ってことにしない…?」

花陽「絶対しないもん!///」プイッ

穂乃果「うぇ~ん、花陽ちゃーん!」

ことり(眼福・・・眼福・・・!)

ガチャ

希「お邪魔するよー」

穂乃果「あ、希ちゃん。脚本できたの?」

希「うん、細かいところはこれから詰めるけど。演技の練習できるには形になったよ」

花陽「す、すごいね。一週間で…」

希「ふふ、花陽ちゃんと穂乃果ちゃんの濃厚な絡みのシーンもあるからお楽しみにね♪」

ことり「希ちゃん! 今すぐ読ませて!」

希「だめ~」

穂乃果(の、濃厚な絡みって……/// 今の花陽ちゃんとじゃ無理に決まってるよー!)

花陽(うぅ…/// ただ仲良くなりなかっただけなのに、もうなんかやりたくなくなってきちゃったよ……)

希「ところで二人に聞きたいことがあるんだけど」

ほのぱな「?」

希「最近凛ちゃん元気ないやん? 色々話を聞いたところ二人が関係してるんじゃないかと思ったんだけど…先週なにかしてた?」

ほのぱな「!」ドキーン!

希「おっ、やっぱり当たり? ウチの読みに間違いはなかったね。さぁ、白状するんよ」ワシワシ

ほのぱな「……はい」


━━

希「……えぇ~」

穂乃果「だ、だってそのままの意味って言われたらそりゃほのキチなんだなって思うじゃん!」

花陽「思うわけないでしょ!? どう解釈したらその発想に至るの!?」

穂乃果「は、花陽ちゃんだってノリノリだったじゃん!」

花陽「穂乃果ちゃんだけでしょ乗ってたのー!」

ことり「至福・・・我が至福の時・・・!」

希(なるほどぉ……穂乃果ちゃんが花陽ちゃんの足をぺろぺろしてるのを目撃してしまったわけやね。で、それをほのキチの治療法と勘違いして……つまり、凛ちゃんは…)

希(……ふーむ、ここはどうフォローしてあげるべきなんだろ。とりあえず凛ちゃんに>>92かなぁ……)

真相は自分で確めな

希(……うん)

希(大事なことは、自分で確かめさせないとね)

希「じゃ、ウチそろそろ行くね」

穂乃果「あ、うん。でも…何で凛ちゃんが元気ないことと私達のことが関係あると思ったの?」

希「うん、穂乃果ちゃんはそれでいいと思うよ」

穂乃果「な、何が? あれ、なんか馬鹿にされてる?」

花陽(凛ちゃん、どうしたんだろう……?)

ことり「ほのぱなもっと見たいよぉ……」


━━


希「凛ちゃーん」

海未「の、希! やっと帰ってきてくれましたか!」

希「ごめんごめん、ちゃんと二人から話は聞いてきたよ」

凛「! な、なんて言ってたの…?」

希「ふふーん、教えない」

凛「な……」

希「凛ちゃん、怖いのは分かるけど…背を向けちゃダメだよ? 花陽ちゃんと穂乃果ちゃんがどういう関係なのかは確かめてみないと分からない」

希「真相は自分で確めな」


凛「……>>94

役に立たないにゃー

凛「役に立たないにゃー」

希「なっ……」

海未「り、凛!?」

凛「それなら希ちゃんは何しにかよちん達のところに行ったの? 脚本ができたって言いに言っただけ? 普通は凛にかよちん達の間に何があったのかを話すべきなんじゃないの? こんなに使えないとは思わなかったにゃー」

希「凛ちゃん…ウチは凛ちゃんのためを思って言ってるんよ。花陽ちゃん達の間で何があったのかを本人達の口から聞くのが怖いって気持ちはよく分かる。……でも逃げてちゃ……」

凛「うるさい! うるさいうるさいうるさい!! 凛は怖いなんて思ってないもん! ただ希ちゃんがあまりにも役立たずだったから怒ってるだけだもん! かよちんと穂乃果ちゃんのことなんて何も……!」

凛「……」ハァ…ハァ…

海未「凛……>>94

下1

海未「…あなた、最低です」

凛「……」

海未「自分の気持ちが否定されることが怖いから真意を確かめようともせずに仲間に当たる……挙句、自らの思いに嘘をつきましたね?」

凛「怖くなんて、ない…もん……」

海未「それは嘘です。あなたは怖くて怖くてたまらないはずです。穂乃果と花陽はどういう関係なのか、お互いのことをどう思っているのか、知りたくて仕方がない。けれどあまりの恐怖に身動きがとれない」

海未「怖かろうと何だろうと、それを否定してはいけませんよ。怖いなら怖いでいいんです。好きなら好きと伝えてしまえばいいんです。たとえ相手に拒絶されることになろうとも、胸のうちにあるものを溜め込んではいけませんよ。……さぁ、あなたの気持ちを教えてくれませんか?」

凛「……そう、だよ」

希「凛ちゃん……」

凛「凛は、かよちんのことが大好き。世界中の誰よりもいっちばん大好き。だから…かよちんと一緒にいたい。でも…かよちんはそうじゃなかったらって考えると…すっごく恐いんだ……」

凛「海未ちゃん……凛、どうすればいいのかな?」

海未「言った通りです。好きなら好きと伝えなさい。…怖くて踏み出せない一歩分は……私達が背中を押しますから」

希「凛ちゃん、頑張って! 振られたらしっかり慰めてあげるからね」

凛「希ちゃん…凛、ひどい事言ったのに応援してくれるの?」

希「当たり前やん。仲間やろ?」

海未「私も応援しています。……凛、行きなさい」

凛「……うん!」


━━屋上


花陽「り、凛ちゃん……」

凛「かよちん……」

花陽「ここのところ元気なかったけど…私と穂乃果ちゃんのことが関係してるって…どういう……」

凛「あのね…>>102

下1

凛「かよちんの足ペロペロしていい?」

花陽「……え?」

凛「お願い、かよちん……」ジッ

花陽「え、ええぇぇ!?」

凛(まずは穂乃果ちゃんと同じ土俵に立たなくちゃ! かよちんの足をぺろぺろしたことがあるかないか、優位に立てるのがどちらかは明白にゃ!)

花陽(り、凛ちゃん…なんて真剣な目……ど、どうしよう…)

>>108

(えーとギャグなのかな・・・?)足ペロの許可ぁ~?認められないわ~

花陽(い、いくら真剣な目をしてても…凛ちゃんはこんなこと言わないよね……えーと…ギャグなのかな・・・?)

花陽(…よし! 乗ってあげよう!)

花陽「あ、足ペロの許可ぁ??認められないわ?」

花陽(ど、どうだろう…/// すっごい恥ずかしかったけど……けっこううまくいったような気が…)

凛「かよちん…>>110

やっぱり凛じゃダメなんだ……?

今回はここまで。

正直まとめられる気がしない

凛「やっぱり凛じゃダメなんだ……?」

花陽「え?」

凛「穂乃果ちゃんならよくて…凛はダメなんだね……」ジワ…

花陽「り、凛ちゃん!?」

花陽(嘘……本気で私の足舐めたかったの!? なんで!?)

凛「凛は穂乃果ちゃんと同じくらい……ううん、それ以上にかよちんのことを思ってるのに……」

花陽(ど、どういうこと……? 穂乃果ちゃんと同じくらい…?)

凛「……かよちんは穂乃果ちゃんがいいんだよね。それなら…いつになるかはわからないけど、凛はかよちんのことを忘れられるように頑張るから…」スッ

花陽「り、凛ちゃん!」

凛「時間がかかるかもしれないけど、友達として二人のことを応援してあげられるようになるから……じゃあね」スタスタ

花陽「ま、待って!」

花陽(ど、どういうことなの……? 足を舐める……二人のことを応援…?……あっ、凛ちゃんもしかして……!)

花陽(あの時部室の外から私と穂乃果ちゃんを見てた…そしてそれを……)


花陽(劇の練習だと思ったんだね!)バーン!


花陽(自分じゃダメなんだって言ったのは…凛ちゃんも主演で出たかったってことかぁ……これなら合点がいく!)

花陽(そして…私が凛ちゃんにかけるべき言葉は……!)

>>116

お互い別の道で頑張ろう

花陽(凛ちゃんが劇に出演したいって気持ちも分かるけど……わ、私と穂乃果ちゃんの絡みがある脚本ができたって希ちゃんも言ってたし……/// 今から主演変えるのもちょっと……)

花陽(ここは……)

花陽「り、凛ちゃん!」

凛「…なに?」

花陽「お互い別の道で頑張ろう!」

花陽(凛ちゃんは裏方で、私は演者として!)

凛「!……別の道………うん」

凛(かよちんは穂乃果ちゃんと一緒なんだよね……凛は……これから誰と一緒に歩いていくんだろ…一緒にいてくれる人、いるのかな…)

凛「……」ポロッ

花陽「り、凛ちゃ…」

凛「…!」ダッ

花陽「あ……」

花陽(凛ちゃん……そんなに官能劇出たかったのかな。そういえば凛ちゃんが提案したんだっけ……だから自分で出演したくなったのかな?)


━━



ガチャ

海未「! り……」

凛「……」トボトボ

海未「ん……」

希(凛ちゃん……)

凛「えへへ……ふられちゃった…」ニコッ…

海未「…凛、言ったはずですよ。自分の気持ちに嘘をついてはいけないと」

希「ここにはウチらしかいないから、無理に笑う必要なんてないんよ?」

凛「……う」

凛「うわあぁぁぁぁぁぁん!! かよちーーーん!!」ブワッ

海未「よしよし。よく頑張りましたね、凛」ナデナデ

希「偉いで凛ちゃん。好きなだけ泣き」ギュッ

凛「うえええぇぇぇぇぇん! う"みち"ゃあぁぁん! のぞみ"ちゃ"ーーーん!」ギュー



━━一方


絵里「うーん、一週間官能小説を読み続けるうちにだいぶ漢字に強くなった気がするわ」

にこ「そうね。色々と勉強になったし」

真姫「染まりすぎなのよあんたたち!」

絵里「真姫は恥ずかしがって全然読まないわよねぇ…練習の時に困るわよ?」

真姫「困るわけないでしょ!/// どうせ脇役なんだから大したことしないわよ!」

にこ「どうせ、ですってぇ? 今のは聞き捨てならないわよ真姫ちゃん」

真姫「な、なによ……」

にこ「一つのステージを作り上げるにはね、目立たない脇役もしっかり頑張らないといけないのよ。アイドルのステージだって色々な人の後ろ盾があって作られているの。文化祭の劇も同じよ、どんな役だろうと劇を作り上げているパーツの一つなんだという誇りをもって臨みなさい」

真姫「くっ……」

真姫(にこちゃんがまともなこといってる……! 反論できないのがまた悔しい……!)

絵里「にこのいう通りよ。さ、真姫も読みなさい。…なんなら私達が読んであげましょうか?」

真姫「いいわよそんなの! エリー、あんたなんかおかしくない!?」

絵里「官能劇に興味があったのよ……///」

真姫「今更恥じらっても遅いわよ!」

ガチャ

希「や、台本が完成したよー」

絵里「おっ、希。いよいよ練習に入れるわけね」

希「ん、そうやね」

にこ「? そのわりにはテンション低いわね、何かあったの?」

希「何でもない何でもない」

真姫「…あれ、希。制服が濡れてない?」

希「気にしないでー。さ、それじゃ発表するよ、劇のタイトルは『>>122』だよ」

三人(やっぱり少し元気がないような…?)

下1

絵里「禁断の果実…意味深な題名ね」

にこ「官能劇なのよねぇ……今更だけど大丈夫なの?」

真姫「その意見、今更にも程があるわよ……」

希「んー、流石にあんまり露骨だと学校側から却下くらいそうだと思って…一応抑えめに書いたつもり」

絵里「抑えめ…? じゃあそういうシーンはないの?」

真姫「そういうシーン…?」

にこ「セックスね」

真姫「!?」

希「あー…シルエットなら大丈夫かな~と思ってちょこっと入ってるよ」

絵里「なんだよかったわ。せっかく官能小説いっぱい読んだんだから身についたものを活用できる劇じゃなきゃね」

にこ「そうね。この一週間が無駄になるわ」

真姫(え……これ私がおかしいの…? 何でみんなそんなに恥じらいがないのよ……そもそも官能小説を読んで身についたものってなに?)

希「じゃ、さっそく読んでみて」


━━


絵里「……なるほどね」

にこ「大まかなストーリーは>>128ね」

にこ「三角関係ドロドロ風味な感じね」

絵里「ええ。Printempsの三人がその三角関係にそれぞれ当てはめられてるわけね」

真姫「ふーん……正直どんな台本か不安だったんだけど、けっこう面白そうな劇ね。三人の心情の対比がよくできてるわ」

希「よかった、好評みたいやね」

希(凛ちゃんの影響あるんやろうなぁ……昼ドラにはまってるっていってたし、ここ一週間あんな状態だったし)

絵里「穂乃果の役が……あら? 希、これ名前そのままよ?」

希「あ、うん。面倒だからそのままにしてみたんよ」

にこ「あんたねぇ……」

真姫「いいの、これ?」

希「本人達の了承も得られたし、問題ないんよ!」

絵里「で、私の役が>>132

にこ「にこが>>133

真姫「私が>>134

希「神モブ…じゃなくて穂乃果ちゃん達の友達が>>135やね」

鋼のシスコン番町

真姫を愛しすぎて病んでしまう

ニートの妹

>>131

ごめん、ペルソナ全然分からんのだ

絵里だけ再安価、下1で

絵里「私の役が血の繋がっていない花陽の妹ね」

にこ「で、にこが真姫ちゃんを愛しすぎて病んでしま……はぁ!?」

真姫「私がニート(穂乃果)の妹ね。……穂乃果ニートって設定なのね」

希「協力してくれる三人はIQうんたらかんたらの天才警官やね」

絵里「うんたらかんたらって…そこは設定詰めてないのね」

希「まぁ、そんなに重要なところじゃないし…」

にこ「ちょっと! なんなのよにこの役は!」

希「展開上どうしてもそうならざるを得ないんよ」

真姫「そんなストーリーには思えなかったけど…」

希「まだ完全版ってわけじゃないからね。細かいところがまだまだできてないんよ」

絵里「でも大まかでも流れは掴めるわね。明日にでも練習が始められそうね」

にこ「……くっ、仕方ないわね。与えられた役割はきっちりこなすわよ」

真姫「文化祭まであと>>139だからね」

1週間

真姫「文化祭まであと一週間しかないもんね」

絵里「早いわよねぇ、時が過ぎるのは……」

にこ「一週間じゃ相当急ピッチでやらなきいと、とても間に合いそうにないわね」

希「大丈夫。学校に泊まりがけすればきっと間に合うよ」

真姫「泊まりがけねぇ……」

真姫(楽しそうじゃない……)

絵里「じゃ、許可貰いに行かなきゃね。しばらくはアイ活はお休みね」

希「あ、学校に泊まる許可ならさっきとってきたよ」

にこ「おお、仕事早いわね希」

希「もちろん、裏方としてできることは全部ウチにお任せやん」

絵里「頼もしいわね、いつから?」

希「明日から」

真姫「……え?」

希「明日から文化祭まで六泊七日の合宿やでー!」

「「「はいぃぃぃぃ!?」」」



━━合宿一日目

絵里「みんな揃ってるわねー?」

「「「はーい」」」

絵里「では改めて……今日から文化祭まで6日間、合宿をすることになったわ。台本はほとんど完成しているから練習も行えるわよ」

真姫「ほんと…よく許可とれたわね?」

希「頼みに頼み込んだからね。このままじゃ文化祭に間に合わないんです!……って」

にこ「それで通るんだからすごいわよ……」

穂乃果「合宿かぁ~。う~、ワクワクしてきた!」

ことり(これは素晴らしいイベントが起こりそうな予感……!)

海未「あの…あまり概要を聞いていなかったのですが、寝る場所は?」

絵里「部室ね」

海未「食事は……」

絵里「家庭科室が使えるわ」

海未「えーと…お風呂は?」

絵里「運動部が使うシャワールームがあるわ」

海未「……くっ」

希「海未ちゃん、もう遅いで。というか荷物もばっちり用意してるやん」

海未「こ、これは仕方なしにです!」

花陽「た、楽しみだね、凛ちゃん!」

凛「う……うん」

花陽(凛ちゃん…まだ落ち込んでる。劇の役がないだけでここまで落ち込むのはおかしいよね……何かあったのかな?)

凛(いつも通りにしなきゃって思ってもなかなか難しいや……合宿の間に普段通り振る舞えるようになりたいな…)

真姫「全員揃ったんだし、早く始めましょ。時間がもったいないわ」

絵里「そうね。合宿初日だし、>>142しましょうか!」

夜まで地獄のマラソン

絵里「まずはウォーミングアップを兼ねて、夜まで地獄のマラソンといきましょうか!」

真姫「はぁ!? 劇の練習は!?」

にこ「ていうかウォーミングアップで地獄のマラソンてどうなのよ!」

絵里「劇に向けてみんなの気持ちを一つにするのが大切だと思ったのよ」チラッ

凛「……」

希(絵里ち、気づいてたんやね……)

穂乃果「はいはーい、なんでマラソンなのー!?」

絵里「極限状態を共に乗り越えることができれば絆が深まると思うのよ」

花陽「わ、私走るのはあんまり……」

海未「やりましょう!」

花陽「海未ちゃん!?」

海未「己の限界に挑む……素晴らしいことです! これを達成できれば皆の気持ちは一つになるはずです!」

穂乃果「海未ちゃんが変な方向にやる気だしてる……」

ことり(マラソン…滴る汗…ブラ透け……皆の喘ぎ声……グッド!)

絵里「さぁ、いくわよ!」

━━


穂乃果「ぜぇ……ぜぇ……」フラフラ

神モブ「あ、穂乃果」

穂乃果「ああ…ヒデコ、フミコ、ミカ……」

神モブ「だ、大丈夫? 合宿やるって聞いたけど……すごいハードそうだね」

穂乃果「ふふ、三人も参加する? チョイ役とはいえ劇に出る以上は皆との親睦を……」

海未「穂乃果! 無駄話しないで足を動かすのです!」

穂乃果「うぅ……うぷっ……」

神モブ(よかった…チョイ役で本当によかった……)



━━夜、部室

穂乃果「うぷっ……まだ気持ち悪い……」

海未「穂乃果……全然夕ご飯食べませんでしたね」

穂乃果「うぅ……海未ちゃんがおかしいんだよ……」

希「……」

絵里「希は大丈夫?」

希「ごめん、今話しかけないで。色々出てきそう」

絵里「ご、ごめんなさい…」

真姫「くっ……エリーは余裕そうね…」

絵里「基礎体力には自信あるからね」

にこ「ふ、ふん……にこも…よゆ……」ドサッ

花陽「に、にこちゃーん!」

ことり(ふふ……いいものが見れたよ……ありがとう、絵里ちゃん)ドサッ

花陽「ことりちゃーん!」

凛「……」

希(凛ちゃん、まだ元気ないんかぁ……仕方ない気もするけど、いつまでもそのままってわけにも…)

海未「さて、シャワーも浴びましたので後は……>>147しましょうか」

枕投げ

海未「枕投げでもしましょうか」

穂乃果「うえぇ!? う、海未ちゃんがそんなこというなんて珍しいね……」

花陽(ま、前の合宿の時のトラウマが……)ガクガク

希(海未ちゃん……もしかして…)

海未(これで凛に少しでも元気が戻るといいのですが……)

絵里「あら、楽しそうじゃない。やりましょうか」

真姫「そ、そんなことしてないで早く寝ましょうよ」ソワソワ

花陽「真姫ちゃん…そわそわしてない?」

真姫「してない!!///」

凛「まくら投げ……」

海未「ふふ、凛。油断してはいけません……よ!」ブンッ

ボフッ!
凛「んにゃ!……な、何する、にゃ!」ブンッ

ドスッ!
希「おう!? お、お腹はやばいお腹はやばいで凛ちゃん……! あ、なんか来……」

ギャーギャー! ウワーノゾミチャーン!


凛「……えへへ」

海未「やっと笑いましたね、凛」

凛「海未ちゃん……>>152

イケメンだにゃ

凛「海未ちゃんはイケメンだにゃ」

海未「い、イケ……?」

凛「凛がいつまでも落ち込んでるから気を遣ってくれたんでしょ? とってもかっこいいにゃ」

海未「そうですがイケメンとは…い、一応褒められている気にはなりますが、メンは確かメンズの略ではありませんでしたか?」

凛「海未ちゃんはたまに男の子より男の子っぽいからイケメンでOKだよー」

海未「複雑ですね……」

凛「でも……ありがとう。お陰でちょっと元気が出たよ」

海未「…ふふ、なら私も安心ですね」

ボフッ!

海未・凛「!」

穂乃果「ふふ、二人とも夜はまだまだこれからだよ!」

海未「穂乃果……さっきまでクタクタの様子でしたのに、遊びごとになると急に元気になりますね」

穂乃果「それが私の特徴だからね!」フンス

花陽「り、凛ちゃんもやろうよ。せっかくの合宿なんだし…」

凛「かよちん……うん、分かったにゃ」


絵里「ハラショー! ワンダフルジャパニーズカルチャー!」ブン

真姫「ほとんど英語じゃない! 似非バイリンガル!」ブン

凛「し、深夜のテンションは恐ろしいにゃ……」

海未「ですね…」

にこ「ふふ……まだまだお肉はあるからケンカしちゃダメにこ~」ムニャムニャ

ことり「うほっ…いい女……」ムニャムニャ



━━合宿二日目

絵里「ふあぁ……それじゃあ合宿二日目ね」

穂乃果「う、う~ん…眠いねぇ……私授業中ほとんど寝てたよ……」

海未「だらしないですよ…と言いたいところですが、私も昨日の疲れでつい……」

ことり「いい夢見れたなぁ…昨日」

にこ「にこも…幸せな夢を見てた気がするわ」

真姫「ことりとにこちゃんはまくら投げに参加しないですぐ寝ちゃったからね」

希(ウチは思い出したくないなぁ、昨日のこと…)

凛「いたたたた…さすがに筋肉痛が酷いにゃ」

花陽「わ、私も……」

絵里「皆お疲れみたいだけど…今日は>>157するわよ」

>>142

絵里「地獄のマラソンするわよ」

穂乃果「今日はじゃないじゃん! 今日『も』じゃん!」

真姫「エリー! 最近あんたどっかおかしいわよ!」

絵里「何言ってるの。昨日を見た限りじゃ皆まだまだ体力が足りないわ。今日も今日とて極限に挑むわよ」

海未「ふふ、燃えてきましたね!」

にこ「何なの!? あんたMなの!?」

凛「うーん、凛は走るのは好きだけど二日連続はちょっと…」

花陽「わ、私も……またあんなに走るなんて無理だよぅ…」

希「絵里ち、考え直そう。このままじゃ絆を深めるどころか逆効果になってしまうよ」

絵里「大丈夫よ。人間やればできるわ。……多分。さぁ、いきましょう!」

ことり「お~!」

穂乃果「何でことりちゃんは乗ってるの~!?」

真姫「今多分って言ったわよね!? ねえ!」


━━


海未「はぁ……はぁ……」タッタッタ

海未(さすがに二日連続ともなるときついですね……)

海未(他のメンバーは……)チラッ

>>162「いたっ!」ドテッ

凛ちゃん

凛「い、痛いにゃ……」

海未「凛! 大丈夫ですか?」タタッ

花陽「凛ちゃん!?」タタッ

凛「だ、大丈夫……つっ」ズキッ



真姫「膝から血が…とりあえず消毒をしないと」

ことり・にこ「……」ビクンッビクンッ

穂乃果「こ、こっちの二人には何がいるかな真姫ちゃん!」

希「た、担架! 担架ー!」

絵里「これはひとまずマラソン中止ね。にことことりには即救急車をよんで……>>164、凛のことお願いできる?」

穂乃果

絵里「穂乃果、凛のことお願いできる?」

穂乃果「わ、私? 真姫ちゃんとかの方がいいと思うけど…」

絵里「真姫はにことことりについててもらいたいから……」チラッ


真姫「こ、呼吸が止まってる!? 希、救急車よんだ!?」

希「よ、よんだけどそんなにすぐには来ないと思うんよ」オロオロ

海未「ことり! 聞こえますか、ことり!」

ことり(これは……人工呼吸の流れ……? なんという棚ぼた……)

花陽「にこちゃーん!」

にこ(こころ……ここあ……先立つお姉ちゃんを許して欲しいにこ…)



穂乃果「お、オッケー! 凛ちゃんのことは任せて!」

絵里「頼むわね」


穂乃果「じゃ、とりあえず保健室まで運ぶね凛ちゃん。手当するものが色々揃ってると思うから」

凛「あ……うん」

穂乃果「よい、しょっと」ヒョイ

凛「わ、わわっ!」

穂乃果「ととっ…ごめんごめん。凛ちゃん軽いねー、勢いつけすぎちゃったよ」アハハ

凛「そ、そうかな?」

凛(穂乃果ちゃんと二人きり……この際だから、聞いてみようかな)

凛「ねぇ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん? なーに?」

凛「>>170

かよちんの足おいしかった?

凛「かよちんの足おいしかった?」

穂乃果「!?」ビクーン!

ズデン!

凛「い、痛いよー! 何で急に手ぇ放すの!?」

穂乃果「ご、ごめん!…え、でも、今なんて?」

凛「だから…かよちんの足おいしかった?って」

穂乃果「…」

凛「凛知ってるよ。穂乃果ちゃんがかよちんの足ぺろぺろしてたこと」

穂乃果「み、見てたの…? あれ……」

凛「うん。部室の外で」

穂乃果(あわわわわわ……花陽ちゃんには固く口止めしておいたのに凛ちゃんが見てたなんて……あんなの確実に黒歴史確定もの…! 思い返したくもない黒い思いで…! ていうかおいしかったのって聞くのもどうなの!?)

凛「ねえねえ教えてよ穂乃果ちゃーん」

穂乃果「え、えーっと…>>172

しょっぱかった

穂乃果「しょっぱかった…かな」

凛「ふーん」

穂乃果・凛「……」

穂乃果(え、何で凛ちゃんそんなこと聞いたの!? もしかして花陽ちゃんの足ぺろぺろしたいの!?)

穂乃果「ね、ねぇ凛ちゃん。何で花陽ちゃんの足の味なんて聞いたの?」

凛「え?……えーと>>174

今回の演劇に役立つかなって

凛「今回の演劇に役立つかなって思って」

穂乃果「え、演劇に…? どうして?」

凛「えーっと……の、希ちゃんがそういうシーンを書こうかなって言ってたから…その、穂乃果ちゃんの経験が参考になるんじゃないかなって」

穂乃果「え!? 私また花陽ちゃんの足ぺろぺろするの!? 凛ちゃん、希ちゃんにそんなシーンやる必要ないって言っておいてね!」

凛「あはは、分かったよ」

穂乃果「笑い事じゃないよもー」

凛(…やっぱり、本当に気になってることは聞けないなぁ)

凛(穂乃果ちゃんはかよちんのことどう思ってるの?…なんて)

凛(穂乃果ちゃんの返答を聞くのが、怖いや。……えへへ、ダメな子だなぁ凛は。海未ちゃん達に背中を押してもらえないと怖くて大事なことは何も聞けない)

凛(でも……凛は聞いてどうするんだろ?)

凛(穂乃果ちゃんがかよちんのことが好きなら…応援してあげられるのかな?)

凛(……はぁ、色々考え出したら…何だか…眠く……)ウトウト

凛「……」スーッ

穂乃果「凛ちゃん?……寝ちゃってる」

穂乃果「……よっし! たまには先輩らしく、しっかりしなきゃね。凛ちゃんの怪我は私が完璧に手当しといてあげよう!」



━━夜、部室

凛「……」スーッ

絵里「凛は大事なさそうね、ありがとう穂乃果」

花陽「よかったぁ……ありがとう穂乃果ちゃん」

穂乃果「えへへへ」ポリポリ

希「凛ちゃんは大丈夫だったみたいだけど…ことりちゃんとにこっちが……」

海未「ええ…オーバーワークで一時呼吸が止まっていましたから…」

真姫「退院には>>176日かかるそうよ」

0.1

絵里「0.1日……?」

希「2時間24分てこと?」

真姫「ええ。今日は病院に泊まるみたいだから…合流するのは明日になるわね」

海未(何故わざわざ回りくどい表現にしたんですか……?)

花陽「でもよかった。すぐに退院できるみたいで」

穂乃果「うんうん。文化祭に出れないなんてなったら二人とも可哀想だもんね」

絵里「大したことなくてよかったわ、本当に」

希(絵里ちのせいやけどね)

真姫「じゃ、今日はもう寝ちゃいましょ」

穂乃果「えー、またまくら投げやろうよー」

海未「凛はもう寝てますからあまりうるさくするのはダメだと思いますよ」

穂乃果「あっ、そっか……」

絵里「でもせっかくの合宿だし…このまま寝ちゃうのももったいない気がするわね」

希(また余計なこと言い出しそうやね、絵里ち。その前に…別の人に話を振ろう)

希「花陽ちゃん。どうするのがいいと思う?」

花陽「え? え、えっと……>>178かなぁ」

1.寝ちゃう
2.その他

下1

花陽「白米について語り明かそうよ!」

「「「え?」」」

花陽「白米ってね、『名前の通り、原料の玄米より白っぽく、透明感がある。炊いて飯としたり、加工食品や清酒の原料にもする。

平成元年(1989年)11月22日 国税庁告示第8号「清酒の製法品質表示基準を定める件」により以下のとおり定められている。

「白米とは、農産物検査法(昭和26年(1951年)法律第144号)により、3等以上に格付けされた玄米又はこれに相当する玄米を精米したものをいうものとする。」

デンプン以外の栄養素は擦り落とされた胚芽と糠層に多く、胚乳のみの白米は栄養的に偏っている。特にビタミンB1に関しては、100g中、白米は0.07mg、玄米は0.4mgと、白米は玄米の6分の1しかビタミンB1が含まれていない。白米のみの食事は脚気のようなビタミンB1欠乏症をもたらす。「美味しいご飯があればおかずは要らない」等と言う人がいるが、栄養的に可能でない。米飯は、デンプンの割合が多い程、食感に日本人好みの粘りがあり、良食味米はタンパク質等のデンプン以外の成分が更に少ない。

精米後の白米は、皮をはがれた状態であり、日数の経過と共に酸化等により劣化していくので、少しずつ購入する方が新鮮である。低温貯蔵がより望ましい。

古くは臼で搗いた米を舂米(しょうまい/つきしね/つきよね、「春」ではない)と呼んだ。古代には女性が臼と杵を使って作業を行い、大和朝廷の屯倉には特に舂米部(しょうまいべ)を置いたと伝えられている。

江戸時代、上流階級は精米した白米を常食していたが、当時の多くの歴史上の著名人(徳川家光、徳川綱吉、桜町天皇、徳川家定、徳川家茂、和宮、小松帯刀)が脚気を患っていた。明治以降、地方の庶民層にまで白米を常食する習慣が広まるが、当時未知の栄養素であるビタミンB1を補うことに配慮が十分に回らず、そのためにひと頃は脚気が国民病とまで言われたことがある。白米は庶民の憧れであったことを背景に、1904-5年の日露戦争時には陸軍が白米支給に固執し、陸軍脚気惨害を引き起こした。国外への動員兵数100万人のうち、戦死4万6千人、戦傷15万人で、25万人強の脚気患者が発生した。この入院脚気患者のうち、2万7千人が死亡したと見られている。

日本では、精米して白米と米糠に分け、それぞれ販売され利用されてきた。消費者への小売りでは白米(無洗米を含む)であることが通常であるが、玄米も一定の需要があり、広く販売されている。』だって!(wikipediaより抜粋)」

「「「……」」」

花陽「それだけじゃないんだよ! 白米はね……」






合宿二日目の夜はゆっくりと更けていった━━

今回はここまで。

合宿編もいよいよ中盤に差し掛かりましたね。どうなるか自分も楽しみです



━━合宿三日目、早朝

穂乃果「ふああぁ……ね、眠いよぉ…」

真姫「花陽が延々白米について語ってたからね……」

花陽「ご、ごめんね。お米のことになるとついヒートアップしちゃって……」

希「それで…何で今日は早朝から集合かけたん?」

絵里「……今日で合宿も三日目、折り返しに入るわけでしょ?」

海未「そうですね。走った記憶しかありませんが……」

凛「何の合宿だか分からないにゃ」

絵里「それよ! 文化祭の演劇に向けての合宿なのにまだ一回も練習してないじゃない!」

にこ「あんたのせいでしょうが!」ビシッ

希「おお、にこっちの鋭いツッコミが入ったね」

真姫「もう大丈夫なの? 放課後まで寝ててもいいのよ?」

ことり「ぬふふ、そんなもったいないことできないよ」

穂乃果「?」

絵里「とにかく、今日からは早朝と放課後の二つの時間帯を使ってみっちり練習しましょう。……じゃ、まずは」

希「海未ちゃん! 決めちゃって!」

海未「わ、私ですか? そうですね……>>187

発声練習(性的な)

夜まで地獄のマラソンよりマシか…

海未「朝ですからあまりハードなものはみんなも辛いでしょう、ここは発声練習をしませんか?」

希「いい考えやね。演劇においては見てる人全員にセリフが聞こえないとまずいもんね」

凛「凛達もやるの?」

海未「もちろんです。劇に出演しなくてもみんなと一緒に練習しなくては。同じ目標を目指す仲間なんですから」

絵里「発声練習ね…確かに重要なことかも」

にこ「合宿始まって以来のまともな練習ね」

真姫「三日目にして、だもんね。遅すぎるって話よ」

穂乃果「おお~、いよいよかぁ。私達はしっかりやらないとね、花陽ちゃん」

花陽「うん。私は特に大きな声だすの苦手だから頑張らなくちゃ!」

海未「では、スクールアイドルの練習時と同じように……」

ことり「待った!」

海未「こ、ことり……?」

ことり「今回の演劇のジャンルは官能…普通の発声練習じゃダメなんだよ」

真姫「じゃあどうすんのよ?」

ことり「私に任せて。……えーと」ゴソゴソ

ことり「この(性的な)ワードをみんなで読もう! そうすれば劇の恥ずかしいセリフも抵抗なく読めるようになるはずだよ!」

>>188
※(性的な)言葉、文章でも可

下1

海未「○○だいしゅき (○○はそれぞれ自由に)?」

ことり「うん。○○にはみんなが自分で好きな(性的な)言葉を入れてね」

穂乃果「えー、これで本当に演劇の役に立つのかなぁ?」

花陽「どんな言葉を入れればいいんだろう……?」

絵里「それはあれでしょ? 官能劇の発声練習なんだから…ねぇ?」

真姫「ねぇ?…じゃないわよ!」

ことり「その通り! みんながえっちだと思う言葉をいれてみてね!」

にこ「えっちだと思う言葉…ね。ふふ、散々官能小説を読み漁ったにこなら余裕ね!」

真姫「だから何で乗るのよにこちゃん!」

凛「えっちな言葉…んー、凛にはよく分からないにゃ」

希「いまいち要領を得ないなぁ……ことりちゃん、お手本見せてくれない?」

ことり「もちろんいいよ。……ごほん」



ことり「んほおおぉぉぉぉぉぉ! お殺すだいしゅきいいぃぃぃぃぃぃぃ!!」



ことり「っと、こんな感じかな」

海未「こ、ことり!/// 大声で何を言っているんです!?」

ことり「え? だからおま…」

穂乃果「わあぁぁぁぁ! それ以上言っちゃだめえええええ!///」

花陽「こ、こんなの無理だよぅ……///」

ことり「ダメだよ! 穂乃果ちゃんと花陽ちゃんは主演なんだから! さぁ、恥じらいを捨てて…いや捨てなくていいや。羞恥心で真っ赤に染まった顔でえっちな言葉を叫んでみて?」ハァ…ハァ…

穂乃果・花陽「無理だよーーー!」

真姫「こ、こんなの無理よ!/// 普通に発声練習しましょ!」

海未「そ、そうです!/// い、いやらしいですこんなの!」

希(劇の台本は海未ちゃんも作ったんだけどなぁ……)

絵里「うーん、誰かが先陣を切らないとみんな読めそうにないわね」


ウーン……

>>193「……はい!」

>>192訂正

海未「○○だいしゅき (○○はそれぞれ自由に)?」

ことり「うん。○○にはみんなが自分で好きな(性的な)言葉を入れてね」

穂乃果「えー、これで本当に演劇の役に立つのかなぁ?」

花陽「どんな言葉を入れればいいんだろう……?」

絵里「それはあれでしょ? 官能劇の発声練習なんだから…ねぇ?」

真姫「ねぇ?…じゃないわよ!」

ことり「その通り! みんながえっちだと思う言葉をいれてみてね!」

にこ「えっちだと思う言葉…ね。ふふ、散々官能小説を読み漁ったにこなら余裕ね!」

真姫「だから何で乗るのよにこちゃん!」

凛「えっちな言葉…んー、凛にはよく分からないにゃ」

希「いまいち要領を得ないなぁ……ことりちゃん、お手本見せてくれない?」

ことり「もちろんいいよ。……ごほん」



ことり「んほおおぉぉぉぉぉぉ! お[ピーーー]だいしゅきいいぃぃぃぃぃぃぃ!!」



ことり「っと、こんな感じかな」

海未「こ、ことり!/// 大声で何を言っているんです!?」

ことり「え? だからおま…」

穂乃果「わあぁぁぁぁ! それ以上言っちゃだめえええええ!///」

花陽「こ、こんなの無理だよぅ……///」

ことり「ダメだよ! 穂乃果ちゃんと花陽ちゃんは主演なんだから! さぁ、恥じらいを捨てて…いや捨てなくていいや。羞恥心で真っ赤に染まった顔でえっちな言葉を叫んでみて?」ハァ…ハァ…

穂乃果・花陽「無理だよーーー!」

真姫「こ、こんなの無理よ!/// 普通に発声練習しましょ!」

海未「そ、そうです!/// い、いやらしいですこんなの!」

希(劇の台本は海未ちゃんも作ったんだけどなぁ……)

絵里「うーん、誰かが先陣を切らないとみんな読めそうにないわね」


ウーン……

>>194「……はい!」

にこ

にこ「にこがいくわ!」

穂乃果「おお! さすがは部長!」

絵里「にこが一番手を担ってくれるなら、みんな後から続けそうね」

にこ「任せときなさい!……こほん」



にこ「>>196だいしゅきいぃぃぃぃ
!」

にこ「妹だいしゅきいいぃぃぃぃぃ!」


にこ「……はっ!」

穂乃果「妹? にこちゃん妹がいたの?」

にこ「あっ、いや、その…」

ことり「ほほぅ…妹という言葉にエロスを感じるとは、にこちゃんもなかなかやるね!」

にこ「ち、違うのよ! 今のは……」

にこ(大好きって言葉を聞いたら…真っ先にこころとここあのことが頭に浮かんでじゃった……)

真姫「にこちゃんの妹ねぇ、見てみたい気はするわね」

海未「にこに似ているんでしょうか?」

絵里「はいはい、そこまで。今は発声練習でしょ?」

花陽「うぅ……ちゃんと声出せるかな…?」

凛「かよちんなら大丈夫だよ、自身もって!」

花陽「う、うん。ありがとう凛ちゃん」

希(凛ちゃん、だいぶ元の調子取り戻してきたかな?)

絵里「それじゃ、時間も少ないことだし各自しっかり発声練習しましょうか」





[禁則事項です]ダイシュキ! [らめぇぇっ!] [ピーーー]!ダイシュキぃぃぃぃぃ!



早朝にしっかりと練習した! 近所から音ノ木坂学院に苦情が寄せられた!



━━合宿三日目、放課後

穂乃果「はぁ……今朝は恥ずかしかったね」

花陽「う、うぅ…もうお嫁にいけないよ……///」

ことり「主演の二人がそんなことでどうするの! 本番は沢山のギャラリーの前でえっちな言葉を言うんだよ? 今から慣れないと!」

穂乃果・花陽「うぅ……///」

希「まぁまぁ、抑えめに書いたから大丈夫だよ」

海未「ええ。どうしてもダメそうならもっとそういう台詞を削りますから」

凛「でも朝からいっぱい声だしたから気持ちよかったねー」

真姫「そうかしら……叫んだ内容があれじゃそんなに爽やかな気分にはなれないわよ…」

絵里「まぁいい練習ができたでしょ。さぁ、放課後も…」

希「次はにこっち! 練習の内容決めちゃおう!」

にこ「えぇ!? んー……じゃあ>>201とか?」


絵里「……」ショボン…

官能小説の読み漁り

にこ「官能小説の読み漁りでもしましょ」

真姫「一週間まるまる読んでたじゃない!」

にこ「そうね…でも、まだ恥じらってるのが数名いるみたいじゃない?」

穂乃果・花陽・真姫・海未「……」ビクッ

希「凛ちゃんは平気なん?」

凛「凛は読むくらいなら余裕にゃ」

にこ「しかも内一人は脚本担当…恥じらってちゃいいものは作れないわ」

絵里「んー…たしかに恥じらいを完全に取り除くのも大切よね」

真姫「もう合宿三日目よ!? 台本の読み合わせとかしなくていいの!?」

穂乃果・花陽(それはそれで恥ずかしいかも……)

にこ「ま、何とか間に合うでしょ。さーて、やるわよー!」

ことり「では今日はこの逸品をみんなに読んでもらおうかな」ドン!

海未「ことりィ……」

希(にこっちに振るのも間違いだったか……)



━━合宿三日目、夜

穂乃果「はぁ……頭の中がえっちな言葉でいっぱいだよ…///」

花陽「うぅ……///」

海未・真姫「……///」

にこ「これで少しは慣れてくれるといいんだけどね」

ことり(うーん…この恥じらってる感じも捨てがたいなぁ……)

凛「ずーっと小説読んでたから頭が疲れたにゃ……」

絵里「みんなお疲れ様。それじゃあ今日はこの後どうする?」

希「うーん……」

>>204

1.寝る
2.その他

希「みんな疲れてるみたいだし、今日はもう寝ちゃう?」

「「「さんせ~」」」

絵里「それじゃぁみんなおやすみ。明日も朝練あるからゆっくり休んでね」




━━合宿三日目終了



━━合宿四日目、早朝

穂乃果「あふぅ……」

花陽「う~ん…ね、眠いね……」

ことり「今日でもう四日かぁ~、この調子だと合宿すぐに終わっちゃいそうだね」

海未「そうですね……まだ一日しか経っていないような気もします」

希「楽しい時間は過ぎるのが早いっていうし、これもそうなのかもね」

凛「う、うーん…あんまり楽しかった記憶がないような…」

真姫「そうね…やたら走らされたり、朝から変な言葉の発声練習したり、官能小説読んだり…」

にこ「にこは一回入院も経験したからね……」

絵里「色々な思い出があった方が楽しいわよ。じゃあ今日は…」

希「凛ちゃんが決めよう!」

凛「え? それじゃあ……>>207かな」

絵里「……」

実技訓練

凛「実技訓練しようよ!」

絵里「い、いきなり…? まだ台本の読み合わせもしてないのよ?」

希「ん~、でもまだ一度も演じたことがないのはさすがに…とりあえずやってみるのもいいんやない?」

にこ「よっし。にこはいつでもいけるわよ」

真姫「役柄についてほとんど知らないのに演じることなんてできるかしら……」

海未「それでしたら大まかな登場人物の設定や関係性を台本に書いておきましたよ」

穂乃果「おー、さっすが海未ちゃん!」

ことり「私はどんな役かな?」

花陽「えっと……」ペラ…



『登場人物(本人の名前がそのまま登場人物名になります)

・穂乃果ー高校を何となく中退して以来ニート。本来なら高校二年生。妹(真姫)が一人いる。ことりと花陽とは幼馴染。性格は自堕落な面倒くさがり屋。本人は片思いだと思っているが花陽とは相思相愛。

・花陽ー高校一年生。血のつながっていない妹(絵里)がいる。ことりと穂乃果とは幼馴染。穂乃果のことが心配でよく様子を見に行っている。本人は片思いだと思っているが穂乃果とは相思相愛。

・ことりー高校二年生。穂乃果と花陽とは幼馴染。二人の気持ちに気づいているが、花陽のことが好きな気持ちと友人として二人を応援したい気持ちとの間で葛藤する。

・真姫ー中学三年生。穂乃果の妹。自分を天才美少女と自称する。

・絵里ー中学三年生。花陽の妹。ロシアかぶれ。

・にこー高校三年生。ある日たまたま見かけた真姫に一目惚れ。愛情の大きさのあまり病む。

・神モブー天才警官's。起こった事件を三秒で解決する。

設定が固まっていないのでここまでです。あとは各自がキャラ付けしてください。

 園田海未より出演者全員へ』

花陽「…うーん。これだけの情報で演じられるかなぁ?」

穂乃果「というより人物設定に何だか悪意を感じるよ!」プンプン

真姫「まったくよ。何で私が穂乃果の妹なのよ」

にこ「にこも真姫ちゃんに一目惚れって……これメイン以外の関連性がまったく分からないわよ」

絵里「ねぇ、ロシアかぶれって設定は必要あるの? ねぇ?」

ことり(私はなかなかおいしそうなポジションだね)

海未「…………どれも必要な設定ですよ」

絵里「いま間があった気がしたんだけど」

凛「とにかく物は試しだよ! やれだけやってみよ!」

希「そうやね。まずは……>>212>>213>>214するシーンからいってみよう!」

花陽

穂乃果

あしぺろ

希「花陽ちゃんと穂乃果ちゃんがあしぺろするシーンからいってみよう!」

花陽「ええぇぇぇ!?///」

穂乃果「凛ちゃん! そんなシーンいらないって言っといてって言ったじゃん!」

凛「あ、あはは……ごめんにゃ」

凛(…)ズキン…

海未(凛……気持ちは痛いほどに分かります…でもどうか、演劇の練習に過ぎないと割り切ってください…)

ことり「キャメラ全5台……スタンバイOK……レンズ…良好……」

花陽「な、何やってるのことりちゃん!?」

ことり「もちろん演技のシーンを撮影して後で反省点を探すためだよ」

海未「それは裏方の仕事ですよことり。私達に任せてください」

ことり「……ちっ」

真姫「穂乃果と花陽のシーンね。私達は演技の改善点でも指摘する?」

にこ「そうね。客観的に見れるから公平なコメントができるはずよ」

絵里「ま、所詮は素人から見た意見だけど、少しは役に立つはずよね。……それじゃ、穂乃果、花陽、用意はいいかしら?」

穂乃果「う、うぅ……分かったよ…」

花陽「が、頑張ってみる…」

希「ではウチがカチンコ(アクション!ってやるやつ)を用意しましてと……凛ちゃん、よろしく」

凛「あ…うん。分かったにゃ……シーン78、テイク1……」

カチッ!

凛「アクション!」

花陽『ほ、穂乃果ちゃん……ダメだよ…私たちは幼馴染同士なんだよ?』

穂乃果『ご、ごめんね花陽ちゃん。花陽ちゃんの病気を治すにはこれしかないの……』

花陽『! 穂乃果ちゃん……私の病気のこと知ってたの…?』

穂乃果『えへへ…花陽ちゃんはずっと黙ってるつもりだったみたいだけど……前にうちに来た時、財布を落としたでしょ? 本当はいくらか懐に入れるだけのつもりだったんだけど……』

花陽『……そっか。見ちゃったんだね、診察券……』

穂乃果『ごめんね…それで、治すにはこれが効くって聞いたことがあって……』

花陽『…ううん。ありがとう。穂乃果ちゃんの気持ち、受け取ってみる』スッ

穂乃果『……』ペロッ

花陽『ひゃ……///』

穂乃果『……』ペロペロペロ

花陽『あう……く、くすぐったいよぉ…///』

穂乃果『はなよちゃん……ちゅ…ン……はなよ…ちゃん///』

花陽『ほ、穂乃果ちゃん……///』

下1コンマ

00~49 カァーット!
50~99 続けてシーン79へ

凛「カァーット!」

穂乃果「わっ!…び、びっくりした……」

花陽「い、今のでワンシーン分なんだね……緊張してたからすごく長く感じたよ」

凛「……」ハァ…ハァ……グッ…

海未(凛……)

希(凛ちゃん……)

真姫「……ま、悪くないんじゃない?」

にこ「そうね、少し恥じらいが残っているけど…最初と考えればいい感じだと思うわ」

ことり(いやー、いいもの見れた)

絵里「順調な滑り出しって感じね。さてと、あとワンシーンやるくらいの時間はありそうだけど…みんなどうする?」

ウーン…

下1

1.練習続行
2.焦っても仕方ないので終了

穂乃果「私やる! やるったらやる!」ゴオォォ!

海未「やる気ですね、穂乃果」

穂乃果「うん、ようやく本格的な練習してるんだもん! 楽しくて仕方ないの! だからこの勢いは殺したくないの!」

花陽「わ、私も演劇の練習…もっとしたいな……」

絵里「主役がこんなにやる気なら私達も付き合うことないわね」

真姫「OKよ、鉄は熱いうちに打てって言うし」

にこ「次はにこの出番かしら?」

ことり(さっきの映像、キャメラにばっちり残ってるよね…)

凛「……よ、よーし。希ちゃん、次はどのシーンやる?」

希「…そうやね。>>224>>225>>226するシーンはどうかな?」

ことり

ホノカチャン

幼児プレイ

希「ことりちゃんと穂乃果ちゃんが幼児プレイするシーンでいこうか」

穂乃果(そんなシーンあったっけ…?)

ことり「私の出番だね。よーし、ファイトだよ穂乃果ちゃん!」

花陽「二人とも、頑張ってね」

海未「カメラは準備OKですよ」

BiBi「指摘する側もOKよ」

希「じゃあ……凛ちゃん」スッ

凛「うん……シーン80、テイク1……」

カチンッ

凛「アクション!」

穂乃果『……』

ことり(……? 穂乃果ちゃん?)

穂乃果『こ、ことりちゃん、どっちが幼児だったっけ?』ボソボソ

ことり『忘れちゃったの!? >>290だよ』ボソボソ

盛大に間違えた

下1

ことり『私が幼児で穂乃果ちゃんは母親の設定の幼児プレイでしょ?』ボソボソ

穂乃果『そ、そうだったそうだった。ごめん、それじゃあ改めて…』



ことり『ふぇ~ん、お母さーん!』ギュッ

穂乃果『あら、どうしたのことり?』

ことり『特に理由はないよー、お母さんに抱きつきたかっただけだよぉ~!』

穂乃果『そ、そうなの……まぁたまにはいいかしらね。よしよし』ナデナデ

ことり『えへへ、お母さんあったかいや…』

穂乃果『そう? でもことりだってとってもあったかいわ。一家に一人欲しいくらいね♪』

ことり『うん…ことりも…寒い時はお母さんに…いて欲しいなぁ……』

ことり『……』スー…

穂乃果『ふふ、気持ち良さそうに寝ちゃって…』

穂乃果『……』ギュッ



凛「カット!」

穂乃果「ふーっ、やりきったね!」

ことり「……」ダバダバ…

花陽「こ、ことりちゃーん!」

海未「こ、ことり!? 何故そんなに鼻血を…?」

希「刺激が強すぎたんやろうね。…さて、二人の演技はどうなった? 指導組のみんな?」

BiBi「……」

BiBi「>>233

濡れ場が必要

真姫「悪くはなかったけど…もう少しインパクトが欲しいわね」

絵里「ええ。せっかくの幼児プレイなんだからもっとダイナミックにいきましょう」

真姫「え? いや私が言いたいのは…」

にこ「ズバリ、必要なものは……」

えりにこ「濡れ場ね」

真姫「ちょっと!! 私が言いたいのはそういうことじゃなくてねぇ…!」

絵里「二対一、私達の意見は『濡れ場が必要』で決定よ真姫」

にこ「多数決で決まったものは仕方ないわ、諦めなさい真姫ちゃん」

真姫「おのれらあぁ……! 終いには私もキレるわよ!」


希「ふむ…濡れ場ねぇ……」

穂乃果「む、無理だよ! ことりちゃんとそんなこと……///」※官能小説読んで知識がついた

ことり「……」ドバドバ

花陽「あわわ…鼻血がますます酷く……!」

希「どうなんだろ? 一応入れられはするよね?」

海未「え、ええ……行為そのものもぼかせば何とかなる…と思います…///」

希「じゃあ一考しとこうか。……海未ちゃんはそろそろ慣れてもいいんやない?」

海未「む、無理です……///」

絵里「よろしくね。今日の朝練はここまで。みんな授業もしっかり受けるのよー?」

「「「はーい」」」



凛「……」



━━合宿四日目、放課後

希「昼休みのうちに話し合って台本練り直しておいたよ」

絵里「し、仕事はやいわねぇ…」

海未「希がほとんど一人でやってしまいましたから……」

にこ「濡れ場があれば完璧ね。グッジョブよ希」

真姫「まったく…私の意見も少しは聞きなさいっての……」ブツブツ

穂乃果「台本も訂正できたことだし、放課後も練習頑張ろうね!」

ことり「ふぉー!」フガフガ

花陽「こ、ことりちゃん…まだ鼻血止まってないんだね……」

穂乃果「…あれ? 花陽ちゃん、凛ちゃんは?」

花陽「さっきお手洗いに行くっていってたんだけど…そういえば遅いなぁ」

絵里「……>>236、探しに行ってあげてくれない?」

下1

絵里「お願いできるかしら? 花陽なら凛のことよく知ってるだろうし」

花陽「うん、任せて。それじゃあすぐに戻るから先に練習始めちゃってて」タタッ

にこ「じゃあとりあえずアップってことで発声練習からいっとく?」

穂乃果「え、えぇ~?」

ことり「録音機材……セットアップ…」カチャカチャ

真姫「急に元気になったわねあんた……」

海未(凛…頑張って…頑張って乗り越えてください)

希「…絵里ち」

絵里「花陽と凛の間で何があったのかは聞かないけど、こうするのが一番だと思ったのよ。外野にできるのはこんなことくらいでしょう」

希「……ん。そうやね」



━━

花陽(凛ちゃん…どこにいるのかな? まだお手洗いに…?)

1.トイレを探してみる
2.他のところを探す

花陽(もしかして教室に何か忘れ物したのかな…? 行ってみようかな)


━━一年生の教室

花陽「……」ソロー



凛「……」

花陽(あ、やっぱりいた。何してるんだろう?)

凛「……>>243

鬱だ死のう

凛「……鬱だ死のう」ボソッ

花陽(!?)

ガラッ!

花陽「凛ちゃん!」

凛「うわっ!…か、かよちん……」

花陽「凛ちゃん…いま確かに死のうって言ったよね…?」

凛「……」

花陽「ねぇ…何であんなこと言ったの? 何か悩みがあるなら私でよければ相談に乗るよ?」

凛「……」グッ…

花陽「あ、あんまり頼りないかもだけど…ずーっと凛ちゃんのそばにいたんだもん。凛ちゃんの気持ちはよく分かってるつもりだから、少しは力になれると思うんだ」

凛「……っ」

花陽「あ……は、話したくないなら無理に話さなくてもいいよ? でも…辛い時はいつでも私が相談に乗るってことだけは覚えておいてね。凛ちゃんの親友だもん」エヘヘ

凛「>>246

>>245

凛「親友じゃ、いや」

花陽「え……?」

凛「凛は……凛は……」


凛(分かってる……かよちんが穂乃果ちゃんのこと好きなのは。でもやっぱりダメだよ……劇の練習の時にかよちんと穂乃果ちゃんが仲良くしてるのを見てるだけで、心が張り裂けそうになる……)

凛(親友としてかよちんのこと応援するなんて…凛にはできないよ。……わがままだけど、これが凛の本当の気持ち。かよちんが誰のことを好きでも…たとえ凛のことを好きじゃなくても!)

凛(凛は……かよちんのことがなんだもん! どんな時も、一緒にいたい!)

凛(自分の正直な気持ち…今度はまっすぐに伝えるよ。海未ちゃん……希ちゃん)


凛「かよちん、凛はね……」


凛「かよちんのことが大好き。かよちんが笑ってる時も泣いてる時も怒ってる時も、ずっとずっと側にいたい。かよちんの一番近くでいつもかよちんのことを見守っていたい……だから、かよちんの気持ちを聞かせて?」

花陽「りん…ちゃん……」


花陽「>>250

ゴメンね凛ちゃん…穂乃果ちゃんが好きなの…

>>247訂正

凛(凛は……かよちんのことがなんだもん! どんな時も、一緒にいたい!)

凛(凛は……かよちんのことが好きなんだもん! どんな時も、一緒にいたい!)

花陽「ゴメンね凛ちゃん…私、穂乃果ちゃんが好きなの…」

凛「……」

花陽「最初はね、自分を素直に表現できる憧れの先輩ってだけだったんだけど……先週のことがあってから意識しだしちゃって…」

花陽「一人でゆっくり考えてみたんだ。穂乃果ちゃんのことどう思ってるんだろうって…そしたら気づいたんだ。……私は穂乃果ちゃんのことが好きなんだって」



花陽「だから、ごめん。私は凛ちゃんの気持ちには答えられない」


凛「……ふふっ」

花陽「り、凛ちゃん…?」

凛「>>259

ふははははっはあああああ!!高坂ぁ!高坂はどこだあ!

凛「ふははははっはあああああ!!高坂ぁ!高坂はどこだあ!」

花陽「!?」ビクッ

凛「奴がいけないんだ! あいつが存在するからかよちんは凛のことを見てくれないんだあぁぁぁ!……ならばどうする? そう! け せ ば よ い !」

花陽「り、凛ちゃん! どうしたの! 凛ちゃーん!?」

凛「……ふぅ、思いっきり叫んだらすっきりしたにゃ」

花陽「え……?」

凛「知ってたよ、かよちんが穂乃果ちゃんのこと好きなの」

花陽「え、えぇ!? 嘘…私そんなに分かりやすかったかな?」

凛「あはは、あのシーンみれば誰だってそう思うよ」

花陽(ど、どのシーンだろう……?)

凛「ダメもとで気持ちを吐き出しただけなんだ。断られる覚悟はしてた。だから…そんなにショックは受けてないよ。…よかったらこれからも、友達でいてくれると嬉しいな」

花陽「凛ちゃん…うん、もちろんだよ」

凛「でもね……凛は絶対、諦めないから」

花陽「え…え…?」

凛「いつか必ず、かよちんのことを振り向かせてみせるから。その日までずーっと、アプローチさせてもらうからね!」

花陽「えぇ~!?」

凛「いつか凛とかよちんが付き合うその日まで…穂乃果ちゃんは凛の恋敵にゃ! だからかよちんのこと、応援なんてしてあげないからね!」

花陽「そ、そんなぁ…勝手すぎるよ凛ちゃーん!」

凛「ふふーん、何とでも言うがいいにゃ! だって…これが凛だもん!」ニコッ



━━部室

にこ『あの子には私だけいればいいのよ…そう、他の物なんて何も必要ない。私だけを見て私だけと話して私だけと触れ合って私だけを愛してくれればいいのよ……』

海未「カット!……いいですね、にこ。にこの愛情の深さと狂気をうまく表現できています」

にこ「ふふん、当然でしょ。アイドルたるもの演技力も必要ってことよ。……ねぇ、やっぱり役の名前そのままってのやめない?」

希「却下やね」

にこ「変えても別にいいじゃない…むしろそれが普通なのに……」

絵里「見てる人が分かりづらいと思うのよ」

穂乃果「え、なんで?」

海未「何でもです」


真姫『もう、お姉ちゃん? いつまでも引きこもってないでたまには外の空気吸ってきなよ』

穂乃果『えぇ~? 私にはまだ齧る脛があるもーん』ゴロゴロ

真姫『もう……いい加減にしないと私怒っちゃうからね?』

希「カット!」

ことり「いいねいいねェ! さいッこうだねェェェェェ!! これ映画にして売り出してもいけるんじゃねェ!?」

絵里「キャラおかしいわよことり。しかし真姫がこんな風に話してるのは新鮮ね」

真姫「べ、べつに。役柄をちゃんと演じてるだけだけど」

希「ふふ、うまくできてると思うよ。真姫ちゃん」

真姫「な、なによ……ありがとう///」

真姫(演劇なんてずいぶんやってなかったから…うまくできてるみたいでよかった…)ホッ

ガチャ

凛「お待たせー!」

花陽「ご、ごめん。遅くなっちゃった」

海未「まだそんなに経っていませんから大丈夫ですよ」

海未(凛…どこか憑き物が落ちたような顔つきになりましたね。花陽と何を話したかは聞きませんが…本当によかった)ホッ

希「ふふ、それじゃ練習の続きといく?」

絵里「そうね、どうしましょうか?」

>>265

1.引き続き実践練習
2.その他

2読み合わせ

真姫「そういえば…各自で目を通しただけで台本の読み合わせはしてなかったわね」

絵里「おっと、そうだったわね」

にこ「文化祭三日前に何言ってんだって話だけどね」

希「ま、まあまあ」

海未「読み合わせですか…台本のセリフにおかしなところがあるかもしれませんし、いいかもしれませんね」

凛「うんうん、さんせーい!」

穂乃果「およ? 凛ちゃん何だか朝と比べて元気になった?」

凛「!」

凛「……」フシャアァァァ…

穂乃果(なんか…威嚇されてる?)

花陽「り、凛ちゃぁん……」

ことり「みんなの可愛らしい口からいやらしい言葉が飛び出すかと思うと興奮するなぁ……」(じゃあさっそく読もうよ!)

海未「ことり。セリフと気持ちが逆です」

ことり「shit!」

希「じゃあ出だしから順に読む?」

穂乃果「うーん……」

>>268

1.出だしから
2.シーンを選ぶ

いち

穂乃果「私は一回出だしから読んでみたいかな」

花陽「私も…ストーリーの流れをちゃんと把握しておきたいし」

ことり「私もそれでいいかな」

海未「メインは出だしからがいい…と」

凛「脇役組は?」

BiBi「意義なし。……その呼び方やめなさいよ!」

希「じゃあおかしなところあったら指摘してね。それでは、読み合わせ開始ー!」



『()内は補足です。読み合わせの時でも()内に書かれた行動を意識して読みましょう。
 園田海未より出演者全員へ』




穂乃果(ナレーション)『私、高坂穂乃果、16歳! 今、私大ピンチなの! 何と……』

穂乃果『はぁ~……働きたくない……』

穂乃果(ナレーション)『高校を中退して、ニートになっちゃったの!』

穂乃果『あ~あ…今日はvipのスレでも荒らそうかなー…っと』(PCをいじる)

(部屋の扉が開く)

真姫『もう、お姉ちゃん? いつまでも引きこもってないでたまには外の空気吸ってきなよ』

穂乃果『えぇ?? 私にはまだ齧る脛があるもーん』(ゴロゴロする)

真姫『もう……いい加減にしないと私怒っちゃうからね?』

穂乃果『へへーん、真姫に怒られたって恐くも何ともないもん。…こうすれば』(>>271

真姫『きゃあ!?/// な、なにすんのよ!』

宝くじで当たった3億円で札ビンタ

穂乃果『へへーん、真姫に怒られたって恐くも何ともないもん。…こうすれば』(宝くじで当たった3億円で札ビンタ)

真姫『きゃあ!?/// な、何すんのよ!』

穂乃果『おっ? 今赤くなったね? お金で叩かれて快感を覚えちゃうなんて真姫は本当に変態さんだね~』

真姫『あ、あうぅ……///』(身をよじる)

穂乃果『ふふ、こんな変態さんな妹をもってお姉ちゃん哀しいなぁ……』(真姫の顎を持ち上げる)

真姫『や、やめてよ…お姉ちゃん…///』(わずかに後ずさる)

穂乃果『本当にやめて欲しいの? それならもっと抵抗しなよ、真姫』(肩を強く掴む)

真姫『い、痛い! お、お姉ちゃん……やめて…』

穂乃果『……本当は私にどうして欲しいの? ねぇ、真姫?』

真姫『私は……>>276

そのお金で家の借金5000万をどうにかしてほしいです

真姫『そのお金で……家の借金5000万をどうにかしてほしいです』(涙目になる)

穂乃果『…あぁん?』

真姫『お姉ちゃん…そのお金自分のためにしか使わないじゃない! お母さんが死んで…お父さんが蒸発して……私がどんなに苦しい思いでいたか分かる!?』

穂乃果『……』(少しうつむく)

真姫『もう嫌! 私この家から出て行くから! 自分のことは自分で何とかしなさいよ!』(走って舞台袖に消える)

穂乃果『…ふん。いいもん。私にはまだ花陽ちゃんとことりちゃんがいるもん』


(場面が切り替わる)



希「…とりあえずここで一旦シーンが変わるわけやね」

凛「いやー、改めて見てもいい出来にゃ」

海未「ええ。会心の出来とはこのことですね」

穂乃果「うぅ…なんか私の性格悪くない?」

真姫「設定も重いわねぇ……両親ともに不在で借金5000万……」

にこ「この後家を飛び出した真姫ちゃんをにこが見つけるのよね」

花陽「たしかそうだったよね。私もすぐに登場するんだよね」

ことり(えっちなシーンがたりないなぁ……)

絵里「後からセリフを付け足すかもしれないけど、今のところはこれが完成形なのよね? 誰かこうした方がいいって意見はあるかしら?」

ウーン…

>>280

1.特になし
2.意義あり!○○ではないでしょうか!?

自分で安価とっておいてなんだけど、借金5000万なら当たった金も5000万の方がいいかな?280ならそうしてほしい

真姫「はい!」

絵里「お、じゃあ真姫」

真姫「借金が5000千万でしょ? それなら穂乃果の当てた金額もぴったり5000千万の方が重みがでていいんじゃない?」

穂乃果「おー、たしかに。そっちの方がリアリティが増すね!」

にこ(5000千万円かぁ……当たったらどんな気分だろう)

花陽「そうだよね…3億円当ててたらさすがに先に借金返すだろうし…」

ことり「……私はもっと穂乃果ちゃんと真姫ちゃんの絡みを」ボソッ…

希「オッケー、台本書き換えとくね」

海未「宝くじの金額を5000千万円に…と」

凛「読み合わせすると改善点が分かっていいね」

絵里「そうね。……でももう三日前だし、演技の練習もした方がいいのかしらね?」

真姫「そうね……」

>>283

1.引き続き読み合わせ
2.実践練習
3.その他

1

>>281訂正
5000千万→5千万

酉の付け方まで間違えるという…

疲れてるようなので今日はここまでにします。


このスレタイからこの内容は予想不可だな

真姫「どうせなら最後まで読んじゃわない?」

「「「うんうん」」」

絵里「OK、じゃあ続きからね」






花陽(ナレーション)『わ、私の名前は小泉花陽、15歳です』

花陽(ナレーション)『今年で幼馴染の穂乃果ちゃんとことりちゃんと同じ高校に入学したのですが…』

花陽(ナレーション)『なんと穂乃果ちゃんが高校を中退してしまったそうなのです!』

花陽(ナレーション)『今日はそんな穂乃果ちゃんのことが心配なので、様子を見に行こうと思っています』


絵里『お姉ちゃーん』

花陽『絵里、どうしたの?』

絵里『どこかにお出かけ? それならついでにペリメニの材料買ってきてくれない?』

花陽『うん、いいよ。ふふ、絵里は本当にロシアの料理が好きだよね』

絵里『ロシア料理じゃなくてロシアが好きなんだよ』

花陽『そ、そっか』

絵里『ストリートファイターやる時も私はザンギエフしか使わないほどの通っぷりだからね』(ドヤ顔)

花陽『ご、ごめん。もう行くね』(家を出る)


花陽『穂乃果ちゃん、しばらく会ってないから心配で色々持ってきちゃった。でも>>293があれば穂乃果ちゃんも喜んでくれるよね』(>>293を取り出す)

お金

花陽『穂乃果ちゃん、しばらく会ってないから心配で色々持ってきちゃった。でもお金があれば穂乃果ちゃんも喜んでくれるよね』(お金を取り出す)

花陽『私もそんなに余裕があるわけじゃないけど…穂乃果ちゃんの家、すごく借金があるって聞いたことがあるし……高校を中退したのもそれが理由なのかもしれないし……』

花陽『と、とにかく少ないながらも無利子で貸してあげれば穂乃果ちゃんも喜んでくれるよね』

花陽(心情)『……自分にも余裕がないのは分かってる。自分の病気の治療にお金を当てなきゃいけないことは、ちゃんとわかってる。でも私は……穂乃果ちゃんのことが好き。だから……』(カッコ内に『心情』と書かれている場合はあらかじめ録音した音声を流します)

花陽『…はっ! いつの間にか家の前まで来ちゃった…』

真姫『……!』(走り去る)

花陽『あれ、今の…真姫ちゃん?』


(高坂家の中へ場面転換)

穂乃果『いやー、よく来てくれたね花陽ちゃん!』

花陽『ひ、久しぶり。けっこう元気そうだね』

穂乃果『いつでも元気なのが私の取り柄だからねー』

花陽『そっか…そうだね。あ、お手洗い借りていい?』(立ち上がる)

穂乃果『どうぞどうぞ』

(花陽舞台袖へ)

穂乃果『…うひひ、それじゃあ花陽ちゃんの荷物を拝見と』(花陽のバッグを漁る)

穂乃果『財布はっけーん! おお、けっこう持ってるじゃん!』(診察券が落ちる)

穂乃果『ん? 病院の診察券? おっ、よく見たらカバンの中に診断書も入ってる。病院行った帰りに来たのか~』(診断書をみる)

穂乃果『!? は、花陽ちゃんが>>296病!?』

急性白血病

穂乃果『!? は、花陽ちゃんが急性白血病!?』

(足音)

穂乃果『や、やばいやばいやばい!』(財布と診断書をカバンに入れる)

(扉が開く)

花陽『ありがとう、穂乃果ちゃん。……あれ、どうしたの?』

穂乃果『な、ななな、何でもないよ!』

花陽『そ、そう? それならいいけど……。それでね、私が今日穂乃果ちゃんの家に来たのは…』

穂乃果『な、何?』

穂乃果(心情)『病気のこと、だよね?』

花陽『これ、受け取って』(財布からお金を取り出す)

穂乃果『……え? こ、こんな大金受け取れないよ!』

花陽『あ、いやあげるわけじゃなくてね…色々大変だろうから貸してあげようと思って』

穂乃果『そ、そっか……それじゃあありがたく』(お金を受け取る)

花陽『うん。それから…何かあったらすぐに相談してね。私達、友達なんだから』

穂乃果『……う、うん』

花陽『それじゃあ、今日はこれで』(花陽舞台袖へ)

穂乃果『……』

穂乃果(心情)『何かあったら……って、花陽ちゃんの方じゃん。私には相談してくれないの…?』

穂乃果(心情)『それに病気の治療にお金かかるだろうに…私に貸してくれて……』

穂乃果(心情)『でも……それを何も言わずに受け入れて、花陽ちゃんに何も聞けない。自分が……嫌になっちゃうなぁ』

穂乃果『……こんな私に花陽ちゃんのことを好きになる資格なんて、あるわけないよね……』

>>301のシーンへ場面転換)

1.ことり
2.花陽
3.絵里
4.真姫

真姫

(真姫のシーンへ場面転換)


(近所の公園)

真姫『なによ……お姉ちゃんのバカ……私がどれだけお姉ちゃんのこと気にかけてるかも知らないで…』(ブランコでキーコキーコ)

真姫『……はぁ、寒いな、ここ』

(にこが通りかかる)

にこ(心情)『ん? 何よあの子。にこの特等席に許可も取らずに座っちゃって……』

真姫『……』(暗い表情を浮かべる)

にこ『……!』(ドキッとする)

にこ(心情)『ふ、ふん! 少しくらいなら話聞いてあげようかしら』

にこ『ちょっと、そこのあんた』

真姫『え…?』(顔を上げる)

(一時暗転)

にこ『…なるほどねぇ』

真姫『はい……思わず家を飛び出してきちゃったけど…行く宛もないし、やっぱりお姉ちゃんのところに戻ろうと思います。すいません、見ず知らずの方にこんな話をしてしまって』(お辞儀)

にこ『い、いいわよ別に』

にこ(心情)『やばい……このままだと帰られちゃう!……そうだ! >>304しましょう!』

うちで休んできなさいよ

にこ『う、うちで休んできなさいよ』

真姫『え……で、でも』

にこ『一度そのお姉ちゃんと離れてよく考えてみなさいよ。自分の本当の気持ちはどうなのか』

真姫『私の本当の気持ち……でもやっぱり会ったばかりの人の家にお邪魔するのはちょっと…』

にこ『はぁ……変に畏まらなくてもいいっての。人の善意は素直に受け取りなさい。それとも…私ってそんなに信用ならない?』

真姫『い、いえ…そ、そういうわけじゃないですけど……』

にこ『なら早く行きましょ、ほらこっちよ』(歩き出す)

真姫『は……はい』(ついて行く)


(場面転換、にこの家へ)


にこ『さて、せっかく来たんだからただぼーっとしてるのも芸がないわね。何かしましょ』

真姫『な、何かって……?』

にこ『……そうね、>>307とかかしら』

ポッキーゲーム

にこ『……そうね、ポッキーゲームとかかしら』

真姫『!?』

にこ『ポッキーなら私が用意したから……さぁ』(ポッキーを咥える)

真姫『ま、待ってください! 何でそんなことを……』

にこ『ふががふが、ふがふがが』(ポッキーを咥えたまま真姫に歩み寄る)

真姫『な、何言ってるかさっぱりわかりません! や、やめて……』(ちょっと涙目になる)

にこ『……』(真姫を押し倒す)

真姫『きゃ! な、何を……』

にこ『……』(ポッキーを真姫の口元に押し付ける)

真姫『い、いや……助けて……』

にこ『……』(無理やり押し込む)

真姫『んむっ!?』

にこ『……』(ポッキーをすごいスピードで食べる)

真姫『ひゃ……やだあぁぁぁ!』

にこ『……』(>>310

一旦止めて安心させて高速食べ

にこ『……』(止める)

真姫『ふぇ……?』

真姫(心情)『止まった……? よ、よかっ……』

にこ『……!』(高速食べ)

真姫『!!』

にこ『……』(ゆっくりと唇を近づける)


(唇がくっつき、とろけるような口付け
を……)





真姫「ストップ!!」

にこ「うわっ! どうしたのよ真姫ちゃん?」

真姫「やっぱりおかしいわよここ! 完全にき、き、キスしちゃう流れじゃない!///」

絵里「ちょっと、急に止めちゃダメよ真姫?」

ことり「私まだ読んでないよー」

真姫「無理よこんなの! 劇とはいえ何で大勢の前でキスしなきゃいけないの!?」

希「だって官能劇やし……ここらでそれっぽいシーンたっぷり見せないとダメやん?」

海未「それにこれでもソフトな表現になっているんですよ?」

真姫「え?」

凛「最初はポッキーゲームじゃなくて無理矢理レ…」

花陽「凛ちゃん待って! それ以上は言っちゃいけない気がする!」

穂乃果「うーん……私はけっこういい出来だと思うけど」

真姫「出来の問題じゃないの!」

絵里「しょうがないわねえ……何とかなるかしら?」

希「善処はするけど、あんまり期待しないでね。このシーンもダメだったら後半の内容がスカスカになっちゃうから」

海未「それより……いつの間にかずいぶん時間が過ぎていますね」

絵里「え?……あら、本当ね」

穂乃果「細かいところチェックしながら読んでたもんね~」

ことり「これはそろそろご飯の用意しなくちゃだね」

にこ「仕方ないわね……ご飯の担当メンバー以外は引き続き台本の読み合わせしてましょ」

凛「今日のご飯当番は誰だっけ?」

花陽「えーっと……>>313>>314だね」

絵里

花陽「凛ちゃんと絵里ちゃんだね」

凛「あっ、そうだったっけ?」

絵里「忘れちゃダメでしょ凛。さっそく材料の買い出しに行きましょ。みんなは私抜きのシーンを読み合わせておいてね」

「「「はーい」」」




━━スーパー『ンジャイサ』

凛「へー、音ノ木坂にこんなお店があったんだね」

絵里「ええ。品揃え豊富ないいお店よ。でも店員さんを怒らせると怖いから気をつけてね」

凛「了解にゃ! それで今日は何を作るの?」

絵里「>>317を作ろうと思ってるわ」

ラーメン

絵里「ラーメンを作ろうと思ってるわ」

凛「おー、やったやったぁ! 凛の大好物にゃ!」

絵里「私がロシア風にアレンジするから楽しみにしててね」

凛(ロシア風のラーメン…? そんなのあるの?)

絵里「それじゃあささっと買っちゃいましょうか。みんなを待たせると悪いしね」

凛「うん! らーめんらーめん♪」

絵里(凛復活記念ってことで、私が腕をふるってご馳走してあげなきゃね)



アリガトウゴザイマシタクソッタレェ!

凛「よーし、買えたー!…店員さん口悪かったね」

絵里「ああいう人種の店員さんしかいないのがたまに瑕なのよね」

凛「えっへへー、でもホント楽しみだなー、ラーメン!」

絵里「ふふ、凛もずいぶん元気になったわよね」

凛「へ? 凛はいつも元気だよ?」

絵里「そんなことないわ。合宿が始まって…いえ、もっと前からね…ずっとしょぼくれた顔してたわよ」

凛「あぅ……凛って分かりやすいのかな…」

絵里「でも元気が戻ったみたいで何よりだわ。この調子なら劇も成功しそうね」

凛「元気……かぁ。ねぇ、絵里ちゃん」

絵里「どうしたの?」

凛「凛ね、>>320

元気ってなにかな?

凛「元気ってなにかな?」

絵里「……んん?」

凛「最近色んなことがあって、よく分かんなくなっちゃったんだ。今…凛は元気に見えるかもしれないけど、本当は強がってるだけなのかなって」

絵里(…何かあったのは間違いないと思うけど、けっこうややこしい事態になったのかしら?)

絵里「事情を教えてくれない? アドバイスくらいならできると思うわ」

凛「えーっとね……」



絵里「……そんなことになってたのね」

凛「かよちんにはね、穂乃果ちゃんとのことは応援しないからって言ったんだ。その時はそれが凛の正直な気持ちなんだって思ってたんだけど……」

凛「思い返してみると、どうだったのかなって。友達としてかよちんのことを応援してあげるのが正しいことなんじゃないかって……今更ながら思い始めちゃって」

絵里「んー……」

凛「絵里ちゃんはどう思う? かよちんのこと好きでい続けるか、諦めて応援するべきか、どっちがいいのかな……」

絵里「そうね……>>325

>>323

絵里「新しい恋を探すのもいいものよ」

凛「新しい恋…?」

絵里「ええ。花陽のことを忘れろって言ってるわけじゃないけど…固執し過ぎるのも良くないと思うの。そうすると視野が狭くなって色々なものを見落としてしまうわ」

凛「そうなのかな……」

絵里「そうよ。凛のことが気がかりでいつも心配してた私に、あなたは気づいてなかったでしょ?」

凛「うぅ……ご、ごめん?」

絵里「ふふ、責めてるわけじゃないわよ。ただ…花陽だけのことを考えるのはオススメしないわ」

凛「それで…新しい恋を探す、かぁ」

絵里「そう。……最初は辛いかもしれないわ。凛は、まだ花陽のことが好きなんでしょ?」

凛「……うん」

絵里「好きな人がいるのにそれを諦めて、別の誰かを好きになることはきっと苦しいことだと思う。でもね……今の状態のままじゃ凛はずっと前に進めないわ」

凛「……」

絵里「…無責任なこと言ってると自分でも思うけど、結局は凛次第よ。花陽のことを諦めるのか、思い続けるかは」

凛(かよちん以外の…別の誰かを好きになる…? 凛がそんな風になるなんて想像できないや……でも、絵里ちゃんのいう通り今のままじゃダメだって思ってる自分もいる気がする……)

凛「凛は……>>330

慰めてくれた海未ちゃんがきになるにゃ

凛「凛は……慰めてくれた海未ちゃんがきになるにゃ」

絵里「そう……気になってる子はいるのね」

凛「うん……かよちんのことを諦められるのかはまだ分からないけど…絵里ちゃんに言われた通り、もう少しだけ他の子のことも見るようにしてみる」

絵里「ん、それが凛の決めたことね?」

凛「うん!……ま、またぶれちゃうかもしれないけど」

絵里「今はそれでいいのよ。人の心なんて本人でもよく分からないんだから、言ったことがころころ変わってもいいのよ」

凛「そ、そうなのかなぁ…?」

絵里「大事なのは今その瞬間の自分の心に嘘をつかないこと。そうすれば結果がどうであれ、後悔することだけはなくなると思うわ」

凛「……えへへ、何だか今日の絵里ちゃんかっこいいにゃ!」

絵里「何言ってるの、私はいつもKKEでしょ?」

凛「『かっこいい』は入ってなかった気がするけど…」

絵里「そうね…じゃあこれからはKKKEを名乗るわ」

凛「かしこくカッコ可愛いエリーチカだね!」

絵里「うん……やっぱりやめとくわ」




━━合宿四日目、夜


穂乃果「やー、美味しかったねえ今日の晩御飯は!」

海未「ええ。変わった見栄えのラーメンでしたが癖になる味でした」

ことり「海未ちゃん、もう一回言って!」スチャ

海未「? 変わった見栄えのラーメンでしたが癖になる味でした」

ことり「……はいオッケー、ありがとう!」

海未「??」

ことり(『癖になる味』……このワードは使える! この合宿で録音したみんなの声を繋ぎ合わせればとんでもなくやらしい言葉を話させることができる!)ハァハァ

真姫「台本の読み合わせもしっかり進めておいたわよ」

絵里「お疲れ様。問題はあったかしら?」

にこ「後半はやっぱりすごいことになってるわね、アレ」

希「見てる人の度肝を抜く怒涛の展開続きやからね」

花陽「うぅ……読んでて恥ずかしかったよぅ……///」

凛「えー? 後半は気合五割増で書いたのにー」


絵里「台本の読み合わせはきっちりできたみたいね。さて、今日はどうする?」

>>336

1.寝ちゃお寝ちゃおー!
2.何かする

>>335

凛「夜の学校といったら肝試しにゃ!」

花陽「え、えぇ!?」

真姫「な、何でそうなるのよ!」

凛「合宿だよ? 夜の学校だよ? 肝試しをしてくださいと言われてるようなものにゃー」

凛(あわよくば……一度海未ちゃんと二人きりで話してみたいにゃ)チラッ

海未「?」

穂乃果「肝試しかぁ~、やってみたいな! せっかくの合宿だし!」

ことり「いいねぇ、みんなの可愛げある悲鳴が聞けると思うとぞくぞくしちゃう……どさくさに紛れてパイタッチとか……あぁん!」ゾクゾク

希「ことりちゃんは不参加でいいね?」

ことり「冗談だよ~」

にこ「そんなことしてる暇があるのかしら……」

絵里「劇の練習も順調に進んでる(?)し、いいんじゃない?」

花陽「こ、怖いよぉ……」

真姫「あのね、まだやるなんて一言も……」

凛「さーっ! まずはお化け役を決めて、その次にペアだね! 9人いるからお化け役は3人でいこう!」

真姫「ちょっとぉ!」

決め方>>339

1.話し合いで決める(通常安価)
2.あみだくじで決める(コンマ判定)

そりゃコンマでしょ

凛「ではこのあみだくじを使って……お化けだーれだ!」

穂乃果(王様ゲーム……?)



下1~3のコンマ(被ったら一個下の人)

00~10 穂乃果
11~21 海未
22~32 ことり
33~43 真姫
44~54 凛
55~65 花陽
66~76 絵里
77~87 希
88~99 にこ

凛「お化け役は海未ちゃん、にこちゃん、穂乃果ちゃんだね!」

海未「お化け役ですか…」

穂乃果「海未ちゃん、落ち武者とか似合いそ……ふごっ!」

にこ「余計なこと言うからそうなんのよ」

穂乃果「いたた…にこちゃんは座敷わら…ごはぁっ!」

凛「さー、次はペア決めだよ! 誰と組むかな誰と組むかな♪」



下1、2のコンマ(被ったらry)

00~15 ことり
16~31 真姫
32~47 凛
48~63 花陽
64~79 絵里
80~99 希

凛「一組目のペアは……ことりちゃんとかよちんだね!」

ことり「わ~い、よろしくねかよちゃん」ニコォ…

花陽「う、うん……よろしく」

花陽(ことりちゃんと二人きり…うぅ、怖いよぉ……)

凛「それでは二組み目のペア~……は」


下1、2のコンマ(かぶry)

00~24 真姫
25~49 凛
50~74 絵里
75~99 希

凛「二組み目は……凛と絵里ちゃんだね!」

絵里「よろしくね、凛」

凛「うん、こっちこそ!」

凛「で、あまり組が真姫ちゃんと希ちゃんだね」

真姫「その言い方やめなさいっての!」

希「まぁまぁ真姫ちゃん」


凛「じゃあルールを確認しよう。部室からスタートして>>354に置いてある>>355をとってこれたらクリアーにゃ!」

アルパカ小屋

マネキンの頭

凛「アルパカ小屋に置いてあるマネキンの頭をとってこれたらクリアーにゃ!」

真姫「何でそんなもん置いとくのよ!」

花陽「というか屋外に出るの? こ、怖いかも……」

凛「肝試しだもん。怖くなきゃ意味ないにゃー」

穂乃果「よーし、みんなを思いっきり怖がらせるぞー!」

海未「お化け役もこわいですよね、これ……」

にこ「誰か来るまでずっと一人で暗闇の中にいるわけだからね……」

絵里「あんまり遅くなると明日に差し支えるし、そろそろ始めましょう」

希「最初はことりちゃんと花陽ちゃんのペアやね」

ことり「ぬふふ、頑張ろうね花陽ちゃん」

花陽「う、うぅ……うん……」

凛「それじゃあことぱなペアからー……スタートにゃ!」



━━ことぱなペア

ことり「うーん、けっこう暗いねぇ」

花陽「そ、そうだね。何だか普段過ごしてる学校とは別の場所みたい」

ことり「……これだけ暗いと二人で何しててもばれないね」

花陽「ひぃっ!?」

ことり「あはは、冗談だよかよちゃ~ん」

花陽(め、目が笑ってないよことりちゃん……今の私にはお化けよりことりちゃんの方がよっぽど怖いよ…)

ことり「ん~、アルパカ小屋に行くには一回校舎から出ないとだから……こっちから出るのが早いかな?」

花陽「うん、そっちからなら10分くらいで着けるよ」


穂乃果(ふふ、来たね子羊ちゃん達……私がこの>>359で驚かせてあげるよ!)

穂乃果特製ゾンビロボット

穂乃果(この……穂乃果特製ゾンビロボットでね!)バーン!

ゾンビロボ「オオオォォォ…」

穂乃果(我ながら恐ろしいクオリティの高さだよこれは!……まぁロボット部に置いてあったロボに絵の具でグロテスクな模様描いただけなんだけど……)

穂乃果「とにかく行っけー! 名付けてホノリアンX!」

ホノリアンX「オオオォォォ!」ウイイィィィン…


ことり「あれ? 今なんか音が……」

花陽「え?」

ホノリアンX「オォォォォ……」

ことぱな「!?」

二人の反応>>363

花陽は失禁気絶
ことりはスルー

花陽「だ…誰か……タスケテ…」ガクッ

ことり「は、花陽ちゃん!」

ことり(花陽ちゃんが気絶……チャンス!? いやダメだ! 凛ちゃんのことだからマネキンの頭をとってこれなかったら罰ゲームがあるに違いない! 花陽ちゃんが罰ゲームを受ける姿も見てみたいけど……うぅ、仕方ない!)

ことり「このロボットを操っている人、花陽ちゃんをよろしく! 私はマネキンの頭を取りにいくから!」ダッ

ホノリアンX「……」

穂乃果(え、えぇ~!? 行っちゃったよことりちゃん! こ、これは私が花陽ちゃんを介抱するしかなさそうだね……)



━━



ことり「そんなこんなでとってきたよ、マネキンの頭!」バン!

凛「か、かよちんは!?」

ことり「帰りに見たら穂乃果ちゃんがいてくれたから大丈夫かな…と」

凛「ことりちゃんひどいにゃ! かよちんを見捨てるなんて! 薄情者! 冷血鳥! 淫乱!」

ことり「あふぅん…///」ゾクゾク

絵里「ま、まぁ穂乃果がついてるなら大丈夫でしょう。……で、この場合はどうなの?」

ことり「え? クリアでしょ?」

真姫「ペアで戻ってこれなきゃアウトなんじゃない?」

希「そうやね、何のための二人組み?って話になるし」

ことり「そ、そんなぁ……」

凛「かやちんを見捨てたペナルティでことりちゃんだけ罰ゲームにゃ! >>365してもらうよ!」

明日の日の出まで全裸

凛「明日の日の出まで全裸でいてもらうよ!」

ことり「えぇ~!? 風邪引いちゃうよ~!」

凛「問答無用だにゃ!」ガシッ

ことり「は、放して~!」ジタバタ

絵里「ごめんね、ことり。これがルールみたいだから……」ヌガシヌガシ

真姫「だいたい花陽を見捨てるなんて…やっていいことと悪いことがあるわよ?」ヌガシヌガシ

ことり「だ、だから見捨てたわけじゃないんだよ~!」

希「諦め、ことりちゃん。日頃から変なこと言ってる罰が当たったと思って」ヌガシヌガシ

ことり(あぁ……みんなが私の服を脱がせていく…いつもなら興奮すること間違いなしのシチュエーションなのに……今日は…)

ことり「さ む い ! !」ドン!



━━


凛「よーし、それじゃあ次は凛と絵里ちゃんだね」

絵里「ええ。……ところでこれクリアできたら何かあるのかしら?」

凛「あっ……えーと」

真姫「考えてなかったのね……」

凛「い、今考えた! 二人でマネキンの頭をとってこれたら>>369にゃ!」

にこちゃんのヌード写真25枚

凛「にこちゃんのヌード写真25枚贈呈にゃ!」

ことり「なにいぃぃぃぃぃぃぃぃ!? おのれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

絵里「ちょ、ちょっと! 何で凛がそんなの持ってるの!?」

凛「え、えーっと……台本書く時の参考にしようと思って」

凛(ホントは持ってないけど…にこちゃんなら撮らせてくれるよね!)

真姫「……///」

希「……」ニヤニヤ

真姫「何ニヤニヤしてんのよ!///」

希「ふふ、何でもないよー」

凛「ではにこちゃんのヌード写真目指して…スタートー!」スタスタ

絵里「ちょ、凛!……はぁ、自由奔放過ぎでしょ…」



━━その頃

花陽「う、うぅん……」

穂乃果「あ、花陽ちゃん。目、覚めた?」

花陽「あ、あれ? 穂乃果ちゃん…? えーっと…私肝試ししてて……?」ムクッ

ホノリアンX「……」

花陽「ひいぃぃぃぃ!!」

穂乃果「わわっ、花陽ちゃん落ち着いて! これただのロボットだから!」

花陽「ろ、ロボット…? ゾンビじゃなくて……?」ビクビク

穂乃果「ロボット部に置いてあったやつを私が塗装したんだよ!」

花陽「へ、へぇ……」

花陽(すんごいリアル…穂乃果ちゃん、こんな才能あったんだね……)

穂乃果「まったくもう、ことりちゃんもひどいよね。花陽ちゃんを置いて一人で行っちゃうんだから」

花陽「え?……あ、本当だ、いない…」

花陽(ということは……)

花陽(穂乃果ちゃんと二人きり!?)

花陽(あわわ……そう思うと急に胸がドキドキしてきちゃったよ///)

穂乃果「花陽ちゃん? な、なんか顔赤いよ? どうかした?」

花陽「え!? えっと…>>374

風邪引いたのかも……抱き締めて

花陽(ちょっと……ずるいかもだけど、私が頑張らないと凛ちゃんに申し訳が立たないよね…)

花陽「か、風邪引いたのかも……抱き締めて…くれないかな…?///」

穂乃果「へっ?……え、ええぇぇぇ!?」

花陽「穂乃果ちゃんが暖めてくれれば…治ると思うから…だから、お願い…///」

穂乃果「で、でででで、でも……///」

花陽「……」ソッ…

穂乃果「! は、はなよちゃ…」

花陽「……」ギュウッ…

穂乃果(花陽ちゃん……震えてる? 私は…>>377

1.抱きしめ返す
2.その他

しめおとす

穂乃果(花陽ちゃん……風邪なら保健室のベッドでちゃんと寝てなきゃダメだよね! だいぶ辛そうだし、ここは気絶させて私が運んであげよっと!)

穂乃果「ふっ!」スリーパーホールド

花陽「うぐっ!? ほ、ほのかちゃ……!?」

穂乃果「……」ギリギリギリ…

花陽「……」ガクッ

穂乃果「よし! あとは保健室まで運ぼう!」オンブダッコ


ダッ!




絵里「あら? 穂乃果も花陽もいないわね」

凛「部室に戻ったのかな? 入れ違いになっちゃったみたいだね」

絵里「ええ。……それにしてもこれは?」

ホノリアンX「……」

凛「いやにリアルなゾンビだね」

絵里「どうやらロボットみたいねコレ。どうやって用意したのやら…」

凛「でもこれで穂乃果ちゃんは突破したね! あとは海未ちゃんとにこちゃん!」

絵里「そうね……」

絵里(凛は海未のことが気になってるみたいだし…ペアが同じになればと思ったけど、そううまくはいかなかった……どうにか二人きりにできないかしら……)

絵里(! そうだ! >>380してみましょう!)

気絶したフリ

絵里(海未が驚かせてきたところで私が気絶したフリをすれば二人きりにできるはず…! 花陽と穂乃果と同じようにね!)

絵里(よし…! そうと決まれば出てきなさい海未!)

凛「なかなか海未ちゃん出てこないねー」





海未(ふふ、来ましたね……ことりには完全に相手にされませんでしたが今度こそ驚かせてみせます…! この>>382で!)

ロケット花火

海未(このロケット花火で!)

海未(……やっぱりやり過ぎでしょうか? しかし何事にも全力で取り組むことが私の流儀…いかせてもらいます!)シュボッ!



絵里「本当になかなか出てこないわねぇ…」

絵里(このままじゃ作戦失敗…海未、はやく……)

ボボボボボッ……ドン!ドーン!!

絵里「!?!」

凛「わっ、すごい! 花火だぁ、綺麗だね絵里ちゃん!」キャッキャッ

凛「……絵里ちゃん?」

絵里「……」ガクッ

凛「絵里ちゃーん!」

海未「え、絵里!?」

凛「あっ、海未ちゃん! 今の花火は海未ちゃんが?」

海未「ええ…夏の合宿時に使った花火が部室に残っていたのでつい……まだ使えるとは自分でも驚きましたが」

凛「凛もすっごくびっくりしたにゃ!」

海未「……凛はずいぶん余裕ですね」

凛「そう?……でも絵里ちゃんが気絶しちゃったね」

海未「ええ。このままというわけにもいきませんし、保健室に連れて行きましょうか」

凛「うーん……>>384

ちょっと悪戯しちゃおう!

凛「ちょっと悪戯しちゃおう!」

海未「い、悪戯ですか?」

凛「うん、いつも大人っぽくて余裕がある感じの絵里ちゃんに悪戯……むふふ、面白そうじゃない!?」

海未「し、しかし絵里に失礼なのでは……?」

凛「あはは、校舎内でロケット花火打ち上げた海未ちゃんが失礼とか言ってるにゃー」

海未「う、うぅ……」

海未「……でも悪戯っていったい…?」

凛「>>386だよ!」

額に露と書く

凛「額に『露』って書くにゃ!」

海未「り、凛!? それはさすがに……」

凛「リ~ン~グ~に~稲妻走り~」カキカキ

絵里「……」ウゥ…

海未「りんー!?」



絵里の額『露』




凛「うぷぷ…こ、これはたまらないにゃ……」プルプル

海未「……クッ」プルプル

凛「あっ、海未ちゃんも今笑ったでしょー?」

海未「わ、笑ってませんよ!」

凛「ほんとー?…………ハラショー超人エリーチカ」ボソッ

海未「!!」ブハッ!

凛「やったー、海未ちゃんが吹き出したー!」

海未「そ、そんなことありま……ぷぷ」

凛「絵里ちゃんのパロ・スペシャルとか見てみたいにゃー」

海未「や、やめてください凛!……ふふっ…うぷぷ……」プルプル

凛(海未ちゃんもゆで先生好きだったんだなぁ……)


凛「…それにしても絵里ちゃんがこうなったらマネキンの頭をとってくるのも無理かー。残念だにゃ」

海未「ふふ、でも絵里には悪いですが楽しめましたね。それでは私が絵里を連れて行きますから、凛は先に部室へ行っていて下さい」

凛「うん!」

凛(海未ちゃんと二人でお話するのも好きだなぁ……えへへ、また今度二人きりで話してみたいにゃ)



━━部室

凛「おーい」

希「おっ、おかえり凛ちゃん。あれ? 絵里ちは?」

凛「気絶しちゃったから海未ちゃんが保健室に連れて行ったよ」

真姫「エリーも案外怖がりなのね」

ことり「ということは凛ちゃん絵里ちゃんペアも失敗だね?」

凛「うん、残念にゃー。……それじゃあ凛はもう寝ちゃうね」

ことり「そんなわけにいくカァあぁぁぁ!」ガシッ

希「凛ちゃん、自分だけ罰ゲームなしなんていかんよ」ガシッ

真姫「主催だからって逃げるのは許されないわよ」ガシッ

凛「そ、そんなぁ…見逃してくれたりとか……」

「「「無理」」」

凛「……ち、ちきしょーにゃ」

ことり「凛ちゃんの罰ゲームはズバリ! >>390だよ!」

額に猫と書く

凛「えぇっ!? そ、そんな……」

凛(さっき凛がやった悪戯とそっくりだにゃ…これがいんがおーほー?)

ことり「私のに比べれば良心的なことこの上ないよ! それっ!」カキカキ

凛「うぅ……しかも油性ってところまで同じ…」




凛の額『猫』




ことり「ふふん、いい気味だよ凛ちゃん!…ぶえっくし!」

希「ことりちゃんはもう寝た方がいいんやない? 本当に風邪引くで?」

ことり「うぅ……そうする……」

真姫「ま、私たちで最後だしさっさと終わらせましょ」

凛「…あれ? そういえばかよちんと穂乃果ちゃんは?」

希「え? 会わなかったん? 部室には戻ってきてないよ?」

凛「……むむ、ちょっと探しに行ってくるね」タッ

真姫「それじゃ、私たちも行きましょ」


━━


真姫「……何事もなくアルパカ小屋の前まで着いたわね」

希「穂乃果ちゃんも海未ちゃんもいないんじゃ、仕掛け人はにこっちだけだからね。最後の最後で何かするつもりなんかな?」

真姫「こんなところまで来て今更逃げ出したりしないと思うけど」ギュッ

希「そんなこといっときながら真姫ちゃん、ずーっとウチの腕にしがみついてるね」

真姫「さ、寒いから暖を取ってるのよ!///」




にこ(来たわね……ことりは耐性ありすぎて効かなかったけど、今度こそ驚かせてあげるわ! この>>393でね!)

にこにー特製こんにゃくの田楽

にこ(このにこにー特製こんにゃくの田楽でね!)バン!

にこ(肝試しで用いられる通常のこんにゃくとは一線を画す一品……! 味も素晴らしい上にその肌触りの気持ち悪さは最上級クラス!)

にこ(何のトラップもないと油断している時にこれを喰らわせれば…ふふふ)



希「……おっ、マネキンの頭発見。これでクリアかな?」

真姫「なんだ、にこちゃん出てこなかったわね」ギュッ

希「仕掛けが間に合わなかったんかな?……そろそろ放してくれない? さすがに動き辛いで」

真姫「いや!」ギュー

にこ(そこだあっ!)

ヌルン…

のぞまき「!?」


二人の反応
>>395

のぞみ 普通にビビる
真姫 手を掴んだまま走りだす

希「い、今の……なに?……あわわわわ、お、お化け? 幽霊? す、スピリチュアルやねねね」ガクガク

真姫「ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ダダダダダダダダダダ

希「ま、ま、ま、真姫ちゃ……落ち着い……」ヒキズラレ


イヤァァァァァァァ…………


シーン……


にこ「い、いっちゃった……あ、あんなに驚くとは思わなかったわ…真姫ちゃんはともかく、希ってけっこう怖がりなのね……」

にこ「……ていうかマネキンの頭とってげたのことりだけ? はぁ……みんなだらしないわねぇ」

にこ「にこが片付けとかないとじゃない、まったく。……あれ? 置いてあったマネキンの頭って2つよね? 一個足りないような……」

アルパカ「メェー」

にこ「ひゃ! ま、まだ起きてたのあんた……」

アルパカ「メェー」

にこ「……まぁいいか、一個くらい。寒いからもう部室戻ろうかな」

アルパカ「メェー」



━━保健室


花陽「……」スゥー…

穂乃果「ふぅ……何とか運べたよ。花陽ちゃんてけっこう重いんだなぁ」

穂乃果「…あっ、やっぱり今のなしね!……って誰に言ってるんだろ私」

穂乃果「疲れてるみたいだし、私もそろそろ寝ようかな。花陽ちゃんだけにするのも心配だし、隣のベッドで……」

ガラッ

穂乃果「お?」

入って来たのは……>>398

えりうみor凛

凛「むっ、こんなところにいた」

穂乃果「凛ちゃん、どうしたの?」

凛「どうしたもこうしたもないよ! いつまでたってもかよちんと穂乃果ちゃんが戻ってこないから心配で探してたの!」

穂乃果「そ、そっか。ごめんね、心配かけちゃって」

凛「……り、凛が心配だったのはかよちんだけだもん! 別に穂乃果ちゃんのことは心配してなかったんだからね!」

穂乃果「え、えぇ~……」

穂乃果(凛ちゃん……最近私に冷たいというか…私のこと敵対視してる? 変だなぁ、私凛ちゃんに嫌われるようなことした覚えないんだけど……)

凛「かよちんは…よかった、気絶したってことりちゃんから聞いてたから不安だったけど……怪我したわけじゃないんだね」

凛「さ、かよちんのことは凛が見ておくから穂乃果ちゃんはさっさと部室に戻るにゃ!」シャー!

穂乃果(き、気になる……私は凛ちゃんにいったい何をしてしまったのか…)

穂乃果「り、凛ちゃん…>>402

穂乃果(直接聞いても教えてくれなさそう……ここはなるべく多く会話して、凛ちゃんが何に対して腹を立てているのか見極めよう!……まずは凛ちゃんのツッコミがもらえそうな話題を出して、話を広げよう!)

穂乃果「り、凛ちゃん……花陽ちゃんの足美味しかったよ!」

穂乃果(ど、どうだ…!?)

凛「……」ビキビキビキ

穂乃果(怒ってらっしゃるうぅぅぅ!?)

凛「…ふふ、穂乃果ちゃん。凛は今とっても怒ってるよ? 何でか分かるかな?」

穂乃果「あわわわ…わ、分かりません!」

凛「そう……まぁ知らないんじゃ仕方ないよね。でも…このままじゃあ凛の怒りが収まらないにゃぁ…」ゴゴゴゴゴゴ

穂乃果「ひいぃっ! ど、どうすればいいの!? どうすれば凛ちゃんはその鬼のような形相をやめてくれるの!?」

凛「…教えてあげるにゃ。それはね>>406

かよちんのことが好きだから

凛「凛が……かよちんのことが好きだから」

穂乃果「……え?」

凛「だから……かよちんの気持ちに気づいてあげてくれれば、凛は怒らないよ」

穂乃果「???」

凛「……もー、ここまで言ったんだから後は自分で考えて! じゃあね!」ガラッ

穂乃果「り、凛ちゃん!? い、意味が分からないよー!」


シーン…


穂乃果(え、えーっと…? とりあえず凛ちゃんは私に対して怒ってると。それで凛ちゃんは花陽ちゃんのことが好き。……これけっこうびっくりだなぁ…。
で、私が花陽ちゃんの気持ちに気づいてあげれば凛ちゃんは怒らない……?)

穂乃果(むむむ……? つまり…どういうこと?)

ガラッ

海未「おや、穂乃果」

穂乃果「あっ、海未ちゃん。…絵里ちゃんも気絶しちゃったんだ……」

海未「…ええ、少しやり過ぎました。というか花陽もそうだったんですか…。…よいしょ」

絵里「……」スー…

穂乃果「……なんで額に露って書いてあるの?」

海未「気にしないであげて下さい」

穂乃果「…そうだ! 海未ちゃん、ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど……」




穂乃果「…というわけで私が花陽ちゃんの気持ちに気づいてあげれば凛ちゃんの怒りが収まるんだって」

海未「……穂乃果、本当にどういうことか分からないんですか?」

穂乃果「うん! さっぱり!」ドン

海未「はあぁ……花陽も凛も可哀想に…。つまり>>409ということですよ」

ほの字

海未「つまり花陽は穂乃果にほの字ということですよ」

穂乃果「? 私の練習着がどうかしたの?」

海未「穂乃果、一回引っ叩いていいですか?」

穂乃果「ええぇ!? なんで!?」

海未「……ま、私の口から言うよりは花陽本人から聞くべきでしょう。明日の朝にでも花陽から聞いて下さい。あなたは私のことをどう思っているのか、と」

穂乃果「んん~?……あれ、それってもしかして…」

海未「では、二人のことは穂乃果に任せますので、一晩自分が花陽のことをどう思っているのかよく考えて下さいね」

穂乃果「う、海未ちゃん!? ほの字ってもしかして…///」

ガチャ…バタン

穂乃果(うわわわわ…/// ど、どうしよう!? こ、こういう時は別のことを考えて気を落ち着けよう!)

穂乃果(…)チラッ

絵里の額『露』

穂乃果「ふっ……くっ……」プルプル

穂乃果(そ、そういえば凛ちゃんも額に猫って描いてあったなぁ……何だったんだろ、あれ……)ウププ…

穂乃果(……ふふ、何だか笑ったら気持ちが落ち着いてきたなぁ)

穂乃果(花陽ちゃんのことをどう思っているか……か)






━━合宿四日目終了



━━合宿五日目、早朝

絵里「はらしょおおおおおぉぉぉ!」ガバッ!

絵里「……あれ? ここ…保健室?」

絵里「確か昨日は肝試ししてて……」


穂乃果「あ、絵里ちゃん。おはよー」

絵里「穂乃果?……それに」

花陽「……」スー…

絵里「花陽……? あれ、昨日何がどうなったんだっけ?」

穂乃果「と、とにかく顔洗ってきなよ。事情は後で説明するから……」プルプル

絵里「む、それもそうね。……で、何で笑い堪えてるの?」

穂乃果「き、気にしないで…早くいってきて……」

絵里「釈然としないけど……わかったわ」スタスタ

ガチャ…バタン

穂乃果「さてと……」

花陽「う、うーん……」ムクッ

穂乃果「!」

花陽「あれぇ? 部室の布団じゃない……まだ夢の中…?」ボーッ

穂乃果「は、花陽ちゃん!」

花陽「あ、穂乃果ちゃん。おはよう……?」ボーッ

穂乃果「き、聞いたよ! 花陽ちゃんの気持ち! それで一晩考えたんだ、私は花陽ちゃんのことをどう思ってるのかって……それで、答えが出たんだ……それは>>414

私は潜在的なかよキチなの

穂乃果「私は潜在的なかよキチなの!」

花陽「かよ……?」

穂乃果「うん! 花陽ちゃんのことを考えるとどうしようもないくらいあれな感じになっちゃうんだと思う! 
ほのキチの治療のためって言って花陽ちゃんの足を舐めたけど……あれもきっと私が心のどこかでそれを望んでいたからなんだと思う!……だから…だから!」

穂乃果「私はきっと……花陽ちゃんのことが好きなの!」

花陽「……」

花陽(これ……夢だよね? 私がいつも想像してることが現実になんて起こるわけないもんね……?)

穂乃果「きっと…なんて、まだあやふやな私の気持ちだけど……花陽ちゃんと一緒に過ごしてその気持ちを確認したいの。だからまずは……」

穂乃果「花陽ちゃんの口から、花陽ちゃんの気持ちを聞かせてほしいな」


花陽(ゆ、夢なんだよね…? で、でも…聞かれてるんだから、ちゃんと答えなきゃ……)

花陽「私の気持ちは…>>418

穂乃果ちゃんとあしぺろっこしたい

花陽(これは夢だもん…だから自分のしたいことをそのまま言ったって、罰は当たらないよね?)

花陽「私は…穂乃果ちゃんとあしぺろっこしたい」

穂乃果「あ、あしぺろっこ…? えーと、じゃあ一応花陽ちゃんもそういうことでいいんだよ…ね?」

花陽「うん。私の気持ちは変わらないよ。穂乃果ちゃんのことが好きで好きでたまらない…ほのキチなんだよ、きっと。だから…えへへ、私のこと、治療してくれないかな?」

穂乃果「……ふふ、じゃあ私のかよキチも治してもらおっかな♪」


花陽「はむっ……ちゅ…んっ……///」ペロペロ

花陽(あれぇ……? 夢だけど舐められる…? ま、まぁいっかなぁ、この際……)

穂乃果「ぺろっ……くちゅ……はぁっ……///」

穂乃果(花陽ちゃんの足……やっぱり癖になる味だなぁ……)




━━保健室の外


>>422「……」

凛(かよちんの恋……実ったんだね)

凛(凛は……ちゃんと喜んであげなきゃ。かよちんの親友なんだから…ちゃんと……)

凛(そうだよ、これですっぱりかよちんのことを諦めることができるんだもん……かよちんにとっても凛にとっても嬉しいことのはずだもん)

凛(だから……凛は笑わなきゃダメなんだよ。笑顔で良かったねって、おめでとうってかよちんに言えるようにならないと……)

凛(穂乃果ちゃんにもかよちんのことよろしくねって言えなきゃダメなんだよ……それに八つ当たりみたいなことしてごめんねって謝らなきゃいけないんだから……)

凛(どっちも笑って……笑顔で……できるように…)ポロッ


凛「う……うぅ……うえぇ……」グスッ


>>425「……凛?」

穂乃果の父

穂乃果の父「……凛?」

凛「……え?」グスッ

穂乃果の父「やっぱりだ、間違いない……μ'sの星空凛さんですよね!? 私大ファンなんです! サイン下さい! あと握手して下さい!」

凛「え……え? な、何で男の人がいるの?……こ、ここ女子高なのに」ブルブル

穂乃果の父「お願いします! 先っぽだけ! 先っぽだけでいいですから!!」ハァハァ

凛「や、やだぁ……誰か…誰か助けて!!」ポロポロ

>>430「はっ!」ドゴッ

穂乃果の父「おぶぁっ!?」

凛「!!」

親父wwww
ksk

穂乃果の父「……」バタッ

ツバサ「大丈夫?」

凛「は、はい……あれ? あなた、たしかA-RISEの……」

ツバサ「うん。綺羅ツバサ、よろしくね、星空凛ちゃん」

凛「り、凛のこと知ってるんですか?」

ツバサ「μ'sはここ最近力をつけてきたグループだからね。ライバルのことはしっかりチェックしてるよ。ま、同業ってことで一つよろしくね」

凛「あ…はい。こちらこそ。あ、ありがとうございました。危ないところを助けていただいて……それでその、何でここに?」

ツバサ「今朝はのんびり散歩してたんだけど……あやしげな男がここに入っていくのを見つけてね。嫌な予感がしたから後をつけてたの」

凛「そ、そうだったんですか……あの、本当にありがとうございました」ペコッ

ツバサ「……大丈夫? そこの男に襲われる前から泣いてたようだったけど…何かあったの?」

凛「えへへ……失恋しちゃっただけです。覚悟はしてたんですけど、やっぱり辛くて……」

ツバサ「そっか……私は凛ちゃんと会ったばかりだからどんな言葉をかけていいか分からないけど…そういう時は仲間に全部吐き出してみたらすっきりするんじゃないかな」

凛「仲間に……」

ツバサ「μ'sってグループは、すごい団結力があることは傍目に見ててもよく分かるよ。きっと凛ちゃんの気持ちも受け止めてくれるだろうから、相談してみなよ」

凛「…そうですよね。ありがとうツバサさん」

ツバサ「……お礼はいいからさ、敬語やめてくれない? 何だかむず痒くて……凛ちゃんも話ずらいでしょ、その話し方」

凛「あ、あはは。やっぱり分かっちゃうかぁ……ありがとう、ツバサちゃん」

ツバサ「ふふ、どういたしまして。それじゃあもう行くね。この男は私が警察に突き出しとくから」ズルズル

穂乃果の父「……」ズルズル


凛「仲間に……かぁ」

>>436「……凛?」

海未

海未「どうしたんですか? 部室にいないと思ったらこんなところに……」

凛「海未ちゃん…えっとね、失恋しちゃったんだ。……今度は、完璧に」

海未「そう、ですか……」

凛「かよちんと穂乃果ちゃんが結ばれたんだ。親友にとっては、嬉しいことだよね。喜ぶことだよね」

海未「……」

凛「だから……泣いちゃダメだよね、ねぇ海未ちゃん? かよちんにも穂乃果ちゃんにも、おめでとうって言えなきゃ何だよね?」

海未「……凛」

凛「泣いてちゃかよちん達が素直に喜べないもんね、だから……だから……笑顔でいなきゃ……」

海未「凛」ギュッ

凛「…ダメ、なんだよね……」

海未「まったくもう…また私の言ったことを忘れたんですか? どんな時も自分の気持ちに素直でいなさい。泣きたい時は、泣いていいんですよ」

凛「……」ポロッ

海未「無理に笑わなくてもいいですよ、ここには私しかいませんから」

凛「うっ……うぇ…うえええぇぇぇぇぇん…」ポロポロ

海未「……」ギュッ

凛「かよちん……かよちいいいん!」ボロボロ



━━部室

ことり「あー、やっと服が着れる。普段当たり前に存在してるものが無くなるとひどく不安になるものなんだね」

にこ「何悟ったようなこと言ってんのよ、自業自得でしょ」

真姫「……」ガクガクガク

希「……」ガクガクガク

にこ「……いつまで怖がってんのよ」

真姫「だだ、だってあれは……」ブルブル

希「まま、間違いなくお化けの仕業……」ブルブル

にこ(さすがに気の毒になってきたわ……そろそろネタばらししてあげよう)

にこ「あのね、あれは……」

バターン!

絵里「はらあああああしょおおおおおお!」

ことり「うわっ、どうしたの絵里ちゃん……ぶはっwww」

にこ「急に扉開けんじゃな……むほっwww」

真姫「え、エリー……それ……」プルプル

希「う、うぷぷ……」プルプル

絵里「いったいどこのどいつよ!? このいやに腹の立つ落書きしてのは!?」

ことり「ぷぷぷ……ドイツじゃなくてロシアだよ絵里ちゃん……」

絵里「黙ってなさい! わざわざ油性で書いてあるところがまた許せないわ!……ここにいるメンバーじゃないのね!?」

「「「う、うん……」」」プルプル

絵里「笑うのやめなさい!…くっ、ならば可能性が高いのは穂乃果か凛ね!」ダッ




━━保健室前


絵里「……むっ! あれは凛と海未……って」


凛「……」ギュッ

海未「……」ギュッ


絵里(だ、抱き合ってる!? ど、どうすればいいの!?)

>>443

1.クールに去る
2.その他

うみりんえりときたか

絵里「コラァ! そこの二人!」

海未「!?」

凛「え、絵里ちゃん!?」

絵里「朝っぱらからなぁ~にイチャイチャしてるのよ! 私は額に屈辱的な落書きされて無性に腹がたっているの! 私の目の前で抱き合うなんて許さないわ!」

海未「え、絵里……私はただ凛を慰めようと…た、他意はありませんよ……///」

凛「う、うん! 凛も海未ちゃんに慰めてもらってただけだもん!……うん///」

絵里「かぁ~、顔赤らめながら言われても何の説得力もないのよ! とっととくっついちまいなさいよこのアベック共がぁ!!」

海未「え、絵里……一度落ち着いて下さい……今のあなたは台詞だけだと誰だか分からないくらいに壊れていますよ」

凛「そ、そうだよ……落書きしたことなら謝るからさ」

絵里「やっぱり凛の仕業なのね!? このネコッパチ!」

凛「ね、ネコッパチ…?」

絵里「あーもう! イライラする! 何もかんもぶち壊したいわ!」

海未「え、絵里……ですから落ち着いて…」

凛「う、うんうん……それに今はあんまり保健室の前で騒じゃダメにゃ…」

絵里(このストレスを発散するには……>>450しかないわ!)

ねぇ、凛?海未より花陽より私のことを好きになっちゃいなさいよ?

絵里(私がこんなに苛ついているのも全ては凛の落書きが元凶!……ならば)

絵里「ねぇ、凛?海未より花陽より私のことを好きになっちゃいなさいよ?」

凛「え……えっ!?」

海未「絵里!? 急に何を……!?」

絵里(凛はまだ揺れている……花陽と海未の間で! そしてそこに私まで入ってくれば凛は間違いなく悩むはず! 悩んで悩んでハゲに苦しむがいいわ!)

凛「え、絵里ちゃんのことを…? う、うーん……」

海未「凛! 絵里は今少しおかしいのです! 言われたことを真に受ける必要はありません!」

絵里(悩め……悩むのよ凛!)

凛「り、凛は……>>454

もう何も考えたくない

凛「凛は……もう何も考えたくないよ!」

海未「!」

凛「かよちんが穂乃果ちゃんのこと好きで、穂乃果ちゃんがかよちんのこと好きで、凛はかよちんのことが好きで、でも凛にとってはかよちんも穂乃果ちゃんも大事な友達で……
そこに海未ちゃんや絵里ちゃんまで入ってきたら……もう何も考えたくないよ!」ダッ!

海未「凛!」


━━


絵里「な、何だか大変なことになってたのね……穂乃果と花陽が好き同士だったなんて…」

海未「そこまではいいんですよ…せっかく凛も気持ちの整理がつきかけていたのに絵里が余計なことを言うから……!」

絵里「ご、ごめん……顔洗う時に額の『露』が目に入って…すごい怒りに襲われたのよ…」

海未「それにしたって異常でしたよ絵里…」

絵里「何だか体からすごいパワーを感じるし…私、激しい怒りによって目覚めたのかもしれないわね……」シュインシュイン…

海未「絵里が何言ってるのか全然分かりませんよ…」







━━なんやかんやで朝は練習出来ませんでした。

今回はここまで。昨日寝落ちしてすいませんでした。

深夜の勢いに任せて書いちゃダメですね。



━━合宿五日目、放課後

絵里「あー、やっと落ちた……」フキフキ

ことり「落としちゃったんだ……面白かったのに」

絵里「額に露って書いてあった私の身にもなってみなさいよ!」

希「え、絵里ち落ち着いて。凛ちゃんの悪戯ならいつものことやん」

真姫「今回のはやけに皮肉が効いてたわね」

にこ「……それで、例によってまた凛がいないみたいなんだけど?」キョロキョロ

絵里 ギクッ

海未「花陽、凛は…?」

花陽「そ、それが放課後になった途端にどこかに走って行っちゃって…声をかける暇もなく…」

海未「そうですか……」

穂乃果(凛ちゃんが怒ってた理由がちゃんと分かったから…謝ろうって思ったのに……)

海未「……花陽、穂乃果、あと絵里。三人に話があります。」


ヒソヒソヒソ…


花陽「え、えぇっ!? け、今朝のアレ見られてたんだ……///」

穂乃果「そっか…凛ちゃんそれで……」

海未「ええ。おそらく色々なことを考え過ぎて頭が混乱して、その原因である私達に会いたくないんでしょう」

絵里「うぅ……元凶は私よね、やっぱり…」

海未「まー、そうですね」

絵里「うぐっ、はっきり言われると辛い……」

穂乃果「心配だな…今朝学校に不審者が出たって噂だし……」

花陽「私も…凛ちゃんと一度しっかりお話したいな」

海未「いずれ分かることですが、今は他のメンバーには伏せておきましょう。ここは私達だけで凛を探し出しましょう」

絵里「……と、いうわけで他のメンバーは残って練習しててね」

「「「どういうわけよ」」」





━━>>466(場所)

凛「……」

パチンコ屋
もしくはゲーセン



━━ゲーセン

凛「……」

リーチダヨ! ピピピピピ…ピ……ドンマイ!

凛「…ちぇっ、全然出ないや」ガタッ

凛「あーあ、次は何しよっかな」ブラブラ

凛(気分転換に練習サボってぶらついてるけど…何だかあんまり楽しくないや)

凛「でも……今は練習には出たくない気分にゃ」

凛(久しぶりのお休みなんだし、たっぷり楽しまなきゃなのになぁ……)

凛「…次は>>469でもしようかな」

クレーンゲーム

凛「クレーンゲームでもしようかな」

チャリン…

凛「うーん……どれを狙おうかな?」

残金:400円

>>472

※物によって取りやすさが変化

1.米俵
2.ランチパック
3.ウォーズマンのフィギュア
4.胸パッド

4

凛「よし……この胸パッドを狙うにゃ!」

凛「チャンスは一回…でもうまい事行くと取りやすい位置に移動するかもしれない…」

凛「凛の残りのお金のことも考えて取るようにしなくちゃね」

凛「……よし! それじゃあいっくにゃー!」

下1コンマ

00~29 GET!
30~69 Miss!
70~89 いい位置に移動した!
90~99 クレーンが折れた!

凛「むむむ……今にゃ!」カチッ

ウィーン…ポロッ…

凛「あ……ああっ!」

凛「うぅ……凛の百円が…」

凛「どうしよう…もうお金はあんまりないし……」

残金:400円

下1コンマ

1.リトライ(狙う物も選択)
米俵、ランチパック、ウォーズマンのフィギュア、胸パッド

2.やめる

凛「も、もうちょっと頑張ってみよ!」チャリン

凛(この胸パッド…使えば凛もナイスバディに! ふふふ…にこちゃんや海未ちゃんの悔しがる顔が目に浮かぶにゃ!)

凛 ハッ

凛(だ、ダメダメ! 凛は今遊びの真っ最中なんだから、遊ぶことだけ考えればいいのにゃ!)

残金:300円

下1コンマ


00~29 GET!
30~69 Miss!
70~89 いい位置に移動した!
90~99 クレーンが折れた!

ウィーン…ガシッ…グググ…

凛(よし、掴んだ! これであとは持ち上げて……)

ボキッ!

凛「!? く、クレーンが折れた……!? 店員さーん!」


店員「はい、何でしょう」

凛「これ見てよ! クレーン折れちゃったにゃ! せっかく取れそうだったのにー!」

店員「た、大変申し訳ございません。こちらの景品は差し上げますので……」

凛「えっ? わーい、ラッキーにゃ!」


━━

海未「……」キョロキョロ

絵里「うみー」

海未「絵里。そっちはどうでした?」

絵里「ダメね、いなかったわ。まったく、どこをほっつき歩いてるんだか」

海未「ふらふらいなくなってしまうところは猫そっくりですね……」

穂乃果「おーい、二人ともー!」

花陽「さ、さっきゲームセンターの人がそれっぽい子を見たって!」

海未・絵里「!」


━━


凛「えへへ、クレーンゲームはできなくなっちゃったけど胸パッドGETにゃー」

凛「さーて、次は何をしようかな?」

残金:300円

>>485

無料の占い(希の変装)

凛「あっ、占い屋さんがある」

凛「! 無料で占ってくれるんだ! これは今の凛には嬉しいところにゃ!」

凛「ちょっと見てもらおーっと」



占い師「……いらっしゃい」

凛(凄い雰囲気のあるお店だなぁ……占い師の人もフードですっぽり覆われて顔が全然見えないや…あれ? でも声はどこかで聞いたことあるような…)

占い師「迷える子羊が今宵も一人…私はそんな誰かを正しき道へと導く者……」

凛「え? 今、夜じゃな…」

占い師「さぁ、何を占いましょうか? あなたが今最も知りたいことを教えてください」

凛(うーん……何だか胡散臭く思えてきたけど…)

凛「>>488かな」

海未ちゃんとの恋愛運、ついでに絵里ちゃんのも

凛「えっと…友達との恋愛運を知りたいです」

占い師「…ふむ、なんて名前の子?」

凛「園田海未って子です。……あ、ついでに絢瀬絵里って子との恋愛運もお願いします」

凛(残念な結果になったけど…かよちんへの気持ちの整理はもうついた。だから今知りたいのは……海未ちゃん…あとおまけに絵里ちゃんとのこと)

凛(海未ちゃんに抱きしめられた時、凄くあったかい気持ちになった……海未ちゃんへどういう感情を持ってるのか自分でも分からないけど…もし、もしそういう感情だとしたら、凛と海未ちゃんはうまくいくのか知りたい……ついでに絵里ちゃんも)

占い師(部室で絵里ち達が話してる内容は聞き取れなかったけど、凛ちゃんが知りたいのは花陽ちゃんでなく海未ちゃんや絵里ちとのこと、か……どうやら吹っ切れることが出来たみたいやね)

占い師(……よし!)

占い師「では占ってしんぜよう。まずは園田海未ちゃんて子から……ヤサイダブルニンニクマシマシ……」ブツブツ

凛(ラーメン…?)

占い師「ジロウ!……よし、結果がでましたよ」

凛「ど、どんな…?」

占い師「>>491

kskst

占い師「色仕掛けが吉、と出ましたよ」

凛「い、色仕掛け…?」

占い師「ええ。積極性をもって相手にガンガン迫るのが関係を進める有効な手のようです」

凛「色仕掛けかぁ……」

凛(り、凛にできるかなぁ……?)

占い師(相手が海未ちゃんとあってはこれくらいやらなきゃ進展しないもんね。…それにしても海未ちゃんは凛ちゃんのことどう思ってるんだろう)

占い師「…では、続けて絢瀬絵里ちゃんとの恋愛運を……ラエマオゼウオカーィデイアスエノンタンノ……」ブツブツ

占い師「ゴッド!……よし、結果がでましたよ」

凛「い、いったいどんな結果が……」

占い師「>>495

繧上@繧上@縺悟柑譫懃噪

占い師「ふむ…わしわしが効果的やね」

凛「え?」

占い師「あっ……あ、あれですよあれ。胸を揉んであげるといい方向に進むかもしれないとあります」

凛「む、胸を揉む!? そんな希ちゃんみたいなことできないにゃ……」

占い師「それなら一緒にランチに誘っちゃえ☆」

凛「ん?」

占い師「おっと……いやあれですよ。放っておけない後輩に胸ドッキドキ!…なシチュエーションを作れば自然とわしわしできるようになるんじゃないかな?と思いまして」

凛「な、なるほど…?」

凛(何言ってるかよく分からないにゃ…)

占い師(絵里ちが凛ちゃんにわしわしかれてるところ見てみたいから思わず言ってしまった……でも新しく恋を始めるなら色んな子と触れ合ってみた方がいい…海未ちゃんだけってよりは絵里ちもいた方がいい気がするから…結果オーライかな?)

凛「うーん…要するに海未ちゃんとも絵里ちゃんとも恋愛運は悪ないってことですか?」

占い師「うん、つまりはそういうことやね。…あ、ですね。二人と多くの時間を過ごすようにすれば自ずと自分の気持ちが見えてくるはずです」

凛「なるほど…ありがとうございました! 何だか心が軽くなったような気がします」

占い師「それはよかったです。……あなたに幸福が訪れんことを」


━━

店員「ああ、その子ならさっき来ましたよ。クレーンが壊れてしまってお詫びに景品をお渡ししまして…店を出た後はあちらの方へ歩いて行きましたよ」

絵里「ありがとうございます。よし、いくわよ三人とも」クルッ


穂乃果「よっ、ほっ」ダッタッ

花陽「穂乃果ちゃんすごい! ランキング上位だよ!」

海未(胸パッド……だ、ダメです! 別に私は胸にコンプレックスなどないではありませんか!……で、でも一度だけ)チャリン

絵里「遊んでるんじゃないわよあんたらー!」


━━


凛「お金を使わずに時間をつぶせたにゃー。さーて、次はなーにをしようかな♪」

>>500

援交

>>499
書き忘れたけど残金は300円で

凛「むぅ…でも思いっきり遊ぼうにももうお金がほとんどないにゃ」

凛「…そういえばエンコーっていうのをやれば楽にお金が手にはいるって聞いたことがあるにゃ」

凛「エンコー……んー、誰かに聞いてみないと意味が分からないなぁ……でも」

凛「エンコーするからお金を下さいって言えば誰かが来てくれるはずにゃ。エンコーの意味はよく分からないけどそんなに大したことじゃないはず……」

凛「そうと決まればさっそくいくにゃー」


━━


絵里「で…何で希は練習抜け出してこんなところで占い屋なんてやってるの?」

希「いやぁ…ウチも凛ちゃんのこと心配になっちゃって……ほら、同じユニットで脚本作りした仲やし?」

海未「それは分かりますが…何故占い屋さんを?」

希「さりげなく凛ちゃんの悩みを聞いてあげようと思って。今日も練習来てなかったし、何かあったんやろ?」

穂乃果「や、やっぱり希ちゃんは鋭いね…うん、ちょっと色々とあって」

花陽「凛ちゃんと話したいんだ……今日の授業の合間とかもすぐどこか行っちゃって話す暇をくれなくて……」

絵里「それで…こっちに来たらしいんだけど凛を見なかった?」

希「うん。さっき話したよ」

海未「何で止めないんですか!?」

希「凛ちゃん、のびのび遊んでるみたいだったから……つい」

穂乃果「え、えぇー……」

絵里「もー、希のバカ! ほら、行くわよ! この近くにいるはずなんだから!」



━━

凛「誰かー、凛とエンコーしませんかー?」

ザワザワザワザワ…

凛(んー? 何だか視線を集めちゃってるにゃ……)

>>505「あの……」

穂乃果母

穂乃果母「あ、あなた星空凛ちゃんよね? μ'sの……」

凛「え? あ、穂乃果ちゃんのお母さん?」

穂乃果母「こんな往来でいったい何を言ってるの……? 援交って…」

凛「えっと…遊ぶためのお金が欲しくて」

穂乃果母「……!」

バチン!

凛「……え?」

穂乃果母「馬鹿言うんじゃないの! あなたみたいな子が援交なんて……もっと自分を大切にしなさい!」

凛「い、痛いにゃ……」グスッ

穂乃果母「何がにゃ、よ! 人のお説教を受ける時はちゃんとした言葉遣いで答えなさい!」

凛「は、はい……」

穂乃果母「どんなにお金が欲しくったって…犯罪だけは犯しちゃダメなのよ……犯罪はね…本人だけじゃなくて周りの人も不幸にするのよ……」ポロポロ

凛「ほ、穂乃果ちゃんのお母さん…?」

穂乃果母「なんで…なんで女子高に侵入なんてしたのよ……」ボロボロ

凛「??」

絵里・海未「凛!」

穂乃果・花陽「凛ちゃん!」

凛「あ……みんな…」







━━そんなこんなで放課後も練習できませんでした。



━━合宿五日目、夜

にこ「あんたらねぇ…どこほっつき歩いてたのよ! 全然練習できなかったじゃない!」

絵里「ご、ごめんごめん。凛探すのにずいぶん手間がかかっちゃって…」

真姫「いつの間にか希もいなくなってるし…こんなんじゃ明後日の文化祭に間に合わないわよ?」

希「ごめんね、黙っていなくなって。明日は練習頑張ろっか」

ことり「もう間に合わない気がむんむんしてるけどね」

海未「まだ何とかなりますよ。……きっと」

にこ「ていうか凛達はどこ行ったのよ!?」

絵里「三人で話してるわよ。色々あったからねぇ、あの子らは」


━━

凛「かよちん……」

花陽「凛ちゃん……その…あのね……」

凛「かよちん……ちょ、ちょっと待ってね」

花陽「?」

凛「すぅ~…はぁ~……よし!」



凛「かよちん、おめでとう!」ニコッ

花陽「り、凛ちゃん…」

凛「えへへ、凛はもう大丈夫。穂乃果ちゃんとずっと仲良くね。…もちろんかよちんのこと大好きなのは変わらないけど…これからは友達として、凛と一緒にいてくれる?」

花陽「うん……うん! ありがとう、凛ちゃん!」

凛「その代わり、凛に恋人ができたらかよちんには先輩としてアドバイスしてほしいにゃー」

花陽「ふふ、私でよければいくらでも」ニコッ

凛「うん!…それから、ごめんね穂乃果ちゃん。勝手に嫉妬して、穂乃果ちゃんに当たっちゃったって」

穂乃果「い、いいよいいよ……私は凛ちゃんの気持ちにも花陽ちゃんの気持ちにも全然気づけなかったんだから……さ」ズーン

凛「ほ、穂乃果ちゃん? なんかすっごくテンション下がってるみたいだけど……」

花陽「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「……女子高に侵入……お父さんが…不審者……私のお父さんが変態……」ブツブツ

花陽「ど、どうしたんだろう?」

凛「うーん……これは何となくだけど慰めても無駄な気がするにゃ」




絵里「おっ、三人とも戻ってきたわね。……穂乃果? 何だか暗いわよ?……ま、まぁいいわ。さて、今日はこの後どうする?」

>>513

1.寝る! 穂乃果ふて寝するよ!
2.その他

2エンコーってなにかを皆に教わろう!

凛(あ、そうだ! エンコーって何かを皆に教わろう!)

凛「ねぇ、みんな。凛、ちょっと聞きたいことがあるだけど…」

「「「?」」」

凛「エンコーってなに?」

「「「!?」」」 ブバッ…

凛「凛ね、それでお金稼げるって聞いたから今日やろうとしたんだけど…穂乃果ちゃんのお母さんに怒られちゃって……」

花陽「や、やろうとしたぁ!? 凛ちゃん、何考えてるの!?」

凛「えー、だって300円しかお小遣いなかったし手っ取り早くお金が欲しいなって」

真姫「あ、あんたねぇ! だからってえ…え…///」

凛「何だかよく分からないけどそんなに大したことじゃないのかなって思ったんだー」

にこ「何でそう思っちゃったのよあんた……」

凛「とにかく、どういうものか教えて欲しいにゃ」

「「「……」」」


海未「こ、これは…誰かが代表して教えましょう。ええ、そうしましょう。私はやりませんが」

希「逃げちゃあかんよ海未ちゃん」

絵里「誰かがしっかり教えてあげないと凛はどこの馬の骨とも知れない人とえっさほいさしてしまうかもしれないわね」

海未(えっさほいさ……?)

穂乃果「だ、誰かことりちゃんに止血&輸血を!!」

真姫「ちょ、何よこの血の海!?」

凛(まだかにゃー……)




絵里「仕方ないわね、肝試しの時のようにあみだくじで代表で教える人を決めましょうか」

下1コンマ

※ことりは瀕死、真姫は治療中

00~16 穂乃果
17~33 海未
34~50 花陽
51~67 絵里
68~84 にこ
85~99 希

絵里「結果は…にこね」

にこ「うぇ!? にこぉ!?」

海未「頼みましたよ、にこ。凛に正しい知識を授けてあげてください」

花陽「頼んだよ、にこちゃん!」

にこ「うへ…責任重大ね」

希「にこっち、妹いるんやろ? 何かを教えるのは得意なんとちがう?」

にこ「妹教えるのとはまたわけがちがうでしょ……凛よ?」

穂乃果「ことりちゃーん!」

真姫「くっ…! このままじゃ失血死してしまうわ!」



凛「何やらことりちゃんが大変なことに…」

にこ「ごほん。さて、凛。にこがあんたに援交について教えてあげるわ」

凛「あっ、うん。よろしくお願いします、にこ先生」ペコリ

にこ「はい、よろしい。援交とは援助交際の略称よ。その意味は……>>521>>523を目的に>>525することなのよ」

女の子

ksk

レズレイプ

にこ「女の子がお金儲けを目的にレズレイプすることなのよ」

凛「女の子がお金儲けを目的に……までは分かるんだけど、レズレイプってなーに?」

にこ「それはね……」ゴニョゴニョ

凛「え、ええぇぇぇぇぇ!?」

にこ「レズっ気のある相手を襲って至福のひと時を味わわせる……骨抜きにされた相手は躊躇なく感謝の気持ちを金額に表し渡してくる。これが援交よ」

凛「り、凛は……何も知らずにすっごく恥ずかしいこと言ってたんだね…///」

にこ「そうよ。今度からは気をつけなさいよ? 下手に援交援交言ってたら逆にあんたが襲われちゃうかもしれないわよ?」

凛「うぅ…/// 分かったにゃ……///」




絵里「…何でちょっと意味変えたの?」

にこ「本来の意味教えたら立ち直れないくらいの羞恥ダメージ受けるんじゃないかと思ってね、あれならまだマシなんじゃないかと思って」

海未(そう変わらない気もするんですが……)

にこ「要はやるのも口にするのも恥ずかしいみたいなイメージがつけばいいかなってね。凛ならそれだけでもう自分からやろうなんて思わないでしょ」

希「さすがにこっちお姉さんやね」

にこ「何よそれ…変な呼び方やめなさいよね」





穂乃果「ことりちゃん! 待って! 逝かないで!」

真姫「もうダメ……間に合わないわ。ことりは血を失いすぎた…これ以上は……」

穂乃果「ことりちゃーーーん!!」





━━合宿五日目終了

今回はここまで。

最後花陽書くの忘れてしまった、反省。



━━合宿最終日、早朝

凛「…んっ」ムクッ

凛「ふああぁ……」

凛「……」ボーッ

凛「……」チラッ

「ハラショオオォォォ……」「オトウサン……グスッ」「オコメ…オコメ……」「ニッコニッコ…ニィィィ…スピー」(寝言)

凛「……今日で合宿も終わりか~。本当にあっという間だったなぁ」

凛(かよちんへの気持ちの決着はついた。あとは……海未ちゃん…ついでに絵里ちゃん)

凛「新しい恋……凛に手に入れることはできるのかな……?」

凛「…あれ、そういえば今日は誰が朝ごはん当番だったっけ?」ゴソゴソつ『合宿のしおり』

凛「えーっと……>>534

ミスった

>>536>>537

にこ

ことり

凛「にこちゃんとことりちゃんかぁ、二人とも料理上手そうだし楽しみにゃー」

絵里「はらしょおおおぉぉぉぉ!」ガバッ!

凛「わっ、絵里ちゃん。お、おはよう…朝起きる時いつもそんななの?」

絵里「おはよう、凛。目覚めの良さならこの世の誰にも負けない自信があるわ」

凛(あんまり自慢にならないと思うにゃ……)

絵里「今日の朝ごはん担当はにことことりだったわね?」

凛「うん。にことことりって何か面白いよね。ことことりって何なんだろうって考えちゃうね」

絵里「……凛、寝起きで頭が働かないのは分かるけど言ってる意味が全然分からないわ」

凛「えー」

絵里「とりあえず他のメンバーを起こして…にことことりがご飯の用意をしている間に残りのメンバーは練習を開始しましょう」

凛「えーっ!? いつも朝ごはん食べてからなのにー!」

絵里「あまりにも時間がないのよ、何と明日には本番なのよ? 一分一秒を惜しまなくちゃ」

凛(気づくの遅すぎるにゃー)

絵里「さて…みんな、起きなさい! ほら、にことことりは朝ごはん当番でしょ?」

にこ「う、うーん…もう食べられないニコー……」

ことり「臨死体験……それを乗り越えた私にもはや恐るるものなど存在しない……全ての百合は我が両手にある…」コオオォォ…

凛(ニコ?…それに…ことりちゃんどうしたんだろう……)



━━

絵里「そんなわけで、みんなお腹減ってるだろうけど時間を無駄にしないためにも練習を始めるわ」

穂乃果「うえぇぇ……パンが食べたい…」

花陽「白いご飯を食べないと力が出ないよぅ……」

真姫「情けないわねぇ」グウゥゥ…

希「ん? 今何か聞こえたような……」

真姫「うるさい!///」

凛「凛もお腹へったよー…」

絵里「みんな頑張りましょう。このままだと明日は一発勝負になってしまうわ」

海未「それはそうだと思いますが…絵里、実は練習以前に大事なことを忘れていると思うんです」

絵里「大事なこと?」

海未「ええ。劇を上演する上でなくてはならない大切なことです」

絵里「…いったい何かしら?」

海未「>>540です」

海未「学校の許可です」

絵里「……あっ」

希「え、絵里ち…? もしかして…まだ許可取ってないの…?」

穂乃果「う、嘘でしょ…? 文化祭明日だよ……?」

凛「絵里ちゃん……?」

絵里「……」

真姫「ちょ、ちょっと…冗談よね?」

花陽「い、今からじゃとても許してもらえないんじゃ……」

絵里「……みんな」



絵里「ごめんなさい!」ドゲザ


「「「バカーーー!!」」」


━━


絵里「そんなこんなで理事長室までやってきたわ」

海未「絵里……あなたが自分で許可を貰うというから一任したのですが…。もしやと思ったら本当に取っていなかったとは…」

希「まさか前日まで忘れてるなんて、さすがに擁護できんよ絵里ち」

凛「うわーん! 絵里ちゃんの大バカー!」

絵里「う、うるさいうるさーい! 練習のスケジュールがカツカツだったんだからそっちに気をとられるのも仕方ないでしょ!?」

真姫「二日もランニングにあてたのはどこの誰だと思ってんのよ!?」

絵里「うぐっ…」

穂乃果「ま、まぁまぁみんな落ち着こうよ。絵里ちゃんだって悪気があったわけじゃないんだし(多分)」

絵里「穂乃果ぁ~……」グスン

花陽「で、でもどうしよう…普通に頼んでもきっと却下されちゃうよね。そもそも題材が官能劇だし……」

絵里「ま、任せて! 私に秘策があるわ! >>546よ!」

理事長をヒロインにする

絵里「理事長をヒロインとして出演させれば許して貰えるはずよ!」

真姫「イミワカンナイ!」

穂乃果「絵里ちゃ~ん…真面目に考えようよぉ…」

絵里「大真面目よ! あのくらいの歳になれば高校生活をよく思い返して思い出に浸っているはず…そこに文化祭の劇に出れるチャンスが降ってわけばかなり嬉しいに違いないわ!」

花陽「そ、それを交換条件に許可を貰うってこと?」

絵里「ええ!」ドヤッ

海未「何でしたり顔を浮かべているんですか! そんなの無理に決まっています!」

希「さすがに…ちょっとなぁ……。そんなことで官能劇をやる許可が貰えるとは思えないね」

凛「それに今から脚本書き直す暇なんてないにゃー」

絵里「やってみなくちゃ分からないわよ!……私達のスクールアイドル活動だって、穂乃果の思いつきから始まったのよ? やる前から諦めてちゃあ何も掴めない。違うかしら?」

穂乃果「絵里ちゃん……そ、そうだよね…やってみなくちゃ分からないよね」

海未「いや穂乃果、ぶれないでください」

絵里「そういうわけで…たのもー!」バァーン!

(((何その入り方!?)))

理事長「あら、絢瀬さん。こんな朝早くから何か用かしら?」

絵里「文化祭で官能劇を上演する許可を頂きに来ました」

理事長「か、官能劇……?」

絵里「今さら…なんて無茶を言ってることは重々承知です。しかし許可を頂けた暁には理事長がヒロインとして出演できる権利を差し上げますよ? どちらにとってもいい話だと思いますがねぇ…」ニヤッ

(((何で上から目線!?)))

理事長「……」ピクッ

(((食いついた!?)))

理事長「ヒロインといったけど…劇の中ではどんな役回りを果たすのかしら?」

絵里「>>549です」

小鳥役

絵里「小鳥役です」

理事長「ことり…? ことりの役を私にくれるってことかしら?」

絵里「いえ、ことりのペットの小鳥役です」

理事長「……それはヒロインと言えるのかしら?」

絵里「登場頻度は間違いなくヒロイン級です。物語上の役割はことりとともに穂乃果と花陽の関係を見守るといった感じですね」

穂乃果(い、意味が分からない……)

花陽(小鳥が私達の関係を見守る……?)

真姫(エリー…やっぱり最近おかしいわよ……)

凛(ていうかそれ台詞ないんじゃ……)

海未(そこにいるだけの置物役がヒロイン……?)

希(脚本どないせぇっちゅうねん……)



絵里「どうでしょう? 上演する許可を頂けますか?」

理事長「……>>552

認められないわ

理事長「……認められないわ」

絵里「なっ…何故です!?」

(((むしろ何故認められると思ったのか……)))

理事長「高校の文化祭でそんな内容の劇ができると思う? 学校へ苦情が殺到することは間違いないし…そもそもそういった申請の締め切りは何日も前に終わっているわ」

絵里「……くっ」

理事長「だいたいあなた達はアイドル研究部に所属してスクールアイドルをやっているじゃない。何で素直にライブをやろうと考えなかったの?
劇なら演劇部に任せておけばいいじゃない。何故得意分野を捨ててまで劇をやろうと思ったの?」

穂乃果(うわぁ……正論の嵐だよ…)

花陽(は、反論のしようがないね…)

真姫(そりゃそうよね。官能劇だもん。なんか久しぶりにまともな人を見た気がするわ)

希(…あれ? そういえばライブしないで劇をやろうって言い出したのは絵里ちやったっけ)

海未(思えば何故絵里がそこまで劇に固執するのか知りませんでした…)

凛(絵里ちゃんが劇をやりたいって言った理由って何だろう?)

絵里「それは>>555だからです」

絵里「演技力の向上を図るためです」

理事長「演技力の向上を? 何故そんなことを…」

絵里「アイドル研究部に籍を置く以上はアイドルと同じことをすべきという考えからです。本物のアイドルにはダンスや歌だけでなく演技力も必要と……部長が言ってました」


穂乃果「あれ、にこちゃんの影響なんだね」ボソボソ

海未「いえ…あれはおそらく……方便です」ボソボソ




絵里(り、理由とか考えたこともなかったわ……ただ面白そうって思っただけなんだけど…こっちの方がそれっぽくていいわよね。正当な理由を聞けば理事長も納得してくれるはず……)

理事長「そう……まぁ理由はともかく劇の上演を認めることはできないわ。さ、もう行きなさい」

絵里(あ、あれえぇぇぇぇ……?)


━━


絵里「これは参ったわね……」

穂乃果「どうしよう…文化祭まであと一日しかないのに…許可が貰えないなんて……」

花陽「うぅ……せっかくいっぱい練習してきたのに」

真姫(そうだったっけ……?)

海未「官能劇という時点で許可を得るのは難しいとは思っていましたが、やはりダメですか…」

凛「凛の昼ドラ知識を活かして凄い台本書いたのにー!」

希「どうしよう…練習不足だけどいつも通りライブした方がいいんかな?」

絵里「そうね…>>558

1.そうしましょう
2.その他

ksk

絵里「…一度ダメだったくらいで、私は諦めないわ」

希「絵里ち…」

絵里「μ'sのファーストライブだってそうだったでしょう? 観客なんてほぼゼロ……そんな崖っぷちからここまでやって来たんじゃない。今諦めたら全部ダメになってしまうわ、そうでしょう、穂乃果?」

穂乃果「絵里ちゃん……」ウルッ

海未「ですから穂乃果……」

凛「μ'sのファーストライブが官能劇と同じ扱いになってるにゃ」

絵里「ともかく! もう一度…たのもー!」

真姫「だから何なのよその掛け声は……」


理事長「はぁ……絢瀬さんはもう少し聞き分けのいい生徒だと思っていたんだけど……」

絵里「お忘れですか? 私があなたに何度はねつけられようと生徒会で廃校を止める活動をできるよう頼み込んだことを」

花陽「え、絵里ちゃんかっこいい……!」

希「今回の頼みは官能劇の上演許可だけどね」


理事長「……」ハァ

理事長「>>562

考えておくわ(するとは言っていないし期日まで返答しないでうやむやにしちゃいましょう)

理事長「考えておくわ(するとは言っていないし期日まで返答しないでうやむやにしちゃいましょう)」

絵里「ほ、本当ですか!?」

理事長「ええ(こう言っておかないと絢瀬さんは引き下がってくれないだろうし…とりあえずの一時しのぎね)」

絵里「では、前向きに検討をお願いします!」

理事長「分かったわ(多分無理よ)」




絵里「やったわねみんな! これで望みが繋がったわ!」

希(うやむやにされた気もするけど……)

海未(あれ以上は譲歩してくれそうにありませんでしたし…ベストだったのかもしれませんね……)

穂乃果「じゃあさっそく練習を……」グ~

穂乃果「あっ……///」

花陽「ふふ、穂乃果ちゃんったら……」キュルルル…

花陽「う、うぅ……///」

真姫「これは朝ご飯にした方がよさそうね。練習に集中できそうにないし」

絵里「仕方ないわね。じゃあ家庭科室に行きましょうか。そろそろ出来上がってる頃だろうし」



━━


ことり「ほぁたああぁぁぁぁ!!」ズバズバズバッ!

にこ(手刀を包丁代りに……!? ことりにいったい何があったの!?)

ことり「死線を超えた私に出来ないことはないよ……にこちゃん」コオォォ…

にこ「な…あんた今にこの心を……!?」

ことり「コツを掴めば簡単だよ……で、今日の朝ごはん何作ってるんだっけ?」

にこ「何を目指して切ってたのよ今……>>565でしょ」

クサヤの干物ほか普通のラインナップ

にこ「クサヤの干物に、ほかは普通の和食ラインナップでしょ」

ことり「おっとそうだったね……ちなみに私が斬ったのは味噌汁用の大根だったようだね…」

にこ「いや見てたから分かるけど……味噌汁はにこが作るからことりはくさやお願いね」

ことり「御意……」




ことり「うえぇぇぇぇん! これすっごい臭いだよにこちゃーん!」

にこ「くさやなんだから当然でしょ。…あれ、いつの間にか劇画タッチじゃなくなってるわね」

ことり「にこちゃんが何いってるのか分からないよ~!」



ガラッ

絵里「おっ、今出来上がったところ?」

にこ「あら、丁度いいところに。しっかり練習してきたんでしょうね?」

「「「……いただきまーす」」」

にこ「ちょっと! 練習したのよね!? 文化祭明日だってこと忘れてないわよね!?」



━━朝飯後

穂乃果「うーん、美味しかったね! 私としてはパンも食べたかったけど、たまには和食もいいね」

花陽「うんうん。朝はやっぱりご飯だよ、パンじゃお腹空いちゃうもん」

穂乃果「そうかなぁ? 和食もいいけどやっぱり私はパン派だなぁ」

花陽「えー、絶対ご飯の方がいいと思うな」

穂乃果「いやいや朝といったらパンでしょー」

花陽「……むむ、いくら恋人同士とはいえこれは譲れないよ穂乃果ちゃん」

穂乃果「ふふ……私も同じだよ花陽ちゃん」

花陽・穂乃果「……」バチバチ…

ことり「二人の間で火花が散ってるね……」

にこ「くだらないことでケンカするんじゃないっての」

穂乃果・花陽「くだらなくなんかないよ!!」

にこ「うっ…! ご、ごめん」

凛「ふふ、二人とも仲良しさんにゃー」

海未(すっかり元通りですね。よかった……)

にこ「それにしても…まぁだ許可取ってなかったなんてね」ギロッ

絵里「うぅ……で、でもちゃんと考えるって言って貰えたわ! 問題はないわよ!」

真姫「あくまで考える、だからね」

希「ま、今は上演できることを信じて練習するしかないね」

絵里「そうよそうよ! さぁ、ご飯も食べたことだし張り切って……」

海未「絵里…実はもう一つやっておかなければならないことがあります」

絵里「くっ…! なに?」

海未「>>570です」

1.小道具作り
2.その他

1

海未「劇で使う小道具作りです」

絵里「あぁ……忘れてた……」

にこ「思えば…まだ一個も作ってないわね」

真姫「朝の残りだけじゃ間に合いそうにないわね。お昼休みの時間も使わなきゃ」

希「そうやね。リリホワ組だけじゃとても作りきれないから、みんなも協力してくれる?」

穂乃果「もちろん!…一時休戦といこうか、花陽ちゃん」

花陽「分かったよ…。ところでどんな小道具が必要なんだっけ?」

ことり「細かい物はともかく…とりあえず絶対に必要な物だけは作っておかなきゃね」

凛「えーっと……>>572-574あたりはなくてはならない物かなぁ」

凛「鞭と蝋燭と手錠はいるかなぁ…」

絵里「まずその三つなのね……」

希「後半のクライマックスシーンで使う大切な道具やからね」

海未「あのシーンはこの劇の象徴ともいえる大事なところですから、市販の物で妥協することは許されませんね」

穂乃果「えぇ~、鞭とか蝋燭ってどうやって作るの?」

花陽「うーん……色々調べてみないと分からないね」

ことり「あのシーンかぁ……うふふ、早く撮影したいなぁ…」ダラ…

にこ「涎垂れてるわよ」

真姫「OK、材料は私が用意するわ。早く作って練習しましょ」

絵里「それじゃあ重点的にユニット毎に小道具一つ作りましょう。そっちの方が早く終わると思うから」

「「「おおー!」」」

凛(おっ、ラッキーにゃ……)



━━


海未「私達は鞭ですか。叩かれても痛くない感じの物…と指定してありますね」

希「あ、それウチが書いたんやった」

海未「どうやって作るんですかこれ……」

希「まずは素材を集めないと……ウチが持ってくるからちょっと待ってて」タタッ

希(凛ちゃん、ファイトやで!)





海未「いったい何で鞭を作る気なんでしょうか……?」

凛(は、図らずも海未ちゃんと二人きりになっちゃったにゃ…占いで言われたことが本当なら色仕掛けをすれば仲が進むはずなんだけど……)

凛(うぅ……い、色仕掛けってどうやればいいの!?///)

海未(? 凛が何やら頭を抱えていますね…)

凛(えーい、行動あるのみ! >>580してみよう!)

ほっぺにチュー

凛「……」ガタッ

海未「凛? どうかしましたか? 何やら思い悩んでいるように見えましたが…」

凛「……」スタスタ

海未「? あの、何か話してくれませんか?」

凛「……」ピタッ

海未「り、凛? な、何故私の目の前で立ち止まって……」

凛「海未ちゃん。これから凛ね、多分海未ちゃんが嫌がることする」

海未「……はい?」

凛「だから、先に謝っておくね。ごめん」

チュッ


海未「……」

海未「!?///」

凛「えへへ…し、しちゃった……///」

海未「ちょ、え、ええぇぇ!?/// な…な…え…ええぇ!?///」

凛「は、恥ずかしかったにゃ……し、心臓飛び出しそうだった……///」

海未(え……え? り、凛が今私の頬にくちづけを……何なんですかこの状況は!? 以前へそにされた時と違って凛の顔が真っ赤ですし……冗談や悪戯ではないんでしょうか…?)

凛「う、海未ちゃん…ごめんね。急にこんなことして。でもね…凛、どうしても自分の思いを知りたくて……」

海未(思いを、知る…?)

凛「う、海未ちゃん…怒ってる?」

海未(わ、訳が分かりませんが……とりあえず何か答えなくては……)

海未「>>583

びっくりしました

海未「び、びっくりしましたよ。急にあんなことしてくるものですから……///」

凛「お、怒ってはないんだね…?」

海未「え、ええ…一応」

凛「そっかぁ、良かった……」

海未(…それにきても何故急に? 自分の気持ちを知るためとはいったい……)

凛(海未ちゃん…とりあえず嫌がってはいないみたい。どうしよう、もう少し色仕掛けしてみようかな?……色仕掛けってこれであってるよね?)

>>585

1.色仕掛け(?)続行
2.小道具作りに集中
3.その他

凛(よーし、せっかくだからもっと攻めてみるにゃ!)

凛(むむ……今度はどんな手を使おうかな?)

>>587

うなじなめてから耳たぶはむはむ

「……」

困惑の残った表情を浮かべている海未ちゃんの後ろへ凛は移動する。
普段から見ているその長くて艶やかな髪は後ろから見てもとっても綺麗だった。

「り、凛?」

海未ちゃんがますます混乱した声をあげる。
凛がさっきほっぺにキスしたから凛のことが少し分からなくなってるみたい。
その声を聞かなかったことにして、海未ちゃんの滑らかな髪を持ち上げ、首筋を露出させる。

「り、凛!? な、何を……」

海未ちゃんが凛から距離をとろうとする前に、凛は海未ちゃんのうなじに舌を押しつける。

「ひゃ! り、凛! 急に何をするんで……あっ///」

怒り出しそうになった海未ちゃんを静かにさせるため、凛は舌をうまく使ってうなじに這わせる。

「ぺろっ……んっ……海未ちゃんのうなじ、とってもおいしいにゃ」

「な、何を言って……ぁんっ///」

ゆっくりと何度も何度も舌を行き来させるうちに、海未ちゃんも感じてきたみたい。
このままでもいいんだけど……
でも……凛はもっと海未ちゃんを感じたい。

「はむっ」

「んんっ!? り……あぁっ!///」

だから、海未ちゃんの耳たぶに甘噛みしてみる。
海未ちゃんが声をあげると同時、柔らかい感触が口の中に広がる。
普段の態度からは考えられない、あられのないその声がスパイスになって、味なんてないはずなのに今まで食べたどんな物よりも美味しい気がした。

「んっ…海未ちゃん、耳たぶもおいしいにゃー」

「ぁうっ……んっ……り、凛!/// いい加減にしないと……んくっ…///」

海未ちゃんは顔を沸騰しそうなくらいに真っ赤にしても、凛に抗議しているみたい。

んー…このままだと怒られちゃいそうだなぁ……どうしようかな…


下1コンマ

49以下 続ける
50以上 やめる

凛(これ以上は本気で怒られそうだし、やめよう!)パッ

海未「はぁ…はぁ……や、やっとやめてくれましたか……///」

凛「急にごめんね、海未ちゃん」

海未「な、何故いきなりこんなことを……」

海未(し、しかし何ででしょう……。もう少しやられても良かったなんて思ってしまっています……///)

凛「えへへ、占いに従ったまでにゃー」

海未「占い…?」

凛(ちょっとだけ分かった気がするにゃ……凛は海未ちゃんのことどう思ってるのか)

ガチャ
希「ごめん、遅くなって。材料用意したしさっそく作り始めよっか」

海未「は、はい……///」

凛「おー、にゃ!」

希(なかなかやるね凛ちゃん……これは昼休みも楽しみやなぁ)



━━お昼休み

真姫「お昼休み返上して小道具作り……ああ、お腹減ったわ…」カチャカチャ

にこ「だいたい何で手錠まで手作りすんのよ……」カチャカチャ

絵里「そういえば……何でかしら?」カチャカチャ


ダダダダダッ

凛「絵里ちゃん!」

絵里「あら、凛。小道具作り終わったの?」

凛「あ、うん。叩かれると凄い音が出るけど痛みは全く感じない鞭が出来たよ!」

真姫・にこ(何で出来てんのよそれ……)

凛「あっ、でもその話じゃなくて……」

絵里「?」

凛(占い師さんが言ってたとおりならお昼ご飯に誘ってわしわしするといいらしいんだよね……)

凛「一緒にお昼食べない?」

絵里「いいけど…珍しいわね、凛が私を誘うなんて。どういう風の吹き回し?」

凛「たまにはいーじゃん! >>592で一緒に食べよーよ!」

ファミレス

凛「ファミレスで一緒に食べよ!」

絵里「え、外まで出るの? それ校則違反じゃ……」

凛「いいからいいからー、たまにはたまにはー」グイグイ

絵里「も、もう! 分かったから引っ張らないで!」


ガチャ…バタン!

真姫「……行っちゃったわよエリー」

にこ「生徒会長なのに…ばれても知らないわよまったく」




━━ファミレス『トランクス』

凛「うーん、お昼に外で食べるというこの背徳感……」

絵里「もう……食べ終わったらすぐに戻るからね?」

凛「はーい」

絵里(とはいえ……たしかにこのイケナイことをしてる感じはなかなか…)ドキドキ

店員「いらっしゃいませ! ご注文はお決まりでしょうか?」

凛「えーと…凛は>>595

絵里「私は>>596で」

お子様ランチ

ニンニク、赤唐辛子、ベーコン、パスタ全てマシマシのペペロンチーノ

凛「凛はお子様ランチ!」

絵里「……ふふっ」

凛「むっ、何で笑うの絵里ちゃん?」

絵里「ごめんごめん。てっきりラーメン頼むのかと思ったら、意外と可愛いの頼むだからついね」

凛「むーっ、凛ばかにされてる?」

絵里「そんなことないわよ。自分に素直な凛らしくていいと思うわ。あ、私はニンニク、赤唐辛子、ベーコン、パスタ全てマシマシのペペロンチーノで」

店員「重すぎる……!! 重すぎるんですよそれは……!!」

絵里「はい?」

店員「あ、いえ。かしこまりましたー」


━━


凛「うーん、おいしいにゃ。ご飯に刺さってる旗もかっこいいにゃー」モグモグ

絵里「何の模様かしらねそれ。星が7つ描いてあるけど……」モグモグ

凛「凛にはよく分からないにゃ。…ごちそうさまー」

絵里「まぁそうよね。……ごちそうさま。私、お手洗いに行ってくるからちょっと待っててね」

凛「了解にゃー。……はっ」

凛(わ、わしわしするのすっかり忘れてた! い、今しかチャンスはないにゃ!)ガタッ

絵里「ん? どうしたの凛?」

凛「絵里ちゃん、後で謝るにゃー! おりゃあぁぁぁぁぁ!」ワシワシワシワシ

絵里「!? いやあぁぁぁぁぁ!?///」

ザワザワザワ… 

絵里「凛ー! いきなり何するのよ!?」

凛「占いに従ったまでにゃ!」

絵里「はあぁぁ!?」

凛「凛は自分の気持ちを知りたいだけなの!…で、どうだった絵里ちゃん?」

絵里「何がよ!?」

凛「わしわしの感想にゃー。希ちゃんと比べてどうだったかな?」ワクワク

絵里(くっ……もしかして私…舐められてる!? たしかに最近失態続きだったのは事実…ここは先輩らしくビシッと言ってやりましょう!)

絵里「凛…>>598

まったくなってないわ!

絵里「まったくなってないわ!」

凛「え」

絵里「揉む時の力加減も角度も手首のスナップもダメダメよ! まず……」クドクド

凛(え、えぇー…冗談で言ったのに真面目なお説教が始まっちゃった……。というか希ちゃんて手首のスナップ効かせて揉んでたの?)

絵里「凛! 聞いてる!?」

凛「あ、うん」

絵里(ふふ…私のお説教ですっかり縮こまってしまったようね。最近調子に乗りすぎていた罰よ!)

凛(絵里ちゃんのことが時々分からなくなるにゃ……)


コソコソ
希(まだまだ甘いんよ、凛ちゃんのわしわしは……)






━━そして……放課後

凛(海未ちゃんや絵里ちゃんと一緒にわちゃわちゃしてみて分かったにゃ……)

凛(凛が海未ちゃんに抱いてる感情は>>601で、絵里ちゃんのことは>>603だと思ってるって)

愛してる

愛すべき

凛(凛は海未ちゃんのことを愛していて……絵里ちゃんのことを愛すべき真面目なポンコツ先輩だと思ってるって)

凛(伝えなきゃ……凛の気持ち)

凛(絵里ちゃんはともかく……海未ちゃんに好きだって言わなきゃ)

凛(自分の気持ちに正直でいる、そうだよね…海未ちゃん)



━━



ガチャ

海未「凛、どうしたんですか。突然こんなところに呼び出して。早く劇の練習を……」

凛「海未ちゃん…凛ね、海未ちゃんには本当に感謝してるんだ。ありがとう」

海未「? どうしたんですかいきなり」

凛「海未ちゃんが支えてくれていなかったら、多分まだかよちんと穂乃果ちゃんのことを認めてあげられなかったと思うんだ」

海未「…なんだ、そんなことですか」

凛「そ、そんなことって! 凛にとってはすっごく大きなことなんだよ!?」

海未「いいえ、そんなことです。私は少し背中を支えてあげただけ。花陽と穂乃果のことを応援しようと思えるようになったのは……すべては凛の友人を気遣うことのできる優しい心のおかげですよ」

凛「むぅ…少しくらいは感謝させて欲しいにゃ」

海未「それならさっきのありがとうで十分ですよ。さぁ、話が終わったなら部室へ行きましょう」

凛(やっぱりイケメンだにゃ……もしかすると、こういうところを好きになっちゃったのかもなぁ…)


凛「海未ちゃん。凛ね、海未ちゃんのことが好きなんだ。恋愛的な意味で」

海未「はいはい、私も好きですよ。……ん?……! れ、れ!? 恋愛的な意味!?」

凛「うん。自分の正直な気持ち、伝えたよ。海未ちゃんの気持ちも教えて欲しいな」

海未「わ…わわわ、私の気持ち……!?///」

凛「凛のこと、どう思ってるの?」

海未「うっ…ご、ごまかせそうにはありませんね…」

凛「ひ、ひどいにゃ! 凛には散々言っといて!」

海未「じ、自分の身にこんな状況がやってくるとは思わなかったんです!……わ、わかりましたよ! 私の気持ちも正直に伝えます!」

海未「>>606です!」

大好き

海未「大好きですよ! 私も凛のことが好きで好きでたまりません!」

凛「う、海未ちゃん……」

海未「いつもは元気いっぱいなのに落ち込むとしおらしくなるところとか! 女の子らしくないところを気にしてるけど、実は一番乙女なところとか! 好きな物に迷わずラーメンをあげる飾り気のないところとか!」

凛「う、海未ちゃん……?」

海未「語尾ににゃーにゃーつけてるところとか! 微妙に毒舌っぽいところとか! それから、それから……!」

凛「海未ちゃん!」ギュッ

海未「!」

凛「十分伝わったよ。海未ちゃんが凛のこと好きなんだってこと」

海未「そうですか…こ、こういったことには慣れていないので…どうすればいいのか分からなくてですね…その…」

凛「ふふーん、恋の先輩として教えてあげるにゃー。そういう時はね、今の気持ちをそのまま口にしてみればいいのにゃ!」

海未「……ふふっ。それ、ほとんど私のアドバイスそのままじゃないですか?」

凛「あぅ…ば、ばれたにゃ…」

海未「でも、そうですね…今の私の気持ちは……」ギュウッ

凛「う、海未ちゃん…ちょっと苦しいにゃ……」

海未「今は私の顔を見ないでください。きっと酷い顔になっていますから」

ポロッ…ポロッ…

凛「! 海未ちゃ…」

海未「すごく…すごく幸せな気持ちなのに、涙が溢れてきてしまって……どうすればいいのか分からなくて…困惑しています」

凛「……ふふ、先輩からのアドバイス、その二にゃ!」

グイッ

海未「ひゃ…り……」


チュッ…


凛「思うがままに動くべし、にゃ!」ニコッ

海未「……もう、それも私のアドバイスじゃないですか」ニコッ



━━部室

絵里「おっ、来たわね。凛、海未」

希「珍しく遅かったね二人とも」

凛「えへへ、とっても嬉しいことがあったんだ」

真姫「嬉しいこと?」

凛「まだ秘密!…ねぇ、かよちん。今度、色々相談に乗ってほしいにゃ」

花陽「! うん、もちろん!」

海未「穂乃果、実は私も……///」

穂乃果「へ? 何の?」

ことり「さすがは穂乃果ちゃんだね。二人の様子を見てもまだ気づかないとはね」

穂乃果「な、何が……?」

にこ「あんたはもう考えなくていいわよ……それより、文化祭までの最後の放課後よ。さっさと練習始めましょ」

真姫「そうね。凛と海未の関係についてはあとで言及するとして…今は練習に集中しましょう」

海未「べ、別に言及しなくてもいいじゃないですか!///」

凛「凛は別にいいけど…」

海未「え、えぇ!?」

希「……海未ちゃんも、花陽ちゃんとは違った意味で苦労しそうやね」

凛・穂乃果「どういう意味?」

ことり(この先色々と捗りそうだなぁ……)

絵里「はいはい、お喋りはそこまで。そろそろ練習始めるわよー」

凛「了解にゃ! 愛すべき真面目なポンコツ先輩!」

絵里「あん?」

花陽「で、でもまだまだ練習不足だけど……間に合うかなぁ?」

穂乃果「うーん…よし! 今日は徹夜でやろう!」

真姫「はぁ!?」

絵里「たしかに……それくらいやらないととても間に合わないわね」

ことり「徹夜かぁ……」ジュルリ…

にこ「あんたは何を想像してんのよ…」

凛「楽しそうにゃ! 小道具もできたし、あとは練習あるのみだもんね!」

海未「体力的にはきつそうですが…仕方ありませんかね」

穂乃果「よっし! じゃあ文化祭に向けて……頑張ろう!」

「「「おー!」」」







━━しかしμ'sの劇が文化祭で上演されることはなかった。学校側への申請を怠ったアイドル研究部は、続く文化祭当日、当然のごとく上演を却下された。




~FIN~


━━あれから10日後、部室

希「はぁ~…結局文化祭で上演は出来なかったかー。残念やね」

絵里「仕方ないわよ。申請を忘れてしまった以上はね」

希(忘れたん絵里ちやん…なんてツッコミはしちゃダメなんやろうなぁ……)

絵里「片し終えてない小道具を整理しちゃわなきゃね。……お? これは……」


『音ノ木坂学院アイドル研究部 官能劇【禁断の果実】 撮影・編集 南ことり』


絵里「ことり…こんなの作ってたのね」

希「せっかく練習したのに何も残らないのはさみしいもんね。ちょっと見てみない?」

絵里「そうね、一応私も出演したんだし」




ウィーン…


ジャーン!
~禁断の果実~




穂乃果(ナレーション)『私、高坂穂乃果、16歳! 今、私大ピンチなの! 何と……』

穂乃果『はぁ?……働きたくない……』

穂乃果(ナレーション)『高校を中退して、ニートになっちゃったの!』

穂乃果『あ?あ…今日はvipのスレでも荒らそうかなー…っと』 カタカタ

ガチャ

真姫『もう、お姉ちゃん? いつまでも引きこもってないでたまには外の空気吸ってきなよ』

穂乃果『えぇ~? 私にはまだ齧る脛があるもーん』ゴロゴロ

真姫『もう……いい加減にしないと私怒っちゃうからね?』

穂乃果『へへーん、真姫に怒られたって恐くも何ともないもん。…こうすれば』ゴセンマンビンタ

真姫『きゃあ!?/// な、なにすんのよ!』

穂乃果『おっ? 今赤くなったね? お金で叩かれて快感を覚えちゃうなんて真姫は本当に変態さんだね?』

真姫『あ、あうぅ……///』ヨジヨジ

穂乃果『ふふ、こんな変態さんな妹をもってお姉ちゃん哀しいなぁ……』クイッ

真姫『や、やめてよ…お姉ちゃん…///』ススッ

穂乃果『本当にやめて欲しいの? それならもっと抵抗しなよ、真姫』ガシッ

真姫『い、痛い! お、お姉ちゃん……やめて…』

穂乃果『ざーんねん。やめないよ』チュッ

真姫『!?///』

穂乃果『ふふ、実の姉にキスされて赤くなる。これで真姫はますます変態さんに近づいたね』

真姫『ち、違う! 私は……』

穂乃果『……本当は私にどうして欲しいの? ねぇ、真姫?』

真姫『そのお金で……家の借金5000万をどうにかしてほしいです』ウルッ

穂乃果『…あぁん?』

真姫『お姉ちゃん…そのお金自分のためにしか使わないじゃない! お母さんが死んで…お父さんが蒸発して……私がどんなに苦しい思いでいたか分かる!?』

穂乃果『……』

真姫『もう嫌! 私この家から出て行くから! 自分のことは自分で何とかしなさいよ!』タタッ

穂乃果『…ふん。いいもん。私にはまだ花陽ちゃんとことりちゃんがいるもん』




━━小泉家

花陽(ナレーション)『わ、私の名前は小泉花陽、15歳です』

花陽(ナレーション)『今年で幼馴染の穂乃果ちゃんとことりちゃんと同じ高校に入学したのですが…』

花陽(ナレーション)『なんと穂乃果ちゃんが高校を中退してしまったそうなのです!』

花陽(ナレーション)『今日はそんな穂乃果ちゃんのことが心配なので、様子を見に行こうと思っています』


絵里『お姉ちゃーん』

花陽『絵里、どうしたの?』

絵里『どこかにお出かけ? それならついでにペリメニの材料買ってきてくれない?』

花陽『うん、いいよ。ふふ、絵里は本当にロシアの料理が好きだよね』

絵里『ロシア料理じゃなくてロシアが好きなんだよ』

花陽『そ、そっか』

絵里『ストリートファイターやる時も私はザンギエフしか使わないほどの通っぷりだからね』ドヤァ…

花陽『そ、そっか……とにかく行ってくるね』チュッ

絵里『うん、いってらっしゃい』チュッ

花陽『穂乃果ちゃん、しばらく会ってないから心配で色々持ってきちゃった。でもお金があれば穂乃果ちゃんも喜んでくれるよね』スッ

花陽『私もそんなに余裕があるわけじゃないけど…穂乃果ちゃんの家、すごく借金があるって聞いたことがあるし……高校を中退したのもそれが理由なのかもしれないし……』

花陽『と、とにかく少ないながらも無利子で貸してあげれば穂乃果ちゃんも喜んでくれるよね』

花陽(心情)『……自分にも余裕がないのは分かってる。自分の病気の治療にお金を当てなきゃいけないことは、ちゃんとわかってる。でも私は……穂乃果ちゃんのことが好き。だから……』

花陽『…はっ! いつの間にか家の前まで来ちゃった…』

真姫『……!』ダダッ

花陽『あれ、今の…真姫ちゃん?』


━━高坂家

穂乃果『いやー、よく来てくれたね花陽ちゃん!』

花陽『ひ、久しぶり。けっこう元気そうだね』

穂乃果『いつでも元気なのが私の取り柄だからねー』

花陽『そっか…そうだね。あ、お手洗い借りていい?』カタッ

穂乃果『どうぞどうぞ』





穂乃果『…うひひ、それじゃあ花陽ちゃんの荷物を拝見と』ゴソゴソ

穂乃果『財布はっけーん! おお、けっこう持ってるじゃん!』ヒラッ

穂乃果『ん? 病院の診察券? おっ、よく見たらカバンの中に診断書も入ってる。病院行った帰りに来たのか?』

穂乃果『!? は、花陽ちゃんが急性白血病!?』

スタスタスタ…

穂乃果『や、やばいやばいやばい!』ガサガサ

ガチャ

花陽『ありがとう、穂乃果ちゃん。……あれ、どうしたの?』

穂乃果『な、ななな、何でもないよ!』

花陽『そ、そう? それならいいけど……。それでね、私が今日穂乃果ちゃんの家に来たのは…』

穂乃果『な、何?』

穂乃果(心情)『病気のこと、だよね?』

花陽『これ、受け取って』スッ

穂乃果『……え? こ、こんな大金受け取れないよ!』

花陽『あ、いやあげるわけじゃなくてね…色々大変だろうから貸してあげようと思って』

穂乃果『そ、そっか……それじゃあありがたく』スッ

花陽『うん。それから…何かあったらすぐに相談してね。私達、友達なんだから』

穂乃果『……う、うん』

花陽『それじゃあ、今日はこれで』スタスタ

穂乃果『……』

穂乃果(心情)『何かあったら……って、花陽ちゃんの方じゃん。私には相談してくれないの…?』

穂乃果(心情)『それに病気の治療にお金かかるだろうに…私に貸してくれて……』

穂乃果(心情)『でも……それを何も言わずに受け入れて、花陽ちゃんに何も聞けない。自分が……嫌になっちゃうなぁ』

穂乃果『……こんな私に花陽ちゃんのことを好きになる資格なんて、あるわけないよね……』

━━近所の公園

真姫『なによ……お姉ちゃんのバカ……私がどれだけお姉ちゃんのこと気にかけてるかも知らないで…』キィ…キィ…

真姫『……はぁ、寒いな、ここ』


にこ『……』スタスタ

にこ(心情)『ん? 何よあの子。にこの特等席に許可も取らずに座っちゃって……』

真姫『……』ハァ…

にこ『……!』ドキッ

にこ(心情)『ふ、ふん! 少しくらいなら話聞いてあげようかしら』

にこ『ちょっと、そこのあんた』

真姫『え…?』





にこ『…なるほどねぇ』

真姫『はい……思わず家を飛び出してきちゃったけど…行く宛もないし、やっぱりお姉ちゃんのところに戻ろうと思います。すいません、見ず知らずの方にこんな話をしてしまって』ペコッ

にこ『い、いいわよ別に』

にこ(心情)『やばい……このままだと帰られちゃう!……そうだ!』

にこ『う、うちで休んできなさいよ』

真姫『え……で、でも』

にこ『一度そのお姉ちゃんと離れてよく考えてみなさいよ。自分の本当の気持ちはどうなのか』

真姫『私の本当の気持ち……でもやっぱり会ったばかりの人の家にお邪魔するのはちょっと…』

にこ『はぁ……変に畏まらなくてもいいっての。人の善意は素直に受け取りなさい。それとも…私ってそんなに信用ならない?』

真姫『い、いえ…そ、そういうわけじゃないですけど……』

にこ『なら早く行きましょ、ほらこっちよ』スタスタ

真姫『は……はい』タタッ

━━にこの家


にこ『さて、せっかく来たんだからただぼーっとしてるのも芸がないわね。何かしましょ』

真姫『な、何かって……?』

にこ『……そうね、ポッキーゲームとかかしら』

真姫『!?』

にこ『ポッキーなら私が用意したから……さぁ』ハムッ

真姫『ま、待ってください! 何でそんなことを……』

にこ『ふががふが、ふがふがが』ジリ…ジリ…

真姫『な、何言ってるかさっぱりわかりません! や、やめて……』ウルッ

にこ『……』 ドンッ!

真姫『きゃ! な、何を……』

にこ『……』グイグイッ

真姫『い、いや……助けて……』

にこ『……』グイッ

真姫『んむっ!?』

にこ『……』サクサクサクサクサク

真姫『ひゃ……やだあぁぁぁ!』

にこ『……』ピタッ…

真姫『ふぇ……?』

真姫(心情)『止まった……? よ、よかっ……』

にこ『……!』サクサクサクサク!

真姫『!!』

にこ『……』スッ…

チュッ

今回はここまで。

要するに続きを全然考えてません。

にこ『ちゅぱっ……ちゅ……ふっ……』

真姫『んっ……やっ…いやっ……』

にこ『れろっ……ンッ……ちゅむ……』

真姫『ぁっ……ぅ……んっ……///』

にこ『んっ……ぷはっ。ふふ、どう? そろそろ感じてきたかしら? 私のくちづけを受けて虜にならなかった者なんて存在しないわ、あなたもそうでしょう?』

真姫『はぁっ……はっ……ぅうっ…///』

にこ『ま、答えなくてもその真っ赤な顔見れば分かるってものよね。……ねぇ、あなた私のペットにならない?』

真姫『!? な、何を言って……』

にこ『私ね、あなたのことを好きになっちゃったみたい。本当はすごく弱いくせに、それを知られるのが怖いから常に強がって見せている……こんなにそそる子には初めて会ったわ』ツッ…

真姫『わ、私は弱くなんてない! 天才美少女マッキーなんだから!』

にこ『そう?』モミッ

真姫『んっ!?…あッ///』

にこ『ちょっと胸揉まれたくらいでこんなに感じちゃう子が強い? 笑わせるわね』モミモミ

真姫『ぁあっ…うっ…くぅっ///』

にこ『正直になりなさいよ。気持ち良くて仕方ないんでしょ? あなたが一度首を縦に振れば、私は最高の快感をプレゼントしてあげる。……さぁ、どうする?』ツウゥゥ…

真姫『わたし……は……』

にこ(心情)『ふん、聞く必要なんてないだろうけどね。私のテクニックで堕ちなかった女なんて誰一人いない。この子もすぐにだらしない顔でご褒美をねだるようになるわ』

真姫『私は……お姉ちゃんと一緒にいたい』

にこ『……え?』

真姫『どんなにダメな姉でも…私の家族だもん……私が側にいてあげなきゃいけないから…だから!』ドンッ

にこ『ぐっ…』

真姫『私にはこんなところにいる暇なんてないのよ! 悪いけど帰らせてもらうわ、この淫乱ツインテール!』ダダッ

ガチャ…バタン!

にこ『……ふふ』

にこ『ますます惚れちゃったわぁ……どんな手を使ってでも私のものにしてみせる』

にこ『そのためには……邪魔な物を片付けないとね』

にこ『まずは…大事な大事なお姉ちゃんから奪い取ってあげようかな♪』シャキン

にこ『……うふふ』

にこ『あの子には私だけいればいいのよ…そう、他の物なんて何も必要ない。私だけを見て私だけと話して私だけと触れ合って私だけを愛してくれればいいのよ……』

━━学校、屋上

ことり(ナレーション)『私の名前は南ことり、16歳。チーズケーキが大好きな普通の女の子』

ことり(ナレーション)『小さな頃からずっと一緒に過ごしてきた穂乃果ちゃんが高校を辞めてしまってから、今は少し元気がありません』

ことり(ナレーション)『穂乃果ちゃん……大丈夫かな?』

ことり『……』ポケーッ

花陽『ことりちゃん、ことりちゃん……』ツンツン

ことり『…はっ! な、なに? 花陽ちゃん』

花陽『大丈夫? 何だかぼーっとしてたみたいだけど』

ことり『え、えへへ。お天気がいいからついつい眠くなっちゃって』

花陽『ふふ、穂乃果ちゃんみたいなこと言ってるねことりちゃん』

ことり『そ、そうかな…?』

ことり(心情)『元気がないのは……穂乃果ちゃんのことだけじゃない。穂乃果ちゃんと…花陽ちゃんとのこと……』

ことり『そういえば昨日穂乃果ちゃん家に行ったんだよね? 穂乃果ちゃん、どんな様子だった? 落ち込んだりとかしてなかった?』

花陽『うん、私も最初は元気ないんじゃないかなって思ったけど…け、けっこう前向きな感じだった』アハハ

ことり『そっか。穂乃果ちゃんらしいね』

花陽『うん。それからね……』

ことり(心情)『花陽ちゃんは穂乃果ちゃんのことを話す時、いつも楽しそうに笑っている。穂乃果ちゃんも同じ。それは仲が良いことの証明で、二人の幼馴染としては喜ぶべきこと……でも、一人の女の子としては……』

花陽『次の休みの日にでもまた訪ねてみようと思ってるんだ』

ことり『…そっか。花陽ちゃんは本当に穂乃果ちゃんのことが大好きなんだね』

花陽『え、えぇ!? そ、それはもちろん友達としてってことだよね!?』

ことり『うん。ふふ、花陽ちゃんどうしたの? 顔赤いよ?』

花陽『あ……な、何でもないよ…///』

ことり(心情)『すごく……辛い。花陽ちゃんが穂乃果ちゃんのことを楽しそうに話すことも、その笑顔を見ることも。だって私は…………花陽ちゃんのことが好きだから』

キーンコーン…

花陽『あ、予鈴なっちゃったね。そろそろ教室戻ろうか』

ことり『うん』

ことり(心情)『私はちゃんと知っている。花陽ちゃんと穂乃果ちゃんが両思いでいることを。だから……どうしていいのか分からない。幼馴染として二人のことを応援するべきなのか、自分の気持ちに素直になるべきなのか……』

ことり(心情)『私は……どうすればいいの?』

━━高坂家

穂乃果『うーん……』カタカタ

真姫『もう、お姉ちゃん? せっかく仲直りしたんだから少しは私と話してくれてもいいじゃない』

穂乃果『うん。でもちょっとだけ待ってて。今調べ物してるからさ』

真姫『もう、何を調べてるのかは追求しないけどあんまりパソコンばっかりやらないようにね』スタスタ

穂乃果『はーい。……んー、と』カタカタ


【幼馴染の子が急性白血病になってしまったようなんだが】


穂乃果『……こんな感じでいいかな』



以下、名無しにかわりましてほむまんがお送りします

どうすればいいか分からないんだが?


穂乃果『おっ、さっそくレスついた』


以下、名無しにかわりましてアルパカがお送りします

まず服を脱ぎます


以下、名無しにかわりましてラブアローがお送りします

パンツうp


以下、名無しにかわりまして巫女さんがお送りします

スピリチュアルやね


以下、名無しにかわりまして親鳥がお送りします

あなたはその子のことをどう思っているの?
大切な人なのなら最期まで側にいて支えてあげることがあなたにできる唯一の方法だと思うわ


以下、名無しにかわりましてにゃーがお送りします

くっせーにゃ


穂乃果『うぅ……碌な意見がない……そりゃできるだけ一緒にいたいとは思ってるけどもっと根本的な解決方法を……ん?』


以下、名無しにかわりましてラブライバーがお送りします

足をぺろぺろしてあげれば治ると聞いたことがあるぞ
ソース↓
http://www.kayochin-prpr.go.jp/



穂乃果『……』フムフム…

穂乃果『……これだ!』

ピンポーン

真姫『はーい。あ、花陽さん』

花陽『こんにちは、真姫ちゃん。穂乃果ちゃんいるかな?』

真姫『あはは、相変わらず引きこもりニートですから。いつでもいますよ』

花陽『そ、そっか。じゃあ…お邪魔します』

真姫『私は少し買い物に行ってきますから、ゆっくりしていってくださいね』



穂乃果『おっ、いらっしゃい花陽ちゃん』

花陽『うん。前に来た時真姫ちゃんとケンカしてたみたいだけど…仲直りできたんだね』

穂乃果『あー、うん。宝くじの5000千万もちゃんと借金の返済に当てたよ。というわけで前に借りたお金は返すよ、花陽ちゃん』スッ

花陽『あ、そう? 何にせよ必要なかったならよかったよ』

穂乃果『うん。そのお金は花陽ちゃん自身のために使わないと』

花陽『! 穂乃果ちゃん、まさか……』

穂乃果『花陽ちゃん……私…』

ドンッ

花陽『きゃっ!』

穂乃果『花陽ちゃんのことが……』

花陽『ほ、穂乃果ちゃん……ダメだよ…私たちは幼馴染同士なんだよ?』

穂乃果『ご、ごめんね花陽ちゃん。花陽ちゃんの病気を治すにはこれしかないの……』

花陽『! 穂乃果ちゃん……私の病気のこと知ってたの…?』

穂乃果『えへへ…花陽ちゃんはずっと黙ってるつもりだったみたいだけど……前にうちに来た時、財布を落としたでしょ? 本当はいくらか懐に入れるだけのつもりだったんだけど……』

花陽『……そっか。見ちゃったんだね、診察券……』

穂乃果『ごめんね…それで、治すにはこれが効くって聞いたことがあって……』

花陽『…ううん。ありがとう。穂乃果ちゃんの気持ち、受け取ってみる』スッ

穂乃果『……』ペロッ

花陽『ひゃ……///』

穂乃果『……』ペロペロペロ

花陽『あう……く、くすぐったいよぉ…///』

穂乃果『はなよちゃん……ちゅ…ン……はなよ…ちゃん///』

花陽『ほ、穂乃果ちゃん……///』

>>635
5000千万

5千万

もうね、アホかと。

寝落ちするところでしたが何とか終わらせられそうです。

バターン!

穂乃果・花陽『!?』

ことり『はぁ……はぁ……』

穂乃果『こ、ことりちゃん……!
? 急にどうしたの!?』

ことり『穂乃果ちゃん…花陽ちゃん…。わ、私ね…考えたの』

花陽『な、何を……?』

ことり『三人が幸せになる方法を!』

穂乃果『ど、どういうこと……?』

ことり『穂乃果ちゃんは花陽ちゃんが好き!』ビシッ!

穂乃果『!?』

ことり『花陽ちゃんは穂乃果ちゃんが好き!』ビシッ!

花陽『ほえぇ!?///』

ことり『そして私は……花陽ちゃんが好き!』

花陽『え、ええぇ!?』

ことり『でも三人は幼馴染……このままだと血生臭い感じになることは間違いないでしょ?』

穂乃果『そ、そうなの……?』

ことり『だから…三人で付き合おう!』

花陽『え、ええぇぇ……?』

ことり『私はね、花陽ちゃんと幼児プレイすることに憧れていたの。でも花陽ちゃんが穂乃果ちゃんのことを好きな以上、その夢を叶えるには三人一緒になるしかないの』

花陽(心情)『こ、ことりちゃん…言ってることがめちゃくちゃだよ……』

穂乃果『……わかった』

花陽『穂乃果ちゃん!?』

穂乃果『まずは私で練習しようよことりちゃん。さぁ、ことりちゃんの望むままに……』

ことり『穂乃果ちゃん…ありがとう』

ことり『ふぇ?ん、お母さーん!』ギュッ

穂乃果『あら、どうしたのことり?』

ことり『特に理由はないよー、お母さんに抱きつきたかっただけだよぉ?!』

穂乃果『そ、そうなの……まぁたまにはいいかしらね。よしよし』ナデナデ

ことり『えへへ、お母さんあったかいや…』

穂乃果『そう? でもことりだってとってもあったかいわ。一家に一人欲しいくらいね♪』

ことり『うん…ことりも…寒い時はお母さんに…いて欲しいなぁ……』

ことり『……』スー…

穂乃果『ふふ、気持ち良さそうに寝ちゃって…』

穂乃果『……』ギュッ


ことり『……』グー…

穂乃果『さて、これで邪魔者は去ったね』

花陽『ほ、穂乃果ちゃん…意外と腹黒いね』

穂乃果『そうかな?……それより花陽ちゃん、さっきことりちゃんが言ったこと、本当?』

花陽『!……うん』

穂乃果『……そっか』

花陽『私は、穂乃果ちゃんのことが好き。穂乃果ちゃんも、同じ気持ちでいてくれてたの…?』

穂乃果『…うん。私も、花陽ちゃんのことが好き』

花陽『そっか……ぐすっ……嬉しい……本当に』

穂乃果『でも…私に花陽ちゃんのことを好きになる資格なんてないんだよ……。花陽ちゃんが大変な病気抱えてること知ってても、花陽ちゃんの優しさに甘えてお金借りて……こんな最低な人間が花陽ちゃんの恋人になるなんて…』

花陽『穂乃果ちゃん』ギュッ

穂乃果『花陽ちゃん…』

花陽『時々ずるいことしちゃっても、ちゃんと反省できるのが穂乃果ちゃんだもん。今回のことだってそう、一時的な気の迷いだろうから私は全然気にしてないよ』

穂乃果『……ごめんね、花陽ちゃん。私、これから頑張るから。花陽ちゃんのためにも、自分のためにも』ギュッ

花陽『うん。穂乃果ちゃんならきっと大丈夫。……それから、お願いがあるの』

穂乃果『お願い?』

花陽『うん。私は多分……もう長くない。だから…穂乃果ちゃん、私の初めてを貰ってくれないかな……///』

穂乃果『!』

花陽『えへへ、本当はもっとロマンチックなムードの時に言いたかったんだけどな……』ポロッ…

穂乃果『花陽ちゃん……』

花陽『お願い、穂乃果ちゃん。私に最後の思い出をちょうだい…』

穂乃果『…分かった。それが花陽ちゃんの望みなら、私は全力で応えるよ』

スルスル…

花陽『……穂乃果ちゃん、ありがと……』

ガチャン

花陽『……へ?』

穂乃果『スタンバイ、OKだね』

花陽『ほ、穂乃果ちゃん待って。服脱がされたのはともかく…何で手錠されたの私?』

穂乃果『私が花陽ちゃんに贈る、最高の思い出。安心して、私けっこう自信あるから』ヒュンヒュン

花陽『な、何に? 何で鞭持ってるの?』

穂乃果『それっ!』ヒュオッ

バチン!

花陽『ぁうっ!? ほ、穂乃果ちゃ……』

バチン!

花陽『きゃぅっ! ま、待って穂乃果ちゃん! 何でこんなことするの!? 私は初めてを貰ってって……』

穂乃果『…花陽ちゃんに贈ることのできるプレゼントがこれで最後なら、普通の物じゃダメだと思うんだ。だから…』タラ…

花陽『!!? あ、熱い! 熱いよぉ穂乃果ちゃん!!』ウルッ…

穂乃果『生涯で最も印象に残った出来事として、花陽ちゃんが覚えていてくれる物にしたいんだ』ヒュン

バチーン!

花陽『あうぅっ!/// い、言ってる意味が…全然……///』ハァ…ハァ…

穂乃果『でも、気持ち良くなってきたでしょ?』

花陽『! そ、それは……』

穂乃果『私ね、花陽ちゃんのために色々と研究してたんだ。どうすれば花陽ちゃんを気持ち良くできるか、それだけを追求した』タラー…

花陽『あ、熱い!』

花陽(心情)『でも……なんで? き、気持ちいい……///』

穂乃果『忘れないで…私のこと!』ヒュン

バチッ!

花陽『んっ…くっ……///』

穂乃果『たとえ……もう二度と会えなくても!』ヒュン

バチーン!

花陽『やっ……ぁ……///』

穂乃果『この思い出だけは…消えないで!』ヒュン

バチンコ!

花陽『……も…イ……///』

穂乃果『花陽ちゃん!! 世界で一番、愛してるよ!』ポロッ…ポロッ…

バチコンヌ!

花陽『…………ぁ///』ガクッ…

プシャアァァァ…

穂乃果『はぁ…はぁ……花陽ちゃんの記憶に、少しでも残ってくれたらいいな……』

バターン!

穂乃果『!?』

にこ『ふふ、みーつけた』

穂乃果『あ、あなた誰ですか!? 急にうちに上がりこんで……』

にこ『知る必要はないわ。あんたはもうすぐ……死ぬんだから』シャキン

穂乃果『ほ、包丁!?』

にこ『さくっと殺ってあげるから……動かないでね?』

ヒュッ…ドスッ!


穂乃果『……!』

穂乃果(心情)『あれ? 痛くない…?』


花陽『うっ……ぐ……』


穂乃果『!! は、花陽ちゃん!!』

にこ『ちっ、邪魔が入ったわね』ズッ!

花陽『うぐっ! げぼっ!』ゴブッ…

穂乃果『花陽ちゃん! しっかりして、花陽ちゃん!!』

花陽『穂乃果…ちゃ……無事で……よかっ……』

花陽『……』ガクッ…

穂乃果『……花陽ちゃん?』




穂乃果『花陽ちゃーーーん!』

にこ『次はあんたよ、さよなら』


ヒュッ…ドスッ!

穂乃果『……!』

穂乃果(心情)『あれ? い、痛くない……?』


ことり『うぐっ……あッ…』

穂乃果『!! ことりちゃん!』

にこ『ちっ、また邪魔が入ったわね』ズッ!

ことり『うっ…げほぉっ!』ゴハッ…

穂乃果『ことりちゃん! しっかりして、ことりちゃん!!』

ことり『穂乃果ちゃん…幼児プレイ……ありが……』

ことり『……』ガクッ…

穂乃果『ことりちゃん…?』




穂乃果『ことりちゃーーーん!』

にこ『今度こそあんたよ、死になさい』

ヒュッ…ドスッ!

絵里『……』ガクッ

穂乃果『絵里ちゃーーーん! いつの間にいたのー!?』



にこ『ちっ、もういっちょお!』

ヒュッ…ドスッ!

真姫『あぐっ……お姉…ちゃ……』

真姫『……』ガクッ

穂乃果『真姫ーーー!』


にこ『そんな……私はただその子と一緒にいたくて……』

にこ『ちくしょー! こうなりゃ死んでやるわ!』

穂乃果『ええー!?』

ザクッ! ブシャー!!

にこ『……』ガクッ…

穂乃果『え、ええー!?』

ガラッ

ヒデコ『事件の匂いを嗅ぎつけてきたけど』

フミコ『現場の状況から見るに』

ミカ『そのツインテ少女が暴走しただけのようね』

神モブ『事件解決!!』



穂乃果『えええぇぇぇぇぇぇ!?』




~完~

絵里「……」

希「……」

絵里「私の出番少ないわよねぇ、やっぱり」

希「ツッコミどころそこなん?」





ーENDー

今回はここまで。

色々めちゃくちゃなのは凛ちゃんが暴走したからじゃないかな多分。

これで終わるのはあまりにもあれなので、おまけでほのぱな・うみりんのダブルデート書きますのでもう少し続きます。

絵里「そういえば他のメンバーはどうしたのかしらね」

希「えっ、絵里ち聞いてないん?」

絵里「? なにを?」

希「ほのぱな・うみりんはダブルデートに行ってるよ」

絵里「……なんと」

希「にこっちは家族でお出掛けって言ってたし…真姫ちゃんとことりちゃんも用事あるって」

絵里「なんだ、じゃあ私達だけなのね……ところでデートってどこに行ってるのかしら?」

希「おっ、気になるん?」

絵里「紆余曲折あったカップルだからねぇ…」

希「あはは、確かに。>>654に行くって」

絵里「へぇ…」

ラブホテルス

絵里「……えっ!?」

希「けっこう大胆だよね、四人とも」

絵里「付き合い始めてまだ10日ちょっとよ!? あまりにも早すぎるわ!」

希「いいんやない? 本人達も了解してるんやろうし」

絵里「海未は間違いなく行き先聞いてないでしょ! いきなりそんなところに連れていくのはがっつきすぎよ!」

希「うーん……確かに関係に亀裂が入る可能性もなくはないかもね」

絵里「そうでしょ? くっ、ここは私が正しいデートスポットを教えてあげなきゃ……」プルルルル…

凛『もしもーし』

絵里「凛、いきなりそんなところに行くのはだめよ! まずは>>656あたりにしときなさい!」

遊園地

ひとつになーるーこーとーりー

絵里『遊園地あたりにしときなさい!』プツッ…

凛「あれ、もしもーし。……切れちゃった」

海未「誰からだったんですか?」

凛「絵里ちゃん。遊園地にしとけって言われたにゃ」

穂乃果「え? 私達が今から行くの遊園地だよね?」

凛「うん、ペアチケットが人数分手に入ったからね」

花陽「絵里ちゃん、何で電話してきたんだろ…?」

海未「さぁ…とにかく行きましょうか。せっかくのデートなんですから」

凛「うん!」



━━遊園地『ラブホテルス』


ワイワイガヤガヤ


穂乃果「到着ー! 賑わってるね!」

凛「さっすがオープンしたての遊園地にゃ!」

海未「な、何なんですかこの名前……///」

花陽「うぅ……何故か恥ずかしくなってきちゃった…///」

穂乃果「それじゃあ最初はどこに行く?」

凛「遊園地と言ったらまずは>>658にゃー!」

下1

凛「当然ジェットコースターにゃ!」

穂乃果「だよねだよねー! やっぱり最初はそれだよねー!」

海未「じ、ジェットコースター…ですか……」

花陽「か、かなり苦手かも……」

海未「わ、私と花陽は見学ということで……」

花陽「う、うんうん! 二人で楽しんできなよ!」

凛「そんな訳にいかないにゃー」ガシッ

穂乃果「私と凛ちゃんのデートになっちゃうじゃん」ガシッ

海未・花陽「いやあぁぁぁぁ!」


━━


ゴオオオォォォォ!

ザバーン!

穂乃果「いええぇぇぇぇい!」

凛「さいっっっこうにゃーーー!」

ことり「ヒューーー!」

真姫「う"ぇええええええ!?」



花陽「あわわわわ……穂乃果ちゃーーーん!」ギュッ!

穂乃果「!? は、花陽ちゃ…///」

海未「り、りりり、凛ーーー!」ギュッ!

凛「う、海未ちゃん!?///」

花陽「う、うううぅぅ……怖かったよぉ…」ギュウッ

穂乃果 ドキッ

海未「凛……りんっ……」ウルウル

凛 ドキーン

穂乃果「だ、大丈夫だよ花陽ちゃん。私が側にいるから」ナデナデ

凛「へーきへーき。もう終わったよ海未ちゃん」ナデナデ

花陽・海未「…ありがとう」グスッ

穂乃果・凛 キュン…///


━━


海未「ああ怖かった……もうああいう類のものはこりごりです」

花陽「うん……私もしばらく乗りたくないな…」

穂乃果・凛(もう一回乗りたい……)



穂乃果「ま、まぁ二人とも徐々に慣れていけばいいよ! よし、次は>>663

ええじゃないか

穂乃果「あのローラーコースターね!」ビッ

凛「おお、『ええじゃないか』だね! ギネス記録を打ち立てたとか聞いたことあるにゃー」

海未「ちょ、ちょっと待ってください! もうああいう類のものには乗りたくないと言ったじゃないですか!」

花陽「そうだよ! 二人は楽しいかもしれないけど私達は……」

穂乃果・凛「GOーー!」ガシッ

海未・花陽「話を聞いて(ください)ーーー!」

穂乃果・凛(もういちど花陽(海未)ちゃんの泣き顔が見たい…!)


━━


ギュオングルンギュオアアアアアア!(イメージ)



穂乃果「おおおおおぉぉぉぉぉ!」

凛「こ、これは……!」

ことり「イイイイイイハッ!」

真姫「……」(白目)

海未「いやあぁぁぁぁぁぁ! 下ろしてえええええ!」

花陽「だれか……だれかたすけてええええええ!!」


━━



穂乃果「ふーっ…凄かったね!」

凛「さすがに身の危険を感じたにゃー」

穂乃果「どうだった? 花陽ちゃん、海未ちゃん?」

海未・花陽「……」ブスッ…

凛「あ、あれ? どうしたの二人とも?」

海未「どうしたもこうしたもありません。……本当に、怖かったんですからね」グスッ

花陽「……嫌だって言ったのに」ウルッ



穂乃果(こ、これはまずい!)

凛(ちょ、調子に乗りすぎたにゃ!)

穂乃果「り、凛ちゃん。このままじゃ二人とも怒って帰っちゃうかも……」ボソボソ

凛「だ、だよね。ここは>>668で機嫌をとろう!」ボソボソ

穂乃果「クレープをあーん、か。効果的な気がするね」

凛「今打てる手はこれくらいにゃ。急いで買ってこよう!」

穂乃果「うん! 健闘を祈るよ凛ちゃん」

凛「穂乃果ちゃんも!」


━━


真姫「うウ"ぇえええええ……」

ことり「ま、真姫ちゃん大丈夫?」トントン

真姫「な、何とかね……それにしても何であんなのばっか乗るのよ…」

ことり「凛ちゃんと穂乃果ちゃんだからねぇ…」

真姫「もう! 自分が楽しむのも大事だけど恋人のことないがしろにしちゃダメじゃない!(雑誌からの受け売り)」

ことり「…ふふ、真姫ちゃんも心配性だね。デートがうまくいくか気になってついてきちゃうなんて」

真姫「べ、別に。ただあのボンクラーズが花陽と海未に嫌な思いさせないか心配なだけよ。…というかことりも人のこと言えないじゃない」

ことり「私は目の保養に来ただけだからね」

真姫「あんたね……む、ボンクラーズがクレープ買いに行ったわね」

ことり「二人の機嫌を治そうとしてるのかな?」

真姫「よし、引き続き尾行するわよ!」

ことり「あはは、は~い」




━━

穂乃果「は、花陽ちゃん。そろそろ機嫌治してよ~。ほら、クレープ。美味しいよ?」

花陽「…そんなんじゃ騙されないもん」プイッ

穂乃果「ご、ごめんね。花陽ちゃんのこと考えないで突っ走っちゃって……私、楽しいとつい周りが見えなくなっちゃうから」

花陽「……」

穂乃果「これからも色々迷惑かけるかもしれないけど…私は花陽ちゃんと一緒にいたいんだ。だから、嫌な思いさせたらちゃんと謝るからさ。…謝るだけで足りなかったら、えーと……あ、あーん」

花陽「……」

花陽「……」パクッ

穂乃果「!」

花陽「美味しいや。……ふふ、怒ってたのがバカみたい」

穂乃果「は、花陽ちゃーーん!」ギュー

花陽「わっ!…えへへ、今度は私が食べさせてあげるね♪」

凛「海未ちゃーん、あーん♪」

海未「……ふんっ」プイッ

凛「むっ…あーん」

海未「……」ププイッ

凛「ぐぐぐ…あ、あーん」

海未「……」シランプリ

凛「も、もーーー!! 凛謝ったじゃん! 許してくれてもいいじゃん!」ムキーッ!

海未「な、何で凛が怒ってるんですか! 二回も苦手なアトラクションに乗らされて……怒りたいのは私です!」

凛「海未ちゃんもう怒ってるじゃん! 凛が何回あーんしても口開けてすらくれないし!」

海未「あーんで許してもらおうというあなたの魂胆が見え見えなんですよ! 許しをこうのならもっと誠意を持って謝罪の言葉をですね…!」

凛「海未ちゃんかったいにゃー! 固すぎて頭で岩盤砕けそうにゃー!」

海未「なっ……失礼ですよ凛! そこまで私の頭は固くありません!」

凛「はぁ…はぁ……」

海未「ふぅ…ふぅ……」

凛「…えーっと……ごめんね、海未ちゃん。凛が悪いのに逆ギレしちゃって…」

海未「…いえ。私も意地になりすぎました。凛はちゃんと反省して謝ってくれたんですから、これでおあいこです」

凛「く、クレープ…一緒に食べよ?」

海未「ええ、食べさせてくれますか?」

凛「あっ…え、えへへ! もっちろん! あーん」

海未「…ふふ、では…あーん」パクッ





穂乃果「さーて、休憩も済んだし次はどうしよっか?」

凛「今度はかよちんや海未ちゃんも行きたいところに行こう!」

花陽「そう? じゃあ…どうしよう海未ちゃん?」

海未「そうですね…私は>>674が気になりますね」

射的

海未「そこにある射的が気になりますね」

穂乃果「おお、いいね。色々な景品があるみたいだし」

凛「誰が多く取れるか競争にゃ!」

花陽「よ、よーし。私も頑張ろう」

━━

ことり「ほのぱな……うみりん……同時に見れるなんて今日はいい日だなぁ」

真姫「あのね…。それにしても射的ねぇ……」ウズウズ

ことり「……やってみる?」

真姫「べ、別に楽しみなわけじゃないんだからね! 勘違いするじゃないわよ!」

ことり(わっかりやすいなぁ、真姫ちゃん)


━━


穂乃果「よーし、まずは私からだね!」

花陽「穂乃果ちゃん、頑張って!」

穂乃果「任せて!……弾は二発。まずは狙いを決めようかな」

下1
※景品によって当たりやすさ、倒れやすさが違う


1.キャラメル
2.アルパカのぬいぐるみ
3.PS5
4.和菓子詰め合わせ
5.米俵
6.豊胸クリーム
7.ランチパック
8.ラーメンセット

穂乃果(よっし! アルパカのぬいぐるみをとって花陽ちゃんにプレゼントしよう!)

穂乃果「……」チャキ…

パアン!

下1コンマ

00~89 当たった!
90~99 外れた…

アルパカのぬいぐるみ グラッ…

穂乃果「よし、落ちろー!」

下1コンマ

00~39 落ちた!
40~99 落ちない…

アルパカのぬいぐるみ ピタッ…

穂乃果「むむ……ダメか」

花陽「惜しかったよ、穂乃果ちゃん!」

凛「次はいけるにゃー!」

海未「頑張ってください、穂乃果!」

穂乃果「みんな……よーし、次こそ!」

真姫「ちょっと! 全然倒れないじゃない! 後ろに釘で止めてあんじゃないの!?」

ことり「ま、真姫ちゃんダメだよ。そんなに大声だすと……」

穂乃果「真姫ちゃん、ことりちゃん!?」

ことり「や、やっぱり……」

凛「うわー、偶然にゃ。二人も遊びに来たの?」

真姫「あ……え、えっと……」

海未「何だか珍しい組み合わせですね」

花陽「うん。あんまり見ない二人組かも」

穂乃果「それで、何でここに?」

ことり(ど、どう答えよう……)

ことり「>>684

ま、真姫ちゃんとあんまり遊ばないから仲良くなりたいな~って思って♪

ことり「ま、真姫ちゃんとあんまり遊ばないから仲良くなりたいな?って思って♪」

穂乃果「なんだ、そうなの」

ことり(よし、ごまかせた……)ホッ

凛「てっきりことりちゃん達もデートに来てるのかと思ったにゃ」

真姫「そ、そんなわけないじゃない!」

花陽「真姫ちゃん達とも一緒にデートにしたら…トリプルデートだね」アハハ

海未「ふふ、そんなの聞いたことありませんよ」

真姫「とにかく! デートじゃないの! 二人で遊びに来ただけだから!!」

穂乃果「ま、真姫ちゃんすごい剣幕……」

ことり「では! 邪魔者はここらで退散するね! 行こう真姫ちゃん!」ダッ

凛「わっ、行っちゃった……」

花陽「……って、ああ! さっきのやり取りしてるうちに順番抜かされちゃってるよ!」

穂乃果「えぇ!? 私のまだ一発残ってたのに~!」

海未「仕方ありませんね。別の場所に行きましょう」

凛「む~…納得いかないけどしょうがないね……。次はかよちんが決めるにや!」

花陽「私は…>>687

ksk

花陽「観覧車がいいかな。もうけっこう遅くなってきたし、最後の締めってことで」

穂乃果「おお、確かにいつの間にかだいぶ時間経ってるね」

凛「賛成にゃー。景色綺麗そうだね」

海未「それでは行きましょうか」


━━


穂乃果「おー、高いね。やっぱりよく見えるなぁ」

花陽「うん。…ちょ、ちょっと怖いけど」

穂乃果「そう? それにしても今日は楽しかったねー。初デートがダブルデートっていうのもなんか変な感じだけど」

花陽「あはは、そうだね。普通は二人きりで駅で待ち合わせとかするのかな」

穂乃果「うんうん。花陽ちゃん、待ち合わせ1時間前とかに来てそう」

花陽「そ、そんなに早く行かないよ。……30分前くらいには行くかもだけど」

穂乃果「でも何でダブルデートにしたの? 提案したの花陽ちゃんだったよね」

花陽「う、うん。凛ちゃんがいてくれると緊張せずにリラックスできそうだって思ったから。……凛ちゃんに悪いことしちゃったかな」

穂乃果「そんなことないと思うよ。凛ちゃん達の方も二人きりだとまだ緊張しちゃうみたいだし、お互い様ってことでいいんじゃないかな」

花陽「……うん。ふふ、何だか凛ちゃんも同じこと言いそうだね」

穂乃果「そっかな? 似てるのかなぁ、私と凛ちゃん。……えへへ、でも今は二人きりだからさ」スッ

花陽「!」

穂乃果「ほ、他の子の話題は禁止ってことで……///」

花陽「あ……///…うん」



花陽「穂乃果ちゃん、大好きだよ」

穂乃果「もっちろん! 私も大好きだよ」



チュッ

凛「うわー、たっかーい! 海未ちゃんあれ見てあれ!」

ガタガタガタ…

海未「り、凛! 少し落ち着いてください! か、観覧車が揺れてます!」

凛「おお、ごめんにゃー」

ピタッ…

海未「ふぅ……」

凛「にしても今日は楽しかったねー」

海未「ええ。穂乃果と花陽がいてくれましたから緊張せずに済みました」

凛「おっ? じゃあ今は?」

海未「えっ……?」

凛「ふふ、密室で二人きり。見てる人は誰もいないし、やりたいことできちゃうにゃー」ジリ…

海未「り、凛? な、何言ってるんですか?」

凛「えっへっへー、恋人同士だもん。場所なんて関係ないにゃ!」ガバッ

海未「や、やめてください! きゃ……!」



凛「……なんちゃってー!」

海未「…はい?」

凛「ふふっ、海未ちゃん可愛かったにゃー。きゃ!なんて声だして縮こまって、普段の姿からは想像もできない感じだったにゃ」

海未「……」

凛「ふふふ、凛の演技力どうだった? けっこう上手くおどかせたと思ったけど……」

海未「凛ー!!」

凛「ひゃあぁぁ! じょ、冗談にゃ! ビンタの構えはやめて欲しいにゃー!」

海未「あなたが言ったとおり密室で誰もみていない状況です! やりたいことをさせてもらいます!」

凛「あわわ…胸パッドあげるから許してー!」

海未「む…!?……いやダメです! 許しません!」ガシッ

凛「ひいいぃっ!」



チュッ

凛「…あれ?」

海未「ふふ、さっきからかわれた分と合宿の時のお返しです」

凛「……く、悔しいにゃ!/// 一本取られたにゃー!///」

ことり「どうかなぁ、あの四人」

真姫「密室で二人きりなんだから、なるようになるでしょ」

ことり「観覧車の中だもんねぇ、さすがに中の様子は分からないね」

真姫「覗こうとしてたのねあんた……」

ことり「そうは言うけどさ、真姫ちゃんも似たようなものじゃない?」

真姫「うっ……!」

ことり「私と同じで四人のこと尾行してたんだもんね、同じ穴の狢だよ私達」

真姫「一緒にしないで!……ま、あんたと同じで少し寂しい気持ちなのは同じかも」

ことり「あれ、分かっちゃうかぁ……」

真姫「ばればれよ。あんたの場合は幼馴染二人だもん。私より寂しいでしょ」

ことり「はは、そうかも」

真姫・ことり「……はぁ」



真姫「ことり。今度一緒に出かけない?」

ことり「いいね。目一杯オシャレしていくよ私」

真姫「決まりね。楽しみにしてるわ」

ことり「こっちこそ」

真姫・ことり「……ふふっ」






━━その頃のにこ


ガタンゴトン…

にこ「二人とも、遊園地楽しかったねー。また今度みんなで行こうね」




こころ「楽しかった……ニコー」スー…

ここあ「また三人で……ぐぅ…」スー…




にこ「……ふふ、遊び疲れて寝ちゃったニコ」

にこ「すっごく幸せそうな顔してるニコ……」

にこ「……」ナデナデ




終わり

これでマジで終わり。

おまけの蛇足感は否めない。

あとこのにこは妹達の前でのみニコニコ言ってるって設定です。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月25日 (月) 20:02:19   ID: cfjxEG9u

ありがとう。幸せになりました

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