北斗「ホワイトデー?ファンのみんなには歌で返したじゃないか」
冬馬「確かにそうだがたまには形のあるものでみんなにお礼をしたいんだ」
冬馬「ずっと歌ばっかりじゃファンのみんなは物足りないだろ?」
北斗「ちゃんとファンのみんなのことを考えてくれてたんだね、さすが冬馬」
冬馬「で、何がいいかわかるか?」
北斗「う~ん、俺はみんなにサインを渡しているね、あと一緒にデートとかしたり」
北斗「翔太は個人ではファンのみんなにお返しをやらなかったね」
冬馬「参考にならねーな、サインくらいか?やるとしたら」
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北斗「俺からのアドバイスを聞くんじゃなくて、ファンのみんなが一体何を欲しがっているのか聞いてみたらどうだい?」
冬馬「なるほどな、確かにファンの気持ちを理解したほうがプレゼントを渡しやすいからな」
冬馬「んじゃあ早速ファンンは何が欲しがっているのか調べてくるぜ」
北斗「ああ、頑張れ。冬馬」
冬馬「とは言ったものの…まずどうやって調べるかだな」
冬馬「よし、こういうときこそtwitterだ!」
冬馬「お、トレンドにホワイトデーって書いてあるじゃねぇか、こりゃグッドタイミングだぜ!」
冬馬「どれどれ?」
らんらん @sranran 3月12日
もうすぐホワイトデーだね
ジュピターは一足先にライブしてくれたけど当日は何してくれるんだろ
通りすがりのファン@decade 3月12日
噂だがあの有名な菓子店にはあのアイドルがこっそり出入りしているらしいぞ
ホワイトデーに彼氏に渡すんだな。結局あのアイドルも裏ではヤッてるんだ
はやぶさ@kurosaki 3月12日
ホワイトデーだと?くださん
剣王様@siete 3月12日
ホワイトデーのお返し3000個も用意しないとなー
モテる男は大変だ―
冬馬「なんかほとんどどうでもいい話ばかりだな、しょうがねぇ、追加キーワードにお返しっと…」
スリースターズ@chang_mi0 3月12日
もうすぐホワイトデーだけどみんなは何貰ったら嬉しい?私はお返しには心がこもっていればなんでもいいかな~?
プリンセスブルー@princessblue 3月12日
私は彼に自分の血を入れたけど彼はどうだろ?
入れてくれたら両想いになれるけどどうせスーパーで買ったお菓子だろうな
まことちゃん@makomakorin 3月12日
身体の一部を入れると気持ちが届くってまじない?あれ本当にありえるのかな?
ブレスウィング@tsubasa14 3月12日
同性にも効果ある?バレンタインの日に髪入れて渡したけど
レッドキャッスル@red_castle 3月12日
汚いよそれ
冬馬「な、なんだこれ…女子って男の身体の一部が入ったお返しを欲しがっているのか?」
冬馬「つーかバレンタイン当日にも一部入れてたのかよ!?まさかあのお返しの中にも…」
冬馬「…いや、考えるのはよそう。今はこっちに集中だ」
甘味@haruka 3月12日
やっぱりホワイトデーのお返しは名前の通り白いものが欲しいよね!
プリンセスブルー@princessblue 3月12日
@harukaそれ下ネタじゃないの?まあ、私も欲しいけど
ドン・サウザン子@1000kawa 3月12日
@haruka 白いもの?クリームかな?(すっ呆け)
でも精液入りチョコってあまりみないね、それとも私が知らないだけ?
アッキー@akky
@haruka 3月12日
血や唾液なんかより精液でしょ!タンパク質豊富で最高よ!
今西@imanishi 3月12日
バレンタインデーにおりもの入りのチョコ食わされたから仕返しに精液入りのチョコをお返ししてやるから覚悟しろあの糞アマ!
冬馬「せ…せ…はぁ!?正気か?女ってこんなのが欲しかったのか!?」
冬馬「マジ信じられねぇ…まさか俺のファンも?いやそんな…」
はるるん@harurun 3月12日
ホワイトデーは白い日、精液は白
つまりホワイトデーは精液を渡す日だったんだよ!
メインヒロイン@main_heroine
@harurun な、なんだってー!?
甘味@haruka 3月12日
@harurun つまり…当日には彼の精液が食べられると?
インベル大好きッ娘@love_invel 3月12日
@harurun どうせなら下の口に入れてほしい、マジで
冬馬「なんだこれ…マジなんだこれ…」
冬馬「さっきから精液の話ばっかじゃねーか…まさか本気で?」
はるるん@harurun 3月12日
ぶっちゃけせっかく女の子が身体の一部を入れてまでプレゼントしてあげたというのに
肝心の男子が体の一部で返さないなんて不公平にもほどがあると思うよ
メインヒロイン@main_heroine
@harurun 同感
インベル大好きッ娘@love_invel 3月12日
@harurun やっぱり身体の中に彼の一部があるって感動することだと思うんだ
天海春香オフィシャル@haruka_official
私も欲しいなぁ、精液
冬馬「そ、そうなのか…」
冬馬「ファンの女子たちは…俺の…それが……欲しかったのか…知らなかった…」
冬馬「そうだったのか…………」
冬馬「………」
冬馬「あと一日か…間に合うか?」
翌日
冬馬「みんな!この前は歌を聞いてくれてありがとな!」
冬馬「歌を聞いてくれたお礼に…って、お礼にさらにお礼を渡すなんて変な話だが」
冬馬「今日はみんなにお礼を渡しに来たんだ!俺お手製のクッキーだ!」
冬馬「これは俺の気持ちだ!受け取ってくれ!」
ファンたち「キャー――――――――――ッ!」
冬馬「おい押すなって!興奮する気持ちはわかるがちゃんと並べよな」
冬馬「いつもありがとな」
ファン「ありがとうございます!」
冬馬「これはお礼だ」
ファン「ありがとうございます!」
ファン「私があげたチョコ、召し上がりましたか?」
冬馬「ああ、とってもうまかったぜ!おかげでちょっと太っちまった。だから俺のこれ、ちゃんと食ってくれよな?」
ファン「ありがとうございます!」
北斗「一日であれだけのクッキーを作るなんて大したものだな、冬馬は」
北斗「ん?プロデューサーもそう思いますか?すごいでしょ、彼。伊達に俺たちのリーダーをやってませんよ」
そして
ガラーン
冬馬「あんなにあったのにもう全部なくなりやがった…多めに作っておいたんだが」
冬馬「まあでも、ちゃんと全部配れてよかったぜ」
北斗「どうだ冬馬、満足したかい?」
冬馬「いや、渡し終わったがまだ味の感想を聞いてねぇ」
冬馬「聞こうにもみんな帰っちまったしな、その場で食おうとしているファンは誰もいなかったぜ」
翔太「きっとみんな喜んで食べてると思うよ、冬馬くんが心を込めて作ったんだからさ」
北斗「プロデューサーもそう思いますよね?」
冬馬「ああ、ありがとうな北斗、翔太、プロデューサー」
自宅
冬馬「感想は聞けなかったがtwitterで調べればすぐでるはずだぜ」
冬馬「twitterってこういうときマジで便利だよな、知りたいことがすぐにわかる」
冬馬「お、早速トレンドに載っているな!どれ?」
ゆっきー@yukky 4時間前
さっき冬馬くんからクッキーもらったけどすっごく美味しかった!
クッキーの生地もそうだけど中の白いソースも美味しかったなー
晴@haru 4時間前
あのクッキードロッとしてたけどうまかったな
間島@majima 4時間前
このクッキーのあれ…まさか精子か?ウォエ…通りで苦かったわけだ…もう一枚
BMG@BMG_is_No1 4時間前
これもしかして精液?匂いがそっくりなんだけど
瑠璃@ruri 4時間前
@BMG_is_No1 うん、お兄さんのごみ箱のティッシュの臭いと同じだったから間違いないよ
でもこんなに美味しかったんだ
わんわんお@110 3時間前
体液を入れてプレゼントするんじゃねぇ!って言いたいところだけど自分も愛液入れたりしたから人のこと言える立場じゃないか
ベア@torisu 3時間前
足りない!もっと貰えばよかった!
冬馬「気づくのはええな、やっぱりバレるもんなのか?」
冬馬「だが意外と好評みたいだな…、ホッとしたぜ」
ピンポーン
冬馬「…っと、誰だ?こんな時間に?」
ガチャ
冬馬「はい」
婦警「天ヶ瀬冬馬さんですね、少し話をしてもよろしいでしょうか?」モグモグ
冬馬「は?」
婦警「このクッキーの中に含まれている精液、これはあなたのですね?」モグモグ
冬馬「」
婦警「署までご同行してもらいますが、よろしいですね」ゴックン
冬馬「」
冬馬「その後、俺は警察署に連れていかれた」
冬馬「食いもんに精液を入れたことが不味かったみたいでそれで逮捕されちまった」
冬馬「留置所にぶち込まれるかと思ったがあの婦警のお姉さんからの厳重注意と証拠品のサンプルとして精液を渡したことで俺は釈放された」
冬馬「ホッとしたと思ったつかの間、警察署の外で待っていたのは、ゴミを見るような眼で俺を見下していた仲間たちの姿だった」
北斗『冬馬、お前には正直失望したよ』
翔太『糞野郎』
冬馬「よく考えたらおかしいよな、お返しには精液が欲しいだなんてさ」
冬馬「なんで俺ってあんなのに騙されたんだろうな、そしてなんで貰ったファンたちは喜んだんだろうな」
冬馬「幸い、このことは裏で騒ぎになっただけで大きなニュースにはならなかった。裏で誰かが細工したのか、それは誰にもわからない」
冬馬「しっかし、騙されやすいって本当に損しかねぇな…。はぁ…」
冬馬「…にしても、精液ってそんなにうまいもんなのか?」
冬馬「ファンのみんなは喜んで食ってたが…」
冬馬「…」
シコシコ
ドピュ
冬馬「…」ペロッ
冬馬「!?うまい!」
冬馬「こんなにうまかったのか、俺の精液って!?」
冬馬「自分が出したあれなんて食う気すら起きなかったが、これはマジうめぇ!みんなが欲しがる理由がよくわかるぜ!」
冬馬「もう一発…」シコシコ
ピンポーン
冬馬「誰だ?せっかく人が食事してる途中だってのに…宅配か?」
ガチャ
冬馬「はい」
ファンたち「冬馬さんだ」「本物の天ヶ瀬冬馬君だ!」「歩く精液タンクだ!」
冬馬「え?」
ファンたち「精液ください!」「私たち精液を求めるためにここに来ました!」「早く下を脱いで!!」
冬馬「お、おい!?一体何の真似だ!つーかなんだこれ!?」
ちょっと前
婦警「…というわけでこれがあの天ヶ瀬冬馬の精液っていうわけ」
女性A「職権乱用で手に入れるなんて羨ましい」
女性B「で、これどうするの?受精用に使うの?」
婦警「ちょっと舐めてみてよ二人とも」
女性A・B「どれ?」ペロ
女性A・B「うわっ!美味しい!」
婦警「でしょ?」
女性A「精液ってこんなに美味しかったものなの?あんな糞不味いあれとは全然違うじゃん!なんで!?」
婦警「私も食べてびっくりしたわよ、こんなに美味しかったなんて」
女性B「もうちょっと!もうちょっとだけ舐めてもいい?」
婦警「だーめ、食べたかったら自分で取れば?」
女性A「何それ、自慢しただけなんてひどくない?」
女性B[仕方ない、自力で取ろっか、みんなを呼んで]
女性A「そうだね」
婦警「事情聴取のついでに彼の住所も調べ上げたけど知りたい?」
女性たち「ぜひ!」
婦警「住所は………」
そして今に至る
ファンたち「手足をつかんでズボンを脱がして!」「脱がしたわ!次はどうする!」「手でなにをシコくんだ!早く!」
冬馬「や…やめろ…よせ!よせえええええええええええ!!!」
ビュルルル!!!
ファンたち「ごちそうさまー」「美味しかったねー」「また明日も食べに行こうねー」
数時間後、下半身が真っ赤に腫れたレイプ目の天ヶ瀬冬馬が一人、家の中で横たわっていた
冬馬「………………」グスン
冬馬「…twitterの情報なんて、所詮はこんなもんだ」
冬馬「大体twitterって名前がでてる2chみたいなもんだろ?そんなものの情報なんて噂程度の信ぴょう性の話題しかないだろ」
冬馬「そんなものから参考にした情報なんて、鵜呑みにするんじゃねえぞ、でないと」
冬馬「俺みたいになっちまうからよ、気を付けろよな」
ぴんぽーん
冬馬「!?」ビクッ!
「とーうまくーん、ごちそうにきたよー」
冬馬「ああああああああああぁああ…」ガタガタガタガタガタガタ
765プロ
春香「…」
P「なんで公式アカウントであんなこと書いたんだ?」
春香「それは…その…」
P「しかもお前に返信したアりされたりしたアカウント、全部サブっぽかったぞ、アイコンが基本の奴だったりツイートがお前関連のものばかりだったり」
P「あれ、お前だろ」
春香「はい…」
P「なんの目的であれ書いたのかわからないが、アイドルがそれ言っちゃダメだろ」
P「そんなに欲しかったのか?精液」
春香「………」
P「だんまりか?わかった、そんなに欲しいなら食わせてやるよ」
春香「え?」
P「この俺の手作りクッキーをやるぜ、しかも精液入りだ」
春香「え?あ、いいんですか」
P「ああ、いいぜ」
春香「あ、ありがとうございます!いただきます!」
P「ただしこの精液は俺のじゃなくて」
春香「え?」パクッ
P「社長のだがな」
春香「!?」ゴックン
P「残念だったな!俺のじゃなくてさ!」
春香「…うっうぇ…そんな…ひどいです………うぅ……でもおいしい」
P「だろ?」
精液は食用ではありません、絶対に食べないでください
終わり
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