小梅 「ある意味私たちは幸子ちゃんに困らされている」
輝子 「ある意味幸子ちゃんが悪いな、うん」
幸子 「ええ!?・・・すみません、いきなり過ぎてよくわからないのですが」
小梅 「あくまでシラを切るつもりだね・・・」
輝子 「ああ」
幸子 「えぇ・・・」
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幸子 「(何か2人を怒らせるようなことしましたか?・・・あ、ひょっとして)」
幸子 「わ、わかりましたよ2人とも」
小梅 「わかってくれた?」
幸子 「はい。・・・ズバリ」
幸子 「この前ホラー映画を最後まで見られなかったことですね?」
小梅 「え?」
輝子 「ん?」
幸子 「えっ、ちがうんですか?」
小梅 「えっと、あのホラー怖すぎて幸子ちゃん途中で布団かぶって耳ふさいじゃったよ
ね?」
幸子 「は、はい」
輝子 「アレは私もちょっと怖かったぞ」
小梅 「幸子ちゃん怖いの苦手なのにいつも付き合ってくれてるし、途中で止めたりしない
し(強がってる幸子ちゃんカワイイし)」
小梅 「いつも楽しいから、すごく感謝してるよ?」
幸子 「あ、ありがとうございます」
幸子 「まぁ、あれくらいなら全然大丈夫ですのでっ。こ、これからも遠慮なく誘ってくれ
ていいですよ」
小梅 「ふふふ。あ、ありがと」
幸子 「いえいえ」
輝子 「で、幸子ちゃんがある意味悪いという話だが」
幸子 「終わってませんでしたか」
小梅 「それはそれ、これはこれ」
輝子 「何か思い当たらないか?」
幸子 「え~と(・・・もしかしてアレですかね?)」
幸子 「多分、わかりました」
小梅 「うん」
輝子 「わかったか」
幸子 「ええ。おととい輝子さんと服を買いに行ったときですね・・・」
小梅 「ちょっと待って」
輝子 「?」
幸子 「?」
小梅 「ふ、2人でお出かけしたの・・・?」
輝子 「!あ、いや、その・・・」
幸子 「はい。小梅さんは心霊番組のゲストの仕事だったので輝子さんと2人で」
小梅 「輝子ちゃん・・・」ジー
輝子 「い、いや違うんだ小梅ちゃんっ。幸子ちゃんと話してたらお出かけしようってなっ
てっ、幸子ちゃんが服選んでくれるって、小梅ちゃんも来てほしかったけど仕事だったか
ら・・・」
小梅 「・・・」
小梅 「そういうことなら仕方ないね」
輝子 「(ほっ)」
幸子 「あの、続けても?」
小梅 「どうぞどうぞ」
輝子 「うん」
幸子 「輝子さんに合う服を選んでいたのですが、その・・・」
小梅 「うん」
輝子 「ああ」
幸子 「思いのほか輝子さんに合う服が多くてですね、何時間も着せ替え人形にしてしてし
まって・・・」
幸子 「やっぱりあれですね、輝子さんはカワイイので何を着ても似合ってしまって。も、
もちろんボクほどではありませんがっ」
輝子 「そ、そんなカワイイなんて///」
小梅 「しょ・う・こ・ちゃん?」ジー
輝子 「い、いやっその・・・つ、次からは小梅ちゃんも一緒に行こう・・・な」
小梅 「絶対・・・だよ」ウルッ
輝子 「」ドキッ
幸子 「」ドキッ
輝子 「も、もちろんだ」
幸子 「あたりまえですよっ」
小梅 「ふふ。あ、ありがと」
輝子 「ああ。ところで・・・・」
幸子 「?」
輝子 「わ、私にいろいろ服を選んでくれたことは、別に怒ってないぞ」
幸子 「そうなんですか?」
小梅 「そもそも私、今はじめて聞いたから・・・」
輝子 「むしろ何時間も楽しそうな幸子ちゃんを見れて楽しかった、フヒ」
幸子 「そ、そうですか・・・///」
小梅 「ところで」
幸子 「はい」
小梅 「なんで私たちが困ってるか、本当にわからない?」
幸子 「はい・・・」
輝子 「まあ、ぶっちゃけると幸子ちゃんは悪くないんだけどな」
幸子 「・・・え?」
小梅 「輝子ちゃん言っちゃった・・・。オロオロしてる幸子ちゃん、可愛かったのに」
輝子 「す、すまん」
幸子 「えっ?えっ?どういうことですか?」
小梅 「でも私たちが困ってるのは、本当」
輝子 「理由は、・・・これだ」ヒョイ
幸子 「これって、スマホですか?」
小梅 「この中の・・・」
輝子 「これだ」
幸子 「えっと、デレステ・・・ですよね?」
小梅 「うん。あのね・・・」
輝子 「私たちは、デレステで・・・」
輝子小梅 「幸子ちゃんが出ない」
幸子 「はい?」
小梅 「始めてけっこう経ってるのに、まだ幸子ちゃんが出ない」
輝子 「SSRどころかRも出ないんだぞ・・・」
幸子 「そ、それは残念ですね・・・」
小梅 「なのに幸子ちゃんときたらお仕事頑張ってますます人気が出て・・・」
輝子 「ああ。幸子ちゃんのSRまで出たらどうしてくれるんだ・・・」
幸子 「ボクのせいですか、それっ!?」
小梅 「ううん」
輝子 「全然」
幸子 「ですよね」
小梅 「そもそも幸子ちゃんはR以上しかないから引きづらい」
輝子 「それもこれも幸子ちゃんがカワイイから・・・」
幸子 「ある意味ボクのせいってそういうことですかっ!?」
小梅 「うん」
輝子 「うん」
幸子 「てっきりボクは2人が怒ってると思いましたよ」
小梅 「しいて言うなら幸子ちゃんを引けない自分に怒ってる・・・」
輝子 「そのストレスを幸子ちゃんを困らせて解消していた」
幸子 「それは聞きたくなかったですっ」
幸子 「いいじゃないですか。本物のボクがそばにいるんですから」
小梅 「・・・なるほど」
輝子 「・・・なるほどな」
幸子 「わかってくれましたか?まあ、ゲームですから焦らず気長に・・・」
小梅 「本物の幸子ちゃんがいる。足りないのは衣装とセリフ・・・」
幸子 「え?」
輝子 「動画はケータイで撮れるな。衣装部屋は・・・」
幸子 「あ、あの。まさかとは思いますが・・・」
小梅 「RとSSRのセリフだけだから、そんなに時間かからないよ?」ユラ~
輝子 「収録と同じだから大丈夫だ、フヒ」ユラ~
幸子 「あ、ボク、急に用事を思い出したので・・・」ソロ~
小梅 「だめ」
輝子 「ヒャッハー!確保ォ!」ガシッ
幸子 「ちょっ、待ってくださいっ」
幸子 「友人の前で衣装着てゲームのセリフなんて恥ずかし過ぎますっ」
幸子 「聞いてますか2人とも!?ちょっ、どさくさに紛れてどこを触ってるんですかっ?」
幸子 「たっ」
幸子 「たすけてえええええっ!」
小梅 「その後・・・」
輝子 「幸子ちゃんの姿を見た者はいない・・・」
幸子 「いますよっ!」
おわり
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