まゆ 「もしも幸子ちゃんを監禁したら」
幸子 「あの、何を言ってるんですか?」
まゆ 「・・・・」
幸子 「・・・・」
まゆ 「すごくカワイイと思います」
幸子 「何で続けたんですかっ!?ていうかしちゃダメですよ監禁なんてっ」
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まゆ 「ダメ、ですか?」
幸子 「ダメですっ。ま、まあボクが可愛すぎて家に置いておきたい気持ちもわかりますが」
まゆ 「ふふっ、そうですね」ニコッ
幸子 「うっ。そ、それはそれとして・・・」
まゆ 「はい」
幸子 「そもそも監禁したら学校に行けないじゃないですか」
まゆ 「そうですね・・・」
幸子 「はい」
まゆ 「では学校に行くときは出て行ってもいいですよ?」
幸子 「・・・それ監禁っていうんですか?」
まゆ 「さあ?」
幸子 「さあって」
まゆ 「学校に行けたら監禁してもいいんですか?」
幸子 「い、いえ」
幸子 「監禁されたらアイドル活動できないじゃないですかっ」
まゆ 「確かにそうですね・・・」
幸子 「でしょう?」
まゆ 「では仕事のときは出て行ってもいいですよ?」
幸子 「いいんですか?」
まゆ 「いいですよ。幸子ちゃんにはのびのび育ってほしいですから」
幸子 「ボクはまゆさんの子どもですかっ!?」
まゆ 「それもいいですねぇ」
幸子 「で、でも・・・」
まゆ 「?」
幸子 「ボクは買い物に行くこともありますし、誰かと遊ぶこともありますよ?」
幸子 「やはり監禁されていると困りますっ」
まゆ 「そうですねぇ・・・」
幸子 「はい」
まゆ 「じゃあ、遊びに行ってもいいですよ?」
幸子 「い、いいんですか?」
まゆ 「はい。まゆのところに帰ってくるなら十分ですよ」ニコッ
幸子 「で、でもボクの家に誰かを招待したいときはどうしましょう?」
まゆ 「それは・・・・たしかに」
幸子 「でしょう?」
まゆ 「ではその時はまゆは事務所に行ったり外で時間をつぶしていますね」
幸子 「え?」
まゆ 「なので幸子ちゃんは心置きなく友達を家に呼んでもいいですよ?」
幸子 「そ、それはさすがにまゆさんに悪いですよ」
まゆ 「い、いえ、監禁してるまゆのほうが悪いと思うので」
幸子 「・・・でしたらまゆさんも一緒に遊びましょう」
まゆ 「え?」
幸子 「ボクと遊ぶ人にまゆさんを嫌ってる人なんていないので可能な限り一緒に遊べばいいじゃないですか」
まゆ 「いいんですか?」
幸子 「可愛いボクがいいと言うんですから大丈夫ですっ」
まゆ 「ありがとう、幸子ちゃん」
幸子 「いえいえ」
まゆ 「ふふっ」
幸子 「(・・・あれ?)」
まゆ 「つまりまゆは幸子ちゃんを監禁してもいいってことですね?」ズイッ
幸子 「い、いえ、決してそのようなことを言ったわけでは・・・」
まゆ 「安心してください。朝はちゃんと起こしますし御飯は毎日作りますよ?」ズイズイッ
幸子 「あの、そういうことではなく・・・」
まゆ 「とりあえず今日はまゆの家にお泊りしましょう?ね?」ズイズイズイッ
幸子 「わかりましたっ、わかりましたからっ。近いですっ近いですよまゆさんっ」
まゆ 「ふふっ。じゃ、行きましょうか幸子ちゃん?」ニコッ
幸子 「は、はい」
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杏 「ふ~ん。じゃあいま幸子はまゆの家にいるんだ?」
幸子 「ええ、いろいろと流されて監禁されています」
杏 「そうなんだ。面白そうだから今日は幸子の・・・幸子とまゆの家でいい?」
幸子 「いいですよ。お菓子作るんですよね?」
杏 「うん。きらりにはもらってばっかりだからさ~、たまにはね」
幸子 「きらりさんにあげるんですか?」
杏 「うん、まあ」
幸子 「いいと思いますよ」
杏 「いや~、それほどでも」
幸子 「・・・・ちなみに試食係はありませんよ?」
杏 「・・・・まゆと幸子が作ったほうがおいしくない?」
幸子 「ダメです」
杏 「はぁ。仕方ない、たまには頑張るか」
幸子 「できればいつも頑張ってください」
杏 「へいへい」
杏 「それはそうとさ、幸子ってさっき言った条件でまゆの家に住んでるの?」
幸子 「まあそうですね。さっきの条件で監禁されてますね」
杏 「幸子さ・・・」
幸子 「はい」
杏 「同棲って言葉知ってる?」
幸子 「・・・・」
杏 「・・・・」
幸子 「・・・・・え?」
おわり
初作、【モバマス】幸子「カワイイボクが帰りましたよー」も見にくいという意見が多かったため投稿しなおしました。ご指摘くださった皆さんありがとうございます。
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