めぐり「比企谷くんったらひどいんだよ!?」いろは「はぁ」 (56)

いろは(最初、あの先輩がめぐり先輩と付き合っていると聞いた時はとても驚いた)

いろは(てっきり、あの先輩は結衣先輩か、雪ノ下先輩のどちらかと付き合うと思っていたから)

いろは(総武高校ではついに決着が付かず、大学へ舞台を変えた、あの三角関係が、まさかこんな形で終わろうとは)

いろは(私が同じ大学を選んだのは、あの先輩達の後輩として、あの三角関係がどう終わりを迎えるかを知りたいという気持ちが少しあったからだけど、その三角関係がとっくに終わっていたことを知ったのは私が大学に入ってからだった___)



めぐり×八幡の俺ガイルSSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457619742

女子A「雪ノ下先輩?あぁ、あの綺麗な人でしょ?」

男子B「由比ヶ浜先輩?あぁ、あの胸のおっきな人?」



いろは(やっぱどこでも有名だなー。あの二人の先輩は。すぐに情報掴めちゃったよ)

いろは(けど、やっぱりぼっちの先輩の情報はなかなかないなー。ぼっちだし。本当に同じ大学か怪しいレベル)

いろは(でも、現奉仕部部長の小町ちゃんにも頼まれちゃったし。ちゃんと調べなきゃね)

いろは「………今度は二回生中心に聞き込みを………」

めぐり「ん?あれ?」

いろは「………あ」

めぐり「あ、やっぱり一色さんだ」

いろは「城廻、先輩」

いろは(そっか、この人も同じ大学なんだっけ。どうしよ、私この人苦手なんだけどな………)

めぐり「久しぶりだねー。同じ大学だったんだー」

いろは「はいー。久しぶりですー」

いろは(だけど、これはあの先輩の情報を知るチャンスでは?同じ高校って繋がりで面識ぐらいあるだろうし)

いろは「城廻先輩。ちょっと質問があるんですが………」

いろは「城廻先輩。ちょっと質問があるんですが………」

めぐり「ん?いいよー、なんでも聞いて?先輩だからね!」

いろは「先輩………比企谷八幡さんが今どうしてるかって解ります?」

めぐり「んー、比企谷くん?」

いろは(やはり面識有り………)

いろは「高校ではお世話になりましたし………その、元気かなー。と」

めぐり「うん、元気だよー。昨日もご飯二杯食べてたし」

いろは「そうですか………ん?」

めぐり「ん?どうかした?」

いろは「どうして城廻先輩があの先輩のご飯事情を知ってるんですか?」

めぐり「………そりゃ、私が毎晩作ってあげてるから?」

いろは「なんで毎晩作ってあげてるんですか!?」

めぐり「同棲してるし」

いろは「なんで同棲してるんですか!?」

めぐり「高熱費とか、二人で同じ家に住んだ方がいろいろ浮くしねー」

いろは「それでも男女一つ屋根の下はまずいでしょう!!」

めぐり「付き合ってるからいいじゃない」

いろは「………付き合ってる………?」

めぐり「それはもう」

いろは「………結衣先輩と、雪ノ下先輩は………」

めぐり「え?あの二人も同じ大学な
の?」

いろは「知らなかったんですか」

めぐり「へぇー、一年も一緒だったのに気づかなかったなぁ。比企谷くんも言ってくれればいいのに」

いろは(多分、わざと言ってないな………)

小町(お兄ちゃん、大学でどうしてるかなー。メールじゃ大事なこと聞けないからなー)

小町(………そろそろいろはさんの情報収集が終わった頃かなー。メールしよ)

小町《お兄ちゃんのこと、何か解りましたか?》

いろは《城廻先輩と同棲してるよ》

小町「………………誰!?」

いろは(引き続き調査を………とのお願いが小町ちゃんから来て、私も個人的に興味があったので。私はめぐり先輩と良く話すようになった)

いろは(最初はやっぱり苦手だったけど、話してる内に癒され、その意識は無くなり、今ではただのいい先輩である。私はこの現象を『めぐりっしゅ』と呼んでいる)

いろは(そんなこんなで、私は今日もめぐり先輩ののろけ話を聞いている)



めぐり「比企谷くんったらひどいんだよ!?」

いろは「はぁ」

めぐり「比企谷くんったらひどいんだよ!?」

いろは「はぁ、何かあったんですか?」

めぐり「同棲し始めたのは、お正月からだったんだけど」

いろは「はぁ」

めぐり「その頃は比企谷くんの部屋、お風呂が壊れちゃってたの」

いろは「それで」

めぐり「それで、治るまでは近くの銭湯に行ってたんだけど………この前ようやく治してもらったの」

いろは「はいはい」

めぐり「それで昨日、初お風呂ってことになったんだけど………」

いろは「………何があったんですか?」

めぐり「温度設定で揉めちゃってさー」

いろは「あー、家のお風呂は自分好みの温度にしたいですよね。疲れを取るためにも」

めぐり「………うん。だから比企谷の好きな温度にしていいよって言ったのに………」

いろは「………んん?」

めぐり「比企谷くんが私に合わせるって言って聞かなくてさー。ひどいよね!?」

いろは「………えぇ、まぁ、酷いですね」

いろは(頭が)

めぐり「それで、結局その日は入らなかったんだけどさー。どうしたらいいかな?」

いろは「………うーん。ちょっと手間ですが、入るごとに温度を好きに変えたらどうですか?」

めぐり「もー。それじゃ一緒に入れないでしょ」

いろは「………そうですか」

いろは(平塚先生………元気かな)

いろは「………となると………お互いの好みの温度の平均に設定する………とか」

めぐり「うーん、やっぱりそれがいいかな。ありがとね、今日も愚痴聞いてもらっちゃって」

いろは「いえいえ、こんなの愚痴に入りませんよ」

いろは(というか、愚痴のつもりなのか)

次の日。



めぐり「比企谷くんったらひどいんだよ!?」

いろは「お二人の平均でも駄目だったんですか?」

めぐり「あ、いやそれは大丈夫だったよ?二人共同じ温度が好みだったから」

いろは「………はぁ」

めぐり「比企谷くんが41度でー、私も41度ー」

いろは「………じゃあ、なんで怒ってるんですか?」

めぐり「入浴剤は比企谷くんの好きにしていいよって言ったのに………」

いろは「………入浴時間についても相談をおすすめします」

めぐり「あ、そっか!それも聞いとくね!」

いろは「今日はお風呂入れたらいいですね」



いろは(以上、お風呂の話でした)

めぐり「比企谷くんったらひどいんだよ!?」

いろは「はぁ、また何か?」

めぐり「私達、同棲してるけど、家事は全部私がやってるの」

いろは「ふんふん」

めぐり「そしたらね、比企谷くんが『俺もやります』って言い出したの!」

いろは(似てない)

めぐり「比企谷くんはあと三年したら働くから家事覚えても意味ないのに!」

いろは「………専業主夫志望じゃありませんでしたか?あの先輩は」

めぐり「………?働くって言ってたよ?」

いろは(あの鉄のニート精神を変えるとは………めぐりっしゅ恐るべし)

めぐり「私にも楽をさせたいから。なんて、そんな気遣いいらないのにね!」ニコニコ

いろは「その割りには、顔ニッコニコですが」

めぐり「………比企谷くん優しいよね!」

いろは「………やっぱり愚痴じゃないですよねこれ」

めぐり「愚痴だよ?比企谷くんへの不満を語ってる訳だから」

いろは「………優しいのが、不満?」

めぐり「そうだよ!比企谷くんは優し過ぎるんだよ!そんな比企谷くんを全面的に支えたいって私の心を解ってくれない!」

いろは「………」

いろは(やっぱり愚痴じゃない………愚痴よりも聞くに堪えないけど)

めぐり「シてる時もちょっとしたことですぐやめて心配してくるし」

いろは「あー、なんとなく想像付きます」

いろは(未経験だけど)

めぐり「とことん優しくされるのもいいけど、ちょっと乱暴にされたい日もあるのにねぇ?」

いろは「贅沢ですねー。………参考までに、どのくらいの頻度で………?」

めぐり「うーん、三日に二回?くらい?」

いろは「同棲すると頻度は下がると聞きましたが………シ過ぎでは?」

いろは(いくら未経験の私でも三日に二回は多いって解る)

めぐり「………だって、ねぇ?」

いろは(若いっていいなぁ………)

いろは「………それで、なんでしたっけ」

めぐり「比企谷くんが優し過ぎるって話」

いろは「………もう直接言ったらどうですか?『乱暴にして』って」

めぐり「うん………そう言ったら、多分、比企谷くんも優し過ぎるってことはなくなると思う」

いろは「………なら」

めぐり「………違うの」

いろは「………どういう」

めぐり「こう、その、なんというか………」

いろは「………?」

めぐり「無理矢理されたい」

いろは「何言ってんですか」

めぐり「あの優しくて理性的な比企谷くんに、思いっきり乱れて欲しいというか。体の奥底からわがままに愛して欲しいというか。独り占めされたい」

いろは「もう良いです」

いろは(でも、ちょっと共感できる。女の子だもん)

めぐり「………やっぱり、気遣われるっていうのは、ちょっと距離感じる時あるからさぁ………」

いろは(ちょっと愚痴っぽく………。いや、言ってることは結局いちゃらぶだけども)

いろは「まぁ、『無理矢理して』ってお願いは矛盾ですよね。お願いしてる時点でウェルカムな訳ですし。無理矢理じゃないですよね」

めぐり「はぁ………どうしたらいいかなぁ………」

いろは「あの先輩はそういうの凄い不器用ですしね」

めぐり「そんな所も大好きだけどね?」

いろは「………はぁ」

めぐり「………でも、やっぱり襲われたいよ」

いろは(さっきから凄いこと言ってるぞこの癒し系)

いろは「………こんな会話、あの先輩には絶対聞かせられませんね」

めぐり「あはは、そうだねー」




ガサッ



いろは「………」

めぐり「………」

いろは「………今、そこの茂み………」

めぐり「………まさか」

いろは「………」

めぐり「………だっ、誰!?」ガサッ

雪乃「あっ」

めぐり「えっ」

いろは「えっ」

雪乃「………久しぶり、ですね。城廻先輩。一色さん」

めぐり「あっ、うん」

いろは「………久しぶりでーす」

雪乃「………」

めぐり「………」

いろは(きっ、気まずい!これは気まずい!彼氏に片想いしてた女子ってだけで気まずいのに、その上いちゃらぶ話まで聞かれたなんて!)

いろは「………えっ、と、あの」

雪乃「それでは、また」

めぐり「えっ」

いろは「あっ、はい」

雪乃「………」スタスタスタスタスタスタスタ

めぐり「………ばいばーい」

いろは(なんでだろう………あの後ろ姿………誰かに似てる気がする………)




平塚「ぐはっ」

小町「うわー!先生が吐血した!」

大志「救急車ー!」

平塚「………ふふっ、誰かが私の噂をしているのかも知れんな」

小町「先生!それしゃっくりです!」

大志「くしゃみっスよ比企谷さん!」



いろは(以上、優しさのお話でした)

いろは「………もふもふしっぽ~♪」テクテク

結衣「………あっ!いろはちゃん!おーい!」タタッ

いろは「あっ、結衣先輩!お久しぶりですー」

結衣「いやー、同じ所来たって聞いてたけど、やっと会えたねー」

いろは「あー、そういえば大学来てからは初ですね」

結衣「これからもよろしくねー」

いろは「はいー。こちらこそー。けど、ちょっとおかしいですね………私毎日ここの道通ってるんですけど………もっと早くに会ってても良いのに………」

結衣「………あはは、恥ずかしいけど、今日寝坊しちゃって………いつもはこの時間じゃないんだー」

いろは「………へぇー。じゃあ、急いだ方が良いんじゃないですか?」

結衣「え、いやもう遅刻決定だし、急いでもなー」

いろは「………いやぁ、でも、急いだ方が、こう、内申とか………」

結衣「もー、何ー?私と一緒に居たくないのー?傷付くなー」

いろは「いえ、そういう訳では………というかむしろ、傷付いて欲しくないから………」

結衣「え、どゆこと」

いろは「この時間のこの道はいつも………」

めぐり「………おーい!いろはちゃん………と由比ヶ浜さん?」

いろは(めぐり先輩も通るから………)

結衣「………」

めぐり「わー。久しぶりだねー」

結衣「は、はい、そうですね………」

いろは(地獄やでぇ………)

めぐり「これからもよろしくねー」

結衣「………はい、こちらこそ」

いろは(………私の時と全然テンションが違う………)

めぐり「それでさー。聞いてよー」

結衣「な、なんですか?」

いろは(あぁ、良かった。何か話せば気まずさも和らぐかも………。けど、なんでだろ。めぐり先輩、全然動揺してない………普通気まずくて仕方ないでしょうに………もしかして)



めぐり「比企谷くんったらひどいんだよ!?」



結衣「」

いろは(結衣先輩の気持ちに気付いてなーい!)

めぐり「昨日、一緒に映画借りようってことになって………」

いろは(そ、そっか、雪ノ下先輩とは文化祭の時にあの先輩との会話とかも聞いてたから、雪ノ下先輩の気持ちには気付けたろうけど………結衣先輩とはほとんど面識がないから………)

結衣「………あの、私、もう………」

めぐり「えー、聞いてよー」

いろは(天然怖い!怖い!)

めぐり「私ホラー苦手なの知ってるくせに比企谷くんホラー借りてきたんだよー」

いろは(………ん?普通の愚痴?良かった。いや良くないけど、ただののろけよりはましのはず)

めぐり「なんでこんなの借りてきたのって聞いたらねー?」

結衣「………はい」

めぐり「『怖がる先輩が可愛いから』だってー!」ニコニコ

結衣「………………うっ」

いろは(ぎゃぁぁぁぁぁ!)

めぐり「ひどいよね!」ニコニコ

いろは(と言いつつ顔ニッコニコですやん!ただののろけですやん!っていうか何スイーツ(笑)みたいな会話してんだあの糞ぼっち!しばくぞ!)

結衣「へ、へへ、へぇー………」フラフラ

いろは(駄目だ………五臓六腑がやられた顔してる)

めぐり「意地悪だよねー!」

結衣「………ですねー………」

結衣(私もそんな風に意地悪されたかったー!その代わりに私が寝付くまでナデナデされたかったー!)

めぐり「まぁ代わりに私が寝付くまでナデナデして貰ったからいいけどね?」

結衣(されてたー!)

めぐり「んで、話はここからなんだけど、それ以来毎日寝付くまで比企谷くんにナデナデして貰ってるんだけど………」

結衣「うわぁぁぁぁん!!」ダダダッ

いろは(逃げたー!そりゃ逃げるわ!)

めぐり「あ、あれ?由比ヶ浜さーん?………行っちゃった」

いろは(言わなきゃ………二度とこんな悲劇が起こらないように………)

いろは「あのですねめぐり先輩………」



この後めちゃくちゃ説明した。



いろは(以上、ホラー映画のお話でした)

結衣「うわぁぁぁぁん!」ダダダッ

雪乃「きゃっ」ビクッ

結衣「………………」

雪乃「ゆ、由比ヶ浜、さん?」

結衣「ゆきのぉぉぉぉぉん!」ガバアッ

雪乃「わっ、やっ、な、何があったの由比ヶ浜さん!」

結衣「さっ、さっき、めぐり先輩が」

雪乃「………………察したわ」

結衣「うわぁぁぁぁん!」ギュー

雪乃「あ、あの、えっと」

結衣「あっ、あ、あぅぅ………」

雪乃「………はぁ………由比ヶ浜さん」

結衣「うぅ………何?」

雪乃「………その、良ければ、なのだけれど………」

結衣「?」

雪乃「今日、私の家に………」

結衣「行くぅぅぅぅぅ!」ギュー

雪乃「きゃっ」

結衣「一緒にお風呂入ろ一緒に晩御飯作ろ一緒に映画見よ一緒に寝よぉぉぉぉぉ!」ギュー

雪乃「なっ、泊めるとは一言も………」

結衣「いっぱい喋ってなぐさめてぇ………」

雪乃「………まったく、しょうがないわね。由比ヶ浜さんは………」キュッ

結衣「ゆきのぉん………」ギュー



いろは(………ガチ百合だ!)



いろは(以上、ガチ百合のお話でした)

めぐり「比企谷くんったらひどいんだよ!?」

いろは「またですね?」



いろは「………何があったんです?」

めぐり「昨日ね、比企谷くんが風邪ひいちゃって」

いろは「ほほう」

めぐり「んで、私も付きっきりで看病しようとしたんだけど………大丈夫だから大学行けって」

いろは「ははぁ」

めぐり「私の気遣いを!全くもう!」

いろは「………あれ?でもめぐり先輩昨日来てないですよね」

めぐり「看病してたからね。付きっきりで」

いろは「………結局したんですね。看病」

めぐり「あんなに弱ってる比企谷くんをほっとける訳ないでしょ!」

いろは「………そんなに弱ってたんですか?」

めぐり「ギャップ萌の塊だよねー」ニヘラァ

いろは「………へぇ」

いろは(先輩にそういう気持ちがある訳じゃないけど………ちょっと見てみたかったかな)

めぐり「………見せません。あの感動は私専用です」

いろは「解ってますよ」

めぐり「それにね?まだひどいんだよ!?」

いろは「まだ何か」

めぐり「私がお粥作るから、部屋から出ようとしたらね?………こう、手をね?ギュッと」

いろは「握られちゃった?」

めぐり「『もう少し………だけ………』って」ニヘラァ

いろは(いつもはぶっきらぼうでひねくれてる彼氏が、病気の時は弱い一面を………!………塊だなー。ギャップ萌の)

めぐり「それでさー。もうさー」

いろは「………昂っちゃいました?」

めぐり「………うん」

いろは「………それで」

めぐり「キスしようとして………」

いろは「………!」

めぐり「『風邪移るから駄目です』」

いろは「………ないわー」

めぐり「ないよねー!?」

いろは「ないですー。それはないです」

めぐり「むしろ移されたいのにねー!?」

いろは「ですね」

めぐり「あそこまで母性こちょこちょしといてさー!」

いろは「ですね。解ります」

めぐり「まぁ無理矢理したんだけど」

いろは「ですね。許します」

めぐり「それで移すことなく完治だしね!やっぱり病は恋からだよ!」



いろは「………………よくベッドの上で言えますね」

めぐり「ゲホゴホ」

いろは「………ばっちり移ってるじゃないですか」

めぐり「………あはは」

いろは「………まったくもう。もうすぐ彼氏さんが早引きして来ますから、そしたら私帰りますからね」

めぐり「早引きしてくれるんだぁ………愛されてるなぁ幸せだなぁ」

いろは「はいはい良かったですね」

めぐり「比企谷くんの看病楽しみだなぁ………あーんしてくれるかな?」

いろは「………そんなに元気ならしてくれないんじゃないですか?」

めぐり「えぇー。ちょっとそれ狙ってキスしたのにぃ」

いろは「………確信犯じゃないですか」

めぐり「………まぁ、そうでもないと流石に舌は入れないよね」

いろは「………はぁ………」



いろは(以上、病気(恋)のお話でした)

いろは「………あっ」テクテク



三浦「………んでねー。………がさー………」

葉山「………へぇ………なら………」



いろは「………」

いろは(………あー嫌な物見た)

いろは「私ってモテるはずなんだけどなぁ………」

いろは(どうして、こう幸せを見せつけられてばかりなんだろう)

めぐり『比企谷くーん』

三浦『隼人ー』

結衣『ゆきのーん』

いろは(最後のはノーカン)

いろは(………私も早くいい人見つけなきゃ………できれば男の人で)



戸塚「あ、いろはちゃんだ。おーい!」

いろは「チェンジ!」

戸塚「えぇっ!?何が!?」



材木座「むっ、お主はいつぞやの………」

いろは「チェンジ!」

材木座「ぐふぅっ………」

戸塚「わー!大変!材木座くんが光になっちゃう!」

いろは(………私の将来………大丈夫、だよね?)

平塚「同士の鼓動を感じる」ピキュリリリーン

大志「どこのニュータイプですか」

沙希(………大丈夫だよね?まだ全然いい人居るよね?)

平塚「おいでぇ………おいでぇ………」

小町「ひぃっ」



いろは(以上、(婚期が)ラストブリットのお話でした)

いろは(めぐり先輩は、私に愚痴を言う時、とても嬉しそうな顔をする。楽しそうな顔をする)

いろは(今は恋愛はお休み中(笑)の私だが、いつの日か、めぐり先輩みたいに、誰か愛しい人のことをあんな顔で愚痴りたいものだ)

いろは(そんなこんなで、私は今日もめぐり先輩ののろけ話を聞いている)



めぐり「比企谷くんったらひどいんだよ!?」

いろは「はぁ」



いろは(以上、めぐり先輩のお話でした)

以上になります。

私事ではございますが、書いてきた俺ガイルSSがこれで10作目になりました。
この前三日連続でめぐり先輩のSSを建てた者です。

そろそろめぐりんの人とか呼ばれないかな。

おい誰だジェットメグリームアタックって言った奴。

読んでくださった方々。
ありがとうございました。

いろは「チェンジ」

めぐり「ゲッター」

いろは「違う」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年03月11日 (金) 12:31:04   ID: RAGPGq01

やっぱりめぐりんが最高やったか

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