【安価オリジナル】バトルロワイヤルとかデスゲーム系【なんでもござれ】 (518)

ある日突然異世界にトリップしてそこでの蹴落とし合い?
それとも特別な力を手に入れて日常生活の元での蹴落とし合い?
はたまた強制的に蹴落とし合いに参加させられる?

とにかくオリジナルな安価SSです

・作者は初心者
・基本遅筆
・安価任せ

です


それでは最初の安価

主人公達は特別な力をもって戦い合う?

↓2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457502813

では次

舞台は現代?それとも他?
他ならどんな世界なのか指定してください

↓2

把握。

数字が滅茶苦茶よく分かんないので、とりあえず未来という設定で行きましょう

次。
デスゲーム系にしますか?バトルロワイヤル形式にしますか?

↓2

未来でのバトルロワイヤルですね。

主人公はヒロイン(ヒーロー)のサポート役と言うことですが
バトルロワイヤルの参加者に含めますか?

↓1

間違えた

↓2

って。安価着てたので含めないで

んじゃあ次

何人参加のバトルロワイヤル?

10~20の間で

上げ忘れ

そして↓2で

OK

バトルロワイヤルが起こった原因は?
↓3から一つ採用

事故で行こう


では設定面のおさらい

・バトルロワイヤル物
・参加者19名+主人公
・舞台は現代ではない未来
・バトルロワイヤルが起こった原因は事故

特殊能力持ちとありましたが、どうして特殊能力を持てるようになった?

↓3から一つ採用

投薬実験で

その薬を投薬したのって企業?それとも異世界の何か?それとも別?

↓2

面白そう
安価下

これくらいで良いか。

では
バトロワ参加者の名前を10分間募集

一人3つまで上げていいよー

45分には締め切るます

せやな。
一旦名前の募集打ち切り

で、まずは日本名か英名かで決めようか

↓2

どっちもありで行こう


それじゃあえーっと次は…キャラクター設定?


テンプレ

【氏名】
日向 春 (ひなた はる)

【性別】
女性

【年齢】
17歳

【能力】
「お日様の光で強くなる能力」
(能力は固有名じゃなくて、こんな感じだと助かるます)
(ここに能力の説明文とか制約とか)

【容姿】



性格?そんなん全キャラ埋まってから皆で決めるんだよ!
ハゲろ!


というわけでこんな感じのを20分間募集
一人2つまでな!

【氏名】
近藤 武蔵
【性別】

【年齢】
28歳
【能力】
元ラグビー選手
性欲が凄い
女のためなら物凄い力を発揮する
女がいないと力が出ない
【容姿】
肩幅が広くて体がガッチリしている。
スーツを着ている

どんどん行こう

時間延長
適当な頃合見計らって締め切るっす

【氏名】
群馬 青葉(むれうま あおば)
【性別】

【年齢】
16
【能力】
「周囲の植物を急激に成長させる能力」
on offは不可、常に能力効きっぱなし、弱めることは出来る
弱めないで出力MAXだとビル1つが数分で植物に侵食されて崩れるレベル

【容姿】
黒スラックスに白ワイシャツ、ネクタイ、スニーカー
髪は黒で結構短め
体格は細くもなく太くもない、身長は平均より若干高いぐらい

>>49補足
読み方は(こんどう むさし)
下ネタ嫌いだったら採用しなくてもいいです

主は酉付けた方がいいのでは?

トリップ付けるの今まで忘れてた...

今のところ10人かな

我儘を言うと
男女比なども考えてます

19人+主人公なので

なのでいっぱい募集くれると嬉しいっす

因みにただいまの採用人数8人となっています

2人目いいかね

>>63
ええんやで

【氏名】
日照 翳 (ひでり かざす)
【性別】
女性
【年齢】
17歳
【能力】
「一定範囲をどこまでも暗い闇で閉ざす能力」
光が一切射さない真っ暗闇をつくる
そこでは能力者本人でしか満足に活動出来ない

【容姿】
どこにでもいる普通な女の子
特徴がないことが特徴


【氏名】
龍造寺竜姫 (りゅうぞうじたつき)
【性別】
女性
【年齢】
21歳
【能力】
「龍になれる能力」
龍に変身できる
鋭い爪や硬い鱗や高温の炎、空を飛ぶ能力などハイスペックになれる
龍と人の間の龍人形態もとれる
しかし変身期間は5分間が限界
【容姿】
長身のお姉さん

【氏名】
岩田 勘助(いわた かんすけ)
【性別】

【年齢】
37
【能力】
「対象の大小を操る」
左手に触れたモノを一回り小さく右手に触れたモノを一回り大きくする
触れてる間は延々と変化し続ける
【容姿】どこにでもいそうな気弱そうなサラリーマン

【氏名】
大鳳 菫 (おおとり すみれ)
【性別】

【年齢】
15
【能力】
「影に潜る能力」
影の中に潜り好きな場所から出ることが出来る
影が無い場所では自らが影になり
潜ることも出来るが数秒程度が限界

【容姿】
金髪ゴスロリ
色々小さい

【氏名】
不死原 了 (ふじわら りょう)

【性別】


【年齢】
24歳

【能力】
「念じれば複製できる能力」
念じれば物を複製できるが、人生で一度でも持ったことがあるものに限る

【容姿】
ロンゲで傍からは目元が見えない


【氏名】
凸守 路子(でこもり みちこ )

【性別】
女性

【年齢】
13歳

【能力】
「超能力」
手を触れずに物を動かす

【容姿】
ロリ

【氏名】
久世久遠(くぜくおん)

【性別】
男性

【年齢】
18歳

【能力】
「距離を操る能力」
自分と任意の相手の距離を操ることができる
逃げに使ったり不意討ちを食らわしたり
正攻法よりもコソコソと戦うことに向いている

【容姿】
腐った笑顔が眩しい男の子


【氏名】
桐山 爽 (きりやま そう)

【性別】
男性

【年齢】
18歳

【能力】
「純粋な身体能力強化」
そのまんま

【容姿】
長ランを着込みハチマキをしている男

今の所

【男性】
青葉
群馬
ミハエル
徳川
不死原
桐山

【女性】
アリシア
セレナ
榎本
神守
日照


の12人です

【氏名】
石神 加奈子
【性別】

【年齢】
17歳
【能力】
頭の回転が早く、作戦や有効打を考えるのが得意
地獄耳を持つ
内気で運動オンチ
【容姿】
身長が低く、ロングヘア。学生服を着ている

>>79補足
読み方 石神 加奈子(いしがみ かなこ)

そろそろかな

【氏名】
笹原 紅葉(ささはら もみじ)
【性別】

【年齢】
23
【能力】
「人形を操る能力」
人の形をしていれば何でも操れる(死体や石像でさえも)
【容姿】
ツナギ姿のモデル体型

?

ごめんなさい
昼寝してた。

今から選抜してきます!

もう昼寝って時間じゃないのですがそれは
とりあえずお帰り、楽しみに待ってるよ

あとついでに>>72の鳳は>>69の大鳳でおk?

選抜終了

【男】
青葉
群馬
ミハエル
徳川
神蔵
クリス

七木
デニス
シモン

【女】
アリシア
セレナ
榎本
神守
日照
大鳥

香坂
紫雲寺

でいこう

では主人公を決めよう

同じ感じで主人公候補募集

10分間募るよ!

テンプレ

【氏名】
日向 春 (ひなた はる)

【性別】
女性

【年齢】
17歳

【能力】
「お日様の光で強くなる能力」
(能力は固有名じゃなくて、こんな感じだと助かるます)
(ここに能力の説明文とか制約とか)

【容姿】

おっと書き忘れ

男女比の関係で女性だと嬉しい

OKやで

傘村 深愛(かさむら みあ)

年齢 19
能力
[ものの状態を変える能力]
ものの状態(固い柔らかい、気体固体液体)を変化できる能力 ただし、使いすぎると反動がすごい
容姿
ピンクや白などの色をしたコーディネート

とりあえずこの主人公募集もころあい見て切り上げ

ちな主人公は無能力者やでー

【氏名】
月臣 静(つきおみ しずか)

【性別】
女性

【年齢】
16歳

【能力】
家事全般と処世術
護身術

【容姿】
癖の強いセミロングの緑の黒髪を項近くで束ねた全体的に小柄な少女。

しまった 無能力者忘れてた

【氏名】
不知火 可憐火(しらぬい かれんか)

【性別】
女性

【年齢】
16歳

【能力】
料理が得意

【容姿】
赤髪ロング、体に数か所傷あり

ここまで!

主人公は傘村さんで行こう

では笠村さんの性格や特徴や概要を簡単に表したキーワードを
5分間募集

一人3つまで上げていいで

快活
元気
頭より体が先に動くような感じの行動派

照れ屋

傘村 深愛(かさむら みあ)

年齢 19
能力
無し
容姿
ピンクや白などの色をしたコーディネート


性格

快活:取りあえずなんでも行動してみようとする行動派
仲間想い:自分の事より人の事を優先してしまうきらいがある
ゆるふわ:基本的に動作や言動がおっとりしている

次の性格特徴は青葉君の
同じく5分募集

熱い
うるさい
修造みたいなの

過眠症
見栄っ張り
世間ズレ

名前採用サンクスイッチ
安価なら 冷静 行動よりも考える 素直

【氏名】
青葉 陽介(あおば ようすけ)
【性別】
男性
【年齢】
27歳
【能力】
「物を燃やす能力」
物を燃やす能力
物体を注視し念じれば念じるほど強く燃えるが集中力が必要
【容姿】
黒髪長身
【個性】
大人な雰囲気:年相応で落ち着いている
出来る奴:いろいろ場数を踏んでいる為か一通りのことは出来る
過眠症:一日14時間は眠りたい

次はアリシアさん
同じく五分

臆病
見栄っ張り
内弁慶

人懐っこい
お人好し
絆に篤い

【氏名】
アリシア・チャールストン
【性別】
女性
【年齢】
21歳
【能力】
「仲間といると身体能力が強化される能力」
自分と相互に仲間同士だと認識している相手がいる分だけ自分の身体能力が強化される
その仲間との好感度や人数によって強化の仕方に変化が出てくる。
【容姿】
腰まで伸びた銀髪と紅い眼を持つ美女。
ライダースーツを着ている。
【個性】
見栄っ張り:すぐに見栄を張って後で後悔する
姉御肌:そこらへんの男よりさばさばしている
独り身:男の影が一切ない


次は群馬くん
同じく五分で

純粋
臆病
真面目

博愛主義者
平和主義者
絶滅主義者

むれうまって名づけたの自分なのにも関わらずぐんまって読んでしまう

【氏名】
群馬 青葉(むれうま あおば)
【性別】

【年齢】
16
【能力】
「周囲の植物を急激に成長させる能力」
on offは不可、常に能力効きっぱなし、弱めることは出来る
弱めないで出力MAXだとビル1つが数分で植物に侵食されて崩れるレベル
【容姿】
黒スラックスに白ワイシャツ、ネクタイ、スニーカー
髪は黒で結構短め
体格は細くもなく太くもない、身長は平均より若干高いぐらい
【個性】
臆病:ヘタレ
残念イケメン:ヘタレじゃなかったら...
家が裕福:3社経営してる

次はセレナさん
同じく5分

世界一の大富豪の一族
プライドが高いがそれに見合う程にハイスペック
合理主義

秘密主義
資産家
女王気質

【氏名】
セレナ・ロックフェラー
【性別】
女性
【年齢】
19歳
【能力】
「一時的に無敵になれる能力」
最長で5分間能力を使えるがその後5分間能力が使えなくなる
もし能力を一秒間だけ使うならその後能力も一秒間使えなくなる
【容姿】
金髪碧眼グラマーなお嬢様だが服装は結構ラフな格好をして人目では令嬢には見えない
【個性】
高飛車:とにかく周りを見下している、自分が一番主義
子供大好き:子供には素直に接せれる
ハイスペック:プライドと同じくらい高いスペックを持っている


次はミハエル
同じく5分

皇帝家
酒好き
意外とノリが良い

【氏名】
ミハエル・ロマノフ
【性別】

【年齢】
21歳
【能力】
「なんかメチャクチャレーザー撃ってくる能力」
細いレーザーから極太レーザーまで色々と撃ってくる
実は一本射つのに結構体力を使う
超極太レーザーを撃とうものなら一日は体力回復に勤しまなければならない
【容姿】
冬物コートを羽織る白髪の青年
【個性】
自覚のない毒舌:無自覚で人を傷つけてくる
犬系男子:全体的に犬っぽい
天使の笑顔:笑顔が物凄い魅力的

次榎本さん
五分で

若干コミュ障
友達がいない
誰に対してもですます口調

【氏名】
榎本 林檎 (えのもと りんご)
【性別】女
【年齢】18
【能力】
「任意の特性を入れ替える能力」
(自分と鉄の「固さ」を入れ替えて防御力アップとか、他人と他人と「精神」を入れ替えて混乱させるとか。
 1度入れ替えた対象を更に別の対象と入れ替えることも出来るが、同じ項目(精神を入れ替えた対象を固さで入れ替えは出来ない)に限る。また対象同士に触れなきゃならない)
【容姿】
180越えの長身で美人だがきつめな容姿
【個性】
芸能人:超有名モデル
努力の鬼:なんでも出来るようになるまでやる
丁寧:誰に対しても敬語なので冷たいイメージを与える

次徳川
五分で

剣術大会全国優勝の腕前
バカ
正義漢

挙動不審
根倉
びびり

頑固
理想家
御人好し

【氏名】
徳川一刀(とくがわ いっとう)
【性別】

【年齢】
22歳
【能力】
「なんでも斬れる能力」
文字通りなんでも斬れる
近接戦闘では有用だが遠距離戦闘ではなんの役にも立たない
【容姿】
和服に身を包んだ古風な青年
若干老け顔
【個性】
剣術の達人:全国優勝の経験あり
ござる口調:なぜかござる口調
同性愛疑惑:女子が苦手

次神守
五分

天災的天才
動き出したら止まらない
基本やる気ない怠惰

虚無的
身内に甘い
皮肉屋

【氏名】
神守 照 (かみもり てる)
【性別】

【年齢】
15歳
【能力】
「一度に粉々にしなければ復活する能力」
細胞の一片でも残っていたら再生して復活してしまう能力
【容姿】
半目のやる気ない顔した少女
【個性】
悲観的:超ネガティブ
覚醒前:覚醒後の力が未知数
皮肉屋:すぐ皮肉る

次は神蔵
五分でね

若干中二病
考えているようで実はよく考えていない
百戦錬磨

大食らい
夜更かし

【氏名】
神蔵 士郎
【性別】
男性
【年齢】
17歳
【能力】
「零を足す能力」
全ての数字列に零を加える能力、それにより自身の速度(Km)に零を足しつづける事で加速したり、物質の質量(キロ)に零を足して重くすることが出来る。
【容姿】
白髪で頬に火傷の痕、背が高く、常に周囲を俯瞰している
【個性】
鬼軍曹:自分にも他人にも厳しい
運動神経良い:卓越した運動能力
無限の胃袋:常に何かを食べている

次日照
五分でね

一番闇を抱えている
影が薄い
実は格闘戦に鬼強い

適当
酒豪
涙脆い

【氏名】
日照 翳 (ひでり かざす)
【性別】
女性
【年齢】
17歳
【能力】
「一定範囲をどこまでも暗い闇で閉ざす能力」
光が一切射さない真っ暗闇をつくる
そこでは能力者本人でしか満足に活動出来ない
【容姿】
どこにでもいる普通な女の子
特徴がないことが特徴
【個性】
榎本信者:榎本教を設立せんばかりの心酔具合
影が薄い:基本的には居るか居ないか分からない
無口:クールというよりは話さない

次はクリス
五分

現実主義者
行き当たりばったり
涙脆い

外道
策略家
影討ち得意

策士
冷静
男の娘


【氏名】
クリス・エインズワース
【性別】
男性
【年齢】
17歳
【能力】
「物体の加速度を操る能力」
触れた相手を加速させ、壁や地面に叩きつけたり、周囲の物を加速させて飛ばすことが出来る
自身を加速させ高速移動する事も可能だが、本人の身体能力は低いので、不慮の事故や設置系の罠には非常に弱い
【容姿】
小柄で華奢な体つきをした銀髪ショートカットの男の子
どう見ても男装している少女にしか見えないが、れっきとした男性
【個性】
リアリスト:現実主義者
男です:女の子扱いで気分を害する
策略家:基本的に策を張り巡らせる頭脳派


次は大鳥さん
五分でね

ものすごく慎重
決して他人は信用しない
疑心暗鬼

現実的
誇大妄想
意地っ張り

重度の厨二病
饒舌
影が薄い

【氏名】
大鳳 菫 (おおとり すみれ)
【性別】

【年齢】
15
【能力】
「影に潜る能力」
影の中に潜り好きな場所から出ることが出来る
影が無い場所では自らが影になり
潜ることも出来るが数秒程度が限界
【容姿】
金髪ゴスロリ
色々小さい
【個性】
慎重:あまり人は信用しない
審美眼:嘘を見抜きやすい
実は真面目:根っこは真面目ないい子

次は贄くん
五分

隠れドM
クールボケキャラ
天然

甘党
自由気侭
面白ければ良い

用心深い
無駄な争いはしない
見た目でよくビビられる

【氏名】
贄 俊介(にえ しゅんすけ)
【性別】

【年齢】
17歳
【能力】
攻撃する度、攻撃を受ける度に身体能力が上がっていく
【容姿】
金髪 緑メッシュ
【個性】
良い不良:不良チックだが根はやさしい
怖い顔:見た目で8割損をする
身内主義;認めた奴にはデレる

それではお次は暁
五分でね

律儀
寂しがり屋
生真面目ツッコミ

【氏名】
暁 独(あかつき ひとり)
【性別】

【年齢】
18歳
【能力】
「分身体を造り出す能力」
最大200の分身体をつくることが出来る
しかし一人一人はそんなに強くない
【容姿】
黒ローブを着て顔が見えない
露出が少ない格好
【個性】
合法ロリ:中学生?いいえ高校三年生です
独り:別に気にしてない
男性恐怖症:男に大きなトラウマがある

次は七木くん
五分でね

飄々
漢気
コミックリリーフ

【氏名】
七木 恭弥(ななき きょうや)
【性別】
男性
【年齢】
18歳
【能力】
「超すばやく走る能力」
所謂加速する力
銃弾は軽く避けることができるが
身体的には極普通なので雨など予測できない障害は凶器に変わる
【容姿】
金に染め上げた髪とパンクなファッション
【個性】
バカ:物凄いおバカ
悪への憧れ:悪い事が全て中途半端
惚れっぽい:すぐに惚れる

次は香坂さん
五分で

不思議系
マイペース
裏表

【氏名】
香坂 千遥(こうさかちはる)
【性別】

【年齢】
17歳
【能力】
「触れた物を透明にする能力」
自分や触れている物体を透明にする能力
透明になるだけで存在を消すわけではない
【容姿】
眼鏡でおかっぱの学生服を着た女の子
地味な外見だが実はプロポーションは抜群
【個性】
ロマンチスト:夢見る乙女
委員長;人前ではきっちりしている
読書家:一日一冊は読む

次はデニス
五分で

間違った日本観念
敬虔
ジョーク好き

寡黙
スポーツマン
愛犬がたくさんいる

無口
博識
ゴリラ

体育会系
銃ヲタ
カタコト日本語

【氏名】
デニス・バース
【性別】男
【年齢】35
【能力】
「相手の能力を拒絶する能力」
(相手の能力を無効化する)
【容姿】
鍛え上げられた筋肉が浮き上がる軍服
2mを超える身長の男前
【個性】
陽気:明るい良いお兄さん
演技派:俳優並の演技力
戦闘タイプ:軍の戦い方で相手を責める

次紫雲寺
五分

古風
中二病(正義の味方に憧れている)
天然ボケ

頭が悪い


【氏名】
紫雲寺 或羽(しうんじ あるは)
【性別】
女性
【年齢】
16歳
【能力】
「気合いで念力を出せる能力」
感情が高ぶるほど強いサイコキネシスを発しことができる。
本気を出すと一度にビル三つくらいの持ち上げが可能だが、常時は小物を数センチ動かせる程度。
【容姿】
和服を着た少女。黒い髪はハーフアップで右目が隠れている。
【個性】
肝っ玉:基本的にドンと構えている
大和撫子:清楚を体現している
指揮官気質:決断力に優れている

次はシモン

五分で

黒幕
優勝候補
激強

日本文化好き

熱血
努力家
善人

【氏名】
シモン・ド・モンフォール
【性別】
男性
【年齢】
24歳
【能力】
「体を頑なに硬くする能力」
体をダイヤモンドよりも硬い物質に変える
そんな硬い体から繰り出される一撃は重い
その代わり動きが鈍重になる
【容姿】
貴族服で少し派手な格好
【個性】
オネェ:男なのに女
器用:細かい作業に向いている
熱血:暑苦しい


それでは傘村さんがサポートするキャラを決めましょう
5分間で多数決

ミハエル

こりゃもうミハエルで決まりですな

では本弁開始までお待ちをー

圧倒的ミハエル率

桐山脱落するならもう一回キャラ作っておけばよかったなぁ











その日、傘森深愛は物凄く身の危険を感じていた。













大学に進学して、とくに何ともない普通の生活を送っていて
彼氏とか浮ついた話とかも無くて。

それなのになぜか自分の部屋のベッドで男が寝ている
しかも日本人じゃない、外国人のように見える...


こういう彼氏がいた覚えはないし、友達は純日本人ばかりだったはずだ


深愛は思った。今から部屋に備え付けのセキュリティボタンを押して警察を呼ぼうかと
普段は鈍いと言われがちだったが、こういう時は案外迅速に動けるらしくて...
もう既にボタンの前に陣取っている。


???「うーん」

男の寝息に体が跳ね上がる。
心拍数が一気に上昇してボタンから手が離れる

【行動】
1:ボタンを押す
2:とりあえず男を起こす
3:自由

↓2

傘森「あの…起きてくださーい」

もしかしたら死んでる?
殺人事件が自分の部屋で行われてしまった?
もしかすると何か新手のTVのドッキリが行われている?

深愛は一瞬でいろんなことを考えた。

そして取った行動は、男を起こすと言う事


ミハエル「ん?あー。おはよー」

ミハエル「お世話になってます」

ミハエル「おやすみなさい」

この人は多分ヤバいと深愛の五感が警笛を鳴らす


傘森「ま…待って。えっと…誰?」

ミハエル「ん?俺かい?俺はミハイル・ロマノフ。生まれは北の方の国で――――」

凄くご丁寧にミハエルは自分の説明をしてくれている
好きな食べ物とか身長とか彼女の有無とか。

深愛はそんな事を聞きたいのではない。
どうしてこの部屋に居るかという事を聞きたいのだ
というより正直見ず知らずの男の人の恋愛歴など興味のかけらもない

ラブコメの波動を感じる……(違う)

傘森「良いです。もうピロシキの話は良いですから」

ミハエル「じゃあ次は?」

傘森「あの…どうしてここに居るんですか?」

やっと聞けた。深愛の達成感は物凄く満たされた
暑くピロシキを語るミハエルにやっと本題を切り出せた


ミハエル「え?ああ…日本が最終テストの舞台だからかな?」

傘森「…え?」

ミハエル「WO社の。って、なに?しんねーの?」

WO社の事は良く知っている。
というより世界で知らない人は居ないだろうと言うくらい大きな企業

昔大きな戦争が起こったときに、主要な国が集まって設立した、世界初の複数国家企業
扱う物は世界に存在するものすべてであり、日々様々な研究を行っている
この企業無くして現代の発展はなかった。

というふうに深愛は学校で習っている


傘森「いや…でね。そのWO社のテスト?で私の部屋にいるの?」

ミハエル「あー。出すの忘れてた」


そう言ってミハエルはベッドから跳ね起きて、床に落ちているコートから一枚の紙切れを深愛に渡した

傘森「うん...うん...」

紙の大きさの割には大したことが書かれて無かった。
「試練者宿泊許可書」
の文字だけというのは、適当過ぎはしないだろうか?

この手紙から察するにミハイルはこの家を宿泊施設として扱おうとしている?
でもなぜ自分の家が?こんな2DKのマンションが?と深愛は頭の中で考えて居た


ミハイル「なんかなー。他の奴らは日本人だったり、自分で見つけたりしてるんだけどよ」

ミハイル「俺それすんの忘れてたんだよなー。んじゃあ、えっと...なんかアホそーなお前の家が抽選で選ばれて」

ミハイル「晴れてこの家の住人になりました!って言う事だな。うん」

ミハイルはどこで手に入れたのか、この家のカードキーをポケットから取り出す
これからの食費や光熱費はどうしようか、深愛は今それだけが心配だった

一通り説明は聞いた。

試験の参加者にはWO社直通の端末が与えられていて、そこで指令が下る事
試験の内容は不明なこと
参加者は19名いる事

そしてなにより深愛を驚かせたのが

ミハイル「見とけよ!ホラッ!」

イケメンの部類に入るであろうミハイルがニコッと微笑んで人差し指を壁に向ける。
あ…この笑顔素敵、と少し恋に落ちそうになったのも束の間


―――――バンッ

指から白い何かが凄い速度で飛び出る
その後には破裂音と焦げたような酷い匂い



傘森「……あ?え?」

臭いの方向にあるのはドア、いや。元ドア
上半分が崩壊したドアはもはや柵だ


傘森「何これ…」

ミハイル「ちょーのーりょくだな」

そんなことよりこの家賃貸なのになんてことしてくれてるんだ、と本気で怒りそうになったのを堪える。
相手がどんな人間なのかもわからないのに、刺激するのは良く無いと思ったからだ

次にミハエルがしてくれたのは超能力の話。

どうやらWO社がある一定数の人間に投薬実験を申し出て
それを許可した人間が、様々な能力に目覚めたらしい。

ミハエルが目覚めたのは3週間前で、その1週間後に試験の申し出が来たという。


傘森「ねえ、じゃあこういう能力って」

ミハエル「薬で目覚める!みんなそう!」

人工超能力なんてアニメみたいと深愛は思った。
けど現実問題そんなファンシーな問題じゃない

目の前のあっけらかんとしたミハエルのせいで貧乏学生の財布はもうすでに悲鳴を上げる数秒前だ

ミハエル「投薬実験は世界各地でずっと前から行われててよー」

ミハエル「試験に参加するまでは超能力者ってばれちゃ駄目なんだよなー」

傘森「ばれたらどうなるの?」

ミハエル「それ相応の処罰があります、って俺んとこの会社の人は言ってたぞ」

国から下される処罰なんてきっととんでもない物だ。
というより今の話だと世界各地に結構な能力者が居ることになるけど
そんなの聞いたことないなーと深愛はぼんやり考えている

ミハエル「よし!説明終わりな」

傘森「あ。うん」

ミハエル「ということで、お腹減った。メシ」

傘森「…は?」

ミハエル「ご飯」

厚かましいにもほどがある、人の家のドアを壊して置いて、人のベッドで勝手に寝ておいて
その挙句ごはんまで要求してくるのか?このミハエルとかいう外人は。
いくら深愛が緩いからといって、怒りを感じないわけでは――――


ミハエル「ごーはーん!」

傘森「分かりました、少し待ってて」


今月の食費。残り4000円
友達とショッピングモールに行ったのが運の付き...

これであと3週間乗り切らないといけないと言うのに


ミハエル「ピザが食いたい」


【行動】
1:大人しくピザの出前を取る
2:近くにあるピザのお店に行く
3:自由

↓2

無駄に豪華な手作り

出前?いや…出費が嵩む。
お店?友達に見られたら彼氏だと思われる、いや…イケメンだしそれはそれでいいんだけど…でもやっぱり出費が嵩む

そうだ。小麦粉もあるし家で作ろう

傘森「作ります」

ミハエル「なーなー敬語やめろよー」

とは言っても今の深愛が敬語を止めれば苛々マックスのなのがバレる
けど…もういいや。バレてしまえと深愛は思った。


傘森「うん!作るから!ちょーっと待っててねっ!」

下半分になったドアを乗り越えてキッチンに向かう
ドアの修理費、いくらかかるんだろうと考えて少し涙が出そうになった



【コンマ判定】
下1が80以上でピザが成功

てりゃ

焦げたな(確信)

ミハエル「おめーって料理クソ下手なんだな」

深愛自身もこれはダメだと思った。
ナンみたいなよく分からない小麦粉の塊の上に水気びちゃびちゃの生野菜類
とどめをさすのはオリーブオイル。むだにてかてかと全体をコーティングしている


ミハエル「可愛くても料理できねー奴は嫁の貰い手ねーって」

傘森「ぴ…ピザなんて初めてだから仕方ないもん」

ミハエル「…え?これ食べないといけないのか?」

傘森「…食べて」

情けなさとあり得なさで涙が出てきた
どうして私は訳の分からない外人の為にピザを作らされてドアを壊されて――――


ミハエル「おー!!泣くな!!ごめん。ごめんな?」

ミハエル「凄い美味しいぞ、見た目の割に美味しいから」

ミハエル「もう凄くおいしいって!な…泣くなって…」


傘森「ううっ……ありがとぉ……」

ミハエル「あー。おかわりした位おいしかった!」

傘森「…あるよ…ウウッ」


ミハエル「…マジで?」

あれから暫く深愛は泣いた。
どうして親からの仕送りが3万円だけなのか。
どうして私だけいっつも変な宗教の勧誘に会うのか
どうして3回に一回の割合でウォシュレットが温水に変わっているのか
どうしてミハエルが家に居るのか

もう溜まりに溜まった涙をすべて流した。


その間ミハエルは微妙な顔で深愛を慰めながらピザの様な何かを一心不乱に食べてくれていた



ミハエル「落ち着いた?なあ?落ち着いた?」

傘森「うん…」

泣いたら意外とすっきりした。
何だか今ならミハエルが居るのも許せるかもしれない


ミハエル「あのな。シャワーってどこにある?」

傘森「…え?」

ミハエル「いや…その。浴びたい」


うん?ちょっと待て。こいつは長旅の後の臭い体で私のベッドに寝たのか?
そう考えれば何だか深愛はもう一度泣けてきた


傘森「ウウッ…あっちの角」


ミハエル「なんで泣いてんだよ!?」


今度の今度こそやっと落ち着いた深愛は一人で今後の事に付いて考えて居た
主に試験はいつ終わるのか、という事だけだったが。


ミハエル「なー」

元ドアの方から声が聞こえる。

傘森「なに?……キャアッ!!」

ドアの上半分に見えるミハエルは裸だった。
下半分の擦りガラスもぼんやりと肌色のシルエットを映している。

とどのつまり全裸だ

ミハエル「なんか着る服ねーのー?」


傘森「と…とりあえずこっち来ちゃダメ!!」

ミハエル「え?」

傘森「やだって!ほんっとに嫌!」

父親以外の裸を見るなんて深愛は初経験だ。
というよりこんな事故のような形で初めてを終えたくない


傘森「とりあえずこれ!」

高校の時に着ていた少し大きめのジャージをドアの向こうに投げつける

次の事件が発生した。

寝る場所とノーパン事案だ


まずミハエルは下着を一着も持ってきていなかったためノーパンで深愛のジャージを穿いている
後で絶対に燃やして捨てると深愛は決心した

そして寝る場所。

これはミハエルは頑としてベッドで寝ると言い張っている
自分は床で寝ればいい話だけど、大学のレポートが忙しくて床は散らかったまま


ミハエル「俺と寝ればいいじゃんかよー」

嫌だ。ノーパンの男と隣で寝るなんて
というより父親以外の男性と横で寝るなんて…



傘森「変な事しないでね」

ミハエル「しねーよ。タイプじゃねーし」

結局は二人で寝ることになってしまった。



この後ミハエルの寝相の悪さに悩まされたのは別の話



プロローグ終わり

他の人のプロローグも書こう

誰が良い?
↓2

安価下で

アリシア










きっと素敵な能力を持った王子様的な男性がバラの花束を持って私の元に迎えに来てくれるの


「試験よく頑張ったね。ハニー」なーんて言ってね









お気に入りの恋愛小説を読み終えた香坂千遥は夢を見ていた

特殊な能力を持った自分。
そして今から始まる試験

きっと自分はここで素敵な人と巡り合えて――――


香坂「僕の能力?君を幸せにすることさ…なーんて」


きっと学校での香坂を知っている人はこの姿を見たら卒倒することだろう。
香坂は学校では一本筋の通った生真面目委員長なのだから


香坂「そんな…でも。私の能力は世界を不幸にしちゃう」

香坂(イケボ)「僕は不幸になっても君を助ける。いや、君さえいれば僕は幸せさ」

香坂「だめ…これは禁断のア・イ・」

香坂(イケボ)「僕は君を愛してるんだ!!」

一歩間違えれば官能小説ばりの一人芝居を毎晩一人3時間は続けている千遥
というよりお前の能力でどうすればそんな壮大な物語が出来るんだと、内心千遥自身も思っている


香坂(イケボ)「君の誕生日にバラの花束を100本」

香坂「やだ。嬉しい。嬉しいわ!トム!」

香坂(イケボ)「おーっと。僕がプレゼントする日なのに僕がプレゼントされてしまったようだ」

香坂(イケボ)「君のス・マ・イ・ル・さ!ハハハ!」

時々虚しくなる。


香坂母「千遥ー!ご飯が出来たから降りてらっしゃい」


香坂「はい、お母様!今すぐに!」


正直家族にもばれたくない秘密。

トムとの秘め事は食事の後にしておこう…


香坂母「どうなの最近の学校は?」

香坂「ええ。可もなく不可もなく平凡な学園生活を送っております」

香坂父「千遥は真面目だからなー父さんも鼻が高い」

千遥は食事の時間が嫌いだった。
食べることが嫌いなのではない、両親に囲まれるのが嫌いなのだ。

何だかとっても窮屈な気分になる


香坂「…ごちそうさまです」

香坂母「あら?残すの?お母様頑張って作ったのに…」

香坂「ごめんなさい。お腹の調子が…」

香坂母「まあ。それは大変だわお医者様を呼びましょう」

香坂「大丈夫です。胃薬を飲みますので」


だから食事はいつも残す。

自分の部屋で読書している時間が千遥にとっては一番の幸せだった

千遥「…はぁ」

千遥「退屈だな」

トムとの遊びも飽きてきた。
だけど千遥には気軽に連絡の取れる友達なんていない。

学校では生真面目だし…

それに塾の友達とは勉強の話以外しないし…


千遥「試験っていったいどんなのなんだろう」


そんな時だった。
WO社の端末がホログラムメッセージを宙に映し出したのは






――――――――――――――――――――――

【重大事故発生のお知らせ】

投薬実験に参加された皆様に重大なお詫びがあります

当方試験プログラムの不備により。
『重大な事故』が起こってしまいました

詳しくはまだ話せませんが、究明に向けて善処しますので

また、これによる生命の危険などについては投薬実験の開始の際に署名頂いた書類にも書いてありますとおり
当社は一切責任を負いません

――――――――――――――――――――――


この文書を読んで千遥は固まった。

え?生命の危険?
試験で生命の危険?なにそれ…

それにあんな分厚い書類なんて覚えてない



千遥「…どうしよう……トム」

けど誰も答えてはくれない。


いきなり過ぎる突飛な説明に千遥は戸惑うしかなかった


千遥視点で進みますか?
それとも深愛に戻しますか?

↓2

傘森 深愛


深愛は昨日の夜眠れなかった。
だからミハエルのコートの中の何かが光ったのも知っている。

だから朝ミハエルにそれを伝えると、ミハエルは端末を取り出してメッセージを宙に投影した
深愛には外国の言葉で何が書いてあるかは分からなかったけど…
ミハエルの顔を見るからにして、只事じゃないのが分かる


―――ブブブッ

そしてホログラムの投影が終わったと同時に、また新しいホログラムが投影された
深愛にはそれが良く無い物なんだと、直感的に察知することが出来た。



傘森「ね…ねえ」

ミハエル「んー?」

声をかけるのがちょっと怖かったけど…
いつも通り、昨日通りのミハエルだった。


傘森「どしたの?なんか怖い顔してたよ?」

傘森「試験始まるの?」


ミハエル「いやー。あのな。俺死ぬかも知んねーわ」


傘森「え?」

ミハエル「事故だってよ」

あんな笑顔で死ぬかも、なんて言われても深愛には到底信用できない
というより理解の範疇を超えていた


ミハエル「俺らは投薬する前にちょっとした手術も受けるんだよな」

ミハエル「首筋にチップ入れるだけの簡単な手術」

ミハエル「これで能力者がわりーことした時に強制的に能力を剥奪できんだけどな」

ミハエル「試験プログラムに参加するときは署名とプログラム機械にチップも認証させるんだ」

傘森「う…うん。それで?」

ついつい聞き入ってしまう

ミハエル「それが誤作動起こしたらしくて、毎週一回参加者のチップに高圧電流が流れるんだってよ」

ミハエル「ランダムだから誰のに流れるかはわかんねーけど」

ミハエル「なんせ脊髄の中に埋め込まれてっからなー…」


傘森「お医者さん!お医者さんに行こう!いくらなんでもWO社の過失だし…」

ミハエル「いや…無理だろ。中だぞ?」


雲行きが怪しく

傘森「じゃあ参加者の中にそれを取り外せる能力者さんが居れば?」

ミハエル「そういうことできねーようにチップには能力効かねーようにできてるらしいって聞いたぞ」

どうして?どうしてこんなにあっけらかんとしていられるの?と思った
きっと深愛なら泣いて喚いてパニックを起こすはずなのに…


傘森「…みんな死ぬの?」

ミハエル「ん?あー。13週間で治るってよ。運が良かったら残れるな!」

傘森「なんでそんな平気そうなの?怖くないの?」

ミハエル「だってどーしよーもねーもん。そんな事より腹減ったわ」











死ぬのは一週間に一人ですよね?

じゃあもし期限内に参加者が何らかの形で[ピーーー]ばどうなりますか?



>>


あくまでプログラムは電撃を流すことではなく、死者を強制的に出すという形で動いています

その1週間のうちに誰かが[ピーーー]ば、その週は誰も死にません

>>

では、もし参加者が参加者を殺せばどうなりますか?


>>

上記と同じです

>>

自発的に殺してしまえばペナルティは下りますか?


>>

全て事故という形で処理されます


>>

以上です


>>

重大な迷惑をかけてしまい申し訳ございません
今後ともお付き合いのほどをお願いいたします。

香坂千遥 様



>>
少し質問良いでしょうか?

>>
なんでしょうか?

>>
他の参加者はどこにいるか分かりますか?

>>
はい。試験プログラムに登録されている方ならば同じ試験内の方と自由に連絡が取り合えるようになっております

>>
それは直接ですか?

>>
いえ。わたくし電子アシスタントを介してのやり取りとなっております
不正を防ぐためですのでご了承ください

>>
どこにいるか筒抜けということでしょうか?

>>
先方が許可されない限り場所は開示されません

>>
もし、他の参加者に危害を加えられた場合
もしそれに一般人が巻き込まれた場合は?

>>
申し訳ございません
事故で処理させていただきます


>>
以上です。ありがとうございました


>>

重大な迷惑をかけてしまい申し訳ございません
今後ともお付き合いのほどをお願いいたします。

ミハエル・ロマノフ 様

ミハエル・ロマノフ


その日深愛は優しかった気がした。
ミハエルに服を買ってくれたり、下着を見に行ったり


ミハエル「なー。」

傘森「…ピザ食べに行こうか」

ミハエルが心配になるくらいに深愛は自分にお金を使っている
…もうすぐ自分が死ぬかもしれないからか?

でもきっと自分もおんなじことをするだろうな、とミハエルは思っていた


ミハエル「お金大丈夫か?」

傘森「え?うん!こう見えてお金持ちなんだよー?うふふ」

昨晩寝言で修理費用だの家賃だの言っているのをミハエルは聴いている
お金があるなんて絶対嘘なのは分かっている。


だけどこれに付き合ってやらないのも酷かもしれない


ミハエル「そーだな!おめーのピザまっずかったもんな!」

傘森「…ごめんね。だから今日はピザ食べよう」

何だかむず痒い。これなら昨日の深愛の方が良かった…
今の深愛は無駄に気を使っていて…

ミハエルには何だか居心地が悪かった

傘森 深愛

お婆ちゃんが集中治療室に入っているのを見ている時と同じ気分だった。
なんだか居てもたっても居られなくて、哀しくなってきて
なんでも出来る事をしようと、それをしないと泣いてしまいそうになるから。


今はミハエルに対してその感情を抱いている


傘森「ここのピザ、有名なんだよー」

決してそれを表に出してはいけない、逆に気を使わせる。
いつも通りを気取ろう。

こう見えて深愛は演技力には自信があった



ミハエル「おめーの食った後だとなんでもうまそーに見えるけどな」

傘森「もう!謝ったでしょ」


よかった。ミハエルにはバレてない



一通りの買い物を終えて、深愛とミハエルは帰路に付いていた。
後は家でゴロゴロするだけだ

…ミハエルは何をするのだろう?



傘森「ねえ、ミハエルは帰ったら何をするの?」

ミハエル「寝る」

傘森「うん」

そんな事をしていて良いのか?と深愛は思った
あと一週間で死んでしまうかもしれないのだからもっと他にする事はないのだろうか?



そんな時ミハエルの端末から音が流れた

【誰から?】
↓2

誰からかなー
安価下

【クリスと言います】

どうしてもお話ししたいことがあります。
指定の場所まで来ていただけませんでしょうか?

緊急の用事です




表示された文面はもちろんミハエルの母国語だ。


傘森「なんて?」

ミハエル「いや…ここに来いって」

指し示された場所がどこなのかミハエルには分からない
でも深愛にはわかった。

ここから近い大きな公園だ


傘森「ここ知ってるけど…どうする?行く?」

ミハエル「緊急みたいだしなー。行ってみるか」


指定された公園には誰も居なかった。

不気味なほどに誰も居なかった。


深愛とミハエルだけ。
後は風に揺れる遊具


傘森「変に静かだね…いつもはいっぱい人居るのにな」

ミハエル「つーか呼び出した本人はどこだよー」


――――シュンッ


ちょっと不機嫌なミハエル。
なんだかちょっと可愛いかもしれないと思った深愛


ミハエル「…おい!!!!」



傘森「え…ああ。何これ?」






深愛はちょっと理解できなかった。

どうして自分の脇腹がこんなに痛いのか。
どうして新しく買った服が赤く染まってるのか
どうして果物ナイフが突き刺さっているのか



ミハエル「大丈夫かよ!おい!」

眠くないのに足がガタつくのは深愛にとっては初めてだった。
…ああ、ダメだ。多分このまま眠ったら死んでしまう


そんな気がするのに眠たい


ミハエル・ロマノフ

意識を失った深愛を抱きかかえてとりあえず辺りを見回してみる。
けどそこには誰も居ない…

――――ガサッ

一瞬音が聞こえた植え込みにレーザーを撃ってみたけど、手ごたえなんてものは一切なかった



とにかくこの場から離れるべきか…
それとも戦うべきか……


一体自分はどうすればいいのか



【行動】
1逃げる
2戦う


↓2

香月 千遥

どうして?どうしてなの?
私はクリスさんって言う人を呼び出したはずなのにどうして二人も居るの?

あ、そっか…きっと殺そうとしてるのがバレて

だったら…二人とも殺さないと

千遥はあらかじめ用意していた果物ナイフを握り締めて、ゆっくりと二人ににじり寄った
そうだ。できれば弱そうな方から殺してしまう

千遥はもう正常な判断を下せないでいた。

今ここで死ねない、今ここで死んだらきっと王子様…
ううん。いつか私を好きになってくれる人が悲しんじゃう。


だったら仕方ないよね。仕方ないんだよ千遥
それに誰もお前を見ていないよ、お前が何をしてもそれは何もしていないことになるんだよ

頭の中の王子様が千遥にそう教えてくれる




人にナイフを刺すのってこんなに気持ち悪い感触なんだ。

ぶにっとした感触の後にずぶずぶと埋まっていく感触
きっと分厚いステーキ肉にアイスピックを突き立てるとこんな感触なんだろうなと思った


どうしたんだい千遥?まだ相手は死んでいないよ?
ああ、そうか千遥は優しいから殺せないんだね。流石は僕の千遥だよ

また頭の中の王子様が千遥にそう言ってくれる


そうだ。人を殺すのは悪い事なんだ
だから今ここから逃げるのはおかしくないよね

―――グラッ

ナイフを刺した女が倒れた。

私は悪くない。悪くない。

自分に言い聞かせながら千遥は公園の入り口から自分の家に向かって走り去った

クリス・エインズワース

やっぱりそうか。香月とかいう女僕を殺すきだったんだな。
いや…僕が真っ先に思い付いたことだし、他の人達もきっと気づいてるよね。

公園の茂みに隠れながらクリスはそんな事を考えて居た。


二人組の男女が来て、女にナイフが刺されて、女は倒れる
きっとこれは香月とか言う女が仕組んだんだろうな

はあ。僕の代わりに身代わりを立てておいてよかった

けど香月さん。ちゃんと殺してくれないと僕が疑われるじゃないか…
始末しておくべきかなとも思ったけど、能力者二人じゃ分が悪いよ

さて。これからどうしようかとクリスは考える

とりあえず逃げよう。
どんな能力かもわからないしね


茂みから離れた直後、茂みが爆散する。


男の能力か?
当たったら一溜りもないな…。出来るだけ早めに殺しておきたい



今日はここまで

明日は夕方16時くらいから更新します


おはよう。
人は居ます??

傘村 深愛

深愛が目を覚ましたのは自分の部屋のベッドの上だった。
横にはミハエルが泣きそうな顔で深愛を見つめている

傘村「あ…」

まだヒリヒリと脇腹が痛む。
やっぱり刺されたんだという何とも言えない現実感が深愛を包んでいた


ミハエル「ごめん」

ミハエル「まさか…あんなことになるなんて」

深愛は刺された自分よりミハエルの事が心配になった。
だって今にも泣きそうな顔をしていたから。


ミハエル「ごめんな」

傘村「ううん…。その…今は大丈夫だから平気だよ」

慰めるためだけの言葉ではない。
実際深愛は刺された時は恐怖に満ち溢れていたものの、現金な物で無事だと分かった今はあまり怖くない
喉元過ぎれば熱さを忘れるという奴だろうか?


それからいろいろミハエルから聞いた
自分を病院に連れて行ってくれたこと。傷はそこまで深く無かったこと
自分を刺したのはクリスという能力者であること

どれも辛そうに語るミハエルを見て、深愛は何故か少し申し訳ない気分になった。

ミハエル「ごめんな」

さっきからミハエルはずっと謝っている。
別にそこまで深愛は怒ってはないのに

傘村「もう良いよ。大丈夫だからね」

とはいっても起き上がったりするのはまだ少し無理そうだ
というより極力患部に力を込めたくない。

これで痛んだりしたらまたミハエルが今の様になってしまうだろう。

人が悲しんだり困ったりしてるのは見たくない。
だから深愛は横になりながら、極力平静でいる事に努めた



ミハエル「腹減ってねえか?どっか痛くねえか?」

謝罪の連呼がやっと終わったと一安心したのも束の間。
次はミハエルが凄い勢いで自分の事を気遣ってくれている

食べ物や飲み物や傷の具合。
それから痒い所とか、見たいテレビとか。

深愛はそんな様子のミハエルが少しおかしくて笑ってしまいそうになるのを堪えていた


傘村「別に…。けどお腹減ったかも知れないな」

遠慮せずに本当のことを言っておこう

ミハエル「何が食べたい?」

傘村「何でもいい」


ミハエル「出前か?俺が作るか?」

細かく聞いてくるミハエル。
ミハエルの手作り?キッチンが大変なことになりそう。
けど出前も出費が嵩むしな、なんて怪我人らしからぬ事を思いながら、深愛はこう言った

【行動】
1出前
2ミハエルに作ってもらう
3自由

↓2

もうドアが半分崩れているし、どうなってもいいや。
それにWO社になんとか言えば何とかしてもらえるかもしれない…

出前の出費よりミハエルのリスクを背負う事を決めた深愛

作って。なんでもいいからと短く言うと、ミハエルはキッチンへと向かって行った

これでキッチンでレーザーを撃とうものなら追い出してやろう
というより傷口が開いても怒鳴ってしまうかもしれない。

深愛はそんな事を想いながらミハエルの料理の完成を横になって待っていた



【コンマ判定】
40以上で成功

↓1

ミハエル「おい。起きろよ」

ミハエル「…起きれるか?」

傷口に気を使いながら起き上った深愛が見たのは、見た事も無い料理だった
というより家の材料でどうやったこんな未知の料理が?

外国の料理だと言う事は分かる。
色の澄んだ野菜のスープに、お肉料理
悔しいけど自分が作る料理より見た目がきれいだ


ミハエル「ほら。食えよ」

ベッドに腰掛けて横に立っているミハエルからスープを受け取る
テーブルとの距離が遠いので、今はミハエルがお盆をもってテーブル代わりになってくれていた


傘村「…いただきます」

美味しそうなのは見た目だけ。味は自分の方が上手い
だって自炊歴1年、それに中学の時から母の料理は手伝っていたし…

傘村「…おいしい」

けどそんな思い上がりはすぐに打ち消された。
ミハエルの作った料理はどれもこれもおいしくて、レストランと同じそれ以上の味がした

いつもの倍のペースで料理を食べ終えた深愛はほっと一息つく深愛

それを見てミハエルは、当然なことを切り出してきた

ミハエル「俺。この家出るわ」

傘村「なんで?」

なんで?なんて聞いてみたけどそんなの深愛にだって理解できる
きっと自分にこれ以上の迷惑をかけたくないからだ
同じ立場だったら深愛だってぜったいそうする。

けどここで行かせてしまったら何だかダメな気がした

もしかしたら死んでしまうかもしれない人なのに、ここで易々と見送るなんて
なんだか深愛はとっても嫌な気持ちになった

傘村「待って。私平気だよ…。それにどこで暮らすの?」

ミハエル「…外」

傘村「安全じゃないよ。それに私が襲われた時にミハエルの顔見られてるかもしれないから」

傘村「外で暮らすのは危険だよ…」

ミハエル「……そうだな」

困った表情を浮かべてミハエルは黙り込む。
けど深愛はきっとミハエルはここに居てくれるだろうと思っていた。

だってミハエルの顔が割れていると言う事は、自分の顔も割れていると言う事なんだから

視点変更できます

このままで行きますか?
それとも他の人に変えますか?

↓2

誰にしますか?

↓2

日照 翳


私は歓喜した。
私は生まれてきたことを幸せだと思った
私はこの不幸に感謝することを覚えた


だって。端末の連絡リストの中に林檎様の名前があったのだから

でも待って。この幸せはあと一週間?
もしかしたら林檎様が死んでしまうかもしれない?

翳は一瞬湧き上がった幸せと、今発生した絶望に板挟みにされていた


林檎様を守らないと
林檎様が死んじゃうよ

翳は端末を手に取ってWO社にすぐにメッセージを送った


『林檎様を殺さないでください』と


帰ってきたメッセージはこうだった

『ランダムで選ばれるため不可能です…申し訳ありません』

『ですが、その週にもし誰かが亡くなってしまえばプログラミング上その週の死者は居なくなります』


何を言っているかはすぐに理解できた。
翳は端末をベッドに放り投げて、机の上のカッターナイフを手に取った


簡単なことだ。今週私が死ねば林檎様は助かるんだ

カッターを手首に押し当てて勢いよく引く
予想以上に血が噴き出す。これには少し翳もびっくりした

やった。林檎様のために死ねる

林檎様、生きてください…


――――――

―――――

――――



いや。ちょっと待って

私が今週死んだらどうなる?
次の週は?
その次の週は?


今ここで私が死んではいけないじゃないか

気づいた翳の行動は早かった。
血まみれのままキッチンに行き一通りの処置を済ませ、廊下のドアのガラスを割った


そして翳は音でやってきた母親に淡々とした表情でこういった


日照「廊下で躓いた。救急車を呼んで」


そのあと翳はやってきた救急車に運ばれて地元の小さな病院で処置を受ける

命に別条は無かった。
傷跡は残るだろうと医師に言われたが、翳にとってはそんなことどうだっていい。


今週。誰を殺そうか


これが翳の課題だった



翳は病院のベッドの上で端末を操作していた。
出来るだけ殺しやすそうな人、女の人を選ぼう

けど…殺す相手を探すのに厄介なのが能力の存在

いくら幼稚園児相手でも時を止められれば勝ち目はない


それに自分の能力も直接戦闘向きではない。
どちらかというと闇討ちに向いている、というより文字通り闇討ちしかできない


日照「……」

点滴ももうすぐ終わりそうだ。
それまでには何とか標的を絞りたい


日照「…」

けど、能力がセレクトを混乱させる。
もどかしい状況だ、この間にも林檎様が死んでしまうかもしれないのに
林檎様の生命の時間を使っているというのに…



少し休憩

起床
人は居ますか?

家に帰ってから翳は母親に酷く注意された。
そしてどうして?と何度も尋ねられた。

面倒だからな適当にいなして、部屋に戻った

手首がまだずきずき痛む

とにかくなんとかして全員の位置を、いや…一人でも特定したい。

でもいったいどうすれば?
WO社に問い合わせても、許可がないと位置は教えれないと言われた。

じゃあどうする?

もう今日が終わってしまう。
それなのに有効な策が思いつかない


結局その日一晩翳は悩みに悩み続けた。


良い策なんて見つけられっこないまま





















<Day 2>







誰視点で進めますか?

↓2

紫雲寺 或羽

或羽は縁側で一人お茶を飲んでいた
この時間は或羽のお父様もお母様も家には居ない

決して小さくはない和風の一軒家でだが、使用人などの類は居ない


昨日から始まった死と隣り合わせの生活。

けど或羽は他の参加者を殺せば――――なんて考えには至っていなかった

あと1週間で死ぬかもしれないな。穏やかに過ごそう

この程度しか考えて居ない


のんびりのほほんと縁側でお茶を飲んでいる時が一番幸せなのだ。


庭の松の木に鳥が止まって囀る
もしかするとこの雅な風景もあと5日で見納めか、なんて考えれば少し感慨深い

だけど別に何かをする訳ではない。

言うなれば或羽は穏やか過ぎる死刑囚であった


そんな時横に置いてあった携帯端末が震えた

着物や和風に似つかわしくないWO社の端末だ

…誰かから連絡?
一体誰からだろうか…


【誰からの連絡?】
↓2

シモンという人物からの連絡だった。
一体なんだろう?

『この事故で生き残るために、他の参加者を殺そうと動いている人物が居ます』
『WO社の見解によると1週間に一人死ねばその週の死者は居なくなるそうですから、それが狙いでしょう』
『昨日私も襲われましたのでぜひともお気を付けください』

注意を促すメールだった…
下の方には襲ってきた人物の細かい特徴が記されていた
一人は女で一人は男。日本人と外人らしい


このメッセージは一斉送信されていた

今頃他の参加者にも送られているのだろう

成程、他の人物を殺すという手もあるのか
けど自分はそんな事するつもりは無いけれど

死ぬときは死ぬ時だ。

それに動かない限り危害が加わる事は無いのだから、じっとしておけばいい

でもこんな風に残り5日の余生かもしれない日々を過ごすのは幾分退屈だ。
たまには外にでも出てみようか

物騒かもしれないけれど、自分が襲われることは無い
勿論襲い掛かる事も無い


怖いことなんて何もないじゃないか

或羽は簡単に身支度を済ませると、外行きのバッグを手にしてタクシーを呼んだ

行き先は決まっている。
近くにできた大型ショッピングモールだ

或羽だって一応年頃の女の子なのだから、買い物は好きだ。

それにあそこには珍しく呉服店が入っている


【行き先で出会うのは?】

↓2

相変わらずここは賑やかだな…
別に嫌いというわけではないけれど、或羽の雰囲気には少し合わない。

或羽もそれを自覚しているのか、少し居心地が悪かった。
単に服装の問題と言う事もあるかもしれないが


そんな時だった


デニス「お!着物のねーちゃん!」

後ろからやたら陽気な声に呼び止められる或羽
無視するわけにもいかないし、というより何の用だろう?

紫雲寺「なんでございましょう?」

デニス「うおー…着物だ。写真!写真良いか!?」

紫雲寺「え…ええ」

デニスはポケットからWO社の端末を取り出してカメラアプリを起動した
或羽は珍しく驚いた。だってあの端末を持っていると言う事は―――

けどここはぐっと堪えよう、変にアピールするのは寿命を縮める


紫雲寺「これでよろしい?」

デニス「おーいおいおいおい」

紫雲寺「何かしら?」

デニス「姉ちゃん!これはナンパだ。どーだ?お茶でも」

紫雲寺「…うふふ」

目の前に居るのはタンクトップとジーンズが良く似合う筋骨隆々の男性
年は20後半?
というより黒のタンクトップをあそこまで着こなすなんてさすがは外国人だな…と或羽は思った

デニス「どうだ?」

紫雲寺「よろしくてよ」

他の参加者がどういう人間なのか。
それを調べておくのは悪い事ではない筈だ。

幸いなことに自分は能力者だとばれていないし

デニスは驚くほどにペラペラしゃべっていた
或羽はニコニコと相槌を打つ程度であったが、それでもデニスは喋りを止めない

デニスは裏表のない陽気なお兄さんなんだと言う認識が或羽の中で確立されつつあった

紫雲寺「ここのお店は美味しいらしいですわ」

取りあえず適当なお店に入る。
ここは前にお母様と一緒に来た場所で、オムライスがおいしかったはず


デニス「お!オムライスかーナイス!」

紫雲寺「ええ、母とこの前来た時に美味しかったので」

きっとこの男も自分と同じ考えの人間で殺し合いには参加しないスタンスなんだろう
そう思えばなんか親近感もわいてきている或羽。


デニス「嬢ちゃん!名前は?俺はクリスっつーんだ」

名は体を表すとはこう言う事か

紫雲寺「紫雲寺です。紫雲寺或羽」


クリスとは料理が来るまで色々な事を話した
ピザ屋を営んでいたとか昔はボクサーだったとか

紫雲寺「クリスさんはどうして日本に?」

デニス「ん?試験を受けになー」

紫雲寺「試験?」

デニス「んー。まあとにかく大変なんだよ」

大変なのはよーく知っている、自分だって参加者のうちの一人なんだから
けどまあよっぽどでない限りは19分の1を引くことは無いだろうし
復旧だってすぐだろうと踏んでいる


クリスの端末が振動した。
どうやらクリスだけに届いているメッセージらしく、紫雲寺の端末は震えなかった


デニス「或羽っつう名前だったよな?」

紫雲寺「ええ」

慣れた手つきで端末を操作して、それをポケットにしまうクリス


オムライスが運ばれてくると同時にクリスはオムライスにがっついた
あんな大きなオムライスを5分で食べきるなんて或羽には到底無理だ

デニス「なあ或羽」

紫雲寺「なんですか?」

ゆっくりとオムライスを食べながら或羽はクリスを見つめる
何だか心なしか少し真剣な面持ちに見えた


デニス「今度もこう言う風に飯食いにいこーぜ!」

紫雲寺「…別にいいですが」

デニス「っしゃ!じゃ俺が会計持つわ」

断っていたらどうなっていたのだろうか?
まあここの料金くらいは軽く払えるのだけど

今日はここまで

明日は19時くらいに

やっと帰宅。

今日はお昼くらいから更新しましょい
人が居るかどうかは不明ですが

お待たせして申し訳ない

更新そろそろ始めましょうか

人の確認だけさせてください

或羽は外人と日本人のジェネレーションギャップに今現在悩まされていた。

あの後会計が終わって、着物を見ると言う本来の目的を諦めて、この外人から離れようとしていたのに
家に帰ると言った或羽をクリスはわざわざ家に送り届けると言って、半ば強制的に駐車場の車に乗せられてしまった

黒塗りの車はクリスに似つかわしくない高級感を放っていて、傷一つない。
もしかするとクリスは大金持ちのご子息か何かか?だからこんなに世間知らずで強引なのか?
裏表のなさも底抜けな陽気さも、そうだとすれば説明がつくような気がする


デニス「家どこだ?ん?」

一歩間違えればこれは立派な誘拐である、というより今ここで叫べば絶対に誰かが助けに来てくれるはずだろう。
まあ、そんなはしたない真似をせずとも或羽にはここを切り抜ける自信はあったが


紫雲寺「あちらの角を曲がってください。そう、そこです」

家を教えてしまったらまたこの男が押しかけてくるかもしれない。
そうなるとさすがに面倒なので、或羽は適当なマンションを指した

デニス「でっけえマンションだな」

紫雲寺「ええ、そうでしょうか?」


デニス「んじゃ!またな!」

マンションの前まで来るとクリスはあっさりと下ろしてくれた
どちらからでも降りれるようにか、後ろのドアを二つとも開けてくれた

紫雲寺「楽しかったです。では」

勿論或羽の社交辞令だ。流石にこんな図々しい男ともう一度食事をしたいとは思わない。
というより、出来ればもう二度度会いたくない。

それはクリスが嫌な奴だからというわけではなくて、ただ単に自分とはソリが合わないだけ
或羽はクリスの事を悪者にしないよう、自分にそう言い聞かせて、クリスの車を見送った


ここから歩いて帰らないといけないのか
少し距離があるけど、良い散歩にはなるだろうと思う




―――――サクッ




空がとてもきれいだった。

小春日和で外気も暖かい

暖かな春の日差しが或羽の顔を照らす
眩しさが目を直接刺激するから、手で顔を覆うとしたけど或羽の手が上手く動かない


あれ?どうして?何を間違えた?どうして私が?どこで?
やり直せるならどこからやり直せばいい?

クリスの車に乗ったこと?クリスとご飯を食べた事?クリスに声をかけられて行動を共にした事?


グルグルと頭の中を巡る今日一日の情景。

結局何の答えも出ないまま或羽は春の日差しの中で眠りに付いた

デニス・バース


車の中には何とも言えない雅な残り香が残っていた。
デニスにはよく分からないが、これが日本の香りという物なんだろう

WO社の端末がブルブルと震えた
メッセージの受信だ、内容はある程度察せれる
誰かが死んだか、緊急のメッセージか、のどちらかのはずだ


デニス「ハァーッ」

残り香をぶち壊すようにタバコの煙を車内に充満させる。

こういう辛気臭い匂いは好きではない

タバコと一緒に酒でも煽りたいが今は運転中だ。飲んではいけない
世間知らずそうなふりをしていたけど案外常識は持っている方なのだ







【視点変更】

誰にしますか?

↓2

群馬 青葉

この地獄のような日々が始まって二日目、一日目を狂わずに乗り切った青葉だったが、今はもうダメかもしれない
その発端は先ほど鳴った端末にある。

どうせまた緊急のメッセージだろうと思い受信ボックスを開く。

ホログラムが立ち上がり、メッセージを表示しようとするが、メッセージの欄には何も書かれていない。
その代わりに添付ファイルが一つあるだけだ。

疑いより、何だろう?という気持ちが先走りファイルを開いた青葉は酷く後悔することになる

薄紫色の着物、中央に広がる赤黒いシミ
そして水たまりの様な赤い液体。
コンクリートに寝そべる綺麗な女の子、日に照らされてるはずなのに顔は真っ青で

この写真が一体何の写真なのかは一目瞭然だった

嫌な予感がして急いで参加者人数を確認した。
昨日までは19/19と表示されていたのに、今は18/19と言う表時に変わっていた





頭の中に朝送られてきたメールの内容が浮き上がる

『誰かを殺せば、その週の死者は居なくなる』

きっとそう言う事だ。
誰かが誰かを殺したのだ。

誰だ?誰が殺した?次は自分か?きっとそうだ


じゃあ犯人は?
きっとメールに書かれていた二人組に違いない
そうだ、きっとそうに決まっている

途方もない妄想が身を苛み、自分を殺そうとする

二人のうちの一人は外国人でもう一人は日本人
男と女。

きっとこの二人が自分を殺しに来るはずだ、歯の根が合わない
がたがたという音が部屋に木霊する


けど…けど。家でジッとしてれば…、そうすれば見つかる事は無い。

今週はもうきっと誰も死なないのだから。
だったら家でジッとしてれば自分は安全じゃないか?


少し席を外す用事が出来ましたので離席

続きは夜になると思われます


因みに最初の脱落者は或羽さんで間違いないです。
もっともっというとデニスは或羽さんを殺した犯人ではありません

まあ怪しい奴ということに変わりはないでしょうが

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