海江田四郎vs千早群像 (61)

※注意

アルペジオはアニメ基準にしてます。
沈黙の艦隊は最終回から数十年たってます。
オリキャラなどが出てきます。

以上を踏まえた上で見てください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400529194

ーWhere Do We Come From?
What Are We?
Where Are We Going?ー

Do We Fight For What?
What Do You Fight Request?
What Do I Need For World Peace?

プロローグ

ロシア連邦軍司令部

コツコツコツ…

ミハエル「失礼します。アローサ艦長のミハエル・チェスノコフ中佐です」

参謀「きたか…」

ミハエル「命令受け取りの為、連邦軍司令部にきたのですが」

参謀「そんなもの言わなくても分かる」

ミハエル「命令とはなんですか?司令部まで来るとなると…」

参謀「恐らくおおかた察しはつくだろうな」

ミハエル「何らかの機密任務でしょうか?」

参謀「そりゃそうだろう。ただの輸送任務で司令部へ出頭とはならんだろう。貴官の思ってる通り、機密任務だ。しかもただの機密任務ではない」

ミハエル「……」

参謀「そんなに硬くなるか?まぁ無理もないが」

ミハエル「……任務の内容は?」

参謀「」ピラッ

ミハエル「これは?」

参謀「任務……いや、作戦内容はそこに記されている。先にみろ」

ミハエル「作戦内容?一体?」

参謀「命令、ただいまをもってアローサ艦長の任を解く。貴官はこれよりセヴェロモルスクへ行きシエラII級潜水艦二番艦ゲパートの艦長としてイ401の拿捕、もしくは沈没の任務に当たってもらう」

ミハエル「振動弾頭、一体それはなんですか?」

参謀「物体の固有振動数を割り出し、共振現象を起こすことで対象の分子結合を崩壊させて破壊するという物だ。日本で開発されたが、海を封鎖された日本では5本を試作するのが限界であったため、日本政府はイ401に振動弾頭をアメリカに運ぶよう依頼され現在アメリカに向け航行中だ」

参謀「これがあれば霧の艦隊を倒せる人類の切り札だ…」

ミハエル「そんなに…!」

参謀「我々ロシアはこの振動弾頭を入手しようと試みた。が、日本政府のガードが硬くそれが出来なかった」

参謀「そして今、5本ある振動弾頭の内1本が外に出た。これをチャンスとみた我々はこの作戦を考えた」

参謀「それを貴官にしてもらいたい」

ミハエル「は、は!分かりました!」

参謀「それと後、君は大佐に降格だ。辞令は明日だす」

ミハエル「……は!ありがとうございます!では!」

コツコツコツ…

プロローグ前半はここまで。
後半は昼間にやります。

それとミハエルのプロフィールを。

ミハエル・チェスノコフ

シエラII級潜水艦(ゲパート)艦長。階級は大佐。
冷静沈着で物静かな男である。
操艦技術はかなりのもので演習では空母を沈めたこともある。
ある事情で階級は万年中佐であるが本人は出世なんかに興味はなく
現場で潜水艦を指揮するのが好き。

すみません…予定を変更して
夜にしたいと思います。

お待たせしました。
では後半をやります。
なお後半からは地の文を入れます。

???

「おい、あんた。海江田はいつになったら起きるんだ?」

「手術が終わってから随分たつね…そろそろ起きてもいい時間なのにね」

男が寝てるベットの隣の二人はいった。
片方の男は医師、そしてもう片方の男は海上自衛隊の第3種夏服を着ている。

医師「しかし何故今彼を治そうとしたんだい?」

医師は聞いた。

「生憎、それは秘密なんだ」

医師「ふうん。まぁ僕としては金を払ってくれればそれでいいんだけどね」

医師「しかし、驚いたね。わざわざ患者を君が僕のとこまで運んでこいつを手術して、治してくれなんて聞いたときは本当にあの時は驚いたよ」

「そうだろうな。だってあんたのあの時の顔は傑作だった。今でも思い出すな」

そう言うと医師はクスリと笑った。その時だった。

「…ん…」

「! 目が覚めたか!?」

医師「待ってくれ。あまり患者に刺激を与えないでくれないかな?」

「…ここは?」

ベットで寝ていた男が起き上がる。

「よう。久しぶりだな海江田」

海江田「……深町か?」

深町「そうだ。やっと起きたか」

海江田「一体どうなっているんだ?私はあの時総会でべネット大統領を庇い…」

深町「そこからお前は倒れずっと植物状態のままになったんだ」

海江田「どのくらい私は植物状態だったのか?」

深町「ざっと数十年たっている」

海江田「そうか。深町、世界はどれくらい変わったんだ?」

深町は海江田に説明した。
ベルリンの壁崩壊、冷戦終結、ソ連崩壊や湾岸戦争、イラク戦争などの出来事を話した。

海江田「ソ連は崩壊したか。予想通りだな」

深町「わかってたのか」

海江田「官僚の腐敗、社会、経済などが他国から遅れをとっている国の末路など誰でも容易に想像がつく」

やはりこの男は凄いと思った。幾ら数十年寝ていても、脳が衰えずにいる。

深町「流石だな」

海江田「しかし、話はこれだけではないのだろう」

こいつ、もう読んでいたか。侮れないなと深町は思った。

深町「あぁ、そうだ。本題はこれからだ」

海江田「本題とはなんだ?」

深町「霧の艦隊だ」

海江田「霧の艦隊?」

深町は医者に席を外してもらうよう言った。

深町「霧の艦隊とは、21世紀初頭、世界は温暖化の影響により地上での版図を大きく失った。そこへ突然、世界各地へ霧と共に謎の超兵器を搭載した第二次世界大戦時の軍艦群が出現。それが霧の艦隊だ。やつらは自分の意思を持っている。世界は霧の艦隊に敗北を喫し、海上での制海権を霧の艦隊の奴らに奪われている」

海江田は驚いた顔で深町を見た。

海江田「制海権を?あのアメリカもか?」

深町「あぁ、奴らに通常兵器はきかないんだ」

海江田「まさか私にその霧の艦隊を倒して欲しいと言うのか?」

深町は少し笑った。

深町「お前が言う現実感があるな。残念ながら違う」

海江田「ではなんだ?」

深町「さっきも言っただろう。奴らに通常兵器はきかないとな」

海江田「…まさか霧の艦隊に立ち向かえる兵器が開発されたのか」

深町「その通りだ。その名も振動弾頭というものだ」

深町「振動弾頭というのは炸裂すると周囲の空間を重力波によって侵蝕、物質の構成因子の活動を停止させ崩壊させる兵器だ」

海江田「成る程…やることが見えてきたな」

深町「みえたなら話は早い。海江田、その振動弾頭をアメリカに運ぶ潜水艦がいる。そいつを拿捕、または撃沈してくれ」

海江田「拿捕までなら分かるが何故撃沈させる必要がある?」

深町「データが欲しいだけだからな。沈めても、沈没地点に行って残骸を回収させるだけでいい」

海江田「ならいいが…潜水艦がないと出撃できない。潜水艦はどこだ?」

深町「潜水艦ならここにある」

深町が部屋の窓のカーテンを開いた。
するとそこには黒く光る潜水艦があった。

海江田「これは…」

ベッドから降りて海江田は窓の外をみた。

深町「やまとことシーバットの設計を元に建造した潜水艦だ。さしずめやまと二代目だ」

海江田「深町…ここは一体どこなんだ?」

深町「ここは沈黙の艦隊司令部のある沈黙の艦隊南極基地だ」

海江田「南極基地…沈黙の艦隊司令部?一体?」

深町「沈黙の艦隊構想は世界各国が賛成したものの、アメリカロシア中国が反対した為否決されたもののこの三カ国以外の国が賛成してた」

深町は沈黙の艦隊があの後どうなったのかを説明している。

深町「そのためその国々の支援の元で成り立っていた。EU、日本を含むアジア諸国、南アメリカ、さらにはアフリカまでもの支援、またそれらの国からの潜水艦の参加、乗員などの人員が沈黙の艦隊に集まった」

海江田「そうか」

深町「お前に感銘を受けた人間が数多く存在したということだ」

海江田は納得した様に頷いた。

海江田「どのくらいの規模なんだ?」

深町「戦略原潜2隻、攻撃原潜6隻、通常型潜水艦35隻となっている。このうちの半分が違う国からきた潜水艦で残りは沈黙の艦隊が作った潜水艦だ。技術者も集まっているからな」

海江田「かなりの規模だな」

深町「これでも結構被害がこっちにもあるからな。現に初期メンバーの人間の内残っているのは俺とクリス・ストリンガー大佐だけだ」

海江田「なんと…そうか」

深町「まぁそういう事だ」

海江田「わかった。出撃はいつだ?」

深町「出撃は明後日だ。乗員は全員訓練をうけているから安心しろ」

海江田「早いがまあいいだろう。わかった。着替えたら私もそちらに合流する」

海江田は着替えを取るため部屋から出ようとする。すると

深町「海江田!」

海江田「なんだ?」

深町「幸運を祈る」

そういうと海江田は軽く敬礼し、部屋から出た。

プロローグ終わり。
ここから本編に入ります。
ここまでみてくれた皆さんありがとうごさいました。
第一章は明日書きます。

参考にやまと二代目のスペックを
艦種:攻撃型原子力潜水艦(SSN)
艦籍番号無し
同型艦:なし
艦体構造:変形涙滴型単殻構造
外殻材:チタン合金/無反響タイル(2、3番艦は高張力鋼)
全長:120m 全幅:13m 喫水:10.5m
機関:S8G加圧水型原子炉×1 7翼スキュード・スクリュー×1軸 - S8Gは「ジェネラル エレクトリック社製サブマリン用8型」の意。
出力(カタログスペック/実測値):60000ps/80000ps
速力(水上/水中):35kt/55kt
乗員:76名
安全潜行深度:1000m
最大潜行深度:1250m
発射管:533mm魚雷発射管×8門
装填弾種:対艦・対潜攻撃用Mk48魚雷(通常弾頭/核弾頭)、ハープーンUSM(通常弾 頭/核弾頭)×計50 - 魚雷・ミサイル発射可能深度は500m。
水中排水量:9000t
建造ドック:沈黙の艦隊南極基地ドック

ほとんどやまとと変わらないと考えても構いません。

突然ですが
第一章に出すメンタルモデルを安価で決めます。
第二次大戦時の艦艇ならなんでも構いません。
安価ゾーンは>>35までです。
安価待ってます!

間違えた
安価ゾーンは>>40までです。

いい忘れました。
一番挙がった艦艇を出します。

戦艦マラート

アイオワ級戦艦

人いなさすぎwww
これじゃ一章書けないし>>38まで出た艦艇全部出します。
明日の午後に書くことにします。
引き伸ばしてすみません…

気にする事は無いかと ともかく、無理せずに書き続けていただきたい所

トリップつけ忘れてました。
すみません…

お待たせしました。
これから第一章を始めます。

第一章
衝突

一話
セヴェロモルスク港脱出戦

セヴェロモルスク

ミハエル「これがシエラII型?潜水艇が何故取り付いてある」

「ゲパートは本作戦用に潜水艇が取り付くように改造されているのですよ」

ミハエルが声のある方を見ると金髪の女性が立っていた。

ナージャ「初めましてミハエルチェスコノフ大佐。私はロシア連邦軍司令部の要員として本艦に搭乗することになるナージャポポノワ少佐と申します。作戦中だけですがよろしくお願いします」

ミハエルは妙に感じた。本来なら艦船に関してならその艦船が所属する艦隊の司令部の人間が来るならまだわかる。が、わざわざ軍司令部の人間が来るなぞ聞いたことがない。

ナージャ「どうなさいました?艦長?」

ポポノワ少佐の呼びかけがきこえた。

ミハエル「あ、いや…なんでもない。ふと考え事をな」

ナージャ「そうですか…なら大丈夫ですね」

ミハエル「……それじゃ教えてくれるかな、現在のイ401の所在地を」

ナージャは紙を持っていた鞄から取り出した。

ナージャ「現在、哨戒中の潜水艦の情報によると今横須賀沖を航行中との事です」

ミハエル「そうか。しかし、哨戒までするとは。一体何隻の潜水艦がいるんだ?」

ナージャ「ざっと20隻ぐらいですね」

ミハエル「そんなに…」

ミハエルは驚きを隠せなかった。

ナージャ「軍、並びにクレムリンは本作戦に賭けてます」

ミハエル「……何のために?」

ナージャ「ロシア存続、またその栄光のためです」

ミハエル「? 一体どういう」

ナージャ「貴方には関係ありません。貴方は本作戦を遂行するため最善を尽くせばいいのですから」

ミハエル「わかった。期待に応えるよ」

ミハエルは要員との挨拶を済ませた後、ゲパートの各科長との挨拶に向かった。
各科長はセヴェロモルクにある基地の一室に集まっていた。

アレクサンドル「初めまして艦長。私はゲパート副長のアレクサンドルデニーキン中佐です」

エレーナ「同じく水雷長のエレーナアヴェン中佐ですぅ」

マリア「水測長のマリアカレリン少佐だ」

ニキータ「機関長のニキータナボコフ中佐。よろしくお願いします」

ローザ「原子炉担当士官のローザベリエフ少佐です」

そして各長の紹介は済んだ。

ミハエル「みなよく集まった。私は本艦を指揮する艦長のミハエルチェスコノフ大佐だ」

この中で年長のニキータが少し反応した。
が、ミハエルは特に気にはしなかった。

ミハエル「本作戦についての説明をする」

ミハエル「本作戦はイ401の拿捕、または沈没を任務としている。現在の情報によるとイ401は横須賀沖にいるとの情報だ。恐らくアメリカによるには補給が途中が必要だ。我々はその補給で立ち寄る場所に待ち伏せそこを叩く」

エレーナ「質問よろしいですかぁ?」

ミハエル「なんだ?」

エレーナ「確かにいい案ですがぁ、問題はその補給地点はわかるんですかぁ?」

話し方が何か腹が立つ女だとミハエルは思った。

ミハエル「それはわかる。もし俺が司令官ならこの地点に立ち寄ると決めてる場所が幾つかある」

エレーナ「ははぁ。成る程。で、その地点とはどこですかぁ?」

ミハエル「ざっと硫黄島、サイパン、ざっとこの辺りの地点だな。後は哨戒中の潜水艦にその辺りを哨戒してもらいよう頼むよ」

ちょっと洗濯物干してきます。
終わったら続きを書きます

エレーナ「そうですかぁ……わかりましたぁ」

ニキータ「続きをお願いしますよ、艦長」

ミハエル「そうだな。そして拿捕の場合はイ401の乗員を日本におくる。そしてイ401は我々ロシア軍が預かることになる」

ミハエル「そして沈没の場合、本艦に取り付いてある潜水艇で振動弾頭を回収。さらにイ401の残骸を回収させる。なおこれらを行う士官を紹介する。入れ」

そういうと部屋のドアが開き4人の士官が入ってきた。

ミハエル「右から紹介する。一番右にいるのはニコライ少尉、ライサ中尉、ソフィア少尉、そしてアリョーナ中尉だ」

ニコライ「皆さん初めまして」

アリョーナ「……初めまして」

ソフィア「先程紹介に会った通り、ソフィアルカ少尉ですわ。皆様、以後お見知りおきを」

ライサ「………」

ミハエル「それでは各長からは何かありませんか?」

皆ないと言ってこれで終わる。
これから出撃である。

すみません…用事が発生したので一旦ここできります。続きはまた明日となります…すみません…

申し訳ありません…
間に合わず明日に書きます…


つまらん揚げ足取りだが
>イ401の拿捕、もしくは沈没の任務
沈没の任務ってのはないだろうww 「撃沈」だろうな。

>それと後、君は大佐に降格だ。
少将から? と思ったが読み返すと中佐だったのな。であれば「昇進」だろう。

単なるキーボードの打ち間違いとは思えないので指摘した。ガンバレ。

>>55
ほんとですね…
すみません、脳内補修で頼みます

毎度毎度すいません…
本当に申し訳ない。
予定がかさばりにかさばり、中々書けません…
でも今週中には絶対書きます!
なのでもう少し待ってください。

書く予定が決まりました!
土曜日に書きます!
見てる皆さんに迷惑をかなりかけましてすみません。
では土曜日に会いましょう。

きゅーそくせんこー

本当にすみません。
現在ストーリーの整理を行うのでもうしばらくお待ちください…
6月中には絶対に書きますので!
よろしくお願いいたします!

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