○このスレはオーディンスフィア×咲スレです
○安価要素と言うかコンマ判定多いです
○寧ろ、イベントや戦争の行く末までコンマで決めていきます
○故に割りとボロボロ人が死んでいきます 備えよう
○自分の推しキャラが死んでも泣かない精神でお願いします
○当然のごとくオーディンスフィアのネタバレがあります、ご注意下さい
○ぶっちゃけおでん汁のステマスレ
○つーか、京ちゃんをひどい目に合わせたい(本音)
その1
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453733159/)
その2
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」オデット「その2だ」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454082425/)
その3
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」咲「その3!」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454839672/)
その4
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」霞「その4ね」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455293851/)
その5
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」絹恵「その5やね」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456030033/)
その6
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」絹恵「その6やな」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456507781/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457103421
現在ステータス
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/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
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名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド
現在地:エンデルフィア
目的:死の女王と謁見する
所持金:0G 所持BP4
装備(0/3)
力 88
>戦闘力153/150
魔力 65
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する(現在使用不能)
未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
現在ステータス(2)
【好感度表】
姫様 130 憧れの人
明星 198 死して尚、愛の力を感じる (死亡)
霞 200 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 200 愛してる
はるる 200 愛してる
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 200 愛してる
ハインデル怜 200 愛してる
洋榎 169 ………………
美穂子 159 ???
智葉 194 …わ、私はまだ堕ちてないぞ
ネリー 105 毎度ありー♪
明華 119 ありがとうございました、英雄さん♪
宥 200 愛してる
【ダメージ表】
炎の国 23
死の国 → 壊滅…?
ラグナネイブル → 壊滅/67
リングフォールド → 3
タイタニア19
【各国戦力】
リングフォールド 戦力130
ラグナネイブル 戦力95
炎の国 戦力100
タイタニア 戦力100
【ターン1】
須賀京太郎 10/10
レイス 10/10
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
京太郎(死んでから初めての実戦…)」
京太郎「(正直、普段と勝手が違って…何処までやれるか分からない…!)」
京太郎「(その上、相手は死神…!)」
京太郎「(魂を刈り取る仕事をもう何百年もしてきたベテランだ…)」ゴク
レイス「どうした、怯えているのか?」
京太郎「…まさか」
京太郎「どう攻略してやろうか考えるのが楽しいくらいだ」
京太郎「(…嘘だ)」
京太郎「(そんな余裕はまったくない)」
京太郎「(ここで負けたら終わりだって考えると…)」
京太郎「(正直、怖いくらいだ)」
京太郎「(…だけど、ここまで啖呵切った以上、後戻りは出来ない)」
京太郎「(今の自分でも出来る事を探して…)」スッスッス
京太郎「風よ…!」フワッ
レイス「(魔法を使った…!?)」
レイス「(なら…来るか…!)」
京太郎「っ!」タンタンタン シュンッ
レイス「(な…はや…っ!?)」
京太郎「う…おぉおおお!」ガスッ
レイス「ぐ…うぅうっ」
京太郎「ま…だだあああああ!!」ドゴォ
レイス「(素手だと言うのになんという威力…!)」
レイス「(そしてなんという連撃…!)」
レイス「(一撃一撃に気持ちが乗っている…!!)」
レイス「(これが…この男の…)」
レイス「(英雄と呼ばれた男の拳か…!!)」
攻撃スキルかー
…とりあえずかるーく性能決める為に安価出しますかー
下1 コンマが高いほど性能が良いです ゾロ目だと最高級が出ます
85かー(白目)
最高級のスキルになりますねー…って事で
須賀京太郎はスキル ジ・アンブレイカブルを手に入れた
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められ、未だ尚も抗う事を止めない強い意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
須賀京太郎のスキル ジ・アンブレイカブル発動
ダメージが1上昇し、レイスに6のダメージ
【ターン2】
須賀京太郎 10/10
レイス 4/10
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
地味ですがサイファー+ジアンブレイカブル+動鎧術でダメージが3アップしますからね
条件さえ揃えば4ダメージからの即死もあり得るって辺り、かなり強力かなーと
そもそもこのシステムだと1ダメージ上昇するだけでかなりの効果を発揮しますしね
レイス「(このまま殴られ続けるのはまずい…!!)」
レイス「(霊体化して距離を取らなけれ…!)」
京太郎「っ!」ガシ
レイス「な…っ!?」
レイス「(霊体化の直前に頭を肩を掴んで…)」
レイス「(これは…っ!)」
京太郎「うぉおおおお!」ガッスゥ
レイス「ぐおっ!?」
レイス「(な、なんというめちゃくちゃな奴だ…)」
レイス「(まさかこのタイミングで頭突きを選択するとは…)」
レイス「(…だが、まだ私も負けた訳じゃない…!)」
レイス「(死霊としての闘いを…見せてやる…!)」
須賀京太郎のジアンブレイカブル発動
ダメージが1上昇し、2ダメージを与えた
レイスの戦闘続行発動
HPが0になるまで行動を続ける
【ターン3】
須賀京太郎 10/10
レイス 2/10
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
京太郎「まさか今ので倒れないとはな」
京太郎「かなりの手応えがあったんだが…」
レイス「あぁ。私がもし生きていれば今ので戦闘不能になっていた事だろう」
レイス「だが、私はあいにくと死霊だ」
レイス「人間ならば死ぬ最後の瞬間まで全力で戦い抜く事が出来る」
京太郎「…そうかよ」グッ
京太郎「なら、俺はアンタが倒れるその時まで殴り続けるだけだ」
レイス「…はは。なるほど」
レイス「死神を相手に無手で挑んだ挙句、そこまで言うとは」
レイス「……ならば、その心、我が拳で叩き折ってくれる!」グォ
京太郎「やってみろよ、死神ぃいいっ!」ドゴォ
レイス「ごふっ」
京太郎「…………俺の勝ちだな」
レイス「…そのよう…だ」パラパラ
京太郎「……死神」
あ、死戦忘れてた…
ま、巻き戻しまーす…
京太郎「まさか今ので倒れないとはな」
京太郎「かなりの手応えがあったんだが…」
レイス「あぁ。私がもし生きていれば今ので戦闘不能になっていた事だろう」
レイス「だが、私はあいにくと死霊だ」
レイス「人間ならば死ぬ最後の瞬間まで全力で戦い抜く事が出来る」
京太郎「…そうかよ」グッ
京太郎「なら、俺はアンタが倒れるその時まで殴り続けるだけだ」
レイス「…はは。なるほど」
レイス「死神を相手に無手で挑んだ挙句、そこまで言うとは」
レイス「……ならば、その言葉どおり、拳で挑んで来るが良い!」
京太郎「…やってやんよ、死神ぃいい!」ブン
レイス「甘いわああっ」シュォ
京太郎「な…!?」
須賀京太郎のジアンブレイカブル発動
ダメージが1上昇し3ダメージを
レイスのスキル 死戦発動
3ダメージを一度だけ無効にする
【ターン4】
須賀京太郎 10/10
レイス 2/10 死戦0/1
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
レイス「(よし、後ろで実体化…!)」
レイス「(こいつはまだ気づいていない…!)」グッ
レイス「(その首…)」
レイス「もらったああああああ!」ブンッ
京太郎「ふっ」ドゴォ
レイス「が…は…っ」
レイス「(バカな…タイミングは完璧だったはずなのに…)」
レイス「(一瞬で鎌の内側に入り込まれて…)」
レイス「(そのまま顎を蹴り砕かれる…だと……!)」
レイス「(コイツ…剣だけでなく…)」
レイス「(拳も…ここまで極めているのか…)」パラパラ
須賀京太郎のジアンブレイカブル発動
1ダメージを上昇させ、レイスに4のダメージ
レイスのHPが0になりました
レイスとの戦闘に勝利しました!!
京太郎「…死神」
レイス「気にするな、囚人、これも職務の内よ…」
レイス「長きに渡り死神として生きて来たこの魂が大地に還る…」
レイス「死神としての生は悪いものではなかったが…」
レイス「私は今…安堵の気持ちを強く感じている…」
レイス「私は…案外、こうして滅ぶのを望んでいたのかもしれん」
京太郎「お前は…」
レイス「ふふ。私も以前は人間だったと言う事だ」
レイス「それを死の女王に見初められ、こうしてレイスとして人の魂を狩り、そして護ってきた」
レイス「だが…それももう終わり」
レイス「多くの魂達と同じく滅びの時が私にも迫ってきている…」
レイス「…………しかし、その前に」スッ
京太郎「え?」
レイス「…さすがのお前も無手のままではこの先つらかろう」
レイス「少々、扱いが難しいと思うが…持っていけ」
京太郎「…良いのかよ。そんなもの渡して」
レイス「何…最後に良い闘いをさせてくれた礼だ」
レイス「それに……私も女王陛下も決してお前に意地悪をしようと思っていた訳ではない」
レイス「人として…出来る事ならば、その背を押してやりたいとそう思っていた」
京太郎「……ごめん」
京太郎「俺、そんな事も分からずに当たり散らして…」
レイス「気にするな。あんな話を聞けば冷静さを失うのが道理だ」
レイス「私がお前の立場でもきっと同じことを言っただろう」
レイス「…そしてそれは女王陛下もまた同じであろうと私は想っている」
レイス「あの方はとてもお優しい方だ」
レイス「人見知りはするし、迷子になるし、日がな一日中本を読んでいるし、仕事もサボる事が多いが」
レイス「…それでも一人の人物として、あの方ほど素晴らしい人はそういない」
レイス「死した後の我が忠誠心を捧げるに足る人であった…」パラパラ
レイス「…だから、せめてもの頼みだ」
レイス「女王陛下を恨まないであげてくれ」
レイス「恐らくあの方が誰よりも一番、お前の事に心を痛めている」
レイス「…本来ならばあの方はこの国を治めるに相応しいとは言えないほど優しい方なのだから」
京太郎「……あぁ。分かってるよ」
京太郎「俺と死の女王は立場の違いで対立しただけだ」
京太郎「それで恨むほど子どもじゃない」
レイス「…そうか。良かった…」パラパラ
レイス「ありがとう…囚人、いや、英雄よ」
レイス「…お前の武運長久を祈っている」シュゥゥゥ
京太郎「…あぁ、ありがとう、死神」
京太郎「そして…お疲れ様だ」
須賀京太郎は装備 死神の鎌を手に入れた
死神の鎌:命を刈り取る形をしている魔性の武器。ダメージを与えた際、20%の確率でHPが1回復する
京太郎「(…さて、死神の武器をこうして貰った訳だけど)」
京太郎「(鎌なんて今まで使ったことないから使いこなせるかどうか…)」
京太郎「(まぁ、レイスの言っていた通り、無手よりはずっとマシだし…)」
京太郎「(それにコイツにはあの死神の気持ちが込められているんだ)」
京太郎「(コイツを使いこなすつもりで戦っていかないとな)」チャキ
京太郎「(…んで、それはさておき)」キョロキョロ
京太郎「(どっちに行けば出口なのか)」
京太郎「(とりあえずさっきガロン王と会ったところがエンデルフィアでも奥地らしいし…)」
京太郎「(そっちと反対方向に進んで見るかな…?)」
下1(進行度0/10)
1 見つかった!戦闘へ
2 順調に進んで進行度2アップ
3 それなりに進んで進行度1アップ
4 見つかった!戦闘へ
5 それなりに進んで進行度1アップ
6 それなりに進んで進行度1アップ
7 順調に進んで進行度2アップ
8 それなりに進んで進行度1アップ
9 見つかった!戦闘へ
0 それなりに進んで進行度1アップ
ゾロ目 スカルディ
速攻戦闘かー…
下1
1 レイス二体
2 レイス一体
3 レイス二体
4 咲ちゃん「^^」
5 レイス一体
6 レイス二体
7 レイス一体
8 レイス二体
9 咲ちゃん「^^」
0 レイス一体
ゾロ目 スカルディイイイィ
レイスA「待て。そこのお前…」
レイスB「ここで何をしている…」
レイス「A「いや、待て。その武器は…」
レイスB「貴様、その武器を一体、どうやって手に入れた…!?」
京太郎「チッ…」
京太郎「(まさか出発して間もなく見つかるとは…運がない…)」
京太郎「(しかも、二体同時か…)」
京太郎「(装備と身体が万全なら勝算はあるが…)」
京太郎「(今はちょっと厳しいかもしれないな…)」
京太郎「(…でも、だからってここで諦めるようじゃ…あの死神の死が浮かばれない…!)」
京太郎「(なんとしてでも…こいつらの事を突破してやる…!!)」
【レイスA 戦闘力130】+【レイスB 戦闘力130】
VS
【スガ京太郎 戦闘力150】
【ターン1】
レイスA 10/10 死戦1/1
レイスB 10/10 死戦1/1
須賀京太郎 10/10
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
下2
1 回避
2 回避
3 回避
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 回避
7 回避
8 4ダメージを受ける
9 回避
0 レイスAの受けるダメージを無効に
ゾロ目
京太郎「(幸い…複数人との闘い方は心得がない訳じゃない…!)」
京太郎「(宥との戦闘もほぼ3:1みたいなもんだったしな…!)」
京太郎「(その時と同じように二人を同時に視界に入れておけば…)」
京太郎「(それほど怖くは…)」
レイスB「」スゥゥゥ
京太郎「げ…っ」
京太郎「(そうだ、こいつらはこの透明化があるから…)」
京太郎「(一度に二人を視界に入れてもすぐに逃げられてしまうのか…!)」
京太郎「くっそ…面倒くさい…!」キョロキョロ
レイスA「馬鹿め!こっちだ!」ボウッ
京太郎「っ!」
京太郎「(しま…あっちは囮だったのか…!)」
京太郎「(もう一体の方がもう魔法の準備して…間に合わない…っ!)」
京太郎「ぐ…あぁああっ」
須賀京太郎が3のダメージを受けました
【ターン2】
レイスA 10/10 死戦1/1
レイスB 10/10 死戦1/1
須賀京太郎 7/10
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
死神の武器 下1コンマ十の桁が2か7でダメージを与えた時、HP1回復
下2
1 回避
2 回避
3 回避
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 回避
7 回避
8 4ダメージを受ける
9 回避
0 レイスAの受けるダメージを無効に
ゾロ目
京太郎「(くそ…!さっきの炎は効いた…!)」
京太郎「(だが、今ので位置は分かったんだ…!)」
京太郎「(見つけた以上…逃しはしない…!)」ダッ
レイスA「(何…まったく怯んでないのか…!?)」
レイスA「(く…とりあえず下がって…)」
京太郎「逃がす…かよおお!」ブンッ
レイスA「っ」スゥゥゥ
京太郎「く…逃げられたか…!」
レイスB「そうだ。そして…」
京太郎「っ!」
レイスB「こっちは射程範囲に捕らえたぞ…!」ゴウッ
京太郎「(鎌の斬撃…!?)」
京太郎「(思った以上に範囲がひろ…)」
京太郎「ぐうぅうっ!」ズバァ
須賀京太郎のスキル、ジアンブレイカブルによってダメージが1上昇しました
が、レイスAのスキルによってダメージが無効化されました
須賀京太郎はレイスBから4ダメージを受けました
須賀京太郎のスキル 戦闘続行発動
HPが0になるまで行動出来ます
【ターン3】
レイスA 10/10 死戦0/1
レイスB 10/10 死戦1/1
須賀京太郎 3/10
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
死神の鎌 下1コンマ十の桁が2か7でダメージを与えた時、HP1回復
下2
1 回避
2 回避
3 回避
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 回避
7 回避
8 4ダメージを受ける
9 回避
0 レイスAの受けるダメージを無効に
ゾロ目
まぁ、防御札もないのに流石に2:1は無謀でしたね…(´・ω・`)
レイスA「そして…!」ズォ
京太郎「(なんだアレ…!?)」
京太郎「(死神の腕が骨のツバサのように変わって…一気に縦長になってる…!)」
京太郎「(まさかあいつ…!!!」
レイスA「おぉおぉおおおおおお!」
京太郎「がはっ」
京太郎「(突進…やば…流石に…意識…が…)」ドサ
レイスB「…ふぅ。何とかなったか」
レイスA「途中、冷や汗ものだったがな」
レイスB「…しかし、コイツをどうする?」
レイスA「とりあえず女王陛下のところへ連れて行こう」
レイスA「どういう経緯かはわからんが、死神が女王陛下から賜った武器を誰かに手渡すはずがない」
レイスA「コイツが誰かから盗みだしたか、奪いとったかは確実なんだ」
レイスB「そうだな。後の沙汰は女王陛下にお任せしよう」
レイスB「…まぁ、十中八九レブナントの刑だと思うがな」
レイスA「死神に手を出したんだ、当然だろうさ」
下1
1 残念だけど…
2 許してあげよう
3 残念だけど…
4 残念だけど…
5 残念だけど…
6 残念だけど…
7 許してあげよう
8 残念だけど…
9 残念だけど…
0 残念だけど…
ゾロ目
カリスマ使わないとは言わせない(真顔で)
咲「…許してあげよう」
レイスA「女王陛下…!?」
咲「だって…仕方ないじゃない」
咲「確かにレイスに手を出すのは重罪だよ」
咲「…でも、この子の場合、状況が状況だし…」
咲「それにうっかり口を滑らせちゃった私にも責任があるから」
レイスB「だからと言ってなんのお咎めもなしで恩赦などと…!」
レイスA「既に確認したところ、レイスが一人消えているのは事実なのですよ!!」
レイスA「コイツが殺したに決まっているのに許すなど納得出来ません」
咲「…うん。だから、罰は与えるよ」
レイスB「それは一体、どのような…」
咲「この子に私の力を分け与えて、死神にする」
レイスA「女王陛下!?」
咲「…反対する気持ちは分かるよ」
咲「でも…今の私にとってレイスが一人欠けるって言うのはとても大きい事だし」
レイスB「…終焉ですか」
咲「そう。もうそろそろそれは間近に迫ってる」
咲「…私の命ももうそろそろ消えるだろうね」
レイスA「そんな事はさせません!」
レイスB「我ら死神一同、女王陛下の御盾となって闘う所存です!」
咲「うん。ありがとう」
咲「私もそれを期待してるよ」
咲「…でも、多分、無理なんだ」
咲「私の死はそのまま終焉の引き金になる」
咲「私が死んだ後、この地に冥府の王が生まれて…」
咲「予言の通りにエリオン大陸を滅ぼすはず」
咲「…でも、私の死が確定でもその後はそうじゃない」
咲「死の凱旋で冥府の王は現る」
咲「漆黒を脅かすは」
咲「時に亡き彼の主の影」
咲「予言の通りならば…冥府の王は私が力を与えた誰かによって脅かされる」
咲「それは…私はきっと死神の中の誰かだと想っているから」
咲「信頼出来て強力な死神は極力増やしておきたい」
レイスA「…女王陛下はこの男を信用なさると言うのですか?」
レイスB「我らの仲間を殺したこの男を…!」
咲「…うん。だって、私の与えた武器は死神達にとって誇りなんだもん」
咲「下手に奪われる程度ならば、きっと自分の手で壊していたはず」
咲「でも、この子が持っていた武器は傷一つないきれいなもので」
咲「きっと…件の消滅したレイスから譲られたものなんだと思う」
レイスA「ですが…」
咲「まぁ、例えそうじゃなかったとしても、多分、この子は私の敵になったりしないよ」
咲「…私はこの子の事を契約対象としてずっと見てきたけれど…良くも悪くもまっすぐな子だから」
咲「私に助けられたとあれば、恩義を感じて手も貸してくれるはず」
咲「だから…難しいと思うけど納得してくれないかな?」
レイスB「……分かりました」
レイスA「女王陛下がそう仰られるのであれば…我らも矛を収めましょう」
咲「うん。ありがとう」
咲「それじゃあ…」スッ
下1 咲ちゃんの冥界パゥワがどれだけ馴染んだかをー
51…並のレイスくらいですかね?
あくまでも並みレベルなんで特に特殊能力はつきません
レイスとしての戦闘を続けていくと恐らく死戦他いろんなスキルを覚えていくと思います(´・ω・`)主に一周目に良く見たスキルを
後はとりあえず咲ちゃんの好感度を決めましょうかー
下1 コンマ+81
72+81で153ですね
昔からちょこっと意識してたけど実際に会って好きになっちゃったとかでしょうか
まぁ、恐らくまだ自分で自覚してるレベルじゃないんでしょう(´・ω・`)
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる
~エンデルフィア 咲ちゃんの部屋~
京太郎「う…く…」パチ
京太郎「(…あれ、ここは…)」
京太郎「(目の間にあるのはベッドの天蓋か…?)」
京太郎「(なんで俺はこんなところに…)」
京太郎「(そもそも…俺は最後に…)」ハッ ガバッ
京太郎「っつぅ…」
京太郎「(…身体中がきしむように痛い…)」
京太郎「(これ…やっぱあの戦闘のダメージ…だよな…)」
京太郎「(って事はやっぱ…アレは夢とかじゃないのか…)」
京太郎「(でも…それなら尚更、なんで俺がここにいるのか分からない…)」
京太郎「(ベッド以外も…周りには本棚がずらりと並んで…)」
京太郎「(まるで誰かの私室みたいな雰囲気なのだけれど…)」
ガチャ
京太郎「っ!?」
咲「あ、起きた?」
京太郎「…死の女王…」
京太郎「って事はここは…」
咲「うん。失望させて悪いけど…ここはエンデルフィアの中」
咲「私の部屋だよ」
京太郎「…え?」
咲「えって…そんなに驚く事…?」
京太郎「い、いや、だって、女性の部屋で眠ってた訳ですし」
咲「え」ドキン
咲「…………も、もう、口が上手いんだから」
咲「そ、そんな風に私の事女の子扱いしても…」
咲「簡単には騙されないからね」ルンルン
京太郎「あ、はい」
京太郎「それで…死の女王」
京太郎「俺はどうしてここに?」
咲「えっと…それを説明する前に聞きたいんだけど、何処まで覚えてる?」
京太郎「…レイス二体に敗れるところまでです」
咲「あぁ。その辺りはちゃんと記憶しているんだ」
咲「だったら、話が早いね」
咲「それから君は捕まって、罪人として私のところに連れてこられた」
咲「このエンデルフィアでレイスは獄卒だし、それに手を出すのは重罪だから」
咲「連れてきたレイス達も重罪を求めてたんだけれど…」
京太郎「けれど?」
咲「今回に限っては恩赦を出す事にしました」
京太郎「え?」
咲「ま、まぁ、情状酌量の余地ありとか…そんな感じ…かな」
咲「とりあえずレブナントにするつもりはないし安心して」
京太郎「でも、俺は…」
咲「逃げようとした相手に助けられて気が重い?」
京太郎「ぅ…」
咲「……だったら、一つ私達の事も助けてくれないかな?」
京太郎「…助ける?」
咲「うん。最近、やたらと三賢人達が…この冥界へと足を踏み入れる事が多いの」
咲「レイス達もそれを阻もうとはしてくれているんだけれど…」
咲「あっちは転移魔法の達人で中々、捕まえる事が出来ないのが現状」
京太郎「三賢人…!」グッ
咲「…やっぱりあのあいつらと因縁があるの?」
京太郎「えぇ。俺を殺したのは三賢人のスカルディですし…」
京太郎「明星母さんを殺したのも…恐らくあいつか…」
京太郎「あいつに操られたベリアルによるものでしょう…」ギリ
咲「…そっか」
咲「じゃあ、やっぱり君が適役だね」
咲「今の表情を見る限り、君なら三賢人の事を地の果てまでも追い詰めてくれそうだし」
京太郎「お望みとあらば、あいつらの素っ首を女王陛下の前に並べてみせますとも」
京太郎「…でも、俺は亡者です」
京太郎「この国にいると自我や記憶を失っていくのではないのですか?」
咲「その辺りは大丈夫」
咲「君はもう亡者じゃなくてレイスになっているから」
京太郎「え?」
咲「あ、レイスと亡者の違いは、実はそれほどなくて」
咲「私の力を受けて、獄卒や死神としての仕事をしているのをレイスって…」
京太郎「いや、そっちではなくて」
咲「え?」
京太郎「…俺、レイスになったんですか?」
咲「うん。だって、そうじゃないとこの国で働いてもらう事なんて出来ないし」
京太郎「そりゃ…そうですけど…」
咲「それに君としても悪い話じゃないと思うよ」
咲「レイスとしての力を使いこなせるようになれば現世にだって戻れるし」
京太郎「そ、それ本当ですか!?」
咲「わわっ」ビク
京太郎「って…またすみません」
咲「う、ううん。良いよ」ドキドキ
咲「それより…さっきの質問の答えだけど…本当」
咲「レイスは死神としての役目もあるから、冥界を出て、現世に出る力があるんだ」
咲「まぁ、それはごく一部のレイスにしか解放されていない特別なものだけれど」
咲「ここでしっかりと働いてレイスとして成長すれば、現世に戻るのも難しくないよ」
京太郎「っしっ!」ガッツポーズ
京太郎「俺、頑張ります!!」
京太郎「一生懸命、女王の為に働きますから!!」
咲「…うん。期待してるね」クス
咲「じゃあ、まずはこのエンデルフィアへと踏み込んでくるあの三賢人達を捕まえる仕事に…」
ガイスト(女)「」ヒュワン
咲「ひあっ」ビク
京太郎「え?」
咲「あ、い、いや、その…」
ガイスト(女)「…」シュン
咲「あ、う、ううん。大丈夫」
咲「貴女は別に悪くないから」
咲「わ、私がまだ慣れてないのが悪いんだからね?」
ガイスト(女)「…」ペコ
咲「そ、それより…なんの用かな?」
ガイスト(女)「…」スイーヒソヒソ
咲「…え?またガロン王が…?」
咲「…何だか最近、騒がしいね…」
咲「何かあったのかな…」ウーン
ガイスト(女)「…」ジィ
咲「あ…え、えっと…その…」
咲「と、とりあえずレイス達に警戒するように伝えておいて」
咲「ここまで暴れる頻度が高くなると何かの前触れかもしれないしって…」
ガイスト(女)「…」コクリ ヒュワン
咲「…ふぅ」
京太郎「あの、女王陛下」
咲「あ、え、えっと…」カァァ
咲「か、格好わるいところ見せてごめんね」
咲「実は私…人見知りで…」
咲「あんまり知らない死霊達ともうまく話せないの」
京太郎「でも、俺との謁見の時は…」
咲「き、君は昔から私に捧げられるって話だったし…」
咲「儀式を通して君の事を見ていたから…その、あんまり他人って気がしなくて…」
咲「でも、他の人はホント、ダメで…レイス達にも注意されるんだけど…」シュン
咲「や、やっぱり中々…こういうのは治らなくて…ね」フゥ
咲「色々な人に会わなきゃいけないのに人見知りじゃダメだって分かってるんだけど…」
京太郎「…死の女王」
咲「あ、咲で良いよ」
京太郎「え?」
咲「本当は女王陛下って呼んで欲しいけど、それはもう別の人に捧げているだろうし」
咲「一々、死の女王なんて仰々しい呼び方されるのも恥ずかしいから」
咲「だから、咲って呼び捨てにしてくれて良いよ」
京太郎「……それは有り難いですけど」
京太郎「本当に人見知りなんですか?」
咲「ほ、本当だもん」
咲「君が特別なだけ…って、へ、変な意味じゃなくてね!?」
咲「その…ずっと見てきたから、弟とかそんな印象が強くて」
咲「色々と考えたけど、やっぱり呼び捨てが一番、しっくり来るかなって思ったの」
咲「…やっぱりダメ…かな?」
京太郎「…いえ、そんな事ないですよ」
京太郎「死の女王ほどの人にそう言われて、ダメだなんて恐れ多い」
京太郎「是非とも咲と呼ばせてください」
咲「…うん。ありがとう」ニコ
咲「じゃあ、私はそろそろ行くね」
咲「本の途中で様子を見に来ただけだし…」
京太郎「読書家なんですね」
咲「それくらいしかここじゃ楽しみがないからね」
咲「まぁ、そういう訳だから君はここでゆっくりしてて」
咲「まだ私の力が馴染んでない上に戦闘のダメージもあるだろうし」
咲「今日は一日、そのベッドでゆっくり休んで良いから」
京太郎「…ありがとうございます」
咲「いえいえ。その代わり、明日からしっかり働いてもらうから」クス
咲「これでも結構、人使い荒いから…覚悟してよね?」
現在ステータス
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
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、
∧ `
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「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
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rく///|//////r=ミ// イ////////
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.'//////|/////乂__ノ'////////////
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//////////|////r=ミ、/////////////
名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド → エンデルフィア
現在地:エンデルフィア
目的:三賢人を捕まえる
所持金:0G 所持BP4
装備(0/3)
力 88
>戦闘力153/150
魔力 65
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する(関連スキル含め現在使用不能)
L未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められても、未だ尚も抗う事を止めない不可壊な意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
レイス候補生:死神としての力を分け与えられたが未だ扱いこなせてはいない。未熟者の証。
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
現在ステータス(2)
【好感度表】
姫様 130 憧れの人
明星 198 死して尚、愛の力を感じる (死亡)
霞 200 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 200 愛してる
はるる 200 愛してる
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 200 愛してる
ハインデル怜 200 愛してる
洋榎 169 ………………
美穂子 159 ???
智葉 194 …わ、私はまだ堕ちてないぞ
ネリー 105 毎度ありー♪
明華 119 ありがとうございました、英雄さん♪
宥 200 愛してる
咲 153 好き ※カリスマ使用済み
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる
【ダメージ表】
炎の国 23
死の国 → 壊滅…?
ラグナネイブル → 壊滅/67
リングフォールド → 3
タイタニア19
【各国戦力】
リングフォールド 戦力130
ラグナネイブル 戦力95
炎の国 戦力100
タイタニア 戦力100
咲ちゃんの匂いがついたベッドで京ちゃんが寝ると言っても良いのではないだろうか(錯乱)
でも面白そうなんでとりあえず下1 で咲ちゃんのクンカー度を試してみましょうか
43…まぁ、かもなく不可もなくってところですね
匂いを意識しちゃう事はあるけれど飛び抜けて好きじゃない的な(´・ω・`)と言いつつ今日はもう眠気がマッハなんで寝ます
おやすみなさーい
しかし、コンマに翻弄されてこんな事になっちゃいましたが
明星母さんの真の名はニーズホッグで、それが北欧神話のラグナロクにて果たす役割の事を考えると
かなり意味深な感じになってきましたね(´・ω・`)と言いつつ、今日は友人と遊ぶんでお休みします
明日は二回投下出来れば良いなと思ってます
昨日は投下出来ずにごめんなさい(´・ω・`)ちょっと急用が入ってしまいまして…
今日からまた頑張っていきまする
~死の国エンデルフィア 女王の神殿~
京太郎「(さて、今日から改めて死の国の住人として働く訳だけれど)」
京太郎「(最初はまず何をするべきかなぁ…)」
京太郎「(三賢人を捕まえるのを優先するか)」
京太郎「(或いは咲や他のレイス達と友好を深めるか)」
京太郎「(早めにレイスの力に馴染む為に訓練を頼むのも良いかもしれない)」
下1 @3
1 やっぱり仕事が優先だ
2 ここはコミュだな
3 まず大事なのは実力だ
京太郎「(そうだな。まず大事なのは実力だろ)」
京太郎「(ここ最近の俺は負けっぱなしで負け癖がつき始めてる訳だしな)」
京太郎「(仕事も勿論、大事だが、簡単に三賢人達が見つかるとは思えないし…)」
京太郎「(そもそも今、ここに侵入してきているかも定かじゃないんだ)」
京太郎「(まずは自力を高めて、問題に対処出来るような力をつけるのが一番だろう)」
京太郎「(…と言う訳で)」
京太郎「咲ー」ガチャ
咲「んー…」アシパタパタ
京太郎「って読書中でしたか」
咲「んー」ペラ
京太郎「…って事は今はちょっと訓練とかに付き合って貰えるのは無理そうですかね」
咲「んー…」ジィィ
京太郎「…その貧乳揉んで良いですか?」
咲「んー…」ペラ
京太郎「……」
京太郎「せい」スッ
咲「あっ!ちょ、な、何するの!?」
咲「って言うか、何時からそこに…!?」
京太郎「やっぱ気づいてなかったんですか」
京太郎「生返事だからもしかしてと思いましたが」
咲「う…だ、だって、その本思ったよりも面白くて…」
京太郎「まぁ、本に熱中するのは悪いとは言いませんけれども」
京太郎「せめてもうちょっと侵入者のこと、警戒して下さいよ」
京太郎「予言の事だってある訳ですし…」
咲「ふーん…」
京太郎「え?」
咲「…それって私の事、心配してくれてるって事?」
京太郎「そりゃ当然でしょう」
京太郎「俺にとって咲は恩人なんですから」
京太郎「…でも、本来なら俺はレブナントの刑を受けるはずだったのに…」
京太郎「咲が庇ってくれたお陰でお咎めなしになったって、そう聞きました」
咲「……だからって別に恩義を感じる必要はないよ」
咲「君の事をレイスにしたのもこっちの思惑があっての事だし…」
京太郎「勿論、100%好意であるとは思ってませんよ」
京太郎「仮にも一国を治める主が、好意のみで恩赦を出したら亡國一直線ですし」
京太郎「そもそも、そうやって好意を掛けられるほど、俺達はお互いを深くしっている訳じゃありません」
京太郎「…ですが、打算だけだとも思ってないんですよね」
京太郎「咲は…死の女王は俺の境遇を哀れに思ってくれている」
京太郎「そうじゃなきゃ、わざわざ自分の部屋のベッドで寝かせたりはしないでしょう」
京太郎「まだ死人としての生活になれてはいないとは言え」
京太郎「その辺に転がしておけば良いだけの話ですから」
京太郎「それをせずに自身のベッドに、異性である俺を運ばせたのは…」
京太郎「きっと咲は優しい性格だからなんだな、と思ってます」
咲「あぅ…」カァァ
京太郎「という訳なんで、俺は極力、咲の為に働くつもりです」
京太郎「まぁ、俺にとっての忠誠は未だリングフォールドにあるので絶対とは言えませんけど」
京太郎「でも、積極的に裏切ったりするつもりはありません」
京太郎「予言に記されている咲の死も回避したいとそう思ってます」
咲「……そう言ってくれるのは嬉しいけれど」
咲「でも、多分、無理だよ」
京太郎「んな事ないですよ」
咲「え…?」
京太郎「俺はかの賢竜ハインデルと知己ですが…」
京太郎「その彼女が言っていました」
京太郎「終焉は起こる。けれど、その道は一本ではないと」
京太郎「世界に定められた滅びを前によりよい結果を選びとる事は出来ると」
京太郎「だから咲が生き残る道もきっとあると思うんです」
京太郎「いや…俺がそれを必ず見つけ出してやりますとも」
咲「……京太郎君」
京太郎「まぁ、だからって訳じゃないですが」
咲「え?」
京太郎「暇ならちょっと訓練とかつけて貰って良いですかね?」
京太郎「最近、色々と実力不足を感じる事が多いですから」
咲「…もう。そんな事言われちゃ断れないでしょ」
京太郎「そりゃ断らせる気ないですし」キッパリ
咲「…敬語だけど割りと良い性格してるよね、京太郎君って」
京太郎「そっちの方が楽で良いでしょう?」
咲「まぁ、そうだけど…良いようにされてばっかりなのは腹が立つし」スク
京太郎「ん?」
咲「…その分の仕返しはスパルタ式の特訓って形でさせてもらうから」
咲「覚悟してね」ニッコリ
京太郎「お、お手柔らかにお願いします…」
下1/2 コンマだけレイスとしての経験値がアップします ゾロ目だとー
咲「ふむふむ…」
京太郎「…」グッタリ
咲「…思ったよりも素質はあるのかもね」
咲「まさか昨日の今日でもうここまで身体の分解の仕方を覚えるなんて」
京太郎「正直、未だにゾッとしないですけどね…」フゥ
京太郎「体の一部とは言え、自分で自分の身体を分解するのは恐ろしいですよ」
咲「それはまだ生者としての感覚を京太郎君が覚えているからだよ」
咲「少しすればそれもなくなって慣れてくると思うし」
咲「いざって時にもパパっと使って回避できちゃうと思うな」
京太郎「…うぃっす。後は実戦で磨き上げていきます」
咲「うん。それが出来たらとりあえずレイスとしては一人前だしね」
咲「まぁ、まだ冥界を渡るだけの力はあげられないけれど…」
咲「でも、この冥界にいる殆どの相手に負ける事はないと思うな」
須賀京太郎はスキル 死戦を覚えた
死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ3ダメージを無効に出来る。
咲「…しかし、思ったよりも物覚えが良くてびっくりだよ」
咲「この辺りは大抵、魂の形が崩れてきて、他の子と同じようなレイスになってから覚えられるんだけど」
京太郎「ま、俺は天才ですからね」ドヤァ
咲「…うん。本当にそうなのかも」
京太郎「え?」
咲「だって、私が君に注いだ力はそう多くないのに…」
咲「もう一人前のレイスとして働けるくらいに使いこなしているんだから」
咲「正直、京太郎君には期待していたけれど…」
咲「よもや、昨日の今日でここまでのラインに到達するなんて思ってなかったよ」
咲「……これだったら本当に」
京太郎「え?」
咲「…ううん。何でもない」
咲「それよりちょっと休憩した方が良いよ」
咲「本当にスパルタでやったから身体の感覚も薄れてるだろうし」
咲「下手に自分の姿を忘れちゃうと元に戻れない可能性もあるからゆっくりして」
下1 @2
1 やっぱり仕事が優先だ
2 ここはコミュだな
3 まだまだ実力をつけないと
京太郎「いえ、まだもうちょっと頼みます」
咲「…さっきヘバってたのに?」
京太郎「も、もう回復したから大丈夫ですよ」
京太郎「それにこうも褒めてもらえたらやる気も出てきます」
京太郎「何より…咲も本当は怖いんでしょう?」
咲「…何が?」
京太郎「さっき言いかけた事ですよ」
京太郎「これだったら本当に…の先は」
京太郎「自分を護ってくれるかもしれない…じゃないんですか?」
咲「……その根拠は?」
京太郎「…まぁ、ぶっちゃけ勘です」
京太郎「でも、それほど間違いであると思ってませんよ」
京太郎「一瞬、咲が俺に向けた期待の色はとても強いものでしたから」
京太郎「ただのレイスとしての仕事を期待してるだけじゃ、そんな色は見えないと思うほどに」
京太郎「それにこれでも俺はあっちでハーレム作ってた男ですよ!」
京太郎「女心に関してはそれなりに鋭いです」
咲「…の割には寄せられてた好意にも気づかなかったみたいだけど?」クス
京太郎「あ、アレは相手が悪かったんですよ」
京太郎「家族としか思ってなかったんですからノーカンです」
咲「ふふ。調子良いんだから」
咲「…まぁ、でも、それなら…私も止める理由はないし」
咲「もうちょっと特訓、がんばろうか?」
京太郎「うっす。宜しくお願いします、師匠!」
咲「し、師匠って…」カァ
京太郎「ダメ?」
咲「…いや、ダメじゃないけど」
咲「でも…ちょっとくすぐったいかな」
咲「ただ…決して悪い気分じゃない…かも」
咲「少なくとも師匠って言われた分、やる気も出てきたし…」
咲「それにそこまで言えるならもうちょっと激しくやっても大丈夫かなって」チラ
京太郎「え?」
咲「本当はね、さっき手加減するつもりだったんだ」
咲「なんだかんだでかなり厳しくやってるから、意識しない疲労は溜まってるはずだと思って」
咲「…でも、ここまで言われたんじゃ手加減する方が失礼だよね」
京太郎「あ、あの…」
咲「…とりあえずここからは歴戦のレイスでもなかなかついてこれない訓練になるけど」
咲「頑張ってついてきてね」ニッコリ
下1 コンマ./3だけレイスとしての実力アップ ゾロ目だとー…
49+35+23かー…100超えてるじゃねぇか…ちくせう(白目)
京太郎「……」シュゥゥ
咲「(…うん。良い感じ良い感じ)」
咲「(さっき冗談で天才だなんて言ってたけど…)」
咲「(本当にこの子天才かも)」
咲「(まさかつい数日前まで生きてたのに…)」
咲「(もうここまで自分の存在を希薄に出来るなんて)」
咲「(もう数百年私に仕えてくれているレイス達でも…)」
咲「(ここまで死に近づく事なんて出来ない)」
咲「(私から直接指導されているとは言っても…)」
咲「(この上達速度は正直、異常だと思う)」
咲「(…まるで運命がそれを望んでいるような…)」
咲「(こうなる事が予定調和だったみたいな…そんな違和感さえ…)」
京太郎「……」シュゥゥゥゥゥゥゥ
咲「って…!?」
咲「(ダメ…!この子…存在を希薄にしすぎてる…!!)」
咲「(このままじゃ一線を超えて、消滅しちゃうかも…!)」
咲「(まさかここまで近づくとは思ってなかったから…油断した…!!)」
咲「き、京太郎君…!」フッ
咲「(って…触れられない…!?)」
咲「(間違いなく目の前に身体があるはずなのに…)」
咲「(伸ばした手がそのまま突き抜けるなんて…)」
咲「(死の女王である私が触れられないほどの領域に到達したって言うの…!?)」
咲「(…そんな子を消滅させる訳にはいかない)」
咲「(何とかこっち側の世界に連れ戻さないと…!!)」
咲「(…でも、直接触れても、声を掛けても反応がないし…)」
咲「(ここは…やっぱり…)」スッ
京太郎「っっっっっっ!!!」ドックン
京太郎「…あ、れ?」
京太郎「俺は…」
咲「はー…良かった…」
京太郎「…咲?」キョトン
咲「…もう心配したよ」
咲「もうちょっとで京太郎君、消滅するところだったんだから」
京太郎「…消滅?」
咲「そうだよ。君は自分の存在を希薄にしすぎたの」
咲「呼びかけても反応なくて…触れようとしても通り抜けちゃうくらいに」
咲「正直、あそこまで存在を死に近づけた死者なんて私は見たことがないくらいだよ」
京太郎「あー…心配させてすみません」
咲「ううん。良いけど…」
咲「でも、怖くなかったの?」
咲「もうちょっとで京太郎君そのものが消えちゃうかもしれなかったんだよ」
京太郎「まぁ、なんつーか…焦りとかもあったのは否定しませんが…」
京太郎「でも、まだイケるって確信があったんですよね」
咲「確信?」
京太郎「えぇ。なんというか…言葉にしにくいんですけど」
京太郎「咲に起こされる直前も多分、後半分くらいは自分の存在を崩せるかなって思ってましたし」
京太郎「消滅の事なんか頭にないくらい自分の限界を確かめてみたい気持ちが大きくて」
京太郎「ジリジリと削っていってたところなんですが」
咲「…はぁ」
京太郎「あー…やっぱり呆れました?」
咲「呆れるに決まってるでしょ」
咲「色々と言ってるけど、それってつまるところ自分の中でチキンレースをやってたって事じゃない」
京太郎「スリルとかは特になかったですけど…まぁ、そうなりますかね、やっぱり」
咲「そうなりますー」ムスー
咲「…まったく。心配して損した…なんて言いたくないけれど」
咲「今の私はそんな気分だよ」
京太郎「すみません…」
咲「反省してる?」
京太郎「してます」
咲「もう二度としない?」
京太郎「しません」
咲「……よろしい。じゃあ、許してあげる」
京太郎「…ふぅ」
咲「まぁ…私自身、あんまり見る目がなかったっていうのもあるしね」
咲「まさかあそこまで存在ギリギリにしてまだ半分イケるなんて言うとは思わなかったし」
咲「それを邪魔しちゃったのは単純に申し訳ないと思っているけれど」ジィィ
京太郎「ぅ…」
咲「ただ、私から見て相当危ない領域に踏み込んだのは事実だから…」
咲「リミッターはつけさせてもらうよ」
京太郎「リミッターですか?」
咲「そう。さっきみたいに京太郎君の存在が希薄になりすぎたら…」
咲「君の中にある私の力が活性化して、強制的に意識を現実へと引き戻すようにね」
京太郎「あー…さっきのドックンってのは」
咲「うん。私の力が活性化した証かな」
咲「まぁ、京太郎君としても決して悪いものではないと思うよ」
咲「死の淵から強制的に引き戻すだけの力はきっと君にとって大きな助けになると思うから」
咲「うまく使いこなす事が出来れば、きっともっともっと強くなれるはず」
須賀京太郎はスキル 死の淵にたどりつくモノを手に入れた
死の淵にたどりつくモノ:亡者の中にあって尚、死に近づこうとする狂気の証。戦闘中一度だけ戦闘不能を回避し、HP1で踏みとどまる。
京太郎「ありがとうございます」
京太郎「面倒を掛けた上に、リミッターまで…」
咲「ううん。気にしないで」
咲「寧ろ、私がついているのに、それだけ消滅に近づけさせたって言うのもあるし」
咲「それに…それだけ私の力を扱いこなすレイスってこれまで見たことがないから」
咲「京太郎君には期待してるし、これくらい当然だよ」
咲「…それに…」
咲「さっきのは図星だったしね」ポソ
京太郎「あー、やっぱりですか」
咲「も、もう…!そこは聞こえないフリするのがマナーじゃないの!?」
京太郎「残念ですが、俺は別に難聴を患ってる訳じゃないんで!」
京太郎「ガンガン突っ込みますし、からかいもしますよ!」
咲「もぉぉぉ…」ムスー
京太郎「ま、安心してください」
京太郎「俺は一応、これでも英雄って呼ばれるくらいには強いですから」
京太郎「並大抵の奴には負けませんし」
京太郎「咲の事も必ず守り通してみせます」
咲「…そうやって格好良い事言ってごまかそうとしてない?」
京太郎「バレましたか」
咲「バレバレだよ」フゥ
咲「………まぁ、でも」
咲「…君に才能があるのは事実みたいだし」
咲「一応…ちぃっぴりとだけれど…期待はしてるね」
京太郎「えぇ。その期待に必ず応えてみせますよ」
下1 @1
1 やっぱり仕事が優先だ
2 ここはコミュだな
3 まだまだ実力をつけないと
京太郎「(…さて)」
京太郎「(実力はもう十分過ぎるほどつけた)」
京太郎「(まだ生身であった頃よりはずっと弱いけれど)」
京太郎「(でも、代替となるものはこうして手に入れる事が出来たし)」
京太郎「(次はやっぱり仕事だな!)」
京太郎「(あんまり咲に訓練ばっか頼むと同僚達にも妬まれるし)」
京太郎「(俺にとってもあいつらは因縁浅からぬ相手なんだから)」
京太郎「(…必ず見つけて咲の前に引きずり出してやる…!)」グッ
下1 判定回数が増える度にスカルディを見つけやすくなります
1 失敗
2 成功
3 失敗
4 失敗
5 失敗
6 失敗
7 成功
8 失敗
9 失敗
0 成功
ゾロ目 奇襲
京太郎「(うーむ…見つからないか)」
京太郎「(聞いた話によると最近、あいつらの出入りが激しいみたいなんだが…)」
京太郎「(今日はまだ来てないのか…」
京太郎「(或いはこのエンデルフィアが広すぎて、見つかっていないだけなのか分からないけど…)」
京太郎「(でも、諦める訳にはいかないよな)」
京太郎「(ここにあいつらが出入りしているって事は良からぬ事を企んでいるに間違いはないんだ)」
京太郎「(ガロン王…俺の祖父にもちょっかいを出していると聞くし…)」
京太郎「(早めに見つけ出して、その企み全部を吐かせてやらないと)」
京太郎「(ぶっちゃけ、俺はまだこの国に堕ちて数日だし…愛着もないけれど…)」
京太郎「(でも、咲から貰った恩は返しきれないほど大きいものなんだ)」
京太郎「(この国もまたタイタニアやラグナネイブルみたいに…あいつらの好き勝手にさせたくはない)」
下1 ラストチャンスです
1 成功
2 成功
3 失敗
4 失敗
5 成功
6 失敗
7 成功
8 失敗
9 失敗
0 成功
ゾロ目 奇襲
京太郎「(うーん…空振ったか…)」
京太郎「(あいつらの目的がガロン王なんだから…その近くにいれば手がかりの一つも手に入ると思ったが…)」
京太郎「(まさか手がかり一つすら手に入らないなんて…)」
京太郎「(…仕方がない)」
京太郎「(とりあえず今日はあいつらもいなかったって事で…)」
京太郎「(一旦、咲のところに帰るか)」クル
「ぐおおおぉおおおおおおお!!」
京太郎「っ!」
京太郎「(この…聞いているだけで身の毛もよだつような恐ろしい声…)」
京太郎「(間違いなくガロン王のものだ…!)」
京太郎「(じゃあ…まさか…っ!)」
京太郎「くそ…間に合ってくれよ…!!!」ダッ
ガロン「ぐるるるるるるるる」
スカルディ「おぉ、ガロン王」
スカルディ「ようやく…ようやくその御身を縫い止める杭から解放してさしあげる事が出来た」
スカルディ「ご気分はどうですかな?我らが王よ」
ガロン「スカルディ、お前…」
スカルディ「分かっております。ガロン王」
スカルディ「今の貴方は常に飢え続ける餓狼のようなもの」
スカルディ「儂の事を食いたくて食いたくて仕方がないのでしょう?」
スカルディ「ですが、それを何とか理性で思いとどまっておらっしゃる」
スカルディ「一度、何かを口にすれば、自身の飢えが制御出来なくなる事をご存知だからだ」
スカルディ「魂までこうも変容するほどダーコーヴァに冒されていると言うのに…」
スカルディ「まこと感服するほどの凄い精神力です」
スカルディ「だが…」スッ
ガロン「っ!?」ドクン
ガロン「なん…だ、コレは…」
ガロン「貴様…余に何をした…!!」
スカルディ「ガロン王の悲劇の後、エドモンドが儂らに作らせたダーコーヴァを制御する為の魔法です」
スカルディ「いかにガロン王が人並み外れた精神力の持ち主であっても」
スカルディ「儂の魔法でダーコーヴァの力を増幅してやれば…流石に我慢も出来んでしょう」
ガロン「や…やめろ、スカルディ」
ガロン「余は…余は約束したのだ…」
ガロン「終焉など呼ばんと…耐えると…!!」ズシンズシン
スカルディ「誰と約束したのかは知りませんが…そうはいきませんぞ」
スカルディ「貴方にはこの冥府の尽くを食い尽くし、あの憎き咲めを殺してもらわなければいけないのですから」
スカルディ「タイタニアと同じように…それこそが戴冠の儀に…」
スカルディ「ガロン王を冥府の王へと据える儀式となりましょう」
ガロン「お…おぉおおぉおおおおっ!!!」
ガロン「っっっ!」ドサ
京太郎「ガロン王…!」
スカルディ「おや、お前は…」
京太郎「スカルディ、貴様…!」
京太郎「ガロン王に何をした…!?」
スカルディ「ふん。ただ儂はガロン王を不当に拘束していた呪縛を解いたまでよ」
京太郎「不当だと…!?」
京太郎「それをガロン王が望んでいたのにか…!!」
スカルディ「例え、我らが王がそれをお望みになっていたとしても関係ない」
スカルディ「どの道、我らが王はその拘束から解き放たれ…冥府の王に成るのだから」
スカルディ「それを極力早め、その苦しみを和らげたいと思うのは」
スカルディ「臣下として当然の事だと思わんかね?」
京太郎「黙れよ…!!」
スカルディ「おぉ、怖い怖い」
スカルディ「…だが、そのような口を効いても良いのかね?」パチン
ガロン「…」ググッ
京太郎「ガロン王…!」
京太郎「(…なんつー大きさだ…)」
京太郎「(以前は地面に縫い止められていたからわからなかったが…)」
京太郎「(あのケダモノの身体…大きな丘くらいあるぞ…!)」
京太郎「(竜を遥かに超えるこの身体に…あの人は…)」
京太郎「(エドマンド王は挑んだって言うのか…!)」ゴクッ
スカルディ「幾ら呼びかけても無駄じゃよ」
スカルディ「ガロン王は既に我が術中にある」
スカルディ「意識くらいは残っておるかもしれんが…」
スカルディ「もうその身体を自由に動かす事も出来んはずじゃ」
京太郎「スカルディ…!!」
京太郎「かつての主君にそこまでやるのか!!」
スカルディ「口を慎め、竜に敗れた亡者よ」
スカルディ「儂にとってガロン王は今も主君よ」
スカルディ「儂らが最も辛く苦しい時に…」
スカルディ「世界中のありとあらゆるモノ達から馬鹿にされていた時に…」
スカルディ「手を差し伸べ…宮廷魔術師として迎え入れてくれたこの方には…」
スカルディ「心から感謝しておる」
スカルディ「しかし、だからこそ、我らが王にこれ以上の辛酸を舐めさせたくはない」
スカルディ「どの道、この世界は一度、滅ぶとそう決められておるのだ」
スカルディ「世界中の死を凱旋とし、呪われてしまった我が王の帰還を願って何が悪い!!」
京太郎「徹頭徹尾、悪いところしかねぇよ!!」
京太郎「そんな一人善がりにガロン王を…世界を巻き込もうとするんじゃねぇ!!」
スカルディ「儂らの半分も生きておらん小僧が偉そうに説教なぞするのではない!!」
スカルディ「もう良い!貴様の顔を見るのも不愉快だ!!」
スカルディ「ガロン王!最初の獲物はそこにいる男です!!」
スカルディ「まずはそれを血祭りにあげる事で、死の国に対する宣戦布告といたしましょう!!」
ガロン「…」ズシンズシン
京太郎「…ガロン王」
京太郎「…約束を果たす準備は整えたぜ」
京太郎「色々とあったが…俺はアンタを殺しうる力を得た」
京太郎「…だから、安心してくれ」
京太郎「…俺は必ずアンタを殺してみせる」
京太郎「アンタの意思を…俺は無駄にはしない…!」チャキ
【ガロン 戦闘力180】
VS
【須賀京太郎 戦闘力150】
ガロンのスキル ダーコーヴァの獣発動
身体のそれぞれの部位にHPがあり、全てにダメージを与えるまで本体を攻撃出来ない
ガロンのスキル 不滅の身体発動
ダメージ表によって肉体が復活する事がある
ガロンのスキル ウジ虫の巣窟発動
被ダメージが1あがる代わり、相手に攻撃される度に1のダメージを相手に与える
ガロンのスキル 予言された滅び発動
須賀京太郎を相手にする時、戦闘力が20低下する
【ターン1】
須賀京太郎 10/10
ガロン王 3/3 3/3 3/3 10/10
下1
1 1ダメージを受ける
2 2ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 首回復
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
京太郎「…行くぜ、ガロン王!」ダッ
スカルディ「迎え撃て!」
ガロン「っ!!」ズシンズシン
京太郎「(大丈夫…!図体はでかいが動きは鈍い…!)」
京太郎「(ガロン王がまだスカルディに対抗しようとしているのか…)」
京太郎「(或いは久しぶりに動き始めた所為でまだ慣れていないのかもしれないが…!)」
京太郎「(この程度なら…!)」トンッ
京太郎「(突撃に合わせて…ガロン王の骨を蹴りのぼって…!)」タタタッ
京太郎「一つ…貰ったああああああ!」ガシャン
ガロン「ぐおおおおおおおおおお!!!」ドシンドシン
ペシャ
京太郎「っ!」
京太郎「(なんだ、コレ…!)」
京太郎「(ガロン王が暴れた時に…虫がこっちに張り付いて…)」
京太郎「(俺に噛み付いてきやがる…!)」
京太郎「(まさかこいつらもダーコーヴァとやらに汚染されて凶暴化してるのか…!?)」
須賀京太郎のスキル ジ・アンブレイカブルとガロン王のスキル ウジ虫の巣窟発動
ダメージが5になり、ガロン王の首を一つ撃破した
が、代わりに1ダメージを受けた
【ターン2】
須賀京太郎 9/10
ガロン王 0/3 3/3 3/3 10/10
下1
1 1ダメージを受ける
2 2ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 首回復
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
京太郎「(く、気持ち悪い…!)」
京太郎「(だが、ここでウジ虫に構うのはさすがに危険だ!)」
京太郎「(とりあえず次に)」タッ
ガロン「ぐっ」クル
京太郎「え?」
京太郎「(ガロン王の首がこっちを向いて…)」
京太郎「(嫌な…予感がっ!)」
ガロン「るおおおぉおおお!」ノビー
京太郎「っ!!」シュゥゥゥ
スカルディ「よし…!やったか!!」
京太郎「く…っ」ヒラッ ストン
スカルディ「何…!?」
京太郎「(危なかった…)」
京太郎「(まさかガロン王の首がいきなりこっちに向いて…)」
京太郎「(そのまま凄い勢いで伸びてくるなんて…)」
京太郎「(…殆ど骨しか残ってないのに…本気で生物としての摂理を超越してるな…)」
京太郎「(ダーコーヴァ…予想以上にヤバイ生き物みたいだ…)」
須賀京太郎の死戦発動
ガロン王の攻撃を無効にした
【ターン3】
須賀京太郎 9/10 死戦0/1 死の淵1/1
ガロン王 0/3 3/3 3/3 10/10
下1
1 1ダメージを受ける
2 2ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 首回復
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
京太郎「(だが、伸びるのは早くても戻ってくるのは一瞬じゃない…!)」
京太郎「(今ので首が無防備に伸びてる…!)」
京太郎「(この状態なら…)」チャキ
京太郎「はあああっ!」ザシュ
ガロン「ぐおおおぉおおおおおお!!!」ドサ
京太郎「(ふたつ目の首を切り落とした…!)」
京太郎「(実際、後、どれくらいダメージを与えれば良いのか分からないが…)」
京太郎「(流れはこっちに来てるのは間違いない…!)」
京太郎「(このままガロン王との約束を果たす…!!)」
須賀京太郎のスキル ジ・アンブレイカブルとガロン王のスキル ウジ虫の巣窟発動
ダメージが7になり、ガロン王の首を一つ撃破した
が、代わりに1ダメージを受けた
【ターン4】
須賀京太郎 8/10 死戦0/1 死の淵1/1
ガロン王 0/3 0/3 3/3 10/10
下1
1 1ダメージを受ける
2 2ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 首回復
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
スカルディ「く…ガロン王、何をしている!!」
スカルディ「そいつは御身を害す反逆者ですぞ!!」
スカルディ「予言に語られる冥府の王が、何をおされておるのですか!!」
ガロン「が…あぁああああっ!」ダッ
京太郎「(跳びかかり…!?)」
京太郎「(だけど…それだけ大きければ…!)」ズザー
京太郎「(スライディングで回避して…っ!)」
京太郎「(足に…一撃っ!)」ズバァ
ガロン「ぐっ」ガク
京太郎「(そして…!)」タタタッ
京太郎「(怯んだ隙に上に登って…!!)」
京太郎「3つめええええええ!!」ガシャァアン
ガロン「~~~~~~~っ!!!」
ガロン「…っ」グパァ
京太郎「(…なんだ、急にガロン王の胸部分が開いて…)」
京太郎「(青く輝く心臓が…こっちにせり出してきた…)」
京太郎「(これは…もしかして…)」
京太郎「…そこか」
京太郎「そこが…弱点なんだな、ガロン王」
京太郎「…俺にそこを攻撃しろと」
京太郎「そこを潰せば自分が滅ぶと…そう教えてくれているんだな」
ガロン「…」ズシン
京太郎「……分かった」
京太郎「貴方の気持ち…無駄にはしない」
京太郎「…その心臓、必ず俺が貰い受ける」
京太郎「少し痛いかもしれないが…もう少しだけ我慢しておいてくれ…!」
須賀京太郎のスキル ジ・アンブレイカブルとガロン王のスキル ウジ虫の巣窟発動
ダメージが7になり、ガロン王の首を一つ撃破した
が、代わりに1ダメージを受けた
ガロン王本体へのダメージが通るようになりました
【ターン5】
須賀京太郎 7/10 死戦0/1 死の淵1/1
ガロン王 0/3 0/3 0/3 10/10
下1
1 1ダメージを受ける
2 2ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 首回復
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
スカルディ「何をしておる、ガロン王!」
スカルディ「戦え!戦わんか!!」
スカルディ「何を棒立ちになっておる!!!」
京太郎「…行くぜ、ガロン王!」ダッ
京太郎「まず…一発!」ズバァ
ガロン「っっっっっ!!!」ガクガク
ブパァ
京太郎「(く…またウジ虫が…!)」
京太郎「(でも…気にしてられるかよ…!!)」
京太郎「(ここで手を抜いたらガロン王の苦しみが長引くだけなんだ…!)」
京太郎「(多少、残った肉を食われようが関係ない…!)」
京太郎「(ここで必ず終わらせる…!!!)」
須賀京太郎のスキル ジ・アンブレイカブルとガロン王のスキル ウジ虫の巣窟発動
ダメージが5になったが、代わりに1ダメージを受けた
【ターン6】
須賀京太郎 6/10 死戦0/1 死の淵1/1
ガロン王 0/3 0/3 0/3 5/10
下1
1 1ダメージを受ける
2 2ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 首回復
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
スカルディ「く…ならば魔法の出力をあげてやる!!」
スカルディ「これでどうだ!!!」グッ
ガロン「っっ!」ズシンズシン
京太郎「く…ガロン王!」
スカルディ「そうだ!踏み殺せ!!」
スカルディ「そいつはお前の敵だ!!!」
スカルディ「お前を殺そうとする奴などその巨体で押しつぶしてしまえば良い!!」
京太郎「ぐ…っ」
京太郎「(まずい…図体がでかすぎて…)」
京太郎「(地団駄を踏む度に地面が揺れて…碌に身動きが…!)」
ガロン「っ!」グッ
京太郎「しま…!」
ガロン「っ!!!」ガッ
京太郎「ぐああああああっ!!」
須賀京太郎は3ダメージを受けました
須賀京太郎のスキル 戦闘続行発動
HPが0になるまで戦い続ける事が出来る
【ターン7】
須賀京太郎 3/10 死戦0/1 死の淵1/1
ガロン王 0/3 0/3 0/3 5/10
下1
1 1ダメージを受ける
2 2ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 首回復
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
グシャァ
京太郎「くそ…!」
京太郎「(今の腕の一撃で飛び散ったウジ虫がまた俺に張り付いて…!)」
京太郎「(むしゃむしゃと肉を食ってやがる…!)」
京太郎「(こいつらに食われるダメージもかなり蓄積してきたし…)」
京太郎「(そろそろ勝負をつけないと…まずい…!)」
須賀京太郎は1のダメージを受けました
【ターン8】
須賀京太郎 2/10 死戦0/1 死の淵1/1
ガロン王 0/3 0/3 0/3 5/10
下1
1 1ダメージを受ける
2 2ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 首回復
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
スカルディ「よしよし。良いぞ…ガロン王!」
スカルディ「その調子だ!!」
スカルディ「その調子で奴を殺すんだ!!」
ガロン「……」ピタ
スカルディ「くそ…!またか、このポンコツめ!!」
スカルディ「動け!えぇい…動けと言っているだろう!!!」ググ
ガロン「……」ググ
京太郎「ガロン王…」
京太郎「(…抵抗しているのか)」
京太郎「(スカルディの魔法は強まっているだろうに…こうも身体をこわばらせて…)」
京太郎「(俺に弱点を晒したまま…固まっている)」
京太郎「(殺してくれと…そう言っている…)」
京太郎「(…………なら)」チャキ
京太郎「っ!」ダッ
スカルディ「止めろ!!」
スカルディ「この方を何方と心得るのだ!!」
スカルディ「冥府の王にしてタイタニア王のガロン王だぞ!!」
スカルディ「それをお前のような下衆が!!」
スカルディ「何処の馬の骨ともわからん貴様などがああああああ!!」
京太郎「は…あぁあああああっ!」ザシュ
ガロン「っっっっっ」ビクン
ガロン「~~~~~~~~~っっっ」フルフルフルフル ドサ
京太郎「…はー…はー…」
京太郎「…勝った…勝ったぞ…」グッ
スカルディ「はは…はははははは」
スカルディ「バカめ!この大馬鹿者め!!」
スカルディ「お前は分かっておらんようじゃな!!」
スカルディ「タイタニアの王には…」
京太郎「代々、王族の者しか殺せない」
スカルディ「…何?」
京太郎「そう言いたいんだろう、スカルディ」
スカルディ「貴様、なぜそれを…!」
スカルディ「それは王家の秘中の秘のはず…!!」
京太郎「簡単だ」
京太郎「それを俺に教えてくれたのはガロン王…」
京太郎「俺の…祖父だからだ」
スカルディ「祖父…だと…?」
京太郎「流石のお前も知らなかったようだな、スカルディ」
京太郎「…あぁ、ガロン王は俺の祖父…」
京太郎「つまり俺はタイタニア王族の血を引く…立派な王族だ」
スカルディ「ば、馬鹿な…!」
スカルディ「で、では…!!」チラッ
ガロン「…」ズズズズズ
京太郎「…ガロン王」
京太郎「(…いつの間にか首が再生してる)」
京太郎「(これが不滅の呪いと言う奴か)」
京太郎「(でも、それも殆ど効果がないのか…)」
京太郎「(四肢の先からゆっくりと溶けていっている…)」
京太郎「(恐らくこれが…ガロン王の最期)」
京太郎「(冥府の果てに繋がれた王は…これから死んでいくんだろう)」
ガロン「…ありがとう…我が孫よ」
ガロン「お前のお陰で我が魂はようやく本来の安らぎを得た」
ガロン「礼を言うぞ…」
京太郎「…礼を言われるような事じゃねぇよ」
京太郎「俺はただ約束を守っただけだ」
ガロン「それがどれほど有り難い事か、お前にも分かっているだろう…」
ガロン「余は…終焉の際に冥府の王となり…狂うとそう思い込んでいたが」
ガロン「お前のお陰で…その不安からも止まぬ飢えからも解放されたのだから」
ガロン「余にとって…お前は救世主だ」
ガロン「幾ら感謝の言葉を重ねても足りないくらいだ」
京太郎「……んな大層なもんじゃねぇよ」
京太郎「俺は何度だって負けたし…一回は殺されたし…」
京太郎「…大事な人も護れなかった馬鹿なガキだ」
ガロン「なら、余はどうだ?」
ガロン「結局、渇望に負け、自分の孫を襲った余は」
ガロン「約束を護る事も出来なかった余は一体、何になる?」
京太郎「…それは」
ガロン「余はお前に何があったのかは知らない」
ガロン「お前の人生を聞き続けるには…あまりにも時間がなかった…」
ガロン「だが…一つだけ言える事がある」
ガロン「…余は間違いなくお前に救われたと言う事」
ガロン「そしてお前の英雄譚は終わってはいないという事だ」
京太郎…ガロン王」
ガロン「…お前は余の無理難題に応えて…こうして殺してくれた」
ガロン「死して尚、絶望せず…進み続けようとした」
ガロン「…その気持ちを忘れぬ限り、お前は馬鹿なガキではない」
ガロン「必ずや多くの者を…世界を救う英雄になるだろう」ズズズズズ
ガロン「あぁ…もう滅びが喉元まで来ておる…」
ガロン「だが…恐ろしくはない…」
ガロン「ようやく…楽になれる…」
京太郎「ガロン王!」
京太郎「お、俺にとって…俺にとってアンタは…」
京太郎「…最高に格好良い爺ちゃんだったよ」
ガロン「…お前」
京太郎「そうじゃなかったら、俺はガロン王の事を倒せなかった」
京太郎「スカルディの魔法に抗って…弱点を晒してくれた事もそうだし」
京太郎「アレだけの巨体をぶつけられて致命傷ですまなかった事もそう」
京太郎「俺は…何度も何度もガロン王に…爺ちゃんに助けられてる」
京太郎「…だから、爺ちゃんも…約束を破ってなんかない」
京太郎「約束を護る為に全力を尽くしてくれた事を俺は知ってる!」
京太郎「だから…だから…」
ガロン「……おぉ」
ガロン「もはや、何も埋まっていない眼窩にこみ上げてくるものがある…」
ガロン「これはもはや…涙か…」
ガロン「余は今…涙しようとしているのか…」
ガロン「そのような感傷など…もうどこかにおいてきたとそう思っていたのに…」
京太郎「爺ちゃん…!」
ガロン「……あぁ。まさかこのように誇らしい気持ちで逝けるとは…」
ガロン「ありがと…」シュゥゥゥゥ
京太郎「(…消えた)」
京太郎「(まるで最初からそこには何もなかったかのように)」
京太郎「(あの丘のような巨体が全て黒い水のようになって)」
京太郎「(大地へと…吸収されていった…)」
京太郎「…さようなら、爺ちゃん」
京太郎「アンタの勇姿を俺は決して忘れない」
スカルディ「お…おぉぉぉ…おぉぉぉぉ」
スカルディ「馬鹿な…!我らが王が…!!」
スカルディ「我らを王に導いてくれる不滅の獣がっ!!!」
スカルディ「こ、これでは我らの計画が…!全て…全て水の泡に…っ!!」フルフル
京太郎「黙れよ」ギロ
スカルディ「っ!」
京太郎「爺ちゃんが死んで真っ先に心配するのは自分の計画の事かよ」
京太郎「結局、お前に忠誠心なんてなかったって事じゃねぇか」
京太郎「…お前達のどん底だった時に誰も手を差し伸べなかったって言うが」
京太郎「あれだけ言ってた忠誠心すら偽りだったお前に…」
京太郎「誰も手を差し伸べないのは当然だったろうよ」
スカルディ「偉そうな事を言いおって!!」
スカルディ「結局、貴様だって誰も助けに来なかったではないか!!」
スカルディ「妖精の国と言う絶好のホームグラウンドで貴様が死んだのは!!」
スカルディ「日頃の貴様の行いが悪いからじゃろう!!」
京太郎「……」
スカルディ「貴様さえまともならば!」
スカルディ「貴様が周りの人間に疎まれてはいなければ!!」
スカルディ「あの明星と言う妖精も死ぬ事はなかった!!」
京太郎「…………」グッ
スカルディ「見ものだったぞ!」
スカルディ「貴様の名を呼んで、ボロボロになった身体で這いずる様は!!」
スカルディ「儂らの事も見えておらん様子で、一心不乱にお前の事を助けようとしている様は!!!」
スカルディ「それをベリアルの足で踏み潰してやった時には…」
スカルディ「ウルズールの仇を討てたとそう思ったのに…!!」
スカルディ「一体…何度…!」
スカルディ「何度、儂らの邪魔をすれば気が済むんじゃ!!」
京太郎「…言いたい事はそれだけか?」
スカルディ「…何?」
京太郎「…これだけ追い詰めればその計画をやらと口にするかと思ったが」
京太郎「…どうやら無駄だったらしいな」
京太郎「お前の耳障りな言葉をこれ以上聞くには耐えられない」
スカルディ「…は、はは」
スカルディ「まさか貴様、それだけボロボロな身体で儂と闘うつもりか?」
スカルディ「ガロン王との死闘で今にも死にそうな…その身体で!!」
京太郎「…逆に聞くがスカルディ」
京太郎「頼みも竜もガロン王もない今」
京太郎「お前が俺を止められると思ってるのかよ」ゴゴゴゴ
スカルディ「っ!」ゾクッ
京太郎「…お前だけは絶対に許さない」
京太郎「…例え、ボロボロであろうと…ひと押しされたら消滅の危機がある状態だろうと…」
京太郎「ここでお前を倒す…!!」
京太郎「そして、ガロン王に対しても…明星母さんに対しても…」
京太郎「その苦しみと死でもって…償わせてやる…!」チャキ
スカルディ「…よ、良かろう!」
スカルディ「こっちも…貴様に対しては山程思うところがある身じゃ!」
スカルディ「儂らの計画を台無しにしてくれたその恨み!」
スカルディ「再び貴様の身体に叩き込んでやる…!!」
【スカルディ 戦闘力130】
VS
【須賀京太郎 戦闘力150】
スカルディのスキル 変化の達人発動
ダメージ表にカエル化のバッドステータスを加える
須賀京太郎のスキル 魔術師殺し発動
戦闘力が10上昇する
【ターン1】
須賀京太郎 2/10 死戦1/1 死の淵1/1
スカルディ 10/10
下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + カエル化
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復する
スカルディ「儂とて三賢人と呼ばれた魔法使いじゃ!」
スカルディ「死に体の…しかも、弱体化しておる小僧になど負けはせん!!」
スカルディ「魔術師相手に真っ向から勝負を挑んだ事!」
スカルディ「後悔させてやるわ!」シュンッ
京太郎「(空中に剣がいくつも…)」
京太郎「(アレは召喚魔法か…?)」
スカルディ「ふふ。これぞ近接に弱いと言われる魔法使いの弱点を克服した魔法よ」
スカルディ「さぁ…この無数の剣が繰り出す舞を前に…」
スカルディ「一体、何時まで耐えられるか」
スカルディ「存分に見物させて貰おうではないか!」ヒュヒュヒュヒュン
京太郎「っ!」シュゥゥ
スカルディ「く…また消えた…!?」
スカルディ「一体、何処に…!?」
須賀京太郎は死戦によりダメージを無効化した
【ターン2】
須賀京太郎 2/10 死戦0/1 死の淵1/1
スカルディ 10/10
下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + カエル化
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復す
京太郎「(くそ…まだこんな隠し玉を用意してやがったのかよ…!!)」
京太郎「(これじゃ…碌に動けねぇ…!!)」
スカルディ「ほぉら…動かなくても良いのか!?」
スカルディ「儂の魔法は…一つだけではないぞ!?」バババッ
京太郎「(なんだ、あの印!?)」
京太郎「(初めて見る…いや、ともかく…)」
京太郎「(明らかにアレはまずい…!)」
京太郎「(回避しないと…!!)」
スカルディ「遅いわぁっ!」ボフン
京太郎「な…!?」
京太郎「(なんだ、この身体…!?)」
京太郎「(カエル…!?)」
京太郎「(まさかコイツ…今の一瞬でカエル化の魔法を俺に…!?)」
京太郎「(変化型の術は高難易度だって話なのに…!!)」
スカルディ「そしてええっ!」
京太郎「ぐああああっ!」ザックゥ
京太郎「(まず…剣が思いっきり刺さって…)」
京太郎「(意識…が…)」ドサ
スカルディ「…はは、はははは」
スカルディ「偉そうな事を言いおって」
スカルディ「結局、碌に何も出来ぬまま死んだではないか」
スカルディ「所詮、貴様は愚か者よ!」
スカルディ「明星と言う妖精が死んだ時とまったく変わっていない!」
スカルディ「大局も何も見えてない…ただのその場しのぎの大馬鹿者なのだ!!」
スカルディ「貴様のような愚か者を庇って死んだあの明星もまた度し難いバカだったわ!!!」
京太郎「…」ドックン
スカルディ「え…?」
京太郎「…てめぇ、今、なんつった?」
スカルディ「な、なぜ…立ち上がって…」
京太郎「俺の事は良い」
京太郎「だが…明星母さんの事を…なんつった…!?」
スカルディ「っ!」
スカルディ「(怯えるな、スカルディ!!)」
スカルディ「(奴はただのカエルだ!!)」
スカルディ「(武器も持てず、リーチも今までとは違う!!)」
スカルディ「(そんな奴相手に負けるはずがない…!!)」
スカルディ「(もう一度だ!)」
スカルディ「(もう一度、奴を殺す!!)」
スカルディ「(そうすれば…コイツとの因縁も終わりよ!!)」
須賀京太郎はカエル化のバッドステータスと5ダメージを受けた
カエル化により須賀京太郎の戦闘能力が半減した
須賀京太郎のスキル 死の淵にたどりつくモノ発動
戦闘不能を無効にし、HP1で踏みとどまらせる
【ターン3】
須賀京太郎 1/10 死戦0/1 死の淵0/1 カエル@2
スカルディ 10/10
下1
1 4ダメージを受ける
2 3ダメージを受ける
3 3ダメージを受ける
4 5ダメージを受ける + カエル化
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを受ける
7 3ダメージを与える
8 5ダメージを受ける
9 3ダメージを受ける
0 4ダメージを受ける
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復する(無効)
京太郎「スカル…ディいいいいいいいいいいい!!!!」ピョン
スカルディ「ぬぉ!?」
スカルディ「(なんだ、この速さは…!?)」
スカルディ「(普通ならば普段と手足の大きさが違いすぎて…)」
スカルディ「(動く事もままならんと言うのに…!)」
スカルディ「(ま、まさかもうカエルの身体に適応したと言うのか…!!)」
京太郎「う…おぉおおおお!」ピョンピョンピョン
スカルディ「(く…小さくなった分、小回りが効くのか…!!)」
スカルディ「(剣も器用に回避しよって、もう懐に…!!)」
京太郎「くらえええええええっ!」ガスッ
スカルディ「ぐおぉぉおっ!」
須賀京太郎のジ・アンブレイカブル発動
スカルディに4ダメージを与えた
【ターン4】
須賀京太郎 1/10 死戦0/1 死の淵0/1 カエル@1
スカルディ 6/10
下1
1 4ダメージを受ける
2 3ダメージを受ける
3 3ダメージを受ける
4 5ダメージを受ける + カエル化
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを受ける
7 3ダメージを与える
8 5ダメージを受ける
9 3ダメージを受ける
0 4ダメージを受ける
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復する(無効)
もしかしたらって思いましたがまぁカエル化喰らったら流石に無理ですよねー…(´・ω・`)
スカルディ「ぐ…この…カエルごときがああああ!!!」ヒュヒュヒュン
京太郎「ぐああああああああっ!」
スカルディ「はぁ…はぁ…」フルフル
スカルディ「(よもや…絶対的有利な状態で…一発貰ってしまうとは…)」
スカルディ「この…このこのこのこのこのこのぉおお!!」ゲスゲスゲス
スカルディ「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇええ!」ゲスゲスゲスゲス
京太郎「…………」
スカルディ「はー…はー…」グッ
スカルディ「(…流石に反応がない)」
スカルディ「(今度こそ…死んだか?)」
スカルディ「(…いや、まだだ)」
スカルディ「(まだコイツの首を刎ねて…)」
スカルディ「(いや、バラバラにするまでは…!!)」
スカルディ「(安心して…眠る事も出来ん…!!)」
スカルディ「(そうだ…)」
スカルディ「(幾らコイツが不死身と思えるほどしぶとかろうとも…)」
スカルディ「(身体をバラバラにされて再生出来るはずがない…!)」
スカルディ「(そうと決まれば串刺しになって大地に這いつくばったその身体をバラバラに…!)」
咲「そこまでだよ」スゥゥ
スカルディ「な…!?」
スカルディ「…死の女王、どうしてここに…?」
咲「当然でしょ。アレだけガロン王が大暴れしたんだから」
咲「幾ら鈍感でも、何かあったって気づくよ」
咲「…まぁ、伝令役の死霊がダーコーヴァに冒されていると気づくのが遅れて」
咲「初動を完全に彼に任せっきりになっちゃったけれど…」チラ
咲「…でも、何とか最悪の事態になる前に到着出来たみたいだね」
咲「…ま、どういう経緯があったのかはまだ分からないけれど」
咲「人の庭に土足で踏み込んだ挙句、私の死神を傷つけて…」
咲「タダで済むとは思ってないよね?」スッ
レイスA「…」シュゥゥ
レイスB「…」シュゥゥゥ
スカルディ「(し、死神共に包囲された…!)」
スカルディ「(い、幾ら死霊用の魔法薬があるとは言え…この数は不利だ…!)」
スカルディ「く、来るな!!」
スカルディ「それ以上一歩でも近づいてみろ」
スカルディ「コイツをバラバラにしてくれるわ!!」
咲「…へぇ」
レイスA「…女王陛下」
レイスB「ここはあの男など見捨てるべきです」
レイスA「元々、アレは我らの敵」
レイスB「大事なのはここであの盗人の命を確実に奪う事」
咲「…確かにそうだね」
咲「…代替の効く死神一人の命と…この国を何度も侵してる大罪人」
咲「どっちかを取らなきゃいけないなら…後者を取るべきなんだと私も思うよ」
スカルディ「っ」ゴク
咲「…………でも、それじゃあ私が納得出来ないんだよね」
レイスA「女王陛下!!」
咲「…スカルディ。取引をしよう?」
咲「その子に手を出さないでくれたら、今回は見逃してあげる」
咲「死の女王の名において、この国を出るまで何人たりとも危害を加えさせないと約束するよ」
咲「…でも、もし、その子に手を出したら」
イ:  ̄ ̄ ̄ ̄: : : 、
/: ::/: : : : : : : : : : : : : :\
/: : : / /_ /! l: : : : : : :\
. /: : : /: / ̄ \: :j: : | :ト: :ヽ
/⌒ <´ /\_: j:,' l`ト、\',
/ ヽ 、 { , -Yト、::j ::|ヽ
r─ 'ヽ __\ .ィ\ ` ノナ/!:ト、 : ハ ',
/ \ __ヽ { ヾ ∠' ̄ィ≧</イ/: /: : : ::|
/ ヽ \ `ー ' ノ ::::::: r':::j::}ヽイ: / :!、: : :' 生まれてきた事を後悔するまで
/ \ \ レ' `- イ _ ' 弋::ソ /彡': ::| ヽ: !! 何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
イ´/ ヽ ヽ ', ヽ{:::::::丶 '''''' / ト: : : ,' リ レブナントになったその身体をいたぶり、壊してあげる
/ ,イ! ', 人 { ).} ヾー ' /ノ !: /
./ /!::! ≧、 ∨ \-' ノ >-、 < }/
{ l |:::! ヽ { j i , ̄ __ > 、
l ヾヽ::、 丶二.ノ イ.t──<⌒:ト、 }
ヽ ヽ\ト _ イ:/ノ:/ l.\:::::::\ミ::! リ丶 __/
\ヽ`::ー':: ̄イ / \:::ヽ:ト} ん、:::::::::≧!
\  ̄ ̄_ 彡'. \:\V⌒ミ三彡イ、
 ̄ ̄ \l \ { ⌒ト-- ' レ' l
∨ / /!⌒Y }\ト、
| / / |::::::::ヾ ;: 丶
| ::::::/ ::// l::::::::::::',:\ { \
スカルディ「っっっ!」ゾクッ
咲「さぁ、どうする?」
咲「…私はともかく、レイスたちは気が短いから」
咲「早く決断した方が身のためだと思うな」
スカルディ「…くっ」スッ
咲「ちゃんとその子から剣を抜いてくれたって事は」
咲「契約成立って事で良いんだよね」
スカルディ「腹立たしいが今回は引こう」
スカルディ「だが、次こそは…」
咲「黙りなさい」
スカルディ「っ」
咲「…見逃すとは言ったけど、その汚らしい口を開いて良いとは言ってないよ」
咲「その生命、ここで永らえた事を感謝しながらとっとと出て行って」
咲「…でも、覚えておいてね」
咲「例え、どんな状況であっても…次は絶対にないって事を」ゴゴゴ
スカルディ「っ」ドロン
レイスA「…よろしいのですか、女王陛下」
レイスB「今からでも追撃隊を出すべきでは…」
咲「約束を違えるつもりはないよ」
レイスA「ですが…」
咲「良いの。…今はそれよりもこの子の方が大事だから」スッ
京太郎「…」
咲「…存在が大分、希薄になってる…」
咲「本当にギリギリまで戦ったんだね」
咲「…でも、お陰でこの国は救われたよ」
咲「私も…数多の魂達も」
咲「きっとガロン王が本気で暴れればひとたまりもなかっただろうから」
咲「…ありがとう、京太郎君」
咲「約束…護ってくれて」
咲「…これはその御礼だよ、受け取って」チュ
須賀京太郎はスキル 死の寵愛を受けるものを覚えた
死の寵愛を受けるもの:死の女王から祝福のキスを受けた証。ダメージ表に毒の追加効果を発生させる
死の国エンデルフィアへのダメージがリセットされました
現在ステータス
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
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{/////〈/{ / | //,
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名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド → エンデルフィア
現在地:エンデルフィア
目的:特になし
所持金:0G 所持BP4
装備(0/3)
力 88
>戦闘力153/150
魔力 65
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する(関連スキル含め現在使用不能)
L未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められても、未だ尚も抗う事を止めない不可壊な意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
死神の魂:死の女王との特訓によって立派な死神となった証。魂だけの状態だと死神としての能力を扱う事が出来る。
L死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ3ダメージを無効に出来る。
L死の淵にたどりつくモノ:亡者であって尚、さらに死に近づこうとする狂気を留める女王の力。戦闘中一度だけ戦闘不能を回避し、HP1で踏みとどまる。
L死の寵愛を受けるもの:死の女王から祝福のキスを受け、その力の一部を譲り渡された英雄である証。ダメージ表に毒の追加効果を発生させる
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
現在ステータス(2)
【好感度表】
姫様 130 憧れの人
明星 198 死して尚、愛の力を感じる (死亡)
霞 200 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 200 愛してる
はるる 200 愛してる
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 200 愛してる
ハインデル怜 200 愛してる
洋榎 169 ………………
美穂子 159 ???
智葉 194 …わ、私はまだ堕ちてないぞ
ネリー 105 毎度ありー♪
明華 119 ありがとうございました、英雄さん♪
宥 200 愛してる
咲 153 好き ※カリスマ使用済み
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる
【ダメージ表】
炎の国 23
死の国 → 0
ラグナネイブル → 壊滅/67
リングフォールド → 3
タイタニア19
【各国戦力】
リングフォールド 戦力130
ラグナネイブル 戦力95
炎の国 戦力100
タイタニア 戦力100
ってところでもう三時超えたんで寝ます(´・ω・`)眠気がヤバイ…
明日からはまた悪役の活動なんかの判定から始めます
乙 姫様の数値が揃ってないな全角文字と半角文字混じってないか?
咲さん意識ってか魂ない京太郎ボディ国にそのまま残ってるっぽい事言ってたけど
負けて意識不明の重体じゃなくて死亡扱いになってるん?
>>342
あー多分、1だけが全角になってるんですかね
後でまた修正しておきます
>>348
一応、後で描写するつもりですがもしかしたら出来ないので補足するとー
現在の京ちゃんボディは全身黒焦げの四肢欠損状態で生きているのが不思議な状態です
愛しているからこそ目も当てられない今の状態はほぼ死亡と変わりありません
一応、公式には重傷扱いですが、その姿を知っている人たちの大半は復活するとは思ってはいないです
って訳でまずは悪役の判定からいきましょうかー
下1 バレンタイン王
1 ラグナネイブルで暗躍
2 炎の国で暗躍
3 タイタニアで暗躍
4 リングフォールドで暗躍
5 死の国で暗躍
6 ラグナネイブルで暗躍
7 炎の国で暗躍
8 タイタニアで暗躍
9 リングフォールドで暗躍
0 死の国で暗躍
下2 スカルディ
1 ラグナネイブルで暗躍
2 炎の国で暗躍
3 タイタニアで暗躍
4 リングフォールドで暗躍
5 死の国で暗躍
6 ラグナネイブルで暗躍
7 炎の国で暗躍
8 タイタニアで暗躍
9 リングフォールドで暗躍
0 死の国で暗躍
ゾロ目
下3 ベルドー
1 ラグナネイブルで暗躍
2 炎の国で暗躍
3 タイタニアで暗躍
4 リングフォールドで暗躍
5 死の国で暗躍
6 ラグナネイブルで暗躍
7 炎の国で暗躍
8 タイタニアで暗躍
9 リングフォールドで暗躍
0 死の国で暗躍
ゾロ目
バレンタイン王 → ラグナネイブル
下1 コンマ/2 +10
スカルディ → ラグナネイブル
下2 コンマ/2 +10
ベルドー → 死の国
下3 コンマ/2
ですねー
美穂子と絹ちゃんのヒロイン会が来た感じ…?
尚、悪役のダメージが回復させた分以上に出ちゃうとバッドイベントが起きます
バレンタイン王
48
スカルディ
39
ベルドー
36
バレンタイン王とスカルディのダメージで87…
絹と美穂子が回復させた分が67なので20足りてない状態です
が、とりあえず二人で20以上出せばバッドイベントは回避出来ます
下1/2-10 絹恵
下2/2-10 美穂子
絹恵 37
>49+67-87なので29残る感じですね
美穂子12
…これはレジスタンス壊滅でもしたかな…?(白目)
って事でまずラグナネイブルの描写からいきまーす
~ラグナネイブル レジスタンスのアジト~
ワイワイガヤガヤ
美穂子「ここも随分と人が増えてきたわね」
絹恵「そうやなー…」
美穂子「最初の頃は大分、心許なかったけど…」
美穂子「でも、この戦力なら操られた兵達とも互角にやれるはずよ」
絹恵「うん…」
美穂子「…絹恵ちゃん、どうかしたの?」
絹恵「…いや、なんか順調にいきすぎててな」
絹恵「ちょっと急速に組織が大きくなりすぎとると思うんや」
美穂子「でも、それは今のこの国に不満を持っている人が多い証でしょう?」
美穂子「それだけ味方がいてくれるのは心強いと思うわ」
絹恵「…味方やったら、な」ポソ
美穂子「え?」
絹恵「最初はまだ良かった」
絹恵「レジスタンスに引き入れるメンツも信用出来る相手ばっかりやったし」
絹恵「身元調査もしっかりしとった」
絹恵「…でも、急速に組織が膨れ上がり過ぎた所為で、今はそれがちゃんとできとるとは思えへん」
絹恵「…私が敵の立場やったらこのタイミングで…」
「おい、皆、逃げろ!!」バンッ
「王城から武装した一団がやってきて…ここを包囲しようとしてる!!」
絹恵「く…やっぱりか…!?」
美穂子「どうしてこの場所がバレたの…!?」
絹恵「内通者や…!」
美穂子「内通者…!?」
絹恵「組織が大きくなったところを一網打尽にする為に内通者が送り込まれとったんや…!」
絹恵「悔しいけど…敵が一枚上手やったって事…」
ウォーリアー「動くな!」バン
バーサーカー「ここが王権転覆を企む反逆者どものアジトである事は分かっている!」
バーサーカー「全員死にたくなければ動くんじゃ…!」
絹恵「ハッ!」ザシュ
バーサーカー「ぐおっ!!」
美穂子「絹恵ちゃん…!」
絹恵「美穂子さん!ここは強引に突破するしかあらへん!」
絹恵「ここで捕まったらレジスタンスは終わりや!!」
絹恵「出来るだけ仲間を援護して…一人でも多く逃がさへんと…!」
絹恵「この国は本当にあいつらの国になってしまう!」
美穂子「…えぇ。分かったわ」
美穂子「私も…闘う…!」
美穂子「これ以上…あいつらの好き勝手にはさせたくないもの…!!」ジャララ
レジスタンスの戦力が大幅に低下しました
絹恵と美穂子は何とか逃げ延びたようです
バッドだったらのよーが洗脳されて絹恵と美穂子のどっちか、或いは両方捕まってました(ゲス顔)
バッドって事はほぼ壊滅に近い状態なので、それを回避出来ただけマシだと思います
~エンデルフィア 女王の私室~
京太郎「う…うぅぅ…」パチ
京太郎「ここは…?」
咲「気づいた?」ヒョコ
京太郎「…アレ?」
咲「どうかした?」
京太郎「…いや、なんかデジャヴを感じるなって」
咲「ふふ。そう言えばこの前も君はここで目を覚ましてたっけ」
咲「まぁ、前のは逃亡者としてだったけど」
咲「今回は違うよ」ポフン
京太郎「違う?」
咲「覚えてない?」
咲「君が何とかガロン王を食い止めてくれたお陰で…」
咲「死の国は何とか秩序が維持出来てるんだよ」
京太郎「ガロン王…あ…っ」ハッ
京太郎「スカルディの奴は!?」
咲「逃げられちゃった」
京太郎「…そう、ですか」シュン
咲「…もう。そんなに落ち込まないで」
咲「ガロン王を止めてくれただけでも君は十分、活躍してくれているから」
京太郎「…でも、俺はまたあいつに負けて…」
咲「でも、今回は生きてる。でしょう?」
咲「なら、次はきっと勝てるよ。きっとね」ナデナデ
京太郎「咲…」
咲「ま、何にせよ、もうちょっと休んだ方が良いよ」
咲「君の存在がバラバラになるところをなんとか私の力で繋ぎ止めている状態だし」
咲「当分、魂を休める事を優先して」
京太郎「…はい」
咲「うん。よしよし」ナデナデ
京太郎「…ちなみに、ですけど」
咲「ん?」
京太郎「ガロン王の魂は…」
咲「…消滅したよ」
咲「ダーコーヴァに呪われた魂は不滅の呪いとタイタニア王の呪いを破られ」
咲「この大地に還っていった」
咲「…でも、その所為で亡者達の一部がおかしくなっちゃって」
咲「今はレイス達もその鎮圧にてんやわんやって感じかな」
京太郎「すみません…」
咲「謝らなくて良いよ」
咲「京太郎君がいなければ、この国が壊滅してもおかしくないほどの事件だったし」
咲「ガロン王にはきっと恨まれてるから…私もきっと殺されてただろうしね」
咲「寧ろ君はこの国を救ってくれた英雄だよ」
咲「レイス達も私も…君に感謝してる」
咲「だから、何か欲しいものはない?」
咲「私にあげられる権限の範囲内であれば…」
咲「君にあげるよ」
下1
1 新しい力が欲しい
2 外に出る権利が欲しい
京太郎「…なら、外に出る権利をください」
咲「…やっぱりそうなっちゃうか」フゥ
京太郎「やっぱりって…」
咲「…内心、予想はしてたんだよね」
咲「こんな事を言ったら、君はきっとこの国を出て行っちゃうって」
咲「…でも、私にはこんな形でしか京太郎君の働きに報いてあげる事が出来ないから」
咲「君が出て行ってしまうと分かっていても、言うしかなくて…」
京太郎「…咲」
咲「君ほど優秀な死神を私は見た事がない」
咲「だから、正直…とても惜しいけど」
咲「でも、この国を救ってくれた英雄の願いだもの」
咲「女王としては叶えてあげなきゃね…」スクッ
京太郎「あ…」
咲「でも、今日はゆっくりする事」
咲「さっきも言ったけど、京太郎君の魂は今、ボロボロだから」
咲「戦闘なんてご法度だよ」
京太郎「…分かってます」
咲「…よろしい」クス
咲「じゃあ、今日一日ゆっくり休んで、明日になったら…」
咲「冥界と現世の重なるところへ案内してあげる」
咲「そこから先もまた迷路になっているけれど…」
咲「レイス達ならば、その道順も知っているはずだから」
咲「迷う事なく現世に帰してくれるはずだよ」
京太郎「…何から何までありがとうござします」
咲「ううん。気にしないで」
咲「これは君の…ううん、貴方の働きに対する正当な褒章なんだから」
咲「それより…私も今日は色々とする事があるから出て行くけど…」
咲「本当に無理しちゃダメだからね?」
京太郎「分かってますって」
咲「ん。それじゃあ…またね」バタン
京太郎「…さて」
下1
1 この部屋で大人しくしてるか…
2 適当に出歩くか…
京太郎「(何度も何度も念押しされたからな…)」
京太郎「(下手に出歩いて戦闘…とかになる訳じゃないだろうけど)」
京太郎「(今日はこの部屋でゆっくりさせて貰おう…)」
京太郎「(咲の言っていたとおり…割りと身体…じゃなくて魂がガタガタだし)」
京太郎「(それに…眠気も結構、来てるんだよな…)」ファ
京太郎「(完全にレイスに馴染んだら眠気なんて感じないって言うけれど…)」
京太郎「(まだ中途半端な所為か、或いはそれだけ摩耗しちゃってる所為か…)」
京太郎「(どっちにしろ…もう起きてるのも限界に近いし…)」
京太郎「(今は…)」スゥ
京太郎「……ぐぅ」Zzzzz
咲「んー」ガチャ
京太郎「……」Zzzz
咲「今日も疲れたなー…」ハァ
京太郎「……」Zzzzz
咲「あっちこっち飛び回って指示出さなきゃいけなかったし…」
咲「本を読む暇すらなかったよ…」
京太郎「……」Zzzzz
咲「…しかも、これ当分、続きそうな雰囲気だし…」
咲「あー…やだやだ。もっとゆっくりしたいのに…」
京太郎「……」Zzzzzz
咲「三賢人どもめ…捕まえたら絶対に後悔させてやる…」ヌギヌギ
咲「この国を騒がせるって事は死者たちの安息を邪魔するって事でもあるんだから」
咲「それがどれほど罪深い事かその身体に教え込んで…」
京太郎「んー…」パチ
咲「…え?」ゼンラ
京太郎「え?」
咲「~~~~~~~っ!!!」マッカ
京太郎「あ、い、いや、その……!!」
咲「……きゅぅぅっ」コテン
京太郎「って咲!?咲!!!?」
咲「あうあうあうあうあうあう」グルグル
京太郎「(あー…これ完全に目を回しちゃってるわ…)」
京太郎「(そりゃ…側にはいつもの黒ドレスも落ちてるし…)」
京太郎「(着替える途中で俺が起きちゃったのか…)」
京太郎「(ぶっちゃけ事故とは言え…申し訳ない事をしちゃったな…)」
京太郎「(と、とりあえず着替え…はまず無理だけど…)」
京太郎「(目を回してる咲をそのままには出来ないし)」
京太郎「(さっきまで俺が寝てたベッドに運んでおいてあげよう…)」イソイソ
京太郎「よいしょ…」ダキ
咲「はぅあ…」グルグル
京太郎「(って思った以上に軽いな)」
京太郎「(これちゃんと食べてるんだろうか)」
京太郎「(…いや、まぁ、そもそも死の女王が飯を食べるのかどうか知らないけれど)」
京太郎「(ま、まぁ、何はともあれ…)」スタスタ
咲「…っ」ハッ
京太郎「あ」
京太郎「(思った以上に復帰が早い…!)」
京太郎「(流石は死の女王…なんて言ってる場合じゃないよな…)」
京太郎「(ベッドまで後数歩ってところで咲が目を覚ますなんて…)」
京太郎「(何とか変な風に誤解されなきゃ良いんだけど…)」
咲「き、きききききききききき京太郎君!?」
京太郎「あ、えっと、その…」
京太郎「大丈夫だ!安心してくれ!!!」
咲「え…?」
京太郎「俺は貧乳には興味ないので、咲の下着姿なんてまったく欲情しませんから!!」
咲「下…着…っ」カァァァ
咲「あわわわわわわっ!?」ジタバタ
京太郎「うわ、ちょ!?」
京太郎「今、暴れるとやば…くっ!」ドサ
咲「きゃんっ」ボフン
京太郎「(ふ、ふぅ…何とかギリギリで咲の事をベッドにもっていけたか)」
京太郎「(もうちょっとで床に落とすところだったから安心した)」
京太郎「(ただ…)」
咲「~~~っ」オシタオサレ
京太郎「…」オシタオシ
京太郎「(…流石にこうなるとは俺も予想外だったぜ…)」
京太郎「(壁ドンならぬベッドドン…みたいな?)」
京太郎「(いや、名称はともかく…今の俺は咲をベッドに押し倒してる訳で)」
京太郎「(これは流石に色々と誤解されてもおかしくないシチュエーションなんだよな)」
京太郎「(とりあえずこのままだとダメだって分かっているんだけど…)」
京太郎「(でも、流石にこんな状況になるのは初めてで…)」
京太郎「(どうして良いか、まったく分からない…!!)」
下1
1 無言で目を閉じる
2 良い…よ?
3 無言で目を閉じる
4 は、離れて…
5 無言で目を閉じる
6 無言で目を閉じる
7 良い…よ?
8 無言で目を閉じる
9 は、離れて…
0 無言で目を閉じる
ゾロ目
咲「…」スッ
京太郎「(え?)」
京太郎「(あ、アレ?これ…ど、どういう事なんだ?)」
京太郎「(い、いきなり目の前で咲が目を閉じたんだけど…)」
京太郎「(こ、これはもしかして…そういうの…か?)」
京太郎「(キスとかそういうのを期待されちゃってるのか…?)」
京太郎「(…い、いや、でも、相手はついこの間あったばかりの女王なのに…)」
京太郎「(そんな事あるはずが…)」
咲「っ」ギュゥ
京太郎「ぅ」
京太郎「(…あ、ダメだ、コレ)」
京太郎「(…震える手で俺の腕ギュっと掴んでる)」
京太郎「(本当は不安で不安で仕方がないってのが…咲の手から伝わってきていて…)」
京太郎「(…こんなの知って棒立ちになんかなってられない)」
京太郎「(女の子の期待には…しっかりと応えないと…な)」チュ
咲「ん…っ♪」ピクン
京太郎「はい。終わりましたよ」
咲「ぅ…」パチリ
京太郎「どうでした?」
咲「…だ、大胆だった」マッカ
京太郎「唇はお気に召しませんでした?」
咲「そ、そういう訳じゃないけど…」
咲「で、でも…正直、意外だったかな…」
京太郎「意外?」
咲「だ、だって…京太郎君、おっぱい大きい女の人が好きなんでしょ?」
京太郎「えぇ。そりゃもう大好物ですが」
咲「そ、ソレに比べて私はその…」ペターン
京太郎「まぁ、その…とっても撫でやすくて良い身体をしてますよね」
咲「うぅぅぅ…すっごい遠回しに貧乳って言われた…」マッカ
京太郎「俺はおっぱいに対しては嘘がつけないので!」キリリ
咲「…うん。まぁ、そういう子なのは分かってたから何も言わないけど」
咲「でも…それなのにどうして…し、してくれたの?」
京太郎「そんなもの咲が可愛かったからに決まってるでしょうに」
咲「か、かわ…っ」
京太郎「あ、勿論、小動物的な意味でとかおっぱい的な意味でとかじゃないです」
京太郎「一人の女の子として咲の事を可愛いなって思ったんですよ」
咲「…優しさなんだろうけれど、おっぱい的な意味は別に要らなかったと思うな、本気で」ムスー
京太郎「いや、やはり紳士としてはその辺はしっかりとフォローしなくては」
咲「フォローする方向性が間違ってるって言ってるの!!」
京太郎「解せぬ」
咲「私は君の思考回路の方が分からないよ…」フゥ
咲「…でも、あの…」モジモジ
京太郎「ん?」
咲「…本気で…?」
咲「…本気で私の事を女の子として可愛いなんて言ってくれてるの…?」
京太郎「えぇ。当然じゃないですか」
京太郎「咲はとても可愛くて魅力的な女の子ですよ」
咲「で、でも…私の手、骨だよ」
京太郎「知ってます」
咲「背中だって背骨が出ちゃってるし…」
京太郎「そういうのも個性的でいいと思います」
咲「ほ、本性はクモなんだよ?」
京太郎「炎の精霊にさえ求婚した俺にとっては今更ですよ」
咲「むー…」
京太郎「アレ?」
咲「…そこで他の女の子の名前を…」
咲「しかも、求婚したなんて話題で出すのは流石にちょっとデリカシーがないと思うな…」ムスー
京太郎「あー…ごめんなさい」
咲「…本当だよ、もう」
咲「途中までドキドキしてたのが台無しじゃない…」
京太郎「…ドキドキしてくれてたんですか?」
咲「そ、そりゃ…私の事を可愛いなんて言ってくれる人いなかったし…」
咲「それに…キスしてくれるとも…思ってなかったから…」モジモジ
京太郎「って事はキスしてくれるなら誰でも良かったって事ですか?」
咲「…意外と意地悪だよね、京太郎君」
京太郎「俺、好きな子には意地悪したいタイプなんで」
咲「…もう。これでまだおとなしい方なんだから」
咲「君の恋人になった子達は本当に大変だよね…」フゥ
京太郎「で、どうなんです?」
咲「…………そりゃ、まぁ、雰囲気に流された事は否定しないよ」
咲「あ、あんな…ほ、本で出てきたような展開になって…」
咲「すっごくすっごく…ドキドキしてたんだから」
咲「……でも、他の人でもそうなったか…って言うと…」
咲「多分…と言うか絶対に…違うと思う」
咲「知っての通り、私は人見知りで…死霊相手にも身構える事が多いの」
咲「特に男の人はちょっと怖いって言うか…苦手って言っても良いくらい」
咲「でも、京太郎君は昔っから一方的にだけど知っていて…」
咲「君の成長をずっと見守ってきたから…」
咲「お姉ちゃんみたいな…そんな気持ちで…」
咲「押し倒された時も…い、嫌じゃなくて…」カァァ
咲「京太郎君じゃなかったら…きっとあんな事しなかった…」
咲「無理矢理にでも突き飛ばして脱出してたと思うし…」
咲「それが出来ないほど固まっても…目を閉じる事なんて…」
咲「じ、自分からキスして欲しがるなんて絶対になかった…」
京太郎「…咲」
咲「こ、これって…やっぱり…その」
咲「そういう事…なの?」マッカ
京太郎「いや、俺に聞かれましても」
咲「だ、だって、私、知らないもん!」
咲「今まで好きとか愛してるとかそういうのまったく知らなかったし…!」
咲「京太郎君は…まぁ、その…すっごい腹が立つけど」ドドド
咲「正直、八つ裂きにしてあげたいくらいだけど」ゴゴゴ
咲「…でも、一応、経験豊富なんでしょ?」チラッ
京太郎「ま、まぁ…そうですね」
咲「だから…教えて」
咲「この気持ちって…やっぱり好き…なの?」
咲「昔っから君の事を見ていて…それで実際に会って…」
咲「少し話しただけで好きになっちゃうくらい…私はチョロい女だったの…?」
咲「明日、この国を発つ京太郎くんにとどまってほしいとそう思う気持ちは…」
咲「女王としてではなく、一人の女の子としてのものだったの…?」
京太郎「……俺にはそれに対する答えを還す事が出来ません」
京太郎「経験豊富と咲は言いましたけど、別に俺はプレイボーイって訳じゃないですし」
京太郎「他人の心を解説出来るほど偉い訳でもありません」
京太郎「でも、一つ言える事は…」
咲「…言える事は?」
京太郎「まずは確かめてみましょう」
京太郎「その気持ちが一体、どういうものなのか」
京太郎「一時の気の迷いじゃないのか」
京太郎「ただのぼせているのを勘違いしているだけじゃないのか」
京太郎「そういうのを虱潰しにして…納得出来るまで確かめるんです」
咲「…でも、京太郎くんは明日…」
京太郎「まぁ、発つ事になります」
京太郎「…そして咲は女王陛下な訳ですし、一緒に来るなんて不可能でしょう」
咲「…………うん」
京太郎「でも、時間はまだあります」
京太郎「明日までと言っても、まだ十数時間は残ってる訳ですから」
京太郎「気が済むまで確かめてしまいましょう」
京太郎「俺はそれに付き合いますから」
咲「…でも、休まなくて良いの?」
京太郎「さっき咲と別れてから俺はずっと眠りっぱなしでしたし」
京太郎「多分、もう大丈夫ですよ」
京太郎「それに俺はさっき美少女のファーストキスを貰った訳ですから」
京太郎「もう元気百倍ですって」
咲「あ、それはちょっと間違いかも」
京太郎「え?」
咲「私、さっきのが初めてじゃないよ」
京太郎「って事は既に他の相手と…」
咲「ううん。最初の相手も京太郎君だよ」
京太郎「え…?でも、俺…」
咲「覚えてなくて当然だよ」
咲「スカルディにボロボロにされた貴方にキスした訳だし…」
京太郎「…じゃあ、なんでそんなに恥ずかしがってたんですか?」
咲「あ、アレが初めてだなんてあんまり意識してなかったし…」
咲「それに自分からするのとされるのってやっぱり別物なんだもん…」
咲「恥ずかしくなるのも当然でしょ」
咲「…まぁ、何はともあれ」ギュ
京太郎「ん?」
咲「…この国を発つまでの時間は全部、私にくれるって事で良いんだよね?」
京太郎「あぁ。勿論ですよ」
京太郎「約束を違えるつもりはありません」
咲「…じゃあ、敬語とか…その止めて欲しいな」
京太郎「え?」
咲「だ、だって…その、私にとって貴方は特別かもしれないんだよ?」
咲「それなのにずっと敬語なのは距離も感じるし…」
咲「き、キスだって二回もしたんだから…いい加減、普通に接して欲しいな」
京太郎「……分かったよ、咲」
咲「うん」ニコ
京太郎「…でも、その代わり」
咲「え…?」
京太郎「咲も俺の事、京太郎君じゃなくて呼び捨てにしてくれないと」
咲「う…で、でも…」
京太郎「そんな風に恥ずかしがってちゃ自分の気持ちなんてわからないぞ」
京太郎「それに…俺だけフレンドリーになるのも正直恥ずかしいし」
咲「と言われても…」
京太郎「…仕方がないな」
京太郎「呼び捨てが恥ずかしいならアダ名で行こう」
咲「あ、アダ名…?」
京太郎「ここはやっぱりキョンキョンか京ちゃんの二択だと思うんだ!」
咲「えー……」
京太郎「えーって…そんなにダメか?」
咲「うん。センスがまったく感じられない」ズバァ
京太郎「ぐふ」
京太郎「い、良いぜ、なら咲の考えたアダ名を聞かせてもらおうじゃないか…!」
咲「わ、私の考えたアダ名…?」
咲「えーっと…うーん…」
咲「………………冥府に舞い降りし金色の英雄とか」
京太郎「それアダ名じゃなくて称号かなにかじゃねぇ?」
京太郎「つーか、咲、それ人前で呼べるのか?」
咲「うぅぅぅ…」カァァ
咲「し、仕方ないでしょ!そう簡単にアダ名とか思いつかないんだもん!」
京太郎「じゃあ、やっぱキョンキョンか京ちゃんのどっちかだな!」
咲「えー…」
京太郎「嫌なら俺はこれから冥府に舞い降りし今時期の英雄と咲から呼ばれていると自己紹介するぞ」
咲「やめてよ!そんな自爆テロみたいな事!!!」
京太郎「それが嫌なら…分かるよな?」ゲスカオ
咲「うー…うー…っ」
咲「……………き、京ちゃん」カァァ
京太郎「おう。ちゃんと言えたじゃん」ナデナデ
咲「も、もー…は、恥ずかしすぎるよ、コレ…」
京太郎「ま、呼んでる間に慣れるって」
京太郎「良いアダ名が決まれば、そっちに切り替えても良いしな」
咲「…絶対にぐぅの音も出ないようなアダ名を考えてやる…」
京太郎「楽しみにしてるよ」クス
京太郎「…ま、ともかくだ」
京太郎「こうしてお互いの関係が一歩進んだ訳だし」
咲「進んだのかなぁ…」
京太郎「少なくとも、俺はより近くに咲の事を感じられるようになったけど」
京太郎「咲の方は違うのか?」
咲「…そういう事聞くのすっごいズルいと思う」メソラシ
京太郎「はは。拗ねるなって」
咲「うー…と言うか、気安過ぎじゃない?」
咲「さっきまでは一応、私に対する敬意とかあったけど、今はまったくそれが感じられないんだけど…」
京太郎「そりゃまぁ、もう俺は咲の事を死の女王としてじゃなくて」
京太郎「完全に一人の女の子として見てるからな」
京太郎「他の誰かがいる時ならばともかく…」
京太郎「そうじゃない時は完全に素で良いかなって」
京太郎「その方が咲の気持ちを判断する意味でも役に立つだろうしさ」
咲「まぁ…確かにそうかもしれないけど…」
京太郎「ほら、それよりもだ」
京太郎「時間はそんなに潤沢にある訳じゃないんだ」
京太郎「折角なんだし、色々とやって確認していこうぜ」
咲「…またそんな強引に」
咲「…まぁ、良いけどね」
咲「仕方がないから…付き合ってあげる」クス
ちっぱい殺し?改とコミュにより、宮永咲の好感度が40上昇しました
現在の宮永咲の好感度は193です
宮永咲は須賀京太郎の事を愛し始めているようです
王の力によりカリスマが再使用可能になりました
~死の国エンデルフィア 現世との境界~
京太郎「(と言う訳で、俺は昨日、散々、咲とイチャイチャして)」
京太郎「(出発の時間までそりゃもうアマアマとした時間を過ごした訳だけれど)」
咲「…」キュ
京太郎「(…その所為で咲が俺の袖を離してくれない)」
京太郎「(…幾ら俺がまだエンデルフィアに疎いと言っても)」
京太郎「(もうすぐそこに現世があるって分かっているくらい近づいているのに…)」
京太郎「(別れの時が近い事を認めまいとしているように、咲の手は硬くて…)」
京太郎「(…これ、一体、どうすりゃ良いんだろうな…)」
京太郎「(俺も…出来れば咲と離れたくない)」
京太郎「(流石にエロい事まではしていないとは言っても…)」
京太郎「(あんなにイチャイチャしまくった相手なんだ)」
京太郎「(ここで離れたら…当分、会えないと分かっているんだから…)」
京太郎「(出来れば一緒に現世に来て欲しいとそう思っている)」
京太郎「(…でも)」
レイス「着いたぞ」
京太郎「っと、ここが…」
レイス「あぁ。この先が現世に…ラグナネイブルへと繋がる洞窟だ」
レイス「無論、中は迷路のように入り組んでいて、一度迷ったらまず出られない」
レイス「一々、私はお前のことを探してやったりはしないからちゃんとついてくるんだな」
京太郎「あぁ。分かってる」
京太郎「…ただ」チラッ
咲「…っ」グッ
京太郎「…もうちょっとだけ待ってくれないか?」
レイス「…私だってヒマじゃないんだが」
レイス「……しかし、我が主がこんな顔をしているのに無理に引き離すのも可哀想だ」
レイス「手早く済ませよ」
京太郎「…おう。ありがとう」
京太郎「…咲」
咲「京ちゃん…」
咲「……ごめんね。私も…本当は分かってるの」
咲「…この手を離さないとダメだって」
咲「それが京ちゃんにとっても世界にとっても一番なんだって」
咲「……でも、でも…ね」
咲「それが分かっていても…どうしても離せないの」
咲「もしかしたら…これが永遠の別れになるかもしれないと思ったら…」
咲「京ちゃんを外に行かせるのが怖くて怖くて仕方がなくて…」
咲「私、仮にも死の女王なのに…」
京太郎「…馬鹿だな」ギュ
咲「え…?」
京太郎「女王なんて関係あるかよ」
京太郎「言っただろ」
京太郎「俺にとって咲は普通の女の子なんだって」
京太郎「だから、そんな風に自分を追い込まなくて良いんだ」
京太郎「俺は決して迷惑じゃないんだしさ」
咲「でも…」
京太郎「それより教えてくれよ」
京太郎「咲は一体…俺に何を望んでくれているんだ?」
咲「…え?」
京太郎「それが俺に叶えられるものであれば、俺は何でも叶えてみせる」
京太郎「俺とこんなにも離れがたく思ってくれている咲の願いを…俺が叶えてあげたいんだ」
京太郎「だから、言ってくれ」
京太郎「咲は…俺にどうして欲しい?」
京太郎「どうすれば…俺にまた笑ってくれる?」
京太郎「昨日の夜みたいに可愛い笑顔を見せてくれるんだ?」
咲「……」
下1
1 キスして
2 …私を連れて行って
3 キスして
4 …何時かここに帰って来てくれたらそれで良いよ
5 キスして
6 キスして
7 …私を連れて行って
8 キスして
9 …何時かここに帰って来てくれたらそれで良いよ
0 …私を連れて行って
ゾロ目 ???
カリスマ使う?(ゲス顔)
下1
咲「…なら、キスして」
京太郎「それで良いのか?」
咲「うん…私は女王だから」
咲「連れて行って…なんて気楽に言えないし」
咲「だから、せめて…」
咲「せめて…忘れられないようなキスを私に頂戴」
咲「それだけで…私は満足だから」
咲「京ちゃんの事を笑って見送って見せるから…」
咲「…この前のような子どもでもできちゃうキスじゃなくて」
咲「もっと激しい大人のキスを…頂戴…」ジィ
京太郎「…分かった」チュ
咲「ふ…うぅ…♪」ビクン
咲「ふぁ…あぁ…♥」ポー
京太郎「…ん」ナデナデ
咲「す…すご…かったぁ…♪」クタァ
京太郎「まぁ、これでも経験豊富だからな」
咲「…だからって、こ、これはちょっとエッチ過ぎるよ…♪」
咲「こ、腰くだけちゃうかと…思っちゃったぁ…♥」
京太郎「その時はその時で現世まで誘拐してやろうかと思ったんだけど」
京太郎「…耐えられちゃった以上、仕方がないな」
咲「……うん、仕方が…ないね」スッ
京太郎「…咲」
咲「…今のキスで京ちゃんの中の私の力はさらに強くなったはず」
咲「肉体が一体、どういう状態なのか私にも分からないけど…」
咲「それだけ強い力があれば、現世でも死霊としての能力が使えるようになるかもしれない」
京太郎「…何から何まで悪いな」
咲「ううん。私にしてあげられるのはもうこれくらいしかないから」
咲「…それより早く行って」
咲「…私、結構、頑張ってるけど…もう限界だから」
咲「…笑って見送ってあげられなく…なるかも…しれないし…」グス
京太郎「……分かった」
京太郎「それじゃあ、咲…」
京太郎「…またな」フリフリ
咲「…………うん」フリフリ
京太郎「…」スタスタ
咲「………………………さようなら、京ちゃん」
レイスB「…女王陛下」スゥゥゥ
咲「どうしたの?」
レイス「…よろしいのですか?」
レイス「彼についていかなくて」
咲「…うん。良いよ」
レイス「ですが…」
咲「良いの」
咲「今のこの国はただでさえ混乱している最中なんだから」
咲「それを抑える人がいないと…無数の死者の魂が冒涜される事になる」
レイスB「…ですが、女王陛下」
レイスB「終焉に関する予言が本当なら…死の女王である貴女は…」
咲「うん。多分、もう京ちゃんには会えないだろうね」
咲「終焉が起こる時に…私は死ぬ運命だから」
咲「…きっとさっきのが私にとって分水嶺」
咲「ここで女王を辞めていれば…死ぬことはなかったなんて後悔する日がきっと来る」
レイスB「そこまで分かっておられるのならば何故…!!」
咲「そんなの決まってるじゃない」
咲「…私にとって皆が…これまで私に仕えてきてくれた皆が大事だからだよ」
レイスB「女王陛下…」
咲「…うん。私は京ちゃんの事が好きだよ」
咲「もしかしたら、愛してると言っても良いかもしれない」
咲「…でも、だからってその為にこれまで自分を支えてくれた皆を裏切りたくはないの」
咲「…ましてや、私以外の誰かを冥府の王に仕立て上げて…」
咲「その誰かを身代わりにするようにして、生き延びるなんて事…したくない」
咲「…それに私の力は殆ど京ちゃんに渡したよ」
咲「私に残っているのは冥界を管理するのに必要最低限な力だけ」
咲「私が何時死んでも…きっと問題はない」
咲「世界はきっと京ちゃんが救ってくれるから」
レイスB「……私は」
レイスB「死神としてではなく一人の人間として」
レイスB「…なりふり構わず貴女に生き延びていて欲しかった」
レイスB「その為になら…身代わりになっても良かったと…そう思っています」
咲「…ありがとう」
咲「…でも、その気持ちだけ貰っておくよ」
レイスB「…女王陛下」
咲「…さぁ、それよりもこれから忙しくなるよ」
咲「終焉がどういう形で起こるにせよ、ここは間違いなく主因の一つが生まれる場所なんだから」
咲「それがどういう形になるにせよ…」
咲「出来るだけ力を削いで、京ちゃん達に任せられるよう頑張らないとね」
須賀京太郎の死霊としての能力が何時でも使用可能になりました
~ラグナネイブル エンデルフィアへの入り口~
京太郎「っと…」
京太郎「(久しぶりの太陽だ…)」
京太郎「(ようやく現世に戻ってこれたかー…)」
京太郎「(ただ、晴れ晴れとした気分には…なれないよな)」
京太郎「(俺を見送る時、咲は泣きそうになっていた)」
京太郎「(俺と離れがたい気持ちを何とか堪えてくれていたのが伝わってきていて)」
京太郎「(…そんな咲からまたねの言葉も聞けなかったのがどうしても引っかかる…)」
京太郎「(…もしかして咲は俺ともう二度と会うつもりがないんだろうか)」
京太郎「(…いや、そんな事はないはずだ)」
京太郎「(俺はガロン王を…冥府の王を打ち倒したんだから)」
京太郎「(エンデルフィアで咲を倒せるような奴なんて他にはいない)」
京太郎「(終焉は回避出来なくても…咲の死は…回避出来ただろう)」
京太郎「(…そうだ。そうに…決まってる…)」グッ
京太郎「(…そう何度も言い聞かせているのに…変な焦燥感が収まらなくて)」
京太郎「(今からでも戻ったほうが良いような…そんな気さえする)」
京太郎「(結果、肌をチリチリと焼くような太陽の感触も…)」
京太郎「(俺の居場所がここではない事を教えているようで…)」
京太郎「(…どうにも憂鬱な気分が否めない)」
京太郎「(…だが、それでも)」
京太郎「(それでも今は前に進まないとな)」
京太郎「(こうしている今も世界の破滅を望む連中があっちこっちで暗躍してるんだ)」
京太郎「(そいつらを一人残らず冥界へと叩き込んでやる為にも)」
京太郎「(そして、俺の事を心配してくれているであろう人たちのところへ戻る為にも)」
京太郎「(今は…少しでも早く先に進まないとな…)」
下1
1 高一最強っぽいワルキューレが!
2 絹恵が!
3 メゲそうな顔をしたワルキューレが!
4 フナキューレが!
5 なのよーなワルキューレが!
6 フナキューレが!
7 美穂子が!
8 メゲそうな顔をしたワルキューレが!
9 なのよーなワルキューレが!
0 高一最強っぽいワルキューレが!
ゾロ目 ベルドーが!
下1
偶数 洗脳済み(ニッコリ)
奇数 ダイジョーブ
??「そこの亡霊!!」バサバサバサ
京太郎「ん?」
??「よっと」ストン
京太郎「(綺麗な着地に…透き通るような青色の羽…)」
京太郎「(かなり高位のワルキューレだな…)」
京太郎「(最低でもリーダークラス…)」
京太郎「(いや、下手すりゃそれ以上か)」
??「こんなところで何をしとるんや?」
??「亡霊のいる場所はここやなくて、そこの洞窟の奥やで?」
京太郎「いやぁ…色々あって、エンデルフィアから出る事になってさ」
京太郎「死の女王の許可は貰ってるから気にしないでくれ」スタスタ
??「…それで通す訳あらへんやろ?」チャキ
京太郎「あー…一応、言っとくが戦意はないぞ?」
京太郎「俺は元の場所に戻りたいだけだ」
??「その元の場所が何処かはわからんけどな」
??「この国の法はエンデルフィアから這い出た亡者は須く地の底へと叩き返す事になっとるんや」
??「例え、死の女王の許可があったところでそれは変わらへん」
??「今すぐ戻れ。せやないと…ウチの槍がそのボロクズのような身体を貫くで」
京太郎「…法…ね」
京太郎「そいつはオーダインが死んだ後でも護らなきゃいけない事なのか?」
??「っ…!どうしてそれを…!」
京太郎「俺が死んだのはつい最近でさ」
京太郎「ついでに言えば、俺のいたところはそういう情報にも敏いところで」
京太郎「この国が今、大体、どういう状況なのかも分かってる」
京太郎「それでもアンタはこの国の法に従うってのか?」
京太郎「今は亡者狩りよりもこの国の事をどうにかしなきゃいけないんじゃないのかよ」
??「…確かにアンタの言葉には一理以上のモンを感じる」
??「でもな、だからと言って、アンタの事を通す訳にはいかへん」
??「今のこの国は…確かにボロボロや」
??「中央では訳のわからん連中が蔓延っていて…国税は変な魔術師共が吸い上げとるらしい」
??「でも、だからと言って、国境警備隊が任務を放棄したら…」
??「余計、この国がめちゃくちゃになってしまうやないか」
??「…何より」
??「アンタの立場を考えれば、それはただの詭弁や」
??「見逃して貰いたいが為の都合の良いその場しのぎの言葉としか思えへん」
??「そんな戯れ言には騙されるような馬鹿な女やと思われたのが心外なくらいやで」
京太郎「…なるほど」
京太郎「アンタは真面目で…尚かつ良い人そうだ」
??「今度はおためごかしでどうにかするつもりか?」
京太郎「いや、ちげーよ」
京太郎「まぁ、さっきのが詭弁なのは認めるけどさ」
京太郎「でも、今の返答でアンタが真面目で国を憂う気持ちが強い事も分かった」
京太郎「…だからこそ、頼みがあるんだが」
??「頼み…?」
京太郎「…それだけの気持ちがあるなら絹恵達に協力してやってくれないか?」
??「…絹恵?」ピク
??「どうして亡者の口から絹恵ちゃんの名前が出てくる…?」
京太郎「…さて、それはまだ言う訳にはいかないな」
??「アンタ、一体、何を知っとるんや…!?」
京太郎「頷いてくれるまで言うつもりはねぇよ」
??「…分かった」
??「それなら…力づくで聞かせてもらうわ」
京太郎「戦意はねぇって言ってるんだけどなぁ」
京太郎「…ま、やるつもりなら容赦はしねぇよ」スッ
京太郎「こっちも色々なもん背負ってるんだ」
京太郎「返り討ちにしてやるぜ」
??「やってみぃ!!」
??「ウチは洋榎王女直属二番隊隊長…恭子…!」
恭子「おもいっきり行かせてもらうで…!!」
【末原恭子 戦闘力120】
VS
【須賀京太郎 戦闘力150】
末原恭子のスキル 高速戦闘の心得発動
高速戦闘の心得:一戦闘2回までコンマの十の桁が奇数である場合、相手から与えられるダメージを無効にする
【ターン1】
須賀京太郎 10/10 死戦1/1 死の淵1/1
末原恭子10/10 高速戦闘2/2
下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復する
京太郎「さて、それじゃ…」フワ
恭子「(風の魔法…!?)」
恭子「(しかも、詠唱無しの印のみで目に見えて分かるレベルで飛んどるんか…!)」
恭子「(武器は死神…レイスどもの鎌やし…)」
恭子「(コイツ…やっぱり相当な実力者や…!)」
恭子「それなら…!」バッ
京太郎「飛び上がって逃げまわるつもりか?」
京太郎「だけど、そう簡単に逃がすかよ…!」バッ
恭子「甘いわっ!」ヒラ
京太郎「なっ!」
恭子「ワルキューレの精鋭を舐めるんやない!」
恭子「雑兵程度ならばともかく…」
恭子「あの洋榎と共に飛んどるウチらと空中戦で渡り合おうなんて百年早いわ!」
末原恭子のスキル 高速戦闘の心得発動
須賀京太郎から受けるダメージを無効にした
須賀京太郎のスキル 死の寵愛を受けるもの(今更)発動
ダメージに毒のバッドステータスを加える
【ターン2】
須賀京太郎 10/10 死戦1/1 死の淵1/1
末原恭子10/10 高速戦闘1/2
下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える + 毒
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復する
京太郎「(く…並のワルキューレじゃないとは思ってたけど…)」
京太郎「(まさかこれほどだなんて…!!)」
京太郎「(とりあえず空中に浮いた身体の態勢を整えないと…!)」
恭子「そうはさせへん!」バサバサ シュバッ
京太郎「っ!」
京太郎「(空中に浮いたところを突撃で仕留めるつもりか…!)」
京太郎「(なら…っ!)」シュゥゥゥ
恭子「なっ!?」
恭子「(当たる直前で消えた…!?)」
恭子「(…いや、気配はまだ近くにある…)」
恭子「(間違いなく近くにおるはずや…!!)」
須賀京太郎のスキル 死戦発動
ダメージを無効にした
【ターン3】
須賀京太郎 10/10 死戦0/1 死の淵1/1
末原恭子10/10 高速戦闘1/2
下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える + 毒
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復する
ここでゾロかー…
わ、ワルキューレ殺しいる…?(小声)
うーん…ちょっと考えましたが、まぁシチュエーション的にー
1 ワルキューレ殺し:ワルキューレと闘う時、戦闘力が10上昇する
2 命を啜るもの:死霊の能力が発動する度にHPが1回復する
3 死の寵愛を受けるものを死の女王の寵愛へ
死の女王の寵愛:HPが半分以下になった時、戦闘力を10上昇させ、ダメージに毒のバッドステータスを加える
この3つから一つ選んでくださいなー
下1
末原ちゃんは遭遇時にゾロ目出しちゃったんで戦闘終了後には確定で仲間になります
まぁ、ゾロ目で戦闘終了でも良かったんですが、仲間になるのは確定ですからスキルの方が嬉しいかなって
巨乳だったら後ろから胸揉んで強制的に戦闘終了なんて方法も取れますが、この状況で戦闘止める理由がないですしねー
京太郎「(なんだ、この感覚…)」
京太郎「(いつもよりもずっと綺麗に身体がちぎれていって)」
京太郎「(身体を再集結させる時も…まったく違和感がなかった)」
京太郎「(以前よりもより強く死霊として洗練されていっているような気がする)」
京太郎「(まさか…これがさっきのキスで分け与えてくれた…咲の力なのか?)」
京太郎「(…だとするなら、恐らくこの力の本領は)」
京太郎「(俺がもっと追いつめられてからだろう)」
京太郎「(死に近づけば近づくほど、咲の力は俺の中で強くなっていくんだ)」
京太郎「(…まぁ、実際にどうなるのかを試すつもりはないけれどさ)」
京太郎「(今は戦闘中だし…何より…!)」バッ
恭子「しまっ!?」
恭子「(後ろ…!?まずい…回避が間に合わない…っ!)」
京太郎「はぁっ!」ズバァ
恭子「っくぅううっ!!」
須賀京太郎のジ・アンブレイカブル発動
末原恭子に3のダメージを与えた
ゾロ目により末原恭子の高速戦闘の心得を無効にした
【ターン4】
須賀京太郎 10/10 死戦0/1 死の淵1/1
末原恭子7/10 高速戦闘0/2
下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える + 毒
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復する
おwwwwwwまwwwwwえwwwwwwらwwwwwwwwwwww
1 ワルキューレ殺し:ワルキューレと闘う時、戦闘力が10上昇する
2 命を啜るもの:死霊の能力が発動する度にHPが1回復する
3 末原ちゃんに初期好感度ブーストして戦闘終了
好きなの選べよ…(白目)
下1
京太郎「(…なんだ。身体が軽い)」
京太郎「(と言うよりも…活力に満ち溢れているのか)」
京太郎「(まだこの前、スカルディにやられた分が治りきってなかった感じだけど)」
京太郎「(さっき身体を再構成した時から…いつもどおりに…)」
京太郎「(いや、いつも以上に動いているような気がする)」
京太郎「(これも多分、俺が死霊としてより完成に近づいていった所為…)」
京太郎「(ひいては…咲のお陰なんだろう)」
京太郎「(それに感謝の気持ちを感じるけれど…)」
京太郎「(…俺のそばに今、咲はいないんだ)」
京太郎「(その代わりに…!)」ダッ
恭子「(まずい…!追撃!?)」
恭子「(躱さんと…!)」
京太郎「お…せええっ!」ガッ
恭子「きゃあああっ」
ちなみに命を啜るモノは死霊関係のスキルで全て発動します
死戦も死の淵もそうですし、死の女王の寵愛もそうです
…ちなみに死の女王の寵愛は一戦闘一回の縛りがついてません
つまり…五割を行き来すれば何度でも発動可能なんです
須賀京太郎のジ・アンブレイカブル発動
末原恭子に2のダメージを与えた
【ターン4】
須賀京太郎 10/10 死戦0/1 死の淵1/1
末原恭子5/10 高速戦闘0/2
下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える + 毒
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???
死神の鎌:十の桁が2と7の時、ダメージを与えるとHPが1回復する
恭子「ぐ…ぅ」ヨロ
京太郎「…もうボロボロみたいだけどさ」
京太郎「まだやるか?」
恭子「当然…やろ…!」
恭子「まだウチは負けてへん…!」
恭子「最後に残った部隊として…ここを護らへんかったらあかんのや…!」
恭子「亡者なんかに負けたら…洋榎に…」
恭子「ウチにここの警備を任せてくれた洋榎に…顔向け出来ひんようになる…!!」
恭子「何時かこの国に帰って来る洋榎に…胸張って頑張ったって言えへんやないか…!!」
京太郎「…そっか」
京太郎「アンタ、本当に真面目で友達思いで良い人なんだな」
京太郎「でも、それなら俺だって容赦しない」
京太郎「これ以上、ギリギリで立っているアンタを見るのは可哀想だしな」
京太郎「こいつでケリをつける…!」ダッ
恭子「くっ」バッ
京太郎「空に逃がさねぇよ!!」グッ
恭子「こ…のぉっ」ブンッ
京太郎「(ダメージの所為か、振りが遅い!)」
京太郎「(これ…なら身体をよじって回避して…!!)」バッ
恭子「あ…っ」
京太郎「…俺の勝ちだ」ドゴォ
恭子「~~~~~~~っ!!!!」ドサ
京太郎「…ふぅ」ストン
須賀京太郎のスキル ジ・アンブレイカブル発動
4のダメージを与えた
末原恭子は戦闘不能になった
おめでとうございます 末原恭子との戦闘に勝利しました!
現在ステータス
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
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{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
{// ∧// ∨V{ | 「 ̄/´///
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rく///|//////r=ミ// イ////////
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//////////|////r=ミ、/////////////
名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド
現在地:ラグナネイブル
目的:妖精の国に戻る
所持金:0G 所持BP4
装備(1/3)
死神の鎌:死の女王から正式に与えられた死神専用の武器。ダメージを与えた時、十の桁が2か7ならば、HPが1回復する
力 88
>戦闘力153/150
魔力 65
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する(関連スキル含め現在使用不能)
L未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められても、未だ尚も抗う事を止めない不可壊な意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
死の女王の代理人:死の女王との交流により、その力の大部分を預け渡された。その力は肉体の中にあっても色褪せる事はない。
L死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ3ダメージを無効に出来る。
L死の淵にたどりつくモノ:亡者であって尚、さらに死に近づこうとする狂気を留める女王の力。戦闘中一度だけ戦闘不能を回避し、HP1で踏みとどまる。
L死の女王の寵愛:死の女王から寵愛を受けた英雄である証。ダメージ表に毒を加え、またHPが半分以下になると戦闘力が10上昇する
L命を啜るもの:死の女王から与えられた冥府の加護。死の女王の代理人派生の能力が発動した時、戦場に漂うフォゾンを吸収し、HPが1回復する
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
現在ステータス(2)
【好感度表】
姫様 130 憧れの人
明星 198 死して尚、愛の力を感じる 【死亡】
霞 200 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 200 愛してる
はるる 200 愛してる
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 200 愛してる
ハインデル怜 200 愛してる
洋榎 169 ………………
美穂子 159 ???
智葉 194 …わ、私はまだ堕ちてないぞ
ネリー 105 毎度ありー♪
明華 119 ありがとうございました、英雄さん♪
宥 200 愛してる
咲 193 好き
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる
【ダメージ表】
炎の国 23
死の国 → 36
ラグナネイブル → 壊滅/29
リングフォールド → 3
タイタニア19
【各国戦力】
リングフォールド 戦力130
ラグナネイブル 戦力95
炎の国 戦力100
タイタニア 戦力100
なんでかここの京ちゃん死んでから別物レベルで強くなってるんですが
これで肉体に戻ってヤエガキやら予知やら取り戻したらどうなるんだマジで…(フルフル)
ってところで今日はもう休みます…と言おうと思いましたが
そう言えば戦力回復コンマやってなかったのでそれだけやりまーす
リングフォールド【戦力130】
下1
1 戦力が10回復
2 戦力が15回復
3 戦力が20回復
4 国内の混乱で戦力回復に失敗
5 戦力が10回復
6 国内の混乱で戦力回復に失敗
7 戦力が15回復
8 国内の混乱により戦力回復に失敗
9 戦力が20回復
0 サイファー作りなおそうぜ!
ゾロ目 ???
ラグナネイブル【戦力95】
下2
1 戦力が10回復
2 戦力が15回復
3 戦力が20回復
4 国内の混乱で戦力回復に失敗
5 戦力が10回復
6 国内の混乱で戦力回復に失敗
7 戦力が15回復
8 国内の混乱により戦力回復に失敗
9 戦力が20回復
0 戦力が30回復
ゾロ目 ???
ゾロおおおおおおおおおおおおおおおお
もう割りとマジで眠いからゾロ目考えるの大変なんだぞおおお!!(白目)
うーん…で、リングフォールドにとって一番のグッドイベントって京ちゃんの帰還なんだと思うんですよね
ただ、京ちゃん自身はもう現世に戻ってきてて、妖精の国に帰るつもり満々ですしー…
それ一択になるのもアレかなーと思うので
1京ちゃんが帰って来るのを出待ちしてたハインデルが身体を持って来てくれている
2京ちゃんが復活するのを信じてサイファーとヤエガキ強化してた
どっちが良いですか?
下1
はーい。ではもうパーフェクト京ちゃん化ですね!!!
…いや、もうここまで強くなったら割りとマジでオーダイン相手にも有利にやれるんじゃないかなー感が(´・ω・`)あっちもかなりの化物ですが
ってところで今日はもう休んで、明日はハインデルの宅配便イベントからやっていきます
それと何故かエンデルフィア編長くて、話があんまり進まなくてごめんなさい
オーディンスフィア楽しすぎて時間を忘れてプレイしてるせいでスレの書き溜めに移れねぇぞ!責任とれ!(責任転嫁)
ヒャッハー!ちょっと残業出来て遅れたけど今から始めるぜー
ちなみに本編との時間軸ですが、もう本編からズレまくってるんで今、どの辺りかまでは私にもわかりませぬ(´・ω・`)なんで終焉前にガロン王倒してるん…?
>>498
それは私が二ヶ月前に通った道だッッッッ!!
それはさておき、お買い上げありがとうございます(´・ω・`)さぁ、祝福エンドまでコンプする作業に戻るんだ
京太郎「んー…」
恭子「……」
京太郎「(一応、手加減はしたし、持ってた魔法薬で傷も回復させたけれど)」
京太郎「(中々、起きないなぁ…)」
京太郎「(巨乳相手なら寝息で揺れる胸を凝視して楽しむって方法も取れるんだが…)」
京太郎「(でも、言っちゃなんだが、この恭子って人は咲に負けず劣らず平坦な訳で)」
京太郎「(顔は可愛らしいけど、そういう意味での暇つぶしには適さないんだよなぁ)」
京太郎「(とは言え、ここで無理矢理起こすのも可哀想だし)」
京太郎「(とりあえず意識を取り戻すのを待つしかないよな…)」
恭子「う…」パチ
京太郎「お、起きたか」
恭子「…ってアンタはっ!」バッ
京太郎「あーストップストップ」
京太郎「俺、敵意ない、オーケー?」
恭子「…なんで片言なんやって一々突っ込むのもアホらしいけど」
恭子「でも、そんなの言われて信用出来ると思うんか?」
京太郎「信用してくれないと大人しく起きるまで待ってた甲斐がなくなるから困るんだけどなー」
京太郎「まぁ、俺としては手出しされないのであれば、それで構わないけれど」
恭子「そう都合良く行くと思う?」
京太郎「いかなきゃ次は殺すだけだよ」
恭子「…随分と割りきっとるやないか」
京太郎「これでも何度か戦場を経験してきてるんでね」
京太郎「今更、人殺しにためらうほど善人じゃないし」
京太郎「アンタを斬るのを躊躇ったのも、アンタがいい人そうだからで」
京太郎「洋榎の知り合いだったからだ」
恭子「…洋榎の事も知っとるんか」
京太郎「……まぁな」
恭子「アンタ、ホンマに何者なんや…」
京太郎「…まぁ、名乗るほど大層なもんじゃないけど」
京太郎「一応、妖精の国の王配みたいな事やってたな」
恭子「妖精女王の王配…って」
恭子「将軍殺しやないか!!」ビックリ
京太郎「将軍殺しって?」
恭子「うちらの間じゃそう呼ばれとるんや」
恭子「一度ならず二度までも総大将ぶっ倒してうちらを負けさせた憎き敵」
恭子「その首さえ取れば思いのままの褒章が出るってお触れが直々に国王陛下から出るくらいやったんやからな」
京太郎「いやぁ…なんか照れるなぁ」
恭子「そこで照れるのは間違っとると思うんや、流石に」
京太郎「あー…じゃあ、将軍殺しって格好わるいからもっと別の名前に…」
恭子「そんな事、うちに言われても困るわ」
恭子「しっかし…二度に渡るコルドロン戦争の英雄が死んどったなんてなー…」
京太郎「まぁ、流石に竜を相手に2対1はなー…」
恭子「…一体、何をしとるんや、君」
京太郎「まぁ、ちょっと致し方ない理由があってさ」
京太郎「三賢人ってクソ野郎とベリアルって竜と同時に闘う羽目になって…」
京太郎「それで…」
恭子「…あー、悪かった」
京太郎「え?」
恭子「死んどるって分かっとるのに、ちょっとデリカシーなかったわ」
恭子「…その、ごめんな」
京太郎「…ふふ」
恭子「ちょ、なんで笑うん?」
京太郎「いや、まさか謝られると思ってなくてさ」
京太郎「敵国の英雄だって分かってるのにちゃんと謝れる恭子は凄いなって」
恭子「…それくらい子どもやないんやから当然や」プイッ
京太郎「なんだよ。折角褒めてるんだから、少しは喜んでくれても良いだろ」
恭子「…流石にそこまで吹っ切れてへんわ」
恭子「一時はラグナネイブル中を震わせた化物相手にこうして和やかに会話しとるなんて…」
恭子「正直、今でも信じられへんくらいやねんから」
京太郎「化物って…」
恭子「曰く、戦場で出会ったら死を覚悟しろ」
恭子「曰く、強い奴から殺して心を折にくる悪魔」
恭子「曰く、ワルキューレよりも早く、バーサーカーよりも強い化物」
恭子「曰く、睨まれただけで歴戦のウォーリアーが心臓麻痺で死んだ」
京太郎「あー…もう良い」
京太郎「大体、どんな風に思われてるかはなんとなく分かった」
恭子「うん。分かってくれたようで何よりやわ」
恭子「……それで君にこんな事聞くのも筋違いかもしれんけど」
恭子「一つだけ聞かせて欲しい事があるんや」
恭子「それさえ聞かせてくれれば、うちはアンタに手を出さへんって約束する」
京太郎「…何だ?」
恭子「洋榎はあの子は無事なんか?」
京太郎「…それは」
恭子「…やっぱり妖精の国で拷問に…?」
京太郎「いや、違う。そんな事はない」
京太郎「俺の信じるものの全てに誓って、それだけはないと断言出来る」
恭子「……じゃあ、どうして口ごもったんや?」
京太郎「…色々あって無事とは言えない状態だからだよ」
京太郎「まぁ、その色々が複雑で…壱から説明すると色々とややこしいんだが…」
京太郎「…とりあえずかいつまんで説明すると洋榎は一時、俺達の仲間だった」
恭子「…は?」
京太郎「信じられない気持ちは分かる」
京太郎「だが、俺達は今、ラグナネイブルと雌雄を決する事よりも」
京太郎「迫り来る終焉に対して抗う為の準備をしていたんだ」
京太郎「そして、それに洋榎も一部とは言え、賛同してくれた」
京太郎「だからこそ、あいつらに…三賢人に攫われた炎の女王を救出する作戦に付き合ってくれたんだ」
京太郎「…でも、そこで洋榎は三賢人どもに操られてしまった」
恭子「…操られた?」
京太郎「詳しい事は俺も分からないが、あいつらの得意とする洗脳魔法にやられたらしい」
京太郎「今の洋榎はあいつらの言いなりに動く人形みたいなもんだ」
京太郎「そして、俺はそんな洋榎の事を殺す事が出来なかった」
京太郎「…生かしておいても縄で縛って身動きも取れないようにするしかないって分かっているのに」
京太郎「殺す覚悟が持てなかったんだ…」
恭子「…じゃあ、洋榎は…」
京太郎「生きてはいる。…だけど、今の洋榎はもうろくに受け答えも出来ない」
京太郎「一日中をぼぅっと過ごして…自分の意思すらなくなってしまったような状態だ」
恭子「…っ!」ギリ
恭子「なんでや!」
恭子「なんで君がおって洋榎がそんな状態になるんや!!」
恭子「君は…京太郎って男は妖精の英雄やないんか!!」
京太郎「…俺は英雄なんかじゃないさ」
京太郎「二度の戦争で活躍した程度でその後はさっぱり」
京太郎「洋榎の事も護れず…俺の母親代わりであった人も死んだ」
京太郎「…俺が弱かった所為で竜に踏み潰されてな」
恭子「あ…」
京太郎「……謝っても仕方がないって分かっているけれど」
京太郎「…本当にすまない」
京太郎「貴女の大事な人を護れなくて…ごめんなさい…」ペコ
恭子「……」
恭子「…謝られても、そう簡単にアンタの事を許せへん」
恭子「ワルキューレにとって…洋榎は希望やったんや」
恭子「アレほどワルキューレ達の心を掴んどった子が…今は操り人形やなんて…」
恭子「それを許したアンタに強い憤りを感じるわ」
恭子「……でも、そもそもうちがアンタの事を責める事がお門違いや」
恭子「そもそもうちとアンタは敵同士」
恭子「洋榎の事を守ってなんて言う方がおかしい」
恭子「それに…さっき言っとった事が本当やったら」
恭子「それは洋榎が望んで挑んだ闘いや」
恭子「それに負けてしまったのは悲しいけれど」
恭子「…でも、それをアンタに負けるのは間違っとる」
恭子「洋榎がそうなったのを悲しんでくれとるんやから尚の事な」
恭子「…ま、とりあえず大体の事情は分かったわ」
恭子「で、改めて聞きたいんやけど」
京太郎「…あぁ」
恭子「さっきうちに言ってた絹恵王女と協力ってどういう事なんや?」
京太郎「…聞いたら後戻りは出来ないぞ」
恭子「阿呆。最初からそんなのするつもりやあらへんわ」
恭子「…そもそも、おおまかに予測はついとるしな」
京太郎「え?」
恭子「これでもそれなりに耳は早い方なんやで?」
恭子「絹恵がこの国に戻ってきて…レジスタンスに合流したって事くらいは聞いとる」
恭子「うちは国境警備の仕事があったから参加は出来ひんかったけど」
恭子「内心、応援はしとったんや」
恭子「…でも、そのレジスタンスがついこの間、壊滅したって話で」
京太郎「壊滅!?」
恭子「あぁ、やっぱその話までは知らんかったんか」
恭子「さっき協力言うとったから居場所くらいは知っとるんかなって思ったんやけど…」
京太郎「…俺が死んだのはもう一週間近く前だからな」
京太郎「流石にそれは初耳だぜ…」
恭子「…そっか」
恭子「となるとやっぱりうちにはどうしようもあらへんな」
京太郎「え?」
恭子「…これでも一応、負けて、さっきの質問にもちゃんと答えて貰ろたしな」
恭子「アンタの願いどおり、絹恵に協力しようと思ったんやけど…」
恭子「今のこの状況やとそれも難しそうやなって」
京太郎「…良いのか?」
恭子「まぁ…元々、色々と今の国に思うところはあったしな」
恭子「それをこうして国境警備に留まり続けとったんは、洋榎に顔向け出来ひんのが嫌やったからや」
恭子「…でも、当の洋榎がそんな状態やってのに、ただ国境だけを護ってても状況は改善せえへんやろうし」
恭子「この国を取り戻す為なんやったら、幾らでも力を貸すわ」
京太郎「そっか。ありがとうな」
恭子「お礼を言われるような事やあらへんよ」
恭子「そもそもこの国はうちらの国なんや」
恭子「仮にも敵国の男に心配されるのも腹立たしい話やし…」
恭子「…それにその三賢人とやらに心当たりもあるしな」
京太郎「心当たり…?」
恭子「その魔法使いどもは洗脳魔法とやらを使うんやろう?」
恭子「…で、最近、王都の方ではまるで操り人形になったような兵士が増えてきていて」
恭子「クーデター前後から、王城に怪しげな魔法使いどもが出入りしとるっちゅう話やった」
恭子「以上の事から察するに…」
恭子「洋榎に洗脳魔法なんてふざけたもんを掛けたのは、今、ラグナネイブルを支配しとる連中の可能性が高いっちゅう事や」
恭子「…そこまで結びついとるのに、今までどおりルーチンワークを繰り返すなんて出来ひんわ」
京太郎「今の情報でそこまで気付いちゃうか…」
恭子「…って事は裏は取れとるんやな?」
京太郎「あぁ。この国を今、おかしくしてるのは三賢人の二人」
京太郎「スカルディとベルドー…そして」
京太郎「…かつてこの大陸最強国家だったバレンタインの王だ」
恭子「そっか。なるほどな」
恭子「…なら、尚の事、このままではおられへんな」
恭子「そいつらを必ずふん縛って…洋榎に掛けさせた魔法を解かせてやる…!」
恭子「それが出来ひんのやったら、死ぬ限界までありとあらゆる苦痛を味わわせて…」
恭子「エンデルフィアの底にまで叩き込んでやるだけや」グッ
恭子「ただ、うち一人じゃどうにもならへんし…」
京太郎「…そうだな。俺も絹恵達が危ないって聞いて、そのままではいられない」
京太郎「出来れば、早めにリングフォールドに戻って、皆を安心させたいけれど」
京太郎「…今は絹恵たちを助けるのを優先しないと…」
怜「それやったら丁度ええのがあるでー」ズシン
恭子「な…!?ど、ドラゴン…!?」
京太郎「…って、怜?」
京太郎「どうしてここに…?」
恭子「…し、知り合いなん?」
京太郎「あー…知り合いって言うか…」
怜「嫁の一人的なサムシングやなー」
恭子「…嫁…?」
恭子「ってど、ドラゴンと!?」ビックリ
京太郎「まぁ、ドラゴンと言っても可愛い女の子である事に代わりはないしな!」
怜「嫌やわ。いきなりそんな風に惚気けられたら心の準備も出来ひんやないの」クネクネ
恭子「(…見上げるほど大きなドラゴンが身体をくねらせているって…)」
恭子「(正直、気持ち悪い以上に現実感なさすぎて夢か何かかかって感じやわ…)」
怜「で、さっきの質問やけど」
怜「京太郎がエンデルフィア出ようとしているのを過去視で見えたからなー」
怜「急いで怜ちゃんが大事なモンを運んできてあげたんや」
京太郎「大事なもの?」
怜「背中に結び付けられとる棺桶の中や」
怜「…そこに京太郎の肉体が入っとる」
京太郎「俺の…?」
怜「…でも、覚悟した方がええで」
怜「今の京太郎は…うちでもまともに直視出来ひん状態や」
怜「心しとかんと…かなりショックを受け取る思うわ」
京太郎「…でも、生きてるんだろう?」
恭子「え…?」
怜「…あぁ。生きとる」
怜「うちが京太郎に呑ませた血が、何とかギリギリのところで命を繋ぎ止めて」
怜「…明星と言う妖精の命が、君を現世に引き戻した」
怜「勿論、その状態は最悪と言っても良いもので…」
怜「生きとるのか死んどるのか…一目見たところでは分からんくらいやけど…」
京太郎「なら、問題はないな」
怜「…京太郎」
京太郎「…俺もさ、その話は聞いてるんだよ」
京太郎「俺が間抜けだった所為で…明星母さんが死んで」
京太郎「その生命で…何とか身体だけが生き残ってる事を…」
京太郎「死の女王から聞いたんだ」
京太郎「そのときから…もう覚悟をしてる」
京太郎「自分がどういう状態でも目を背けたりしない」
京太郎「明星母さんがギリギリのところで繋いでくれた俺の命から…」
京太郎「決して目を離さないってさ」
怜「…そっか。なら…うちの言葉は無粋やったな」
京太郎「いや、俺に気を遣ってくれたんだろ?」
京太郎「ありがとう、怜。嬉しいよ」
怜「ま、これも内助の功って奴やと思うし」
怜「…それにまぁ、京太郎が死んでしまったのにはうちの責任もあるしな」
京太郎「それこそ気にしすぎだって」
京太郎「怜が下手に動けば、終焉が近づくってのは今まで何度も聞いてるんだし」
京太郎「本当は歯がゆい想いを山程してるって俺はちゃんと分かってる」
京太郎「それに誇り高い竜が、こうして運び屋のような真似事をしてくれてるんだ」
京太郎「それも俺を思ってくれているがゆえだって俺はちゃんと分かっているしさ」
怜「…うん」
京太郎「ま、そうと決まれば、久しぶりに自分の身体と対面しないとな」
京太郎「ロープ解いちゃって大丈夫か?」
怜「うん。じゃあ、身体伏せるからその間に頼むわ」ズシン
京太郎「おう、ありがとう」ホドキホドキ シュル
京太郎「これでよしっと」
京太郎「さて…それじゃあ…」ズルズル ゴトン
京太郎「…下半身の一部が腐ってるとかそんなんじゃなけりゃ良いんだけどなぁ…っと」パカ
京太郎ボディ「…」シュゥゥゥゥ
恭子「う…っ」クチオサエ
京太郎「(…いやー、予想してたけど酷い有様だな)」
京太郎「(…全身酷い火傷で、体の大部分が明らかに欠損してる)」
京太郎「(四肢はもとより脇腹なんかもえぐれてるし…)」
京太郎「(何より俺の自慢のビッグマグナムは影も形もなくなっていて…)」
京太郎「(…怜の言う通り、どうして生きているのか分からないくらいだ)」
恭子「ほ、ほんまにこれで生きとるん…?」
怜「この世界に生きる物はフォゾンをその身に宿して生きとる」
怜「逆に言えばフォゾンがなくなれば存在自体出来ひんようになるっちゅう事や」
怜「でも、今の京太郎の身体からはフォゾンが散っとらへん」
怜「人としてのフォゾンは既に散って魂になってしもうたけれど」
怜「竜の血で生きながらえた身体には、今、妖精のフォゾンが入り込んどる」
京太郎「…つまりこの状態でも生きてはいると」
怜「そういう事やな」
恭子「で、でも、コレ…」
京太郎「まぁ、何とかなるだろ」
恭子「何とかなるって…しょ、正気なん?」
京太郎「正気正気」
京太郎「…だって、この身体は明星母さんが残してくれた最後のものなんだぜ」
京太郎「俺の事を育てて…心から愛してくれた人が残してくれたものが」
京太郎「悪いものである訳がないだろ」
怜「…本当に戻るんか?」
京太郎「おう。勿論だ」
京太郎「怜としてもそのつもりで運んできてくれたんだろう?」
怜「…まぁ、そうやけど」
怜「でも、あんまりオススメは出来ひんで」
京太郎「え?」
怜「…京太郎が今、正気を保てているんは、肉体から離れとるからや」
怜「この身体に戻れば、一体、どれほどの激痛が、京太郎の事を襲うか…」
怜「例え、耐え切れても…この身体では日常生活を送るのは困難や」
怜「闘う事なんてまず無理やろう」
京太郎「でも、そうはならない」
怜「…京太郎」
京太郎「そうじゃなきゃ、怜がわざわざ俺の身体を運んできてくれるはずがない」
京太郎「一応、勝算もあるんだろう?」
京太郎「そいつを聞かせてくれよ」
怜「……」
怜「…さっきも言った通り、人間としての京太郎は既に死んどる」
怜「その代わりとなっとるんは妖精のフォゾン」
怜「つまり京太郎は今、半分竜で、半分妖精の状態って事や」
怜「そして…妖精は人間や竜と違って」
怜「その身体の全てをフォゾンで補っとる」
怜「…つまり」
京太郎「俺がフォゾンを呼び集めれば、身体を回復させる事が出来るって事か」
恭子「そ、そんなん出来るん?」
怜「…ぶっちゃけ、分からへん」
怜「うちも長い間、色々と見てきたけれど…」
怜「人から妖精になった話なんて聞かへん」
恭子「じゃあ、勝算なんてあらへんのやないの…!?」
京太郎「…なるほど」
京太郎「だから、サイファーなんだな」
恭子「え…?」
京太郎「…棺桶にサイファーだけ入ってて何事かと思ったが」
京太郎「確かコイツはフォゾンを引き寄せる効果があるんだよな」
怜「…そうや」
怜「それを京太郎の身体に埋め込み、擬似的なサイファーへと変えれば」
怜「フォゾンを集めるという難題はクリア出来る」
怜「…後は京太郎がその身体に痛みに耐えられるか」
怜「そして…フォゾンで身体を作るっちゅう今までにない感覚に慣れられるかやな」
京太郎「そっか。んじゃ、話は簡単だな」
恭子「簡単って…もしかして…」
京太郎「おう。やるに決まってるだろ」
恭子「…し、信じられへん」
恭子「なんでそんな簡単に言えるん?」
恭子「さっきあのドラゴンが言うとる事ちゃんと聞いとったん!?」
恭子「こんなの前例がない事なんやで!!」
京太郎「じゃあ、俺が前例になれば良いだけの話だし」
恭子「そ、そんな軽く…」
京太郎「…それにそれくらいやらなきゃダメなんだよ」
恭子「え…?」
京太郎「…俺にはもっと力が必要だ」
京太郎「俺が弱かったから…洋榎はあんな事になった」
京太郎「俺が弱かったから、明星母さんは死んだ」
京太郎「…全部、俺が弱い所為だ」
京太郎「だから、俺はもっともっと強くならなきゃいけない」
京太郎「…その為にも俺の身体は必要不可欠なんだ」
恭子「だからって…」
怜「…無駄やで。名前も知らんワルキューレ」
恭子「…でも」
怜「…京太郎は一度決めたら後に引かへん」
怜「そしてやると決めたら最後までやり通す男や」
怜「だからこそ…うちも分の悪い賭けやと理解しながら…こうして身体を持ってきた」
怜「…でもな、京太郎」
怜「何度も言うけど、今回はかなり辛い」
怜「…未来視が使えへん今のうちじゃ…正直、どうなるかまったく分からへんし…」
怜「これでええのか…迷っとるところもある」
京太郎「怜…」
怜「…だから、必ず帰って来てや」
怜「うちにこの選択を…後悔させんで欲しい」
怜「…京太郎が負けて…死んだって聞いた時みたいな…」
怜「怖い想いは…もう嫌やで…」
京太郎「あぁ。分かってる」
京太郎「俺は絶対に痛みや苦しみなんかに負けない」
京太郎「必ず怜のところに戻ってくるから」
京太郎「…だから、安心して見ておいてくれよ」
怜「…………うん」
京太郎「それじゃあ…」スッ
京太郎ボディ「っ」ビクン
京太郎「ぐあっ!!」
京太郎「(な、なんだ…コレ…)」
京太郎「(触れただけで…一気に身体の感覚が流れ込んでくる…!)」
京太郎「(今までにないほど…痛い…!!)」
京太郎「(全身の細胞が死ぬのと再生を繰返しているような激痛だ…!!)」
京太郎「(その上、本来ならあるはずの腕や足がなくなってて…)」
京太郎「(喪失感と違和感が痛みと共に襲い掛かってくる…!!)」
京太郎「(極めつけは…凍えるような寒さと、火であぶられているような熱…!!)」
京太郎「(身体中の細胞が死と再生を繰り返して拮抗している所為か…)」
京太郎「(身体中が寒くて…そして熱い…!!)」
京太郎「(本来ならあり得ないその2つの感覚が、今、矛盾する事なくやってきて…!!)」
怜「~~~っ!!」
京太郎「(…怜が何か言ってる…)」
京太郎「(それが一体、何なのか聞こえないけど…)」
京太郎「(でも、きっと心配してくれているんだ…)」
京太郎「(負けられない…!!)」
京太郎「(例え、今の俺が死んだ時以上の激痛を味わい続けている状態でも…)」
京太郎「(必ず…コイツを御してみせる…!!)」
京太郎「(明星母さんが残してくれたこの身体を…俺は決して無駄にはしない…!!)」
京太郎ボディ「~っ」ビクンビクン
京太郎「(お前も…そうだろう…!)」
京太郎「(お前も…俺なんだから…!!)」
京太郎「(2つに分かたれたとは言っても…俺の一部なんだ…!!)」
京太郎「(ここで終わりたいだなんて思ってないはずだ…!)」
京太郎「(明星母さん達の仇を取りたいと思ってないなんて言わせない…!!)」
京太郎「(だから…言う事を聞けよ、俺…!)」
京太郎「(もう一度…立ち上がるんだよ…!!)」
京太郎「(世界の為に…皆の為に…)」
京太郎「(そして何より…俺自身の為に…!!)」シュゥゥゥ
京太郎「(…なん…だ)」
京太郎「(急に…何も感じなくなった…)」
京太郎「(いや、痛みと違和感と…寒さと熱以外のものが全て消えて…)」
京太郎「(何も見えないし…何も聞こえない…)」
京太郎「(これが…今の俺なのか?)」
京太郎「(痛みと苦しみ以外には何もない…)」
京太郎「(永遠に真っ暗で…ただ生きているだけ…)」
京太郎「(その身体を動かす力さえなくて…)」
京太郎「(身体に戻れば、少しは活路も見いだせるかと思ったけど…)」
京太郎「(…どうすれば良いのかまるで分からない…)」
京太郎「(死神だった頃の経験とかそういうのが役に立つなんて…甘い考えだった…)」
京太郎「(俺の身体は…死んでいた俺の魂よりも…)」
京太郎「(ずっとずっと行き止まりで…どん詰まりで…)」
明星「………まったく、仕方のない子ですね」パァ
京太郎「(…え?)」
京太郎「(明星母さん…!?)」
京太郎「(どうしてこの暗い中で明星母さんの姿だけがこうもはっきりと…)」
京太郎「(いや、それよりも…)」
明星「…本当に貴方は私が世話してあげないとダメなんですから」
明星「何人か恋人やお嫁さんが増えてもその手間がかかるところは中々、変わりませんね」
京太郎「(明星母さん…俺は…)」
明星「…でも、私はもう貴方のお世話をしてあげられません」
明星「私はもう…死んでしまっていますから」
明星「こうして語りかけているのも明星と言う名の残滓」
明星「いずれ消えてしまうものでしょう」
京太郎「(っ!)」
明星「…ですが、それでも貴方にしてあげられる事がまだあります」
明星「死した私が…たったひとつだけ愛しい貴方にしてあげられる事…」
明星「…母親として貴方に妖精としての真の名を与え」
明星「この世に生み直してあげる事くらいは出来るでしょう」
京太郎「(そんなの要らない…!)」
京太郎「(それよりも…俺…!!)」
明星「まったく…母親のプレゼントを断るだなんて」
明星「いけない子ですね」
明星「昔は私にプレゼントのオネダリばっかりしてたと言うのに」
京太郎「(昔の話だろ…!)」
京太郎「(と言うか…そうじゃなくて…!)」
明星「拒否する事は許しません」
明星「…これは母親としての命令ですし」
明星「それに名付けは母親としての義務ですから」
明星「それを取り上げる事は…幾ら京太郎でも許しません」
京太郎「(違う…俺は…!!)」
京太郎「(ただ…明星母さんに謝りたくて…!!)」
京太郎「(…ごめん。俺が…弱かった所為で)」
京太郎「(明星母さんを死なせてしまって…)」
京太郎「(折角、想いを通わせたのに、俺…)」
明星「…良いんですよ」
明星「私は決して貴方の事を恨んでいる訳じゃありませんから」
明星「…そもそも、私は元々、貴方の事を利用しようとしていた身」
明星「私の為に心を痛める必要はありません」
京太郎「(え…?)」
明星「…死の女王から幾らか聞いているでしょう?」
明星「私は元々、貴方を死の女王への生け贄にするつもりでした」
明星「妖精の国に伝わるあの魔剣に真なる力を与え」
明星「来るラグナネイブルとの戦争に打ち勝つつもりだったのです」
明星「…ですが、私は情に流されてしまいました」
明星「貴方を利用しようとする気持ちよりも」
明星「貴方を大事に思う気持ちの方が強くなってしまったのです」
明星「…母親としても、そして国を憂うものとしても」
明星「私は中途半端でしょう」
京太郎「(明星母さん…)」
明星「でも、そんな私に貴方は懐いてくれた」
明星「明星母さんと呼び慕い、くったくのない笑みを向け…」
明星「…そして私に一人の女としての幸せまで与えてくれました」
明星「…えぇ。幸せでしたとも」
明星「妖精の宰相として過ごした長い年月よりも」
明星「貴方の側で一緒に暮らしたこの十数年の方がずっとずっと幸せでした」
明星「…だから、良いのです」
明星「私は十分、貴方に大きなものを貰いました」
明星「私が諦めていた多くのものを…貴方は私にくれたのですから」
明星「…今度はそれを私が貴方に返す番」
京太郎「(俺は…!)」
明星「…天よ、聞け」
明星「今、ここに新たなる妖精が、その御下に生まれる」
明星「…彼の者の名はニーズホッグ」
明星「死者の血を啜り、そのツバサへと死者を乗せ」
明星「神々の黄昏もを乗り越える黒き竜」
明星「我が愛しい子の誕生を…祝福したまえ」
京太郎「~~~っ」ドクン
京太郎「(なんだ…身体の熱が急に強くなって…)」
京太郎「(これは一体…)」
明星「…もうそろそろ起きる時間と言う事ですよ」
明星「貴方は自覚がないかもしれませんが…」
明星「もう結構な時間が経っていますから」
明星「貴方が目覚める事にはきっともう夜になっているでしょう」
明星「貴方の周りには…貴方を心配してくれる人がいますから」
明星「早く目を覚ましてあげなさい」
京太郎「(…明星母さんはどうなるんだ?)」
京太郎「(俺が起きたら…明星母さんは…!)」
明星「…もう二度と会えないでしょうね」
京太郎「(そんな…)」
明星「そもそもこの邂逅すら本来はなかったものなのです」
明星「そのような悲しそうな顔をしないで」
明星「…貴方にはもう私以外に支えてくれる人が沢山いるんですから」
京太郎「(でも、それは明星母さんじゃないだろう!)」
京太郎「(さっき明星母さんは俺に沢山のものを貰ったと言ったけれど!!)」
京太郎「(それは俺だって同じなんだ!!)」
京太郎「(俺だって…明星母さんから優しさと愛情を貰ってた!)」
京太郎「(そうじゃなかったらこんな風に脳天気な男に育ってない…!!)」
明星「…京太郎」
京太郎「(…お願いだから、消えないでくれ)」
京太郎「(俺はまだ貴女に返せてないものが沢山ある…)」
京太郎「(伝えたい事も、一緒にしたい事も…!!)」
京太郎「(数えきれないほど残ってるんだよ…!!!)」
明星「…」
京太郎「(明星母さんの料理だって食べたい!)」
京太郎「(また一緒に眠りたい…!)」
京太郎「(明星母さんの髪を撫でて…心地よさそうな顔だって見たい!!)」
明星「…それは私も同じです」
明星「京太郎としたい事…数えきれないほどありました」
明星「…でも、私にはもうそれすら思い出せません」
明星「きっとそれは貴方の中に溶けて消えた私の中に残っていたものだから」
京太郎「(じゃあ、思い出せば良い!)」
京太郎「(どんな無茶だって俺は叶えてみせる!!)」
京太郎「(俺は…俺は明星母さんの息子で…妖精の英雄で…)」
京太郎「(貴女の恋人なんだから)」
明星「……ならば、一つだけお願いがあります」
京太郎「(何だ…?)」
明星「…幸せになって」
京太郎「っ」
明星「私の事なんて忘れて…前を向いて」
明星「その生涯を閉じるその時まで幸せでいてください」
明星「…女として母親として」
明星「私が貴方に望むのはそれだけです」
京太郎「(嫌だ…!)」
京太郎「(明星母さんの事を忘れるなんて…そんなの…)」フ
京太郎「(…ってまた身体が熱く…!?)」
明星「…もう目覚めも間近なのでしょう」
明星「そろそろ本当にお別れです」
京太郎「(明星母さん…!)」
明星「…ただ、親離れの時期が来ただけです」
明星「悲しむ事はありません」
明星「最初は胸の空白があるかもしれませんが…」
明星「貴方の側には…それを埋めてくれる人たちがいる」
明星「…だから」
明星「さようなら、私の愛しい子」
明星「……どうかその生涯を閉じるその時まで…元気で…いてね…」ポロ
京太郎「~~~~~~っ!!!!」
京太郎「あ……」
怜「…起きたか?」
恭子「良かったぁ…」
恭子「途中、ホンマヤバイ感じやったのに…良く戻ってきてくれたわ」
京太郎「あ……あ…あぁぁぁ…」ポロポロ
恭子「えっ!?」ビックリ
怜「…多分、残留思念や」ナデナデ
恭子「残留思念?」
怜「妖精に魂はあらへん」
怜「妖精が核にしとるのは親以外には誰も知らん真の名前って奴で」
怜「人間のように魂を持っとる訳やないんや」
怜「…でも、長年、その身体を形作っとったフォゾンに…」
怜「元の意思や記憶が残っててもおかしくはない」
恭子「…じゃあ」
怜「…会ったんやな、あの妖精に」
怜「自分の母親に…会えたんやな」
怜「…それでもう会えへんと分かっていて…覚悟してても辛くて…それで…」ナデナデ
京太郎「く…うぅ…うぅぅぅ…」
京太郎「俺は…」ポロポロ
怜「…ごめん。ワルキューレ」
怜「心配して側についとってくれたのに悪いけど…」
怜「…ちょっと席外してくれへんか?」
恭子「え
京太郎「俺は…」ポロポロ
怜「…ごめん。ワルキューレ」
怜「心配して側についとってくれたのに悪いけど…」
怜「…ちょっと席外してくれへんか?」
恭子「え…?」
怜「こんな風になっとる京太郎をあんまり見せたくないんや」ギュ
怜「多分、京太郎自身も…あんまり見せたくはないやろうし」
怜「今は…少し離れといてあげて」
恭子「…分かった」
怜「ごめんな」
恭子「…ううん。構わへんよ」
恭子「…多分、うちがここに居ても何も出来ひんやろうし」
恭子「それよりもその脳天気の馬鹿をちゃんと慰めといたって」
恭子「まるで親に置いて行かれた子どもみたいな風に泣かれたら調子も狂うし」
怜「…うん。分かっとるよ」ギュゥ
色々と戦後処理とかあったとは言え、なげぇよ!(ビターン)
と、パーフェクト京ちゃんに戻ったところで恭子ちゃんの好感度判定いきますかー
下1 +81
身体は全回復してるとは言え、ガチ泣き状態ですし多分、ヤる気にはならないんじゃないですかねー…
多分、泣きじゃくる京太郎を抱きしめて一緒に眠ったりする程度だと思います
で恭子の好感度は154ですね
…またちっぱい殺し+最大好感度アップでカンストしそうな数字だなー(白目)
~新しい朝が来た希望の朝が~
京太郎「あー…」パチリ
怜「…おはよ」
京太郎「…おう。おはよう」
怜「よく眠れた?」ナデナデ
京太郎「おう。おかげ様でぐっすりな」
京太郎「…ついでに色々とスッキリしたよ、ありがとう」
怜「ええよ。うちとしても役得やったし」
怜「久しぶりに京太郎君と抱き合えて…嬉しかったしね」ギュゥ
京太郎「ん…」
怜「…それより大丈夫なん?」
京太郎「あぁ。一晩泣いてスッキリしたし」
京太郎「…まだ気持ちの整理がついたとは言えないけれど」
京太郎「前を向くだけの力は出てきたよ」
怜「…そっか。それなら良かった」
ほう、そんなに弱体化の可能性があるコンマ判定がしたいのか…
そうかそうか そんなにしたいのならしょうがないな!(ゲス顔)
下1
1 据え置き
2 パワーアップじゃああ
3 据え置き
4 弱体化
5 据え置き
6 据え置き
7 パワーアップじゃああ
8 据え置き
9 弱体化
0 据え置き
ゾロ目
まさか弱体化引くとは思わなかったからどう弱体化させるか考えてなかったわ…
えーっと…とりあえず身体10、魔術10ずつ引きましょうか
才能限界は据え置きなので、鍛えればまたすぐに上限に到達出来ます
恭子「…おはよ」
京太郎「っと…おはよ」ムク
恭子「ええよ。無理して起きんでも」
恭子「まだ身体、辛いんやろ」
京太郎「いや、それが結構、身体の調子は良いんだよ」
京太郎「完全に生き返った所為か、あっちこっちから活力が溢れてくる感じ」
京太郎「亡者だった頃と違って生きてるって言うのが実感出来るのはやっぱ良いよな」
恭子「…無理せんでええよ」
恭子「空元気なのは伝わってくるし」
恭子「それに身体も完全に修復された訳やないんや」
怜「まぁ、魔力もそうやし、身体的な能力も大分衰えとるな」
怜「訓練すればいずれ取り戻せるレベルやろうけど」
怜「今は大人しくしとった方がええで」
京太郎「…いや、そういう訳にはいかない」
京太郎「怜、絹恵と美穂子の今の状況は分かるか?」
怜「まぁ、過去視は使えるから分かるやろうけど…」
怜「まさか助けに行くつもりなんか?」
京太郎「当然だ」
京太郎「そうじゃなきゃ、現世に戻ってきた甲斐がない」
京太郎「…それに俺はこれ以上、大事な誰かを失うのは嫌なんだ」
京太郎「例え、弱くなったとしても…」
京太郎「手の届く範囲なら助けに行きたい」
怜「…はー。しゃあないな」
怜「ちょっと待ってや…」
下1 絹恵
01~20 大ピンチ
21~40 ピンチ
41~60 窮地は脱した
61~80 安全圏にいる
81~99 レジスタンスと再建中
下2 美穂子
01~20 大ピンチ
21~40 ピンチ
41~60 窮地は脱した
61~80 安全圏にいる
81~99 レジスタンスと再建中
ゾロじゃねぇか(ビターン)
しかも、両方ともコンマ高いので合流が容易いでしょうし…
絹恵ちゃんにも何か一つスキル生やしておきましょうか
って事でー
血流操作 ―― 一日に一回だけ力を+10出来る この上昇量が戦闘力上限を超えるが、戦闘後、一日だけ力が10低下する
マジックブースト ―― 一日に一回だけ魔を+10出来る この上昇は戦闘力上限を超えるが、戦闘後、一日だけ魔が10低下する
戦闘続行 ―― 死亡するまで戦闘を行う事が出来る
戦闘指揮官 ―― 戦闘におけるパートナーの結果表を一度だけ上下にズラす事が出来る
コンビネーション ―― 信頼の置けるパートナーが戦闘に参加している時、戦闘力が10上昇する
以上から一つ選んでくださいな
はいなー
これは瓦解寸前のレジスタンスを何とか纏め上げて脱出する間にスキルを手に入れた感じですね
尚、戦闘指揮官はパートナー時にも勿論、適用されます
つまりパートナーに選べば不意の一撃も一度だけ回避出来ます
怜「…うん。両方共、もう安全圏におるみたいやね」
怜「ただ、お互いにバラバラで飛び出したから今は別行動しとるみたいや」
京太郎「より危険な場所にいるのはどっちだ?」
怜「どっちも安全っちゃ安全やけど…」
怜「絹恵ちゃんの方はレジスタンスがおるな」
怜「でも、美穂子ちゃんの方が完全に一人で孤立しとる」
怜「見る限り、自分が囮になって多くの仲間を逃がそうとしたんやろうな」
怜「まぁ、二人の位置はそれほど遠くはないし…いずれ合流するやろうけど…」
京太郎「よし。じゃあ、美穂子の方から迎えに行こう」
怜「ん。了解」
恭子「…って、ドラゴン…やなかった」
恭子「怜さんも来るん?」
怜「まぁ、うちは直接戦闘にはかかわらへんけどね」
怜「でも…これ以上、ぐうたらしててまた京太郎が危ない目に遭うのも嫌やし」
怜「戦闘以外での働きは期待してもらってもええで」フンス
恭子「そりゃ、まぁ、心強いけど…」
京太郎「大丈夫だよ、怜は悪い子じゃないし」
京太郎「寝てる間にとって食べたりしないから」
恭子「こ、子どもやないんやから、そんなの怖がっとる訳ちゃうわ!」カァァ
怜「がおー」
恭子「もぉ…怜さんまでうちの事からかって…」
怜「あはは。なんか恭子ちゃん可愛くてなー」
恭子「怜さんに言われてもあんまりうれしくないですけど…」
怜「じゃあ、京太郎に言われたら嬉しいの?」
恭子「な、なんでそういう話になるんや…!」
怜「だって、昨日はうちに負けへんくらい京太郎の事気にしとったし」
怜「わざわざ近くの川まで何度も往復してうなされる京太郎の為にタオル変えたりとか…」
恭子「そ、それは…一応、知り合いやし…」
恭子「それにコイツがおらへんと戦力的にも不安やからで…」ゴニョゴニョ
京太郎「あー…弱くなっちゃってごめんな」
恭子「あ、べ、別に責めとる訳じゃ…」ワタワタ
怜「こんな風にツンデレは百害あって一利なしや」
怜「認めるんやったら早い事認めて玉砕した方がええで」
恭子「認めるも認めへんもあらへんよ」
恭子「うちは別にコイツの事心配しとった訳でもあらへんし…」
恭子「そ、そもそも玉砕確定なのはおかしゅうない?」
怜「だって、京太郎にはうちって言う不動の正妻がおる訳やからな!」ドヤァ
京太郎「一応、正妻は霞さんだけどな」
怜「その辺はほら、ドラゴン特権でいずれ奪いとる気満々やし」
恭子「…なんて事言うてるけど、大丈夫なん?」
京太郎「怜は優しいから血生臭い事になったりしないから大丈夫」
怜「いやぁ…」テレテレ
恭子「(明らかに半分マジな感じやったってのにこんな事言えるなんて…)」
恭子「(大物なんか、或いは度を超した鈍感なんか…)」
恭子「(…まぁ、何にせよ…)」
恭子「ほら、イチャついてへんでとっとと出発しよ」
恭子「ラグナネイブルは広いんやからゆっくりしとったらすれ違う事になるで」
怜「…嫉妬か?」
恭子「違うわ!」
京太郎「まぁまぁ」
京太郎「それよりも恭子の言うとおりだ」
京太郎「今は安全圏にいても、この後はどうなるか分からない訳だし」
京太郎「早い内に出発して美穂子と合流しようぜ」
怜「そうやなー」
恭子「…」カァァ
怜「…もしかして呼び捨てにされて発情した?」
恭子「す、する訳ないやろ!阿呆!!」
恭子「ち、ちょっとドキドキしただけや!!」
怜「ドキドキねー」ニマニマ
恭子「~~~っ!!!」フルフル
恭子「そ、そんな事より、準備や準備!!」
恭子「い、急がへんかったらおいてくで!!」
怜「はーい」ニマー
あーその辺、深く考えてませんでしたが、基本、このスレのスキルはユーザーライクに処理するつもりなので
死戦は3ダメージのみにしか働かないのに対し、指揮官は他のダメージでも適用出来る事を考えると
基本、死戦処理→指揮官処理の順になると思います
まぁ、指揮官使ったら勝てるってタイミングなら指揮官の方を優先すると思いますが
現在ステータス
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
////////\ /
/////// / ∧
{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
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{///|////////V__/ ////////
rく///|//////r=ミ// イ////////
//////}////// }}////////////
.'//////|/////乂__ノ'////////////
////////}///// ////////////////
//////////|////r=ミ、/////////////
名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド
現在地:ラグナネイブル
目的:絹恵達と合流し、ラグナネイブルを取り戻す
所持金:0G 所持BP4
装備(1/3)
死神の鎌:死の女王から正式に与えられた死神専用の武器。ダメージを与えた時、十の桁が2か7ならば、HPが1回復する
力 78
>戦闘力133/150
魔力 55
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する
L未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められても、未だ尚も抗う事を止めない不可壊な意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
死の女王の代理人:死の女王との交流により、その力の大部分を預け渡された。その力は肉体の中にあっても色褪せる事はない。
L死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ3ダメージを無効に出来る。
L死の淵にたどりつくモノ:亡者であって尚、さらに死に近づこうとする狂気を留める女王の力。戦闘中一度だけ戦闘不能を回避し、HP1で踏みとどまる。
L死の女王の寵愛:死の女王から寵愛を受けた英雄である証。ダメージ表に毒を加え、またHPが半分以下になると戦闘力が10上昇する
L命を啜るもの:死の女王から与えられた冥府の加護。死の女王の代理人派生の能力が発動した時、戦場に漂うフォゾンを吸収し、HPが1回復する
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
現在ステータス(2)
【好感度表】
姫様 130 憧れの人
明星 198 死して尚、愛の力を感じる 【死亡】
霞 200 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 200 愛してる
はるる 200 愛してる
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 200 愛してる
ハインデル怜 200 愛してる
洋榎 169 ………………
美穂子 159 ???
智葉 194 …わ、私はまだ堕ちてないぞ
ネリー 105 毎度ありー♪
明華 119 ありがとうございました、英雄さん♪
宥 200 愛してる
咲 193 別れても心は一緒
恭子 154 好き…?
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる
【ダメージ表】
炎の国 23
死の国 → 36
ラグナネイブル → 壊滅/29
リングフォールド → 3
タイタニア19
【各国戦力】
リングフォールド 戦力130
ラグナネイブル 戦力115
炎の国 戦力100
タイタニア 戦力100
_____
.. .:´: : : : : : : : : : : : :`丶
___/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
'⌒ヽ/: : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
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∠:_:_:_/: : : :/: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : :.
. _//: : : :/: : : : : : : /.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
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{: V.: : : : : :.h::::::斗ヘ` /: : 〃.: : : ′
八: : : : : : / 乂__.ン 厶ィ.7 : : : /
/:::::::::i: : : : :′/:/:/: /: : : :/
. /: : :::::::i:|: : : : { , r=x / : : : /
′:::::::::::リ: : : :/ r‐ ⌒ヾ/ : : : : : :′
i: : : : ::::/: : : :/:::\ \_) /:/:/:/: : : : : :/
{: : : ::::/ : : : 厂`ヽ ヽ ____ ,.ィ : : : /7:/
/ ̄八: : : : : : :/ V7、_::::::::::::::::::: /: : : : ://:/
.´  ̄ ̄ / Y´ ヽ::::::::::::::/: : : : ://:/
ヽ \___/ }:} ハ:::::::::/: : : ://:/
Y \\ノ八 \_ノ: : / /
\ :| / ̄ヽ 〈\  ̄ ̄\
//////////////////////////////////////////////////////
装備(0/3)
戦闘力120
スキル
高速戦闘の心得:一戦闘2回までコンマの十の桁が奇数である場合、相手から与えられるダメージを無効にする
コンビネーション:信頼出来るパートナーが同じ戦闘に参加している時、戦闘力を10上昇する
ってところで今日はもうねまーす(´・ω・`)ネムイ
明日はちょっと京子スレの方にも投下するのでちょっと遅目になると思います
あ、後、ヤエガキとサイファーがないのは仕様です
ヤエガキは棺桶の中に入れる訳にはいきませんでしたし、サイファーは現在、京ちゃんの核になってるので武器として使えません
サイファーの方は戦闘中にゾロを出すとスキルとして使用出来る様になります
ごめんなさい、今日はちょっと残業かつあっちの投下もあるので投下出来ないかもしれませぬ…(´・ω・`)
何!?俺たちにとって咲の世界こそがリアルではないのか!?
王子がいればどんな敵でも勝てるぜとか思ってたけど、別にそんなことは無かったぜ!(終焉突入後魔獣に踏み殺された感想)
...いや、ホンットレベ上げしてアイテムガッツリ揃えないとキツイわ。王子の削り値が微かすぎて泣けたもの。
(スライム狩ってフォゾン集めつつ)そういえばこっちで魔法薬、判定の一部程度にしか使えませんかやっぱ。金の力で戦闘を有利に進められませんか
>>611
おかしい…それならばどうして私の周りにはNAGANO STYLEな子やどう見ても履いてない子がいないんだ…(錯乱)
>>612
終焉は普通にプレイしてたら帰れって言われるレベルで難易度跳ね上がりますしねー…
私もリメイク前に突入した時に魔獣にあっさりやられて最初からキャラ鍛え直しました…(白目)
とりあえず魔獣はサークル張って首の間で連続攻撃連打で良いと思います
最後のクルンが左右に判定あるので首を同時に二つ攻撃できますし
後、身体を持ち上げたらとりあえず一気に離れてしまえば、状態異常はまず喰らいません
基本、同じ場所から動かないので定点設置型の魔法薬はかなり有効です
他のボスでも有効なキラークラウド、使いドコロを選べば強いワールウィンドだけじゃなく、使いドコロがあんまりないブレイズももりもり削ってくれます
相手の攻撃頻度もそれほど高くないですし、状態異常に気をつけてゆっくり闘うつもりでやれば、それほど苦戦はしないかと
また魔法薬に関してですが、一周目で商業力が高ければ、魔法薬でのゴリ押しも考えたのですが(´・ω・`)割りと平凡なスレに収まってしまったので
二周目も他の国なら魔法薬なんかを出そうかな、と思いましたが、貨幣概念が薄いリングフォールドでのスタートになったので
あんまりお金を稼ぐ手段もないですし、装備程度で良いかなーと思ってます(´・ω・`)でも、ヒールくらいはあっても良いかもしれませんねー
平凡なスレってなんだ…平凡なステですね
そしてスライムちゃんは良い中ボスだと思います(´・ω・`)あの子と戦ってると爽快感もありますし、フォゾンももりもりてにはいりますから
が、ドワーフ戦艦とついでにフロストベンは死ね(真顔)
~ラグナネイブル 国境付近~
美穂子「はぁ…はぁ…」タッタッタ
美穂子「(…ここまでくれば少しは安心かしら…)」
美穂子「(…追手の姿ももうないし…)」
美穂子「(大分、ネビュラポリスからは離れたもの)」
美穂子「(…恐らく、敵も私の姿を見失ったはず)」フゥ
美穂子「(…でも、皆、大丈夫かしら…?)」
美穂子「(私のサイファーは広域攻撃型で…)」
美穂子「(多数の相手にも同時に対処できるから囮を勝って出たんだけれど…)」
美穂子「(お陰で他の皆とはぐれて様子がまったく分からないわ…)」
美穂子「(無事でいてくれていると良いんだけど…)」クラ
美穂子「ぅ…」
美穂子「(…流石にちょっと戦い過ぎたかしら)」
美穂子(ほぼ一昼夜闘いと逃亡を続けた訳だし…)」
美穂子「(流石にもう体力がないわ…)」ヨロヨロ
美穂子「(…幸い、この辺りには隠れられる場所も多いから)」
美穂子「(極力、人目につかない場所で少し休みましょう…)」ズルズル ストン
美穂子「…はぁ」
美穂子「(…お腹も空いたし、眠気も強い…)」
美穂子「(でも、旅の準備なんてする暇がなかったから、今の私は食料も何もなくて…)」
美穂子「(毛布も持っていないのに…眠気に…抗えない…)」
美穂子「(少し…少しだけ…休み…ましょう)」コテン
美穂子「(ほんの数時間だけ…)」
美穂子「(すぐに起きれば…きっとだいじょうぶだから…)」スゥ
「……」ガサガサガサ
パチパチ ホーホー
美穂子「…ん」
美穂子「(……暖かい…)」
美穂子「(近くで火でも焚いてあるのかしら…)」
美穂子「(有り難いわ…)」
美穂子「(その上、私の頭を誰かが優しくなでてくれて…)」
美穂子「(多分…膝枕も…)」
美穂子「(とても…安心する…)」
美穂子「(まるで…狂う前のお父様に撫でられている時みたいに…)」
美穂子「(でも、一体…誰が…)」ハッ
美穂子「っ!」ガバッ
京太郎「よ、おはよ」
美穂子「…き、京太郎さん…?」
京太郎「おう。正真正銘、京太郎だぞ」
京太郎「だから、とりあえず武器を降ろしてくれ」
京太郎「流石に喉元にサイファーつきつけられたままじゃ怖いしさ」
美穂子「ご、ごめんなさい」スッ
京太郎「いや、女の子が寝てる側に不用意に近寄った俺が悪いんだよ」
京太郎「謝らなくても良いって」
美穂子「…あの、じゃあ、やっぱり…」
京太郎「悪いな、男の膝枕なんてあんまり良いもんじゃないと思うけど…」
美穂子「い、いえ!そんな事なかったわ!」
京太郎「そうか?」
美穂子「えぇ。あの…とっても安心して、昔の事を思いだしたくらいに…」
京太郎「美穂子…」
美穂子「…それより、どうしてここに?」
美穂子「京太郎さんは炎の女王の救出に行っているんじゃなかったの?」
京太郎「まぁ…色々あってさ」
京太郎「その辺、話すとちょっと長くてややこしいけど…」
美穂子「大丈夫よ。私は別にいま急いでいる訳じゃないし」
美穂子「それに情報の整理は早めにしておいた方が良いと思うわ」
京太郎「でも、美穂子、疲れているんだろ?」
京太郎「丸一日、碌に補給や補給もなしで働き続けてたって聞くぜ」
美穂子「それは誰から…」
怜「そりゃウチからやで」ヒョコ
美穂子「って、ハインデルまで…」
怜「チッチッチ。今のウチはぷりちーな予言少女怜ちゃんやって言うとるやん」
京太郎「予言出来ないけどな」
怜「過去視だけでもチートやからええの」
怜「ってそれはさておき」スッ
美穂子「これは…」
怜「お腹へっとるやろ?」
怜「とりあえず今はご飯食べた方がええよ」
怜「こっちの話を聞くのは、食べながらでも構わへんやろうしね」
美穂子「…えぇ。分かったわ」
美穂子「それじゃあ…」
恭子「ただいまー」ガサガサ
美穂子「わ、ワルキューレ!?」ビク
恭子「あ、その人起きたんや。良かった」
美穂子「え、えっと…この人は…」
京太郎「あぁ、洋榎の部下だった恭子だ」
京太郎「色々あって、こっちに手を貸してくれる事になってさ」
京太郎「まぁ、その辺の話もゆっくり順序立てて話すよ」
京太郎「美穂子にも手を貸してもらわなきゃいけないしな」
美穂子「…そうなの」
美穂子「…月次な言葉で申し訳ないけど、大変だったのね」
京太郎「…いや、大変だったのは俺じゃなくて周りの皆だよ」
京太郎「俺は皆の期待に応えられず、むざむざ殺されてしまったんだから」
京太郎「元々の期待が出かかっただけに…きっと皆、不安になっていると思う」
美穂子「じゃあ、早く帰ってあげないと…」
京太郎「…いや、それは後にする」
京太郎「俺は…もう大事な誰かが傷ついたり、失われていくのが嫌なんだ」
京太郎「だから、まず美穂子と絹恵の事を助けて」
京太郎「このラグナネイブルからあのボケ老人どもと叩き出して」
京太郎「…それからリングフォールドに帰ろうと思ってる」
美穂子「…でも」
怜「大丈夫やで。アレで霞女王は気丈な人やしな」
怜「人前では涙も見せへんし、不安で揺れる国内を立派に抑えこんどる」
怜「ちょっと帰りが遅くなったところで、リングフォールドがどうこうなる事があらへんよ」
怜「それよりヤバイのはこっちや」
怜「主な対抗戦力であったレジスタンスは半減」
怜「主要な人物は逃げ延びられたやろうけど…」
怜「戦力的にあいつらに立ち向かうのは難しくなったはずや」
美穂子「…ちなみに絹恵ちゃんは?」
怜「負傷した由子って子に変わってレジスタンスを纏めあげとる」
怜「今のレジスタンスが空中分解せえへんのはあの子のお陰やね」
怜「何だかんだ言って、あの子も洋榎の妹で、そしてオーダインの娘なんや」
怜「今まで目覚めてへんかっただけでカリスマはもっとったんやろうね」
美穂子「…そう。なら絹恵ちゃんは安全なのね」ホッ
怜「今のところは…やけどな」
美穂子「え?」
恭子「…さっきウチが聞いた話やと上の方はレジスタンス壊滅を諦めとらへん」
恭子「どうやら徹底的に潰すつもりらしいわ」
美穂子「…じゃあ、今、逃げ延びられても…」
怜「いずれ場所が特定されて、今度こそ包囲殲滅やろうな」
京太郎「そうなる前に絹恵と合流して…この状況を打開しなきゃいけない」
美穂子「…えぇ。そうね」
美穂子「でも、具体的にどうするの?」
京太郎「幸い、こっちには一騎当千級の人材が何人かいる」
京太郎「となれば、一発逆転の手段は一つしかねぇだろ」
美穂子「…それってもしかして」
京太郎「王城に直接乗り込んで、敵の頭をぶっ潰す」
怜「所謂、暗殺作戦やな」
~ラグナネイブル レジスタンスの第二アジト~
絹恵「…ふぅ」
絹恵「(どうにか落ち着いてきたな…)」
絹恵「(最初に奇襲を受けた時はどうなるかと思ったけど…)」
絹恵「(命がけで報告してくれた人のおかげで被害はかなり抑えられた)」
絹恵「(それでも戦力的にはほぼ半壊…)」
絹恵「(これじゃ元々の予定やった直接対決はほぼ不可能や)」
絹恵「(…だから、他に手を考えるか)」
絹恵「(或いは戦力増強する方法を考えへんかったらあかんねんけど…)」
絹恵「(…私らの事を支援してくれていた諸侯からの反応が何もあらへん)」
絹恵「(下手をすれば、あっちにも敵の手が伸びて掌握されとる可能性もある…)」
絹恵「(…このままやったらジリ貧や)」
絹恵「(戦力回復の見通しもこれからの展望もなかったら…)」
絹恵「(兵たちはついてこうへん)」
絹恵「(国を取り戻す事そのものを諦めるか…)」
絹恵「(あるいはあっちにつく可能性だって考えられるやろう)」
絹恵「(今はまだ何とかなっとるけれど…)」
絹恵「(だからってこのまま安寧としてたら、こっちが不利になるだけや)」
絹恵「(…でも、ここから先、どうすればええのか私には分からへん)」
絹恵「(王女って立場で皆が尊重してくれて…)」
絹恵「(離脱の時に多少、活躍できたから…私に対する信頼と期待でレジスタンスはまだ保っとるけど…)」
絹恵「(私はお姉ちゃんでもお父様でもないんや)」
絹恵「(こんな状態から一発逆転出来る方法なんて思いつかへん…)」
絹恵「(…怖い)」
絹恵「(こんなに重圧を感じる事なんて今まで殆どなかった…)」
絹恵「(私はお姉ちゃんに比べて、色々と不出来やったから…)」
絹恵「(周りの期待は殆どお姉ちゃんに向いとったんや)」
絹恵「(でも…今のうちには信じられへんほど重いもんを背負わされて…)」
絹恵「(今にも千切れそうなロープの上を渡っているような状態…)」
絹恵「(…もし、そのロープが千切れてしもうたらって思うと…)」
絹恵「(怖くて怖くて…仕方があらへん…)」
絹恵「(でも、代理とは言え、私はリーダーになって…)」
絹恵「(仲間やった美穂子さんも…何処にいるか分からへんで…)」
絹恵「(頼れるどころか、愚痴を吐ける相手もおらへん…)」
絹恵「(…会いたい)」
絹恵「(会いたいよ…京太郎…)」ギュゥ
絹恵「(…京太郎が側におったら頼れるし…愚痴も吐けるし…)」
絹恵「(何より…どんな状態でも大丈夫やって…そう思えるのに…)」ギュゥ
コンコン
絹恵「っ」
ウォーリアー「リーダー。良いですか?」
絹恵「うん。ええよ」ゴシゴシ
ウォーリアー「失礼します」ガチャ
絹恵「どうしたん?」
ウォーリアー「いえ、それが…リーダーと会いたいと言う男が来まして」
絹恵「私に会いたい?」
ウォーリアー「えぇ。ただ…」
絹恵「…報告は簡潔かつ正確にやで」
ウォーリアー「ハッ。申し訳ありません」
ウォーリアー「ただ、その相手が京太郎と名乗っていて…」
絹恵「京太郎!?」
絹恵「き、京太郎は何処におるん!?」
ウォーリアー「一応、アジトの前に待たせていますが…」
絹恵「すぐ呼んできてあげて!」
ウォーリアー「分かりました」
絹恵「(京太郎…京太郎京太郎京太郎京太郎…っ)」
絹恵「(どうして京太郎がこんなところになんて関係あらへん…!)」
絹恵「(久しぶりに京太郎に会えるんやったら、そんなの些細な事や)」
絹恵「(そ、それより、今の私、大丈夫やろうか?)」
絹恵「(徹夜続きやったけど、肌とか荒れてへん?)」スッ
絹恵「(髪の毛とかも大丈夫…?)」ササッ
絹恵「(うぅ…やっぱり一時間ほど待ってもらうべきやったやろうか)」
絹恵「(でも、今は何よりも京太郎と会いたかったし…)」
コンコン
絹恵「ど、どうぞ!」
京太郎「失礼しまーす」ガチャ
絹恵「~~~~っ!」ダキッ
京太郎「うぉっと」ダキトメ
絹恵「…京太郎」グス
絹恵「京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎…っ」ポロポロ
京太郎「…おう。俺はここにいるぞ」ナデナデ
ウォーリアー「あ、あの…」
恭子「あー…今回のは見なかった事にしてあげて」
恭子「色々と絹恵も疲れとったって事で」
ウォーリアー「無論、そのつもりではありますが…」
恭子「大丈夫。京太郎は絹恵に何もせえへんよ」
恭子「心配せんでも、うちがついとるから」
恭子「今は少し席を外してやって」
ウォーリアー「…分かりました。では…」
~一時間後~
絹恵「お、お見苦しい姿をお見せしました…」カァァ
怜「いや、ええよ」
怜「絹恵ちゃんも色々と大変やろうなってのはうちも知っとったし」
怜「…ただ、そのまま流れでキスしようとしたのは許さんけどな」ゴゴゴ
美穂子「ま、まぁまぁ、そのくらいで…」
京太郎「後でキスしてあげるから機嫌治せってな」ナデナデ
怜「しゃあないなー」デレー
恭子「…仮にも世界で最も聡明と呼ばれてる竜がこんなんでええんか?」
怜「幾ら聡明でも恋の病には勝てへんっちゅう事やな」
絹恵「…そもそもそこの竜は案外あざといからな」
絹恵「全部、計算づくでやってた事も否定出来んよ」ドドド
怜「ドサクサに紛れてキスしようとした子には負けるわ」ゴゴゴ
恭子「事の元凶はこの状況をほっといてええの?」
京太郎「アレプロレスみたいなもんだから別に良いんだよ」
京太郎「本気でお互い嫌いあってるならこんなもんじゃすまないしさ」
恭子「達観しとんなぁ…」
絹恵「がるる」
怜「ぐるるる」
美穂子「そ、それより今は他に話す事があるでしょう?」
恭子「(この子はこの子で苦労気質なんやなぁ…)」
恭子「(なんか親近感湧くわ…)」
怜「と、そうやね。人間の王女なんかに構っとる暇はないわ」
絹恵「さきの喧嘩売ってきたのはそっちやのええ度胸やん?」
絹恵「…ま、でも、美穂子さんの言うとおり、議題は山程あるしな」
絹恵「情報交換も終わったし、まずはそっちの方から詰めてこうか」
美穂子「…それで実際、暗殺って出来そうなの?」
怜「まぁ、並大抵の連中やったら難しいやろうなー」
怜「あっちも絹恵ちゃんが隠し通路から飛び込んでくる可能性を考えて」
怜「場内の警備はかなり厳重にされとるしね」
怜「生半可な実力で飛び込んだらあっという間に捕まるやろう」
絹恵「…でも、現状、それくらいしか手がないのは事実やね」
怜「時間が進めば進むほど、こっちに対して不利になってくからなぁ」
恭子「…正直、この国の人間としてはあんまりしてほしくないんやけどな」
恭子「城の隠し通路とか最重要機密やし…それを他国の人間に通られるのはちょっと…」
絹恵「でも、そうやって言ってられる状況でもないやろ?」
恭子「そうやねんなぁ…」フゥ
京太郎「まぁ、こっちに絹恵と怜がいる時点で今更だって諦めてくれよ」
恭子「絹恵ちゃんの方はともかくハインデルは流石にチート過ぎるやろ、妖精の国…」
怜「ふふーん」ドヤァ
絹恵「どっちかって言うと私は京太郎の魅力の方がチートやと思うな」カァ
恭子「それって惚気?」
怜「さっき思いっきり目の前でいちゃついてたって言うのにまだ足りひん言うんか?」
絹恵「ち、ちゃうって」
絹恵「そもそも…ここにおる殆どの人間が、京太郎に影響を受けとるやん」
恭子「…まぁ、確かに」
美穂子「私も京太郎さんがいなかったら、妖精の国に滞在していなかったかしら」
怜「ウチなんかもう処女まで頂かれちゃった訳やしなぁ」
絹恵「この色ボケドラゴンめ…」
怜「色ボケしとるのはそっちも同じやろ」
恭子「はいはい。それよりも話を戻すで」パンパン
美穂子「…」ホッ
京太郎「(美穂子が自分以外に話を進めようとしてくれている人がいて安心したような顔をしている…)」
恭子「ともかく、致し方ない状況やって言うのはウチも認めるし」
恭子「作戦に異論はないで」
恭子「でも、具体的にどうするんや?」
恭子「相手の警備はかなり厳重なんやろ?」
怜「そこでウチの出番や」
恭子「まさか未来視使ってくれるんか?」
怜「いや、それは無理や」キッパリ
絹恵「…ホント、使えへんのやから」ボソ
怜「あぁん?聞こえとるで、そこ?」
美穂子「そ、それで一体、どんな事をしてくれるの?」
美穂子「私、とっても気になるわ」
怜「ふふーん。それはやな…」
絹恵「どうせ囮やろ」
絹恵「今はこうして人間の姿やけど、元に戻ればドラゴン」
絹恵「それがいきなり場内に現れたとなれば大騒ぎにもなるし」
絹恵「敵の戦力もかなり惹きつけられる」
絹恵「そう考えとるやろ」
怜「…」
絹恵「図星か」フッ
怜「きょーたろー」ウワーン
怜「絹恵がー!絹恵がウチの大事な説明役って言う役割とったー!」ダキッ
京太郎「おぉ、よしよし」ナデナデ
絹恵「あ、ず、ずるいで!」
絹恵「と言うか、それ絶対、嘘泣きやろ!!」
怜「嘘泣きじゃありませんー!」
怜「どこぞのサッカーオタと違って、乙女の心は繊細なんですー!」ベー
絹恵「むっきゃー!!!」
京太郎「つーか、それだと戦闘になるけど良いのか?」
京太郎「怜…つーか、ハインデルはあんまり表舞台に出ちゃいけないんじゃなかったのかよ」
怜「まぁ…そうなんやけどね」
怜「でも、そろそろそうは言ってられへん状態やし」
怜「それにこうしてついて来とるのに何もせえへんかったらそこの性悪王女にニート呼ばわりされるかもしれへん」
絹恵「実際、妖精の国で食っちゃ寝しとったやろ」
怜「ちゃんと助言役として働いとったわ!失礼やな!!」
美穂子「…冗談はさておいても…本当に大丈夫なの?」
怜「ん。まぁ、あんまりガチ戦闘はせえへんよ」
怜「ウチが本気で戦ったら、終焉云々以前に被害が大きすぎるからな」
怜「適当に騒がせて戦力集めて離脱するつもりや」
怜「それやったらウチが世界に与える影響は最小限で済むやろう」
京太郎「…そっか」
京太郎「じゃあ、任せても良いか?」
京太郎「あくまでも無理はしないって範囲でだけど」
怜「うん。お任せあれって奴や」ニッコリ
恭子「(…なんでやろ、すっごく不安になった気がする…)」
美穂子「…じゃあ、怜さん以外の部隊はどうするの?」
絹恵「そりゃまぁ…京太郎はいるやろ」
京太郎「ま、こっちは連中に借りが山程あるしな」
京太郎「怜の話を聞く限り、スカルディもいるみたいだし…」
京太郎「要らないって言われても参加させてもらうよ」
絹恵「で、美穂子さんも貴重なサイファー使いやし、居たほうがええはずや」
美穂子「微力ながらお手伝いさせて貰うわね」ニコ
絹恵「それで恭子さんも城の中は良く知っとるやろうし」
恭子「暗殺に行って迷いましたじゃ洒落にならへんもんなぁ」
恭子「国の一大事やし…ウチも問題あらへんよ」
絹恵「で、後は私がおれば完璧やな!」
怜「んな訳あるか、阿呆」
絹恵「うわーん!」
絹恵「京太郎…色ボケドラゴンに阿呆呼ばわりされたーっ!」ダキッ
京太郎「おぉ、よしよし」ナデナデ
怜「そのネタはもうウチがやったわ!」
怜「つーか、離れ!さっき嫌ってほど京太郎と抱き合っとったやろ!!」
絹恵「幾ら京太郎と抱きあっても飽きる事はないに決まっとるやろ」
絹恵「寧ろ、そんな事を言うドラゴンニートの愛情を疑うわ」フッ
恭子「…ホント、険悪やなぁ」
美穂子「…と言うか、私も今回はその…絹恵ちゃんは参加しない方が良いと思うわ」
絹恵「美穂子さんまで…」
美穂子「別に意地悪で言ってる訳じゃないのよ?」
美穂子「でも、今の絹恵ちゃんはレジスタンスのリーダーっていう責任ある立場なんでしょう?」
美穂子「そんな絹恵ちゃんと危険な突入部隊に編成するのはどうかと思うわ」
恭子「ウチも同意見やな」
恭子「ざっと見た感じやけど、ここがまだ組織として形になっとるのは絹恵ちゃんのお陰や」
恭子「その絹恵ちゃんが抜けたら、組織が崩壊してもおかしくはない」
恭子「下手をすれば、突入するって話を疑って…」
恭子「絹恵ちゃんが全部放り出して逃げ出すんちゃうかって言いだす奴もおるやろう」
怜「そうなったらレジスタンスが一気に暴徒の群れに早変わりや」
怜「最悪、レジスタンスそのものが敵になる可能性だってある」
怜「それを引き締めるのはアンタの役目やろ」
絹恵「…京太郎もそう思う?」
京太郎「…俺は」
下1
偶数 由子回復
奇数 ダメだったよ…
ゾロ目 ???
由子「ちょぉっと待ったのよー」バン
絹恵「って、由子さん…起きてて、大丈夫なん?」
京太郎「この人は…?」
絹恵「元々、レジスタンスを纏めあげてた人や」
絹恵「この国の大貴族の娘で名前は由子って言うんやけど…」
怜「先の逃亡戦で重傷を負って、意識不明やった子やね」
由子「ついさっき意識が回復したのよー」
由子「それで絹恵ちゃんに挨拶しようと思ったら何か面白そうな話をしとるし…」
由子「私も一枚、噛ませて欲しいのよー」
京太郎「…それってつまり」
由子「絹恵ちゃんがおらへん間のレジスタンスは私がどうにかするって事」
由子「ここが国の行く末を決める分水嶺って事くらい私にだって分かってるし…」
由子「絹恵ちゃんも連れて行ってあげて」
絹恵「でも、由子さん…」
由子「なぁに、これでも私はそれなりに強い子なのよー」
由子「元々、こっちが本来のリーダーだった訳だし…」
由子「これ以上、絹恵ちゃんに迷惑は掛けられへん」
京太郎「…分かった」
絹恵「京太郎…」
京太郎「ここまで言ってくれてるんだ」
京太郎「正直、絹恵の協力があると助かるしさ」
京太郎「お言葉に甘えさせてもらうって事で、絹恵も一緒に行こう」
絹恵「うんっ」ダキッ
恭子「…良かったな、絹恵ちゃん」
怜「…えー」
美穂子「もう。怜さんも、本当は嬉しい癖に」クス
怜「別に嬉しいなんてあらへんわ」
怜「…でも、まぁ、京太郎を護る肉盾くらいにはなるやろうし」
怜「しゃあないから歓迎したるわ」プイ
京太郎「さて、それじゃあ…メンバーも決まった訳だし」
恭子「あ、話を終わらせる前に一つ提案があるんやけど」
京太郎「どうした?」
恭子「今回の闘い、ツーマンセルで動く事も想定した方がええと思うんや」
恭子「怜さんが惹きつけてくれる言うても、敵の戦力はこっちにも来る訳やし」
恭子「最悪、分断される事だって考えられる」
京太郎「確かにそうだな…」
恭子「そういう時、誰と行動するべきかって決まっとるだけでも咄嗟の判断が違うし」
恭子「何より、戦闘も基本、前衛後衛で分けて戦った方がやりやすい訳やから」
怜「まぁ、急場しのぎの混成部隊やし、戦争とかと違って一糸乱れぬ連携ってのは不可能やしなぁ」
怜「パートナー決めて、その邪魔にならへんよう闘うくらいが関の山やろう」
恭子「うん。だから、誰が誰と組むかって言うのは考えた方がええかなって」
京太郎「んー…じゃあ…」
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{: V.: : : : : :.h::::::斗ヘ` /: : 〃.: : : ′
八: : : : : : / 乂__.ン 厶ィ.7 : : : /
/:::::::::i: : : : :′/:/:/: /: : : :/
. /: : :::::::i:|: : : : { , r=x / : : : /
′:::::::::::リ: : : :/ r‐ ⌒ヾ/ : : : : : :′
i: : : : ::::/: : : :/:::\ \_) /:/:/:/: : : : : :/
{: : : ::::/ : : : 厂`ヽ ヽ ____ ,.ィ : : : /7:/
/ ̄八: : : : : : :/ V7、_::::::::::::::::::: /: : : : ://:/
.´  ̄ ̄ / Y´ ヽ::::::::::::::/: : : : ://:/
ヽ \___/ }:} ハ:::::::::/: : : ://:/
Y \\ノ八 \_ノ: : / /
\ :| / ̄ヽ 〈\  ̄ ̄\
//////////////////////////////////////////////////////
装備(0/3)
戦闘力120
スキル
高速戦闘の心得:一戦闘2回までコンマの十の桁が奇数である場合、相手から与えられるダメージを無効にする
コンビネーション:信頼出来るパートナーが同じ戦闘に参加している時、戦闘力を10上昇する
. / ヽ
/ ′ :.
. / ′i i i i i :.
′ ′ i i ii i i i i i i :.
. i i i i_」iLi _i i i i i i :
. i i i i ´i i i i` i i ii i _i_!_ ,′ i } i
八 i ii i ii i { i !{ ii i ii i 从 /`ヽ i ′i
. ヽ从小「八八八从__i从__ハノ__//ハ// ノ ノ/ i |
. ′|{ ___ x''丐ミメ、ヽィイl/ |
′ i ゞ=≠'' し':::::::::ハV/^ i |
′ i :::.:.:. r辷'゚シ′/ i |
′ i ,  ̄^` / i |
′ 人 :::.:.: /// i |
,′ / / へ、 ‐ - イ// i |
,′ / / // ト . .イ // ii |
,′ / // / } ー ´{ |// jj |
,′ / / // /..斗ノ ト .」.'/ / / |
. {{{ { i{ {>'" r{ ノ〉 `ヽ/ / |
r‐くく { i{ | |ー-、 ,′ { { //从ノ
/`ヽ \ヽハ i | |________,′ ヽヽ从///ヘ、
/////////////////////////////////////////////////////
装備(1/3)
グレイブリル:母の遺品として受け取った鎖型のサイファー。世界最初のサイファーではあるがその威力は衰えない。あらゆるダメージを1上昇させる。
戦闘力140
スキル
バーンエンハンス:ダメージに炎上効果を付与する
Lバーンアセイラー:炎上のかかった相手に追加ダメージを与える
ダンスマカブル:HPが半減した時、戦闘力を10上昇させ、炎上の結果を一つ増やす
. / ,.' ,.' / / \、 .',
/ ,' .,' / ,ィ ヾ i
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装備(0/3)
戦闘力140
スキル
高速戦闘の心得:一戦闘2回までコンマの十の桁が奇数である場合、相手から与えられるダメージを無効にする
雷神に至るもの:戦闘開始から3ターンが経過した時、自身の戦闘力を10上昇させる
竜力継承・壱:ハインデル以外の相手と戦う時、戦闘力が20上昇する
戦闘指揮官:戦闘におけるパートナーの結果表を一度だけ上下にズラす事が出来る
現在ステータス
/イ / V ヽ、 `
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名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド
現在地:ラグナネイブル
目的:絹恵達と合流し、ラグナネイブルを取り戻す
所持金:0G 所持BP4
装備(1/3)
死神の鎌:死の女王から正式に与えられた死神専用の武器。ダメージを与えた時、十の桁が2か7ならば、HPが1回復する
力 78
>戦闘力133/150
魔力 55
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する
L未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められても、未だ尚も抗う事を止めない不可壊な意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
死の女王の代理人:死の女王との交流により、その力の大部分を預け渡された。その力は肉体の中にあっても色褪せる事はない。
L死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ3ダメージを無効に出来る。
L死の淵にたどりつくモノ:亡者であって尚、さらに死に近づこうとする狂気を留める女王の力。戦闘中一度だけ戦闘不能を回避し、HP1で踏みとどまる。
L死の女王の寵愛:死の女王から寵愛を受けた英雄である証。ダメージ表に毒を加え、またHPが半分以下になると戦闘力が10上昇する
L命を啜るもの:死の女王から与えられた冥府の加護。死の女王の代理人派生の能力が発動した時、戦場に漂うフォゾンを吸収し、HPが1回復する
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
と言う訳で京ちゃんと組む子をー
下1で
末原さんのコンビネーションスキルが生かせる組み合わせってことかな。
京太郎「そうだな…」
京太郎「やっぱりワルキューレの機動力を活かす為に、絹恵と恭子は組んで貰った方が良いだろう」
美穂子「えぇ。私もそう思うわ」
美穂子「いざって時に足の速さが違うんじゃ連携も取れないもの」
恭子「それに絹恵ちゃんやったら気心も知れてるしな」
恭子「うちも全力でやれるから、文句はあらへんよ」
絹恵「…えー」
恭子「ほら、好きな人と一緒や無いのは寂しいかもしれんけど文句言わへんの」
絹恵「はーい…」
怜「よし。それじゃあ…」
下1
1 作戦に備えて寝よう!!
2 竜力継承の時間やな!
3 作戦に備えて寝よう!!
4 作戦に備えて寝よう!!
5 作戦に備えて寝よう!!
6 作戦に備えて寝よう!!
7 竜力継承の時間やな!
8 作戦に備えて寝よう!!
9 作戦に備えて寝よう!!
0 竜力継承の時間やな!
ゾロ目 ???
ぞろこい
カリスマ使う?(ゲス顔)
使えるものなら。でも連取りになるから安価下
今日の俺またしてもニアゾロ。
黙っていたほうがいいのかな
怜「竜力継承の時間やな!」
美穂子「…竜力継承?」
絹恵「ちょっと待って。まさか…」
京太郎「美穂子と恭子とも契約するのか?」
怜「うーん…恭子ちゃんの方はちょっとなー」
恭子「なんで今、うち駄目だしされたんやろ…」
怜「いや、恭子ちゃんが悪いって訳やないねん」
怜「ただ、竜力継承ってつまるところ、擬似的な竜になる訳やから」
怜「まだちゃんと良く知らへん子相手に持ちかけられへんのや」
怜「…まぁ、ウチは恭子ちゃんがお風呂入るときどこから洗うのかまで知っとるけど」
恭子「な、なんでそんな事知っとるんー!?」
怜「そりゃウチがハインデルやからな!」ドヤァ
怜「…って、うわ、すご…これ超過激…」
怜「…顔に似合わんですごいやり方やなー」
恭子「ちょっ!何見とるん!?ホント、何見とるんん!?」
絹恵「そいつに何言っても無駄やで、恭子さん…」
美穂子「…と言う事は私にその竜力継承をしてくれるって事なのかしら?」
怜「そうや。美穂子ちゃんやったら、力を悪用したりせんやろうし」
怜「見知った仲でもある訳やからな」
怜「…ただ、まぁ、京太郎達が反応しているように」
美穂子「リスクがあるのね?」
怜「そうや。適合出来ひんかったらすっごい苦しい事になる」
怜「下手をすれば命を落とす事にもなるけれど…」
美穂子「やるわ」
京太郎「美穂子…」
美穂子「私は少しでも皆の力になりたい」
美穂子「…私と一緒に終焉に立ち向かってくれる仲間の事を少しでも護りたいの」
美穂子「…だから、怜さん、いいえ、ハインデル」
美穂子「私と契約してください」
美穂子「私に皆を守れる力を頂戴」
怜「…分かった。覚悟は硬いようやな」
怜「それじゃあ」ザク ポタポタ
怜「この血を飲んでくれれば、ウチとの間にパスが繋がって」
怜「適合出来れば今までよりも数段強くなるはずや」
美穂子「…分かったわ」スッ ゴクッ
美穂子「…っ」ビクン
京太郎「美穂子っ!?」
美穂子「だ、大丈夫よ…」
美穂子「少し…気分が悪くなっただけだから…」
怜「…うん。どうやら不適合なんて事はないみたいやな」
怜「絹恵ちゃんレベルには適合しとるし…」
怜「今日一日休めば、多分、大丈夫やろう」
京太郎「…そっか」フゥ
怜「ま、でも、今日一日はもう立てへんやろうし」
恭子「肩貸した方が良さそうやな」スッ
美穂子「ごめんなさい…」
恭子「ええって。これからは仲間なんやし」
恭子「それじゃあ、うちはこの子、空いてるベッドに運んでくるわ」
怜「じゃあ、うちは美穂子ちゃんに着いとこうかな」
怜「多分、大丈夫やと思うけど、悪化したら大変やしね」
京太郎「なら、俺は…」
怜「京太郎はそこのダメ王女についといたげて」
絹恵「え?」
怜「大分、疲れとるみたいやし…」
怜「それに話さへんかったらあかん事もあるんやろ?」
京太郎「怜…」
怜「ま、今日一日だけ京太郎は貸したるけど…貸し1やで」バタン
絹恵「……ありがとう」
うっかりコンマ取って主人公窮地に追いやった経験があるから書き込むの怖かったりもするんですが。
面白いからつい書き込んじゃうんですけどね
絹恵「何だかんだ言って全部お見通しなんやからな」フゥ
京太郎「まぁ、見た目俺らと変わらないけど、アレでも長く生きてるしさ」
京太郎「何だかんだ言っても、姉や母親みたいな目線で俺達の事見てくれてるんだと思うよ」
絹恵「その癖、こっちをからかってくるんやからホンマ、質が悪いわ…」
絹恵「…まぁ、それよりも」クル
絹恵「…話さへんかったらあかん事って…何?」
京太郎「それは…」
絹恵「言っとくけど、別れ話とか嫌やからな?」
絹恵「何と言われても絶対に別れる気なんてあらへんよ?」
京太郎「今更、そんな事言うかよ」
絹恵「…じゃあ、大丈夫」
絹恵「それがうちにとって一番、怖い想像やったから」
絹恵「何言われても京太郎の事嫌ったりせえへんよ」
京太郎「……なら…覚悟して聞いて欲しいんだが」
絹恵「うん」
京太郎「…実は洋榎の事で…俺は言わなきゃいけない事がある」
絹恵「まさかお姉ちゃんにも手を出したとか?」
京太郎「いや、それはない」キッパリ
絹恵「そ、そっか、ちょっとビックリしたわ…」
絹恵「…じゃあ、何?」
絹恵「まさかあのお姉ちゃんが死んだとか言わへんよね…?」
京太郎「…それに近い状態にある」
絹恵「え?」
京太郎「洋榎は…三賢人どもに負けて魔法を喰らったんだ」
京太郎「…今、オーダインに掛かっているのと同じ…洗脳魔法を」
絹恵「っ!」
絹恵「…じゃあ」
京太郎「あぁ。今、洋榎は敵の操り人形になってる」
京太郎「幸い、何とか取り押さえる事が出来たけれど…」
京太郎「…今は妖精の国で死なないように生かせれている状態だ」
絹恵「そんな…」
京太郎「…ごめん。俺のせいだ」
京太郎「俺が洋榎を先に行かせたから…」
京太郎「洋榎を…護ってやる事が出来なかった」
京太郎「…本当にごめん…」
絹恵「…………」
絹恵「許さへん」
京太郎「っ」
絹恵「…なんて言うたら、多分、お姉ちゃんに呆れられるわ」
京太郎「…絹恵」
絹恵「そもそもな、私らだって覚悟しとるんよ?」
絹恵「戦場に出れば、死ぬ事だってあるし…」
絹恵「取り返しの付かないような傷を負う事だってある」
絹恵「特に私らはワルキューレで…」
絹恵「その末路は死ぬか道具のように男に孕まされるかのどっちかや」
絹恵「…勿論、ショックやないなんて言ったら、嘘になるけど」
絹恵「でも、私だってお姉ちゃんが死ぬ事くらいは覚悟しとる」
絹恵「それで京太郎に八つ当たりするような情けない女ちゃうで」
絹恵「…それに悪いのは三賢人の連中やろ」
絹恵「憎しみも怒りも…そいつらにぶつける為にとっとかへんかったら」グッ
京太郎「……ごめん」
絹恵「ええってもう」
絹恵「本当に私は怒ってる訳やないし」
絹恵「それより私は京太郎のほうが心配や」ギュ
京太郎「っ」
絹恵「…なんかまだ無理しとるやろ?」
絹恵「これでも私は京太郎との付き合いが長い方やしな」
絹恵「色々と貯めこんどる事くらい分かっとるよ」ナデナデ
京太郎「…絹…恵」
絹恵「…折角、今日一日、あの生意気なドラゴンから京太郎を借りられたんや」
絹恵「その貯めこんどる諸々を私にぶつけてええんやで」
絹恵「私はその全部を受け止めてあげるから…」
絹恵「まさかお姉ちゃんにも手を出したとか?」
そのほうがどれほどマシだったか。
あ、原作では三賢人の洗脳魔法ってかけられても元に戻れた人いるのかな。いるならネキも回復ワンチャンあるかも
~首都ネビュラポリスの王城~
京太郎「さーて…月もない夜」
京太郎「雨雲によって星の光も遮られて…」
京太郎「雨の音で、多少、声をあげられても気づかれにくい」
京太郎「最高の暗殺日和だな」キラキラ
恭子「なんでテンション上がっとるん?」
怜「そりゃ昨夜はお楽しみやったからやろ」
美穂子「え、えぇぇ…」カァァ
絹恵「んな訳ないやろ」
絹恵「どこぞの色ボケドラゴンとちゃうんやから、健全に一緒に寝ただけや」
怜「男女が同じベッドで寝て何も無いほうが不健全やないの」
絹恵「……言われてみればそうかも」
恭子「いやいやいやいや」
好きな子とただ触れ合って眠るだけで心が満たされるって思うの
たんに俺が性欲薄いだけかもだけど
京太郎「ま、ちょっと色々と吐き出させて貰っただけだよ」
京太郎「そういうのは帰ってじっくりやりたいしさ」
絹恵「ふふん。この内助の功っぷりを見て」
絹恵「やはり正妻は私しかあり得へんわ」
怜「何、寝ぼけた事言うとるん?」
怜「人間ごときが京太郎の正妻務まるはずないやろ」
怜「そういうのはウチの役目やから引っ込んどき」
恭子「(…確か京太郎自身が正妻は妖精女王だって言ってたような…)」
恭子「(いや、よそう。ウチの勝手な予想で皆を混乱させたくはあらへん)」
恭子「(…それにこっちに矛先が来たら色々と面倒やしな)」
美穂子「…そろそろ静かにしたほうが良いわ」
美穂子「大分、城に近づいてきてるし…」
美穂子「下手に声をあげると気づかれるかも…」
そっかー
そういや「ワシも詳しくは知らんけど便利だから使ってる。戻す方法?知るかボケ」みたいなこと言ってたっけ。確かスカルディあたりが
研究資料とかから時間かけてサルベージしかないかな
絹恵「大丈夫やで」
絹恵「この通路は場所がバレへんように防音の魔法が掛かっとるし」
絹恵「王族しか知らへん秘中の秘な上、入り口も巧妙に隠されとる」
絹恵「まさかここから出てくるとは思うとらへんはずやし」
絹恵「見張りもまずおらへんよ」
美穂子「それなら良いんだけど…」
絹恵「それよりそろそろ出口や」
京太郎「…怜」
怜「大丈夫。30秒前まで遡って見たけれど、見張りの姿はあらへん」
怜「今ならいけるはずや」
京太郎「よし。じゃあ…」
絹恵「…うん。開けるで」ガチャ キィ
絹恵「…」キョロキョロ
絹恵「よし。今なら大丈夫そうや」
京太郎「…了解」スタ
恭子「よいしょっと」フワ
恭子「…ってここ王城の最深部やん」
絹恵「ま、仮にも王族専用やしな」
絹恵「いざって怜に逃げ延びる為には最深部にあった方がええやろ」
京太郎「まぁ、今回はそれが侵入経路になったんだ」
京太郎「とりあえずこの通路を作ってくれた王様には感謝するとして…」
怜「…うん。とりあえずうちは中庭辺りで暴れてくるわ」
京太郎「…重ねて言うけど、無理はするなよ」
怜「大丈夫やって。ちょっと脅かすだけやし」
怜「そもそもウチは竜やからサイファーか同じ竜でしか傷をつけられへん訳やしな」
怜「やばそうやったらすぐに逃げるし、心配いらへんよ」
京太郎「…あぁ」
怜「じゃあ、また後でな」フリフリ
絹恵「…怜」
怜「ん?」
絹恵「…気をつけてな」
怜「…ふふ。なんや、ちょっと殊勝になって」
絹恵「う、うるさいなー…もう」プイ
絹恵「…い、一応、昨日の借りを返そうとしただけや」
絹恵「アンタの事が嫌いなのは変わらへんわ」
怜「ま、それはうちも同じやけれど」
怜「…でも、絹恵が死んだら、また京太郎が悲しむんや」
怜「絶対に負けるんやないで」
絹恵「…うん。分かっとる」
怜「よし。じゃあ…ちょいと行ってくるわ」トテトテ
京太郎「…行ったか」
絹恵「うん…」
美穂子「大丈夫よ。怜さん自身が言っていた通り、竜を傷つけられるのは一部だけなんだから」
恭子「それよりもこっちの方やな」
恭子「確か事前に確かめた限りやと…」
恭子「敵は王城の最上階付近にある研究室に篭っとるって話やし…」
京太郎「…何とかそこまで見つからないように移動しないとな」
絹恵「…そうやね」
【進行度0/5】
下1
1 進行度+1
2 進行度+2
3 進行度+1
4 見つかった!
5 進行度+1
6 進行度+1
7 進行度+2
8 見つかった!
9 進行度+1
0 進行度+1
ゾロ目
怜「(…今頃は皆もちゃんと進んどるやろうか)」
怜「(さっき京太郎君の言うとったように…)」
怜「(今日はかなりこっちに有利な状況やし…)」
怜「(出来れば、今回でどっちかを打ち倒せれば、大分、楽になるんやけどな)」
怜「(…ま、何はともあれ)」
ワルキューレ「ん…?なんだ、貴様は!?」
怜「なぁに、通りすがりの…」ググッ
ワルキューレ「な…!?」
ハインデル「可愛い可愛いドラゴンちゃんや!」ズシン
ハインデル「…悪いけど、ちょっと最近、小腹が気になってきてな」
ハインデル「ちょっくらダイエットに付き合って貰うで…!!」
下1
コンマ/2だけ注目度が増します
あんまり低すぎると京太郎達の方へと注目が行き
あんまり増しすぎると……
【ハインデルの注目度 24/100】
【進行度1/5】
下1
1 進行度+1
2 進行度+2
3 進行度+1
4 見つかった!
5 進行度+1
6 進行度+1
7 進行度+2
8 見つかった!
9 進行度+1
0 進行度+1
ゾロ目
ザワザワ
京太郎「…大分、騒がしくなってきたな」
美穂子「恐らく怜さんが陽動を開始したんでしょう」
恭子「お陰でこっちも少し手薄になってきとるな…」
絹恵「…今の間に少しでも進んだ方がええね」
絹恵「敵だって馬鹿やない」
絹恵「怜の動きを見て、陽動やって気づくかもしれへん」
京太郎「…そうだな」
下1 【注目度24/100】
コンマ/2だけ注目度が増します
あんまり低すぎると京太郎達の方へと注目が行き
あんまり増しすぎると……
なんでお前らそんな的確に真ん中辺りを叩き出せるん…?
29+26=55かな
いや不利になるから50でもいいけど
じゃあ俺が絶望に身をよじるほどに高いコンマでも出すか。
って書くと逆に低いコンマ出るって聞いたので
ハインデル「ぎゃおー」ズシンズシン
ウォーリアー「くそ!なんでこんなところに竜が!?」
ワルキューレ「怯むな!攻撃を続けろー!」
ハインデル「その程度の攻撃じゃうちのウロコは貫けんなぁ」
ハインデル「なにせうちは身持ちの硬い女やからな!」
ハインデル「好きな男以外じゃぴくりとも感じひんよ!!」
ワルキューレ「く…!ふざけた事言っている割に強い…!!」
バーサーカー「他の部署からも兵を連れて来い!」
バーサーカー「ここで食い止めなければ、大変な事になるぞ!!」
ハインデル「(そうやで、もっとこっちに来い…!)」
ハインデル「(国中の兵がこっちに集まる勢いで寄ってくるんや…!)」
ハインデル「ふははー!きょーじん!むてき!さいきょー!」ズシンズシン
【ハインデルの注目度 55/100】
【進行度2/5】
下1
1 進行度+1
2 進行度+2
3 進行度+1
4 見つかった!
5 進行度+1
6 進行度+1
7 進行度+2
8 見つかった!
9 進行度+1
0 進行度+1
ゾロ目
京太郎「…ようやく半分ってところか」
美穂子「もう結構、登ったと思うけど…」
絹恵「この国はワルキューレがおるから建造物が軒並み高いからなぁ…」
恭子「その中でも王城の最上階ともなればかなりのもんや」
恭子「まだもうちょっと階段登らんかったらあかんな」
京太郎「つか、それだと資材搬入とかどうしてるんだ?」
絹恵「何人ものワルキューレが合同で飛んで上階に荷物を運ぶんや」
恭子「ま、そんな大掛かりな荷物なんて滅多にないし」
恭子「そもそも上の方はその不便さからあまり使われとらへんからな」
京太郎「…つまりいかがわしい研究をするには持って来いって事か」
恭子「そうやな。そしてその為に国費もかなり使われとるみたいやし…」
美穂子「…でも、それは今日で終わり」
美穂子「でしょう?」
京太郎「…あぁ。今日で必ず決着をつけてやる」
下1 【注目度55/100】
コンマ/2だけ注目度が増します
あんまり低すぎると京太郎達の方へと注目が行き
あんまり増しすぎると……
ちょっとお前ら優秀過ぎじゃないですかねぇ…
でもそろそろ中庭から城外へ移動しないと危ないんじゃないかな。
このままのペースでも次あたりで100超えるだろうし
とか書いたけどひょっとして100越えてベリアル引き出したほうが京太郎たちは安全になるのかな。
そのかわりハインデル死ぬ前に三賢人倒さないといけなくなるけど
ワーワーギャーギャー
ハインデル「(ふむ)」
ハインデル「(どうやらかなり兵が集まってきとるみたいやな)」
ハインデル「(もう中庭どころかあっちこっちから兵が飛び出してきて…)」
ハインデル「(うちの事をチクチク攻撃しとる)」
ハインデル「(まぁ、その殆どが効いとらへん訳やけどな)」
ハインデル「(逆鱗はそれとなくカバーしとるし、痛いどころか心地良いくらいや)」
ハインデル「(…でも、そろそろ退く事も考えへんかったらな)」
ハインデル「(これだけ騒ぎになった以上、上階の連中にもそろそろ話が行くやろう)」
ハインデル「(これだけの兵がおる中で、よもやオーダインを出してくるなんてあらへんやろうけど)」
ハインデル「(ベリアルくらいは差し向けられるかもしれへん)」
ハインデル「(そうなったらなったで…京太郎達が楽になる訳やけど…)」
ハインデル「(…さて、どうするかな)」
【ハインデルの注目度 80/100】
【進行度3/5】
下1
1 進行度+1
2 進行度+2
3 進行度+1
4 見つかった!
5 進行度+1
6 進行度+1
7 進行度+2
8 見つかった!
9 進行度+1
0 進行度+1
ゾロ目
あーそういやそうだっけ。でも今回は三賢人鏖にしてオーダー無効化か一人捕虜にしてベリアル止めさせるかできるような気がしてた。
実際にはどうなるかなんてわかんないけど
絹恵「さて、そろそろやな」
京太郎「…人の気配は?」
美穂子「今のところないわね…」
恭子「大分、陽動が成功しとるみたいやな」
恭子「ここからちょっと見えるけど…かなりの兵士が釘付けになっとる」
恭子「陽動やってバレるにはまだ多少の余裕があるはずや」
京太郎「後はこっちが見つからずにいけるかどうかだな…」
美穂子「大丈夫よ、ここまで何事もなく来れたんだもの」
絹恵「とは言え、気が抜けへんけどな」
絹恵「最上階ともなれば、連中の警戒も一層、厳しくなるやろうし…」
恭子「…ま、どっちにしろやる事は変わらへんのや」
恭子「あっちと遊んでくれとる間に先に進もう」
京太郎「あぁ。そうだな」
下1 【注目度80/100】
コンマ/2だけ注目度が増します
あんまり低すぎると京太郎達の方へと注目が行き
あんまり増しすぎると……
よっしゃ今度こそハラワタよじったるわ
意外とオカルトなジンクスも馬鹿にできないな。
下一桁が4なところも含めて
ウォーリアー「ひ、ひぃ…」
ワルキューレ「ま、まったく効いてないぞ…!!」
ドワーフ「わしら自慢の爆弾が…」
バーサーカー「これが…ドラゴンの力なのか…!?」
ハインデル「(おぉ、びびっとるびびっとる)」
ハインデル「(なら、ここはダメ推しやな)」
ハインデル「(少しでも伝令の足を止めへんかったらいかへんし)」スゥ
ハインデル「GUOOOOOOOOOOOOO!!!」
ワルキューレ「あ…あぁぁ…」ペタン ジョワァ
ドワーフ「な、何という気迫じゃ…」
ウォーリアー「か、勝てる訳がない…」
バーサーカー「も、もうだめだ…おしまいだぁ…」
【ハインデルの注目度 82/100】
【進行度4/5】
下1
1 進行度+1
2 進行度+2
3 進行度+1
4 見つかった!
5 進行度+1
6 進行度+1
7 進行度+2
8 見つかった!
9 進行度+1
0 進行度+1
ゾロ目
なんで特に波乱なく到達してるんですかねぇ…
くそ…!せめてハインデルの注目度がカンストしてたらベリアル差し向けられてたってのに…!!
まぁ、それはともかく、護衛の連中を判定しましょうか
下1
1 ベリアル
2 オーダイン
3 ベリアル
4 オーダイン+ベリアル
5 オーダイン
6 ベリアル
7 オーダイン+ベリアル
8 オーダイン
9 ベリアル
0 オーダイン
ゾロ目 ???
やっぱりカンストしてたら来てたのかベリアル
怪獣大決戦もいいけど、リベンジしろってことじゃないかな。コンマ神咲さん的には
って事は次回はベリアル+スカルディ戦ですね
サイファー持ってるのが京ちゃんペアしかいないので自動的にベリアルは京ちゃんたちと闘います
スカルディは絹恵ちゃんと恭子ちゃんでフルボッコです、やったね!!
現在ステータス
/イ / V ヽ、 `
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/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
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名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド
現在地:ラグナネイブル
目的:スカルディ達を排除する
所持金:0G 所持BP4+11
装備(1/3)
死神の鎌:死の女王から正式に与えられた死神専用の武器。ダメージを与えた時、十の桁が2か7ならば、HPが1回復する
力 78
>戦闘力133/150
魔力 55
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する
L未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められても、未だ尚も抗う事を止めない不可壊な意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
死の女王の代理人:死の女王との交流により、その力の大部分を預け渡された。その力は肉体の中にあっても色褪せる事はない。
L死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ3ダメージを無効に出来る。
L死の淵にたどりつくモノ:亡者であって尚、さらに死に近づこうとする狂気を留める女王の力。戦闘中一度だけ戦闘不能を回避し、HP1で踏みとどまる。
L死の女王の寵愛:死の女王から寵愛を受けた英雄である証。ダメージ表に毒を加え、またHPが半分以下になると戦闘力が10上昇する
L命を啜るもの:死の女王から与えられた冥府の加護。死の女王の代理人派生の能力が発動した時、戦場に漂うフォゾンを吸収し、HPが1回復する
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
次回はって事は今日はもう終わりかな?
現在ステータス(2)
【好感度表】
姫様 130 憧れの人
明星 198 死して尚、愛の力を感じる 【死亡】
霞 200 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 200 愛してる
はるる 200 愛してる
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 200 愛してる
ハインデル怜 200 愛してる
洋榎 169 ………………
美穂子 159 ???
智葉 194 …わ、私はまだ堕ちてないぞ
ネリー 105 毎度ありー♪
明華 119 ありがとうございました、英雄さん♪
宥 200 愛してる
咲 193 別れても心は一緒
恭子 154 好き…?
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる
【ダメージ表】
炎の国 23
死の国 → 36
ラグナネイブル → 壊滅/29
リングフォールド → 3
タイタニア19
【各国戦力】
リングフォールド 戦力130
ラグナネイブル 戦力115
炎の国 戦力100
タイタニア 戦力100
おつです
今回はコンマ安価で支援できてうれしかった。
ここの速度だとそうそう安価取れないけど見守っていく
. / ヽ
/ ′ :.
. / ′i i i i i :.
′ ′ i i ii i i i i i i :.
. i i i i_」iLi _i i i i i i :
. i i i i ´i i i i` i i ii i _i_!_ ,′ i } i
八 i ii i ii i { i !{ ii i ii i 从 /`ヽ i ′i
. ヽ从小「八八八从__i从__ハノ__//ハ// ノ ノ/ i |
. ′|{ ___ x''丐ミメ、ヽィイl/ |
′ i ゞ=≠'' し':::::::::ハV/^ i |
′ i :::.:.:. r辷'゚シ′/ i |
′ i ,  ̄^` / i |
′ 人 :::.:.: /// i |
,′ / / へ、 ‐ - イ// i |
,′ / / // ト . .イ // ii |
,′ / // / } ー ´{ |// jj |
,′ / / // /..斗ノ ト .」.'/ / / |
. {{{ { i{ {>'" r{ ノ〉 `ヽ/ / |
r‐くく { i{ | |ー-、 ,′ { { //从ノ
/`ヽ \ヽハ i | |________,′ ヽヽ从///ヘ、
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装備(1/3)
グレイブリル:母の遺品として受け取った鎖型のサイファー。世界最初のサイファーではあるがその威力は衰えない。あらゆるダメージを1上昇させる。
戦闘力140
スキル
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する
ダンスマカブル:追い込まれるほど激しくなる炎の舞踏を習得している。HPが半減した時、戦闘力を10上昇させ、炎上の結果を一つ増やす
サイファー所持者:世界でも数少ない魔石の武器、サイファーを所持し、それを完璧に扱いこなしている。
Lバーンエンハンス:鎖の先端から放たれる炎は全てを焼き焦がす。ダメージに炎上効果を付与する
Lバーンアセイラー:その魔石は炎を喰らって強くなる。炎上のかかった相手に追加ダメージを与える
>>732
ですね、流石にもう二時超えちゃったので…(´・ω・`)後、今日の演習まだ終わらせてなかったので
眠気もマッハなので今日はもう寝ます
明日はちょっと難しいかもしれませんが、今週こそ日曜日に二回投下します…
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
私は昨日、二時に寝ていたと思ったら今、起きていた…
一日無駄に過ごして頭がどうにかなりそうだった…
催眠術や過眠症だとかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ…
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった(以下略
二回投下すんぜって言っておいてこの体たらくでマジごめんなさい(´・ω・`)とりあえずやらなきゃいけない事済ませてから投下します
20時くらいからは恐らく投下出来るかと思いまする
>>736(土曜の午前)ニ時から今まで、だいたい40時間くらいか……
>>744
流石に40時間も寝てたら身体動かないような気がします(´・ω・`)日曜日の午前二時からなので16時間ですねー…
普段、3、4時間くらいの睡眠で大丈夫なんですが月一くらいで半日以上寝てるんですよねー
ほぼぶっ通しで寝っぱなしなのですが、原因は私もわかりませぬ…
と言いつつそろそろやりまーす
~ラグナネイブル 三賢人の研究室~
スカルディ「くそくそくそくそくそくそっ!!」
バレンタイン王「なんじゃ、まだ荒れておるのか」
スカルディ「貴方にはわからんでしょうな…!」
スカルディ「我々がガロン王に一体、どれほどの期待を掛けていたか…!」
スカルディ「十年以上もの歳月を掛けて終焉に備えていたのを…!」
スカルディ「儂らはそれをあの男に台無しにされたのですぞ!!」
バレンタイン王「その上、意趣返しとして狙った小娘どもにも逃げられれたか」
バレンタイン王「それが悔しいのはわからんでもないが…」
スカルディ「あの小娘どもさえいれば、あの男に儂らが味わった絶望の半分でも味わわせてやれたと言うのに…!」
バレンタイン王「(小物よな)」
バレンタイン王「(真に終焉に備えるつもりであれば、今は愚痴を漏らしている時間ではないだろうに)」
バレンタイン王「(ベルドーの方も懲りずに冥界へと手を出していると聞くし…)」
バレンタイン王「(そろそろこやつらと手を切るときが来ているのかもしれぬ)」
バレンタイン王「それより下が少々、騒がしくないか?」
スカルディ「…どうせ捕らえた連中が騒いでおるのでしょう」
スカルディ「気にされる必要はありますまい」
スカルディ「少なくとも…ここにはベリアルがおるのですからな」
ベリアル「…」
スカルディ「捕らえた連中が幾ら暴れたところで」
スカルディ「竜には敵うはずがありませぬ」
スカルディ「この竜はあの男でさえ踏み殺したのですからな」
バレンタイン王「確かにその竜が強力である事は認めよう」
バレンタイン王「だが…」
スカルディ「何か気がかりな事でも?」
バレンタイン王「…少々、静か過ぎる」
スカルディ「なんですって?」
バレンタイン王「騒ぎが下に集中しすぎておる」
バレンタイン王「ここは最上階で、元々、警護の兵も少ないが…」
バレンタイン王「しかし、この静けさは少々、異常だ」
バレンタイン王「よっぽどの大事が下で起こっているか」
バレンタイン王「或いは…」
スカルディ「情けない」
スカルディ「かの大魔法使い、バレンタイン王が何を怯えておいでなのですか」
スカルディ「所詮、有象無象の連中が騒いだところで、儂らのところには届きませぬよ」
スカルディ「静かなのも研究中は静かにしろという命令を徹底しているからでしょう」
バレンタイン王「…それならば良いのだが」
バレンタイン王「(…陽動という可能性に気づかないのか…)」
バレンタイン王「(或いは気付いていて目をそらしているのか)」
バレンタイン王「(どちらにせよ、この男の底も大分、見えてきた)」
バレンタイン王「(引き出すべき情報はおおまかに引き出せたし…)」
バレンタイン王「(そろそろ…)」
バンッ
スカルディ「っ!?」ビク
京太郎「久しぶりだな、スカルディ」
スカルディ「お、お…お前は…!」アトズサリ
京太郎「男にこんな事言うのも気持ち悪い話だけど…会いたかったぜ」
京太郎「てめぇのその首を今度こそ貰い受ける為にな」
スカルディ「ば、馬鹿な…!」
スカルディ「お前は一度、死んだはずだ!!」
スカルディ「な、なのに…何故、現世に出てきている…!?」
スカルディ「その上、その身体は一体、なんだ…!!」
スカルディ「貴様の身体は、儂の炎で黒焦げになっていたはずだぞ…!!」
京太郎「ま、こっちにも色々とあってさ」
京太郎「一々、てめぇに説明してやる義理はねぇが…」
京太郎「ただ一つ確かなのは…」チャキ
京太郎「…お前との因縁もココで終わらせるって事だ」
スカルディ「っ」ゾクッ
スカルディ「な、何を偉そうな事を!」
スカルディ「こちらにはベリアルがおるのだぞ!!」
スカルディ「例え、墓場から這い上がってきたところで同じ事よ!」
スカルディ「二度とその身体が墓場から這い上がって来れぬよう…」
スカルディ「その身体を一片残らず砕き尽くしてくれる!!」
絹恵「そううまくいくかな」スッ
スカルディ「な…!?」
美穂子「…悪いけれど、今回は京太郎さん一人じゃないの」
恭子「ウチらもおるからな」
スカルディ「国を裏切った王女はともかく、そこの貴様は何をしておる!!」
スカルディ「こいつらは国の中枢に入り込んだ不審者だぞ!」
スカルディ「とっとと捕らえんか…!」
恭子「…不審者?」
恭子「そいつはお前の事やろ、スカルディ」
恭子「…兵を扇動して、オーダイン王を殺し」
恭子「あまつさえ洋榎に洗脳魔法なんて碌でもない魔法を掛けたんはお前らや」
恭子「…そんなお前らの事を一人の兵士として許す訳にはいかへん」
恭子「ウチがここで捕まえるのはお前の方や」
恭子「洋榎に掛けた魔法を解く方法が本当にないんか聞き出してやる…!」
スカルディ「く…!」
バレンタイン王「中々、不利だな、スカルディよ」
スカルディ「バレンタイン王…!」
スカルディ「貴方も戦ってくださればこんな状況等…!」
京太郎「(バレンタイン王…?)」
京太郎「(…じゃあ、やっぱりスカルディの横にいるレブナントが…)」
京太郎「(俺の親父なのか…?)」
バレンタイン王「以前も言ったが、それは無理だ、スカルディ」
バレンタイン王「余の力の殆どは既に最後の竜…レヴァンタンへと譲り渡しておる」
京太郎「レヴァンタン…!?」
絹恵「って事はまさか…もう予言に語られる竜が誕生しとるって事か…!?」
バレンタイン王「左様。まぁ、竜の成長は遅く…まだ世界の全てを飲み干せるほどではないが」
バレンタイン王「いずれ余の分身は必ずこのエリオン大陸を滅ぼしてくれる事だろう」
京太郎「…ふざけんなよ!」
京太郎「アンタ、仮にも一国の王なんだろう!!」
京太郎「まだアンタの国民がこの世界の何処かでほそぼそと暮らしてるってのに…!」
京太郎「その生活を奪いとってやるのが、王のやる事なのかよ…!!」
バレンタイン王「その国民が余の事を裏切ったのだ…!」
京太郎「…何?」
バレンタイン王「…余はかつて世界でも最も強いと呼ばれる魔法使いであった」
バレンタイン王「今、最強と呼ばれるオーダインなど足元にも及ばんほどのな」
バレンタイン王「しかし、余はその力を…国民の幸せの為に費やした」
バレンタイン王「バレンタインに使われている全ての硬貨に魔法を掛け」
バレンタイン王「それらが一つのところに集まった時、一つだけ願いが叶うようにしたのじゃ」
バレンタイン王「結果、余はこの身に満ちていた魔力の殆どを失った」
バレンタイン王「最強と呼ばれる座から降りて、自ら凡百の魔法使いになったのじゃ」
バレンタイン王「しかし、それでも後悔はなかった」
バレンタイン王「余の掛けた魔法は、感謝の気持ちと共に贈らられねば効果を発揮せぬ」
バレンタイン王「誰もが少しでも優しい気持ちになれるのであれば」
バレンタイン王「人が騙し、騙されする事が少なくなるのであれば」
バレンタイン王「余の持つ魔力全てを費やして、人々に希望を与えられるのであれば」
バレンタイン王「惜しくはないとそう思っていたのじゃ」
バレンタイン王「…だが、その余にあやつらは一体、何をした?」
バレンタイン王「アリエルを…最愛の娘をこの手に掛けた余を狂王と呼び」
バレンタイン王「あまつさえ亡国の理由まで余に押し付けおった」
バレンタイン王「娘を手にかけて狂った王が、自らコルドロンを暴走させ…」
バレンタイン王「国を…全てを滅ぼしたのだと」
バレンタイン王「だが…余はそのような事はしておらん」
バレンタイン王「確かに…余が身悶えるほどの狂気と救いのない闇に堕ちていた事は認めよう」
バレンタイン王「だが、それでも余は国の事を思っていたのだ」
バレンタイン王「少なくとも、余は善政の王とそう呼ばれていた頃となんの政策も変えてはおらぬ」
バレンタイン王「なのに、国民は余を恨み、余を憎み、余を虐げた」
バレンタイン王「魔法のコインなど作らなければ…このような姿になる事などなかったのに」
バレンタイン王「コルドロン暴走の余波も…プーカの呪いも防ぐ事が出来たのに」
バレンタイン王「余は一夜にして国を滅ぼした暗君にされたのだ」
美穂子「…お祖父様」
バレンタイン王「…美穂子よ。お前もそう思っておったのだろう?」
バレンタイン王「気が狂った余が国を滅ぼしたのだと…そう思っていたのだろう?」
美穂子「…それは」
バレンタイン王「それが余に最後の良心を失わせたのだ」
バレンタイン王「世界の全てを憎む…最後のひと押しとなったのだ」
バレンタイン王「許しはせぬ」
バレンタイン王「誰も彼も…許しなどしておくものか」
バレンタイン王「アリエルのいない世界など…」
バレンタイン王「余を追い詰めた世界など…」
バレンタイン王「全て滅んでしまえば良い」
バレンタイン王「そうだ…!余は救いなどいらない…!」
京太郎「…アンタに同情する気持ちがない訳じゃない」
京太郎「でも、だからって、世界を滅ぼす事なんて許されるはずないだろう!!」
京太郎「そもそもアリエルって人を殺したのも…アンタなんだろうが!!」
バレンタイン王「そうだ!その通りだ!!」
バレンタイン王「最愛の娘が…敵国の王に」
バレンタイン王「よりにもよってオーダインに孕まされたと知って…嫉妬に狂った愚かな王よ!」
絹恵「…え?」
恭子「お、オーダイン様が…?」
美穂子「……お祖父様」
バレンタイン王「…余にとってはあの子だけだったのだ」
バレンタイン王「妻をなくし、儂をお父さまと慕ってくれるあの子が余の全てであった」
バレンタイン王「そんな子が敵国の王とふしだらな関係になっていたと知って…」
バレンタイン王「余は一時の激情に身を任せてしまった…」
バレンタイン王「助けてやる事も出来たのに…」
バレンタイン王「儂のこの手が…あの子の命を断ったのだ!」
バレンタイン王「…そんな男に改心などあるはずがない」
バレンタイン王「例え、何と言われようが、余は全てを滅ぼす」
バレンタイン王「最悪の狂王、子殺しの男として…」
バレンタイン王「余に望まれ、思われている通りにな」
バレンタイン王「…だが、美穂子よ」
バレンタイン王「お前だけは許してやろう」
美穂子「え…?」
バレンタイン王「お前は…余の心を慰めてくれた」
バレンタイン王「アリエルの首をこの手で絞め殺した余に…」
バレンタイン王「一時であれど、昔の穏やかさを取り戻してくれた」
バレンタイン王「お前の舞を見ている時だけが…余は我が子を手に掛けた後悔を忘れられた」
バレンタイン王「…だから、美穂子よ。我が孫よ」
バレンタイン王「以前のように余の前に跪き、許しを乞え」
バレンタイン王「再び余の為に働け」
バレンタイン王「そうすれば、お前だけは…終焉の後に残しておいてやろう」
バレンタイン王「どの道、余がどれほど願い狂っても…」
バレンタイン王「世界にはたった二人の人間だけが残されるのだから」
美穂子「…お断りします」
バレンタイン王「…なんだと?」
美穂子「お断りしますと申し上げたのです、お祖父様」
バレンタイン王「…また鞭が欲しいのか、美穂子」
バレンタイン王「お前はアリエルのようにならぬようあれほど躾けたと言うのに…!」
美穂子「…そうですね」
美穂子「確かに私はお祖父様から幾度となく鞭を受けました」
美穂子「…正直、こうして前に立っているだけで身体が震え」
美穂子「顔が項垂れそうになるくらいです」
美穂子「…でも、だからと言って、私はそれに屈しません」
バレンタイン王「…それは余の事が憎いからか?」
美穂子「いいえ、違います、お祖父様」
美穂子「…確かに私はお祖父様の事が恐ろしかった」
美穂子「でも、それは幾度と無く鞭を受けたからです」
美穂子「憎んではいません」
美穂子「…寧ろ、その悲しみを湛えた目に、ほんのすこしでも希望の色を灯してあげたかった」
美穂子「お母様が死んでからずっと狂気の狭間で悶えるお祖父様を救ってあげたかったのです」
美穂子「だからこそ、私はお祖父様には従えません」
美穂子「それはお祖父様の救いにはならないのですから」
美穂子「世界の全てを滅ぼしても、お祖父様の心は満たされません」
美穂子「どうか…どうかお考え直しください」
美穂子「そのような事はお母様も望んでおられないはずです」
バレンタイン王「お前は…いや、お前たちは…」
バレンタイン王「どうしてそんなに…」
スカルディ「今だ!ベリアル!」
ベリアル「ぐおおお!」クワッ
美穂子「っ!」
京太郎「くっ!」ダキッ
美穂子「きゃっ」
ベリアル「ぐるるる…!」ズダンッ
バレンタイン王「スカルディ!!」
スカルディ「何をしておられるのです、バレンタイン王!」
スカルディ「こいつらは敵ですぞ!」
スカルディ「余らの計画を…終焉を阻む仇敵!」
スカルディ「時間も稼げば衛兵の一人でもやってくるかと思って黙っておりましたが…」
スカルディ「その様子もない今、のんきに話してなどいる余裕はありませぬぞ…!」
バレンタイン王「……確かにその通りだ」
美穂子「お祖父様!」
バレンタイン王「美穂子よ。さっきも言った通り、余は救いを求めてもいないし」
バレンタイン王「何を言われようと、終焉を止めるつもりはない」
バレンタイン王「……余と汝の道は分かたれたのだ」
バレンタイン王「次に会った時は覚悟しておけ」
バレンタイン王「余は世界を滅ぼす終焉の旗手として…汝らの相手を全力でしようではないか」ドロン
絹恵「…逃げたか」
京太郎「で、そっちは逃げるつもりはないんだな?」
スカルディ「当然だ。こっちにはベリアルがおるのだぞ」
スカルディ「そしてベリアルを傷つけられるサイファーが貴様らの手には一つだけ」
スカルディ「つまり、そこにいる女さえ無力化してしまえば…」
スカルディ「こちらの勝利は揺るがないと言う訳よ」
京太郎「…そう簡単にさせると思ってるのか」スッ
美穂子「京太郎さん…」ストン
京太郎「悪いな、いきなり抱き上げちゃってさ」
美穂子「い、いえ、決して嫌だった訳じゃないから…」
京太郎「そっか。…でも、こっちが申し訳ないしさ」
京太郎「ベリアルは俺が食い止める」
京太郎「前衛は俺に任せてくれ」
美穂子「でも…」
京太郎「スカルディの言うとおりだ」
京太郎「俺達にとって一番、辛いのは美穂子を失う事」
京太郎「だから、美穂子は後ろから援護を頼む」
京太郎「なぁに、これでも俺は冥界帰りなんだ」
京太郎「そう簡単にはやられはしないし…何より…」チラッ
絹恵「…スカルディはこっちでどうにかするから」
美穂子「絹恵ちゃん…」
絹恵「…色々と聞きたい事はあるけど、それはひとまず後回しや」
絹恵「ここはまずこの大馬鹿野郎を倒して…」
絹恵「それからゆっくりと話を聞かせて貰うわ」
美穂子「えぇ。分かったわ」
京太郎「さて、それじゃ、話も纏まったところで」チャキ
美穂子「…」スッ チャリ
京太郎「…リベンジと行かせてもらうぜ、ベリアル!!」
ベリアル「おぉおおおぉおお!!」
【ベリアル 戦闘力170】
VS
【須賀京太郎 戦闘力130】+【福路美穂子 戦闘力140】
須賀京太郎と福路美穂子の竜力継承・壱発動
戦闘力が20上昇した
須賀京太郎の死の女王の寵愛発動
ダメージ表に毒を加える
福路美穂子のバーンエンハンス発動
ダメージ表に炎上を加える
ベリアルの死を望む竜発動
戦闘力が20低下する
ベリアルの世界最強種の畏怖発動
1ターン目に京太郎達は行動出来ない
ベリアルのスキル 貪食たる竜発動
相手のダメージ軽減スキルや装備を無効にする
【ターン1】
須賀京太郎 10/10
福路美穂子 10/10
ベリアル 10/10
下1 京太郎
1 攻撃無効
2 2ダメージを受ける
3 攻撃無効
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 攻撃無効
7 攻撃無効 ただし毒
8 4ダメージを受ける
9 攻撃無効
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
下2 美穂子
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 失敗
4 3ダメージを与える
5 失敗
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える +炎上
8 失敗
9 3ダメージを与える
0 失敗
ゾロ目
ベリアル「(…まさかまた会えるとは思わんかったで、英雄)」
ベリアル「(冥界でスカルディが会ったって話は聞いとったけど…)」
ベリアル「(まさか身体を取り戻して蘇るなんてな)」
ベリアル「(英雄英雄と祭り上げられとるだけの奴とちゃう)」
ベリアル「(波寄せる苦難や試練に打ち勝って…そう呼ばれるだけの何かがこの男にはある)」
ベリアル「(けど…今回はその手にサイファーはないみたいやな)」
ベリアル「(それじゃあ俺は倒せへん)」
ベリアル「(だから、後ろの娘の方にどうにかしてもらうしかないんやけど…)」
スカルディ「何をしておる、ベリアル!」
スカルディ「サイファーも持たぬ奴になど構うな!」
スカルディ「その後ろにいる小娘の方を飲み込んでしまえ!」
ベリアル「っ!!」ギリギリ
京太郎「ベリアル…!」
ベリアル「…甘いで、英雄」
ベリアル「俺の事、気にしてる暇があったら…」
ベリアル「後ろの子を全力で護ったれや…!!」スゥ
ベリアル「ごおおぉおおおぉおおおお!!!!!」
京太郎「くっ…」ビリビリ
美穂子「っ!」ビクッ
ベリアル「さぁ、怯えてる暇はないで…!!」
ベリアル「迷っている暇も気を遣っている余裕も与えへん!」
ベリアル「今度こそ…俺の事を殺してくれや」
ベリアル「そうやなかったら俺…」
ベリアル「…死ぬよりも辛い事になるやないか」
京太郎「…わかってる」
京太郎「今度こそ…楽にさせてやるよ」
京太郎「だから、全力でぶつかってこい」
京太郎「俺が…必ずお前の事を止めてやる」
京太郎「美穂子に指一本触れさせやするもんかよ」
恭子「(…なんつー気迫…!)」ビリビリ
恭子「(目の前に立ってへんうちらのところまでビリビリ来るなんて…)」
恭子「(これが竜って言う生き物なんか…!)」
絹恵「…恭子さん」
恭子「絹恵」
絹恵「あっちはきっと大丈夫や」
絹恵「京太郎がおれば、きっとなんとかなる」
絹恵「それよりも…こっちの相手に集中せんかったら」
絹恵「一度はお姉ちゃんだって負けとるんや」
絹恵「2対1でも油断出来ひん相手やで」
恭子「…そうやな」
スカルディ「ふん。油断などせずともお前たち如きに負ける儂ではないわ」
スカルディ「貴様らも姉同様、儂らの操り人形にして…」
スカルディ「あの男に絶望を味わわせてやる…!!」
【スカルディ 戦闘力130】
VS
【愛宕絹恵 戦闘力140】 + 【戦闘力120】
愛宕絹恵のスキル 竜力継承・壱発動
戦闘力が20上昇した
末原恭子のスキル コンビネーション発動
戦闘力が10上昇した
スカルディのスキル 変化の達人発動
ダメージ表にカエル化のバッドステータスを加える
愛宕絹恵のスキル 竜力継承・壱発動
戦闘力が20上昇した
末原恭子のスキル コンビネーション発動
戦闘力が10上昇した
愛宕絹恵と末原恭子の高速戦闘の心得発動
二人にダメージが発生した時、十の桁が奇数なら2回まで無効に出来る
スカルディのスキル 変化の達人発動
ダメージ表にカエル化のバッドステータスを加える
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + カエル化
5 1ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
下2
1 2ダメージを与える
2 失敗
3 3ダメージを与える
4 失敗
5 失敗
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 失敗
9 3ダメージを与える
0 絹恵のダメージを無効に
ゾロ目
戦闘指揮官使います?下1
絹恵「やれるもんならっ」タン
スカルディ「なっ!?」
絹恵「やってみぃや!」グンッ
スカルディ「ぬぉおっ!」ズバァ
スカルディ「(な、なんという速さだ…!)」
スカルディ「(絹恵の方は姉の影に隠れて目立たないという話ではなかったのか…!?)」
スカルディ「(今の一撃…姉と遜色ない速さと鋭さだったではないか…!)」
恭子「せ…やああっ!」グンッ
スカルディ「おぉおお!」バババッ ゴウッ
恭子「チッ…!」
スカルディ「(な、何とか印が間に合って炎の魔法が発動したが…)」
スカルディ「(こっちの小娘も想像以上にやる…!)」
スカルディ「(並のワルキューレかと思ったが…)」
スカルディ「(この実力…親衛隊クラスかもしれん…!!)」
スカルディ「(おのれ…あの男に後ろを見せたくはないと思ったのが間違いだったか…!)」
【ターン2】
須賀京太郎 10/10
福路美穂子 10/10
ベリアル 10/10
下1 京太郎
1 攻撃無効
2 2ダメージを受ける
3 攻撃無効
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 攻撃無効
7 攻撃無効 ただし毒
8 4ダメージを受ける
9 攻撃無効
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
下2 美穂子
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 失敗
4 3ダメージを与える
5 失敗
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える +炎上
8 失敗
9 3ダメージを与える
0 失敗
ゾロ目
ベリアル「なら…コイツを受けられるか…!」グッ
京太郎「(爪の一撃…!)」
京太郎「(だが、これなら死神の力で…!)」
ベリアル「甘いわ!」ズバァ
京太郎「ぐあぁっ!」
美穂子「京太郎さん!」
ベリアル「…前に言う暇はなかったけどな」
ベリアル「俺の爪や牙には異能を封じる効果があるんや」
ベリアル「直接、身体の中に埋め込まれた魔法の鎖はどうにもならんが…」
ベリアル「魔法の力が込められた武具や種族の能力の殆どを封じる」
ベリアル「ついでに言えば…俺は武術にも精通しとってな」
ベリアル「受け身や体術で避けられへん攻撃も山程知っとる訳や」
ベリアル「幾ら女の子の前でええ格好したい言うたかって…」
ベリアル「調子に乗ってたらまた死ぬで、英雄」
ベリアルの世界最強種の爪牙発動
須賀京太郎へのダメージが1上昇し、3になった
【ターン2】
愛宕絹恵 10/10 高速戦闘2/2
末原恭子 10/10 高速戦闘2/2
スカルディ 7/10
下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + カエル化
5 1ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
下2
1 2ダメージを与える
2 失敗
3 3ダメージを与える
4 失敗
5 失敗
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 失敗
9 3ダメージを与える
0 絹恵のダメージを無効に
ゾロ目
戦闘指揮官使うと倒せますけど使います?(ゲス顔)
下1
スカルディ「(だが、今のでこいつらを引き離す事が出来た…!)」
スカルディ「(時間さえ稼げば、ベリアルがこっちの援護に入れる!)」
スカルディ「(そうすれば儂の勝ちよ…!!)」バババッ シュゥン
恭子「…アレは」
スカルディ「これぞ儂が開発した召喚魔法よ」
スカルディ「これだけの剣が儂を護ってる今…」
スカルディ「イノシシのように突っ込んで攻撃するしかない貴様らに攻撃する手段はない!」
絹恵「…それはどうやろうね?」
スカルディ「何…!?」
絹恵「恭子さん、フォローよろしく」グッ
恭子「しゃあないな。思いっきりやり」
スカルディ「(槍の石突を足の甲に置いて…)」
スカルディ「(こやつ何をするつもりだ…!?)」
絹恵「せ…えぇぇええええぃっ!」ブン
スカルディ「何だとぉお!?」
スカルディ「(槍を蹴って、投擲だと!?)」
スカルディ「(なんというデタラメな…!!)」
スカルディ「ぬぉっ」シュバ
スカルディ「(ぐぅ…!掠ったか…!)」
スカルディ「(だが、今ので絹恵の方は武器を失った…!)」
スカルディ「(これでこっちが有利に…!)」
ガキン
スカルディ「なっ!?」ズバァ
スカルディ「(い、今のはなんだ…!?)」
スカルディ「(後ろで何か金属音が聞こえたと思ったら、槍が帰って来て…)」
スカルディ「(まさか…コイツ、最初からそれを計算していたのか…!?)」
スカルディ「(まるでブーメランのように儂を二回攻撃するつもりで…!!)」
スカルディ「(手で放り投げる投擲ならばともかく…)」
スカルディ「(足で蹴った槍で、そこまでの精密性を持つだと…!?)」
スカルディ「(こいつ…化物か…!!)」
絹恵「さっきからずっとこっち見とるけど…」
恭子「よそ見しとってええんか!?」ダッ
スカルディ「何…!?」
スカルディ「(い、いつの間にコイツ、こんな近くに…!)」
スカルディ「(そもそも針ネズミのように武装した儂のここまでどうやって近づいたのだ…!?)」
スカルディ「(まさか…さっき槍に気取られた瞬間に…!)」
スカルディ「(フォローとはそういう意味だったと言うのか…!!)」
恭子「は…あぁああああっ!」ズドン
スカルディ「くおぉおおおおおおおお!!」
スカルディ「(まずい…腹に槍が突き刺さって…)」
スカルディ「(痛みで…魔法が維持出来ん…!)」
スカルディ「(おのれ…おのれぇ…!!)」
スカルディ「(あの男が…あの男さえ…いなければ…)」
スカルディ「(こんな…事には…)」ドサ
恭子「ふぅ」
絹恵「恭子さん、ナイスアタック」
恭子「ま、これくらいはせえへんかったらついてきた意味ないしな」
恭子「それよりコイツどうする?」
スカルディ「うぐ…」
絹恵「大分、傷も深いし、戦闘は無理やろう」
絹恵「とりあえず縛り上げて、後でお姉ちゃん達の事を…」
スカルディ「く…くくくくく」
恭子「…何がおかしいんや?」
スカルディ「儂は…儂はこんなところで終わるのか…」
スカルディ「人生を費やした夢も希望も奪われて…」
スカルディ「こんなにあっけなく…」
絹恵「…その夢と希望とやらに一体、どれほどの人を犠牲にしてきたんや」
恭子「…少なくとも、一人や二人やないやろう?」
恭子「呆気無いと言われても同情心も沸かへんわ」
スカルディ「あいつだ…」
スカルディ「あいつさえ…あいつさえいなければ…」
スカルディ「今頃、この世界はガロン王の率いる冥府の軍勢に満たされて…」
スカルディ「全てが浄化されたと言うのに…!!」
恭子「…もうええわ」
恭子「これ以上、こいつに喋らせとってもろくな事にならへん」
恭子「猿轡でも噛ませておいて、あっちの援護に…」
スカルディ「許さん…絶対に…」
スカルディ「あの男…だけは…京太郎だけは…」グッ
絹恵「…スカルディ」
スカルディ「う…おぉ…おぉぉぉおおおっ」グググググ
恭子「な…!?」
恭子「(いきなり身体が膨れ上がって…な、何これ、キモイ…!?)」
絹恵「スカルディ!アンタ、何をした…!」
スカルディ「最初から…儂の身体には魔法が仕掛けてあったのよ」
スカルディ「志半ばで息絶える時は…その敵ごと巻き込んでやろうと」
スカルディ「それが発動すれば…そうだな…」
スカルディ「この階から下4つくらいは跡形もなく吹き飛ぶだろうな」」
恭子「お前、そんなもんまで…!」
スカルディ「世界の敵になると決めた時から…儂は命を理想に捧げると決めた…!」
スカルディ「ここで自爆して死ぬのなど怖くはない!!」
スカルディ「寧ろ、あの男をここで道連れに出来るのであれば…」
スカルディ「儂の命くらい安いものよ…!!」
絹恵「く…!なら、ここで…!」
スカルディ「おっと儂を殺すのはやめた方が良いぞ…」
スカルディ「この魔法は儂の命を連動している…」
スカルディ「儂が死んだら即座に起動して…お前たちを塵へと変えるはずだ…!」
スカルディ「ただ…さっきの言葉がブラフである可能性もあるな」
スカルディ「儂の魔法が起動するには時間が掛かるが故に…」
スカルディ「時間稼ぎが目的かもしれん」ググググ
スカルディ「くくく…さぁ…どうする…?」
スカルディ「残った時間はそうは多くないぞ…?」
絹恵「く……っ!」
恭子「…ここは押し問答しとる暇はあらへん」
恭子「うちはそれほど魔法が得意な訳ちゃうけど…」
恭子「これだけ身体が膨れ上がっとる以上、あながち自爆も嘘やない…!」
恭子「とは言え、うちらに止める時間も知識もあらへんし…」
絹恵「…なら、空中に連れてって起爆させるしかあらへんな」グッ
恭子「あかん!それはうちの仕事や!」
絹恵「無理やろ。もうこれだけ大きくなっとるんや」
絹恵「幾ら恭子さんが精鋭や言うても一人じゃ運べへん」
絹恵「それに…一人じゃ殺すタイミング図るのも難しいやろ」
絹恵「ここは二人で行こう」
絹恵「それなら二人とも無事に帰って来られる可能性がある」
恭子「でも…!」
絹恵「押し問答しとる隙がない言うたのは恭子さんの方やで」
絹恵「それに…急がへんかったら、こいつの身体を運べへんようになる」
絹恵「そうなったら一巻の終わりや」
絹恵「あそこで戦っとる京太郎君達まで巻き込む事になる」
恭子「く…しゃあないな…!」ガシ
恭子「…死んだら承知せえへんで!」フワ
絹恵「それはこっちのセリフやって!」フワ
スカルディ「や、やめろ…!」
スカルディ「どうしてそんな簡単に死ぬかもしれない道を選ぶ事が出来る…!?」
スカルディ「どうしてあの男を見捨てて逃げようとしない!!」
スカルディ「なんの為に儂が…儂が情報をくれてやったと思っているのだ…!!」
絹恵「惚れた男を置いて逃げ出すはずあらへんやろ」バサバサ
恭子「…ま、うちは別にあいつに惚れとる訳ちゃうけど」バサバサ
恭子「でも、ここでお前の思い通りになるのも癪な話やしな」
恭子「悪いがその計画台無しにさせて貰うで」
スカルディ「この…度し難いほどの愚か者どもがあああああああ!!!」
絹恵「ちゃうで。恋する乙女は無敵やって言うやないの」
恭子「愚か者はそっちや、スカルディ」
恭子「人の心が何もかも思い通りになると思ってもらったら困るわ」
恭子「せいぜい、後悔しながら一人で死ねや」
スカルディ「い、いやだ…!」
スカルディ「死ぬのは良い!だが…だが、何もなせずに死ぬのは嫌だ…!」
スカルディ「せめて…せめて貴様らだけでも道連れに…!」
絹恵「恭子さんっ!」
恭子「オッケーっ!」ブンッ
スカルディ「っ!」
絹恵「せえええええええっ!」ブンッ
スカルディ「があああっ」
スカルディ「(い…いやだ…)」
スカルディ「(やはり死にたく…死にたくな……)」カッ
ドォオォオオオオオオオオオオ
恭子「っ!!!!」ドガ
絹恵「く…うぅうう!!!!!」ドガ
絹恵「(…爆発の衝撃で塔の壁にたたきつけられて…)」
絹恵「(…ヤバ…意識が…途切れ…)」
絹恵「(京太郎くん…お願いやから…)」
絹恵「(無事で…無事でおって…)」ズルズル ドサ
【ターン3】
須賀京太郎 7/10
福路美穂子 10/10
ベリアル 10/10
下1 京太郎
1 攻撃無効
2 2ダメージを受ける
3 攻撃無効
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 攻撃無効
7 攻撃無効 ただし毒
8 4ダメージを受ける
9 攻撃無効
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
下2 美穂子
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 失敗
4 3ダメージを与える
5 失敗
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える +炎上
8 失敗
9 3ダメージを与える
0 失敗
ゾロ目
グラグラビリビリ
京太郎「っ!今のは…!」
ベリアル「…恐らくスカルディが死んだんやろうな」
ベリアル「あいつらはウルズールが死んでから、自分に自爆魔法を仕込んどった」
ベリアル「自分たちが世界の敵やって事を改めて認識した奴らは…」
ベリアル「後を託す仲間の為に自爆して敵を減らそうとしとったんや」
京太郎「なんつーはた迷惑な…」
美穂子「…でも、これでスカルディはいなくなったわ」
美穂子「私達が争う理由も…」
ベリアル「…悪いがそういう訳にはいかへん」
京太郎「何でだよ…!」
ベリアル「…俺の心臓に絡まっとる鎖もまたウルズールが死んだ後に強化されとるんや」
ベリアル「以前はあいつらがいなくなったら一時の平穏が訪れたけど…」
ベリアル「今は違う…」
ベリアル「命令を貫徹するまで俺の心臓をずっと締め上げ続けて…」
ベリアル「俺の事を苦しめ続けている…」
ベリアル「それに…俺はもう楽になりたい」
ベリアル「嫌になる程…俺は多くの人間を殺した」
ベリアル「それを全部、忘れて…死んでしまいたいんや」
京太郎「ベリアル…!」
ベリアル「…さぁ、おしゃべりはこれまでや」
ベリアル「この闘いにタイムアップもギブアップもあらへん」
ベリアル「どっちかが死ぬまでのデスマッチや」
ベリアル「俺を止めたいんやったら…」
ベリアル「殺すしかあらへんで…!」ブン
京太郎「やめろ、ベリアル!」
京太郎「俺は…!」
ベリアル「聞く耳を持たんわっ!」ドゴォ
京太郎「ぐおっ」
美穂子「ベリアル…!」ジャララ
ベリアル「ぐっ!」バキィン
美穂子「…貴女の望みは分かったわ」
美穂子「ならば、私も容赦はしない」
美穂子「…私の持つ最大の力で…」
美穂子「燃やし尽くして…あげる…!!!」ブォォ
ベリアル「(炎をまとった鎖が部屋の中を縦横無尽に…!?)」
ベリアル「(これは…避けられへん…!!)」ガスッ
ベリアル「~~~っ!」
美穂子「そして…燃えなさい!!!」ゴォオオ
ベリアル「ぐああああああああっ」
ベリアル「…」ジュゥゥゥ
京太郎「(…普通の相手ならこれで戦闘不能)」
美穂子「(…でも)」
ベリアル「…良い火力やった」モゾ
ベリアル「…でも、俺を殺すにはまだ足りひん…)」
ベリアル「もうひと押しなかったら俺の命は終わらせられへんで…!」
京太郎「ベリアル…もう良いだろう!!」
ベリアル「…言ったはずや」
ベリアル「この闘いにタイムアップもギブアップもないって」
ベリアル「俺の命はまだ終わってへん…!」
ベリアル「さぁ…もう1ラウンド行こうやないか…!」グググ
福路美穂子のサイファーによってダメージが1上昇
ベリアルに6のダメージ
ベリアルは炎上状態になり、さらに1ダメージ
ベリアルの超速再生能力発動
HPが1回復した
須賀京太郎の死の女王の寵愛発動
戦闘力が10上昇した
須賀京太郎の命を啜るもの発動
HPが1回復した
【ターン4】
須賀京太郎 5/10
福路美穂子 10/10
ベリアル 4/10 炎上@2
下1 京太郎
1 攻撃無効
2 攻撃無効
3 攻撃無効
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 攻撃無効
7 攻撃無効 ただし毒
8 4ダメージを受ける
9 攻撃無効
0 3ダメージを受ける
ゾロ目
下2 美穂子
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 失敗
4 3ダメージを与える
5 失敗
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える +炎上
8 失敗
9 3ダメージを与える
0 失敗
ゾロ目
この無意味にドラマチックなコンマよ…
京太郎「ベリアル…!」
ベリアル「まだ終わらへんって言うとる…やろ…!」ゴッ
京太郎「(尻尾!)」
京太郎「(まずい、この質量と速度でぶつかったら…!)」ドゴォ
京太郎「~~~~っ!」ドガッ
美穂子「京太郎さん…!?」
ベリアル「…さぁ、これで邪魔者はおらんで」
ベリアル「サイファーの所持者」
ベリアル「俺を倒せるこの場で唯一の女…!」
美穂子「貴女…!」
ベリアル「…そろそろ本気になって貰おうか」
ベリアル「早くせえへんと…俺のこの体はすぐに再生してしまうからな」
美穂子「く…」
京ちゃんの覚醒安価ー 下1
1 何もなかった
2 サイファー開放
3 何もなかった
4 何もなかった
5 竜化開放
6 何もなかった
7 竜化開放
8 何もなかった
9 何もなかった
0 サイファー開放
ゾロ目 ???
京太郎「…まぁ、待てよ」ガララ
ベリアル「何…!?」
京太郎「…まだ俺の事いなくなった扱いされちゃ困るな」
ベリアル「馬鹿な。直撃やったはずや…」
京太郎「あぁ、直撃だったよ」
京太郎「多分、普通の人間だったら死んでたぜ」
京太郎「でも、俺はあいにくと普通じゃないんでね」
京太郎「死の女王の力は俺を簡単には死なせてくれない」
京太郎「ギリギリのところで何時も現世に引き戻してくれるんだよ」
京太郎「…ま、つっても、ボロボロで」
京太郎「今にも意識が飛びそうなのには代わりがないがな」
須賀京太郎のスキル 死の淵にたどりつくモノ発動
HP1で食いしばった
須賀京太郎のスキル 死の女王の寵愛発動
戦闘力が10上昇した
須賀京太郎のスキル 命を啜るもの発動
HPが2回復した
ベリアル「やめろ。それ以上やったらまた死んでまう…!」
ベリアル「また俺にお前を殺させる気か…!」
京太郎「死なねぇよ、俺は」
京太郎「二度も同じ相手に殺されたいと思ってねぇし」
京太郎「俺を攻撃する度に、泣きそうな顔になってる奴に…」
京太郎「これ以上、重荷を背負わせてやりたくはない」
ベリアル「だったら…どうして立つんや…!」
ベリアル「立たれたら…俺も攻撃せえへんかったらあかん!」
ベリアル「今度こそ殺さへんかったらあかんようになるやろ…!!」
京太郎「…決まってんだろ」
京太郎「ここで起きなきゃ、俺は英雄じゃないからだ」
京太郎「俺に多くのものを託してくれた人達の期待を裏切るからだ」
京太郎「こんな馬鹿な俺を…大事な人一人護れなかった俺を…」
京太郎「世界を救う英雄だと信じてくれて…」
京太郎「手を貸してくれてる人たちの期待を俺は絶対に裏切らない」
京太郎「俺は…この生命尽きるその時まで…」
京太郎「その人達の期待に応え続けなきゃいけないんだよ…!!」
美穂子「…京太郎さん」
ベリアル「馬鹿か、お前は…!」
ベリアル「そんな理由で…!!」
京太郎「お前にとっちゃそんな理由かもしれないけどさ」
京太郎「俺にとっては…『英雄』ってのはそれなりに重い理由なんだぜ」
京太郎「俺がハーレムなんてものを許されているのは、『英雄』だからだし…」
京太郎「…それに俺の身体に流れてる血はどうしようもない咎人二人のものなんだ」
京太郎「それを償う為にも…そして明星母さんの死を無駄にしない為にも…」
京太郎「俺は英雄を辞める訳にはいかない」
ベリアル「お前…」
京太郎「…それに」ポゥ
京太郎「…大分、死に近づいて、魂がむき出しになった所為かな」
京太郎「今ので…ちょっとコツが掴めたんだよ」
ベリアル「…その禍々しい赤い光は…まさか…」
京太郎「今の俺の核はサイファーだ」
京太郎「ボロボロになった身体の為にフォゾンを吸い上げて、俺の身体を作ってくれている」
京太郎「まぁ、今まではそのくらいしか効果を発揮させられてなかったんだけどな」
京太郎「…でも、一回、死にかけたお陰で…大分、使い方が見えてきた」
京太郎「…今ならば、俺はサイファーの力を使いこなせる」
ベリアル「サイファーの力やと…?」
京太郎「サイファーが最強の武器なのは、その先端についている魔石が強いからじゃない」
京太郎「勿論、それも強靭だが…だからと言って、それだけで竜のウロコは貫けない」
京太郎「いかなる魔法も武器も阻むそのウロコを突破するには…」
京太郎「サイファーの硬さでも足りないんだ」
京太郎「だけど、現実、サイファーは…いや、サイファーの所持者は竜のウロコを突破出来る」
京太郎「それも魔石の部分だけではなく…サイファー所持者のあらゆる攻撃によってだ」
京太郎「それはサイファーが生けとし生けるもの全てにとっての天敵だからこそ」
京太郎「フォゾンを吸い上げ、溜め込む」
京太郎「その特性によってありとあらゆる攻撃に敵の弱体化がついているんだ」
京太郎「それは例え、竜であっても例外じゃない」
京太郎「サイファーに近づけば、そのウロコを容易く切り裂かれるほどに」
京太郎「竜も弱化し、弱くなってしまう」
京太郎「つまり…」グッ ゴウッ
ベリアル「っ!!」
京太郎「…その特性を使いこなす事が出来れば」
京太郎「俺もまた普通の武器で、竜のウロコを突破できる」
京太郎「俺自身がサイファーになる事で…」
京太郎「ベリアル…アンタに死をくれてやる事が出来る」
ベリアル「…お前…!」
京太郎「…さぁ、これでようやく互角になれたんだ」
京太郎「最後のラウンドを始めようじゃないか」
京太郎「…俺達の決着をつける為にもな」グッ
須賀京太郎はスキル 生けとし生ける者の天敵を覚えた
生けとし生ける者の天敵:その身に宿ったサイファーを所持者と同等に扱いこなしている。相手に与えるダメージが1上昇する
【ターン4】
須賀京太郎 3/10
福路美穂子 10/10
ベリアル 4/10 炎上@1
下1 京太郎
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを受ける
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える + 毒
8 4ダメージを受ける
9 3ダメージを与える
0 1ダメージを与える
ゾロ目
下2 美穂子
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える
3 失敗
4 3ダメージを与える
5 失敗
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える +炎上
8 失敗
9 3ダメージを与える
0 失敗
ゾロ目
ベリアル「はは…はははははは」
ベリアル「…面白い。面白いで、英雄…!」
ベリアル「まさかこの土壇場でそんなもん引っさげて帰って来るなんて…!!」
ベリアル「ホンマに英雄みたいやないか…!」
京太郎「みたいじゃなくて英雄なんだよ」
ベリアル「…そうか。なら、俺の事を超えてって貰わへんかったらあかんな」
ベリアル「英雄たるものドラゴン殺しの一つや二つ出来るやろう?」
京太郎「当然…だっ」ダッ
ベリアル「(真正面から突っ込んでくるか…!!)」
ベリアル「(だけど…そんな大鎌での攻撃パターンなんて数えるほど…!)」
ベリアル「(どうしても大振りになってしまう以上、回避するのは容易い…!)」
京太郎「っ!」ブンッ
ベリアル「なっ!?」
ベリアル「くっ!」ガキン
ベリアル「(まさか鎌を投げてくるなんて…!)」
ベリアル「(サイファーの特性とやらに頼れば武器なんか要らへんって事か…!)」
ベリアル「(せやけど…幾らなんでも素手で碌にダメージを受けるはずが…!)」
京太郎「うぉおおおおおお!!!!」ズドン
ベリアル「っっっっっ!!!!!」
ベリアル「(なんや…こ、この心臓まで響くような一撃は…)」
ベリアル「(俺自慢のウロコまで砕かれて…肉がえぐれて…!!)」
ベリアル「(これが…これが本当に素手の一撃や言うんか…!!)」
ベリアル「ぐ…ふ」
ベリアル「…どうやら俺の負け…みたいやな…」ズシン
京太郎「…ベリアル」
ベリアル「…効いたで、お前の拳は…」
ベリアル「さっき植え付けられた炎もあって…」
ベリアル「このまま…死ねそうや…」
須賀京太郎のジ・アンブレイカブルと天敵発動
ダメージが2上昇し、ベリアルへ3のダメージを与えた
ベリアルは炎上のバッドステータスにより1回復した
ベリアルのHPが0になり、戦闘に勝利した!
京太郎「ま、俺の拳はサイファーみたいなもんだからな」
ベリアル「あぁ…さっきのはあながち嘘やないってのが分かった…で」
ベリアル「赤いオーラを纏ったお前の一撃は…本当に…強かった…」
ベリアル「素手で竜のウロコを貫くなんて…」
ベリアル「あの世に持っていくにはええみやげ話が出来たわ…」
京太郎「…ベリアル」
ベリアル「…でも、その前に…」
ベリアル「…二人には迷惑掛けた詫びをせえへんかったらあかんな」ユラ
美穂子「ダメよ、動いちゃ…!」
美穂子「もう貴女の身体は生きているのが不思議なくらいなんやから…!」
ベリアル「はは。やっぱ優しいな、そっちの子は…」
ベリアル「…でもな、俺はどの道、死ぬんや」
ベリアル「…だから、その前にせえへんかったらあかん事…済まさへんかったら…な」ザク
ベリアル「っ…」ポタポタ
京太郎「ベリアル、それは…」
ベリアル「…二人ともハインデルとも契約しとるんやろ」
ベリアル「戦ってる最中に何度もその力を感じたわ」
ベリアル「きっと…ハインデルは…二人に希望を見出したんやろう」
ベリアル「…それが一体、何なのかは分からへんけれど」
ベリアル「恐らく終焉に関する事やないか?」
京太郎「…そうだ。俺達はハインデルと契約した」
京太郎「終焉と立ち向かう事を条件に、その力を譲り受けたんだ」
ベリアル「…やっぱりそっか」
ベリアル「…それなら、俺の力も持っていって」
京太郎「良いのか?」
ベリアル「…勿論、ただやあらへん」
ベリアル「ちゃんと契約はしとかんとな」
ベリアル「…英雄。お前は世界の終焉まで英雄のままでおるんや」
ベリアル「お前の闘う姿は…多くの人に希望を与える」
ベリアル「どんな試練でも乗り越える姿に…人は光を見出すやろう」
ベリアル「だから…世界の終焉までで良え」
ベリアル「立派な英雄として…この世界に生きる多くのものを導いてやってくれ」
京太郎「…分かった」
ベリアル「…そして、そっちの子は…」
ベリアル「…この英雄の面倒を見たって欲しい」
美穂子「面倒…?」
ベリアル「…コイツはちょっと危なっかしい」
ベリアル「さっきはああ言ったけれど…正直、不安なんや」
ベリアル「英雄である事に強迫観念めいたものもあるみたいやし…」
ベリアル「このまま重荷を背負い続けたら…何時か英雄を止められへんようになるかもしれん」
ベリアル「何時どんな時誰が相手でも…」
ベリアル「人々に希望を与える…立派な英雄であり続けるような…」
ベリアル「そんな苦しい人生になってしまうかもしれへん」
ベリアル「…でも、コイツは英雄に相応しい男やない」
ベリアル「本当は甘いくらいに優しくて…闘いとは無縁の方が幸せな男や」
ベリアル「…だから、終焉を迎えて…まだ世界が続くような事があっても…」
ベリアル「コイツがまだ英雄であり続けるようならば…」
ベリアル「…このバカの顔をひっぱたいて元に戻してやってほしい」
ベリアル「ついでに…終焉までの間も支えてやってくれると有り難いかな」
美穂子「…言われるまでもないわ、ベリアル」
美穂子「私にとって、京太郎さんは唯一、残った家族だから」
美穂子「…この人が道を誤らないようにするし」
美穂子「間違えた時も叱ってあげようとそう思ってるわ」
ベリアル「…そうか。それやったらええんや」
ベリアル「ちょっと…お節介やったな」
ベリアル「ま…でも、お陰で肩の荷も降りたし…」
ベリアル「…俺が死ぬ前にこの血を飲んで契約を済ませて欲しい」
京太郎「…分かった」ゴクッ
下1 ベリアルの血の適合率
30以下で失敗 70以上で特殊能力 ゾロだとベリアルと同じのを手に入れられます
京ちゃん、竜と適合しすぎじゃないですかねぇ(困惑)
京太郎「ぐ…」クラ
美穂子「京太郎さん!?」
京太郎「だ…大丈夫…だ…」
京太郎「この感覚、覚えがある…」
京太郎「ハインデルと契約した時と同じだ…」
美穂子「…じゃあ」
京太郎「…ちゃんと適合出来てる…と思う」
京太郎「まぁ…正直、気分は悪いけど…」
京太郎「でも…身体が凄い勢いで修復されてっているのが分かるし…」
ベリアル「…それは俺の力やな…」
ベリアル「恐らく、よっぽど俺と相性が良かったんやろう…」
ベリアル「流石に劣化版やろうけれど…」
ベリアル「それでも…その力はきっと…役に立ってくれるはずや…」
須賀京太郎の竜力継承・壱が竜力継承・弐になった
竜力継承・弐:ハインデルとベリアルの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が30上昇する
須賀京太郎はスキル 超再生能力を覚えた
超再生能力:偶数ターンの終了時、HPが1回復する
美穂子「じゃあ…私も…」ゴクッ
美穂子「……っ」ビクン
京太郎「大丈夫か…?」
美穂子「えぇ…何とか…」
美穂子「このクラクラする感覚にも慣れたし…」
美穂子「京太郎さんみたいに崩れ落ちるほどじゃないわ」
美穂子「寧ろ、思った以上に力が溢れて来ていて…」
美穂子「ちょっと落ち着かないくらいよ」
ベリアル「…そうか。じゃあ、無事に二人とも適合した…みたいやな……」
京太郎「…ベリアル」
ベリアル「…そんな…悲しそうな顔をすんな」
ベリアル「俺は…お前の母親を踏み殺した竜なんや…で…」
ベリアル「死んで…当然の…奴…なんや…」
京太郎「でも、それはスカルディに命令されての事なんだろ?」
京太郎「ベリアルが好き好んでそういう事やる奴じゃないって俺はわかってる」
ベリアル「それでも…や」
ベリアル「お前を求めて…這いずる母親を踏み殺した…時の…感触を…」
ベリアル「…今も…忘れ…られへん……」
ベリアル「頭の中で…ずっと…あの時の妖精の顔が…」
ベリアル「流れ続けとるんや…」
ベリアル「寧ろ…こうして楽にして貰えて…」
ベリアル「安心…しとるわ…」
美穂子「……」グス
ベリアル「…ただ、一つ…頼みがあるんや」
京太郎「頼み…?」
ベリアル「…ハインデルの事…宜しく頼むな…」
ベリアル「あいつちょっと巫山戯やすい性格やけど…」
ベリアル「昔っから色々と見てきて…重いもん背負っとるんや…」
ベリアル「出来れば…契約者として支えてやってくれると…嬉しい…」
ベリアル「それと…ワーグナー…の事も…頼む…」
ベリアル「あいつは…俺の事と竜の卵を…探しとった…」
美穂子「…卵?」
ベリアル「俺らを…竜にしてくれた…先代の残した…卵…」
ベリアル「レヴァンタンの…卵や…」
京太郎「…でも、あいつはもう生まれて…」
ベリアル「…そう。バレンタイン王の手先になっとる…」
ベリアル「だから…取り返せ…なんて無茶な事は言わへん…」
ベリアル「でも…ワーグナーの方が…無茶をするかもしれへんのや…」
ベリアル「一見、しっかりしとるようで…あいつは割りとうっかり…やし…」
ベリアル「そそっかしいところもあるから…俺と同じように…捕まるかも…しれへん…」
ベリアル「だから…そうならへんように…」
ベリアル「気にかけておいて…やってくれると…嬉しい…」
京太郎「…分かった」
ベリアル「…良かった」
ベリアル「これで…心置きなく…逝ける…」
ベリアル「もう…なんの心残りも…あらへん…」
美穂子「ベリアル…」ポロポロ
ベリアル「…泣かんでええ」
ベリアル「罪もない多くの人を食い殺した竜にとっては…」
ベリアル「これは…上等過ぎる最後や…」
ベリアル「俺は本当に…満足して…逝けるんやで…」
ベリアル「それもこれも…二人のお陰や…」
ベリアル「…ありが…とう…」
ベリアル「…そして…」
ベリアル「怜と竜華の事…おねが…ぃ…」スッ
美穂子「……っ」ポロポロポロポロ
京太郎「(…最後までだ)」
京太郎「(ベリアルは…この竜は最後まで自分以外の誰かを気にかけていた)」
京太郎「(恨み言も何も言わず…竜の身で操られた運命を呪う事もなく)」
京太郎「(ただただ、皆に優しさを向けていた)」
京太郎「(…すげぇよ)」
京太郎「(俺がもし、ベリアルと同じ立場なら)」
京太郎「(きっと…同じ風にその人生を閉じる事は出来なかった)」
京太郎「(間違いなく山程の後悔を抱えて…)」
京太郎「(死にたくないとそう言っていたかもしれない)」
京太郎「(でも、ベリアルは…その何もかもを受け入れて…)」
京太郎「(…改めて許せないと思う)」
京太郎「(こんなに優しくて、格好良い竜を…)」
京太郎「(自分たちの手先にしていた連中の事を)」
京太郎「(俺は…俺は…絶対に許せない…!)」グッ
美穂子「…」グス
京太郎「…美穂子」
美穂子「…ごめんなさい、わかってるの…」
美穂子「ベリアルは何もかも納得の上で死んだって事を…」
美穂子「京太郎さんのお母さんの仇だって事も…」
美穂子「…でも、でも…私…」ポロ
京太郎「良いんだよ」
京太郎「…思う存分、泣いてやってくれ」
京太郎「…きっとベリアルの為に泣いてやれる奴なんてそう多くないから」
京太郎「エンデルフィアへと旅立ったベリアルの為に…」
京太郎「あいつの手向けになるように泣いてやって欲しい」
美穂子「うん…」ポロポロ
京太郎「(…明星母さん、終わったよ)」
京太郎「(明星母さんを殺したスカルディも…その手先にさせられていたベリアルも死んだ…)」
京太郎「(勿論、まだまだ悪党どもは残っているし…一段落ついただけだけど…)」
京太郎「(…今だけは良いよな)」ポロ
京太郎「(明星母さんの事思い出して…少しだけ泣いても…許されるよな…)」
ガチャ
絹恵「はぁ…はぁ…」ヨロヨロ
京太郎「絹恵…?」ゴシゴシ
京太郎「って、酷い傷じゃないか。大丈夫か…!?」
絹恵「…ま、ちょっと色々あってな」
絹恵「多分、数分くらい気絶しとったけど、重傷ってほどやあらへん」
恭子「ぅ…」
京太郎「背中に乗っかってる恭子の方は?」
絹恵「恭子さんも気絶しとるだけや」
絹恵「多分、少しすれば目も覚めるやろう」
絹恵「それより、そっちは…」
京太郎「…終わったよ」
京太郎「ベリアルは死んだ」
絹恵「…そっか」
絹恵「こっちもスカルディはしっかりと始末したわ」
絹恵「とりあえず…これで一段落やね」
美穂子「…そう…ね」グス
絹恵「……」
京太郎「(…気まずい雰囲気だな)」
京太郎「(絹恵からすれば、いきなり半分、血の繋がった姉が目の前に現れたんだ)」
京太郎「(しかも、相手がその事実に対して、特に驚く素振りもなかったとなれば)」
京太郎「(やっぱり色々と複雑なんだろう)」
京太郎「…とりあえず」ヨロ
絹恵「って京太郎、大丈夫…?」
京太郎「あぁ…まぁ、ちょっとベリアルと契約したからさ」
京太郎「その反動がちょっと来ただけで、身体はほぼ回復してるよ」
絹恵「それならええんやけど…」
京太郎「それより今は撤退だ」
京太郎「下からもう騒ぎが聞こえなくなってきてる」
京太郎「怜が撤退したか、或いはこっちの作戦に気づいたのかは分からないけど…」
絹恵「あー…まぁ、ちょっと上で汚い花火を打ち上げてしもうたからなぁ」
絹恵「幾らかこっちにも手が伸びてきとるかもしれへんね…」
京太郎「国を憂いてスカルディを排除しました、なんて言っても信じてもらえる訳ないしさ」
京太郎「面倒になる前に逃げてしまおうぜ」
絹恵「了解。それじゃあ…」
美穂子「京太郎さんには私が肩を貸すわ」
美穂子「幸い、私はサイファーが多少、自立稼働出来るし」
美穂子「手が塞がってても、攻撃は出来るはずよ」
絹恵「…ん、ちょっと色々と複雑やけど」
絹恵「でも、美穂子さんやったら京太郎の事、任せられるし…」
絹恵「…恭子さんの事も放っておけへんからお願いするわ」
美穂子「えぇ。任せて」
京太郎「(それから数日が経った頃には、レジスタンスは王城を占拠していた)」
京太郎「(元々、敵戦力は洗脳魔法によって隷属化させられたモノが多く)」
京太郎「(その源となっていたスカルディがいなくなった後は…)」
京太郎「(洋榎と同じように壊れた人形のようになってしまって)」
京太郎「(結果、指揮系統がめちゃくちゃになった隙をレジスタンスが突いた形になる)」
京太郎「(そのお陰で闘いらしい闘いが起こる事もなく)」
京太郎「(あっちこっちで投降者が続出した結果、数時間で首都陥落)」
京太郎「(王城へと流れこんだレジスタンスは洗脳魔法の掛かったもの達を軒並み牢屋へと閉じ込め)」
京太郎「(ラグナネイブルをラグナネイブルの民の手によって取り戻した訳だ)」
京太郎「(まぁ、あまりにも電撃的過ぎる作戦だった所為で…多少は混乱もあるみたいだけれど)」
京太郎「(それほど大きな混乱にはなっていないのは、やはり元々の政権に対する不信感があった所為か)」
京太郎「(まぁ、何にせよ、ラグナネイブルは今、一見落ち着いている反面)」
京太郎「(新しい政治体制をどうするのか議論が詰められている状態らしい)」
京太郎「(ただ、ぶっちゃけ、そんなもの、俺にはまったく関係ない訳で)」
京太郎「(正直、俺としてはとっととラグナネイブルを出たかった)」
京太郎「(レジスタンスの味方として働いていたとは言え…)」
京太郎「(俺は敵国の人間な訳で)」
京太郎「(もう何十人と仲間を殺してきている俺に、疑いの目を向けるものは少なくなかった)」
京太郎「(親兄弟の仇だと決闘のようなものを申し込まれた回数も一度や二度では効かない)」
京太郎「(そんな状況にもいい加減、辟易してた俺としては)」
京太郎「(とっととリングフォールドへと戻りたかったんだが…)」
京太郎「(ネックなのが、絹恵の立場なんだよな)」
京太郎「(元国王の娘で、レジスタンスの英雄)」
京太郎「(そうなれば、彼女を女王に据えようと言う声が多いのも当然で)」
京太郎「(リングフォールドへと帰ろうにも絹恵があっちこっちに引っ張りだこだった所為で…)」
京太郎「(中々、出発出来なかった)」
京太郎「(まぁ、それも今日で終わり)」
京太郎「(半ば強引に女王になるつもりはないと纏めた絹恵を出発の準備を整え)」
京太郎「(こうして朝露の中、王城をぬけ出す事になった)」
怜「…にしてもなー」
京太郎「ん?」
怜「…仮にも救国の英雄達が夜逃げめいた形で逃げ出すのっておかしゅうない?」
美穂子「まぁ、こればっかりは仕方がないわ」
美穂子「このままだとズルズル足止めされて、こっちも身動きが取れなかったし…」
美穂子「一応、伝令は出したけれど、皆、こっちの事を心配してると思うから」
絹恵「美穂子お姉ちゃんの言う通りや」
絹恵「私は女王になんかならへん」
絹恵「そっちで勝手にやればええって言うとるのにあいつらと来たら…」フゥ
絹恵「何度も何度も引き止めて…結局、今日まで出発が伸びたやないの」
絹恵「こっちにも用事がある言うとるのにグダグダ言う奴らの事なんて知らんわ」プイ
京太郎「(…アレから絹恵は美穂子の事を『美穂子お姉ちゃん』と呼ぶようになった)」
京太郎「(俺の知らないところで二人で色々と話し合った結果…色々とあったんだろう)」
京太郎「(まだお互いにぎこちなさが残るけれど…)」
京太郎「(でも、それはお互いの仲が悪いからじゃない)」
京太郎「(新しい関係に二人がまだ慣れていない所為だ)」
京太郎「(そのぎこちなさはきっと時間が解決してくれるだろうと思う)」
怜「…ま、絹恵をほっといて出発すればええだけの話やねんけどな」
絹恵「ふふん。これも京太郎が私の事愛してくれとるからやで」
絹恵「どこぞの色ボケドラゴンやったら置いて行かれたかもしれんけどな」
怜「なんやて…?」
絹恵「なんやの?」
美穂子「も、もう、二人とも喧嘩はダメよ」
美穂子「仲良く仲良く…ね?」
京太郎「(…怜はベリアルの死を聞いてもそれほど変わらなかった)」
京太郎「(一言、寂しそうに『そっか』と漏らして…)」
京太郎「(数時間ほど一人になった後にはもういつもどおりの声音に戻っていた)」
京太郎「(…でも、多分、それは吹っ切れたからじゃない)」
京太郎「(何百年と一緒に過ごした親友を喪った悲しみを覆い隠せるほどに…)」
京太郎「(怜が大人と言うだけなんだろう)」ジ
怜「…ん?どうしたん?」
怜「もしかしてうちの魅力にやられてしもうたとか?」
京太郎「…あぁ、そうだな」
京太郎「怜は何時でも魅力的だから、ちょっと参っちゃってるのかもしれない」
怜「ふふ。もう京太郎ったら口が上手いんやから…」
怜「そんなの言われても、うち身体でしか返せへんよ…?」マエカガミ
絹恵「…一生懸命、谷間作ろうとしても哀れなだけやで、貧乳ドラゴン」
怜「へー。中々言うやないの。…胸にデッドウェイトの塊ぶら下げとるワルキューレが」
絹恵「その重みがない奴に言われても僻みにしか思えへんなぁ」マエカガミ
絹恵「…胸で京太郎のを挟めるくらいになってから出直して来るんやね」
怜「ほほーぅ…」
下1 MIOKURI
1 恭子ちゃん
2 なのよー
3 恭子ちゃん
4 誰もいなかった
5 なのよー
6 恭子ちゃん
7 なのよー
8 恭子ちゃん
9 誰もいなかった
0 なのよー
ゾロ目
恭子「相変わらず賑やかやなー…」
京太郎「って、恭子。どうしてここに?」
恭子「そんなん決まっとるやろ?」
恭子「うちも君らと一緒に行く為や」
絹恵「え?でも…」
恭子「まぁ、言いたい事はわからんでもないわ」
恭子「でも、うちもアレから色々とあってな…」
美穂子「色々…?」
恭子「一応、うちもあの日、突入してスカルディ達と戦った一人で…」
恭子「んで、最後の爆発の時にもおったのを目撃されとるんよね…」
恭子「で、由子手動のプロパガンダによって…」
恭子「あの爆発は自棄になったスカルディが城ごと吹き飛ばそうとしたしたのをうちらで抑えこんだ結果ってなっとるから…」
京太郎「…もしかして英雄に祭り上げられて辛いと?」
恭子「……うん」
恭子「だ、だって、うち、自他共認める凡人やで?」
京太郎「…そうなのか?」
絹恵「ぶっちゃけた話、凡人じゃお姉ちゃんの部隊には入れへんと思うよ」
恭子「それでもうちには皆ほど特別な才能はないし…」
恭子「ただ、努力に努力を重ねたからこうなっただけや」
恭子「うちくらいやったら誰にでも到達出来る領域やって」
美穂子「私はそうは思わないけれど…」
恭子「まぁ、ともかくやね」
恭子「うちは何処ぞの脳天気馬鹿と違って、英雄なんて柄やないの」
恭子「そもそも国内の混乱を収める為に流されたプロパガンダが誤解が源やのに…」
恭子「尊敬されたりしても、どう反応すればええのか分からへんやん」
絹恵「まぁ、それは私もわからんでもないけど…」
恭子「まぁ、それだけやったらまだしもやね」
恭子「英雄になってしもうたうちの事を利用しようとそりゃもう色々やってきて…」
恭子「ちょっと疲れてしもうたってのが本音やねんなぁ…」
恭子「で、まぁ、そんな時に絹恵がぶちきれたって話を聞いて」
恭子「これはそろそろ妖精の国に帰るんやろうなって思ったんよ」
恭子「で、こっちも少しほとぼりを冷ます為に離れたいのと…」
恭子「洋榎の状態も確認したいから…」
恭子「ついでやし、一緒に連れてってもらおうかなって」
京太郎「まぁ、ダメだなんて言わないけど…」
恭子「大丈夫大丈夫」
恭子「一応、遊びに行く訳やあらへん」
恭子「これでも外交大使としてある程度の権限貰っとるんやで」
絹恵「え?」
恭子「まぁ、今のこの国は割りとまだ混乱が続いとるけど…」
恭子「今回の件で多くの人達が真実を知ったんや」
恭子「で、国としては今回の件を主導しとった連中を許す訳にはいかへん」
恭子「これは雨後の筍のようにぽこじゃか増えてるどの勢力もおおまかに一致しとる事や」
恭子「でも、今はどの勢力も権力闘争に必死で…」
恭子「具体的に三賢人や終焉に対する対策は打ち出せてへん」
恭子「なら、ここでそれを打ち出す事が出来れば…」
恭子「もっと言えば、その為に長年の敵国であった妖精の国と手を取れれば」
恭子「その勢力は一気に妖精の国公認となって、勢いを増す訳や」
京太郎「つまり俺の国を利用するって事か?」
恭子「一応、win-winな関係としてやけどね」
恭子「うちが権限を貰っとるのは妖精の国と和平を結ぶ為」
恭子「そして出来れば、同盟を結び、終焉や三賢人に備える為や」
恭子「それを真っ先に打ち出した勢力がラグナネイブルで台頭するんはそっちも悪い話やないはずやで」
京太郎「…まぁ、そうかもしれないが」
恭子「ま、そういう訳で、由子に出来る範囲での権限は貰って来たんや」
恭子「同行許して貰えへんでも、外交大使として妖精の国に行くつもりやし」
恭子「どうせやったら一緒に行きたいなって」
絹恵「やっぱり由子さんが裏で糸を引いとったんやな…」
絹恵「…まぁ、あの人のところが今、一番、強い勢力やし」
絹恵「恐らく勝つのはあそこやろうから…ここで恩を売っとくのも悪くはないと思うよ」
美穂子「私としても拒む理由はないかしら」
美穂子「色々と言っているけれど…その源は国を思う気持ちだろうし」
美穂子「何より、少しとは言え、一緒に戦って気心が知れている訳だもの」
怜「うちも右に同じやな」
怜「…ただ、まぁ、一つ訂正すると」チラッ
京太郎「ん?」
怜「この子、京太郎達がもう国から出て行くつもりやって知ってから慌てて準備して…」
怜「由子って子を説得して権限貰った後、徹夜で旅支度を整えて」
怜「何時出発するんやろうって内心、ドキドキで、ここで待っとったって経緯が…」
恭子「わーわーわーわーわっ!!」カァァ
絹恵「ちょ、恭子さん、気づかれちゃうから…!」ガシ
恭子「むぐー!!」
怜「…まぁ、何もかも計算してますよ的な事言うとったけど…」
怜「結局、本音はこの国が居心地悪くて、うちらと離れるのが寂しいってところやろうし」
怜「一緒に居ても、得はあっても害はないんや」
怜「連れてったげてもええと思うよ」
京太郎「…そうだな」
京太郎「ちょっと思うところはあるけれど…でも、それは皆の意見に反発するほどのものじゃないし」
京太郎「一緒に行こうか」
絹恵「…」スッ
恭子「ぷぁ…」
恭子「…えっと、その…色々と言いたい事はあるけれど…」
恭子「受け入れてくれて、ありがとうね」ニコ
怜「そうと決まったら京太郎の配置を考えへんかったらあかんな」
恭子「え?」
絹恵「はいはい。私、京太郎の右がええ!」
怜「じゃあ、うちは左な」
美穂子「え…?じゃ、じゃあ、私は後ろかしら?」
怜「じゃあ、残った恭子は前やね」
恭子「あの…」
怜「恭子のポジションが一番、危険や」
怜「なにせ、四六時中、京太郎の視線に視姦される訳やからな」
恭子「っ」カァァ
美穂子「し、視姦って…」カァァ
京太郎「視姦なんてしないし…」
京太郎「そもそもそんな陣形組んでちゃ面倒なだけだろ」
京太郎「普通に歩こうぜ」
怜「チッチッチ、分かってへんなぁ、京太郎は」
怜「こういうレクリエーションを挟む事によって人の心の距離ってもんはグッと近づくんやで」
怜「…だから、今日はウチと夜のレクリエーションしようなー」ギュゥ
絹恵「ちょ、な、何を言うとるん、はしたない!!」ギュゥ
怜「だって、最近、色々あってそういう事出来ひんし…」
怜「妖精の国まで待てへんもん」
美穂子「あ、あの、でも、私達がいる訳だし…」
怜「うちは別に聞かれても見られてても構わへんよ?」
怜「寧ろ、ソッチの方が新境地が開けてええかも…」ペロ
絹恵「ず、ずるい!私も!私もやる!!」
美穂子「って、き、絹恵まで…」
恭子「(…まぁ、きっと退屈はせえへんよな)」クス
京太郎「つーか、流石にそれはちょっと俺がキツイぞ」
美穂子「そ、そうよ。幾らなんでも爛れてるわ」
美穂子「見られながら…し、しかも、外でだなんて…」
京太郎「恋人二人と3Pで青姦なら良いけど」
京太郎「流石に美穂子や恭子の前でって言うのはキツイわ」
美穂子「えっ」
怜「えー」
絹恵「えー…」
怜「…い、いや、でも、逆に考えるんや、絹恵!」
怜「ダメなのは美穂子と恭子がおるから…!」
絹恵「つまり二人に空気読んで貰ったら大丈夫って事やな!!」
美穂子「よ、よーみーまーせーんっ!」マッカ
恭子「(…このメンツで妖精の国まで旅かー…)」
恭子「(正直、早まったかなぁ…なんて思わんでもないけど…)」
恭子「(…まぁ、きっと退屈はせえへんよな)」クス
現在ステータス
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
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、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
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{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
{// ∧// ∨V{ | 「 ̄/´///
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rく///|//////r=ミ// イ////////
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名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド
現在地:ラグナネイブル → リングフォールド
目的:リングフォールドに戻る
所持金:0G 所持BP4+16
装備(1/3)
死神の鎌:死の女王から正式に与えられた死神専用の武器。ダメージを与えた時、十の桁が2か7ならば、HPが1回復する
力 78
>戦闘力133/150
魔力 55
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・弐 ハインデルとベリアルの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が30上昇する
L未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
L超再生能力 どんな深手であっても数分で治癒出来る人並み外れた再生力を持っている。偶数ターンの終了時にHPを1回復する
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められても、未だ尚も抗う事を止めない不可壊な意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
生けとし生ける者の天敵:その身に宿ったサイファーを所持者と同等に扱いこなしている。相手に与えるダメージが1上昇する
死の女王の代理人:死の女王との交流により、その力の大部分を預け渡された。その力は肉体の中にあっても色褪せる事はない。
L死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ3ダメージを無効に出来る。
L死の淵にたどりつくモノ:亡者であって尚、さらに死に近づこうとする狂気を留める女王の力。戦闘中一度だけ戦闘不能を回避し、HP1で踏みとどまる。
L死の女王の寵愛:死の女王から寵愛を受けた英雄である証。ダメージ表に毒を加え、またHPが半分以下になると戦闘力が10上昇する
L命を啜るもの:死の女王から与えられた冥府の加護。死の女王の代理人派生の能力が発動した時、戦場に漂うフォゾンを吸収し、HPが1回復する
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
現在ステータス(2)
【好感度表】
姫様 130 憧れの人
明星 198 死して尚、愛の力を感じる 【死亡】
霞 200 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 200 愛してる
はるる 200 愛してる
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 200 愛してる
ハインデル怜 200 愛してる
洋榎 169 ………………
美穂子 159 ???
智葉 194 …わ、私はまだ堕ちてないぞ
ネリー 105 毎度ありー♪
明華 119 ありがとうございました、英雄さん♪
宥 200 愛してる
咲 193 別れても心は一緒
恭子 154 好き…?いや、ないない
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる
【ダメージ表】
炎の国 23
死の国 → 36
ラグナネイブル → 壊滅/29
リングフォールド → 3
タイタニア19
【各国戦力】
リングフォールド 戦力130
ラグナネイブル 戦力115
炎の国 戦力100
タイタニア 戦力100
まぁ、流石にこの状態で3Pやらかすのはなーって思いましたが
そうか、そんなに判定がしたいのかって事でー
下1
偶数 恋人たちの誘惑には勝てなかったよ
奇数 耐えた耐えた耐えた耐えた耐えた耐えた耐えた耐えたぞおおおおおお!!!
ゾロ目 ???
まぁ、普段、プロレス(ガチ)やってる恋人二人から誘惑されて耐えられるはずないですよねー
って事で二人の満足度をー
下1 二人の属性が普父と巨乳の為、テクニシャンは不発です
1 不満
2 大満足
3 満足
4 不満
5 満足
6 満足
7 大満足
8 満足
9 不満
0 満足
ゾロ目
_人_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
Y/ :::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::\:::::::::::::::::::::.
/:::/::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ:::\ :::|:::::::::::::::::::::.
:::/::::::| ::::| :|::::::::::/| \__ヽ|::::::::::::::::::::::
|::i| ::|:::|`ト|/| ::::/|斗テ气宀〉>|::::::::::::::::::::::| ツヤッツヤッ
|::i| ::|斗テ气{/ 辷_ソ / |::::::::::::::::::::::|
|:: V从 辷ソ |::::::::::::::::::::::|
|:::::iハ i::i::i:: |:::::i::::::::::::::::|
|:::::i:::| i::i::i /\ :|::::ii::::::::::::::::|
|:::::i从 \/ .ィ|::::ii::::::::::::::::|
|:::::ii::个 ,イ<:|::::ii :::::::::i:::,゙
∨八 |\:::\>‐r‐ ´ / |/入::::::/|/
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|i . |. i | -――| . . . . . . . . |
|i.│Ν―- - iИ. . . |. . .i i|
|i八| - ィチ灯 |i . . .|. . .i i| ツヤッツヤッ
|i. .K不灯ミ 〃 ∨)ツ リi . |│ . i i|
|i. 〔ト ∨ツ》= -====行!. i|│ . . i|
|i 小== , ///|i. .i │ . . i|
|i. |八 // 、 , |i. i:. .|. . .|八__ノ|i /|
|i.i. .个 . /|i i| . |. . 丶. . .厶イ. |
|i. . .| . .|> ,_,,.. ´ __|i i . .|:. . . . . . . . . ..,ノ
|ト--リ. . .i. . j__ノ八|__r< :|i | .八. . . . . 乂|/|
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レイスとの戦闘に勝利した ―― 3BP
ガロン王との戦闘に勝利した ―― 5BP
末原恭子との戦闘に勝利した ―― 3BP
ベリアルとの戦闘に勝利した ―― 3BP
末原恭子が仲間になった ―― 2BP
引き継ぎ 4BP
合計20BP
BPによるスキル習得
【戦闘系】
竜殺し(10BP) ―― ドラゴンと戦闘する時、戦闘力が10上昇する
斧兵殺し(10BP) ―― 斧兵と戦闘する時、戦闘力が10上昇する
ワルキューレ殺し(10BP) ―― ワルキューレと戦闘する時、戦闘力が10上昇する
死霊殺し(10BP) ―― 死霊と戦闘する時、戦闘力が10上昇する
造物殺し(10BP) ―― 魔術師やドワーフが作った被造物と戦闘する時、戦闘力が10上昇する ※造物との戦闘経験が(ry)
焔殺し(10BP) ―― 炎から生まれい出た生物と戦闘する時、戦闘力が10上昇する
亜人殺し(10BP) ―― ゴブリンや妖精、ドワーフやユニコーンなどと戦闘する時、戦闘力が10上昇する
血流操作(10BP) ―― 一日に一回だけ力を+10出来る この上昇量が戦闘力上限を超えるが、戦闘後、一日だけ力が10低下する
マジックブースト(10BP) ―― 一日に一回だけ魔を+10出来る この上昇は戦闘力上限を超えるが、戦闘後、一日だけ魔が10低下する
動鎧術(15BP) ―― 戦闘におけるコンマ十の桁が偶数の場合、受けるダメージを1軽減する
戦闘指揮官(15BP) ―― 戦闘におけるパートナーの結果表を一度だけ上下にズラす事が出来る
コンビネーション(20BP) ―― 信頼の置けるパートナーが戦闘に参加している時、戦闘力が10上昇する
未来予知(30BP) ―― 戦闘中、2度までHP1を代償に相手から受けるダメージを無効にする
超速再生能力(30BP) ―― 1ターンに一度、HPが1回復する
【特殊】
絶対遵守のギアス(30BP) ―― 一日に一回、或いはコミュ毎にカリスマを使用可能にする
ワルキューレ殺し?(10BP) ―― ワルキューレとコミュを行う時、好感度上昇量を+10する
肉親殺し?(10BP) ―― 血の繋がった相手とコミュを行う時、好感度上昇量を+10する
竜殺し?(10BP) ―― 竜とコミュを行う時、好感度上昇量を+10する
焔殺し?(10BP) ―― 炎より生まれいでた相手とコミュを行う時、好感度上昇量を+10する
死霊殺し?(10BP) ―― 死霊とコミュを行う時、好感度上昇量を+10する
亜人殺し?(10BP) ―― プーカや妖精、ドワーフなどとコミュを行う時、好感度上昇量を+10する
【ステータスアップ系】
2BP支払う事に力か魔を1上昇させる
とりあえず現在BPや習得可能スキルはこんな感じです
今回は特に安価取らず、明日から始まるコミュが終われば、また改めて安価取ろうかと
後、忘れてたので、ベリアルとの戦闘であがったステータスをー
下1 力
1 +2
2 +3
3 +1
4 なし
5 +2
6 +3
7 +2
8 +1
9 なし
0 なし
ゾロ目 ???
下2 魔
1 +2
2 +3
3 +1
4 なし
5 +2
6 +3
7 +2
8 +1
9 なし
0 なし
ゾロ目 ???
まぁ何だかんだで二人とも相手の事認めてますし、別に3Pだから大満足って訳じゃないのでセーフかと…(震え声)
それに二人とも久しぶりのエッチな訳ですしねー(´・ω・`)特に怜は死んだと思った後からのコレですし
ってなんでゾロ出てるんですかねぇ(震え声)
魔+5か
マジックブースト(10BP) ―― 一日に一回だけ魔を+10出来る この上昇は戦闘力上限を超えるが、戦闘後、一日だけ魔が10低下する
こっちか好きな方を選んでくだしあ(白目)
下1
一応、15BP払えばデメリット向こうに出来るんやで…(小声)
それはさておき、+5了解でーす
んじゃステ更新しますね
現在ステータス
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
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/////// / ∧
{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
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rく///|//////r=ミ// イ////////
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名前:須賀京太郎
所属:リングフォールド
現在地:ラグナネイブル → リングフォールド
目的:リングフォールドに戻る
所持金:0G 所持BP4+16
装備(1/3)
死神の鎌:死の女王から正式に与えられた死神専用の武器。ダメージを与えた時、十の桁が2か7ならば、HPが1回復する
力 78
>戦闘力138/150
魔力 60
魅力 81
スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
L王の力:人の心の扉を開き、その内面に踏み込む魔性の才能。使用済みとなったカリスマをコミュする事で再使用可能にする。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・弐 ハインデルとベリアルの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が30上昇する
L未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
L超再生能力 どんな深手であっても数分で治癒出来る人並み外れた再生力を持っている。偶数ターンの終了時にHPを1回復する
魔術師殺し:魔法使いに対する対処の仕方を心得ている。魔法使いと戦闘を行う場合、、戦闘力が10上昇する。
戦闘続行:死の淵に至るまで戦い続ける狂戦士の証。死亡するまで戦闘を続ける事が出来る。
ジ・アンブレイカブル:死という生命の果てに追い詰められても、未だ尚も抗う事を止めない不可壊な意思。戦闘におけるダメージを1上昇させる。
生けとし生ける者の天敵:その身に宿ったサイファーを所持者と同等に扱いこなしている。相手に与えるダメージが1上昇する
死の女王の代理人:死の女王との交流により、その力の大部分を預け渡された。その力は肉体の中にあっても色褪せる事はない。
L死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ3ダメージを無効に出来る。
L死の淵にたどりつくモノ:亡者であって尚、さらに死に近づこうとする狂気を留める女王の力。戦闘中一度だけ戦闘不能を回避し、HP1で踏みとどまる。
L死の女王の寵愛:死の女王から寵愛を受けた英雄である証。ダメージ表に毒を加え、またHPが半分以下になると戦闘力が10上昇する
L命を啜るもの:死の女王から与えられた冥府の加護。死の女王の代理人派生の能力が発動した時、戦場に漂うフォゾンを吸収し、HPが1回復する
焔殺し?:何故か炎から湧き出づる生物達に好かれやすい。コミュ時の好感度上昇に+10する。
ちっぱい殺し?改:本人の業と趣味はさておいて、何故か貧乳に好かれやすく、性的にも虜にさせやすい。貧乳相手の好感度上昇が20上昇する。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)
と粗方処理も終わったんでもう寝ます!!!(´・ω・`)流石にほぼ七時間投下は疲れた…
後半gdって申し訳ないです…(´・ω・`)明日も頑張りまする
確かにクロチャーでも良かったんですが、宥姉の妹じゃないクロチャーってのをあんまりイメージ出来なかったんですよねー
でも、クロチャーがレヴァンタンだとするとおもちな女の子を餌にすれば簡単に釣れちゃえそうな気も(´・ω・`)と言いつつちょっと遅れましたが始めまーす
京太郎「(それから数日掛けて俺達はリングフォールドまで帰って来た)」
京太郎「(以前のようにハインデルの背中に乗ればもっと早かったんだが…)」
京太郎「(流石に人数が四人となると背中に載せてもらうってのも難しく)」
京太郎「(徒歩でゆっくりとって感じの旅路だったんだけど…)」
怜「んふー♪」ツヤッツヤ
絹恵~♪」テカッテカ
京太郎「(…結局、手を出しちゃったんだよなぁ)」
京太郎「(いや、まぁ…何か琴線に触れたのかは分からないけど…)」
京太郎「(二人から昼夜を問わず誘惑され続けて…)」
京太郎「(元々、俺はあんまり我慢強いってタイプでもないからあっさりとそれに敗北し…)」
京太郎「(美穂子達がいないところで、3Pと言う形になったんだけれど)」
美穂子「…」モジモジ
恭子「…」ジトー
京太郎「(…これ絶対にバレてるよなぁ)」
京太郎「(つか、バレてないはずないよな)」
京太郎「(ヤっちゃった日から、怜と絹恵がすっげえぇ上機嫌だし)」
京太郎「(久しぶりだった所為か、肌の艶まで全然、違う)」
京太郎「(正直、色っぽくてまた襲いたくなるくらいだ)」
京太郎「(それほどまでに女としての色香をムンムンさせてれば…)」
京太郎「(何かあったって気づくのが当然で)」
京太郎「(美穂子はまた気恥ずかしそうにしてるし…)」
京太郎「(恭子に至っては俺へのジト目を隠そうともしない)」
京太郎「(…なのに、怜と絹恵は上機嫌のまま俺の両腕を捕まえていて…)」
京太郎「(左右の両方からおっぱいの感触が伝わってくるんだよな)」
京太郎「(お陰で、居心地良いやら悪いで…どう反応すれば良いのか分からない)」
京太郎「(…ただ)」
「おかえり、京太郎!」
「よーやく帰って来やがったか、この大馬鹿野郎が!」
「…心配したぞ」
「…本当に良かった」
京太郎「…おう。心配かけてごめんな」
京太郎「それと皆、ありがとう」
京太郎「(…もう王宮が見えてきちゃってるんだよな)」
京太郎「(自然、その周囲で暮らす妖精たちに幾度となく声を掛けられて)」
京太郎「(…その全てが形は違えども、俺の事を心配してくれているものだった)」
京太郎「(俺が一体、どういう状態だったか皆は知らないだろうけれど)」
京太郎「(でも、重傷だと言う話は皆も知っていたらしくて)」
京太郎「(俺の帰還を知って、わざわざ遠くからやってきてくれた妖精もいた)」
恭子「…ふーん」
絹恵「どうかしたん?」
恭子「…いや、案外慕われとるんやなって思って」
怜「そりゃ二度に渡るコルドロン戦争の英雄やしな」
京太郎「ま、それに俺は長年、ここで暮らしてた訳だし」
京太郎「この辺りの妖精とは殆ど顔馴染みなんだよ」
恭子「なるほどなー」
恭子「…でも」
京太郎「ん?」
恭子「…なんで、皆、ウチの顔を見る度にあっみたいな顔をするんや?」
恭子「と言うか、ウチは仮にもワルキューレなのに全然、警戒されへんし…」
恭子「それどころか大変だなって言われたりもしたんやけど…」
怜「そりゃまぁ、どっかに前例が転がっとるからやろ」
絹恵「ふふーん♪」スリスリ
怜「…一応、言っとくけど、ほめとる訳ちゃうしな?」
絹恵「えっ」
恭子「えっと、つまり…」
怜「京太郎がまた女引っ掛けて帰って来たって思われとるんやろ」キッパリ
恭子「えええええええええええええっ」マッカ
京太郎「はは。照れるなー」
恭子「て、照れとる場合ちゃうやろ!!」
恭子「あんたの所為でウチの評判最悪やんか!!」
京太郎「どうして俺の恋人ってだけで評判最悪扱いされなくてはいけないのか」
京太郎「訴訟も辞さんぞ」
恭子「いや、だって、ほ、ほら…」
恭子「ウチ、京太郎に靡いた女扱いなんやで?」
恭子「ちょっと格好良いけど、脳天気で、スケベで、恋人一杯おる男に恋しとるって事やねんで!?」
絹恵「…それ遠回しに私らの事バカにしとるん?」
恭子「い、いや、そういう訳やあらへんけど…」
恭子「で、でも、なんというか…」
怜「まぁ、中々、受け入れられへんで当然やろ」
怜「この子からすれば、京太郎は色々と複雑な相手なんやし」
怜「そんな相手に靡いた扱いされてるとなれば面白くないのも分かるで」
恭子「そ、そうや。それだけであって特に他意は…」
怜「…だから、恭子ちゃんはもうちょっと京太郎から距離取った方がええと思うよ」
絹恵「そうやな。折角やし、先行して妖精女王に謁見の許可もらってくるのも良えと思うな」
絹恵「ついでに美穂子お姉ちゃんも一緒に」
美穂子「え、えぇ…」オロオロ
恭子「それってつまりアンタらが京太郎の事独占したいだけやんか…」
怜「だって、うちら恋人やしなー?」
絹恵「ねー?」
恭子「ク…こういうときだけ仲が良えんやから…!」フルフル
京太郎「ま、わざわざ別行動しなくても良いだろ」
京太郎「ここで別行動して下手に恭子が疑われるのもアレだし」
京太郎「それにもう門の前まではついてるしさ」
京太郎「折角だし、最後まで一緒に行こうぜ」
恭子「う、うん…」テレ
怜「(…一体、何を考えて照れとるんやって突っ込むのは流石に野暮やろうかなー…)」
美穂子「しかし…この門を見ると帰って来たって気がしちゃうわね」
絹恵「何だかんだ言って結構、長い間、ラグナネイブルで潜伏しとったからなー」
美穂子「…色々と大変な事もあったけれど、無事に絹恵と一緒に帰って来れてよかったわ」ニコ
絹恵「私も同じ気持ちや、美穂子お姉ちゃん」
絹恵「色々と助けてくれてありがとうな」ニコ
京太郎「まぁまぁ、気を抜くのは早いぜ」
京太郎「こういうのは帰るまでが遠足って言うしさ」
京太郎「ちゃんと門を潜るまでは油断しちゃ」
春「京太郎っ」ダキッ
京太郎「うぉっ!?」ビックリ
怜「…なるほど。確かに油断したあかんかったな」ゴゴゴ
絹恵「まさかここで上から抱きついてくるなんて…」ドドド
恭子「…もしかしてこの子も?」
美穂子「…みたいね」フゥ
京太郎「えっと…頭にのっかるこのおっぱいの重みは…」
京太郎「…もしかしなくても春か?」
春「…うん」ギュゥ
春「…良かった」
春「本当に…本当に良かった…」
春「京太郎が…あんな事になったって聞いて…」
春「…もう…ダメかと…思った…」ポロポロ
京太郎「…あぁ。心配掛けてごめんな、春」
京太郎「でも…俺はもう大丈夫だしさ」
京太郎「そんな風に泣かないでくれよ」
春「ぅ…」グス
京太郎「…俺は春の泣き顔も嫌いじゃないけどさ」
京太郎「でも、やっぱり…好きな女の子には笑ってて欲しいし」
京太郎「春を泣かせた責任って事で…」
京太郎「その涙を拭いて、春を笑顔にする名誉を俺にくれないか?」
春「……うん」スッ
京太郎「うん。よし。いい子いい子」フキフキ
春「……っ」ギュゥ
京太郎「っと」
絹恵「…ま、私らは先にその辺済ませておいたしな」スッ
怜「…そうやね。たまには譲ってあげた方がええかな」スッ
京太郎「…二人とも、ありがとう」
絹恵「んーん。大丈夫」
怜「それよりほら、本命がもうスタンバッとるで」スッ
京太郎「本命って…」チラッ
霞「…………」
初美「…………」
京太郎「…霞さんに初美さん」
霞「…よくぞ戻ってきてくれました、京太郎」
霞「貴方の帰還を、私たちは皆、信じておりましたよ」
京太郎「…有り難いお言葉でございます、女王陛下」
霞「…貴方が一体、どのようにして破れ…」
霞「そして…ど、どのように…現世へと戻ってきたのか…」
霞「私達は既に…は、ハインデルから…聞いて…おります」
霞「…ですが、それから今までに…も」
霞「きっと…沢山の…困難が…あったの…でしょう」
霞「今は…身体を…休め…て…」
霞「ゆっくり…ゆっくり…休んで…」ポロ
京太郎「…女王陛下」
初美「……ほら、行ってあげるのですよー」トン
霞「でも…」
初美「もう限界なのは皆、分かってますから」
初美「今は女王じゃなくて…一人の女で良いんですよー」
霞「…初美…ちゃん…」
京太郎「…霞さん、おいで」スッ
霞「~~~っ!!!」ポロポロ ダッ
霞「京太郎君っ」ダキッ
京太郎「…ん」ギュゥ
霞「京太郎君京太郎君京太郎君京太郎君っ」
京太郎「あぁ、俺は…ちゃんとここにいるよ」
京太郎「色々とあったけど…でも、ちゃんと霞さんのところに戻ってきたから」ナデナデ
霞「うん…っうん…っ」
京太郎「…きっと沢山、心配させたよな」
京太郎「目の下に隈ができてるし…」
京太郎「碌に…眠れてもなかったんだろ」
霞「うん…っ」ポロポロ
京太郎「その上、人前なのに…女王として振る舞えないくらいボロボロで…」
京太郎「…本当に…ごめんな」
京太郎「こんな風に霞さんを傷つけたくなかったのに…俺…」
霞「…良いの」
霞「良いの。貴方が…貴方が帰って来てくれたから」
霞「あんな状態から無事な姿を見せてくれただけで…」
霞「私は…私はもう…涙が止まらないの…」
霞「嬉しくて、安心して…我慢…出来なくて…」
霞「私…私…」ギュゥ
京太郎「…うん。分かってる」ナデナデ
京太郎「霞さんが…一体、どれだけ俺の事思ってくれているか…」
京太郎「ちゃんと俺は分かってるから…」
「…女王陛下」グス
「…京太郎があんな状態になってから、毎日、碌に食事も取られなかったからな…」グス
「本当に良かった……」ポロ
初美「…ほぉら、近衛兵どもー!」
初美「何時迄も出歯亀してるんじゃないですよー!」
初美「女王陛下は今、プライベートな時間なんですから!」
初美「棒立ちして見てないでお仕事お仕事ですー!」パンパン
京太郎「…初美さん」
初美「…ま、私の分は後回しで構いませんよ」
初美「色々と言いたい事ありますし、一発ひっぱたいてやりたい気持ちもありますが」
初美「…今は女王陛下と春ちゃんの事を優先してあげてください」
京太郎「…でも」
初美「京太郎の手は二つしかないんでしょう?」
初美「…ここで私まで甘えたら、一体、二人を誰が慰めると言うんですかー?」
初美「良いから、今は女王陛下とはるるに優しくしてあげなさい」
初美「これは貴方のお姉さんとしての命令です」
京太郎「…あぁ。分かったよ」
初美「…よろしい。じゃあ、そこのワルキューレ」
恭子「え…?あ、はい」
初美「既に国境警備の妖精たちから要件は聞いてます」
初美「貴国との交渉のテーブルに女王陛下もつくつもりですが…」
初美「今は見ての通り、取り込み中」
初美「とりあえず来賓室に案内するのでそこでくつろいでおいて欲しいのですよー」
今回からちょっとコミュの方式が変わります
今まで五回でしたが、その内の一回を恋人限定のコミュにしようかと
とりあえず堕としてヤってってヒロインだけを量産するのはアレですし
恋人たちが他の恋人に対してどう思っているのかとか、一人ではなく二人ならどんな反応をするのかとか書きたいので
基本、全てのコミュが終わった後、コミュで選ばれなかった恋人から二人選んでもらい、その二人と同時にコミュする感じで考えています
尚、二人同時のコミュですがBPが二倍はいるなんて事はありません(´・ω・`)一律2です
では、説明も済ませたのでー
下1 コミュ@4
1 姫様 130 憧れの人
2 霞 200 愛してる
3 巴 91 特別な友人
4 はっちゃん 200 愛してる
5 はるる 200 愛してる
6 湧 171 好き
7 利仙 147 意識している
8 絹恵 200 愛してる
9 ハインデル怜 200 愛してる
10 美穂子 159 ???
11 智葉 194 …わ、私はまだ堕ちてないぞ
12 恭子 154 好き…?いや、ないない
~妖精女王の宮殿~
京太郎「(…で、結局、アレから霞さん達は中々、離してくれなかった)」
京太郎「(一旦は泣き止んだはずの春も、霞さんに触発されるように泣き出して…)」
京太郎「(俺は両胸でおっぱい美少女達を抱きとめなければいけなくなった)」
京太郎「(まぁ、そのおっぱいを体いっぱいで感じられるのは役得だったんだが…)」
京太郎「(流石に自分の所為で泣いている女の子を前にそういう気にはなれなくて)」
京太郎「(嬉しい以前に申し訳ない気持ちで一杯だった)」
京太郎「(だからこそ、優しい言葉をかけ続けた俺から二人が離れたのは数時間後で…)」
京太郎「(木々が生い茂る森の中は、もう夜と言ってもいいくらいに暗くなっていた)」
京太郎「(時計は見ていないけれど、多分、もう少ししたら夕飯の時間になるだろう)」
京太郎「(今回は恭子がラグナネイブルの使者としてやってきているし…)」
京太郎「(恐らく今日の夕食は恭子を交えた会食と言う形になるはずだ)」
京太郎「(…だから、その前に…って)」スタスタ
美穂子「……」スタスタ
京太郎「…あれ、美穂子?」
美穂子「あ、京太郎さん」
美穂子「もう良いの?」
京太郎「あぁ。一通り泣いて甘えたら落ち着いたみたいだ」
京太郎「今は春も霞さんも執務に戻ってるよ」
美穂子「…それでもきっと不安な気持ちは変わらないでしょうし」
美穂子「今日一日は一緒にいてあげた方が良いんじゃないかしら?」
京太郎「俺もそう申し出たんだけど…霞さんから断られてさ」
美穂子「え?」
京太郎「俺の恋人は自分だけじゃないんだから特別扱いしすぎちゃダメって」
京太郎「それよりも、会食までの間に明星母さんの墓参りに行ってあげてってさ」
美穂子「そう…。…妖精女王は強い人なのね」
京太郎「あぁ、本当に…俺なんかにゃ勿体無い人だよ」
美穂子「…京太郎さん」
京太郎「それより美穂子、その花は?」
美穂子「…実は私も京太郎さんと同じなの」
京太郎「え?」
美穂子「京太郎さんを今まで育ててくれて…」
美穂子「そして今も京太郎さんの事を護ってくれている人のお墓なんだもの」
美穂子「やっぱり一回、ちゃんと挨拶に行っておいた方が良いかなって」
京太郎「…ありがとうな、美穂子」
京太郎「きっと明星母さんも喜ぶよ」
美穂子「ふふ。でも、京太郎さんほどじゃないと思うけれどね」クス
京太郎「あー…じゃあ、時間をズラそうか?」
美穂子「いえ、一緒に行きましょう」
美穂子「変に時間をズラして、会食に間に合わなくなるのと大変だし」
美穂子「それに…私も少し話したい事があるから」
京太郎「…話したい事?」
美穂子「えぇ。…でも、それは後にしましょう」
美穂子「今は…明星さんの哀悼の方が大事だから」
京太郎「…そうだな。それじゃあ行こうか」
~明星の墓の前~
京太郎「…すごいな」
美穂子「一面、花だらけね」
美穂子「…きっとここに墓参りに来ているのは一人や二人じゃないわ」
美穂子「それだけ慕われていた妖精なんでしょうね」
京太郎「…あぁ。そうだな」スッ
美穂子「…京太郎さん」
京太郎「…ホント、すげぇよな」
京太郎「ここには何もないんだ」
京太郎「いや、そもそも、妖精達には墓という概念すらないのに…」
京太郎「…俺や明星母さんの為にわざわざこうして何もない墓を作ってくれて…」
京太郎「…そこにこんなにも多くの妖精たちが参ってくれている」
京太郎「人間とは違ってもう何処にもない明星母さんを悼んで」
京太郎「こんなにも…多くの妖精が花を手向けてくれている…」
京太郎「…そんな人を俺は…」
美穂子「京太郎さん」グイ
京太郎「美穂子…?」
美穂子「…今は明星さんの死を悼むべきよ」
美穂子「私如きが死者の気持ちを語るなんておこがましいとは思うけれど」
美穂子「…でも、あの人はきっと貴方がそうやって自分を責める事を望んでいないわ」
美穂子「そうでなければ、貴方の身代わりになどなるはずがない」
京太郎「…そうだな」
京太郎「美穂子の言うとおりだ…ごめん」
美穂子「いえ、良いのよ」
美穂子「…それよりも、折角、お花を持ってきたんだし」
美穂子「京太郎さんが手向けてあげて」
京太郎「…分かった」スッ
京太郎「(……明星母さん)」
京太郎「(…ようやく俺、ここに帰って来れたよ)」
京太郎「(明星母さんと暮らした…この国に)」
京太郎「(…でも、ここに明星母さんはいなくて)」
京太郎「(代わりに…こうして墓だけがある)」
京太郎「(…中に何も入ってない…俺を慰めるだけの墓が)」
京太郎「(勿論、それは俺への優しさだ)」
京太郎「(多くの妖精たちが自主的に作ってくれたこの墓の事を…俺は感謝している)」
京太郎「(…でも、ここでなんて思えば良いのか分からないんだ)」
京太郎「(こうして…明星母さんの墓を見て)」
京太郎「(手向けられた無数の花をハッキリと認識しているのに…)」
京太郎「(…何処か現実感が欠如している)」
京太郎「(明星母さんが死んでしまった事を…)」
京太郎「(俺は…多分、本当の意味で受け入れられていないんだと思う)」
京太郎「(…何時かそれも慣れるのかな)」
京太郎「(明星母さんがただいまって言ってくれないこの国に…)」
京太郎「(誰も待っていない…俺達の家に…)」
京太郎「(俺は…何時か何も感じなくなってしまうんだろうか…)」ポロ
京太郎「(明星母さんが俺の側にいないのが…)」
京太郎「(俺にとっての普通になってしまうんだろうか…)」ポロポロ
美穂子「…京太郎さん」フキ
京太郎「あ…」
美穂子「…良いのよ。今は思いっきり泣いて」
美穂子「…貴方は誰よりもその権利があるんだから」
京太郎「でも、俺は…」
美穂子「…ベリアルが死んだ時、涙する私に京太郎さんは言ってくれたわ」
美穂子「手向けとなるように泣いてやって欲しいって」
美穂子「…今度は貴方の番よ、京太郎さん」
美穂子「思いっきり…泣いてあげて」
美穂子「母親の為に…愛しい人の為に…」
美穂子「それが出来るのは貴方だけなんだから」
京太郎「う…っく…」ポロポロ
京太郎「ふー…」
美穂子「…落ち着いた?」
京太郎「…あぁ。悪いな」
美穂子「もう。さっきから京太郎さんは謝りすぎよ」
美穂子「これくらい謝られるような事じゃないし…」
美穂子「そもそも貴方が最初に私にやってくれた事なんだもの」
京太郎「…んじゃ、ありがとう、かな」
美穂子「えぇ。そっちの方が私も嬉しいわ」ニコ
京太郎「…なんつーか、アレだな」
美穂子「アレ?」
京太郎「一応、俺は伯父なんだけど…美穂子の方がお姉さんって感じだよな」
美穂子「まぁ、一応、私の方が年上だしね」クス
美穂子「折角だから、もっと甘えてくれても良いのよ?」
京太郎「流石にこれ以上甘えると癖になっちゃいそうだからやめとくわ」
美穂子「そう」クス
京太郎「あー…ところで」
美穂子「何かしら?」
京太郎「さっき言ってた話したい事って何かなって思ってさ」
美穂子「…あぁ。それは…」
京太郎「…少し歩いた方が良いか?」
美穂子「えぇ…」
京太郎「うし。じゃあ、会食前に腹を減らす為に歩こうか」
京太郎「ま、この辺りならあんまり人気もないし…」
京太郎「人に聞かれる事もまずないからさ」
美穂子「…そうね」スタスタ
京太郎「(…しかし、話したい事って何なんだろうか)」
京太郎「(それに突っ込んだ瞬間、美穂子の表情が暗くなったし…)」
京太郎「(よっぽど言い難い事だって事は分かるんだけど…)」スタスタ
美穂子「……」スタスタ
京太郎「……」スタスタ
京太郎「(…会話がアレからまったくない)」
京太郎「(やっぱりかなり言い難いんだろうか)」
京太郎「(…なら、さっきの事は忘れた方が良いかもしれない)」
京太郎「(正直、気にはなってるけど…でも、それは絶対に聞き出さなきゃいけないってほどじゃないし…)」
京太郎「あー…そう言えばさ、お礼言ってなかったよな」
美穂子「え?」
京太郎「明星母さんの為に祈ってくれてありがとう」
京太郎「きっと明星母さんも喜んでいると思うよ」
美穂子「…そうかしら」
京太郎「あぁ。息子の俺が保証するよ」
京太郎「本当にありがとうな」
美穂子「…いえ、どういたしまして」ニコ
京太郎「しかし、美穂子ってホント、優しいよな」
美穂子「え?」
京太郎「ベリアルの時のも明星母さんの時もさ」
京太郎「真剣に相手の死を悼んでいるのが伝わってきてたし…」
京太郎「聖女ってのが本当にいるんだとしたら、きっと美穂子みたいな…」
美穂子「やめて」
京太郎「…え?」
美穂子「…私はそんな素晴らしい人間じゃないわ」
美穂子「聖女なんて呼ばれる資格もないし…」
美穂子「…ましてや、優しくなんてない」
美穂子「だって…だって、私は…」
美穂子「………お母様を見捨てたんだから」
京太郎「…見捨てた…?」
美穂子「…ラグナネイブルでお祖父様が仰られていたでしょう?」
美穂子「お祖父様自身が…お母様の首を締めて殺したと」
京太郎「あぁ…」
美穂子「…その前にね、私はお祖父様に聞かれたの」
美穂子「…母を愛しているかと」
京太郎「…それは」
美穂子「…えぇ。勿論、その時のお祖父様は既におかしくなっていたわ」
美穂子「私にも何度も鞭を振るって…」
美穂子「昔の優しいお祖父様の影なんて何処にもなかった…」
美穂子「…だから、私…私、怖かったの」
美穂子「ここで、うんと答えたら殺されるんじゃないかって…」
美穂子「…だから、私は…我が身可愛さに…答えたわ」
美穂子「お母様の事なんて愛していないと…」
京太郎「っ」
美穂子「…お母様はその瞬間、泣き崩れられたわ」
美穂子「唯一、お母様の味方になれるはずだった私が…」
美穂子「お母様とオーダインの娘である私が…お母様の事を否定したんだもの」
美穂子「そのショックはきっと…並々ならぬものだったでしょう」
京太郎「でも、それは…」
美穂子「…言わされた事」
美穂子「でも、私がお母様を見捨てた事には代わりがないの」
美穂子「…事実、私はそれからお母様の処刑が始まるまで…何も出来なかった」
美穂子「お祖父様にお母様を助けてと嘆願する事もなく…」
美穂子「牢屋に一人閉じ込められたお母様に会いに行く事もなく…」
美穂子「ただ我が身可愛さに震えて…それで…」
美穂子「…お母様は殺された」
京太郎「……」
京太郎「それでも悪いのは美穂子じゃない」
京太郎「まだ幼い子どもにそんな選択を強いたバレンタイン王の方だ」
京太郎「美穂子は間違った事はしちゃいない」
美穂子「…そうかもしれないわ」
美穂子「…でもね、私は…お母様に恨まれていたの」
京太郎「…恨まれていた?」
美穂子「えぇ。…お母様は最後の日、獄中で手記を残したわ」
美穂子「…そしてそこには…私に決して逃れ得ぬ死と呪いが振りかかる事が書き記されていた」
美穂子「…お母様は元々、ハインデルと同じ予知の力を持っていたから」
美穂子「きっとその力で…私の死と呪いを予見したのでしょう」
京太郎「でも、それだけで恨まれてるなんて…」
美穂子「そうに決まってるわ」
美穂子「だって…だって…私はお母様に…あんな事言ったのよ…!」
美穂子「最後にお母様と交わした言葉が…愛していないだった私に…」
美穂子「死と呪いを示した手記を残したお母様が…」
美穂子「恨んでいないはずなどないわ…」グッ
京太郎「…美穂子」
美穂子「…取り乱してごめんなさい」
美穂子「ただ…私は言っておきたかったの」
美穂子「私と違って、貴方は最後までやるべき事をやった」
美穂子「力及ばなかったけれど、お母様を守ろうとした貴方は立派だって」
京太郎「……」
美穂子「…そして」
美穂子「死と呪いに関する事も…ハッキリと伝えておきたかったの」
美穂子「貴方は…とても優しい人だから」
美穂子「私が死んだ時…きっと貴方は苦しんでくれる」
美穂子「明星さんほどじゃなくても…仲良くしていた私の為に泣いてくれる」
美穂子「…でも、私の死も呪いも運命で決まっている事」
美穂子「貴方が悲しむ必要はない」
美穂子「…母を見捨てた私に因果が振りかかるだけなんだから」
京太郎「…言いたい事はそれだけか?」
美穂子「え?」
京太郎「なら、まずひとつずつ返してってやる」
京太郎「俺なんかよりも美穂子の方がずっと立派だ」
京太郎「俺は今まで安寧としてこの国で暮らしてきた」
京太郎「でも、美穂子の人生は自分とは無関係なところで波乱万丈で」
京太郎「俺が知らない苦労や不安も山程あったと思う」
京太郎「だけど、美穂子はそんなもんに負けずに終焉の為に一人動き続けて」
京太郎「この国を変えるキッカケになった」
美穂子「…でも、それは貴方が居たからで」
京太郎「他にもあるぞ」
京太郎「あのベリアルの死を悼んだ事もそうだが…」
京太郎「何より、美穂子はあのバレンタイン王を救ってあげたいとそう言ったじゃないか」
美穂子「…それは」
京太郎「勿論、色々と理由はあるんだろう」
京太郎「俺にとってあいつは父親とも思いたくないような奴だけど」
京太郎「美穂子にとっては一時とは言え、優しい祖父だったみたいだしさ」
京太郎「色々と情も湧いて当然だろう」
京太郎「…でもさ、だからって俺はきっと美穂子と同じようには思えないよ」
京太郎「俺は善人でもなければ、器が大きい訳じゃないんだ」
京太郎「自分を虐げてきた奴を癒やしてあげたいだなんて思えない」
京太郎「きっと俺は心からあいつの事を恨んでいたはずだ」
京太郎「…でも、美穂子はあいつの事を許して…」
京太郎「なおかつ、救ってあげたいとそう言ってみせた」
京太郎「…その時、俺がどれだけ美穂子の事をすげーと思ったか」
京太郎「正直、言葉じゃ中々、伝えられないくらいだ」
京太郎「それにだ」スッ
美穂子「ふぇ?」ムニ
京太郎「俺の事甘く見過ぎだっての」ムニムニ
美穂子「きょふたろうしゃん?」
京太郎「俺は一度、ハインデルの予知をめちゃくちゃにした男だぜ?」
京太郎「その死と呪いの予言って言うのがどんなものか分からないが」
京太郎「俺が必ずそれを打ち破ってやるよ」ムニムニー
美穂子「れも…」
京太郎「でもじゃない」
京太郎「…俺を信じろ」
京太郎「美穂子は俺が絶対に助けてやる」
京太郎「呪いや死など…俺が全部、どうにかしてやるさ」
美穂子「……」
下1
1 …ありがとう
2 信じて…良いの?
3 …ありがとう
4 ……
5 …ありがとう
6 …ありがとう
7 信じて…良いの?
8 …ありがとう
9 ……
0 …ありがとう
ゾロ目
カリスマ使う?(ゲス顔)
下1
使うと189確定で、愛してるになりますし堕ちると言えば堕ちますねー
って事で使いましょうかー(´・ω・`)と言いつつ次スレだー
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」美穂子「その8ね」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457971839/)
こっちは990くらいまでやってきまーす
美穂子「信じて…良いの…?」ポロ
京太郎「あぁ。良いんだよ」
京太郎「俺は必ず美穂子の事を護ってやる」
京太郎「いや、違うな」
京太郎「…俺に美穂子の事を護らせてくれ」
京太郎「俺は…もうコレ以上、大事な人を失いたくない」
京太郎「明星母さんだけでももう胸が一杯一杯なのに…」
京太郎「この上、美穂子まで失うとなったら…」
京太郎「俺は本当に…天涯孤独の身になって…」
京太郎「きっと立ち直れなくなる」
京太郎「…だから、美穂子」
美穂子「で、でも…私の死と呪いは予言されているもので…」
美穂子「きっと…きっと大変な事に…」
京太郎「そんなの今更だろ」
京太郎「もう終焉関係でこれ以上ないほど大変な事になってるんだ」
京太郎「これ以上、大変になったところで誤差だろ」
美穂子「そ、そうかもしれないけど…」
京太郎「あぁ…もう」グイッ
美穂子「きゃ…っ」
京太郎「…そんなにお前の伯父さんの事が信じられないか?」ギュゥ
美穂子「っっっっ」マッカ
京太郎「これでも一応、二度の戦争を勝利に導いた立役者で」
京太郎「死の女王から加護を貰って冥界からも蘇り」
京太郎「ついこの間は竜すら倒した英雄なんだぜ」
京太郎「…お前の運命を委ねるには…俺じゃ物足りないか?」
ってところで次からは次スレでやりまーす
こっちは埋めてってくださいな
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