冬馬「いきなり何言ってんだ?ありえねぇだろ。またいつものいたずらか?その手には乗らねぇぞ」
翔太「僕だって何言ってるのかわからないけどなんかさっきからずっと冬馬君の息子だとかお父さんに会わせて!とか言ってくるんだ!」
冬馬「迷惑な奴だな、よし!俺がちょっと注意しに行ってやるぜ!」
バタン
北斗「騒々しいな、まったく」
翔太「でもあの冬馬君の息子って名乗っている人って、どう見ても…」
北斗「どう見てもなんだい?」
翔太「ついてきて、見せたほうが早いから」
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おじさん「…」
冬馬「おっさんだな」
翔太「おじさんだね」
北斗「おじさんだね」
翔太「でもあれ茶髪に染めてあるけどどう見てもk「父さん!」」
冬馬「は?」
おじさん「父さん、父さんだ!若いころの!本物だ!」
おじさん「いや会いたかった…本当に…もう十何年ぶりだろう…ああ、会えてよかった!」
冬馬「あっ…え?…は?父さんって…つーかあんた誰だよ!」
北斗(誰だよってどうみても…)
おじさん「え?ああ、そうか…そうだった、まだ私が生まれてもなかったんだった」
おじさん「失礼、最初から話そう、私は君の息子だ」
冬馬「……あのさぁ、俺たちは今仕事が入ってねぇけどさ、そんな悪ふざけに付き合ってやれるほど暇じゃねぇんだ!」
冬馬「今すぐ帰ってくれねぇか?つーかそんな俺より年上のガキなんて持った覚えもねぇよ」
おじさん「ちょ、ちょっと待ってくれ!確かに私は父さんより年上だ、だがそれは私が今から70年後の未来から来たからなんだ!」
冬馬「何?」
おじさん「ああ、証拠だってある!これを見てくれ…私の免許証だ!」
冬馬「苗字が天ヶ瀬…有効期限が208X年…しかもデザインがかなり凝ってるな…こんなきらきら光る免許証見たことがねぇ…」
冬馬「まさか…アンタ、本当に俺の…?」
おじさん「ああ、そうだ」
冬馬「は…はは、世の中変わったことばかり起きてるんだな。いや今でも実感わかねぇが…はは、そうか」
翔太(え?納得するの?あれで?)ヒソヒソ
北斗(どうする?本当のことを言っておくか?)ヒソヒソ
翔太(せっかくだからそのままにしておこうよ面白そうだから)ヒソヒソ
おじさん「北斗さんも翔太さんもお久しぶりですね」
北斗「え!?」
おじさん「といっても、この時代では私と会うのは初めてでしたね。ハハ!」
北斗「そ、そうですね…」
翔太(あれでばれてないつもりでいるのかな?こんな変装茶番誰が見たってわかるよ)
冬馬「でも俺にそっくりと言われてもなぁ…俺とは顔が似てねぇな」
おじさん「ああ、おじいさん似なんだ。ああ、母さんのお父さんのほうだ。私の顔は」
冬馬「母さん?それって…」
翔太(一人を除いてね)
北斗(何が目的かわかるかい?)ヒソヒソ
翔太(そんなのわかるわけないじゃん!僕たちをからかっているとしか思えないよ!)ヒソヒソ
北斗(だな、もう少しこの茶番に付き合おうか)ヒソヒソ
翔太(うん、何をしたいのか突き止めるためにね、面白そうだし)ヒソヒソ
北斗(そればっかりだな)
おじさん「それは、教えることができない。未来にかかわることだからね」
冬馬「けち臭ぇこと言うなって!な、別に減るもんじゃねえだろ!」
おじさん「いや、減るというより、消えちゃうから、私が」アセアセ
おじさん「にしても、当時の都会ってこんなに古いんだな。昔の写真で見たとおりだ」
冬馬「何?これでも古いほうなのか?」
おじさん「ああ、未来ではすべてのビルが300mを軽く超えているんだ」
冬馬「まじかよ!すべてのビルが東京タワー並にでけぇのか!」
おじさん「でかいだけじゃないさ!私の時代の都内のビルの2割は、なんとあの961プロダクションが所有しているんだ!」
冬馬「マジかよ!?」
おじさん「本当さ、961プロダクションが融資をしてくれたおかげで東京は300m越えの建物を多く作れることができた
おじさん「そうでなかったら今頃まだ東京はいまと変わらないかもしれないね、ほら。これが未来の東京さ」
冬馬「うぉ…すげぇ…変わった形のビルもあるし…どうやって作られているんだ?」
冬馬「これの2割がおっさんの会社のものなのか」
おじさん「それだけじゃない。未来では医学、薬学、工学も発達しているんだ」
翔太「そりゃあ70年もたてば変わるよね」
おじさん「だけどそのあらゆる分野の機関や企業に961プロダクションは融資をしている、でないと今とは少ししか変わらなかっただろう」
おじさん「961プロのおかげでこの世からがん細胞の恐怖が無くなり、原因不明の病気も解決、そして今より便利な電化製品が未来で開発されたんだ」
おじさん「ほら、これが未来の眼鏡だ。レンズがディスプレイとなって地図とか表示されるんだ」
冬馬「すげぇ!未来ってこんな心がくすぐられるものがあんのか!?」
冬馬「まるでドラ○もんの秘密道具みたいだ!すげぇぜ!やっぱ本当に未来から来たんだな!疑ってすまなかったな!」
おじさん「いや、わかってもらえてうれしいよ、これでやっと本当に親子としての再開ができたから」
冬馬「俺もだぜ!道理で初めて会ったのに他人とは思えねぇ感じがしたんだな!へへっ!」
翔太「…」
北斗「…」
翔太(何が未来の東京なのさ、これってどう見てもドバイの写真じゃん。地面が見えないからって300mとか大げさに言っちゃってさ)
北斗(この眼鏡、確かGoogle Glassだったね、需要がなくて生産中止になったあの)
翔太(あれでだまされるわけないじゃん、冬馬君じゃあるまいし)
おじさん「父さん、実は私はまだこの時代のことをよく知らないんだ、案内してもらえないかな?」
冬馬「いいぜ、だが俺もアンタに聞きたいことがあるからな、ちゃんと質問に答えてくれよ!」
おじさん「ああ、わかったよ」
冬馬「んじゃ俺はこいつを案内しに行くから、またな」
翔太「うん、またね」
翔太(…なんだか楽しそうだね)
北斗(面白がってるだけなのか、それとも)
冬馬「それでこっちが俺がよく行っている行きつけのカレー屋で…」
おじさん「ああ、よく子供のころ連れてきてくれたよ、よく覚えているよ」
冬馬「そうか、さっきからそればっかりだな」
おじさん「小さいころこの辺りを散々連れまわしたからね、でもまさかこの年になってまで連れまわすなんて驚いたよ」
冬馬「そうか、未来の俺ってあんまり今と変わらないんだな!」
おじさん「ああ、まったく変わってない。全くなあ」
春香「あれ?あそこにいるのって冬馬君じゃない?」
響「本当だ、あと隣にいるのは…げぇ!?」
千早「何で彼が冬馬と?なんだか楽しそうに話しているみたいだけど」
響「なんか不気味だな…」
春香「ちょっと気になるから様子見てみようよ」
冬馬「さて、俺の案内もこれくれぇかな?次はアンタのことも教えてくれよ」
冬馬「この未来に来た目的って何だ?」
おじさん「目的か、観光…もあるが一番の理由は、そうだな」
おじさん「未来を変えるためだ」
冬馬「未来を変える?」
おじさん「今のままだと父さんは、絶対に不幸な目に合う、それを変えるために私はここに来たんだ」
冬馬「どういうことだよ!未来の俺って一体どうなってるんだ!?」
おじさん「単刀直入に言うと、未来では父さんはアイドルを引退している」
おじさん「父さんの事務所が潰れたせいでね」
冬馬「!?」
春香「あ、冬馬君の笑顔が消えた」
千早「一体何を話しているのかしら」
響「ところで何でお前らがいるんだ?」
翔太「尾行だよ」
北斗「あのまま放っておくと何をされるのかわからないからね」
おじさん「父さんの事務所、しばらくの間はうまくいっていたんだ」
おじさん「人気もうなぎ登り、世界進出、どこへ行っても父さんたちの話題で持ちきりだった」
おじさん「だけど、あるとき父さんの事務所が膨大な借金を抱え、さらにそこの社長が脱税を犯し逮捕」
おじさん「そのまま潰れ、事務所を失ったアイドルたちは他に貰うところがなく離れ離れ、普通に働くことになった」
冬馬「み、みんなが…あいつらが…アイドルをやめていったのか…」
冬馬「もともと訳ありだったあいつらが…前の立場を捨ててアイドルになったのに………」
おじさん「前の事務所の人たちは全職の経験を活かし働いてたけど、父さんだけが違った」
おじさん「天ヶ瀬冬馬からアイドルを引いたら残ったものは、何もなかった」
冬馬「っ…」
おじさん「それからが必死だった、バイト、土木工事、その他の仕事を転々とし」
おじさん「やっとのことで見つけた仕事がホストだった」
冬馬「ホスト!?冗談だろ!?この俺がホストなんてできるわけねぇだろ!この俺がだぞ!」
おじさん「いや、間違いなくホストだったよ。それに母さんから聞いたよ、あの時の父さんは死んだような眼をして女性を持て成していたってね」
冬馬「母さん?」
おじさん「そこの客だったんだよ、母さんは。あるビデオに出演している女優さんだったんだ」
おじさん「そこで父さんと出会ったんだ。一目ぼれだったよ、二人とも。出会ってからしばらくは客としてではなく女性としてになったんだ」
おじさん「それでそのまま結婚をした、結婚式は家族と北斗さんたちだけだった冴えないものだけどね」
冬馬「未来の俺は…そんなに悲惨な人生を歩んでいたのか…」
冬馬「なんだか…泣きたくなるな、未来を知るってこんなに残酷なことだったのか」
冬馬「これじゃあ、生きる気力が失せちまうじゃねぇか…」
おじさん「だから私が来たんだ、この状況を打破する方法を教えるために」
冬馬「そんな方法、あるのか?」
おじさん「ああ、たった一つの方法だ」
冬馬「一体それって何だ?」
おじさん「961プロに戻ることだ、それでもう一度961プロのアイドルになる」
冬馬「何だと?」
おじさん「さっきも言ったように未来では961プロがたくさんの機関、業界に援助を行っているんだ」
おじさん「未来では961プロが日本を支配しているといってもいいくらいだ」
おじさん「そして961プロの勢いが強すぎたせいで、ほかの事務所が倒産してしまい、残ったのは961プロだけとなった」
おじさん「765も876も346もそして315も、すべて消えてしまったんだ」
冬馬「あっ…あ…マジでか?」
おじさん「そう、そのせいでたくさんのアイドルがやめるか961プロに行くかの二つの選択を余儀なくされたんだ」
おじさん「そして再び961のアイドルとなったアイドルは再びトップに立つことができたんだ」
冬馬「つまり俺の破滅の未来を変えるためには961プロにまた移籍することだと言いたいのか?」
おじさん「そうだ」
冬馬「…」
おじさん「このことを教えるのは本来は禁止されているんだ、未来を変えることになるし私の存在が消えかねないからね」
おじさん「だけどそうでもしないと、未来の父さんを救うことはできない。父さんを再びアイドルとして王者として君臨させるために、私はこの時代に来たんだ!」
おじさん「父さんが幸せになれるなら私はどうなってもいい!今からでも遅くはない!早く961プロに行くんだ!」
冬馬「………」
冬馬「ワリィ、それはできねぇ相談だ」
おじさん「何!?」
おじさん「なぜだ!?このままだとアイドルはおろか、人生が滅茶苦茶になってしまうぞ!」
おじさん「961のほうが遥かに環境が優れているのになぜ!?」
冬馬「確かに今の事務所は他の事務所より狭いし小さいが俺は今の事務所が好きだし事務所のみんなも好きなんだ」
冬馬「みんなを放ったらかしにして出ていくなんてしないしそれに961の時より俺はアイドルを楽しんでいるんだ」
冬馬「おっさんの事務所では決して体験できなかったあの快感と声援を手放したくないんだ、だからできねぇ」
おじさん「そんなものはどうでもいいだろ!このままだと絶望の未来しかやってこないんだぞ!」
冬馬「ああ、確かにお前の話を聞かなかったらそんな未来が待ってるのかもしれない」
冬馬「だがな、961に移籍してトップになる未来もあったら、移籍しないでそのままトップになり続ける未来もあってもいいんじゃないか?」
おじさん「聞いてなかったのか!?このままだとお前の事務所は潰れると!」
冬馬「だから変えるんだよ俺たちの手で、事務所を潰れさせないようにしてさ」
冬馬「お前が心配する気持ちはよくわかってるぜ。だから信じてほしいんだ、息子だったら親の言うことくらい聞いてくれよな?」
おじさん「ぐぅ…!」
信者の方に「新スレあったの気づかなかったけど荒らしてくれたから気がつけたわ」と感謝されたので今回も宣伝します!
荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」
↓
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」
↓
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋
↓
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」
↓
>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456676734/)
おじさん「息子だの親だの…もう馬鹿馬鹿しくなったわ!」
おじさん「こんな茶番はもうやめだ!わざわざこんな凝ったことをした私がアホみたいだ!」
冬馬「ど、どうしたんだよそんなに苛立って?」
おじさん「冬馬!もう貴様など知らん!今更泣きついて私のところに来てももう入れてやらんぞ!」
おじさん「そのまま勝手に絶望してろ!私の命令を聞かなかったことをせいぜい後悔するんだな!フン!」スタスタ
冬馬「な、なんだったんだ?」
北斗「あれは冬馬の息子なんかじゃないよ」
翔太「思いっきり黒ちゃんだったね」
冬馬「翔太!?北斗!?それに765プロの…!?」
春香「えへへ」
>>21
もっとやれよ、じゃんじゃんここに投下しろよ
で き る も の な ら な
冬馬「おっさんって…あれって黒井のおっさんだったのか!?」
北斗「最後まで気づかなかったのか?」
翔太「純粋っていうかここまでしても気づかないなんて馬鹿なの?詐欺に簡単に引っかかっちゃうよ?」
冬馬「なっ…!だ、誰がバカだよ!俺はそんなに単純じゃねぇよ!」
響「現に思いっきり引っかかってたじゃないか、それをバカと言わずなんて言うんだ。大体未来から来たなんて普通有り得ないだろ」
千早「単純な人はそんなありえない出来事でも引っかかりやすいのかしら?」
冬馬「ぐっ…!」
北斗「でもそのおかげで色々面白いものが見れたよ」
翔太「冬馬君、961プロに戻るつもりなんて全くないんだね!」
冬馬「当然だろ、今の事務所のほうが楽しいのにわざわざ前の事務所に戻る必要はないだろ」
響「まあそれもそうだな」
961プロ
黒井「クソッ!クソッ!冬馬の奴め、もう戻るつもりはないのか!クソッ!」
黒井「あいつらが出て行き私の事務所の業績が下がりっぱなしだ…スポンサーも全員降りてしまったからな…」
黒井「わざわざ引き戻すためにあんな芝居を打ったというのに…」
黒井「やはり引き続きアイドルをスカウトするしかないのか…」
黒井「やむを得ん、また勧誘を再開するとしよう、今度こそ我が961にアイドルを見つけてやる!」
ガチャ
黒井「!?」
「帰ってきたみたいだぜ」
「彼が黒井社長か、ビルのセンスもそうだけど不気味なくらいすごい服のセンスだな」
黒井「誰だ!!!」
黒井「貴様らどこから入ってきた!って…」
青眼の少年「ほら怒鳴られた、やっぱり不法侵入はまずかったかな」
真紅眼の少女「どうせすぐに離れるから問題ないよ、用事を済ませて早く離れようか」
青眼の少年「それもそうだな」
黒井「冬馬!なぜ貴様がここにいる!まさか今になって気が変わったとでもいうのか?」
青眼の少年「聞いたか?今俺のこと冬馬って言ってたぜ!そんなにそっくりなんだな俺って!」
真紅眼の少女「黒井社長、許可なく勝手に社内に入り込んだことはお詫びします」
黒井「なんだお前たちは?お前は冬馬じゃないのか?」
青眼の少年「残念ながら違うぜ、俺はパパじゃない」
黒井「パ?」
青眼の少年「おっと、なんでもねぇ無視してくれ」
真紅眼の少女「黒井社長、あなたと水瀬財閥の関係を教えてもらえませんか」
黒井「水瀬…?ああ、あの水瀬伊織の親が経営しているグループか、あんな三流グループがどうしたというのだ?」
青眼の少年「この反応、白だな」
真紅眼の少女「関係ないみたいだね、ならもう用はない。ここから離れようか、長居は無用だ」
青眼の少年「だな、次は315プロだな」
ガチャ
黒井「おい待て!お前たち!一体何の目的でここに来た!?」ガチャ
シーン
黒井「い、いない!?さっきまでそこにいたはずなのに…」
黒井「どうなっているんだ…さっきの二人は何だったんだ?…急にいなくなるなど、この私が疲れているのか?」
黒井「…早退するか」
翔太「ねぇ冬馬君、あの時は黒ちゃんはこのままだと事務所は無くなるかもしれないと言ってたけどさ」
翔太「もし実際に無くなったらどうするの?」
冬馬「さっきも言っただろ、無くならないように食い止めればいいんだって」
冬馬「こんな楽しい事務所や楽しい仲間が無くなるなんて嫌だろ?」
翔太「うん、誰だって嫌だよ」
冬馬「大体未来は自分たちの手で作っていくものだろ、過去と違って決まったりなんかしていないしさ」
冬馬「何が破滅の未来だ、そんなものが来てたまるかよ!来る前にそんな展開を阻止するだけの話だぜ!俺たちを舐めるなよ!」
翔太「もしそうなったら僕も手伝うからね!」
冬馬「頼りにしてるぜ翔太!」
冬馬「ところで北斗はどこだ?さっきから見当たらないが…」
翔太「またお姉さんたちをデートに誘ってるんじゃない?」
冬馬「はぁ…翔太もそうだがあいつもマイペースだな、まあそれがあいつらしいな」
翔太「冬馬君がしっかりしすぎなんだよ」
冬馬「まあな、しかし俺の息子か…」
翔太「何?気になったの?」
冬馬「ああ、あの茶番に付き合った後ちょっと考えてな、将来の俺ってどんな家庭を持っているのか、考えちまってな」
翔太「今考えても仕方ないからでしょ、大体相手すらいるのか怪しいのに」
冬馬「っ…!余計なお世話だ!馬鹿野郎!」
翔太「へへーん♪でももし見つからなかったら姉さんたちに頼んでみるから安心してね♪」
冬馬「…ったく、好き勝手に言いやがって」
翔太「…しかし、あんなことをわざわざしてくるなんて、黒ちゃんも寂しかったのかな?」
翔太「僕たちが出て行ってからアイドルが全く入ってこないらしいし」
冬馬「…自業自得とはいえ、さすがに哀れだな」
冬馬「仕方ねぇ、たまには手紙でも出すか、短い付き合いだが世話になったからな」
翔太「冬馬君優しいね」
冬馬「お前も見習えよな」
翔太「考えとくね」
冬馬「へいへい」
冬馬(おっさん、おっさんが何と言おうと、俺は今の自分を変えるつもりはねぇしここのほうが961より力を発揮できるんだ)
冬馬(もし納得できないなら今の俺たちが最高に輝いていることを証明させて見せておっさんを笑顔にさせてやるぜ!)
終わり
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