ココノツ「ちょっと…ほたるさん、そんなに商品食べないでくださいよ…?お客さんに出す分が無くなっちゃいますって」
ほたる「いいじゃない!私は毒見をしているだけよ?お客さんに被害が及ばない様に!」
ココノツ「いやっ…少なくとも今日だけで1000円近く店に被害が出てますよ…。」
ほたる「心配しないで!貴方!私が誰の娘か知っているわよね…?いざとなれば資金援助だってしてもらえるのよ?」
ココノツ「考えが飛躍し過ぎてますよ…。」
ほたる「ねぇ、貴方、何故、お店の父がリフォーム資金を出してくれると言ったのに断ったの?」
ココノツ「駄菓子屋って何というか…レトロな雰囲気があるからいいんじゃないですか?」
ほたる「流石私の旦那ね!その通りよ!」
ココノツ「それに…、そういうことが目的でほたるさんと結婚した訳じゃないんで…それとこれは別で…」
ココノツ「って聞いてねぇし!まだ駄菓子食ってるし!もうそろそろ夕飯の時間ですよ?食べれなくなっちゃいますよ?」
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ほたる「私にとっては三度の飯より駄菓子よ!」
ココノツ「それは知ってますよ…それより、今日の夕食は何ですか?凄いお腹すいたんですけど…?」
ほたる「全く考えてなかったわ。」
1時間後
ココノツ「で…結局また僕が作ることになるんですね。」
ほたる「仕方ないじゃない。食べるのは好きだけど、私は作るのは苦手なんだから。」
ココノツ「っていうか人が一生懸命作ってる最中に駄菓子を食べるなぁ!」
ほたる「だって、貴方作るの遅いんだもの。」
ココノツ「結婚して僕が毎日、料理を作る何て想定外ですよ…だから慣れてないんですよ。それにほたるさんがフランス料理も韓国料理も何でも作れるって言ったじゃないですか?」
ほたる「そんな事、言ったかしら?」
ココノツ(この人…本当いい性格してる…)
ココノツ「さぁ出来ましたよ。カレーです。」
ほたる「またカレー?先週食べたばかりじゃない?」
ココノツ「カレーとチャーハンしかまともに作れないんで我慢してください。ならほたるさんが料理を覚えたらどうですか?」
ほたる「それは無理な相談ね。私は駄菓子屋を24時間守らないといけないから、そんな時間はないわ。」
ココノツ(どんだけ料理したくないんだよ…)
ココノツ「っていうかまたそれやるんですか?」
ほたる「カレーはライスよりもブタメンの方が合うのよ?私の旦那なら覚えておきなさい。」
ココノツ「確かに美味しそうですけどそれじゃご飯というよりはおやつじゃないですか?」
ほたる「私の主食は駄菓子よ?」
ココノツ「言うだけ無駄そうなのでもう何も言いません。」
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