双子の狼 (1)
まだ春に入った頃
山々に囲まれた平原はまだ所々雪は残っているが木の実や花が咲き、プレリードッグは巣から出て木の実を食べている
ある一頭の狼は風で送られてきた匂いを頼りに進み、足跡を発見した
草がまだ倒れているのでまだ新しいだろう
狼は足跡をたどっていった
ある一頭のレイザーバックは風で送られてきた匂いで狼が近くにいることに気づいた
レイザーバックは川の方へ行った
狼は足跡を見て、川の方へ行っているのがわかった、狼は走って川の方へ行き、川を下っていった
レイザーバックは十数m進むと後ろを確認し
また十数m進み、後ろを確認
これを繰り返し、川を飛び越え、さっきの反対側から川を登っていった
狼はその考えを見抜いていた、川の近くの岩に隠れ、レイザーバックが来るのを待っていた
レイザーバックは狼の匂いはするものの、場所はわからなかった
川の流れは強く、匂いもレイザーバックには届かなかった
狼は岩影から出て、レイザーバックに近づく
狼に気づいたレイザーバックは歯をキリキリいわせ、泡を吹き出した
狼はレイザーバックの周りを回り、攻撃のチャンスを狙っていた
レイザーバックもいつ攻撃しようか様子を見ていた
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