駄菓子屋「そんなこと言われてもなー」

れんげ「ウチ知ってるん。東京にはハーゲンダッツとかいう凄いアイスも売ってるん」

駄菓子屋「ひかげの奴・・・れんげに要らんこと吹き込みやがって」

れんげ「なぁ駄菓子屋。ウチ、ポテトチップスコンソメWパンチが食べてみたいん」

駄菓子屋「わぁったわぁった。今度街に行った時にでもあったら買っとくよ」

れんげ「なぁぬ！ほんとなん！駄菓子屋ポテトチップスコンソメWパンチ買ってきてくれるん？」

駄菓子屋「いや、あったらな」

れんげ「なっつん、ポテトチップスコンソメWパンチ食べたことあるん？」

夏海「なにそれ？普通のコンソメとなんか違うの？」

れんげ「違うのん！Wパンチなのん！！」

夏海「う～ん、ようわからん」

れんげ「ほたるんは？ほたるんはポテトチップスコンソメWパンチ食べたことあるん？」

蛍「東京に居た頃に見たような気がするけど・・・食べてはないかな」

れんげ「そうなんな・・・これは激レアってやつなんな、ポテトチップスコンソメWパンチ」

小鞠「いやいや、普通に街に行けば売ってるでしょ」

れんげ「そう言えば駄菓子屋が今度街で買って来てくれるかもしれないのん」

小鞠「駄菓子屋が？じゃあ私はゴディバのチョコレート買ってきてもらおうかな」

れんげ「なんですのん？」

小鞠「え～知らないの？？ゴディバ。都会で流行ってるチョコレートだよ。まぁ私も中2だし～ゴディバの1つや2つ―」

一穂「どうしたれんちょん？寝れないの？」

れんげ「うん・・・ウチなポテトチップスWコンソメ食べたいのん」

一穂「ポテチなら台所の棚にあったよーでも夜遅いから明日食べなー」

れんげ「違うのん！普通のコンソメとかうすしおじゃ駄目なのん」

一穂「・・・そうか」ｸﾞｺｰ

夏海「はぁ～次は英語のテストか～出来る気がしねぇ」

れんげ「はっ！なっつん、ウチこの英語わかるん”ダブル”なのん！ポテトチップスコンソメWパンチのダブルなのん！」

夏海「いやぁ～これはダブリューって読むんだよ」

れんげ「なに言ってるん？これはダブルなのん！」

れんげ「このみ姉、何食べてるん？」

このみ「あぁ、れんげちゃん。これはねぇアルフォートだよ」

れんげ「そうなん・・・」

このみ「れんげちゃんも食べる？ハイ」

れんげ「ん！？ありがとなん」

このみ「どう？」

れんげ「おいしいんな！！はじめて食べたん」

このみ「あっ、メガネ君。何してるの？」

れんげ「なっつんのにいにい！」

卓「・・・」

このみ「そうだメガネ君にもアルフォートあげる」

卓「・・・」ｽｯ

このみ「え？お返しにくれるの？」

卓「・・・」ｽｯ

れんげ「ウチにもくれるん？ありがとなん！」

卓「・・・」ｽﾀｽﾀ

このみ「チョコリエールだ。私これも好きなんだー」

れんげ「んぉぉ！おいしいん！世の中にはおいしいお菓子がいっぱいあるんな」

このみ「またまた大袈裟な」

れんげ「ウチ駄菓子屋のお菓子しか食べたことないん。世界は広いんなぁ」

れんげ「あっ、ほたるん！」

蛍「れんちゃん、こんにちは」

れんげ「ほたるん何してるん？」

蛍「ん～暇だったからお散歩してたよ」

れんげ「そうなん？うちも暇ですん」

蛍「じゃあ遊ぶ？」

れんげ「うん、遊ぶん！うち、ひざカックンと遊びたいん」

蛍「じゃあ家行こっか？」

蛍「ペチーお手」

ペチ「ワン」ﾎﾟﾁ

れんげ「おおー！」

蛍「れんちゃんもやってみる？」

れんげ「うちにもできるん？ひざカックン！お手！」

ペチ「ハァハァ」ﾎﾟﾁ

れんげ「おお！すごいんな！！ひざカックン」