【ミリマス】P「スカートをめくろう」 (110)

※スレ立て初めて故変なところあってもご愛嬌。
 それとシアター組しか出てこないのでご注意。
 あと作者は特にぱんつ知識あるわけじゃないからそこんとこはい、ヨロシクぅ。

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P「アイドル達の……中学生組のスカートをめくる」

P「特に理由はない、強いて言うなら俺がぱんつを見たくなったからだ」

P「怒られるかもしれないが、まあ全力で謝るなり誤魔化すなりすれば大丈夫だろう」

P「さあ、めくりの神童と呼ばれた俺の技を見せてやろうじゃないか」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456060524


P「あそこにいるのは……未来か。おーい未来ー」

未来「あ、プロデューサーさーん」トテテ

P「そうやって無邪気に駆け寄ってきたところをぉ……」

P「擦れ違いざまに思い切りめくり上げるのが、我がめくり真拳の奥義!」ガバッ

未来「へっ……?」

P(スカートめくりの神髄。それは、翻ったスカートの奥から一瞬だけ顔を覗かせるぱんつの姿を見ることにある)

P(そう、一瞬。ほんの一瞬だけなのだ。まるで線香花火のように儚い刹那の夢)

P(だが、だからこそ価値がある。その瞬間だけ聖域を犯した背徳感と、苦労の末にぱんつを確認できた達成感がある)

P(へへ、これだからスカートめくりはやめられねぇ……!)


P(未来は予想通り真っ白なぱんつか。飾り気のない、まさに純白、シンプルイズベストなぱんつだ)

P(純白のぱんつは凄いぞ。これは誰がはいてもほぼ確実に似合うという特性を持っている)

P(だが、だからこそはきこなすのは難しい。飾り気がないということは、その分素材そのものの力で戦うことになる)

P(誰でも装備可能だが、その魅力や色気を引き出すには相当な熟練度が必要だ)

P(そして、未来のように熟練度をマスターした人間がこの白いぱんつをはいた時)

P(スカートをめくる俺にこの上ない背徳感を与えてくれる!)

P(ああ……子供っぽさの中に見え隠れする微かな色気……そしてそれを覗き見る快感……)

P(最初からこの俺をここまで満足させてくれるとは……やるじゃないか、未来)


未来「きゃ!?な、ななな何するんですかー!」

P(そしてスカートめくりの醍醐味が一つ、恥じらい慌ててスカートを抑える少女の姿)

P(これもまさに予想通り、完璧すぎるリアクション)

P(だが本物は予想以上の可愛さがある……やるじゃないか、未来!)

未来「いきなりスカートめくってくるなんて……同級生にもめくられたことなかったのに……」

P(顔を真っ赤にしてちょっと俯きながら上目で覗き込んでくる未来かわええ)

未来「うう……なんで黙ってるんですか?」

P(ほんのちょっぴり目が潤んでいるのがポイントだ。さしもの未来といえどもぱんつを見られるのは恥ずかしいらしい)


未来「……プロデューサーさん?」

未来「……え?返事してくれない……あれ?もしかして私なにか変なことしちゃいましたか?」アセアセ

P(しまった。感慨に耽ってたら未来に変な不安を与えてしまったみたいだ)

P「ああすまんすまん、未来」

P「いいぱんつだ」CV:大塚明雄

未来「いい……ぱんつ……」

未来「でへへ……そうですか?静香ちゃんや翼に比べて子供っぽいかなって思ってたんですけど……」テレテレ

P「そのままでいい。未来はそのままのぱんつでいてくれ」


P「ぱんつは人の心を表す。お前の心は、そのぱんつのように純粋で、可愛らしいものなんだ」

P「変に背伸びをして、自分の心をあざむくんじゃない。俺は、お前のお前らしい姿が見たいんだ」

未来「……はいっ!分かりました!」

P「それじゃ、俺は他にも用があるからこれで」

未来「あ、はーい。それじゃまた後で」ブンブン




未来「でへへ、プロデューサーに可愛いって褒められちゃった」テレテレ

未来「……って、あれ?だからなんでスカートめくられたんだろ、私……」

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P「未来はちょろかった」

P「まさにこの長い旅路の門出を飾るのに丁度いいアイドルであった」

P「では次の戦いに移るとしよう。……あそこにいるのは静香か」


静香「また出会えるシューリィスター……♪」

静香「……英語の発音を変えた方がいいかしら、でも今の言い方が一番音が取りやすいし……」

P(自主的にボイトレしてるのか。おかげで周りが全然見えていないみたいだ)ソーッ...

静香「どちらにせよ、最後のところはもうちょっと奥行きを持たせるような感じで……、ん?」

P(気付かれたか!?いや、だがもうそこは俺の間合いだ!)

P「どっせーい!」ガバッ

静香「え……~~~っ!?!!??!??」


P(物凄い速度でスカートを抑えられてしまった)

P(だが俺のこの目はしっかりと見てしまった。布の城塞の奥に隠された秘宝を)

P(やはり静香は黒だったか。サイドにレース模様が入った黒色のぱんつ)

P(シンプルなデザインだ。必要最低限の飾りだけをつけて大人びたイメージを出しながらも、余計な主張は一切していない)

P(これもまたいいぱんつだ……96点をやろう。評価は秀だ)

P(残りの4点は……スカートを抑えるのがもっと遅ければあげられたんだがなぁ……)


静香「……プロデューサー」ワナワナ

P「ん?」

静香「なにか、言うことがあるんじゃないですか……?」キッ

P(鋭い目で睨まれてしまった……でも頬が赤いせいで迫力はそこまでないな)

P「静香……」

P「グッパン(グッドパンツの略)!」

静香「――っ!!」パシンッ

P「痛いっ!ありがとうございますっ!」


静香「本ッ当にどうしようもない変態ですね!!」

P「ありがとうございます!!じゃなかった、すまない静香!つい魔がさして……」

静香「ついってなんですか!貴方はついで女性のスカートをめくるような変態なんですか!」

P「Exactly(その通りでございます)」

静香「なっ……もう!なんなんですか本当に!」

P「やばいと思ったが性欲が抑えきれなかった。この通り反省しているのでどうかお許しを」

P「そうだ。物で釣るわけじゃないが、今度お詫びにうどん奢るから。だからこの通りだ、許しておくれ」


静香「…………奢るってことは、プロデューサーも一緒に食べにいくんですか?」

P「俺とは嫌だったか?」

静香「いえ……むしろその逆です」ボソッ

P「え?」

静香「なんでもありません。とりあえず、今回のことは許してあげます」

静香「だから今度……一緒にどこか食べに行きましょう。約束ですからね」

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P「何とか第一の鬼門をクリアしたぞ」

P「やっぱり最後のうどんが効いたのか。静香に許してもらう時はうどんを使うに限るな」

P「まあそもそも怒らせないのが一番なんだけど」

P「さて、次は……未来静香と来たんだから、翼にするか」

P「やっぱり最初の三人は信号機トリオで行くに限るよな、うん」


翼「~♪」

P「こちらP、前方に鼻歌を歌いながら歩いてるターゲットを発見した」

P「まったく、そんな風に機嫌よさげに尻を弾ませながら歩くなんて……」

P(こんなの、めくってくれって誘っているようなものじゃないか)ダダダッ

P「隙だらけなんだよぉ!」ガバッ

翼「ひゃっ!?」


P(意外!それはシトラスッ!)

P(偏見を持っていたわけじゃない!だが翼はもっと大人びた色やデザインだとばかり思っていた!)

P(しかし侮るなかれ!このぱんつの真の強さは、そのサイドにある紐!)

P(紐の占める面積は少なく、あまり一般的なぱんつと変わらないとはいえ、紐が付いているのだ!)

P(もし、俺が今ここでこの紐を引っぱたらどうなると思う?答えは簡単だ、翼を脱がせられる)

P(俺のさじ加減ひとつで、今すぐにでも翼をノーパンにさせられる。まあ、俺はぱんつを見たいだけだからやらないけど)

P(そんな一抹の危うさを孕んだぱんつ……まさに、小悪魔の所業と言って差し支えないだろう)


翼「もー、プロデューサーさんのエッチぃ」

P(なっ……こやつ、俺のスカートめくりを受けて動揺していないだと!?)

翼「わたしだって一応はアイドルなのに、そんな子のスカートをめくるなんて大胆だよね」

翼「ねぇねぇプロデューサーさん。今わたしが大声でスカートめくられたって叫んだらどうなる?」

P「なっ、それは本気でやめてくれ翼!すまん、この通りだ!」

翼「……じゃあ、今度のお休みの日にわたしとデートしてくれる?」

P「え?」

翼「ダメぇ?」


P「いや、流石にアイドルとデートはダメ……」

翼「今まで何回かしたことあるのに?」

P「ぐっ……」

翼「人のぱんつは見たのに?」

P「だ、ダメです……」

翼「ふ~ん……」

翼「あ~あ、なんだかすっごく叫びたい気分かも~」

P「ぐっ……ぐぬぬ……」


翼「ね、したいな。で・ぇ・と♪」ボソッ

P(耳元でそんなこと囁いてくる翼さんマジ小悪魔)

P(権力とおねだりのユニゾンアタックとか、こんなの断れるわけがないじゃない)

P「わ、わかった……」

翼「わーい!プロデューサーさんとデートだー!」

P「ただし!ちゃんと変装はすること!もう変装なしで話題にならないようなアイドルじゃないんだからな!」

翼「は~い。えへへー、何着て行こっかな~♪」



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P「意外な伏兵だった」

P「翼は危険だな……こっちが呑み込むつもりが、気付けば向こうのペースに呑み込まれている」

P「高難易度が二回も続いたからな……次はもっと楽そうな、そうだな、可奈にするか」


可奈「おっはようございま~す♪」ガチャ

P「おっと、そんなことを話してたら早速獲物が来たか」

可奈「あれ、もしかしてまだプロデューサーさん以外誰もいないんですか?」

P「ああ、他のみんなはもう仕事に……可奈!動くな!」

可奈「はひっ!?」ビクッ

P「いいか、そのままじっとしてろよ……」

可奈「な、なんですか……?」

P「……取ったどーーー!!」ガバッ

可奈「わわっ!?」


 次の瞬間、Pは仰天した……!

P(た、タイツだとぉ……!そうだった、可奈はいつもタイツをはいてるじゃないか……!)

 タイツ!一切の光を通さぬ漆黒の城壁!このままではぱんつを拝むことができない!

 まさに窮地!誰もが少女のぱんつを諦めるであろうこの状況!

 しかし、Pはおもむろにタイツの端を掴み……

 逆におもいっきりのけぞったッ!

 あまりに大きな力を受けたタイツはビリビリと音を立てて破れていく!破れたタイツ!エロい!


P(床に頭を打つ直前、俺はしっかりと目にした)

P(黒い霧の中から姿を現した、みかんの柄が散りばめられた可愛らしいぱんつを……)

P(果物ぱんつか、可愛いじゃないか。CuCoPaで言うなら圧倒的Cuのぱんつだ。可愛さに星を全振りしている)

P(ただしこのぱんつが似合うのは限られた年代の人間のみなんだよな……悲しい、実に悲しい)

P「我が人生に、一片の悔ひぶっ!」ガンッ

P(いってぇ……頭打った衝撃で舌噛んだ……)


可奈「…………ひ、」

P(いや舌は今どうでもいいや……どうやってタイツ破ったことを謝ろう)

可奈「ひやああぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ!!」

P(あ、すごい勢いでスカート抑えた。でも今更なんだよな……ぱんつ確認済みです)

可奈「……うー……プロデューサーさ~ん……」

P(いかん、可奈がちょっと涙目で訴えかけてきてる。可愛い)

可奈「……見ました?」

P「……ナニヲダ?」

可奈「みかん」

P「いいみかんだったよ」

可奈「うわぁーん!やっぱり見たんですねー!」


可奈「プロデューサーさーん!いくら事故とはいえぱんつを見るなんて酷すぎますよー!」

P(……ん?)

可奈「うう……スースーする……」

P(待て待て、まさか可奈のやつ……)

P(タイツ破いたのが事故だと思ってる!?)

P「すまん!この通りだ!!」

P(これは……いける!このまま謝り倒せば怒られずに済むな!)


可奈「……忘れてください」

P「え?」

可奈「見なかったことにしよう。おっけー?」ビシッ

P「……お、おっけー」

可奈「見られなかったことにしよう。おっけー」

可奈「……これで大丈夫ですね!プロデューサーさん、ちゃんと忘れてくださいね!」

P「……おう!」

P(すまんな、しっかりと脳裏に焼き付いて忘れられそうにない)



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P「ちなみにあの後、可奈のタイツは弁償しました」

P「タイツを買い替えにいくまでの間、ちょっと珍しい私服生足可奈が見れた。満悦満悦」

P「次は……可奈にやったんだから、志保にするか」

P「志保も結構危険だけど、最近はちょっと優しくなってきた気がするから多分大丈夫だろう」

P「親愛度も600まで上げてあるしな」


P「……お?向こうから歩いてくるのは志保か」

P「また歩きながら携帯弄ってるな……危ないからやめろって言ってるのに」

P「そんな悪い子には罰の意味を込めてスカートをめくってやらねばなるまい」

志保「……あ、プロデューサーさん。おはようございま、」

P「めくり神拳奥義、人為的に引き起こされたいたずらな風さん!」

志保「す……」


P(呆然としてスカートを抑えようともしない、か。なるほどなるほど)

P(だがそのおかげではっきりと見えた。否、今も見えている!黒色のおぱんつが!)

P(一見すると静香がはいていたものと同じようなデザインに見える。だが、志保のものは決定的に違う点が一つある!)

P(ローライズだ!ぱんつが隠している面積が一般的なものと比べて小さい!)

P(今までのものが『ぱんつ』だというなら、これはまさに『下着』と呼ぶのにふさわしいエロスを秘めている!)

P(そして何より志保本人のスタイルの良さと相まって、とんでもないエロストライアングルが形成されている!)

P(これはいけない!なんて目に毒なぱんつなんだ!志保みたいな同級生がいたら一生夜のオカズには困らないね!)


志保「……1、1、0、と」ポパピプペー

P「待って!志保待って!それはいけない番号!」

志保「何ですか変態プロデューサーさん。言い分なら法廷で聞きますよ」

P「ごめんなさい!謝りますから、この通りですから!だからその携帯をしまってプリーズくださいっ!」

志保「はぁ……いい大人が14歳に土下座までして恥ずかしくないんですか?」

P「土下座程度で志保からの信頼が元に戻るなら、プライドなんてどこまでも捨ててやるさ」

志保「信頼を元に戻す以前に、信頼を壊すような行動を取らないでください」

P「ごもっともです」フカブカ


志保「というか、そんなにパンツが見たかったんですか?」

P「志保、それは違う。パンツじゃなくてぱんつだ」

志保「どうでもいいです。それで?そんなに見たかったんですか?スカートをめくってまで?」

P「それは……その通りです」

志保「……本当、どうしようもない変態ですね」

P(ああ、そこはかとなく軽蔑されてるような眼、イイ……)

P(この完璧に軽蔑されてるわけではなくて、ちょっと引いてるくらいの感じの眼がイイんだよな……)


志保「……別に、言ってくれれば私だって」ボソッ

P「ん?」

志保「今後はこういうことをしないでください、って言ったんです」

P「あ、はい。承知いたしました」

志保「どうしてもしたくなったら、私に言ってくれれば何とかしますから……それじゃ」

P「え、なんとかって……志保?おーい志保ー?」

P「……行ってしまった」



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P「志保の親愛度が100以下だったら今頃俺はブタ箱行きだったと思う。国家権力って怖い」

P「はぁ、第二の鬼門を乗り越えたら一気にどっと疲労が来たぞ。次もまた落ち着ける子がいいな」

P「落ち着ける子……よし、星梨花にしよう」

P「いつもどこかから見守ってるSでPで黒い服なお兄さんたちは怖いけど、星梨花は怖くないからな。むしろ癒しだからな」


星梨花「ふんふふ~ん♪」

P「お、ターゲット発見。随分と上機嫌だな」

P「これはあれだな。警戒心の無さといい、純粋さといい、多分勢いで丸め込むのが一番早い」

P「というわけで……星梨花!危なーい!」スライディングアンドメクリッ

星梨花「へ……?」ボーゼン


P(あまりの衝撃に思考回路がショートしたようだな)

P(ふむふむ、星梨花のぱんつはやはり白か。高級感あふれるフリルとレース、そして可愛らしいリボンをあしらった高級そうな品だ)

P(まさに純真無垢って感じだ。例えるならそう、天界のような清らかさがある)

P(さながら天使のレオタード……ではなく天使のぱんつと言ったところか)

P(触り心地もいいんだろうなぁ……触ってみたい。穢れを知らない聖域を踏み荒らしたい)

P(でも流石にそれはいけないな。そんなことをしたらきっと抹殺されてしまう、社会的にも物理的にも)


星梨花「はうぅ……」カオマッカ

P(おっといけない、素晴らしきぱんつを振り返って堪能するのもいいが、このままじゃ抹殺ルートだ)

P「危ないところだったな、星梨花」ナデナデ

星梨花「わわっ……え?危ないって……」

P「今星梨花のスカートの中にハサミムシが入っていったんだよ。気付くのが遅かったら挟まれてたかもしれない」

星梨花「……あ!なんだ、そういうことだったんですね!ありがとうございます!」

星梨花「ところで、はさみむしってなんですか?」

P「なんと!最近の若者はハサミムシを知らぬと申すか!」


P「いいか星梨花、ハサミムシはな……」

星梨花「はさみむしは……?」

P「はさむ」

星梨花「はさむ」

P「地味に痛い」

星梨花「地味に」

P「耐えられなくはない」

星梨花「なるほど……とりあえず、特にそこまで危なくない虫さんだってことは分かりました!」


星梨花「でも痛いのは嫌なのでよかったです!プロデューサーさん、ありがとうございます!」

P「いやなに、いいってことよ。はっはっは!」ナデナデ

P(我ながら死ぬほど雑な言い訳だとは思うが……)ナデナデ

星梨花「~~~♪」

P(この子は本当、疑うという行為を知らないんじゃないか?)

P「星梨花はかわいいなぁ」ナデナデ

星梨花「えへへ、ありがとうございます!」



P「いやー堪能した堪能した。やっぱり純粋な子は楽でいいな」

 サンキューフォーツークロー

P「ん、メール?」

P「なんだこれ、知らないアドレスからだな……」


 【From】*****************************
 【To】プロデューサー
 【Sub】次は無い

 ―このメールに本文はありません―


P「ヒエッ」



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P「一体どこから監視してたんだ……箱崎家のセキュリティシステム怖ぇよ……」

P「しばらくの間は星梨花に手を出すのは控えよう、冗談抜きで死んでしまう」

P「だがスカートめくりはやめんぞ!次こそは落ち着けるような……そう、湖面のせせらぎのように平穏に済むようなスカートめくりをしてみせる!」

P「穏やか、落ち着く……そうだな、次はひなたにするか」


P「ひなたは穏やかさが服を着て歩いているような子だからな、きっと今回は平穏に済むに違いない」

P「今のは決してフラグじゃないぞ。例えフラグだとしても俺はそれをブレイクしてみせるぞ」

P「そう……我が流儀の究極奥義によってな!」

ひなた「ただいま戻ったよー」

P「おおひなた、おかえり」

P「その様子だと今日の仕事はうまくいったみたいだな、よかったよかった」サモシゼンニガバッ

ひなた「……おんやぁ?」

ひなた「……ひゃあ!なにするべさプロデューサー!」


P(なるほど、ひなたも飾り気のない真っ白なぱんつか)

P(ん?いや……違う。よく見るとウェストラインのところに可愛らしい赤いリボンが一つついてるじゃないか)

P(白地による清純さを醸し出しながら、リボンによって子供っぽさを強調させている)

P(フリルのように高級感を伴って子供っぽさを演出するのではなく、あくまでも素朴な素材によって演出される子供っぽさ)

P(それがまたたまらない。たかがリボン、されどリボン)

P(見る者に興奮と、そしてほのかな微笑ましさを与えてくれるのが、このリボンつきぱんつというものだ)


P「さて、仕事が終わったばかりですまんが、実は明日の仕事の件なんだが……」

ひなた「……プロデューサー?」

P「ん?どうした?何か質問か?」

ひなた「え……っと、ごめんねぇ。やっぱりなんもないべさぁ」

P「そうか。じゃあ話を続けるぞ。明日は昨日と同じ場所で……」

ひなた(プロデューサー、真面目に仕事の話をしてくれとる……)

ひなた(あんれぇ……?さっきのは一体なんだったんやろうかぁ……)

P「……ひなた?」

ひなた「うん?ちゃんと聞いとるよ」

ひなた「……うーん、幻か何かやったんやろうかなぁ……」ボソッ


P「…………」

P(ククク、まんまと策中にはまっておるわ!)

P(これぞめくり真拳究極奥義、スカートめくった?誰が?俺?知らないよ?だ!)

P(さも自然にめくり、さも自然に会話を続けることで、もしかして自分はスカートなんてめくられてないんじゃないかと相手に錯覚させる技!)

P(ちなみに成功率は1.5%にも満たないぞ!SRテーブルに乗るよりも難しい技だ!)

P(まあただ……)

ひなた「?」

P(疑うことを知らない純真な子には、ほぼ確実に通じてしまうんだよなぁ……)



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P「シアター組が誇る二大純粋中学生は最高だった」

P「あまりに最高すぎてとんとん拍子でスカートをめくれてしまった。未だかつてここまで苦戦しないスカートめくりがあったろうか」

P「さて次は誰にするか……うーん、そうだな。そろそろ杏奈辺りを攻めてみるか」

P「杏奈も警戒心は薄い方だしめくるのは簡単そうだなぁ……多分」


 ――そんな風に考えていた時期が、俺にもありました。


P「…………」カタカタ

杏奈「…………」ピコピコ

P「…………」カタカタ

杏奈「…………」ピコピコ

P「…………」カタカタ


P(Pロシです……)

P(ソファーに三角座りされてると、スカートがめくれないとです……)

P(杏奈が事務所に来てから三十分、ずっとこんな膠着状態が続いとるとです……)

杏奈「…………」ピコピコ、チラッ

P(Pロシです……)

P(時折チラチラとこっちの様子を伺ってくるのが、可愛くてしかたないとです……)

P(Pロシです……Pロシです……Pロシです)


P(あれからさらに二十分。杏奈が動かないおかげで事務仕事が一気に片付いてしまった)

P(どうしよう俺。もういっそ無理矢理杏奈を立たせてめくり上げるしか……)

杏奈(……ん、ちょっと喉渇いたかも)

杏奈(……飲み物、あったかな)ガタッ

P(!、立った!杏奈が立った!)

P(やるなら今しかない!これがラストチャンスだ!)ガタッ、ダダダッ

杏奈「?、プロデューサーさ、」

P「この一撃に全てを賭ける!」ガバッ

杏奈「……!?」バッ


P(なっ、思ったよりスカートを抑えるのが早い!なんて反射神経だ……)

P(だが俺の眼を侮るなよ。しっかりと見てしまったからな、そのスカートの奥に広がる、ピンクのしまぱんを……)

P(ストライプには二面性がある。カラーの部分は無邪気や溌剌を、白の部分は穏和や清純を表現してくれている)

P(穏和と溌剌、まさしくONとOFF。杏奈……お前は、自分自身を体現するぱんつを見つけることができたんだな……)


杏奈「……プロデューサーさん……?」ジトッ

P(ああ、杏奈の貴重なジト目いただきました……)

P(これだけで丼10杯は軽くいただける。ありがたやありがたや)

杏奈「……なんで、こんなことしたの?」ジトー

P「答えは簡単。たった一つのシンプルな答えだ」

P「俺が、杏奈のぱんつを見たくなったからだ」ドヤァ

杏奈「……変態」ジトー

P「いや、悪かった。我ながらヤバい扉を開けちゃうかなと思ったんだが自分が抑えられなかったんだ」


杏奈「…………」


P「……杏奈さん?怒ってらっしゃいます?」

杏奈「…………」フルフル

P「あの、黙られると非常に怖いので……せめて睨んでいただけませんか?」ムシロニランデ

杏奈「…………その」

P「ん?」

杏奈「そんなに……見たい、の?その、杏奈の……ぱ、下着……」

P「そりゃあ杏奈みたいな美少女のぱんつ、見たいに決まってるだろ」キリッ

杏奈「ん……そっか」カアッ


杏奈「……じゃあ、見せてあげても……いいよ?」カアッ

P「」

P「――ハッ!?」

P(一瞬とんでもない発言が聞こえた気がして意識が飛んでしまっていた)

P(いやいやまさかな。杏奈が自分からぱんつを見せるだなんて、そんなこと言うわけが……)

杏奈「他の人には嫌だけど……プロデューサーさんなら……いい、よ?」

P(言ってたー、言ってましたー。なにこの展開エロゲー?)

杏奈「杏奈……プロデューサーさんのこと……好き、だから……」ボソボソ

P(杏奈が顔を赤らめながらスカートの裾をつまんでいる)

P(今、俺がやってくれって頼んだらすぐにめくってくれるんだよな……ゴクリ)


P(いや、いかんいかん!)

P(そもそも俺はスカートをめくりたかったんじゃないのか!?スカートの隙間から見えるぱんつが見たかっただけじゃないのか!?)

P(それなのにこんな、こんな風に女の子に自分のスカートをめくらせるなんて……そんな行為……)


P(……正直言って凄く興奮する)ハァハァ

P(ま、たまにはいいよな。違う趣があってもいいよな、うん)


P「杏奈……本当にいいんだな?」

杏奈「…………」コクリ

P「じゃあ、見せてくれるか……?」

杏奈「ん……」コクッ

P「ああ……」

P(世の中の健全男子の皆様)

P(女の子が恥じらいながら、スカートをまくってくれる姿には、非常にそそるものがあると思いませんか)

P(顔が俯き、手先が震えながらも、それでも見せようとしてくれる意思)

P(こんな最高のシチュエーション、これまでもこの先も二度と出会うことがないだろう)

P(あ、ヤバい心のシャッターのフィルム尽きそう。なんで人間の脳って録画機能ついてないんだろ)



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P「杏奈はいいぞ」

P「杏奈のスカートをまくる姿とか、もうあれだけで二週間はオカズに困らないね」

P「……録画しておけばよかったなぁ、なんでこの部屋監視カメラとかないんだろうなぁ」

P「くそっ、この上なく口惜しいから百合子のスカートをめくってきてやる」


P「百合子ー、百合子はいねがー」

P「百合……お、いたいた」

百合子「(少女読書中…)」ペラペラ

P「なにっ、こやつ……立ったまま読書しておるだと?」

P「まあいつものことか。おーい百合子ー」

百合子「(真マジ剣)」ペラペラ

P「ダメだ聞いちゃいねぇ」

P「致し方ない、反応がないのは寂しいけどこのままスカートをめくらせてもらうか……失礼しまーす」

P「本と床の間に入って……目の前のスカートをぺらっとな」ペラッ


P「おお、やっぱり百合子はし……じゃない、黒色だとぉ!?しかもサイドに大きな切れ目入ってるし!」

百合子「…………」ピクン

P「ん?今ちょっと動いたような……」

百合子「…………」ペラペラ

P「……気のせいか」

P「いやしかし意外だなぁ、百合子がこんな大人びたぱんつをはいてるなんて」

P「黒レースの紐付きローライズだなんて、ちょっと予想外にもほどがあったぞ。今までで一番布面積少ないじゃないか」

P「というか前に見た時は白だった気がしたんだけどな……また何かの作品に影響されでもしたのか?」


P「まあなんにせよ、とりあえず言えることは……」

P「やっぱ百合子ってエロいな」

百合子「…………」ピクッ

P「性格はぽんこつそのものなのに、発育は意外といいんだよな。肉付きはそこそこいいし、上と下は出るとこ出てるし」

P「ただでさえぱんつ周りはエロいのに……黒ぱんつのおかげで余計にコケティッシュさが増してるんだよなぁ」

P「ハッキリ言ってむしゃぶりつきたくなるんだよなぁ……」

百合子「…………ぅぅ」ボソッ...

P「ん?」


百合子「…………」ペラ...ペラ...

P(今さっき確実に動いた、っていうか声出したよな?)

百合子「…………」ヨクミルトカオマッカ

P(こいつ……まさか)

P(スカートをめくられたことに気付いてる!?)

P(ということは俺の発言も丸聞こえ!?やだ恥ずかしい!)

百合子「…………」ペラ...

P(なるほど。下手に反応すると余計に恥ずかしくなるからここは敢えて無視すると、そういうことか)


P「(無言で後ろに回り込む)」

百合子「(集中したふり)」

P「……ふぅー」ミミニイキフキカケ

百合子「ひゃうっ!」

P「やっぱり気付いてたか」ニヤニヤ

百合子「うう……プロデューサーさんの意地悪」カオマッカ

P「いつから気付いてたんだ?」

百合子「……プロデューサーさんが大声で黒色って叫んだ時です……流石にあんな大きな声出されたら気付きますよ」

P「なるほどなぁ(つまり叫ばなかったらそのまま気付かれずにスカートめくれてたのか)」


百合子「もー!笑わないでください!すごくびっくりしたんですからね!気付いたらいつの間にかプロデューサーさんが足元にいて、スカートめくられてるんですもん!」

P「悪かった悪かった」ハハハ

P「というか、スカートめくられたのに百合子はそこまで怒ってないんだな。こういうハプニングは慣れてるとか?」

百合子「ちっ、違いますよ!プロデューサーさんならいくら見てもらっても構わないってだけです!」

P「え」


百合子「さ、最近はいつ見られても問題ないような下着を選んでますし……その、もっと見てくれたっていいんですよ!?」

P「待て待て待て百合子、ちょっと落ち着け」

百合子「落ち着いてます!何なら上も見ますか!?」

P「待て!服を脱ごうとするな!落ち着け!」

P「さては百合子お前冷静なようでいて実はかなり混乱してるな!戻れ!俺が悪かったから正常な思考回路に戻ってくれー!」

P「でも服は脱いでくれてありがとうございます!上も結構冒険したデザインなんですね!」



------

P「百合子は頭を軽く叩いたら元に戻りました。やはり混乱は物理で治すに限ります」

P「なおその直後、自分の行動が恥ずかしくなったらしくはぐれメタルばりの速さで逃げてしまいました」

P「……なんだか連続で特大インパクトがきちゃったなぁ、嬉しい反面精神的にドっと疲れた」

P「けどその分心は満たされまくってるからな!この調子で次の子も……って、あともう残ってるのは四人しかいないのか」

P「じゃあとりあえず、残りの四人の中じゃ一番楽そうなエミリーから狙ってみるか」


P「エミリーの攻略は簡単だ」

P「彼女限定で、どんなことでも一瞬で信じさせてしまう魔法の言葉がある」

P「ホントに一瞬でころっと騙されるからな?見とけよ見とけよ~、おーいエミリー」

エミリー「仕掛け人様?どうかなさいましたか?」トコトコ

P「てりゃ」ガバッ

エミリー「What!?」


P(白色を基調に、サイドをレース柄で飾った一品か)

P(純白のぱんつが基本形だとするならば、これは進化……いやスタイルチェンジしたぱんつと言っていいだろう)

P(子供っぽさのステータスを削り、その分を上品さ等に割り振っている)

P(だからと言って子供っぽさがなくなったわけじゃない。ただノーマルタイプに比べて少ないだけだ)

P(和の象徴である純白で清純さを前面に押し出し、洋の象徴であるレースでお洒落感を上げる)

P(まさに和洋折衷のぱんつ。なんてエミリーに相応しいぱんつなんだろうか)

P(……そもそもぱんつは和じゃないぞ、なんてツッコミは野暮だからやめてくれよ?)

P(あと和なら褌だろ!と内心思ったであろうそこの君、流石のエミリーでも下着に褌は付けないと思うぞ)

P(……多分)

P(あーでもサラシは巻きそう。今度機会があったらどんなブラつけてるか見てみるか)


エミリー「し、仕掛け人さま?どうしたこのような不埒なことを……」

P「エミリー、これはスカートめくりと言う日本伝統の技でだな」

P「日本の美少女、要は大和撫子だな。彼女達が子供の頃、特に小学生くらいの頃に必ず通ってきた道なんだ」

エミリー「そうなのですか?」

P「ああ。日本じゃ子供の時にスカートをめくられることが撫子の証になるんだよ」

P「エミリーが一人前の撫子を目指してるんなら、そろそろ一度は経験しておいた方がいいかもしれないって思ってな」

エミリー「そうだったんですね……スカートをめくられることは大和撫子の証……」

P(嘘は言ってないぞ)

P(多少表現に悪意があったかもしれないが、嘘は言っていない)


エミリー「……あの、仕掛け人さま?ということは私は仕掛け人さまに大和撫子だと認められたということなのでしょうか?」

P「そうだな。と言っても、これはいくつもある撫子の試練のうちの一つみたいなものだから」

P「スカートをめくられたから大和撫子になれる、ってわけじゃない。その他色んなことを全て認められた時、ようやく一人前の大和撫子になれるんだ」

エミリー「なるほど、分かりました。これはあくまでも通過点というだけなのですね」

エミリー「仕掛け人さま、ありがとうございました。おかげでまた一歩、大和撫子に近付くことができました」ニコッ

P「うんうん、俺もエミリーが夢へまた一歩前進できて嬉しいよ」


P「あ、そうそう。スカートをめくられたことは誰にも言っちゃいけないからな?」

エミリー「それはまた、どうしてなのでしょうか?」

P「自分が試練に合格した、ということを周りに自慢するのはあまり褒められたことじゃないからな。そっと自分の胸のうちにだけ秘めておくのが基本なんだ」

エミリー「なるほど……確かに大和撫子は謙虚に慎ましく、が基本でしたね」

P「そういうことだ。だから言いふらすんじゃないぞ」

P「絶対にだぞ、絶対言っちゃダメだからな!振りじゃないぞ!ダチ○ウ倶楽部じゃないからな!」

エミリー「はい、承知いたしました」




P「えーっと、目撃情報によるとロコはここで絵描いてるとか言ってたな……」ガチャッ

ロコ「うーん……ここはもう少しブルーをエンファサイズしてクールイメージを……でもこれだとちょっとシャープすぎるかも」

P(絶賛ロコナイズ中であった)

P(四つんばいの状態で描いてるから、尻をこっちに突き出した体勢になってる)

P(絶好のカモだ。もう何をしなくてもスカートめくれる。というかめくらなくても屈めば見えそう)

P(だが俺は敢えてめくりにいく!なぜならそれが男の浪漫だからだ!)

ロコ「プロデューサーですか?もう少しでこのワークが終わるのでちょっと待って……」

P「そうかそうか、なら遠慮なく」

P「見せてもらおう、ロコナイズなぱんつとやらを」ガバッ

ロコ「へっ!?あっ!」ビクッ


P(水玉ですよ、水玉!アーティスティックな少女もぱんつになれば可愛いものです!)

P(しかもよく見ると水玉+上部にフリルだ。よく見そうで実はあまり見ないぱんつをチョイスするとは、流石はロコといったところだな)

P(基盤となる水色と、それを飾る白色の斑点。絶妙なあどけなさを滲み出させる二つの神がかり的なバランス)

P(ただの一つの装飾もなく、柄だけで人の心を引きつける……ストライプと並ぶ、実力派のぱんつだ)


ロコ「プ~ロ~デュ~サ~?」ゴゴゴゴゴ...

P「やだロコちゃんったら怖い顔」

ロコ「いきなり何するんですか!ロコのぱ……アンダーウェアを覗くなんて!」

P「今ぱんつって言おうとした?言おうとしたよな?」

ロコ「ノーです!してません!そんなはしたないワードはドントユーズです!」

P「なにおう!ぱんつははしたなくなんてないぞ!高潔で高貴な日本語の宝だ!」

ロコ「なんでそんな訳のわからない所にスティックするんですか!そんなことはどうでもいいんです!」

ロコ「リセントプロブレムはこれです!これを見てください!」バンバン


P「これって……うん、ロコが描いた絵だな。いい出来じゃないか(正直アートの心得ないから上手いのかどうか分からんが)」

ロコ「そうです!パーフェクトなクオリティでした、ついさっきまでは!これを見てください!」

P「ロコの絵だな(何描いてるのかさっぱり分かんないけど)」

ロコ「ここですここ!プロデューサーがいきなりセクシャルハラスメントしてきたせいで、手元が狂っちゃいました!」プンスコ

P「あー(言われてみれば少し青の絵具がはみ出しているようにも見えなくはない)」

ロコ「どうしてくれるんですか!もうすぐ完成しかかっていたのに、これで全部スポイルです!」


P「でもほら、さ?ちょっと筆貸してくれ」

ロコ「?」フデワタシ

P「これならここをこうすると……ほら、よくなるんじゃないか?」フデヌリー

ロコ「!、プロデューサー!」

P「あ、やっべ(勝手にロコの絵を塗ってしまった)」

ロコ「…………!」ワナワナ

P(まずい、こればかりはロコを本気で怒らせたかもしれない。素人技で芸術をかき乱して怒られないわけが……)


ロコ「エクセレントです!!」

P「すまんロコ!って、はい?」

ロコ「すごいですプロデューサー!このアイデア、ロコにはまったく思い付きませんでした!」

P「お、おお……」

ロコ「ここに敢えてイレギュラーなオブジェクトをセットすることで、全体でなくここのセクションを強くアピールする……感動しました!」

ロコ「ありがとうございますプロデューサー!なんだか新たなロードが開かれた気分です!やっぱりアートはコモンセンスに捕らわれてはいけませんね!」

P「おう……それは、よかったな。うん……」

P(正直何がよかったのか全然分からないが……まあ、スカートめくったことがうやむやになったから、いっか……)



------

P「俺も少しは現代アートを学んだ方がいいのかもな」

P「でも学んだところでロコのセンスにはついていける自信が……うーん、正直ない」

P「衣装とか演出なら分かるんだけどなぁ……絵とか像は専門外なんだよな」

P「まあ、その件についてはまた後で考えるとしよう。今はスカートだスカート、昴のスカートだ」

P「丁度今日は昴は朋花と一緒に仕事してるからな、事務所で着替えるまでに捕まえればスカートをはいた昴が見れるはずだ」


P「ここで待ってれば確実に昴は来るよな……」

P「この機会を逃せばズボンに着替えられてしまうからな、チャンスは一度しかない」

P「さあこい、昴よこい……できれば朋花と別々に帰ってこい……!」

タッタッタッ

昴「ん?プロデューサー?そんなとこで何してんだ?」

P(来た!そして朋花はいない!神に感謝!)

P「ああ、ちょっとな。そういう昴こそ、なんだか急いでるみたいだが……」

昴「ちょっとトラブルがあってさ、早いとこ朋花のところに戻ってやらないといけなくて」

P「なるほどなるほど、そういうこと、かっ!」ガバッ

昴「……へっ?」ボーゼン


P(自然に会話しながら自然に近づき、自然にスカートをめくりあげる。これも我が奥義が一つ『白昼堂々の通り魔』)

P(昴はスポーツタイプのショーツか。薄い灰色で自分のイメージカラーと統一させてきてる)

P(このスポーツタイプのぱんつというものは男物に似ていて、一見色気もなにもないように見える)

P(だがそれは全くの誤り!色気がない?そう思うお前の目は腐っている!)

P(考えてもみろ、このタイプは動きやすいようにと密着率をあげているんだ。それに生地も薄手で通気性をよくしていることの方が多い)

P(密着率が高いということは、その分身体のラインが際立つということ)

P(そして生地が薄いということもまた、身体のラインを目立たせる要因となる)

P(つまり今の昴は裸と大差ない!)

P(俺がこのぱんつを覗くということは、野球できゅっと引き締まった健康的な足や尻を拝んでいるのと変わりないということだ!)


昴「って、何すんだよ!」バキッ

P「黄金の右ストレートっ!」グハッ

昴「うわっと、悪いプロデューサー!ついいつもやられた時みたいに……」

P「い、いや構わんさ……こうやって殴られるのもスカートめくりの醍醐味の一つだしな(意外といいパンチだった)」

P「というかちょっと待て、いつもやられって……昴、そんなに日常的にスカートめくられてるのか?」

昴「あー……いや、それは違くて……。スカートをめくられてたの自体は昔の話だよ」

昴「ほら、オレって小さい時から男友達と遊ぶことが多かったからさ。制服とかでスカートはいてるとからかわれてめくられることが結構あったんだよ」

昴「流石に今の歳になっては誰もやんないけどな。小学校低学年の時とかなんかほとんど日常だったなぁ」

P(なんて羨ましい小学生どもだ……!)


昴「というか今更だけど、なんでプロデューサーまでオレのスカートめくるんだよ。からかってるのか?」

P「違う違う。俺がスカートをめくったのは昴が可愛いからだよ」

昴「可愛い……本当に?」

P「本当だよ。というか昔昴のスカートをめくってた男子だってからかう為にめくってたわけじゃないと思うぞ」

P「男ってのはな、可愛い女の子を見るとついついスカートをめくりたくなってしまう生き物なんだよ。特に子供のうちはな。ソースは俺」

昴「そう、なのか?オレ、可愛いって思ってもらえてたのか?」

P「ああ、昴は可愛いよ。だからずっとスカートめくられてたんだろうな。そう言い切れるよ」

昴「へへ、そっか……女装だって思われてたんじゃなかったんだ。なんかちょっと嬉しいかも」


昴「でも、だからってスカートめくっていい理由にはならないよな?」

P「ゴモットモデス」

昴「はぁ……まあこっちも殴ったからお相子だけどさ。オレだって恥ずかしいんだからあんまりやらないでくれよ?」

P(あんまりってことはたまにならやってもいいってことなんだろうか)

昴「あっ、いっけね。朋花に頼まれごとしてるんだった。早く着替えないと」

昴「ああそうだプロデューサー、今の朋花には注意してやってくれよ。ちょっと色々あったからさ!じゃっ!」バタンッ

P「おー、あんまり急ぎ過ぎて着替え中に転んだりするなよー」

------

P「ついに決戦の時が来てしまった」

P「中学生組最後の砦にして最大の難関。一歩間違えたら即ゲームーオーバーであろう修羅の国」

P「そう、天空橋さんちの朋花さんだ」

P「馬鹿野郎お前俺はめくるぞお前!命が惜しくてスカートめくりができるか!」

P「もう朋花が最後な時点でオチ要因になるのは読めてるけど俺はやってやる!やってやるぞぉ!!」


朋花「…………」キョロキョロ

P「ともか は まだ こちら に きづいていない !」

P「でも随分と落ち着きがないというか周りを気にしてるな、どうしたんだろう。おーい朋花ー?」

朋花「!、ああ、プロデューサーさんでしたか~」

P(一瞬だけどビクッと震えた。やっぱり様子が変だな、体調でも悪いんだろうか)

朋花「?、そんなに私の顔をじっと見て、変なところでもありましたか~?」

P(……いや、様子を見る限り体調に問題はなさそうだな)

P(体調が悪ければスカートめくりは中止するところだったが、オールグリーンなら問題ない。めくるぞ)


P「変なところは特に……あっ」

朋花「?」

P「かかったなアホが!敵将朋花!打ち取ったり!」ガバッ

朋花「!?」


P(スカートをめくると、そこは桃源郷だった)

P(白も黒もその他の色も何もない、一面の肌色。そう、肌色……肌色?)

P(あっれー、おかしいなー?俺はスカートをめくったはずだよなー?)

P(肌色のぱんつってわけじゃ、ないよなー。これってどう見ても女性の……インサートされるポイントだよな)

P(……うん?なんで、聖域じゃなくて性器をまじまじと眺めてしまっているんだ、俺?)


朋花「……なにを、してるんですか~?」

P「」ボーゼン

朋花「……なに、を……」

P「……朋花、失礼を承知で訊くぞ?ぱんつはどうした?」

朋花「…………」

P「……朋花様?」

朋花「……ぐすっ」ジワッ...

P「!?」


朋花「さっき……撮影で、濡れて……替えも、なくて……」プルプル

P「撮影で……って、ハッ!?」


昴『今の朋花には注意してやってくれよ。ちょっと色々あったからさ』


P(さっきの昴の言葉ってそういうことだったのかーーー!!)

朋花「替えの用意も、子豚ちゃんには頼めなくて……昴ちゃんに……頼むしかなかったのでー……」

朋花「仕方なく……ないままで、やり過ごしてる時に……限って……こんな悪戯をするなんて……えぐっ……」

朋花「本当に……本、当に……ダメなプロデューサーさんですねー……」プルプル


P(あかんやつやこれ)

P(必死にこらえてるものの、今にも泣き出しそうじゃないか。声も震えてるしいつもの気迫もないし……)

P(……なんだか……朋花がいつもより小さく見えるな)

P(……一応、これでも中学生なんだもんな……)

P「ごめんな朋花。そんなことになってるとは知らなくて」ギュッ

朋花「……知らなかったでは、済まされませんよー……」

P「本当にごめんな。俺はただぱんつを見たかっただけなんだ」ポンポン

P「ああほら泣かないでくれ……ごめんな。本当にごめんな……」




朋花「ふふっ、少し取り乱してしまいました~」

P「ああ、俺もまさか朋花が泣きそうになってる姿を見れるとh」セイザ

朋花「はい~?」ゴゴゴゴゴ...

P「イヤナンデモナイデス」

朋花「それにしても困ったプロデューサーさんですね。まさか私の下着を見たいがためにスカートをめくるなんて浅ましい行為をしようとするなんて」

P「それについては反省してます。今度はしっかりぱんつをはいてるタイミングでめくるつもりです」

朋花「そもそもスカートをめくること自体いけないことなんですよ~?」ゴゴゴ...

P「オッシャルトオリデス」


朋花「聖母の下着を覗くなんて大罪もいいところですよ~。世が世なら死罪ものですが、今回は初犯ということで見逃してあげることにしましょう」

P「ありがたきお言葉」フカブカ

朋花「でも、いくら無罪でもこーんなタチの悪い悪戯をするダメプロデューサーには」

朋花「躾が、必要ですね~……」ズアッ

P「え?あのー……朋花様?なんだか黒いオーラが復活なされているのですが……」

朋花「そういえばこの前貴音さんから教えていただいたのですが」

朋花「なんでも人の記憶は早いうちに衝撃を与えれば飛んでしまうらしいですね~」

朋花「長期記憶される前に済ませるのがポイントだとか~」ゴゴゴゴゴ...


P「すいません朋花様ー、その手に持った扇子は一体何なのでしょうかー……」

P「あのー、私の記憶が正しければそれ、扇子じゃなくて鉄扇とかいう武器だった気がするのですがー……」

朋花「ふふっ♪」

P「あはっ☆」

P「すいません命だけはお助けをっ!!」


ゴンッ ガンッッ

チーン...


------

昴「おーい朋花ー、着替え持って……なんでプロデューサーこんなとこで寝てんだ?」

朋花「昴ちゃん、丁度いいところに。実は先程プロデューサーさんが足を滑らせて転んでしまいましてー……」

昴「何してんだよどんくせーなー……転んで気絶とかコントかよ」

朋花「すみませんが私一人では運べませんので、手を貸していただけますかー?」

昴「しょうがないな……よっと、朋花、足の方頼む……重っ」

昴「あー……これ誰か助っ人を呼んできた方が早いかもなー……二人じゃ運べるけど重い」

朋花「すみませんー、私が非力なせいで」

昴「いいっていいって、朋花は女の子なんだから当然だろ」

朋花(昴ちゃんも女の子なんですけどねー)

昴「まあただ、オレ達にこんな苦労させたプロデューサーには後でそれ相応の何かを奢ってもらわなきゃな」

------


 プロデューサーは事務所へと運ばれ、二時間眠った。

 そして目を覚ましてからしばらくして、今日一日の記憶がすっぱりと消えてしまっていることを思い出し、泣いた……。

 どうして泣いているのか自分でもよく分からなかったが、とにかく、涙が溢れ出すのを止めることができなかった……。


 【第一部・完】


オチが弱かろうがなんであろうがこれで終わりです。こんな子供じみた作品を読んでくださってありがとうございました。

キャラによって長さがバラバラすぎる?最初の面子短すぎない?俺の担当アイドルはこんなこと言わない(しない)?
等といった指摘に関しては…すまない、許して欲しい。本当この通りです。

ちなみに小学生・高校生以上組を出さなかったのは純粋に担当したことがないアイドルが多くてキャラがイマイチ掴めてないからです。
高校生以上で担当したことあるのなんてこのみさんと恵美・まつり姫とジュリアーノくらいだよ……これじゃ厳しい。

では最後に…次のSSを呼んで以下の問に答えなさい。

【問1】作者の担当アイドルは誰でしょう、この中にいます。
【問2】作者が担当したことのないアイドルがこの中に二名います、誰でしょう。
【問3】作者はロリコンか否か。
【問4】中学生は合法か。


画像ありがとうございます!
二部は…そのうち頑張ります。やる気はあるんです、やる気は。うん……

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