刃牙「北斗神拳・・・?」 (74)

ー東京、あるカフェにてー

烈「うむ、中国2000年の歴史に埋もれたと言われる暗殺拳だ」

刃牙「へぇ、そんな拳法があるんだ。烈さんも使えるの?」

烈「いや、北斗神拳は一子相伝の拳。書物はおろか、知っている者さえも極一部の人間しか居ないのだ」

烈「かく言う私も、郭老師から昔話として話されたのを君に話しているだけなのだが」

刃牙「・・・・・なぁんだ」

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刃牙「本当に実在してるならともかく、昔話として語り継がれる伝説じゃあさ」

刃牙「意味ないよ」ズズ・・・

烈「フフッ、只の昔話で終わるなら君にそんな話しはしない」

烈「先日だが、東京のある繁華街の片隅にてーー」

烈「頭部が爆発された遺体が発見されたッッッ」

刃牙「・・・・・」コトッ

烈「遺体は神心会に所属する末堂厚ッッッッ!!」

刃牙「・・・!末堂さんが!?」ガタッ!

烈「君には分かるハズだ。彼が並大抵の輩なら問題としない実力であるという事」

烈「そして、もう一つはー」

烈「頭部以外の外傷が全く見られないという事実ッッッッッ!!」

烈「現代科学において、頭部だけが破裂するなどと言う摩訶不思議な事が出来るのはなんだと思う?」

刃牙「こ、小型の爆弾・・・とか?それとも、頭だけを切り取ったとか・・・?」

烈「ならば、爆発音が聞こえても良い!ならば、声が聞こえても良いハズだ!」

烈「場所は繁華街!それに気付かぬ者が居ないハズもない!」

刃牙「・・・・・!!」

烈「現実味が・・・帯びてきただろう」

刃牙「そう・・・だね」ゴクッ・・・

烈「もう既に神心会は末堂氏の敵討ちとして、全国の神心会会員に事実を流してある」

烈「もしまた、この様な事件が起これば早期に発見が出来るだろう」

烈「その時には、私も含め、強者に来てもらう事になっている」

刃牙「へぇ・・・・」

烈「そこでだ。君にも来てもらいたいんだが・・・良いかな?」

刃牙「烈さん」

刃牙「あんた・・・ズルイよ」

刃牙「俺がこんな話しに乗っからないと思う?」ニヤァ

刃牙「是非!」

烈「謝謝!!!」

ーーーーーーーーーー

ー某ホテルにてー
ストライダム「oh......ユージロー」

勇次郎「・・・・・・」ギシッ

ストライダム「一体何時間、その体制でホバーをしてるつもりだい?」

勇次郎「・・・・・・・」ククッ・・・

ストライダム「oh....!逆立ちに・・・!」

勇次郎「・・・・・・24時間だ」ビュンッ

ストライダム「waht?」

勇次郎「今のでキッカリ24時間やっていた」ズチャッ

ストライダム「unbelievable・・・」

ストライダム(両手は親指のみで、そして片足を上げたままのホバーを丸一日だと・・・?)

ストライダム「全く、恐れ入るよ、オーガ」

勇次郎「ストライダムよ、まさか俺のこんな姿を見に来た訳ではあるまい」

ストライダム「そうだ、なにやら面白そうな情報が入ってな」

勇次郎「ほう・・・・」ニイャァア

ーーーーーー

ストライダム「ーと言うわけだ」

勇次郎「・・・・・・」

ストライダム「何か知っている事は無いか?」

勇次郎「・・・北斗神拳」

ストライダム「ホクトシンケン?」

勇次郎「中国二千年の歴史において唯一、闇に葬られた暗殺拳だ」

ストライダム「hmhm・・・」

勇次郎「まさか、その使い手が生き残っていたとはな・・・」ザワザワ

ストライダム「ユージロー、それがな」

勇次郎「食うに値するッ!」ギンッ!

勇次郎「案内せい!ストライダム!」

ストライダム「少し落ちついてくれオーガよ・・・。それが居場所が分からないのだ」

勇次郎「なに・・・?」

ストライダム「君の言う事が正しければ、暗殺拳なのだろう?居場所が分からなくても仕方ないと思うが・・・」

勇次郎「・・・・チッ」ギシッ

勇次郎「興が冷めたわ」

勇次郎「また居場所が分かれば教えろ」

ストライダム「OK・・・。すぐに君に知らせよう」

ストライダム(こんな分かりやすい嘘は始めてだ)

ストライダム(空気が早く戦いたいと震えているぞ、オーガよ)

ーーーーーーー

ー東京ー

チンピラA「おーい、兄ちゃんや」

???「・・・・・」

チンピラA「おっ?シカトかぁ?いい度胸だァ、こっち来い!」

???「・・・・・・・」

チンピラA「悪い事は言わねぇ、俺は東京ではちょいと名の知れた奴でなぁ・・・・」

チンピラA「ま、要は金置いてけって事よ」

???「今は何年だ」

チンピラA「・・・あ?おい話し聞いてんのかぁ!?」

???「今は何年だと聞いている」

チンピラA「あぁ?今年は20XX年ー」

???「そうか」

チンピラA「んなろぉ・・・!なめんじゃ」

チンピラA「はっ!?何処だ!?」

???「ここだ」

チンピラA「なっ!?いつの間に背後に・・・!?」

???「フンッ」ズボッ

チンピラA「あ・・・アガッ!?」

???「・・・お前の命はあと3秒だ」グポッ

チンピラA「はぁーー!?何言ってやがんだ!おい、お前達!」

チンピラB、C、D、E「・・・・へへっ」

チンピラA「一緒にやる・・・!?」ピキーン!

???「・・・・・・・・」

チンピラB「お、おい!どうしたんだ!?」

チンピラA「う、うー、あた、あだまが・・・!あ・・・アヒョ!!!」バシューン!!

チンピラC「ひ、ひいいい!破裂したあああ!?」

???「おい、お前」

チンピラC「は、はいぃ!」

???「お前も仲間か?」

チンピラC「あ、い、いえ!コイツとは知り合いでもなんでも・・・!」

???「ほう、では」シュン

???「この胸ポケットに入っている札束は何だ?」

チンピラC「ひ、ひいい!いつの間に!?」

???「ホォーーー・・・!」

チンピラB「に、逃げろーーー!」

???「アタッ!アタッ!アタッ!ホォーアッターー!」

???「北斗四方斬!」

チンピラB「ほげぇ!」

チンピラC「ウゲゲ!」

チンピラD「たわば!」

???「・・・・・」トッ

???(どうやら、ここは日本であるが・・・。俺の生きていた時代では無いらしい)

???「どう言う事だ・・・・」

今日はこれでおしまいです
思いついたので、ノープランですが、よろしくお願いします!

チンピラE「はわわわわわ!う、うぎぃ!体がぁー!いれば!」バチューン!

ーーーーーーーーー
ー1時間後ー

男性「う、うわぁ!何だこれ!」

男性「だ、誰か!警察だ!」

ーーーーーーーーー

光成「ふむ・・・・。なるほどのぉ」プカー

独歩「ご老公、何か情報はありませんか?」

光成「その暗殺拳・・・。儂も知らんな」

独歩「やはり・・・。かく言う私も烈海王氏から聞いただけなので」

光成「その北斗神拳とやら・・・この儂が知らぬ拳法・・・。見てみたいのう」ニヤ

独歩「ご老公!これは真面目な話しなんだぜ!」ダン!

光成「分かっておるわ。どれ、儂の人脈を駆使して、そいつを探し出そうかの」

独歩「ありがとうございます・・・!」

ーーーーーーーーーーー
ー繁華街歩道ー
ガヤガヤ
「爆発殺人だってよ・・・」 「酷い事するよな・・・頭無いらしいぜ」 「もー、なによこの人だかりー」

警察「えー、被害者は4名!何か爆発物を使用した形跡有り!周辺住民の避難、及び周辺の立ち入り禁止の許可を!」

花山「・・・・・・他組の抗争か?」

千葉「・・・・そうじゃないようです。被害者は一般人らしいですよ」

花山「・・・・・・・・・・・・・」

花山「・・・・行くぞ」

千葉「は、ハイ!」

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ー夜、ある公園にてー
「うおっ!!」 ビクッ

ジャック「・・・・・・」

「大きいね、あの人・・・・」 「外人?だよな」 「手ぇながーー」

ー後に目撃者の1人、高橋充(26)はこう語るー

高橋「めっちゃ大きいね、人だったんですよ」

高橋「顔?いやもう、鬼の様に、ってか鬼ですよ、あれは」

高橋「その人がトレーニングしてたのかな?物凄いスピードで公園の周り走ってたんですけどー」

高橋「急にビタっ!と止まったんですよ。前にはフードを被った男?の人が居てね」

高橋「なんだか、いきなり周りの空気が一変したんです」

高橋「僕達も【何故か】固唾を呑んで見守っていました」

高橋「大きな人が、笑うとね?右腕を反対側まで振りかぶって」

高橋「ドカンー、あ、いや、どんな感じに言えば良いんだろう」

高橋「ともかく、物凄い鈍い音が響いたんですーー」

メゴッ!!!

ジャック「オ前・・・只者デハ無イナ」

???「・・・・・・いきなり何をする」パラッ

ジャック「・・・素人ノソレデハナイ。本物ノ雰囲気ヲ感ジル」

ジャック「名前ハ?」

ケンシロウ「・・・悪党、と言う訳でも無さそうだな。・・・俺はケンシロウ」

ケンシロウ「お前の名は何だ?」

ジャック「俺ハ、ジャック・ハンマー。・・・今日ハ良イ日ダ」

ジャック「マサカ、公園ヲ散歩シテイタラ、コンナ大物ニ出会エルナンテナ」

ケンシロウ「待て、俺はお前と戦うつもりは無い」

ジャック「オ前ハ無クテモ、俺ニハアル」

ジャック「ヨリ速ク、ヨリ強ク、ヨリ重ク」

ジャック「高ミヲ目指スニハ戦ウシカナイ」

ジャック「サァ、構エロ」

ケンシロウ「・・・・・・・・仕方がない」ポキッポキッ

以上です!
短くて申し訳ないです・・・。

ジャック「・・・・・」ググッ

ジャック「ガァッ!」ダダッ!

ケンシロウ「・・・!」

ズガアアアアン!

「うわ!」 「え?」 「地震なの??」

ケンシロウ「グハッ・・・・・」

ーーーーーー
高橋「えっと、外人の方があの、陸上でやる・・・クラウチングスタートってやつの体制をしたんですよ」

高橋「その後・・・一瞬で相手方の方に行ってですね」

高橋「強烈・・・なんてもんじゃない。普通の人なら死にますよ、あれ」

高橋「飛び蹴りをしたんです」

高橋「あんなキックをされたら誰だって倒れますよね」

高橋「更にですよ?彼はーーー」

ーーーーーーーーー

ジャック「ウオオオオオオオ!!!」

ガン!ゴン!ゴガン!ズガ!

ケンシロウ「・・・・・・・・!!」

ーーーーーーーーーーー
高橋「馬乗りになって、息付く間もなくタコ殴りです」

高橋「正直、早すぎて何発打ってるか分かりませんでした。あんな大きな体してるのに、素早いんですよ!」

高橋「・・・・・・・・・」ズズ・・・・

高橋「すいません。少し興奮してしまいました」

高橋「・・・でもね、ここからなんです。彼の凄い所」

ーーーーーーーーーーーー

キュピーン!ビシビシ!ボガン!

ジャック「・・・ッッ!!!」

ケンシロウ「北斗神拳奥義、五指烈弾」

ーーーーーーーーーー
高橋「外国人の方のね、両手指が破裂したんです!」

高橋「いきなりですよ!?何か武器を使ってたのかな・・・。そうは見えなかったけど」

高橋「で、ですね。急に自分の指が破裂したんですから、普通、驚くか、痛くて動けないと思うでしょ?」

高橋「ところがね、そんなのお構い無しに彼は殴り続けたんです」

高橋「まさに鬼、止まらないんですよ。彼」

ーーーーーーーーーー
ジャック「オオオオオオ!!」

ズガガガガガガガガッ!!!!

ケンシロウ「・・・・・・・・・」

ジャック「ソンナモノカ!オ前ノ実ハ!!」

ゴガガガガガガガ!!!!
ーーーーーーーーーー
高橋「その時です。下の人が何だかおかしくなったの」

高橋「体から熱気が溢れて・・・・」

高橋「服が破れたんですよ!」

ーーーーーーーーーーーーー

ケンシロウ「・・・・ハァァァァ」

ケンシロウ「ウオアアアァァァァーー!!」ビリビリ!

ジャック「グウッ!?」ズザザ!

ケンシロウ「・・・良いだろう。かかって来るがいい」

ジャック「フフフフフ!イクゾ!」ズダダダダッ!

ケンシロウ「お前の拳をこの3本の指で止めてみせよう」

ジャック「・・・舐メラレタモノダ。ヤッテミロ!!」ギリギリ・・・・

ジャック「カッッ!!!!!」

今日は以上で!
量が少なくて申し訳ないです

ゴッッ!!!!!!

ケンシロウ「ハアアァァァァ!」

カァー!カァー!バサッ!バサッ!

フーッ!!

キャンキャン!

「うわ!」 「何この動物の大群!?」 「あっちから来てるぞ!?」

ジャック「・・・・・・・・・・」ギリ・・・ギリ・・・ギリ・・・

ケンシロウ「グ・・・・・!!!」

ケンシロウ「ウオアアアァァァ!!」

ジャック「・・・・・ナ、ナンダト・・・!?」

ケンシロウ「・・・・・・・・・」ググッ

ジャック「止メヤガッタッッ・・・!」

ケンシロウ「・・・・ホォォォー!」ギチギチ!

ケンシロウ「ウォア!!!!」

バチュン!!!

ジャック「グオ!!!」

ーーーーーーーーーーーー
高橋「ーーーあのパンチを止めたうえに、今度は指だけじゃなくて、拳を握りつぶしたんです」

高橋「さすがに外人の人も後ろに下がりましたね。堪ったもんじゃないですよ。自分の手が無くなったんだもの」

高橋「でも、そんな事になったのに彼は全く諦めてる様には見えなかったんです」

ーーーーーーーーーーー

ケンシロウ「もう止めておけ。お前の拳は既に使えない」

ジャック「ク・・・クックックッ・・・・」フルフル

ジャック「マダ安心スルニハ早イゼ・・・」カチッカチッ!

ケンシロウ「・・・・・・・(こいつ、些かも闘気が腐っていない)」

ケンシロウ「・・・・・・(恐ろしいやつだ)」

ジャック「カッ!!!」ダダダ!!

ゾフッ!!!

ケンシロウ「ぐ、ぐわああああ!!」

ーーーーーーーーーーー
高橋「ーそうなんですよ。肩をガブッー!!とね、噛んだんです」

高橋「え?犬みたいに?」

高橋「・・・・イヤイヤイヤ、そんな可愛いもんじゃないですよ」

高橋「ライオン・・・いや、どっちかって言うと恐竜・・・ティラノサウルスみたいな感じですよ、あれは」

ーーーーーーーーーーーーー
ケンシロウ「くっ・・・・・・!!!」

ジャック「・・・・・」ギリ・・・ギリ・・・ギリ・・・

ケンシロウ「ホァ!!!!」

ジャック「!!!」ピキーーーン!

ボカン!!!

「が、外人の方の肩が破裂したぞ・・・!?」 「なに?これ何かの撮影・・・?」

ジャック「・・・・・・・」ギリギリギリ・・・・

ケンシロウ「ぐぅ・・・・・・!」

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー
高橋「一度噛み付いたら離さないって言うじゃないですか、あれですよ。本当に」

高橋「何しても離さないんです。蹴りをしても、顔を殴っても」

高橋「ぶっちゃけ、ピラニアとか、スッポンなんか可愛いもんですよ」

高橋「・・・・・でも、次で終わったんです。終わりは・・・あっけなかったかな」

すいません
これで以上になります!
またよろしくお願いします!

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