【歴史改変系安価】永田鉄山「安価で暗殺から逃れる」 (225)

歴史改変系安価スレです
なんでもありでゆる~くやりたいです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425050000

日本史上最大のクーデターとも言われる2・26事件。
実はその半年前、ある軍人が白昼堂々陸軍省内部で殺害される事件が起きていたのだ。
これが陸軍の本格的な暴走の始まり、と見ることも出来るかもしれない。


これは、暗殺の寸前に安価神より啓示を受けた男の物語である…

永田「なんだったんだあの夢は…」

永田「仏が枕元に来てってのは聞いたことがあるが、安価神なんて聞いたことが無いぞ、胡散臭い」

永田「とにかく、なんでも安価で行動すればいいんだな?」

永田「最近、教育総監更迭その他皇道派の左遷は全て私のせいとか言うわけのわからない怪文書が回されてるしな…」

永田「やってみるか、安価とやらを」





永田は陸軍省に

①出掛ける
②出掛けない

安価↓5まで多数決

下げちゃいました

安価↓5

流石に遠すぎたんで②で行きます

永田「…よし、今日は休むことにしよう」

永田「とりあえず電話するか」

永田「もしもし?」

永田「えっ!?」

永田「そうですか…」

永田「分かりました」

永田「はあ…」

永田「そうだった、兵務課長と憲兵隊長が来るんだった」

永田「行かなきゃいけないか…」

永田「嫌な予感はするが」

永田「何しろ私の怪文書の件について来てくれるんだ」

永田「行かないわけにはいかんだろう」

永田「よし、行こう」




永田「陸軍省に着いたぞ」

永田「まずどこへ行こうか」

どこへ行く?

自由安価↓2

永田「とりあえず軍務局へ行こう」

永田「色々と書類を片付けなくては」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


永田「やあ、おはよう」

永田「ふむふむ、新しい動員計画か…」

永田「内容は…>>14について」

永田「うむむ…」

またさげちった
>>15

2個師団増設

永田「二個師団増設か…」

永田「場所は>>16>>17に設置か」

東京

永田「東京…と言うことは近衛師団増設か…」

永田「後は満州の大連に更に一個増設」

永田「まあ、無難かもしれないな」

永田「さて…九時か」

コンコン

???「失礼します」

永田「入りたまえ」

新見「東京憲兵隊隊長、新見大佐であります」

山田「兵務課長、山田大佐入ります」

山田「今日は例の怪文書について…」

永田「そうだな。ご苦労」

山田「それで、まずはこれをご覧ください」

~我々は訴える~

永田軍務局長は統制派の首魁として陰謀を謀り、真崎教育総監を更迭したりした。
これは、三長官合意の上での人事と言う原則や、諸々の慣例を破り、陸軍の秩序を乱すものである。
永田軍務局長は実は>>21であり、>>22の様な秘密も抱えている。
また、>>23の権限も持っており、危険だ。排除すべきである。

>>21>>24でお願いします

コミュニスト

>>23

すいません
もう一回やりなおします

~我々は訴える~

永田軍務局長は統制派の首魁として陰謀を謀り、真崎教育総監を更迭したりした。
これは、三長官合意の上での人事と言う原則や、諸々の慣例を破り、陸軍の秩序を乱すものである。
永田軍務局長は実は>>26であり、>>27の様な秘密も抱えている。
また、>>28の権限も持っており、危険だ。排除すべきである。

アカ

裏でソ連と繋がっている

国家革新運動を推進する

永田「いや、確かに国家総動員体制は共産主義的ではあるとたまに言われるが…」

永田「ひどい風評被害だな全く。と言うか最後のは寧ろ逆だろう…」

永田「ブーメラン刺さってるな…」

永田「こんな支離滅裂な奴らを放っていたら大変なことになるぞ」

永田「君たちはどうすればいいと思う?」

新見「>>33をするしかないと思います」

山田「私は>>34をすべきかと」

>>30
マジかよ日本アカばっかになるじゃねえか
安価は隔離して再教育

説得

新見「我々憲兵隊の特殊教育施設で一から再教育するのはいかがでしょうか?

新見「一ヶ月で、組織に忠実な素晴らしい軍人が出来上がりますよ」

新見「どうでしょうか?」

山田「流石に強引過ぎますよ」

山田「ここはひとまず奴らを集めてもう一度説得するのは?」

山田「彼らだって軍人なのです」

山田「改心してくれるかもしれませんよ?」

永田「説得するのは…無理だろうな」

永田「放っていたらクーデターすら起こしかねん連中だ」

永田「現に辻があの計画を潰さなければ今頃…」

永田「わかった、新美大佐の提案に乗ることにしよう」

永田「適当に理由は作ればいいとして…」

永田「一網打尽にするには少しぶっ飛んだことをしないといけないな…」

永田「よし、安価↓2をしよう」


どうやって過激な将校を捕まえる?
ぶっ飛んだ安価↓2

あえて史実より早すぎる時期での一斉蜂起を促す
>>20で増設した近衛師団長が永田の引き立てで出世したから表立っては言えないものの実は熱心な隠れ皇道派であり、いざとなれば御所の喉元から師団をあげて蜂起に加わる」
など向こうにとって都合のいい偽情報を流し、また真崎らを一斉更迭するなど向こうが蜂起せざるを得ない状況に追い詰め
要人をあらかじめ避難させ警備も整えておいた上で、敵が準備もない失敗必至の半端なクーデターを起こすよう仕向ける

永田「ってことをしようと思うんだ…」

新見「む…無茶です…永田局長…大体わざと蜂起を促すなど…私も立場上見逃すわけにはいきません…」

永田「見逃して欲しいから呼んだのだ」

新見「…!」

山田「確かに無茶です…永田局長らしくもない、おかしいですよ…狂っています」

永田「おいおい、国家を守る軍人でありながら国家転覆のクーデターを起こすような奴らがいるんだぞ。もうその時点でこんな組織、狂ってるだろう」

永田「どうせやるなら派手にやってやろう」

永田「帝都を舞台にした、壮大な喜劇をやろうじゃないか」

永田「さて、無茶かも知れんがこちらも動かなければいけない。あなたがたもよくやる手だろう?」

新見「ですが…これ程大規模なものは…」

永田「おっとと、君たちも一斉検挙の計画を立てているとの噂ではないか」

新見「な…それを何処で…?」

永田「秘密だ…」

新見「…仕方ないですね」

新見「我々は確かに安価↓2をやって過激な将校の一斉検挙をしようとしていました」

新見「密偵を何人か…」

永田「既に潜らせているのだな」

新見「はい。しかし、どうしますか…」

永田「私の過激派への人脈は先の件で完全になくなってしまった」

永田「今では私は財閥と結び、貧民を虐げる陸軍統制派の首魁だ。彼らに言わせるとな」

永田「君の部下を使いたい。やってくれるかね…?」

新見「しかし…」

永田「成功すれば…あなたも相応の名誉…テロを阻止した指揮官として」

新見「…」

新見「分かりました。やりましょう」

永田「さて…話は決まった」

永田「後は宜しく頼みますぞ」

山田「それで…こんな文書も…」

永田「ふむふむ…」







???「天誅!」

永田「何だね君は」

???「覚悟っ!」

新見「いかん…軍刀を…」

???「あああああ!!」

山田「刀を持ってますぞ!?」

ズバッ

安価↓2「待て!」

???「…?!」




誰が来た?安価↓2

永田「な!?東條!お前は久留米に居たはずでは!?」

東條「なんだか永田局長が危なそうな気がしたんで、昨日戻って来ました!」

東條「誰だ貴様!永田局長に刀を向けるとは!」

相沢「歩兵第41連隊中佐!相沢三郎!」

相沢「国賊、永田鉄山を葬るべくやって来た!」

相沢「邪魔が入ったが!こうなれば二人を切るのみ!」

相沢「覚悟!」

ダァン!

相沢「グフッ…」

東條「私が丸腰で来るわけがなかろう、助っ人を呼んでおいたのだ…」

助っ人安価↓2「…」


ピンチを救った助っ人は誰?

安価↓2

新見「密偵を何人か…」

永田「既に潜らせているのだな」

新見「はい。しかし、どうしますか…」

永田「私の過激派への人脈は先の件で完全になくなってしまった」

永田「今では私は財閥と結び、貧民を虐げる陸軍統制派の首魁だ。彼らに言わせるとな」

永田「君の部下を使いたい。やってくれるかね…?」

新見「しかし…」

永田「成功すれば…あなたも相応の名誉…テロを阻止した指揮官として」

新見「…」

新見「分かりました。やりましょう」

永田「君は…確か東條の副官だったか」

赤松「はっ、赤松貞雄大尉であります」

永田「それで…殺したか…?」

赤松「いえ、急所は外しました」

相沢「くそっ…足が…」

東條「憲兵隊!早くこいつを捕まえろ!」

ゾロゾロ

相沢「畜生!畜生!自決させろ!」

永田「猿轡を噛ませろ!絶対に殺させるな!」

永田「危なかった…助かったぞ東條」

永田「しかし…どうして帰って来れたんだ…?」

東條「それが…安価↓2と名乗る物が突然訪ねて来て…」



東條を訪ねた人物は?
安価↓2

出来れば軍人以外で
バンバン適当にキャラ名とかあげてくれば

永田「な!?東條!お前は久留米に居たはずでは!?」

東條「なんだか永田局長が危なそうな気がしたんで、昨日戻って来ました!」

東條「誰だ貴様!永田局長に刀を向けるとは!」

相沢「歩兵第41連隊中佐!相沢三郎!」

相沢「国賊、永田鉄山を葬るべくやって来た!」

相沢「邪魔が入ったが!こうなれば二人を切るのみ!」

相沢「覚悟!」

ダァン!

相沢「グフッ…」

東條「私が丸腰で来るわけがなかろう、助っ人を呼んでおいたのだ…」

助っ人安価↓2「…」


ピンチを救った助っ人は誰?

安価↓2

永田「高橋蔵相が…?」

東條「いえ、正確に言うと高橋閣下の使いですな」

東條「確か、安価↓2と名乗りました」

安価↓2

架空の人物なんか出しちゃってもいいのよ…?

永田「堀丈夫中将?第一師団長の?」

東條「ええ、あの方は所謂皇道派…私も最初はこんな田舎に飛ばされた私に何の用だと思いましたが…」

東條「彼はこう言いました。自分の下できな臭い動きがある、詳細は分からんが、ほっといたらどうせ軍務局長辺り、暗殺でもしかねない…と」

永田「しかし、奴は私が死んでも、寧ろ喜びそうな立場の人間だぞ?」

東條「ええ、最初こそ過激な青年将校に肩入れをしていましたが、徐々にその余りにも危険過ぎる言動に恐れをなしたそうで…」

東條「昨今、クーデター計画などで暗殺される要人が増えました。そこで自分の身を守る為、この間作られた、要人を秘密裏に護衛する結社、卍会に匿名の告発書を送ったそうなのです」

東條「後、局長に入会を促す通知を預かって来たのでお渡しします」

永田「おいおい、私も入会するのか?その卍会とやらに」

東條「はい、正式な花押もはいっております。なお、目を通したらすぐに処分してください」

永田「むむ…そういうことか」

永田「高橋蔵相が発起人なのだな…」

東條「他にも、そうそうたるご歴々がこの会に関わっている様です」

永田「面白いじゃないか、入会してみよう。この人脈を使えば、私の計画もすんなりと達成出来そうだ…」

永田「憲兵隊に…この面白い組織」

永田「利用し甲斐はありそうだな」

永田「さて、とりあえず騒ぎも収まりそうだ…」

武藤「失礼します」

武藤「武藤章中佐、入ります」

石原「石原莞爾大佐、入ります」

永田「おお、武藤君か。例の奴はどうなった?」

武藤「ひとまず陸軍病院で撃ち抜かれた足の治療をしているそうです」

永田「成る程…分かった」

永田「石原大佐は作戦課長に就任したんだったな、おめでとう」

石原「はっ、いやしかし驚きましたな、私がここに着いて局長に挨拶に行こうとしたら、こんな騒ぎが起きるとは…近々、あのバカ共は大きなことをやるつもりでしょう」

石原「おおかた、相沢中佐に続けの言葉に騙されそうな、頭の弱い連中ですから、出来ることはたかが知れてますがね」

永田「まあ、そうだな。しかし石原大佐、行動力のある馬鹿ほど怖い物はないぞ?現に私も殺されかけているのだ」

石原「ふむ、そうですな。とりあえず気をつけましょう。局長も災難でしたな」

石原「それでは、失礼します」

東條「大事件のあとだと言うのに、ズケズケと入って来てあれですか」

東條「無神経な奴ですね」

永田「彼も優秀過ぎて、確かに周りを見ないことが多々あるな」

永田「所謂天才肌と言うやつだよ」

東條「私には理解出来ませんな」

永田「まあまあ、君もまた違う優秀さを持ち合わせているじゃないか。それを磨けばいいんだ」

東條「…はい」

永田「それで東條、早く久留米に戻らなくていいのか?」

東條「何しろ暗殺されかけたのです。本来ならば、局長の元に居たいのですが…」

永田「仕方あるまい…しかし誓おう、私が何れまた中央に君を戻すとな…」

東條「はっ、ありがとうございます」

~一週間後~

永田「やれやれ、泊まり込みで聞き取り調査をされるとは…」

永田「何故相沢に自決させなかったか」

永田「奴が死んで英雄になるのは防ぎたかったから、と答えたが…」

永田「いやはや、だいぶ絞られたな」

永田「やれ、器が狭いだの何だの。奴らは精神論で飯を食えると本気でおもっているのだな」

永田「はあ…疲れた」

永田「運転ご苦労さん」

永田「さて、久々の我が家だ…」


???「局長、聞き取り調査お疲れ様です」

永田「む?誰だね君は」

???「安価↓2と申します」


安価↓2

架空キャラ、アニメキャラ、男女問わず自由にどうぞ

永田「聞いたことがないな…君も軍服を着ているのを見ると、軍人のようだが…」

加藤「はい、その通りであります」

永田「階級章を見る限り、少尉か。ならば私が覚えていないのも無理は無いな…いかんいかん、また東條に叱られてしまう」

永田「それで、その君はどんな用事でわざわざ門の前で私の帰りを待っていたのかね?」

加藤「組織に命じられたからです」

永田「組織…君、まさか…」

加藤「…はい」

加藤「卍会の命令です」

加藤「端的に申しますと、局長の護衛にやって来たのであります」

永田「それはありがたい…確かに私は卍会へ入会した筈だからな」

永田「しかし、一人ではやや心もとないような気もするのだが…」

加藤「大丈夫です…おれ一人で簡単です」

永田「ふむ、そこまで自信があるとは。よし、とりあえず君に暫くの間護衛を任せるとしよう」

永田「宜しく頼んだぞ」

加藤「…はい」

加藤「それで…局長、これより卍会の会合があるのですが…参加していただけると嬉しいです」

永田「はあ…」

永田「折角帰って来たのに…分かった、支度をして来るから少し待っててくれ」

加藤「はい…」

永田「いやいや、またせたな」

加藤「恐縮です。しかし局長、背広も似合いますね」

永田「はは、ありがとう」

加藤「車の準備が出来ているのでお乗り下さい」

永田「おお、あれだな、分かった」

ガチャッ

永田「あれ、君は乗らなくてもいいのかね?」

加藤「大丈夫です…」

永田「でも」

加藤「すぐに追いつきますし…」

永田「…」

永田「分かった、また後で会おう」

加藤「はっ」

永田「それでは運転、宜しく頼むぞ」

安価↓2「はい」

永田「しかし、君もその、組織とやらの人間なのかね?」

安価↓2「…」

永田「そうか、すまない」

永田「秘密…と言うことか」


運転手は誰?
安価↓2

アニメキャラ、架空キャラ、男女問わずにどうぞ

佐々木「はい、ただ一つ、信用してもらうために言いますが、僕は組織の人間です」

佐々木「誓って、裏切るようなマネはしないので安心してください」

永田「分かった、ありがとう」

佐々木「もうすぐ到着です」

永田「すっかり暗くなってしまったな…」

佐々木「いえ、そちらの方が好都合です」

キキッ

佐々木「着きました」

永田「料亭…やはりな」

佐々木「後はここの料亭の女将に、卍、と一言伝えるだけで中に入れます」

佐々木「帰りも送迎しますので、宜しくお願いします」

永田「ありがとう、頼んだぞ」

佐々木「ああ、あとここの女将は美人ですよ。何でも某貴族院議員の妾だとか…」

永田「おおかた、その議員もこの会に入っているオチだろう」

佐々木「あっ…流石ですね。陸軍に永田あり、とはよく言われたものです」

永田「お褒めの言葉をありがとう、さて、行って来るぞ」

永田「失礼、卍、だ」

安価↓2「はい、会合の参加者の方ですね」

永田「宜しく頼むぞ」

安価↓2「それではこちらです」

永田「(むむ…確かに美人だな)」


料亭の女将は誰?
安価↓2

アニメキャラ、架空キャラ、女性限定でお願いします

永田「(それに、覇気がある)」

永田「(まるで、歴戦の大隊長の様な…)」

永田「んん?これは確か…麻雀、と言ったかな?」

赤土「はい、麻雀の卓です。ここは夜になると雀荘になるんです」

永田「満州の宿で見たきりだったな」

永田「しかし…やるからにはパトロンがいる…成る程、そういう事か」


(昭和10年頃の雀荘は、完全に賭博場でした。金持ちや権力者が豪華な商品を用意し、しばしば大規模な麻雀の大会も開かれますが、盛っていた雀荘は、戦争に向かうにつれどんどんとなくなって行きます)

赤土「はい、そういうことです。閣下に気に入られて頂いてからは雀荘の女将もやってますね。ああ、たまには打ちますよ」

永田「ふむふむ…私の知らない世界だな…」

永田「おお、これは桜の押し花ですか…」

永田「吉野…奈良ですな?」

赤土「はい、私のいた女学校の後輩が送ってくれました」

赤土「うちの学校の麻雀部も強いですよ…」

永田「後輩…か」

永田「…」

赤土「さあ、こちらです」

永田「やあ、ありがとう」

永田「…」

永田「失礼します、陸軍省軍務局長、永田鉄山少将であります」

高橋「いやいや、固くならんでもいいぞ」

永田「しかし…」

鈴木「何しろこの会は無礼講でありますからな」

永田「(無礼講…現内閣の殆どのメンバーに、貴族院の皇族、華族の面々…場違い感がすごいな)」

永田「なぜ…私をここにお呼びに…?」

高橋「おいおい、君は一回死にかけているじゃないか。この会に参加する資格は十分にある」

高橋「それに君は将来の陸軍大臣とも噂される逸材じゃないか。財界、政界にも太いパイプがあるしな」

鈴木「君も大変だったな」

永田「いえ…恐縮です」

岡田「何しろ外は天皇機関説に華北進出にこちらも大変だ」

岡田「いつ何されるか分かったものじゃない」

永田「ですが…」

岡田「正直言ってな、君が首相になってもいいと思ってるんだ。高橋閣下は渋い顔だがな」

岡田「少なくとも自分の権力を用いて無理矢理軍拡などはせんだろう?」

永田「ええ、私の考えはあくまで日本の工業立国化、国家が発展すれば軍は自然にそのあとをついて行きますからな」

高橋「日本の工業化は賛成だが…それは本来軍属である君が考えることではないのだがな」

高橋「せめて、君が内務省辺りの役人だったらな」

永田「軍人は軍人、政治家は政治家と分業が進んでしまったからこの様なちぐはぐな状況が生まれているのでは無いですか…?」

高橋「むむう…」

鈴木「まあ、政治の話はここまでだ。とりあえず飲もうじゃないか」

鈴木「久々にゆっくりと飲めるのだ」

高橋「そうだな…では、乾杯!」

安価↓2「失礼します…」

高橋「おお、やっと来たか」

安価↓2「遅れてしまい、申し訳ありません」

安価↓2「お酌を致しましょう」

高橋「ああ、ありがとう」



和服の似合うアニメキャラ
安価↓2

どんどん感想書いていただけると嬉しいです

永田鉄山が生きてたら日本は社会主義化して、ボリビアみたいな最貧国になっただろうな

すみません、女性と付け加えるのを忘れていました
緋村剣心が高橋蔵相の用心棒と言う展開も熱いですが、多分彼高橋蔵相(81)よりも年上なので流石に無理がありました

安価↓2

>>86
おは皇道派

永田「(緑髪…とは珍しいな)」

高橋「いや、この娘は横浜辺りでは有名な歌手でな、確か水交社にも来てただろうから海軍の皆さんはよく知ってるだろう」

岡田「やや、ミクさんでは無いですか、流石高橋閣下だ」

岡田「今日は歌わないのかね?」

ミク「今日は高橋さんに呼ばれただけですから…」

岡田「どういう事だ?」

高橋「実は彼女も過激派に命を狙われているのだよ…何でも風紀が乱れるだの何だの…」

永田「私たちの不始末で…失礼しました」

高橋「いやいや、君は悪く無いよ。しかし、幾ら何でも殺すのはやり過ぎだろう…」

ミク「私が歌っていた店も幾つか潰れてしまいました…」

鈴木「しかし高橋さんも人が悪い、こんな娘を連れて来れるとはな…いつ知り合ったんだ」

高橋「秘密だ」

鈴木「秘密か…ハッハッハ!」

永田「ミクさんと言ったか、いずれ九段下の偕行社辺りにでも招いて歌ってもらいたいものですな」

ミク「はい、宜しくお願いします」

高橋「いやいや、じゃあそこに座ってもらって…」

ミク「いえ、私は…」

高橋「うむ、じゃあ一通りやったら座ってくれ…」

高橋「何より私が招待したのだからな」

ミク「はい」

ワイワイガヤガヤ

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永田「(まさかとっておきの宴会芸を披露することになろうとは…)」

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高橋「さて、そろそろお開きだな」

高橋「皆、今日は集まってくれてありがとう」

高橋「どうか身の回りには気を付けてくれ」

高橋「まあ、心配無いとは思うが…」

加藤「終わりましたか、閣下」

高橋「ああ、お開きだ。今日は雀荘も休みらしいしな。赤土さん、あの方に宜しくな」

赤土「はい」

永田「高橋蔵相、ちょっと宜しいでしょうか?」

高橋「私がどうかしたかね?」

永田「いえ、出来れば全員残っていただけると…少し話しておきたい事が」

高橋「分かった、じゃあ政府の関係者は残ってもらおう」

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永田「さて、皆さんがここに残ってもらったのには、理由があります」

永田「ご存知の通り、いま、陸軍の過激な将校や元将校その他があちこちで暴れております」

永田「寧ろ、この組織自体、ほぼその脅威に対抗するべく作られたものであると推察しますが…改めて、大変申し訳ありませんでした」

永田「失礼を承知で申し上げますが…」

永田「彼らの一斉検挙の計画に、協力して頂きたいのです」

「なんだと!?」「君は自分の立場が分かっているのかね!?」

永田「申し訳ありません…しかし今が最後のチャンスなのです」

永田「私を殺しかけた過激派の将校、相沢中佐が彼らの中では既に神格化されております」

永田「いつ、賽は投げられた、相沢中佐に続け、とクーデターが起きてもおかしくない状況にあるのです」

永田「そこで私は…>>38の様な計画を立てました…」

「わざと彼らを刺激する様なマネをするとは!?」「やはり気狂いの陸軍だったか、期待した私が馬鹿だった!」

永田「しかし、彼らは乾坤一擲の大勝負、と恐らく殆どの活動家を動員するでしょう」

永田「まず間違い無く、彼らを一網打尽に出来ます」

永田「皆さん、協力していただけないでしょうか…?」

永田「どうか協力していただけないでしょうか?」

永田「もうこの様な会を作る必要も無くなるのです!」

鈴木「…」

鈴木「私は…反対だ」

鈴木「皆で集まるのは楽しいからな、この会を解散するのは反対だ」

「そうだそうだ!」「やはり侍従長も!」

鈴木「いや、私は彼の計画には賛成だ…」

鈴木「面白そうじゃないか」

高橋「いやいや、鈴木さんもそう思いますか、私も協力してみようと思うのです」

永田「それでは…」

高橋「分かっている。卍会は君の計画に全面的に協力すると約束しよう」

永田「あ、ありがとうございます!」

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高橋「よし、あとは君だけだな」

永田「はっ」

永田「しかし閣下は何故この会を結成したのでしょうか…?」

永田「正直分からないのですが…?」

高橋「うむ、飲み仲間が欲しかったからだ」

永田「…?」

高橋「と言うのは嘘で、本当はあの男に頼まれたからだ」

永田「あの男…?」

高橋「君が今日ここに来た時、誰が最初に案内してくれた?」

永田「ある陸軍少尉…加藤、とか名乗りましたね」

高橋「その男に依頼されたからだな」

永田「それは…どういう…」

高橋「よく分からんが、どうやら彼は人智を超えた存在らしい…永田君、私は君より少し長く生きているから、忠告しておこう、世の中、知らない方がいいことも沢山ある、とな」

永田「は、はあ…」

永田「それでは、迎えが来たので…」

高橋「うむ、また会おう。君の計画とやらももう少し詳しい話が聞きたいしな」

永田「はい、ありがとうございました」

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加藤「行ったか…なあダルマさんよ」

高橋「どうした、加藤君」

加藤「いやいや、おれの我儘に付き合わせたのが少し悪いと思っただけだ」

加藤「あの永田、とか言うやつが来てくれなきゃ、色々不自然なやり方で奴を潰さなくてはいけなかったからな」

加藤「お前の思い通りにはさせんぞ…」

加藤「北…」

永田「自宅に着いたか…」

永田「さて、どうするかな」


自由行動安価
安価↓2

小畑「なんだこんな時間に…何か様か?」

小畑「正直、顔も見たく無いが…」

永田「いや、別に今ここでおっぱじめる分けでは無いが…」

小畑「ふん、貴様なんぞあの中佐に殺されてしまえば良かったんだ」

小畑「貴様らみたいな汚い奴よりも、純粋に国を思う若い将校の方がずっと綺麗だ」

小畑「現実的で無い、絵空事を次々と並べおって、日本はいずれ、あの赤い帝国に飲み込まれるぞ」

永田「だから私も議論をしに来た訳じゃ無いんだ」

永田「近々、大きなクーデターが起きる」

永田「貴様も血気盛んな将校とよく会っているから、分かるだろう。私の暗殺未遂によって、均衡が崩れてしまったのだ。奴らは堰を切ったように動き始めるぞ」

小畑「だから何だ!貴様のような、財界人の様に商売のために日本の国を売ろうとする奴らを潰して、何が悪い?」

永田「普通に議論してもらうのは構わない、ただ、非合法的な手段に訴えるのはどうかと思うのだ」

小畑「白々しい!」

永田「とにかく、警告しておく。今回のクーデターは必ず失敗する。貴様は皇道派の軍人と言うことで、恐らく予備役行きだ。私も、同期をこんなことで陸軍から失いたくは無いのだ」

永田「下手な行動は、頼むから謹んでくれ。頼む」

小畑「帰れ!クーデター計画なぞ貴様も三月事件の時に立てていただろう!?貴様にこのことを語る資格は無い!」

永田「わかった。でもとにかく注意してくれ、関わらないでくれ、これだけは頼む。私も努力する」

永田「では、遅くにすまなかったな」

永田「なるべく小畑には残って欲しいのだ…」

永田「そもそも、派閥争いに明け暮れている場合では無いのだ」

永田「統制派…か」

永田「どうも慣れないな」

永田「さて、家に着いた」

永田「今日はもう寝るか…」

永田「さて、朝だ」

永田「今日はどうしようか」

自由安価↓2

永田「失礼します、参議官はいらっしゃいますでしょうか?」

真崎「何だね、私を飛ばしておいて、今更何の用だ」

真崎「全く、どれだけ面の皮が厚いのだ」

永田「いえ、今回私が危うく殺されかけた件において、謝りたいと思いまして」

真崎「謝る?どういう事だ」

永田「今回の事件、参議官の名前の書かれた怪文書に踊らされた(ry

真崎「あれを怪文書と申すか!?事実が書いてあるだけでは無いか!」

永田「はい、確かにそれも事実ですが陸軍の公式見解では既に怪文書、と言うことになっておりますので…」

真崎「ええい!五月蝿い!帰れ帰れ!」

「失礼ですが…」「ここはお引き取りを…」

永田「分かりました。失礼します」

真崎「二度と来るな!奸物め!」

永田「全く話にならないな…」

永田「下手に影響力があるから手を出してもらっちゃ困るのに…」

永田「なんとか説得しようかと思ったが、流石に無理だったか」

永田「懐柔のかの字も出来なかった…」

永田「さて、次はどうするか」


自由行動安価↓2

ぶっ飛んだ安価どんどんオナシャス

永田「しかしここでめげてはいかん」

永田「次は荒木さんの所だ」

永田「確か荒木さんは…休みだったな」

永田「武藤君!車の準備をしてくれ」

永田「失礼します」

永田「(酒臭い…)」

荒木「誰だ…?」

永田「永田です」

荒木「ああ、永田か!しかし、災難だったなあ…」

永田「(あんたのせいで殺されかけたんだがな)」

永田「いえ、幸い怪我も無かったので」

荒木「そうか、そうか。それで、飲んで行くか?」

永田「いえ、今は」

荒木「そうか、仕事を中座してまで来てくれたのか」

永田「また夜に伺いますか…?」

荒木「おお…そうだな!また夜に来てくれ!」

永田「はっ」

永田「結局その日は夜に荒木大将の家に行った…」

永田「あれだけ浴びる様に酒を飲むのは…」

永田「人のことは言えないかな」

永田「ともかく、青年将校を煽っていた奴がいつの間にやら過激派の襲撃に怯える様になるとは皮肉な話だな」

永田「今日は寝ることにしよう」

永田「さて、朝だ」

永田「今日はどうしようか」

自由行動安価↓2

ぶっ飛んだ安価どんどんオナシャス

永田「んん?電報か」

永田「枢密院副議長?」

永田「参ったな…」

永田「しょうがない、行ってみるか」

今日はここまでです
感想を書いていただけたら幸いです

永田「失礼します」

平沼「わざわざ呼び出して悪かったね」

永田「いえ」

平沼「君の言っていた計画、私も協力したいのでな」

平沼「具体的に私は何をすれば良いんだ?」

永田「…」

永田「その…」

平沼「何だね?何なりといいたまえ」

永田「何もして欲しく無いのです」

永田「出来ればここに私も来たくなかったのですが…」

平沼「つまり、私は何もするな、と?」

永田「いえ、寧ろ私が連絡するまで何もしない事が最大の協力になる…と言うことでしょうか…」

永田「とにかく、奴らに感付かれないことが一番大事です。じっと、時を待つのです」

平沼「成る程…分かった。君に任せよう」

永田「ありがとうございます」

平沼「いや、こちらこそ」

永田「失礼します」

永田「まだ書類が溜まってたな」

永田「片付けなければ」

溜めていた書類の内容とは?

安価↓2

ぶっ飛んだ安価どんどんオナシャス

永田「国民党…」

永田「対ソ戦と言う馬鹿げた策よりこちらと戦う…」

永田「いや、既にあの時とは違ってドイツ顧問団による強力な陣地と部隊が構築されつつあり…か」

永田「こりゃ驚いた。我が軍より数世代上じゃないか」

永田「地の利もあるし、かなりの出血を強いられそうだ」

永田「さて…どうするか…」


①支那への攻撃の準備をさせる

②とりあえず支那は放っておく。満州に集中する

安価↓3まで多数決

永田「国民党は引き続き強硬な姿勢、か」

永田「やはりこちらも計画を立てておくに越したことはないな」

永田「あの時は流石に軟化するとは思っていたが…」

永田「近代化を急がねば」

永田「予算は…何とかしよう」

永田「んん、まだまだ書類が…」

溜めていた書類の内容とは?

安価↓2

永田「空軍?」

永田「陸軍並びに海軍の航空戦力の抽出を行い、空軍として独立させる…」

永田「最近新設されたドイツのルフト・バッフェや第一次世界大戦終了後に新設されたRAFなどを手本とする…か」

永田「いい案かも知れんな」

永田「陸海軍に次ぐ新たな組織…統帥権云々の面でも良くなるか」

永田「海軍さんは航空戦力の件で揉めているらしいからその辺りと協調出来そうだ」

永田「揉めそうだが…」

永田「その内起きるであろう蜂起に乗じてやれば摩擦も少ないだろうな」

永田「なあに、バカな奴らは使えるところまで使ってやろう」

永田「主導権争いなんて不毛なことはやりたく無いからな」

永田「その辺りも含めておこう」

永田「まだ書類があるのか…」

溜めていた書類の内容とは?

安価↓2

なんでも書いてください

永田「満州に油田が見つかった?」

永田「大ニュースじゃないか、どうしてこんなことが…」

永田「これは漏れるとまずいな…」

永田「なになに…」

永田「成る程、この油田から採れる石油は船舶、車両には向くものの航空燃料には向かず…か」

永田「これは朗報だぞ、満州は正直、資源の面ではあまり期待していなかったが…」

永田「いいじゃないか」

永田「さて、もう時間か…」

永田「今日のところはここまでにしておくか…」

永田「帰るか」

永田「今日は早いし、何処かに寄ってから帰るか」

どこに寄ってから帰る?

安価↓2

永田「廣田外相を訪問するか」

永田「車だ、車を出してくれ」

永田「ついでに連絡もして…」

永田「ん?誰だね?」

誰が軍務局長室に来た?

安価↓2

永田「海軍?」

井上「はい、横須賀鎮守府付、海軍大佐井上成美であります」

永田「横須賀鎮守府…一体どの様な用事で?」

永田「今は人が少ないからいいが、如何せん陸軍省の中で海軍は目立つからな」

井上「これだから陸は…」

永田「いやいや、別に私は何とも思っていない」

永田「それで、何か用事があって来たことは分かる。空、だな?」

井上「…!」

永田「やはりな…空軍の件も海が絡んでいたか」

井上「今の海軍はある一人の元帥が全てを掌握しております」

井上「私たちは苦汁を舐め続けて来ました」

井上「航空機こそ次世代の兵器である、と言うことはよく分かっていることと思います」

永田「軍令部に縛られるのならばもう一つ軍令部を作ってしまえ、か。何とも豪快な考え方だ」

井上「…」

永田「…乗ったぞ、その考えに」

永田「残念ながら最近の陸軍はまさに内憂外患、爆弾を二つ三つ抱えている」

永田「陸海軍に縛られない空軍、と言うのはまさしくコロンブスの卵だ」

永田「井上大佐、空挺、というものを知ってるかね?」

井上「いえ…」

永田「赤軍がやった、パラシュートを背負って飛行機から飛び降り、そのまま戦闘に移る戦術だ」

永田「私はこの空挺を行う部隊を空軍所属にしようかと考えている」

井上「な…それは…無理です。それでは陸軍が空軍の主導権を握ってしまうことになります」

永田「おっと、陸軍からの要望はここまでだ。逆に言うとこれさえやってくれれば別に何をしてくれてもいい。

永田「それに飛行機に乗っているだけではいまいち説得力も無いだろう?」

永田「あくまで、統帥権に左右されない、ブレーキの効いた、独立した軍を作るのが目標だからな…ただ」

井上「ただ?」

永田「トップに誰が座るか…だ」

井上「あ…」

永田「我々なまじ貧乏国なのに分業ばかりは得意だからな、それぞれの組織のバイアスのかかった動きをしてしまう」

永田「空軍の目指す完全に自立した組織なんて夢のまた夢だろう」

永田「できれば大臣は武官ではなく文官に、かつ天皇直率ではなく完全に内閣の管理下に入る…」

井上「難しいですね」

永田「経歴に一言でも”軍”と入るといけないからな…」

永田「待て、一人いい人がいたぞ」

永田「貴族院に一人…そうかそうか、出来るじゃないか」

空軍のトップにふさわしい人物は?

アニメキャラでお願いします

安価↓2

永田「名門、碇家の婿当主か…」

永田「大学では近代史、古代オリエント史を専攻、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ヘブライ語、ラテン語を操る」

永田「彼の卒論は確かクラゼヴィッツの戦争論の評論だったな」

永田「文官でありながら陸大出身者顔負けの軍事知識もある」

永田「しかし危ないな」

永田「貴族院議員ではあるが大川周明に負けず劣らずの危険人物であることには変わりない」

永田「石原と思想が共鳴しているとの噂もある」

永田「背に腹は変えられんな…」

永田「よし、大臣は碇閣下を推薦しよう」

永田「おそらく海軍ともこの面ではなんとかなるだろう」

井上「しかし…あの方は自分の息子を無理矢理軍人にしようとしたり色々と問題行動があります」

井上「兵学校の方も色々と苦労させられました」

永田「しかし現状彼しか…」

井上「とりあえず、持ち帰らせて頂きます」

永田「わかった、善処してほしい」

井上「失礼します」

永田「うむ、帰ったな」

永田「よし、廣田先生のところへ行こう」

永田「…」

永田「怪しいな…」

永田「誰だ?」





???「天誅!」

永田「な、南部!?」

永田「撃つな!やめろ!」

???「…!」

???「…死ね!」

誰が襲って来た?

安価↓2

なるべく小物っぽいアニメキャラで

永田「…くそ」

スネ夫「ハハハ!相沢中佐の無念を晴らしてやる!」

スネ夫「…!?」

スネ夫「…がっ!?」

スネ夫「ぐっぐ…ググウ…があっ」

永田「…?」

スネ夫「あああ…苦し…アアッ…ウッ」

ガチャリ

永田「(銃を落としたか!よし!)」

スネ夫「銃を…がえっ…アアア!!」

スネ夫「…ゴッ」

ドサア…

永田「(泡を吹いて倒れた…)」

永田「(脈は…無いか…)」

永田「(何が起きたんだ)」

永田「むむ…服装を見るに恐らくこいつは過激な右翼思想に共鳴した新興財閥のボンボンって所か?」

???「流石は軍務局長、察しがいいですね」

永田「…!?」

???「いや、敵じゃあありませんよ、おれです、加藤です」

永田「加藤…ああ…」

永田「この鳥顔の男はどうした?」

加藤「殺しました」

永田「殺した…?」

永田「しかし君は彼に触れては…」

加藤「殺しました」

ゾクッ

永田「分かった、殺したんだな」

永田「後は頼んだ…」

加藤「はい…」

永田「着いたか」

永田「失礼します」

廣田「やあ、軍務局長か、よく来てくれた」

永田「いえ、それで…」

廣田「例の件に関してだ」

廣田外相が話したかった事とは?

安価↓2

廣田「限界なのだ、もう」

永田「駄目です、準備がまだ足りません」

廣田「しかし、彼らはもう既に協定を破っているのだぞ?今こそ君の持論である対支一撃、それを実行する時だろう」

永田「正直、今国民党と戦っても、我が軍は恐らく惨敗します」

永田「向こうの方が、一段も二段も上の、いい装備を使っているのです。何しろドイツの後ろ盾、というのは大きいです」

永田「クルップ社の工場もあるそうですし…」

廣田「むむ…」

廣田外相はこの話に納得した?

①納得した
②納得しない

安価↓3まで多数決

廣田「君がそういうのだから…陸軍は負けるのだな」

永田「はい、負けます」

廣田「分かった、取り乱してすまない」

永田「いえいえ、とんでもないです」

永田「失礼します」

廣田「ああ」

永田「何処か、寄り道していくか…」

永田「また、暗殺されかけた…大丈夫だろうか?」

何処へ行った?架空の場所でお願いします

安価↓2

永田「吉原か…あの人が恐らくいる筈だ」

武藤「ややっ、珍しいですな」

永田「まあ、久々だな」

永田「>>186さんがいるのだ。今回はそっちだな」

武藤「はあ…」

麻生久

~吉原~

永田「やあ、どうも」

麻生「これはこれは永田少将!」

永田「いや、陸パンの時はどうも」

麻生「いえ、日本は総力を挙げてあれをやらねばなりません」

永田「しかし…なんだここは…パフパフ小屋?」

永田「とりあえず吉原に行けば麻生さんがいると思いましてな」

麻生「はっは!それで、どのような用事で?」

永田「はあ…>>189の件について…」

国家総動員法

麻生「国家社会主義を標榜するからにはやらねばいかんでしょう」

永田「しかしですな、陸パンに関しても美濃部教授排斥の方向に世論が向いたことに危うさを感じるのです」

麻生「むむう…しかしこの国に民主主義を求めるのが間違ってますな」

麻生「国体自体が他所から借りて来た羽織りなんですから」

永田「そういう意味ではイギリスに300年、アメリカに200年先んじられていますね」

麻生「上辺だけは塗り固められても本質がこう稚拙では舐められても仕方ない、その結果がこれですよ」

永田「そうですか…まあ本題はこれからですが」

麻生「ふむ…」



永田「近く、大きなクーデターが起きます」

麻生「…ほう」

永田「もっとも、我々が起こすわけではありません」

永田「鬱国の徒に、一つ踊ってもらうのです」

永田「これを機に、我々は改革を断行します」

麻生「ドサクサに紛れてってことですか…まるで火事場泥棒ですな」

永田「その時は…」

麻生「分かりました。党を挙げて協力しましょう」

永田「ありがとうございます」

麻生「いえいえ、頭を下げないで下さい」

永田「さて、自宅に着いた」

永田「手紙が来ているな…」

永田「誰からだ?」

誰から手紙が来た?

>>194

真崎甚三郞

永田「真崎大将…」

永田「また何だ?」

永田「ものの見事に、罵倒の言葉しか書かれていないな」

永田「何?」

永田「蜜柑にて…」

永田「おいおい、炙り出しか」

永田「まだ残暑が厳しいというのに…」

永田「火鉢を出すか」

永田「結果は案の定…」

永田「う~ん…」

永田「まずいなこれは…」

永田「やはり、卍会の事が…」

永田「何処で漏れていたのか」

永田「まずいぞこれは…」

永田「かといって私が動く訳にも…」

「失礼します!電報です!緊急の…」

永田「何だ、もう休んでくれても良かったのに」

永田「この時間だからな」

「急ぎ、確認して頂きたいと…」

永田「こんな夜に…」

永田「は、はあ!?」




永田「ま、真崎大将が…亡くなられ…た?」

永田「な…うう…」

「失礼ながら、なかなか真崎大将とは…」

永田「馬鹿者!いくら仲を違えたからといって、あの方には私の仲人をして頂いたんだぞ!?」

永田「しかし…なんと言うか、本音を言うと皮肉なものだな」

永田「私が殺されかけた時も、夕餉の味は如何程に、などと宣った方が先に亡くなられるとは…」

永田「ん?真崎大将の手紙が縮んで」

永田「うわっ!」

永田「も、燃えてしまった…」

永田「まさか…」


ゾクッ


永田「加藤か…奴だ」

???

西田「相沢中佐の裁判はどうなった?」

安藤「まだ、何とも」

栗原「やるしかないでしょう、やるなら今です」

村中「お前はいつもそれだな」

栗原「し、しかし…」

磯部「新設師団のあの方が、まさかな…」

栗原「中将の立場で、決起の約束をやるとはすごい方がいたものです」

安藤「しかし、確かなのか?それは…話がうますぎる気もするが…」

栗原「今やらずしていつやるのです」

西田「おいおい、こんな時間になんだね…」

西田「え?あ…」

村中「どうなさったんですか?」

西田「ま、真崎大将が亡くなられた…」

ーーーーーーーーーーーー

永田「葬式が終わったか…」

永田「こう言っては不謹慎だが…また絶妙なタイミングだったな」

永田「ううむ…」

永田「少し、突っついてみるか」

ーーーーーーーーーーー

栗原「もう、やるしかないでしょう」

野中「私も、予備役が…」

野中「限界だ…」

村中「既に師団長には手紙を送ってある」

村中「約束も、取り付けた」

村中「栗原の言うとおり、やるしかない、やるなら今だ」

磯部「では、予定通り」


安価↓3

決起日を決めてください。
ただし、現在は9月上旬なので、それ以降、月と日をお願いします。

すみません、やめるのはなし、で
安価下で行きますね



磯部「10月3日、ですね?」

村中「うん、頼む」

安藤「…」

村中「なあ、頼む。これが最初で最後なんだ」

安藤「局長は、殺せません」

村中「…」

ーーーーーーーーーーーーーーーー


井上「こんにちは、暫くでした」

永田「ああ、井上大佐…」

井上「例の件ですが…」

井上「上手く、行きそうですね」

永田「ほう…」

井上「ただ…」

永田「…?」

井上「空挺部隊の方が…」

永田「やはり…」

井上「今日は、碇閣下も来ております」

ゲンドウ「よろしくお願いします」

永田「こちらこそ、この度は…」

永田「やはり、無理がありますか」

ゲンドウ「はい、陸戦隊との兼ね合いなども考えると」

永田「…」

ゲンドウ「しかし、こちらも考えがありましてね」

井上「…」

ゲンドウ「台湾の先住民、高砂族、というものをご存知でしょうか?」

永田「た、台湾!?」

ゲンドウ「ええ、台湾です」

永田「し、しかし…」

ゲンドウ「夜目もきき、身体能力は抜群で頑強な彼らは、きっと精鋭部隊としての仕事を果たしてくれましょう」

ゲンドウ「空挺、とやらは…」

井上「…」

永田「しかし…」

ゲンドウ「そのうち、帝都を揺るがす大クーデターが起きるんですよね?」

ゲンドウ「大川教授もこの計画を絶賛していましたよ」

永田「何故それを…」

ゲンドウ「卍、ですよ」

永田「…そこまで」

ゲンドウ「ああ、西園寺公にも…」

永田「…そこまで…」

ゲンドウ「それでは、成功を祈っていますよ」

井上「あ、ありがとうございます」

永田「…何だ、あの男は」

井上「良薬は口に苦し、とも言うべきでしょうが、あれは劇薬でしょう…」

永田「…」

井上「永田局長、私は、馬鹿ですよ」

永田「…?」

井上「まず、謝罪します。海軍は、彼を上に据え、傀儡として空軍を完全に掌握するつもりでいました…」

永田「…まあ、そうだろうな」

井上「しかし…」

井上「あんな人物、我々の思い通りに動く筈が無いじゃないですか」

井上「貴方は、これを狙っていた?」

永田「…」

永田「さあ、私は知らないよ」

永田「これから、どうなるのか、何もかもが」

ーーーーーーー

静岡・坐漁荘


西園寺「なあ、原田」

原田「はっ」

西園寺「ここも、危ないやろなあ」

原田「慎重にやらねばなりません」

原田「既に、目をつけられているでしょう」

西園寺「帝都の方だけじゃあ、済まないのだろうか」

原田「残念ながら…」

西園寺「しかし…石ころの中にも玉は混ざっとるもんやねえ」

原田「…」

西園寺「フフ…後は頼みますよ」




西園寺「永田はん」

永田「はっ」

西園寺「しかし、カウンタークーデターとは驚きましたなあ」

永田「少なくとも、我々は…」

西園寺「それは変わらんよ、兵隊を動かすんだ」

永田「…」

原田「…しかし、よく出来てますなあ、この計画書は」

原田「避難計画、蜂起のタイミング、通達…」

永田「それでは…宜しくお願いします」

西園寺「此処に居なさい、警備は完璧だろう?」

永田「いえ…」

永田「少し…やり残した事がありますので…」

ーーーーーーーーーーーーーーー


永田「こうして四人で集まるのもいつ以来だ?」

岡村「うーん…思い出せんな」

東條「…久し振りではありますな。我々の他に何人か交えて会う機会は…」

東條「確か、一昨年が最後だった筈ですね」

永田「相変わらずだな…」

小畑「…」

小畑「やはり、納得がいかん」

永田「…」

小畑「…俺は陸軍省へ行く!」

永田「やめてくれ」

岡村「何するつもりだ?」

小畑「決まってるだろう、あいつらを…」

小畑「一体お前はいつ牙を抜かれてしまったんだ」

小畑「恐らく今現在一番国民と密接に関わっているであろう我々が、一番苦しみが分かる我々がやらずして…」

永田「言うなれば、やり方の問題だ」

永田「志は立派だが、やり方がこう過激では如何ともし難い」

小畑「頼む、行かせてくれ…行かせてくれ…」

東條「…永田局長」

岡村「…」

永田「だから嫌なんだ」

永田「すぐ感情が明後日の方角に向けて走ってしまう」

永田「訳の分からない男泣き、それももう全部だ」

小畑「五月蝿い!離せ!」

今村「ちょ、小畑さん!」

武藤「ぐぐっ…」





石原「相変わらず、バカが何かやってますな」

とりあえず暗殺回避したのでここまで
続きはスレを立て直してもう一度

依頼出して来ます

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