大井「まだあげ初めし前髪の」 (1000)

『こんにちはー。軽巡洋艦、大井です。どうぞ、よろしくお願い致しますね』

『こちらこそ。我が鎮守府……といっても俺一人だけだが、歓迎するよ』

『えっ……私が初めてですか…』

『嫌そうな顔をするな。これから共に戦っていくんだ』

『……はい、わかりました』

『なんだその棒読みは……まず君にやってもらいたいことは――』

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454253700

・徒然なるままに大井っちとの生活を書いていきたいです
・病みません
・徒然なるままに書いていくので投下頻度に期待しないが吉
・病みません

病んで!!

『……1つ聞いてもいいか?』

『なんでしょう』

『なんで俺の机の代わりに段ボールが置いてあんの?』

『おかしいですね…一般的に執務室は提督のご自由に作り替えても良いということになっていますが、始めは大本営がセッティングしてくれているはず………あっ』

『おい何を察した』

『いえ?提督が周りから嫌われているだとかそんなこと一切考えてませんけど』

『そんなことしてねぇよ!なんだよこれ……』

『よっぽど嫌われているんですね……本当運が悪い』

『え?これって運なの?』

『あっ、勘違いさせてすみません。私の上官運が壊滅的だな、と』

『……お前口悪いな』

『机は暫くかかるから、これで頑張って欲しいだとよ』

『なら私から質問良いでしょうか』

『なんだ?』

『除隊願は受け取ってもらえますか?』

『……せめてもう少しは一緒に頑張ろうぜ』

『ちっ……なら足を引っ張らないで下さいね』

『確かにぺーぺーだけどさ……あと舌打ち止めろ』

>>3ごめん、ヤンデレは苦手なんだ(棒)

ときどき書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします

初期艦っちはヒロイン度かヤンデレ度どっちが天元突破してそうなイメージあるな

病まねば

『早速正面海域を取り戻しましょう』

『そんな簡単に言うけど、お前一人で大丈夫なのか?』

『私をなめてません?少なくとも提督よりは強いですよ』

『そこで競われても……危なくないか?』

『この程度で危ないと言われるなんて…名誉毀損ですよ』

『……そこまで言うなら行ってもらおうか』

『チキン提督は大人しくしておいて下さいね』

『一応指揮は出すけどな』

『ちっ…何て指揮』

『はえぇよ』

>>8大井っちのツンとデレとレズの比率と愛の重さが好きです

>>9病ませない……ここでは
この意味がわかるな?

『本当に大丈夫か?』

『くどいですね。この海域なら私と数隻で十分ですよ』

『いや、でもな…』

『どれだけチキっているつもりですか。提督は安全な場所から無能な言葉を垂れ流すだけなんですよ?』

『そうだけどさ』

『……これが私の仕事ですから』

『いや、でも……』

『あー!ぐだぐだうるさい!司令塔がビビらないで下さいよ!』

『おうっ!?』

『あと過小評価もやめること!』

『……おう』

病まない雨はないって僕の嫁が……

>>16奇遇だな
うちの娘も同じことを言ってるよ

『なぁ』

『はい?』

『手伝ってくれねぇの?』

『仕事は平等に分けたはずですけど?遅い提督が悪いんです』

『だからって目の前でスマホ弄られるのは……気に入らんと言うかなんと言うか』

『集中して下さい。提督が終わってくれないと私の分も無駄になりますから』

『せめてサイレントマナーにしてくれよ』

『そうしたら北上さんからのラインにいち早く返信できないんですけど?馬鹿なんですか?』

『誰だよキタカミサンって……少なくともうちにはいない奴だな』

『うそ……北上さんを知らない指揮官が私の上司だなんて……最悪』

『来たときから思ってたけど、お前性格良くないだろ』

『そんなことより手を動かしなさいよ。のろま』

『……軍法会議ものの耳を疑う発言だな』

『ペーペーのろま提督と艦娘としても十二分の働きをしている私。どちらが軍に必要ですか?』

『……優秀ってレベルじゃねぇな』

『……まぁ、通常のマナーモードにはしてあげましょう』

『ありがとう……?』

皆のヤンデレへの愛もわかったよ
でもこの大井っちはツンレズデレのままがいいんだ(迫真)

>>23
レズっ気マシマシも上辺だけならむしろ良い

>>24握手(aa略)

『よいしょ』

『うわっ!……なんですか?これ』

『今日は節分だろ?』

『……こんなに豆用意したんですか』

『ほとんどお前の分だぞ?』

『どんだけ投げると思ってるんですか……』

『いや、食う用な。調べたらお前、100弱食わねぇといけないらしいじゃねぇか』

『…………』

『わざわざ用意したんだからちゃんと食――』

『ふんっ!』

『いってぇ!!』

『鬼はぁ……外ぉ!!』

『ちょ!いって!すまん!』

『せいやぁ!!』

『アッ――!』

『提督!隠れてないで大人しく出てきなさい!』

『なんで豆投げるだけでアザができるんだよ……艦娘こわい』

『!そこにいるんですか』

『ちょ、タンマ!俺丸腰だって!』

『良いですか?私はJKです!』

『わかったから!食べる豆は16粒。そうしような?』

『……わかれば良いんですよ』

『ふぅ……お前、豆投げる力強すぎ』

『提督がふざけたこと言うからですよ』

『いやいや、あれはそんなレベルじゃない。ゴリラかってんだ』

『………………へぇ』

『ったく、コンタクトレンズを着けてなかったら失明してたぞ』

『そうです……かっ!』

『いって!』

『ふん!……踞らずにさっさと掃除しますよ』

『はぁ……』

『…………』

『北上さんに会いたい……』

『………………』

『……北上さ――』

『うっせぇ!いいから手を動かせよ』

『独り言に茶々入れるなんて……めんどくさい人ですね』

『独り言多すぎるんだよ。今日だけで20は言ってるんだぞ?』

『それくらい愛が深いんですよ』

『これがクレイジーサイコレズ…』

『なにか?』

『いや何も』

『それはそうと、提督も手が動いてるようには見えませんよ?』

『俺は同時に2つのことができないんだよ……てか、お前の言うキタカミサンって呉だろ?遠いわ』

『良く知ってますね……!あなたもしかして、北上さんのストーカー!?』

『お前が横でキタカミサンのプロフィールを唱え続けるからな。嫌でも覚える』

『嫌って……北上さんに対して扱いがなってませんね』

『えぇ……』

『……そろそろ出撃の時間です』

『そうか、なら収集をかけるか』

『全勢力で水雷戦隊での5隻ですけどね』

『うるせぇ』

藻玉かもしれない(震え声)

『戦艦……きたか!』

『ようやくうちにも心強い戦力が来ましたね』

『ようやくだよ……これで楽になるな』

『…………なんですか?私の戦果では不満と?』

『へ?怒ってる?』

『いえ?提督の指揮が悪……良くないのを、軽巡の私のせいにしてるだとか、軽巡(笑)と思っている提督になんの不満もありませんよ?』

『そんなこと思ってないんだが……大井は嬉しくないのか?』

『……まぁ、私の休みが増えることは嬉しいですね』

『やっぱり楽になることは嬉しいんじゃないか』

『えっ?』

『えっ?』

初期好感度マイナスからだとデレの破壊力が増すんだよな

『なぁ』

『なんですか?』

『雷巡ってなんだ?』

『……はい?』

『いや、今回改造で軽巡から雷巡になったわけじゃん?』

『…………はぁ、あなたは本当に提督なんですか?』

『座学よりも実践的な方で評価されてたんだよ』

『司令塔が実践だけで輝いても…はぁ』

『……すまん』

『…いいですよ。夜に勉強会ですね』

『あ、あぁ……』

『……なんですか?』

『いや、夜に勉強会って……エロいな』

『……酸素魚雷20発、発射です!』

『ちょ!それは洒落にならん!』

>>47(握手)

『ふむふむ……雷巡は水母や潜水艦と同じく先制魚雷を使えるのか。すげぇ』

『そんなことも知らないとは……』

『OK覚えた』

『では質問しますよ?』

『どんとこい』

『私の他に雷巡に改造できるのは何隻ですか?』

『楽勝だ。北上さんと木曾の2隻』

『残念でした。正解は北上さんです』

『え?でも資料に……』

『雷巡はたった二人。良いですね?』

『いや、木曾……』

『良いですね?』

『でも資料には改二で……』

『良 い で す ね ?』

『アッハイ』

おい木曾ハブんなや名実ともにイケメンやねんぞ

木曾は妹だろwww

『お疲れ様でした』

『いや、大井たちの方が疲れてるだろう』

『何言ってるんですか。社交辞令に決まってます』

『はいはいそうですか……他の娘たちは?』

『入渠させに行かせました』

『大井は良いのか?空いてるだろ?』

『空いてますけど、それほどの被害ではないので』

『被弾してる時点で十分。早く行ってこい。出てくるまで待ってるから』

『…もしかして、まだ終わってないんですか?』

『……少しでいいから、な?』

『……なるべく減らしておいてくださいね』

>>54>>55おかしいですね……大井っちいわく「たった二人の重雷装艦」らしいんですけど(すっとぼけ)

『なぁ……』

『なんですか?私はこれを終わらせて早く寝たいんですけど』

『駆逐艦って……皆小さいのな』

『……えっ』

『あんな小さいお手てで頭ぐらいの主砲構えてさぁ…』

『えっと…』

『びくびくしつつも頑張って……』

『ちょっと提督?』

『はぁ……なでなでしたい』

『……………………』

『そう思わねぇ……?』

『お休みなさい。後はお一人で頑張って下さい』

『ん?ん~……おやすみ……』



『大井!昨夜仕事終わらせずに寝たのか!?ヤバいほど残ってるんだけど!!』

『さぁ?ロリコン提督がやっといて下さい』

『ロリコン?……い、いや!そんなこと言わずにさぁ!』

『寒いなぁ……』

『炬燵に籠って何言ってるんですか。海に出ていた私の方が寒いんですけど』

『ここも海からの風が厳しくてな』

『あの、絶対海の方が寒いと思いますよ?一旦外へ出てますか?』

『……何が言いたい?』

『どいて下さい』

『隣が嫌なら反対も空いてるが』

『足ぶつかるじゃないですか』

『…………』

『…………クシュン』

『ふっ……』

『なんですか?』

『わかったわかった。すぐどくから。な?』

『だからなんですか』

『可愛らしいくしゃみしちゃうほど寒いんだよな?』

『なっ!』

『早く入れ。風邪引いてもしらないぞ?』

『…………仕事手伝いません』

『それは勘弁して下さい』

『大井ー』

『はい?』

『ここか。探し――』

『…………』

『…………お、おう』

『なんですか!!』

『痛っ!』

『出ていって下さい!!』

『すまんっ!』

『入渠中に入ってくるなんてなに考えてるんですか!?』

『事故事故!ノーカウント!』

『何がですか!』

『見てない見てない!な?』

『数秒固まっといてそんなことよく言えますね!エロ提督!』

『すまんかった!この通り!』

『いや、何してるか扉越しなんで見えないんですけど……はぁ……最悪』

『このことはどうか御内密に……何卒…』

『……わざとじゃないなら仕方ありません。今後は 厳 重 に 注意して下さい』

『はい……でも、回し蹴りは駄目だと思います』

『何でですか』

『その……色々と見えちゃうし』

『なっ――』

『何度言えばいいんですか!あそこで撤退してはいけません!』

『いや……大井が…』

『私のせいにしないでください!』

『いや!そうじゃなくて…大井が痛そうだったから』

『はい?』

『だから、これ以上は……』

『……いいですか?たかが小破で撤退させる提督なんかいません。これからは注意してください』

『無理させるのは…』

『それに、小破程度では痛くも痒くもないです』

『……わかった。善処しよう』

『全く…………ありがとうございます』

『へ?今なんて?』

『チキン提督消えろって言いました』

『…酷くね?』

『おーい』

『ひゃっ!?提督!ノックはきちんとお願いします!』

『あっ、すまな――なんだこれ』

『何って……どう見ても北上さんじゃないですか』

『いや……そのポスターじゃなくて、この部屋全体の話だよ』

『提督からして右から順に、北上さんのポスター、写真、写真集(自費出版)、ポスター、ポスター、写真、ポスターです』

『お、おぅ……』

『何か?』

『……お前の方がストーカーじみてる気がするんだが』

『私の心は北上さんと常に繋がってるんですよ!提督みたいなキモいストーカーと一緒にしないで下さい!』

『俺はお前みたいに北上さんを偶像崇拝してないぞ。ってか、顔も初めて見たし』

『えっ…学校で何を学んで来たのですか』

『少なくとも為になることだな』

『……あー今のでプッツンしました。もう二度と部屋に入らないで下さい』

『こっちこそ願い下げだ。こんな部屋、寒気がする』

『…………で、ご用件は?』

『……呉と演習組むことになったんだが、ついてくるか?』

『当たり前じゃないですか!』

『だろうな』

『ところで、ポスターのほとんどが視線合ってないんだけど』

『…………』

『おい』

『北上さん!』

『あっ、大井っちー』

『お久しぶりです!』

『だねぇ……ちょっと近くない?』

『むしろ遠いくらいですよ!!』

『えー……そうかな』

『いっそ私も呉に着任していれば……!』

『えー?そんなに横須賀は嫌なの?』

『横須賀っていうか、提督が嫌です』

『あー…新人とは思えない快挙連発って聞いたけど』

『それは……まぁ、そうかも知れませんけど。それ以外がダメですね』

『へぇー』

『信じられますか!?部屋はノックしないで入ってくるんですよ!?』

『あたしは気にしないけど』

『私の為だとか責任押し付けて、小破で撤退させるチキンですし』

『ほぉん…』

『私を秘書艦から1度も下ろさず仕事を手伝わせるし』

『……ん?』

『流石に入渠中にノック無しは殴ってやりました』

『え?』

『何度も同じ漢字間違えるし、夜はこっちが懇切丁寧に色々教えてるのに先に寝るし……誰のための勉強会ですか!』

『……ほぉー』

『まぁ、指揮が上手いのは認めますけど、そういったデリカシー等の無さは最低ランクですよ!』

『そーなんだーへー』

『……なんだか北上さん、笑ってませんか?』

『じゃ、またねー。大井っちー』

『ぎだがみざぁぁぁぁん!!』

『泣くなよみっともない……お前の後輩たちがドン引きしてるぞ』

『親友どころか友達さえいなかった提督には一生縁の無い悲しみですよ……放っておいて下さい』

『いつにもまして辛辣だな……また組んでもらえれば会えるんだから、な?』

『いっそのこと、移籍願を……』

『生憎俺は、それが通るほど上から睨まれてはいないんだ。諦めてくれ』

『…………チッ』

『残念でしたぁ~!お前のお陰で俺はいい意味で目ェつけられてるんですぅ~!』

『…………言ってて悲しくならないんですか?』

『やめて』

『……おっ』

『どうしたんですか?艦娘一覧表なんてじろじろ見て。視姦ですか気持ち悪い』

『いや、彼女だよ。この子がきっかけで俺は海軍を目指したんだ』

『へーそうですかー。それより仕事終わらせましょう』

『せめてこっち見ろよ。この……お、おにおこ…?ちゃんだ』

『へーおにおこちゃんですかー』

『おう。たしか5才のときに一目惚れしたんだ』

『強そうな名前ですねー』

『だよな。彼女がどうして海に出ないと行けないんだと、そこの司令官に怒りたくて鎮守府に潜り込んだのは良い思い出だ……』

『それは引きますね』

『急に態度変えるなよ…ナイト気取りだったんだよ』

『あまりにも気持ち悪い発言があったのでつい。あと、彼女の名前は「きぬ」ですよ』

『えっ』

『先週に読み方教えたと思うんですけど……』

『……あの』

『どうした?腹が減ったか?』

『違います。魚雷撃ちますよ』

『恐いな……なんだ?』

『何してるんですか?』

『見てわからない?艤装作ってんの』

『はい?』

『まぁ見てろって……よし』

『これは……14㎝単装砲ですか?』

『まぁ発泡スチロールだけどな。んで……』

『…………なんですか』

『軽巡洋艦、大井です(裏声)』

『……………………』

『……………………うっぅん、痛いったら(裏声)』

『……ふっ』

『っしゃあぁぁぁぁ!!勝ったぁぁ!』

『なんの勝負ですか……ふふっ』

『これ、明後日の会議のあとの飲み会でやろうと思うんだけど、どうだろう』

『や、やめてください!』

皐月の温かそうなお手てにぎにぎしたい

『見ろ大井!少将に昇格したぞ!!』

『ほんとですか!?あの万年小破撤退チキン提督が!?』

『引っ掛かる物言いだが気にしないでやろう。これって早くないか?』

『えぇ、恐らく前代未聞のスピード出世ですね……』

『だよな!!な!』

『これも全て私のお陰ですが』

『勿論だ。ありがとう』

『えっ……えぇ、どういたしまして』

『やっぱり大井はすごいな。改めて感謝するよ』

『…………いえ、もしかしたら……提督の頑張りもあった……のかも知れませんけど……』

『いやいや、俺は大井に助けられてばかりだ。今後ともよろしく……なんか顔赤くない?』

『!――そんな……』

『俺の昇格がそんなに嬉しいのか~可愛いやつめ~!』

『……撃ってもいいですか?』

『なんで!?』

『……龍鳳』

『…いきなりどうしました?』

『暇だから艦娘しりとりしようぜ。龍鳳の、う』

『なんでまた……やりませんよ?下らない』

『俺に勝てたら呉と演習を組めるよう掛け合おう』

『雲龍』

『決断早いな……潮』

『大淀』

『ど?ど……利根』

『濁点とるのありですか。子日』

『そうしないと終わっちゃうだろ。響』

『北上さん!』

『はい大井の負けな』

『は?何言ってるんですか?み、ですよ?』

『いや、ん、だな。ちゃんと「北上」って呼び捨てにしたら認める』

『何ですか気持ち悪い……なら私の負けで構いません』

『……えっ』

『北上さんを呼び捨てにするくらいなら、私は負けを選びます』

『えぇ……お前の方がよっぽど気持ちわ――』

『それいじょうペラペラ喋るなら撃ちますよ?他になにか?』

『いえ何でもないです』

『いつになればわかるんですか?小破は怪我の内に入りませんよ!』

『どうしても心が痛んで……』

『もう少将ですよ?まだ適切な判断を下せないんですか?』

『俺は適切な判断だと思っているんだが……』

『……はぁ。今までの戦果は奇跡だったようですね』

『それは酷いだろ』

『あそこは私を捨ててでも進むべきですよ』

『ん?』

『私たちには代わりがいくらでもいるんですよ?』

『……は?』

『知らないんですか?艦にもよりますが、艦娘は量産可能なんですよ?』

『………………大井は他にもいる、と?』

『私が沈めば大本営から新しく大井が来るんですよ。本当、養成所で何を学んで――』

『大井じゃない』

『……はい?』

『お前だよ。艦の話では無く、ここにいる「大井」だ』

『……まさか提督。私に感情移入してしまった、と?』

『お前だけじゃねぇ。自惚れるな』

『道理でやけに手厚いわけですか』

『悪いか?俺はお前らを海に出したくないんだよ。だから軍に入ったんだ』

『……矛盾してますね』

『うるせぇ。……大井、ヤバイと思ったらすぐに撤退しろ。これは命令だ』

『なに言ってるんですか。そんなことで制海権を取り返せるとでも?』

『何度も来ればいいだけだ。帰ればまた来られる』

『……よく知ってましたね』

『なにがだ?とにかく、命令だ』

『…これで上から文句言われたときは、提督のせいにしますよ』

『ただいま』

『お帰りなさ……それって』

『中々ウケた』

『……やったんですか?』

『さあ、いっくわよー!(裏声)』

『…………』

『これで掴みはバッチリだ』

『飲み会で何をしてたんですか…』

『特に北上さんには馬鹿ウケでな』

『……えっ?北上さん!?』

『おう。付き添いという体で飯食ってた』

『……私も次回から付き添います』

『おっ、なら一緒に――』

『やりません』

>>79
この大井に内容を北上に変えて同じこと聞いたら何て答えるんだろな

>>81

『……そうだ』

『なんですか?』

『前言った話だよ。お前は一人じゃない云々』

『確かに私は提督みたいにぼっちじゃないですけど』

『茶化すなよ。こう考えてくれ。北上さんが轟ち――』

『は?』

『落ち着け!もしも!ifだから!』

『チッ……今度そんなこと言ったら撃ちますよ?』

『すまん……でも、そういうことだよ』

『……?どういうことですか』

『お前は代わりの大井がいるって言うけど、それは北上さんも同じだろ?』

『――!!』

『新しく来る北上さんを素直に受け入れられない。そんな気持ちだよ』

『……………………あの』

『まぁ、あくまで俺個人の考えだからな。鼻で笑うなり好きにしてくれ』

『……………………はい』

このまま大井が、この人は私のことが好きなんだと感じ出して、意識しちゃったりしなかったり
そんな感じだと思います

『…………ちっ』

『なんかイラついてんなぁ。そんなに強く握ったら携帯潰すぞ』

『北上さん……』

『また北上さんか……ん?噂をすれば』

『えっ!北上さん!?』

『俺へのメールだけど』

『……は?』

『えっ。なんか不味かった?』

『ええ。非常に不味いです。私のライフラインが提督の卑猥なメールのために疎かになっていたなんて』

『何が卑猥だ。ただの雑談だよ』

『そんなのいつの間に……』

『この前の飲み会』

『北上さんが提督に汚されるぅ……』

『何もしてないから。てか、向こうから持ちかけてきたのに変な言いがかりはやめてくれ……ふっ』

『今北上さんからのメールを見て笑いましたね?なんて書いてあるんですか?』

『見せるわけないだろ』

『これはあれですね。提督のアドレスを掲示板に貼りまくるしかないですね』

『おいやめろ』

『ならその内容を見せてくださいよ』

『それは……って、お前俺のアドレス知ってたっけ?』

『…………あっ』

(デレってどのタイミングで入れればいいんですか?)

『ふむ……』

『提と――!?』

『ん?どうした?』

『提督ですか?』

『何言ってやがる』

『いえ……自主的に資料を開いていたように見えたのでつい』

『間違えてないぞ』

『どうしちゃったんですか!?』

『そんなに驚くか?』

『あっ、失礼しました…ですがあの提督ですよ?』

『まぁ、否定はしないが……流石に頼りっきりってのもな』

『……』

『わからないことがあれば聞くよ……ってわけで、今日から毎晩来なくても大丈夫だ』

『そ、そうですか……』

『んじゃ』

『え、えぇ……おやすみなさい』

『まぁ、俺はもう少し頑張るけど』

『…………』



『……あの』

『ん?まだ起きてたのか』

『それはこっちの台詞です……それで、有りましたか?』

『え?』

『わからないところ、ですよ』

『えっ……あ、あぁ。少しだけど』

『ったく……どこですか?見せてください』

>>87
とりあえず一度嫉妬っぽいことをさせたらいいんじゃね

『また中将さんにどやされたんですか』

『あの人はしごきとパワハラの違いがわかっていない』

『……それ、提督にはわかっているんですか?』

『………………お、おう』

『そこで嘘つくなんて……ダサっ』

『ダサ……まぁ、そうかもしれんが』

『それで、今回は何故中将さんの反感を買ったんですか?』

『ちょっとしたことさ……あんなやつが上にいるなんて、俺はついてない』

『……それは……まぁ、確かに』

『俺はぺーぺーで詳しいことは知らんが、あえてデコイを連れていかせて、そいつを沈ませてまで作戦を遂行するとは、狂気の沙汰だ』

『それで口を出したんですか』

『いや?手を出してしまった』

『……今なんと?』

『もしかしたら俺の軍人人生も終わりかな……』

『…………私としてはスッキリしますね。このまま北上さんの所に派遣されたりすれば万々歳です』

『……そうか』

『…………』

『…………』

『…………ですが、確かに今回の件は向こうに非がありそうですね』

『……大井?』

『私も掛け合ってみましょう』

『そんなことすればお前だって……!』

『飛ばされたときは飛ばされたとき。北上さんのもとへ行けるよう願いましょう』

『……すまないな』

『いえ、木偶の坊を引っ張る私としては当然のことですよ』

『……大井、何があったんだ?』

『何が……どういうことですか?』

『とぼけるなよ。お前が頭を下げに行った翌日になんで中将さんが飛ばされてるんだ』

『さぁ?私はなにもしてませんよ?……ただ、少しばかり大本営に連絡を入れただけです。根っこまで腐ってたらどうしようと思いましたが、杞憂でしたね』

『…………お前掛け合うって、大本営に全部チクりに行ったのか』

『私としてもあんな戦法なんて御免ですからね。万が一これが北上さんの鎮守府にまで広まったら、私は自殺しかねないですから』

『…………ありがとうな』

『……いいえ』

>>92なるほど、勉強になります

アニメはなかった

>>98ギャグ要員に回っていたところに目を瞑れば、大井っちがかなりの頻度で出てきて嬉しかったです

『大井。これを見てくれ』

『なんですか……中将!?』

『やったぜ。』

『…………』

『スピード出世だな!』

『……もしかして、大本営を脅迫したりしました?』

『そんなわけないだろ。お前いわくチキン提督だし』

『……まるで成金ですね』

『たとえに悪意を感じるんだが』

『……提督?』

『……なんだよ』

『先程、UNOとおっしゃいました?』

『言った!絶対に言ったからな!』

『……このゲームを始めるに当たって決めたルール覚えていますよね?』

『お、おう。勿論だ』

『そのなかに嘘をつかない、とあったことも?』

『当然だ』

『ところで、先程から私の携帯で録音していたんですけども』

『ちょ!』

『もしこれに提督の言葉が入っていなけらば私が勝って休みがもらえ、さらにペナルティから私を呉の方面の遠征に組み込んでくれる……そういうことですよね?』

『…………』

『では、再生し――』

『すみませんでした。言ってません』

『では、呉へ行く準備を始めてきます』

『一分前の俺を殴りたい……!』

『自業自得ですね』

『仕事はどうすれば……』

『それも自業自得です』

『よいしょ…』

『……これは?』

『炬燵だ』

『新しいのですか?まだ使えると思うんですけど』

『いやいや、大井の分だよ』

『私の……ですか?』

『だって俺の炬燵いつも占拠されて使えないんだもん』

『だもんって……ありがたいですが、結構です』

『え?my炬燵いらない?』

『欲しいですけど、部屋が狭くて身動き取れなくなりますし』

『え゛』

『……何ですかその鳴き声』

『お前、どんだけ写真集作ったんだ?』

『はい?』

『ある程度広かったように記憶してるんだが……』

『写真集は確かに増えましたけど、それが何の関係が?だいたい、同じ部屋に炬燵二つはおかしいですよ』

『え?お前すでにmy炬燵持ってんの?』

『えっ』

『えっ』

『……ちょっと待て』

『…何ですか』

『お前、何処の話をしてるんだ?』

『何処のって、ここですよ』

『……なぁ大井』

『何ですか気持ち悪い』

『なんでmy炬燵をここに置くんだ?』

『何故って……!』

『普通は自室だろ?』

『あ!いえ!少し勘違いしてました』

『my炬燵をここにって、どういう発想だよ』

『ただの勘違いです』

『……流石に厳しくないか?』

『しつこいですね。蹴りますよ』

『ありがとうございます!』

『…………うわぁ』

『冗談だからガチ引きやめて』

『大井。いるか?』

『どうしました?』

『間宮の羊羮貰ったんだが、食う?』

『いただきます』

『お前間宮の羊羮好きだもんなぁ』

『間宮さんの手掛けるものは全て一流ですから』

『まぁな……あら』

『流石にそれで二等分と言い張るのは無理がありますよ……』

『うるせぇ。ほい』

『えっ…こちらでいいのですか?』

『好きなんだろ?あと俺は等分したつもりだ』

『……こんなところでしかカッコつけれないなんて可哀想…』

『何いい笑顔で呟いてんだよ』

睦月の髪の毛に頭をうずめて、過呼吸ぎみに匂い嗅いで半泣きにさせたい

うわっ…このスレ、ロリコン多すぎ…?
これは憲兵の仕事が増えますね

『初月ねぇ……』

『どうしました?ロリコン提督』

『いや、大本営からの情報だ。新たな秋月型が発見されたらしい』

『そうなんですか』

『その一部の写真なんだが……エロい』

『……えっ。写ってるの、手だけですよ?』

『おう。手がエロい』

『…………うわぁ』

『いやいやいやいや!これは皆思ってるはずだから!マイノリティじゃない!』

『提督以外にいるわけありません』

『……ふっ。若いな』

『うわっ、気持ち悪い。歳をとらない体で良かったと心から思いました』

『北上さん!』

『んお、大井っちじゃん。どうしたの?』

『遠征で近くを寄ったもので』

『おー、おつかれー』

『いえ、全然!北上さんに会えたので疲れなんか吹っ飛びました!』

『……ん?遠征ってことはもう帰るの?』

『……すみません、永住したい気持ちは山々なのですが』

『いや、そこまではいいよ…じゃ、中将さんによろしくー』

『えぇ……はぁ、今から帰らないといけないなんて足が重い…』

『…………』

『では帰りますね……はぁ……』

『うん、じゃーねー』

『もしもしー中将さん?』

『どう?』

『なんやかんやですぐ帰ってったよ』

『えっ、マジ?もうそっちにいないの?』

『うん、本当に顔を見に来た感じ』

『うっそだー。あの大井だぞ?北上さんにあえてすぐ帰るなんて』

『流石に大井っちは仕事を放棄しないでしょ。というわけで、賭けは私の勝ちね』

『ちくしょう……』

『じゃあ今度間宮さんのお菓子持ってきて』

『えぇー…大井のことはある程度わかっていたつもりだったんだけどなぁ』

『まだまだだねぇ』

『帰るとき、血の涙を流してたんだろうなぁ』

『ハズレ。少し嬉しそうだったよ』

『……大井が全くわからん』

『北上さーん!……あっ』

『海の藻屑となりなさいな!(裏声)』

『あははははは!』

『……何してるんですか』

『あ、大井っちー』

『何って……一発芸?』

『やめてください!こっちも恥ずかしい……』

『えー?面白いよ?』

『俺もやってて楽しいし』

『おー。これがWin-Winってやつかー』

『違います!。あと提督は北上さんから離れてください!』

『いや…むしろ北上さんから近づいてきたんだけど?』

『それでもです。北上さんの手を煩わせるつもりですか?』

『へいへい……このクサレが』

『なにか?』

『いえなにも』

『うわー。中将さん尻に敷かれてんじゃん』

『かかあ天下なんだよ』

『か……!提督と夫婦とか、寒気がしますよ!』

『ったく、冗談が通じない』

『じ、冗談にも言って良いものも悪いものがあります!』

『わかったわかった』

『…………へぇー』

『……北上さん、どうして笑っているんですか?』

俺、2100からイベントに乗り込むんだ……!

『なぁ…お前らの給料って、低すぎない?』

『そうでしょうか。提督が私たちから奪いすぎなのでは?』

『俺をなんだと思ってるんだよ』

『そうでしたね。チキンですからできませんね』

『……そうだな』

『恐らく、国は私たちのことを優秀な兵器だとしか思ってませんよ。むしろ給料がある時点で異常です』

『またそれか…』

『事実ですよ』

『……よし。俺からも小遣いをあげよう』

『なんですか気持ち悪い。援助交際ってやつですか?通報しますね』

『待て待て待て待て!なに携帯取り出してるんだよ』

『……冗談に決まってるじゃないですか。必死すぎて引きますよ』

『お前ならやりかねん……』

『ありがたいですけど、私たちって余りお金を使う機会が無いんですよ』

『なら休日も増やそう。……いっそのこと、週休2日にしようか』

『サラリーじゃないですか。軍隊なめてません?』

『まぁ、その時に街へ遊びに行けばいい。なんなら北上さんと会ったときに一緒にうまいパフェでも食いに行けば?』

『流石提督。話がわかってますね』

『だから、生きる楽しさってもんを見つけてこい』

『…………』

『ん?どうした?格好良かったか?』

『くさいです』

瑞穂を探す旅に出ます
探さないで下さい

『……最近、仕事ためてませんね』

『え……まぁ』

『どうしたんですか?提督らしくない』

『それかなり不名誉なことだよな』

『気にしないで下さい……で、仕事は?』

『だから無いって。収集かかるまで部屋で寝とけ』

『はぁ?私に太れと言いたいんですか?』

『それは被害妄想激しすぎるだろ。だいたい、お前は痩せてるだろ?』

『…………』

『……えっ』

『何ですか悪いですか?』

『いやなにも――』

『仕方ないじゃないですか!炬燵!みかん!疲れた体には麻薬ですよ!』

『わかるわかる。だからしょうがない。な?』

『あー…北上さんに嫌われる……』

『結局そこなのか』

『当たり前じゃないですか。バカですか?』

『俺は嫌わないぞ!』

『は?』

『いや、なんもないっす。すみません』

『私の中では、提督なんか北上さんと比べたら塵芥も同然です』

『いやー流石に言い過ぎだろ~!』

『………………』

『…………え?』

『……まぁあれだ。太ってない。太ったとしても、それは良い塩梅になっただけだ』

『太って良い塩梅って…ここ最近で最も気持ち悪いですよ』

『うるさい…なんつーの?魅力的っていうか、エロいっていうか…今の方が俺は好みだ』

『…………そ、そこまで言うのなら。焦らなくてもいいんでしょうか…』

『…………大井』

『はい?』

『俺が言うのもなんだけど、塵芥に流されちゃダメだろ』

『あーーー。今この瞬間に、私の中の提督は消えました』

『塵芥ですらなくなったか』

『ええ。プチっと潰れました』

『え?……殺したの?え?』

海風を探す旅に出ます
探さないで下さい

曙のチョコを目の前で踏み潰す吹雪を撫でたい

『艦娘も増えてきたな……』

『ええ。そろそろ提督の手に余りそうですね』

『そんなに俺に辞めてほしいのか…』

『……というより、さっさと移籍して北上さんと同じ所で働きたいです』

『その為だけに俺のメンタル苛めてんの?』

『それ以外に提督と話す理由なんて無いですからね』

『……そうか。そんな大井に耳寄りな情報が』

『なんですか?』

『北上さんのいる呉と、こういうことをやろうってことになっててな』

『何ですかこれ…………秘書艦留学?』

『留学って言葉は少し重い気がするが、要するに他の鎮守府で働いて、今後に活かそうってこと。まさにWin-Winの関係』

『いいですね!今後どころか永住しちゃいます!』

『それは少し困るな……』

全く関係ないところに誤爆した
辛い

『北上さん!!』

『おっ、大井っち』

『今日からここに入隊することになりました!』

『一週間だっけ?よろしくねー』

『一週間といわず、一生涯ここで頑張るつもりです!』

『やる気十分だね。これなら提督も喜ぶかな』

『ちなみに、こちらの秘書艦はどなたですか?』

『鬼怒っち』

『…………はい?』

『あっ、鬼怒っちってのはニックネームね。本当は鬼怒って名前の軽巡』

『………………そうですか』

『え?知り合い?』

『いえ、うちの提督が少し……』

『あー…だから鬼怒っち嬉しそうだったのか』

『えっ……楽しみにしてらっしゃったんですか?』

『そりゃーもう。わざわざ私服まで引っ張り出してさぁ』

『……そう、ですか』

よければ他の姉妹とも遭遇していじられてるとこ見たいな

『お疲れさまでした』

『おつかれー……ん?どうしたのさ』

『えっ…?なにがですか?』

『大井っち、疲れたの?』

『い、いえ!北上さんと働けて疲れるはずないじゃないですか!』

『じゃあ、どうしたの?……あ、うちの提督が全然ダメダメだったとか?』

『違いますよ!』

『……そんなに心配?』

『そんなことあるわけ無いじゃないですか!提督も鬼怒さんと会えて喜んでる…はずです』

『……ふーん。ねぇ大井っち』

『…なんですか?』

『大井っちってさぁ、好きな人いる?』

『北上さんです!!』

『うわ、即答だね……じゃあさ。私に好きな人が出来たって言ったら?』

『そうですね。ひとまず魚雷でこう…』

『あー、わかったから魚雷振り回すのやめて』

『そ、そうですか?……!もしかして、そのような人が!?』

『実はそうなんだー』

『誰ですか!北上さんから寵愛を受けている人は!』

『大井っちの提督』

『……………………えっ』

初月を探しに旅に出ます
探さないで下さい

『ビックリした?』

『………………あ!冗談ですね?いくら北上さんの言ったことでも、それは信じられないですよ!』

『考えてもみなよ。私が自分からメアド交換すると思う?』

『…………そんな……嘘じゃないんですか?』

『嘘が良かったの?なんで?』

『そ、それは』

『上官を魚雷で殴ることになっちゃうから?……まぁ私がそんなことさせないけどね』

『っ!……』

『…………なーんてね』

『……へ?』

『嘘だよ』

『…!やっぱりそうですよね!おもわずショックで倒れかけましたよ!』

『……ふーん』

『……ど、どうしたんですか?』

『いんや、別になにもー?……でも、さっきの大井っちのことを聞いたんだけど』

『えっ?』

『心配?ってやつ。ここで上手くやっていけるか不安なんだと思ったけど』

『…………!?』

『そっかー。それより中将さんなんだーへー』

『き、北上さん!?』

鬼怒を初めて見て海軍志したのが5才でそっから変わってなさそうってことは年取らない設定かな?
2~3代目の可能性もあるけど

『……………………』

『落ち着かないねー…どうしたの?』

『いえ、なんでも――』

『中将さん』

『っ…………提督がなにか?』

『いんやー?今ごろ鬼怒っちと何してるんだろうかなぁって』

『っ!』

『まぁ、大井っちには関係ないか。だってここに残りたいんだもんね』

『……………………』

『もしかして鬼怒っちとデートしてたり――』

『止めてください!』

>>147そこに気づくとは…天才か

艦娘は年をとらないです
妙齢の大井っちは嫌だ。熟れた大井っちがいい。三十路の大井っちが見たい。16才はババァ。

そういう方には申し訳ないですがブラウザバック推奨です

×妙齢の大井っちは嫌だ
○妙齢の大井っちが見たい

失礼しました

生まれて30年くらいたってる電(見た目ロリ)がはわわとかなのですとか言ってる可能性があるのか……

こういう大井っちの理解者な感じの北上さんすごい好き

『……えっ』

『……あっ、すみません!』

『い、いーよ……ただ大井っちがこんな大声出すと思わなかったから』

『そんなつもりは……』

『ほうほう。無意識に叫んでいたのかー』

『なんででしょうね……』

『中将さん』

『っ!………』

『でしょ?』

『そんなわけありません!』

『そーだもんね。永住したいんだもんねー。あ、そうだ。なんならそうしちゃう?』

>>153うわきつ

>>154私はその上で横取りする北上さんも好きです(ニッコリ)

『……できるんですか?』

『うん。両指揮官の合意の上なら。たぶん私の提督は、鬼怒っちが良いならOK出してくれるよ』

『……嘘…』

『嘘じゃないよ。一種の転勤じゃん』

『……ありえるんですか?』

『鬼怒っちにその気が有るか聞かないとね……で』

『………………なんですか』

『いや、大井っちがどうしたいかだよ。たぶん中将さんも大井っちに委ねるよ?優しいから』

『!…………提督は私が手伝わないと――』

『それは鬼怒っちがいるじゃん』

『……えっと…!他の子がいきなり秘書艦が代わって戸惑ったり』

『鬼怒っちはいい子だからね。すぐに打ち解けるよ』

『……えっと…その…………』

『大井っちはどうしたいの?ここがいいの?帰りたいの?』

『………………わ…私は――』

『一週間お世話になりました』

『あれ?永住したいって言ってなかった?』

『流石に鬼怒さんにお守りを任せっきりは可哀想なので、仕方ないですけど戻ります』

『でも、鬼怒っちも残りたいとか思ってたりして』

『そんなわけありません!あの提督と一週間もいるんですよ?下手すれば今ごろおかしくなっているかも……』

『あちゃーそれは大変だ。なら大井っちはここでかくまう必要があるねぇ』

『私は大丈夫ですから。それよりも鬼怒さんに迷惑が……』

『……もー、大井っちは素直じゃないなぁ』

『素直です!…………』

『……実は中将さんから遊んでやってくれって頼まれてるんだよねぇ』

『えっ?』

『どう?町に出て美味しいもの食べに行かない?』

『……………………』

『ん?どうしたの?』

『……すみません』

『えー?来ない?』

『行きたいんですけど……そう!その間に提督が不埒なことをしでかしたらと思うとゾッとするんです!』

『あれ?前ヘタレとかなんとか言ってなかった?』

『き!鬼怒さんに危険が迫っているかもしれません!』

『鬼怒っちは強いよ?』

『慢心してはいけません。提督は上官という立場を利用して恐ろしいことを企てているかも……』

『信用無いんだねぇ』

『というわけで、心苦しいんですけど、私は帰ります』

『んー…わかった。またおいでよ』

『はい!失礼しました』

『ん……大井っちって、あんなに速く動けるんだ』


『もしもし中将さん?……うん。北上様。ねぇ、大井っちがいつに横須賀に着くか掛けしない?』

>>160
金銭なんて無粋なもの北上様が賭けるわけないだろ
きっと「負けたら大井とデートすること」みたいなのに決まってる

>>161そ、そうだよな(震え声)

『………………あの』

『ん?鬼怒?忘れも……!?』

『っ……残念でしたね。大井です』

『いや!え!?まだ向こう出て日回ってねぇぞ!?』

『……提督は私をなんだと思っているんですか。もう留学は終わりましたよ』

『え?マジで?北上さんと遊びに行かなかったの?』

『私がいれば不都合でも?』

『いや……』

『鬼怒さんが何か?』

『てっきり忘れ物かと……え?早くね?』

『…………すみませんね早く帰ってきてしまって』

『いやいいんだが……間宮アイス…』

『はい?』

『いや!なんでもないなんでもない』

『…ふふっ』

『……なんだか丸くなったな』

『は?』

『あっ、尖ったまんまだこれ』

『提督は何か学べることがありました?』

『えっ、えー……大富豪に強くなった…とか』

『……相当遊んでたようですね』

『久しぶりの再開だったんだ。仕方ないだろ?』

『それとこれとは話が別です……で?どこまで貯まってるんですか?』

『馬鹿言え。溜めてはいない。嫌なことは先にやる。それが鬼怒との約束だったからな』

『……子供ですか』

『ん…まぁ……お帰り、大井』

『…………ええ、ただいま戻りました!』

この作者はもうダメだ、食べられないよ

>>165明日このスレに来て下さい。もっと可愛い大井っちを見せてやりますよ(震え声)

『ところで、間宮アイスとは?』

『聞こえてたのか……いや、な?北上さんと賭けをしていたんだよ』

『賭け?』

『大井が帰ってくるのが日付を跨ぐか否か』

『なるほど……道理で嫌そうな顔をしたわけですか』

『もしかして機嫌悪い?』

『さぁ?……ちなみに、その電話はいつ頃?』

『ついさっき……2000だな。だからどんなに頑張っても帰れるとは思わなかったんだが……そんなに速いのか』

『…………提督』

『なんだ?』

『私が向こうを出たのが1200です』

『…………んなっ!?』

速度を計算してはいけない。いいね?

『完全にだまされましたね』

『やられた……』

『北上さんに勝とうなど100年早いです』

『てことは一生か……ちくしょう』

『で、間宮アイスを賭けたのですよね?』

『あぁ…俺のアイス……』

『全く情けない。アイスひとつで泣き言言わないでください』

『…仕方ないか……ほら』

『……はい?』

『北上さんが、負けたらお前に渡せだとよ』

『…………』

『まぁ……その?…………帰ってきてくれてありがとう的な……』

『っ!……ん!』

『あー!躊躇いもなく食べやがった!』

『あ、美味しい……』

『そりゃそうだ!だからもっと味わって……』

『んむ…』

『また一口がでかい!』

以下デレ度が微増(予定)

>>140(球磨ver)

『あっ!大井クマー!』

『熊姉さん。なぜこちらに?』

『発音が……まぁいいクマ。大井の武勲は色々耳に入ってるクマ』

『私はそこまで頑張った、というわけでは無いんですけどね』

『ほうほう。なら噂の中将さんが優秀って――』

『それはないです。あの人は私がいないと何もできないヘタレですから』

『……!ク、クマー!』

『な、なんですか』

『野性の勘が告げているクマ。大井、さては中将さんに恋してるクマ?』

『んな!そんに……そんなことありません!』

『その慌てよう…やっぱり怪しいクマ』

『………良いですか?』

『深呼吸したって無駄クマ』

『…良いですか?あの人と私はただの仕事仲間です』

『ほうほう』

『あの人の言うことに私が従っているだけです』

『ほうほう』

『……まぁ、ときどき、私が労ってあげていますけど』

『ほうほう』

『まれに、極まれに格好い……くさいことを言いますけど』

『ほうほう』

『何より。そう!何よりあの人は面倒くさいんです。私がいないと何もできない――』

『さっき聞いたクマ……ところで、こういうのをなんて言うか知ってるクマ?』

『……?』

『の ろ け』

『えっ…!?』

『無自覚とは怖いクマ……』

『あっ、言うの忘れてたけど今日からここに配属されることになったクマ』

『そうなんですか』

『まずは……お姉ちゃんとしてもう一度挨拶してくるクマ!』

『ちょっと!?走らないで下さい!待って!』

『……あれ?私の艤装見ませんでした?』

『え?無い?』

『そこにあったはずなんですけど……』

『じゃあ代わりの』

『嫌ですよ。今まであの魚雷だったんです。今さら変えたら敵を殴り倒すのに支障が出ます』

『魚雷で殴るな……でも、ここに無いとすると……誰かが間違えたかな?』

『……!し、仕方ないですね。今日は秘書艦として提督の仕事を手伝いましょう』

『でも、そんなにないぞ』

『私が手伝う分早く終わるじゃないですか』

『いや、普通はそうなんだけどさ』

『……どうしました?変に遠慮された方が気味が悪くて嫌なんですけど』

『いやほんと!全然無いから拍子抜けするぞ』

『はぁ……?それで、どのくらい残っているんです?』

『いや、これ』

『これ……だけ?』

『ラスト一枚』

『…………』

『いやーなんかすまん。俺が優秀なばっかりに』

『…………っ』

『えっ?大井?どこ行くんだ?』

『知りません』

『えっ……ちょ、おい?』

『大井ー?』

『ひゃっ!!』

『ここにいたのか……何してるんだ?』

『生チョコですよ』

『俺にか!』

『何自惚れているんですか。北上さんの為に決まってるじゃないですか』

『知ってた……おっ、チョコクッキーか』

『それも北上さんの分です』

『……この溶けたままでおいてあるものは?』

『それは私が使うものです』

『自分の分か』

『いえ。北上さんのものです』

『ん?』

『というわけで、本日は休ませて頂いてよろしいでしょうか』

『?……まぁ…元々休みだからいいけど』

『では呉へ行ってきます』

『そのチョコの入ったボウルは?それ持ったまま?』

『行ってきます』

『お、おう』

『………………そ、それと』

『ん?』

『もし、万が一チョコが食べたいと仰るなら、冷凍庫に偶然余った板チョコがあるんで食べて下さい』

『えっ』

『では失礼します』

『あ……一枚まるまる余るって、買いすぎたのか?』

『ただいま戻りました』

『おう……あれ?服変わった?』

『変態のような記憶力ですね。汚れたので着替えました』

『……え?何かあったの?』

『チョコ渡しに行っただけですよ』

『向こうでも作ったのか?』

『はぁ?なんでわざわざ向こうでも作るんですか』

『いや、だってお前……そういえば、あのボウルのチョコは?』

『使いましたよ?』

『やっぱり作ったんじゃ?』

『あれで完成ですよ。いえ、むしろ材料と言いますか……』

『……さっぱりわからん』

『…………そ、それで……チョコ』

『ん?』

『冷凍庫の中のチョコ。召し上がりました?』

『え?食べても良かったんだよな?』

『言ったじゃないですか、良いって。来月は三倍返しですよ?』

『えっ』

『えっ?』

『いや、三倍も何もお前から貰ってないって』

『……え?冷凍庫のチョコ、召し上がったのでは?』

『え?あれそういうこと?』

『……というと?』

『あの言い方だと、俺へのプレゼントって意味じゃねえじゃん』

『…………期待してますよ?』

『おい流すな。あれはただの残りもんのチョコ押し付けたんじゃねぇの?』

『っ……そうですよ!あれは提督の分ですよ!それが何か?わざわざ選んだんですから、有り難く召し上がったんでしょうね!?』

『逆ギレするなよ…あと敬語もむちゃくちゃじゃねぇか』

『で?どうだったんですか?口にあったか否か。答えなさい』

『まぁ……美味かったけど』

『!……言質はいただきました。来月は楽しみにしています』

『……しまった!』

味を気にしてるってことはあれか、わざわざ板チョコの形にした手作りか

>>191そこに気付くとは……天才か

『…………あれ?』

『どうしました?』

『いや、今思えばあのチョコ……おかしかったな』

『っ……』

『ビターのわりには甘かった気が…………』

『ふ!不良品ですね!』

『え?不良品?チョコが?』

『え……えぇ。天に見放された提督だからこそできる芸当ですね』

『いや、それは無理があるだろ……あれ?もしかして見間違いか?』

『!そうですよ!提督の目が節穴だったに違いありません!』

『えっ……お前ぶれすぎだろ』

『なんですか。私は提督に賛同してはいけないと?』

『あまりにイエスマン……イエスウーマン?……ってのもどうかと思うけどな』

『なんですかイエスウーマンって。どや顔やめてください』

『してないだろ……なんか気になってきた。ちょっと紙ごみ漁ってくる』

『あっ!だめです!絶対に!』

『……大井?』

『仮にもここの指揮官ですよ!?そんなこと止めてください!』

『えっ……お、おう』

って話を入れようとしたら先に言われるとは……半日ROMっときます

『あっ……そういえば』

『ん?なんだこれ』

『鬼怒さんから提督に、と』

『え?……これ』

『チョコですね』

『いや!お前これは昨日に渡せよぉ!』

『良いじゃないですか。一日ぐらいずれても』

『違うんだよ!バレンタインデーに貰うのが重要なの!』

『なのってなんですか気持ち悪い』

『くそっ!結局ひとつも貰えなかったって言っちまったじゃねぇか!』

『どなたにですか?』

『同期のあいつだ。少将の』

『……あぁ。あの優秀な』

『ちょっと固いけどな……じゃなくて!』

『……それに、私からの分があったじゃないですか』

『いや、あんな義理中の義理はノーカンだ』

『……はあ?』

『見ろよこのハート型!これは本命だろ!な!』

『……キモッ』

『それはやめて。かなり傷つく』

『ならお互い様ということで』

『どこで傷ついたんだよ』

『……っ!』

『痛っ!脛蹴るなって!』

病んでません。渡すの忘れてただけです

まぁ黙って捨ててました、とかやってたら病んでるなぁって思うけど

>>202それはもう少しあとで……

>>140(多摩ver)

『にゃ……』

『多摩姉さん、お久しぶりです』

『今日はよろしくにゃ』

『こちらこそお手柔らかに』

『ところで、球磨姉はどこにゃ?』

『今日は来てませんよ?』

『確かめたいことがあったんだけどにゃ…』

『確かめたいこと……ですか?』

『大井が脱レズしたって話にゃ』

『なんですか脱レズって。サラリーみたいに言わないでください』

『で、それはほんとにゃ?』

『真っ赤な嘘です。担がれましたね。私は北上さん一筋です』

『ちなみに、相手は上官と聞いたにゃ』

『提督!?提督にゃ…なんか関係ないです!』

『姉のキャラ横取りするのはダメにゃ』

『し、失礼しました……って!』

『でも、今の感じでだいたいわかったにゃ』

『何がですか!嘘です!ダウト!』

『必死すぎるにゃ……まぁ、お幸せに…にゃ』

『何も無いですって!!』

『ほんとかにゃ?』

『はい!北上さんに誓って本当です』

『でも、その北上からのリークだったにゃ』

『えっ!?』

『じゃあ、演習が終わった後に菓子折り持って行くにゃ……何がいいかにゃ?』

『最近は最中にハマってます……じゃなくて!あー!もう!』

『……嫁さんみたいにゃ』

『なんですか!』

>>203
やっぱり病むんじゃないですか!やったー!

『あのさぁ…』

『なんですか?』

『いや、俺が聞きてぇよ。なんでここの炬燵占領するんだよ』

『エコです。これなら電気代削減できます』

『でもせっかく買ったんだから』

『あー!もう小さい人間ですね!ぐちぐちうるさい!』

『お前がいたら俺どこの炬燵に入れば良いんだよ…』

『……提督はバカなんですか?エコって言ったじゃないですか』

『え?俺が我慢しろってことじゃねぇの?』

『……ったく、ここですよ!』

『え?』

『入れば良いじゃないですか。』

『いや、足が当たるから嫌なんだろ?昔言ってたじゃないか』

『めんどくさい人ですね』

『お前の言葉なんだが』

『足がぶつからないように一緒に入る方法もありますよ』

『……あぁ』

『ほ、ほら……私の、とな――』

『なるほど、丁字型で入れば良いのか』

『……え?』

『では失礼……あぁ^~暖かい』

『…………』

『炬燵最高だな……大井?』

『……ふんっ!』

『うぐっ!…いきなり…腹蹴るなっ…うぇ』

>>205病ませないって言ってるだろ!いい加減にしろ!
なお次スレ

(隣合って入れる幅があるなら向かい合っても対角に座れば足は当たらないのでは……?)

TてなんだYO? 大井が足組んでるのか提督が短足なのか?
そう、、多分イッチは考えてないんだYO!!
突っ込んじゃダメだYO!!

『てかさ、反対から入れば……狭いな』

『前も言いましたけど、足ぶつかりますよ』

『ならやっぱり丁字型だな』

『あの……と』

『と?』

『…なりでも……特別に許します』

『は?ダメだろ』

『え……』

『狭いじゃん。反対からがダメなら隣でもダメだろ』

『隣なら……まだ狭くないです』

『いや、それは無理があるだろ。なら反対から入るのはダメなんだってことになるし』

『く!臭いからです』

『えっ……』

『提督の足が臭いんですよ!』

『…………そうか』

『えっ…その……すみません。でも隣なら――』

『炬燵から出るわ……ごめんな…………』

『あ、その…………』

>>208
え、次スレでは可能性あんのかよ・・・
まぁまだしばらくあるし(震え

>>209これでセーフ(震え声)

>>210やめなさい。頭空っぽにしてノリで書いてるのがバレるでしょうが

>>212あくまで別ルートですから……ここではツンデレズっちのままエンディングです

『今さらなんだけどさ……』

『どうしました?』

『俺チョコ少なすぎねぇ?義理も含めて』

『良いじゃないですか。2つも貰えたんですよ?』

『いや、ここ女所帯と言っても過言でないレベルの女性率だぞ?』

『そうですね』

『なのに2つって……俺嫌われてるのかな……』

『たかがチョコじゃないですか。それにひとつは鬼怒さんのですよね』

『そうだ……ってことは、この鎮守府でチョコくれたのお前だけじゃん』

『っ……そういうことになりますね』

『えぇ……もしかして人望無い?』

『えぇ』

『即答かよ……辛い』

『むしろ感謝してくださいよ。私があげなければ0だったんですよ?』

『……そうだな。ありがとう』

『あっ、いえ……どういたしまして』

『……ん?顔赤いな。インフルも流行ってるみたいだから注意しろよ?』



『……あんなことされてたら、義理ですら渡すのが腹立たしいクマ』

もう端から見たら大井っちがデレデレなの丸わかりってことじゃないですかー

>>140(木曾ver)

『大井姉さん!北上姉さん離れしたって本当か!?』

『木曾!?どうしてここに!?』

『近くを寄ったもんで。ここの指揮官には挨拶は済ませたぞ』

『そういう問題じゃなくて!いきなり部屋に入ってくるのやめなさい!』

『あ、それはすまない……って』

『……何よ』

『また北上姉さんだらけじゃないか……ポスターが多すぎて壁が見えない』

『根も葉もない噂よ。私は生涯北上さんと共に過ごすの』

『……はぁ。今回は信用できそうな話だったんだけどなぁ』

『……ちなみに、情報はどこから聞いたの?』

『球磨姉さん、多摩姉さん、北上姉さん』

『……私を省いて何話してるの?』

『別にそういうわけじゃないんだ。今回はことがことなもんだから……』

『とにかくそれは嘘よ。提督なんか関係ないわ』

『はいは……ん?提督?』

『…ぁ………言い間違いよ。さぁ用事はそれだけ?早く帰りなさい』

『待ってくれ。提督って、ここの指揮官のことか?』

『何よ。提督がどうしたの?ただの言い間違いだから聞き流しなさい』

『…………ん?なぁ姉さん。ひとつ聞いてもいいか?』

『……何』

『その本棚の上。あの写真は北上姉さんじゃないよな』

『!!帰りなさい!ほら!』

『いてっ!わかった!帰るよ……っ』

『!!ど、どうしたのよ。そんなに強く蹴ってないわよ?』

『あぁ…すまん。姉さんが脱レズしたと思うとつい……』

『んな!してません!私は……そう!レズからバイになっただけで、北上さん離れは一生しません!』

『……………………』

『………………なによ』

『いいことを聞いた。満足したから帰るよ』

『そう……変な用事じゃなければまた来ても良いわよ』

『じゃあ』



(あそこでバイになったと言うってことは……どういうことか気づいてるのか?)

『……あ!木曾クマ』

『あっ……そういや球磨姉さんもここか。忘れてたよ』

『……それ酷くないクマ?』

>>218常に隣に立っているのが当たり前なだけで、デレてはいません

『提督ー……あ』

『ん?おう大井』

『あっ、大井っち』

『北上さんもいらっしゃったんですね』

『会議のあとのご馳走は格別だって中将さんと話してたんだ』

『まったくその通り。このために来てるもんだ』

『それはどうかと……ところで北上さん』

『ん?』

『提督に近づきすぎです。離れた方が身のためですよ』

『俺をなんだと思ってるんだ…』

『変態』

『これまたストレートな…』

『…………ねぇ大井っち』

『なんですか?』

『私が離れるの?』

『え、えぇ……!もしかして足を痛めてしまったとか!?』

『いや、そういうわけじゃないんだけどね…素直になったねーと思ったから』

『素直…ですか?』

『あっ、わからないならいいよ』

『は、はぁ』

無自覚なとこがかわいいねえww
初期鑑かつ秘書鑑な大井と提督の関係を同僚達はどんな目でみてるのか、あと球磨さんから見た日常風景とかも気になるな

『……あっ!!』

『きゃっ!!』

『しまったぁぁぁぁぁぁ!』

『どうしたんですかいきなり!ビックリしましたよ!』

『いや!一昨日からローソソで艦娘のコラボがあったんだよ!』

『……あぁ、世間からのイメージを良くする一環の』

『そう!ユソケル買えばタペストリーが貰えたんだよ!!』

『……え?それだけであんな奇声あげたんですか?』

『なんとでも言え……あぁ……鹿島ちゃん……』

『……鹿島?』

『知らない?練習巡洋艦の』

『知っていますが……彼女のタペストリー、ですか?』

『すっげー可愛いんだよ……手に入れたらあの掛け軸と変えようかと思ってたのに』

『あれって昇格祝いに頂いたものですよね…』

『そんなん知るか。あんなおっさんが書いた文字よりも、鹿島ちゃんの絵の方が良いに決まってる』

『…………そんなにあのぶりっ娘がいいんですか?』

『馬鹿言え!鹿島ちゃんがぶりっ娘なわけ無いだろ!天然物だ!』

『大体なんですか。あのしまらない態度に雰囲気』

『口を閉じろ!日々の疲れを癒してくれる彼女こそが天使であり彼女が佇む場所こそがエデンなんだ!』

『っ…うるさいですね!私の方が練習巡洋艦として上の自信があります!』

『……え?お前雷巡じゃん』

『練習巡洋艦の経験もあります!』

『そうなのか……なら鹿島ちゃんみたいに優しくだな…』

『提督には甘やかすより引っ張っていく人の方がいいんです!』

『……もしかして、張り合ってる?』

『あっ……いえ、なんでもありません』

『えっ……なんだよ。熱の冷めようが急すぎて怖いわ』

『本当になんでもありません』

『いや…』

『何もないんですって。忘れてください』

『お、おう』

ローソン遠征4連敗。私の分残しておいて下さいお願いしますなんでもry

>>229思い付けば書きます

『提督ー…入るクマー……って!?』

『落ち着けって!』

『訂正しなさい!』

『大井!何してるクマ!』

『球磨!』

『チッ……なんですか姉さん』

『なんですかじゃねぇクマ!何提督に向かって連装砲構えてるクマ!?』

『提督が悪いんです!』

『違う!俺は間違ってない!』

『なら姉さんの後ろから顔を覗かせるだけじゃなく、堂々としてなさいな!』

『だー!うるさい!お姉ちゃんに聞かせろ!』

『提督が無駄遣いだと言うんです!』

『……………………は?』

『なぁにが北上さん等身大ポスターだ!そんなんうちの経費で落とせるか!』

『……………えっ』

『ならあのタペストリーは経費で落ちるのはおかしいですよね!?』

『あれはお前らの士気を上げるためのもんだ!』

『あれで上がるのは提督の士気()ぐらいです!それよりもこっちの方がいいですよ!あんなものより断然上がります!』

『天使を侮辱したのか?お?等身大ポスターなんか飾ってたらお前以外の士気はがた落ちなんだよ!』

『は?むしろあんなもの飾ってる時点でここの指揮官の無能さが目に見え――』

『お前ら黙れクマ』

『……………え』

『…………へ?』

『てめぇらそんなことでグチグチうるさかったのか?』

『ね、姉さん?』

『いや……』

『黙れクサレとロリコン』

『…………』

『…………』

『とりあえず来月まで2つとも没収クマ』

『えっ』

『ちょ』

『下らないことでけんかするな。反省しろクマ』

重巡棲姫うるさい(小並感)

『艦娘って年取らねぇの?』

『私が老けたように見えますか?』

『見えないからだよ。俺なんかもうアラサーだぞ?』

『提督もそこまで老けては見えませんけどね』

『そうか……いや、そうじゃなくてだな』

『なんでしょう?……まぁ、どうせ「艦娘を嫁にしたら一生若い奥さんだ」とかくだらないことでしょうけど』

『えっ……なんでわかったの?』

『何年一緒にいると思っているんですか?…そんなくだらないことで私を嫁にしたいなんて……職権濫用もいいところですよ?』

『…………いや……』

『ぐうの音も出ないんですか……バカらしい。さっさと仕事終わらせますよ』

『…………あのー…』

『口よりも手を動かせなさい』

『……お前と結婚とか、なんも言ってねぇけど?』

『…………はい?』

『いや…たしかにずっと若い奥さんとかある意味凄いが、別に大井の話をしたわけでは……』

『……………………』

『…………大井?』

『…………っ!?』

アラサー→鹿島でロリコン扱いかぁ……

それはそれとして艦って名字っぽい名前も結構いるけど結婚したとき大変そうよね、鈴木大井とか田中大井とか
大井大井ってなる可能性も大井にあるし

人から艦娘になってるなら本名あるだろうし
そうじゃないなら戸籍自体ないから結婚できないんじゃないのか
だからこそケッコンカッコカリに憧れてたりするって考えると重婚もやむなし

>>242

『大本営に問い合わせてみたら、艦娘は兵器だから結婚はできないらしい。てか、そもそも戸籍自体が無いらしいぞ』

『なんですかそれ……』

『落ち込んでるのか?』

『……そんなことは無いですけど、納得がいきません』

『だよなぁ……』

『……よし』

『どうした?』

『直談判してきます』

『……え?大本営に?』

『私たちも女性です。結婚には憧れますよ』

『お、おう…いや、待て待て!』

『乙女の夢の邪魔をするつもりですか?』

『それで処分くらったらどうするんだよ!?』

『そうなれば提督が私のあとを継いで人権運動の指揮をお願いします』

『偉いもん背負わされたな……って!』

『せめて結婚紛いの物がほしいですね……』

『……行っちまった』

>>241

『ところでなんで俺がロリコンだと知ってるんだ?』

『大井に聞いたクマ。昔、寝言で駆逐艦可愛いとかなんとか』

『なっ……』

『安心するクマ。海軍ではマジョリティだクマ』

『大井!バラしやがったなぁ!?』

『なんですか?』

『てめぇ!俺がロリコンって言いふらしたそうじゃねぇか!』

『そこまで言ってません。せいぜい球磨型のライングループでついポロっと』

『やめろ!』

『時すでに遅し、ですね』

『こうなったらあれだ!お前の携帯解約だ!』

『はぁ!?何言ってるんですか!!私のライフラインを潰すんですか!?』

『ちょっとソフトバソク行ってくる!』

『ちょ!待ってください!』

『…………結局否定しなかったクマ』

こういうことなんでアラサー→鹿島でロリコン扱いにはなりません。提督の皆さんは心置きなく鹿島ちゃんといちゃついて下さい

初月に飽きられ口調で慰められたい

飽きられるのか…

実は筑摩のssも書いたことがありまして……良ければそちらもどうぞ(ダイマ)

>>249呆れられると間違えたんだよ言わせんな恥ずかしい

筑摩のはこれかな

筑摩「偽りの心」
筑摩「偽りの心」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426542743/)

『あー……大井、よく聞け』

『な、なんですか…いきなり真面目な顔をして』

『……可愛いぞ』

『……か…………はぁ!?』

『えっ、いや……ってく――』

『なんですか!?からかってるんですか!?気持ち悪いです!!』

『いや……あの――』

『ち!近寄らないで!いっぺん頭冷やして下さい!!』

『待て!……あぁ…』



『なぁ、めっちゃ怒って出ていったんだけど』

『見てたクマ。なるほど……可愛いと言われたら顔を赤くして部屋を飛び出していった、と』

『それは歪曲しすぎだろ……てか、これなんの実験なの?』

『提督は気にしないでいいクマ。球磨型総動員での大規模プロジェクトクマ』

『なんだそれ』

『詳しくは言えないけど、とにかく大井のためになるから手伝ってほしいクマ』

『まぁ、それはいいけどさ……』

『ところで、あのタイミングでぶっこんでくるとは思わなかったクマ』

『可愛いって言うタイミングがわからなかったんだよ』

『……これは提督も矯正しないとヤバそうクマ』

『矯正って』

>>253それです。ただ、ヤンデレ注意です

それ見てたけど途中で終わってたよな
それの続きもはよ

>>256(あれで完結したなんて言えない…)

『これまで大本営直属だった間宮さんだが、この度呉の方に着任された……この意味がわかるか?』

『クマー……?』

『ズバリ、もうアイスや羊羮はお使い程度の距離で食べれるもので無くなってしまったのだ……!』

『……で、話って何クマ?』

『球磨型一番艦球磨。貴様に遠征の任を命ずる』

『……え』

『もうここまでくればわかるだろう』

『ちょっと待つクマ。そんなことしなくても配送という方法もあるクマ』

『確かにその通りだ。だが……』

『?』

『間宮さんの作るものは、間宮さんからの手渡しでこそ愛を感じられる』

『……は?』

『そう思わんか?』

『いや、なら提督が行くべきクマ。部下を呉までパシらせるって何事クマ』

『いや、それはここの指揮官としてだな』

『正直提督は働きすぎクマ。有給は何日ほど貯まってるクマ?』

『……え?』

『えっ』

『有給……?』

『ちょっと待つクマ……提督はここに来て何年目クマ?』

『あれは20のときだから……5年か』

『……………………えっ』

『てか、え?有給?初耳だぞ?』

『鎮守府着任のための説明会は……』

『寝てた』

『……こんなんが出世頭って…同期はやりきれないクマ』

『なんとでも言え……ところで、何日ほど貯まってるんだろうか』

『知らないクマ。大本営に聞けばいいクマ』

代理がいるなら知らんが指揮出す役が抜けるなんてあり得ないよな実際
有給とって敵が来たら誰が責任取るんだと

『27日……多いな』

『むしろ提督の戦果からすればもっと高望みしても良いクマ』

『でもなぁ……仕事もさほど無いしなぁ』

『十二分にあるクマ。提督のスピードが異常なだけクマ……』

『……あれ?俺が休めば艦隊の指揮は誰が?』

『それは提督の指名で決められた艦娘…まぁ、たいてい秘書艦クマ』

『なるほど……じゃあ早速明日から有給使おうかなぁ…』

『むしろ遅過ぎるクマ……指揮権は』

『大井』

『知ってた……でも大井は今呉からの帰りクマ』

『じゃあ入れ違いだな…そうだ。敢えて知らせないでおこう。反応をラインで実況してくれ』

『報連相を怠ると大井がキレるクマ』

『俺が帰ってくる頃にはほとぼりも冷めているはずだ』

『……何日ほど休むつもりクマ?』

『一週間』

>>260安心してください。言語ガバガバの私ですが、それくらいの脳はあります
ただ投下するのを忘れてただけです(震え声)

というか軍関係でスピード出世する時点で普通はもう巻き込まれてるし
中将とか既に結婚させられててもおかしくない
戦時中で上に相当空きがでない限り
一定ライン以上の昇級なんて夢のまた夢よ

>>264中将で巻き込まれてますか……勉強不足ですみません

『大井、ただいま戻りました!……姉さん?提督は?』

『んん……やあ大井。休暇は楽しめたク…かな?(イケボ)』

『…………提督は?』

『無視は辛いクマ……提督なら有給を取って呉で甘味に舌鼓を打っているクマ』

『…………え?』

『それで、提督のいない一週間は大井が指揮官代理クマ』

『……提督は、いないんですか』

『だから、今ごろ呉鎮守府クマ』

『………………そうですか』

『……というわけで、大井には暫くの間提督…提督業?を営んでもらうクマ。ちなみに秘書艦は姉ちゃんがやってやるクマ』

『……』

『リアクションは…』

『そう……ですか』

(思った以上にヤバそうククマ…)

やったぜ

『おかしいな……そろそろ実況が始まってもおかしくないんだが』

『……ん?あれ?中将さん?』

『お、北上さん。奇遇だなぁ』

『いや、ここうちの鎮守府前だし……大井っちのお迎え?おあついねぇー』

『違うぞ。てか、あいつは今ごろ帰ってんだろ』

『なんだ知ってるの……じゃあなんで?』

『有給だよ有給。昨日溜まってることを知ってな』

『……え?遅くない?』

『知らなかったんだよ…それで、間宮さんのアイスやら羊羮やらを食べに来たんだ』

『食べに来たって……そんなファミレスみたいな軽さで来れる距離じゃないんだけど。どうしてわざわざ?通販でも買えるでしょ?』

『球磨といい北上さんといい……はぁ』

『うわーなにそれ。ちょっとイラっときちゃった』

『いいか?間宮さんの作るものは最高の一品であることに違いない。だがな、それを間宮さんから受けとることであの美味しさは数段跳ね上がるんだよ』

『……おー』

『知っていたか?』

『知ってたよ』

『なんだよ。知ってたんなら聞くまでもなかっただろ』

『いやー…知ってたというかなんというか……知らされたというか』

『ほう……話のわかるやつがいるようだ』

『まぁ、大井っちなんだけどね』

『なに!?』

『大井っちは間宮さんの熱狂的なファンだからねー』

『あいつもそこまで極めていたとは…』

『でも…あーあ……かわいそうに』

『…え?何が?もしかして間宮さんは熱狂的なファンお断り?』

『あ、そっちじゃなくて、大井っちがね』

『え?……まぁ、連絡せずに人伝で頼んだのはやり過ぎたかな』

『そっちでもなくて……まぁ、知ーらない』

『なんだ?……まぁひとまず、間宮さんのところまで案内してくれるか?』

『提督が……いない?』

『そう何回も言ってるクマ。提督は有給を取って呉まで――』

『っ!!なんで連絡してくれなかったんですか!?』

『その、決まったのは昨日の夜で――』

『メールなどありますよね!?』

『あー……実は…提督が連絡するなって』

『なんでですか……?』

『えっ…その……』

『……!!』

『大井のリアクションが――』

『鬼怒さんですか!?』

『えっ……鬼怒?』

『私に黙って……鬼怒さんのところへ?』

『そうじゃないクマ。単なる悪戯――』

『……提督…っ』

『えっ……』

『……提督なんて知りません』

『大井…』

『今日の出撃は無し。遠征をメインに業務を適当にお願いします』

『り、了解クマ』

『すみません…体調が優れないんで少し横になってます……あ、あとこの羊羮食べても良いですよ』

『…羊羮が2本…………』

先に言っておきますが病みません
ネタバレすみません

切きりが良いんで寝ます

起きたらめっちゃ進んでて荒らしが来たのかと思いました(小並感)

『……なぁ』

『なに?』

『間宮さんは?』

『留守……だね』

『えぇ………』

『まぁ、こんなときもあるよ』

『どのくらいの頻度で?』

『さぁ?…レアケースなのは間違いないけど』

『不幸だ……』

『空は真っ赤だけどねぇ』

『なんだそれ…仕方ないか。明日また来よう』

『明日も休みなの?』

『明日もってか、一週間だ』

『……うわー』

『え?何かヤバい?』

『えーっと……消費期限的にちょっと…』

『え?』

『あちゃー…』

『何かやっちまった?』

『……なんで有給を知っちゃったのかねぇ…』

『えっ』

『いっそのことずーっと働いていればよかったのに』

『なんで俺罵倒されてんの?』

マジかよ羊羮すげぇ
出直してきます

ちょっと羊羹について勉強してました
まさか大井っちスレで羊羹について学ばなければならなくなるとは……

あと皆さんのフォローに泣いた

『……………………提督』

『…大井ー。入るクマ』

『!……姉さん』

『どうしたクマ?』

『……体調が』

『嘘クマ。少なくとも、帰ってきたばっかりの大井はもっと生き生きしてたクマ』

『…………提督のなおざりな行動に目眩がしただけです』

『………………あの羊羮、お姉ちゃんとと食べるクマ?』

『……いりません』

『…多すぎて食べきれないクマ』

『……提督が悪いんです』

『………わかったクマ』



『あっ、やっときた』

『……ライン?』

『大井の反応を俺に伝えるよう球磨に言ってあったんだよ……ん?』

球磨「帰ったらただじゃすまさねぇ」

『えっ』

『…あーあ。球磨姉ガチギレじゃん』

『ちょ……えっ?』

『…………あー!』

『クマ!?』

『ふぅ……姉さん、ありがとうございます』

『大井…』

『提督がいないくらいでくよくよしてた自分が恥ずかしい……さ、仕事やってしまいましょうか!』

『その意気クマ!』

『提督なんか知りません!』

(とは言いつつ、1時間もくよくよしてたクマ)

『まずは羊羮でも食べて気持ちを切り替えましょう』

『そうクマ!あんなやつの羊羮なんて全部食べてしまえばいいんだクマ!』

『あ、私は半分で結構です。残りは姉さんが食べて良いですよ』

『……食べきれないクマ』

『……結局1棹余りましたね』

『もうお腹一杯クマ…誰かにあげた方が』

『……いえ、真空パックで常温保存しておきましょう。曲がりなりにも提督へのお土産ですし』

『曲がりなりにもって……かなりの高級品クマ』

『こ、言葉の綾です』

『でも、常温で大丈夫クマ?』

『え?むしろ冷やしたりしたら変に固くなりますよ』

『本当クマ?』

『真空なら常温で大丈夫です。あと、羊羹は日保ちします』

『……!提督にとっておいてあげるなんて、大井は優しいクマ』

『…やっぱり食べてしまいましょう。ほら姉さん』

『……クマ?』

『私は無理なので、お願いします』

『なんでクマ!?』

『悪いのは提督です』

『……グマァァァァ!!』



『やっぱり…無理クマ……うっ』

『半分は明日にでも食べましょう』

『なんでこんなことに……』

『提督が悪いんです……提督が』

提督不在一日目終了
切りが良いんで投下も終了

大井っちを可愛く書こうとしてたら自分が可愛いと言われていた
な…何を言っているのかわからねーと思うがry

なんだこれ

『おはようございます提……ぁ』

『……おはよう。今日も頑張るクマ』

『……姉さん』

『クマ?』

『提督が帰ってくるのはいつでしたっけ』

『来週…あと6日クマ』

『あと6日……』

『まぁ、それほど構えなくても今日は帰ってこないクマ』

『…………いえ、わかりませんよ?』

『クマ?』

『ちゃっかり帰ってくるかもしれません』

『……いや…』

『そう考えたら仕事を済ませておくのが癪ですね……残しておきましょう』

『………………』



『…大井』

『……なんですか』

『そろそろ仕事に取りかからないと終わらないクマ』

『…………』

『大井…』

『……ですね…あ』

『どうしたクマ?』

『羊羹、忘れてました』

『羊羹、大井が食べろクマ』

『もう夜ですよ』

『昨日球磨が頑張ったときもそうだったクマ』

『…明日、食べます』

『……あっ』

『どうしました?』

『呉と演習を組めば提督に会えるかもしれないクマ』

『!そうですね……まぁ、私は提督なんてどうでもいいんですけど』

『まだ言うつもりか……』

『姉さん口癖はお願いします。無いと怖いんですよ』

『それはすまんクマ……じゃあ早速連絡してみるクマ』

『ええ』

『…………まぁ、そんな気軽に入れれる距離では無いとは知ってましたけど…』

『一ヶ月先……入れておくクマ?北上には会えるクマ』

『……いえ、結構です』

『!』

『北上さんとは毎日連絡を取り合ってますし、休みの度に会いに行ってますから』

『ほうほう。そこまで会いたいとは思わないクマ?…丸くなったクマ……』

『な、なんですか』

(……これは、もしかしてチャンスクマ?)

『……ところで、どうして大井は落ち込んでるんだクマ?』

『……えっ』

『昨日からずいぶん落ち込んでるクマ……どうしてクマ?』

(まぁ知ってるけど)

『なんですか……まるで私が提督に会えないから落ち込んでるみたいな言い方…不愉快です』

『……あれ~?』

『……どうしました?』

『てっきり球磨は北上に会えないから落ち込んでるものと思ってたクマ』

『……えっ、あ!』

『北上よりも提督クマね~』

『違います!そんなわけ――』

『無い?』

『っ…え、えぇ』

『……ならいい考えがあるクマ』

『はい?』

『提督の休暇を延ばしてあげるクマ』

『!!』

『……名案ですね。ですがそんなこと…』

『できるクマ。提督の有給はまだ約20日分残ってるクマ』

『えっ………』

『手が止まってるクマ……それをどーん!と使ってもらえば一ヶ月ほど提督と顔を合わせなくてすむクマ』

『一ヶ月……』

『どうクマ?』

『流石に提督も気が引けるのでは…』

『本当にそう思うクマ?』

『っ……』

『……どうクマ?』

『…………ゃ…』

『提督は休みを謳歌できるし大井は提督の顔も見ないですむ。Win-Winクマ』

『……っ』

『……大井』

『っ!』

『手が止まってるクマ』

『あ……すみません』

『……まぁ、ある程度終わったから明日に回してもいいと思うクマ』

『明日……』

『ちなみに、提督が帰ってくるのはもっと先だから残してたら大井の責任クマ』

『…………明日に回しましょう』

『そうするクマ』

『では、寝る支度をしてきます』

『…………大井の分、全然終わってないクマ』

変なミスは無いはず……

まだ大井は自覚してません。いつも提督が傍にいたので、彼のいない環境に戸惑っているだけです

沖波を探しにE-2へ潜ります
それに伴い投下頻度がガタ落ちすると思います
すみません

『……さぁ、今日もやりましょうか』

『昨日の分も頑張るクマ!』

『えぇ……』

『…………』

『…………』

『……………………』

『……………………』

『……………………』

『……………………』

(気まずいクマ)

『…………何か話せクマ』

『えっ…私がですか?』

『静かすぎて捗らないクマ。球磨は思い付かないクマ』

『そうですね……なら――』

『――なんですよ!どう考えても提督がおかしいですよね!?』

『……あー…そうクマ』

『あの馬鹿はほんっとに…』

(確かに静かすぎるのは困るクマ)

『……姉さん聞いてます?』

(だからって数時間話続けられるのも……)

『……あの、仕事は進んでるクマ?』

『ええ。お陰さまでほぼ終わりです』

『クマ!?』

『いつもの調子を取り戻せました』

『……いつも提督と駄弁ってるクマ?』

『えぇ。提督と喋っていたら、なんかこう…捗るんですよ』

『……大井は、提督と話すのが好きクマ?』

『いえ、そんなことあるわけ無いじゃないですか。静かすぎるのは嫌なんですよ』

『……ほーん』

『…そんなことより早く仕事終えてくださいね。私は駆逐艦に指導してきます』

『えっ』

『では』

『……………………クマ』

もしかして沖波って架空上の艦娘なんじゃ……

『……おかえりクマ…』

『姉さんも終わりましたか?』

『頑張ったクマ……』

『お疲れさまです』

『…………あ』

『どうしました?』

『……提督からラインクマ』

『えっ……』

『そうとう満喫してるらしいクマ』

『……提督はなんと?』

『大した用じゃないクマ』

『本当にですか?』

『本当クマ。お土産はアイスか羊羹か聞いてるだけクマ』

『…………なんで姉さんに?』

『クマ?』

『いえ、別に気にしていませんが……間宮さんのファンである私に聞かずに、どうして姉さんなのかと……どうでもいいんですけど気になって』

『…………大井』

『はい?』

『提督が気になるなら、メールなりラインなりすればいいクマ』

『気になってません!ただ納得がいかなかっただけで……あ』

『どうしたクマ?』

『そういえば私、提督と連絡先を交換してませんでした』

『……だからクマ』

『これが提督のラインクマ』

『別に欲しいとは思ってませんけど…』

『ならやめるクマ』

『え』

『上官の個人情報を流すのは気が引けるクマ』

『…………』

『だから――』

『待ってください』

『……クマ?』

『よくよく考えれば、秘書が連絡先を知らないのは不味いですよね』

『…………』

『それに、いざというとき姉さんにも迷惑がかかりますし』

『…………』

『何より……何より!提督の動向を見張るためにも必要ですし』

『…………』

『仕方なくですが、連絡先は把握しておかなければなりませんし……仕方なくですけど』

『うん!そうクマ!』

『というわけで、仕方なく提督のために容量を使います』

(……めんどくさいクマ)

『……姉さん?早く教えて下さい』

『今日の仕事は終わりクマ……大井?』

『……』

『……大井ー』

『…………』

『……提督』

『っ…提……え?』

『嘘クマ』

『…………!?』

『ほほぉ~?』

『違うんです!!』

『何が違うんだクマ?』

『私は提督に反応したのではなくて……!あれです!ラインの相手がいきなり来たのかと思って驚いただけです!』

『……ほぉ』

『だから提督がどうとかまっーたく!関係ありません』

『大井の言い分はわかったクマ』

『よかった……変に誤解されたら自殺しかねませんから』

(どんだけ夢中でラインしてるんだクマ……)

贅沢言わないから沖波とく○○んこと401欲しい

〇そま〇〇?

>>347-348これはひどい

これ以上焦らす方法が思い付かないんですが、数日ほどキンクリしても良いですか……?

いいんでね?

後は北上さんからの提督とのノロケ(大井視点)メールが来るとか大井の夢の中に出てきちゃうとかなんとなく無人の提督の部屋に行っちゃうとかくらいしか無いし

沖波は出ましたか…?(小声)

【誤爆】


『……お、大井っちからだ』

大井「兵器に欲情するなんて変態ですか?私たちがあなたに忠実なのは上下関係があるからで、本当は私も仕方なくしたがってるんです。そんなこともわからないなんて軍人の自覚はあります?そこを理解してないでそんなふざけたこと言ってるんなら、今すぐ学生からやり直してきた方が良いと思います。あと、見た目が私よりも下の娘は社会的にもアウトですし、ロリコンだと後ろ指指されたくなければそんな発言は控えてください」

『…………え?』

大井「北上さんすみません。間違えました」

『……ほぉ?』

大井「御手数おかけしますが、↑の文はすぐに消してください」

『…………』

大井「あの、消していただけました?」

『………………』

大井「返事してください。不安なんです」

『……』

北上「大井っち可愛い」

『……スクショしとこう』

>>355私よりもあなたの方が書けるんじゃ……

>>356(ニッコリ)

一番アカン所にwwそして提督は一体ww

提督の様子を北上さんから小出しに伝えて、大井っちの受け取ってる様子を姉さんが報告して、外野だけで当事者2人を観察しながらニヤニヤしたりとか?タイミングがあれかな?

【提督有給6日目】


『大井…』

『なんですか?』

『その年になって言われるのは癪だろうけど……携帯没収クマ』

『!?何でですか!!』

『なんでって、そりゃあ仕事が捗ってないからクマ』

『ちゃんとやりますから!支障がでないようにしますから!』

『ダメクマ。支障出まくりクマ』

『最低限の仕事は終わってますよ!』

『ちんたらやりすぎクマ!』

『そんな……北上さぁん…』

『嫌ならさっさと終わらせるクマ……というわけで、没収クマ』

『あぁ……北上さん…』

『……さて。ラインチェッククマ』

『!?何でですか!!やめてください!!』

『内容は見ないクマ。ただ誰とどれくらい会話してるのか……それだけクマ』

『そんなの北上さんがナンバーワンです!見なくてもわかりますよね!?』

『姉ちゃんにはわからないクマ……というわけで、ご開帳』

『あぁー!…………』

『北上がナンバーワン……ねぇ…』

『……な、なにか?』

『見る限り、提督のほうが頻繁にやり取りしてるように見えるクマ』

『て、提督が絡んでくるんです』

『……提督の返信速度と大井の速度を比べても、それは信じられないクマ』

『あれです!北上さんの返事を待ってたら邪魔してくるから、しかたなく!構ってあげてるだけです!』

『ほーん』

『なんですかその気の抜けた返事!本当ですからね!?』

『わかったクマ。返してほしくば早く終わらせるクマ』

『やりますから見ないでください!』

『うわ……ここでも軽口言い合ってるクマ』

『い!いつものことです!見るのやめてください!』

『なら早く……ほ~?』

『ちょっと姉さん…?何黙って見てるんですか。今すぐ消してください』

『へー』

『終わらせます!ですからこれ以上見るのは!』

『クマァ~!』

『お願い!』

『早く!このっ!』

『痛っ!姉を叩くなクマ!』

『はぁ……はぁ……ね…姉さんが悪いんです…』

『まさか文章でも誤魔化すときは捲し立てているとは…恐れ入ったクマ』

『なっ』

『提督の「お前俺のこと好きなのか?」ってボケに長文で返して引かれてたのは傑作クマ』

『あれはふざけたこと言った提督が……!それよりこの話やめません!?』

『ダメクマ。ひとまず拡散クマ』

『拡散って……』

『スクショって便利クマ~』

『えっ!?…あ!!』

『今さら気づいたクマか……だがもう遅い!』

『…………あれ?通知来てませんけど』

『当然クマ。個人ラインに貼りまくったクマ』

『はい!?』

『北上さんにも……ですか?』

『姉妹で仲間はずれはかわいそうクマ』

『あぁぁぁぁ!!……』

『これに懲りたら携帯から離れろクマ』

『わかりました…あぁ……北上さん…』

『その北上からお幸せにって返事がきたクマ』

『誤解です!提督とはそんな関係ではありません!』

『多摩からもお幸せにってきたクマ』

『だから!』

『提督からは漏洩やめろって言われたクマ』

『提督にも送ったんですか!?』

『ラブラブですねって送ったクマ』

『ラブっ!』

『嫌だったクマ?』

『ラ…ラブラブ……』

『……大井ー』

『え?……!嫌ですよ!』

『ものすごい間があったクマ』

『提督のためにお味噌汁作ったりとか、寒気がしますね!』

『そんな妄想を』

『ち、違います!』

『……!鬼怒さんからは――』

『鬼怒さんにも?』

『えっと……そうクマ』

『……返事は?』

『えー……この泥棒猫!……って』

『………………』

『……大井?』

『……ふふ』

『えっ……大井?』

『姉さん貸してください。鬼怒さんと話したいです』

『ま!待つク――』

『貸してください』

『あっ!無理矢理…』

『…………』

『あの、大井。それは……嘘クマ』

『……ふふっ』

『え?』

『仕返しですよ』

『……!ビックリしたクマ…』

『そんなことで怒るわけないじゃないですか』

『迫真の演技だったクマ』

『まぁ、誉められて悪い気はしませんね。反省してくださいよ?』

『やり過ぎたクマ……』

『………………よかった』

『え?今何か言ったクマ?』

『いえなにも』

>>359なんだよここには天才しかいないのか?

【大井を応援する会】


球磨
「今日の大井
・携帯(提督)依存症
・北上<提督
・愛も変わらず自覚無し」

多摩「知ってたニャ」

木曾「姉さん…(知ってた)」

北上「誤字なのに誤字じゃないんだよねぇ」

球磨「あ、間違えたクマ(すっとぼけ)」

北上「そういえばさっき誤爆があったよ」

多摩「早くスクショをあげるニャ」

北上「ほい」

(北上が画像を送信しました)

球磨「どんな会話してるんだクマ」

木曾「これ、姉さんのところの提督との会話の誤爆…でいいんだよな?」

多摩「本当にロリコンとは驚いたニャ」

北上「そんな感じはしなかったんだけどなぁ」

木曾「ロリコンなら姉さんは好みから外れてしまうな」

多摩「確かに」

北上「ロリコンって、球磨姉さんが誘惑するしかないじゃん」

球磨「あ゛?」

北上「だって大井っちはもっと大人な感じなのに…」

球磨「なんで姉ちゃんの名前が出るクマ?」

多摩「大井は多摩が育てた」

木曾「話がずれてるぞ。要はどうやって姉さんと姉さんの提督をくっつけるかだろ?」

球磨「正直今の大井が自覚してないことが信じられんクマ」

北上「ほうほう」

球磨「まるで遠距離恋愛のカップルみたいにいちゃついてるのが伝わってくるクマ」

多摩「もう放っておけばいいニャ」

北上「でも放っておいたら重い恋愛しそうな気がする」

球磨「わかるクマ」

木曾「重いって?」

球磨「毎時間おきにメールを送ってくるとか」

多摩「返信しないとヒステリックになって電話をかけてきたりとか」

木曾「さすがにそこまでは……」

球磨「あ、でも連絡先を聞いてきたときは怖かったクマ」

北上「というと?」

球磨「必死な顔をして『どうして姉さんには連絡がきて、私にはこないんですか?』って」

木曾「なんというか、簡単に想像できるのが怖いな」

北上「大井っちって、少し独占欲強いしねー」

多摩「少し?」

球磨「少し?」

木曾「少しか?」

北上「タイミングピッタリ」

多摩「流石姉妹」

木曾「話が進んでねぇ」

球磨「木曾の言う通りクマ。そろそろ眠い」

多摩「でも、これといって話すこともないニャ」

木曾「そもそもなんで毎晩やらないといけないんだ」

北上「だって球磨姉さんが怖いし」

多摩「同じく」

球磨「姉に責任転嫁するなクマ」

球磨「でも、今の大井は自覚すれば一発クマ。その方法を考えるクマ」

北上「もう誰かが中将さんと付き合うって嘘つけば?」

多摩「もうそれでいいニャ」

木曾「なら球磨姉さんだな。同じ鎮守府だし」

球磨「えっ」

多摩「はい決定。おやすみ」

北上「おやすみ」

木曾「姉さん頑張ってくれ」

球磨「球磨はちょっと…」

球磨「既読付かないって本当に寝たクマ?」

球磨「……おやすみクマ」

沖波なんていないのかもしれない…

お休みなさい

沖波よりも早く照月配布してよ!!!

沖波はドロしてすぐ解体した

『………………』

『大井、落ち着くクマ』

『私は落ち着いてますよ。提督が帰ってくるからって受かれるほどバカでも間抜けでもありません』

『そ、そうクマか』

(なんで残っていた羊羹机に並べてそんなことが言えるのか……)

『もしかして羊羹食べたいだけクマ?』

『え……まぁ、そうですね』

『なら食べたらいいクマ。どうせ提督は向こうで食べたはずだクマ』

『……やめておきます。腐っていたら私が嫌ですし』

(腐らないって言ってたやつは誰クマ)

『……なら、姉ちゃんが食べてもいいクマ?』

『ダメです。姉さんが苦しむ姿を見たくありませんので』

『艦娘は丈夫だからそんなことで倒れないクマ』

『…………その』

『それとも、食べてほしくない理由があるクマ?』

『……て…』

『ん?』

『その……元々は提督の…ですし』

『あーそういえばそうだったクマー』

『今日まで残っていたのをわざわざいただくのも……と』

『まぁ、一理あるクマ』

『ほ、本当は嫌なんですけどね』

『……嫌々渡されても困るだけクマ』

『えっと……嫌がらせです』

(もう無茶苦茶クマ…)



『そろそろ帰ってくるはずクマ』

『!そ、そうですか』

『あ、今玄関――』

『っ!』



『…………玄関のポストに新聞が入ったクマ』

『紛らわしい!』

>>380え?(照月を愛でつつ)

>>388せめて眼鏡だけでも下さい

眼鏡を長波に渡したら沖波になりそう(小並感)

『最後まで聞かずに走ってったのは大井クマ……あっ』

『なんですか?』

『ただいま~』

『っ!?!』

『…………』

『……あれ?』

『なっ…なんですかいきなり!』

『…………』

『なんですかって…俺の家なんだけど……あ、家は違うのか』

『前触れもなく来ないで下さい!心の準備ってものがあるんですから!』

『え?なんかサプライズかあったの?』

『…………』

『違います。提督と同じ空気を吸う覚悟です。なるべく我慢しないといけませんから』

(そのわりにいないときと比べて信じられないほど喋ってるクマ)

『お、おう……ところでなんで球磨は喋らないんだ?喧嘩中?』

『えっ…いえ?さっきまで普通に話してましたけど』

『…………』

『ふーん……えっ、もしかして球磨にも嫌われてる?』

『かもしれませんね』

(いや、察しろクマ)

『…………ん!んんっ!』

『ん?咳払いなんかしてどうした』

『えっと……提督…』

『はい』

『…………ぇり…ぃ』

『え?』

『っ!おかえりなさいって言ったんですよ!この難聴!』

『えっ、おう……ただいま!』

『っ~!』

『痛っ!なんだよいきなり殴ってきて』

『知りません!』

『……お帰りクマ』

『うお!ビックリした…どうして黙ってたんだ?』

『一番は大井に譲ったからクマ』

『…………?よくわからないが』

>>392北上さんにかけたい。それで遠い目で「うぉー…くらくらする」ってフラついてるのを眺めていたい
もしくは「どーよ、似合う?」ってどや顔してるのを眺めていたい

『……そ…そうそう、お土産です』

『え?』

『……なんですか』

『いや、遠出してたのは俺なんだが』

『私もしてましたよ』

『そういえばそうだったな。で?なんだ?』

『これです』

『……え』

『残り半分の羊羹ですよ。ええ。なにか?』

『……まぁ、いいか。んじゃ俺も…はい』

『……!』

『まぁ、全く同じやつなんだが』

『…………ぁ』

『この2本を皆に配るクマ?』

「いや、こっち丸々一棹大井の分」

『!!』

『んで、こっちがみんなの分』

『え』

『なんだよ…』

『球磨たちの分少なすぎる気がするクマ…』

『い、良いだろ?別に。大井は一週間頑張ってくれてたんだし。な?』

『……へ』

『へ?』

『部屋で食べてきます!』

『あっ……行っちまった』

『……球磨はいらないクマ』

『え?甘いの嫌い?』

『糖分は十分取ったクマ……』

皆さんのイベントに幸あれ

沖波一隻あげるから照月ください!
(1ページまるまる埋まった沖波を眺めながら)

>>404嘘をつけ!
沖波がそんなに来るわけないだろ!

すみませんが諸事情で今日の投下は無しです

ご事情(掘り)か…
ごゆっくり〜(沖波に指輪はめながら

『………………』

『どうした?怖い顔して』

『別に。提督のロリコン具合に引いてるだけです』

『あれぐらいは普通だろ?MVP取ったんだ』

『あれは度が過ぎています。頭を撫でるところから始まり称賛の雨あられ。しまいにはハグを24秒も……公共の場で行ったら即憲兵です』

『あのくらいの子には普通だろ?……いや、もしかしたら逆にセーフなんじゃね?』

『は?』

『どう見ても親子じゃん。ほほえましい家族の団欒じゃん』

『…………うわ』

『てか、よく24秒も数えてたな』

『……数字をあげた方が具体性があると思ったので』

『俺を軍法会議送りにするつもりか!』

『私が直々に引導をお渡しします』

『怖いわ』

『……そもそも、あのMVPの決め方は納得いきません』

『……ん?』

『確かに彼女のスナイプによって旗艦はつぶれました』

『その時の火力がトップだったな』

『えぇ。けどですよ?もし随伴艦が動けていたら、彼女は大破されていたでしょう』

『まぁ、たしかにそうかもしれんが……』

『で、その随伴艦を私は2隻潰しました』

『おう。知ってる知ってる。まぁ、駆逐艦2席だけど』

『これは、私がMVPと言っても過言では――』

『いやそれはおかしい』

ボスへのダメージがトータルで一番大きかった娘にMVPをあげるべきだと思います

>>410またまたご冗談を


それと、沖波なんて運営が作り出した幻影。いいね?

実際MVPの選考基準てなんだろな

欲しいと思うから掘るのに欲しいと思うと物欲センサが働いて出ない

>>413ゲームの基準では、うちの中破した妙高翌様が浮かばれないんです……

こうやってツンツンしときながら、セックスの時には馬鹿みたいに本音で欲しがる大井とか、良くありません?

>>414
高翌雄とか艦娘名でもフィルターかかることあるからsaga付けておいた方がいいぜ

『…………うん…』

『…………』

『あと一押しなんだがなぁ…』

『戦意喪失とまではいきませんけどモチベーションが下がってきてます』

『……よし、ボス撃破したやつにはご褒美をやろう』

『間宮ですか?』

『それだと芸が無いな……そこは非番の娘と相談して決めるか』

『私ではなく?』

『自意識過剰だなおい……サプライズなのに出撃するメンバーと考えるのはダメじゃん』

『……間宮だけでもいいと思うんですけど』

『それだと俺もモチベーション下がる』

『そこは頑張って下さい』

『俺も楽しみたいんだよ』

『……さて、どうしようか』

『非番なのに叩き起こされたから奇襲されたのかと思ったクマ』

『そんなわけあるか。失礼な』

『休暇与えといてつまらないことで起こすのもどうかと思うクマ』

『いい加減機嫌直してくれよ……で、大井は何が喜ぶだろうか』

『……クマ?なんで大井クマ?撃破した娘って言ったクマ』

『何でって……どうせあいつが倒すだろ?』

『……他の娘には期待してないってことクマ?』

『いやいや!そんなつもりは無い。ただ、やっぱり大井が一番強いし頼れるから』

『…………それ、大井に聞かせてあげればいいクマ』

『えぇ…あいつ鼻伸ばしそうで嫌なんだけど』

『誉めるときは誉めるべきクマ』

『たしかにそうなんだけどさ……それしたら、贔屓に見えると思うんだ』

『……クマ?』

『だって誉めるとき誉めてたら、あいつのことずっと誉めておかなきゃならんぞ?』

『………………』

『平等を掲げるうちでは…ちょっと……』

(これは新手のノロケ?)

>>416エロは(書か)ぬい

>>417つまり、高雄は名前だけでもR-18…?

目を離してるうちに楽しみにしてたスレが終わってた…

分かる……てか俺は落とされた側ですが、念の為聞きますが艦これのスレですか?だとしたらあのスレの可能性が微レ存……。

>>423落とされたスレはたくさん見てきました…その中にあるやも知れません
まぁ終わってたというのは、落ちたのではなく作者本人が畳まれたんですけどね

『……でも、うちの主力は皆間宮の御菓子が好きクマ』

『そうかぁ……大井ならそっち選ぶよな…』

『…………だから、対抗馬を出しても撃破した娘は十中八九間宮を選ぶクマ』

『それはつまらないよなぁ…俺が』

『別に提督がつまらなくともご褒美はご褒美クマ』

『でもさぁ……』

『……球磨がいる必要は無さそうだから、二度寝してくるクマ』

『えっ』

『他の娘に聞いても意味ないクマ。皆間宮の方だから、たぶん選ばれないクマ』

『……まぁ、考える』

>>427
脱いでいるのはどっちですかね

『艦隊が作戦終了です。おつかれ――』

『よくやった!』

『……気持ちはわかりますが、挨拶くらいきちんとさせてください』

『すまんすまん…改めて言うが、よくやった』

『よくやったしか言えないんですか?馬鹿の一つ覚えみたいで気持ちが伝わってきません』

『そうか』

『だから間み――』

『失礼して』

『ひゃ!?』

『大井。驚異となる随伴艦を即判断しての先制魚雷は見事だった』

『提督!?』

『更には夜戦で旗艦を撃破。最高だ!』

『あっその…その!』

『常々思っていたが、お前は戦闘における火力や技術から始まり、いかなる艦隊でも引っ張っていくリーダーシップもある!』

『なんですかこれ!?なんですか!?』

『更には家庭的な魅力も兼ね備えていて、まさに良妻賢母!』

『わかりました!だから離してください!』

『そんな君に心を込めて言いたい!……』

『……な、なんでいきなり黙るんですか…あと抱きつくのやめて――』

『よくやった!』

『あっ、その……』

『なんだ?まだ足りないか?』

『十分!十分わかりました!ですから、そろそろ解放していただけたら……』

『そうか……なら、例のご褒美をやろう。球磨さん、よろしくお願いします』

『…………提督』

『なんだ?球磨さん、早く景品を見せてあげてくれ』

『あれほど誉めなくてもいいクマ。あといきなり抱きつくのはセクハラクマ』

『え、マジ?』

>>428今の時期はお腹を出してたらすぐ冷えますし、上はかなり着込んでいるはず

『大井ー』

『…………は、はい』

『なんか歯切れ悪いな…まぁいい。お前には約束通り景品をあげようと思う』

『ありがとう、ございます…』

『それで、この包装された2つのプレゼント、どちらかをあげよう。ひとつはお馴染み間宮さんの羊羹。もうひとつは、提督といくケーキバイキング(60分間食べ放題コース)だ』

『っ!』

『包装されて残念ながら中身はわからないわけだが……好きな方を選んでくれ』

『は、はい』

(選べって……片や直方体、もう片方はカードの形。これのどこがわからないクマ?こんなの即決……?)

『…………えっと…』

『……あれ?大井?』

『……ちょっと待ってくださいね…あ、提督は関係ないです。ケーキが食べたいだけですから』

『お、おう……』

(これは……)

『…………』

『あの……できたらそろそろ決めて欲しいなーって』

『…………右』

『……えっ。右ってこのペラペラな方?』

(クマ━(゜∀゜)━!)

『そうです。て、提督はそんなことも忘れてしまったのですか?』

『い、いいのか?ペラペラだぞ?』

『うるさいですね!早く、ください!』

(……大井…素直になったクマ…お姉ちゃんとっても嬉しいクマ)









『………………ほらよ、羊羹引換券』

『は?』

『は?』

『くっそぉ!まさかフェイクを見破るとは……』

『…………』

『これで俺もケーキ食べたかったんだけどなぁ』

『……あの』

『え?あぁ、羊羹は引き出しの中だよ。上から三段目な』

『いえ、そうではなくて…』

『なんだ?まさか2本セットでも足りないのか!?』

『違います!……これは?』

『いや、見ての通り羊羹引換券。手作りだけど』

『それはわかりましたが、そちらの箱形の包装は?』

『こっちがケーキバイキングチケット……本当は外装に騙されて悔しがる大井を笑うつもりだったんだけどなぁ』

『…………』

『仕方ない。見事当たりだ。ほら持ってけ泥棒!』

『……ありがとうございまし…たぁっ!』

『うぐぉっ!!……いきなり殴るな!』

『撃たなかっただけありがたく思いなさい!』

『……いつにも増して冷たくない?』

『知りません!羊羹も結構!』

『…行っちまった……なぁ球磨』

『提督には失望したクマ』

『えっ』

『でも、どうして提督が困るクマ?』

『いや、おっさんが一人で行くのは気が引けるし……』

『だから景品に?』

『だってあいつ普通に誘っても来ないだろ?』

『……あー』

『な?』

『……提督は大井のことをわかってあげるべきクマ』

『えぇ……』

皐月かわいい

>>448
浮気かな?

>>449皐月は義理の娘なのでセーフ(真顔)

『おーい…大井ー』

『……人の部屋の前で名前を連呼して、なんですか?』

『お、出てきた……連呼?』

『えっ?』

『えっ……あ、そういうこと』

『どういうことですか?』

『いや、くだらないから気にしなくていい。さっきの――』

『待ってください。何がどういうことなんですか?気になるんですけど』

『いやいや、本当にどうでもいいことだから』

『そういわれるのが気になるんです』

『……俺は、おーい、大井ーって言ったんだよ』

『はい?』

『いやだから、おーいって呼び掛けてたんだよ』

『…………くだらないですね』

『だから言ったじゃん』

『それでいったい何のご用ですか?』

『さっき怒ってたから……もしかしてこっちがほしかった?』

『っ!』

『ケーキバイキング行きたいんだとは夢にも思わなかったから……』

『……いえ、私も大人げなかったですし』

『そうか』

『…………こ、ここ』

『ん?』

『て…提督が、連れて…………連れて行ってくれるなら……それで手を打ちましょう』

『……え?そんなんでいいの?』

『……ちなみに聞きますけど、提督は何をしてくださるつもりで?』

『そうだなあ……とりあえずケーキバイキングのチケットはあげるとして、羊羹もって思ったんだけど』

『……羊羹は半分こしましょう』

『そうか……まぁ、そうだよな。多すぎるか』

『と…とにかく!連れて行ってくれないと怒りますよ!』

『お、おう』

『あれ?お内裏様は右?左?』

『……私もそこは疎くて』

『まぁ、どっちでもいいか』

『そもそも飾らなくてもいいのでは』

『ここは女の子ばっかじゃねぇか。絶対いるだろ』

『私は気にしませんけど』

『気にしろよ。行き遅れるぞ』

『構いません……というより、行くあてが無いので』

『いやいや、お前なら引く手あまただろ?』

『!……あ…ありがとうございます…………って!』

『な、なんだよ』

『そもそも艦娘は結婚できないんです!』

『……あぁー。そういえばそんなこと言ってたな』

『…………提督は……』

『ん?』

『けっ…………提督はこういった行事がお好きなんですね』

『け?……まぁな。だって楽しいだろ』

『…クリスマスツリーは木から探すタイプですもんね』

『もう苗から買っておこうかな……』

『……ふふっ』

『え?おかしなこと言った?』

『…はい。提督は軍に向いてないと思いました』

『今さらそんなこと言われても……』

申し訳程度の桃の節句

解散…つまりこのスレが終わる……?

『大井ーこれいるか?』

『提督、ノックは4回でお願いします』

『細かいな……』

『良いじゃないですか。それで?』

『これやるよ』

『これは……』

『海軍が新しく作った魚雷……の写真を拡大したりして作ったポスター。自信作だ』

『どうせなら本物をくれたらいいのに…』

『魚雷のプレゼントって嫌がらせみたいだな……まぁ、本物はすぐには調達できないが、代わりにと思ってな。どう?部屋に飾る?』

『……ここで無下にするのも提督が可愛そうですし、仕方なくいただいておきます……提督?』

『…なんか押し付けたみたいであれだな……いらないなら断ってもいいぞ?気にしないし』

『誰もいやとは言ってないじゃないですか』

『……よくわからんやつだな』




『お、球磨。ちょうどいいところに』

『なにクマ?』

『さっき大井にもあげたんだけど、この魚雷ポスター欲しい?自分で言うのもあれだが、自信作なんだ』

『……………………センス悪すぎるクマ』

『え』

日本じゃ気にする人は殆どいないし別に平気だけどノックの国際基準マナーでは

ノック二回:トイレに人が入っているか確認するためのノック(トイレノック)
ノック三回:恋人や家族等親しい間柄の部屋へ入室する際に行うノック(プライベートノック)
ノック四回:仕事等、正式な場で行うノック

となってて洋画(ディズニーアニメとかも)なんかでもちゃんと使い分けられてて結構面白い、豆な

『なんだこのケーキ。めっちゃ美味いんだけど』

『提督……まだ食べますか?』

『え?大井はもう食べないのか?』

『私はご馳走さまです』

『全然食ってなくね?俺が見てる限りあんまり席立ってないし』

『……思ったものではなかったので』

『ふーん…』

『……提――』

『あ、おかわりしてくる』

『…………』

>>483ディズニーまで引き合いに出すとは……さてはあのサイトを見たな?

つまり>>1が悪かった。はいこの話はおしまい!

『…………提督!』

『うおっ!どうした!?』

『どうもこうもありません!』

『口に合わなかったとか?』

『周りを見てください!』

『周り……女子ばっかだと思ってたけど、意外に男性もいるんだな』

『それはさておき、皆さん何してます?』

『何って……ケーキ食ってんな』

『他にもあるでしょう』

『……強いて言うなら、駄弁ってる?』

『……食べてばかりというのも芸が無いですよ』

『芸が無いってなんだよ。見せ物じゃねぇ……え?駄弁りたいの?』

『そ!そんな……ま、まぁ…郷に入っては郷に従えと言いますし……本当は提督と話すことも話す気も更々無いんですけど』

『そんな形を気にしなくても……てか形でもなんでも無いし』

『私が気にするんです!』

『お、おう……とはいえ、何を話すんだ?』

『え……その、自分たちの身近な出来事とか』

『ほぼ一緒じゃねぇか』

『……間宮さんの話とか』

『それも最近した』

『……北上さんの――』

『あっ、北上さんは禁止な』

『なっ!なんでですか!?』

『それお前の話聞くだけじゃん……てか、他に無いのか?』

『うるさいですね……文句たれるなら提督も何か考えてくださいよ』

『……今さらだけど、なんか本末転倒な気がするのは俺だけ?』

無難なとこだと職場や同僚の話題なんだろうけど、もっと親密になりたいなら共通の趣味なりあればいいけどねえw
あと一連の騒動を受けて姉妹会議はどうなったんだろ

『えぇっと……趣味は?』

『………北上さんとの会話です』

『……え?それだけ?』

『悪いですか?』

『他には?』

『……魚雷の手入れ…です』

『…………』

『…………えっ…と……提督は?』

『え?趣味……趣味ねぇ………あのさ』

『なんでしょう』

『こんな堅苦しい会話続けたい?』

『……やめましょうか』

『そもそも会話なんか頑張ってするものでも無いだろ?』

『たしかにそうですが…』

『共通の趣味だったりで盛り上がるのはわかるけど、こうも強要されても話せることが無いんだよ…』

『……では、球磨姉さんの話を。あれは先週――』

『球磨が大井の羊羹勝手に食った話か?』

『え、えぇ……!では北上さんの――』

『北上が携帯替えた話?』

『なんですか!こっちが話そうとしてるのに潰しにきて!』

『でも大井がことあるごとに俺に話すんだもん』

『えっ……そんなはず…』

『いやいや、何かあればすぐ報告してるぞ』

『……その言い方は、まるで私が提督と話すのが好きみたいに聞こえるんですけど。非常に不快です』

『理不尽すぎない?』

提督は、大井は二人で一緒に『ケーキを食べに』たいんだと思っていて、大井は『二人で一緒に』ケーキを食べたいと思ってるからね
しょうがないね

『もうあれだ。わざわざ話すことが無いんだよ』

『どういうことですか』

『大抵のことは同時に見たり聞いたりしてるんだ。そりゃあ伝えるもんが減るわ』

『で、ですが……』

『鎮守府でも話すんだから、別にここでの会話にこだわらなくてもいいんじゃ』

『違うんですよ…そういった雰囲気も味わいたいと言いますか』

『ケーキ味わってないやつがよく言うよ』

『…………ふふ』

『……うまいよな』

『!い、いえ。全く駄目すぎて逆に笑いが出たんですよ』

『んん~?俺はケーキの話をしてたんだが』

『えっ…あ』

『大井の口にはそんなに合わなかったのかー』

『いえ!これは…そもそも提督、わざとですよね!?』

『さぁー…?』

『んもう!話が進みませんよ!』

『だから話すことが尽きてるんだよ……よしケーキ食おう』

『な、なら趣味はどうですか?……まぁ提督の趣味はゲームに惰眠ぐらいでしょうけど』

『ほら、よくわかってるじゃねぇか』

『……たしかにつまらないですね』

『……そのわりに楽しそうな顔してるが』

>>497

【専門家】

球磨「大井が素直になりつつあるクマ」

北上「ほんと?あの大井っちが……」

木曾「具体的には?」

球磨「羊羹か提督と二人でいくケーキバイキングの2択で悩んだ末後者を選んだクマ」

多摩「素直というよりもはやアピールニャ……もしかして大井は内なる自分の声に耳を傾けだしたかニャ?」

木曾「内なる自分の声……なんか格好いいな」

北上「あー……たぶん素直とかそういう感じじゃないよ」

球磨「?」

北上「大井っちは一緒にいたいんだと思う」

球磨「ほうほう」

北上「前にこっちに一週間いたときずっと落ち着かなかったんだけど、帰ったらいつも通りの返事が着てたから、純粋に離れるのが嫌なんじゃないかな」

球磨「たしかに提督のいないときの同様っぷりは凄かったクマ」

木曾「それって恋愛とは違うのか?」

北上「近くにいなかったら不安になるから、それを回避したい……みたいな?」

北上「恋愛の絡まない依存?」

球磨「あー…しっくりきたクマ」

多摩「まぁ、本心はメロメロっていう……エンディングまで秒読みニャ」

北上「まさにマジで恋する5秒前だね」

球磨「もう5秒も無いクマ」

木曾「それにしても北上姉さんは大井姉さんのことをよくわかってるな」

北上「提督のところに行く前は私にそのベクトルが向いてたしね~」

球磨「あっ」

多摩「あっ」

駆逐艦に大人気なく嫉妬する大井っちはまだですか?

『あっ、あとカラオケだな』

『……カラオケ、ですか?』

『最近はご無沙汰だが……この前行ったのは…あれだ、秘書艦交換のとき』

『……鬼怒さんと二人で行かれたんですか』

『おう。他にもゲーセンとかも行ったな』

『どちらの?』

『えっ』

『どちらのカラオケに?』

『……えっと、あのロー○ンの向かいの』

『行きましょう』

『えっ』

『提督の趣味に付き合うと言ってるんです』

『わざわざそんなこと…それよりもケーキ食べようぜ』

『ケーキなんていつでも食べれます。でも、今日みたく全休なんて機会は滅多に有りませんよ』

『俺有給残ってるけど』

『……提督は本当に気が回りませんね。その有給は私の休みたいタイミングと合わせてくれますか?』

『なんで?』

『なんでって……それは…』

『大井は休み取れば北上さんのところ行くし、そもそも指揮官と秘書艦か同時に休むのは……』

『っ!だからですよ!』

『だからこのタイミングでケーキ――』

『ケーキケーキうるさいですね!』

『いや、大井がケーキ食べたかったんじゃ……』

『気が変わりました』

『えぇ……』

『長居は無用です』

『でも俺はケーキ食――』

『行きますよ!』



『ただいま戻りました』

『お帰りクマ。美味しかったクマか?』

『え?何がですか?』

『えっ』

『ドリンクバーに美味しいも有りませんよ』

『ドリンクバー……?』

>>508思い付けば書く(書くとは言ってない)

投稿スレ落ちてますね……誰か立ててもいいのよ?

『なるほど、ケーキバイキングを抜けてカラオケに』

『提督がどうしてもというので仕方なく……本当はもう少し楽しみたかったのですけど』

『ふーん……』

『カラオケルームって意外と狭いんですね』

『当然クマ。球磨は行ったこと無いけどそれくらいは知ってるクマよ』

『そもそも好きに歌うなんて滅多にしませんよ』

『まぁ、たしかにそうクマでも、……艦隊のアイドルになればそんなことも無いクマ』

『嫌ですよ恥ずかしい……それで、歌うとすぐ喉が渇くんですよ』

『……まぁ、おかしくはないクマ』

『そこにドリンクバーですよ。よく考えられてますね』

『……………………もしかして、楽しかったクマ?』

『……………………少し』

おおいは きょうつうのしゅみを てにいれた!
なお二人で行くことは鎮守府的に厳しい模様

『提督、ノックは4回……木曾?』

『近くで演習を組んだもんだから顔を見に来たんだ…ところで球磨姉さんとは部屋が別なのか?』

『え、えぇ。秘書艦として特例です』

『へぇ……道理でこんな…』

『なにか?』

『好き勝手できるんだなと思ってさ』

『良いじゃないですか北上さんの一人や二人貼ったって』

『うん…まぁ……ところで、以前よりも減ったか?』

『そうですか?むしろ前よりも壁が隠れているように――』

『北上姉さんが。代わりに……ぎ、魚雷……』

『あ、えぇ……北上さんと魚雷の相乗効果です』

『北上姉さんと魚雷の相乗効果ってなんだよ……ん?あのポスター、少し捲れて――』

『っ!!』

『…………』

『……ポ、ポスターが剥がれかけてました』

『……姉さん、何を隠した?』

『壁ですよ?ええ。ポスターの裏に壁以外に何が?』

『……いやなにも……ところで俺は球磨姉さんに会いに行きたいんだが、何処だろうか』

『あー…今頃食堂で遅めの昼食では?』

『ありがとう。あたってみるよ』

『……姉さん』

『ん?おおー!木曾!久しぶりクマ!』

『生活リズムが崩れてる…いざというとき足並みが揃わないぞ』

『うるせぇ。今日は非番だクマ』

『……ところで、大井姉さんの部屋のベッドのすぐ横にある魚雷のポスター』

『?それがどうかしたクマ?』

『裏に何か隠している』

『!…いい情報をもらったクマ』

『後は姉さんに頼んだ』

『任せろクマ!』

そろそろ関係を進めないと……

『……なぁ大井』

『なんですか?』

『もう仕事は終わったぞ』

『えぇ。私も手伝いましたから』

『……ここにいなくても良いんだぞ?』

『邪魔ですか?』

『いや、ここで俺の横に座っていてもやること無いだろ?』

『……たしかにそうですけど。提督が不祥事を起こさないか心配しての監視です』

『今更そんなこと言われても……もしかしてこの部屋が好きなの?』

『す……きではないです』

『まぁ、だろうな。いわゆる仕事部屋だし』

『…………そうですね』

『……あ!』

『っ!?』

『もしかして、俺のことが好きなのか!!』

『そ!そんなこと!』

『なんだよ~そうならそう言ってくれればよかったのに~』

『っ……!』

『…………あれ?』

『提督なんか知りませんっ!』

『えっ……大井?』

『そこまで言うなら出ていきますよ!ええ!』

『いやあの、冗談なん――』

『今日もお疲れさまでした!私は失礼します!』

『……姉さん。相談したいことがあるんです』

『……もしかして真剣な話クマ?』

『え、えぇ……』

『提督クマ?』

『…………どうしてそう思いました?』

『大井は提督に話せることなら姉ちゃんよりも提督の方に行くクマ』

『そんなこと……』

『まぁ、それはいいクマ。この姉ちゃんに話してみるクマ』

『…………艦娘は、提督に好意を持つようインプットされてるんでしょうか』

『…………へ、へー。ど、どういうことクマ?』

『冗談混じりですけど、先程自分のことが好きなのかと提督に尋ねられて……』

(だ…駄目だ)

『それで否定しようとしたんですが、何故か口ごもってしまって…』

(まだ笑うな……こらえるんだクマ…)

『北上さんという人がいる私がそんなこと有り得ないことなので、艦娘としての本能的なことなのかと思ったんです』

(し…しかし…)

『……姉さん?』

『…………そ!それはどうなのか…わからないクマァ!?』

『そ、そうですか……姉さん?表情が固いですよ?』

『い、いつもこんな感じクマー!』

自覚するところまで書きたかったけど眠いんで寝ます
今月中には終わると思うので……

あと、大井っちスレはどんどん増えるべき

『もしかして、洗脳の類いが……』

『ぶふぁっ』

『姉さん?』

『せ、洗脳とは……突飛な発想にも程があるクマ』

『今吹き出しませんでした?』

『そんなこと……無いクマ』

『何に笑ったんですか』

『えーっと……大井の堅ぶ…真面目っぷりに』

『………………』

『そんな目で見るのはやめるクマ……』

『私は大真面目なんですが…』

『…………!大井』

『なんですか?』

『それは提督のせいクマ。提督のフェロモンが艦娘に作用してそうなるんだクマ』

『……聞いたことありませんが』

『珍しいけど、長年隣にいた大井がその影響を受けてもおかしくないクマ』

『…………はぁ』

『……で、そんな艦娘の為に専門病院があるクマ』

『あるんですか!?』

『そ、そうクマ……そこに行けば一生提督に会わずにすむクマ……あっ、これは提督の一生だから安心するクマ』

『っ!?……一生?』

『当然クマ。会って再発したら意味無いクマ』

『……………………』

『姉ちゃんは行くことを勧めるクマ』

『…………』

『……行くクマ?』

『……行った方が…良いのでしょうか』

『ん?』

『その話を聞いただけで…首を締め付けられるような感じがして……』

『……っぷ』

『息苦しいんです…』

『っ~~~!』

『これは重症なんでしょうね……』

(めちゃくちゃ面白いクマ)

『……まぁ、冗談はこのくらいにして』

『えっ、冗談だったんですか』

『でも大井の原因はちゃんとわかってるクマ』

『……心臓病の一種とか…』

『……病気といえば、ある意味そうクマ』

『っ……』

『大井は……恋の病クマ』

『……私が?』

『クマ』

『……て、提督に?』

『クマ』

『そんなわけ…!北上さんのことを考えてもこんなに苦しくなったこと無いんですよ?』

『北上は親友としての好きクマ』

『そんな……私は提督が好きと?』

『むしろ自覚してないクマ?』

『あり得ません!私は北上さん一筋で……!』

『なら質問するクマ』

『……質問?』

『どうして提督が有給でいなかったときに伸び伸びと過ごさなかったクマ?』

『仕事が回ってきたからで……』

『ほとんど上の空だったクマ…その時何を考えていたクマ?』

『……あのクソ提督。と』

『なら、そのクソ提督が帰ってきたとき、どうして笑顔だったクマ?』

『……仕事から解放されると思ってつい』

『わざわざ土産の羊羹を残しておいたのは?』

『……最低限の礼儀です』

『提督と仲の良い鬼怒からのメールに怯えた顔をしたのは?』

『……提督のデリカシーの無さが広まると私にも不利なので』

『……!ケーキバイキングを選んだ理由は?』

『……たまには洋菓子も良いかと思っただけで、深い意味はありません』

(…あれ、思った以上に手強いクマ)

(他には………!)

『……まぁ、今までのは置いとくクマ』

『は、はぁ……』

『……実は姉ちゃん、提督にプロポーズされたクマ』

『…………え?』

『それで話し合った結果、北上は以前から望んでいた呉への移転を認めるクマ』

『……嘘ですよね?ね?』

『……どうしてここに来たばっかりの姉ちゃんが大井の補佐的ポジにいるかわかるクマ?』

『っ!!……ほんとですか?』

『深夜に呼び出されて、大井のことかと思ってたからビックリしたクマ』

『そろそろやめたらどうですか?嘘なんでしょ?』

『そこで提督に大井について相談されたクマ』

『……やめて下さい』

『どうすればおせっかいで暴言を吐き続ける邪魔な秘書艦を追い出せるか――』

『やめて!!』

『……どんな気持ちクマ?』

『…………息が…苦し…ですっ』

『ちなみに、今のは嘘クマ』

『……はいっ』

『……もう一度言うクマ。大井は、提督が、好きなんだクマ』

『………………』

『今まで無意識に動いていたのかも知れないクマ。でも、その行動全てが提督に近づくためのものだったクマ』

『っ!』

『……後付けの理由よりもしっくりきてるクマ?』

『………………はい』

『……提督と離れると寂しいクマ?』

『………………っ』

『嫌われたことを考えるだけで苦しいクマ?』

『……はい』

『提督といると楽しいクマ?』

『…………楽しい…です』

『そういうことクマ』

くぅ疲


諭されて認めてるけど、この後自分自身で完全に自覚するような出来事が欲しいところだな

大井ってこんなに可愛かったのか・・・

>>553いつから無いと錯覚していた?

>>557大井はいいぞ

今日は無し。というか、私がこんなに続けて毎日投下してる時点でオーバーワークだと気づきました

皆優秀なのに多摩とかいう可愛さしか取り柄の無い艦がいるらしいにゃ

>>564???「可愛さしか取り柄が無いなんて艦娘としてダメかも!」

最近は好きな娘に筋肉バスターをかけたり、嫁をバカにされたから殺したりするのがブームらしいですね。ついさっき知りました
やっぱり(歪んだ愛が)好きなんすねぇ

まぁここは純愛ルートでエンディングまで行くつもりですが

『私はどうしたら……』

『大井の好きなようにすればいいクマ』

『私の…』

『建前を作らなくても、一緒にいたいならそういえばいいクマ』

『そ、そんな…』

『……まぁ、まだわからないと思うクマ』

『…………』

『とりあえず、いつも通りでいいクマ』

『……あの』

『ん?どうしたクマ?』

『いつもの私って、どんな感じでしたっけ…』

『えっ……と、いちいち神経を逆撫でしたり』

『うっ』

『なんでも罵倒に繋げたり…』

『あ、愛の鞭です……!』

『ほぉ~?』

『あっ、違います!ストレス発散です』

『それは引くクマ……』

『……まぁ、気の向……気のむ球磨まに行動すればいいクマ』

『……気の向くまま…ですか』

『スルーは寂しいクマ…』

『えっ、スルー?』

『なんでもないクマ……一緒にいたいならいたいと言う。遊びに行きたいなら行きたいと言う』

『…でも、私たちは艦娘で……』

『近頃は同性愛も認められてるクマ。そういえば、iPS細胞というので同性の間でも子供ができるらしいクマ』

『それとこれとは話が…』

『うがー!めんどくさいクマァ!』

『でも、事実です』

『提督は艦娘の球磨達も人間として見てくれて、扱ってくれているクマ』

『!』

『つまり、提督から見れば大井も女の子クマ』

(女として見てるとは言ってないクマ)

『……そもそも、私が提督のことを好きと言う決めつけも…』

『えっ』

『姉さんの誘導尋問に乗せられただけです』

『…………はぁ』

『なんですかその溜め息は』

『まぁいいクマ。とにかく!大井はもっと素直になるクマ!』

『……』

『困ったら姉さん達に相談すればいいクマ』

『姉さん……達?』

『球磨型全員で応援するクマ!』

『そ、それは恥ずかしいです…』

『素直……』

『ん?お、ここにいたのか』

『提督!?』

『……なんでビビってんの?』

『いきなり出てくるのやめて下さい!』

『そんなこと言われても』

『なら提督が話しかけるのをやめ…………』

『やめ?』

『………………るのは支障が出そうですから、気を付けて下さい』

『気を付けるって……』

『で、ではっ!』

『お、おう………なんで早足?』

以降球磨に言われたことを意識してテンパる大井っちが目立ちますが無害です

これ今度は提督が「大井に避けられてるっぽいんだけど俺なんかしっちゃったかな?」って球磨に相談に行くフラグじゃね?

『いつも通り…いつも通り…』

『…………』

『すぅ………はぁ……』

『…………』

『まずは……』

『おい』

『は!ひゃい!?』

『扉の前で何してんの?』

『ててて提督!?中にいたのでは!?』

『俺ずっと食堂だったぞ……えっ、中からなんか返事したの?怖いんだけど』

『……い、いえ…早とちりしたみたいです…』

『……なぁ』

『な!……なんですか』

『…………ふむ…』

『……あの』

『…………』

『……ん、んんっ!…なにか?』

『…………なんか調子おかしい?』

『な……んのことでしょう?』

『いや……小破すらしてないよな』

『至って健康ですが、なにか…?』

『…………んー…』

『…………!提督はあれですね』

『えっ…あれ?』

『ええっと……!そうですね。不審者みたいな目付きです』

『…………』

『ロリコンがそんな目で駆逐艦をなめるように見てたら誰だって通報したくなりますね』

『……うん、いつもの大井だ』

『あ……当たり前じゃないですか』

『その俺を上官どころかなんとも思ってないような口ぶり』

『な!……』

『一瞬元気が無いのかと思ったけど、杞憂だったみたいだな』

『…………目が節穴ですね』

『みたいだな……じゃあ、仕事やりますか。今日もよろしく』

『……はい!』

>>572おっ、そうだな(思い付かなかったなんて言えない)
でもそれはあれですね。完全に自覚してからの方が映えると思います

あと私は純愛方面に疎くて…たぶんネタ潰しにならないんで、案があるなら下さい(書くとは言ってない)

ここはラブコメマスターの多いインターネッツですね。勉強になります
とりあえず大井っちを精神的に軽く追い詰める方針がいいんですね!

『今冷静に考えてみると、あれは姉さんの洗脳だったのでは……』

『まだ言うかクマ……』

『だって私が北上さんよりも提督を選ぶとは思えませんし』

『……これぞまさに喉元過ぎればってやつクマ…』

『あれは強迫観念のようなものですね!』

『…………でも』

『……あ、そろそろ時間なので』

『が、頑張れクマー……』

『恐らく提督の仕事が終わる頃ですね……今日は緑茶にしましょうか…それとも……』

『……………………喉元過ぎて、余計熱くなったクマ…』

『……ふぁ…』

『もう欠伸ですか、だらしない』

『んなこと言ったって……眠いもんは眠いんだ』

『これが終わるまで寝ないで下さいよ?』

『そっちこそ、自分のが終わったからって先に出ていくのは無しな』

『残念ですね…終わりました』

『えっ……マジ?』

『さて、提督の分は果たして終わるのかどうか……』

『そんなこと言うなよ。くそっ…終わらせてやる…!』

『お手並み拝見ですね』

『いや、もう寝ていいぞ』

『えっ…』

『さすがに俺のが終わるまで横にいる必要も無いだろ?』

『あ……まぁ、そうかも知れませんが』

『……?どうした?』

『な、何がですか?』

『いや、お前ならさっさと寝るのかと思ったんだけど』

『…………あの……』

『ん?』

『ほ、本当はですよ?本当は即行で布団に潜りたいんですよ?ただ、それはさすがに申し訳ないと言いますか……これが本心です。ええ』

『そ、そうか……でもそんな義理立てしなくても…今更そこを気にしてたらお前何回処罰食らってるんだって話だぞ』

『………………』

『…………いや、だから寝に行っても良いって。なにもしないでここにいても辛いだろ?…え、やっぱり執務室が気に入ってるの?』

『…………っ…まぁ、そうです…ね』

『えっ。どんだけ仕事人間なんだよ』

『い、いいじゃないですか!悪いんですか!?』

『そんなにむきになるなよ……でもあれだよな。大井って仕事が恋人とか言っちゃうタイ――』

『恋人!?』

『えっ』

『い…いきなり恋人とか言うのやめてもらえません!?気持ち悪い!』

『えぇ……なんだよその拒絶反応』

『あーあー気持ち悪い気持ち悪い!キモい!』

『いや…その過剰な反応が気持ち悪いんだが。あとキモいは心にくるからやめて』

『わかりました!寝ます!お休みなさい!』

『おうおやすみ』

『ぇ…ぁ…………』



『失礼します……コーヒーを入れました』

『お前まだ寝てなかったのか』

『提督がのろいせいで枕を高くできないんです。仕方ないですから、提督の仕事が終わるまで待ちます』

『なんだよその謎理論』

助言して下さった皆さん、ありがとうございました
思い付く限り使わせてもらおうと思います
ひとまずAndroid版が当たることを祈って寝ます

投稿スレって立ててもいいのかな……

自スレにして短編集とかにした方が荒れなそう

『提督…………いない…?』

『……………………まったく、何処行ったのかしら』

『一旦部屋に――』

『……………………』

『……すれ違いになるのも面倒ですし…』

『……ここにいれば提督は現れるでしょうし』

『…………私も少し疲れてますし…少しだけ……』



『…………ただいま…大井?』

『…………てー……と』

『……おい、なんで俺の机で頭伏せてんだ?』

『……てーとく………す』

『…………あ、寝てるのか』

『…き……』

『き?……北上さんか?』

『……ふへ』

『…女の子がしていい顔じゃねぇ……おい!』

『ふんぅ……てーとく…?』

『おう。提督だ』

『ん……どこいってたんですかぁ…』

『近所の鎮守府に……大井?』

『寂しかったんですよぉ……』

『お、おう……え?』

『……………ん…』

『…………えっ、寝た?……疲れてんのか?』

『ん……ふぁ…』

『お、おはよう』

『おはようござ……ぁあ!?』

『うるさっ!』

『提督!?』

『おう、提督だが』

『寝込みを襲いに来たんですか!?』

『ひどっ!まずここが何処か確認をしろ!』

『何処って……えっ』

『執務室で、あろうことか俺の机で勝手に寝て――』

『違うんです!これはその……』

『わかってるわかってる。疲れてたんだろ?』

『!そうです。提督が私を酷使するので、その疲れで思わず寝てしまっただけです』

『……そうか』

『だから、むしろ提督に非があるんですよ』

『いや、それは無理があるだろ』

『そのくらいの無理をしてたということです』

『……今日は仕事が無いし、そのまま戻っていいぞ』

『そ、そうですね。焼け石に水程度ですが体の疲れも抜けるでしょう』

『……そんなに酷使してた?』

『えっ……えぇ、それはもう。私が人間だったら起訴したら勝てますね』

『!!…………そう、か』

『?……では、私はこれで』

>>603わざわざ立てるほど書くつもりもないんですよ
しかも最後に投稿されたのが…

ちょっとした嫌がらせも兼ねて青汁かな
お手製の

>>620雑草で作った馬鹿を治す薬ですね

『提督!何故私が休暇を取ったことになっているのですか!?』

『いや、昨日眠そうだったし。かなり疲れてるのかと思って』

『私は平気です!それよりも仕事が!』

『でもさ…』

『提督と一緒にしないでください!そんなに柔ではありません!』

『……うるせぇ!これは命令だ!』

『っ…な、何故?』

『俺もお前に頼りすぎていたことは悪かった……ひとまず今日は休んでくれ』

『……で、でしたらお茶を』

『それもいらん。今日……いや、今週は執務室に来なくてもいい』

『……今…週…………』

『代わりに球磨を秘書艦に――』

一週間あったら余裕で病むなニッコリ

『っ………』

『…………えっ』

『っ…ぅ…………はぁ』

『大井……?』

『ぉ…ぃ……ます』

『え?』

『お願いします……』

『お、お願い?』

『私を追い出さないで…下さい』

『へっ……い、いや!追い出すとかじゃなくて』

『頑張りますから……元気ですから……!』

『お、おう……いや、頑張るとかじゃなくて……とにかく!少なくとも今日は休み!』

『私が……邪魔ですか…?』

『は!?いやいや!そういうわけじゃ…』

『なら!』

>>624否定できなくて辛い
ちょっと重い大井っちを書きたかっただけなんや……何処で間違えたのか

病ませないって言ってるけどこれもう既に病んでるよね…

『…………駄目だ』

『っ』

『お前は今平常心を失っている。よほど疲れが溜まっているんだろう』

『そんなこと!』

『艦娘も心があるんだから、そりゃあ外傷だけが疲労じゃないよな……すまん』

『だから!』

『今日は休め。これは命令だ』

『っ……』

『返事は』

『……はぃ』

『なにかあったらすぐに連絡してくれ』

『…………了解です』

>>630軌道修正するからへーきへーき(震え声)

青汁=雑草で作った馬鹿を治す薬 は秀逸。草生えるわ

>>636着信なし殿さんの書くほのぼのした鎮守府が好きです(ステマ)

『…………!提督!』

『…………姉ちゃんクマ』

『……そうですか。まぁ、提督だったら即行追い出してたところです』

『…………大方の話は提督から聞いたクマ』

『っ…………ならお願いします。姉さんからもあの石頭に言って下さい』

『……言うって、何をクマ?』

『で、ですから!……私が手伝わないと仕事が終わらないって――』

『提督は、大井に頼りすぎていた自分を責めていたクマ』

『えっ……本当ですか?』

『ここは提督の言う通り一日休むクマ』

『…………で、ですが』

『その間、大井は頭の中を整理すると良いクマ』

『っ……』

『それに、提督もそこらへんの提督とは比べ物にならないほど優秀クマ。大井が一日休んだ程度でオーバーワークにはならないクマ』

『……』

『とにかく!大井はゆっくりするクマ!これは提督を安心させる為でもあるクマ』

『提督を……』

『…………もし外出届が欲しいなら執務室に来るクマ』

ちょっと朝潮型育ててくる

また浮気かな?

>>643たった二人の重雷装艦の間で浮気してないからセーフ

大井っちのホワイトデーボイス可愛いわぁ……

『……失礼します』

『……大井か』

『外出届をいただきに来ました』

『そうか……今日は何も咎めない。好きなように過ごせよ?』

『…………あの』

『ん?違うのか?』

『いえ!そうなんですが…その……』

『!……提督、今日の秘書艦は誰クマ?』

『えっ、そりゃあお前だろ』

『……なら、提督もブレイクタイムに入ると良いクマ』

『いや!何言って』

『一人なら厳しいけど、非番の娘で協力すれば数時間でデスクワークを終わらせられるクマ』

『いや、いざというときは……』

『秘書艦球磨が代理で指揮。補佐は鎮守府の全員クマ』

『そんなこと……』

『球磨が言い聞かせるクマ!提督も休むクマ』

『……!』

『なんだそりゃ……大井も言ってやれ、そんなんじゃ――』

『わかりました』

『えっ』

『たまには良いでしょう?それとも姉さんが信じられないと?』

『いや…そういうんじゃ……』

『なら決まりクマ。さっさと二人で遊びに行けクマ!』

『…………追い出されたな』

『このまま姉さんが艦隊を引っ張って、無能提督は御役御免になるやもしれませんよ?』

『…………元気になったな』

『!…お陰さまで』

『……よし!2,3時間だけど遊びに行くか!』

『はい!』

『まずはカラオケ辺りでも……』



『2時間でフリータイムってバカですか?損じゃないですか』

『い、良いだろ……ノリだよノリ』

雑い気がしなくもないけど、これにて病み回避
かつ、自覚

以降軽く引く程度で依存してる大井っちが若干目立ちますが比較的無害です

>>572

『なぁ――』

『し、失礼しました!』

『えっ……』



『大井ー』

『きゃっ!!』

『あっ……その、ごめん』

『い、いえ……』



『よし、一緒に羊羹でも食おう!』

『ふ、二人っきりでですか!?遠慮しておきます!』

『…………』



『……という訳なんだが、なにか知らない?』

『あっ…ふーん』

『心当たりがあるのか!』

『……さっぱりクマ』

『えぇ……』

『まぁ、それとなく聞いておくクマ』

『頼む!……あぁ…なんかしちまったかな……』

『この(義理の)姉ちゃんに任せるクマ!』

『おお!さすが(大井の)姉!』

『ということクマ』

『わ、私はそんなつもりじゃ……』

『でも提督が悲しんでるクマ』

『そもそも、私と会話する回数は増えてるはずですし…』

『それ、一回一回が短くなっただけクマ』

『…………よくわかりませんが、そうなんでしょうか』

『これからは、正確な変化を調べるためにメモしておきます』

『…………えっ』

『手始めに、本日は確か0700にもなかの話でしたね……っと』

『ちょ』

『それでそのあと――』

『やめるクマ』

『え、でも』

『やめろ』

『は、はい』

『球磨は大井に真っ直ぐ育ってほしいんだクマ…』

『わ、わかりました……?』

『それで、なんで提督を避けるクマ?』

『そ、それは……』

『……って、聞くまでもないクマ』

『…………ね、姉さんにはわかります?』

『姉ちゃんじゃなくてもこの鎮守府のメンバーはわかってると思うクマ』

『鎮守府って、全員がですか!?』

『例外もいるけど……まぁ、殆どと思うクマ』

『そんなに……』

『大井の態度があの休日から豹変したクマ。照れ隠しの罵倒は減って、仕事が終わっても提督の隣を死守してる……これは明らかクマ』

『し、死守って……大げさ過ぎませんか?』

『よく言うクマ。提督に話しかけた娘に睨みを利かせているのは調べがついてるクマ』

『え?……そんなこと…』

『なら無意識でやってるんだクマ。現に、某軽巡は怖かったと涙声で語ってくれたクマ』

『……その人にお詫びしたいのですが』

『本人が黙って欲しいとのことで匿名クマ』

『そ、そうですか……』

『要するに、大井の愛はこの鎮守府に公認ってことクマ』

『こ、恋って!』

『ん?違うクマ?』

『……………………ま、まぁ……そうです…けど』

(かわいい)

『逆に言えば、これは鎮守府内にライバルはいない……いたとしても、十分な牽制になっているってことクマ』

『け、牽制って……』

『これは恋愛では最も重要なことクマ』

『そうなんですか』

『ライバルがいないのは障壁が無いのとほぼ同義クマ』

『つまり……?』

『三角関係やら寝とられが起こらないってことクマ』

『な、なるほど…』

『……まぁ大井の場合、最大の障壁は提督自身クマ』

『提督が?…………まさか!浮気ですか!?』

『浮気って……大井は婚約も何もしてないクマ』

『あ…………そうでした』

(かわいい)

>>661『要するに、大井の愛はこの鎮守府に公認ってことクマ』

『要するに、大井の恋はこの鎮守府の公認ってことクマ』


大井は何を聞き返してるんだ(困惑)

『大井の態度が変わったことに気づいていないのは、実は提督もクマ』

『ま、まぁ…私もバレてない方が落ち着きますけど』

『それが危ないクマ』

『危ない…ですか?』

『提督は大井のことを、せいぜい親友ポジションにしか見てないクマ』

『それがいけないのですか?』

『悪く言えば、一生友達コースまっしぐらクマ』

『…………あ』

『ん?どうしたクマ?』

『そんな話、漫画で読みました』

『確かに、友情ルートはラブストーリーでは外れルートとして使われてるクマ』

『……って!ど、どうすれば良いんですか!?』

(漫画の知識で焦る大井かわいい)

『ズバリ!……それはまた明日クマ』

『えっ』





中途半端に残してしまった…
ちょっと山城に指輪渡してくる

乙でち

機会があれば潜水艦も絡めてやって欲しいでち
特に某泳ぐ18禁なんて、大井の牽制にも退かぬタフネスの持ち主だから良い刺激になる筈でち

>>675潜水艦は話の都合上6隻いるのでいつか

球磨「大井のデレが増えてきたはいいが、ここで新たな問題が出てきたクマ」

木曾「なんだ?」

球磨「ズバリ、提督の大井への接し方が明らかに悪友へのそれってことクマ」

北上「あーわかるー」

多摩「話したこと無いからわからないニャ。だから大井の前でその人と話しまくるニャ」

木曾「なんで挑発するんだ……」

球磨「そんなことすればマーマレード湾に沈められるクマ」

多摩「ニャッ!?」

北上「ヤのつく人かな?」

球磨「話を戻すけど、提督を意識させる方法を考えてほしいクマ」

木曾「丸投げだな」

球磨「姉ちゃんも色々考えたクマ」

北上「あれは?大井っちを中将さんが
入ってる風呂に入れるとか」

多摩「北上も思考放棄したニャ」

木曾「いや、わりと名案じゃないか?」

球磨「うーん……流石に大井が納得しないだろうし、下手すればマイナスになりかねんクマ」

多摩「どうしてマイナスなんだニャ?」

球磨「ヒント:ロリコン」

北上「あっ」

多摩「まさか球磨型随一の発育の良さが裏目に出るとは…」

木曾「姉さんが可愛そうになってきた」

北上「んーじゃあさ、大井っちに幼い雰囲気の水着着せて風呂に投げ込んでおけば?」

球磨「天才クマ」

多摩「北上は多摩が育てた」

木曾「提督の好みかつギャップ……ありだな」

球磨「たしか予備の提督指定の水着があったはずクマ」

北上「あのスク水?」

木曾「そもそも姉さんが着るのか?」

球磨「頑張って着せるクマ」

まず最初に潜水艦組に提督指定の水着を出したときの大井っちの反応をだな……
まぁ時期にもよるけどクソミソに貶されただけだろうけども

>>679(頭の中では書いたことになってたなんて言えない……)
ここで何度目かわからない痛恨のミス
しばしお待ち下さい

『提督、大本営から荷物が届いてますけど』

『ん?……あぁ!あれか』

『まさかいやらしいものじゃないですよね……』

『それ、俺だけじゃなくて上も馬鹿にしてるぞ……そうじゃなくて、艦娘の制服』

『あぁ…確か以前注文してましたね』

『……選んだのが俺でよかったな。センスの塊だ』

『はいはいそーですか』

『テキトーにあしらわないで』

『それじゃあ、私が配ってきますね』

『おう、頼んだ』

『提督!!』

『どうした?そんなに声をあげて』

『なんですかこれは!』

『なんですかって……制服だろ?』

『馬鹿にするのもいい加減にしてください!私たちは戦場に向かう兵ですよ!?これでは士気ががた落ちです!』

『俺は真面目に選んだんだが』

『真面目に選んだ結果が、どうしてスクール水着なんですか!』

『いや……それはあれだ。機能性や露出率、それら諸々を考慮したらこうなるだろ?』

『それは……そうかもしれませんが…だからといってこんな……』

『……大井、お前はこれを来たことがあるか?』

『あ、ありませんよそんなこと!』

『着ればわかるんだが、これは非常に保温性にも優れていてな』

『は、はぁ…』

『何より水中で抵抗なく体を動かせる』

『…………』

『俺はな?お前たちと共に戦うことはできない。だからこそ!お前たちの戦果を上げ、なおかつ皆が無事に帰還できるよう試行錯誤しているんだ……』

『……』

『その1つだったんだが……そうか…ならこれは捨てておこう』

『…………わかりました』

『……大井?』

『そもそも決定権は全て指揮官に委ねられていますし、一部下の判断では覆せません……提督の好きなようにしてください』

『大井……!わかってくれたか!』

『全く理解できませんが、提督の決定ですし…嫌々!……従います』

『大井……!』

『…………ところで』

『ん?なんだ?』

『提督はどうして女性用のスクール水着の保温性を知っているのですか?』

『……………………』

『……………………』

『待て、話せばわかる!あれは俺が小学生だった頃――』

『もしもし憲兵さん』

『ちょ!ストップストップ!!』

提督は犯罪は犯してません
もう一度いいます、提督は犯罪は犯してません

ローソンで電ちゃんのボイスを聞けるとは思ってもみなかったのでとても癒された

『大井!名案が浮かんだクマ!』

『姉さん…もう少し静かにお願いします……』

『どうせ鎮守府には知れ渡っているからこそこそする必要もないクマ』

『て、提督が…』

『それは結果オーライクマ。それで、大井には……』

『…な、なんですか?』

『これを着てもらうクマ!』

『これ……はい!?』

『提督指定の水着クマ』

『これは潜水艦の娘の為のものじゃないですか!』

『予備だから汚し(意味深)ても破い(意味深)ても多少は平気クマ』

『破いてもって……!そんなこといけません!』

『ここで距離を積めるには、色仕掛けしかないクマ!』

『ほ、他の案にしましょう?流石にこれは……』

『そんなのないクマ。それに、大井を女として意識させるにはこれが一番クマ』

『お、女って……私は、こう……もっとゆっくり…』

『……大井、提督が着任して何年くらい経つクマ?』

『え?…………15年くらいでしょうか』

『その間進展なし。そんなことで更にゆっくりクマ?』

『っ……で、ですが…』

『ここがターニングポイントクマ』

『ターニングポイント……』

『姉ちゃんを信じるクマ!』

『…………ま、まぁ…やってみる価値は…無くは無いですね…』

『……』

『…………それ』

『これクマ?』

『早く貸して下さい』

(ちょろい)

『これで……う、うまく行けば…』

(…………言える立場じゃないけど、将来が心配になってきたクマ)

『やぁやぁ提督、ご機嫌はいかがクマ?』

『いかがって、疲れてるんだけど』

『おお!それは大変クマ!今すぐ風呂に入ることを勧める』

『ならそこ退いてくれよ。早く風呂入りたい』

『と、ところで提督は「おかしも」って知ってるクマ?』

『なんだよ突然……あれだろ?押さない、駆けない、喋らない、戻らない』

『最近は「イカのお寿司」らしいクマ』

『へぇ……いや、それがどうしたんだ?』

『提督には、このおかしもを守って入浴して欲しいクマ』

『なに言ってんだ?』

『あ、押すのは駄目だけど、押し倒すのはセーフクマ。それと喋るのもOKクマ』

『いや、この先男風呂なんだけど。誰と喋るんだ?』

『では、ごゆっくりクマー』

『えっ?……なんだあれは』

『なんだよ………ふぅ…ん?』

『……あの』

『うわ!!なんで!?スク水!?』

『えっ……ば、罰ゲームです…姉さんに負けて』

『何で?』

『えっと……じ、じゃん拳で…』

『過激すぎるわ!……え?扉かねぇ!おい!球磨!?』

『だ、誰も来ないと――』

『俺は見てない!』

『えっ』

『ちろっと見えたかもしれんが、すぐに忘れた!セーフ!ずっと背中向けとくから!』

『……あの』

『なんだ?言っとくけど後ろから殴る蹴るはよしてくれよ?』

『…………私をなんだと思ってるんですか?』

『…………え?怒らねぇの?』

『怒るなら姉さんにします』

『……あ、まぁ…そうか』

『…………あ、あの!』

『……なんだ?』

『お風呂……浸かりません?』

『は?……いやいや!お前が入れ。先に入ってすぐに出てくれ』

『っ……い、一緒に入った方が……時間を短縮できると……思い、ます』

『へ?……自分が何言ってるのかわかってんのか?』

『!……は、早く入りなさい!』

『ちょ!いきなり引っ張るなって!』

『は、早く!』

『…………なぁ』

『………………なんでしょう』

『お前はいつまで入っていればいいんだ?』

『……はい?』

『罰ゲームだよ……そうなんだろ?』

『えっ?…あ……確か…三十分…?』

『それまで俺も入っていないと駄目なのか?』

『え、えぇ。できれば』

『…………そ、そうか』

『……………………』

『…………………………』

『……て、提督?』

『…………………………』

『……提督!』

『…………あと29分』

『……数えているんですか』

『それしかやること無いし…』

『…………提督、1つお尋ねしてもよろしいですか?』

『…………ん?あ、25分』

『……その……私のこと、どう……思ってます?』

『ど、どうって……』

『………………』

『……大井はよく頑張ってくれてる』

『っ!』

『秘書艦としても、一人の艦娘としても』

『そうではなく……』

『あ』

『な!なんですか!?』

『あと24分』

『…………すぅ…はぁ』

『どうした?深呼吸して』

『怒りを静めているところです』

『えっ』

ちょっと私も風呂入ってきます

『真面目に答えてください……』

『真面目にって……言っただろ?』

『そういうことではなく!ひ……』

『ひ?』

『一人の……じょ…』

『じょ?』

『女性として…です……!』

『…………えっ』

『……は、早く!』

『いや……普通にいい子だと』

『ほんとですか!?』

『お、おう……料理もできて仕事も完璧。一緒にいて楽しい…文句無しだ』

『そ、それで!?』

『お前みたいな人を見つけて余生を過ごすのも有りと思ったことは何度もある』

『そ、それって…………』




『俺がもっと若ければ、告白してたりしてたかもなぁ』

まさかの知り合ってから15年…
粗探してくる(最初から読み直してくる)

>>706やめてくださいお願いします何でもry

あれですか
やっぱり季節の移り変わりを書かなかったのが原因ですか
このパート終わったら溜めてた別の季節やら投下しますから許して下さいor2

『―――――』

『今だから言えるってやつだ』

『…………今、だから?』

『あぁ…アラフォー間近で一種の悟りみたいなものさ』

『…………』

『同い年のような感覚でいたのに、いつのまにか歳の離れた従兄弟みたいになって……いずれ子ども、孫って変わっていくんだろうなぁ…』

『…………』

『はぁ……おっさんになるって悲しいなぁ…艦娘みたいに歳をとらないってのは羨ましい』

『っ………知ったようなことを…』

『え?』

『……この体も不便なんですよ?私だって好きで歳をとっていないわけではないんです』

『……まぁ、そうかもしれんが』

『そもそも!提督は身体ともにお若いんですから、もっと自信をもっても良いと思います』

『それはよく言われる…主に上官から』

『それっていい意味でですか?……とにかく、年齢を気にしてはいけませんよ!』

『…………大井』

『……な、なんですか』

『ありがとうな』

『……それは、何に対してですか?』

『俺を励まそうとしてくれてるんだろ?』

『…………それもあります』

『?……ともかく、ありがとう。とても嬉しいよ』

『っ!し、失礼します!』

『えっ…………30分経ってないが』

『知りません!もう我慢の限界です!姉さん!どいて下さい!どかないと扉ごとぶっとばしますよ!?』

『いや、それはやめて!』

投下する……!投下するが……今回、まだその時の指定まではしていない、そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい
つまり……私がその気になれば別の季節のいちゃいちゃは明日明後日ということも可能だろう……ということ……!

一身上の都合(眠気)により今日はここまでで
流石に半年足らずで中将にまではいけません。それくらいはわかってますから!

あと、もし粗があったら教えてください。頑張って直します


それではおやすみなさい

粗探ししてきてわかりました
計算を間違えていました。>>695のところ、15年を10年に脳内変換お願いします
ここミスったら全てがおじゃんになるところだった……本当にすみません
よって提督もまだ30歳です

それでも変な点を見つけた方は遠慮なくおっしゃって下さい
では、今度こそおやすみなさい

(まぁ、そうなるな)
大井は永遠の16歳。だから精神も永遠の16歳
無理があるのは十分承知ですが、ここではこの設定でお願いします

次書くときはもっと推敲します。>>1の次回作にry

『雨ばっか……不幸だ』

『これくらいで不幸不幸言わないでください。不幸の価値が下がります』

『なんだよ価値って…わからなくはないけど』

『北上さんは今ごろ何をしているのかしら……』

『あれだろ?部屋でゴロゴロ』

『は?』

『えっ』

『北上さんが部屋でゴロゴロしてるわけありません!提督じゃあるまいし』

『あいつはするの好きそうだけどなぁ』

『ちなみに私は北上さんとなら何処でもゴロゴロできます』

『知らねぇよ。ってか、北上さんもゴロゴロしてるじゃねぇか』

『ものの例えです。それだけ愛が深いんですよ』

『はいはいクサレクサレ』

『…………あー……』

『口を閉じてください。うるさい』

『しりとりしようぜ…あ、やっぱりやめた』

『どっちですか』

『更に怠くなるのが目に見えた』

『……それには同意します』

『雨は昔から嫌いなんだよなぁ』

『そんなこと気にせず仕事しなさい』

『雨だから余計にやる気が……』

『…………』

『終わったら飲みに行こうかな…』

『そんなことより仕事!』

『何してるんですか?』

『大井か。衣替えだよ』

『たしかに暑くなってきましたね』

『そうだ、お前もするか?』

『私は平気です……というより、艦娘は軍の規定の衣服しか許されていません』

『……え?衣替えできねぇの?』

『要するにそういうことですね』

『…………よし』

『どうしました?』

『俺が夏服も用意する』

『…………一少将程度では無理ですよ』

『元帥ぐらいまでならないと声が通らないか?』

『…………はぁ』

『なんだよ…溜め息なんか吐いて』

『提督が元帥?……笑えない冗談ですね』

今までの軌跡の話は本筋が一通り終わってから外伝としてやるか会話の中で思い出(回想)話って形にしたほうがよくね

>>731天啓にうたれるとはこのことか……名案ですね。そうさせて下さい
むしろなんでその発想が出てこなかったのか…

『ただいま戻りました』

『呉は楽しかったか?』

『北上さんと会えて楽しかったです』

『そうか……ところで、お前に話したいことがあるんだ』

『はぁ……』

『実はお前と入れ替わるようによぼよぼのじいさんがうちを訪ねてきた』

『へぇ……』

『んで、酒を飲んでた俺は気分が良かったんで一緒に酒を飲んだんだ』

『……禁酒してたんじゃ』

『…………それでだな?話を聞いてみれば、俺が頑張ってるか見に来たとか言い出すんだよ』

『いや、私がいなくなってすぐに晩酌ですか?』

『その日は仕事頑張ったから……それで、じいさんが名刺と手紙をくれた。それが、ほら』

『ったく……!?この方、元帥さんですよ!!!』

『な?驚いたろ?』

『なんてこと……提督は処罰ですね……お世話になりました』

『いや、手紙も見ろよ』

『…………はぁ!?』

『大将だとさ』

いちゃいちゃは後にして書かないといけないこと先に出しきります

『……はぁ』

『どうしたんですか?また上からお叱りを受けたんですか?』

『俺は優秀だからそれは無い。何やら新システムが実装されたらしい』

『木偶の坊提督が溜め息をつくとは、いったいどんなものですか』

『……優秀過ぎる俺をはじめとした、指揮官と艦娘のケッコン制度だ』

『結婚……ですか』

『まぁ、カッコカリが後ろに付くらしい……くだらねぇ』

『あら、以前艦娘と結婚したいとセクハラしてきたのはどこの馬鹿提督ですか?』

『……懐かしいな。でもそれは空想ってもんだ。考えても見ろよ。指揮官が艦娘にケッコンを迫るんだ。それこそセクハラかつパワハラになる』

『…………では提督はしない、と?』

『まぁ、そうなるな』

『…………いいんですか?この期を逃せば提督は一生独り身ですよ?』

『決めつけるなよ……少なくともそんなことに浮かれられるようなタイミングでは無いんでね。戦争が終われば故郷に戻ってお見合いでも受けてみようかな』

『そういうのって、死亡フラグって言うんですよね』

『あ、やっべ』

『……提督』

『ん?どうした?』

『堂々としてましたね』

『たかがスピーチするだけじゃねぇか。小学生でもできる』

『小学生は軍の会議でスピーチなんてしませんよ』

『どう?惚れた?』

『!そ!そんなことあるわけにゃ……ないじゃないですか!!』

『何お前酔ってんの?』

『いえ……噛んだだけです』

『でも顔赤いし』

『…嘘です。やっぱり酔ってます』

『素直でよろしい』

『……口直しに北上さんとデートしてきます』

『なんだよ口直しって』

『提督と喋って汚れた口です』

『さすがに泣くぞ』

『……ま…まぁ、格好悪くは無かったですけどね』

『……え?』

『もっと姿勢が良かったら、ですけど。では失礼します』

『お、おう』

『大将って、忙しいんだな……』

『まぁ、上に立つということは下を支えることになりますし』

『ほぉーん……』

『……自分のことですよ?もっと興味ありげな返事をしてもいいと思いますけど』

『いや、無いんだもん』

『…………はぁ…欲望が無いくせに、よく大将まで登り詰めましたね……』

『………あ、大井は何か困ってることあるか?』

『はい?』

『こう、大将の権限を使って何かしたいんだが』

『………………上官を変えたいですね』

『えっ』

『できればもっと落ち着きのある人と』

『それは無理だな』

『わかってますよ。仕方ないので提督で我慢します』

『はいはい…お願いします』

『…………あ、それかあれやるか?』

『あれとは?』

『昔やったろ?秘書艦交換』

『っ!……あ、ありましたね…でもわざわざすることでも無かったように思えます』

『そりゃあ大井は優秀だからなぁ……なら尚更他の鎮守府で頑張っている艦娘を連れてきて、大井の仕事ぶりを見せたい』

『…………それは、私はここから出ていかなくても良いんですか?』

『んー…まぁ、そうだな』

『そうですか……なら私は反対しませんよ』

『……大井ってさ』

『な…なんでしょうか』

『意外とここ、好きだよな』

『好き!?好きだなんてそんなことありませんって!』

『えっ、嫌いなのに別の鎮守府には行きたくないのか……』

『えっと…ここがマシというだけですから。特に深い意味はありません』

『そうか……えっ、呉ってそんなに酷かったの?』

『えっ、あっ……そういうわけでも…』

『……意味がわからん』

昔の傷をえぐる度、大井っち(の依存レベル)は成長します

自称フィアンセの姪っ子登場であたふたする大井っちは見られますか?

>>741書いてもいいのよ?

>>741 書くならば書け書かないなら書け、早くしろ。
なんなら建ててやろうか?投稿スレ。

『……そろそろ入っても良いか?』

『もう少し……はい、良いですよ』

『んじゃあ……おお!なかなか可愛いじゃねぇか!』

『そ、そうでしょうか……』

『前の……あれ何色って言うんだろうな。深緑?…まぁ、あれよりも可愛いんじゃないか?』

『誉めたからと言って、仕事を減らしたりはしませんよ?』

『いやいや、下心なんか無いって』

『……私としては以前のも嫌いでは無かったんですけど……提督とはいえ、そこまで誉められると嬉しくなりますね』

『改二って、わざわざ服も替わるんだな……』

『……そういえば、この鎮守府で改二までたどり着いたのは私ぐらいじゃないでしょうか』

『ん?おぉ、その通りだ。大井が一番だな』

『…………仕事、終わりました?』

『へ?いや、まだだけど』

『もしよければ、半分なら手伝いますよ』

『え?いやいやだから下心なんか……』

『わ、私がやりたいんだから良いじゃないですか。気が変わらないうちに早く下さい』

申し訳ないですが、本日も休暇ということで寝ます
おやすみなさい

『……なぁ』

『なんですか』

『近くね?』

『そうでしょうか』

『絶対おかしいって。なんで俺が圧迫されてる感じなの?』

『提督は心が小さいですね…いちいち気にしないでいいじゃないですか』

『お前机との間無いじゃん。もう少しゆとりを持てよ。てか離れて』

『あれです。提督が何処か行かないように監視してるんです』

『それにしても近視かってぐらい近いんだけど』

『少なくとも提督よりは見える自信があります』

『…………どうしたんだ?』

『………………なにか』

『大井がそわそわしてるように見えてな。何か心配事でもあるのか?』

『…………特には』

『そうかぁ』

『…………強いて言うなら、提督』

『ん?』

『また……有給を使うらしいですね』

『まぁ1日だけどな』

『一日ですか……?』

『だって前みたいなのは困るって球磨が』

『……私としては、もっと長めでも構わないんですけど…2日とか』

『まぁ……え?2日も短くね?』

『間違えました。2ヶ月です』

>>746 >>741じゃないけどお願いします
というより、立てたら皆書きますかね……?

『に、2ヶ月って……それは帰ってくんなってことか?』

『え、えぇ。その方が仕事が捗りますし』

『……もしかしなくても、大井の能力って平均的な指揮官よりも上なんじゃ』

『…考えたこともありませんでした』

『俺よりも上手い?』

『誰が色々教えたと思ってるんですか…』

『たしかに……大井に任せるのもありだな』

『そうなれば提督が本当におさらばですね』

『……………………ありだな』

『っ!?…そうですか、自ら無職になりたいんですか』

『まぁ地元に帰って親父の後を継ぐのも有りだよなぁ』

『えっ……』

『え?』

『い、いえ…………』

『まぁ、まずは戦争を終わらせないといけないけどな』

『……指揮官がこんなのでは終わらないんじゃないですか?』

『おいおい、ひでぇこと言うなよ』

『提督は一生ここで過ごすことになるんですよ』

『軍人としてどうなんだ。それは駄目だろ』

『っ…………』

『…………でもそれも、悪くはないな』

『!…まぁ、私としてはお荷物が無くなることを望みますが、私には決定権は無いので……えぇ、仕方ないですね』

>>746ですが、よければ本当に立てますよ、お題とかなしの数レス分の小ネタ投稿スレって事でいいですよね?自分もいくつかネタあるんで。
ちょっと他のやつのとか見てルール考えてきます。

継続的に投下するなら建てろ最初だけならやめろ

>>764以前落ちた投稿スレをコピペしたらいいかと

>>765ちょろっとだけ書きたい人ってあまりいないんですかね……

>>767
いたら落ちてないんだ...

>>768それを言われたら何も言えませんね……
>>764さん、申し訳ありませんがこの話はなかったことに…書きたいものがあるなら自分で立ててみては?

『……ちなみに、有給中はどちらへ?』

『いや、そろそろ彼岸だし、里帰りでもと思って』

『…里帰り、ですか』

『親や幼馴染みとも会いたいしな』

『っ……そ、そうですか』

『お袋元気かなぁ……』

『……あの』

『ん?』

『その……どういった方なんですか?』

『お袋?』

『違います!そっちも気になりますけど……それよりもその幼馴染みの方です』

『真面目で良い奴だぞ。とても物静かで人見知りするけどな』

『……提督は、その方と仲が良かったりしますか?』

『そりゃあものすごく仲が良い』

『そ、そうですか…』

(そういやあいつ、もう結婚したかなぁ……早めに嫁をもらわないと独り身ルートになりそうだからなぁ。あいつの性格的に)

『仲の良い幼馴染み……まさか、そんな…………』

『あちぃ~……』

『この程度も我慢できないんて……仕事辞めれば良いのに』

『関係ないだろ……あちぃ…』

『……この書類の山が消えたらスイカでも切りましょう』

『スイカか!よっしゃあ!』

『提督が熱くなってどうするんですか……暑苦しい』

『あと5分で終わらせてやる』

『疎かにしないで下さいよ』

『……よし!スイカだ!』

『だから終わらせてからですって!』

『終わった!』

『…………本当ですね…』

『俺もやればできるんだよ。ほら、はよスイカ』

『……明日からもこの調子でお願いしますよ』

『明日はマンゴーで』

『なに調子乗ってるんですか……』



『ただいま戻りました』

『おう。わざわざ暑い中、何処行ってたんだ?』

『マンゴーが近所に売ってなかったもので』

>>774
勘違いした大井が実家についていくからだろ?

>>775秘書艦と指揮官が同時に一日中鎮守府から離れるのはダメです(ニッコリ)

『あー……腰が…』

『艤装も何も背負っていない提督が痛がって、魚雷等を積む私が元気って、どういうことですか。もっとピッシリとして下さい』

『いや、長時間のデスクワークは疲れるって。おっさんの体に鞭打つのやめてくれ』

『…………あの』

『ん?』

『歳を取るって、どのような感じですか?』

『どのような……?考えてもみなかったな』

『そうですか…』

『むしろ、歳を取らないってのはどんな感覚なんだ?』

『………っ』

『え?』

『………………大したことはありません』

『?…そうか。俺は羨ましいよ』

『そもそも私たちはいつ死んでもおかしくない身。このくらいの贅沢は許されると思います』

『贅沢かぁ……いいなぁ』

『……なら提督も深海棲艦を相手に海でドンパチしますか?』

『いや、そういうことじゃない。十代なんて青春真っ只中じゃねぇか。楽しいことだらけだろ?』

『最近、言うことも年老いてきましたね』

『え……まだアラサーなんだけどなぁ。ちなみに俺の青春はむさ苦しい男どもの中で終わったよ』

『……まぁ…楽しくないことは無いですけど………辛いこともありますよ』

『ふぅーん…まぁ、その辺はよくわからん』

『…………でしょうね』

精神年齢が止まる設定はいらない気がする 呪いかよ
100年経っても暁がレディとか言ってたら不気味だわ 記憶ごとリセットでもされてんじゃねぇのレベル

>>781一応救済措置は用意してますけど、下手したら100年もののレディもいますね

『…………すぅ…はぁ…』

『……どうした?俺の部屋の前で』

『ひゃっ!提督!?』

『おう…ん?カメラ?』

『そ、そうです!青葉さんからお借りしました』

『なんでまた……新しい趣味か?』

『ま、まぁそんなところですね…………と、ところで、提督は今お暇ですか?』

『あー…悪いな。俺じゃなきゃ駄目な仕事が残ってる』

『あ…そ、そうですか…』

『何かあったか?』

『いえ、大したことではないので』

『そうか……じゃ、俺は頑張るわ』

『え、えぇ……』



『…………………………』



『……ん?』

(なんか今、扉の隙間から光が見えた気が……)

『誰かいるのかー…………いない、のか?』

ここまで突っ込まれるとは思わなんだ…
正直言って、年齢差が大きくなって大井っちの不安を煽るためだけに作ったガバガバ設定なんで、リアリストや熟女大井っちが見たい方はブラウザバック推奨……あれ、デジャヴ?

羊羹や雛祭りと違って今回のは細かくないんだよなぁ
変な点があったら言ってください直しますとか書いといて、指摘した途端ブラウザバック推奨は横暴過ぎないか?

>>805そういう意図で言ったのではありませんでした
805さんのいう通り細かくなく、かつ修正する気もない(というより、良い落とし所が浮かばなかった)設定で、このまま進めたら気を悪くする方がいてもおかしくないと思ったので警告として書いたつもりです
もう少し考えて設定を作るべきでしたね…すみません

『………………!……これクマ』

『……姉さん?』

『クマァ!?大井!?』

『驚いたのはこっちですよ……私が演習に出ている合間に何勝手に部屋に入っているんですか?』

『これは…その…わ、忘れ物クマ!』

『忘れ物……ねぇ…』

『うーん…どこクマどこクマ~……いやー見つからないクマー』

『私も手伝いますよ』

『クマ!?べ、別に――』

『私の部屋ですよ?好き勝手荒らされても嫌ですし、ね?』

『ク……クマー……!……ところで』

『ところで?探し物は良いんですか?』

『え、えっと……こんだけ探しても見つからないのはきっと別の場所クマ。それよりも知りたいことがあるクマ』

『……なんですか?』

『それは…………この』

『!!ちょっと――』

『ポスターの後ろクマァ!!』

『!これは……』

『だ、駄目です!』

『…………提督の写真?』

『っ…』

『しかも何枚も……』

『これは……その…心が落ち着くと言いますか…士気上昇の為と言いますか……』

『…………』

『ね、姉さん……?』

『…………青春クマか!!』

『っ!?』

『この甘酸っぱい感じ!まさしくラブコメクマ!漫画クマ!?』

『…………す、少し参考にしました…』

『これはキュンキュンするクマー…』

『そ、そんな……』

(……うん?よく見たら全部目線があってないクマ…)

『…まぁ、私もこれを見るだけで夜ぐっすりと眠れたりして……あ、あくまでもこれは士気上昇の為にしか使ってませんからね!?』

『そ、そうクマか……ところで、これはどうやって集めたクマ?』

『え?…そ、そんなこと関係ないじゃないですか!』

(………うわっ…球磨の妹、危なすぎ…?)

てか今更だけどスレタイの意味が分からないんだけどどういう意味なの?

『じゃあ行ってくるよ……いや、この場合里帰りだから帰る…?』

『行ってらっしゃいクマー』

『…………行ってらっしゃい』

『お土産楽しみにしとけよー』

『…………行っちゃったクマ』

『……ですね』

『まぁ、今夜遅く……明日の朝早くには帰ってくるクマ』

『…………』

『……そ!そういえば姉ちゃんは新幹線に乗ったことが無いクマ。大井はあるクマ?』

『ありません』

『そ、そうクマか……』

『…………』

『……そ、そろそろ仕事に取り掛かるクマ』

『……よし!』

『クマ?』

『たかだか一日です。さぁ!頑張りましょう!』

『が、頑張るクマ!』

>>815島崎藤村さんの詩から引用させてもらいました

『……』

『大井ー姉ちゃんとアイス……携帯握りしめて何してるクマ?』

『提督からの返事を待ってるんです』

『あー…』

『提督、全然返事してくれないんですよ!』

『ま、まぁ提督も久しぶりに里帰りしたんだクマ。少しくらい休んでもバチは当たらないクマ』

『だからといっても遅すぎませんか…もうじき10分ですよ!?』

『まぁ………え゛』

『そう思いますよね!!そもそも、有給とはいえ指揮官です。普通、仕事場が気になったりしますよね?』

『で、でも10分は……』

『はい?』

『なんでもないクマ……!お、大井も北上と会えば10分ぐらい喋っているはずクマ。それを考えたら――』

『――誰とお話ししているんでしょうか』

『クマ?……そ、そりゃあ…向こうには、両親だけじゃなくて仲の良い友達もいるはずクマ』

『仲の良い……!』

『お、大井!携帯強く握りすぎクマ!』

『まさか…!』

『大井!何かわからないけど落ち着くクマ!』

大井っちのケッコン後の母港でのボイスに興奮する人は私だけではないはず

ヤンデレssよ
永遠に

『…………ふぅ』

『おかえりなさい』

『うおぁ!?』

『夜中に奇声あげないで下さい』

『お前まだ寝てなかったのか…』

『テレビを見てまして。気づいたらこんな時間になってました』

『へぇー…』

『…………で』

『ん?』

『何かないんですか?』

『何か?……あぁ…はい、お土産。よくわからないけどなんか可愛らしいキーホルダー』

『そっちじゃありません』

『え?もしかしてこういうの嫌い?』

『嫌いではありませんけど……そうじゃなくて』

『んー?』

『…………おかえりなさい』

『いや、それさっきも聞いた』

『わかってます!私がわざわざおかえりなさいって言ったんですよ?』

『なんだよわざわざって、待ってたわけじゃあるまいし』

『っ……と、とにかく!おかえりなさい!』

『……あぁ!…ただいま』

『っ!……それとおやすみなさい』

『ん?テレビは良いのか?』

『調度終わりましたので』

『そうか……おやすみ』

もしこれで提督が天寿以外で死のうものなら、その時がヤンデレスイッチの絶望モード
ハートフル(ボッコ)の極みとなる訳だが、まあそんな可能性はここでは欠片たりとも存在せんだろうな

まだ愛が重いだけなのでセーフ

『……はぁ』

『ん?どうしたクマ?』

『球磨か……あれだよ、少し疲れが溜まっててな』

『入渠してくるクマか?』

『それは遠慮するわ…でも、温泉はありだよな』

『また休暇クマ?』

『……!いや、確か――』



『…………何してるんですか』

『見てわからない?温泉。作ってもらった』

『そういうことではありません!なんで執務室に作ったんですか!』

『仕事上がりにパーっと行けるように。効率的だろ?』

『効率もなにも狭くなって不便でしょうがないんですけど……そもそも書類が湿気ます!』

『……そうだな』

『気づかなかったんですか?……はぁ…』

『そんな溜め息吐かなくても……明日には変えてもらおう』

『…………それ』

『ん?』

『……気持ち良いですか?』

『おう。風情もあるし、なんと言っても入りたいときに入れるっていう安心感が良い』

『……なるほど』

>>826それでネタを潰したと勘違いしていないか…?
残念、ハズレだ

>>828-831なにそれ興奮する

『そろそろ俺は寝るけど……まだかかりそうか?』

『え、えぇ……先に寝てください』

『珍しいこともあるな……電気は消しておけよ。おやすみー』

『おやすみなさい……!………………さて――』

『提督ーまだ起きてるク…………マ?』

『………………姉さん』

『……大井、どうして脱いでるクマ?』

『違うんです!』

『た、確かに執務室は大井の第2の自室と言っても過言では無いクマ?けど、流石に裸族ごっこは……』

『勘違いしてませんか!?』

『というよりも、提督とそんな関係に…?』

『ですから勘違いしてますって!私は提督が寝たのを見計らって脱いだんです!』

『……………………』

『……!あっ!いや、これはその…』

『………………………………』

『今のは言葉の綾です!……ちょっと!なんで写真撮るんですか!?』

>>833 なん、だと……?(興奮

しかしまぁ見事に大井っちが墓穴掘りまくりだなw

『……ふむ』

『失礼します……何していらっしゃるんですか?』

『いや、観艦式でスピーチすることになったろ?その時の服装がダサかったら恥ずかしいと思ってな』

『ダサいって……軍服しか無いじゃないですか』

『よくみろ!これには襟の所、格好いい刺繍が施されてるんだ』

『……本当ですね』

『でも、帽子被ったら更に目立たなくなるんだよなぁ…』

『……!その帽子って、これですよね』

『ん?そうそう』

『……ちょっとお借りします』

『え?』



『……これでどうでしょう』

『おお!』

『全く同じ……とまではいきませんが、なるべく似たものを刺繍してみました』

『さっきより目立つな!』

『これで満足ですか?』

『おう!ありがとうな!』

『こ、このくらいどうってことありませんし……』

大井っちは良妻賢母を地で行く存在
贅沢言わないから大井っちみたいな娘と人生を歩みたい

『いやぁ……緊張した』

『今さら何に緊張しているんです?大多数の前でのスピーチなんて、もう何度目ですか』

『そうだけどな……元帥のじい……元帥殿の次のスピーチだぞ?変なこと言えたもんじゃない』

『あなた自分の立場がわかってないんですか?大将ですよ?』

『お山のな』

『…随分大きな山ですね』

『どうでもいいが、俺はガキの頃もお山の大将だった』

『ほんっっっとに、どうでもいいです……他にも理由があるんでしょ?』

『……何の?』

『緊張した理由ですよ。元帥さんに対してだらしない敬礼をするあなたが、続いてスピーチするだけで緊張するはずが無いですよね?』

『……さすが鋭いな…………ここだけの話、俺の幼馴染みがあの中にいるんだよ』

『…………へぇ』

『ここまで来れば腐れ縁も恐ろしいよ』

『反面教師がいるところに就職するなんて、よっぽどな物好きなんでしょうね。こんな人に着いていくなんて、よっぽどの変人ですね』

『……なんか機嫌悪い?』

『さぁ?ならその娘のところへ行ってあげたらどうですか?』

『そんな恥ずかしいことできるかよ……俺の出身は遠くなんだが』

『知ってますけど?』

『話したっけ?俺がお山の大将やってたとき、いつも着いてきてな。可愛い弟みたいなもんさ』

『……え?弟?』

『みたい、な。中学校と小学校が近くて登下校も毎日一緒でさぁ……おい、聞いてるか?』

『あの……男性、ですか?』

『え?そうだけど』

『……ですよね!提督の青春時代に女性の影なんて、想像できませんもの!!』

『…………なんか楽しそうだな』

男の娘という可能性が真っ先に浮かんだ俺に隙はなかった

『なぁ』

『なんですか?』

『来週に羊か……演習の為に呉まで行くけど、着いてくる?』

『それ、私は演習の艦隊とは別にということですか?』

『そうそう。どう?』

『……提督が他所様の迷惑にならないよう、見張りとして着いていきます』

『おっさんのお守りするのかよ……』

『えぇ。中身はずっと馬鹿のままですから』

『…………お前、変わったな』

『!?な、何がですか?』

『最近お前から北上さんの話を聞かないからさ』

『それは…』

『あれか?他のやつに鞍替えしたのか?』

『っ!…そ、そんなこと……』

『…え?マジ?……まさか!』

『っ………て――』

『球磨か!』

『ぃ……』

『まさか長女に……鞍替えって、禁断の愛の綱渡りか…』

『………………はぁ』

『……え?怒ってる?』

『怒ってません』

『いやでも――』

『怒ってないって言ったの、聞こえませんでした?』

『そ、そうか』

『…………』

>>851数年後にヤンデレに愛されるごくごく一般的な提督になります(ネタバレ)

(もう終わらせにかかっているなんて言えない……)

『よく来たな!』

『……この度は、大将殿のご厚意誠に感謝――』

『……きめぇ』

『なっ!!……なんでしょうか』

『いや、昔みたいに楽しく話そうぜ?酒もある』

『……それはまたの機会に。今回私が招待されたのは、演習を組んでくださったからですよね?』

『そうだな。じゃあ演習終わったら飲むか…いや、飲みに行くか』

『…………あの』

『なんだ?良い店でも教えてくれるのか?』

『大将殿の後ろにいらっしゃるのは、大将殿の秘書艦でしょうか?』

『へ?』

『……随分といいゴミ分ですね。提督』

『大井!?いや、これは飲みニケーションってやつだよ!な?』

『…………』

『ちょっと?返事してくれよ。な?』

『海軍大将、職務を放棄して飲酒……大本営に連絡しましょうか』

『すまんっ!冗談だって!……な?』

『すまんで済めば憲兵は要らないんですよ?』

『いや……つい魔が差したというか…』

『……帰ってきたらお話がありますから』

『…あ、飲みに行くのはいいんだ』

『たっだいまー!!大井っち~!』

『煩い!自分の限度くらい十分承知でしょうに!!』

『あいつと飲むのは久しぶりだったんだよー。羽目外したっていいだろ?大井っち』

『酒臭いです口を閉じてください。あと大井っちって呼ぶのはやめてください』

『いいじゃねぇかー。北上さんもそう呼んでただろ?』

『あなたと北上さんを一緒にしないで下さい』

『近々会わせてやるよ~』

『ほんとですかっ!?』

『うるせぇ!頭に響くわ』

『……まぁ、明日の仕事は終わっているようですし、そのまま寝ちゃって下さい』

『おー…』

『……なんですか』

『嫁みたい』

『な!……そんなに死にたいんですか!?今のは完全にセクハラですよ!!』

『うるせぇ。響くんだって』

ひびきくんだって?

>>870生やすな(無言の腹パン)

『……あの』

『どうした?』

『北上さんと会わせてくれるという話なんですけど……それは提督の付き添いでですか?』

『いや、俺のお使いだ。一泊して良いから、羊羹買いに行ってきてくれ』

『………………それは姉さんに任せるべきかと』

『え?北上さんと会いたくないの?』

『えっと……えぇ。本当は会いたいんですよ?当然ながら。ですが、パシりという事実が私は気に入らなかったんです』

『えぇ……』

『…それに、姉さんも北上さんの顔をみたいを思ってるみたいなはずです』

『……確かに』

『ですから、私は渋々ながら、提督の隣で執務に没頭します』

『…………嫌々なら、秘書艦辞める?』

『えっ!?』

『そうだな。よく考えてみれば、有能とはいえ一人に任せっきりなのも問題が――』

『無いです』

『……え?ない?』

『むしろ普通ですよ。各々の長所を活かせるように連携をとる。これは軍の基本です』

『でも、大井が嫌がるなら』

『嫌々なんて言ってませんよ?』

『え?でもさっき――』

『先程のは渋々。嫌々とは違います』

『意味的には一緒じゃ……』

『そ、そんなこともわからないんですか?』

『……わからんな』

『とにかく、嫌々ではないんです』

『……?そうか』

『とにかく、そのパシ……お使いは姉さんに任せておきましょう』

『……今さらだけど、お前って姉を顎で使うよな』

『……そこまで傲慢な態度はとってないかと』

随分といいゴミ分…
まだまだツンツンだし完結も先のようだな

>>875いつからデレがゴールだと錯覚していた?

>>876
嘘だろ承太郎!?

『大井ー』

『なんですか?とうとう海軍から追い出されました?』

『呉に北上さんがいたろ?近所に越してくることになった』

『!!!ほんとですか!?』

『呉の鎮守府で問題が起きたらしく、指揮官から艦娘まで1度見直されることになってな。そっからいろいろこじつけて、な』

『提督!見直しました!』

『軽いなぁ……ってわけで、俺はそこに挨拶がてら演習に行ってくる。お前も――』

『行きます!』

『だよな』



『――って、以前うちに来ていた新人さんじゃないですか』

『まぁな』

『過保護ですね』

『知ってるだろ?』

『まぁ、そうですが』

>>877のおかげでもうすぐ4期が始まることを思い出せた。ちょっと予約してくる

鬼怒っちも近所かニヤッ

>>880き、鬼怒にはまだ呉での役割あるから……

『…………提督って』

『ん?』

『昔からこうだったんですか?』

『こうって?』

『子どもみたいなことではしゃいだり、子どもみたいにちょっかいかけたり……』

『………………うーん…』

『……どうなんですか?』

『そんなに知りたい?』

『それほどではありませんけど、こう、少し興味が湧いたもので……少しだけですよ?』

『………………教えない』

『えっ』

『別に疚しいことは無いけど、教えたくないと思ったから』

『…………!もういいですよ。私も大して知りたいとも思ってませんし』

『ならこの話は終わりだな』

『あっ……………………』

『…………あの、て……北上さんは元気ですか?』

『北上さん……ですか?』

『お前…わざわざ話したいことがあるって言うから貸したのに、結局北上さんかよ』

『う、うるさいですね!提督は向こうで一人酒でもしておいて下さい!……それで?』

『はい?……あぁ、元気ですよ。今朝も新人を引き連れて訓練に励んでいました』

『そうですか……』

『話終わったか?俺はこいつと飲み明かすつもりで読んだんだけど』

『ま、待ってください!あと1つ!…………それまで向こう行ってくださいよ!』

『俺待てないんだけど。ほら、聞きたいことがあるならさっさと聞けば?』

『うっ……あの…………昔話と言いますか…』

『はぁ?昔話?』

『……!…大将殿』

『だからこういうときはそんな畏まらずに……』

『…………今日は我々の少年時代の話を肴にして飲みたい気分なのですが』

『ん?おー…いいぞ?』

『それで、大井さんもそこに交えてもらっても良いでしょうか?』

『!』

『ん?……まぁ、聞くだけになるだろうが…そもそも大井が聞きたいかどうか――』

『私もお酒用意してきます。提督も早く準備を始めて下さい』

『お、おう』

>>883
幼馴染みかな?提督に懐いている妹いるんだよなww

もう…ゴールしても良いよね……

>>885……そんな設定付けましたっけ
ちょっと見直してくる

『はい、直ぐに向かいます……はい……失礼します』

『どなたからですか?』

『元帥のじいさんからだよ。電話をかけてくるとは思わなかった』

『元帥さんですか!?何やらかしたんですか!!』

『いや……直接話したいってだけいって切られた。行ってくるわ。留守中の指揮は任せる』

『……わかりました。提督の座を好きなままにして待ってますね』

『たぶん今日中には帰れるだろうが…へんなことするなよ?』

『まずは提督名義で北上さんを引き抜きましょうか』

『やめろ』

『私の知るあなたなら、やってもおかしくないでしょう?』

『……いや、流石にそれはしない』

『なら、演習組むぐらいなら』

『それくらいなら……まぁ、よろしく頼むわ』

『ええ、お気をつけて』

『…………』

『あっ、おかえりなさい。今回は軽空母をメインに……提督?』

『………………』

『……どうしました?ついに首に?』

『…………ここだけの話なんだが』

『はい』

『俺が次の元帥らしい』

『……………………はい?』

『もちろん嘘じゃない。なんか書類ももらった』

『……………………えっ』

『……夢じゃないよな?』

『はぁっ!』

『痛っ!何するんだ!』

『夢では無いようですね。おめでとうございます』

『なんか他にやり方あっただろ……』

『ところで何故提督が?』

『俺もそう思って聞いたんだが、じいさんいわく、他と比べても部下からの信頼が厚いからってのが大きな要因らしい』

『……確かに提督はもので釣ったり仕事に手をつけずに遊んだりしてますしね』

『一番近くにいる部下からは良く思われてないみたいだがな』

『…………当然です。私からすればひよっこですから』

『次期元帥にひよっこって……お前の立場はどうなってるんだ』

『…………それで、これを然るべき相手に渡せと』

『なんですか?』

『……これ』

『……!これって』

『件の指輪だよ…最大練度の上限を突破できるらしい』

『それをどうするおっ…おつもりで?』

『噛んだな……欲しいやつにやるかな』

『えっ…………』

『無理強いは嫌だし、そもそも当てもないし』

『……………………あの』

『ん?もしかして欲しい?』

『はい!?』

『冗談だよ。そんな大声出さなくても』

『っ!………ぃ』

『え?』

『……くだ……さぃ…』

『…………え、マジ?』

『……!い、一応言っておきますけど、提督がどうこうというわけではまっっっっ~たく!ありませんから!』

『なら別に……』

『カッコカリだからです!…いずれ戦争が終わったら、素敵な人から……北上さんでも良いですね』

『…………でも』

『……これを着けたら練度上限が大きくなるんですよね』

『まぁ……』

『……なら良いじゃないですか!!早く着けましょう!』

『えっ、いや!もう少し慎重になれって!』

『うるさいですね!提督からの指輪だから欲しいんですよ!』



『…………は?』

『…………あっ』

『…………いやいやいやいや』

『…………ぁ……その…』

『落ち着け……深呼吸して…』

『…………』

『……今さっきのは何かの間違――』

『っ!本当です!』

『………………何か……球磨の考えたドッキリ?』

『…ほ……本心です…!』

『……マジ?』

『だいたいなんですかさっきから。私が提督のことをす、すぃ…好いてるのはおかしいみたいな…!』

『お前だぞ?それにおっさんだぞ?』

『年齢なら艦の記憶もある私の方が上かもしれませんね』

『いや、それは……』

『今更年齢なんて気にしません』

『あれだ。男を俺しか知らないだろ?だから……』

『元帥さんや呉の指揮官さん……さらに大本営に行けば、むしろ男性が多いかと』

『いや、あんなじいさん…って、そういうことじゃなく』

『この際言わせてもらいます!あなたが!…その……好き……です!』

『……………………よく考えろ。俺がお前を、ってならまだわかる。だが、お前が?俺を?……え?』

『……っ!うるさいですね!とっととその指輪寄越しなさい!』

『いや、ちょ……お、おい!?』

『…………マジか』

『これで、私の上限は』

『……なぁ、良かったのか?』

『……なんですか、さっきから後ろ向きな発言ばかりして…そんなに……嫌ですか?』

『っ……逆に、お前は良いのか?』

『何度言わせるつもりですか……嫌ならこんなことしませんよ』

『…………』

『あ、あくまでこれは一種の装備ですし……えぇ…』

『お前がそういうならいいが…』

『……それと』

『………………なんだ?』

『……ほ、本物は戦争が終わったときに……』

『…………』

『貰えれば……満足…です』

『…………よし』

『っ!』

『こんなおっさんでいいんだな?』

『っ…ですから――』

『わかった』

『っ!』

『戦争を終結させたら……国民に伝達する前に指輪を買ってやるよ』

『ぁ…………流石に報告は大事です』

『そ、そういう気概って意味だ。あと、そうだな……指輪どころじゃねぇ。でっかい式挙げてやる』

『!』
















『…………するか、結婚』

『――――っ!』

『っ……本当ですか?』

『そこまで言わせてよく言う…今更嘘とか言うなよ?……そうなら首吊りそう』

『……っ…』

『おい!どうした!?……え、マジで嘘!?』

『違……嬉しくて…すみません』

『っ!』

『ずっと……一生言えずじまいかと思ったときもあったんですよ…?』

『…………そ、そうか』

『それを思い出して…っ』

『…………それで…なんだ………と…とにかく!覚悟しとけよ!』

『……!』

『…………返事は?』

『…………はい!』

くぅ疲
エピローグ書いて終わります

続きは書くつもりなんで…(いちゃラブとは言ってない)

「ん…………ここは?」

「起きたか」

「……あ、提督…!今何時ですか!?」

「1000…あ、お前は休んでおけ。仕事は終わらせた」

「は、はぁ……ありがとうございます」

「それにしてもこんな時間まで寝てるなんて珍しいな……疲れてたか?」

「いえ、そういうわけでは……春眠暁を覚えずというやつですよ」

「わかる……正直俺も寝たい」

「もうすぐ演習の時間ですよ」

「わかってるって……今日はオール潜水艦だ。大鯨旗艦のな」

「……遊び心満載ですね」

「これに負けるって、さぞかし悔しいでしょうねぇ……やべぇ。あいつの悔しがる顔が目に浮かぶわ」

「…………提督はいつまでもお若いようで」

「え?まだイケる?ちょっと街までブイブイ言わせに行こうかな」

「ガキってことですよ」

「なんだ。毒舌か」

「それに……わ」

「……わ?」

「私が…いるん、ですから……そんなことはやめて下さい…ね」

「…………お、おう」

「……ところで、どんな夢見てたんだ?」

「っ!い、いきなりどうしたんですか」

「いや、中々いい笑顔だったから気になって」

「別に良いじゃないですか……もしかして、提督は夢の中さえ登場人物に嫉妬しちゃうほどの依存系男子ですか?気持ち悪い…」

「お前が言――」

「はい?」

「……いや、なんでもない」

「…………でも、安心してください」

「ん?」

「あの日から、提督以外の人の夢は見たことが無いんです」

「っ!」

「どうしました?」

「……お前、わざとだな」

「さぁ?なんのことかしら」

「ふっ……」

「…なに笑ってるんですか」

「そんなことするんなら、せめて顔色を変えないようにしろ」

「なっ!」

「真っ赤っかじゃねぇか」

「放っておいてください!」

「いやぁ~それは無理だわ…だって依存系男子だからなぁ~」

「っ!もう!」

「おっと、そろそろ時間だ……行ってくる。帰りは――」

「わかってます。飲んでくるんですよね」

「最悪お迎え来て」

「はいはい……」




「んじゃ、行ってくる」

「いってらっしゃい」

くぅ疲(3回目)
大井っちはかわいい。これが言いたかった

最後まで付き合ってくださった皆さん、ありがとうございました

今更ですが時系列としては、このスレ→間宮(予定)→電→千歳→川内です(ステマ)

『』がすべて大井っちの夢の中だったとは…
次スレの誘導は?

依頼出てないしあと60レス程度だから埋まるまでやってくれるってマジ?

大井っちは可愛いな(一度沈めてごめんね…)

『元帥は私の兄弟』


大井が参加しました。

大井「なんですかこのふざけたグループ名」

多摩「多摩のセンスが光ってるにゃ」

球磨「間違ってはいないクマ」

木曾「多摩姉さんがいつのまにか変えてたんだ」

北上「そっかぁ。たしかに元帥さんが弟になるんだねぇ」

大井「皆さん気が早すぎます」

球磨「こまけぇこたぁ気にしちゃダメクマ」

大井「全然細かくありません!」

北上「……気が早い…ねぇ」

大井「早すぎます。なにかおかしなことでも言いました?」

北上「別に?早いだけで確定なんだと思って」

球磨「あっ」

木曾「流石北上姉さん。目の付け所がすごい」

大井「えっ」

多摩「北上は多摩が育てた」

球磨「もしかしてそれ気に入ってるクマ?」

大井「違うんです」

北上「何が?」

大井「提督がそういってたのでつい」

北上「責任転嫁かな?」

多摩「つまり、大井は嫌々指輪を貰って将来の約束までした、と」

球磨「ビッチとかいう次元じゃないクマ」

木曾「流石にそれは擁護できないな」

大井「わかっててやってますよね?」

多摩「なら多摩が貰うにゃ」

大井「は?」

北上「あーあ」

球磨「それは禁句クマ」

北上「これは姉さんが悪いね」

木曾「……大井姉さんと多摩姉さんの既読が消えたな」

球磨「あっ」

北上「個人でトークしてるのかな」

大井「そんな大それたことではありません」

球磨「帰ってきたクマ」

北上「ちゃんと皆の分の既読も着いてるし、多摩姉さんも戻って来たかな」

多摩「ふざけたことを言って、申しわけありませんでした」

北上「!?」

球磨「ちょ」

大井「今後注意してくださいね」

多摩「反省しました」

木曾「……なにがあったんだ」

>>937次書くのかなりあとになりそうですし、そもそもドロドロしたの書くつもりなんで誘導はしないつもりです

>>939マジ

>>940絶対に許さない(無言の腹パン)

『いや……駆逐艦は可愛いなぁ』

『…………そうですか』

『俺の気を引くために、足にしがみつくんだぜ?』

『見てたので知ってます』

『その時のあの特有の温もりと純粋な笑顔…………今思えばよく襲わなかったな、俺』

『…………今の録音して然るべき機関に持っていけばよかったですね』

『やめろ』

『こんなロリコン屑が上にいる子達が可哀想で……涙が出てきました』

『…………お前もだぞ』

『私は諦めました。ですから、いくら子供と遊んでいても何にも感じません』

『…………球磨』

『はいクマ!』

『ね、姉さん!?』

『今さっきの。きちんと撮ってたか?』

『高画質でドアップクマ!』

『さっきの……まさか!』

『見せろ』

『やめなさい!』

『俺がじっくり鑑賞してからな』

『待って!お願いします!』

『…………ほうほう』

『っ~~~!』

『……歯を食いしばってるように見えるが?』

『あれです!これはその……文字通り歯痒かったんです!』

『それでこんな顔を…』

『だから見ないでって……怒りますよ!』

『怒ってるクマ』

『もっと怒りますよ!』

『…………それで、なにか言いたいことは?』

『っ……別に提督のことを全て否定するわけではありません。ただ、年端もいかない子供たちを相手取り遊ぶのはどうかと――』

『でも三十代半ばからしてみれば、大学生レベルもアウトなんだぞ?』

『っ……んん………ある程度の年齢なら自分で考えるでしょう?その結果ならセーフです』

『ちなみに、大井はアウトなのか?セーフなのか?』

『そ、そりゃあ……セーフ…です』

『…………やべぇ』

『な、何がですか!』

『俺の嫁さんカッコカリめちゃくちゃ可愛い』

『んなっ!』

『そりゃそうだよなー。自分から考えて言ったんだもんなー』

『あ!いえ、その!』

『当然セーフだよなー』

『や、やめて下さい!』

ssとゲームにおいて言えることですが、球磨の使いやすさは異常

『……大本営からの通達』

『まったく…何をやらかしたんですか?』

『…………』

『……ほ、本当に何――』

『俺、単身でラウバル異動になった』

『なっ!……嘘…ですよね…?』

『……………………』

『単身って……私たちは置いていくってことですか?』

『ここには一定の戦力を温存させておくというのが上の意向らしい』

『……………………っ』

『…………来週には発つつもりだ……それと、後任が今日の昼に来るから』

『………………………………本当ですか?』

『………………俺は用事で出掛けてくる。後は頼むぞ』

『………………』



『……ふぅ…やっべぇ……笑ってないよな?』

『…………クマァ…』

『あ、球磨』

『偶然聞いてしまったクマ。でも…まさか今のは』

『え?嘘に決まってんだろ。戦力を温存するなら指揮官は変えるわけ無いじゃん』

『…………うわぁ』

『どうだった?……もしかしてバレバレ?』

『死にさらせ』

『えっ』

『……あれ?そういえばなんで球磨は俺の部屋にいたんだ?』

『えっと、ドッキリクマ』

『えっ…そ、そうか』

『は、話を戻すけどあれは無いクマ』

『そんなに?』

『……クマァ』

『ど、どうしたんだよ』

『今球磨は、自分を抑えることに精一杯クマ。うっかり集中力を切らせたら、提督に酸素魚雷ぶちこみそうクマ』

『……マジか』

『あの嘘は許されないクマ。万が一……億が一大井が許しても、球磨は泣くまで連撃をやめないクマ』

『一番バレそうなものにしたんだけどなぁ』

『むしろこれを選んだ提督の考えを教えろクマ』

『まずラウバルってどこだよ』

『クマ?ラウバルは…ラウバル?……ラ…バウル……あ』

『普通に、私がいないと何もできないーとか言われるのかと思ってたんだがなぁ…』

『そもそも!単身赴任なんてショックが強い嘘は駄目クマ』

『いや、俺が大井を置いていくわけねぇだろ』

『………………』

『そんなもん即誰かに譲るわ』

『提督は大井のことが好きなのか嫌いなのかわからなくなってきたクマ…』

『えっ』

『…………提督に良いことを教えてあげるクマ』

『なんだ?』

『提督が初めて有給を取ったときのこと、覚えているクマ?』

『あぁ…懐かしい。たしか呉まで行ったなぁ』

『あの一週間、大井の仕事はいつもより捗ってなかったクマ』

『……前から思ってたけど、あいつってメンタル弱い?』

『提督が弱くしたんだクマ』

『…………マジか』

『下手すれば今ごろ執務室で手首を――』

『えっ!?』

『十分あり得るクマ』

『それ先に言ってくれ!』

『早く行くクマ』

『呑気だなおい!行くぞ!』

『大井!』

『……提督』

『!大井……落ち着いて、手に持ったハサミを床に下ろせ…』

『提督はラバウルまで行ってしまうんですよね?』

『いや、ラウ……それはいいんだ。まず落ち着け。な?』

『落ち着く?愛する人と離れ離れになるんですよ?そんなの……ここに残る意味なんて無い』

『!待て、あれは』

『私の最期、しっかり目に焼き付けてくださいね』

『大井!待て!』



『ドッキリクマ!』

『……は?』

『て、提督は見事に騙されたクマ』

『…………』

『……え?…あ!』

『提督の嘘からのカウンタークマ!』

『……嘘…!』

『やられた!くそっ!』

『提督が嘘付いて自分の部屋に逃げて午後までやり過ごすことは予想できたクマ!だから予め大井と考えていたクマ』

『あぁー……お前らに一杯喰わされたのか』

『そういうことクマ。だから大井!もうハサミはやめていいクマ』

『え……はい』

『あー……ビビった。大井の演技力高すぎだろ』

『……質の悪い嘘は控えてくださいね?』

『反省しました……』

>>973
大井が本当の意味で病むがそれでもよろしいと申すか?

提督は歳をとるが艦娘はとらない、この意味が分かるよな?

『それにしても大井はスゴイな……あの演技、真に迫っていたぞ』

『ありがとうございます』

『お、大井はなんでもできるクマ!』

『買い被りすぎです』

(…………たぶんあの顔は、途中まで忘れてたクマ…)

『……球磨、どうかしたか?』

『な、なんでもないクマ』

本当はエイプリルフールにこじつけていちゃいちゃさせるつもりだったんだ……なんでこうなったんだよ

>>974やりました

>>975よくわかりません。どういうことになるんですか?(すっとぼけ)

やめろぉ……
未亡人とか、NTRのクッソ鬱展開しか浮かばねえんだよぉ……

曙光の神エオスは、惚れた男ティトノスに永遠の命を与えたけれど、不老を与えるのを忘れてた……男は蝉になったとさ

月の女神セレネは美男エンデュミオンに惚れたので、永遠に愛でるため目覚めることの無い眠りにつかせたとさ

『……提督』

『ん?』

『さっきの娘…誰ですか?』

『さっきの……あぁ、別の鎮守府の艦娘だ』

『へぇ……何故こちらまで?』

『なんだろうな……宣伝とか言ってたが』

『宣伝?』

『……そういやなんの宣伝か聞いてなかったな。ただ握手しただけじゃねぇか』

『…………』

『……なに恐い顔してんだよ』

『……その娘とは何も無いんですよね?』

『はぁ?今さっき知り合ったばかりだ』

『……ならいいんです』

『……あ』

『っ!』

『お前、心配してるのか?』

『そ、そんなこと!…』

『……いいか?こんな三十路過ぎたおっさんに好んで近づく奴なんかいねぇ』

『!』

『何より、俺もそこらの女捕まえて深い仲になろうとか……あっ』

『……な、なんですか?まさか浮気…』

『そうじゃねぇ。那珂だよ。確かあの娘の名前』

『…………』

『名前言って宣伝……アイドルかなんかか?』

『…その娘はどうでもいいんです!それより…今の言葉の続き……お願いします……』

『えっ』

『は、早くして下さい』

『いや…わかるだろ?』

『わかりません。結局なんと言いたかったんですか?』

『………………』

『………………』

『…はぁ……要するに――』




『大井』

『…………ふ』

『……?大井ー』

『ふふっ………』

『起きろクマー』

『起きてますよ………!?姉さん!?』

『…………執務室の前でにやけて…どうしたんだクマ?』

>>980安心してください。大井と提督はお亡くなりになりません

>>983やめろ……古傷が…

『……来てみたが、もう食堂は閉まってるか』

『……しょうがないですね。私が軽く作りますよ。提督はそこで待っていて下さい』

『お、頼む』

『邪魔しないでくださいね?最悪、手が滑って提督を微塵切りとかあり得ますから』

『怖いこと言うなよ…』

『さて、まずは……』

『…………』

『~♪』

『…………』

『~♪』

『…………』

『~♪……ひゃっ!?』

『うわ!びびった…』

『そ……それはこっちの台詞ですよ!いきなり後ろから……だ…抱きついてくれなんて……頭おかしいんじゃないですか!?』

『いや……つい衝動的に』

『ば、バカ!怪我したらどうするんですか!』

『一応確認してから抱きついたんだけど』

『確認したからって……台所は危ないんですよ!怪我したら私の仕事が増えるんですから!』

『……ん?俺の心配してくれてたの?』

『え?』

『俺、大井の安全を確認してたんだけど』

『え……!?』

『…………提督』

『んー?』

『あの、料理できましたけど』

『ん、ありがとう』

『いえ…そうではなく』

『なんだ?』

『いつまで……その…こうしているおつもりで?』

『こうって?』

『だから!……後ろから…ぎゅって…って、わかって聞いてますよね!?』

『あー……気持ちいい…』

『うわ……ちょっと…提督?頬擦りやめてもらえません?』

『いー匂いするわ…』

『うぎゃっ!?ちょっと離れなさい!……この!』

『痛っ!』

『はぁ……ようやく解放された…』

『なんだよ…俺が邪魔してたみたいな言い方』

『してたじゃないですか!私が調理してる間ずっと!』

『まぁ、ずっと後ろから抱きついてたな』

『しかも理由が衝動に駆られたって……なんですか』

『それを今の今まで抱かれるがままになって調理してたのは何処のどいつだ?』

『っ……それとこれとは…』

『ほ、ほら!馬鹿なこと言ってないでさっさと食べてしまいましょう!』

『ところで』

『……なんですか?』

『お前、何処のメーカーのシャンプー使ってるの?』

『まだ続けますか……当然提督と同じものですよ』

『…………なんで?』

『なんでって……提督がまとめ買いするからに決まってます』

『だよな……あの言い方だったら誤解されるからな?やめた方がいいぞ』

『誤解…?それで、なぜシャンプーの話を?』

『いや、良い匂いだったから』

『っ!?やめましょう!』

『えっ?』

『この話はここでおしまい!ほら、さっさと食べる!』

『俺利きシャンプーできるんだけど、あんな良い匂い嗅いだことなかったから気になって』

『そうですか!はい!これでおしまい!』

『お、おう……大井』

『んぐ!?………なんですか?』

『顔真っ赤だぞ』

『本当ですか!?』

『嘘』

『えっ……!?』

『ほら、さっさと食べちまおう』

『そんなことで騙されませんよ!』

『……ん!この和え物美味い』

『!……あ…ありがとうございます』

これで本当に終わります

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月03日 (水) 23:18:48   ID: f3HU1V4c

うんうん、これくらいのバランス感が丁度いいっすわ大井っちは

2 :  SS好きの774さん   2016年04月10日 (日) 09:51:13   ID: UWIosRTo

最近の子は、藤村の詩も知らんのか(困惑)<元スレ815
意訳すれば「大人になりきれていない少女(が)」。
前髪も(が)も、詩の二行目がないと意味がないから、タイトルだけの解釈なら省いておっけぇ。

でもな。…イッチよ。その詩の少女の年齢は12,3才のことを指すんだ。大井くらいの年齢のオb(このレスは飽和酸素魚雷攻撃を食らいました)

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