モバP「アイドルの能力をカンストさせる薬だとぉ!?」 (65)

モバP(以下、P)「一ノ瀬せええええ!そいつを寄越せええええええ!」

志希「いやぁ~、無いんだよね。それが」

P「そいつを寄越せええええええええええええええ!!」(田中敦子っぽい声)

志紀「美城専務っぽく言っても無理だからね」

P「」

志希「試作品を数本ほど君の机の上に置いていたんだけど、誰か飲んじゃったみたいで」

P「空っぽのアンプルが数本ほど……マジかよ。ってか、俺の机の上のもの勝手に飲むなよ」

ちひろ「それよりもアンプルに入った得体の知れない液体を飲んでしまったアイドル達の危機意識にツッコミましょうよ」


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P「だっ、誰が飲んだんだ!?」

ちひろ「さ、さぁ。誰でしょうねぇ?」

P「なぁ……課金の女神様。いたら教えてくれよ。こんな俺でも机の上のアンプルを勝手に飲んだアイドルを知ったっていいよな?」

ちひろ(どこのイシュヴァール帰りだ)

P「次のボーナス。全部ガチャに突っ込むから」

ちひろ「あ。そういえば、未央ちゃんプロデューサーさんを探しに来てましたね」

P「でかしたちひろぉ!!百万年無税!」

ちひろ「プロデューサーさんから税金取られる立場だったんですか!?」

P「今日の未央はドラマの撮影だったな。オラァ!行くぞ!一ノ瀬!!」

志希「レッスンあるからパス」


P「」


ちひろ(まぁ、未央ちゃんが薬を飲んだかどうかは分かりませんけどね……)

とある学校

未央「ちょっと待って!話が違うじゃない!私が武内くんの告白を断れば、千川さんへの嫌がらせはやめるって約束だったでしょ!」

生徒会長(演:新田美波)「あらぁ~。そんなお約束した覚えがありませんわ。契約書でもあれば、話は別ですけどね?オホホホホホホ!」

未央「この……」ギリッ

副会長(演:東郷あい)「怖い目付き。まったくこれだから庶民は嫌いだ。庶民は庶民らしく田舎に帰って梨の収穫でもしてなさい」

書記(演:佐藤心)「そうだ!そうだ!田舎に帰れ!」

生徒たち(エキストラ)「かーえーれ!かーえーれ!」

美波「無様!無様ですわ!やはり庶民にこの栄光ある美城女学院の制服は似合わない!」オホホホホホ

あい「書記。彼女に新しい制服を出しなさい」

心「ちゃんみお!新しい制服よ!」

未央「痛っ!――って何これ?囚人服!?」

ダニィ…?

>>4
あのSSの作者とは別人でう。

あい「貴方の選択は二つです。一つはこの退学届けにサインすること、もう一つはこの学園の最底辺Gクラスに入ること。一度入れば美城女学園の栄光を穢した者として未来永劫語り継がれることでしょう」

美波「もっともGクラスに入った時点で貴方の未来は死んだも同然となりますわ。ありとあらゆる権力が貴方の未来を潰しに来るのですから」

美波「さぁ。選びなさい。サインをして負け犬になるか、Gクラスに入って飼い犬になるか」

未央「良いよ。着てやろうじゃない。囚人服」

あい「馬鹿な!」

心「やべぇぜ。あいつ頭がイカれちまってる」

未央「飼い犬になっても負け犬に堕ちるつもりはないわ。私が這い上がるまで、そのデカい尻で椅子でも磨いてなさい。生徒会長」

美波「き、貴様ぁ!」

監督「カットー!」

監督「いや~。まさかこんなに良い撮が取れるとは思わなかったよ。お疲れさま」

美波「はぁ~。やっと終わりました……」

未央「迫真の演技だったね。もうみなみん恐怖症になりそう」

あい「自分のパーソナリティとかけ離れた役を演じるのは相当きついだろう」

心「え?26歳の制服姿はきついって?おいコラちゃんみお表出ろや☆」

未央「言ったの私じゃないから!あいさんだから!」

美波「未央ちゃんに嫌われたらどうしようって、ずっと思っていました」

未央「いやいや。嫌わないよ。むしろみなみんのせいで新しい扉を開けちゃった的な?」

心「え?マジで。じゃあ、明日から本田さんって呼ぶね」

未央「いや、ガチで引かないでよ。冗談だから」

未央「あ!ちょっと監督に聞きたいことがあるから、先に戻ってもらってもいいですか?」

あい「分かった」

美波「勉強熱心ね」







未央「あれ?監督どこかな~?」

P「お疲れ。未央」

未央「あれ?プロデューサー?今日は来れないんじゃなかったの?」

P「あ、ああ。急に予定が空いたからな。で、どうだ?調子は」

未央「いつも通りバッチシだよ。未央ちゃんはいつでも完璧です」エッヘン

P「……」

未央「どうしたの?」

P(未央の能力がカンストしているはずなんだけど……。いつもと変わらないなぁ)

P(ああ。そうか。そもそもドリンクを飲む前から未央は完成された存在だったのか)

P「未央は未央だなぁ」ナデナデ

未央「うわ~やめてよー。髪が乱れちゃうじゃん///」





ガシッ


P「へ?」

ロックなイケメン(声:小野大輔)「おい。その手を離しやがれ。お前が気軽に触って良い女じゃねえんだよ」

王子様みたいな金髪イケメン(声:櫻井孝宏)「ミオ。君に相応しいバラを見つけたんだ。どうしても君に渡したかった」

石油王(声:小野坂昌也)「ああ。こんなところにいたのですか。我が花嫁候補」

ダンディなおじ様(声:石塚運昇)「こらこら。落ち着きなさい。お嬢さんが困っているじゃないか」

P「なぁ……未央。全員と知り合いなんだよな?」

未央「そうだけど?」

P「あの凄くロックな格好をしている人。李衣菜ですら名前は知ってる世界的ロックスターだってこと知ってるよな?」

未央「知ってるよ。先月、音楽番組で共演してから友達になった」

P「そうかそうか。未央は友達を作るのが上手いなぁ」ナデナデ

未央「えへへ」

P「夏樹が知ったら卒倒するぞ」

P「じゃあ、あの王子様のような金髪イケメンがアカデミー賞を何度も獲得し、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに一番近い大スターだってことも知ってるよな?」

未央「知ってるよ。あの人の主演映画は何本か見たことあるし」

P「どこで知り合った?」

未央「テレビ局の中で迷子になった時、案内してあげてそのまま友達になった」

P「そうかそうか。未央は友達を作るのが上手いなぁ」

未央「えへへ」

P「ヘレンが自分のことを素粒子レベルって言ってしまうぞ」

未央「ミクロすぎて逆に凄い!」

P「じゃあ、あのアラブ系のイケメンが莫大な資産を持っている若き石油王ってのも知ってるよな?」

未央「知ってるよ。誕生日に油田の権利書をプレゼントしようとしてたから」

P「どこで知り合った?」

未央「浅草観光してた時に声をかけられた。一人目のお嫁さんが日本人だから、二人目も運命の人も日本で見つかるかもしれないって思ったらしい」

P「そうかそうか。未央はお嫁さんになるのが上手いなぁ」

未央「あんまり嬉しくないし、なってないんだけど」

P「クール大人組には気をつけた方がいいぞ」

P「で、あのダンディズム溢れるおじ様がイタリアの高級自動車メーカーの最高経営責任者だってことは知ってるよな?」

未央「知ってるよ。毎週、高級車を無理やりプレゼントしてくるから」

未央(車の維持費と駐車場の管理費用でウチの家計は火の車だよ。車だけに)

楓「ふふっ」

P「おい。何だ。今の25歳児」

P「どこで知り合ったんだ?」

未央「レースクイーンのお仕事をやってた時に軽くセクハラされて、つき纏われた」

P「よし。ちょっとあいつロードローラーで潰してくるわ」

未央「いや、そこまでは……」

P「え?もしかして未央ってタンクローリー派?確かに爆発による演出は捨てがたいよな」

未央「ロードローラーでもタンクローリーでも殺人だから!」

P「でぇじょうぶだ。どうせあいつの会社は排ガス不正問題で世界を敵に回すべ」

未央「それドイツの会社だから!」

おじ様「おや。ミオ。そこの男性は誰かね?」

ロッカー「テメェ。気安く未央に触りやがって!羨ましい!」

石油王「嗚呼!ミオ!私という者がいながら!」

ハリウッドスター「失礼ですが、どなたでしょうか?」

P「あ。これはどうも。未央の担当プロデューサーのモバPです」つ名刺





イケメンs「「「「どうもすいませんでしたーっ!!!」」」」土下座ァ!!





おじ様「まさかミオをアイドルに導いてくれたあのモバPさんとはいざ知らず」

ハリウッドスター「これは、とんだご無礼を。どうかお許しください」

ロッカー「腕掴んだり、暴言吐いたりしてすんませんでした!腕、大丈夫っすか!?」

石油王「お詫びに油田1個あげまース!」




P「……。何か色んな意味で個性的なイケメンたちだな。お前の好みはどれ?」

未央「私はプロデューサー一筋なんだけどな……」ボソッ

P「ん?何か言ったか?」

未央「何でもないよ」

ブバババババババババババババ・・・・・・



P「ん?何だ?この音は?」

ロッカー「おい。あっちから誰か走って来てるぞ。あと何かゴツいヘリ来てる」

未央「もしかして……」

傷だらけのイケメン(声:福山潤)「はぁ……はぁ……。僕の革命もここまでか。あぁ。ミオ。どうやら僕の革命はここまでのようだ。最期の時に君の顔を見れて良かっ……た」バタリ

未央「死なないで!海外ロケの時に私を誘拐したけど、何だかんだ丁重に扱ってくれたテロリスト(自称:革命家)のリーダーぁぁぁぁ!!」

P「……」




大佐(声:大塚明夫)「アイドルよ!私は帰って来た!」

未央「出演した映画のアクション監修を担当してくれた現役軍人の大佐!」

P「……」




宇宙人(声:???)「mびおせjsfkま;おzdふぉあ;いkbm@」

未央「第五十八億六千七百十一万九千五百十一次宇宙大戦に巻き込まれて母星を失って地球に流れ着いてきたウサミン星の人!?どうして地球に!?」




P「お前の人脈とコミュ力はどうなってるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

P(あ、そういえばカンストしてるんだった)

翌日



世界的有名なロッカー引退ライブを宣言!引退後は315プロへ電撃移籍!?

イケメンハリウッドスター!315プロへと移籍!一体彼に何が!?

イケメン石油王!日本へお忍び旅行!最後は妻(日本人)によって強制送還!

イタリア高級自動車メーカーCEO!16股が発覚!イタリア全土を巻き込んだ裁判に!

日本で拘束されたテロリスト!獄中の中で315プロへの移籍を宣言!「アイドルになって僕の革命を成し遂げる!」

英雄と称された伝説の軍人が作戦放棄!?理由は「アイドルに会いに行っていたから」

日本政府。宇宙人の存在を認める!ウサミン星との国交を樹立!

P「ハハハ。世界は凄いなぁ~」

ちひろ(目が笑ってない)

ヘレン「世界?」

ちひろ「呼んでない」

菜々「笑っていないでどうにかしてください!ナナが亡命してきたウサミン星の姫様とか噂されて、色んな組織に捕まって人体実験されそうになったんですから!」

P「ハハハ。菜々は人気者だなぁ~」

ちひろ(目が死んでる)

P「あ、そういえば、ちひろさん。未央を知らないですか?」

ちひろ「あれ?さっき来たのを見かけた気がするんですが……」

P「おかしいな。どこに行ったんだ?」

ちひろ(そう言えば、今日の未央ちゃん、やけに挙動不審だった気が……)

P「未央~。どこにいるんだ~?」

P(もしかして机の下か?いやまさか、輝子じゃあるまいし)

未央「」

P(居た!)

未央「え、え、え、え、え、えっと……あの……そそそその、きょ、今日はたたたた体調が悪いので、イ、インタビューのお仕事は、まままままままた後日にしようかなって」ガクブル

P(めっちゃコミュ障になってるうううううううううううううううう!!)

志希「あー。それ副作用があってね。しばらくするとカンストした反動でアイドルの能力値がゼロになるんだ」

P「それを先に言え!!」

未央「ふ……ふひっ」

未央「も、もう……お仕事、キャンセルしたので、おうちに帰っていいですか?」

P「薬を飲んだのは未央だったかぁ。でも志紀は数本って言っていたから、あと数人は薬を飲んでいるはずだよなぁ……」

P「効果が出るのもその後の副作用も個人差が激しいって言っていたし……」

P「ちひろさん。昨日、何か思い出せませんか?」

ちひろ「う~ん。私も事務作業が忙しかったので……」

P「とりあえず仕事しますか」

ちひろ「そうですね。その内、思い出すかもしれませんし」

2時後

P「ふぃ~。作業がひと段落ついたので休憩します」

ちひろ「はーい」





P「ちょっとソファーで横になるか。よっこらせ――――――痛っ!!」

ちひろ「ぎっくり腰ですか?」

机の下の未央「ぎ、ぎっくり腰?だだだだだ、大丈夫?」ガクブル

P「まだそんな歳じゃないですから!背中に何か刺さったんですよ」

P「また麗奈が何か仕込んで……って、何だこれ?鍵?」

ちひろ「プロデューサーさん。裏側に洋子って名前書いてありますよ」

P「あ。本当だ。あいつまた女子寮の鍵を忘れたのか。届けてやらないとな……って、洋子、今日から数日ほどオフだっけ?」

ちひろ「はい。福岡の実家に戻っているそうです。入院しているおじいちゃんのお見舞いもしたいそうなので」

P「ちひろさん」

ちひろ「はい?」

P「もしかして、洋子、昨日ここに来たんじゃないですか?」

P「昨日の昼頃、女子寮の管理当番だった早苗さんが見回りをしていた時はちゃんと洋子の部屋に鍵がかかっていた。――ということは、あいつは昨日ちゃんと女子寮の鍵を持っていた。しかし、今はそれがここにある」

ちひろ「――ってことは、洋子ちゃんは一度ここに来たってことになりますよね。私たちの知らない内に――――あっ!」





P「気づきましたね。ちひろさん。今、洋子の能力値がカンストしている!!」

ちひろ・机の下の未央「「な、なんだってー!!」」

福岡の病院

母「良かったわ~。お母さん一人じゃお見舞いの品を持っていけなかったわ」

洋子「ちょうど、オフが重なって良かったよ。それにしても随分とたくさんあるんだね」

母「お爺ちゃん。昔は体操の日本代表だったからね。けっこうな有名人だったのよ。それに加えてかなりのプレイボーイだったらしいから、昔のガールフレンドからの贈り物もあるかもしれないわ」

洋子「へぇ~。プレイボーイなのは知らなかったなぁ」

母「もう毎日違う女の子を隣に侍らせていたそうよ。お陰でお婆ちゃんも苦労して…」

洋子(プロデューサーさんみたい……)

母「洋子もきっちり捕まえておかないと、駄目よ」

洋子「捕まえるって?まだそんな相手いないよ。アイドルだから居たらまずいし」

母(あ……まだ自覚していないんだ。この子。お酒が入るとずっと『プロデューサーが……』『プロデューサーが―』って喚いているのに)

洋子「お爺ちゃん。入るよー」

祖父「おぉぉ…………洋子、か…………。すまんなぁ。もう目も、見えん。やっと、声で洋子だと、分かる……。待ってろ。今、起き上るから」

父「父さん。無理しないで」

祖父「孫娘の前だ。情けない姿は――うっ!!」

ピーッ!ピーッ!

洋子「お、お爺ちゃん!?」

父「は、早く医者を呼んでくれ!」

母「はい!」

医者「斉藤さん!斉藤さん!しっかりしてください!」

祖父「洋子。手を取ってくれないか……」
洋子「うん」ガシッ
祖父「ああ……。温かい……。洋子から生きる力が流れてくるのを、感じる……」





祖父「力が…………力がぁ!」




祖父「ふぉあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」








医者「な、何だ!これは!」

父・母「「(義)父さんが光り輝いている!!」」

洋子「お、お爺ちゃん!?」

医者「な、何が起こっているんだ!?」

茶髪の細マッチョなイケメン「な、何が起こったんだ!?儂は今、死にかけて……そしたら急に身体にエネルギーが流れてくる感覚がして……」

洋子(わ、若返ったー!?)

祖父「おお!身体が軽い!軽いぞ!体操の日本代表だった頃のように体が軽い!ヒャッホー!最高だぜえええええええええええ!!!」

洋子「お、お爺ちゃん?」

祖父「ありがとう。洋子。お前のおかげで第二の人生を迎えることが出来た。ああ。これがアイドルの力か。素晴らしい」

洋子「いやいや違うから!アイドルそんなに凄くないから!確かに触れた観葉植物がちょっと元気になったり、『洋子と同じ湯に入ると若返った気分になる』とか言われるけど、さすがに数十年も若返らせる力はないから!」

医者「な、なんてことだ!このことを研究して論文にしなければ!これで私も院長に!そこの君!私に協力してくれ!私の成り上がりのために!」

ガシッ

洋子「えっ!?」

医者「ぜひとも君の手を研究させ――ふぉあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」


洋子「お医者さああああああああああああああああああああああん!」


医者(若き日のイケメン姿)「ああ。私はなんて醜いんだ。私の医療は一人でも多くの人を助けたいという目的を失い、自らの地位と金を守るための手段になっていた。ありがとう。君のお陰で目が覚めた」


洋子(健全なる肉体を手に入れたから健全なる魂が宿ったの!?)

老人「わ、儂も若返らせてくれぇ~!」

老人2「儂もじゃ!」

老婆「町内を震撼させたナイスバディを取り戻すんじゃ~!」

「儂も」
「儂も!」
「儂が先じゃ!」
「儂こそ先じゃ!老いぼれ!」
「お前こそ老いぼれじゃろうが!」
「煩い!儂はまだ96歳じゃ!」
「だったら年功序列じゃ!若造!儂は100歳じゃ!譲れ!」
「どくんじゃ!老害!」
「78歳の私に比べりゃ2人とも老害じゃ」

数日後

P「お!洋子。実家はどうだった?」

洋子「プロデューサーさ~ん。助けてくださ~い」



「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」「洋子様!」ゾロゾロゾロゾロ


P「なんか白装束の人たちがたくさん来たー!」

ちひろ(あの支配力。私も欲しい!)

洋子「かくかくしかじかさいとうようこ」

P「うん。なるほど。それで洋子を崇めるカルト宗教の誕生か」

洋子「私どうなっちゃうんですか~!」

P「名前は美乳教と美脚教。どっちがいいかな?洋子的には美肌教も捨てがたい?」

洋子「ふざけてないで助けろぉ!!」ガシッ





P「ふぉあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

机の下の未央「ぷ、プロデューサー。大丈夫かな……?」←副作用継続中

P「あ……い……ど……る……」バタリ

ちひろ洋子未央「「「ミイラ化して逝ったあああああああああああああああああああ!」」」

「シシ神様じゃ!」
「あのお方は命の授与と奪取を司るシシ神様だったんじゃ!」
「あのお方にとって命とはガムの包み紙のように軽い存在なんじゃ!」
「嫌じゃ!まだ死にとうない!安寧とした老後を生きるんじゃ!」
「逃げろぉ!与えた分、命を吸われるぞぉ!!」



洋子「これで……解決したんですかね?」

ちひろ「それ以上の問題が今ここで発生しているんですけどね」

P「助……け……て。死んじゃう……」

いつき「で、洋子とプロデューサーはずっと手を繋いでいるわけなんだ」

洋子「そうなの。副作用で今は触れた人間の命とか健康とか若さとか生命力とか吸い取っちゃうし、吸い取らないと今度は私がミイラ化しちゃうから」

智香「でも、どうしてプロデューサーさんなんですか?」

ちひろ「プロデューサーさんはスタドリとエナドリで常に生命力を補給できますから」

いつき「それ、プロデューサーは大丈夫なの?」

ちひろ「大丈夫ですよ。今はスタドリとエナドリを点滴しているのでギリギリ生命力は維持していますし、いざとなったら晶葉ちゃんと志希ちゃんが作った生命維持装置も繋ぎますので」

いつき「いや、それは大丈夫とは言わない」

P「ははは。大丈夫。ずっとアイドルを握手出来るんだぞ。全国1億人の洋子ファンが知ったら憤死――グハァ!」

ちひろ「あぁ!無理しないでください!」

いつき「むしろプロデューサーが憤死しそうなんだけど」






智香「その後、洋子さんの副作用は夜も続きました」

いつき「そして翌朝、部屋から出て来たすっかりツヤツヤになった洋子と干からびたプロデューサーの姿は多くのアイドル達の間で誤解を生み、第五次女子寮戦争の幕開けとなった」

智香「誤解って何のことですか?」

いつき「智香は知らなくていいよ」

P「さて、残り数人、ってかあと何人いるのか分からないけど、とにかくカンストしたアイドルを特定して、副作用の対策を取りましょう。じゃないと俺が死んでしまいます」←スタドリ・エナドリ点滴中

ちひろ「そうですね。未央ちゃんは未だにコミュ力ゼロですし、洋子ちゃんはプロデューサーさんからエネルギードレインしてますし」

机の下の未央「え、えっと、どなたでしょうか?も、もしかして私の知り合いなんでしょうか?すみません。あんまり覚えていません」

凛「」

卯月「」

洋子「はぁ……はぁ……Pさんの熱いの(※生命エネルギー)が私の中に……。あぁっ……もっと……もっとくらさい!」ハイライトオフ

いつき「智香は見ちゃだめ」目隠し

智香「音声だけの方がむしろエロいんですけど。逆効果なんですけど」

P「くそぅ!志希の奴め!とんでもないものを作りやがって!このままじゃ未央の人間関係と俺の命と洋子の貞操と俺の理性が崩壊する!早くどうにかしてくれ!」

ちひろ「志希ちゃんならアメリカロケで1ヶ月ほどいませんけどね」

P「ふざけんな!こんな時にアメリカロケだと!?誰だ!?そんなスケジュールを組んだ奴は――――――あ、俺か」

ちひろ「……どうするんですか」

P「どうするもこうするも、副作用が終わるのを待つしかないじゃないですか。あとは薬を飲んだアイドルを早く特定して、被害を最小限に抑えるぐらいですかね。またカルト宗教でも作られたら困りますし」

ちひろ「でも、これ以上思い出すのは……」

瑞樹「おは……よう、ございます」

ちひろ「あ、川島さん。お早うございます」

未央「え、ええっと、お、おはよう、ございます」

洋子「ぷろりゅーしゃー。今日もたくさん(※生命エネルギーを)くださいね~」

瑞樹「なるほど。わかったわ」

P・ちひろ(それ絶対に誤解してる!)

瑞樹「分かった分かった分かった。もう分かったわ。だからもう分かったわ。もう良いからもう分かったから。プロデューサー君たちの言いたい事も言ってる事も分かったわ。 全部わかった。全部。すごいわかったわ。ものすごくわかったわ。こんなにわかったの初めて。初めて分かり合えたわ私達。だからわかってるわかってるのよそれもわかるわ。わかってるわ。わかりまくったわ。言うまでもなくわかってたわ。実を言うとわかってたわ。 始めっからわかってたわ。わかってた上でさらにわかってたわ。二重にわかってるから。むしろわかりすぎてヤバイくらいだわ。全部わかるんだもん。わかっちゃうんだもん。プロデューサー君たちもわかってきたんでしょう?それもわかるわ」

P・ちひろ「「誤解です誤解です誤解です。もう誤解です。だからもう誤解です。もう良いからもう誤解ですから。瑞樹さんの言いたい事も言ってる事も誤解ですから。全部誤解ですから。すごい誤解ですから。ものすごく誤解ですから。こんな酷い誤解初めて。初めて誤解しまくってますよ川島さん。だから誤解です誤解ですから。それも誤解ですから。誤解ですから。誤解しまくってますから。言うまでもなく誤解ですから。実を言うと誤解ですから。 始めっから誤解ですから。誤解した上でさらに誤解してますから。二重に誤解してますから。むしろ誤解しすぎてヤバイくらいですから。全部誤解なんだもん。誤解なんだもん。川島さんも誤解じゃないかって思っているんでしょう?それも誤解ですから」

未央「誤解がゲシュタルト崩壊……」

瑞樹「要するに志希ちゃんの作った薬を未央ちゃんと洋子ちゃんが飲んだんでしょう。未央ちゃんはコミュ力がカンストしてイケメンパラダイスした後に副作用でコミュ障になって、洋子ちゃんは莫大な生命エネルギーで新興宗教の教祖になりかけたけど副作用で生命エネルギーを常に吸収する体質になって、エナドリ・スタドリで生命力を安定供給できるプロデューサー君に頼っているんでしょう。わかるわ」

P・ちひろ「「正解!」」

P「ど、どうして分かったんですか!?今日まで地方ロケだったのに」

瑞樹「いや、だって分かるもの。パッと見ただけで全部分かったわ」

P「超能力者か何かですか」

ちひろ「プロデューサーさん」チョイチョイ

P「どうかしましたか?ちひろさん」

ちひろ「もしかして何ですけど、川島さんも飲んじゃってるんじゃないですか?志希ちゃんの薬」

P「あぁ~(納得)」

瑞樹「不思議な感じだわ。今なら世界の全てを理解できるような気がするの」

P・ちひろ((これって、今の内に知りたいことを聞いた方が得なんじゃね?))

ちひろ「今、プロデューサーさんの財布にはいくら入ってますか?」

瑞樹「250円よ。分かるわ」

P「本当だ!250円しかない!」

ちひろ「少なっ!小学生の財布じゃあるまいし!」

P「じゃ、じゃあ、まゆが俺の部屋に仕掛けている盗聴器の数と場所を教えてください!」

瑞樹「まゆちゃんは1個も盗聴器を仕掛けていないわ。勿論カメラも」

P「ま、マジですか。意外だった」

瑞樹(まゆちゃんは……ね)

P「菜々さんって何年生まれなんですか!?」

瑞樹「ウサミン歴484156314534153155646331534545241154232465653年生まれよ」

P「わけわかんねえ!」

ちひろ「そんなくだらないことより、肝心なことを聞きましょうよ!」

P「あ!そうだった!」

P「志希の薬を飲んだアイドルを教えてください!」

瑞樹「未央ちゃんに洋子ちゃんに私。それと――――わからないわ」

P・ちひろ「「え?」」

瑞樹「分からないわ」

P(肝心な時にアイドル力がゼロになったー!!)

それから1時間後

薫「瑞樹おねーちゃん!これ教えてー!」

瑞樹「分かったわ」

1時にしょうこちゃんはキノコの採集に出かけました。

それから30分後、ののちゃんはしょうこちゃんの忘れ物に気付き、走って追いかけました。

しょうこちゃんが歩く速度は時速4キロメートル、ののちゃんが走る速度は時速1兆6000億ナノメートルとします。

大気圏からスカイダイビング中のさちこちゃんがののちゃんに激突するのは何時ごろでしょうか?

※さちこちゃんのパラシュート展開による落下速度の減衰は考慮しないものとする。



瑞樹「わからないわ」

P「小学生レベルの問題が分からないなんて。重症だ」

ちひろ「いや、こんなの分かるわけないじゃないですか!」

それから1ヶ月後

P(薬を飲んだアイドル達の副作用は完治し、いつもの日常が戻った)

P(しかし、カンスト瑞樹の発言からして、薬を飲んだアイドルは他にもいるはずだ。そして、アメリカから戻って来た志希によると試作の薬は5本置いたらしい。あと2人はいるはずなんだ)




P(一体誰なんだ)




ちひろ「プロデューサーさん。そろそろ時間ですよ」

P「あっ、もうそんな時間ですか。じゃあ、ほたるのライブ会場に行ってきます。終わったらそのまま直帰しますんで戸締りお願いします」

ちひろ「分かりました」

某会場
P「こんなにも大きな会場でソロライブ。ほたるも有名になったな」

スタッフA「もうお客さんがたくさん並んでいますよ。いつもなら事故や災害でみんな遅刻してしまうのに」

スタッフB「機材の搬入終わりました!アクシデント無しですんなり行くとは思いませんでした!」

スタッフC「全設備の点検終わりました!もうこれ以上言いようのないくらい問題なしです!」

医者「スタッフ全員のメディカルチェックが終わりました。みんな生活習慣病の心配すらいらないくらい健康体です」


観客A「うぅぇぇぇぇぇぇぇん!おでばじべでぢごぐぢながった~(俺、初めて遅刻しなかった~)」

観客B「泣くな。同志よ!今日こそはほたるちゃんのライブでアンコールを叫ぶんだ!」

観客C「おお!あれは事故や災害やその他諸々の理由で一度もライブ会場にたどり着けなかったファンクラブの会長ではないか!」

会長「俺……初めて会場に着いた……。もう死んでもいいや」

P「順調だ。何もかもが順調だ」

ほたる「プロデューサーさん。私、もしかしたら、初めて、アクシデント無しで最後までライブが出来るかもしれません」

P「最後までなんかじゃない。アンコールだって実現するぞ!」

ほたる「あ、アンコール!?あのアンコールですか!?」

P「ああ!」





P「…」

ほたる「…」





P(……でも、こうも順調すぎると……)

ほたる(逆に不安になっちゃいますよね)

スタッフ「うわぁ!何だお前ら!」

スタッフ「やべぇぞ!こいつら銃持ってる!」

テロリスト達「「「ヒャッハー!この会場は俺たちアイドル解放戦線が占拠した!」」」



P「やっぱりか」



観客「おい!あっちの壁が崩落して何か入って来たぞ!」

ブリツェン(全長150メートル)「ブモォォォォォォォォォ!!!!!」

科学者「なんてことだ!実験中だった生体兵器ブリツェンが暴走するなんて!」

自衛隊「これ以上犠牲者を出すな!この会場で戦線を構築して防ぐぞ!」

自衛隊「戦車隊!突入します!」

スタッフ「ああっ!ステージセットがあああああああ!!」




ほたる「プ、プロデューサーさん。空に変なのが?」

P(何か時空の穴っぽいのが出て来た!)

魔王「我らの戦い。ここで決着をつけようぞ!」

勇者「おう!」




スタッフ「おい!ここは関係者以外立ち入り禁止だし、ここら神崎蘭子のライブ会場でもないぞ!」

超能力高校生A「ふははははは!悪魔の力を手に入れた!これで俺を止める者などいない!」

超能力高校生B「くそっ!早く何とかしないと世界が滅亡しちまう!」




スタッフ「うわああああ!空から巨大ロボが!」

敵のエース「どうした?それで終わりか?つまらない最期だったなぁ!」

パイロット「動け!動けよ!キラリンロボMk-2!……くっ!敵に情報を奪われるぐらいなら、動力炉を核爆発させてでも!」






P「ああ~。こうもトラブルが続くと、ほたるのライブだなぁ~って思うよ(泣)」

ほたる「逆に安心しました(泣)」

会場「あかん。みんなが暴れるから崩壊5秒前」グラグラ

観客&スタッフ「「会場が崩れるぞー!逃げろおおおおおお!!」」



ドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!




P「うっ……瓦礫が圧し掛かって動けない……」

ほたる「プロデューサーさん!?」

P「ああ。ほたるか。無事で良かった。早くここから逃げるんだ。お前に何かあったら」

ほたる「嫌です!プロデューサーさんを置いてなんて!」

P「俺はもう駄目だ。」

ほたる「んぐぐぐぐぐぐ……」

P「バカ!これ何キロあると思ってるんだ!?お前一人じゃ持ち上がるわけないだろう!」

P「俺のことはもう諦めろ!せめてほたるだけでも!」


ほたる「私は……」

P「?」

ほたる「私は……みんなを笑顔にするためにアイドルになったんだ!こんな不幸!覆してやる!」



挿入歌 「feed A」 oldcodex
https://www.youtube.com/watch?v=ZF-2oSEWXeE


P(ほたるの精神的強さがカンストした!あと眉毛が太くなった!)

魔王「煩いぞ。戦いの邪魔だ小娘。まず貴様から消して――」

ほたる「今私のプロデューサーさんがピンチなんです!黙っててください!それか助けてください!」

魔王「え……あ、はい。ごめんなさい。今助けます」ビクッ

勇者「魔王。一時休戦だ。人を救えなくて何が勇者だ」

未央「ほたるん!」

志希「あー。こりゃ大変だね」

P「未央に志希!?どうしてここに来たんだ!?ってか、どうやってここまで来れたんだ!?」

志希「水臭いな~。せっかく増援を呼んできてあげたのに」

P「増援?」

志希「あ、未央ちゃん。とりあえずこれ飲んでね」

未央「分かった!」グビッ




マッチョA「HEY!MIO!こんな危機に俺たちを呼ばないなんて水臭いぜ!」

マッチョB「MIOのためなら全身全霊全筋肉を酷使してご奉仕するぜ!とりあえず、この瓦礫を持ち上げれば良いんだろ?」

未央「ミュージカルで共演した役者さんたち!」

テロリスト達「リーダーから話は聞いてますぜ!ミオさん!俺たちも助太刀しやす!」

科学者「よく見れば本田くんではないか。あの時は世話になったよ」

生体兵器ブリツェン「ブモオオオオオオオオ!」

自衛隊「災害救助は任せろー!」

勇者「よく見れば、ミオじゃないか!また出会えるなんて!」

魔王「ほぅ。彼女が貴様の言っていた異界の使者か」

超能力高校生B「本田さん!?また戦いに巻き込まれたのか!?早くここから逃げるんだ!」

超能力高校生A「一時休戦だ。こんな邪魔がいれば興が冷める」

パイロット「くそぅ!キラリンロボが動けばこんな瓦礫!」

敵のエース「こんな時に私の機体もエネルギー切れか。仕方ない。人力で瓦礫を持ち上げるぞ!」

P(凄くね?未央の人脈すごくね?もう俺、外回りとかしなくてもよくね?)



「「「「「「ぬううううううううううううううううううううううん!!!!!」」」」」



P(駄目だ。全然瓦礫が持ち上がらない。どうすれば……)

小梅「増援……連れてきた」

P「小梅!?危ないだろ!早くここから離れ……増援?」

志希「私が呼んだんだよ。あ、まずこれ飲んでね」ポイッ

小梅「うん」グビッ


ヴォアアアアアアアアアアアアア・・・・・・・・・

P「ん?何だ?このうめき声は……」





ゾンビたち「ヴォアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」



未央「うわあああああああああああああああああ!!ゾンビ大来襲!!」

小梅「ゾンビキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!」

未央「表現古っ!だけどめっちゃ嬉しそう!」



ゾンビたち「ヴォアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

未央「うわあああああああああああああああああ!!みんなで瓦礫を持ち上げようとしてる!親切!」




ゾンビたち「ヴォアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!腕の骨折れたああああああああああ!!!」

未央「あぁ!やっぱりゾンビじゃ耐久力が!」

洋子「ここは任せて!」

P「洋子!?」

志希「はい。これ飲んでね」

洋子「こんなところで折れたら、私達のライブには付いていけないわよ!」ガシッ

P「洋子!そいつらもう死んでいるんだから、健康にしたところで……え?」




ゾンビたち「ヴォアアアアアアアアアアアアア……生き返ったああああ!!」


元ゾンビ「ふんぬぅぅぅぅぅ!!力が漲るぅ!!関ヶ原のことを思い出すわぁ!!」

元ゾンビ「敵か!?これは鬼畜米英の空襲か!?」

元ゾンビ「やべえ!PCのエロデータ消さねえと!」

元ゾンビ「知ってたしー!ブルータスも俺を裏切っていたこと知ってたしー!」



元ゾンビ「やっぱりユダの奴!許せねええええええ!!」

元ゾンビ「天上天下唯我独尊。まさか、またこの言葉を出す日が来るとは」


P「なんかとんでもない人(神?)をよみがえらせちゃった!!」




「「「ふんぬううううううううううううううううううううう!!」」」



未央「瓦礫が浮いた!」

ほたる「プロデューサーさん!今の内に!」

P「くっ!足が折れて動けない!」

ほたる「私が抱えていきます!」お姫様だっこ

P(なにこのほたるん。マジイケメン)キュンッ

未央「ときめいてないで早く!」




Pたちが無事脱出した後、会場は崩壊。ライブは中止となった。

それから数日後

みく「にゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!ほたるチャンがまた首を吊ろうとしてるにゃあああああああああああああああああああ!!」

P「早まるなっ!ほたる!」

ほたる「離してください!私はもう駄目なんです!」

ほたる「朝のテレビの星座占いで8位だったんです!これはきっと何か悪いことが起きて、みんなも私の不幸に巻き込んでしまう前兆なんです!それなら死ぬしかないです!」

P「良いじゃないか!8位で!俺なんて最下位だぞ!」


机の下の未央「あ、あれって、ど、どういうこここここと、なのかな?」

ちひろ「どうも薬の副作用で精神的に凄く弱くなってしまったそうですよ」

机の下の未央「た、大変だね」

拓海「どうしたんだ?そんな部屋の隅っこで小さくなって……」

涼「小梅が……」グスッ

拓海「喧嘩でもしたのか?」

涼「小梅が……小梅が一緒にホラー映画を見てくれない」グスッ

拓海「は?」

涼「いつもは私が引くぐらい目を輝かせるのに、今日一緒に見ようとしたら、パッケージ見ただけで逃げ出したんだ」グスッ

小梅「幽霊、ゾンビ、スプラッタ、怖い……」ガクガクブルブル

涼「あ、でも『夜中のトイレ怖い。一緒に来て』ってお願いしてくる姿は可愛かったな」

拓海「結局惚気てんじゃねーか!」






洋子「プロデューサーさん……ハァハァ……今日も、しっぽりと……いきましょうね(生命エネルギーの供給を)」

P「ソウデスネ。生命エネルギーノ補給ヲ」(遠い目)

ちひろ「はい。点滴用のスタドリとエナドリ。置いておきますね」

晶葉「生命維持装置も置いておくからな」ゴトッ

P(志希が俺の机に置いたアンプルは5本。そして、それを飲んだのは未央、洋子、川島さん、ほたるの4人まで判明した。あと一人……あと一人は誰なんだろうか)

ニャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

P「どうしたー?みく。またアーニャが事務所にIS-2で出勤してきたのかー?悔しかったらお前もクルセイダーMk-3で――」

みく「卯月チャンが!卯月チャンが!」

P「卯月がどうかしたのか?」

みく「口じゃ説明できないから、実物を見るニャ!!」コッチコッチ!

P「あ、ああ」

卯月「HIUTK+UGUYLIU(‘YIO(&%TOP14{+KBVKTYL&DSXIOYGO`!!!!」カサカサ!

P「卯月がよく分からない言語を叫びながら、『お前それどこで買ったんだよ!』って聞きたくなる奇怪な服に身を包みながら、ブリッジで高速移動してる!!気持ち悪い!!」

凛「アハハハハハ……。卯月はアレクサンダのインセクトモードのモノマネが上手いね……」ハイライトオフ

みく「あまりの衝撃に凛チャンが現実逃避してるにゃ!早く目を覚ますにゃ!正気に戻って!」

凛「失望しました。ニュージェネやめてトライアドプリムスでの活動に専念します」

みく「やっぱり正気に戻らないで!」



P「ああ。最後の一人は卯月だったのか」

おわり

乙。
卯月は日本のアイドル基準の普通から宇宙・世界レベルのアイドル基準の普通にランクアップしたのかな?

>>60
卯月の普通さがカンストしていたけど、普通だから誰も気づかず、副作用で普通さがゼロになったと俺は解釈。

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