ジャムおじさん「お前らはもう古いッ!」 (9)

アンパン「そんなこと言われましても……」

メロン「少なくともメロンパンの売れ行きは好調よ?」

カレー「昼飯は毎日カレーパンだって人も居るくらいだしよ」

食パン「新しけりゃいいってもんじゃないでしょ」

ジャム「黙れッ! 私はパンに命をささげた男! お前らのような平凡なパンで満足していては駄目なんだ!」

アンパン「……まぁ新作パンを生み出すことに反対はしませんが、僕らの顔はこれまで通り作ってくださいよ?」

ジャム「いや、お前らの顔のアフターサービスは本日をもって終了する」

メロン「え、この顔が最後なの?」

カレー「腐ったらどうすんだ!」

ジャム「知るか! 防腐剤でも常備しておけ!」バタンッ

食パン「なんて無責任な……」

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***

ジャム「おいしくなーれ……おいしくなーれ……」ブツブツ


アンパン「どうしちゃったんですか、ジャムおじさん……」

バタコ「さあ……。『私はパンだ、パンなんだ……』って呟いてたけど……」

メロン「ジャムでしょ……」

カレー「それより食パンマン、ちょっと青かび生えてないか?」

食パン「昨日かびるんるんに囲まれまして。『やめろ!』って本気で怒鳴ったらびっくりして逃げていきましたが……」



ジャム「新ジャンルの開拓は私の長年の夢……。アイディアノートは既に20冊を超える……。今まではアイツらのせいで時間をとれなかったが、今こそ新作パンで歴史に名を残すのだ……」ブツブツ


***

ジャム「うーん……どれも糞みたいなアイディアだ……」ペラペラ

ジャム「たくあんパンなんて売れるかッ!」バシッ ペラリ

ジャム「……む、これだ! 天むすのパンバージョン! エビ天を米粉パンでロール。サクサクともちもちのイリュージョン! 新しいぞ!」

ジャム「ご飯に合うものはパンにだって合うに決まってる!」

ジャム「そうと決まれば早速エビ天の確保だ!」ダッ


バタコ「うーん、あんまり美味しくなさそうね……」

アンパン「揚げ物系はコロッケパンとかがありますからね」

メロン「ジャムおじさんは発想力が貧困なのね」

カレー「それより食パンマン、カビが進行してないか?」

食パン「はい、今朝鏡見てびっくりしました。あんまり私に近づかない方がいいですよ?」

アンパンマン「ぼく、アンパンマン!」

斉木(彼が実在すればどれ程楽な人生だったか
隕石砕くのは骨が折れるぞ…)

ワンパンマン「俺は埼玉。趣味でヒーローをやってる」

斉木(こいつにはなぜか居て欲しくは無いな)

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