チノ「ご注文は無罪ですか?」 (93)

ココア「ご注文は無罪ですか?」
ココア「ご注文は無罪ですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/1451826886/)

前作の続編です。逆裁風味の ごちうさSSです オリャラも出ます。
-------------
【???】

「金は天下の回りもの」

「金さえあれば何でも手にはいる」

「では金がない時は?」

「答えは簡単」

「「金を作ればいい♪」」

闇に響く二つの声
その声の先には

紙が何枚も地面に落ちていて
紙の束を持ち眠る千夜の姿があった


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453865938

*姉妹で逆転*


【ラビットハウス・朝】

チノ「早いですねココアさん」テキパキ


ココア「うん、お客さん最近増えてるし、頑張らなきゃ!」パジャマ


チノ「ほとんどが<美少女弁護士の>ココアさん目当てですが…」

ココア「アウチさんが1度来てくれたよねー」パジャマ


<カランカラーーン

シャロ「た、大変!!千夜が捕まったのよ!」


ココチノ「「」」


ティッピー「なんとまぁ…」

【拘置所・朝】

チノ「まさかまた来ることになるなんて…」


ココア「親友のピンチだからね! 絶対に勝つよ!」


チノ「気合入ってますね。空回りしないよう気をつけて下さいよ?」


ココア「大丈夫、大船に乗ったつもりでいてよ!」キリッ


千夜「あ……ココアちゃ…ん、チノちゃ…ん来てくれたのね…」ドヨーン


チノ(既に沈没寸前!!)

ココア「千夜ちゃん!何の罪で捕まったたの?詳しく教えて!」つメモ


チノ「前回はリゼさんが器物破損でしたが…」


千夜「あぁ指名弁護人(前作参照)のことだけど……」
「ココアちゃん、悪いことは言わないわ 今回は手を引いた方がいいわ。」ドヨーン


ココア「え゛!?」


チノ「弁護を断ると…そういうことですか?」フム


千夜「委任状は用意したの…受け取って」ドヨーン


【委任状・千夜ちゃんがココアを指名弁護人として認めた物】

ココア(…千夜ちゃん一体なにかあったの?)

チノ「千夜さん、捕まった場所はどこです?」


千夜「前ココアちゃんが呼び出した公…園」ドヨーン


ココア「あそこだね」メモメモ


チノ「えっと…犯行時間は分かりますか?警察の人に聞かれたはずです」フム


千夜「昨日の夜8時よ…」ドヨーン

ココア「え?でも昨日は…」


チノ「皆さん、9時までラビットハウスで たこ焼きパーティしてましたよね!」


千夜「楽しかったわ…よね」ドヨーン

【アリバイ証言・千夜は夜9時までラビットハウスで たこ焼きパーティをしていた】

ココア「千夜ちゃん…何か隠してる?」ジトー


チノ「何言ってるんですか?全くしょうがないココアさんです」


千夜「隠して……あ、そうだココアちゃん、宿題なんだけど」

ココア「ああ!宿題だね」


チノ(?)


千夜「【警察の人に押収されちゃったの…】ゴメンなさい」


ココア「ええーー!?そんなーー!」ガーン


チノ(? ?)

ココア「じゃあ早速行こうチノちゃん!」


チノ「まずはラビットハウスにもどりましょう」


千夜「甘兎庵の様子も…見てきてね…」ドヨーン



【ラビットハウス・昼】
リゼ「二人ともお帰り」


チノ「すみません留守番を頼んでしまって…」


ココア「千夜ちゃんから委任状をもらったよー」


リゼ「私の裁判から1ヶ月しかたっていないのにか…」
「あ、そうだ朝刊に気になる記事が載ってたぞ」つシンブン

【朝刊の表・作家、青山ブルーマウンテンの新作が大ヒット】

ココア「へぇー青山さん新作出したんだ!」ペラ


リゼ「あー、そっちじゃない裏のほうだチノ」


チノ「裏面…ですか?」ペラ


【新聞の裏・ギンドー5当選番号発表!】



ココア「これ…宝くじ?」


リゼ「あぁ、チノが一枚だけ買ってたのを思い出してな」


ティッピー「当たれば100万円か一…」


ココア「へぇー、5つの数字を並べて当てるんだぁ。 チノちゃんの番号は?」ワクワク


チノ「54321です」キリッ

チノ「外れてました…」ショボーン

ココア「気を取り直して、捜査に行こうチノちゃん!」


リゼ「店番はまかせとけ!」ビシッ


チノ「仕方ないですね…今回だけですよ?」スタスタ




【公園】

ココア「見て見て!ウサギさんが地面にある紙で遊んでるよ!」


チノ「かわいいです!」キラキラ



<<キーーーン! ~であるからして!ココは立ち入り禁止であります!


チノ「な、なんですかこのサイレンのような声と音は!?」


ココア「あそこでウサギたちと追いかけっこしてる警察の人じゃない?」ユビサシ


??「本官の言うことをきいてください! 現状保存が鉄則であるからしてえーーー!」キーン

ココア「お巡りさーん!聞きたいんだけどー」フリフリ


??「あ、ココは関係者意外は立ち入り禁止であります!」タタタ


チノ「私たち、ここで捕まった千夜さんの弁護人です。委任状もあります」つ


原灰ススム「自分は原灰ススム! 見てのとおり警察官であるからしてえーーー!」キーン


ココア「その拡声器は止めて欲しいかな…」アハハ

チノ「ところで、この地面に落ちている紙は…は!?」


ココア「なになに?ギンドー5……ってチノちゃんが買った宝くじだ!」


原灰「はいぃ!!、今朝当選番号が発表された宝くじであります!」


チノ「え…あちこちに散らばってますが……大丈夫なんです?」キョロキョロ


原灰「大丈夫でありますよ?【全部ハズレ】でありますから」アハハ


ココア「まさかぁ全部調べたわけじゃ…」


原灰「本官、頑張ったであります。前(本家4参照)は色々ありまして…名誉挽回のために頑張ったでありますうーーー!」キーン

ココア「ということは千夜ちゃんの罪は…」


チノ「【窃盗】ですか…」フム


ココア「大事件…だね。千夜さん大変だなぁ」


原灰「しかし…弁護士も大変で、ありますよ?」


チノ「それは…どういう?」


原灰「この木組みの町始まって以来の【天才検事】が今回の検事ですから」アハハ


ココア「天才検事!?」

チノ「天才検事?聞いたことありませんが…」


原灰「まぁ法廷にほどんど出て来ない方らしいですから」


ココア「原灰さんも会ってないんだ…」


原灰「だかしかし!噂なら山程きいているであります!」
「天使のような声を持ち悪魔のような言葉で語る。気づけば犯人が自白してしまうという…」

チノ「なんと恐ろしい!」ビクッ

原灰「付いた呼び名が【堕天使】であります!弁護は諦めることでありまーーーす!」キーン


ココア「忠告ありがとう。でも私も…親友が捕まってるんだ。諦めないよ!」

今日はここまで。前回同様、不定期更新・推理は低クオリティーです
検事はダレデショー

【甘兎庵・夕方】


ココア「おばあちゃん元気そうでよかったね」


チノ「はい…絶対に明日は無罪を勝ち取りましょう」


ココア「あ、そうだチノちゃん明日はコーヒーミルもって行こうよ」


チノ「……まさか法廷内でコーヒーを作れと言うんですか?」ジトー


ココア「大丈夫、大丈夫。昔コーヒーをがぶ飲みしたり投げつけたりした人もいるって、お姉ちゃん言ってたよ?」


チノ「いたんですか!?」

【控え室】

チノ「シャロさん見送りに来てくれませんでしたね」


ココア「バイトが忙しいらしいよ?」


千夜「昨日速く私が捕まった事をシャロちゃんが教えてくれたからココアちゃんに頼めたのよ。仕方ないじゃない」ニコニコ


チノ「千夜さ…ん? 昨日の落ち込み具合はいずこへ…」ポカーン


千夜「あんなの演技よー。捕まってる人が笑顔だったら怪しまれるでしょー?」ニコニコ


ココア「千夜ちゃん、楽しんでる?」


千夜「だってココアちゃんが無罪を証明してくれるんでしょー? 夢みたい♪ ココアちゃんの勇姿をビデオに撮りたいくらいだわ♪」ニコニコ


ココア「昨日心配した私がバカだったーー!?」ガーーン


<そろそろ開廷する。準備するように!

【第6法廷・裁判一日目】

<<ザワ…ザワ…ザワ…

<カーーン!


裁判長「ではこれより被告人、宇治松千夜の裁判を始めます」

ココア「弁護側、準備完了しています!」キリッ


裁判長「はいココアさん。
っと、そちらの小さい子どもさんは?」


チノ「え、えっと香風智乃と言います…えっ…その」


ココア「私の助手です、裁判長。可愛いでしょ?」キラキラ


裁判長「うむ、了解しました。」
「検事側もよろしい ですかな?」


検事席(ガラーン)


チノ「いないようなんですが…」


裁判長「うむ、遅刻とはいけませry」

《異議あり!!》


チノ「黒い……羽?」


法廷内にカラスのような羽が舞い落ちる。いつの間にか検事席には


??「検事側、召喚の儀を完了した。これよりは我が結界の中
(検事側、準備完了しました)」
「さぁ!宴と余興を始めようではないか!
(良い裁判にしましょうね!)」バーン


真っ黒いゴスロリにはフリッフリのレースがついていて、
金髪で
顔が上だけ隠れるタイプの仮面をつけた少女がいた!


裁判長「ろ、ローゼン検事。いつもながら派手な登場ですな…」


チノ「」


ココア(あ、シャロちゃん今日は検事のバイトなんだね)

<<<ザワ…ザワ…ザワ…

裁判長「ではローゼン検事、冒頭供述を…」


ローゼン「おおせのままに!」「事件は宝くじギンドー5の会社【銀堂カンパニー】で発生した」

ココア(あ、説明は普通にしてくれるんだ)


ローゼン「夜9時、泥棒が進入。姿は監視カメラでの確認は不可能。金庫より宝くじが盗まれた。その後、今朝……その宝くじを持った状態で被告人は見つかった。以上」


チノ「ですが…千夜さんにはアリバイがありますね」フンス

ココア「待って!金庫っていったよね? 部外者の千夜ちゃんが開けれるはずないよ!」バン!


ローゼン「クックック、甘いぞ心暖めし者よ。
(まちなさいよココア)
金庫の鍵は…泥棒が入る前から開いていたのだ。」


チノ「無用心な…」


ローゼン「何故か?そこに【入っていた宝くじは全部ハズレ】だったのだからな!」フハハ


ココア「昨日、原灰さんも言ってたね」


裁判長「ふむ…なんとも不思議な話ですな」


ローゼン「報告書である、受けとるがよい(裁判長、報告書を証拠として提出します)」つ

【報告書・銀堂カンパニーの金庫の鍵は開いていた。中にあった宝くじは全てハズレ】

裁判長「それでは尋問を始めようと思うのですが、ローゼン検事、証人はどなたですかな?」

ローゼン「捜査担当の原灰巡査を召喚する」


ココア「さぁ、ここからだよ!チノちゃん」キリッ


チノ(いつもと雰囲気が違う…ちょっとカッコいいかもです)

-------------
原灰「はい!原灰ススムであります。町を守る巡査であるからしてえーーー!」キーン


ローゼン「余計な言霊は結構。発言を許可するぞ
(自己紹介はいいから証言を頼みます)」


裁判長「それでは、よろしくお願いいたしますぞ」

〔証言中〕

『被告人が公園で発見されたのは昨日の朝であります!』

『被告人は眠ってはいましたが宝くじを所持していました』

『宝くじを保管する会社から公園は歩いて10分もかからないであります!』


『会社にドロボーが入ったのは夜9時であるからしてーーー!』キーン



裁判長「ではココアさん尋問を…」


ココア「はいっ!」
(シャロちゃん、バイト大変だろうけど、負けないよ!)


ローゼン「クックック
(恥ずかしい///)」

〔尋問開始〕

『被告人が公園で発見されたのは昨日の朝であります!』

≪ちょっと待った!≫


ココア「原灰さん、それは確かなの?」


原灰「間違いないであります!」


チノ「第一発見者がいるんですね。その人が次に出てくるんでしょうか?」


原灰「その必要はありません! 第一発見者は自分原灰ススムであります!」ビシッ


ココア「え」


ローゼン「巡査は朝のパトロール中に発見したそうだ、なので現状保存も問題はないぞ?」ニヤ

裁判長「なるほど、では証言を続けて下さい」

『被告人は眠ってはいましたが宝くじを所持していました』

≪ちょっと待った!≫


ココア「千夜ちゃんが…持ってた?」


ローゼン「こちらに罪人が持ってた夢の貯金箱の紙束がある。受けとるが良い
(ここに千夜が持ってた宝くじの束があるわ。証拠として提出するわ)」

【宝くじの束・千夜が所持していた物。キンドー5と書いてある】


チノ「ちなみに…指紋はどうなんですか?ローゼン検事」


ローゼン「クックック、そこの罪人の刻印のみ表れた
(残念だけど、千夜の指紋しかついていないわ)」


ココア(チノちゃんローゼン検事の正体に気づいていない!?)

『会社にドロボーが入ったのは夜9時であるからしてーーー!』

:↑:
【アリバイ証言・千夜は夜9時までラビットハウスで たこ焼きパーティをしていた】

≪異議あり!!≫



ココア「千夜ちゃんはラビットハウスで9時までパーティしてたんだよ? 犯行は不可能じゃないかな原灰さん?」バン!


原灰「……はい?」


ローゼン「フッ、心暖めし者よ、その程度の言霊では無意味!
(そのアリバイ証言では駄目よココア)」
「裁判長、このパソコンを証拠として受けとるが良い。
(裁判長、新しい証拠として、このパソコンを提出します)」つパソコン


ココア「あ、ああああれは!?」ガーン


チノ「知ってるですかココアさん!?」

ローゼン「これは罪人の通う学校で貸し出されている【共用のパソコン】、発見した際、罪人の近くにあった物である。」
「そして、さきほどの【宝くじの束】良く見ていただきたい」

チノ「あぁあ! ココアさんこの【宝くじの束】会社名が違います!」


ココア「ヴェ! つまり…どういうことなの…」ギリッ


ローゼン「検事側の推理を述べる。 9時に入ったドロボーは【被告人とは別人】であると仮定する。アリバイもあるのでそれは間違いあるまい…」
「被告人は…このパソコンを使い【宝くじのデータを盗み、偽造】したのだ!!
パソコンならば会社から離れていても犯行は可能である!」ビシッ


原灰「パソコンから宝くじのデータを本官が発見したのであるからしてえーーー!!」キーン


ココア「…ヴェエエエエ!?」

チノ「千夜さんが…宝くじを偽造!?」ガーン

<<<ザワ…ザワ…ザワ…

裁判長「静粛に! これは…とんでもないことになりましたな…」


ローゼン「うむ、窃盗を扱っている裁判だが…偽造も含めると重罪だな」ウヌヌ

【共用パソコン・宝くじのデータが入っているのを原灰が発見。千夜の指紋のみ検出】


チノ「ココアさん…どうするんですか? 私、正直不安しかありません…」


ココア「……裁判長! 弁護側はそのパソコンの矛盾を指摘します!!」ビシッ


ローゼン「な、なんだと!?」

ココア「そのパソコンには、【ある人物の指紋が無いと変なんです】」キリッ


チノ「ココア…さん?」ポカーン


裁判長「ふむ、ならば聞きましょう。 ある人物の指紋とは?」
:↑:
【保登 心愛・私!夢は国際バリスタ弁護士】

≪くらえ!!≫

裁判長「ココアさんの…指紋?」


ローゼン「な、なぜだ!?」


ココア「だってそのパソコン、私と千夜ちゃんで使ってるんだもん」


チノ「え」


ローゼン「へ?」


ココア「そもそも原灰さん?」バン!


原灰「は、はい?本官でありますか?」


ココア「パソコンをキチンと調べたの? 【私の宿題がはいってる】はずだよ?」


裁判長「宿題…ですか?」


ココア「はい。情報の授業で提出する物です」


チノ「そう言えば、拘置所で そんなこといってましたね」


ローゼン「それくらい調べてるはずだ。そうであろう?」


原灰「」タラタラ


チノ(あ、調べてないんですね…)

裁判長「となると、【なぜココアさんの指紋が出ないのか】疑問ですな」


ローゼン「原灰、被告人の指紋は間違いなく検出されたのだな?」


原灰「は、はぃうい! あちこちにあったときいています」ビシッ

チノ「となると…考えられるのは…」


ココア「誰かが千夜ちゃんに罪を着せる為に、千夜ちゃんを眠らせて」
「パソコンの指紋をふきとり、千夜ちゃんの指紋をワザとつけ、宝くじのデータを入れて【パソコンを偽装工作】した、ということ…だね」


<<<ザワ…ザワ…ザワ…

すみません今日はここまでです
前作よりもクオリティーを上げようと努力はしているんですが…
イライラさせてしまい申し訳ないです

裁判長「ふぅむ…どうしたものでしょうか、もし別に真犯人がいるのでしたら探さねば…」

≪待った!≫


??「ちょっと待ってくれないかな?」

突然、法廷に表れたのはココアや千夜が通う学校の制服を着た女の子

千夜「!」

ココア「!」


ローゼン「っ! 証人 一体なにようか?」ドン!


チノ「証人…ということは次に出てくるはずの人、ということでしょうね」


ローゼン「銀堂カンパニーの【一人娘、銀堂マニー】。なにを語るのだ?
(銀堂カンパニーの社長の娘さん。何を証言するんですか?)」


マニー「まず、検事さんと宇治松に謝るよ。」
「アタイがやったんだ。真犯人はアタイだよ」


マニー以外「「「な、なんだってーーー!!??」」」

裁判長「静粛に!静粛に!」
「し、証人…それは【自白】ということですか?」


マニー「あぁ、そうだね自白だよ」ウン


チノ「…原灰さんの言うとおり、犯人が自白しちゃいましたね」


ローゼン「で、では そなたの証言は?」タラタラ


マニー「あ、それ嘘だから」


<<<ザワ…ザワ…ザワ…


裁判長「静粛に! 証人なぜ急に自白しようと?」


マニー「ああそれはry」

≪悠久のいとまを!!≫

ローゼン「裁判長! 検事側は30分の休廷を求める!」バン!


裁判長「ろ、ローゼン検事?」

ローゼン「その間に、その証人のアリバイを洗い直します」ツカツカ
「原灰巡査!」バン!


原灰「は?」


ローゼン「さっさと調べに行ってください!」バン!
「給料査定かかってるんでしょ? 頑張ってください!」ヤミノマ!

<はぃいいい!!


ココア(シャロちゃん素に戻ってる…)


チノ「ココアさん、本当に休廷してもいいんですか?せっかく犯人が自白したのに…」



ココア「問題ありません…弁護側も休廷を求めます。」コクリ


裁判長「了解しました。」
「今裁判はこれより30分休廷いたします。検事側はアリバイ調査を至急お願いいたします」

<カーン!

【控え室】

千夜「マニーちゃん…自白しちゃうなんて…」


チノ「ココアさん達と同じ制服を着てましたね、やはり知り合いでしたか」フゥー


ココア「千夜ちゃんのクラスメイトだよ、まさか銀堂カンパニーの娘さんだったなんて…」


リゼ「お、間に合ったな」スタスタ
バケットを持つリゼが入ってきた



チノ「すみませんリゼさん。店番をたのんでしまって…」


ティッピー「チノの…」リゼノアタマ

リゼ「ほら差し入れだ、焼きたてだぞ」つ


ココア「リゼちゃん助かるよー!」

【焼きたてパン・私特製! カリカリでモフモフ】

千夜「あら?」キョロ


ココア「どうしたの?」


千夜「今、マニーちゃんがそこにいたような…」


チノ「そんなはずはありません。マニーさんは検事側の控え室にいるはずですから…」キョロ


マニー?「!」ビクッ


ココア「マニーちゃん!? 逃げないで!」
「リゼちゃん挟み撃ちだよ!」ダッ


リゼ「あぁ! そこのお前、抵抗はやめるんだ!」つモデルガン


ココア達を見ていたのは…



マニー?「ゴメンな…アタイ達のせいで…」ウルウル


千夜「貴女マニーちゃんじゃないわね…」


ティッピー「なんとぉ!?」


銀堂マニーに瓜二つの少女だった。

フラン「アタイは有金フラン。まあ見ての通り、銀堂マニーのそっくりさんさ」


千夜「姉妹……は、いないってマニーちゃん言ってたし」


チノ「口調も仕草も良くにています」ウンウン


リゼ「世の中にはそっくりさんが三人はいるという話だが…」

フラン「アタイ達はネットのブログで知り合ったんだ。顔写真が同じだからスグに仲良くなったよ」
「でも違うところもあるよ。【マニーは理数系でアタイは体育系、アタイはライス派だけどマニーは超パン派】とかさ」


ココア「…フランちゃん、マニーちゃんと共犯なんだね」


フラン「その通りさ。マニーからはバレるから来るなって言われたんだ…」
「でもさ、無実の罪に問われてる彼女の事を考えたら……やっぱ駄目だって考えたんだ。 本当に申し訳ない!」ペコッ


チノ「しかし、法廷ではどう証明するれば…」


ココア「フランちゃん。正直に話してくれて、ありがとね。貴女を必ず法廷に呼び出すから待ってて」


千夜「ココアちゃんファイト~」フリフリ

【第6法廷】

<カーーン!

裁判長「それでは再開します。ローゼン検事、調査は大丈夫ですか?」


ローゼン「う、うむ…承知した」タラタラ


ココア(あんまり良い結果じゃないのかな…)


ローゼン「まず、さきほどのパソコンには疑問があった」ビシッ


チノ「疑問?」


ローゼン「そもそも、そのパソコンで盗むことは可能なのだろうか?」
「会社の機密情報なら相当のセキュリティがあるはずだ」


裁判長「た、確かに…」


ローゼン「それを踏まえ、銀堂マニー やってくれたな…」
「調査の結果、完璧なアリバイがあったのだ!!」バン!


マニー「あー、やっぱ警察にはバレるかー」アハハ


<<<ザワ…ザワ…ザワ…

裁判長「静粛に! 証人…なぜ嘘の自白をしたのですか?」


マニー「宇治松は大切なクラスメイトだからね。アタイが罪を被ろうって考えたのさ」


ココア(違う! マニーちゃんはフランを替え玉に使ったんだよ。その証拠はニセモノなんだよ!)

【マニーのアリバイ・雑貨屋→ゲーセン→カラオケの順に目撃証言あり】

裁判長「ふむ…となると犯人は…被告人となりますな」


千夜「えーいやだわー」プルプル

チノ(ちょっと棒読みです)


ローゼン「検事側は真実を追及したい。なので証人! 証言を求める」


ココア(シャロちゃん…薄々気づいてるの?)

【証言中】

マニー『アタイは事件とは無関係ということさ』

『確かにアタイなら会社に入れるけど…』

『そもそもアタイにはアリバイがあるし!』

『カラオケにゲーセン、それから雑貨屋にも行ったよ。間違いない』


裁判長「ふむ、では尋問を お願いいたしますぞ」


チノ「ココアさん、マニーさんは嘘を重ねるかもしれません。ゆさぶらず、イッキに行きましょう」


ココア「そうだね…【あの人を法廷に呼ぶためにも】」

【尋問開始】
『カラオケにゲーセン、それから雑貨屋にも行ったよ。間違いない』

:↑:
【マニーのアリバイ・雑貨屋→ゲーセン→カラオケの順に目撃証言あり】

≪異議あり!!≫


ココア「マニーちゃん、それはおかしいよ!」


マニー「え!? アタイ店を間違えたかい?」キョトン


ローゼン「違いはない…ただ順番が違う」


裁判長「順番…ですか?」


ココア「店を間違えることはあるかもしれない、でも行った順番を間違えるのは おかしいよ!」ビシッ


マニー「ぐ、ぐぅううう!?」

裁判長「証人! 貴女は法廷で一度嘘をついています、これ以上嘘を重ねれば貴女の信用に深く関わりますぞ!」


マニー「…でもさ、アタイが犯人だっていう証拠がないと、アタイを訴えることはできないよ?」ニヤリ


チノ「ズル賢い人です…」


ローゼン「ならば証人よ、そなたの言霊で自由の翼を表してみよ!(なら、その無実だという証言をして下さい)」バン!


ココア(ここからが勝負だよ…)

【証言中】

マニー『証拠があるなら出してくれよ』

『アタイになんのメリットがあるのさ?そもそも…』

『宝くじの当選番号を偽造するなんて出来ないよ!』


裁判長「ふむ…では尋問を お願いしますぞ」


ローゼン「承知した」


ココア「はい!」コクリ

『宝くじの当選番号を偽造するなんて出来ないよ!』

:↑:
【宝くじの束・千夜が所持していた物。キンドー5と書いてある】

≪異議あり!!≫



ココア「マニーちゃん、その宝くじってコレかな?」つ


マニー「あ、それじゃないか?良くできてるよなー」


ローゼン「ふむ、どうやら証人は知らないようだな」ウンウン


ココア「そのようだね、ローゼン検事!」ニコッ


裁判長「えーと……お二人だけで理解していては私たちが、わからないのですが…」


ココア「もちろん【当選番号】のことです裁判長」バン!


ローゼン「この法廷で【当選番号の事は一度も話題にしていない】だがしかし!」


ココア「マニーちゃんはハッキリと、この偽造された宝くじに当選番号があるって証言したんだよ!」ビシッ


マニー「ぐぅううううううう!?」


チノ「確かに変です。当選番号を偽造した本人でない限り、この法廷で知らない情報を知ってる…ということは、」


裁判長「証人、貴女のアリバイ 信じる訳にはいきませんな」


ココア「裁判長! 弁護側は新たに証人を召喚したいと思います!」


ローゼン「ほう、では心暖めし者よ。証人の召喚を許可しよう(ココア、証人を呼びなさい。許可するわ)…」

<<<ザワ…マジカヨ…ウッソー


裁判長「こ、これは一体…」


フラン「ど、どうも…」


裁判長「証人と瓜二つではないですか!?」


チノ「そっくりな人です。有金フランさんと言います」


ココア「フランちゃんはマニーちゃんに言われて、アリバイ作りを手伝わされたんです」
「そう、そっくりな二人だからこそ完璧なアリバイが可能なんです!」ビシッ


ローゼン「確かに心暖めし者の推理は筋が通っているな」


フラン「マニー!! もう罪を認めてよ!」ウルウル




マニー?「……フッ」

ローゼン「証人?」


マニー?「ハ! 愉快 愉快 愉快だねぇ」フヒヒ


ココア「マニー…ちゃん?」



マニー?「ぶっちゃけちゃうとさ………アタイが有金フランだよ」フヒヒ



チノ「は?」

ローゼン「な…」

ココア「え…」


フラン?「マニー…あなたなんてことを!!」


<<<ザワ…ザワ…ザワ…


裁判長「静粛に!静粛に!」
「証人…本気なのですか?」


マニー?「だってほら学生証」つ


チノ「あ、ぁぁ!?有金フランさんの学生証です!?」


ローゼン「なん…だと!?」


ココア(マニーちゃん、もしものためにフランちゃんの学生証を持ってたの!? 罪をフランちゃんに着せる為に!)


裁判長「…この町の裁判始まって以来の、事態ですぞ!?」
「一体、どちらが本当の銀堂マニーさんなのですか…」

チノ「ココアさん!?お、おおおお落ち着きましょうね!?」コーヒーミルクルクル


ココア「……」


マニー?「ハッ! だんまりですか、まぁそうだろうね。アタイがマニーかフランか解るはずも…」フヒヒ


ココア「弁護側は最後の証拠を提出します」キリッ


裁判長「最後の証拠…ですかココアさん」キョトン



ココア「チノちゃん、コーヒーを入れてよ♪」


チノ「え…本当に入れるんですか?」


ココア「うん。とびきり香りの良いのをね♪」キャハ


ローゼン「…心暖めし者よ。示してみよ。そなたの術式とやらを!(ココア、貴女を信じるわ。見せて見てよ!証拠を)」

:↑:
【焼きたてパン・私特製! カリカリでモフモフ】

≪くらえ!!≫

ココア「フランちゃん…でいいのかな?」


マニー?「お、信じてくれるのかい?」


ココア「ならこれはいらないよね?フランちゃんはパン好きじゃないもんね」ニコッ


マニー?「え゛」


チノ「ココアさんコーヒーが入りました」コポポ


ココア「んー焼きたてのパンは美味しいなー♪ チノちゃんもどうぞ」サクサク


チノ「はふ、周りはサクサクで中は ふんわりとしています///」モグモグ


裁判長「ココアさん…あの…何をされてるんですか?」


ココア「裁判長もいりますか?」つ


裁判長「ほほぅ…これは美味ですな」モフモフ


チノ「ローゼン検事もどうですか?炒りたてのコーヒーです」つ


ローゼン「わ、われは遠慮する…(酔っちゃうしやめとくわ)」




マニー?「………れよ」
「頼む…から1つくれよぉ…」
『そんな旨そうに食うなよおおおおお!!』
『アタイが銀堂マニーだからさあああああ!!』
『全部認めるからさああああ! パンをちょうだああああぃい!!!』

裁判長「…今度こそ認めるのですな?」


マニー「ああ…アタイとフランがやったのさ…うんめぇ」モグモグ


ローゼン「動機はなんだ?」


フラン「アタイ達、みんなにチヤホヤされたかったんです。」

裁判長「ち、チヤホヤ?」


マニー「手っ取り早いのはテレビや新聞にのること。でも簡単には無理だから…」


チノ「偽造を千夜さんに擦り付け、それを認めて、警察に調べさせアリバイが成立する。そうなれば…」


フラン「テレビや新聞に引っ張りだこ、アタイ達は時の人。そういうことです…」ペコッ


ローゼン「我々は危うく嘘のアリバイを認めることになるところだったな」



裁判長「なんとも恐ろしい話でしたな…」
「それでは…宇治松千夜さんに判決を申し上げます」

【{無 罪}】


<<<ワー! キャー! ヤッタワー!

【後日・ラビットハウス】

リゼ「何はともあれ、よかったな千夜」


千夜「ココアちゃんを信じてただけよ~」


ココア「えへへ♪」


ティッピー「そういえば事件の関係で、宝くじが再抽選されたのぉ」


千夜「えーと…番号は、【54321】だそうよ?」


チノ「え…」←54321


ココア「ち…ヂノちゃぁああああああんん!!」ダキィ

<<<オイワイショー! パーティハウチノヤシキデヤルカ! クルシイデス!


千夜「お疲れ様シャロちゃん?」


シャロ「なんのことかしら?」

千夜「いざとなれば、再調査を申し出て正確な証拠を出せるものね」
「それに…」チラッ


ココア「やったー! バンザーーイ!」


千夜「ココアちゃんと闘いたかったんでしょ?」


シャロ「そ、そういうことにしておくわ///」

*姉妹で逆転 終わり

いかがでしたか? ちなみに三話への伏線も入れてあります。逆転シリーズで言うトノサマンやサーカスなどのネタ回を予定しております

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