・沙織「みぽりんが……理想の婚約者?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449906716
のリクエストにあった、軍神大激怒ルートです
・リライトバージョンになります
・元スレと時系列は繋がってませんが、愛里寿が大洗に転校してきた設定のみ引き継いでいます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453483600
華(皆さんは、この世には絶対に触れてはいけない禁忌があることをご存知でしょうか?)
麻子(これは、その禁を破った愚か者たちの末路を描いた物語だ)
──生徒会室──
杏「どーおー猫田ちゃーん、うまく行きそー?」
ねこにゃー「う、うん……た、多分、もうちょっと……」カチャカチャ
杏「お、映った映ったー。どれどれー?」
ねこにゃー「フォーカス合わせて……こ、これで、OK……」ポチッ
桃「あの、会長?さっきから……何をしてらっしゃるんですか?」
柚子「その画面に映ってるのは……更衣室?」
<シュルッ…パサッ…>
ねこにゃー「デュ、デュフフ……に、西住さんの、き、着替えシーン……」ジュルリ
杏「おおー。いいねぇー。、ボコ柄パンツも可愛くて似合ってるじゃーん」ニヤニヤ
桃「な、な、な……」
桃「一体、何をやってるんですかぁぁーっ!?」ガビーンッ!
柚子「まさか、盗撮……!?」
杏「まーまー二人とも落ち着いてよ、説明するからさぁ」
桃「か、会長がついに犯罪者に……こ、こんなことが公になればせっかく回避した廃校がまた現実のものになるのでは……どうしよぉぉ柚子ちゃぁぁん!」スガリツキ
柚子「ま、まあまあ、とりあえず話を聞いてみようよ」アハハ…
杏「あのさ、この前西住ちゃんのファンからって送られてきたボコぬいぐるみがあったじゃん? 消臭とアロマディフューザーの機能も付いてるとかいうやつ」
柚子「そういえば、西住さんが喜んで持ってきて更衣室に置いてましたね」
杏「なーんかアヤシイなーって思ったからさー、猫田ちゃんに調べてもらってたんよ。そしたら……」
ねこにゃー「目、目のとこに……こ、高精度カメラ、仕込んであったにゃー……無線で、動画も送れるやつ……」
杏「だからそれが実際映るかどうか、無線をジャックしてこっちに引っ張ってきてもらってたってわけ」
桃「な、何ですって!?一体誰がそんなことを……他校のスパイでしょうか!?」
柚子「あの、それより警察に届けた方がいいんじゃ……」
杏「まーそれもなんだけど、まずはさぁ。どんな画像が見られちゃってたのか確認した方がいいと思うんだよねー。そうしたらどんな情報が漏れたのかとか、誰の仕業なのかとかも分かるかもしれないじゃん?」
桃「な、なるほど……さすが会長!深いお考えがあってのこととは知らず……失礼致しました」
杏(まあ、送り元が熊本だってことはもう調べがついてんだけどねー)
杏「とりあえずもっともっと寄ってくれるー?」
ねこにゃー「う、うん……ズームアップ……するね?」
杏「お、いいねいいね、このアングルー。これってさぁ、写真とかにもできんの?」
ねこにゃー「静止画キャプチャってこと……?う、うん、もちろん……」
杏「私の携帯に送ってよー」
ねこにゃー「だったら、ファイルサイズ落とさないと……」
柚子「あ、あの……盗撮犯を見つけるためにやってるんですよね? 自分の欲望を満たすためとかじゃ、ないですよね……?」ダラダラ
桃「?」
ガチャリ
梓「失礼しまーす。M3リーの補充物品のリストを持ってきましたけど……先輩たち、何見てるんですか?」ヒョイ
柚子「あ、澤さん」
梓「下着姿……?ってこ、この人……」
梓「に、に、に……西住隊長っっ!?///」ボフッ!
梓「ど、どういうことなんですか!?何で画面にに、西住隊長の……着替えてる場面が?///」
杏「かーしまー、説明」
桃「はっ。かくかくしかじかで……そういうことだ」
梓「そ、そんな……あのぬいぐるみにカメラが……!?」
杏「つーことで、続き見よっか続き」
梓「ちょっ……だ、ダメですっ!///」ババッ!
ねこにゃー「あう……隠さないでよ、今、いいとこなのに……」
梓「西住隊長の……そ、そんなシーン、勝手に見るなんて……い、いけないと思います!///」キッ
杏「まーまー澤ちゃーん、よく考えてみてよ」
梓「?」
杏「戦車道の練習の時ってさー、制服のままで着替えないことも多いじゃん? 今日みたいに整備や洗車を予定してる日は練習前に着替えるけど、大体学年とか車輌のチームごとの行動になるよねぇ」
梓「は、はい、そうですね……?」
杏「学年が違ったらもちろん体育の授業とかも別だしー。つまりさぁ、私たちが西住ちゃんの着替えシーンをじっくり見られるチャンスは今しかないってことなんだよねー」
梓(今しか……今なら、隊長の……あんな姿やこんな姿が……見放題?///)ゴクリ
梓(って、ダメダメダメ、何考えてるの梓!そんなの隊長に申し訳ないもん!)ブンブン
梓(この人たち……西住隊長の映ってる画面に絶対向かわせちゃいけない!)キッ
杏「……」
杏「さっき見た感じだと、結構大きくなってるような感じだったんだよねー。あれはもう、82じゃないなー、84ぐらいはあるんじゃないかなー」
梓「!?」
梓「な、何の……こと、ですか……?」
杏「またまたー。ホントは分かってんでしょ、澤ちゃんもさー」ニシシ
梓「っ……!」
◇◇◇
ジィィーッ……
ゴクリ……
杏「ほらほら、言った通りっしょ?西住ちゃんもまだ成長期なんだねー」
梓(隊長、ごめんなさいっ……私、誘惑に勝てませんでした……)
梓(でも、ボコ柄パンツのちょっとお子様みたいなセンスでも、西住隊長はやっぱり可愛いです……///)
梓(そ、それに、人の目があるって知らないせいか……け、けっこう大胆なポーズになるときとかも……!///)
梓「あ、あのっ!このカメラって、後ろに回れないんですか!?」
ねこにゃー「ぬ、ぬいぐるみなんだから、無理……」
梓「そ、そうですか……」
杏「まーまー、写真送ってあげるからさー」ピロリン
梓「ありがとうございますっ!」
ガチャリ
優季「梓おそ~い~」
桂利奈「何やってんのー?」
あや「待ちくたびれたよー、ってあれ?」
あゆみ「何、見てるの……?」
梓「!」
紗希「……」ボー
◇◇◇
桃「ということでかくかくしかじかというわけだ」
あゆみ「へぇぇー?西住隊長の、ねー?」ニヤニヤ
梓「ち、違う!私は止めようとしたんだよ?」
桂利奈「でも結局見ちゃってたんでしょ?」
優季「体は正直だね~♪」
梓「だ、だからそういうんじゃないんだってばー!///」
あや「ところで、これって他の人も見られるんですか?」
ねこにゃー「うん……方向変えれば……」
ピッ
<カチャカチャ シュルッ>
桂利奈「おっ、映ったー!」
優季「沙織先輩の生着替えだ~♪」
あゆみ「さすがモテの達人沙織先輩……下着もなんかゴージャス……気合入ってるね」
あや「今度どこのブランドのか教えてもらおっか?」
優季「そんなの聞いたら盗撮がバレちゃうじゃな~い、あやはバカだな~」アハハハ
あや「また優希ちゃんに言われた!?」ガビーン
桂利奈「あっ!ブラ外すみたいだよ!」
あや「そ、そっか、練習用と普段用は使い分けてるんだね、さすが沙織先輩!」
<カチャッ パサリ>
<プルルン♪>
桂利奈優季あゆみあや「お、おおう……///」ゴクリ!
あや「さ、さすがだね……///」
桂利奈「おっきぃ……///」
あゆみ「なんか、めちゃくちゃドキドキしてきた……今さらだけど、こんなことしてていいのかな……?///」
優季「あっ、でも見て~!お腹のとこ」
<プニィ…>
あや「あー……」
あゆみ「あちゃー、ちょっと油断しちゃった感じだねー」
桂利奈「やっぱりアレかな?通信手は体動かさないから?」
優季「そ、そういうものなのぉ~!?」ドキーンッ!
梓「ね、ねぇみんな……そろそろ西住隊長の方に戻さない?」ソワソワ
ガチャリ
エルヴィン「失礼する。カエサルがアンツィオ校に行ったきり帰ってこないので代わりに外泊許可証を……何をやってるんだ?」
桃「かくかくしかじかというわけだ」
エルヴィン「いやいやいや……さすがにそれはまずいだろ、広報殿」ハァ
エルヴィン「上官の命令とはいえ、間違っていると判断したときは讒言するのも部下の務めだぞ、エル・アラメインの惨劇を思い出せ」
桃「いや、そんなこと言われても分からんが……」
杏「猫田ちゃーん、お願い」
ねこにゃー「うん、視点、切り替えるね……」
ピッ
あや「あ、画面が優花里先輩になった」
エルヴィン「!?」
エルヴィン「グ……グデーリアン!?そ、そんな、おまえ……///」
エルヴィン(迷彩色で合わせたスポブラにショーツというのもまたグデーリアンらしいが……ある意味武骨な塗装に似合わない、健康的に育った肢体が逆に目の毒と言うか……)
エルヴィン(くっ!これが電撃戦かっ……!///)グラッ
杏「んで、エルなんちゃらがどーしたってー?難しそうな話なんだったら、画面消してちゃんと聞いた方がいいかなー?」
エルヴィン「い、いや、待て!消すな!」ババッ
エルヴィン「……ごほん。グデーリアンが着用している下着の柄……どうやらチェコで大戦後期に採用された迷彩のようだ。一般市場には出回らない珍しいタイプだから、出自に興味がある」
エルヴィン「私は戦史研究家として、じっくり観察する義務がある……十分な偵察無くして勝利は得られないからな!」ジィィーッ!
優季「ええ~?沙織先輩の方に戻しましょうよぉ~」ブーブー
梓「いや、あの、西住隊長の方に……」
ガチャリ バタン
そど子「ちょっと!この前上げた風紀委員活動レポート、回答書がまだ戻って来ないんですけど……って、な、な、何見てるのよあなたたちぃー!?」ギョッ
あゆみ「うわ……マズいとこにマズイ人がきた……」
桃「かくかくしかじか」
そど子「そ、そんな理屈でごまかせると思ってるの!?」
そど子「こっ、こんな風紀が乱れるようなことして……校則違反よ!」キイッ
パゾ美「校則以前に条例とか法律の問題だと思うよ……」
杏「猫田ちゃーん」
ねこにゃー「う、うん」
ピッ
桂利奈「あ、麻子先輩」
そど子「!?」
そど子「れ、冷泉さんったら……ちょ、ちょっと痩せすぎなんじゃないの?確かに体系的にはピンクのキャミソールが似合ってるけど……ていうかフリルも付いてて可愛い系で、ちょっと意外っていうか……///」ジィィィィ
ゴモヨ「あの……そど子?」
そど子「あっ……ぬ、脱ぐの?脱いじゃうのね!?……し、しかたないわね、いつも朝寝坊して遅刻するのはきっとその貧相な体型のせいなんだから、よくチェックしてあげるわ……これも風紀のため!///」ギンギン
パゾ美「画面にくっつきすぎだよそど子……」
紗希「……」ジーッ
エルヴィン「おい、そろそろグデーリアンの方をだな……」
あゆみ「えーっ、次は沙織先輩の番ですよー!」
梓「あの、だから、西住隊長を……」
ガチャリ
ケイ「ハーイ、アンジー!特にアポは取ってないけど、今度の3校合同練習試合の打合せに来たわよ♪」
ナオミ「どうも」チャッ
カチューシャ「ピロシキー。ま、私もヒマじゃないんだけどね!特別に来てあげたわ、感謝しなさい?」フフンッ
ノンナ「ズドラーストヴィチェ」
杏「やーやーいらっしゃーい」フリフリ
ケイ「と思ったら、みんなで集まって何やってるの?ホームビデオの上映かし……ら……?」
ナオミ「ふーん……なかなか我が校では見かけないタイプのスタイルの子ね。新鮮だわ」ジロジロ
ノンナ「ええ、まあ悪くはありませんね」コクリ
カチューシャ「ちょっと!何なのよ、見えないんだけど!」ピョンピョン!
ケイ「あのー、これって何なの……?」
杏「あーそれがねーかくかくしかじかでー」
ケイ「なっ!?ミ、ミホの……着替えシーンですって?マーベラス!見せて見せて!」グイグイ
カチューシャ「何ですって!?ちょっとちょっと、カチューシャにも見せなさいよ!」グイグイ
ねこにゃー「わっ、ちょっと、勝手に触っちゃ……」
ピッ
優希「あ、今度は五十鈴先輩~」
あゆみ「わー、やっぱりスタイルいいね、先輩」
柚子「あんなにたくさんご飯食べるのに、どうやって……うらやましい……」
ナオミノンナ「……!?」ゴクリ!
ケイ「もう、砲手の子はいいんだってば!」
カチューシャ「さっさとミホーシャを出さないと……」ガルルッ!
ねこにゃー「わ、わかった、西住さんに視点戻すから……」
チャキッ!
ナオミ「Freeze!」
ねこにゃー「ひぃっ!?な、何……?」ビクーッ
ケイ「ちょっとナオミ?他校にまで来てモデルガン振り回すのはやめなさいよ、どうしたの?」
ナオミ「悪いけど隊長……全国大会では私はコイツに煮え湯を飲まされたわ」
ナオミ「リベンジの機会を窺うためにも、コイツが日頃どんなトレーニングをしてるのか……じっくり調べる必要がある。画面はそのままにしておいてもらうわよ」ギンッ
ケイ「え、ええ……そう?じゃ、じゃあどうぞ……」
カチューシャ(ちょっと!アンタ副官にどんな教育してんのよ!)キイッ
ケイ(ソーリー……面目ないわ……)
カチューシャ(その点プラウダは鉄の規律があるからね!ノンナは私の望みなら何でも聞いて……)
ノンナ「カチューシャ。私は同志にこの身の全ての忠誠を捧げていますが……」
カチューシャ「ん?」
ノンナ「毎日淡泊なペリメニばかりでは、物足りなくなってしまうこともあるのです。時には肉汁たっぷりのビーフストロガノフを食したくなることもある……分かっていただけますね?」
カチューシャ「へ?う、うん……(いや意味はよく分かんないけど……)」
ノンナ「では、あなた。私は我が校のコマンドサンボ大会で2連続優勝を極めた使い手です。その気になれば3秒で頸動脈を締め落とすことも可能……この意味が分かりますか?」
ねこにゃー「は、は、はいーっ! ど、どうぞ好きなだけ、み、見てって……!」
ケイ(……はー大したもんねープラウダの鉄の規律とやらは)
カチューシャ(ぐ、ぐぬぬ……)
【砲手コンビ、華鑑賞中】
ナオミ「ふーん、下着は白の上下か。フリル控えめ……ちょっと大人しすぎるわね」
ノンナ「黒髪に映えていて良いと思いますが」
ナオミ「いや、私としては黒とか紫を着せてみたい。思いっきりドギつくて、セクシーなヤツをね」
ノンナ「西側らしい下品な発想ですね」
ナオミ「何だと?」
ノンナ「本当に良い食材と言うものはそれだけで味を引き立たせるもの。余計な包装など必要ないはず……違いますか?」
ナオミ「フン、なるほど……ありのままが一番、か」ニヤリ
ノンナ「この場にいるのなら、この手で全部余計な包装を剥がして試合の時の遺恨を晴らしてやるところなのですが、残念です」
ナオミ「しかし、大して鍛えてるようには見えないわね。柔らかそうな身体しちゃって。スレンダーなクセに出るとこは出てるし……」ジュルリ
ノンナ「肉質というものは、見ただけではわかりませんよ?直接触って、味わってみないことには……」ペロリ
ナオミ「そうだ、今度ウチのフネのVIP専用プライベートジムに招待するってのはどう?砲手同士で親睦を深めあうってことにすれば、ノコノコ付いてくるんじゃない?」
ノンナ「度し難いですね、資本主義というものは……しかし、”親睦”を深めあうこと自体には全く異存ありません」
ニヤァ…
フッ…
ナオミノンナ「……これも、戦車道!」
パシィ!(ハイタッチ)
カチューシャ(な、何話してんのかはよく分かんないけど、とりあえずあの子たちの戦車道が間違った方向に突き進んでるのだけは分かるわ……)アセ
カチューシャ(ちょっとケイ!アンタのとこの副官でしょ、ウチのノンナを巻き込まないでよ!)グイグイ
ケイ「んー、何ー?このドライポテトとローストティー美味しいわよー?」モグモグ
杏「干し芋とほうじ茶ねー」モグモグ
カチューシャ(って、現実逃避してるーっ!?)ガビーン!
そど子「ちょっとあなたたち、一体いつまで五十鈴さんを見てんのよ!こっちは風紀の問題がかかってるんだからね!」
エルヴィン「いやいや戦史の研究だって外せないぞ」
優希あや桂利奈あゆみ「ここは多数決で決めるのがいいと思いまーす!」
ケイ「ああ別に、それでも構わないわよ?こっちは7人いるし」
桃「私と柚子をカウントに入れるな!」ガビーン!
紗希「……」トテトテ
桂利奈「あ、あれっ?紗希、どうしてそど子先輩たちの方に行くの……?」
あや「麻子先輩に一票、って……」
優希「うわ~裏切りだぁ~♪」
梓「みんな、こうなったらしょうがないから……西住隊長派に乗り換えよ?」
あゆみ「なりふり構わなくなってきたね梓……」
エルヴィン「くっ、衆愚政治は首脳部の暴走を生むだけだぞ……冷静な判断を求める!」
杏「まあ正論なんだけどさー、その二つ名でその発言はブーメラン過ぎだよねー」
そど子「あなたたち……こっちの味方が丸山さんだけとは思わないことね!」スチャッ!
ゴモヨ「そ、そど子!?まさか、そのホイッスルは……!」
そど子「風紀委員の結束力、なめないでよ!」ピリリ…
パゾ美「マジでやめてホントにやめて」ガシッ!
ゴモヨ「こんなとこ見られたら確実に罷免されちゃうよぉ……」
ドタバタ
桃「……会長。私一つ分からないことがあるんですが」
杏「何ー?」
桃「あの連中は、どうしてあれほどエキサイトしているのですか?サンダースはともかく他の者は皆、親善試合の後で西住たちと一緒に風呂に入ったりしているではないですか」
杏「あーそれは、”覗き魔心理”ってやつだねぃ」
杏「そりゃーもちろん、堂々と一緒にお風呂に入れる時間は貴重だよ?西住ちゃん割と無防備なとこあるし、めっちゃガン見して幸せな気持ちになるよ?」
杏「でもやっぱり、多少は人の目を意識しちゃうところが出るんだなー。見られてるとは気づいてないプライベートな空間をこっそり見るのは、それはそれで違った楽しみ方があるんだよー」
桃「なるほど、犯罪者心理にまで精通していらっしゃるとは、さすが会長です!」
柚子「えっ……私、一体どこから突っ込んだらいいの……?」
ねこにゃー「あっ!」
みんな「?」 クルッ
ねこにゃー「あ、い、いや、あの……」
<ヒョコッ…>
梓「あれ、愛里寿ちゃんだ」
あゆみ「一緒に着替えてたんだね、相変わらず仲いいなーあんこうチームと」
<ジーッ…>
あや「ていうか……めっちゃこっちのカメラ見られてない?」
桂利奈「なんか隊長や優花里先輩と話してる……?」
エルヴィン「まさか……気づかれたか?」
そど子「いや、違うみたいよ」
<ギューッ…>
優希「あは、抱っこしようとしてたんだぁ。ボコ大好きなんだもんね~♪」
あゆみ「何だ、そっか……良かった」
カチューシャ「全然良くないわよ!これじゃ全然ミホーシャが見えないじゃない!」
ねこにゃー「お、落ち着いて……録画データ、あるから……そっちを見れば……」
ケイ「オーケーオーケーおケイだけに。じゃあ早速ミホから見せてもらえるかしら?」
エルヴィン「いやグデーリアンから」
そど子「冷泉さんからよ!」
あや「沙織先輩が見たいですー」
ナオミ「それよりさっさとあの砲手を」
杏「まーまーデータは逃げないからさー、ゆっくり見てってよ。あ、このメモリ貰ってくね~」スタスタ
ねこにゃー「う、うん……」
桃「おまえたち、いい加減不毛なケンカはやめろぉ!」
柚子「あは、あははは……何も解決になってないね……」
ワーワーギャーギャー…
桂利奈「みんな譲らないねー」ボー
あゆみ「なかなか順番来ないねぇ」ボケー
紗希「……」ツンツン
あや「ん……どうしたの、紗希?」
優希「え……愛里寿ちゃん、さっきからずーっと着替えもしないでぬいぐるみ抱っこしてるなんて、おかしくない、って~?」
梓「……!?」ギクッ!
梓「も、もしかして……コレ、選抜戦のときと……同じ?視界を遮っておいて、主力は別ルートから……」
エルヴィン「しまった……!ベンガジ攻略戦か!?」バッ
ガチャリ バタンッ
沙織「ああーっ!や、やっぱりぃぃ!私たちが映ってるじゃんっっ!」ビシッ!
華「他校含めて大勢の方々が生徒会室に入り浸って出てこないという情報がありましたから、もしかしてとは思いましたが……」
麻子「やはりここがアジトだったか」
優花里「島田殿の言われた通りでしたね!さすが島田流ですっ!」
みほ「ご、ごめんね優花里さん……私西住流なのに、全然気づかなくって……」ガクッ
みほ「それどころか喜んで持ってきちゃって、そのせいでみんなの恥ずかしい姿が外に流れることになっちゃって……」ドヨォォン…
優花里「あ、あ、あ、すっすみません!西住流やましてや西住殿を非難するような意図は全く無くてですね……!」オロオロ
沙織「落ち込まないでみぽりん!みぽりんは悪くないよ!」
麻子「西住さんは被害者だ」
華「そうです、悪いのは別の方々ですから」
みほ「そう……だよね」
スクッ…(軍神立ち)
みほ「悪い人たちは……別にいたんだよね……」ギラリ
ゆかさおまこはな「そうそう……ここにね……」ギラリ
犯罪者集団「」
みほ「まさか、生徒会の方々まで関わってたなんて思いませんでした」ニコッ
桃「ま、待て、誤解だ西住!そもそもこれは会長が始めたことで……か、会長!説明を!説明をお願いします!」
柚子「も、桃ちゃぁん……机の上にこんなメモが……」ピラリ
【小山、河嶋へ 後は頼んだよん 角谷】
桃「そ、そんな……か、会長ぉーっ!?」ガーン!
梓「ご、ごめんなさい西住隊長っ……私、私、止めさせようと思ったんですけど、誘惑には逆らえなくて……あっ、でもボコパンツ可愛かったです!すごく可愛かったです、あ、や、パンツもですけど一番はやっぱり西住隊長本人で!でもでもブラはきつくなってるっぽいから新しいのに買い替えた方がいいと思います!あっあっ、私良かったら選ぶの手伝います!///」グルグル
ねこにゃー「さ、澤さん……テンパって墓穴掘りすぎ……」アワアワ
みほ「……も、もうっ……澤さんっっ!!///」
沙織「全くもぉ、あんたたちぃ……悪い先輩たちに乗せられちゃダメでしょ!」
優希あや桂利奈あゆみ「ごめんなさいママーっ!許してぇぇーっ!」ビエーン!
沙織「ママ違う!せめてお姉ちゃんぐらいにしといて!」ガビーン
優花里「エルヴィン殿までこんなことに加担するだなんて……」ワナワナ
エルヴィン「あっ、いや、違うんだ!私はただその、迷彩の柄が気になってだな……!」
優花里「あっ、なーんだ!そうだったんですね……あれは輸入品マーケットで知り合いから安く譲ってもらったレアモノなんですよぉー。そこに気づかれるとは、さすがエルヴィン殿です!」ペカーッ
エルヴィン(うっ!そ、そんな、信じ切ったような瞳で汚れた私を見ないでくれグデーリアン!)グラリ
麻子「……」ジトーッ
そど子「な、何よ、私はただ、風紀のために観察してただけなんだからね!?勘違いするんじゃないわよ!」
麻子「……」ジトーッ
そど子「そ、その……えっと……まあ、ちょっとぐらいはやましい気持ちもあったかもしれないけど……で、でもホントにちょっとだけなんだから!」
麻子「……」ジトーッ
そど子「な、なんとか言いなさいよぉ……もぉ……」グスッ
麻子「……そど子がいると風紀が乱れる」ボソ
そど子「!?」ガーン!
紗希「……」ボーッ
ナオミ(おい、どうする?)
ノンナ(他国の内政には不介入が原則。同志を連れて速やかに撤退します)
ナオミ(そうね、大洗のことは大洗に任せよう。こちらも隊長を確保してさっさと……)
華「あら、どこに行かれるんですか?お二人とも……」
ガシッ!
ブラーン…
ノンナ「なっ!?私たち二人を、同時に……」
ナオミ「首根っこを掴んで持ち上げた、だと……!?その体のどこにそんな馬鹿力が……?」ギョッ
華「せっかく来ていただいたのに、おもてなしもしないでお帰しするわけにはいきませんし」
華「もうちょっと……お付き合いいただけますか?」ニコニコ
ノンナ「」
ナオミ「」
みほ「ケイさん……カチューシャさん……」ユラァ…
ケイ「あ、ええとぉ……私たち、そろそろ帰ろっかなーなんて思ってたんだけどー……」アハハハ…
カチューシャ「そ、そうね!あんまり遅くまでいると、帰艦時間に間に合わなくなっちゃうものね!」コクコク
みほ「……見たんですか?」
ケイカチュ「へっ?」
みほ「……お二人も、私の、その、ボコのやつ……見たんですか?」
カチューシャ「みみみ見てなんかいないわよそんな、ボコられグマ(旧日本陸軍士官服バージョン)がお尻にプリントされたパンツなんて!」ブンブン
ケイ「そっそれにいいじゃない、似合ってると思うわよ?さすがにちょーっとお子様っぽいかなーとは思ったけど、ミホらしくてキュートだわ!」
みほ「……///」プルプル
カチューシャ「あ、あれ……何か余計な事言っちゃった……かしら?」
ケイ「えっと……ミホ?今のはその、ちょっとしたミステイクでね?」
スッ
みほ「……分かりました」
カチューシャ(あ、あれ?何か雰囲気が……)
ケイ(変わった……?)
ケイカチュ(これは……戦いに臨むときの”西住みほ”の表情っ……!?)ゾクッ…
みほ「ちょうどアヒルさんチームの部活動に人手が足りなくて困っているそうなので」
みほ「時間と体力の有り余っている皆さんに参加してもらおうと思います」
みほ「いいですね?」
ケイカチュノンナナオミ「部活動……?」
大洗の人たち「!!」
──体育館──
ケイ「いやー、さっきのみほの様子だとどんなお仕置きされるのかと思って焦ったけど、ただバレーボールの練習に参加すればいいだけだったなんて、ちょっと拍子抜けね」
カチューシャ「ミホーシャがカチューシャをしゅくせーなんかするわけないでしょ、バカね」フフン
ケイ「いやいやさっきめちゃくちゃビビってたでしょーが」
カチューシャ「び、びびっ、びびってなんかいないわよ!///」
ナオミ「まあそれはいいんだけど隊長、いくつか気になることがあるんだが」
ケイ「?」
ガラガラガラ ガチャン!
華「入口の封鎖と施錠、完了しました」
優花里「こちらも完了です、西住殿!」
ナオミ「何でわざわざ、全面鋼鉄製のシャッターが下ろされてるんだ?」
ねこ桃柚子ウサギエルヴィンカモ「あわ……あわわわ……」ガタガタガタガタ
ナオミ「それから、大洗の連中は何でこの世の終わりのような顔でコートの隅っこに寄り集まって震えてるんだ?」
ノンナ「まるでボリシェヴィキに処刑される前の貴族たちのようですね」
ナオミ「後、あの会話……」
典子「ほ、本当にいいの?もう対人で打つのは禁止だって言われてたけど……」
みほ「はい、遠慮なくお願いします」ニコ
典子「やった!久しぶりに人間と練習できる!バレー部復活の兆しが見えてきたぞーっ!」イエー!
妙子忍あけび「やりましたねキャプテン!もうひたすら装甲板を打ち抜くだけの毎日からは卒業できるんですね!」オーッ!
カチューシャ「……確かにあっちの隅に穴だらけの装甲板が沢山転がってるわね」
ノンナ「57mm砲弾の貫通跡にしてはずいぶん大きな穴だとは思っていましたが」
ナオミ「……あれ、内側の特殊カーボンも貫通してないか?」
ケイ「?」
典子「よーし、いけ近藤!Bクイックだ!」ポンッ
妙子「はいキャプテン!」ドォン!
ケイ「来たわね!ビーチバレーで鍛えた回転レシーブで……!」
ナオミ「っ!ダメだダメだ、ヤバいぞケイ!」
ノンナ「避けなさい!」
カチューシャ「ケイ逃げてぇぇぇぇー!」
ゴォォォォ…!
ケイ「ワッツ?」ヒョイ
ドゴォォン!
ギャリギャリギャリッ…
ジュウウウ…
ケイナオミカチューシャノンナ「……」
ケイ「……あ、あの……一応、確かめときたいんだけど……」
ケイ「これって、バレーボール、よね?普通、フローリングに当たったら跳ね返るやつ……よね?」
ケイ「なのに何で……床材貫通して土台のコンクリートにめり込みつつ回転摩擦で赤熱しながら煙上げてるの……?」ガクガク
典子「そんなクイックじゃ、中戦車の装甲を撃ち抜くのがやっとだぞ!マウスをブッ飛ばす勢いでいけっ、根性だぁ!」
妙子「すみませんキャプテン!」
典子「次、河西!レフトアタック!」ポーン
忍「いきます!」ダンッ ドォォン!
ゴォォーッ!
桂利奈「うぎゃーっ!こ、こっち来たぁぁーっ!?」
梓「みんな!バラバラに逃げて!」
エルヴィン「散開戦術で生存率を上げるぞ!」
ドォォォォンッ!
パリーンッ
モウモウ…
優希「み、みんな生きてるぅ~?」ゴホッ
あや「な、なんとか大丈夫……メガネはまた割れたけど……」
ケイ「し、至近弾の衝撃波だけで……」ポカーン
ナオミ「あの威力、だと……?」ゾォォッ…
典子「ちょっとちょっと、みんな逃げないでレシーブしてよー、練習にならないだろー?」
桃「できるかアホー!死ぬわ!」ヒィィィ!
エルヴィン「おまえたち、今のうちに遺言を考えておけ(十字を切りながら)」
エルヴィン「言っておくが、あいつらが八九式じゃなく生身で出撃していたら、サンダースもプラウダも開始30分以内に殲滅されていたぞ」
カチューシャ「中身の人間の方が戦車より強いですって!?ど、どーなってんのよ大洗の戦力配分は……」ガタガタブルブル
ノンナ「怯えているカチューシャも可愛らしい……今夜も日記が捗りますね」グッ
ナオミ「それよりまず今夜があるかどうかを心配しろよ!」
典子「どうしよっか、西住さん。これじゃ練習になんないよ」カタスクメ
みほ「コート外に逃げようとする人から優先的に狙ってください」
典子「えー?でも、アウトになるコースに打つのは練習としてどうなのかなぁ……」
みほ「では、こう考えてください」
みほ「コートの中にいるのは、人じゃありません」
みほ「八九式を狙っている重戦車の中隊です」
アヒルさんチーム「!?」ピシャーンッ!
みほ「早く全車輌撃破しないと、八九式が被弾してしまいます」
忍「な、何ぃぃーっ!?私たちの八九式を……!?」ギリギリッ
あけび「そんなこと、絶対に許せない!」
妙子「キャプテンっ!」
典子「よし、いくぞおまえたち……バレー部は!」
妙子忍あけび「いつでも八九式と共にあり!」
典子「ほんのちょっとだけ頭使って……!」
妙子忍あけび「後は大部分根性ぉー!」ウォォォォ
典子「八九式を狙う砲弾は!」
あけび「私たちのレシーブで跳ね返すっ!」
ドンッ!
ゴモヨ「きゃぁぁーっ!?」
典子「57mmで抜けない装甲は!」
忍「私たちのアタックで打ち抜くっ!」
ドォンッ!
カチューシャ「ひぃぃぃーっ!?」チョロッ…
典子「履帯が壊れて動けなくなったら!」
妙子「私たちが担いで運ぶっ!」
ドゴンッ!
柚子「か、髪の毛焦げたぁ……」プスプス
典子「むしろ八九式は!安全な格納庫で休んでいてくれればいい!」
あけび「はっきゅんをいじめる悪い戦車たちは!」
ドンッ
妙子「代わりに私たちがぜーんぶ!」
ドドンッ
忍「まとめてぶっ倒すっっ!」
ドドドドドドンッ!
典子「これが私たちの……」
あけび妙子忍「戦車道と、バレー部魂だっっ!」
コートの全員「た、た、助けてぇぇぇーっ!!」
紗希「……」ボー
アヒルさんチーム「そーれそれそれーっ!!」
ズドドドド ドカーン ドゴーン
柚子「桃ちゃん、お願いっ!」ガシッ
桃「私を盾にするのはやめてよ柚子ちゃぁん!?」ガビーン
そど子「みんな!頭頂部を敵砲口に向けるのよ!1回ぐらいなら耐えられるかもしれないわ!」
パゾ美「私たちのコレはヘルメットじゃないよそど子……」
優希あや桂利奈あゆみ「ひぇーん、助けてママぁぁー!」ギュウウウ
沙織「こらあんたたち、ママはやめなさいって……いつもいつもそうやって甘やかされると思ったら大間違いなんだからね?」 ハァ
優季「助けてくれたらぁ、一緒にダイエットしますからぁ~」
沙織「ふぇっ!?ちょっ、何でそれ知って……!///」カァァァ
沙織「って、そんなこと言ってる間にこっちも狙われてるじゃん!?やめっ、ちょっ、やだもぉぉぉー!」
梓「ねこにゃー先輩、何とか筋力で弾き返せませんか!?」
ねこにゃー「む、無理……ボクのパワーはあくまで、人間としての範囲内で鍛えたものであって……”ヒトの領域”を超えちゃったあの人たちの攻撃には、とても太刀打ちできない……」フルフル
エルヴィン「あいつら……もはや人間であることすらやめてしまったというのか……」
カチューシャ「ののののの、ノンナぁぁーっ!ななななな何とかしなさい!」ガタガタガタ
ノンナ「はっ、ただちに。では新しい下着を用意してありますので、片足ずつ上げてください」スルッ…
カチューシャ「パンツ履き替えさせなさいって言ってんじゃないのよ!漏らしてないから!……その、ちょっとしか……///」
ナオミ「クソッ、隊長!このままじゃ全員撃破されるのは時間の問題だわ、何か脱出のための作戦を……!」
ケイ「Ooooops……(すべてを諦めた表情)」
ナオミ(あっダメだこれパーシングに囲まれた時と同じヤツだ)
やってきた愛里寿「すごい……これが、西住流……ううん、みほ流……?」
優花里「さすが西住殿です!」
麻子「いやもう何もかも違う全部違う」
紗希「……」ボーッ
優花里(結局、皆さんでひたすら謝り倒したのと、これ以上続けると体育館が使用不能になる(主にこちらが理由)ということで、地獄のバレー部練習は死傷者が出る前に終了となりました)
優花里(でも、西住殿の追撃戦はまだ終わりません)
優花里(一度殲滅すると決めたら、最後の一輌まで徹底的に追い詰めるのが西住殿、さすがです!)
◇◇◇
沙織「ねー、ホントにこんな罠であの会長が捕まえられるの?」
愛里寿「大きなカゴに棒でつっかえ棒して……下に干しイモ……」
華「実物を初めて見ました♪」
みほ「うん、大丈夫」
みほ「連絡船の運航を中止してもらって、艦内の干しイモの流通路は全て押さえたから」
みほ「例え罠だと分かっていても、干しイモを手に入れるためにはここに来るしかないの」
みほ「それに、会長が脱出してからもう6時間……そろそろ干しイモ欠乏症で、思考力、気力ともに奪われ、目のかすみや手の震えなどの症状に悩まされてるはず」
みほ「たとえ会長でも、確実に罠にかかります。もう少しだけ待ってください」
沙織「えっと、あの……干しイモって合法の食べ物だよね?何か別のモノの言い換えとかじゃないよね……?」ダラダラ
麻子「干しイモジャンキー」
優花里「あっ!来ましたよ、会長殿が!」
フラフラ…
華「目がうつろですねぇ……」
沙織「あっ、干しイモを見つけたみたいだよ!罠にまっすぐ向かってって……」
パタリ
愛里寿「気絶した……」
優花里「何とか干しイモを口にして、とても幸せそうな寝顔ですっ!」
麻子「本当にかかるとは……この後どうするんだ、西住さん」
みほ「Ⅳ号で私の部屋まで運びます」
みほ「それで会長が起きたら、今回の件を含めてちょっとだけ、”お話し合い”をしようかなって思います」ニコ
沙織(どう見てもあの笑顔……ただの話し合いで済むようには思えないんだけど……」
華(深くは突っ込まないほうがいい気がしますね……)
──みほ自室──
杏「んっ……あれ、私……どうしたんだっけ……」ボーッ
杏「確か……干しイモが切れて、探してて……」ギシッ
杏「……!?」ギシギシ…
みほ「あ、会長。目が覚めたんですね」ヒョコッ
杏「! に、西住……ちゃん……」タラリ
みほ「どうかしましたか?」
杏「い、いや、あの……何で私、下着姿で両手両足ベッドに縛り付けられてんのかな、って思って……あは、あはは……」
みほ「……どうしてだと思いますか?」
杏「え、えっとぉぉ……もしかして、お仕置きされる……とか?な、なーんて……」
みほ「……」ニコ♪
杏(や、ヤバいねーコレは……)ゾクッ
杏(この笑顔、マジと書いて本気の西住ちゃんだよー……早く謝っちゃった方がいいね……)
杏「ご、ごめんっ! もうしないから、許してっ!」
みほ「……」
みほ「何を、ですか?」
杏「へ?な、何って……その。盗撮、しちゃったこと……怒ってる、んだよね?」
みほ「確かに、私怒ってます。ボコパンツ、みんなに見られちゃったし……///」
みほ「でも、一番怒ってるのは、そこじゃないんです」
杏「えっ、違うの?……えっと、何だろ……(普通に心当たりが多くて絞り切れないぞー……)」
みほ「……やっぱり、分かってないんですね」
杏「やっちょっ待って!今考えるから!少しだけ時間を!」
みほ「ダメです。戦車道に待ったはありませんから」ワキワキ!
杏「ひぃっ!?」
みほ「じゃあ、始めますね?」サワサワ
杏「きゃひっ!?」ビビクン
みほ「あれ、ちょっと脇腹撫でただけなのに……どうかしたんですか?」ナデナデ
杏「いや、あの……ひゃんっ!そ、その、そろーって撫でるのやめてぇ……///」ガクガク
みほ「もしかして、会長って……くすぐりにすごーく弱いんですか?」クスッ
杏(うっ……バレた……)
みほ「じゃあ、膝のうらから太腿にかけてとか……」コチョコチョ
杏「あは、やはっ、それダメっ……く、くすぐった……きゃはははっ!」ジタバタ
みほ「やめてほしかったら、私が本当は何で怒ってるのか当ててください」コチョコチョ…
杏「ひぃ、えっと、えっと……こっこの前のあんこう踊りの動画をネットに流してPV稼いだから……!?」
みほ「……アレの犯人会長だったんですね」コチョコチョコチョコチョ!
杏「(し、しまったぁ!)にゃっひんっわかっわかった、アレでしょ、にっ西住ちゃんの水着姿ピンナップ他校に売りさばいてたからでしょ……?」ビクビク
みほ「……へぇ。今度回収しないといけないですね……」グリグリッ!
杏「痛っ!それは痛っきゃんっ!だっ大丈夫大丈夫、本当に際どいのは自分だけで保管してこっそり楽しんでるから……あっ付け根の方に来るのはダメぇ!///」
みほ「太腿の付け根は何でダメなんですか?言ってくれないと分からないです」コチョコチョサワサワナデナデ
杏「あはははひゃんっきゃひっあひっ、くっ苦しっちょっホントッやめっ、にゃははははッ!」ビクンビクン
───
──
─
ピタッ
杏「はぁっ、はぁーっ……///」
みほ「では、1分だけ待ってあげますから考えてください」
杏「ふぇっ、い、インターバル短っ!?え、えっとえっと……!」
みほ「52、51、50……」
杏「ひ、ヒント!ヒントちょうだい!」
みほ「わかりました」
みほ「私、この学校に来たときは本当は戦車なんてもう見るのも嫌だったんですけど、誰かさんのせいで無理やりまた戦車道やらされることになって……」
杏「や、やっぱりそうじゃないかとはうすうす思ってたけど恨まれてたーっ!?ていうか、もう答え言っちゃってんじゃん!」ガビーン
みほ「いえ、まだこれは答えの一部でしかないです」フルフル
みほ「でもみんなと戦車道をやるうちにすごく楽しくなって……”勝つためだけ”じゃない戦車道もいいかなって思うようになって……それなのに、誰かさんが大事な秘密を隠してたせいで突然”勝たなきゃいけない”って方向に引き戻されて……」
杏「だから、答え全部言っちゃってるよっていうかホントごめんなさい!」
杏「なんて言っていいかわかんないけど……西住ちゃんにあんまり重荷を負わせたくなくて、自由に戦車道やってほしくて……でも結局守りきれなくて……ホントごめんね……」ショボン
みほ「そんなことぐらいわかってます。会長が私やみんなの気持ちを気遣ってくれてたことぐらい……」
杏「えっ……そう、なの……?」
みほ「でも、私は……」ウツムキ
杏「西住ちゃん?」
みほ「……とりあえず、答えはまだ全部じゃないですし1分経ちましたので再開しますね」ニコ
杏「えっ何それひどい」
みほ「ところで、会長はお腹の辺りは敏感な方なんですか?」フゥーッ
杏「ひゃうっ!?」ゾクッ…
みほ「あれ……息吹きかけたぐらいでそんな反応しちゃうんですか?これから先が思いやられますね」クス
みほ「どの辺りからくすぐろうかなぁ……おへそのそばとか……それとも脇腹から?」ツーッ…
杏「っくっ……///」ギュウウ
みほ「腹筋に力入れたって意味無いですよ?」
みほ「それじゃあ、これから会長が息できなくなっちゃうぐらいまで、思いっきりくすぐりますけど……心の準備はいいですか?」
杏「あ、あう……ま、待って……///」
みほ「ダメです。準備ができてなくても待ちません」ニコ
コチョコチョコチョコチョ
杏「うひぃ!やっはっあはははっ!」ビクンッ
コチョコチョコチョコチョコチョコチョ
杏「にゃはっあははははっ、あっあんっきゃははははッ!///」ジタバタ ギシギシ
みほ「暴れるともっと激しくしちゃいますよ?」
コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…!
杏「しょっしょんあことっ言われへもっにゃはははッ!ひぃぃっ、くっ苦しっ、ほっホントに息、できなっ……///」
───
──
─
ピタッ…
杏「……っぜぇーっ、ぜぇっ……」ピクピク
みほ「ではまた30秒待ちますので残りの答えを考えてください」
杏(さ、さらに短くなってる……こ、この西住ちゃん、”鬼”だ……私は”鬼”を目覚めさせてしまったっていうのかー……)ガクガク
杏「お、お願い……ヒントを……またヒントをお願いします……」ハァハァ
みほ「いいですよ?」
みほ「また学校が危なくなった時、会長……一人で東京に行っちゃいましたよね。今度は河嶋先輩たちにも相談しないで」
杏「うっ……あの時は何がどうなるかまだ分かんなかったし……変に希望を持たせてダメだったら、って思って……」
みほ「でも、お母さんたちと交渉したりしたんですよね?私がいたら、少しは役に立つかも、とか……全然思ってもくれなかったんですか?」
杏「え?え、えっと……」
みほ「私は、会長の何なんですか?戦車を動かすだけの、都合はいいけど心を打ち明けるには足りない、ただの道具ですか……?」
杏「に、西住ちゃん……?」
みほ「……まだ答えはもう1個残ってます。30秒経ったので再開します」
コチョコチョコチョコチョ
杏「やっはっにゃはははははっ、あ、あしのうらはダメっ、よ、よわいのっあはっあはははははっ♡///」
みほ「会長、弱いところだらけじゃないですか。一体どこだったらくすぐってもいいんですか?」
コチョコチョコチョコチョ…
杏「ふわぁぁ、あひっ、りゃかりゃ、ぜんぶりゃめっ、も、もうくすぐりゅの、やめへぇ……きゃはははっ♡///」
みほ「嫌です。ウソつきで大切な事は何にも話してくれない会長なんかのお願いなんて、絶対に聞いてあげません」ギリッ…
杏(ひぃ、しっかり足首握り締められた……これじゃ逃げられな……)ゾクッ
コチョコチョコチョコチョ カリカリカリカリ
杏「──ッッ!……あひ、ひぃぃぃぃッ……!」ビクビク
カリカリ コチョコチョ グリグリ
杏「うひぃっ、やっ、きゃっ……痛っいたいあははは!///」バタバタ ギシギシ
コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…!
───
──
─
…ピタ
杏「はぁ、はぁ、ふぅーっ……お、終わった……の?」
みほ「次は20秒……」
杏「ひっヒント!ヒントくださいっ!」
みほ「……私が戦車から降りるとき、いつも下から見てますよね?」
杏「えっ?」ドキッ
みほ「身長が低いのを生かそうとしてますよね?わかってると思いますけど、絶対パンツは見えませんからね、世界の法則的に」
杏(ヤバイ、それでももしかしたらーと思って毎回チャレンジしてたのがバレてたかー……)
みほ「みんなでお風呂入った時も、横目でちらちら見てましたよね?私がわざとタオルはだけちゃったフリした時は、ものすごく正面から視線を感じましたけど」
杏「えっアレわざとだったの!?」
みほ「……やっぱり見てたんですね」
杏(しまったカマ掛けに引っ掛かった!)ガビーン
みほ「ちゃんと言ってくれれば…………あげたのに……」
杏「へっ?」
みほ「もうヒントはこれで終わりです。制限時間はとっくに過ぎたので再開します」ニコ
杏「」
グイッ
杏(あう、腕押さえられた……ってことは……)ゾゾゾッ
みほ「はい、じゃあ脇の下、いきますね?」
杏「む、無理だよぉ西住ちゃん……ほ、本当に一番、弱くてっ……ゆ、許して……」フルフル
みほ「あは、涙ぐんでる会長は可愛いですけど……正解を答えられるまではダメです♪」
コチョコチョコチョコチョ
杏「ふわぁぁぁっ!あんっ……くっ、あは、あははははあははっ!///」
コチョコチョコチョコチョ
杏「にゃっあはははは、もっ無理っきゃははははは!た、助けったすけへっ!///」ビクビク
みほ「誰に助けを求めてるんですか?河嶋先輩ですか、小山先輩ですか?……どっちにしても、どうせ私にじゃないですよね」
コチョコチョコチョコチョコチョコチョ…
杏(ひぃ、どんどん激しく……!)ガクガク ジワァ…
みほ「あ、首筋に汗かいちゃってる……舐めとってあげますね?」ペロッ
杏「んひぃ!?///」ビクン
みほ「あ、こっちの脇の下の方も……ん、ちょっとしょっぱいです」ツーッ
杏「はぁうっ、そんなとこダメだってばぁ……!///」ゾクゾクーッ
みほ「さっきからダメダメって言ってますけど、本当は気持ちいいんですよね?」コチョコチョ
杏「はひぃ、えっ、にゃんでっんひひっ?///」
みほ「だってパンツの前のとこが湿ってきてますし。ここからはっきりわかるぐらい」
杏「うっ……えっ……?///」
みほ「ほら、自分で見てください」グイッ
杏「や、やだ……」フルフル
杏(さ、さすがにそんなの恥ずかしすぎるだろーっ……///)ギュウウ
みほ「……」
みほ「見なさい」ボソ
杏「っ!?」ゾクッ
みほ「返事は?」
杏「は……はいっ……///」コクリ
みほ「ほら、私の言った通りでしたよね?」
杏「う、うん、そうだけどぉ……///」
みほ「嫌がってるフリして、またウソだったんですね。本当は気持ちよくなって喜んでたんだ」
杏「ち、違うんだよー、本当に……///」フルフル
みほ「それなら、会長の望み通りにしてあげますから」
コチョコチョコチョコチョコチョ
杏「わぁぁっ、だからほんとにちがっ、あは、ふわぁははははきゃひひひっ!!」
───
──
─
ピタ
杏「はひぃ……はふぅ……」ビクッビクッ
みほ「もう解答時間10秒しかありませんけど。もちろんヒントも無いです」
杏「はぁ……うぁ……(な、何とか答えないと……さっきから西住ちゃんは、ほとんど正解言ってるはずで……!)」
みほ「8、7、6……」
杏(ここで答えられなかったら、もう絶対抜け出すチャンス無くなる……)ゾクッ
杏(でも頭がふわふわして回んないよ……西住ちゃんは一体、何に一番怒ってるの……?)
みほ「3,2、1……」グッ…
杏(わぁぁぁっ、とっとにかく何か言わないと……!)
杏「す、好きっ……!」
ピタ
みほ「……」ジーッ
杏「えっと、そ、その……つまり、私が……西住ちゃんのことを……好き……///」
杏「西住ちゃんが怒ってたのは……私がずっとそれを隠してたから……で、いいんだよね?///」
みほ「……制限時間ギリギリでしたけど、特別にセーフにしてあげます」ニコ
杏(た、助かった……ていうかすごく恥ずかしいこと言ったはずなのに、それ以上に恥ずかしいことされてたせいで全然実感湧かないよー……)ガクッ
みほ「ロープはほどいてあげますね」シュルッ
みほ「言っておきますけど、私だって心苦しかったんですよ?」
みほ「会長がどうしても素直になってくれないから、やむをえず……だったんですからね」
杏(ウソだぁ……あの顔は絶対楽しんでただろー、無自覚かもしれないけど……)ボソ
みほ「何か言いました?」ギン
杏「ひっ!?」ビクッ
みほ「不満があるのなら、最初からやり直してもいいんですけど……」ゴゴゴ
杏「ごっごめんなさいっ何も言ってませんっっ!」ブルブル
◇◇◇
杏「西住ちゃぁん……♡」ギュウウーッ…
みほ「あは、会長ってこうやって抱きつくの、好きなんですね」
杏「そうだよぉ……ずっとホントはこうしたかったけど、自分の気持ちを出しちゃ、いけないって思ってて……」
みほ「でも、選抜戦の後のときは?思わずしちゃったの?」クス
杏「う……うん……ごめん……///」
みほ「それより、もっと早く言ってくれれば良かったのに」
みほ「あんなに私のこと見てくるくせに、いつになっても何も言ってくれないし……今日なんて他の人たちにまで私のボコパンツ姿を……///」
杏「だってぇ……そんなこと言う資格なんか、無いって思ってたんだよー……」グスッ…
杏「ずっと西住ちゃんに苦しい戦いをさせてきたのは私だし……最初の勧誘なんてほとんど脅したようなもんだったし……」
みほ「学校にいられなくしちゃうよ、でしたっけ。確かに廃校になったらいられなくなりますよね……」アハハ…
杏「それにさぁ、西住ちゃんの周りには……あんこうチームのみんなとか、他校の隊長とか……優しくて可愛い子たちがいっぱいいるじゃん?」
杏「とても割り込む隙なんて無いって思ってたんだよぉ……」
杏「でも、好きになっちゃいけないって思えば思うほど……余計に西住ちゃんのことしか考えられなくなっちゃってさぁ……それでヤケになったりして……」
みほ「……」ナデナデ
杏(背中を撫でる西住ちゃんの手……心地いい……)ポーッ
みほ「私も……素直じゃないけど本当はすごく優しい会長のことがずっと好きでした」
みほ「これからは、いっぱいっぱい私のこと、考えてください」
みほ「つらいことがあったら、何でも話してください」
みほ「重荷があるのなら、一緒に背負いますから。そういう関係になりたいから」
杏「西住ちゃん……うんっ……!」ギュウウッ!
みほ「えへへ……」ナデナデ
みほ「ねぇ、かいちょ……ううん、杏さん///」
杏「何……?えっと、み、みほ……///」
みほ「キス、したいな……ダメ?///」
杏「えへ、えへへ……もしダメって言ったら?///」
みほ「怒ります(真顔)」
杏「じゃあ選択肢ないじゃんっ!?」ガビーン
みほ「はい、杏さんにはもう拒否権なんてありませんから」クス
チュッ…
杏「んっ……♡」
みほ「ん……はぁ♡」
みほ「そういうわけでこれからは、ぜーんぶ私の言う事に従ってもらいます。いいですね?」ニコニコ
杏「う、うう……わかったよぉ……///」
みほ「じゃあ最初に、明日はね……」ボショボショ
杏「え、ええっ!?マジでやんないと……ダメなのソレ?///」
みほ「ふぅん……早速逆らうつもりなの?」ギンッ!
杏「ごごごごめんなさいっ!やる、やるからーっ!」ビクーッ
杏(今さらだけど、私とんでもない子を好きになっちゃったみたいだねー……)ゴクリ
杏(というか、目覚めさせた?つまり、自業自得……?い、一体これからどうなっちゃうんだろー?)
──翌日 昼休み──
ザワザワ ヒソヒソ…
エー、ドーナッテルノアレ-
カイチョウトニシズミサンガ?
杏「……///」プルプル
みほ「はい、杏さん。あーん♡」
杏「あ、あーん……///」
みほ「どうですか?杏さんほどお料理は上手くないけど、頑張って作ったの」
杏「えっと、その……おいしいよー、み、みほ……///」
桃「……」アングリ
柚子「す、すごいね……///」
華「衆人環視の中で堂々とあの会長を膝に乗せながらお弁当を食べさせあうなんて……ハイレベルなアクティブさですね!」
麻子「もう羞恥プレイだな」
優花里「いつの間にか名前で呼び合ってますし……」
愛里寿「……うらやましい」ボソッ
沙織「い、一体昨日、何があったの!?」
沙織(ってみんなが聞きたかったんだけど……)
沙織(アンツィオを撃破した時にキューポラの上で浮かべてたみたいな、とーっても満足そうなみぽりんの笑顔の迫力に立ち向かう勇気は誰にも無くて……)
沙織(結局真相は闇の中になっちゃった)
沙織(とりあえず、私たちが強く強く心に誓ったのは……西住流だけは、絶対に怒らせちゃいけないってこと)
沙織(みんなも、近くに西住流の人がいたら、気を付けてね!沙織との約束だよっ☆)
──その頃、熊本の西住流の人たち──
【再生停止】
しほ「ついにみほも……西住流の神髄に達したようですね」
しほ「鋼の心で突き進み、強きをくじき弱きもくじく。狙った獲物は逃がさない、釣った魚は活け造り」
しほ「まほ、あなたも負けてはいられませんよ」
まほ「今ほど自分は西住流そのものですと宣言したことを後悔したことはありません」
まほ「というか、みほに匿名で送りつけるボコグッズ全部にカメラを仕込むというのはいかがなものでしょうか……」
しほ「余計な口を挟むようなら今後一切動画データのコピーは渡しませんよ」
まほ「すみませんでしたッ!」
・終わりです
・それではおやすみなさい
おつ!
次は澤ちゃんルートかな?
・レスありがとう
・>>52 一応その予定だけど唐突に他のルートを思いつくと順番が前後する可能性があります
唐突な例↓
亜美「蝶野が斬る!」みほ「恋のお悩み特集です」
亜美「蝶野が斬る!」みほ「恋のお悩み特集です」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453230992/)
・ageてたすいません
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