【艦これ】提督「木曾とケッコンした」 (66)


提督「…… 木曾」

木曾「……… え、俺… 俺!?」

提督「お前と過ごした時間が、とても心地よかった」

木曾「… はは、何て言うかな… 嬉しい」


提督「俺と、ケッコンしてくれ」

木曾「ああ、喜んで」

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木曾「… この書類の誤字、酷いぞ?」

提督「うぐ… すまん」

木曾「最近働き詰めじゃないか。少し休んだらどうだ」

提督「いや… この束だけ終わらせよう…」

木曾「はぁ… 全く世話が焼ける」

提督「… ありがとう」

木曾「いいさ。言わなくたってわかるだろ?」クスッ

提督「…… ああ」ウツロ


提督「」バタン

木曾「… 終わった瞬間これだからなぁ…」


提督「うう……」

若葉「……………… 縁も悲しい男だ」

提督「…… 若葉、か」

若葉「ん、気がついたか?」タッタッタッタ

木曾「おーう、目が覚めたか」バタン

若葉「ただの疲労だ。少し休んでればすぐ楽になる」

提督「ああ… そうか… 倒れたのか」

若葉「木曾が医務室に提督を担いできたのには、流石に驚いたぞ」

提督「どのくらい寝てた?」

若葉「…… 十本刀編から、最終章まで」

提督「… 時間で言ってくれ」

木曾「大体三時間から四時間の間。倒れた奴に言うのもなんだが、少し頼りないな」

提督「ああ、すまん」

木曾「そこも含めて、俺達の提督さ」

若葉「その通りだ」

提督「ははは」


木曾「~~~♪」

提督「……… スヤァ」

木曾「~~~♪」ナデクシャ

提督「」Zzz

木曾「相変わらず… 警戒心の無い顔だ」クスッ

提督「…… きしょぉ…」

木曾「…… 馬鹿」クスッ


阿武隈「どう?」

球磨「ちゃんとカメラに収めたクマ。木曾は一人だと本当に乙女クマね」

三隈「くまりんこの言った通りでしたわね」

木曾「聞こえてんぞ」


若葉「………」

最上「………」

木曾「………」

提督「…………… え、なにこの面子」

妖精さん「僕も居ます」ヒョコッ

木曾「…… 俺も聞いてないんだが」

若葉「若葉もだ」

最上「……… 実は僕も」

提督「え…… 俺は手紙が置いてあってな」

木曾「同じだ」

若葉「ああ」

最上「綺麗な字だったよね」

妖精さん「スタンバイオッケーです!!」グワッ

提督「!?」ビクッ

木曾「!?」ビクッ

若葉「!?」ビクッ

最上「!?」ビクッ


??「」バタン!(全身黒タイツ)

提督「え!? 黒タイツの怪しい奴が二人入ってきたぞ!?」

最上「ははは、なにその説明口調」

??「」ガシッ

??「」ガシッ

最上「へ? ぼ、僕?」

??「」

??「」

最上「うわぁぁ」ズルズルズルズル

提督「最上ぃぃぃ」

若葉「ここがコタツじゃなかったら助けに行けたものを―― すまない」

木曾「一番の敵は… このコタツだったな」

妖精さん「皆さん清々しいほど薄情ですね」


提督「… 皐月と、翔鶴―― いや、瑞鶴かな?」

妖精さん「お、おー、正解です。すごいですね」

木曾「匂いか?」

提督「仕草」

若葉「流石によく見てるな」

木曾「敵わないな、提督には」ハハハ

妖精さん「最上さんを心配してあげないんですか…」


皐月?「」バタン!

最上「やぁぁだあああああこんな格好いやだああああぁぁぁあああああ」グイグイ

提督「扉の向こうで一体何が…」

瑞鶴?「観念しなさい! ほら!」グイーッ

最上「ぎゃあああああああああああああああああ」

提督「おっ」

若葉「ほぅ…」

木曾「これは…」(嫌な予感がした)

最上「うう… 見ないでぇ…」(ゴスロリミニスカメイド)


皐月「皐月だよ!」ガバッ

瑞鶴「瑞鶴よ!」ガバッ

提督「知ってた」

若葉「これは何の真似だ?」

三隈「第一回!」ガバッ

木曾「うわびっくりした」

阿武隈「ボーイッシュな艦娘をプロデュースしよう!」

木曾「…… やっぱり」

若葉「そんな…」

球磨「ウィズ、何だかケッコンするとしないとあまり変わらない木曾と提督の距離を縮めようの会クマ!」

提督「!?」

木曾「」(木曾は逃げ出した)

翔鶴「」バッ(しかし 回り込まれてしまった)

弥生「次は若葉ね」

若葉「えっ」

皐月「」ガシッ(超笑顔)

瑞鶴「」ガシッ(超笑顔)

若葉「うわぁぁぁぁああああ」ズルズルズルズル

提督「若葉… すまない… 俺が不甲斐ないばっかりに…」

木曾「ここがコt(ry」


最上「うぅ… ヘクチッ… うぅ…」

提督「まぁ、とりあえず入ったら?」

最上「…… うん」モゾモゾ

木曾「………」ジローッ

提督「」ジーッ

最上「……… みないで///」ボソッ

提督「えらく可愛らしくなったな」

最上「うあああああああ言わないでえええええ」

木曾「割と似合ってるぞ?」

最上「ひぃいいいいいいいんもうやめてえええええ」

提督「モガミンメイド可愛い」

木曾「おかえりなさいませって言うんだ」

最上「いやああああああああああああああああああああああああああ」


皐月「」バタン!」

木曾「チッ… いい所に――」

若葉「」(猫耳フリフリロリータ)

木曾「」

提督「」

最上「もう… なんなのさ――」

若葉「」(世界一可愛い猫耳フリフリロリータ)

最上「」

若葉「な… 何か言ってくれ…///」(割と気に入ってる)

提督「嫁が居る前だが… 超可愛い」

木曾「構わない… 俺も同じ事を考えてた」

最上「僕もうなんか平気になったよ」

若葉「///////」ボフゥン


瑞鶴「想像以上だったわ… もうなんか… 私達が危なかった」

皐月「初霜なんか鼻血出しちゃってね」ハハハ

若葉「恥ずかしいが… たまにはこういうのも… 悪くない」

提督「悪くないどころか、滅茶苦茶いいわ」

木曾「抱きしめたい」

最上「とりあえず入りなよ」

若葉「こうもスカートが短いとな…」

最上「うんうん」

皐月「…… さて」

木曾「う…」

瑞鶴「木曾… 付いてらっしゃい」

木曾「断りたい」

皐月「だめ! ほら行くよ!」ガシッ

瑞鶴「ここの鎮守府総出で頑張ったんだから!」ガシッ

提督「俺が倒れている間に何やってんだ…」

木曾「うおおおおおおおキソォォッォオ」ズルズルズルズル

若葉「ここがコt(ry」

最上「本気で焦ると語尾にキソって付くって、本当だったんだ」

提督「俺も初めて聞いた」


提督「……… ハッ」

提督(ここにはゴスロリミニスカメイドの最上と世界一可愛い猫耳フリフリロリータの若葉と俺しかいないぞ!? なんだこの天国!)

最上「… 提督、あんまり見ないでよね」

若葉「木曾という人が居るのに、そんな目で見られると、変な気分になる」

提督「うん… ごめん」

提督「」ジーッ

最上「……… うう///」

若葉「ふぅ… 仕方のない人だな、提督も」

提督「目の保養目の保養」

最上「馬鹿!///」カァァッ

若葉「……… 悪くないが///」カァッ


弥生「ラブコメ中失礼します!」バタン!

長月「こっちだ、木曾」

木曾「いや、最上と若葉に比べたら、余り派手ではないが…」

最上「さてさて」

若葉「」ジーッ

提督(なんか緊張してきた)ドキドキ


木曾「その… 提督… どうだ?///」(中世風ロングスカートメイド)

最上「」グハッ

若葉「」ブハッ

提督「」チーン

木曾「!? ど、どうした…」

弥生「皐月と瑞鶴は途中で憤死しました」

最上「露出が無いのに… すごく似合ってる… え? この人木曾さん?」

長月「ああ。私達も初めは信じられなかった。この正統派美女が、あのツッコミ担当イケメンだなんて」

木曾「ツッコミ担当イケメンって」

弥生「そうだよ。言うほどツッコんでないし」

木曾「………」

提督「」チーン

若葉「あ… 提督が気を失ってる」

木曾「な… お、おい! 大丈夫か」キラキラキラ

提督「」ブファッ

最上「ちょ、木曾さん一回離れて! 提督のライフはもうとっくにゼロだから!」


翔鶴「えー、瑞鶴が倒れてしまったので、私が音頭をとりますね」

木曾「あ、翔鶴」キラッ

翔鶴「」ブハッ

長月「翔鶴!?」

翔鶴「だ… 大丈夫よ… ここまでだとは思わなかったけど…」プルプル

若葉「これ以上に何かするのか?」

翔鶴「着て貰ったからには活用せねばなりません。メイド、すなわち従者、従者の勤めは主を守ること」


翔鶴「ここに、第一回提督鎮守府大メイド大会を開催致します!」


三隈「イェェェェェェェェイ!!」

球磨「フォォォォォォォオオオオ!!」

イムヤ「もっとやれー!」ハハハ

初春「ここまで吹っ切れてしまうと、逆に清々しいのじゃ」ハァ

最上「大メイド大会?」

若葉「三人しかいないぞ?」

木曾「」(嫌な予感がした)


翔鶴「えー、まずは、尊い犠牲となってもらったこちらの三人に来てもらいましょう」

潮「なんで私が…」(胸強調ミニスカメイド)

ハチ「誠に遺憾です」(司書風シックロングメイド)

望月「はぁ… 断れば良かった」(スタンダードメイド)

三隈「よいぞ… よいぞ…」ハァハァ

球磨「三人とも似合ってるクマ…」ハァハァ

翔鶴「ルールは簡単! 二人1チームで、3チーム対抗での勝負となります!」

若葉「三つ巴… か」

最上「誰とチーム組むの?」

望月「モガミンはあたしと」

木曾「…… 勝負なら、負けられないな」

ハチ「中身はちゃんと木曾さんですね」

翔鶴「別会場でのクイズ形式の問題に挑んでもらい、その総合得点、またはメイドポイントで勝敗が決まります!」

木曾「または…?」

若葉「メイドポイントって何だ?」

翔鶴「我が鎮守府きってのメイド好き、三隈さん、球磨さん、阿武隈さんと、純粋な島風ちゃん、しおいさん、子日ちゃんの六人が、独断と偏見で、その人のメイドっぽさをポイントとして加算されるものがメイドポイントです!」

最上「なんだそりゃ…」

木曾「純粋な子を巻き込むなよ…」


翔鶴「えー、まず最下位となってしまったチームには、一日、その服装で過ごしてもらいます」

最上「絶対勝つ」

望月「はやい」

翔鶴「二位となりましたチームには、衣装はプレゼントされますが、着る義務は課しません」

ハチ「… 嫌らしい…」

木曾「全くだ」

翔鶴「そして見事、優勝を飾ったチームのお二人には、一週間、その格好で提督に奉仕できる権利が授けられます!」

木曾「!?」

ハチ「!?」

最上「!?」

望月「!?」

若葉「!?」

潮「!?」

若葉「い… いや、もう提督は木曾と――」

翔鶴「嫌ですねぇ… 余興ですよ。その懸命な姿を皆でニヤニヤしながら見るんです」フフフ

望月「黒翔鶴だ」

木曾「… 馬鹿馬鹿しい」

球磨「本当にそうクマか?」

木曾「なに?」


球磨「木曾、お前本当に、今のままの関係でいいクマ?」

木曾「何を言ってるんだ球磨姉?」

球磨「これを見るクマ!」

三隈「」スチャッ

木曾「これは…」

球磨「提督の看病をしている木曾の顔は、どこか寂しげクマ! これも! 提督が外出するのを見送る時の顔も、とっても悲しそうクマ!」

木曾「そ、それは――」

球磨「木曾! 断言するクマ!」


球磨「お前は今、提督との距離感に満足していないクマ!!!」


木曾「な… お、俺が… そんなことを…」

球磨「心のどこかで思っているはずクマ。もっとイチャイチャしたい、平行世界の初霜や若葉のようにイチャイチャしたいと…」

木曾「何を言っているんだ… ?」

球磨「とにかく! 木曾はまだ満足しちゃいないんだクマ! 傍目から見ればもうすぐにわかるクマ! 見てられないクマよ!」

木曾「球磨姉…」

球磨「… この企画は、元々提督と木曾の距離を縮めようと、球磨と三隈で考えてた事クマ。気がついたらこんな事になってたけどクマ」

木曾「……」

球磨「こうでもしないと、きっと木曾は自分に嘘をついたままクマ。そんなのは球磨、嫌だクマ」

木曾「そんな… 俺のことを思って…」

三隈(ちょろい)

球磨「… もし木曾以外の誰かが優勝してしまえば、提督は心変わりしてしまうかもしれないクマよ?」

木曾「!」

球磨「木曾なら優勝できる。そう思って、この大会を開くんだクマ。姉ちゃんからのお願いだクマ。やってほしいクマ」


木曾「… 分かった… 球磨姉―― 俺、全力で頑張るから!」

球磨「それでこそ球磨型自慢の妹クマ!」(計画通り)

翔鶴「姉妹の絆っていいですねぇ」(計画通り)

望月「黒いなぁ」


提督「…… ハッ 木曾が超絶王道美少女メイドになっている夢を見てた」

木曾「提督…」

提督「夢じゃない!? 三人ほど増えてるし!」

木曾「…… 俺、絶対勝って、ご奉仕するからな!!!」

提督「!?」

―――― 会場

瑞鶴「えー、では、改めてルール説明を行います」

瑞鶴「①クイズ形式の問題を早押しで解いてもらい、その合計点数、及び、純不純入り混じった審査員によるメイドポイント(MP)によって勝敗が分けられます」

瑞鶴「②回答者は早押しボタンを押した後で決めてもOK! ただし迅速にお願いします」

瑞鶴「③不正行為が認められた場合、問答無用でそのまま演習にひっぱりだします」

最上「鬼だ…」

瑞鶴「④MPについての反論は認められません」

瑞鶴「以上よ。何か質問はあるかしら」

若葉「優勝したとしても、それは二人となる訳だが、二人で奉仕するのか?」

瑞鶴「ええ。一日中二人でやってもらいます。ただし、木曾さん率いるチーム『正統派』が優勝した場合、ハチさんには『できる限りの願いを叶える券』が授けられ、提督への奉仕は木曾さんオンリーになります」

若葉「ならいい」

瑞鶴「協力して下さったのは、メガネ鎮守府より派遣された、青葉さんと衣笠さんです」

青葉「恐縮です! 皆さん、笑顔笑顔~」

衣笠「青葉、もっとナチュラルな表情になった時に撮ればいいよ」

木曾「撮影… だと?」

瑞鶴「他に回したりはしませんよ。いつか見る為に思い出として撮るだけです」

青葉「協力代として1枚いただきますけどね~」

夕飯で落ちます… 


瑞鶴「では―― 早速問題に入っていきます! 問題は三つに分かれており、それぞれ特徴的な出題方法だから、ちゃんと柔軟に対処してね」

木曾「よし…」

若葉「こいこい…」

最上「最下位は嫌だ最下位は嫌だ」

翔鶴「第一問は、『声当てクイズ』です!」

望月「声当て…?」

翔鶴「全鎮守府の協力を得まして、様々な艦娘に、それぞれ別の艦娘を象徴する台詞を録ってもらいました」

瑞鶴「協力してくれた鎮守府の皆様、ありがとうございました。後に完成した円盤をお送りいたします」ペコ

木曾「結局回すんじゃないか!」

翔鶴「あくまで海軍の中でだけです。では早速行きます! 第一問!」

アナウンス(イムヤ)「この声、だーれだ」


『頭をなでなでしないでよ! もう子供じゃないって言ってるでしょ!』


チーム『正統派』
木曾「暁の台詞か」

ハチ「声は似てますね…」

チーム『フリフリ』
最上「うー…ん? 姉妹艦の誰かかな」

望月「安直じゃね? もう少し考えてみよ」

チーム『大丈夫だ』
若葉「」ピンポン!

潮「ふええぇ!?」


瑞鶴「若葉ちゃん早い! 回答をどうぞ!」


若葉「駆逐艦… 響!」

<ブッブー

瑞鶴「ああっと残念! お手つきになんらペナルティはありませんが、MPの方は」

チーム『大丈夫だ』MP-5

瑞鶴「いきなりゼロを下回ってしまった… これ大丈夫かしら」

若葉「絶対そうだと思ったのに…」

潮「だ、大丈夫だよ! ゆっくり考えよ――ピンポン! !?」


瑞鶴「おお、チーム『フリフリ』どうぞ!」

最上「… せーのっ」


最上望月「「重巡青葉!」」


青葉「!」

瑞鶴「これは……」


<テンテンテンテンテーンテーンテテテーンテーン(S勝利)

翔鶴「おめでとうございます! 大正解です!」

最上「やったね!」

望月「よっしゃ!」

青葉「///」

瑞鶴「どうして分かったのかしら… ? 結構難しかったと思うんだけど…」

最上「もっちーがね、青葉さんの耳が滅茶苦茶赤くなってるって気づいたんだ」

青葉「ハッ」

瑞鶴「これはもっちーの人間観察が生きたか! チーム『フリフリ』10P獲得!」

チーム『フリフリ』10P MP5P

球磨「いい調子だクマ」

島風「すっごい! ぜんぜんわかんなかった…」

翔鶴「MPも入りましたね。では次の問題です!」


『甘えてくれても、いいんですよ?』


望月「夕雲の台詞だ」

潮「特徴的な声ですけど… 誰だったかな…」

<ピンポン!

瑞鶴「はい、チーム『フリフリ』」

望月「…… 如月?」

<ブッブー

望月「早いな…」

瑞鶴「残念でした~。確かにちょっと似てるけど違うわ!」

潮「はっはい!」ノ

翔鶴「…… あ、潮ちゃん、そのボタン押してね」

潮「ふぇっ!? あ、あっ、ひゃい…」///

チーム『大丈夫』MP20

三隈「素晴らしいですわ…」

阿武隈「ドジっ子なメイドもオッケーです!」ハナヂダバー

瑞鶴「大量のMPゲット! さすが我が鎮守府のあざとい担当!」

潮「あざとい担当ってなんですか!」ピンポン!

瑞鶴「はい潮ちゃん!」


潮「…… 響、ちゃん?」

瑞鶴「おっとぉ?」


<テンテンテンテンテーンテーンテテテーンテーン


若葉「な… す、すごいぞ潮!」

翔鶴「これ分かんないですよ… って感じで入れた問題だったのに…」

潮「響ちゃん、すっごくモノマネが上手なんですよ!」

青葉「へぇ~」メモメモ

チーム『大丈夫』10P MP20


翔鶴「続いての問題です!」



『その艦貰ったぁ!!』



最上「ブフォッ」

望月「!?」


最上「あはははは! これならすぐ分かるよ!」ピンポン!

瑞鶴「自信たっぷりね… どうぞ!」

最上「日向師匠!」

青葉「おおっ!?」

衣笠「え、あれ日向さんの声?」


<テンテンテンテンテーンテーンテテテーンテーン


瑞鶴「すごい! 本当に当てるなんて!」

最上「伊達に弟子入りしてないさ」フフン

提督「マジかwww」

三隈「殺されますよ?」

チーム『フリフリ』20P MP10


翔鶴「えぇー、時間の都合上、次が第一問最後の問題となります」

木曾「絶対取るぞ!」

ハチ「ええ!」



『コッ幸運の女神のキスを感じちゃいます!』



最上「んん?」

若葉「最初になんかコッとか言ってたな」

提督「…… 分からんなぁ」


木曾「もう一回聞けるか?」

翔鶴「…… はい、どうぞ」(笑い堪えてる)


『コッ幸運の女神のキスを感じちゃいます!』


翔鶴「どっ… どうでしょうか」プルプル

木曾「… 分からない」

若葉「もう一回聞かせてくれ!」

翔鶴「は、はひぃ」(限界)


『コッ幸運の女神のキスを感じちゃいます!』


翔鶴「――! ――!」(笑い上戸)

潮「翔鶴さんはなぜあんなに…」

瑞鶴「ちっ… ちなみに、答えを知っているのは、声の本人と私と翔鶴姉だけなのでっ…ブフッ… なんかもう、ほんとすんません…」プルプル

若葉「… そんなに面白い人なのか?」

木曾「……… これは、賭けるしかないか?」

ハチ「分かったんですか?」

木曾「… 任せてみてくれ」ピンポン!

瑞鶴「はっ、はい! 木曾!」


木曾「……… 山城」

青葉「!?」

木曾「… 扶桑型戦艦、山城」

瑞鶴「――― っ! ―― っ!」(笑い上戸)

翔鶴「」チーン


<テンテンテンテンテーンテーンテテテーンテーン


最上「うっそ!?」

提督「嘘だろwwwww」

衣笠「これはすごい…」

三隈「wwwwwwww」

球磨「これはww すごいクマwww」

木曾「いえーい」

ハチ「いえーい… でも何で?」

木曾「あんなに笑うもんだから、絶対に言わない奴が言ったんだろうなって思ったんだ」

ハチ「それで、賭け、ですか」


瑞鶴「ハヒー ハヒー この問題はボーナスとして5Pさらに加点されます」

チーム『正統派』15P MP20

阿武隈「大きな問題を成功させるのは素晴らしいです! 衣装も含めて!」

子日「あの山城さんが…」


瑞鶴「で、では! 答えが分かったところでもう一度聞いてみましょう!」

提督「鬼か」


『コッ幸運の女神のキスを感じちゃいます!』


提督「鬼wwwwかwwww」

瑞鶴「wwwwwwwwwwwwwwww」

翔鶴「」チーン

三隈「wwwwwwww」

青葉「これ後で別に頂けます?www」

風呂落ちします… 頑張る山城さんステキやん?


翔鶴「えー、第二問はですね。我が鎮守府における常識問題として、比較的真面目な内容となっております」←復活

木曾「よぉーし… こういうのは得意だ」

ハチ「よく見てますもんね」

瑞鶴「ではお願いします!」

イムヤ(アナウンス)「はーい」


イムヤ「第一問、司令官、皐月、弥生にのみ共通する好きな食べ物は?」


望月「え、それあたしが分からないとでも思ってるの…」

最上「イケイケ!」

<ピンポン!

瑞鶴「はいもっちー!」

望月「… 酢昆布」


<テンテンテンテンテーンテーンテテテーンテーン


子日「えぇ~! あれ酸っぱくて苦手だよぉ」

三隈「渋いですわw」

瑞鶴「おめでとうございます!」

チーム『フリフリ』30P MP20


イムヤ「第二問! 鎮守府大怪談大会にて、三隈の話で腰が抜けた人を全て答えよ!」


木曾「… なんだそりゃ、難しい…」

ハチ「うう… はっちゃんも腰抜けてた…」

<ピンポン!

瑞鶴「はい、えーっと若葉ちゃん!」

若葉「初春、翔鶴、長月以外全員」


<テンテンテンテンテーンテーンテテテーンテーン


木曾「そ、そんなに居たのかぁ」ハハハ

ハチ「木曾さんも抜けてたんですね」

木曾「楽しい思い出だ…」トオイメ


チーム『大丈夫だ』20P 35P


球磨「さすが若葉クマ。よく見てるクマ」

三隈「自分も抜けていたことを隠さないという所が高評価ですわ」


イムヤ「第三問、MK作戦の際、提督が積んでいた装備の内、最大火力な物は」

<ピンポン!

瑞鶴「はやい! あ、また若葉ちゃん!」

若葉「波動砲だ!!」


<テンテンテンテンテーンテーンテテテーンテーン


三隈「さすがですわ」

球磨「テンションの上がり方が違ったクマ」


チーム『大丈夫だ』30P MP40


潮「さすが!」

若葉「若葉のための問題といっても過言ではない」フフン


イムヤ「これが最後の問題よ!」

最上「最下位だけは避けないと…!」

望月「そだね」


イムヤ「提督の得意料理は」


木曾「…… 終わりか」ズルッ

ハチ「アバウトな質問ですね… ちょっと分かんないです」

最上「うー…ん? あれかな」

望月「とりあえず答えてみたら?」

<ピンポン!

瑞鶴「はいモガミン」

最上「カレー!」

瑞鶴「おっ…」

青葉「ここは本当に身内が好きなんですねぇ」

衣笠「みたいだね」


<テンテンテンテンテーンテーンテテテーンテーン


瑞鶴「おめでとう!」

最上「やった!」

望月「おーすげー」

提督「まぁ…」

チーム『フリフリ』40P MP50

イムヤ「提督のカレーって、実は皆それぞれ味が違うのよ」

木曾「な、そうだったのか…」

球磨「知らなかったクマ?」

木曾「皆同じだとばっかり…」

球磨「クマァ…」


翔鶴「最後の問題です。この問題は、全員に回答権が一つずつ与えられ、手前(『大丈夫だ』⇒『フリフリ』⇒『正統派』)から順に回答をしていただきます」

翔鶴「問題数は一問。より良い回答だったチームに多く得点が加算されます」

若葉「一気に変えてきたな…」

イムヤ「じゃあ、問題だすわよ!」


イムヤ「最終問題。提督を一日でも何年でも好きにできるとして、初めに何をしたい?」


若葉「若葉達からか…」

潮「//////」

若葉「あ、手遅れだったか…」

瑞鶴「さすがムッツリ」

潮「誰がムッツリですか!」クワッ

瑞鶴「ヒィィ」


瑞鶴「でっでは、まず最初にチーム『大丈夫だ』のどちらかお一人お答えください」

潮「…… 私が答えます」

若葉「ん、大丈夫か?」

潮「大丈夫です!」

瑞鶴「では潮ちゃん、回答をどうぞ!」


潮「ここの皆と、提督と、一緒にご飯を食べたいですね」


三隈「あーいいですわ」

球磨「優しい答えクマ」

潮「えへへ… 私、全員で過ごしている時間が好きなんです」

子日「子日も~」

島風「だよね~」

しおい「みんな優しいから」

瑞鶴「これはポイント高いですよ! では、次はチーム『フリフリ』!」


望月「… モガミンが考えすぎてオーバーヒートしちゃったからあたしが答えるよ」

瑞鶴「ではもっちーどうぞ!」ハハハ


望月「… 何にもせず、ゆったりと過ごしたいよね」ハハハ


瑞鶴「い、いかにももっちーらしい答えが出ました!」

阿武隈「うん! 個性がある答えはいいと思います!」

三隈「ダルデレメイド… いいですわ」

瑞鶴「じゃあ、最後ですね。チーム『正統派』どうぞ!」


木曾「……… 何かをしようってワケじゃないが…」


木曾「いつもの日常を、一緒に過ごせたらいいと思う」


三隈「」

球磨「今の木曾には、模範解答クマね…」

瑞鶴「いいわね… て、あれ、翔鶴姉!? どうしたの!?」

翔鶴「飾らぬ美しさ程、可憐な物はない」ガクッ

瑞鶴「翔鶴姉ーー!」


瑞鶴「…… はい、じゃあ、審査員の皆さん、判定をどうぞ。一番多かったチームには、特別ポイントとして100Pが加算されます」

若葉「100!? そんな、意味ないじゃないか!」

瑞鶴「細かいことはいいのよ。それに正解のPで勝敗が決まるとは限らないわ」

若葉「ぐぬぬ…」


瑞鶴「じゃあ行くわよ! この問題、勝者は――」

これでクイズ大会編は終とします。
明日から同じスレでイチャイチャしていきます。待たせたな… おやすみなさい…


木曾「ん、どうした… 動きがぎこちないぞ?」

提督「い、いやぁ… どうも落ち着かなくてな」

木曾「…… 似合ってないよな… 俺がこんな格好しても」

提督「い、いや! 断じて違う! 初めて見たときは気絶したくらいだったんだぞ?」

木曾「… 衝撃的すぎてか?」

提督「綺麗すぎてだ!」

木曾「きっ… きれい――」ボフン

提督「木曾!?」

木曾「……… 綺麗… か?」

提督「あ、ああ! すごく綺麗だ!」

木曾「…… ありがとう」///



球磨「フゥウー いい女クマね」ソウガンキョー

三隈「ですわ」ソウガンキョー

阿武隈「早く代わってくださいよ!」


木曾「… そういえばハチは?」

提督「はっちゃんなら、潜水艦の皆で旅行に行ってる」

木曾「…… そうか」


―― 回想

ハチ「…… 優勝かぁ… どうしようかな」

木曾「ん、その券か。提督貸そうか?」

ハチ「―― 考えておきます」

―― 回想終わり


木曾「ハチ… 気を効かせて…?」

提督「ま、送迎は俺を指名したんだけどな」

木曾「ハチ……」



ハチ(今頃… どうしてるかな)

イク「なにしてるのねー! こっちにはウミガメがいるのね!」

ハチ「カメ? 行きます」

イムヤ「………」

イムヤ「」クスッ


木曾「えー… と、次は」ペラ

提督「ん、それ何?」

木曾「この紙か? 球磨姉が、『奉仕の仕方をまとめておいてやったクマ! 感謝するクマ!』って押し付けてきたんだ」

提督「何が書いてあるんだ?」

木曾「『執務室の掃除』『提督の衣食の管理』『執務のサポート』とかだな」

提督「…… 比較的まともなんだな。球磨のことだからてっきり」

木曾「俺も最初はそう思ったさ――」

木曾(…… 四つ目は絶対に言えない…)


木曾「よ、よし! そろそろ昼飯を作るぞ」

提督「急に元気だな…」

木曾「……」イソイソ

提督「……?」


木曾「―― どうだ! 俺特製のジャーマンポテトだ」

提督「おお! いい匂い… あれ、木曾のは?」

木曾「いいんだ。提督、冷めない内に食べてくれ」

提督「… 珍しいな、木曾が失敗するなんて」

木曾「だっ… 誰も失敗したなんて言ってないぞ!」///

提督「おいおい、主人に嘘をつくのか?」

木曾「うぐっ…」

提督「ハッハッハ じゃあ、先に食べておくよ」

木曾「…… ああ、そうしてくれ」ハァ


提督「…… うめっ」

木曾「それは良かった」

提督「木曾と一緒だったら、もっと美味かったかもな」

木曾「…… 言わないでくれ」


木曾「俺だって、お前と一緒に食べたかった…」

提督「……」

木曾「でもなぁ! 黒胡椒の蓋が緩んでるのが悪いんだ!」

提督「もう言うな… 木曾」

木曾「かろうじてお前の分を救出することはできたが… あとはもう味の分からないただの辛い物体!」

提督「………」

木曾「おかげで、こんな面倒な事になってしまった… すまない… 提督」

提督「いいんだ… まだ夕飯もあるじゃないか」

木曾「…… ああ、そうだな」

提督「夕飯は一緒に作って、一緒に食べよう」

木曾「… 今日の夕飯当番は俺達だったか」

提督「ああ」ニコ

木曾「腕が鳴るな」フッフッフ


木曾「… 提督は、自分の部屋があるのにあまり使わないな」

提督「まぁ… 執務室にもベッドはあるし」

木曾「まだ俺も入ったことがない」

提督「別に入ってもいいが… つまらないぞ?」

木曾「いいんだ。掃除させてくれ」

提督「暇か」

木曾「暇なんだ」



木曾「ほんっとうに、何もないな!」

提督「だから言っただろ…」

木曾「… いや、だけど、掃除出来る場所はある」

提督「…… お願いするよ」ハァ

木曾「うおおおおおお」

提督「………」


球磨「クマ! お腹すいたクマ!!」

皐月「今日の当番は… 若葉と潮のはずだったけど、精神的ダメージがすごくて寝込んでるから、司令官と木曾さんだね」

最上「あぁ~お腹すいた。でも、イムヤに続いて料理の上手いトップツーだから、期待しちゃうよね」

弥生「もう限界… 司令官… まだ?」ハァハァ

長月「やけにエロい声を出す…」

提督「も少しまってなー」

長月「そして動じない司令官」



木曾「~~♪ ~~♪」

提督「あっ、木曾! 火強すぎ!」

木曾「えっ―― うわ!」

提督「……… もしかして木曾」

木曾「いっ、いや、何でもない! ただのうっかりだ!」

提督「滅茶苦茶動揺してる?」

木曾「―― っ!!」


木曾「言わないでくれ!」ウワァァ

提督「ああ、やっぱりそうか」

木曾「うあああああ」


<ウアアアアア

望月「木曾の叫び声が聞こえる」

島風「もう… 早く作って欲しいのに」

球磨「まぁ… 仕方ないクマ。木曾があの様子じゃあ、もう少し後クマね」

阿武隈「あたし的にはおっけーでーす」

弥生「弥生的にはおっけーじゃない… です」グゥゥゥ

長月「っていうか、どうしてそんなに腹が空いてるんだ?」

弥生「ぬばたまのデッキ構築してて…」

長月「???」


提督「待たせたなー」

弥生「ああああっ いい匂い」

三隈「カレーですか。得意料理って知れ渡って、余計に美味しそうに見えますわ…」

提督「まぁね」


弥生「美味しいっ! 美味しいよおおお」

長月「最早何も言うまい…」

子日「うん! いつもの提督カレーだ!」


若葉「……… 飯」フラフラ

提督「ちゃんと作ってあるよ」

潮「あう……」

提督「ほら座って… なんて顔してるんだ、ほら」フキフキ

若葉「んむ…」

潮「んーっ」

初春「相当キツかったようじゃの…」

若葉「演習自体は… 勝てたんだ」

初春「ふむ…?」

若葉「相手の視線が一番痛かったぞ…」

潮「はい…」

木曾「災難だったな」

若葉「…… まだ脱いだらダメなのか?」

球磨「今日一杯クマ。耐えるクマ」

若葉「ううう…」

潮「」チーン


提督「… さて、俺達も食おう」

木曾「ああ」


球磨「不思議と絵になってるからすごいクマね」

阿武隈「本当に夫婦ですね…」

提督「…… んで、そこんとこどうなの」

木曾「あう…… 聞かないでくれ…」

提督「全然顔に出ないよなぁ… それに、結構気に入ってると思ったんだけど?」

木曾「……… まぁ、な」

木曾(… 『綺麗だ』って、言われた)

提督「ふぅ… ちょっと多めに盛り過ぎたかな?」

木曾「………」

木曾(今まで言われたことなかったことを、沢山言われた)

提督「…… ん、どうした? 木曾」

木曾「………」

木曾(言われる度に… 宙に浮かぶような気持ちになって―― )


木曾「…… てしまうんだ」

提督「…… ?」


木曾「浮かれてしまうんだ… 提督の言葉で…」カァァッ///


球磨「」ブフォッ

三隈「」ブフォッ

阿武隈「」ブフォッ


木曾「好きだって、信頼してるって言葉は、何度も言われた。それも嬉しいが… その…」

木曾「綺麗だとか、可愛いだとか… そういう事は言われ慣れてないから…」モジモジ

木曾「ずっと意識してなかった何かが動き出して… 行動がたまに… 上の空になってしまう…」モジモジ


提督「あ、ああ…」トマドイ

球磨(激レア木曾キタクマアアアアアアアア!!!)

三隈(ああ、何でくまりんこはこんな時にカメラを持っていないんでしょう!?)

阿武隈(集中できない集中できない集中できない集中できない)

皐月「木曾さん… え、めっちゃ可愛いね…」

長月「これは…」


木曾「なぁ… この気持ちは… なんだろうな、分からない… 好きとは何か違う… 考えると、頭も胸も苦しくなる」カオアカラメ

提督「………」(めっさ可愛いななんだこれ)

木曾「お前は… 感じているか? 俺と一緒に居て… こう、なんだ… フワフワした気持ちになるというか… そんな事はあるか?」

提督「………」ボーッ

木曾「…… 提督?」

提督「んあっ!? あ、ああ… ある、あるさ。というか、ずっとだ。ずっと、俺はそんな気持ちだ」

木曾「ずっと? …… ふふっ、そうか… 何だろうな… この気持ちが何か分からないのに… そう言われると嬉しい」

提督「…… ああ、だから、俺も嬉しかったさ」

木曾「! はは… この感情は知ってる… 『幸せ』っていうんだ。ああ、心地いいな」

提督「………」クスッ


提督「きっとな… 木曾。さっきの、ふわふわした感情の名前は、お前もよく知っていると思う」

木曾「え… な、なんだ?」


提督「『愛しさ』だよ」


木曾「い、いとしさ… ?」

三隈(トーセーツーナーサトーコーコーロヅーヨーサトー…)

提督「『愛してる』っていう感情だ。俺も、木曾から『キマってる』とか『素敵だ』とか言われると、よりそうなる」

木曾「…… そうか、愛しさ… 愛… 恋とは、まるで違うんだな…」クスッ

提督「もっとも… 俺は木曾と居るだけでも、幸せになれるし、木曾の事を愛おしく思える」

木曾「なっ… そ、そんな事をよく恥ずかしげもなく言えるな」

提督「お前が言うのか」ハハハ

木曾「えっ… ?」

木曾「………」


木曾「なっ… あああっ――///」カァァッ


木曾「ご、ごちそうさま!!」ガチャン

提督「はやっ」

球磨「…… もう限界クマ… 木曾があんなに可愛いなんて知らなかったクマ…」

三隈「」チーン

阿武隈「」チーン

球磨「提督…… きっと、きっと木曾のもっと可愛い場面を… 見届けてやってほしいクマ…」バタン

提督「えぇ…」

―― 木曾部屋


提督「木曾…?」コンコン

木曾「……… 木曾はここには居ない」

提督「まぁまぁ… 俺しかいないから」

木曾「うぅ… 顔を見ないでくれ…」

提督「ん、じゃあ電気付けない」

木曾「…… ああ」

提督「おじゃましまーす」バタン

木曾「」チヂコマリ

提督「まぁ… 三人程倒れたが、皆気にしてないよ」

木曾「うぅ… 俺も気持ちの問題だ…」

提督「ハハハ」

木曾「笑い事じゃない…」

提督「ごめんごめん」


木曾「…… なぁ提督… どうして俺をケッコン相手に選んだんだ?」

提督「何でってそりゃ、好きだったからだよ」

木曾「… 俺も好きさ」

提督「一緒に居る時間が、一番心地よかった」

木曾「俺だって… お前と居る時間は心安らぐ時だった」


提督「―― 愛してた」

木曾「―― 俺も愛してた」


提督「………」

木曾「………」///

提督(次第に暗闇に目が慣れてきた… 赤くなっている木曾の顔が見える… 可愛い)

提督「…… ははっ」

木曾「……… フフッ」

提督「口に出してなくても… 思っていたことは同じだったんだ」

木曾「まだ俺が、良く分かってないだけだったさ」

提督「そうかも知れないけど… でも、まぁ… その、なんだ…」

木曾「……… ?」


提督「今、分かっているのなら、それでいいと思う」ニコッ


木曾「……… っ!」

木曾(暗闇に慣れてきた目に… 優しく笑う提督が映る)

木曾「……… クスッ」///


木曾「きっと… そうかもしれない」

提督「いや、そうだよ。絶対」

木曾「…… なぜ言い切れるんだ?」

提督「だってそりゃ―― この瞬間が、全部幸せだから」


木曾「―― っ!」


木曾(突き抜けるほどにまっすぐな言葉だ)

木曾(まっすぐ過ぎて、通り過ぎていくような―― 俺の悩みを、全部とっぱらってくれるような)

木曾(そんな爽やかで、真っ直ぐで、心地のいい言葉が… 今気付かせてくれた)


木曾「提督」


提督「ん… 何か変なこと言ったかな」

木曾「そうじゃない」フルフル


提督(木曾が立ち上がった―― 電気をつけるのかな… ?)

木曾「少し、目を瞑った方がいい。眩しいからな」

提督「ああ」メツムリ

提督(電気がつく特徴的な音がした―― 同時に木曾の足音m――)



木曾「」チュッ



提督「」

提督「……… !!!??」

提督「きっ、木曾!?」


提督(慌てて目を開いたからか、少し視界が白いままだけれど―― 顔を少し赤らめて、微かに笑う木曾が見えた)

木曾「まだ… こういう、夫婦らしいこともしてなかったからな」

提督(その見たことがない新たな表情に…… 俺は心を奪われていた)





木曾「愛してる… 愛している―― お前を、愛してる」




提督(…… 真っ直ぐな目でそういう木曾は―― 何を考えていただろう… )

提督「……  ああ、俺も、愛してるさ、木曾」

木曾「嬉しいな」クスッ

提督「嬉しいさ」クスッ


提督(そう言って、見つめ合う――)



木曾「お前となら、ずっと一緒に居られるさ」ダキッ



提督(お互いの存在を――)

木曾(―― 感じながら、な)



艦!!


木曾はR18ないのか?

少し臭くなりましたがまぁこんなところで。
一応、このシリーズに出てくる艦娘全員書く事を目標にしてますが、何かリクエストあればドゾーです。
適当なタイミングにHTML化スレッドに依頼を書いておきます。

では、良き木曾ライフを

>>60
木曾とセクスする妄想ができませんでした…。

一応過去作というか、同じ世界感のものを。

提督「これをMK(三隈救出)作戦とする!!」
提督「これをMK(三隈救出)作戦とする!!」 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「若葉とケッコンした」
【艦これ】提督「若葉とケッコンした」 - SSまとめ速報
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