モバP「ちひろさーん、飲みましょー」 (83)

モバPとちっひが駄弁るだけ
妄想注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453387375

事務所

モバP「ちひろさん、今日暇だったりします?」カタカタ

ちひろ「あ、もしかして飲みの誘いですか」カタカタ

モバP「そんなところです」カタカタ

ちひろ「年末年始働き詰めでしたからねー。忘年会と新年会、まとめてやっちゃいますか」

モバP「さっすがちっひ!」

ちひろ「仕事を終わらせてからにしましょうね」ニッコリ

モバP「さっすがちっひ...」

居酒屋

モバP「いやー、流石に年末年始はキツいですね」

ちひろ「舞踏会からクリスマス、年明けとイベント盛りだくさんでしたからね」

ちひろ「プロデューサーさん、結局何連勤でした?」

モバP「へへっ、休みなんて....」

ちひろ「あっ....。そういえば舞踏会の前にバカンス取って以来休み無しじゃないですか」

モバP「てかちひろさんも大概だったじゃないですか」

ちひろ「私は結構休んでましたよ? あなたが休日返上していただけです」

モバP「その分稼げましたけどね」

ちひろ「....ということは?」

モバP「はぁ、分かってますよ。ここは任せて下さい」

ちひろ「きゃっきゃっ」

モバP「何飲みます? 生でいいですか?」

ちひろ「はい。ごちそうさまです」

モバP「すいませーん」ハイマイドー

モバP「生2つ。ジョッキとピッチャーで」

ちひろ「」パンパン パァン

モバP「痛いですよ。何ですか、その右左右の肩パンは」

ちひろ「バカですか、あなたは。ピッチャー一つなんて空けられませんよ」

モバP「ったく。すいません。やっぱりジョッキ二つで」アリガトウゴザイマース

モバP「任せてくださいっていったじゃないですか」

ちひろ「飲みきれませんよ! それともアレですか、可愛い同僚を潰して....」

モバP「あ、鶏の唐翌揚げもお願いします」

ちひろ「」パンパン パァン

モバP「ちひろさん今日元気ですね」

ちひろ「煽ってます?」

モバP「まぁ可愛さ余ってって奴ですよ」

ちひろ「プロデューサーさん、小さいころ好きな女の子にいじわるしちゃうタイプでした?」

モバP「認めたら俺がちひろさんのこと好きになっちゃうじゃないですか」

ちひろ「違うんですか?」

モバP「違いませんけど」

ちひろ「えっ」

モバP「嘘ですけどね」

ちひろ「あ?」ニッコリ

モバP「....ッス」


ちひろ「冗談はさておいて」

ちひろ「お疲れ様でーす」カンパーイ

モバP「お疲れちゃんです」コツン

ちひろ「あー。ふぅ」

モバP「いい飲みっぷりですね」

ちひろ「ささっ。プロデューサーさんもグイッと」

モバP「言っときますけど、深酒はしませんからね?」

ちひろ「えー? 誘ったのはそっちじゃないですか」

モバP「可愛い事務員さんの癒しになればと思っただけですよ」

ちひろ「いいじゃないですかー。週末だしパーッと行きましょう」

モバP「俺、明日も仕事あるんですけどね....」



書き込み久しぶりなんだけどさるさんってまだあるの? 教えて下さい

ちひろ「でも久し振りですね。こうして二人で飲むのも」

モバP「昔に比べると忙しくなりましたからね。幸せなことです」

ちひろ「飲みって聞くと必ず誰かがついてきましたしね。楓さんやら早苗さんやら」

モバP「まぁ、アイドルと飲むのも楽しいんですけどね」

ちひろ「ということで!」

モバP「....何ですか?」

ちひろ「今日は二人でしっぽりと、普段できない話でもしましょうよ」

モバP「というと?」

ちひろ「プロデューサーさんがアイドルについて何を考えてるかってことですよ!」

さるさんはないよ 書き込む度に30秒くらい規制かかるだけ
ただ文字化けを防ぐためにメール欄に「saga」って入れよう

モバP「今更俺の話とか興味あります?」

ちひろ「毎日あんなに可愛い女の子に囲まれてるんですよ? 浮いた話の一つでも欲しいじゃないですか」

モバP「事務員さんも可愛いですしね」

ちひろ「ピッチャー行きますか?」ニッコリ

モバP「....ッス」

ちひろ「スタドリで割ればなんとかできません?」

モバP「レッドアイ的な?」

ちひろ「むしろスピリタスで」

モバP「ビールでもありませんし割ってもないじゃないですか」

ちひろ「さぁさぁ、実際どうなんですか?」

モバP「完全に酔ってますね....まぁいいですけど」

ちひろ「きゃっきゃっ。じゃあまずニュージェネから行きましょうか」

モバP「そうですねーまず卯月からなんですか、卯月は控えめに言って結婚したいですね仕事で疲れて帰ってきた後に『お疲れ様でした、プロ....。あ、また間違えちゃいました』って」

ちひろ「ストップ」

モバP「何ですか? 今引退&結婚したはいいけど昔の癖で呼び方が中々変えられない最中なんですけど」

ちひろ「ノリノリじゃないですか」

モバP「当たり前じゃないですか! 卯月ですよ!? ちっひ! 卯月だよ!」

ちひろ「落ち着け」パンパン パァン

モバP「ガンバリマスッ!」


>>11
さんくす

モバP「取り乱しました」

ちひろ「ったく」

モバP「むしろ卯月と取り乱したいです」

ちひろ「性欲駄々漏れじゃないですか」

モバP「いや、違うんですよ。違うんですよ!」

ちひろ「なんで二回....あ、いいや」

モバP「どうしました?」

ちひろ「大事なこと云々のくだりがめんどくさくなっただけです」ゴクゴク

モバP「でも卯月は違うんですよ」

ちひろ「何がですか?」

モバP「ほら、キュートって直接的な娘が多いじゃないですか」

ちひろ「というと?」

モバP「直接性欲を刺激してくるってことです」

ちひろ「....まぁ続けましょうか」

モバP「でもなんですかね、卯月は穢しちゃいけないというかなんというか」

ちひろ「軽く引くくらい良い娘ですからね。他の属性との違いとかあります?」

モバP「俺の大雑把な分析ですけど、見てるだけでグッと来るのがキュート、行為を想像してグッと来るのがクール、最中に可愛さが爆発することを想像してグッと来るのがパッションなんですよ」

ちひろ「クールとパッションの何が違うんですか?」

モバP「バカかよちっひ全然違うだろうが!」

ちひろ「」イラッ

モバP「いいですか? まずクールとの行為はどうでもいいんですよ」

ちひろ「はぁ」グビグビ

モバP「例えば凛とか周子、奏でいきましょうか」

ちひろ「具体例出されると生々しいですね」

モバP「考えてみてください。男なら取り乱したくなるんですよ彼女らと」

ちひろ「あー、美優さんとかも入ります?」

モバP「わかってるじゃんちっひ。でも、取り乱す前が一番興奮してるんですよ」

ちひろ「文化祭の前日的な?」

モバP「そうです。実際してみるとそこまでではないんですけど、なんか想像してた時のほうが楽しかったっていうか」

ちひろ「確認しますけど童貞ですよね?」

モバP「確認しなければ童貞じゃなくていいってことですか?」

ちひろ「揚げ足とるなや」

モバP「普段から足元見てるのはそっちでしょうが」

ちひろ「まぁ、いいです。ヘタレなあなたのことですから手は出してませんよね?」

モバP「安心してくださいよ。流石にそこまで非常識じゃないです」

ちひろ「で、パッションは違うんですか?」

モバP「興奮する場所が違うんですよ。取り乱してる時に『お前、こんな顔もできるんだな』って思うとたまんないですね」

ちひろ「そうですか?」

モバP「きらり、茜、裕子、友紀、美嘉」

ちひろ「あー何となくわかります」

モバP「勿論、全員が全員だとはいいませんがね」

ちひろ「属性談義はわかりました」

モバP「で、卯月なんですが」

ちひろ「まだ続くんですか?」

モバP「じゃあ未央に行きますか」

ちひろ「未央ちゃんには流石に....?」

モバP「まぁ、どっちでもいけますけどあんまりシモに走るのもよくないですよね」

ちひろ「一応あるんですね」

モバP「未央は好きですねー。ホントに好きですね」

ちひろ「意外」

モバP「そうですか?」

ちひろ「いや、割りと男の子的な付き合いが多いじゃないですか」

モバP「異性として見ていなかったと?」

ちひろ「そういうことです」

モバP「いやいや。そこなんですよ」

ちひろ「というと?」

モバP「きっと未央はそこまで気にしてないんですよ。いわゆる卯月みたいな扱いをされないことを」

ちひろ「確かに可愛さを全面に押し出すような売り方じゃないですけど」

モバP「未央自身は満足してるんですね。誰とでも仲良くみたいな立ち位置に」

モバP「だからこそ、敢えて恥ずかしくなるくらい女の子扱いしてあげたいですね」

ちひろ「照れながら『えっ? あたし!?』とか言ってほっぺをかく未央ちゃんが浮かびますね」

モバP「そこを畳み掛けるんですよ。『あはは~....。未央ちゃんにはそういうの似合わないって』とか言われても無視です」

ちひろ「わかってきましたよ。そこで愛でまくって愛で殺すんですね」

モバP「ちひろさんもノッてきましたね」

モバP「ニュージェネの撮影とかの帰り道とかがいいですね」

ちひろ「プロデューサーさんが一人ひとり車で送るんですよね」

モバP「そうです。未央には予め飯に食いに行くぞとだけ伝えといて」

ちひろ「『撮影もあるし、きっと四人でだよね?』とか思っちゃうんですか?」

モバP「そういうことです。でも凛、卯月と送ってるうちに」

ちひろ「『あれ? もしかして別の日のなのかな?』って思っちゃう」

モバP「一番家が遠い未央が必然的に最後になるじゃないですか」

ちひろ「そこでお店についちゃうんですね!」

モバP「『あれれ? プロデューサー、もしかして最初から未央ちゃんが目当てで....?』って茶化しながら言うんですけど」

ちひろ「さも当然のように頷いちゃうんですよね」

モバP「そこでさっきのくだりにつながるんですよ」

ちひろ「まさか自分がそういうことされるとは思ってませんよね」

モバP「でも、嬉しくなっちゃう」

ちひろ「プロデューサーさん」

モバP「何ですか?」

ちひろ「可愛いですね、未央ちゃん」

モバP「でしょう?」

ちひろ「さぁさぁ、このまま凛ちゃんに行きましょうか!」

モバP「あ、やっぱり凛にもいきます?」

ちひろ「あれ? あんまり乗り気じゃない....。もしかして凛ちゃん苦手だったりします?」

モバP「そんなことないですよ。可愛くて仕方ないです」

ちひろ「じゃあいいじゃないですか」

モバP「でもトライアドのところで話そうかなと」

ちひろ「あ、なるほど」

モバP「まぁ別にいいですよ。でも、凛はあんまりないんですよね」

ちひろ「意外。てっきり色々膨らんでるのかと」

モバP「シモ好きですね。痛い」パンパン パァン

ちひろ「でも仲はいいじゃないですか?」

モバP「だからこそなんですよ。ほら、凛って俺には結構感情出してくるじゃないですか」

ちひろ「付き合い長いですしね」

モバP「俺の事好きじゃないですか」

ちひろ「ツッコむのがめんどくさいんで流しますね」

モバP「ツッコまれないと恥ずかしいんですが」

モバP「まぁでも普段の様子からかなり可愛いんであんまり捗らないってことですよ」

ちひろ「傍から見てる分には違いがわかりませんけどね」

モバP「いやー、楽しいですよ。凛は挙動が可愛いんです」

ちひろ「というと?」

モバP「凛って虐めたくなりません?」

ちひろ「だいぶ歪んでるように聞こえるんですが」

モバP「例えば俺がネックレスか何かを褒めるじゃないですか」

ちひろ「いつもしてますよね」

モバP「で、『そうかな? 前から持ってたけど』とかぶっきらぼうに言うんですよ」

ちひろ「でも少し顔は緩んでると」

モバP「口下手だから二の句が継げないんですよ。会話を続けるために俺が『今度一緒に見に行くか?』って言うんですね」

ちひろ「少し笑いながら『期待しないで待っとく』って答えそうですね」

モバP「でも」

ちひろ「しっかり期待してるんですよね」

モバP「わかってるじゃないですか」

ちひろ「その後はしばらくそわそわしてるんですよね」

モバP「『プロデューサー、ちゃんとお休みとってる?』とか遠回しに聞いてきたりして」

ちひろ「でも『今度のオフに....』とは切り出せないんですよね」

モバP「卯月とか未央の前では絶対に言い出せない」

ちひろ「凛ちゃんだけのお仕事の時に空き時間とかあるといいですね」

モバP「普通にご飯は食べに行くんですよ」

ちひろ「ご飯食べてる最中も『今なら....』ってそわそわしてる」

モバP「別に少し見るくらいなら時間は間に合うんですけど、結局敢えてそのまま現場に戻るんです」

ちひろ「ちょっとがっかりして機嫌が悪くなってるんですよね」

モバP「で、そこで俺が『土曜日空いてるか?』って切り出して」

ちひろ「とぼけながら『何で?』って聞いちゃうんですね」

モバP「『こないだ言ってたろ? 俺も休み取れそうだし、ネックレス見に行くか』って言って」

ちひろ「『ふふっ、そうだね』っていいながらあからさまにニコニコし始めると」

モバP「ちひろさん」

ちひろ「なんですか?」

モバP「びっくりするくらい凛の真似似てないですね」

ちひろ「ド畜生が」

モバP「まぁニュージェネは可愛いですよ」

ちひろ「うちの看板でもありますしね」

ちひろ「そういえば大人組はどう思ってるんですか?」

モバP「話してもいいですけど結局全員取り乱すか、取り乱した後の話になっちゃいますよ?」

ちひろ「なるべく取り乱さない方向でお願いします」

モバP「じゃあちひろさんでもいきますか」

ちひろ「ストップ」

モバP「なんですか?」

ちひろ「なんで私なんですか! 二重の意味でなんで私なんですか!」

モバP「せっかく実物がいるのに取り乱す妄想しても仕方ないですよ。せっかくなら取り乱しましょうよ」

ちひろ「遠回しに誘ってます?」

モバP「おちょくってます」

ちひろ「あ?」

モバP「....ッス」

ちひろ「何なんですか。今日は随分と当たりが強いですね」

モバP「いやー、仕方ないんですよ。これ見てください」アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ

ちひろ「デレステじゃないですか。どうしたんです?」

モバP「最近結構遊んでるんですけどね、ほら、ちひろさんのボイスも入ってるじゃないですか」

ちひろ「ええ。不本意でしたけどね」

モバP「で、アイドル欄をタップしますよね」オツカレサマデス

ちひろ「改めて聞くと恥ずかしいですね」

モバP「ちひろさんは可愛いんですが、編成したかったのに間違えてレッスン押して戻ると」オツカレサマデス

ちひろ「何がいいたいんですか?」

モバP「いや、間違えちゃうと何回もちっひが喋ってうるさいなって」オツカレサマデスオツカオツカレサマオツカレサマデス

ちひろ「私関係なくないですか!?」

モバP「....」アイドルノミンナトアイドルノアイドルノミンナトコミュアイドルノミンナト

ちひろ「黙って連打するのやめてください....」

ピリリリリ

モバP「お、電話だ」

ちひろ「誰からです?」

モバP「菜々さんからです。ちょっと出てきますね」

ちひろ「人気者ですね」ゴクゴク

モバP「ただいま」

ちひろ「早かったですね」

モバP「まぁ、軽い打ち合わせみたいなもんでしたから。てなわけで」

ちひろ「いきますか」

モバP「ええ。せっかくなんで菜々さんにいきましょうか」

ちひろ「まぁ平等に接してるとは思いますが、あまり菜々ちゃんとのツーショットって見ないですね」

モバP「あー、まぁ事務所じゃ他にたくさんいますしね」

ちひろ「変なこと聞くんですが、仲いいんですか?」

モバP「お互い飲み会の介抱係ですし、よく話しますよ?」

ちひろ「あー、なるほど」

モバP「だから酔った体でって展開があまりなくてですね....」

ちひろ「なんでアイドル狙ってるんですか」

モバP「バッカ、ちっひ! ウサミンだよ!? ミミミンするだろうがァッ!!」

ちひろ「」パンパン パァン

モバP「ミミミンしちゃいました」

ちひろ「菜々ちゃん聞いたら怒りますよ? 『そんなふうに使わないでくださいっ!』って」

モバP「可愛いですね」

ちひろ「あなたのツボがどこにあるのかわからないです」

モバP「菜々さんには諦めてて欲しいですよね」

ちひろ「というと?」

モバP「『ナナは....モバPさんの目には入ってないですよね....』って感じです」

ちひろ「好意を抱いていることが前提なんですね」

モバP「細かいことはいいじゃないですか。それでいつも通り介抱係になるんですよ」

モバP「でも、その日は川島さんが早苗さんと楓さんの二人に連行されて二次会に行っちゃうと」

ちひろ「ふたりきりですか?」

モバP「いや、グースカ寝てる友紀とほろ酔いの美優さんも一緒です」

ちひろ「友紀ちゃんを美優さんが介抱して?」

モバP「菜々さんと家で飲み直すって流れですね」

ちひろ「それは勿論?」

モバP「ええ、菜々さんの家です」

ちひろ「さっきも言ったとおり菜々ちゃんは諦めてるので」

モバP「特に何も期待していない風を装うんですよ」

ちひろ「で、改めて飲み直していると、愚痴がポロポロ零れてきて」

モバP「自宅ってこともあるんでしょうね。机に突っ伏して寝ちゃうんですよ」

ちひろ「でも完全に寝入ってるわけじゃない」

モバP「ウサミンですよ? 菜々さんが無防備に寝てたら流石の俺でも触れたくなっちゃいますよ」

ちひろ「まぁ、確かに、菜々ちゃん可愛いですからね」

モバP「最初は頭を撫でてるんですが、ふと柔らかそうなほっぺが目につくんですね」

ちひろ「つんつんしているうちにどんどん下に降りてきて」

モバP「そうです、唇をぷにぷにしたくなるんです」

ちひろ「でも菜々ちゃんは途中で起きてるんですよね」

モバP「ちひろさん的にどのあたりで起きてて欲しいですか?」

ちひろ「頭の段階で微睡んでて、ほっぺのところでは起きてて欲しいですね」

モバP「完璧じゃないですか」

ちひろ「そんなのドキドキしちゃうじゃないですか!」

モバP「普段はナナとして頑張らなきゃいけない菜々さんでも」

ちひろ「少しくらいなら? って思っちゃうんですね」

モバP「普段呼び慣れてないのに挑戦するから『ぴ、Pさん』って噛みながら俺のこと呼びます」

ちひろ「で、プロデューサーさんも謝っちゃうんですよね」

モバP「ええ。『ご、ごめんな! その驚いて....』って取り繕うんですが」

ちひろ「『あ、いえ。ナナこそ、起きてたのに寝たふりしてすみません。びっくりしちゃいましたよね?』と気遣うと」

モバP「『いや、そっちじゃなくて、寝顔が可愛かったなと思って』」

ちひろ「マジですかプロデューサーさん」

モバP「そうなんですよ。わかりますか?」

ちひろ「菜々ちゃんには直接的に伝えちゃうんですね!」

モバP「そういうことですよ」

ちひろ「さっきのこと、言ってた意味がわかりましたよ」

モバP「なんですか」

ちひろ「取り乱しちゃいますね」

モバP「でしょう?」

モバP「まぁ、あんまりシモに走るのも仕方ないんで、トライアドいきますか」

ちひろ「あ、いいですね。凛ちゃんからいきますか?」

モバP「いや、奈緒からいきましょう」

ちひろ「奈緒ちゃんからですか?」

モバP「ええ。ちなみにトリは加蓮です」

ちひろ「なんか順番に意味がありそうですけど、まぁいいです」

モバP「奈緒はですね、とにかく迷惑かけたいですね」

ちひろ「迷惑ですか?」

モバP「はい。本当に細かいことを何から何まで頼みたいんですよ」

ちひろ「前に傘持ってきてもらったみたいな感じですか?」

モバP「そうです。まず俺が奈緒と結婚するじゃないですか」

ちひろ「まずの意味がわからないんですが」

モバP「で、俺は敢えて奈緒が作ってくれた弁当を家に忘れるんです」

ちひろ「いじわるですね」

モバP「弄ってナンボですよ」

モバP「で、『あー! Pさんせっかくあたしが作った弁当置いて行きやがって』とか掃除中に声を上げるんですよ」

ちひろ「怒ってる奈緒ちゃんは想像しやすいですね」

モバP「急いで電話をかけるんですが、俺はもう事務所に居なくて」

ちひろ「スタジオにいるんですよね。でその頃合いを見計らって」

モバP「奈緒が事務所にお弁当を届けに来るってことです」

ちひろ「わざわざその時間に行くってことは?」

モバP「ご察しのとおりです。俺のために弁当を持ってくるところを俺に見られたくないんですよ」

ちひろ「念入りに電話で何時に帰ってくるか聞くんですよね」

モバP「ええ。それで『なんであたしがPさんのためなんかに』とかブツブツいいながら、ちょっと頬緩めて事務所に来るんですよ」

ちひろ「なんでちょっと機嫌がいいんですか?」

モバP「奈緒のことだから『あたし、ちゃんと奥さんしてるんだな』とか思ってるんじゃないですか?」

ちひろ「可愛いですね」

モバP「可愛いですよ」

モバP「俺が事務所に居ないから届けに来てるのに」

ちひろ「どこかで『Pさんいないかな?』とか思いながらキョロキョロしてるんですよね」

モバP「で、俺が来るにはまだまだ時間があるんですが」

ちひろ「『せっかく来たんだし、あたしもみんなと話したいし』とか心で言い訳しながら事務所のみんなとおしゃべりするんですよね」

モバP「まだ来ないのかなとかヤキモキしてたくせに、俺の車が戻ってくると」

ちひろ「裏口から逃げるように帰っちゃうんですよね」

モバP「『な、なんであたし逃げてるんだよ! ……はぁ』とかため息つきながら」

ちひろ「そのまま買い物行っちゃうって感じですね」

モバP「家事終わって、夕飯の仕込みも終わったところで昼寝をしてるともう夕方ですよ」

ちひろ「あー、わかっちゃいました」

モバP「『なんかあったかいな....枕じゃない....?』とか思って目を覚ますと」

ちひろ「プロデューサーさんが膝枕してて『起きたか』っていうんですよね!」

モバP「もう結婚してるから膝枕ぐらいじゃ慌てないんですよ。『あれ、あたし寝てた....?』とかいいながら離れないんですよね」

ちひろ「きっとプロデューサーさんのことだから『なおーおなかすいたー』とか甘えるんじゃないですか?」

モバP「流石ですね。『はいはい分かったから少し待ってろ』とか言ってエプロンつけ始める奈緒の後ろから」

ちひろ「プロデューサーさんが抱きしめると」

モバP「びっくりして声を上げるんですよね『な、なんだよPさん! まだ夕方だって!』」

ちひろ「でプロデューサーさんが優しく耳元で」

モバP「『お弁当、ありがとな』って囁くと」

ちひろ「あー」

モバP「浮かびますよね?」

ちひろ「見えました。『べ、別に弁当残っちゃうの嫌だっただけだし!』とか早口で捲し立てた後に、」

モバP「目を逸らしながら『....まぁ、うん。いいよ』って許してくれると」

ちひろ「可愛いですね」

モバP「可愛いですよ。『奈緒の愛情が詰まってた』っていうんですけど、」

ちひろ「あ、言われ慣れてる系のやつですか?」

モバP「そうですね。『へへーん。だろ?』って得意げな顔をしてる奈緒の髪を」

ちひろ「モフモフしたいですね」

モバP「で、次は凛なんですが」

ちひろ「あ、さっき言ってたやつですね」

モバP「やっぱり凛とは結婚したいですね」

ちひろ「奈緒ちゃんはどうなったんですか」

モバP「そこはまぁ、別世界ということで」

ちひろ「で、どんな感じなんですか?」

モバP「もう、こっ酷く凛には当たりたいですね」

ちひろ「やっぱ歪んでますよ」

モバP「まぁDVとかって話じゃないですよ。普段はこたつで寝ながら凛に膝枕してもらってるんですよ」

ちひろ「あー、いいですね」

モバP「で、仕事に行くと」

ちひろ「凛ちゃんならちゃんと玄関までついてきそうですね」

モバP「違いますよ?」

ちひろ「何がですか」

モバP「働きに行くのは凛のほうです」

ちひろ「ヒモですか....」

モバP「『私が働くから! ちゃんと養うから! ....だからっ!』なんて言われたら従うに決まってるじゃないですか」

ちひろ「あなたの中で凛ちゃんはどうなってるんですか」

モバP「いや、なんかもう一緒に居ないことに違和感を覚えるレベルですかね」

ちひろ「妄想力逞しいですね」

モバP「で、『私そろそろ行くね』ってわざわざ言うんですよ」

ちひろ「それは勿論?」

モバP「ええ。行ってきますのってやつを期待してるんですよ」

ちひろ「でもどうせプロデューサーさんのことだから」

モバP「失礼な。キスはしませんが、見送りに行きますよ」

ちひろ「あら意外」

モバP「じゃないと昼飯のお金をくれませんからね」

ちひろ「うっわ」

モバP「ちなみに凛が早起きして作ってくれた炒飯はラップがしてあります」

ちひろ「作ってくれてるのにまだせびるんですか!?」

モバP「じゃないとパチンコ行けないじゃないですか。きっちり5000円貰いますよ」

ちひろ「それって凛ちゃん的にはどうなんですかね?」

モバP「笑いながら『もう。仕方ないな』って財布を取り出します」

ちひろ「やめましょうよ」

モバP「凛は分かってるんですよ? 『そうだよね。プロデューサーだって遊びたいよね。いつも家事してくれてるし』って思いながら」

ちひろ「やめましょう」

モバP「『あれ? でも、昨日私が掃除しなかったっけ? あれ、一昨日だったかな? 忙しくて忘れちゃった』」

ちひろ「やめてくださいよ!」

モバP「まぁ結局パチンコには行かないんですけどね」

ちひろ「じゃあなんで貰ってるんですか」

モバP「貯金ですよ。旅行資金です」

ちひろ「え、それって?」

モバP「あ、凛とは行きませんよ? 一緒にいくのは加蓮です」

ちひろ「ド畜生が」

モバP「で、遅くまで仕事して凛が帰ってきます」

ちひろ「まだ続くんですか」

モバP「『ただいまー。プロデューサー? 寝てるの?』って声をかけるんですが」

ちひろ「ド畜生は居ないと」

モバP「む。まぁいいですよ。そうです。加蓮とご飯に行ってます」

ちひろ「当然畜生は?」

モバP「いや、加蓮には優しくしてるんですよ。毎回全部俺が奢ってますし」

ちひろ「奢ってるって....」

モバP「勿論、凛の金ですが」

ちひろ「そろそろ本気で可哀想になってきました」

モバP「凛は一人で寂しくご飯を食べてるんですよ。そこに俺が帰ってくる」

ちひろ「当然凛ちゃんは怒りますよね。『どこに行ってたの?』って」

モバP「いや、怒るわけないじゃないですか。『あ、おかえり』って言って笑ってくれますよ」

モバP「俺は機嫌をとりに凛に甘えに行くんですが、服からは」

ちひろ「加蓮ちゃんの香水の臭いが....」

モバP「そうですね。流石に凛もそれには気づくんですが、どのみち一緒に風呂に入って寝るので」

ちひろ「うっわ」

モバP「仲良く取り乱してリセットってわけです」

ちひろ「もしかして凛ちゃんのこと嫌ってます?」

モバP「何言ってるんですか。好きで好きで仕方ないですよ」

ちひろ「はぁー。いいです。じゃあ加蓮ちゃんにいきましょう」

モバP「加蓮はですね....」

ちひろ「分かってますよ。結婚してるんでしょう?」

モバP「いや、結婚はしてますが、加蓮とではないですね」

ちひろ「まさか....」

モバP「ええ。勿論凛と結婚してます」

ちひろ「どこまで凛ちゃんをいじめれば....」

モバP「いや、加蓮ってなんか似合うじゃないですか」

ちひろ「何がです?」

モバP「人魚姫とかジュリエットがです」

ちひろ「報われない恋ってことですか....」

モバP「加蓮ほど『ダメ....Pさん、やだっ』って言われたいアイドルも中々いないですね」

ちひろ「もう私にはわかりません」

モバP「同点決勝で周子も強いですね」

ちひろ「それはわかっちゃいました」

モバP「美穂」

ちひろ「一気に罪悪感が凄いですね」

モバP「加蓮は相変わらず凛と仲が良いんですよ」

ちひろ「しれっと続けましたね」

モバP「で、凛も加蓮の香水が俺についてることは分かってます」

ちひろ「でも切り出す勇気がないんですよね」

モバP「そんなところです。俺に居なくなられちゃ困りますからね」

ちひろ「でもどう転んでも出て行く気はないんですよね?」

モバP「わかってるじゃないですか」

モバP「で、さっき言ってた旅行に二人で行くんですよ」

ちひろ「凛ちゃんにはなんて言うんですか?」

モバP「当然、『用事』とだけ」

ちひろ「そんなの、やましいことしてるのバレバレじゃないですか!」

モバP「ちひろさん」

ちひろ「な、なんですか?」

モバP「ある程度筒抜けのほうがいいんですよ」

ちひろ「は、はぁ」

モバP「『やっぱりこの人には私しか居ないんだな』って勘違いしやすくなるじゃないですか」

ちひろ「うっわ」

モバP「で、当然加蓮は罪悪感に苛まれながら俺と温泉に行きます」

ちひろ「加蓮ちゃんは畜生じゃなかったんですね」

モバP「当たり前ですよ。加蓮はいい娘です。道中の新幹線で何回も『ねぇ....やっぱり凛に悪いよ』って切り出しますしね」

ちひろ「よかった。関係は爛れてるけどまだ人情はあるんですね」

モバP「で、俺が『それもそうだな。やっぱり辞めるか』って荷物をまとめ始めるんですよ」

ちひろ「そこで加蓮ちゃんは....?」

モバP「『ウソウソ! 冗談だよ、冗談! Pさんってばノリ悪いんだから』って必死に取り繕い出します」

ちひろ「何でしょう、醜くて仕方ないんですが」

モバP「勿論、そういうのを分かってて『やめるか』って言うんですけどね」

ちひろ「もう言葉も無いです」

ちひろ「私から言い出しといてなんですが」

モバP「なんです?」

ちひろ「もうプロデューサーさんとトライアドを直視できそうにないんですが」

モバP「仕事に影響出るからあまりいいたくなかったんですよ」

ちひろ「聞き出そうとしてた自分を殴りたいです」

モバP「まぁ、仕事とプライベートは分けるつもりです。別に凛と結婚するわけでもありませんし」

ちひろ「ちなみにどれくらい本気だったんですか?」

モバP「妄想自体は真剣にやってましたよ。ただ、凛はどの角度からでも映えるので、たまには変化球をと思って」

ちひろ「じゃあ全部が全部欲望というわけでは?」

モバP「ないですよ。仮に結婚したらちゃんと幸せにします。まぁ、向こうにその気があるとは思えませんが」

ちひろ「良かったです。ちょっと前半と後半の落差がですね....」

モバP「まぁまぁ。楽しかったですよね?」

ちひろ「それはそうですけど....じゃあ、出ますか?」

モバP「ええ。あっ」

ちひろ「なんですか?」

モバP「重要な事を忘れてました。最後に一人だけ良いですか?」

ちひろ「別にいいですけど。あ、何か飲みます?」

モバP「レッドアイで」

ちひろ「上手いこと言ったつもりですか?」フフッ

モバP「明日も仕事ありますからね。さっぱりしたヤツのほうが良いです」

ちひろ「わかりました」スイマセーン

ちひろ「で、誰ですか?」

モバP「まゆです」

ちひろ「で、誰ですか?」スットボケ

モバP「まゆです」

ちひろ「.....」

モバP「ま ゆ で す」

ちひろ「....わかりましたよ」

モバP「最後なので2パターンあるんですが」

ちひろ「何と何なんですか?」

モバP「大逆転パターンと普通のパターンです」

ちひろ「じゃあ普通のパターンで」

モバP「迷いが無いですね」

ちひろ「妄想とはいえ、もうアイドルが苦しむのは見たくないですから」

モバP「そうですねー。普通のパターンだと結婚はしないですね」

ちひろ「それは遊びまくって捨てるってことですか?」

モバP「違いますよ。まだ結婚もしてなくてアイドルを続けてるってことです」

ちひろ「安心しました」

モバP「で、まゆって可愛いくらいに俺にひっついてくるじゃないですか」

ちひろ「まぁ、確かに否定はできないですね」

モバP「俺と話すためだけに早起きして事務所に来るんですよ」

ちひろ「あら健気」

モバP「俺も俺で作業しながらになっちゃうんですが、なるべく付き合うんですね」

ちひろ「後ろで手を組みながらデスクの近くにいるまゆちゃんが浮かびますね」

モバP「俺はそんなまゆを見て少し罪悪感が湧いてくるんですね」

モバP「『まゆ、早起きしてきて大丈夫か? お前最近忙しかっただろ?』って」

ちひろ「でもまゆちゃんのことだから『そんなことないですよ。Pさんがまゆのために取ってきたお仕事、どれも楽しいです』って答えますよね」

モバP「『それならいいんだが。ちゃんと体調に気を使えよ?』とは言うんですが、あからさまにまゆが疲れてるのは分かるんですね」

ちひろ「眼をこすりながら笑顔なまゆちゃんですね」

モバP「で、そんな中、まゆに温泉の仕事が入ってくると」

ちひろ「いいですね」

モバP「まゆは勿論俺と二人で行くもんだとばかり思ってるんですが、」

ちひろ「当日になって車に乗ると?」

モバP「そうです。既に幸子が乗ってるんですよ」

モバP「まゆって可愛いことに、他のアイドルが居ると一歩退くんですよね」

ちひろ「あー、確かに。よく怖いとか言われてますけど、普段は面倒見のいいお姉さんですからね」

モバP「だから幸子を邪険にして俺に絡んでくるってことは絶対にないんですよ」

ちひろ「そんなことは全く考えずに幸子ちゃんはいつも通りと」

モバP「そうです。助手席に幸子が座ってるからまゆと俺は全然話せない」

ちひろ「まゆちゃんは『そうですよね....幸子ちゃんだってPさんとお話したいですよね』って言い聞かせる」

モバP「『今日の温泉も幸子ちゃんと一緒なんでしょうか....』ってしょぼくれてるんですけど、」

ちひろ「そこに幸子ちゃんが割って入ってくるんですよね。『まゆさん! 聞いてますか!?』って」

モバP「で、まゆが『はい? あ、まゆボーッとしてました』て答えるんですね」

モバP「温泉は完全にまゆ単独の仕事なので、幸子は別の現場です」

ちひろ「幸子ちゃんが『プロデューサーさんのこと、よろしくお願いしますね! まったく、カワイイボクがいないと....』とかぼやきながら車を降ります」

モバP「で、俺が『まゆ? 隣に来るか?』っていうと」

ちひろ「ニコニコしながらまゆちゃんが『はぁい』って返事をするんですね」

モバP「そこから先にはもう上機嫌のまゆですよ」

ちひろ「カワイイですね」

モバP「えぇ、可愛いです」

モバP「まぁこんなところですかね」

ちひろ「最後は呆気なかったですね」

モバP「ちひろさんが普通のでって言ったんじゃないですか」

ちひろ「それもそうですけど」

モバP「さて帰りますか。明日も頑張るぞー」




???「うふふ」


つづく?

※大逆転パターン
蛇足感強いのでお好みで

モバP「最後なので2パターンあるんですが」

ちひろ「何と何なんですか?」

モバP「大逆転パターンと普通のパターンです」

ちひろ「ここまで来たら大逆転パターンにしますよ」

モバP「乗り気ですね」

ちひろ「こういうのを自棄って言うんですよ」

モバP「さて、大逆転パターンなんですが」

ちひろ「何から逆転するんですか?」

モバP「勿論、まゆのアプローチからですよ」

ちひろ「やっぱり....」

モバP「もうあからさまなくらいにまゆからアプローチを受けるので、俺もはっきりさせるんですね」

モバP「アイドルやめるか、俺を諦めるかどっちかにしろって」

ちひろ「この流れだと勿論?」

モバP「えぇ。アイドルやめますね。で、俺と付き合い始めると」

ちひろ「プロデューサーさんはまゆちゃんのこと好きなんですか?」

モバP「嫌いになるわけないじゃないですか。アイドルじゃなかったら....って話ですよ」

ちひろ「なんか初めて素のあなたに会えた気がしました」

モバP「で、大方の予想通り、まゆは俺を激しく束縛します」

ちひろ「なんでですか?」

モバP「もう抑えきれないんですよ。アイドルやめるくらい俺に依存してますから、その流れで病んじゃうんですよね」

ちひろ「あー、なるほど」

モバP「ここまでは割りと予想ができると思うんですが」

ちひろ「はいはい」

モバP「ここから俺も病み始めます」

ちひろ「男のメンヘラとか最強に気持ち悪いですよ」

モバP「まぁ、待ってくださいよ」

モバP「付き合いだした時点でまゆはもう俺と同棲するわけですね」

ちひろ「想像はつきますけど」

モバP「で、俺は軟禁される訳ですよ。『Pさぁん、まゆはお仕事に行くのでお外に出ないでくださいね? 悪い虫がついちゃいますから』って」

ちひろ「なんでしょう、今まで一番しっくりきます」

モバP「俺も俺で黙ってまゆに従うんですよ。でもそのうち限界が来ます」

ちひろ「まぁ外出禁止は辛いですよね」

モバP「あ、そっちじゃないです」

ちひろ「そうなんですか? じゃあ何が....」

モバP「まゆが帰ってきてからですよ」

ちひろ「それ以上は聞きたくないんですが」

モバP「勿論、夜の方です。いやー、相当きつかったですね」

ちひろ「あ、はい。そうですよね」

モバP「すっからかんになってもまだまゆは止まりません」

モバP「そこで俺は考えました」

モバP「どうすればいいのかと」

ちひろ「熱が入ってきましたね」

モバP「そうですか?」

ちひろ「語りが違いますから」

モバP「まぁ、まゆですし」

モバP「まゆって絶対俺を傷つけないじゃないですか」

ちひろ「確かに。どちらかというと自己犠牲的ですよね」

モバP「だからそこに付け入るんです」

ちひろ「どうしたんですか?」

モバP「まゆが見ている前で自殺しようとするんですよ」

ちひろ「え?」

モバP「ネットとかじゃあ色々言われてますけどね、あれでも普通の女子高生じゃないですか」

ちひろ「大人じゃないですしね」

モバP「だから血とか見るとどうしても身体が強張っちゃうんですよ」

モバP「で、『ぴ、Pさん。まゆは....まゆは....っ』って泣き出して、今までのことを猛烈に反省し始めます」

ちひろ「もしかしてそこで?」

モバP「はい。我に返るんですね。アイドルをやめてまで俺と付き合う覚悟をした時からのズレに気づくんです」

ちひろ「あー、なるほど。真面目なまゆちゃんだから尚更深刻に受け止めて?」

モバP「そういうことですね。危ない賭けでしたが」

ちひろ「で、そこからはどうなるんですか?」

モバP「そこから普段通りのまゆですよ。いつも事務所にいるようなまゆです」

ちひろ「あぁ、可愛いお姉さんに戻るんですね」

モバP「とはいっても、束縛したい気持ちはありますから、女の子の話をすると」

ちひろ「『Pさん、またまゆがおかしくなっちゃいますよ?』って笑うと」

モバP「そんなところです。個人的にはもうネタにできるくらいには気にしてないってところがポイントですね」

ちひろ「プロデューサーさん自身はどう思ってるんですか?」

モバP「いや、束縛から反省まで含めてまゆなんで、ある程度想定内ですよ。可愛いです」

モバP「むしろその後もっと可愛くなると思いますね」

ちひろ「なんでですか?」

モバP「俺が死のうとするところを見て考えちゃうんですよ」

ちひろ「プロデューサーさんが居ない世界をですか?」

モバP「そんなところです。そこからますます依存が大きくなると」

ちひろ「でも前みたいなことはしたくないから、もっともっと愛されようと頑張ると?」

モバP「そういうことですね。従順で健気な可愛いまゆの出来上がりです」

ちひろ「確かに大逆転でしたね。手のひらの上で転がされてるともいいますけど」

モバP「きっとまゆならそれを知っても怒りませんよ」

ちひろ「かもしれませんね」

モバP「さ、そろそろ出ますか」

ちひろ「ええ」

モバP「送っていきますか?」

ちひろ「一人で帰れますよ」

モバP「ちひろさんと一緒にいたいって言ったら?」

ちひろ「煽ってるんですか? って返します」

モバP「つれないですね」

ちひろ「何回目ですか、このくだり」

モバP「確かに。じゃあまた月曜日に」

ちひろ「ごちそうさまでした」

事務所

モバP「さて、と」

モバP「いい子にしてたか?」

まゆ「はぁい」

モバP「ちゃんと全部聞いてたか?」

まゆ「酷いですよ。Pさんがしたいこと、全部まゆに聞かせるなんて」

モバP「悪い悪い。まぁ、久しぶりに思い出してみて分かったけどさ」

まゆ「どうしたんですか?」

モバP「やっぱ、まゆがアイドルやめなくてよかったなって」

まゆ「うふふ。まゆとしてはPさんと一緒ですし、アイドルもできてるので幸せです」

モバP「だな。やっぱりまゆは可愛いな」

まゆ「あぁん。髪が崩れちゃいますよ」

モバP「お酒も入ってるし、歩いて帰るか」

まゆ「はい。ところでPさん」

モバP「なんだ?」

まゆ「さっきのお話、どこから始めるんですか?」

モバP「ん? ニュージェネはもうほとんどやったようなもんだしな。トライアドから始めるか」

まゆ「奈緒ちゃんからですか?」

モバP「そんなところだ」

まゆ「....加蓮ちゃんもですよね?」

モバP「当たり前」

まゆ「うふふ」

モバP「どうした?」

まゆ「そんなことになったら」


まゆ「今度こそ、本当におかしくなっちゃいそうです」

終わり

お疲れ様でしたー
しぶりんに一目惚れしてデレにハマって、まゆに堕ちて、最近はちゃんみお愛が止まらないです

明日のデレステガチャに今から震えてます
爆死したらまた書きに来るのでよろしくっすー

ちなみに好きなPは漬物Pです

なんかあればどうぞ

ガチャ何が来るか怖くてみてませんが誰がきますか(震え声)

>>64
イベントパステルピンクだからまゆなんじゃないかなと
来てほしい気持ちと来てほしくない気持ちがががが

未央の一人称は私だぞ本田ァ!!
乙!

>>67
あー、やらかした
未央の一人称確認不足です、申し訳ない


補足ですがこの後モバPの妄想シチュをまゆ頑張ってこなす流れになるので、ちっひは安全です。女神だし、天使だしね(強調)
あと書くとしたらまた別もので書くと思うので、ちっひverはその時にでも....

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