エレン 中学生だ!(82)

サシャ スキーに行きましたの中学生バージョンです。ちなみに現パロです。一部崩壊している部分があると思うので、苦手な人はお逃げください。

カルラ エレンー?起きなさい!もう7時15分よ!
エレンは母親が階段を上がってくる所で目が覚める。
エレン えー?!もう?
カルラ そうよ!今日入学式じゃない!
エレン げー!そうだった!まだ準備してない!
カルラ もー。困るわよ。今日から中学生なんだから。
エレンは飛び跳ねるように起きて顔を洗う。そして制服に着替える。

エレンが今日から通う中学校はウォールマリア第一中学校だ。ウォールマリア第一中学校はエレンが住んでいる地域から歩いて10分程だ。ただ、シガンシナ小、トロスト小、トロスト北小の三つの小学校が集まるので、シガンシナ、トロストは歩きだが、トロスト北は外れにあるので、自転車通学が許されている。

エレン 母さん!ご飯まだ!
カルラ もう出来てるわよ。
エレン いただきまーす!
グリシャ エレン。よく噛んで食べなさい。
カルラ そうよ。エレン。
エレン はーい!
カルラ エレン。食べ終わったらそこに立って。
エレンは食器を台の上に置く。
エレン 置いたよー!何するのー?
カルラ そこに立って。
エレン はーい。
パシャ!
グリシャ ほら、取れたぞ。
カルラ まー。エレンも大人びたわねー。

エレンが通う学校の制服は男子は黒の襟爪、女子は赤の紐リボンに紺のベスト、緑色のタータンチェックのスカートだ。上にはブレザーを羽織る。
ピンポーン!

アルミン おはようございます!
カルラ まー。アルミン。上がってって。
ミカサ おはようございます。
カルラ ミカサも上がってどうぞー。
アルミカ お邪魔しまーす。
アルミン あ、おはよう!エレン。同じクラスになれるといいね。
ミカサ エレンは私と・・・。
エレン ミカサの言いたい事ぁ分かるよ!同じクラスになりたいだろ!言わなくても分かるよ!
ミカサ そう。正解。
アルミン 早く出ないともうそろヤバイね。
ミカサ アルミンの言うとおり。
エレン じゃあ、行ってきまーす!
アルミカ お邪魔しましたー!

3人は話しながら歩いて行く。
アルミン あ、着いたみたいだね。
エレン おー。ここか。
校門に入る。玄関前にクラス分けの紙が貼ってあった。
エレン んー!見えねー!A組の上の方なら見えるけどよー!
ミカサ D組の真ん中しか見えない!
アルミン あ、エレンC組だって!
ワーワー!ギャーギャー!
エレン ありがとよ!アルミン!
アルミン ううん!大丈夫だよ!
エレン ふー!見えた!あ、ミカサと同じクラスだ。

3年 新入生代表1年A組アルミン・アルレルトくんお願いします!
アルミン はい!僕たち1年生は今日から小学生から中学生になりました!中学生になると部活が始まります。また、定期テストがあるので、僕は勉強と部活の両立を目指そうと頑張りたいと思っています。みなさんはどうですか?これからも辛いことや楽しい事などいっぱいあると思います。

アルミン 以上です。ありがとうございました。
3年 一年生代表1年A組アルミン・アルレルトくんありがとうございました。
入学式を終えて教室に戻る。教科書や明日の連絡事項などを伝えられて下校する。

エレン 結局誰とも話せなかったよ・・・。
アルミン まー。明日もあるんだから、頑張ろうよ!
ミカサ アルミンの言うとおり。明日もあるんだから、頑張れたらいいじゃない。
アルミン そうだよ!
ミカサ あ、私こっちだから。
エレン おー。じゃーな。
アルミン またねー!
ミカサの家の裏通りはエレンとアルミンが住んでいる住宅街だ。
アルミン エレンじゃあね!
エレン またな。アルミン。
エレンは家の鍵を開ける。エレンの家は病院で、父親が営んでいる。父親はこの辺りでは相当腕のいい医者で、都市部の総合病院の手伝いをしたりすることも多い。
グリシャ おかえり。エレン。
エレン ただいまー。今日は早いね。
グリシャ まあな。今日は往診だけだからな。

エレン へー。そうなんだ。
グリシャ エレン、食べたい物あるか?
エレン んー?じゃあ、俺カレーでいいや。
グリシャ じゃあカツカレーにでもするか。
エレン よっしゃー!
グリシャ お待たせ。エレン。出来たぞ。
エレン いただきまーす!
グリシャ ちゃんとよく噛んで食べなさい。
バクバクガツガツ!
エレン ふー。ごちそうさまでした!あ、これからバスケしに行ってもいい?
グリシャ いいけど、気をつけていってらっしゃい。
エレン はーい!いってきまーす!

エレンは公園まで走って行く。
エレン よっしゃ!着いた!あれ?誰かいる?!
ダンダンパシュ!
エレン ってかめっちゃ背高いな・・・。俺がチビなだけか?練習しよう。
バーン!ポーン!
エレン あ、やべ!謝んなきゃ!
エレン すいませーん!
??? えっ?!キャッチ
エレン すみません。
ベルトルト あ、これ君の?ごめん!
エレン すみませんでした!あの、
どこの学校ですか!
ベルトルト えっ!僕?僕は中1だけど。
エレン えっ!俺と一緒じゃん!

ベルトルト ってか君何中?
エレン 俺?俺はウォールマリア第一中だけど。
ベルトルト え!そうなの!僕もだよ!
エレン え!お前も!何組?
ベルトルト 僕はA組だよ。
エレン 俺はC組。あ、A組にアルミンって奴いる?
ベルトルト うん。いるけど、その子がどうかしたの?
エレン 俺、そいつとおんなじ小学校なんだよね。
ベルトルト あの、君の名前聞いてもいい?
エレン あ、いいけど。

エレン 俺はエレン・イェーガー。よろしく。
ベルトルト あ、僕はベルトルト・フーバー。ベルトルって読んでくれてもいいよ!
エレン いや、ベルトルトって呼ばせてもらうよ。俺はエレンって呼んで。
ベルトルト うん!よろしくね!

ベルトルト あ、エレンってやっぱバスケ部に入るの?
エレン まーそういう感じかな。
ベルトルト そうなんだ!僕もだよ。
エレン おー!それな!
ベルトルト あ、お母さんからだ!もう帰れって言われちゃったから僕もうもう帰るね。
エレン おー。じゃーなー。
ベルトルト うん!じゃあね!

エレンは家に帰る。家に帰ると母親が帰ってきていた。
カルラ『エレンー?そこにおやつのクッキーとティラミスあるから食べてもいいわよ。』
エレン 『えっ!それ食っていいの?知らんかった!』
カルラ 『そこにメモが置いてあるでしょうよー。』
エレン 『本当だ!』

カルラ 『しっかりしなさいよ!』
エレン 『わかってるって!』
ガチャン!バタン!
エレン 『ん?父さん?帰ってきたのかな?いつもにしてはちょっと早いけど。』
カルラ 『はーい。今でまーす。』

グリシャ 『ただいま。』
カルラ 『あ、おかえりなさい。』
エレン 『おかえりー。早いね。』
グリシャ 『久々に外食でもするか?』
エレン 『よっしゃー!』
カルラ 『何か食べたいものある?』
グリシャ 『私は何も無いな。カルラは?』
カルラ 『私も特に食べたいもの無いしね。じゃあ、今日はエレンの好きでいいわよ。』
エレン 『じゃあ、俺ハンバーグがいい!』

車に乗って家から15分程のショッピングモールに行く。そこにレストラン街に入る。
エレン 『じゃあ、俺びっくりドンキー!』
店員 『いらっしゃいませー!何名様でしょうか?』
グリシャ 『3人です。』
店員 『じゃあこちらの席にどうぞー!』
テーブルに腰掛ける。
グリシャ 『エレンの入学祝いだから、今日はエレンの好きな物いっぱい食べていいぞ。』
カルラ 『誕生日のプレゼントまだだったから、今日は誕生日のプレゼント選んでもいいわよ。』
エレン 『え!いいの!じゃあ、俺トマトチーズinハンバーグステーキ!』
グリシャ 『じゃあ、普通のハンバーグステーキで。』
カルラ 『私はおろしポン酢にしようかしら。』

エレン 『ふー!食った食った!』
カルラ 『エレンもこんなに大きくなって。だんだんそそかっしくなってきたわね。』
グリシャ 『そうだな。エレン、もういいか?』
エレン 『お腹いっぱいだからもういいよ。』
グリシャ 『じゃあ、行くか。』
カルラ 『そうですね。』
レストランを後にする。
エレン 『俺スポーツショップ行ってもいい?』
カルラ『いいけど、何見るの?』
エレン 『うーん。洋服とかかな。』
カルラ『あらそう。』
スポーツショップに入る。

エレン『母さん!このズボン買ってもいい?』
カルラ『いくら?』
エレン 『2500円!』
カルラ『確かに。このズボン二つ買うと2500円らしいわ。』
エレン 『え!そうなの!じゃあ母さん。これ買っていい?』
カルラ『これだけでいいの?』
エレン『じゃあさ、このバスケシャツも買ってもいい?』
カルラ『いいわよ。』
エレン 『後はこれ!』
カルラ『本当にこれだけでいいの?』

エレン『あー。今日はいいや。』
カルラ『いいのね。』
エレン『本当は靴も欲しかったんだけど、欲しいのが無かったから今度でいい?』
スポーツショップを後にする。
グリシャ『あ、もう行く?』
カルラ『そうね。』

家に着く。留守電を見る。アルミンからだ。
エレンー?アルミンだよ!帰ってきたら僕の家に来て!多分、もう遅いから、また明日来てくれるかな?
エレン『アルミンに電話掛けなきゃ!』
プルルルー、プルルルー
アルミン『はい。もしもし。アルレルトです。あ、エレン?』
エレン『おう。アルミン。家族で出かけててよ。話ってなんだ?』
アルミン『もう今日は遅いから、明日でいい?久々にエレンと2人っきりで話したくてさ。』
エレン『あー!分かる!男子しか出来ない話ってあるよなー!』
アルミン『そうね。明日は僕の家にはエレンしか来ないから、ゆっくり話せるしね。あ、お父さんに呼ばれたから切るね!バイバイ!』
エレン『じゃーなー。』

ピンポーン!
エレン『はーい!今でまーす!』

アルミン『おはよう。エレン。』

エレン『おうよ。』

ミカサ『私もいる。』ヌッ

エレン『うわっ!おまっ、ちょっ、びっくりさせんなよ!』

アルミン『じゃあ、行こうか。』

ミカサ『そうね。行こう。』

エレアルミカ『おはようございます!』

先生『おはようございます。』

ベルトルト『あ、エレン!おはよう!アルレルト君も!』

エレン『おー。おはよ。ベルトルト。』

アルミン『あ、僕の事はアルミンでいいよ。なんて呼べばいい?』

ベルトルト『僕の事はベルトルトでいいよ!』

アルミン『よろしくね!ベルトルト!』

ベルトルト『うん!よろしく!右のほうの子は?』

ミカサ『私の名前はミカサ・アッカーマン。ミカサって呼んで。』

ベルトルト『うん。よろしくね。ミカサ!』

ミカサ『よろしくね。』

アルミン『あ、2人とも、僕らこっちだから、じゃあね。』

エレミカ『じゃーね。帰りに。』

エレンとミカサは教室に入っていく。

エレン『俺の席はこっちだから・・・ってかお前向こうだろ!』

ミカサ『だってエレンの近くがいい!』

エレン『ワガママ言うな!』
ゴン!バン!

ミカサ『ほら、ぶつかった。』

???『いってー!誰だよ!』

エレン『あ、ごめん!』

???『あ、俺は大丈夫。所でお前名前は?』

エレン『俺はエレン・イェーガー。エレンって言って。』

コニー『俺はコニー・スプリンガー。コニーって呼んでくれ!』

エレン『おう!よろしく!コニー!』

コニー『おう!こちらこそよろしく!』

コニー『エレントイレ行こうぜ!』

エレン『えー?やだよ。』

コニー『お願いだから!ね、頼むよ!』

エレン『わかったよ!』

ミカサ『エレンは私・・・っと』

コニー『エレン、行こうぜ!』

エレン『待ってくれよー!』

ミカサ『行っちゃった・・・。でも、友達の件でエレンに怒られたくないし、話しかけてみよう。』

???『うっせーよ!ライナー!』

???『もうやめてってばー!喧嘩禁止!』

ミカサ『なんなの・・・。あの人・・・。怖い。あの人と同じクラスだったら嫌だな。』

???『ねえ!君何小か
来たの?』

ミカサ『え?私?シガンシナだけど。』

???『そうなんだ!私トロスト北小から来たの!』

???『君名前は?』

ミカサ『私の名前はミカサ・アッカーマンだけど、あなたは?』

???『私の名前はハンナ!ハンナ・ディアマント!よろしくね!』

ミカサ『よろしく。ハンナ。』

ハンナ『よろしくね!ミカサ!』

???『ふー。間に合った!』

???『チッ。うっせーな!』

???『あなたがぶつかってきたんでしょーが!何ですかその態度!』

ハンナ『ちょっ!どうしたの!』

???『もー!やめてってばー!またー?!』

ミカサ『落ち着いて!何があったの!』

???『そうだよ!何があったの!』

???『だってこいつが前見てねぇから!』

???『私が見て無かったのも原因ですけど、ぶつかって来てその態度は何なんですか?!あり得ないですよ!』

???『あ、そっちね。もー!ユミルが悪いんじゃない!今のは謝らなかったユミルが悪い!今日はユミルと口聞かない!』

ユミル『あ、待ってくれよー!クリスター!』

クリスタ『もー!ついて来ないで!ユミルとは口聞きたくない!』

ハンナ『行っちゃったよ・・・。』

???『もー!なんなんですか!あの人意味わかんねえよ!』

???『あ!すいません!こんな事言っちゃって!』

ハンナ『ううん!全然気にしてないよ!』

ミカサ『あの、あなた名前は・・・。』

サシャ『あ、申し遅れました!私はサシャって言います!』

ハンナ『私はハンナ!よろしくね!確かサシャとは同じ小学校だったよね!』

サシャ『そうですよね!よろしくお願いしますね、ハンナ!』

ミカサ『私はミカサって呼んで!』

サシャ『あ、はい!よろしくお願いしますね!』

コニー『ふー。すっきりしたー。』

エレン『お前のんびりしすぎなんだよ!』

コニー『はは、ごめんごめん!』

エレン『もー!はっきりしろよー!』

エレコニ『あっはっはっ!』

ハンナ『楽しそうよね。』

サシャ『そうですよね!』

ミカサ『ええ。』

キーンコーンカーンコーン!!

担任『お前ら席つけー!』

はーい!

朝のホームルームは終わり、1時間目の間の休み時間に入る。

ミカサ『あ、ハンナとサシャ待ってよ!』

ハンナ『ふふ、待つよ!』

サシャ『もー!可愛いとこあるんですね!ミカサ!』

ミカサ『えっ!』

ハンナ『あー!ミカサって好きなコいるでしょ!』

サシャ『あ!それ私も思いました!』

サシャハン『本当はー?エレンって人でしょ!』

ミカサ『え!何で分かるの!』

サシャハン『見てたから!』

キーンコーンカーンコーン!

ミカハンサシャ『急げー!ヤバイ!』

担任『じゃー、学級開きやるから、その紙に自分のプロフィールを書いてくれ。それを3時間目に発表してもらいます。』

コニー『なーんだよ!めんどくせえ!』

エレン『まーまー。早く書こうぜ。』

サシャ『何も書くことがありませんよー!』

ハンナ『んねー。一応私は好きな歌の欄にYUIって書いとこ。』

ミカサ『へー。ハンナって女の子らしいのね。』

サシャ『ですよねー。』

サシャ『あー!何も書けなかったー!』

ハンナ『でも、3時間目に書いちゃえば?』

ミカサ『そうだよ。途中まで書いちゃえばいいじゃない。』

ハンナ『そうだよ!』

キーンコーンカーンコーン!

終わったー!!!
早く行こうぜー!B組いこー。
そうだねー。

???『あ、あの!』

ハンナ『もしかして、さっきの人の・・・。』

サシャ『隣にいた人だよね。』

ミカサ『確かに。』

???『あのー。さっきの何ですけど、どうしても謝りたくて・・・。』

ミカサ『あ、そっちですか。』

ハンナ『所で、あなた、名前は?』

???『あ、私はクリスタ・レンズって言います。』

サシャ『そうなんですか!私はサシャ・ブラウスって言います!サシャって呼んでください!』

ハンナ『私の名前はハンナ・ディアマント!よろしくね!』

ミカサ『私はミカサ。ミカサって呼んで。』

クリスタ『うん!よろしくね!あ、私の事は呼びすてでいいよ!』

ハンナ『で、話って何?』

クリスタ『うん。それなんだけどね、あの、C組にユミルって人いる?』

サシャ『あー!あの人!』

クリスタ『そう!その子の事で相談があるの。』

サシャ『ってか、私本当に迷惑ですよ!見ず知らずの人間にうっせーなって!』

ハンナ『それは本当に酷いよね。私だって言われたら本気で怒るよ。』

クリスタ『そうだよね。私だったらハンナと一緒かな。』

クリスタ『で、話は戻して、ユミルのことなんだけど・・・。』

サシャ『早くユミルって人に謝って貰いたいんだよ!こっちは!』

サシャ『あ、すいません。小学校の時はずっと暴言吐いてたから、中学校になったらやめようって思ってたんですけど、つい。』

クリスタ『ううん!全然大丈夫!』

クリスタ『でね、できれば今日中にユミルに謝って欲しかったんだけど、今日私都合悪くて行けないの。本当に悪いんだけど、明日でいいかな?』

サシャ『ユミルって人がちゃんと謝ってくれるんだったらいいんですけど・・・。』

クリスタ『ユミルって結構ぶっきらぼうで小学校の頃は結構嫌われがちだった方なんだけど、本気で仲良くしてみたら絶対いい人だから!本当にごめんね!じゃあ、また今度!』

ハンナ『クリスタって人、思ってたよりいい人だったけど、可哀想だよね。』

ミカサ『確かに。』

キーンコーンカーンコーン!

担任『入れー!』

担任『じゃあ、自己紹介してもらうぞー!左の席から!』

自己紹介は続いて行く。

コニー『トロスト北小学校の6年2組から来ました。コニー・スプリンガーです。趣味は野球で、部活は野球部に入ろうと思っています!1年間よろしくお願いしまーす!』

エレン『シガンシナ小学校の6年1組から来ました。エレン・イェーガーです。僕はバスケが好きなので、中学校では、バスケ部に入ろうと思っています。好きなアーティストはBUMPOFCHICKENで、好きな色は青です。よろしくお願いします。』

ユミル『トロスト小の6年5組から来ましたー。ユミルって呼んでください。好きな食べ物はラーメンです。よろしくお願いします。』

サシャ『トロスト北小から来ました。サシャ・ブラウスです。好きな食べ物はステーキと唐揚げです。よろしくお願いします。』

ハンナ『トロスト北小学校の6年1組から来ました。ハンナ・ディアマントです。好きなアーティストはYUIで、好きな食べ物はケーキです。よろしくお願いします。』

ミカサ『シガンシナ小学校から来ました。ミカサ・アッカーマンです。趣味は読書です。よろしくお願いします。』

担任『よーし終わったみたいだなー!帰りの準備でもしていてくれ!』

はーい! おわったー! 今日何するー? 早くしてよー!

ハンナ『あ、ミカサ、サシャ、今日暇だったら遊ばない?』

サシャ『あーね!遊びましょうよ!ね、ミカサ!』

ミカサ『え?本当にいいの?』

ハンナ『うん!遊ぶ場所はどこにする?』

ミカサ『あ!じゃあ、イオンは?』

サシャ『そうですね!じゃあ、私帰ったら、ハンナに電話しますね!』

ハンナ『あ!そうだ!ミカサって携帯持ってる?』

ミカサ『持ってるけど、何か?』

ハンナ『はい!これ私のメアド!そこにさ、ミカサのメアドも書いてくれない?』

ミカサ『そういうことね。はい。じゃあ、これ、私の。』

サシャ『待ち合わせ場所は公園でいいですよね!』

ハンナ『うん!そうだね!』

エレン、ミカサ、アルミンは帰路に着く。

エレン『アルミンのクラスどう?』

アルミン『うーん。普通かな。でも、結構ヤバイ人が居てさ・・・。』

ミカサ『私はハンナとサシャと一緒に遊ぶの。』

アルミン『そうなんだ!いいなー。C組。』

エレン『なんで?』

アルミン『さっきのヤバイ人の話に戻るんだけどね、僕その人の隣なんだ。で、クラスのクリスタって子がいるんだけど、』

ミカサ『あー!その人知ってるー!背小ちゃくて金髪の人でしょ!』

アルミン『うん。その子。で、その子の事気に食わないからっていじめてんだよ。』

エレン『うっわー!何それ!最低な奴だな!』

ミカサ『だったら、サシャだって可哀想。』

エレン『なんで?』

ミカサ『サシャが急いでて、走ってたの。で、うちのクラスのユミルって人にぶつかっちゃって。まー、サシャも前見てなかったのもいけなかったんだけど、その人何て言ったと思う?』

アルミン『何て?』

ミカサ『うっせーな!ぶつかんなよ!って言ったの!酷くない!?』

アルミン『確かに!それは酷いよ!サシャって人可哀想じゃん!』

エレン『それなー!俺もよく見てなかったから、わかんなかったんだけど、サシャって奴がブチ切れてたのは見た。』

ミカサ『でしょ?じゃあ、私こっちだから。』

エレアル『じゃーねー。』

アルミン『じゃあ、僕こっちだから、また後でね。』

エレン『おー。じゃーな。』

エレンは家に帰り、制服をハンガーに掛けてから、青いTシャツの上に灰色のパーカーを羽織り、バスケ物のズボンにナイキの白と黒と赤ラインのスニーカーを履いてアルミンの家へ向かう。

ピーンポーン!

アルミン『今でまーす!』

エレン『あ、よう。』

アルミン『いらっしゃい。エレン。早く入って入って!』

アルミンは白のトレーナーに薄いベージュのズボンを履いている。

エレン『ところで、話したい事って何?』

アルミン『あ、それはね・・・』

キャンキャン!

アルミン『実は・・・。僕の家、犬飼ったんだよね。』

犬『キャンキャン!』ペロペロ!

エレン『うっ?!お前可愛いなー!俺の事が好きなのかー!そうかそうか!』

犬『フンフン!』

アルミン『それで、犬の名前一緒に考えて欲しいんだよね。』

エレン『あー。そっち!で、犬種は?』

アルミン『トイプードルだよ。』

エレン『毛色は飼い主に似てんだなー!』

トイプードル『ワンワン!キャン?!』

アルミン『えー?そうかな?』

アルミン『じゃあ、犬の名前考えよう。』

エレン『そうだな。』

アルミン『爺ちゃんは呼びやすい名前だったら何でもいいって言ってんだ。』

エレン『ってかこの犬メス?オス?』

アルミン『オスだよ。』

エレン『じゃあ、ゴロ!』

アルミン『それ向かいの家の番犬の名前じゃん!』

エレン『じゃあ、チョコは?』

アルミン『僕はクッキーがいいと思うんだよね。』

エレン『クッキーいいじゃん!クッキーにしようよ!』

クッキー『わん!』シッポフリフリ

アルミン『じゃあ、今日からお前の名前はクッキーだよ!よろしく!クッキー!』

エレン『おいでクッキー!』

クッキー『ワン!キャンキャン!』

アルミン『クッキー!そーれ!取ってこい!』

クッキー『わん!』キャッチ

エレン『おー!おいで!クッキー!』

エレン『取ってこーい!』

ミカサ『ねー。ハンナ。あの人本当にさ、いい人なの?』

ハンナ『よくわかんない。でも、あの人とつるんでるだけでも可哀想じゃん。』

サシャ『ですよねー。』

ハンナ『んね。』

???『あー!あれ?ハンナ?』

ハンナ『久しぶりー!元気?』

サシャ『誰ですか?その人。』

ハンナ『ああ、その子はね、幼稚園が一緒ですごい仲良かったの!』

ハンナ『紹介するね!友達のミーナ!』

ミーナ『私の名前はミーナ・カロライナ。ミーナって呼んで。』

サシャ『あ、私の名前はサシャって言います。サシャで構わないんで。』

ミカサ『私はミカサって呼んで。』

ミーナ『うん!よろしくねー!ところでみんな何組?』

ハンナ『私らはみんなC組だよ!』

ミーナ『そうなんだ!私はB組だから知ってる人全然いないんだよねー。』

ハンナ『それはかわいそうに。』

ミーナ『ありがと。じゃあ、私もうそろバスケの練習があるから行くね。』

ハンナ『はーい。じゃーねー!』

サシャ『ってか本当にどうします?』

ミカサ『確かに。』

ハンナ『あー。んねー。』

ハンナ『ってかこのままだったら絶対嫌だよ。』

ミカサ『そうだよね。サシャ、かわいそう。』

サシャ『どうせいいですよ。あの人謝る気がなさそうだし。』

ハンナ『そうだよ!あ、でも私もうそろ帰らないと行けないからもう帰るね!』

サシャ『じゃあ、私達も遅くなると行けないんでこれで。』

次の日。

アルミン『あ、おはよう!』

ベルトルト『おはよう!今日って何かあったっけ?』

アルミン『確か何も無かったはずだよ。』

ってかさー。あんたさー。前見るって分かる?

ベルトルト『また、いじめてるみたいだね。』

アルミン『そうだね。ってかあの人の事ベルトルトはどう思ってるの?』

ベルトルト『正直このクラスに来ないで欲しい。小学校5、6年の時同じクラスだったんだよね。』

アルミン『ベルトルトってどこ小?』

ベルトルト『僕はトロスト小だよ。ただ、家が結構遠いから歩くのに時間掛かるけど。』

アルミン『へー。そうなんだ。ちなみに何組だったの?』

ベルトルト『僕は5組だよ。』

アルミン『トロストってすんごい多いんでしょ?僕の通ってた小学校は2クラスしか無かったから、クラス替えしてもあんまりいい意味は無かったな。』

おい!てめぇ何しやがる!

ベルトルト『あー。これは結構やばい奴だ。』

アルミン『え?なんで?』

ベルトルト『ユミルが来たから。ほら、あれ見てみ。』

あんたってさー、ほんとに懲りないよねー。どんだけあいつの事が好きなの?

お前って本当に馬鹿だな。人を馬鹿にするにも程があるよ。

アルミン『あー!』

ベルトルト『どうしたの?何かあった?』

アルミン『C組!』

ベルトルト『C組がどうかしたの?』

アルミン『ミカサが言ってたんだよ!ユミルって人結構やばかったんでしょ!』

ベルトルト『あー。そっちね。ま、小学校の頃から色々やらかしてたからね。』

アルミン『え?例えば?』

ベルトルト『正直言うと小学校の時、僕のクラスが1番荒れてたんだ。』

アルミン『僕のクラスも正直言ってかならヤバかったからね。』

ベルトルト『裏事情はクリスタが1番よく知ってるって思ってる人多いんだけど、アニとミーナの方がよく知ってるんだよ。』

アルミン『そうなんだね・・・。』

ベルトルト『でも、5組にクリスタが居なくて正解だったと思うよ。』

アルミン『あー。喧嘩になるから?』

ベルトルト『うん。クリスタは3組だったから、結構平和だった方なんだけどね。』

???『ってか本当に朝っぱらからうるさいんだよ。』

ユミル『あ、よお。アニ。』

???『そーよね。アニー。やっぱうるさいと集中出来ないよねー。』

アニ『は?何言ってんの?』ボキボキ

バン!ドン!

アニ『いい加減にしろよ。迷惑がってる奴らもいるんだよ。』

クリスタ『本当にそうだよ・・・。』

担任『はーい!席着いてー!うちのクラスじゃない人は帰って!』

ユミル『なんだよ・・・。』

キーンコーンカーンコーン!

1時間目が終わる。チャイムと同時に他の教室へ行ったり、トイレに行ったり、他の子の机に行ったりする人が増える。

アルミン『あ、そうだ!ミカサに本借りてたから、それ返さなきゃ!』

アルミンはC組に入る。

アルミン『あ!エレン!』

エレン『よお。アルミン。どうしたんだ?』

アルミン『これをミカサに・・・って痛っ!』

エレン『あ!おい!てめぇ謝れ!』

ユミル『なんだよ・・・。』

クリスタ『なんだよじゃねぇよ・・・。てめぇまだ謝ってねぇ事があるじゃねぇかよ!』

サシャ『そうだよ・・・!』

ユミル『ひぃっ!』

ミカサ『ねぇ。早く謝って。聞いてるの?』

ハンナ『そうだよ!』

ユミル『ごめん。あの時は悪かった。だから、お願いだから許してくれ!』

サシャ『いいですよ!それを待ってたんで!』

ユミル『えっ?本当に許してくれんのか?』

サシャ『はい!』

クリスタ『そうやってさ、素直にしてればいいんだよ!』

ミカサ『そうするべき。』

入学してから、一週間が立った。

担任『えー。今日から一週間、部活見学が始まります。各自で入りたい部活をしっかり決めておいてくださいね。』

サシャ『何部にしましょうかねー。』

ハンナ『サシャは運動系にしたら?』

ユミル『ってかお前結構足速いよな?』

ミカサ『確かに。』

放課後。

エレン『やっぱバスケ部キツそうだなー。小4までサッカーやってたからサッカーも見てみようかな。』

ベルトルト『僕はバレー部も見てみようかな。』

サッカー部

おーい!声だせー!
はいー!パス!

エレン『やっぱバスケ部の方が感じいいな・・・。』

???『ねぇ、何部に入るの?』

エレン『え?俺?俺はバスケかサッカーで迷ってるけど。』

???『そうなんだね!僕も小学校の時サッカーやってたから、サッカー部に入ろうか迷ってるんだよね。』

エレン『あ、名前聞いてもいい?』

マルコ『僕はマルコ・ボット。君は?』

エレン『俺はエレン・イェーガー。』

マルコ『ところで、エレンは何組?』

エレン『俺はC組だけど。』

マルコ『そうなんだ!僕はE組だよ。』

???『おー!いたいた!マルコ!』

陸上部

ハンナ『あー。陸上部にしようかなー。』

ミカサ『私も。』

ソフトボール部

ユミル『思ってたより普通だなー。』

野球部

カキーン!

コニー『おー!すげー!』

マルコ『ちょっ!待ってよ!ジャン!』

ジャン『お前もサッカー部入れよー!』

エレン『ジャンって奴、自己中だな・・・。』

帰路に着く。

アルミン『みんなはさ、何部入るか決めた?』

エレン『俺はやっぱバスケ部だな。』

ミカサ『私は陸上部に入ろうか迷ってる。』

エレン『アルミンは?』

アルミン『僕は卓球部か剣道部で迷ってるけど・・・。』

エレン『俺は剣道の方がいいと思うだけどなー。』

ミカサ『私は卓球の方がいいと思う。』

クリスタ『あー!みんな!何部にするの!』

アルミン『あ、クリスタ!僕らもちょうどその話で盛り上がってて。』

クリスタ『おーれそれは奇遇だね!私はちなみにテニスか吹奏楽で迷ってるんだけどね!』

ユミル『私はソフトボールだな。』

アニ『私はバスケだけど。』

ミーナ『もー、照れちゃってー!』

ミカサ『私は陸上に入ろうか迷ってる。』

エレン『俺はバスケだな。』

アルミン『僕は剣道か卓球で迷ってるんだけど・・・。』

クリスタ『そうなんだ!私も正直早く決めて出しちゃおうって思ってるんだよね!』

アルミン『確かにね!』

エレン『俺ももうちょっとだけじっくり見てから決めようかな。』

ミーナ『私も!』

次の日。

コニー『よーし!入部届け出すぞー!』

エレン『やっぱコニーは野球部?』

コニー『ま、そうだな!』

エレン『ま、頑張れよ!』

コニー『おう!』

エレン『あ、ベルトルト。』

ベルトルト『やあ、エレン。それにコニーも。』

エレン『やっぱベルトルトはバスケ?』

ベルトルト『うーん。やっぱ結果的にはそうだね。エレンも?』

エレン『そうだな。』

それから1週間が過ぎる。

先輩『おーい!1年生鍵貰って来て!』

ベルトルト『あ、はい!』

はーい!声出せー!

エレン『はい!』

ベルトルト『OK!』

ベルトルトナイッシュー!
OK!ベルトルト!

いーち!にーぃ!さーぁーん!しーぃ!

顧問『はい!1分休憩!』

アニ『フゥ・・・。』汗びっしょり

ミーナ『あー!キツイ!』パタパタ

こいせー!

カキーン!三塁!三塁リード!
コニーナイバッチ!

カーン!バッ!ダッ!

コニー『おっしゃー!』

トーマス『コニーナイラン!』

コニー『トーマスナイバッチ!』

はーい!サード行きまーす!

はい!ホーム行きます!

ユミル『オッケーナイスロー!ファースト行きます!』

顧問『よーい!スタート!』

わー!ギャーギャー!

顧問『はーい!騒がない!』

ミカサ『ペースを保って・・・。』

ハーハーゼーゼー。

はーい!レシーブ練習しまーす!

サシャ『きっつー!』

エレン『あーキツい!』

アルミン『でもさ、気を取り直してさやって行こうよ!』

クリスタ『そうだよ!』

ミーナ『そうそう!前向きにね!』

ミカサ『ミーナの言うとおり。』

こうやって楽しく話しながらの毎日が過ぎる。いつでもこのような毎日が続くことを願う。

~完~

読んでくれてありがとうございました。
多少読みにくい所もありましたが、応援コメなどをしてくれるとありがたいです。

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