ある日、比企谷家にて……


比企谷八幡「Y.aoiって可愛いよな」ﾎﾞｿｯ

由比ヶ浜結衣「え！？」ﾋﾞｸｯ

比企谷小町「あ、お兄ちゃんもそう思うの？小町もこのY.aoiちゃん好きだよ！可愛いし面白しろいしね」

結衣「ヒッキー、小町ちゃん、一体何を言って……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

八幡「何って、今をときめくY.aoiのことだけど。ていゆうか、お前なんでうちにいるッ！？」

結衣「そんな事はどうでもいいから、Y.aoiが可愛いってどういうことッ！？」

小町「え、結衣さんもしかして知らないんですか？ 今人気が出てる女芸人の腐女子芸人のY.aoiちゃんですよ！！ほら、これが雑誌に載ってる写真です」っ


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira099527.jpg


小町「ね、芸人とは思えないほどの可愛いさでしょ？」

結衣「確かに芸人にしては可愛いけど………でもでも、こんなのおかしいよ！！」ｱﾜｱﾜ

八幡「一体何がおかしいっていうんだよ？」

結衣「だって、ヒッキーこの間東山奈央ちゃん可愛いって言ってたじゃん、ほらぁーー！！」っ


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira099528.jpg


結衣「ほら、超可愛いじゃん！！」

八幡「ああ、確かに東山奈央も可愛いけど、でもY.aoiだって可愛いだろ！」

結衣「ハァッ！？なんだしそれ、ヒッキーのバカ、優柔不断、裏切り者ーーー！！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

小町「まあまあ結衣さん、落ち着いて」

八幡「人ん家に来てわざわざ騒ぐんじゃねーよ！」

ガハマ自宅にて…

結衣「もう、ヒッキーの裏切り者！この間まであんなに東山奈央可愛い『東山奈央可愛い』って言ってたくせに！」ｶﾞﾊﾏﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

結衣「このY.aoiって人のどこがいいのよ。そういえば腐女子とかって言ってたけど、姫菜みたいなもんなの？」

結衣「ヒッキーをなおぼう派に戻すためにも、まずは敵のことをよく知らないとね、ネットで調べてみよう」ｶﾁｶﾁ


10分後……

結衣「ちょ、何この人ッ、変態だぁーーーーーーーー！！！」

結衣「なんなのこの人、なんでこんな恥ずいこと堂々と言えるし！？」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

結衣「やっぱり私には腐女子の考えが全然わかんない………そうだ！こんな時は姫菜に聞こう」

翌日、学校で……

結衣「というわけで姫菜、力を貸して！！」

海老名姫菜「ついに結衣も目覚めたんだねッ！！」ﾊｧﾊｧ…//



そして数日後、

結衣「ﾊｧﾊｧ……八幡×隼人、ｸﾞﾍﾍﾍ///」

小町「うわ、結衣さんが腐女子になってるッ！！」

そして数日後、奉仕部にて…


八幡「う〜〜す」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ



ｼｰｰｰｰﾝ


八幡「雪ノ下の奴、まだ来てないのかよ？由比ヶ浜も遅くなるとか言ってたし、まさかの俺一人とか」

ﾄﾝﾄﾝ！

八幡「げっ、よりによって俺一人の時に相談者が来やがった」

ﾄﾝﾄﾝ、ﾄﾝﾄﾝ！！

八幡「なんだよ、しつこい相談者だな。ああ、どうぞ」


ｶﾞﾗｶﾞﾗ





阿部さん「やらないか」

八幡「えっ？」

「ｱｧｧｧｧｧｧｧｧｧｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｯ♂」








平塚先生「な、なんだこの唸るような悲鳴は！？」ﾋﾞｸｯ

一色いろは「この声って、比企谷先輩！？」

雪ノ下雪乃「私のいない間に一体何が……！？」ｱｾｱｾ

葉山隼人「みんなで奉仕部へ行ってみよう！」

ﾀﾀﾀﾀﾀ……！



結衣「ごめんねヒッキー………でも///」

姫菜「ｸﾞﾍﾍﾍ……//」

小町「やったぜ///」

次の日、


八幡「………」ﾄｺﾄｺ

戸塚彩加「あ、おはようはちまん。ねぇねぇ、昨日奉仕部で何か騒ぎがあったみたいだけど、一体何があったの？」

八幡「ああ戸塚か、おはよう。昨日のは何でもねえんだ。それより戸塚、ちょっとこっちへ来てくれないか？」

戸塚「え、別にいいけど、でも寄り道してると遅刻しちゃうよ」

八幡「ああ、手間は取らせねぇ、できるだけすぐ終わらすから」

そして二人は物陰へ……


戸塚「それで八幡、こんな人目のつかない物陰に僕を呼んで、一体どうしての？」

八幡「……………戸塚ァッ！！」


ﾊﾞｼ、ﾄﾞｻｯ！！

戸塚「きゃあ！！ は、はちまん……！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

八幡「やらないか」

戸塚「えッ！？」