猫娘「にゃ~ん」男「・・・え、と?」(67)

男「さて、時間も時間だし、そろそろ帰るか・・・」

友「なんだぁ?もう帰るのか?もっと遊ぼうぜ!」チヤリンッ ウィー・・・ポトッ

男「いや、俺1人暮らしだし、買い物とか色々あるんだわ」

友「あ~・・・そうだったな!オーケー!じゃあまた明日な!」チャリンッ ウィー・・・ポトッ

男「おう!ああ、後・・・」

友「?」チャリンッ

男「・・・そのクレーンゲームはもうやめたほうがいいんじゃないか?」

友「いや!俺は諦めない!ネバーギブアップ!」ウィー

ポトッ

友「・・・」

男「・・・じゃあ、明日な・・・」

友「・・・おう」

男「ふぅ・・・結構重いな・・・」ガサガサ

?「にゃあ~ん」

男「うん?猫から?」

?「にゃあ~にゃあ~」

男「捨て猫かな・・・全くひどいやつがいたもんだ・・・」

男「ここかな?」

猫娘「にゃあ~」

男「・・・」

猫娘「にゃ~ん」

男「・・・え、と?」

猫娘「にゃ~」フリフリ

男「(・・・猫耳?いやそれより)」

男「だめじゃないか君、こんな時間に・・・」

男「しかもそんな格好して、何かあってからじゃ遅いんだから・・・」グイッ

猫娘「イタッ!耳引っ張らないで欲しいにゃ!」

男「え?だってそれアクセサリーじゃ・・・」

猫娘「ちゃんと生えてるんだにゃ!」ピコピコ

男「・・・」

男(ええええええええええええええええええええええええええええええ!?)

男(いやいやいやいや、猫耳が生えた女の子?人じゃないの?見た感じはかわいらしい女の子なのに・・・)

猫娘「?」フリフリ

男「そ、それも本物?」

猫娘「もちろんにゃ!ところであなたに折り入って頼みがあるにゃ!」

男「うん?何?」

猫娘「私を拾って欲しいですにゃ!」ニコッ

男「・・・は?いや、いやいやいやいやいや・・・」

男「君の家は?両親は?」

猫娘「・・・もうあの人たちのところには戻りたくにゃいのにゃ・・・」

猫娘「というわけで家出して来たのにゃ!」エヘンッ!

男「いや、そこは威張るところじゃないし・・・」

男「家に帰って・・・ともいえないみたいだし・・・」

猫娘「お願いですにゃ・・・」ウルウル

男「もう暗いし・・・」キョロキョロ

猫娘 ウルウル

~男家~

男「でもって、流されやすい俺・・・と」

猫娘「お邪魔してますにゃ!」

男「一応聞くけど、今からでも家に帰る気はないの?」

猫娘「なっしんぐにゃ!」

男「はぁ・・・どうしたものかとりあえず今日は泊まるとして・・・」

男「ううん・・・・・・とりあえずご飯作るか!うん!気分変えないと狂いそう!」

猫娘「私がやりますにゃ!」

男「え、できるの・・・?」

猫娘「待ってて欲しいにゃ!すぐ作るにゃ!」

トントン
グツグツ

男「(・・・意外と包丁の扱いが上手い・・・)」


猫娘「できましたにゃ!」

男「あ、凄い美味そう・・・」パクッ

猫娘「・・・」ワクワク

男「え、ていうか・・・」パクパクパク

猫娘「・・・ど、どうかにゃ?」ソワソワ

男「なにこれ美味しい!」ガタン

猫娘「!!」ビク!

男「あ、ごめん・・・でも凄い美味しかったから・・・」

猫娘「そ、そうかにゃ・・・そんなに美味しかったのにゃらしょうがないにゃ・・・///」テレテレ

男「うん美味しい!すごいな!これはいいお嫁さんになるよ!」

猫娘「お嫁さん・・・にゃ・・・」シュン・・・

男「(え、なんか凹んじゃった・・・)」

男「あ、ああ!こんなに美味しいなら明日以降も俺のご飯作ってもらいたいな!」

猫娘「え・・・それって・・・」

男「ああ、もう・・・うん、まあここにいていいよ」

猫娘「! あ、ありがとうにゃ!」パァァァァッ

男「・・・(か、かわいいな・・・)」

猫娘「あ、そういえばまだ名前聞いてなかったにゃ・・・私は猫娘にゃ!」

男「おれは男って言うんだ」

猫娘「じゃあ男がこれから私のご主人様にゃ!」

男「え、ご主人・・・え?」

猫娘「よろしくにゃ!ご主人様!」ニコッ

男「・・・まあしょうがないか・・・」


~翌日~

男「おはよう~」

オハヨウオトコ~

友「・・・」ゲッソリ

男「おは・・・大丈夫か?お前・・・」

友「お、男か・・・」

男「お前にいったい何が・・・」

友「昼休みに話そうぜ、頼む・・・今は・・・疲れた」

男「・・・わかった」

男「(猫娘のこと相談しようとしてたんだが・・・しょうがない)」

ガラッ

先生「お~いお前ら座れよ~」

~昼休み~

男「さて、飯食うか」

友「屋上行こうぜ・・・ここで話すような事じゃない」

男「おう・・・」

ー屋上ー

男「で、何があったんだよ・・・そんなに憔悴しきっちまって・・・」

友「なぁ男俺ら友達だよな・・・」

男「当たり前だろ?」

友「・・・信じてもらえないかもしれないんだが・・・」

男「ん?」

友「昨日・・・狐を拾ったんだ・・・」

男「狐?山からか?」

友「いや、てか・・・狐娘っていう・・・」

男「・・・え?」

友「わかる・・・すぐには信じられないだろうが・・・」

男「いや、てかさ・・・俺も昨日猫娘拾ったんだよ」

友「え?・・・て?マジ?」

男「まじだ」

友「俺もマジだ」

男&友「「・・・」」

男「~とまぁこんな感じだ」

友「なるほど、俺も同じ感じだ」

男「でもお前は親が居るだろ?どうなんだ?」

友「普通にオーケーでした」

男「ああ、まああの親父さんたちだったらそうだろうな・・・」

友「まあ料理も美味いし、居てくれて問題はないんだろうが・・・」

男「ああうちもだ」

友「でもこれからどうするか・・・」

男「うん・・・」

男「でもまあとりあえず」

友「ああとりあえず」

~男家~

男「というわけで来てもらったのだが・・・」

友「なんつうか」

狐娘「猫族のものが何故こんなところにいるのですか・・・」

猫娘「こっち台詞にゃ・・・」

男「仲、悪いのか?」

狐娘「いや、悪いといいますか・・・」

猫娘「意外なんだにゃ・・・」

友「意外?」

狐娘「猫族の娘はもう結婚する年じゃないの?」

猫娘「狐族のほうもそうだにゃ・・・」

友「何?結婚?」

狐娘「な、なんでもないですよ!」

猫娘「なんでもないにゃ!」

男「?」

男「とりあえずご飯を作るとしようか」

友「手伝うぜ」

猫娘「あ、ご主人様、私が・・・」

男「いいよ、狐娘と話したいこともあるだろう?」

友「そうそう、俺らに任せてくれ」

男「頼むからお前は包丁を握るような真似はしないでくれ」

友「わかった・・・」

狐娘「友さんは料理はしない方がいいです」

友「・・・」ショボン

男「さて、召し上がれ」

猫娘「いただきます」

狐娘「いただきます」

友「(俺はこの場合、召し上がれ?いただきます?どっちなんだろう・・・)」


パクッ

猫娘「あ、美味しい!ご主人様もかなり料理が得意なんですにゃ!」

狐娘「これは・・・かなり目を見張るものがありますね・・・」

男「そらずっと1人暮らししてたらな」

友「流石は男だな!」

狐娘「友さんもそれぐらいなら良かったのに」クスクス

友「ショボン」

男「言われてるナァ・・・」

友「じゃあもう帰るわ」

男「おお、じゃあな」

友(ところで)コソコソ

男(どうした?)ボソボソ

友(お前、寝てるときどうしてる?)コソコソ

男(え?どうしてだ?)ボソボソ

友(いや、俺は同じ部屋で布団敷いてるんだが・・・)コソコソ

男(・・・どっちが下?)ボソボソ

友(もち俺だ)コソコソ

友(で、お前は?)コソコソ

男(え~と、俺は)ボソボソ

狐娘「友さん!そろそろ帰らないとお父さんに怒られますよ?」

友「あ、わかった!」

友「じゃあここで!」ノシ

男「じゃあな」

猫娘「さよならですにゃ!」

~夜~

男「(さて、友の質問に答えると・・・)」

猫娘「おやすみなさいですにゃ、ご主人様」

男「おお・・・おやすみ」

男「(同じ布団の中にいるわけで・・・)」

男「(昨日はそれのおかげでほとんど眠れなかったし・・・)」

男「(友と同じぐらいには疲れてるわけで・・・)」

男「(できれば今日はゆっくり眠りたいのだが・・・)」

猫娘 ギュッ

男「(あ、やべいいにおい・・・)」

男「眠れない・・・」ボソッ

猫娘「ご主人様?起きてますか?」

男「うん?何?」

猫娘「私がここに来たのは・・・迷惑でしたかにゃ?」

男「(不安げな顔・・・心なしか少し震えてる・・・)」

猫娘「やっぱり・・・私・・・」

男「・・・」ギュッ

猫娘「にゃ、にゃ?」

男「心配するな・・・猫娘はここに居ていいんだ」

猫娘「ほ、ホントですかにゃ?」

男「もちろん・・・だから・・・」

猫娘「だ、だから?」

男「もう・・・ねむら・・・せて・・・」zzz

猫娘「ご主人様・・・寝ちゃったんですか?」

男「・・・」zzz

猫娘「フフッ・・・ありがとうございます、ご主人様」ギュ~~

~翌日~

男「なんだか昨日は良く眠れた」

友「眠い・・・」

男「どうした・・・」

友「色々あったんだよ・・・」

男「まあ深くは聞かないけどな・・・」

クラスメートa「友が死にそうだな・・・」

クラスメートb「葬式には呼んでくれよな?」

友「お前らマジ薄情モン・・・」

ガラッ

先生「お~いお前ら、席座れ~・・・ておい友お前大丈夫か!?」

男「保健室つれてきますわ」

先生「しゃあねぇ・・・行ってこい」

友「す、すいません・・・」

男「ほら、大丈夫か?」

ー保健室ー

ガラッ

男「失礼しま~す」

男「あれ?先生?」

保先「ここだ」

男「ああ、またベッドに居るんですね?」

保先「またとはなんだまたとは」ガバッ

友「・・・また、じゃあないですか・・・」

男「ていうか友がやばいんでいいですか?」

保先「ああ、いいよ?」

男「じゃあ失礼して、ほら、友」

友「すまんな・・・」

保先「・・・おや」クンクン

友「どうしたんですか・・・」

保先「君たちから些か不安な匂いがするよ?」

男「なんですか?」

保先「狐と猫、かな?」

男「え?」

保先「うん、気になるね~」

男「先生・・・何を・・・」

保先「そろそろかね?困ったことがあったらどうぞ気軽に電話してくれよ?」ピラッ

男「め、名刺?」

保先「友君のほう・・・は問題ないね」

男「は?」


保先「まあいいさ、君は具合が悪くないなら帰りなさい。先生に怒られるからね」

男「そうですね・・・そうしますか・・・」

男「(めっさ気になることいわれたけど・・・)」

男「では失礼します」

ガラッ

保先「さてさて、どうなるのかな」フフ

~男家~

男「そして、家だ」

猫娘「おかえりなさいですにゃ」

男「もう飯が作ってあるのがすごく新鮮だ」

猫娘「新鮮ですにゃ~」

男「(しかし保先の言ったことが気になる)」

猫娘「・・・ご主人様・・・凄く浮かない顔ですにゃ」

男「・・・なぁ猫娘」

猫娘「はいですにゃ」

男「なんで家出したんだ?」

猫娘「・・・」

その瞬間、目に見えて猫娘の顔が暗くなったのが分かった

男「え、いや、言いたくないならいいんだけど・・・」アセアセ

猫娘「いえ、なんていうかですにゃ・・・」

猫娘「狐が言ってたみたいに、私たち猫族は結婚する歳が決まってるんですにゃ
   「そして私にも結婚相手が紹介されましたにゃ
   「でもその相手は凄く評判の悪い人で・・・
   「体しか興味のないみたいな・・・そんな人・・・
   「それに猫族の中でも権力があって、私も何番目かの妻になるんですにゃ
   「それが嫌で・・・
   「家を出てきたのですにゃ・・・

男「そういうわけか・・・」

猫娘「こんな個人的な理由で家を出たなんてご主人様に知られたら、呆れられるかと思ったので、今の今まで話せなかったわけですにゃ・・・」

男「・・・別にそんなことでは呆れたりはしないけど・・・」

猫娘「猫族は親に対して忠実なのが美徳とされるのですにゃ・・・」

猫娘「これ以上ここに居たら、もしかしたらご主人様にも迷惑が・・・」

男「・・・」ギュッ

猫娘「ご、ご主人様?」

男「そういうことは気にしなくていい・・・大丈夫、俺は拾ったものは大事にするよ・・・」

猫娘「・・・///」

男「・・・そういうことかよ、保先・・・」


『いやいや、早いね~アプローチが早いというか何と言うか』

男「ていうかまず俺はあなたが何者か知りたいですよ・・・」

『僕は”そっち”の家系でね、色々そういうのも請け負ってるのさ』

男「陰陽師みたいなやつですか?(本当に居たのか・・・)」

『その言い方だとその娘が妖怪の類だと思ってやいないかい?』

男「え?違うんですか?」

『そもそも、彼ら・・・この場合は彼女らか。は世界が違うというだけでどれも実体を伴うもので、幽霊などとは違う』

男「はぁ・・・」

『あの世などないのさ。あるのは勝手が違ったいくつもの世界さ。僕みたいなのはあくまで橋渡しさ』

男「ぶっとんでますね・・・」

『そもそも彼らの存在を見た”知らないものたち”妖怪と表現したのだから、妖怪といっても差し支えはないだろうが、ニュアンスというかそこらが違うのでね』

男「はぁ・・・」

『ははっ!まあ今は分からなくてもいいさ・・・で』


『何が目的だい?』


『さっきは陰陽師ではないといったが、一応そちらの方の仕事もやっている』

『害がない奴らばかりではないし、そいつらを縛る法律がないからね』

『きみもやはりそっちかい?』

男「俺は・・・」

男「俺に猫娘のふるさとを教えてください」

『へえ・・・そっちか』

『まあ君らしいといえば君らしいが』

『彼らに会ってどうするんだい?』

男「俺のところにいる許可をもらいます」

男「猫娘はいい娘です、この数日で分かるぐらい」

男「そんな奴が困ってる。」

男「俺は・・・」

『ほれたのかい?』

男「・・・」

『まあいいだろう、教えてあげよう』

『しかし君1人じゃあ危険だからね、僕も付いていくよ』

男「すいません、無理を言って・・・」

『いやいや、これも仕事だからね』

男「はい、できるだけお金は用意し・・・」

『何を言ってるんだい?』

『そんなものはいらないさ』

『これはれっきとした仕事さ』

『君たちの教師としての・・・ね』

男「・・・保健のですけどね」クスッ

『こらこら、それを言ったらおしまいだろうが』ハハハ

『それじゃあ土曜日の昼にoo神社で待ってるよ』

プツン
プープー

~土曜日~

男「・・・なんですかその格好・・・」

まるで修験者・・・まさにそういう格好で来ると思ってた俺はまだまだ未熟らしい
なんとこの適当教師 tシャツにジーンズという

「え?いまからコンビニ行くんですか?」

みたいな出で立ちでまってやがった

男「今から相手のところにいくのにそれはないでしょう・・・」

保先「え?いや大丈夫だよ、用があるのは僕じゃなくて君なんだから」

男「そういうものなんですか?」

保先「そういうものです、じゃ行きましょうか」スタスタ

男「え、どこに・・・」スタスタ

と、言い終わる前に保先が神社の鳥居をくぐると、保先の姿が消えた

男「・・・は!?」

保先「こっちですこっち」クイクイ

鳥居から手だけが出てきてこちらを手招いている

男「・・・よし!」

覚悟を決めた俺は、迷わず鳥居に飛び込んだ

男「・・・なぜ向こう側が丘の頂上だと教えてくれなかったんですか・・・」ボロボロ

保先「いや、僕も飛び込むとは思わなかったよ・・・」

男「ふぅ・・・ていうかアレが村ですか?」

保先「そうだね・・・」

保先「びっくりした?」

男「ええ、まぁ・・・」

そこには昭和のときぐらいの町が広がっていた
ついでに今しがた俺が転げ落ちた丘は町のはずれにあった

男「なんていうか・・・もっと昔の感じだと勝手に思ってました・・・」

保先「ハハッ!よくある話だね!」

保先「初めてこっちに来た奴は大体そんなだよ」

男「そうなんですか・・・」

男「ていうか・・・」

ザザザザザ

保先「フフッ・・・囲まれたね」

猫族雄「貴様ら何者だ・・・」

男「僕はここで一番権力のある人(猫?)に用があるのです」

猫族雄「貴様らに教える義理はない!立ち去れ!」シャキン!

保先「フフッ」ブンッ

ブアッ

猫族雄「!!」ドゴッ

猫族雄「・・・が・・・は」

その他「「「「「「!」」」」」」

保先「話し合いに来たんだけどね、そちらがその気なら・・・」

猫族雄2「わ、わかった!分かったからその手を下ろしてくれ・・・!」

保先「フフ・・・それはありがたい」

男「あんたマジですか・・・」

保先「いやいや、話を早めるためですよ・・・それに・・・」

男「?」

保先「フフッ・・・なんでもありません。それでは行きましょうか」

男「はぁ・・・」

~族長の家~

猫族長「で、貴殿らは何用でここに参った?」

男「まずその前に、ここを数日前に出て行った女の子のことを知っていますか?」

猫族長「・・・知らぬものはおるまい。」

男「今その娘を僕が預かっています」

猫族長「そうか・・・なら」

男「彼女を僕にください」

猫族長「!?」

猫族長「何を言っておる!あの娘はわしのものになるのじゃ!」

男「あんたがその”相手”か・・・」

猫族長「貴様!」

男「アンタは彼女の何を見てるんですか?」

猫族長「若い!若いのはいい!やつはわしの子を産むにふさわしい美貌の持ち主・・・!誰にもやらん!」

男「・・・そこをなんとかおねがいします!」ガバッ

猫族長「貴様の土下座などいらん!返せ!あの娘を!!」

男「あなたみたいな奴に彼女は譲れない!」

猫族長「何を言う!貴様はなぜそうこだわる!」

男「好きだからだよ!猫娘の笑顔も!優しいところも!寝顔も!全てひっくるめてな!」

猫娘「・・・///」

保先「わ~お」ニヤニヤ

猫族長「き、貴様・・・!」

男「絶対譲らない!」

猫族長「貴様ぁ・・・」

男「だから頼む!」

保先「いやいや、頼んでないwその態度は頼んでないw」

男「絶対に譲らない!好きなんだからな!」

猫娘「わ、私も好きですにゃ・・・ご主人様///」

男「・・・え?」フリーズ

保先「今気づいたのかい、君ってのは本当に面白いね」ククク

男「え、ちょ・・・」

猫娘「私もご主人様のこと好きですにゃ///」

男「何でここに・・・」

保先「恐らく君と同じく、許可をもらうためだろうね。ていうか君、このこと話してなかったのかい?」

男「いや・・・まあ・・・」

保先「うんうん・・・相思相愛。賢者の贈り物・・・とは少し違うがね」

猫族長「なにをごちゃごちゃと・・・!ここに来たのなら話しは早い!捕まえろ!」

ワァァァァァッ!

保先「そうはいかないんだな、これが」フッ

保先が右手を振ると同時に、さっきの何倍もの数の猫族を一瞬で吹っ飛ばした
ていうかやりすぎだろ・・・建物も吹っ飛んだぞ・・・

猫族長「・・・ああ・・・・」ガクガク

保先「おい色ボケ猫」

猫族長「は、はいっ!」ビシッ!

保先「僕は自由愛主義でね。相思相愛は結ばれるべきと決めてるんだよ・・・」

保先「だからこれ以上わめくな、目障りで耳障りだ・・・」

保先「消すぞ?」

猫族長「は、はい・・・」ガクガクブルブル

そのあと聞いた話だが、猫族たちに案内された時点で保先は猫娘があっちの世界に
来たことに気づいていたらしい
いやホントあの人は食えないわ

~男家~

猫娘「・・・ご主人様///」ギュ~ スリスリ

男「(き、気まずい・・・)」

男「あ、あのさ・・・」

猫娘「はいですにゃ」

男「む、向こうでの話は逸から聞いてた?」

猫娘「す、好きと言っていただける少し前からですにゃ///」

男「ま、まじか・・・///」

猫娘「まじですにゃ・・・///」


男「(しゃあない・・・はらくくるか・・・)」

男「猫娘」キリッ

猫娘「はいですにゃ」

男「俺はお前が好きだ、出来たら結婚を前提に付き合って欲しい!」

猫娘「・・・よろこんでですにゃ!」


~翌日~

男「・・・てぇわけなんだよ」

友『ははっ、どういうわけだよそりゃ』

男「こういうわけ、だ」

友『まあそっちもそっちで話が付いたみたいだな』

男「も・・・てことはお前もか」

友『いやまあ俺の方が楽だったかもな』

男「そうかよ」

友『まあよかったじゃねぇか』

男「よかったさ・・・」

ゴシュジンサマ~
ゴハンデスニャ~

男「じゃあわるい、行くわ」

友『おう』

『トモサン、ゴハンデスヨ~』

男「そっちも熱いのな」ニヤニヤ

友『るっせぇwじゃあな』

男「じゃあな」

プチ

さて、どうするか。とりあえずあまり気は進まないがあの親父にも紹介しなければ
生活費のためにバイトも入れて、もっと先のことを考えてないと・・・

猫娘「男さん、ご飯冷めちゃいますにゃ!」

男「ごめん!今行く!」

まあなんとかするさ
これから先もこいつと一緒に

猫娘「にゃ~ん」


終わり

なんかやばそうなんいるからあげとこ

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