モバP「幸子をビビらせたい」 (25)

※キャラ崩壊、口調注意


ちひろ「急に何を言ってるんですか?」

モバP(以下P)「いえね、幸子っていつも自信満々で可愛いじゃないですか」

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ちひろ「まぁ……確かに」

P「でね、ふと俺は思ったわけですよ。あんなに自信満々の笑みを浮かべる幸子の顔が恐怖で歪んだらどれだけ可愛いのかと」

ちひろ(またこの人は、訳の分からない事を)

P「で、折角だからそういうドッキリを仕掛けてみてはって思ったわけです」

ちひろ「はぁ……」

P「なんか乗り気じゃないみたいですね。幸子の恐怖に慄く顔……見たくないですか?」

ちひろ「見たいです」

P「( ´∀`)b」

ちひろ「( ´∀`)b」

ちひろ「……で、具体的なアイディアとかあるんですか?どう怖がらせるとか」

P「そこら辺はバッチリです。……で……して……で、どうです?」

ちひろ「なるほど。わっかりました! そこら辺の事は私がやりましょう!」

P「流石はちひろさん。天使!仏さま!ちひろ!」

ちひろ「ふふふ、そう褒めないでくださいよ。そうですね……プロデューサーさんなら特別に100万モバコインで請け負ってあげます」

P「鬼!悪魔!ちひろ!でも、幸子の反応が見たいんで払います。分割で良いですか?」

ちひろ「構いませんよ」

P「ふっふっふ……幸子、待ってろよ!」

数日後

P「という訳で、準備が整ったので早速やりたいと思います。ちひろさんの方はどうですか?」

ちひろ「はい、事務室の方も仕込みはバッチリです。他のアイドルの皆とバッティングしないようにスケジュールも調整して、暇な子達には手伝ってもらう事にしました」

P「流石はちひろさん。頼んだ以上の事をしてくれますね」

ちひろ「もっと褒めても良いんですよ?……それで、幸子ちゃんの方はどうですか?」

P「それに関しても問題ないです。幸子には、今度心霊スポット巡りのロケがあると伝えて、小梅厳選のビデオを24時間見せました」

ちひろ「うわぁ……」

P「正直、それだけで満足しそうでしたが鋼の精神で何とか堪えましたよ。それじゃあ……早速行きましょう」

P(という訳で、まずは何事もなく幸子に気取られないように一日のスケジュールをいつも通りこなしてもらった)

P「幸子、今日も完璧だったな」

幸子「フフーン!プロデューサーさんったら、何を当たり前の事を言ってるんですか?完璧なボクですから、完璧に仕事ができるに決まってます!」ドヤァ

P(ドヤ顔可愛い。凄く愛でたいが……この後の事を考えると、幸子愛でタイムに時間を割くわけにはいかない)

P「それでだな、幸子。心霊……」

幸子「!!」オロオロ……ギュッ

P(心霊ロケと言おうとしたら、幸子が急に青ざめて俺に抱き着いてきた。ここが天国かな?)

P「幸子?」

幸子「ぷ、ぷ、プロデューサーさん!その話は後でで良いですよね?ね!?今はほら、ボクをただ愛でてればいいんです!」

P(可愛い。……この顔が更に恐怖に歪むと考えると…………凄く興奮する)

P「それもそうだな。この話は事務所に帰ってからでも出来るし、さっさと帰るか」ナデナデ

幸子「はい、そうしましょう。今すぐ帰りましょう!」

P(可愛い)

幸子「~♪」

P(事務所に帰ってくると、幸子はソファに座って鼻歌を歌っている。可愛い)

 ~♪

P(と、ここでちひろさんから俺のケータイへ電話がかかってくる)

P「はい、346プロのPです。……あ、どうも!……はい?はい、ええ……分かりました。すぐにお伺い致します」ピッ

幸子「どうしたんですか、プロデューサーさん?」

P「幸子、すまん。ちょっと急用が出来て出かけなければいけなくなった」

幸子「え……じゃ、じゃあボクとこの後ご飯食べに行くってのはどうなったんですか?ボクとの約束の方が先ですよね?」

P「本当にスマン……幸子の仕事について重要な話があるそうなんだ。すぐに終わらせるから、幸子さえ良ければ待っててくれないか?」

幸子「一人で……ですか?」

P(現在、事務所には俺と幸子の二人だけ。俺が居なくれば一人ぼっちになると分かったのか、幸子は心細そうな表情を浮かべる)

P「そういう事に……なるな。幸子なら一人で留守番できるだろ?俺は、そう信じてるから」

幸子「……!わ、分かりました!完璧なボクですからね!留守番くらい余裕ですよ!」

P(ちょろかわいい)

P「それじゃ、行ってくる」バタン

P「はい、という訳でこちら会議室です」

ちひろ「事務所に仕掛けた隠しカメラで映した映像は、こちらでモニタリングします」

ちひろ「それにしても……幸子ちゃん。あからさまにびくびくしてますね」

P「幸子には、一人になった瞬間にやられるタイプのホラー映画ばかりみせましたからね」

ちひろ「外道ですね」

P「褒め言葉として受け取っておきます」

幸子「……」ウロウロ

ちひろ「幸子ちゃん、不安そうにウロウロしてますね」

P「まあ、流石に一人は怖いんでしょうね。誰も居ない事務所って地味に不気味ですから」

ちひら「ですね……お?幸子ちゃん、プロデューサーさんの机の方に行きましたよ」

P「椅子に掛けてある俺のコートを手に取って……か、嗅いだー!幸子、コートに顔をうずめて匂いを嗅いだー!」

幸子「プロデューサーさんの匂い……落ち着きますね。まったく……こんな可愛いボクを留守番させるなんて……帰ってきたらお仕置きですね」

P「すみません。あの子、お持ち帰りしていいですか?」

ちひろ「法に触れるのでやめてください。それにしても……プロデューサーさんの机ですか」

P「何か仕掛けたんですか?」

ちひろ「まぁ見ててください。ぽちっとな」

幸子「はぁ……プロデューサーさん。早く帰ってこないですかね」

バーン‼

幸子「ぶるじょわ!? な、何でプロデューサーさんの椅子が勝手に飛び出して……だ、誰か居るんですか……?」

ちひろ「と、中を見ても誰も居ないわけです」

P「これは単純な仕掛けだけど、不意打ちだと普通にビビりますね。ちなみにどういう仕掛け何ですか?」

ちひろ「禁則事項です♪」

P(うわぁ)



幸子「机の下に誰も居なかった……うう、プロデューサーさん……早く帰ってきてくださいよぉ……」

 ヒラヒラ

幸子「うん?何かが落ちて……ヒイイイイイ!血に染まった婚姻届けが大量に!?しかもプロデューサーさんの名前が入ってますよ!?」

ちひろ「若干名のアイドルの方のロッカーに大量に入ってましたの拝借しました」

P「これが本当の血痕式」

 ププッ
 ワカラナイワ……

幸子「……これにボクの名前を書けば、プロデューサーさんと……いや、呪われるかもしれないのでやめておきましょう」

バツンッ

幸子「ゆべし!?こ、今度は停電ですか!もう、今日は一体どうなってるんですか!」

???「ヒャッハアアアアアアアアア!」

幸子「ふへああああああああ!?」

ちひろ「以上、停電と輝子ちゃんのシャウトコンボでした」

P「暗闇からのシャウトは恐怖でしかないですね。幸子、完全に腰抜かしてますよ」

幸子「あばばばばば……ぷ、ぷろ、プロデューサーしゃんに電話、でででんわ……」prrrrr

ちひろ「おっと、ここで幸子ちゃんからラブコールです」

P「流石に精神がもう持たないんでしょうね。ただでさえ、ホラー映画で免疫下がってますから」

ちひろ「で?電話には出るんですか?」

P「もちろん……出ませんよ」

ちひろ「わぁ、鬼畜」

オカケニナッタデンワハゲンザイ……

幸子「な、何で電話に出ないんですかプロデューサーさん……!うう、怖すぎて部屋に居られないです。早く出ないと……」

P「おっと、幸子。ついに耐えきれずに扉に向かう」

ちひろ「が、当然開くはずもありません」

幸子「おっおっおっ、お~~~~?」グググ

ちひろ「扉の反対側では、きらりちゃんがきらりんパワー(物理)でドアノブを押さえています」

きらり「オロチ……ドッポデス……」

幸子「開かないうえになんか聞こえたー!?」

P「これ、今の子分かるんですか?」

ちひろ「さぁ?菜々辺りなら分かりそうですけどね」

P「確かに」

P「おっと、幸子。ついに耐えきれずに扉に向かう」

ちひろ「が、当然開くはずもありません」

幸子「おっおっおっ、お~~~~?」グググ

ちひろ「扉の反対側では、きらりちゃんがきらりんパワー(物理)でドアノブを押さえています」

きらり「オロチ……ドッポデス……」

幸子「開かないうえになんか聞こえたー!?」

P「これ、今の子分かるんですか?」

ちひろ「さぁ?菜々さん辺りなら分かりそうですけどね」

P「確かに」


※さんをつけ忘れました

ドンドンドン‼

幸子「聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない何にも聞こえない」

ちひろ「あらら、耳を塞いで現実逃避してますね」

P「ふむ……そろそろですかね」ピッ

prrrr

幸子「にゃ!? あ、ぷ、プロデューサーさんからです! もしもし、プロデューサーさん!可愛いボクを待たせ過ぎです!早く帰ってきてください!」

P「幸子?お前、今どこに居るんだ?」

幸子「どこって……プロデューサーさんに言われて、ボクはずっと事務所に居ますよ?」

P「何?おかしいな、俺も今事務所に居るんだがお前の姿、どこにも見えないぞ?」

幸子「そんな筈ありません!プロデューサーさんこそ、本当に事務所に居るんですか?」

P「うーん……とりあえず、本当に事務所かどうか窓の外を見てくれないか?」

幸子「わ、分かりました……うう、真っ暗で歩きづらい……」トテトテ


幸子「プロデューサーさん!窓から外見ましたけど、やっぱりここ事務……所……」

P「……」窓の外に血まみれのP

P「幸子……ミィツケタ……」

幸子「」チーン

幸子「まったく!プロデューサーさんってば、馬鹿なんじゃないですか!?」

P「もっと罵ってくれ、幸子」

幸子「変態ですか!」

P「thank you」キリッ

幸子「無駄に良い声で言わないでください」

P「ははは、スマンスマン。幸子の可愛い顔が見たくてついな」ナデナデ

幸子「そんなんじゃ誤魔化されないですからね! 夜景の綺麗なレストランでディナーして、その後プロデューサーさんの部屋で一緒に寝ないと許しませんから!」

P(ちょろい)

幸子「プロデューサーさん」

P「ん?」

幸子「プロデューサーさんのせいで、ボクは怖がりになってしまったので責任取って一生ボクの隣に居てくださいね?」


End

なんか微妙な感じになったけど終了です。
読んでくれてありがとうございました。

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