P「暇だから安価でアイドルと仲良くなるか……」 (118)

P「早速、>>4>>8しよう!」

千早

腹筋

P「……よし!」

P「千早と仲良くなろう!」

P「千早とは入社以来、あまり距離が近づいていないからな!」

P「千早は応接室にいたはずだ!」

ダダダッ

――応接室――


千早「~♪」

P(音楽聴いてるのか……)

P(譜面持ってるし、新曲の確認か?)

P(邪魔したら怒られるかなあ……)

P(でも、ここで引き下がったら距離は縮まらない!)

P「千早」

ポンッ

千早「……?」

千早「……プロデューサー?」

P「……」ニコニコ

千早「どうかしたんですか?」

P「いや、何してるかなと思って」

千早「今度、歌わせてもらう曲の確認をしていました」

P「ふむふむ」

P「どれどれ、ちょっと見せてくれ」ヒョイ

P「むむむ……」

P「な……ッ!」

P(なんだこの曲は!?)

P(この曲を作ったのは本当に音楽をわかっているのか!?)

P「千早、これ、おかしいと思わないか?」

千早「……え?」

P「だって、こんなの歌い手のことを何にも考えてない」

P「歌えるはずがない……」

千早「どうしてそう思われるんですか?」

×P(この曲を作ったのは本当に音楽をわかっているのか!?)

○P(この曲を作った奴は本当に音楽をわかっているのか!?)

P「だって、息継ぎのタイミングとか、低音から高音への切り替えとか……」

P「どう考えたって、無理だ……」

千早「プロデューサー」

P「……?」

千早「それは――」

千早「これを見てからでも、言えますか?」バッ

P「な……ッ!」

P(なんて見事なシックスパック……ッ!)

P(これなら幕の内のボディ打ちにも……)

P「み、見事だ。千早」

千早「ありがとうございます」

P「なるほど、それならこの曲にも……」

千早「プロデューサー」

P「……?」

千早「プロデューサーの腹筋も見せてもらっていいですか?」

P「え……?」

P「いやいや、俺はそんな、人に見せるようなもんじゃ……」

千早「是非、お願いします」

P「じゃ、じゃあ……」

Pのお腹は

1.ぷよぷよ

2.バッキバキ

>>22

1

P「……」

千早「……おい」

P「はい……」

千早「なんですか、これは?」

P「いや、違うんスよ……」

P「この仕事って、不規則だし……」

千早「脱げ」

P「え……?」

千早「パンイチだ。パンイチ」

P(寒い……)ブルブル

千早「腹筋ヨーイッ!」

P「へ?」

千早「腹筋ヨーイッ!」

P「ぐ……」ゴロン

千早「イーッチ!」

P「ふぎ……」

千早「ニーッ!」

P「ふぐ……」

千早「三十イチーッ!」

P「……」ブルブル

千早「三十イチーッ!」

P「……」ブルブル

千早「もう終わりですかッ!?」

千早「三十で終わり!?」

P「……」ブンブン

千早「終わりじゃないならさっさとやりなさいッ!」

千早「三十イチーッ!」

P「ぐ……」

千早「終わり!? 終わりですか!?」

P「……」ブンブン

千早「三十イチーッ!」

P「う……、ぐ……」ググッ

千早「……」

P「で、できた……」ゼエゼエ

P「で、出来たよ! 千早!」

千早「はい。出来ましたね、プロデューサー」ニコッ

P「……」////

千早「偉かったですね、プロデューサー」ギュッ

P「……ちょ、千早」

千早「偉い偉い」ナデナデ

P「……」////

千早「それじゃあ、また明日、同じ時間に」ニッコリ

P「え……」

千早「……」スチャ

千早「~♪」

P「あ、明日……?」

                        おわり

P「よし! >>42>>46だ!」

貴音

登山

P「……」ゴッキュゴッキュ

貴音「あなた様?」

P「ん……? どうした貴音?」

貴音「何を飲んでおられるのですか?」

P「生卵」

貴音「卵を……、そのままですか?」

P「ああ! うまいぞ! たんぱく質が豊富だからな!」

P「あとは、鶏肉だな! ささみだささみ!」

貴音「……?」

貴音「そうだったのですか」

P「ああ! 人間、生まれたからには綺麗な体のラインを保持しなければな!」

P「いま思えば、よくいままであんなだらしない格好で……」

P「恥ずかしげもなく、人前に出ていたなと……」

P「我ながら恥ずかしいよ……」フッ

貴音「……」

P「登りてえな……」ゴシゴシ

貴音「は……?」

P「山だよ、山」

P「千早さんも休日にはたまに鍛錬しに行くらしい」

P「登山は全身運動だし、空気も綺麗だからな」

P「のどの調子も良くなるそうだ」

P「行くかー」スクッ

貴音「……」

P「明日、行くかー」

貴音「そう、ですか……」

P「そうですかって、貴音も行くんだぞ?」クスクス

貴音「な、なんと……ッ!」

P「装備買いに行くか」

P「着いてこい! 貴音!」

貴音「お、お供いたします!」

――神保町――


P「ナップザックに、寝袋、十得ナイフに鍋セット、ランタンに――」

P「テントは……、休憩所のを使いからいらないか、どっちにしろ持てないし」

P「あと靴だな……」

貴音(さっき……)

貴音(美味しそうならぁめん屋さんが……)

P「よし……! これでいいだろう!」

P「貴音も、大丈夫か?」

貴音「はい。問題ありません」

P「じゃあ、帰るか!」

貴音「あ、あの……!」

P「なんだ?」

貴音「らぁめん屋さんに寄っていきませんか?」

貴音「ちょうど、夕飯時ですし……」

P「あー……」

P「悪いけど、俺はいいや」

P「節制してるからな」

貴音「そう、ですか……」

P「貴音が食べるなら、俺、外で待ってるけど?」

P「その間、スクワットでもしてるよ」

貴音「いえ、よいのです……」

P「そうか? 遠慮しなくてもいいんだぞ?」

貴音「本当に、大丈夫です」

貴音(一人で食べても……、美味しくありません……)

――翌日


P「よし! 行くか!」

貴音「はい!」

貴音「しかし、あなた様」

貴音「山登りはこんなに朝が早いものなのですか?」

P「ああ、山には照明なんてないからな」

P「日が沈んだら身動きが取れなくなる」

P「日の出とともに出発して、日の入りとともに床に就く」

P「これが基本だ! 電車の始発なんて当たり前だ!」

P「よし! もたもたしてたらあっという間に日が沈んじまう!」

P「急ぐぞ!」

貴音「はい!」

貴音「……」フゥフゥ

P「空気が綺麗だなー! 貴音!」

貴音「そ、そうですね……」フゥフゥ

P「小鳥たちのさえずりがなんとも気持ちがいい!」ハッハッハ

貴音「……」フゥフゥ

P「……大丈夫か?」スッ

貴音「あ、ありがとうございます」ギュッ

P「休憩しよう」

P「氷砂糖、食うか?」

貴音「いただきます」

貴音「……」ジーッ

貴音「……」パクッ

貴音「なんと……」

P「うまいだろ?」

貴音「はい、とても」

P「こんなの普段なら絶対に食わないんだけどな」

P「こういう所で食うと格別にうまく感じる」

P「空腹は最高の調味料なんていう言葉も……」

P「本当なんだなって思うよ」

貴音「……そうですね」ムッシャムッシャ

P「……それしかないから残しとけよ?」

P「頑張れ、もうすぐ頂上だ」

貴音「はい……」フゥフゥ

P「1000m足らずの山でもこんなに疲れるんだから……」

P「あの女タレントは本当に化け物だな……」

貴音「……」フゥフゥ

――頂上――


P「……」

貴音「着き、ました……」

P「ああ……」

貴音「座っても、よろしいですか」

P「……」コクリ

貴音「……」

貴音「……」ポスンッ

貴音(疲れました……)

貴音(これでまだ全行程の半分も行っていないとは……)

貴音(くじけそうです……)

P「貴音」

貴音「……?」

P「どっちがいい?」

P「シーフードとカレー」

貴音「かっぷらぁめん……」

P「昨日、一緒に食べられなかったからな」

P「と言っても、これはただのカップ麺だけどな」ハハッ

貴音「……」

貴音「……」グスッ

P「また今度一緒に……って」

P「な、泣いてるのか!?」

貴音「な、泣いてなどおりません!」

貴音「か、かれぇ味を所望します!」

P「よし! すぐ作るから待ってろよー!」

                          おわり

P「よし! ラストチャンスだ!」

P「>>86>>90しよう!」

寒中水泳

響「なあ、プロデューサー」

P「あ?」

響「自分、一緒に泳ぎに行こうって言われて……」

P「うん。それが?」

響「もう十一月も終わりだぞ!?」

響「来月は十二月なんだぞ!?」

P「ああ……、それが」

千早「どうか」

貴音「したのですか?」

響「なんで海にいるんだよ!!」

響「こんな閑散とした海水浴場でなにするって言うんだ!」

P「海に来て泳がねえ奴がいるかよッ!」ペチンッ

響「へぷッ!」

P「じゃあ、さっさと着替えるぞ!」

千早「はい」

貴音「時間は有限です」

響(騙された……。騙されたぞ……)

――更衣室――


響(プロデューサーにかわいいって言ってもらえるように……)

響(思い切ってビキニにしたのに……)

響(寒中水泳には完全に不利だぞ……!)

響(貴音と千早は知ってたみたいだし……)

響(二人だけしっかり準備してたに違いないぞ……!)キッ!

貴音「……」

千早「……」

響(なんで二人ともビキニなんだよッ!?)

響(しかも自分のより際どいし!)

千早「四条さん……、週末はプロデューサーと山登りに行ってたらしいですね」

貴音「……ええ。とても、有意義な時間でした」

千早「あまり勝手なことはしないでほしいですね」

貴音「……どういう意味でしょう?」

千早「わかるはずですよ」

貴音「私は誘われた立場ですので……」ニッコリ

千早「くっ……」

響(なんで険悪なんだ……?)ダクダク

――海――


P「じゃあ、泳ぐぞ!」

響(水着には一切触れないのか……)

響(しかもプロデューサーはブーメランパンツだし……)

響(普通に考えてこんなの無理だぞ!)

響(ここにいるだけで凍えそうなのに……ッ!)ブルブル

響「プロデューサー! やっぱりこんなの無理――」

P「じゃあ、行くぞー!」ザブン

響「ちょ、待っ――」

千早「……」ザブン

貴音「……」ザブン


ザバザバザバッ


響「」

――数分後


響「み、みんなもう見えなくなっちゃったぞ……」

ヒュー

響「しゃ、しゃぶい……」ガタガタ

響「ど、どうしよう……」


1.思い切って泳ぐ

2.寒いから更衣室に戻ってる

>>105

女は度胸!

響「ここで待っててもしょうがないぞ!」

響「言っちゃあなんだけど、泳ぎなら自信あるさー!」

響「おりゃあ!」

チャプン

響「ぴゃあッ!」

響「ち、ちべたい……」

響「……」

響「うおおおおお!!!」

ザブン

響(冷たい!)ザブザブ

響(寒い!)ザブザブ

響(死んじゃうよ!)ザブザブ

響(でも、もう泳ぎだしちゃったんだから……)ザブザブ

響(泳ぎきらなきゃ!)ギラッ

ピキーンッ

響(え……)

響(あ、足が……)

響(そ、そういえば準備運動してから結構時間経ってたし……)

響(体も冷えて……)

響(いったん岸に……)

ザブーン

響「うわっ!」

響(な、波が高い!)

響(夢中で泳いだから思ってたより沖に来ちゃってたんだ!)

ザブーン

響(お、おとなしく更衣室に戻ってれば良かった……)


――――――
――――

響(……あったかい)

響(自分、死んじゃったのか……)

???「……」

響(にぃに……? なんでここに……)

???「……」

響(にぃに……)ギュッ

???「……」

――――
――――――


P「……断っておくが」

P「俺が抱きしめてるわけじゃないからな?」

千早「……」ギリッ

貴音「……」グスンッ

P「……」

響「……にぃに」ギュウウウッ

P「……」////

おわり

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