愛宕「肩こりに悩む長門さんにマッサージする」 (43)

愛宕さんが長門さんにマッサージするだけ。

肩が凝りがちな現代人の肩こりが少しでも改善されることを願う。

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長門「最近、肩凝りに悩まされる」




長門「日常生活に支障が出るレベルの肩凝りだ」

長門「そもそも原因は何だ」


長門「調べてみると、胸の大きな女性は肩こりになりやすいというのがあったが本当だろうか............」

長門「もしそれが本当ならこの鎮守府には胸の大きな艦娘が何人もいるが全員が肩こりに悩まされているのか......」



長門「胸が大きくて優しい愛宕に聞いてみよう」


愛宕「肩こりがひどいんですか?」

長門「あ、あぁ」

愛宕「どうして私に聞くんです?」

長門「いや、あの、胸の大きな女性は肩こりになりやすいと聞いた、愛宕も肩こりに悩まされているのかと思ってな。」

愛宕「それ、よく言われる話ですが私はそんな事無いですね〜」

長門「そ、そうなのか......」

長門「最近は特に酷くてな、何とかする方法はないだろうか」


愛宕「なら、わたしがマッサージしてあげましょうか?私、こう見えて結構得意なんですよ?」


長門「えっ」

愛宕「どうしました?」

長門(愛宕にマッサージ.....何だかとてもイヤラシイものを想像してしまった自分が恥ずかしい......許してくれ、愛宕よ)


長門「あぁ、頼むよ」


長門(愛宕について行くと、小さな部屋に保健室のようなベッドのある仮眠室のような所に着いた)

愛宕「ベッドにうつ伏せに寝てくださいね」

長門「うむ」

愛宕「では、失礼しますね」


愛宕は柔らかい口調でそう言うと、膝立ちの姿勢でうつ伏せの長門に対し馬乗りになる。


愛宕「すぐに肩周りを強く揉みほぐすと、首周りの筋肉が緊張して逆効果になるので、まずは弱い力でさすっていきますね」

長門「そうなのか」

愛宕「最初はくすぐったいかも知れませんが、力まないでくださいね」

長門「ああ」


愛宕はまず親指を除く4本の指先で、長門の首、肩周りを軽くさすっていく。


長門(愛宕の手、暖かいな...........)

時折、軽く押さえては楕円を描くように指を動かす。その動作をしばらく繰り返す。

長門(くすぐったい...........)


愛宕「酷い肩こりです、よくここまで我慢しましたね」

長門「そんなに酷いのか」

愛宕「やりがいがありますね」


愛宕「次に首、肩から背中にかけて双帽筋という大きな筋肉があるのですが、そこをほぐしていきますね」


愛宕「腕を横に伸ばしておいて下さいね」

長門「了解だ」




愛宕は親指の付け根、手掌を使って長門の背中を押さえてグリグリと動かしたり、首の付け根を親指でグニグニと軽い力で押したりしていく。


長門「あぁ、、、気持ちいいな.............」

愛宕「長門さんの背中、引き締まっていて綺麗ですよ」

長門「そう言われると何か恥ずかしいな.....」

長門「女らしくないと思うぞ」

愛宕「長門さんだからいいんですよ...?」

長門「照れるんだが.......」


長門の横に伸ばした腕の上部、三角筋のあたりを4本の指で手前に寄せたところを、親指の付け根でグニグニと押す。
これを先程の動作と混ぜて何度も何度も繰り返す。

長門「...っ...んっ..」

長門「...これ.....気持ちいい........」

愛宕「喜んで貰えて何よりです」


愛宕「次に、肩甲骨周りです、少し痛いかも知れません」

愛宕「まず、背中側で手を組んでください」

長門「うむ」

長門の細く引き締まった背中にボッコリと浮き出た肩甲骨の淵を親指で押さえつつ小さな円を描きながらなぞっていく。

愛宕「大きく息を吐いてださいね」

長門が息を吐き始めると同時に、親指を肩甲骨の内側にズブズブと沈めていく。

長門「くっ............」

愛宕「そのまま深呼吸を続けて下さい」

息を吐くと沈めたままの親指を内側にコリコリと動かしていく。

長門「んっ.........はぁ.......」

長門(気持ちいい.......)
長門(これはまずい......変な声出る...........)

深呼吸の度に沈んだ愛宕の親指が動かされ吐息の中に艶かしい声が混じってしまう。

愛宕「ふふ、気持ちいいですか...?」

長門「っ.....!」

次に背中の溝を中心に、親指の付け根のあたりを使って、両側対象に面の接点で幅広く広背筋を外側に押し出していく。



引き締まった長門の背中の下部は特に脂肪が少ない部位で、マッサージするにもそれなりに力を入れなければならない。

背中の真ん中から下にかけて、丹念にほぐしていく。
臀部の少し上まで到達したら、強く押し上げる動作を繰り返し背中の中央まで戻る。

愛宕「今度は仰向けになって下さいね」

長門「?」

愛宕「肩こりに身体の前面は関係ないように思われがちですけど、脇腹は深く関係しているんですよ」

長門「そ、そうなのか」

言われた通りに長門が仰向けになると

愛宕「失礼しますね」

そう言い愛宕は先程までと同じように膝立ちで馬乗りになった。

長門(この体勢、色々とマズイぞ...........)

長門(何というか.......その、エロい.........)

そんな長門の心配をよそに、愛宕はマッサージを始めた。

愛宕「脇腹をほぐしていきますね」

長門(恥ずかしい...........)

まず脇腹、外腹斜筋に触れると

長門「ひゃっ!」

不意に長門から普段では絶対に出さないような声が出てしまった。

愛宕「すいません、くすぐったいですよね」

くすくすと愛宕が笑う。

先程までとは違いお互いの顔が向き合っているため、長門は恥ずかしくてたまらなかった。

愛宕「力いれちゃダメですよ....?」

再び愛宕が脇腹に手を添える。
おへそより僅かに高い位置の身体の側面。

親指とその他の指で身体を挟むように揉み込んでいく。

長門「...やっ....ぁあっ....」

そのまま、親指を軽く沈めて上下に動かす。
グニグニと、筋繊維がほぐれていく。

長門「ぁっ!...やんっ.....ぅん.....」


だんだんと長門の頬は紅潮し、目を合わせられなくなる。

愛宕「声、我慢しなくていいんですよ....?恥ずかしい事ではありませんから.....」

長門「そんな事言ったって.....んっ....はぁ....」

一番下の肋骨の内側に沿って、グリグリと指で押さえ、軽く押し上げていく。

愛宕「長門さんのお腹、引き締まってくびれが凄いですね........」

愛宕「ちょっと羨ましいです」


長門「ひっ.....んくっ....ふぁぁ........」

長門(もうダメだ.....されるがままだ.......)

愛宕の指がまだ触れていない箇所に到達する度に、長門の身体はピクピクと反応し、口からは情けない声が漏れてしまう。

愛宕「では、次で最後ですね、」


愛宕「両手を頭の上で合わせてください」

長門「あぁ......」

力なく言われた通りにすると、

愛宕「少し我慢してくださいね」

そう言うと、愛宕はわきの下に手を添える。

長門「なっ........///」

愛宕「わきの下のマッサージは肩こりに効果が絶大ですよ.....」

長門「は、恥ずかしいだろう.......」

愛宕「私しか見てないですよ?」

長門「そういう問題じゃ........」

愛宕「長門さんはいつも頑張りすぎです、だから肩もこるんですよ?」

愛宕「だから私の前くらい、甘えてもいいんですよ........?」

長門「.......っ/////」

長門(これは......ダメになっていい........)

長門「わかったよ.......」


愛宕がわきの下に手を触れ、軽く親指で押していく。

長門「っあ........んっ............」

頭の「くすぐったいですよね........」

そのまま小さな円を描くようにグリグリと動かす。
わきの下は他に比べ抵抗が少なく指が沈んでいく箇所が多い。


長門「いやっ........んぁあっ.......」

愛宕「ふふ.....長門さんの女の子の声、凄く可愛いですよ.........」


長門「ちがっ....そんな.....っん...くっ.....」

動作を繰り返すうちに筋繊維がほぐれたのか、さらに抵抗なく指が沈むようになったと判断した愛宕は、ゆっくりと、しかし力強く親指を沈める。

沈みきった所で身体の内側方向にコリコリと指を動かす。わずか数ミリの動きが、絶大な効果をもたらす。

長門「もうだめ........いゃ....っはぁ....」

愛宕「はい、これで全て終わりです」

長門「っ.........あぁぁ...........」

長門(愛宕のマッサージ......これはダメになる.....)


時間にして20分程度だろうか、長門にとってはとてつもなく長い時間にも感じられた。

愛宕がベッドを降りた後も長門は虚ろなとろんとした目と紅潮した頬のままぐったりと横たわっている。

愛宕「大丈夫ですか?」

長門「あぁ.........」

愛宕「少し起きて、軽く動かしてみてくださいね」

長門はそう言われ重たい動作で起き上がると、肩を回してみた。

長門「!?」

常に付きまとってきた肩の痛みと重さが明らかに軽いものとなっている事に気付いた長門は目を丸くした。

長門「これは........凄いな......!」

愛宕「ふふ、ありがとうございます」

愛宕「また、甘えに来てくださいね.....?」

長門「なっ........誰が!」

愛宕「だってマッサージ受けてる時の長門さん、すっごい可愛いんですよ.........?」

長門「〜〜〜ッ///////」







長門「いいだろう!次に来た時は必ず耐えきって見せるさ!ビッグ7の力、侮るなよ!」

愛宕「結局来てくれるんですね......」


次に来た時、太ももマッサージで骨抜きにされたのはまた別の話。



おわり



以上、愛宕さんが長門さんにマッサージするだけの話でした。

肩が凝りがちな皆さんの肩凝りが少しでも改善されればと思います。
ここまで読んでくださった方、


本当にありがとうございました。

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