妹「お兄ちゃんっ♪」 (7)

兄「ん?どうし」
ザシュッ
ドサッ

カランカラン……
妹「あははぁ……!やったぁ!お兄ちゃん殺した!!お兄ちゃん殺せたぁ!首っ!首にナイフ刺してやったぁ!あはははははヒヒヒヒヒヒヒィィィィィィアアアアアアッ!!」

母「何よもう五月蝿いわね……ってあら、まーたお兄ちゃん殺しちゃったの?」

妹「うんっ!お兄ちゃん死んだかなぁ?」

母「さあねえ?それよりご飯出来たってさっきからいってるでしょ、冷めないうちに食べなさい」

妹「はーい」

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兄「……ってて、あぁくそ深く刺しやがって……」ムクッ

兄「……飯食うか」

リビング

妹「むー……」モグモグ

兄「残念だったな妹、お兄ちゃん死んでなかったぞ」

父「はははっ、妹ちゃんはまたお兄ちゃん殺してたのか」ケラケラ

兄「てかなんで殺しに来るんだ?」

妹「殺したいほど好きっ!」ズシュッ!!

兄「あーはいはい、他の人にはフォーク刺すなよ」

妹「分かってるもん!フォーク取ってくる!」

父「本当仲良いねぇ」ニコニコ

母「いい兄妹よねぇ」クスッ

次の日

兄「ぐがー……」

ガラッ

幼馴染「あ……」

ナデナデ

幼馴染「えへへぇ」ニヤニヤ

兄「……幼馴染、いい加減窓から入ってくるのやめろ」

幼馴染「ひゃっ!……あれ?兄くん起きてたの?」

兄「今起きたよ、おやすみ」

幼馴染「起きたのにおやすみなの?」

兄「二度寝だよ二度寝、幼馴染も部屋戻りなよ」

幼馴染「戻れないよ?」

兄「あー……そうだった、あの親バカの父親が窓もオートロックにしたんだったか」

幼馴染「うん!」

兄「……まあいいや、早く帰れよ」

幼馴染「……うん」

数時間後……

妹「お兄ちゃんおやすみー!って」

兄「くかー……」

幼馴染「むにゃむにゃ……」

妹「幼馴染さん来てたんだ、殺したいなぁ」

妹「ううん!ここは我慢して大人だってところをお兄ちゃんに見せなきゃ!おやすみお兄ちゃん」
バタンッ

妹「はぁ……」ペタンッ

母(あら珍しい、返り血が付いてないなんて)

母「あらあら、そんなところに座ってどうしたの?」

妹「言わなくても分かるでしょ」

母「幼馴染ちゃん来てるんだって?」

妹「寝てるけどね」

母「ふふっ、本当お兄ちゃんと仲良いわよね〜!あの子が嫁に」
妹「その話はしないでっていつも言ってるでしょ!」

母「あらあら」

父「なんだなんだ?朝から騒々しいぞ?」

母「妹ちゃんはヤキモチ焼いてるのよ〜」

父「はっはっは!妹ちゃんはお兄ちゃん大好きだからな!仕方ない仕方ない!」

妹「お兄ちゃんは私のなんだもん……!」プク-

父「おっ、頬っぺたが餅みたいだな!はっはっは!」

妹「出掛けてくる」

父「そうか、ならこれを持って行きなさい」ペラッ

妹「……ねえ、出掛けるときにいつも宝くじ渡すのやめてくれない?」

父「なんだ?100万じゃ足りないか?」

妹「だから、私じゃお金に換えられないから」

父「おーそうだったな!すまないすまない!」

母「もうパパったらうっかり屋さんね〜」

父「いやぁ〜はっはっは!」

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