めぐり「ひ、比企谷くぅん……」 (52)
ある夜のこと。
八幡(深夜アニメっつーのはどうして深夜にやるのかなぁ……おかげで毎日寝不足だわ……。悔しい、でも生で見ちゃう)ビクンビクン
プルルル。プルルル。
八幡「………?」
八幡(携帯が鳴ってる?今は深夜一時……。俺に、しかもこんな時間に誰だ?)
八幡「……もしもし」
めぐり「……あっ、も、もしもし!」
八幡「……この声は」
めぐり「ひ、比企谷くぅん……」
八幡「……城廻先輩ですか」
八幡×めぐり先輩の俺ガイルssです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452486757
八幡「どうしたんですか?こんな時間に」
めぐり「あ、あのね、今日ね、いろんな人に電話したんだけどね、お母さんとお父さんは旅行だから、いろんな人に」
八幡「……落ち着いてください」
めぐり「あ、あの、あのね」
八幡「深呼吸。城廻先輩深呼吸」
めぐり「……」スーハースーハー
八幡「……落ち着きましたか?」
めぐり「…う、うん。落ち着いた。ご、ごめんね?」
八幡「いいですよ、別に。それで、どうしました?」
めぐり「うん。えっと、今日ね、テレビでホラー特集やってたの」
八幡「……見たんですか?」
めぐり「……見ちゃったの」
八幡「……それで怖くて眠れないから他の人に助けを求めようとしたけど親はいないし、友達もみんなもう寝てるしで藁にもすがる思いで俺に電話した訳ですか」
めぐり「その通りだけど洞察力すごいね!?」
八幡「さっきの言葉を聞いてれば大体解ります……。それで、俺はどうすればいいですか?」
めぐり「えー…っとね。その」
八幡「……なんですか?」
めぐり「私が寝付くまで、おしゃべりしよ?」
八幡(……アニメ放送開始まであと二分…)
めぐり「だめ、かな」
八幡(……録画でいいか)
八幡「別にいいですよ」
めぐり「ほんと?やったー!!」
八幡「何の話しますか?」
めぐり「……何の話しよっか」
八幡「先輩が決めてくださいよ、俺に話題提供はできません」
めぐり「うーんと、そうだね。じゃあ…」
八幡「決まりました?」
めぐり「恋バナしよ?恋バナ」
八幡「……切ってもいいですか」
めぐり「わーっ!わーっ!だめ!だめぇ!」
八幡「……さて、どうしましょう」
めぐり「お、お願いぃ、きらないでぇ…。もう比企谷くんだけなのぉ……」グスッ
八幡「……嘘ですよ」
めぐり「……比企谷くんのいじわるぅ……」グスッ
八幡(可愛い)
八幡「こんな先輩を一人にするわけないでしょう」
めぐり「……ほんと?」
八幡「本当ですよ。安心してください」
めぐり「……えへへ」
八幡(かぁいい………。にしても、もう俺だけ、か)
八幡「電話した順番は俺が最後なんですね」
めぐり「うっ、そ、そうだけど!別に比企谷くんのことを悪く思ってる訳じゃないよ!?私が電話した順番は登録順だから!」
八幡「ほーん……いや、ちょっと待ってください。俺の番号なんで知ってんすか」
めぐり「ん?んー。はるさんじゃない?」
八幡「いや納得しないでくださいよ」
めぐり「いやー、あの人はなんでもありだからなー」
八幡(高校生だった頃の陽乃さんを知る人、か……。この話はもうやめておこう)
八幡「それじゃあ恋バナ?しましょうか」
めぐり「えっ、するの?」
八幡「……じゃあ別の話しますか?」
めぐり「ん、んーん!するする!比企谷くんと恋バナするする!」
八幡「そ、そうですか。じゃあ何か…」
めぐり「ひ、比企谷くんはさ、好きな人とか……居るの?」
八幡「……居ますよ」
めぐり「い、居るの!?居ちゃうの!?///」
八幡「はい」
めぐり「へぇー居るんだー。居るんだー///」
八幡「……居ちゃ駄目ですか」
めぐり「い、いやいやいや!良いと思うよー!私良いと思うなー!……ところで、名前とか…教えてくれたり……///」
八幡「いいですよ」
めぐり「…………いいの?」
八幡「はい、別に。名前は……」
めぐり「わ、わーっ///」
八幡「戸塚です」
めぐり「男の子じゃんっ!」
八幡「あれ?知ってるんですか?」
めぐり「うん、有名だよー。テニス部に可愛い男の子がいるーって」
八幡「へー、さすが戸塚」
めぐり「じゃなくて!女の子!好きな女の子!」
八幡「じゃあ、小町?」
めぐり「……その子、名字は?」
八幡「比企谷ですが」
めぐり「姉妹じゃんっ!その人以外!」
八幡「じゃあ居ませんね」
めぐり「えぇ~…」
八幡「そういう先輩はどうなんですか。好きな人。居るんですか?」
めぐり「うー…ん。そう言われると、私も特に居ないかなー」
八幡「生徒会の、あの副会長とかどうなんですか」
めぐり「んー。いい人だけどねー」
八幡(あわれなり……)
めぐり「じゃあ質問を変えよう!」
八幡「次はなんですか」
めぐり「好きな女の子のタイプ!」
八幡「タイプ……ですか」
めぐり「タイプ!」
八幡「んー……。そう言われても……。考えた事ないです」
めぐり「えー」
八幡「まぁ、縁のない話ですし」
めぐり「えーでもいっつも女の子と一緒じゃない?」
八幡「それだけですよ。俺に恋愛なんてとてもとても」
めぐり「でも質問には答えて。好きな女の子のタイプは?はい」
八幡「だから、そんなの……」
めぐり「よし!じゃあ今考えよ?」
八幡「……んん?」
めぐり「細かい所を順番に決めて行って、出来上がった女の子が、比企谷くんの理想の女の子!」
八幡「はぁ…」
めぐり「じゃあ、まず髪型!どんな髪型の女の子が好き?」
八幡「髪型、ですか。髪型、髪型は……おとなしめな感じの……三編みですかね」
めぐり「ほうほう。三編みね、三編み。中々マニアックだね」ガサガサ
八幡「いや、そんなマニアックですか?」
めぐり「んー。なんて言うかね。比企谷くんはツインテールとか好きそうだから」パララッ
八幡「偏見ですよ……」
めぐり「じゃあ次!」サラサラ
八幡「さっきから、何か音聞こえるんですけど……何してるんですか?」
めぐり「比企谷くんのタイプを書いてるの」
八幡「そんなのメモしてどうするんですか」
めぐり「……さぁ?」
八幡(この人なんか変なテンションになって来てないか?)
めぐり「それより次々!次はスタイル!どんな体の女の子が好き?」
八幡(言い方がいやらしいな)
八幡「うーん。ふくよか過ぎず、痩せ過ぎずって感じですかね」
めぐり「……嘘ついてない?」
八幡「なんで疑うんですか」
めぐり「だって……男の人は大きなお、おっぱいが好きなんじゃないの?///」
八幡「い、いや///確かにそういう奴も居ますが、俺は違いますよ。少しあるぐらいが一番好きです」
八幡(俺は一体何を……こんな時間まで人と話すのは久しぶりだからな……俺も大分変なテンションになって来ている)
めぐり「ふー…ん」サラサラ
八幡(こんな状態で、しかも女性相手に。こんな会話は早いとこ終わらせたいけど……)
めぐり「じゃあ次!身長!」
八幡(寝付く気配がないんだよなぁ……)
めぐり「ほらほら!どれくらいの身長の女の子が好き!?」
八幡(もうホラー特集の事とか頭にないんだろうなぁ……。思い出すといけないから口にはしないけど)
八幡「う~ん、自分より少し下、ぐらいですかね」
めぐり「へぇ、これまた意外」サラサラ
八幡「これまたどういうことですか?」
めぐり「もっとちっちゃい娘が好きだと思ってた」
八幡「……いったい俺をなんだと思ってるんです?」
めぐり「……………………」
八幡「…なぜ黙るんです」
めぐり「じゃあ、最後に性格は?どんな性格の女の子が好き?」
八幡(スルーされてしまった)
八幡「というか、普通最初に訊きませんか?性格は。髪型とかより先に聞くべきでしょう」
めぐり「うーん、そうだね。なんでだろ」
八幡「それを俺に聞かれても」
めぐり「まぁ、いいじゃない順番なんて。それよりどんな性格の女の子が好き?」
八幡「う~ん。やっぱり癒しになってくれるような人が良いですよね。そばに居るだけで心が洗われるような」
めぐり「おっ。ここにきてやけに具体的に答えるね」
八幡「そうですね。俺の近辺は癒しが乏しいもので」
めぐり「戸塚くんは?」
八幡「俺の数少ない癒しの一つですね。彼女と喋れない日は調子が悪いです」
めぐり「『彼女』じゃなくて『彼』ね」
八幡「ウッアタマガ」
めぐり「ていうか、そんなんで休日はどうしてるの?」
八幡「休日はその分小町と話せるので」
めぐり「ふーん。とまぁ、これで比企谷くんのタイプが解るわけだ」
八幡「はぁ、そうなるんですかね」
めぐり「三編みで、少しある体で、身長ちょっと下で、癒し系の女の子……」
八幡「が、俺の好みの女の子ってことになりますね。理論上は」
めぐり「…………ん?」
八幡「どうしました?」
めぐり(三編みで、少しある体で、身長ちょっと下で、癒し系の女の子。って私じゃん!)
八幡「……先輩?」
めぐり(私三編みだし!少しだし!ちょっと下ぐらいだし!よく癒し系って言われるし!///)
八幡「せんぱーい」
めぐり(わーっ!わーっ!わーっ!///)
八幡(返事がない……)
八幡「もう寝た、か……」
八幡(何やら大きい息づかいが聞こえるが……きっと寝落ちした時に口元に携帯が落ちたんだろう)
八幡「…おやすみなさい。先輩」ピッ
めぐり(わ、私がタイプって!私がタイプってこと!?ストライクってこと!?も、もしかして、これって、遠回しに告白されてる!?///)プーップーッ
めぐり「……ん、あれ?切れてる?」プーップーッ
めぐり(い、言い逃げだ!少女漫画でやってた!言い逃げだ!間違いない!)
めぐり(………どうしよう。ひ、比企谷くんに告白されちゃった///)
めぐり「はぁー電話しただけですごいことになっちゃったなぁ……///」
めぐり(あれ?そういえば、なんで比企谷くんに電話したんだっけ)
めぐり「あっ、そうだ、あの番組……廃病棟の黒い……。お、思い出しちゃったどうしよう……」
特集された霊《ユル……サナ…イユルサ………ナイ》
めぐり「ひぃっ……」
八幡『大丈夫ですよ、先輩』
めぐり「あっ、比企谷く……///」
八幡『俺が守ります。先輩』
ここのめぐり先輩のおっぱいはどのくらい?
ゆるふわな人だから大きい方がいいけど。
めぐり『うん………///』
八幡『先輩……///』
めぐり『比企谷くん……///』
八幡『目、閉じてください……///』
めぐり『う「うわぁぁぁぁ!///」
めぐり「………どうしよう。寝られない///」
>>19
記憶では並より少し小さい位だったかと。
俺の願望が入ってたらすいません。
次の日の朝。
八幡「……」ムクッ
八幡「…………朝か」
八幡「…………あぁぁあ、ぁぁあぁぁ……」
八幡(思い出した……昨日……)
八幡「何ノリノリで好み語ってるんだ俺ぇぇぇ………」
八幡(数多い黒歴史がまた一つ……死にたい)
八幡「はぁ……学校行こ」
放課後。奉仕部部室。
雪乃「…ええ、そうね。たしかに…」
結衣「…だよねー。でね?それが…」
八幡「……」パラパラ
結衣「……」チラッ
八幡「……」パラッ
雪乃「どうしたの?由比ヶ浜さん。死期谷君がどうかしたかしら?」
八幡「まだ死ぬつもりはねーよ。どうした、由比ヶ浜」パタン
結衣「ヒッキーなんか熊できてない?昨日夜更かしした?」
雪乃「由比ヶ浜さん。隈よ。しかしそうね。比企谷君の目がいつもより腐っているわね」
八幡「あー、ちょっとな」
結衣「…」ジーッ
八幡「……なんだよ」
結衣「……なんで夜更かししたの?」
八幡「……深夜アニメ見てたんだよ」
雪乃「比企谷君。あなたの見ているアニメはほぼ毎週放送しているのでしょう?だとすれば今日だけ隈ができているのはおかしいわ」
八幡「なんでそんなに興味津々なんだよ」
雪乃「いいから答えなさい」
結衣「ヒッキー!」
八幡「なんで怒られてんの?……ほら溜まってた録画分も見たから……」
結衣「……本当に?」
八幡「嘘吐く理由がねーよ」
コンコン
雪乃「……どうやら依頼人のようね」
八幡「ほら、これでこの話は終わりだ。依頼人が最優先だろ」
結衣「……なーんか怪しい」
雪乃「…どうぞ、お入りください」
めぐり「お、お邪魔しまーす」
八幡「」ビクッ
結衣「あ、めぐり先輩」
雪乃「今日はどう……城廻先輩?その目の隈はどうしたんですか?」
結衣「あ!本当だ!めぐり先輩も熊できてる!」
雪乃「由比ヶ浜さん。隈よ」
めぐり「あぁ、えっと昨日、比企谷くんと電話を……」
結衣「………ヒッキー?」ジロッ
雪乃「………比企谷君?」ギロッ
八幡「……えーっとだな、その」
結衣「なんで嘘吐いたのヒッキー!」
めぐり「……話してないの?比企谷くん」
八幡「えぇ、まぁ……」
八幡(好みの女性を語ったなんて言えるか!)
めぐり(告白したなんて言えないよね///)
雪乃「昨日、何を話していたのかしら?答えなさい。比企谷君」
八幡「うーん、いや、その」
結衣「えーい!もういい!めぐり先輩!昨日何を話してたんですか!」
めぐり「えっ、えーっと」
雪乃「先輩」
結衣「先輩!」
めぐり「ひ、比企谷くんに、告白されました///」
雪乃「」
結衣「」
八幡「」
めぐり「それでね、今日はその返事をしに来たの///」
八幡「いや、あの先輩」
めぐり「昨日、告白されてから、なんだか比企谷くんのことばっかり考えて、比企谷くんのことが忘れられなくて///」
八幡「先輩?先輩?」
めぐり「なんだか、その、私も比企谷くんのこと好きになっちゃいました///」
八幡「先輩!先輩!?」
めぐり「え、えと、こんな私ですが、よろしくお願いします!///」
結衣「ヒッキー…………!?」
八幡「先輩。俺は告白なんてしてません!」
めぐり「恥ずかしがらなくてもいいよ。昨日ちゃんと告白してくれたじゃない。ちょっと回りくどかったけど///」
八幡「……?」
雪乃「ひ、比企谷くん……?」
八幡(どういうことだ……一体……俺は昨日、ただ女性の好みを……なぜそれが告白に………………あ)
めぐり「……?どうしたの?八幡」
結衣「名前呼び!?」
八幡「いいですか、先輩……」
説明終了……
めぐり「…………」
結衣「えっと、つまりめぐり先輩の勘違いってこと?」
めぐり「」ビクッ
八幡「まぁ、そういうことだ」
雪乃「全く……人騒がせな……」
八幡「いや、俺は悪くないだろ……めぐり先輩が勝手に……」
めぐり「」ビクッ
八幡「あ、いやその」
めぐり「……」プルプル
八幡「えーと、先輩?」
めぐり「…………返事は?」
八幡「え?」
めぐり「私比企谷くんに告白したよ!好きって言ったよ!その返事をください!」
八幡「いや、それは」
めぐり「言っておくけど、私が比企谷くんを好きになったのは、告白されたからだけじゃないよ?」
雪乃「………それは勘違いなのだけれど」ボソッ
めぐり「……」グスッ
結衣「ゆきのんしーっ!」
めぐり「その、告白されて、比企谷くんのことを考えて、初めて気づいたの、捻くれてるけど優しい所とか、ぶっきらぼうだけど優しい所とか、不器用でぶつかっちゃうけど優しい所とか。そういうの全部。好きだなぁって、思ったの」
結衣「うんうん」
雪乃「何を共感しているの由比ヶ浜さん……」
めぐり「比企谷くん。好きです。付き合ってください」
八幡「………俺は………。俺は………」
ー終わりー
おまけ
めぐり「えへへー」ムギュー
八幡「先輩。その、近いです」
めぐり「そうだねー。近いねー」ムギュー
八幡「じゃあなくて、離れてください」
いろは「……」
めぐり「えぇー。いいじゃない。その、恋人なんだし///」ムギュギュー
八幡「……じゃあこうです」ギュッ
めぐり「あっ、その、八幡がギュッてするのは、ダメ///」
八幡「いいじゃないですか。恋人ですし」ギュー
いろは「……」
めぐり「あうぅ……///」
八幡「それとも、嫌ですか?」ギュー
めぐり「嫌、じゃないし、嬉しいけど、やっぱり恥ずかしいよぉ……///」
八幡「…………可愛いですよ。先輩」
めぐり「あうぅ……ばかぁ///」
いろは「……なんで生徒会室に居るんですか」
八幡「だって奉仕部に行ったら雪ノ下と由比ヶ浜が怒るから」
いろは「誰だって怒りますよ。私だって怒ってます」
めぐり「えぇー」
いろは「出てけーッ!!」
~イチャラブend~
おまけ2
八幡(あれから一年……。めぐり先輩はもう卒業して、総武高校にはいない……。今頃どうしているのだろうか……)
結衣「ヒッキー!部室行こーっ」
八幡「………あぁ、行くか」
八幡(いや、気にしてもしょうがない、もう過ぎたことだ。過去は変えられない。あの日、彼女が答えを求めた時点で、今まで通りの関係を続けることは、どうしたって不可能だったのだ。)
八幡(俺はあの日、あれ以外の選択肢を選ぶことはできなかった)
放課後。
結衣「ヒッキー、途中まで一緒に帰ろ?」
めぐり「八幡!迎えにきたよー!」
八幡「大学終わったんですか、めぐり先輩」
めぐり「うん!一緒に帰ろ!」
八幡「……はい」
めぐり「ほら、手出して!」
八幡「え、いや、まだ外も明るいですし…」
めぐり「つーなーぐーのっ!」
八幡「……わかりました」
めぐり「えへへー」
結衣「……あの意味深なモノローグは……」
八幡「俺はあの日、あれ以外の選択肢を選ぶことはできなかった。こんな魅力的な女性の告白を断るなんて」
結衣「なんっじゃいっそらぁっ!」
めぐり「そんな、魅力的だなんて///」
八幡「簡単には手放しませんからね」
めぐり「手放そうとしたってしがみつくからね!」
結衣「おうち帰る」
~イチャラブend~
おまけ3
プルルル。プルルル。
八幡「……ん?」ピッ
八幡「はいもしもし」
めぐり「あっ、八幡こんばんは」
八幡「どうしたんです?こんな時間に」
めぐり「あっ、ごめん、迷惑だったかな?」
八幡「別にそんなことないですよ。この時間はいつも起きてますし」
めぐり「そっか、良かった」
八幡「それで、なんの用ですか?またホラー番組でも見たんですか?」
めぐり「えっと、八幡の声が聞きたくて」
八幡「……そうですか」
めぐり「ねぇ、八……比企谷くん」
八幡「………なんですか?」
めぐり「比企谷くんの、好きな女の子のタイプは?」
八幡「………そうですね。まず三編みで…」
~イチャラブend~
本当に終わりです。
お好きなendをお選びください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
全部イチャラブじゃないか!
素晴らしい!
由比ヶ浜と雪ノ下の詮索がウザい
イチャラブだけでフイタ
雪ノ下と由比ヶ浜はメインヒロインだからこそ他のキャラがヒロインになるSSでは道化臭が半端ないよな