ある日、奉仕部にて……、
比企谷八幡「……………」ペラペラ
由比ヶ浜結衣「ねえねえヒッキー?さっきから何読んでんの?」
雪ノ下雪乃「由比ヶ浜さん、聞くだけ無駄というものよ。この男がどんな雑誌を読んでいようが、それが私達の人生に何か変化をもたらすというのかしら?キモヲタ谷君のことだから、きっと私達を前にして如何わしい美少女アニメやゲームの情報誌でも読んでいるのよ……」
結衣「うわ、ヒッキー学校で、しかも私達の前で何読んでるし!キモい、最低、ヒッキーマジキモいーーーーーー////」
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八幡「いや、なんでだよ!俺、普通にやることねえから今朝コンビニで買ってきた雑誌を読んでるだけなんだけど」
雪乃「あなたのいう普通と私達のそれとを同じような言い方をしないでくれるかしら二次谷君」
結衣「ヒッキーのオタク、キモいーー!」
八幡「なんで普通に雑誌読んでるだけでオタク扱いされたりキモい呼ばわりされるんだよ! 八幡はオタクじゃねえしキモくもねえよ。この目以外は高スペックだ」
結衣「ならヒッキー、読んでるのは一体何の雑誌?」
八幡「ああ、これだよこれ」っ
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雪乃「これは………ゲイ雑誌?」
八幡「いや、なんでそうなるんだよ!?」
雪乃「裸の男が汗水垂らして激しくぶつかり合う………ホモ谷君にはてっきりそういう趣味があると思ってね」
八幡「いや、これそういうのじゃねえから!あと俺ホモじゃねえから、そういう趣味もねえからな!!」
八幡(戸塚は除く……///)
結衣「これってプロレス雑誌じゃん!へぇーーーー、ヒッキーもプロレス好きなんだね」
八幡「え、もってことは、由比ヶ浜も好きなのか?」
結衣「うん。私も最近プロレス見るようになったんだ! カッコいい選手多いよね〜〜、新日本のオカダとか棚橋とか、あと2団体所属の飯伏とか!!」
八幡「は…お前あれだろ?最近プロレス女子とか言ってイケメンの選手にはまりだした若いプロレスファンのまさに典型じゃねえかよ」
結衣「あぁ〜〜、馬鹿にすんなしッ!確かに私もプロレス見始めたのってプロレス女子が流行ってからからというか、でもでも普通にプロレスは好きなんだよ! 平成のイケメン選手の試合だけじゃなくて、昭和の選手やゴツゴツしたぶつかり合いや、試合序盤のグランド合戦もちゃんと見るもん!!」
八幡「そういう奴に限ってにわかなんだよ。何がプロレス女子だよ。俺なんて新日本が再ブームになる前から見続けてたからな」
結衣「あれでしょあれ! レインメーカーが帰ってくる前のことでしょ、私も知ってるもぉ〜〜〜〜ん!!」
雪乃「………………」イライラ
雪乃(何よこれ、何なのよこれは!?何故比企谷君と由比ヶ浜さんはあそこまでプロレスのことで盛り上がっているのよ!? 確かに私も"プロレス女子"なる言葉は聞いたことがあるし、プロレスにはまる若い女性ファンが多くいるのは認識はしていたけど、まさか由比ヶ浜さんがそうだったとはね。それに比企谷君までプロレスファンだなんて………クッ!)
結衣「ねえねえゆきのん、ゆきのんはプロレス好き?」
雪乃「ふぇッ!?」ビクッ
八幡(あの様子だと、多分プロレスには興味ねえな)
雪乃「も……もちろん知っているわよッ!!」
結衣「え、ホントに!!わぁーーい、ゆきのんもプロレス女子だね」
八幡「いや雪ノ下、お前絶対無理してるだろ?」
雪乃「む、無理なんてしてないわ!なら、私が今ここで正真正銘のプロレスファンである事を証明してあげてもいいわよ!!」
八幡「ほぉ〜〜、どうやって」
雪乃「比企谷君、今ここで私にプロレス技を仕掛けなさい」
八幡「はあ?お前いきなり何言ってんだよ!?」
結衣「そうだよゆきのん!私達素人なんだし危ないよ」
雪乃「由比ヶ浜さん、あなたプロレス女子ならばわかるはずよね? プロレスは受けのスポーツであるという事を。なら、比企谷君が仕掛けたどんな技でも綺麗に受け身を取って見せれば、私の知識と技術がプロレスに精通していると身を持って証明出来るはずよ!!」
結衣「え、でも危ないよ!どうするの、ヒッキー?」
八幡「はぁ……仕方がねえ。雪乃の覚悟はわかった。でも危険な技だとヤバイし、>>9でいいか?」
※プロレス技で、あと簡単なやつで
雪乃「ええ、何時でも来なさい」
キャメルクラッチ。
八幡「キャメルクラッチでいいか?あれなら簡単でさほど危険じゃないし………よし、行くぞ!!」グイグイ
雪乃「ウグゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーッ!!」
ギィギィ
結衣「あ、ヒッキーのキャメルクラッチが見事に決まってゆきのんが苦悶の表情を上げているよ!!」
八幡「よし、次は>>14だな!」
※また、簡単なプロレス技で
卍固め
八幡「くらえ、卍固めだ!!」
卍卍卍
雪乃「アァァァァァァァァァァーーーーーッ!!」ギシギシ
結衣「うわ、ちょっとヒッキー!ゆきのん物凄い悲鳴上げてんだけど、あとゆきのん身体細いからギシギシ軋んでるよ!!」
結衣「ヒ、比企谷君………もう!!」ノシ
ユキノンタップ
八幡「あ、ゆきのんがタップしてるよヒッキー!はやく技を解かないと!」
八幡「いや、最後に>>19だ!!」
※少しだけハードな技で
首投げ
八幡「トドメの首投げだぁーーー」
ドシーーンッ!
雪乃「グハァァァァァァァァーーーッ」
結衣「ヒッキーの首投げが決まって雪乃が叩きつけられたよ!! 」
雪乃「ググ…ウッ、ふふふ。これで分かったでしょう比企谷君。私のこの受け身の技術を目の当たりにしても、私がプロレスファンではないと言うのかしら?」
八幡「お、おう………わかったよ疑ったりして。お前も立派なプロレスファンだよ」
雪乃「ふふ、わかればいいのよ」
結衣「ゆきのん大丈夫? もうヒッキー!ゆきのん女の子なんだし、乱暴にしちゃダメだよ!」
八幡「おい、コイツの方から俺に技をやれって言ったんじゃねえかよ」
雪乃「そうよ由比ヶ浜さん、これは私が自ら望んでこの男に懇願したことよ。あなたが私を気遣うことも比企谷君を注意することもないし、そとそもこの男に女の子を優しく扱えてと思えて?」
結衣「え、確かにそう言われると…」
八幡「おい、否定しろよ」
雪乃「デリカシーのない乱暴谷君相手に優しさを求めることがナンセンス、むしろ私の受け身の腕前を見せるくらいにはちょうど良かったわね」
八幡「チッ、思い切って手加減なしにスタイルズクラッシックとかパイルドライバーとかやってやればよかったな」
雪乃(ふふ、これであなたには負けないわ由比ヶ浜さん。私はプロレスと銘打って比企谷君と身体を交えた交えたわよ…わかったよ///)チラ
結衣「!?」
雪乃「どうやら、私の方がいろんな意味でプロレス女子のようね。ね、比企谷君?」
八幡「いや、お前いきなり何言ってんの」
結衣「なんかゆきのんから謎の視線を感じたような気が…………てか、なんか悔しい!」
結衣「ねえねえヒッキー、私にもなんか技かけてよ!!」
八幡「え?」
雪乃「ちょ、由比ヶ浜さん!あなた何をいきなり言い出すの?」
結衣「ゆきのんばっかしズルいーーー!!ねえヒッキー、いいでしょ?」
ガハマウワメヅカイ
八幡「わ、わかったよ………じゃ、>>25でいいか?」
※身体の密着度高い技で
結衣「えへへ、やったぁーー!」
キャメルクラッチ
三角絞め
安価に注文出したりくだらない理由でパスするたつは大抵クソ
ここの>>1は今ダブル役満振り込みそうな状態
>>37
相変わらずキモいのが湧くなぁ〜(笑)
八幡「なら、三角絞めでいいか?」
結衣「うん、はやくやって〜」
八幡「いくぞ、それーーッ」グイグイ
結衣「グググググ……ヒッキー、痛イヨーー!」
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夜のプロレス