八幡「やはりこんな奉仕部はありえなくもない」 (13)

夏真っ盛りの今日、俺は二人がお互いを殺してる現場に居合わせた

雪乃「ふん」ドドドドド

結衣「やっはやっはやっは」タタタタ

雪ノ下には珍しく果敢に攻める
誰もが知っていることだが、雪ノ下は柔を主としていたはずだ
柔の雪ノ下と言えば誰もが震え上がる
対して由比ヶ浜は名家出身ではないもののその才能は稀有なものだ
しかし戦闘の技術が無い
訓練を受けて2年にいかない程度 

・・・だから柔を使うほどの敵ではないのだ

雪乃「甘いわ!隙だらけよ」ボゴォ

結衣「やっはぁぁぁぁぁ」

八幡「・・・」

結衣「ひっきー助けて・・・嫌だよ!こんなとこで皆とお別れなんて」

八幡「いや、弱いから死ぬのは仕方ない・・・」

雪乃「あら?小狡い手しか使えない貴方がそれを言えるのかしら?次は誰を仕留めようかしらね」

八幡「弱いのはどっちだろうな」ブン

雪乃「ぐは!」

結衣「ヒッキー!隙あり!」ブンブンブン

八幡「なかなかいい手だが、甘いぜ由比ヶ浜!」サッサッサッ

雪乃「ギザマァァァァ」パカァ

八幡「この位置だ」


雪ノ下が口を開きそこからミサイルを打ち込んだその瞬間俺は後ろに跳躍した
雪ノ下の口から発射したそれは初速マッハ6・・・俺はそれよりもほんの少し遅い速度で
自分のしなやかな筋肉にそれを少し押さえ込み威力を完全に相殺した
俺はそのまま右手でミサイルにふれ
ミサイルと自分の跳躍を掛け合わせた速度でミサイルを投げ返した
そのまま俺は後方へ下がる

結衣「え?・・・いやーーーー!」

雪乃「くっとんだ化け物ね・・・でも私をなめないで!」サッサッサッブンブン

結衣「てやーーー」

雪ノ下は柔の作法をとりダメージを消すないしは弱めようとしてる
由比ヶ浜は何をしてるのかわからんがシャウトし始めた

そして

光があたりを包んだ




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八幡「どうだ?やったか!」

いやいやこの台詞を言った場合大抵生き残ってる

だから

雪乃「はぁはぁはぁ小物の言う言葉ね」

八幡「くっやっぱりな」

雪ノ下の額は傷ができており右手はだらしなく垂れ下がって、左足は完全に折れている。
あの爆発でそれだけかよ・・・わかりきっていたことではある。あそこまで防ぐとは思っていなかったが
だが俺は震えが止まらなかった
まさかあの場に無傷で立っているものがいるなんて


結衣「ふぅー」


一体どうやって?
雪ノ下も目を見開いて驚いている

どうやら俺らは覚醒の手助けをしてしまったようだ


雪乃「ど、どうやって・・・そんなの聞いたことも」

八幡(思い出せ・・・思い出すんだ!)

確かに俺は見ている・・・あの時由比ヶ浜はシャウトしていた
そう俺は聞いている
見ていただけではない聞いていたのだ


やっはろーーーーー



結衣「このままじゃ死んじゃうよ」

ヒッキーは回転しながら後ろに下がっている
気持ち悪い

ゆきのんは激しいキタキタ躍りみたいに手をブンブンサッサッサッと動かしている
正直気持ち悪い

だけどあれが柔の技だってことは何となくバカな私でもわかった
そしてこのままじゃ死ぬことも



間近に迫ったそれを考えるだけで意識が飛びそうになる

やっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっはやっは
呼吸だけが荒くなっていく

そこから先は詳しくは
覚えていない
無意識に動いてた


何かを叫んだ
その振動は固まりとなり私を包み込む
途端に私は苦しくなった
多分酸素を全部吐き出したんだ

そして光に包まれた
だけど私は無事だった
固まりは壊れかけたがしっかりと私を守ってくれた

よく覚えていないけど・・・これが私の力
だけど一度使えたんだからきっと覚えられる。使える!
だから、この場は生きて逃げなきゃ

私は逃げることを決意した

八幡(恐らく無意識下での技・・・いやしかし)

調べが必要だうかつに近づけない
雪ノ下も戸惑っている

あ、由比ヶ浜逃げやがったな・・・雪ノ下も向こうに注意がいってるから殺るなら今だ


しかしこの気配


恐らく魔王
奴が来る

だから俺は逃げた

雪乃「何なのよあれは」  

私はあの一撃で由比ヶ浜さんは死んだと思った
でも違った
ミサイルをはね返して両手が痺れて使えなくなってた彼とも違う

無傷

私は怖くなった
そんなことを考えている内に由比ヶ浜さんは逃げてしまった
追うか考えていると比企谷君も消えていた

私に止めは刺せたのに・・・そこでやっと気づいた

姉さんが近づいていたことに


陽乃「ひゃっはろー見てたよ雪乃ちゃん」

ミサイルをぶちこみたいけれどきっと効かないし、あれは精製するのに時間がかかる
ストックは一つしか出来ないので不便

雪乃「何をしに来たのよ」

陽乃「えーあのミサイルでそんなにダメージ食らうなんて情けないぞー

瞬間的に私は死を覚悟した
恐ろしいまでの殺気
しかしそれもすぐに弛緩する

陽乃「鍛え直しだね・・・まだマスターしてないんだから仕方ないけど」

陽乃「情けない姿は二度と見せないでね」

雪乃「はい・・・」

私は久々に家に帰ることになった
次は必ず仕留めることを誓って




陽乃「比企谷君は察知して逃げたかーガハマちゃんは意外だったけど」


面白くなりそうだなと陽乃は冷たい笑みを浮かべた

寝ます

こっちだ

あーー忘れた酉これでどうだ

恥ずかしい

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