希「そんなハズないやん！ウチは誰よりもピュアやよ」

絵里「･･････あなた、Printempsの前で同じことが言える？」

希「もちろん」

絵里「あのね、清純っていうのは･･････」

希「えりちは、ウチが不純やと思ってるん？」

絵里「そ、そうじゃないわよ」ｱｾｱｾ

希「じゃあウチは純粋でいいやんな？」

絵里「うーん」

希「･･････えりちは何が不満なん？」

絵里「お仕置きと言って、いきなり胸を揉みしだく人が清純なんて認められないわぁ」

希「」

絵里（これで希も諦めてくれるわよね）

希「ことりちゃんって、清純なんかな」ﾎﾞｿｯ

絵里「･･････は？」ｷｮﾄﾝ

希「ミニスカートの衣装ばかり作ってるし、肌の露出も多いし」

絵里「いやいやいや」
絵里「衣装じゃなくても、今時ロングスカートの女子高生なんていないわよ」

絵里「それにアイドルなんだから、多少の露出は仕方ないわよ」

希「実は露出願望が」

絵里「あるわけないでしょ！」ｽﾊﾟｰﾝ

希「まあ、それは冗談として」

絵里「ことりが聞いたら泣くわよ？」

希「ことりちゃんって、メイドさんやん？」

絵里「カリスマメイドだったのよね、ハラショーだわ」

希「ウチって巫女さんやん？」

絵里「･･････巫女の方が清純だって言いたいのかしら？」ｼﾞﾄｰ

希「さすがえりちやね」
希「巫女さんと言えば清純やん！」

希「それにメイドさんってアレやろ？」
希「おかえりなさいませ、ご主人様」ﾍﾟｺﾘ

絵里「そうね」ｳﾝｳﾝ

希「今日は私がご奉仕させていただきます」ｽﾙｯ
希「って言うて、カーテンで仕切られたベットがあるだけの部屋で」

絵里「それはメイドじゃないわよっ！ただの風俗店じゃない！」

希「でも前にことりちゃんがメイド姿でホテルから出てくるところを見た」

絵里「そ、そんな！まさか」

希「っていう夢をみた気がするんよ」

絵里「夢じゃないっ！しかもかなり曖昧じゃない！」

希「スピリチュアルなウチやで？正夢かもしれんやん」

絵里「そんなわけないでしょ」ﾊｧ

希「これも冗談なんやけどね」

絵里「もう帰っていいかしら？」

希「ウチがPrintempsに入れそうなアドバイスは？！」

絵里「希にPrintempsは無理。はい、さようなら」ｶﾞﾀｯ

希「ま、待って！もうちょっとだけ！」

絵里「真面目に聞いてるんだから、冗談はもうやめてよね？」

希「わかってるって」
希「ウチがPrintempsに入るには、ことりちゃんと交代するしかないと思うんよ」

絵里「清純さでは、ことりが圧勝だと思うけど」

希「いやいや、実は腹黒いかもしれんで」

絵里「いやいやいや」
絵里「希の目は節穴なの？！」

希「海外留学をギリギリまで言わなかったり」
希「洋菓子を作ってくるのも、穂乃果ちゃんの気を引く為かもしれんやん」

絵里「そんなワケないでしょ！」ｽﾊﾟｰﾝ
絵里「留学の話は言い出せなかったのよっ！廃校かどうかの瀬戸際のライブ前で気を遣い過ぎてしまったのよっ！」

絵里「誰にも相談できずに、きっと夜な夜な枕を濡らしていたのよ！」

希「愛液で？」

絵里「涙に決まってるでしょっ！」ｽﾊﾟｰﾝ
絵里「穂乃果はことりと海未にベッタリじゃない！」

絵里「ぜぇぜぇ」

希「えりち大丈夫？」

絵里「希のせいでしょ」ﾊｧ
絵里「希はことりが嫌いなの？」

希「そんなワケないやん！大好きに決まってるやん！」

絵里「じゃあなんでそんなこと言うのよ」

希「海未ちゃんだけ幼馴染と別々になって可哀想やから、ことりちゃんと代わってあげたら喜ぶやろなって」ﾆｺﾆｺ

絵里「希･･････」ｳﾙｳﾙ
絵里「でも本当は？」

希「リリホワの練習が辛すぎて逃げ出したい」
希「穂乃果ちゃんと花陽ちゃんなら甘やかしてくれるやろし、ワシワシのしがいも･･････あっ」

絵里「というワケみたいよ」

希「あああ」ｶﾞｸｶﾞｸ

海未「･･････」ﾆｺﾆｺ

希「いやあああああ」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

ー別の日ー


希「ウチな、思うんよ」

絵里「またPrintempsの話かしら？」

希「そうやね、やっぱり入りたい」

絵里「まだ懲りてないのね」ﾊｧ

絵里「先に言っておくけど、穂乃果はピュアオブピュアよ」

希「そんなんウチも知っとるよ」

絵里「穂乃果の頭には煩悩なんて存在しないわ。パンとあんこしか入ってないピュアの権化なのよ」

希「それってただのあんぱんやん」

絵里「それぐらいピュアって事よ」

絵里「とにかく、μ's内のピュアTOP３で組んだのがPrintempsなの」

希「でも花陽ちゃんとなら交代できる余地が」

絵里「ないわよ！1ミリもないわよ！」

希「でも各ユニットにお姉さん役っておるやん？」
希「BiBiのえりち、リリホワのウチ」

絵里「Printempsだとことりかしら？しっかりしてるし」

希「でもお姉さんって言うからには、やっぱり年長者やないと」

絵里「じゃあ希が抜けたら、リリホワはどうするのよ」

希「･･････海未ちゃんはμ's１のしっかり者やから」ｱｾｱｾ

絵里「もしも花陽と交代したとしても、やっぱり希は馴染めないと思うわ」

希「そんな事ないやん！お色気もこなせるで」ｳﾌｰﾝ

絵里「そういうのが要らないのよ！」

絵里「前にも言ったけど、Printempsはピュア！希にはそれが無い！」

絵里「これでこの話は終わりよ」ﾊｧ

希「えりちはピュアピュア言うけど、花陽ちゃんってホンマにピュアなん？」

絵里「･･････は？」

希「あんなにおっぱい大きいんやで？たぶん練習のあともベットで秘密の特訓を」

絵里「なに想像してるのよ！」

絵里「それじゃあ私と希も当てはまるじゃない！」

希「え？！えりちってそんな事してたん？！」

絵里「してないわよっ！」

絵里「お米の栄養が胸にいってるだけよ」
絵里「それに、ことりと同じくアルパカが大好きなのよ！世話係までしてるんだから偉いわよね」

希「でもアルパカの交尾を見る為に世話しとるのかもしれんやん」

絵里「そんなワケないでしょ！」ｽﾊﾟｰﾝ

希「はっ！ことりちゃんももしかして」

絵里「だから違うって言ってるでしょ！」ｽﾊﾟｰﾝ
絵里「花陽は、Printempsの中でも特に庇護欲をそそられるの」

絵里「毎日会ってるのに分からないの？」

希「ヒゴヨクってなんなん？」

絵里「･･････守ってあげたくなるとか、そういうのよ」

希「そうやねー、それならウチには無理やんな」

絵里「やっと納得してくれたのね」

希「じゃあBiBiに入れて」

絵里「」

絵里「BiBiはその、アレよ」

希「あれ？」

絵里「クール！カッコイイ！ってイメージじゃない？だから希には」

希「にこっちってクールなん？カッコイイとも違うことない？」

絵里「･･････それはほら、その、あまりにクール過ぎるとファンが親しみづらいじゃない？」
絵里「にこはBiBiの可愛い担当なのよ」

絵里（たぶん）

希「それならウチでもいいやん」
希「ウチならおっぱいも大きいし、えりちと並んでもバランス良いと思うんやけど」

絵里「希は不思議系だから、クールとはまた違うのよ」

希「じゃあリリホワってなんなん？」

絵里「･･････」
絵里（そう聞かれると困るわね）

絵里「あまり･･････あっ」ﾎﾞｿｯ

希「えりちってウチらの事をそんな風に見てたんやね」ｸﾞｽﾝ

タッタッタッ

絵里「ち、違うのっ！希いいいいいぃ！」

ーーー


タッタッタッ

ドンッ

穂乃果「わあっ！？」ﾄﾞｽﾝ

ことり「穂乃果ちゃん？！大丈夫？」

花陽「あれ？希ちゃん？」

希「ぷ、Printemps･･････」

穂乃果「ごめんね、穂乃果がちゃんと前を見てなかったから」

ことり「希ちゃんも大丈夫？」

希「う、うん。ありがとうな」

希「じゃあね」

タッタッタッ

穂乃果「行っちゃった」

花陽「急いでどこに行くんでしょうか？」

ことり「涙ぐんでたようなぁ」

穂乃果「これなんだろう」ｽｯ

花陽「メモ帳ですね」

穂乃果「ことりちゃんの？」

ことり「可愛い手帳だけど、私のじゃないよぉ」

穂乃果「じゃあ花陽ちゃん？」

花陽「違います。でもどこかに名前が書いてあるかも」

穂乃果「そうだね。落し物なら早く届けてあげないとね」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

穂乃果「？！」

ことり「どうしたの穂乃果ちゃん」ﾁﾗｯ

ー教室ー


穂乃果「ぅ絵里ちゃんっ！」ｶﾞﾗｯ

絵里「あら、わざわざ教室まで来てどうしたの？」
絵里「ちょうど良かったわ、希を探すのを手伝ってくれないかしら」

ことり「絵里ちゃん、これなんだけどぉ」ｸﾞｽﾝ

絵里「ことりまでどうしたのよ」ｱｾｱｾ

花陽「と、とぼけないでください」ｽﾞｲｯ

絵里「は、花陽？」ｱｾｱｾ

穂乃果「ここに書いてあるのって本当なのっ？！」

絵里「これって希の手帳じゃない」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ
絵里「っ？！」

ーーー

絢瀬絵里がPrintempsメンバーを考察

穂乃果ちゃんはピュアキング。パンの事しか考えていない。

ことりちゃんはメイド姿の風俗嬢。毎晩枕で濡らしてる。

花陽ちゃんはアルパカ小屋で交尾のお世話。ロリ巨乳でもピュア。

ーーー

絵里「ここ、これは違うのよっ！」

穂乃果「絵里ちゃんがこんな風に思ってたなんて･･････うぅ」ｳﾙｳﾙ

ことり「私は給仕しかしてないよぉ」ｳﾙｳﾙ

花陽「花陽は餌やりとお水の交換しかしてないです」ｳﾙｳﾙ

ﾋｿﾋｿ

＞絢瀬さんが後輩を泣かしてる？
＞仲良しグループでもイジメ？


絵里「ち、違うの！？これは違うのよおおおおおっ！」
絵里「なんでそんなのを信じるのよ！」

穂乃果「でも絢瀬絵里って書いてあるし」

絵里「私の筆跡じゃないわ」

ことり「じゃあ誰のだろう？」ｷｮﾄﾝ

絵里「そ、そうよ！これは希の仕業よ！」

ことり「いくら希ちゃんでも、こんな酷いことぉ･･････」

絵里「それは、ちょっといろいろあって」ｱｾｱｾ

絵里「とにかく！希を一緒に探してちょうだい！」

穂乃果「う、うん！探してくるよ！」ｶﾞﾗｯ

ことり「お母さんに頼んで校内放送してもらうね」

ー部室ー


希「･･････」ｳﾂﾑｷ

穂乃果「希ちゃん、どうしてこんな事を書いたの？」ｼｭﾝ

ことり「ことり達は怒ってないよぉ？」

花陽「そうです！理由が知りたいだけです」

絵里「そ、そうね」

希「その前に、なんでえりちはそっち側なん？」

絵里「」

穂乃果「え？でも絵里ちゃんは、希ちゃんが書いたって」

希「ウチはえりちが言うた事を書いただけやよ」

「えっ」

希「とりあえず、えりちもこっちおいで」

絵里「･･････はい」ﾃｸﾃｸ
絵里「でもここに書いてあることはね･･････」

ーーー


ことり「そうだったんだぁ」

穂乃果「そういう話なら穂乃果たちもするしね！」

絵里「えっ」

花陽「安心しました」ﾎｯ

穂乃果「でも希ちゃんはどうして逃げてたの？」

ガチャ

希「それはな」

絵里「の、希っ？！それは言わなくてもいいんじゃないかしら？！」ｱｾｱｾ

希「えりちが、リリホワはあまりモノで古臭いって言うから」ｸﾞｽﾝ

絵里「古臭いなんて言ってないわよ！」

ガタッ

凛「絵里ちゃん･･････」ｸﾞｽﾝ

海未「絵里･･････」ﾏｶﾞｵ

絵里「い、いつからそこに」ｶﾞｸｶﾞｸ

海未「ちょっとリリホワで話し合いたいので、部室を貸してくれませんか？」ﾆｺﾆｺ

絵里「そそそう！それなら私たちは外で待ってるわね」ﾃｸﾃｸ

ガシッ

海未「”古臭くない”絵里は、”あまりモノ”の私たちにアドバイスをください」ﾆｺﾆｺ

絵里「助けて！穂乃果っ！」ｷｮﾛｷｮﾛ
絵里「っていない？！」

絵里「いやあああああ」

バタン