武内P「盲腸になりました」 (339)
書き貯めまともにないけど最後まで付き合ってね♪
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ちひろ「もう、プロデューサー?だから無理したら駄目って言ったじゃないですか!
きらりちゃんが慌てて電話して来た時は本当に不安だったんですからね!」
きらり「……Pちゃんいきなりお腹抱えて踞るからどうしたらいいかわからなくて
ちひろさんごめんねー?」
ちひろ「きらりちゃんは謝らなくていいの、ねぇプロデューサー?」ニコッ
武内P「……返す言葉もありません、諸星さんもありがとうございました」
きらり「どういたしまして☆……プロデューサー、もー痛くない?」
武内P「はい、大分楽になりました」
ちひろ「……それで、大丈夫なんですか?」
武内P「えぇ、手術して切ってもらったのでもう大丈夫かと
……しかし、1週間は入院だそうです」
ちひろ「よかった一安心ですね、CPの方は私達にお任せください」
武内P「…………申し訳ありません、ですが皆さんには内緒にして頂けますか?
私に気を使う余り、仕事に支障が出てしまうといけないので」
ちひろ「もう、こんなときもブレないですねプロデューサーは
…………わかりました、プロデューサーは長期有休を取って実家に戻ったと言うことにしておきます」
武内P「ありがとうございます千川さん、諸星さんもそう言う事なので」
きらり「わかったにぃ、Pちゃんは今から家族とハッピハッピ旅行だね☆」
武内P「すみません、その様によろしくお願いしますね」
凛「プロデューサーが有休を……?私何も聞いてない」
未央「と言うかあのプロデューサーが有休?明日槍でも降るんじゃ」
卯月「未央ちゃんそれはちょっと言い過ぎですよ、さすがにプロデューサーさんでも休むことはありますよ
…………ありますよね?」
莉嘉「聞き返さないでよ卯月ちゃん、普通に反応に困るし…」
美波「……まあ、あのプロデューサーさんだから仕方ないよ」
凛「…………3ヵ月分のプロデューサーのスケジュールは把握していたはず」
未央「とりあえずしぶりんは放置で、まあ家族問題ってなら仕方ないよね
……おかあさんが病気とかかな」
アーニャ「ニェット、それはないですね…この前会ったときは元気そうでした
パパとママで御飯食べました、肉じゃが美味しかったです♪」
未央「アーニャちゃんも放置で
…………だったらプロデューサーに何かが、もしかしてお見合い…?」
卯月「」
凛「」
アーニャ「」
李衣菜「え、だけどお見合いだったら長期有休はおかしくない?1日で事足りるよね」
みく「…………もしかして、結婚前の新婚旅行?」
「「っ!?」」
杏「……?いや、普通に休暇取ってるんじゃない?」
凛「」
未央「しぶりん!しっかりしてしぶりーん!!」
卯月「ガンバります、ガンバります……、えっと何をガンバれば……?とにかくガンバります」ハイライトオフ
アーニャ「……旅客機でしょうか?それとも電車?」
美波「……落ち着いてアーニャちゃん、多分アーニャちゃんは知らないほうがいいから主に他の乗客に迷惑だよ」
蘭子「我が友が…我以外と契約を……?(プロデューサーが結婚……?それも私以外と…?)」
智絵里「プロデューサーさん、結婚したらCPどうなっちゃうんですか?」
かなこ「やっぱり、寿退社?」
「「っ!!?」」
杏「……いや、プロデューサーは男だから」
凛「イヤァァァァアアアア!!!!!!」ブンブン
李衣菜「なんか凛ちゃんが凄いロックなことに!?」
卯月「ガガガガガガガガガガガガ……ガンバりま……」プシュー
未央「しまむーっ!!!」
アーニャ「……寿退社とはなんでしょう?」
美波「……あははは…ごめんね、私もわからないの」
みりあ「?……あれ、きらりちゃんは?今日もどっか行っちゃったね」
杏「……どうせまた病院でしょ?なんかお見舞い品らしいもの買ってたし」
莉嘉「……ってことはさ、もしかしてP君入院してるの?」
かなこ「……確かにそれならプロデューサーが長期有休を取ったのもわかるけど、何で私たちには内緒にしたのかな?」
智絵里「……もしかしてプロデューサーさん、そう簡単に治らないくらい重い病気なんじゃ」
「「………」」
杏「……余命数ヵ月を言い渡されて少しでも延命できるように治療を受けてるってこともあり得るよね」
美波「……そんな」
きらり「皆ーただいまーキラリンパワー全開だにぃ☆」
凛「!……ねぇきらり、プロデューサーが入院してるって本当?」
きらり「にょわっ何で知ってるの!?」
李衣菜「ってことはやっぱり」
蘭子「」
きらり「は!?……してないよー?プロデューサーは家族旅行でハピハピしてるよー?」
未央「諸星くん!証拠は上がってんだー!とっととはいたらどうだー?!」
莉嘉「きらりちゃん!」
きらり「にょっ?………にょっ…にょわーーーーー!!!」ダダダダダ……
みりあ「きらりちゃーん!!」
アーニャ「」
杏「これはますます怪しいね、ただの骨折とかなら隠す必用もないし」
未央「……じゃあやっぱり」
卯月「…………」プシュー
李衣菜「ぷ、プロデューサーが死んじゃうの?」
みく「嫌だよ……ピーーーーーちゃーん!!、うぇぇええええん!!!!」
凛「とりあえず落ち着こう、プロデューサーどこ?そう言えば今専務の所に行ってたんだったね、何言ってるんだろ私、あははは……」
莉嘉「えぐっ…えぐっ…………P君死んじゃヤダぁぁあああ!!」
みりあ「プロデューサー……いなくなっちゃうの?」
蘭子「我が友ー!!我が友ー!!うぇぇえええぇええええん!!!!!!」
美波「皆、落ち着いて…そんなんじゃプロデューサーだって……ヒグッ……グスッ」
杏「ヒグッ……グスッ……まだ決まった訳じゃないのに……何でこんな騒ぐのさ……」
杏「死んじゃ嫌だよプロデューサー……死んじゃ…………嫌だよ……」
武内P「……」カタカタカタ…
コンコン…
武内P「……どうぞ」
きらり「Pちゃん調子はどー?」
武内P「えぇ、お陰さまでゆっくり休めています」
きらり「……ごめんねPちゃん、入院してること皆にバレちゃった」
武内P「……そうですか、気にする事はありません
何か聞かれたら、そこまで大事ではないから心配することはないとお伝え下さい」
きらり「えへへ、やっぱりPちゃんはやさしいにぃ☆ちゃんと伝えるね!」
武内P「…ありがとうございます
何か気を使わせたみたいですね、本当に申し訳ありません」
きらり「きらりもーPちゃんに頼られるのうれすぃーよー?Pちゃん、だから謝らないで?」
武内P「…………ありがとうございます」
きらり「お仕事終わりー☆きらりは先に帰るねー?」
みりあ「バイバイきらりちゃん」
莉嘉「…………」
みりあ「?……莉嘉ちゃん何してるの?」
莉嘉「アタシまだ帰れないからお姉ちゃんに後つけて貰おうと思って」
みりあ「そんなのダメだよー、きらりちゃんかわいそう」
莉嘉「みりあちゃんは心配じゃないの!?」
みりあ「…………それは心配だけど」
莉嘉「……アタシプロデューサーがいなくなるなんてヤダもん」
みりあ「……だったらみりあも共犯、私も悪い子だね?」
莉嘉「……みりあちゃん、ありがとう」
唯「……美嘉ちゃん?メールきてるよー?」
美嘉「え?本当だ莉嘉からだ……!」
美嘉「……プロデューサーが……余命数ヵ月……?」
唯「!……嘘……だよね?」
美嘉「……きらりちゃんがプロデューサーの入院先の場所知ってるから後をつけてって」
唯「……唯は行くよ?プロデューサーちゃんの事心配だもん」
美嘉「……うん、誰か一緒の方が心強いかな」
美嘉「……何で黙ってたの?プロデューサー」ポロポロ
悪いデフォルト以外でも病むかもわかんない飯食ってくるわ
きらり「それでね莉嘉ちゃんが元気一杯で~♪」
武内P「……そうですか、諸星さんはしっかり城ヶ崎さんや赤城さんの事を見ててくれてるんですね
ありがとうございます」カタカタカタ
きらり「にょわっ、不意打ちは照れちゃうにぃ…」
武内P「!……デリカシーが足りませんでしたか?すみません」
きらり「!……そうじゃなくて」ブンブン
美嘉「……本当に入院してる」
唯「こんなときでも仕事してるのがプロデューサーちゃんらしいというか」
美嘉「……」
唯「ストーップ、今日はでない方がいいよ莉嘉ちゃんの為にも」ガシッ
美嘉「だけど……っ!」
きらり「だけどープロデューサーそんなに長くないでしょー?」
武内P「えぇ、私は早く終わってくれればと思っています
今のままではCPの皆さんを残して行くのは悔やまれる……正直不安でしかたがない」
美嘉「!…………っ、本当だったんだ」
唯「……美嘉ちゃん帰ろ?……このままじゃ唯が泣き崩れてプロデューサーちゃん達にバレちゃう」
唯「プロデューサーちゃんは皆に迷惑かけたくなかったんだよ……」
美嘉「……わかってる……わかってるけど」
美嘉「……っ!」ダッ
唯「美嘉ちゃん?!待ってよ!!」ダッ
きらり「それまでPちゃんは絶対安静だにぃ」
きらり「Pちゃんは安心して寝ててもいーよ?きらりもちひろさんも、皆がいるからだいじょーぶ☆」
武内P「心強いですね、本当に」
莉嘉「どうだったお姉ちゃん」
美嘉「……」
莉嘉「……P君やっぱり入院してた」
美嘉「……」
莉嘉「……嘘……だよね、P君が余命数ヵ月なんて」
美嘉「…………ごめん莉嘉、嘘はつけないや」
莉嘉「…………お姉ちゃん……?」
美嘉「……ヒグッ……もう……長く……ヒグッ……ないって」
莉嘉「…………そんな」
莉嘉「ヤダよ……ヤダよ……ピー…………君うぇぇええええん!!!!」
美嘉「本当に……嫌だよね……プロデューサーぁあ…………」ポロポロ
莉嘉「…………お姉ちゃんがP君はアタシ達に気づかって知られないようにしてるから、負担をかけないように知らないフリをしてあげてって」
未央「……グスッ……余計な気づかいだって、全く……ヒグッ……本当にわかってないなープロデューサーは」
みく「…………ヒグッ……バカにゃ、Pちゃんは本当にバカだにゃ」
美波「…………今は気づかないフリしてあげようよ、プロデューサーさんに負担かけたら余計悪化するかも知れないし」
李衣菜「……そうだね、プロデューサーに少しでも一緒に居て欲しいし」
蘭子「…………」
智絵里「……お見舞ぐらいならいいかな」
凛「……お見舞か」
今日はこんくらいで区切るわまたね
ああ、あと安価とった人の想像と違ったらごめんね精一杯ガンバるから
>>1氏、ターキーと鶏肉を間違える
荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」
↓
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」
↓
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋
↓
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」
↓
>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこのチキンを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】
ハート「チェイス、そこのチキンを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450628050/)
>>1を守りたい信者君が取った行動
障害者は構って欲しいそうです
障害者は構って欲しいそうです - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451265659/)
ただいま
ごめんなさいあげちゃった
今日の夜ごろ投下始めます
こっちも付き合ってね
「……ほらよ、お見舞いの品なんざこんなので十分だろ?」ポイッ
武内P「……ええ、ありがとうございます」プシュッ
まゆP「キモい、男に感謝されても嬉しくねえよ
……部長に様子見てこいって頼まれたんだ、他意はねえ」プシュッ
まゆP「と言うか入院してるって聞いてワザワザ笑わせに来てやったのに眉1つ動かさねぇとは…」
武内P「……どんないやがらせですか」
武内P「それに貴方の物真似はさすがに見飽きています、それ何番煎じですか?」
まゆP「あ?伊集院北斗の物真似ははじめてだぞ?」
まゆP「チャオ☆エンジェルちゃん!」
武内P「…………」
まゆP「なんかいって?!御願い、似てないならそう反応して?!!」
武内P「……あの……気色が悪いです」
まゆP「」
武内P「…………」
まゆP「……それはそうとだ、お前…………剃ったのか?」
武内P「……はい?」
まゆP「……グフッ……フフフッ……お前、今パイパンなの……?」プルプル…
武内P「」
まゆP「あっはっはっはっは!!!!!!!!!!やっぱり?ツルツル?マジないわ・あっはっはっはっは!!!!!!!!!!」
武内P「……あのもう帰って下さい」
まゆP「まぁまぁ、そう言うなって」
まゆP「大丈夫、大丈夫
……当分それ、誰かに使うことねえもんな?」
武内P「貴方は何を言っているんですか?」
まゆP「人生短し腰振れ童貞ってなぁ!!あっはっはっはっは!!!!!!!!!!!!」
武内P「……貴方は何を言っているんですか?」
まゆP「死ぬ前に童貞捨てたいって気持ち分かるぜ?お前も男の子だし」
武内P「……あの本気で帰って下さい」
まゆP「……まあ俺に任せとけって、合コンの手配ならちょちょいのちょいで」
「……ふふふ、ちょちょいのちょいで……なんですか?」
まゆP「」
武内P「………おはようございます
………そのまま連れて帰って下さい佐久間さん」
まゆ「……はいおはようございます、わかりました私におまかせ下さい」
まゆ「ダメですよプロデューサーさん、病人に負担をかけたら」
まゆP「」
「…………P君」
莉嘉「P君が死ぬまえに童貞捨てたいって」
みく「」
美嘉「……は?」
アーニャ「バッチこい、です」
凛「……私に任せて」
未央「はい、ストーップ!」ガシッ
アーニャ「!放して下さい、女には引けない時もあるとママが言ってました」
未央「ほらなにかの勘違いかもしれないしさ、落ち着こ?ね?」
莉嘉「勘違いじゃないし、ちゃんと言ってたもん」
凛「……勘違いだろが何だろうが関係ないよ」
未央「しぶりん、アイドルのしていい顔じゃないよそれ!」
CP「…………」
凛(……そうか、もうプロデューサーは生い先短い)
アーニャ(…………だったら少しでもプロデューサーを独占するためにも)
莉嘉(…………いっそのこと既成事実を作る)
李衣菜(さすがに一線を越えればプロデューサーも私を拒まない)
みく(……それに残り少ない人生で責任を取るためとはいえ、仕事を投げ出すなんてあり得ないにゃ)
智絵里(……ただひとつ問題があるとすれば)
未央(…………この考えは)
卯月(……ここにいる皆が考えていると想定すべきですね)
かな子(…………誰かを思いやってる暇なんてない)
美波(…………回りの人間は)
蘭子(………………みんな敵!!)
杏(……とか考えているんだろうなー)
みりあ(?……童貞って何かな?)
武内P「…………」カタカタ
武内P「……?どうぞ」
「プロデューサーさん、入院してるの本当だったんですね」
武内P「多田さんですか、おはようございます」
李衣菜「……あのプロデューサーさん、いろいろと言いたい事はあるんですけど」
李衣菜「とりあえず脱いで下さい」ニッコリ
武内P「…………は?」
李衣菜「ほら?私、ロックですからそう言うの詳しいんですよ
安心して私に身を任せて、ね?」
武内P「落ち着いて下さい多田さん、貴方は何を言っているんですか」
李衣菜「大丈夫ですよー?怖くなーい、怖くない」ガバッ
武内P「っ!?何をしているんですかっ!?服を脱がそうとするのをやめてください!!」
李衣菜「あぁ、もう!!無駄な抵抗を、そう言うのロックじゃないですよ!!」グイッ
武内P「なんなんですか一体…………っ!?」
武内P「………………つぅっ!!?」ガクッ
李衣菜「……っ!?プロデューサーさん?どうしたんですか?」
李衣菜「な、ナースコールっ!!?」ピッ
武内P「…………くぅっ」
李衣菜「わ、私のせいだ」ポロポロ
李衣菜「プロデューサーさん!!死んじゃ嫌ですよ!!」ポロポロ
武内P「」
李衣菜「うわぁぁあああああん!!!プロデューサーさぁあん!!!」ポロポロ
ちひろ「!どうしたんですかプロデューサー!!?」ガラッ
ちひろ「と言うことです、貴方たちは何があってもプロデューサーのお見舞いに行っては行けません!」
李衣菜「………ヒグッ………ヒグッ」
みく「」
凛「」
アーニャ「」
莉嘉「」
蘭子「」
智絵里「」
卯月「」
美波「……はは、ははは……しょうがない…………よね?」
未央「ほ、ほら悪気はなかったんだしさ……ね?」
かな子「そんなことより、お菓子食べようよ、みんな分あるから……ははは」
みりあ「……李衣菜ちゃんは悪くないよ?心配だったんだよね?」ナデナテ
李衣菜「…………グスッ」
杏「………………はぁ」
きらり「Pちゃん、李衣菜ちゃんはPちゃんが心配だったんだにぃ…
…………だから、許してあげて?」
武内P「ええ、気にしていません
……もとより私が話をややこしくしたのが問題ですし」
きらり「Pちゃんも悪くないにぃ…みんなに心配かけたくなかったんだよねー?」
武内P「……申し訳ありません」
武内P「やはり、皆に詳細を話したほうがよいのでしょうか」
ちひろ「その必要はありません
……まったく、今回ばかりは彼女達には少し反省が必要です」
きらり「ちひろさん、皆悪気はないんだよー?」
ちひろ「……それはわかるけど今許したら皆一斉にここに駆け込んで来るわよ?」ボソボソ
きらり「……それはそうだけど」
ちひろ「!きらりちゃん、そろそろレッスンの時間よ」
きらり「!……Pちゃん行ってくるね」
武内P「……ええ、わざわざ報告に来ていただきありがとうございました」
武内P「…………」カタカタ
コンコン…
武内P「………どうぞ」
「…………プロデューサー、本当に入院していたんですね」
武内P「…………高垣さん、どうしてここに?」
楓「……いえ、CPの皆がプロデューサーが入院してるってお祭り騒ぎになってましたから」
武内P「…………」
楓「でもそんなに重い病気じゃないんですよね?」
武内P「……え?あぁ、はい
……1週間も入院すれば仕事に戻れると医師のお墨付きです」
楓「…………」
楓「……そうですか、よかった」
楓「プロデューサーは少し無理をし過ぎなんですよ、丁度いいです
きっちりと休暇をとって下さいね?お休み後は再びworkワク(わくわく)するお仕事タイムです……ふふふ」
武内P「……高垣さん、どうか…なされましたか?」
楓「…………え?……どうして…ですか?」ツーッ
武内P「…………」サッ
武内P「…………涙を流していますから
……私のハンカチなどでよかったらこれを」
楓「…………プロデューサー」ポロポロ
楓「………ごめんなさい、こんなつもりではなかったんです
いつもみたいな私と貴方
……そんなありきたりな私たちでいたかった」ポロポロ
武内P「…………」
楓「……いつからでしょうか、貴方とそのアイドル達に引かれ私もアイドルとして輝きたいって思ったのは
不器用だけど不器用なりに自分の考えを伝えようとする、何処までも真っ直ぐな貴方がいとおしかった」
楓「……同時に自分の立場を最優先として私達と距離を置こうとする貴方が嫌いだった」
武内P「……」
楓「だからプロデューサー、絶対に生きていて下さい」
楓「私はもっと輝きたい
……その隣にいるのは貴方がいい」
武内P「…………!」
楓「………………そろそろ私も仕事がありますから」スッ
武内P「!あの!高垣さん…………私は」
楓「……不器用で鈍感でそれでも真っ直ぐで、貴方はそれでいいんですよ?その方がプロデューサーらしいですし
…………それに……私はそんな貴方が大好きですから」ガチャッ
楓「この言葉だけは私自身の言葉で伝えたかったんですよ、お酒の力はシラーフ(知らんふ)り…なんて………ふふふ」……バタン
武内P「……」
武内P(…………いえ、別に死ぬわけではないのですが)
武内P(……)
武内P(…………不味い、非常に不味い)
武内P(………私が話をややこしくしたせいで彼女は何かとてつもない勘違いしている)
武内P(誤解を解こうにも彼女からの告白を受け取った後だ
…………どんな顔でただの盲腸ですと言えと言うのだろうか)
「気分はどう?プロデューサー」
武内P「……城ヶ崎さん」
美嘉「やっほー☆入院してるって聞いたけど案外元気そうじゃん」
武内P「……ええ、皆さんが心配なされるような重い病気ではありませんので」
美嘉「……ふーん、そっか」
美嘉「…………ねぇプロデューサー、ずっと病室なんてつまんないよね?」
武内P「?」
美嘉「いい天気じゃん、どう?やっぱり出てきてよかったよね?」
武内P「…………そうですね、いい気分転換になりそうです
しかし車椅子なんてどこで」
美嘉「下で借りてきたんだ、アタシ気が利くでしょ?」
武内P「はい……ありがとうございます」
美嘉「………」
美嘉「……ねぇプロデューサー
プロデューサーはいなくなったりなんてしないよね?」
武内P「…………はい?」
美嘉「やっぱりさ、どれだけキラキラした衣装を着たって
……どれだけイケてる曲やダンスを身に付けたって……」
美嘉「…………アンタが見ててくれないとつまんないよ」ポロポロ
武内P「……!」
美嘉「担当を離れたってアンタは同じ会社にいた、会おうと思えばいつでも会えた」ポロポロ
美嘉「だけど居なくなっちゃうなんて…………そんなの……受け入れらんないよ」ポロポロ
武内P「あ、あの城ヶ崎さん」オロオロ
美嘉「!……ごめん、取り乱しちゃった」
武内P「いえ……そんなことより」
美嘉「……だけどさ」
美嘉「アタシはアンタじゃないと嫌、アンタの代わりなんてあり得ないから
……それだけは覚えてて」
子供「本当だってーボクちゃんと見たんだもん」
親「あんた寝ぼけてたんじゃないの?真夜中に起きてるからそんなの見るのよ」
子供「寝ぼけてなんないよ!本当に雪女いたんだよ!ずっとブツブツ言いながら病室を覗きこんでたんだよ!!」
親「はいはい」
美嘉「…………ただいま」
美嘉(………………なにやってんだろアタシ、結局アイツに迷惑かけて)
美嘉(一番辛いのは本人だってのに)
美嘉「本当にサイッテーだ…………アタシ」
美嘉「?……なんだ莉嘉帰ってたんだ、やけに静かだからいないと……っ!!?」
美嘉「…………なにこれ」
P君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないでP君死なないで
美嘉「…………っ!、なにこの臭い」
莉嘉「……おまじないだよ、部屋中に自分の血で願い事を書いた短冊を飾ると願い事が叶うんだって」グラリ
莉嘉「だけどまだまだ足りない……お姉ちゃんも…………手伝って…?」フラフラ
美嘉「莉嘉!なにやっての?!アンタ死にたいの?」
莉嘉「……死にたい?死ぬ?……P君………………?」
莉嘉「いやぁ……死なないでP君……
死んじゃやだぁぁぁああああああああああああ!!!!!!」
美嘉「!……莉嘉……!?」
莉嘉「アタシが悪いの?アタシが我が儘ばっかりいったから!?P君だから居なくなっちゃうの?!」
美嘉「落ち着いて……落ち着きなさい!!」
莉嘉「謝っても帰って来ないよぉぉおおおおお!!!!!P君行かないでぇぇぇぇええええ!!!!!!」
莉嘉「まだ足りない?アタシのお願い、まだ足りないの?いくつ書けば帰って来るの?P君いつ帰って来るの?」
美嘉「やめなさい!!莉嘉っ!!!」
莉嘉「いやぁぁぁああ!!!お姉ちゃん嫌い!!止めないで!!!ほっといて!!!!」
美嘉「……っ」
美嘉(………………莉嘉、どうしちゃったの?)
未央「莉嘉ちゃんは体調不良で今日のレッスンはお休みだって
……この状況じゃしかたないよね」
みく「…………」
李衣菜「…………」
未央「……ほら!皆落ち込んだってプロデューサーに余計心配かけるだけだよ?
いつもみたいに元気で仲良くしてようよ!プロデューサーもきっとその方が安心するし……ね?」
みく「…………仲良く?ふざけないで欲しいんだけど
どこぞの空気読めない糞ニワカのせいでPチャンの安否も確認できないのに?」
李衣菜「…………」
みく「……なんとか言ったら?李衣菜チャンのせいでもしかしたらPチャンは入院したまま病状悪化して二度と会えないかもしれないんだよ?」
李衣菜「…………私がもし動かなくても誰かがきっと同じことをしたでしょ?」
李衣菜「みくちゃんだって……やろうとした事は私とは違うなんて言い切れないでしょ?」
みく「…………」
李衣菜「…………」
未央「もうやめようって!言い争ったってなにもかわらないよ?!」
みく「…………未央ちゃんは、それでいいの?」
未央「…………私?……私は」
李衣菜「……どうでもいいに決まってるじゃん、一度は簡単にアイドルやめるなんて言い出したくらいだし」
未央「っ!……違うよ、私は!?」
未央「私は…………ただプロデューサーに安心して」
みく「安心してなに?安楽死?
……大したプロデューサー思いだね、プロデューサーが死んでも何も感じないなんてある意味幸せだにゃ」
李衣菜「感心、感心……良い子過ぎて裏を探りたくなるね」
未央「そんなこと!」
未央「………………そんなこと……ないよ」
未央「……ずっと一緒にいて欲しいに決まってるじゃん」
『おっはよーーっプロデューサーっ!!』
『本田さん、おはようございます
…………廊下は危ないので走らないで下さい』
未央「…………良い子なんかじゃないよ」
『独占してたいに決まってるじゃん』
未央「………………」
李衣菜「…………」
みく「…………だから言ったでしょ?仲良くなんて無理だって」
武内P「……」カタカタ…
コンコン
武内P「……!、どうぞ」
きらり「Pちゃん、具合はどー?」
武内P「お陰さまで良好です、毎度お見舞いに来ていただいてありがとうございます」
きらり「えへへ、Pちゃんが元気ならーそれだけできらりもはぴはぴだよー☆」
武内P「…………貴方らしいですね、私もあなた方の笑顔が第一ですから似た者同士なのかもしれません」
きらり「うん、似た者同士だね☆」
きらり「そう言えば今日はゲストもいるんだよー?」
武内P「…………ゲスト?」
きらり「じゃじゃーん、杏ちゃんだよー」
杏「…………」
武内P「……二葉さん、どうしてここに?」
きらり「さっきまで外から病室覗いてたからつれてきたんだにぃ☆」
杏「…………たまたま通りすぎたんだよ」
武内P「…………病院にですか?」
杏「…………」
武内P「…………」
杏「…………」
武内P「…………あの」
杏「…………その様子ならやっぱり莉嘉ちゃんの早とちりか」
武内P「…………はい?」
杏「……きらりはもう撮影でしょ?行かなくて良いの?」
きらり「!もう時間だよぉー……Pちゃんまた来るね」
武内P「ええ、ありがとうございます」
杏「…………プロデューサーさ、なんで入院してるの?」
武内P「!…………それは」
杏「………本当の事教えてよ、場合によっては洒落になんないから」
武内P「……どういう事ですか?」
杏「…………」
杏「……悪いけど状況は話せないんだ、話しちゃったらきっとプロデューサーが悪化させるから」
武内P「……悪化?……貴方は何を」
杏「……」
武内P「……」
武内P「…………盲腸炎です、ですがもう手術も終わりもう少しで退院もできるとのことです」
杏「…………そっか」
杏「よかったじゃん、重い病気でもなくて」
武内P「……ええ、貴方にも心配をかけました」
杏「杏はべつに心配なんてしてないし…」
武内P「諸星さんからは心配しすぎて涙を流していたと聞きましたが」
杏「!」
杏「そんなことはない!ないよ!?きらりはきっとプロデューサーをからかってたんだよ!」
杏「あっはっはー、プロデューサーは騙されやすいね!そう言う事だから……」
武内P「……」
杏「……」
武内P「……そうですね、気を付けます」
杏「……」
杏「…………反省してるなら、態度で表してよ」
武内P「……そうですね、私なりに全力を尽くします」
杏「……わかればいいよ」
武内P「……はい」
杏「……その、さ…プロデューサー……1つだけ約束してほしいんだけど」
武内P「?……約束ですか?」
杏「…………当分の間は何があっても絶対に皆に盲腸炎だってネタバラシはしないって」
武内P「……しかし」
杏「…………わかってるよ、プロデューサーだって皆に心配かけたくないのも」
杏「……だけど今は理由すら言えないけど、納得してよ」
武内P「……」
武内P「…………わかりました、貴方がそこまで言うのなら」
杏「………………うん」
杏(…………一度失う事を確定で考えていた未来が実は勘違いで生まれた幻だと気づいたとき、人は失う事をその前の時点よりも恐れる)
杏(無くなるのが…居なくなるのが怖くなる、失うのがあり得た可能性として受け入れてしまう)
杏「…………そんな事なったら皆は」
杏(………………せめて皆がある程度まで落ち着いてからプロデューサーの無事を知らせるべきだ)
杏(……杏に丸め込めるのはせいぜい智絵里ちゃんとかな子ちゃんぐらいだし、火種は飛ぶ前に防いどかなきゃ)
杏「……後は暴走しても凛ちゃんかアーニャちゃんだけど平常運転だし問題ないよね」
杏「…………」
子供「……」ジー
杏「……何?」
子供「……お姉ちゃんって雪女と知り合いなの?」
杏「雪女?なにそれ」
子供「え?だってずっと一緒にいたじゃん?」
杏「何を言って…………っ!」
杏「……」
杏「……何もいないじゃん」
杏「…………ってあれ?……いない」
杏(…………雪女?……なにそれ)
部長「……退院おめでとう、そしておかえり」
武内P「ええ、迷惑をかけました」
部長「君はもう少し自分の体を大切にしたまえ」
武内P「…………はい、ありがとうございます」
部長「早く皆のところに行ってあげなさい、皆とても心配していたからね」
武内P「……そうですね」
武内P「………………と言う訳です、あなた方をほったらかしにしたことをまず謝らせて下さい」
卯月「謝る必要はないですよ、プロデューサーが無事ならなによりです」
智絵里「………………無事なら……本当にそうならなによりですよ」
かな子「でもよかった、帰って来たってだけで安心感がちがいますから」
武内P「……そうでしょうか」
美波「…………ふふふ、皆とっても心配してたんですよ?」
武内P「…………申し訳ありません」
杏「…………ねぇ、プロデューサー」
杏「……そう言うのいいから、とりあえず無事ならそれでいいよ」
武内P「?」
武内P(……機嫌が悪いのか?)
蘭子「……」ブツブツ
凛「…………クンクン、本物だ」
アーニャ「……フデオロシ、ヒメハジメ……日本語難しいです」
みく「…………」
李衣菜「……」
杏(…………凛ちゃん達は平常運転か、やっぱりこうなるよね
……だけどどう考えても一番の問題は)
「P君…怒ってる?アタシ我が儘だし悪い子だし……」ブツブツ
「…………」
「……どうして皆怯えてるの?何があってもずっと一緒なのに」
杏(…………このパッション組だよね)
寝る放置してサーセン、エタる事はない……と思う
あ
杏(ただ今はプロデューサー自信が自滅のトリガーを引かないことを祈るしかないね)
杏「……あーやだやだ、なんで杏がここまで気を効かせなきゃなんないのさ」
杏(…………でもまあ、正直誰一人として信用できないのは確かだし
この借りは高くつくよプロデューサー)
奏「……CPのプロデューサーさん退院したらしいわね」
周子「んー?奏は行かないの?あれだけ御執心だったじゃん」
奏「………」
奏「……やめておくわ、弱い私をあまり彼には見せたくないもの」
周子「……そっか、じゃああたしもやめる」
奏「どうして貴方まで」
周子「あたしだけ泣き顔を見られろなんて酷いこと言うじゃん」
奏「…………ごめんなさい、それもそうよね」
奏「……文香とありすちゃんは?」
周子「……」フリフリ…
周子「…体調不良だって」
奏「…………そう」
フレデリカ「プロデューサー、退院おめでとう」
武内P「宮本さん、ありがとうございます」
フレデリカ「フレちゃんは何時でも元気で笑顔だよー?安心した?」
武内P「?……ええ、そうですね……貴方はそうでなくては」
フレデリカ「ふんふふーん♪プロデューサーの理想のアイドルでいられたかな」
武内P「…………はい、素敵な笑顔です」
フレデリカ「やったー♪安心してね?フレちゃんは何時でも笑顔……だよ?
………………あれ?」ツーッ
武内P「宮本さん?!」
フレデリカ「おかしいね…………ずっと笑ってようって……
プロデューサーの理想でいようって…………決めたのに…涙が止まらないや」ポロポロ
武内P「…………どうかなされたのですか?」
フレデリカ「……えへへ……なんでもないよ…………心配しないで……?
……プロデューサーは……プロデューサーにも……笑っててほしいな」ポロポロ
フレデリカ「………もうレッスン始まっちゃう…へへ……ミッシーに怒られちゃう…………困らせてごめんねプロデューサー?」
武内P「!……待ってください宮本さん」
武内P(…………彼女達の中で私はどうなっているのだろうか)
唯「…………」
唯「…………最後くらい理想のアイドルでいようって事かな?そう言う偽善笑っちゃうよね」
唯「……心の何処かは独占したい筈なのにいい子ぶっちゃって、ねぇ美嘉ちゃんはどう思う?」
美嘉「……」
美嘉「…………そう言う考えもあるんじゃない?」
唯「…………そっかー、だけどアタシはそう言うの勘弁だから」
唯「……わかんないかな、理想を目指したってプロデューサーちゃんが居なくなるって言う恐怖は消えてくれないんだ」
美嘉「…………アタシだって…怖いよ」
美嘉「……だけど……莉嘉も!プロデューサーも!…………もう何が何だかわからない!」
唯「……」
美嘉「……訳がわかんないよ…………何でアイツなの…?莉嘉は…………莉嘉は…どうしちゃったの……?」
美嘉「…………もう……わかんないよ」
唯「…………ねえ美嘉ちゃん……仮にプロデューサーが余命宣告受けたのが勘違いだったとしたらどうする?」
美嘉「!…………何を……言って」
唯「…………だからこそ唯は怖いんだ……本当に居なくなったらこんなの比じゃないんだもん」
美嘉「…………本当に?」
唯「……ねぇ美嘉ちゃん、このまま怯えててもダサいだけだよね?」
唯「今度はいなくなる前に捕まえておこうよ、そして絶対に放さなければプロデューサーちゃんが居なくなることもないよね」
美嘉「………唯…ちゃん?」
唯「……いったでしょ?ダサいのも怯えてるのも勘弁だって…アタシは本気だから」
美嘉「……アタシは」
美嘉「…………そんなの間違ってるよ、アタシはそんなエゴを押し付けたくない」
唯「…………ふーん」
唯「……そうやって行動せずに美嘉ちゃんはまた後悔するんだね、CPの担当にプロデューサーちゃんが移った時みたいに」
美嘉「!」
唯「……あの時と同じ絵面だね、駄々をこねて担当を外れるプロデューサーちゃんを拒む唯とそれを止める美嘉ちゃん」
唯「…………同じようにまた後悔するのかな」
美嘉「……」
唯「…………ねえ美嘉ちゃん……あの時はプロデューサーちゃん、美嘉ちゃんや楓さん達に独占されてた感じだけど」
唯「…………今度ばっかりはアタシが貰うから」
美嘉「……」
唯『ねぇ、唯をアイドルにしてみない?』
武内P『……はぁ』
唯『!……本当?やったー☆あ、お近づきの印に』
武内P『……いえ今のは肯定ではなく…………あの食べかけの飴を頂いても』
唯『アタシね大槻唯って言うの、ヨロシクねー☆』
武内P『城ヶ崎さん、こちらは大槻さんです……今日から貴方同様私の担当となりますので宜しくお願いします』
美嘉『美嘉だよ☆ヨロシクね?』
武内P『あの、城ヶ崎さんこちらのスケジュールなのですが』
美嘉『なになに、あー大丈夫アタシに任せて☆』
武内P『……いいステージでした』
美嘉『とーぜん、アタシを誰だと思ってんの?』
武内P『ええ、流石ですね』
唯『…………プロデューサーちゃん唯も頑張ったんだよ?』
武内P『?……申し訳ありませんもう一度お願いします』
唯『……何でもない』
武内P『?』
美嘉『……ねープロデューサー聞いてんの?』
武内P『!……申し訳ありません』
唯『…………』
唯「……」
「……その様子ならフラれたみたいだね」
唯「…………残念なことにフラれちゃった」
夏樹「ハナから断られると知ってて何を言ってんだか」
唯「……そう?だけど結構ショックだよ?友達に裏切られた気分で」
夏樹「……その友達に下手したら此処を崩壊しかねない爆弾のスイッチを握らせたけどな」
唯「…………なんのことかわかんなーい」
夏樹「……白々しいぜまったく、千夏が見たら何て言うか」
唯「………」
夏樹「…………いい性格してるよ、美嘉にプロデューサーを突き落とす原因を作らせるなんて」
夏樹「美嘉だって旦那のこと悪くは思ってなかったんじゃないのか?」
唯「……だからこそ美嘉ちゃんがやってくれなきゃ
美嘉ちゃんの手で鬱陶しいCPもプロデューサーちゃんの固定概念も、全部まとめてぶっ壊してその罪悪感で一緒に潰れてよ」
夏樹「あーあ、七つの大罪醜い嫉妬とは言ったもんだ」
唯「……醜くていいよ、唯のプロデューサーちゃんを美嘉ちゃんに渡さないためならそれでいい」
夏樹「……ヒュー、こいつはロックだ」
夏樹「だけどそんなにうまくいくのか?」
唯「大丈夫、美嘉ちゃんは絶対に自滅するから」
美嘉「………アタシは」
美嘉「!……そうだ、こんなことしてる場合じゃあ」
美嘉「…………これでよし、これで…………アイツも…莉嘉も……皆もとにもどるよね」
『CPのプロデューサーの余命宣告は勘違いだったよ☆皆安心してね♪』
《一斉送信しました》
杏「!……なんで?何で美嘉ちゃんがこの事を」
杏(…………ちひろさん?
……プロデューサーが自滅したという可能性は否定出来ないけどこの短期間でなんてまずない)
杏「…………もう、何でこうも面倒くさいことにするのさ」
杏(予想通り凛ちゃん達は平常運転、恐らくこのメールの影響は殆どないはず
……となると問題は)
卯月「ヒグッ……ヒグッ……よがっだですぅ、プロデューサーさんが無事でぇ」ポロポロ
蘭子「ヴぅええええん!!我が友ぉおおお
!!!よがったぁぁあ!!!!」
凛「……だからいったでしょ?何かの間違いだって」
李衣菜「真っ先に婚姻届を書き始めた凛ちゃんには言われたくないよ」
みく「…………それこそ強姦未遂をした李衣菜ちゃんには言われたくないにゃ」
美波「でもほらよかったね、プロデューサーさんもこれで安心だよね」
武内P「…………あの、勘違いが解けたのはありがたいんですが誰か助けてくれませんか?!」グググッ…
アーニャ「отказываться!いいから印鑑を渡して下さい……!!」グググッ
智絵里「アーニャちゃん、落ち着いて」グイッ
かな子「誰かきらりちゃんをよんできて!!」
楓「…………」
瑞樹「おはよう楓ちゃん…………って何してるの?!」
楓「止めないで下さい!……私は、私はぁ!!」
瑞樹「ちょ、ちょっと楓ちゃん!?」
早苗「!、どうしたの楓ちゃん!?それ日本酒じゃなくて醤油よ!?」
楓「死んでやるぅ!……お酒とお醤油一気のみして死んでやるぅう!!!」
瑞樹「どうしちゃったのよ!!楓ちゃん!!」
早苗「誰か!……そうだプロデューサー君、プロデューサー君呼んできて!!」
楓「!」
楓「いやぁぁぁぁあああああ!!!!死んでやるぅぅぅううう!!!!!」
瑞樹「!」
早苗「え?ちょっと、落ち着いて楓ちゃん!?」
ちょい買い物言ってくるわ続きは夜に書かせていただきます
あ、今さら注意なんですが美嘉ねえ好きで美嘉ねえが酷く壊れてくの見たくない人は申し訳ありませんがブラウザバックで
武内P「…………はぁ」
武内P(酷い目にあった…しかしこれで皆さんの勘違いは解けた筈だ
一件落着にも思えるが、双葉さんは一体何に警戒していたのだろうか)
武内P「……」
武内P(……わからない以上考えても仕方がない、私には私に出来ることをするしかないのだから)
美嘉「…………やっほー☆プロデューサー、退院おめでとう」
武内P「……城ヶ崎さん…はい、ありがとうございます」
美嘉「……あはは、ごめんね?なんかすごい勘違いしてたみたいで」
武内P「いえ、もとはといえば私のお節介が原因ですので」
美嘉「…………あーヤダヤダ、こんなのらしくないよね
ま、これからもヨロシクね?」
武内P「…………ええ、こちらこそ」
「…………お姉ちゃんのプロデューサーじゃないのにおかしいよね、その言葉」
武内P「!…………城ヶ崎さん?」
美嘉「……莉嘉?」
莉嘉「訂正して」
美嘉「何を……言って」
莉嘉「訂正して!!」
美嘉「!」
武内P「!」
武内P「あの、城ヶ崎さん……?今のは少し身勝手過ぎです」
莉嘉「………P君はアタシのプロデューサーなのにお姉ちゃんの味方するの?」
莉嘉「ねえなんで!?P君お姉ちゃんのじゃないじゃん!!アタシのプロデューサーでしょ?!」
武内P「……それは」
美嘉「プロデューサー!!」
武内P「!」
美嘉「…………いいよ、アタシが間違ってた」
美嘉「……ごめん莉嘉…………そうだよね、莉嘉のプロデューサーなのに変なこと言っちゃった」
美嘉「……ごめんね?
……同じプロダクションの人間として…………それなら納得してくれる?」
莉嘉「………」
武内P「!……あの、待ってください!」
美嘉「……あんたの担当は莉嘉でしょ?」
武内P「!」
美嘉「…………だったらちゃんと莉嘉を見ててあげないと」
武内P「…………すみません」
莉嘉「……ねぇ、P君デートいこ?今日もお仕事頑張ったよ?」ギュッ
武内P「…………貴方は」
武内P「……いえ申し訳ありません、仕事の方も残ってますので」
莉嘉「あ」
武内P「貴方の方もレッスンに遅れないようにお願いします」
莉嘉「…………ごめんねP君、だけどアタシ不安なんだ」
莉嘉「……今度は…………今度こそははなさないから」
未央「…………プロデューサー、はい」
武内P「……本田さん、これは一体」
未央「見てわからないかな、辞表だよ?なかなか上手いでしょ」
武内P「…………いえ、これはどういった冗談ですか?」
未央「うーん、辞表自体はただ話の為に準備したんだよ?」
武内P「訳がわかりません」
未央「プロデューサーってさ、アイドルの恋愛についてどう思う?」
武内P「……それはどのような意味ですか?」
未央「んー?そのまんまの意味だよ?」
武内P「…………私にあなた方の気持ちを束縛する権利はありません、だから恋愛禁止などの規則をたてるつもりもありません」
未央「……えへへそっかー、じゃあこれはいらないね」ビリビリ
武内P「……」
未央「だったら話は早いよ、プロデューサー私と付き合って?」
武内P「!」
未央「……はなしの流れ的にわかると思うけど買い物とかじゃないよ?」
武内P「…………申し訳ありません、私は誰かのものになることは出来ない」
未央「やっぱりかー、私もプロデューサーをわかってるつもりだからさ断られる事もわかってたよ?」
武内P「………なら何故このようなことを」
未央「あれ?その様子だと何か勘違いしてますなー?」
未央「……やり方をかえるだけだよ?」
武内P「っ!?……貴方は何を言って」
未央「…………さあて……なんなのかな?」
美嘉「………」
みりあ「……こんなところで何してるの?」
子供「お兄ちゃん待ってるの」
みりあ「お兄ちゃん?」
子供「うん、お兄ちゃんはパソコンで見た怖い話を教えてくれるんだよ?」
みりあ「怖い話……みりあも聞きたいな」
子供「うんいいよ、もうすぐお兄ちゃんも来るから」
兄「ごめんごめん、待たしたな……ってこの子は確か」
子供「遅いよお兄ちゃん、あっそうだこの子もお兄ちゃんの怖い話を聞きたいって」
みりあ「うん、聞きたい聞きたい♪」
兄「怖い話?」
子供「うんあの雪女の話」
兄「ん?雪女?……ああ、違う違う」
兄「あれは八尺様だよ」
悪い眠い
杏「……ごめん、どうやら最悪の事態になったみたい」
武内P「いえ、貴方が謝ることでは」
武内P「…………それに私自身も状況を理解していません、最悪の事態と言われても良くわかってはいない」
杏「……そっか」
杏「だけどプロデューサーも気を付けて、正直もう杏も手をつけようが無いんだ」
武内P「……わかりました」
武内P「……?……双葉さん、そのケースは?」
杏「?……杏のじゃないよ?プロデューサーの机においてあったし
…………どれどれ?………………なにこれペットボトル?……!この音」
シューー……
武内P「!……不味い、双葉さんそれを」
杏「!?」
武内P「っ!!…………グッ!?」
バッシューーーーーーーーンッ!!!
杏「!……プロデューサー!!」
武内P「…………私は大丈夫です…………しかしこれは」
杏「…………ドライアイス」
杏「……ねぇプロデューサー、破片が刺さって血が出てる
……ぜんぜん大丈夫じゃないじゃん」
武内P「…………そんなことよりも貴方の無事です、怪我は無さそうで何よりです」
杏「…………そんなことって、バカじゃないの?本当にバカだよ…」ポロポロ
武内P「!……いえ、本当に大丈夫ですから」
杏「わかってない、わかってないよばかぁ」ポロポロ
武内P「双葉さん!?」
杏(ドライアイス爆弾が置いてあったのはプロデューサーの机、狙われてたのはプロデューサーなんだよ…?)
唯「……すごーい酷く荒れてるねー」
夏樹「完全に予想内だったくせに何を言ってんだかな」
唯「あはは、そう?だけどまだまだ余裕はあるじゃんねー☆」
夏樹「はぁ……お前はどこまで堕ちれば気が済むんだ?」
唯「んふふふ…人間の本心なんて皆こんなもんだよね、夏樹ちゃんも一緒にさらけ出してみるみる?」
夏樹「興味ないね、アタシは別に協力してるつもりも無いことを忘れるなよ?」
唯「…………ただの傍観者でしょ?いいよ別に、だけど夏樹ちゃんの望みもまた歪んでるよね?」
夏樹「………」
唯「……」
唯「……と言うか折角ちひろさんの部屋からこれ持ち出したのに肝心の娘がいないじゃん」
夏樹「ロケ的な泊まり込み仕事はないはずなんだが、まあそこまで順調に進まれてもおもしろくないしいいんじゃないか?」
唯「えー?唯面倒なのきらーい」
夏樹「…………はぁ、どこまで本気なんだか」
「…………とりあえずそれ、持ち出した理由を聞いてもいいかしら」
唯「…………あーあ見つかっちゃった」
夏樹「…………まじかよ」
楓「今すぐそれを渡しなさい、今なら皆には黙ってるから」
唯「だってー、どうする夏樹ちゃん?」
夏樹「アタシに聞くなよ」
楓「…………ごめんなさい、物が物だけに放って置くわけには行かないの
多少乱暴するかもしれないけど、それでもそれは渡してもらうわ」
唯「……」
夏樹「…………本当におっかないな」
楓「……安心して?黙って渡すならこっちも普通に引くから」
夏樹「……そうじゃない」
夏樹「…あまりにこいつの思惑通り過ぎてな」
楓「!……何を」
唯「ごっめーん☆楓さん最初からつけられてるのわかってたの、と言うかここまで楓さんが唯たちを見つけるタイミングに合わせるの大変だったんだよ?」
夏樹「……悪いね楓さん、ふたつの意味で相手が悪かったみたいだ」
楓「……まさか…………!?」クルッ
「…………」
唯「…………さあて、本命を探さなきゃ」
893乱入は勘弁してくれ淫夢はあまり得意じゃないんだ、とりままたあした
武内P「……っ!」ビクッ
武内P(……結構深く刺さってたみたいだ、双葉さんの手前平気なふりをしたがだいぶ痛む)
武内P(…………部長やちひろさんにはカッターで切ったと言うことで納得していただいたが、双葉さんはそれが気に入らないのか不機嫌そうなまま出ていってしまった)
武内P「…………しかし一体だれが」
武内P(これはもう遊びではすまされない、私も覚悟を決めなくては)
唯「……プロデューサーちゃん、その手どうしたの?」
武内P「……大槻さん」
武内P「いえ、大丈夫です……少しカッターで切ってしまって」
唯「…………嘘だよね?」
武内P「…………どうしてですか?」
唯「だってプロデューサーちゃん昔から嘘つくの下手だもん」
武内P「………………そうですね、しかし本当に大丈夫ですから」
唯「……へー?プロデューサーちゃんは意地でも教えてくれないみたいだよ?美嘉ちゃん」
武内P「…………貴方もいたんですね、城ヶ崎さん」
美嘉「………」
唯「その包帯、どう考えたってカッターで切ったっていうには大袈裟すぎっしょ」
唯「…………ねー美嘉ちゃん?」
美嘉「……」ビクッ
武内P「……そうでしょうか、確かにやり過ぎかもしれませんね」
唯「……包帯の下…………見せてよ」
武内P「!…………やめておきます、あまりに見苦しいものなので」
唯「それだけ?」
武内P「………」
武内P「……申し訳ありません……これから打ち合わせなもので」
唯「…………行っちゃったねー、明らかにカッターの切り傷なんかじゃないのに必死で隠しちゃって
……ってことはプロデューサーちゃん誰かに怪我させられてその誰かを庇ってるのかなー」
美嘉「……」
美嘉「…………なんで」
唯「……」
美嘉「……もうプロデューサーは無事だって…………安心してもいいって、私は皆に教えたのに
状況は変わってない!……むしろ悪化してる…………なんで?」
唯「…………いつだったか唯は言ったよね?余命宣告が勘違いだからこそアタシは不安になるって
…………それは美嘉ちゃんもでしょ?」
美嘉「!」
唯「本当にいなくなるって事はこの程度の恐怖ですむわけないじゃん」
唯「……ねえ美嘉ちゃん、つまりは美嘉ちゃんが全部悪い方向に仕向けたんだよ?」
美嘉「!…………アタシが……?」
唯「…………またプロデューサーに問題を持ち込んだんだねー、これで何度目かな?」
唯「……そろそろさ、自覚したら?美嘉ちゃんの行動が裏目に出てばっかだって
プロデューサーちゃんも可哀想だし……それこそさ」
「いずれ殺されるんじゃない?また美嘉ちゃんが問題持ち込んで」
美嘉「!…………アイツ…が?」
唯「…………アタシはもういくね、これ以上プロデューサーちゃんの立場を悪くして楽しんでる人といたくないもん」
美嘉「!違う!アタシは……!」
美嘉「……違う……違う?本当に?」
美嘉「…………またアタシなの?」
美嘉「前も、その前も、今回も…………全部アタシのせい?莉嘉もプロデューサーも全部」
美嘉「全部…………アタシが現況じゃん、アタシが全部悪いんじゃん」
美嘉「全部、全部!全部全部全部!!!全部全部全部全部全部!!!!!アタシが!!!!」
美嘉「………………全部……アタシが悪いんじゃん」ズルッ
杏「…………」
杏(……んー、プロジェクトルームの周辺の廊下っていっても結構広いんだよね
そこからプロデューサーが通りそうな場所、今日のスケジュールを把握しているならここの廊下だろうけど)
杏(………………予めすべての廊下と周辺は記憶した、少しでも物の配置が変われば一瞬でわかる
そしてプロデューサーには10分遅れて来るように上手いこと情報操作した)
杏(……つまりは)
杏(……今杏が歩いている時間、そして場所は本来プロデューサーが歩いているはずだった場所)
杏(あんな過激な方法で来たからには直ぐに追撃をするはずだ、だから犯人を特定するにはこれが一番てっとり早い)
杏「…………杏を怒らせた事を本気で後悔させるから」
杏「…………っ!?」
杏(花瓶の花の位置がずれてる、中になにかを隠したのか……!……ってことは!!)
バシューーーン!!!
杏「っ!」
杏「……カメラのフィルム管の蓋…………良くもまあここまでやるよ」ダッ!!
杏(……ドライアイス爆弾の欠点は仕掛けてから爆発までの時間が短いこと)
杏「……仕掛けたヤツは近くにいる……!」
杏(仮に見逃しても完全に袋のネズミにするためにこの先はレッスン後のアイドルが群がって出てくる、そのアイドルも掌握済み
その誰にも該当しないのが犯人だ、絶対に逃がさない)
コロコロ……
杏「……っ!?フィルム官……!?気づかれた!?」
杏(5、6、9不味い多すぎるっ!!)
ダッダッダダダーーーン!!!!
杏「…………」
杏「……あっぶな、杏じゃなかったら怪我してたよ!」
杏(……まあただ物陰に隠れただけなんだけど)
「大丈夫ですか?凄い音がしましたけど…」
杏「……藍子ちゃん、ちょっとゲームの音爆音過ぎたみたい……レッスンの帰り?」
藍子「はい、杏ちゃんもゲームばっかりやってちゃダメですよ?」
杏「あー、わかってるわかってる」
藍子「ふふふ、それじゃあ」
杏(…………藍子ちゃんはレッスン面子にはいなかった、つまりは犯人は)
杏(…………だけどそれじゃあおかしい)
杏(……藍子ちゃんはプロデューサーとほとんど接点もなければあのプロデューサーが恨みを買うとも思えない
愉快犯?…………ばからしい、それこそあり得ない)
杏「…………もう訳がわからないよ」
杏(……ただまあ十分釘刺しにはなった筈だ、もう易々とは行動にはでないだろうけど)
杏(……あくまで仮定の話だけど、プロデューサーに嫉妬していたという可能性)
杏(…………クレイジーサイコレズってやつ?あんまりその線では考えたくないけど、一番信憑性が高いって言うね)
杏「……はあ、どこまで面倒になれば気が済むのさ」
藍子「…………」
藍子「……どうしてみんな私と未央ちゃんの関係を邪魔するの?やっぱりそれも……あのプロデューサーのせい?」
藍子「………………警告したのに、私はちゃんと警告したのに」
メモリーの中にside.RINAはあった、他のも多分別のMsdにあると思う
需要次第で投下出来る程度に修正して投下するわ
ちなみに楓と小梅は規格外としてあるキャラはルートを書き忘れたのよ、一体誰でショー
それでは投下します
唯「やっほー、目ーさめた?」
楓「……」
唯「怖い怖い、そんなに睨まないでよー」
楓「…………二度は言わないわ、今すぐこの縄をほどきなさい」
唯「やっだよー、怖いもん」
楓「…………」
唯「でもつまんないよね、どうしてこの薬効かないのかな、クール属性は例外なくじゃないの?
…………何度も感染しすぎて耐性がついちゃったとか」
楓「……」
楓(……この様子を見たとたんにパッションパンデミックに可能性は感じた、だけどそれはもうあり得ない
志希ちゃんはもう薬は作れないようになってる上にまゆちゃんの天然感染はキュートだけ…)
楓「……ねえ貴方、自分がなにやってるかわかってる?」
唯「どうかな、でも別にわかる必要もないよね」
唯「…………だってプロデューサーちゃんが欲しいって気持ちはわかってるんだもん」
楓「……」
楓「…………ねぇ唯ちゃん、貴方は」
きらり「大変だにぃ!!楓さんが!楓さんが行方不明だって!!」ガチャ
きらり「……楓さん?どうしてここに?」
楓「!」
唯「……はぁ」
唯「なに言ってんのきらりちゃん、さらったのきらりちゃんじゃん」
きらり「え?……え?何を……」
唯「……プロデューサーちゃんを独り占めにする悪い人でしょ?」
きらり「Pちゃん?……Pちゃん、えへへ……PちゃんがPちゃんとPちゃんPちゃん
そうだった……えへへ…Pちゃん」
楓「……きらり…ちゃん?」
唯「面白いでしょ?あまりに純粋すぎていい子の自分と欲深い自分で二重人格になっちゃったんだよ?」
楓「……一体何が……?」
きらり「楓さんが……いたよ?見つけたよPちゃん……きらりはいい子……?ねえPちゃん
楓……さんは悪い……独り占め…?ねえ、PちゃんPちゃんPちゃん…………えへへ」
唯「こんなふうに直ぐダメになっちゃうの、自分自身何がなんだかわかってないんだね」
唯「……だけど、それでこそいいマリオネットだと思わない?」
楓「……確かにきらりちゃんはおかしくなってる…………だけど」
楓「貴方の方がイカれてるわよ?」
唯「………そうかな?」
杏「……だけどこれは不味いなー」
杏(いくら杏と言えど相手が多すぎる、このままいっぺんにこられれば普通に崩壊する
と言うか藍子ちゃんがああならもう一人も警戒すべきだし)
杏(……諸刃の剣だけど凛ちゃん達を頼るか…)
杏「…………ダメだ」
杏(……それは最後の手段にしよう、それこそ戦場になる)
奏「……珍しいわね、こんな所で何をしてるの?」
杏「……奏ちゃん」
杏(これもまた諸刃の剣だけど……凛ちゃんたちよりもましか)
杏「ねえ、少し付き合ってよ」
奏「?」
batやないbadや、サーセン少ないけど今日は切り上げるわ少し野暮用で
やっぱり消すのも勿体ないって思って残してたよ全ルート、みたいって人いるかもだけど奏ルートはただただ胸糞だからやめたほうがいいかと
とりおやすみなさい
「……退院して早々包帯か?君も中々にいいファッションセンスしているじゃないか」
武内P「……専務」
ミッシー「まずは退院おめでとうとだけ、しかし君が居ない間のクローネの落ちぶれっぷりと来たら見てられなかったぞ?
……やはり甘えると言う事を教える事になるのでは彼女達にプロデューサーなどつけるべきではなかった」
武内P「……そうでしょうか?」
ミッシー「……何か?」
武内P「私は一時の止まり木だ、それはけっして甘えるなどといった行為ではない」
ミッシー「一時の止まり木がえらく彼女達の感情の影響するのだな
……それは本当に止まり木か?その場に依存するのではステージと言う空に飛び立つ事にも影響がでる
それはもうすでに巣なのではないか?」
武内P「……そうかもしれません」
武内P「彼女達にとって心地よい巣になっていた……その可能性は否定できない
……ですが彼女達は絶対に飛ぶことを忘れることはない!」
ミッシー「!」
武内P「彼女達はまるで渡り鳥のように新たな空を目指し続ける、貴方も知っているはずだ!
彼女達の空は……いつだって彼女達を支えるファンとその仲間達とともに無限に広がっていると!」
ミッシー「……」
ミッシー「…入院してもその理想論ばかりのロマンチストは治らなかったようだな」
武内P「ええ、ただの盲腸ですから」
ミッシー「おくれた分はそれ以上の功績で埋めろ」
武内P「はい」
武内P「……」
武内P(…クローネの担当に移ってから大分たつが専務がよく顔を出すのは何故だろうか)
ぴんぴろりーん♪
武内P「メールか…………!」
武内P「……高垣さん?確か温泉巡りにいったはずでは……!」
武内P(添付された写真にはロープで縛られた高垣さんの写真、この場所は……まさか)
武内P「……そんなことを言っている場合では」
武内P(メールの内容はこの場所に来い他の誰かに知られたら彼女の身は保証できないとの事だ)
「あ、ようやく見つけたよー?プロデューサー?」
フレデリカ「ふんふーん♪探したんだよー?」
武内P「っ!……宮本さん!!これはどういう事ですか?!」
『ごめんねプロデューサー、奏ちゃん達が此処に閉じ込めて何があっても絶対に出すなって』
武内P「私は!こんなことをしている場合では……!!」
武内P「このままでは!!……っ!」
武内P「お願いします!!宮本さん!!」
武内P「…………っ、高垣…さん」
奏「……ええ、ありがとう」ピッ
奏「予定通りプロデューサーさんを最上階の空き部屋に閉じ込めたわ」
杏「…………とりあえずこれでひとまず安心か」
奏「ええ……プロデューサーさんの居場所は最上階、どうにかして誘拐しようにもヘリコプターでもない限り人目につかずに逃げるのは不可能だし」
杏「向こうから誘い出そうにもプロデューサーは部屋から自力で出てこれない、それに廊下ではフレデリカちゃんが見張ってるから近づくのも難しい」
奏「…………多分時間稼ぎにしかならないけどね」
杏「……時間稼ぎで十分だよ、その稼げた時間で突破口をつかむ」
奏「……」
奏「…多分だけど私、この騒ぎの原因知ってるのよ」
杏「!……どういうこと?」
奏「杏ちゃんは覚えてないか、抗体の副作用だし仕方ないけど」
杏「抗体?……本気で意味がわからないけど」
奏「…………これは一部の社員しか知らないのよね、まあ回りに広がれば立場が危うくなる子もいるし知られる訳にはいかないのよ」
杏「……じゃあなんで奏ちゃんは知ってるのさ?」
奏「……」
奏「……さあ、なんでだろ?」
唯「へー?杏ちゃんやっるー、まさか幽閉までするとはねー」
唯「…………いいよ、使えるねこれ」
唯「……ふふふ、サイッコーに面白くなってきた☆」
ライン♪ライン♪
『たいへーん、プロデューサーちゃんが部屋に閉じ込められて出られなくなってるみたい(。>д<)』
美嘉「!……プロデューサーが?」
美嘉「……大変だ、助けないと」
美嘉「…………助け……ないと」
このSSまとめへのコメント
乙です。坊や、世の中には知らなくていい事って言うのもあるんだぜ☆
更新待ち
しょーもなさすぎるだろこれ。何がしたいんだか
展開が意味不明、作者のなかでしかストーリーが行われていないらしい
更新まち
まさか2018年になっても待つとはな
更新まち
つっきはよ
更新待ってます