渋谷凛、6歳です
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@12月24日
「ねぇ、いいじゃないの少しくらい」
P「ダメ」
「そんなこと言わないで、お願いよ」
P「うーん……」
「少しお邪魔するだけだから、ね? 噂の凛ちゃんも見てみたいし」
P「でもなぁ……クリスマスにアイドルが男の家に入るってのはどうなんだ」
「プロデューサーじゃないの、大丈夫よ。それとも何? Pさんもしかして……緊張してる?」
P「うっさいわ」
「ふふっ!」
P「ほら、帰るなら今のうちだぞ」
「あら、早く帰らないと都合が悪い事でもあるのかしら。それとも、良い事?」
P「ダンスレッスンを増やす」
「……嫌に現実的ね、もう」
P「ほーら、レッスンが増えるぞ~早く帰った方がいいぞ~帰って暖かくして寝ろ~」
「うぅん……確かに暖かさが欲しいわね、とっても。……あぁ、手が冷えちゃった」
P「…」
「…」
P「…」
「えいっ」バッ
P「よいしょ」ヒョイ
「……手くらい繋がせてよ、ケチ」
P「何だ、随分我がままだな今日」
「クリスマスだもの。仕方ないじゃない? 女の子なんだから」
P「そういうもんかなぁ」
「そういうものなの」
P「ていうか俺、楓さんの誘いも断って帰宅してるのに……お前連れ込んだ何てバレたらどうなるか」
「うーん、修羅場?」
P「何でちょっと楽しそうなんだ」
「そんなことないわよ……ふふっ」
P「そうかい」
「……ねぇ、楓さんとはやっぱり仲いいの?」
P「やっぱりって何だ」
「だって、スカウトの経緯からして……ねぇ」
P「まぁそれについては言いたいこともあるだろうけど……ていうか、仲悪い何て思いたくないわ!」
「ふぅん」
P「あーもうこんな話してないで……ほら! そろそろ帰りなさ――――」
「ん?」
P「……着いちゃったよ」
「ふふっ! やったわ。喋って気を紛らわせる作戦、成功ね」
P「あぁ……もう、少しだけだからな」
「えぇ、あなたならそう言ってくれると思ってたわ♪」
P「えぇ……うん、ありがとう……?」
「ふふっ! ……あ、少し待ってくれるかしら……」ゴソゴソ
P「?」
「えぇ、と……」
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
P「おー……なるほど」
「どう? 似合ってる?」
P「うん。髭さえ取ればそのまま仕事に行けるな」
「もう、今は仕事はいいの」
P「すまん」
「それじゃあ行きましょう? 早く、早く」
P「楽しんでるなぁ」
ガッチャ!
P「ただいまー」
「…」
テテテテ
「きたっ」
りん「おかえ…………!? さんたくろぉすだー!!!!」パァァァ
「ハロー、お嬢さん」
りん「わぁー!! ……? っわぁーー!!!!」ピョンピョン
「(なぜ今一瞬疑念を……?)」
P「どうだーすごいだろー」
りん「ぷろでゅーさー!!! なんでかくしてたのさ!!! ほめてつかわす!!!」
P「じゃあ昨日買ったプリンくれ」
りん「やらん」
P「うん」
「ふ……フフフ、喜んでくれて嬉しいよ。さ、凛ちゃんにプレゼントを
りん「ねぇ握手して!!!」ギュッ
「あ、あぁ、うん、いいよ」ギュ
りん「さんたくろぉすとあくしゅしてる……ほぁぁ」
「うん、良かったね。さて、そんな凛ちゃんにはプレゼン
りん「おかおさわっていい?」
「おか、顔!? ……え、えぇ……い、いいわよ、いいよ?」
りん「わぁい!」
「(どうして顔)」
りん「ふん……ふん!!」ググ
P「はは、届いてないぞ」
りん「くっ……なめるな」グググ
「よ、よいしょっ」ガバ
りん「わぁ!! さんたくろぉすのだっこだ!! こればかりははじめてかもしれない。いいにおい」
P「初めてだろう」
りん「たしかに」
「……よ、よーし! それじゃあこのままお家に」
りん「まっておかおさわる」ペタペタ
「あ、あぅ、うぁ」グニグニ
りん「これが、さんたくろぉすのおかお……」ペタペタ
「ぅ、へぅ、あ、あの、りんちゃ、そろそろ……」グニグニ
りん「もうすこし……あっ」グイ
「あぁっ! お、おひげが」
P「あぁ……」
りん「あれ!? みたことあるおかおだ!!」
「あぁっ……」
りん「ちゅーするひとだ!!!!」
奏「……は、初めまして、凛ちゃん」
まゆ「ぷろでゅーさーさん、ちひろさん、かえってきたんですかぁ? ……あれ?」ヒョコ
りん「まゆ!! みて!!」
まゆ「あっ……! ちゅーするひとです!!」
奏「うっ」
P「はは、完全に奏のイメージになってるじゃないか」
りん「かなでー? かなでっていうのー?」
奏「う、うん……速水奏、って言うのよ」
りん「ほー……まさかかなでがさんたくろぉすだとは……」
まゆ「さんたくろぉす!? かなでさん、さんたくろぉすなんですか?」
奏「え? あ、え、えぇ……うん、そ、そうよ?」
りん「すごい!!!!」
まゆ「すごい……!!」
奏「あ、ありがとう」
P「とりあえず、中入ろうか?」
りん「うん!!」テテテテ
まゆ「さむいです、おこた」テテテテ
奏「改めて、お邪魔するわね……ほら、プレゼントもあるのよ」
りん「!? なんてことだ……!!」ワナワナ
奏「ふふっ♪」
まゆ「けーき!!」
りん「けーきだー!! かなでありがとう!!」
奏「どういたしまして♪」
P「買う手間省けたな……ありがとう、後で払うよ」
奏「ううん、いいの。無理矢理お邪魔させてもらったお礼よ」
P「うーん……こうなった奏は聞かないからなぁ……甘えさせてもらうよ」
奏「えぇ♪」
楓「ケーキですか?」ヒョコ
P「はい。楓さんも食べますか?」
楓「ふふ、頂きます。ケーキを食べさせてくれるなんて、景気いいですね、なーんて」
P「はい。……はい?」
奏「え?」
楓「?」
りん「?」
P・奏「「うわあああああああああああ!!!!」」
楓「」ビクッ
まゆ「」ビクッ
りん「!?!? うわああああああーーーーー!!!!!」←よく分かっていない
りん「なんなのうるさいよ」
まゆ「りんちゃんもうるさかったです」
りん「ぇへ」
まゆ「ほめてないです」
奏「か、楓さん……!?」
P「ど、どうし、どうしてぇ!?」
りん「どうしてー!! だって、ぷぷぷ」
楓「先回り、しちゃいました」
P「えぇ……」
楓「だってせっかくのクリスマスなのに一人なんて……そんなの、寂しいじゃないですか」
奏「凄い行動力ね……」
奏「ま、まだ知り合って間もないけど……こんな大胆な人だったなんて」
楓「あら、そうかしら ふふ、大胆なんて言ったら、奏ちゃんもじゃないですか」
奏「ふふっ、これは私の作戦勝ちよ」
楓「作戦……?」
P「…」
楓「あ、ところでPさん」
P「」ビク
楓「私のお誘いはお断りしましたよね?」
P「あ、あの」
楓「説明、してくれますか?」
P「ハイ!!!!」
楓「ふふっ、良い返事です♪」
奏「いい? 二人とも、これが修羅場よ」
りん「しゅらば……!!」
まゆ「なんだか、ちがさわぎます」
奏「全く、怖いわねぇ」
楓「奏ちゃん、こっちいらっしゃい」
奏「…」ススス
楓「あら、そういうことだったんですね」
P「誤解は解けましたか……?」
楓「はい♪」
奏「よかった……」
楓「もう……危うく嫉妬してしまうところでした」
りん「しっと……?」
P「あぁもう、だから言ったじゃないか」
りん「まゆ、まゆ、しっとってなに?」
奏「だって、まさかこんな、想像もつかないじゃない」
まゆ「しっと……? しっぷかなにかのおともだちじゃないですか?」
楓「全く、もう」
りん「なるほど。まゆはなんでもしってる」
まゆ「ふふん♪」
りん「ほら、みんな!! しっぷならいっぱいあるから、はやく、けーき、けーき!!」
P「そうしたいんだが……ちょっと待ってくれないか」
りん「?」
奏「何かあるの?」
P「もう少しでちひろさんが帰ってくるはずだから、それまで待とう」
りん「はっ、そういえばちひろさんがいない……!!」
まゆ「ちひろさん、まだかなぁ」
りん「どうしておいてきた!! いえ!! はくじょうしろ!!」
P「俺の方が早く終わったの」
りん「……!? ……うむ、なら、えーと……しけい」
P「死刑!?」
奏「絶対分かってないわよね」
りん「そんなことないよ」
奏「あら、そう?」
りん「うん。……えぇと……その…………おこたはいる。おこた」モゾモゾ
奏「ふふっ」
奏「……ん? え、あら? ちょっとまって、ちひろさん? どういうこと?」
楓「あら、知らないんですか?」
奏「え?」
楓「ちひろさんは、ここのお隣さんですよ」
奏「……えっ!?」
りん「そうなんだよ!! すごいでしょ、ほめてー」
奏「そ、そんなの教えてくれなかったじゃない……」ナデナデ
りん「ん~」
P「聞かれなかったし」
まゆ「りんちゃんうらやましい」
楓「ちなみに、まゆちゃんはちひろさんのとこの子です。ほんと、罪深いですよね」ナデナデ
まゆ「あっ……♪」
P「罪深いってなんですか……」
りん「おこた」
まゆ「おこた」
楓「おこた」
奏「……おこた」
「「「はぁ~~」」」
P「あったけぇ……」
楓「りんちゃんまゆちゃん、狭くないですか? 大丈夫?」
りん「だいじょうぶ。まゆあったかいから」ヌクヌク
まゆ「りんちゃんもあたたかいです」ヌクヌク
楓「……二人並んでるの、あれですね、その……これ、ずるいですね」
奏「……確かに、これは」
楓「…」モゾモゾ
りん「……?」
楓「」ピロリン
りん「なぜしゃしんを……!?」ビク
まゆ「ぴぃす」
奏「楓さん、後で送ってくれるかしら」
楓「任せてください」ピロリン
りん「しゃしんはにがて……」ウゥ
P「まゆは写真慣れしてるなぁ」
まゆ「」ピース
りん「うぅ……ていこうできない……あったかい……」
りん「そういえば」
P「ん?」
りん「かなでってほんとにぷろでゅーさーのものだったんだ」
奏「え?」
楓「あら」
P「ちょ」
まゆ「?」
りん「かなでってぷろでゅーさーのものなんでしょ?」
奏「……凛ちゃん、詳しく聞かせて?」
りん「うん!! えっとね、ぷろでゅーさーね、まえね、てれびにね、かなでいてね、それでね」
奏「うん」
P「凛!! ほら、昨日買ったプリンが冷蔵庫に入っ
りん「やつがどうした?」モムモム
P「なんてこった」
りん「みんなにもあげる」
奏「あら、嬉しい♪」
楓「あらあら」
まゆ「」アーン
りん「あーん」スッ
奏「あーん♪」パク
りん「あーん」スッ
楓「あーんっ」パク
りん「あーん」スッ
まゆ「あむ」パク
P「……くそっ、羨ましい!! くそぉ、どうせ俺にはくれないんだろー! 明日の朝ご飯人参増やしてやるからな
!」
りん「ぷろでゅーさーにもあげる、あーん」スッ
P「凛ってどうしてこんなに良い子何だ?」パク
りん「あ、でね!! そのね、てれびのかなでみてね、ぷろでゅーさーね」
P「あ、あぁ……」
奏「うん」
―――――
P「このアイドル、俺のなんスよwwww」
―――――
りん「っていってた」
楓「わぁ」
奏「…」
P「やめて、蔑まないで、その目は俺に効く、やめてくれ、やめないでくれ」
奏「どうしようもないわね」
りん「どうしようもない」
まゆ「ふぁ……このPさん、まゆのなんすよぉ……」ウトウト
P「まゆ寝たなこれ……疲れてたのかな」
りん「さっきまでみかとりかとあそんでた」
P「あぁ、そういうことか」
楓「楽しかったです」
P「あなたもですか!?」
楓「うふふ……あ、まゆちゃんのほっぺやわらかそう。つんつん」
まゆ「むにゃ」ムニムニ
楓「お餅みたい」ツンツン
りん「おもちたべたい」
奏「お餅、食べたいわね」
P「正月にな」
奏「あら、私も頂きに来ようかしら」
P「だーめ」
楓「なら私も」
P「だからだめですって」
奏「楓さん、私に任せて、どうにかして家に押し入るわ」
楓「さすがです奏ちゃん」
P「あの」
りん「かなでとはきがあうかもしれない……なんてこった」
奏「ふふっ、本当ね」
りん「でしょ、でしょ!! えへへー!!」
奏「ふふっ! ……あっ、そうだ」
りん「?」
奏「凛ちゃん、内緒話しましょう」スス
りん「ないしょばなし!! ないしょばなしする!!」
楓「内緒話? お姉さんも聞きたいなぁ」
奏「だーめ」
楓「むぅ」
P「ヘンな事教え込まないでくれよ?」
奏「私を何だと思ってるの……大丈夫よ。さっ、いい? 凛ちゃん」コソコソ
りん「うん……!!」コソコソ
奏「――――はい、内緒話おわり♪」
りん「ふぉぉ……まさか、そんな……しらなかった……」
楓「何だったんですか?」
奏「ふふっ! すぐに分かるわ」
りん「んしょ、んしょ」モゾモゾ
P「お、こたつの魅力に打ち勝ったか」
りん「…」テテテテ
P「ん?」
りん「えへへ、ぷろでゅーさー」ストン
P「何だ何だ、入るか?」
りん「ううん、そうじゃなくてー」ニコニコ
P「……何か近くないか」
りん「んー? んー……んへへ」ニコニコ
P「?」
りん「ぷろでゅーさー、ちゅー」ズイ
P「ファッ」
楓「あら」
奏「ふふっ♪」
P「」
りん「なかよしさんたちは、ほっぺにちゅーするんだって!! だから、ぷろでゅーさーちゅー」
P「う、うわああああああああああ!!!!」
りん「なんでないてるの……? ……んー、ちゅう」
P「」ドババババババ
奏「畳み掛けるわねぇ」
まゆ「んぅ……なんですかぁ? ……!? りんちゃんずるいです!!!!」
りん「あっ、まゆおはよう。ちゅー」
P「」ドババババババ
まゆ「ず、ずるいですよぉ! まゆだって、まゆだって」
テテテテ
まゆ「?」
りん「まゆ」ストン
まゆ「…?」
りん「ちゅー」
まゆ「!?」
りん「まゆもちゅーしてほしかったの? まゆはよくばりさんだなぁ、ちゅー」
まゆ「あぅあぅ、そうじゃないですぅ……」パタン
奏「あら、倒れちゃった」
りん「あれ? まゆ? まゆぅ」ユサユサ
まゆ「うぅん……」
楓「…」ソワソワ
りん「あ、かえでさんも!!」テテテテ
楓「……!」パァァ
りん「ちゅー♪」
楓「わぁっ、くすぐったい♪」
りん「えへー」
楓「ふふっ、じゃありんちゃんにもちゅーしてあげます」
りん「わぁい!」
楓「ちゅー♪」
りん「わぁー♪」
奏「ふふっ! 作戦大成功♪ あ、Pさん、失礼するわね」チュ
P「」ドババババババ
まゆ「ふぇ……いったいなにが」パチ
奏「まゆちゃんも♪」チュ
まゆ「きゅう」パタン
P「二人とも、この後はどうするんですか?」
楓「私は特に何もないので……流れで」
P「流れて」
奏「あら、もう帰った方がいいかしら」
P「いや、そういうわけじゃ
りん「だめ!! かえっちゃだめだよ!! もっとあそぶの」
奏「嬉しいこと言ってくれるじゃない」
りん「うん、にがさないからね!!」
奏「ふぅん、じゃあどうするのかしら」
りん「えへへ、こう!! かなでつかまえたぁー!!」ギュ
奏「わ、捕まっちゃった」
楓「む……なんだか今日は、奏ちゃんに凛ちゃん取られちゃいますね」
まゆ「かえでさん、まゆじゃだめですかぁ?」ギュ
楓「はぅ」キュン
P「あぁ、もう……遅くまで居ても構いませんけれど、ちゃんと帰宅してくださいね?」
楓「はぁい」
奏「大丈夫よ」
奏「それで、結局Pさんとは何もないの?」ナデナデ
りん「かなでぇ……ねぅ……ねぅから……やめぇ……」ウトウト
楓「何でもないですよ? 何でもないですよね?」ナデナデ
まゆ「」スヤスヤ
P「な、何ですかその聞き方……何でもないよ」
奏「ふぅん……?」
P「う、疑いが晴れない」
ガッチャ!
奏「あら?」
P「帰って来たかな」
楓「ちひろさ~ん」
りん「む……? ちひろさん? どこ……? いないよぉ」ショボン
奏「帰ってきたみたいよ。お迎えに行ってあげたら?」
りん「かえってきたの……!! いく!! ほらいくよまゆ!!」グイ
まゆ「うぅ……なんですかぁ……」ズリズリ
ちひろ「ただいま~……つかれたぁ……皆いるかしら」
テテテテ
ちひろ「ん?」
りん「ちひろさんおかえり!!」バッ
ちひろ「わぁ!」ギュ
りん「おつかれさま!!」ペタペタ
ちひろ「あ、ぅあ、んな、な、なんでお顔を」グニグニ
りん「ねーちひろさん」
ちひろ「んー?」
りん「ちゅー」
ちひろ「ファッ」
まゆ「んぅ……? あ、ちひろさん、おかえりなさい……おかえりなさいの、ちゅう、です……ちゅう」
P「ちひろさんおかえりなさ……ヒエッ」
ちひろ「」ドババババババ
P「うわぁすげぇ」
奏「さっきの貴方もこうだったわよ」
P「マジ」
楓「とても似てますね」
P「マジ」
ちひろ「あら、お二人ともいつの間に……って、どうしているんですかぁ!?」
P「着いて来ました」
奏「着いて来ちゃった」
P「居ました」
楓「居ました」
ちひろ「おぉ……もう……」
奏「全くもう、ちひろさんったらズルいんだから」
ちひろ「へ?」
奏「Pさんとお隣さん、ってこと。秘密にしてたじゃない」
ちひろ「いや別に秘密にしてたという訳では……えへへ」
奏「……やっぱりずるい」
りん「ねーけーきたべよーよー」グイグイ
P「おっと忘れてた。出してくるよ」
ちひろ「!? ケーキですか! やったー!!」バンザイ
りん「やったーー!!」バンザイ
奏「ふふっ」
楓「まゆちゃん、ケーキ食べますか?」ユサユサ
まゆ「けぇき……けーき?」
楓「はい、あまぁいやつですよ」
まゆ「あ、けーき……けーきたべます……」モゾモゾ
りん「しあわせ」モムモム
まゆ「しあわせ」モムモム
ちひろ「この瞬間の為に今日の仕事を頑張りました」
楓「わぁ、美味しいっ」
P「うめぇ……結構いい値段したんじゃないか?」
奏「もう、そういうのは聞かない方がいいの」
P「そうかぁ……?」
奏「ふふっ、私は皆が喜んでくれればそれでいいのよ。うん、美味しい♪」
P「ええこや……」
ちひろ「あら、奏ちゃんが買って来たんですか?」
奏「せっかくだから、手土産にでもと思って」
ちひろ「あらぁ……」
奏「な、何よその、見直したって目は」
楓「私なんかよりしっかりしてますね」
P「一理ある」
楓「ふふん」
P「褒めてないです」
prrr
奏「あら、電話。ちょっと外すわね」
P「はいよ」
りん「ふぁー……ねむくない」クシクシ
奏「ただいま」
P「おう」
奏「さて、そろそろお邪魔しようかしら」
P「ん、そうか。ちゃんと帰れよ?」
奏「んー、自宅には帰らないわね」
P「なっ! お、お前、ゆ、許さんぞ、それはお前、プロデューサーとしてお前」
奏「ふふっ! 周子の家に行くのよ」
P「へ? な、何だ周子か……」
奏「あの子もずっと一人で寂しいんだって。かなでーきてよーって言ってたわ。本当かわいいわね」
P「そうか……いや、にしても仲良いなお前ら」
奏「そう?」
P「どう見ても」
楓「奏ちゃん」ススス
奏「ど、どうしたの楓さん」ビク
楓「着いて行っても……いいですか?」
奏「み、耳元でささやかないで……!」ビク
楓「お願いします」
奏「べ、別に私は構わないけれど」
楓「……ほんとですか? わーい!!」
奏「……もしかして、楓さんも寂し
楓「あっ!」
奏「な、なに?」
楓「りんちゃんりんちゃん」ユサユサ
りん「……?」クシクシ
楓「りんちゃん、私とこしょこしょ話しましょう」
りん「……! する!! こしょこしょばなしする!!」
コショコショ
奏「な、なに……?」
ちひろ「ヘンな事教え込まないで下さいよー?」
奏「(Pさんと同じこと言ってる)」
りん「むふふ」
楓「むふふ」
奏「……?」
楓「奏ちゃん、こっち」ポンポン
奏「え、えぇ……」ストン
りん「えへ、かなでー」ニコニコ
奏「あ、あれ、この流れ」
楓「うふふ、凛ちゃんったら忘れん坊さんなんだから」
りん「わたし、わすれんぼーさんだー」ニコニコ
楓「仕方ないですねー、うふふ」ニコニコ
りん「えへへ」ニコニコ
奏「……か、楓さん、早く、急がないと周子が
楓「よいしょ」ガシ
りん「ふん」ガシ
奏「周子が、寂しくてしんじゃう…………あの、私、される方は、恥ずか
りん・楓「「せーの」」
奏「まっ」
りん「ちゅー」
楓「ちゅー♪」
奏「あ、あぅ」パタン
P「あはは」
ちひろ「どっちもうらやましい……!!」
まゆ「むにゃ……ちゅう……ちゅうー……? えへへ、ちゅー」スヤスヤ
おしり
悪い子には膝にデレマスぶつけて浄化させちゃうゾ
遅れましたがクリスマスということでどうか
前作
【モバマス】塩見周子「千年後の雨になって」
【モバマス】塩見周子「千年後の雨になって」 - SSまとめ速報
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