男「Who are you?」悪魔「えっ!?」(111)

ーある日の日曜

特にやることもなく無意味に毎日を過ごしてた俺に
悪魔と名乗る一人の
美少女が部屋に居た。


男「やることねぇなぁ…」

男「俺の部屋でゲームすっかー」

ガチャ

男「…」

悪魔「遅い!」

男「…え?」

悪魔「いつまで待たせるの!」

男「…」

男「いや…あの…」

悪魔「なに?」

男(顔は…ハーフ顔か?)

男「えっと…」

男(待て日本語を喋ってる。いや、もしかしたら覚えてる単語を言っただけなのか?)

悪魔「おーい」

男(英語は世界共通語だよな…)

悪魔「もしもーし」

男「who are you?」

悪魔「えっ!?」

男(まずい失敗だったか?)

悪魔「あ…あ…えと…」パラパラ

男(英語辞典をめくってる)

悪魔「あの…あの…」
パラパラ

男(おぉ…可愛い!)

悪魔「…グスッ」パラパラ

男(あ…)

悪魔「わかんないよぉ…」

男「わーごめんごめん」

悪魔「!」

悪魔「言葉通じるの!?」

男「まぁ…」

悪魔「…」

男「…」

悪魔「コホン、今のことは忘れて」

男「そんなもったいない」

悪魔「忘れて!」

男「…」

悪魔「まぁいいわ」

悪魔「私の名前は悪魔よ」

男「いや聞いてな」

悪魔「一応天使と相反する者よ」

男「いやだから聞いて」

悪魔「聞いてよ!」

男「あ、はい…」

悪魔「私は悪魔だと言ったわよね?」

男「初耳だわ」

悪魔「え?あ、説明してなかったのかな」

悪魔「私の名前は悪魔よ」

悪魔「天使と相反する者よ」

男「同じ説明をしなくていいよ」

悪魔「え…だって聞いてないって言うから…」

男「ジャパニーズジョーク」

悪魔「…人をからかうな」

男「悪魔なんだろ?」

悪魔「…」

バチバチ

男「あら?」

男「停電か?」

悪魔「…」トンッ

バリバリバリバリ!!

男「」

悪魔「今は外したけど、次もしも私をバカにしたら当てるわ」

男「」

悪魔「…聞いてるの?」

男「」

悪魔「…あ…かすっちゃった?」

数時間後

男「フレェェッシュ!」ガバッ

悪魔「」ビクッ

男「…あれ?」

悪魔「驚かせないで」

男「あぁ…」

男「いやお前…」

悪魔「なに?」

男「ガァァァ!」

悪魔「」ビクビクッ

男「ビビった?」

悪魔「ビビビビビビってないし!」

男「…」

悪魔「い、言ったわよね?」

悪魔「驚かすなって」

男「こっちは驚く間もなく死にかけたんだ」

男「それに比べたら…安いもんs」

悪魔「死ねばよかったのに」

男「…」

男「つーかお前は何なんだよ」

男「勝手に部屋に上がり込んで」

悪魔「…」

男「警察につき出すぞ」

悪魔「…ねぇ」

支援

男「あん?」

悪魔「天使はさ、何でいると思う?」

男「そりゃ恋のキューピット的な?」

悪魔「じゃあ私達悪魔は?」

男「…知らん」

悪魔「はぁ…」

悪魔「ようはね、あなたを殺しに来たの」

男「…え?」

悪魔「正確には、あなたのような死んでも別に世界に支障をきたさない人」

悪魔「つまり、周りからどうでもいいと思われてる人ね」

男「…」

悪魔「あ、でもね」

悪魔「あなたの…友達かしら」

悪魔「二人…だけはあなたを必要としてくれるみたい」

男「…」

悪魔「まぁその人達も殺すんだけどね♪」

男「…理由は?」

悪魔「さっき説明した通り」

男「そうじゃない」

男「何で人を殺すのかってことだよ」

悪魔「…知らないわよ」

男「はい?」

悪魔「上に人を殺せって言われてるの!」

男「はぁ?曖昧すぎだろ」

悪魔「と、とにかく!」

悪魔「あなたには死んでもらう!」

男「ぐっ…」

悪魔「覚悟!」

男「…よし来い」

悪魔「…え?」

男「君みたいな美少女に殺されるなら本望だ」

悪魔「あ…えっとぉ…」

悪魔「き、気が変わったからまだ殺さないでいてあげるわ」

男「…」

悪魔「感謝しなさい」

男「お前…今まで何人殺った?」

悪魔「…」

男「そうか0か」

悪魔「な、何で…」

男「え?マジで?」

悪魔「う、うるさい!」

悪魔「別に怖い訳じゃないんだから!」

男「怖いのか」

悪魔「怖くない!」

男「…」スッ

男「…」パンッ

悪魔「」

男「血糊だよ」

悪魔「」

男「斜め下に目線を向けながら白目を向いて固まってる…」

男「リアルヴィーナスや」

翌日

男「おーい」

悪魔「」

男「ナニコレ」

悪魔「」

男「一日たってもまだ治らないんか」

悪魔「」

男「…俺は学校にいくぞ」

悪魔「」

男「…飯の用意はしてくから、腹が減ったら食べろよ」

男「じゃあな」スタスタ

悪魔「」

誰か石化解除魔法はよ

学校

男「…」

ビッチ「ギャハハハ」

ギャル「笑いかたキモいよ」

ビッチ「ガッハッハッハ」

ギャル「悪化してる」

ビッチ「テラワロリッシュwwwwww」

ギャル「え?」

男(どいつもこいつもうるせぇな…)

友「男ー」

男「…」

友「おい腐れ童貞」

男「腐っとらん」

友「今日さー遊びにいってもいい?」

男「あ、イイッスよ」

友「あ、じゃあ放課後いくっす」

男「うっす」

友「じゃーなー」スタスタ

男(寝るか。)

男(俺は寝た振りをする技術を極限まで高めた)

男(ゆえに誰も俺に話しかけないのだ)

男(…友達少なくて悪いか)

男(寝よ…)

ビッチ「ねぇ、どうしたらあんパンをグーで殴った顔になれるの?」

ギャル「それ以上凹んでいいことあるの?」

放課後

男「寝過ぎたわ」

友「スッキリした顔だぜ」

男「元がいいからな」

友「中の中…ではないから中の上…ともいえない」

男「フツメン最高~」

友「イケメン最高~」

男「…」

自宅

男「ただいまー」

友「誰もいないのにただいまとか」

男「一応いる」

友「マジ?」

男「そこらへんに…いた」

悪魔「」

男「まだ治ってないのかよ」

友「なにこの美少女」

男「昨日から家に泊まってる」

友「てめぇ…卒業するときは一緒だっていっただろう!」

男「まだ童貞だ」

友「安心した」

悪魔「」

友「しっかしまぁ…」

悪魔「」

友「何でかたまってんだ?」

男「それがな、血糊をパーンってやったら…」

友「何しとんねん」

男「だって悪魔だし」

友「悪魔?」

友「まぁいいや。でもさ、こういうの治すって…」

男「治すって?」

友「キスが定番だろ」

男「もうすぐ晩飯だがどうする?」

友「話をそらすな」

友「まぁ、特に用事もないが帰らないと話が進まなそうだから帰るわ」

男「気をつけてな」

友「おっうっよ」
ガチャ

男「…キスか」

悪魔「」

男「…」

チュッ

男「うぉぉ!やっちまったー!」

男「えーらいこっちゃーえーらいこっちゃー」

悪魔「」ピクッ

男「お?」

お?

悪魔「…あら」

男「まじかよ」

悪魔「何で…?」

男「何でだろうな」

悪魔「…」グゥゥゥ

男「飯食うか?」

悪魔「うんっ!」トテテテ

男「キャラが変わったぞ…」

男「…なぁ」

悪魔「ん?」

男「…何で…そんな変わるの?」

悪魔「私が変わった?」

悪魔「んーそうかな?」

男「むっちゃ変わったぞ」

悪魔「わかんないなー」

男「そうか…」


男「お前はそっちな」

悪魔「あーい」トタタタタ

男「妹ができた気分だ」

悪魔部屋

悪魔「寝よ…」


おい…おい…

悪魔「ん…」

起きろ

悪魔「え…?」

悪魔「はっ!」

悪魔「だ、大魔王様!?」

そうだ。

貴様は何をしているのだ

悪魔「何って…」

悪魔「…あれ?」

…やはりか

悪魔「え?」

貴様は使命を忘れたようだな

悪魔「そんな!覚えてますよ!」

では言ってみろ

悪魔「あの男の…」

男の?

悪魔「…」

思い出せないみたいだな

悪魔「すみません…」

貴様は今、あいつの命を…


悪魔「大魔王様?」

時間が来たようだ

貴様に構ってばかりはいられぬからな

自分で思い出せ

悪魔「大魔王様?大魔王様!?」



男「おきろぉ」ユサユサ

悪魔「…んぅ」

男「起きろ!」

悪魔「んぁい!」

男「顔洗って来い、今日は出掛けるぞ」

悪魔「んにゃ…」ゴシゴシ

男「早くしろよ」

……

男「行くぞ」

悪魔「どこに??」

男「服を買いに」

悪魔「私これでいい」

男「ゴスロリみたいな格好で出歩かれたらこっちが困るんだよ」

悪魔「…はーい」

悪魔「あ、男ぉ」

男「ん?」

悪魔「あのさ…私なんでここにいるんだっけ?」

男「さぁな」

悪魔「教えてよー!」ポカポカ

洋服店

男「何がいい?」

悪魔「んとね、あれがいい!」

悪魔「あ、でもこれも…」

男「早くしろよ」

悪魔「待って、私だって女の子なの」

男「いや知らねぇよ」

悪魔「ちょっとぐらい待っててってこと!」

男「…はいよ」

自宅
悪魔「いっぱいかってもらっちゃった」

男「…今月危ないわ…」

悪魔「あ、ねぇ」

男「ん?」

悪魔「一昨日…かな?」

悪魔「その時の記憶がないんだけどさ…」

悪魔「私何してた?」

男「固まってた」

悪魔「え、一日以上?」

男「オールライツ」

悪魔「記憶がない…昨日の夢…そして男が言う変わった…」

男「どうした?」

悪魔「もしかして…キス…した?」

男「…」

悪魔「したんだ…」

男「ご、ごめん!」ドゲザー

男「友が茶化すから…」

悪魔「人のせいにしない」

男「…」

悪魔「そっか…だからか…」

男「なぁ…その…なんの話だ?」

悪魔「その前にさ、私がここに何しに来たか、教えて?」

男「お前は…」

男「俺を殺しに来たらしい」

男「俺が死んだってなにも変わらないからって理由でな」

悪魔「そう…」

悪魔「…」スッ

悪魔「…」トンッ

シーン

男「前から思ってたんだがその杖はなんだ?」

悪魔「こっちの世界で言う魔法の杖よ」

男「ほー…」

悪魔「…はぁ…」

男「何かまずかったのか?」

悪魔「うん…」

悪魔「こっちの世界でキスは口付けでしょ?」

男「ま、まぁ…」

悪魔「私達の世界では契約になるの」

男「契約?」

悪魔「そう」

悪魔「契約って言うのはね、私達がこの世界で仕事をするときは関係ないんだけど」

男「うんうん」

悪魔「もしこの世界でその…」

男「ん?」

悪魔「恋…をしてしまったら…」

悪魔「あなたが悪魔だったらどうする?」

男「それこそ関係ないんじゃないか?」

男「仕事を全うしてればそのうち忘れるだろうし…」

悪魔「じゃああなたが殺す相手を好きになってしまったら?」

男「それは…」

悪魔「殺せないよね」

悪魔「だからその時のための契約が存在するの」

男「なるほど…それがキス…と」

悪魔「はぁ…どうしようかしら…」

男「破棄は?」

悪魔「出来ないわよ」

悪魔「それと…」

男「それと?」

悪魔「…それを報告しないといけないんだけど…」

男「じゃあいけばいいじゃん?」

悪魔「どうやって?」

男「来た道を…」

悪魔「力も使えないのに無理だよ」

悪魔「で、報告できないと…無に返される」

男「無?」

悪魔「そう、右も左も上も下もなにもない」

悪魔「そこで永遠に過ごすことになる」

男「…待った。今までもいたからそういう契約が出来たんだろ?」

悪魔「そうね」

男「その人達はどうしたんだ?」

悪魔「一人を除いて、皆つれてかれたわ」

男「そんな…」

悪魔「これが上の考えなの」

悪魔「どうあがいても無理。」

男「じ、じゃあ契約をしなくて一緒にいれば…」

悪魔「定期的に連絡が入るの」

悪魔「そこで現状を調べられるわ」

男「昨日夢見たときに来たんだろ」

悪魔「ええ、でも忙しかったみたいだから…」

男「じゃあいつかはバレるのか?」

悪魔「そう」

悪魔「大体2ヶ月に一度だから…」

男「…」

悪魔「はぁ…」

男「罪滅ぼしっていったらアレだけど俺のせいだ、何とかしよう」

悪魔「何とかって…無責任なこと言わないで」

男「元はといえば俺の悪のりがダメだったんだし」

男「なによりこんな美少女を変なとこにいれておけない」

悪魔「…」

男「さっき一人を除いてって言ったよな?」

男「何でそいつは大丈夫だったんだ?」

悪魔「勝手に話を進めない」

男「ご、ごめん…」

悪魔「まぁでも…こんな男のせいであそこに入るのはシャクだからね」

悪魔「私も頑張るわ」

男「その意気だ」

悪魔「でもあなたのせいだってこと…忘れないでね?」

男「…わかってる」

……
男「で、だ。」

男「まずどうするんだ?」

悪魔「んー…」

悪魔「さっきあなたが聞いた一人を除いて…ってのを試してみる」

男「どんな感じなんだ?」

悪魔「向こうの世界から完全に離れるってこと」

男「離れる?」

悪魔「つまり人間になるってことよ」

男「そんなことが出来るのか?」

悪魔「わかんない」

男「おいおい…」

悪魔「だって私がそーゆー立場になるなんて思わないじゃない」

男「いやまぁそうだけどさぁ…」

悪魔「でも宛がない訳じゃない」

悪魔「私を慕ってくれてるウッザイ後輩がいるの」

男「悪魔にも後輩ってあるんだ…」

悪魔「神の○ぞ知る世界的な」

男「あーはいはい」

男「でも連絡手段がないだろ?」

悪魔「それがねー…あの子ももうすぐこっちに来るの」

悪魔「悪魔先輩と一緒に仕事~!なんて言ってたし…」

男「いい後輩じゃないか」

悪魔「私にとってはウザいのよ」

男「ちなみにいつ来るんだ?」

悪魔「恐らく明日か明後日」

男「随分と早いな」

悪魔「まぁそれまで気長に待ちましょ」

男「時間ねぇのにな」

悪魔「そこはしょうがないわよ」

男「…てかさ、お前口調が戻ったな」

悪魔「…自覚がないけどそうかしら?」

男「うん」

悪魔「まぁなんでもいいわ」

悪魔「とりあえず真っ昼間にゴロゴロするのも悪いから何かするわ」

男「マジで?」

悪魔「あ、でも」

男「うん?」

悪魔「私も学校にいきたい」

男「やめろ」

悪魔「いいじゃない」

男「許さんぞ」

悪魔「…」

男「絶対だ!」

悪魔「お、怒んなくても…」

男「ダメだからな!」

翌日

男「じゃあ大人しく選択、炊事、掃除をしててくれ」

悪魔「何であなたに…」

男「この家じゃ俺が主」

悪魔「むー」プクー

男「はっはっは、フグみたいだぞ」

悪魔「黙れ深海魚」

男「…」

選択→洗濯

誰もいないだろうが一応訂正

学校

男「友ぉ…」

友「ん?」

男「俺って深海魚…?」

友「どっちかってーと類人猿」

男「こんのやろぉ!」ブンッ

友「嘘だよ」サッ

友「フツメンの上の中ぐらいだ」

男「よくわかんない」

友「中の上、そのなかでも真ん中ぐらい」

男「あぁ」

ビッチ「ヒロポポポ」



男「どうしたんだあいつ?」

友「笑いかたを追求してたらああなったらしい」

男「人間の域を越えたな」

友「お前そんなんいったるなよ」

男「んなことよりさ、そろそろあいつ帰ってくるかな」

友「あいつ?」

男「幼い頃から馴染みのあるやつ」

友「幼馴染は明後日に帰ってくるんじゃなかったか?」

男「あ、マジ?」

友「たしか」

男「何で俺に教えてくれねぇんだよあいつ…」

友「多分お前宛のを俺に間違えて送ったんだろうな」

友「中身の文書「大好きな男へ」で始まってたし」

男「いつ来た?」

友「半年前」

男「お前早く教えろよ」

自宅

男「ただいまー」

悪魔「お帰りなさいませ御主人様♪」チャラン

男「病院って五時までだっけ」

悪魔「気に入らないの?」チャラン

男「悪いが猫耳メイドは虹しか無理だわ」

悪魔「一応虹だけど…」

男「俺にとっちゃ三次なの」

悪魔「ふーん…」チャラン

男「いい加減鈴をとれ」

悪魔「はいはい」ゴソゴソ

悪魔「あ、後輩から連絡があったよ」

男「ほう」

悪魔「明後日の午後に空港で待ってて下さいって」

男「空港!?」

悪魔「グローバルな子だからね」

男「そういう問題!?」

悪魔「まぁと言うわけだから明後日一緒に来てもらうわよ」

男「えー…」

悪魔「場所わかんない」

男「そういうことなら行こう」

明後日

男「さぁ行こうか」

悪魔「この服…どう?」

男「可愛い。」

男「さぁ行くぞ」スタスタ

悪魔「…」スタスタ

空港

男「どういうやつだ?」

悪魔「さぁ?その節穴でよーく探せば?」

男「なにきれてんの」

悪魔「キレてないわよ。」

後輩「どこだろー」キョロキョロ

男「あれか?」

悪魔「…」ソソ

男「後ろに隠れるな」

悪魔「あんたみたいな深海魚を盾にしてやってるんだから光栄に思いなさい」

男「お前のキャラがいまだにわかんないだが」

悪魔「書き手はキツいけど少し可愛いみたいな感じだって」

男「にしてはぶれまくりだな」

悪魔「そこには触れない」

後輩「!」ピーン

後輩「そこかぁ!」タタタタ

悪魔「…ヤバッ」

男「…」

後輩「おいあんちゃん、悪いこたぁ言わねぇ、そこをどきな。まだ死にたくねぇだろ?」

男「え?」

悪魔「ごめん、私が教えた」ボソッ

男「お前…」

後輩「えと…次は…」ペラペラ

男「悪魔は皆辞書みたいなの持ってるのか?」

悪魔「まぁね」ボソッ

後輩「てめぇの玉ぁ取ったところで意味ねぇから、したの玉ぁとったろかワレぇ!」

男「…」

悪魔「…」

悪魔「ちょっと」スッ

後輩「あ!せんぱぁい♪」ダキッ

悪魔「離れなさい」グググ

男(百合か…アリだな)

後輩「会いたかったですよぉ!」ギュウウ

悪魔「…」グググ

後輩「せぇんぱい♪」

男「」ゴクリ

悪魔「そ、それよりあなた」

後輩「はい!」

悪魔「さっきのセリフ、間違ってるわ」

後輩「え!すいません!」

悪魔「まぁいいけど、次間違えたら目を潰す」

男「いやもうちょっと優しくしてやれよ」

後輩「先輩、さっきから口挟んでくるこの深海魚はなんですか?」クビカシゲ
男「…」

悪魔「海のなかでも人語をしゃべれるキモ生物よ」

後輩「キモ生物??」

悪魔「キモい生物」

後輩「なるほどー」

男「…てめぇら…」

男「いい気になりやがってぇ!」ブンッ

後輩「女の子に手をあげるなんて最低ですよ♪」

男「…止められた?」

後輩「次何かしたら…命はねぇぞ?小僧」

男「((((゜д゜;))))」

悪魔「男、やめときなさい」

悪魔「その子、接近タイプだから腕っぷしは強いわ」

男「早くいえよ…」

男「それに小僧って…」

悪魔「時間と言う概念がない私達は数百年以上この姿なの」

悪魔「わかったら大人しくする」

男「…」スッ

後輩「先輩かっこいい♪」

男「…あ」

悪魔「ん?」グググ

後輩「どうしました?深海魚」ギュウウ

男「俺は人だ!」

男「…幼馴染も来てるのかなって思ってな」

悪魔「誰?」

後輩「リュウグウノツカイですよ」

悪魔「あぁ納得」

男「その深海魚シリーズやめろよ」

男「普通の可愛い女の子だよ」

悪魔「あなたが可愛いって言うと…」

後輩「さしずめみぎわさんあたりかと♪」

悪魔「ペットはアマリリスね」

男「ちげーよ!」

男「いるかなー」キョロキョロ

後輩「居たとしてもあなたみたいな人に待たれたくないと思います♪」

悪魔「正論ね」

男「…」

男「まぁいないみたいだし帰るか」

悪魔「いちいち言わないでさっさと行動しなさいよカメムシ」

後輩「カメムシンカイギョ」

男「臭かねーよ」

ワイワイ



幼「男ぉ…」

幼「いつ見てもかっこいいよぉ…」

幼「…ダメダメ」

幼「次会うときは男にみあった女でなくちゃ」


悪魔「…」チラッ

後輩「どぉしました?」

悪魔「何でもないわ」

男「早くしろー」

悪魔「黙れ」

後輩「下等生物」

自宅

男「さて、ついたわけだが」

後輩「せぇんぱぁい♪」スリスリ

悪魔「離れなさい」ググググ

男「何やってんのあんたら」

悪魔「あなたごときわかられたくないわね」

後輩「深海魚しねー♪」

男「さらっとひどいよその子」

男「まぁとりあえずだね」

男「あの方法を聞かないと」

悪魔「別にこの子が知ってる訳じゃなくて、そこに書いてあった本を持ってるってだけよ」

後輩「なんの話ですか~?」

悪魔「あとで説明するから」

後輩「はぁい♪」

悪魔「出してくれる?」

後輩「はい、これですよねっ」スッ

悪魔「ふむふむ…」ペラペラ

後輩「あれ?先輩の紋章が消えてますよ?」

悪魔「あー…」

男「俺がキスして大変なことになってる」

男「ゆえに紋章が消えたのは俺のせいだ」

悪魔「ばっ…」

後輩「…キス?」ゴゴゴゴ

男「あれ?言わなくちゃいけないんだろ?」

悪魔「時を考えなさい!」

男「へ?」

後輩「キス…契約?」ゴゴゴゴ

悪魔「ま、まずいわ…」
男「何がどう」

悪魔「下手したら私も死ぬ」

男「いやそんなこと…」

男「あ、今力ないんだっけ…」

悪魔「やばい…」

後輩「せぇんぱぁい…」

悪魔「な、なに?」

後輩「その人のこと好きなんですかぁ?」ボッ

男「本が焼けた!」

男「お前あれ2000…むぐっ!?」

悪魔「これは勝手にされただけなの。好きでも何でもないわ」

後輩「…じゃあそいつが悪いんですねぇ」

悪魔「そうだけどちょっと待って!」

後輩「そいつがぁ…私の先輩をぉ…」ゴォォ

男「熱っ」

後輩「死んでぇ?」ダッ

男「うぉ!」ガード

悪魔「くっ…」ダッ

ザシュッ

男「…ん…?」

悪魔「…っ」ポタポタ

後輩「先輩!何してるんですか!」

悪魔「…」パチン

悪魔「あなたねぇ…」

後輩「先輩…」

悪魔「そういうのは…はぁはぁ…冷製…に…」バタッ

後輩「先輩!」

男「悪魔!」

……

悪魔「ん…」

男「目が覚めたか?」

悪魔「…私…」

男「攻撃されて気を失ったんだ」

悪魔「そう…あのこは?」

男「薬買ってくるだってさ」

悪魔「気が利くこね」

男「…なぁ」

悪魔「なに?」

男「お前は数百年も人を殺してきたんだろ?」

悪魔「ええ」

男「一度も好きなやつは出来なかったのか?」

悪魔「…」

悪魔「好き…か」

悪魔「ないわね」

男「…そうか」

悪魔「…」

ガチャ

後輩「せんぱぁい!」ダダダダダダ

男「静かにしろ」

悪魔「静かになさい」

後輩「うぅ…」

後輩「あ、先輩、これ!」

悪魔「これは?」

後輩「腰痛肩凝りによく効きます!」

悪魔「…」

男「天然なのか?」

悪魔「…この子なりの個性よ」



悪魔「ふぅ、だいぶ良くなったわ」

後輩「えへへ…」

男「無闇に力を使うなよ」

ガチャン
後輩「元はといえばてめぇのせいだろうが、あぁん?」

男「とりあえずその銃をしまおうか」

後輩「私に命令してんじゃねぇぞ…?」

後輩「いつだって消し炭にできんだからよぉ…」

男「((((゜д゜;))))」

悪魔「しまいなさい」

後輩「はぁい♪」スッ

男「悪魔>>>>後輩>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>俺。の順だな、あいつの中では…」

後輩「てめぇなんぞそこにも入れねぇよカス」

男「…」

悪魔「そんなの相手にする必要ないわ」

悪魔「それより本を」

男「…」

後輩「これですね」スッ

悪魔「ありがとう」

後輩「えへへ」

男「ありがとう」

後輩「次喋ったらデコに穴が開くと思えよ…」ギロッ

男「…」

悪魔「…」ペラペラ

男(最初来たときより落ち着いてるな…)

男(やっぱ皆最初はテンパるもんなのか?)

悪魔「いいえ、契約をするとリミッターが無くなるから余裕が出てくるのよ」

悪魔「最初のはそうなるように訓練を受けてる。油断させといて殺すためにね」

男(読まれた!?)

悪魔「…契約したもの同士は強い思いが聞き取れるのよ」

悪魔「質問とかもね」

男(へー…)

後輩「私には聞こえませんけどね」

男(聞いてねぇよグズが!)

悪魔「…聞いてねぇよ虫けらが」

悪魔「だってさ」

男(虫けらとは言ってない!)

後輩「いい度胸だ…」



男「」

悪魔「…」

後輩「…やり過ぎちった☆」

悪魔「まぁいいんじゃない?」

後輩「ありがとーございまぁす!」

悪魔「…」ペラペラ

悪魔「…ん?」

後輩「どうしましたお姉さま」

悪魔「私に妹がいるなんて初耳ね」

悪魔「…ちょっと参考になるページが…」

悪魔「…これしばらく借りていいかしら?」

後輩「どーぞどーぞ」

後輩「あ、私はこれから仕事にいきますねっ」

悪魔「気を付けてね」

後輩「はぁい♪」スタタタタ

悪魔「…いい加減起きたら?」

男「…気付いてた?」

悪魔「契約者だからね」

男「便利だな」

悪魔「頭のなか除かれて楽しい?」

男「…」

男「それより参考になるようなの見付かったって?」

悪魔「ええ」

悪魔「過去にやった人の話が書いてあるの」

男「なんて?」

悪魔「「互いに信じあい、互いに想いあい、互いに…」って」

男「最後のは読めないのか?」

悪魔「古いからね、掠れちゃってるのよ」

男「…じゃあ今の二つでやるしかないのか」

悪魔「そうみたいね」

翌日

男「学校いってくるな」
悪魔「ダンプに跳ねられてね」

男「あぁ、今のご時世ダンプはあまり走ってないからな」

悪魔「ふん」

男「じゃあな」
ガチャ

悪魔「私は…と」

悪魔「…行きたかった所があるのよね」

悪魔「…」ゴクリ

悪魔「支度していこうかしら」

ゲーセン

悪魔「…」テクテク
ウィーン

悪魔「ここが…」

悪魔「…あのクレーンはなにかしら」

ufoキャッチャー

悪魔「…お金が必要なのね」

悪魔「私は持ってないからダメか…」

警官「おい君」

悪魔「…なにかしら?」

警官「高校生が何でこの時間にここにいるんだ」

悪魔「…」テクテク

警官「こら待て!」タタタタ

悪魔「離しなさい」

悪魔「痛い目見るわよ?」

警官「あーはいはい、交番まで一緒に来てね」

学校

男「…幼馴染いねぇし…」

友「あーそれなんだがな、今年は来ないらしいぞ」

男「…」

男「また間違えて?」

友「だろうな」

男「あと半年か…」

友「まーいいじゃないの」

ピピピピ

男「もしもしぃ」

警官『あ、男くん…かね?ちょっと少女をこちらで保護したんだが連れに来てくれないか?』

男「…え?」

警官『頼んだよ』
ピーピー

男「一方的すぎワロタ」

友「どした?」

男「警察にいってくる」

友「悪いがお前とは友達やめだ」

男「捕まる訳じゃねぇよ。あのこを引き取りにいくだけだ」

友「ああ…いってらっしゃい」

男「行ってきます」ダダダダダダ


友「早っ」

交番

男「お待たせ…しまし…た」ハァハァ

警察「君か」

悪魔「…」

男「…」

男「じゃ」スタスタ

悪魔「…」スタスタ

警官「勝手すぎワロリンヌ」

自宅

男「何しとんねん」

悪魔「…」

男「何かゆえや!」

悪魔「黙秘権」

男「…まぁ」

男「外出るのはいいけどさ…」

悪魔「なに?」

男「捕まるなよ…」

悪魔「ごめん、そこだけはぬかった」

男「次出るときは夕方以降な」

悪魔「はいはい」

男「つーかどうするよ」

悪魔「んー…」

悪魔「まぁ…なんとかなるわ」

男「…」

悪魔「でもヒントが少ないわね」

男「だよなぁ…」

男「…」

悪魔「…」

男「あ!」

悪魔「?」

男「後輩に頼むとかどうよ」

惹きつける内容がないと人が去る
ここは分かりやすい場所だな

紫炎

また理不尽暴力女に男が振り回される話か…
アホらし

悪魔「無理」

悪魔「これは自己申告なの」

男「そうか…」

悪魔「でもまぁ深海魚にしては頑張ったほうね」

男「人間だと何回言えば…」

悪魔「こうなったら本人に聞くのが一番ね」

男「いやいや、だいぶ前の話だろ?生きてるわけ…」

悪魔「何を勘違いしてるかわからないけど、あれは8年前の話よ」

男「え…?」

>>83>>84>>85

つまんなくてごめん

でもレスしてくれてありがとう
一応終わらせるから、それまで我慢してください

84は支援だけどね

悪魔「あら、昔だと思ってたの?」

男「あ、はい」

悪魔「…」

悪魔「まぁいいわ。」

悪魔「まずは家にいくこと。付いてきてくれる?」

男「どこに?」

悪魔「んー…」

悪魔「付いてきてくれればわかる」

男「ほー…」

ガチャ

高原
悪魔「ここね」

男「おいおいおい!」

男「何で玄関開けたら…え!?」

悪魔「この鍵よ」チャラ

悪魔「昔くすねたのよ」

悪魔「何かすごい厳重に守られてたから…つい」

男「つい!?」

男「てかよくバレなかったな」

悪魔「私のスキルをなめちゃダメ」

男「ほー…」

悪魔「さ、こっちよ」スタスタ

男「おい待てよ」タタタタ

……
一軒家

悪魔「…ここ」

男「…何で知ってるんだ?」

悪魔「まー…姉さんだし?」

男「え?」

悪魔「ほら入るわよ」

ガチャ

悪魔「…」

男「…」

姉「あら…珍しいお客ね」

悪魔「ご無沙汰…しております…」

男「すげぇ縮こまってる…」

姉「何のよう?」

悪魔「…実は…」
……

姉「ふーん…」

姉「それで私に会いに来たんだ」

男「お願いします、教えてください」

姉「んー」

姉「まぁいいけどさ、君は自分のしたことに責任を持った方がいいよ?」

姉「君も一緒に無に帰るんだから」

男「…」

悪魔「姉さん、どうすればいいのですか?」

姉「書物を読んだ?」

悪魔「はい…」

悪魔「ですが途中掠れてて…」

姉「あれには三つのことが書いてあったんだけど」

悪魔「二つは読めました」

姉「…それで充分じゃない」

悪魔「…といいますと」

姉「私と旦那が一緒のとこを見たことがあるよね?」

悪魔「はぁ…何度かは」

姉「どうだった?」

悪魔「…すごい…微笑ましかったです」

悪魔「なにより…心から笑っているように見えました」

姉「ん、そういうこと」

姉「さーもう帰った帰った」

男「…」

悪魔「…お邪魔しました」

男「…」ペコリ

自宅

悪魔「…」

男「…おい」

悪魔「なによ」

男「さっきの場所は…向こうの世界なのか?」

悪魔「いえ…時空の狭間よ。向こうとこっちのね」

悪魔「あそこにはこの鍵を持ってるものしか入れないけど」

男「なるほど」

男「じゃあ…あの場所から行けるかもしれないな…」

悪魔「何…言ってるの?」

男「狭間なんだろ?」

男「鍵をもってそこに入った。そして出れたんなら向こうの世界に入って出ることも可能なんじゃないか?」

悪魔「…そうか…」

悪魔「それなら…」

男「だろ?」

悪魔「あ、でも待って」

悪魔「狭間と世界を繋ぐには鍵が必要なの」

悪魔「その鍵は…?」

男「…それは…」

後輩「話は聞かせてもらいましたぁ♪」

後輩「ちょっくらぁくすねてきますぅ♪」

男「どこから入った」

悪魔「…」

幼「こ、こんにちわー」

男「…幼馴染?」

幼「ひ、久しぶり」

男「久しぶり!」ダキッ

幼「」

悪魔「…」

男「会いたかったぞぉ!」

幼「」

男「あ、でもなんで後輩と?」

幼「…えっ?あっ、」

幼「な、なんか…」

幼「し、し、死んでって…い、言われたから、無理って…言った…の」

幼「だから、その…無理矢理抑え…つけて」

幼「殺されない…よ、ようにしてたら…キス…しちゃってね…」

男「わかった、そっからさきは言わなくてもわかる」

悪魔「…」

男「あり?後輩はもう行ったのか」

幼「あ、わ、わたしも…帰る…ね」スタタタタ

男「え?あ、ちょい!」
ガチャ

男「あーらら…」

男「悪魔ー飯くおうぜー」

悪魔「あら、何であなたみたいなゴミの食事に付き合わないといけないのかしら」

男「…何でキレてんの」

悪魔「黙りなさい」

男「…」

翌日

後輩「ただいま戻りましたぁ」

後輩「やや、どこですかぁ?」

悪魔「おはよう」

後輩「あ!おはよーございますっ!」

悪魔「鍵を渡してくれるかしら」

後輩「はいっ」スッ

悪魔「ありがとう」

悪魔「おい深海魚、行くわよ」

男「…」

高原

悪魔「さてと」

男「あいつらは置いてくのか?」

悪魔「黙りなさい」

悪魔「今の玄関にこれを…と」カチャ

ガチャ

魔界

男「おぉぉ!」

悪魔「…何この禍々しいとこは…」

悪魔「私の知ってる魔界じゃない…」

男「へ?」



あげとこう

これ面白いか?

素直な意見を聞きたいんだが…

俺は面白いと思ったけど

あげぽよ

ssは黙って書く、叩かれても黙って書く、人が異様が今井が黙って書く
それ相応の覚悟がいると知れ

俺は面白いと思う

今井さんが書いてくれんのか

珈琲返せwww

取り敢えずここまで読んだけど…

正直時間の無駄だった

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