一騎「本当か、カノン!」
カノン「ああ、お前のSDPを小型カノン式アクセラレータで増幅して完成させたんだ!」モグモグ
一騎「流石だな……ところでよくそんなに食べれるな?」
カノン「最近未来探索にハマってしまってな……だがどれだけ食べてもスタイルは変わらず、体重は10㎏をキープできるぞ!」モグモグ
一騎「そうか、じゃあ外でこれを試してくるよ!」タッタッタ
カノン「くれぐれも悪用するんじゃないぞ!」モグモグ
ピピピ……
カノン「もしもし母さん?うな重五人前追加で!」モグモグ
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総士「『君は知るだろう……』……くっ、なかなかいい言葉が思い浮かばないな……調整がひつようだ」
一騎「総士!」
総士「一騎か……どうした?カノンの所に行ってたんじゃないのか?」
一騎「ああ、開発してたものは完成したよ……ところで総士、お前の体は確かフェストゥムと……」
総士「……そうだな。だが、それがどうかしたのか?今更驚くことでも……」
一騎「……そうだな」
総士「……?」
一騎「……えい」ピッ
\シャイニー☆/
総士「……!こ、これは……一騎!?」ピカー
一騎「総士、気分はどうだ?」
総士「なんだ……この感覚は……フェストゥムのそれとも違う……存在と無を混合しつつ深みとコクが混ざったような……」ピカー
一騎「……多分、それが『シャイニー☆』だよ」
総士「『シャイニー☆』……?」ピカー
一騎「俺にはまだ分からない……だけど、これで戦いを終わらせることが俺の……」
オォォォォォン……
総士「……!これは!」
一騎「フェストゥムか……!」ダッ
―――
舞「ソロモンに反応……!これは……アザゼル型『ウォーカー』、竜宮島内部の海上に出現しました!」
ウォーカー『…………』
史彦「ウォーカーだと……!馬鹿な、奴は前回の戦いで消滅した筈だ!」
織姫「……おそらく、残ったコアの一欠片が島の内部に侵入したのよ。本当に小さな欠片だけど」
ジェレミー「ああ、だからあんなに小さく……人間サイズに」
ウォーカー『…………』ポツーン
史彦「……だが、危険な事には変わりない!ファフナーパイロットには急いで準備を……!」
一騎『いや父さん、俺が行く!』
史彦「一騎……!?」
舞「か、一騎くんがウォーカーの向かい側の海岸に!」
織姫「…………」
ウォーカー『……ォォォォォ!!』ダッ!
ジェレミー「……!ウォーカー、走りだしました!!」
史彦「一騎を同化するつもりか……!?」
織姫「……見せなさい一騎、あなたの力を!」
―――
一騎「…………」
ウォーカー『ォォォォォ!!』ダッ!
一騎「……やっぱり、消すことしか知らないんだな、お前達は」
ウォーカー『あ、なたは、そこ、に……いま……すか?』
一騎「……これが本当に正しいかなんてわからない、だけど!」スッ
一騎「これが俺の……祝福だ!!」ピッ
ウォーカー『…………!?』
\シャイニー☆/
ウォーカー『……ォォォ』ピカー
ウォーカー『……シャイ……ニー……』ピキピキ……
パリーン……
一騎「……」
舞『あ……ウォーカー、完全に消滅……しました』
史彦『なんという力だ……!』
一騎「……今のでわかった、この力の使い道が……!」
???『……ウォーカーがやられたようだな、だが!これで貴様らの居場所は判明した!』
一騎「この声は……ミツヒロか!」
―――
ミツヒロ「はっはっは!座標さえ分かればこちらのものだ!」
ミツヒロ「あとはベイグラントとこのマークレゾンの力で、宇宙から貴様らを全て同化してやる!」
ミツヒロ「憎しみの力を知るがいい、竜宮島!はーっはっはっは……」
―――
一騎「くそっ……敵は宇宙か!こうなったらザインをロケットで打ち上げて……」
総士「その必要はないぞ、一騎」
一騎「総士……!?どうしたんだ、そのひと昔前のアイドルみたいな格好は!」
総士「気にするな、それより一騎、あれを止めるぞ」
一騎「止めるって……でも、どうやって?」
総士「シャイニー☆だ、一騎」
一騎「!?」
総士「島の祝福を受け入れ……シャイニー☆となって敵の元に向かうぞ、一騎!」
一騎「……」
一騎「……選ぶよ、お前の選んだ道を、俺も選ぶ!」
総士「一騎……!」
織姫『……なら受けとりなさい一騎、最後の祝福を!』
\シャイニー☆/
一騎「…………!」ピカー
一騎「……お前と同じ格好か」
総士「ふ……飛べるか、一騎」
一騎「飛べるさ……俺とお前なら、そうだろ!」
―――
ミツヒロ「エネルギーチャージ完了……後は発射すれば……」
グレゴリ『そうだ……ぶつけるんだよ、君の憎しみを』
ミツヒロ「これで……!?接近する反応が……2つ!」
一騎「…………」シュイーン
総士「…………」シュイーン
ミツヒロ「マ、マカベにミナシロ!?なんで生身で宇宙に……!?」
ミツヒロ「ええい、邪魔をするつもりだろうが……ならば先に消すまでだ!」
マークレゾン『……!』バシューン‼
一騎「……!」スッ
ミツヒロ「な、ホーミングレーザーだぞ!なぜ生身で避けられる!」
総士「行け、一騎……!」
一騎「うぉぉぉぉぉ!!」ガシッ
ミツヒロ「コックピットに取り付いて……!?」
一騎「……お前は、俺だ。俺は、お前だ……!!」ズズズ……
ミツヒロ「うわぁぁぁぁ!?まさか、ファフナーと同化して内部に侵入したのか!?」
一騎「ミツヒロ……」ガシッ
ミツヒロ「く、離せ!もう俺には憎しみしかないんだ……!」
一騎「……わかるよ、苦しいんだな、お前」
ミツヒロ「ぐ……!」
一騎「お前に憎しみしかないというなら……」スッ
グレゴリ『!』
一騎「教えてやる!お前と、お前を操るコアにも!」
一騎「憎しみを上回る……感情をぉぉぉ!!」ピッ
\シャイニー☆/
ミツヒロ「ぐわぁぁぁぁ!!なんだ、これは……!!」ピカー
一騎「捨てるんだ……その感情は、一人じゃ背負えないだろ?」
ミツヒロ「マカベ……」
グレゴリ『ぐ……ミツヒロから……感情が流れ込んでくる……』
グレゴリ『でも……これが『シャイニー☆』……』
グレゴリ『憎しみが……消えていく……』
ゴゴゴゴゴ……
総士「ベイグラントが、落ちる……!」
―――
暉「くそっ、一騎先輩……!」
里奈「総士先輩と一緒に敵を倒しに行ったって……」
零央「そんな……」
剣司「くそっ、無事でいてくれよ……!」
咲良「帰ってこなかったら、ただじゃおかないから……!」
美三香「……あ!見て零央ちゃん!」
ゴゴゴゴゴ……
芹「あれは……最後のアザゼル型!?」
彗「落ちてくるのか……!?」
ズゥゥゥン……!
広登「島の近くに……形が変わっていく!?」
真矢「……一騎くん!」
―――
総士「……行くぞ、一騎」
一騎「ああ……!」
彗「あのフェストゥム、変化が止まった……?」
暉「でも……なんだよ、あの形」
広登「なんか……大きなステージに似てるような……」
零央「あ、上に誰かいるぞ!」
真矢「!一騎くん、皆城く……」
二人『……太陽と月なら最高になれるさ~!』
真矢「」
https://m.youtube.com/watch?v=I7n2ig_NY5o
彗「ふ、二人とも……」
美三香「歌ってる……の?」
芹「ええ……」
一騎「どんくらいの、高いフェンスだって♪」
総士「don't cry more 越えて会いに行くから~♪」
剣司「そ、総士……?」
咲良「なんなのよ、これ……」
一騎「寂しい思いは♪」
総士「させないよ大丈夫~♪」
二人「今日からは~♪」
広登「おお、やっぱり格好いいな、一騎先輩たち!」
暉「そうだな……いや、そうか?」
里奈「いやいや、おかしいでしょこれ!」
真矢「(なんで……なんで一騎くんがこんな事を……!)」ハッ!
真矢「(一騎くんがイタい→隣に皆城くんがいる→皆城くんはいつもイタい→一騎くんがイタいのは皆城くんのせい……)」
真矢「皆城くん謝って!!」
総士「(やれやれ……泣かれるのはいつも僕か☆)」
―――
総士「(……見えるか、一騎)」
一騎「(ああ、見えるよ……みんなの心が一つになってる)」
総士「(これがお前の祝福だ……ありがとう一騎。お前がいたから、ここまで来れた)」
一騎「(それは俺も同じだ……総士、遠見……みんなのお陰で、俺はここにいる)」
総士「(守っていこう……僕たちが掴んだ未来を……!)」
一騎「世界中がシャイニー☆」
総士「世界中がシャイニー☆」
二人「世界中がシャイニー☆!!」
―――
こうして……世界はシャイニー☆で一つになった
君は知るだろう……世界に必要なものが何かを
たとえどんな絶望が迫ってきても、僕達は存在を選ぶだろう
それが……シャイニー☆に選ばれた僕達の選択だ
世界にシャイニー☆がある限り……僕達はここに存在し続けるのだと……
―――マークドライツェン コックピット内―――
カノン「……」
カノン「この未来は無し……いや、保留で」
―――終―――
以上です
ファフナーにマジキチ系ssがあっても許される……のか?と思って書きました
とりあえず前作もよろしければどうぞ
一騎「試したいんだ」総士「一騎……?」
一騎「試したいんだ」総士「一騎……?」 - SSまとめ速報
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