凛「ニュージェネかトラプリのどちらかのライブを断る？」

武内P「はい、スケジュール的に両方のライブに参加することは不可能ということで専務と話し合った結果渋谷さんの意思を尊重する方向で話がまとまりました」

凛「な、なんでそんな大事なことを私に？」

武内P「……主催者側との繋がりを考えるとトライアドプリムスの方の仕事を優先するのが346プロとしては間違いなく正しい選択です」

凛「え？」

武内P「しかし専務は仕事の大きさではなくどちらのユニットがよりファンの方を満足されることができるかという判断を迷っていられました」

凛「…」

武内P「今のニュージェネレーションは仕事の大きさを覆せるほどの勢いがあると思います、しかしトライアドプリムスも負けず劣らずの勢いがあるのも確かです」

凛「…」

武内P「辛い選択を渋谷さんに押し付けるような形になってしまいますが、おそらく両ユニットで活動している渋谷さんの選択が私や専務の選択よりもいいものになると思います」

凛「…」

武内P「もちろん本当に嫌なのであればこちら側で判断しますが、その場合はほぼ間違いトライアドプリムスの方になるでしょう」

凛「………考える時間をちょうだい」

武内P「ありがとうございます、一週間後までに主催者に報告しなくてはいけませんのでそれまでによろしくお願いします」

凛「わかった」

武内P「それでは」

凛「私の選択次第でどちらかのライブができないなんて……そんなの選べるわけないじゃん」